JP3748316B2 - Automotive exhaust muffler - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メインマフラの消音量を補足したり、排気消音系の共鳴特性を改善するために装着されるサブマフラに適用され、マフラ内部室をレゾネータ室とする自動車用排気マフラの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マフラ内部室をレゾネータ室とするサブマフラとしては、実開昭59−526号公報や実開昭61−142114号公報に示すものが知られている。
【0003】
実開昭59−526号公報に記載のサブマフラは、図5に示すように、マフラパイプにレゾネータパイプを溶接により固定した構造であり、実開昭61−142114号公報に記載のサブマフラは、図6に示すように、マフラパイプと同心状にレゾネータパイプとして作用する大径パイプを固定した構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のマフラ内部室をレゾネータ室とするサブマフラにあっては、マフラパイプとレゾネータパイプとがそれぞれ別の部品による構成であるため、部品点数が増大するという問題点を有する。
【0005】
また、マフラパイプとレゾネータパイプとは溶接により一体に固定されるが、高熱や振動を受ける運転中であってもレゾネータパイプの溶接固定を維持できる高い溶接強度が要求される。レゾネータパイプの溶接が不完全であると安定したレゾネータによる消音作用を確保することができず、また、レゾネータパイプが脱落すると、レゾネータ作用が発揮できなばかりか衝突打音で高い異音が発生する。
【0006】
さらに、実開昭59−526号公報に記載のサブマフラは、マフラパイプのレゾネータパイプ溶接固定部が排気通路側に突出するため、排気抵抗増加になると共に、気流音等の異音の発生原因となってしまう。
【0007】
本発明の課題とするところは、排気抵抗の増加抑制と、溶接容易性と、部品点数の削減を併せて達成する自動車用排気マフラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、筒状シェルと、
該筒状シェルの両端部に設けられたエンドプレートと、
2枚のエンドプレートの中央部を貫通して設けられたマフラパイプと、
前記マフラパイプとマフラ内部のレゾネータ室を連通するレゾネータパイプとを備えた自動車用排気マフラにおいて、
前記マフラパイプを、1枚のプレート材をロール成形する時に周方向に互いに重なり合うプレート重合部分を予め設定しておくことで形成し、
前記マフラパイプのプレート重合部分の内側プレート部と外側プレート部により軸方向に延びるレゾネータパイプを一体に形成し、
且つ、前記レゾネータパイプにはその両端部にマフラパイプ連通孔とレゾネータ室連通孔を開孔したことを特徴とする。
【0009】
(解決手段2)
上記課題を解決する請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動車用排気マフラにおいて、
前記プレート重合部分の内側プレート部に軸方向凹条を形成し、この軸方向凹条を外側プレート部で覆うことでレゾネータパイプとし、
予め内側プレート部に対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでマフラパイプ連通孔とし、軸方向凹条の閉鎖端部に対応する位置の外側プレート部に開けられた孔をレゾネータ室連通孔としたことを特徴とする。
【0010】
(解決手段3)
上記課題を解決する請求項3記載の発明は、請求項1記載の自動車用排気マフラにおいて、
前記プレート重合部分の外側プレート部に軸方向凸条を形成し、この軸方向凸条を内側プレート部で覆うことでレゾネータパイプとし、
予め外側プレート部に対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでレゾネータ室連通孔とし、軸方向凸条の閉鎖端部に対応する位置の内側プレート部に開けられた孔をマフラパイプ連通孔としたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
まず、構成を説明する。
【0012】
実施の形態1は請求項1,2記載の発明に対応する。
【0013】
図1は実施の形態1の自動車用排気マフラを示す全体断面図、図2は実施の形態1の自動車用排気マフラのレゾネータパイプ一体型マフラパイプを示す図である。
【0014】
図1において、Mは実施の形態1の自動車用排気マフラ、1は筒状シェル、2はフロントエンドプレート、3はリヤエンドプレート、4はマフラパイプ、5はレゾネータパイプ、6はレゾネータ室、7はマフラパイプ連通孔、8はレゾネータ室連通孔である。
【0015】
前記筒状シェル1は、マフラを適用する車種等に応じて円筒や楕円筒や長円筒等の形状とされる。
【0016】
前記フロントエンドプレート2とリヤエンドプレート3は、前記筒状シェル1の両端部に設けられる。
【0017】
前記マフラパイプ4は、2枚のエンドプレート2,3の中央部を貫通して設けられる。
【0018】
前記レゾネータパイプ5は、マフラパイプ4とマフラ内部のレゾネータ室6を連通するパイプで、その両端部には、マフラパイプ4に連通するマフラパイプ連通孔7とレゾネータ室6に連通するレゾネータ室連通孔8が開孔されている。
【0019】
レゾネータパイプ一体型マフラパイプの構成を図2により説明する。
【0020】
