JP3748558B2

JP3748558B2 - Motorcycle wheel structure

Info

Publication number: JP3748558B2
Application number: JP2003185729A
Authority: JP
Inventors: 秀男杉本; 徹濱松; 孝男小屋
Original assignee: 株式会社ワイズギア
Priority date: 2003-06-27
Filing date: 2003-06-27
Publication date: 2006-02-22
Anticipated expiration: 2023-06-27
Also published as: JP2005014846A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車のホイール構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
スクータの後輪用として用いられる自動二輪車用ダイカスト製ホイールがある（例えば、特許文献１）。これは、車軸が貫通するハブ部と、このハブ部から径方向外側に延びるスポーク部と、このスポーク部を介してハブ部に連結されたリム部とを、アルミニウム合金を原材料としてダイカストによって一体成形したものである。このハブ部には、軸心部に鉄製の車軸嵌入部材がインサートされている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平６−１８３２０１号公報（第２〜３頁、図１〜３図）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１のホイールは、ハブ部に鉄製の車軸嵌入部材がインサートされたダイカストの一体成形であるため、この成形後の車軸嵌入部の精密な加工等の作業は、このホイール全体を用いて行う必要があり面倒である。また、ホイールのデザイン変更や、タイヤの種類に対応させるための寸法変更の場合には、このホイール全体を対象に変更しなければならない。
【０００５】
本発明は、このような点に鑑みて、ホイールを車軸に嵌入されるインナーホイール部と、外周部にタイヤを支持するリム部を形成したアウターホイール部とに区分して製作し、この両者をボルト結合にて組み立てる構成とする。これによって、車軸嵌入部の精密な加工達成のためにインナーホイール部を鋳鉄製とし、ホイールのデザイン性等を考慮してアウターホイール部はアルミニウム合金を原材料としてダイカストで成形した構成とすることができる。これによって、精密な加工時等の取り扱いがし易くなり、また、ホイールのデザイン変更や、タイヤの種類に対応させるための寸法変更の場合には、インナーホイール部は共通とし、アウターホイール部で対応できるようになるため、その変更に対処し易くなる特徴がある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車軸に嵌り合う車軸嵌入部を備えたインナーホイール部と、外周部にタイヤを支持するリム部を形成して前記インナーホイール部にボルト結合されるアウターホイール部とから構成され、前記アウターホイール部の側面内周縁部には段差部が窪んで形成され、この段差部は、前記車軸嵌入部の軸線に直角な前記リム部の中心軸線に平行な軸線上において前記インナーホイール部の外周縁部が円形全周で面接触する当接部と、この当接部の外方で前記インナーホイール部の外周縁部の外面が略きっちりと嵌る内周面を備え、前記段差部の反対側の前記アウターホイール部にはブレーキ用ディスクプレートの取り付け部が形成され、前記当接部に前記アウターホイール部を貫通する孔が形成され、この孔には、この孔の両側からそれぞれのボルトによって前記インナーホイール部と前記ブレーキ用ディスクプレートが取り付けられる螺子部が形成されたことを特徴とする自動二輪車のホイール構造である。
【０００９】
このため、車軸嵌入部の形成のためにインナーホイール部を鋳鉄製とし、ホイールのデザイン性、軽量化等を考慮してアウターホイール部はアルミニウム合金を原材料としてダイカストで成形した構成とすることができ、車軸嵌入部や段差部の精密加工を並行して行うことにより作業効率の向上を図ることができる。また、ホイールのデザイン変更や、タイヤの種類に対応させるための寸法変更の場合には、インナーホイール部は共通とし、アウターホイール部で対応できるようになるため、その変更に対処し易くなる。また、アウターホイール部とインナーホイールとのボルト結合部が段差部に存在するため、リヤホイールの側面側に駆動源を配置する自動二輪車において、このボルト結合部が邪魔にならずコンパクトな組立てが得られる。また、アウターホイール部とインナーホイール部との結合ボルトの孔が、ディスクブレーキ装置のディスクプレート取り付け用のボルト孔と共用できるため、孔加工が少ない構成となり、コスト削減構成となる。
【００１０】
また本発明は、車軸に嵌り合う車軸嵌入部を備えたインナーホイール部と、外周部にタイヤを支持するリム部を形成して前記インナーホイール部にボルト結合されるアウターホイール部とから構成され、前記アウターホイール部の側面内周縁部には段差部が窪んで形成され、この段差部は、前記車軸嵌入部の軸線に直角な前記リム部の中心軸線に平行な軸線上において前記インナーホイール部の外周縁部が円形全周で面接触する当接部と、この当接部の外方で前記インナーホイール部の外周縁部の外面が略きっちりと嵌る内周面を備え、前記当接部でもって前記アウターホイール部と前記インナーホイール部がボルトで結合され、前記リム部の付け根部には飾り具を取り付ける貫通孔を等角度間隔に設け、前記飾り具は、前記孔の左右両側から取り付けられる左右一対であって、この左右一対の飾り具は、それぞれ前記孔の外側周縁部に当接する頭部と、この頭部から延び先端部に鉤状係合部を形成した軸を備え、前記左右一対の飾り具は、それぞれ前記孔の左右両側から前記軸が挿入された状態での相互の押し圧によって前記鉤状係合部相互が弾性係合することにより結合されることを特徴とする自動二輪車のホイール構造である。
【００１１】
このように、左右一対の飾り具は、飾り具取り付け用貫通孔の左右両側から、軸が挿入された状態で、相互の押し圧によって鉤状係合部相互が弾性係合する構成であるため、左右一対の飾り具は、同一形状の合成樹脂製とすることによって製造し易くなると共に、取り付けし易く多数配置も容易となり、飾り具によってアウターホイール部の装飾ができるためホイールのデザイン効果が向上する。また、飾り具の存在によって、恰も飾り具部分がホイールの接続部分であるかのように見えるため、アウターホイール部とインナーホイール部の結合ボルトを含めたとき、ホイールが３部分の結合から構成されたような外観を呈し、これまでのホイールと異なる新規な外観のホイールであるように見える効果を奏する。