前記マフラパイプ4は、1枚のプレート材をロール成形する時に周方向に互いに重なり合うプレート重合部分9を予め設定しておくことで形成され、このマフラパイプ4のプレート重合部分9の内側プレート部9aと外側プレート部9bにより軸方向に延びるレゾネータパイプ5が一体に形成される。すなわち、プレート重合部分9の内側プレート部9aにエンボス加工により軸方向凹条9cを形成し、この軸方向凹条9cを外側プレート部9bで覆うことでレゾネータパイプ5とされる。
【0021】
そして、予め内側プレート部9aに対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでマフラパイプ連通孔7とされ、軸方向凹条9cの閉鎖端部9dに対応する位置の外側プレート部9bに開けられた孔がレゾネータ室連通孔8とされる。
【0022】
次に、作用を説明する。
【0023】
[レゾネータパイプ一体型マフラパイプの製造]
マフラパイプの製造例について説明すると、1枚のプレート材を用意し、まず、プレート重合部分9の内側プレート部9aのマフラパイプ連通孔7に対応する位置に周方向に切り込みを入れ、外側プレート部9bにレゾネータ室連通孔8となる孔を開ける。
【0024】
次に、プレート重合部分9の内側プレート部9aに一端側で切り込みを開きながら他端側は閉鎖端部9dとしながら軸方向のエンボス加工を施すことで軸方向凹条9cを形成する。
【0025】
次に、予備加工した1枚のプレート材をロール成形し、周方向に互いに重なり合うプレート重合部分9が形成されるパイプ径とする。
【0026】
次に、内側プレート部9aの端部を外側プレート部9bに溶接し、外側プレート部9bの端部を内側プレート部9aに溶接することで、レゾネータパイプ5を一体に有するマフラパイプ4が製造される。
【0027】
[消音作用]
エンジンからの排気ガスは、図1の矢印に示すように、マフラパイプ4を経過して流れると共に、その一部が、マフラパイプ連通孔7からレゾネータパイプ5に導入され、レゾネータ室連通孔8からレゾネータ室6へ入り、レゾネータパイプ5の長さやレゾネータ室6の容積により決まる共振周波数域の排気音が共鳴作用により低減される。
【0028】
次に、効果を説明する。
【0029】
(1)マフラパイプ4を、1枚のプレート材をロール成形する時に周方向に互いに重なり合うプレート重合部分9を予め設定しておくことで形成し、マフラパイプ4のプレート重合部分9の内側プレート部9aと外側プレート部9bにより軸方向に延びるレゾネータパイプ5を一体に形成し、且つ、レゾネータパイプ5にはその両端部にマフラパイプ連通孔7とレゾネータ室連通孔8を開孔したため、排気抵抗の増加抑制と、溶接容易性と、部品点数の削減を併せて達成する自動車用排気マフラMを提供することができる。
【0030】
すなわち、マフラパイプ4とレゾネータパイプ5を排気ガスの流れに沿った並列配置とすることで排気抵抗の増加が抑制される。
【0031】
また、マフラパイプ4とレゾネータパイプ5とは一体型であるため、例えば、溶接が多少不完全であっても隙間が形成されない限り安定したレゾネータによる消音作用が確保することができるし、また、溶接部分が完全に離れてもレゾネータパイプ5が脱落することはなく、高い溶接強度が要求されない。
【0032】
また、マフラパイプ4とレゾネータパイプ5は、ただ一つの部品点数により構成され、2との部品点数による従来のマフラに比べて部品点数が削減される。
【0033】
(2)プレート重合部分9の内側プレート部9aに軸方向凹条9cを形成し、この軸方向凹条9cを外側プレート部9bで覆うことでレゾネータパイプ5とし、予め内側プレート部9aに対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでマフラパイプ連通孔7とし、軸方向凹条9cの閉鎖端部9dに対応する位置の外側プレート部9bに開けられた孔をレゾネータ室連通孔8としたため、マフラパイプ連通孔7が排気ガスの流れに直交する配置となり、排気ガスの動圧が有効にレゾネータパイプ5を介してレゾネータ室6に導入されることで、高いレゾネータ効果を発揮させることができる。
【0034】
(実施の形態2)
まず、構成を説明する。
【0035】
実施の形態2は請求項1,3記載の発明に対応する。
【0036】
図3は実施の形態2の自動車用排気マフラを示す全体断面図、図4は実施の形態2の自動車用排気マフラのレゾネータパイプ一体型マフラパイプを示す図である。
【0037】
図3において、M’は実施の形態2の自動車用排気マフラ、1は筒状シェル、2はフロントエンドプレート、3はリヤエンドプレート、4はマフラパイプ、5はレゾネータパイプ、6はレゾネータ室、7はマフラパイプ連通孔、8はレゾネータ室連通孔である。
【0038】
レゾネータパイプ一体型マフラパイプの構成を図4により説明する。
【0039】
前記マフラパイプ4は、1枚のプレート材をロール成形する時に周方向に互いに重なり合うプレート重合部分9を予め設定しておくことで形成され、このマフラパイプ4のプレート重合部分9の内側プレート部9aと外側プレート部9bにより軸方向に延びるレゾネータパイプ5が一体に形成される。すなわち、プレート重合部分9の外側プレート部9bにエンボス加工により軸方向凸条9eを形成し、この軸方向凸条9eを内側プレート部9aで覆うことでレゾネータパイプ5とされる。
【0040】