【００１２】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明の実施の形態について説明する。各図は本発明の実施形態を示す。図１は本発明に係るスクータ型自動二輪車の斜視図、図２はタイヤ部分を一部破断した本発明に係るホイールの側面図、図３は図２のＢ−Ｂ矢視で断面した構造説明図、図４は本発明に係るインナーホイール部の一方側の側面図、図５は本発明に係るインナーホイール部の他方側の側面図、図６は図４のＡ−Ａ断面図、図７は本発明に係る飾りリベット相互の結合状態図である。
【００１３】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。本発明は自動二輪車のホイール構造に関するものであり、以下、自動二輪車のひとつであるスクータ型自動二輪車１００に適用したホイール構造について説明する。スクータ型自動二輪車１００は、車体１０１の前部にステアリング軸が回動可能に支持され、このステアリング軸の上端にハンドル１０２が取り付けられ、このステアリング軸の下端には前輪１０４を支持するフロントフォーク１０３が取り付けられている。車体１０１の中間部には運転者用シート１０５が設けられ、シート１０５の下方後部には駆動源１０６としてユニットスイング式エンジンが取り付けられている。ユニットスイング式エンジン１０６は、その前部を車体１０１にピボット軸によって上下回動自在に支持されており、後部はリヤクッション１０９を介して車体１０１に懸架されている。駆動源１０６は、エンジンとＶベルト式自動変速機、減速ギア等の伝動機構をケース１０７に組み込んで一体化した構成であり、後部から側方へ水平方向に延びた車軸である駆動軸１０８（以下、車軸と称することとする）に後輪１１０のホイール１が支持されている。
【００１４】
車軸１０８はボールベアリング１１３を介してケース１０７に回転自在に支持されると共に、車軸１０８の延出端部はボールベアリング１１１を介してリヤアーム１１２に回転自在に支持されている。リヤアーム１１２の前端部は前記ピボット軸によって軸支持されており、リヤアーム１１２はユニットスイング式エンジン１０６と共に後部が上下に揺動自在である。
【００１５】
本発明のホイール１を後輪１１０のリヤホイールに適用した場合の実施形態について以下に説明する。本発明のホイール１は、車軸１０８の回転に伴って回転するように車軸１０８に車軸嵌入部２Ａがスプライン結合にて支持されたインナーホイール部２と、外周部にタイヤ４を支持するリム部５を形成してインナーホイール部２に頭付きボルト６で結合されたアウターホイール部３とから構成している。インナーホイール部２とアウターホイール部３は側面視での外形形状が円形状であり、回転バランスのとれたホイール１の機能が維持される。
【００１６】
アウターホイール部３の内周縁部には、車軸１０８の軸線Ｒ、即ち車軸１０８に嵌り合う車軸嵌入部２Ａの軸線Ｒに直角なリム部５の中心軸線Ｐに平行な軸線Ｑ上においてインナーホイール部２の外周縁部８が当接する段差部７を備え、この段差部７でもってアウターホイール部３とインナーホイール部２がボルト６にて結合された構造である。このため、リム部５の中心軸線Ｐと軸線Ｑは、車軸１０８の軸線Ｒ、即ち、車軸１０８に嵌り合う車軸嵌入部２Ａの軸線Ｒに直角であるため、インナーホイール部２とアウターホイール部３とは一体となってホイール１を構成し、車軸１０８の回転に伴って安定した回転が得られることとなる。ボルト６は、段差部７に対応して車軸１０８に平行にアウターホイール部３に形成したボルト取り付け孔１２の螺子部に螺合して、アウターホイール部３とインナーホイール部２とを結合している。図示の形態では、ボルト取り付け孔１２は車軸１０８を中心とした円Ｓ上に等角度間隔で６箇所の配置構成であるが、それよりも多く又は少なく形成してもよい。
【００１７】
この構成において、車軸嵌入部２Ａの形成のためにインナーホイール部２は鋳鉄製であり、ホイール１のデザイン性や軽量化等を考慮してアウターホイール部３は、アルミニウム合金を原材料としてダイカスト成形した構成である。このため、アウターホイール部３との結合前に、インナーホイール部２には車軸１０８との係合部である車軸嵌入部２Ａに精密加工を行い、一方のアウターホイール部３には段差部７の精密加工を行うことができる。このため、作業時の取り扱いがし易くなる。また、ホイール１のデザイン変更や、タイヤ４の種類に対応させるための寸法変更の場合には、インナーホイール部２は共通とし、アウターホイール部３でこれらに対応できるようになるため、ホイール１全体を変更しなくてもその変更に対処し易くなる。また、アウターホイール部３とインナーホイール部２とのボルト６による結合が段差部７で行われるため、両者の連結の安定化が達成されると共にボルト６の頭部の収まりがよくなる。
【００１８】
また上記のように図示のものは、ホイール１の側面側に配置した駆動源１０６の後部から側方へ水平方向に延びた車軸１０８に後輪１１０が支持されており、段差部７はアウターホイール部３の駆動源１０６側の側面内周縁部に駆動源１０６から離れる方向に窪んで形成されている。この段差部７に軸線Ｑ上でインナーホイール部２の外周縁部８が当接する当接部９を形成し、この当接部９でもってアウターホイール部３とインナーホイール部２がボルト６で結合されている。
【００１９】
これによって、上記の作用効果に加えて、リヤホイール１の側面側に駆動源１０６を配置するタイプの自動二輪車において、このボルト６による結合部が邪魔にならず、コンパクトな組立てが得られる。
【００２０】
また、上記のリヤホイール１は、段差部７の後部が車軸１０８を取り囲むように側方へ厚肉状に延出してドラム部１１をアウターホイール部３に一体形成しており、段差部７の反対側のドラム部１１の端面には、ディスクブレーキ装置３０用のディスクプレート１０を取り付ける取り付け部１１Ａが形成された構造である。ドラム部１１には、取り付け部１１Ａに開口して車軸１０８に平行なボルト取り付け孔１３が形成され、このディスクプレート１０は、ボルト取り付け孔１３の螺子部に螺合する頭付きボルト１４によって取り付けられている。ディスクブレーキ装置３０は、運転者がブレーキペダルを踏み込むことにより油圧によってディスクプレート１０を両側から挟み込んでリヤホイール１に制動力を与える構成であり、リヤアーム１１２にボルト３１によって取り付けられている。
【００２１】
これによって、上記の作用効果に加えて、段差部７が形成されるアウターホイール部３のドラム部１１は、インナーホイール部２とアウターホイール部３との結合部を形成するため十分な強度を備えた部分であり、ブレーキ用ディスクプレート１０の安定した取り付け部とすることができ、この段差部７の左右両側を有効利用できる構成となる。
【００２２】
またホイール１は、段差部７にアウターホイール部３を貫通する孔１２（図では孔１２が孔１３に連続している）が形成され、この孔１２にはこの孔１２の両側からインナーホイール部２とブレーキ用ディスクプレート１０がそれぞれ取り付けられる螺子部が形成された構成である。具体的には、段差部７の反対側のアウターホイール部３、即ち、ドラム部１１にはブレーキ用ディスクプレート１０の取り付け部１１Ａが形成され、段差部７にはアウターホイール部３のドラム部１１を貫通するようにボルト６の取り付け孔１２が形成されている。これによって、ディスクプレート１０を取り付けるボルト１４の取り付け孔１３は、ボルト６の取り付け孔１２と同じ孔によって形成されている。
【００２３】
このため、アウターホイール部３のドラム部１１に取り付けるブレーキ用ディスクプレート１０は、ボルト６と向かい合わせ状態で、このボルト取り付け孔１２の螺子部に螺合する頭付きボルト１４によって取り付けた構造である。ドラム部１１を貫通するボルト取り付け孔１２に形成される螺子は、例えば右螺子方向で一連に形成された状態でもよく、また、ボルト６とボルト１４が両方とも右螺子方向で締まるように分離して形成してもよい。６個のボルト取り付け孔１２の全部でもってディスクプレート１０を取り付けてもよいが、６個のボルト取り付け孔１２のうちの選択された、例えば３ケ所のボルト取り付け孔１２でもってディスクプレート１０を取り付けてもよい。
【００２４】
これによって、上記の作用効果に加えて、アウターホイール部３とインナーホイール部２との結合ボルト６の取り付け孔１２が、ディスクプレート１０の取り付け用ボルト１４の取り付け孔と共用できるため、孔加工が少ない構成となりコスト削減構成となる。
【００２５】
またリヤホイール１は、アウターホイール部３の段差部７とブレーキ用ディスクプレート１０の取り付け部との間のアウターホイール部のドラム部１１の内側には、パーキングブレーキとして機能するドラムブレーキ装置２０を配置する部分を備えた構成である。具体的には、ドラム部１１の内周面は車軸１０８を中心とした円上に形成した内周面を形成しており、ドラムブレーキ装置２０のブレーキライナー２１がこのドラム部１１の内周面に一体化される構造である。そして、ドラム部１１内に臨むリヤアーム１１２の内端面にはアンカーピン２２が植設され、ブレーキライナー２１の内側には、アンカーピン２２によって支持されて揺動する半月状の二つのブレーキシュー２３が対応配置されている。更に、これらのブレーキシュー２３をブレーキの非作動方向である縮径方向に付勢する二つのリターンスプリング２４と、リヤアーム１１２のアンカーピン２２に対向する位置には、カム軸２５が回動可能に挿通支持され、カム軸２５の一端にはパーキング操作によって回動してブレーキシュー２３を押し開くカム２６が一体形成されている。カム軸２５の他端はカムレバー２７が取り付けられており、カムレバー２７はブレーキワイヤーを介してパーキング操作されるパーキングブレーキレバーに接続されている。
【００２６】
これによって、上記の作用効果に加えて、ディスクブレーキ装置３０のディスクプレート１０とパーキングブレーキとして機能するドラムブレーキ装置２０のブレーキライナー２１の両方がアウターホイール部３のドラム部１１に装着できる。このため、後輪１１０を組み立てる場合、アウターホイール部３にはこれらの部品の取り付けを行い、インナーホイール部２には車軸１０８の嵌入部の精密な加工を行うことにより、アウターホイール部３とインナーホイール部２とに係わる作業を並行して行うことにより作業効率の向上が図れる。
【００２７】
２８はドラム部１１の内周面とリヤアーム１１２の外周面との間の水密シール装置であり、ラビリンスパッキン構造とも称する。２９は車軸１０８の外側に嵌め合せたカラーであり、カラー２９によってインナーホイール部２はリヤアーム１１２に対して位置決めされている。
【００２８】
上記において、インナーホイール部２の外周縁部８とアウターホイール部３の段差部７とは、軸線Ｑに沿った円形全周で面接触しており、インナーホイール部２の外周縁部８の外面は段差部７の内周面７Ａに略きっちりと嵌った組み合わせである。これによって、インナーホイール部２とアウターホイール部３との正確な組み合わせができる。
【００２９】
ケース１０７はインナーホイール部２の一方側面を覆う大きさを有してアウターホイール部３に組み合わされており、ケース１０７の外周縁部とアウターホイール部３の段差部７の外周部に形成した組み合わせ部１２０は、雨水等が浸入し難いように相互の隙間が小さい構成であり、ラビリンス構造とも称する構成である。このため、ケース１０７とインナーホイール部２との間の空間は略塞がれた状態である。
【００３０】
また、インナーホイール部２は円盤状であって、段差部７に当接する面８Ａは平面をなし、この面８Ａの反対側の面、即ちボルト６の頭部が位置する側の面には、薄肉部２Ｄに対して車軸１０８の嵌入部２Ａから放射状に等角度、図では６０°の等角度間隔で延びた厚肉のリム部２Ｃを形成している。そして、ボルト６の取り付け孔１２に対応する孔１２Ａがこのリム部２Ｃの外端部に対応して穿設されている。これによって、十分な強度を保った組み合わせ構造となる。
【００３１】
このような構成において、自動二輪車１００の走行によって厚肉のリム部２Ｃがインナーホイール部２の側面の空気攪拌を行うため、駆動源１０６のケース１０７がインナーホイール部２の側面に配置された状態でも、この空気攪拌によって駆動源１０６の冷却効果を促進できる効果がある。また図３に示すように、リム部２Ｃと薄肉部２Ｄは嵌入部２Ａの周囲に向けて曲面で連結されているため、ケース１０７とアウターホイール部３との組み合わせ部１２０から雨水が侵入した場合にも、ホイール１の回転によってこの雨水が遠心力で嵌入部２Ａから遠ざかるため、嵌入部２Ａへこの雨水が入り込み難くなる。なお、この雨水は、ホイール１の回転が停止したとき組み合わせ部１２０の隙間から流出する。
【００３２】
またアウターホイール部３は、リム部５と段差部７との間に等間隔に開口部３Ａを形成している。また、アウターホイール部３はリム部５の基部、即ちリム部５の付け根部にはアウターホイール部３の両側面に露出して等角度間隔に飾り具４０が取り付けられている。この飾り具４０は、アウターホイール部３を貫通した飾り具取り付け孔４２に両側から嵌め込まれたとき、相互に弾性嵌合する頭付きのリベット形状をなす合成樹脂製の飾りリベットで構成している。
【００３３】
この飾りリベット４０は、孔４２の外側周縁部に当接する頭部４３と、この頭部４３から延びた軸部４４を備え、軸部４４の先端部には鉤状係合部４５が形成されている。このため、孔４２のその左右両側から飾りリベット４０、４０の軸部４４を挿入し、相互に押し圧することによって双方の鉤状係合部４５相互が弾性係合することによって左右両側の飾りリベット４０、４０が結合される。この結合によって、左右両側の飾りリベット４０、４０の頭部４３は、孔４２の外側周縁部に当接する寸法に形成しているため、アウターホイール部３に対して飾りリベット４０、４０がガタツクことはない。
【００３４】
飾りリベット４０は、アルミニウム製のアウターホイール部３の色に合わせた銀色系の外観を呈するが、アクセントをもつ外観にするためには、飾りリベット４０をアウターホイール部３の色と異なる外観色に形成することができる。
【００３５】
このように、飾りリベット４０によってアウターホイール部３の装飾ができるため、ホイール１のデザイン効果が向上する。また、飾りリベット４０の存在によって、恰も飾りリベット４０部分がホイールの接続部分であるかのように見えるため、ボルト６を含めたとき、ホイール１が３部分の結合から構成されたような外観を呈し、これまでのホイールと異なる新規な外観のホイールであるように見える効果を奏する。