そして、予め外側プレート部9bに対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでレゾネータ室連通孔8とされ、軸方向凸条9eの閉鎖端部9fに対応する位置の内側プレート部9aに開けられた孔がマフラパイプ連通孔7とされる。
【0041】
従って、この実施の形態2の自動車用排気マフラでは、実施の形態1の(1)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0042】
(3)プレート重合部分9の外側プレート部9bに軸方向凸条9eを形成し、この軸方向凸条9eを内側プレート部9aで覆うことでレゾネータパイプ5とし、予め外側プレート部9bに対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでレゾネータ室連通孔8とし、軸方向凸条9eの閉鎖端部9fに対応する位置の内側プレート部9aに開けられた孔をマフラパイプ連通孔7としたため、マフラパイプ4の排気通路断面形状がほぼ円形に保たれ、レゾネータパイプ5を付加したことによる排気ガスの流通抵抗増を最小に抑えることができる。
【0043】
(他の実施の形態)
実施の形態1,2では、1つの共鳴室が設定される排気マフラの例を示したが、2つ以上の共鳴室が設定される排気マフラに適用することもできる。
【0044】
実施の形態1では、マフラパイプのプレート重合部分の内側プレート部に軸方向凹条を形成することでレゾネータパイプとする例を示し、実施の形態2では、マフラパイプのプレート重合部分の外側プレート部に軸方向凸条を形成することでレゾネータパイプとする例を示したが、マフラパイプのプレート重合部分の内側プレート部に軸方向凹条を形成し、外側プレート部に軸方向凸条を形成し、両者によりほぼ断面円形のレゾネータパイプを形成するようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の発明にあっては、筒状シェルと、該筒状シェルの両端部に設けられたエンドプレートと、2枚のエンドプレートの中央部を貫通して設けられたマフラパイプと、マフラパイプとマフラ内部のレゾネータ室を連通するレゾネータパイプとを備えた自動車用排気マフラにおいて、マフラパイプを、1枚のプレート材をロール成形する時に周方向に互いに重なり合うプレート重合部分を予め設定しておくことで形成し、マフラパイプのプレート重合部分の内側プレート部と外側プレート部により軸方向に延びるレゾネータパイプを一体に形成し、且つ、レゾネータパイプにはその両端部にマフラパイプ連通孔とレゾネータ室連通孔を開孔したため、排気抵抗の増加抑制と、溶接容易性と、部品点数の削減を併せて達成する自動車用排気マフラを提供することができる。
【0046】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の自動車用排気マフラにおいて、プレート重合部分の内側プレート部に軸方向凹条を形成し、この軸方向凹条を外側プレート部で覆うことでレゾネータパイプとし、予め内側プレート部に対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでマフラパイプ連通孔とし、軸方向凹条の閉鎖端部に対応する位置の外側プレート部に開けられた孔をレゾネータ室連通孔としたため、請求項1記載の発明の効果に加え、マフラパイプ連通孔が排気ガスの流れに直交する配置となり、排気ガスの動圧が有効にレゾネータパイプを介してレゾネータ室に導入されることで、高いレゾネータ効果を発揮させることができる。
【0047】
請求項3記載の発明にあっては、請求項1記載の自動車用排気マフラにおいて、プレート重合部分の外側プレート部に軸方向凸条を形成し、この軸方向凸条を内側プレート部で覆うことでレゾネータパイプとし、予め外側プレート部に対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでレゾネータ室連通孔とし、軸方向凸条の閉鎖端部に対応する位置の内側プレート部に開けられた孔をマフラパイプ連通孔としたため、請求項1記載の発明の効果に加え、マフラパイプの排気通路断面形状がほぼ円形に保たれ、レゾネータパイプを付加したことによる排気ガスの流通抵抗増を最小に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動車用排気マフラを示す全体断面図である。
【図2】実施の形態1の自動車用排気マフラのレゾネータパイプ一体型マフラパイプを示す図である。
【図3】実施の形態2の自動車用排気マフラを示す全体断面図である。
【図4】実施の形態2の自動車用排気マフラのレゾネータパイプ一体型マフラパイプを示す図である。
【図5】マフラ内部室をレゾネータ室とする従来のサブマフラの第1例を示す断面図である。
【図6】マフラ内部室をレゾネータ室とする従来のサブマフラの第2例を示す断面図である。
【符号の説明】
M 実施の形態1の自動車用排気マフラ
M’実施の形態2の自動車用排気マフラ
1 筒状シェル
2 フロントエンドプレート
3 リヤエンドプレート
4 マフラパイプ
5 レゾネータパイプ
6 レゾネータ室
7 マフラパイプ連通孔
8 レゾネータ室連通孔
9 プレート重合部分
9a 内側プレート部
9b 外側プレート部
9c 軸方向凹条
9d 閉鎖端部
9e 軸方向凸条