【００３６】
４１はタイヤ４の内側に達するようにリム部５の基部を貫通して取り付けたタイヤ４への空気注入口であり、飾り具４０はこの部分が省かれている。図示のものは、空気注入口４１部分を除いた１５箇所にこの飾りリベット４０が等角度間隔に配置されている。高級感を出す場合は、この飾りリベット４０は頭部４３を金属製とすることができる。
【００３７】
上記では、自動二輪車の後輪１１０のホイールであるリヤホイールに本発明のホイール１を適用した形態について説明したが、自動二輪車の前輪１０４のホイールに本発明のホイール１を適用した場合も同様である。その場合、駆動源１０６は存在せず、またリヤアーム１１２がフロントアームとなる。
【００３８】
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しないかぎり種々の変更が考えられ、それに係る種々の実施形態を包含するものである。
【００４０】
【発明の効果】
本発明では、車軸嵌入部の形成のためにインナーホイール部を鋳鉄製とし、ホイールのデザイン性や軽量化等を考慮してアウターホイール部はアルミニウム合金を原材料としてダイカストで成形した構成とすることができる。このため、車軸嵌入部の精密な加工が行われるインナーホイール部と、段差部の精密な加工が行われるアウターホイール部とに係わる作業を並行して行うことにより作業効率の向上が図れる。また、ホイールのデザイン変更や、タイヤの種類に対応させるための寸法変更の場合には、インナーホイール部は共通とし、アウターホイール部で対応できるようになるため、その変更に対処し易くなる特徴がある。また、アウターホイール部とインナーホイールとのボルト結合部が段差部に存在するため、リヤホイールの側面側に駆動源を配置するタイプの自動二輪車において、このボルト結合部が邪魔にならず、コンパクトな組立てが得られる。また、アウターホイール部とインナーホイール部との結合ボルトの孔が、ディスクブレーキ装置のディスクプレート取り付け用のボルト孔と共用できるため、孔加工が少ない構成となり、コスト削減構成となる。
【００４１】
第２請求項の発明では、左右一対の飾り具は、飾り具取り付け用貫通孔の左右両側から、軸が挿入された状態で、相互の押し圧によって鉤状係合部相互が弾性係合する構成であるため、左右一対の飾り具は、同一形状の合成樹脂製とすることによって製造し易くなると共に、取り付けし易く多数配置も容易となり、飾り具によってアウターホイール部の装飾ができるためホイールのデザイン効果が向上する。また、飾り具の存在によって、恰も飾り具部分がホイールの接続部分であるかのように見えるため、アウターホイール部とインナーホイール部の結合ボルトを含めたとき、ホイールが３部分の結合から構成されたような外観を呈し、これまでのホイールと異なる新規な外観のホイールであるように見える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るスクータ型自動二輪車の斜視図である。
【図２】タイヤ部分を一部破断した本発明に係るホイールの側面図である。
【図３】図２のＢ−Ｂ矢視で断面した構造説明図である。
【図４】本発明に係るインナーホイール部の一方側の側面図である。
【図５】本発明に係るインナーホイール部の他方側の側面図である。
【図６】図４のＡ−Ａ断面図である。
【図７】本発明に係る飾りリベット相互の結合状態図である。
【符号の説明】
１・・・ホイール
２・・・インナーホイール部
３・・・アウターホイール部
４・・・タイヤ
５・・・リム部
６、１４・・・ボルト
７・・・段差部
８・・・インナーホイール部の外周縁部
９・・・当接部
１０・・・ディスクプレート
１１・・・ドラム部
１２、１３・・・ボルト取り付け孔
２０・・・ドラムブレーキ装置
２１・・・ブレーキライナー
２２・・・アンカーピン
２３・・・ブレーキシュー
２４・・・リターンスプリング
２５・・・カム軸
２６・・・カム
２７・・・カムレバー
２８・・・シール装置
３０・・・ディスクブレーキ装置
４０・・・飾り具（飾りリベット）
４２・・・飾り具取り付け孔
４３・・・頭部
４４・・・軸部
４５・・・鉤状係合部
１００・・・自動二輪車
１０１・・・車体
１０４・・・前輪
１０６・・・駆動源
１０７・・・ケース
１０８・・・車軸（駆動軸）
１１０・・・後輪
１００・・・自動二輪車
１００・・・自動二輪車
Ｐ・・・リム部の軸線
Ｑ・・・軸線Ｐに平行な軸線
Ｒ・・・車軸の軸線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wheel structure of a motorcycle.
[0002]
[Prior art]
There is a die-cast wheel for a motorcycle used for a rear wheel of a scooter (for example, Patent Document 1). This is made by die-casting a hub part through which the axle passes, a spoke part extending radially outward from the hub part, and a rim part connected to the hub part via the spoke part, using aluminum alloy as a raw material. It is a thing. In the hub portion, an axle insertion member made of iron is inserted into the shaft center portion.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 6-183001 (pages 2 and 3, FIGS. 1 to 3)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Since the wheel of Patent Document 1 is a die-cast integral molding in which a steel axle insertion member is inserted into the hub portion, operations such as precise processing of the axle insertion portion after this molding are performed using the entire wheel. It is necessary and troublesome. In addition, when the wheel design is changed or the dimensions are changed to correspond to the tire type, the entire wheel must be changed.
[0005]
In view of these points, the present invention is manufactured by dividing a wheel into an inner wheel portion that is fitted into an axle and an outer wheel portion that is formed with a rim portion that supports a tire on an outer peripheral portion. The structure is assembled by bolt connection. Accordingly, the inner wheel portion can be made of cast iron in order to achieve precise machining of the axle insertion portion, and the outer wheel portion can be formed by die casting using aluminum alloy as a raw material in consideration of wheel design and the like. . This makes it easy to handle during precise processing, etc. In addition, when changing the wheel design or changing the dimensions to correspond to the type of tire, the inner wheel part is common and the outer wheel part supports it. Since it becomes possible, there is a feature that makes it easy to cope with the change.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is composed of an inner wheel part having an axle fitting portion fitted to the axle, an outer wheel portion which is bolted to the inner wheel portion forms a rim for supporting the tire outer peripheral portion, the A stepped portion is formed in the inner peripheral edge of the side surface of the outer wheel portion so as to be recessed from the inner wheel portion on an axis parallel to the central axis of the rim portion perpendicular to the axis of the axle fitting portion. An abutting portion whose peripheral edge is in surface contact with the entire circumference of the circle, and an inner peripheral surface on which the outer peripheral edge of the inner wheel portion fits tightly on the outer side of the abutting portion, opposite to the stepped portion A brake disc plate mounting portion is formed in the outer wheel portion, and a hole penetrating the outer wheel portion is formed in the abutting portion. The holes are respectively formed from both sides of the hole. The bolt is a wheel structure for a motorcycle, wherein the threaded portion of the disk plate for the inner wheel portion brake is mounted is formed.
[0009]
For this reason, the inner wheel part can be made of cast iron to form the axle fitting part, and the outer wheel part can be formed by die casting using aluminum alloy as a raw material in consideration of wheel design and weight reduction. The work efficiency can be improved by carrying out precision machining of the axle insertion part and the step part in parallel. In addition, in the case of a wheel design change or a dimensional change to correspond to the type of tire, the inner wheel part is made common and can be handled by the outer wheel part, so that the change can be easily handled. In addition, since the bolt coupling part between the outer wheel part and the inner wheel exists in the step part, in the motorcycle in which the drive source is arranged on the side surface of the rear wheel, the bolt coupling part does not get in the way and a compact assembly can be obtained. It is done. Moreover, since the hole of the coupling bolt of the outer wheel part and the inner wheel part can be shared with the bolt hole for attaching the disk plate of the disk brake device, the hole machining is reduced and the cost is reduced.
[0010]
The present invention is composed of an inner wheel part having an axle fitting portion fitted to the axle, the outer wheel portions and that is bolted to the inner wheel portion forms a rim for supporting the tire outer peripheral portion, A stepped portion is formed in the inner peripheral edge of the side surface of the outer wheel portion, and the stepped portion is formed on the axis of the inner wheel portion on an axis parallel to the central axis of the rim portion perpendicular to the axis of the axle fitting portion. A contact portion in which the outer peripheral edge is in surface contact with the entire circumference of the circle, and an inner peripheral surface in which an outer surface of the outer peripheral edge of the inner wheel portion is fitted tightly outside the contact portion; Accordingly, the outer wheel portion and the inner wheel portion are coupled with bolts, and through holes for attaching ornaments are provided at equiangular intervals at the base portion of the rim portion. A pair of left and right attached, the pair of left and right ornaments each include a head that abuts on the outer peripheral edge of the hole, and a shaft that extends from the head and has a hook-shaped engagement portion formed at the tip, The pair of left and right ornaments are coupled by elastic engagement between the hook-shaped engagement portions by mutual pressing force in a state where the shaft is inserted from both the left and right sides of the hole, respectively. This is a wheel structure of a motorcycle.
[0011]
As described above, the pair of left and right ornaments are configured such that the hook-shaped engaging portions are elastically engaged with each other by the mutual pressing force in a state where the shaft is inserted from the left and right sides of the ornament attachment through-hole. The pair of left and right ornaments are made of the same shape of synthetic resin, making it easy to manufacture, making it easy to attach and arranging many, and the ornament can decorate the outer wheel part, improving the wheel design effect To do. In addition, because of the presence of ornaments, the collar looks as if the ornament part is a connecting part of the wheel. Therefore, when the coupling bolts of the outer wheel part and the inner wheel part are included, the wheel is composed of three parts. It has an appearance that looks like a new wheel that looks different from the conventional wheels.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described. Each figure shows an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a perspective view of a scooter type motorcycle according to the present invention, FIG. 2 is a side view of a wheel according to the present invention with a part of a tire part broken away, and FIG. 3 is a structural explanation taken along the line BB in FIG. 4 is a side view of one side of the inner wheel portion according to the present invention, FIG. 5 is a side view of the other side of the inner wheel portion according to the present invention, FIG. 6 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. FIG. 3 is a view showing a coupling state of decorative rivets according to the present invention.
[0013]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The present invention relates to a wheel structure of a motorcycle, and a wheel structure applied to a scooter type motorcycle 100 which is one of motorcycles will be described below. In the scooter type motorcycle 100, a steering shaft is rotatably supported at a front portion of a vehicle body 101, a handle 102 is attached to an upper end of the steering shaft, and a front fork 103 that supports a front wheel 104 is supported at a lower end of the steering shaft. Is attached. A driver's seat 105 is provided at an intermediate portion of the vehicle body 101, and a unit swing type engine as a drive source 106 is attached to a lower rear portion of the seat 105. The front part of the unit swing type engine 106 is supported on the vehicle body 101 so as to be rotatable up and down by a pivot shaft, and the rear part is suspended on the vehicle body 101 via a rear cushion 109. The drive source 106 has a structure in which a transmission mechanism such as an engine, a V-belt type automatic transmission, a reduction gear and the like is incorporated into a case 107 and integrated, and a drive shaft 108 (an axle extending horizontally from the rear side to the side). Hereinafter, the wheel 1 of the rear wheel 110 is supported by an axle.
[0014]
The axle 108 is rotatably supported by the case 107 via a ball bearing 113, and the extending end of the axle 108 is rotatably supported by the rear arm 112 via a ball bearing 111. The front end portion of the rear arm 112 is supported by the pivot shaft, and the rear portion of the rear arm 112 can swing up and down together with the unit swing type engine 106.
[0015]
An embodiment in which the wheel 1 of the present invention is applied to the rear wheel of the rear wheel 110 will be described below. The wheel 1 of the present invention includes an inner wheel portion 2 in which an axle insertion portion 2A is supported by spline coupling on the axle 108 so as to rotate with the rotation of the axle 108, and a rim portion 5 that supports a tire 4 on an outer peripheral portion. And an outer wheel portion 3 coupled to the inner wheel portion 2 by a head bolt 6. The outer shape of the inner wheel portion 2 and the outer wheel portion 3 is circular in a side view, and the function of the wheel 1 with a balanced rotation is maintained.
[0016]
The inner wheel portion is disposed on the inner peripheral edge of the outer wheel portion 3 on an axis Q parallel to the central axis P of the rim portion 5 perpendicular to the axis R of the axle 108, that is, the axis R of the axle fitting portion 2A that fits the axle 108. 2 is provided with a step portion 7 with which the outer peripheral edge portion 8 abuts, and the outer wheel portion 3 and the inner wheel portion 2 are coupled by a bolt 6 with the step portion 7. For this reason, since the center axis P and the axis Q of the rim portion 5 are perpendicular to the axis R of the axle 108, that is, the axis R of the axle insertion portion 2A that fits the axle 108, the inner wheel portion 2 and the outer wheel portion 3 The wheel 1 is integrally formed, and stable rotation is obtained as the axle 108 rotates. The bolt 6 is screwed into the screw portion of the bolt mounting hole 12 formed in the outer wheel portion 3 in parallel with the axle 108 corresponding to the stepped portion 7, and the outer wheel portion 3 and the inner wheel portion 2 are coupled. Yes. In the illustrated form, the bolt mounting holes 12 are arranged at six locations at equal angular intervals on the circle S centered on the axle 108, but may be formed more or less than that.
[0017]
In this configuration, the inner wheel portion 2 is made of cast iron in order to form the axle insertion portion 2A, and the outer wheel portion 3 is die-cast using an aluminum alloy as a raw material in consideration of the design and weight reduction of the wheel 1 and the like. It is a configuration. For this reason, before the coupling with the outer wheel portion 3, the inner wheel portion 2 is subjected to precision machining on the axle insertion portion 2A that is an engagement portion with the axle 108, and the step portion 7 is Precision machining can be performed. For this reason, it becomes easy to handle at the time of work. Further, when the design of the wheel 1 is changed or the dimensions are changed to correspond to the type of the tire 4, the inner wheel portion 2 is made common and the outer wheel portion 3 can cope with these, so the entire wheel 1 It becomes easy to cope with the change without changing the. Moreover, since the coupling | bonding by the bolt 6 with the outer wheel part 3 and the inner wheel part 2 is performed by the level | step-difference part 7, stabilization of both is achieved and the head of the bolt 6 fits well.
[0018]
Further, as shown in the figure, the rear wheel 110 is supported by the axle 108 extending horizontally from the rear portion of the drive source 106 disposed on the side surface side of the wheel 1, and the stepped portion 7 is the outer wheel. A recess is formed in the inner peripheral edge of the side surface of the unit 3 on the drive source 106 side in a direction away from the drive source 106. A contact portion 9 on which the outer peripheral edge 8 of the inner wheel portion 2 abuts on the axis Q is formed on the stepped portion 7, and the outer wheel portion 3 and the inner wheel portion 2 are coupled with the bolt 6 by the contact portion 9. Has been.
[0019]
Thus, in addition to the above-described effects, in the motorcycle of the type in which the drive source 106 is disposed on the side surface side of the rear wheel 1, the coupling portion by the bolt 6 does not get in the way and a compact assembly can be obtained.
[0020]
Further, the rear wheel 1 has a drum portion 11 that is integrally formed with the outer wheel portion 3 so that the rear portion of the step portion 7 surrounds the axle 108 so as to surround the axle 108. A mounting portion 11A for attaching the disc plate 10 for the disc brake device 30 is formed on the end surface of the drum portion 11 on the opposite side. The drum portion 11 is formed with a bolt attachment hole 13 that opens to the attachment portion 11A and is parallel to the axle 108. The disk plate 10 is attached by a headed bolt 14 that is screwed into a screw portion of the bolt attachment hole 13. ing. The disc brake device 30 is configured to apply a braking force to the rear wheel 1 by sandwiching the disc plate 10 from both sides by hydraulic pressure when a driver depresses a brake pedal, and is attached to the rear arm 112 by bolts 31.
[0021]
Accordingly, in addition to the above-described effects, the drum portion 11 of the outer wheel portion 3 where the stepped portion 7 is formed has sufficient strength to form a coupling portion between the inner wheel portion 2 and the outer wheel portion 3. It can be used as a stable mounting portion of the brake disc plate 10 and the right and left sides of the stepped portion 7 can be effectively used.
[0022]
In the wheel 1, a hole 12 (in the figure, the hole 12 is continuous with the hole 13) penetrating the outer wheel portion 3 is formed in the stepped portion 7, and the inner wheel portion extends from both sides of the hole 12 to the hole 12. 2 and the brake disk plate 10 are respectively formed with screw portions to which the screw plate is attached. Specifically, the mounting portion 11A of the brake disc plate 10 is formed on the outer wheel portion 3 on the opposite side of the step portion 7, that is, the drum portion 11, and the drum portion 11 of the outer wheel portion 3 is formed on the step portion 7. A mounting hole 12 for the bolt 6 is formed so as to penetrate through the bolt 6. As a result, the mounting hole 13 of the bolt 14 for mounting the disk plate 10 is formed by the same hole as the mounting hole 12 of the bolt 6.
[0023]
For this reason, the brake disc plate 10 to be attached to the drum portion 11 of the outer wheel portion 3 has a structure in which the brake disc plate 10 is attached to the bolt 6 with a headed bolt 14 screwed into the screw portion of the bolt attachment hole 12. . The screw formed in the bolt mounting hole 12 penetrating the drum portion 11 may be formed in a series, for example, in the right screw direction, or separated so that both the bolt 6 and the bolt 14 are tightened in the right screw direction. May be formed. The disk plate 10 may be mounted with all of the six bolt mounting holes 12, but the disk plate 10 is mounted with three selected bolt mounting holes 12 of the six bolt mounting holes 12, for example. May be.
[0024]
Accordingly, in addition to the above-described effects, the mounting hole 12 of the coupling bolt 6 between the outer wheel portion 3 and the inner wheel portion 2 can be shared with the mounting hole of the mounting bolt 14 of the disk plate 10, so that hole machining is possible. The configuration is reduced and the cost is reduced.
[0025]
In the rear wheel 1, a drum brake device 20 that functions as a parking brake is disposed inside the drum portion 11 of the outer wheel portion between the step portion 7 of the outer wheel portion 3 and the mounting portion of the brake disc plate 10. It is the structure provided with the part to do. Specifically, the inner peripheral surface of the drum portion 11 forms an inner peripheral surface formed on a circle centering on the axle 108, and the brake liner 21 of the drum brake device 20 is connected to the inner peripheral surface of the drum portion 11. It is a structure that is integrated with. An anchor pin 22 is planted on the inner end surface of the rear arm 112 facing the drum portion 11, and two half-moon shaped brake shoes 23 that are supported by the anchor pin 22 and swing are provided inside the brake liner 21. Corresponding arrangement. Further, the cam shaft 25 is rotatable at a position facing the two return springs 24 for urging the brake shoes 23 in the diameter reducing direction, which is the non-operating direction of the brake, and the anchor pin 22 of the rear arm 112. A cam 26 is integrally formed at one end of the camshaft 25 so as to rotate and push the brake shoe 23 by a parking operation. A cam lever 27 is attached to the other end of the cam shaft 25, and the cam lever 27 is connected to a parking brake lever that is parked via a brake wire.
[0026]
Accordingly, in addition to the above-described effects, both the disc plate 10 of the disc brake device 30 and the brake liner 21 of the drum brake device 20 functioning as a parking brake can be mounted on the drum portion 11 of the outer wheel portion 3. For this reason, when assembling the rear wheel 110, these parts are attached to the outer wheel portion 3, and the inner wheel portion 2 is subjected to precise machining of the fitting portion of the axle 108, so that the outer wheel portion 3 and the inner wheel portion 3 are joined. The work efficiency can be improved by performing the work related to the wheel unit 2 in parallel.
[0027]
Reference numeral 28 denotes a watertight sealing device between the inner peripheral surface of the drum portion 11 and the outer peripheral surface of the rear arm 112, which is also called a labyrinth packing structure. Reference numeral 29 denotes a collar fitted on the outside of the axle 108, and the inner wheel portion 2 is positioned with respect to the rear arm 112 by the collar 29.
[0028]
In the above, the outer peripheral edge portion 8 of the inner wheel portion 2 and the stepped portion 7 of the outer wheel portion 3 are in surface contact with the entire circumference along the axis Q, and the outer surface of the outer peripheral edge portion 8 of the inner wheel portion 2. Is a combination that fits the inner peripheral surface 7A of the stepped portion 7 almost exactly. Thereby, the inner wheel part 2 and the outer wheel part 3 can be accurately combined.
[0029]
The case 107 has a size that covers one side surface of the inner wheel portion 2 and is combined with the outer wheel portion 3. The combination formed on the outer peripheral edge portion of the case 107 and the outer peripheral portion of the step portion 7 of the outer wheel portion 3. The portion 120 has a configuration in which a gap between the portions is small so that rainwater or the like cannot easily enter, and is also referred to as a labyrinth structure. For this reason, the space between the case 107 and the inner wheel part 2 is in a substantially blocked state.
[0030]
In addition, the inner wheel portion 2 is a disc shape, and the surface 8A that contacts the stepped portion 7 is a flat surface. On the surface opposite to the surface 8A, that is, the surface on which the head of the bolt 6 is located, A thick rim portion 2C extending radially from the fitting portion 2A of the axle 108 to the thin-walled portion 2D at equal angular intervals, that is, 60 ° in the figure, is formed. A hole 12A corresponding to the mounting hole 12 of the bolt 6 is formed corresponding to the outer end portion of the rim portion 2C. As a result, a combined structure with sufficient strength is obtained.
[0031]
In such a configuration, since the thick rim portion 2C performs air agitation on the side surface of the inner wheel portion 2 as the motorcycle 100 travels, the case 107 of the drive source 106 is disposed on the side surface of the inner wheel portion 2. However, this air agitation has the effect of promoting the cooling effect of the drive source 106. Also, as shown in FIG. 3, the rim 2C and the thin portion 2D are connected with a curved surface toward the periphery of the fitting portion 2A, so that rainwater enters from the combination portion 120 of the case 107 and the outer wheel portion 3. In addition, since the rainwater is moved away from the fitting portion 2A by centrifugal force due to the rotation of the wheel 1, the rainwater is difficult to enter the fitting portion 2A. The rainwater flows out from the gap of the combination unit 120 when the rotation of the wheel 1 is stopped.
[0032]
Further, the outer wheel portion 3 has openings 3 </ b> A formed at equal intervals between the rim portion 5 and the stepped portion 7. Further, the outer wheel part 3 is exposed to both side surfaces of the outer wheel part 3 at the base part of the rim part 5, that is, the base part of the rim part 5, and the ornament 40 is attached at equal angular intervals. The ornament 40 is composed of a synthetic resin ornament rivet having a rivet shape with a head that is elastically fitted to each other when fitted into the ornament attachment hole 42 penetrating the outer wheel portion 3 from both sides. .
[0033]
The decorative rivet 40 includes a head 43 that contacts the outer peripheral edge of the hole 42 and a shaft 44 extending from the head 43, and a hook-like engagement portion 45 is formed at the tip of the shaft 44. ing. Therefore, by inserting the shaft portions 44 of the decorative rivets 40 and 40 from both the left and right sides of the hole 42 and pressing them against each other, the two hook-shaped engaging portions 45 are elastically engaged with each other, thereby causing the decorative rivets on the left and right sides. 40, 40 are combined. By this connection, the head 43 of the decorative rivets 40 on both the left and right sides is formed in a size that abuts on the outer peripheral edge of the hole 42, so that the decorative rivets 40, 40 rattle against the outer wheel portion 3. There is no.
[0034]
The decorative rivet 40 has a silver appearance that matches the color of the aluminum outer wheel portion 3, but the decorative rivet 40 has an appearance color different from that of the outer wheel portion 3 in order to have an accented appearance. Can be formed.
[0035]
Thus, since the decoration of the outer wheel part 3 can be performed by the decoration rivet 40, the design effect of the wheel 1 is improved. In addition, the presence of the decorative rivet 40 makes it appear as if the decorative rivet 40 part is a connecting part of the wheel. Therefore, when the bolt 6 is included, the wheel 1 has an external appearance composed of a combination of three parts. Presents the effect of appearing to be a wheel with a new appearance different from the conventional wheels.
[0036]
Reference numeral 41 denotes an air inlet to the tire 4 which is attached through the base of the rim portion 5 so as to reach the inside of the tire 4, and this portion of the accessory 40 is omitted. In the illustrated example, the decorative rivets 40 are arranged at equiangular intervals at 15 locations excluding the air inlet 41 portion. In the case of giving a high-class feeling, the decorative rivet 40 can have a head 43 made of metal.
[0037]
In the above description, the form in which the wheel 1 of the present invention is applied to the rear wheel, which is the wheel of the rear wheel 110 of the motorcycle, has been described, but the same applies to the case where the wheel 1 of the present invention is applied to the wheel of the front wheel 104 of the motorcycle. is there. In that case, the drive source 106 does not exist, and the rear arm 112 serves as a front arm.
[0038]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be considered without departing from the technical scope of the present invention, and the present invention includes various embodiments related thereto.
[0040]
【The invention's effect】
In the present invention, the inner wheel portion may be made of cast iron for the formation of the axle fitting portion, and the outer wheel portion may be formed by die casting using an aluminum alloy as a raw material in consideration of wheel design and weight reduction. it can. For this reason, the work efficiency can be improved by performing the work related to the inner wheel portion where the precision processing of the axle fitting portion is performed and the outer wheel portion where the precision processing of the step portion is performed in parallel. Also, in the case of wheel design changes or dimensional changes to correspond to the type of tire, the inner wheel part is common and the outer wheel part can handle it, so it is easy to deal with the change is there. In addition, since the bolt coupling portion between the outer wheel portion and the inner wheel exists in the stepped portion, in the motorcycle of the type in which the driving source is arranged on the side surface side of the rear wheel, the bolt coupling portion does not get in the way and is compact. Assembly is obtained. Moreover, since the hole of the coupling bolt of the outer wheel part and the inner wheel part can be shared with the bolt hole for attaching the disk plate of the disk brake device, the hole machining is reduced and the cost is reduced.
[0041]
In the invention according to the second aspect, the pair of left and right ornaments are elastically engaged with each other by the mutual pressing force with the shaft inserted from both the left and right sides of the accessory attachment through hole. Because of the configuration, the pair of left and right ornaments can be easily manufactured by being made of synthetic resin of the same shape, and can be easily attached and arranged in large numbers. The design effect is improved. In addition, because of the presence of ornaments, the collar looks as if the ornament part is a connecting part of the wheel. Therefore, when the coupling bolts of the outer wheel part and the inner wheel part are included, the wheel is composed of three parts. It has an appearance that looks like a new wheel that looks different from the conventional wheels.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a scooter type motorcycle according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of a wheel according to the present invention in which a tire portion is partially broken.
3 is a structural explanatory view taken along the line B-B in FIG. 2; FIG.
FIG. 4 is a side view of one side of an inner wheel portion according to the present invention.
FIG. 5 is a side view of the other side of the inner wheel portion according to the present invention.
6 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 7 is a view showing a coupling state of decorative rivets according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Wheel 2 ... Inner wheel part 3 ... Outer wheel part 4 ... Tire 5 ... Rim part 6, 14 ... Bolt 7 ... Step part 8 ... Inner wheel part Outer peripheral edge portion 9 ... contact portion 10 ... disc plate 11 ... drum portion 12, 13 ... bolt mounting hole 20 ... drum brake device 21 ... brake liner 22 ... anchor Pin 23 ... Brake shoe 24 ... Return spring 25 ... Cam shaft 26 ... Cam 27 ... Cam lever 28 ... Sealing device 30 ... Disc brake device 40 ... Decoration rivet)
42 ... ornament mounting hole 43 ... head 44 ... shaft 45 ... hook-like engagement part 100 ... motorcycle 101 ... vehicle body 104 ... front wheel 106 ... drive Source 107 ... Case 108 ... Axle (drive shaft)
110 ... Rear wheel 100 ... Motorcycle 100 ... Motorcycle P ... Axis Q of the rim part ... Axis R parallel to the axis P ... Axle axis

Claims

An inner wheel part having an axle fitting portion fitted to an axle, is composed of an outer wheel portion which forms the rim portion is bolted to the inner wheel portion for supporting the tire outer peripheral portion, of the outer wheel portion A stepped portion is formed on the inner peripheral edge of the side surface. The stepped portion has a circular outer peripheral edge of the inner wheel portion on an axis parallel to the central axis of the rim portion perpendicular to the axis of the axle fitting portion. The outer wheel on the opposite side of the stepped portion has an abutting portion that is in surface contact with the entire circumference, and an inner circumferential surface that fits the outer surface of the outer peripheral edge of the inner wheel portion substantially outside the abutting portion. The mounting portion of the brake disc plate is formed in the portion, and a hole penetrating the outer wheel portion is formed in the abutting portion, and each bolt is connected to each bolt from both sides of the hole. Thus the wheel structure of a motorcycle, wherein a threaded portion of said disk plate for the inner wheel portion brake is mounted is formed.

An inner wheel part having an axle fitting portion fitted to an axle, is composed of an outer wheel portion which forms the rim portion is bolted to the inner wheel portion for supporting the tire outer peripheral portion, of the outer wheel portion A stepped portion is formed on the inner peripheral edge of the side surface. The stepped portion has a circular outer peripheral edge of the inner wheel portion on an axis parallel to the central axis of the rim portion perpendicular to the axis of the axle fitting portion. A contact portion that is in surface contact with the entire circumference, and an inner peripheral surface that fits the outer surface of the outer peripheral edge of the inner wheel portion on the outer side of the contact portion, and the outer wheel portion with the contact portion. And the inner wheel part are coupled with bolts, and through holes for attaching ornaments are provided at equiangular intervals at the base part of the rim part, and the ornaments are attached from the left and right sides of the hole. A pair of left and right accessories, each of the pair of right and left accessories includes a head that abuts on the outer peripheral edge of the hole, and a shaft that extends from the head and has a hook-shaped engagement portion formed at a tip. A pair of ornaments are coupled by elastic engagement between the hook-shaped engaging portions by mutual pressing force in a state where the shaft is inserted from both the left and right sides of the hole, respectively. The wheel structure of a motorcycle.