9f 閉鎖端部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is applied to a sub-muffler that is mounted in order to supplement the muffled volume of a main muffler or improve the resonance characteristics of an exhaust muffler system, and belongs to the technical field of an automobile exhaust muffler having a muffler inner chamber as a resonator chamber. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as sub-mufflers having a muffler inner chamber as a resonator chamber, those shown in Japanese Utility Model Laid-Open Nos. 59-526 and 61-142114 are known.
[0003]
As shown in FIG. 5, the sub-muffler described in Japanese Utility Model Publication No. 59-526 has a structure in which a resonator pipe is fixed to the muffler pipe by welding. As shown in Fig. 4, the large-diameter pipe acting as a resonator pipe concentrically with the muffler pipe is fixed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional sub-muffler in which the inner chamber of the muffler is a resonator chamber, the muffler pipe and the resonator pipe are configured by different parts, so that there is a problem that the number of parts increases.
[0005]
In addition, the muffler pipe and the resonator pipe are integrally fixed by welding, but high welding strength is required to maintain the fixing of the resonator pipe even during operation receiving high heat and vibration. If the welding of the resonator pipe is incomplete, it will not be possible to secure the silencing action by a stable resonator, and if the resonator pipe falls off, the resonator action will not be demonstrated and a high noise will be generated due to the impact sound. .
[0006]
Further, in the sub-muffler described in Japanese Utility Model Publication No. 59-526, the resonator pipe weld fixing portion of the muffler pipe protrudes toward the exhaust passage, so that the exhaust resistance increases and abnormal noise such as airflow noise is generated. End up.
[0007]
An object of the present invention is to provide an automobile exhaust muffler that achieves a combination of suppressing an increase in exhaust resistance, ease of welding, and reducing the number of parts.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
(Solution 1)
The invention according to claim 1, which solves the above problem, is a cylindrical shell;
End plates provided at both ends of the cylindrical shell;
A muffler pipe provided through the center of the two end plates;
In an automobile exhaust muffler comprising the muffler pipe and a resonator pipe communicating with a resonator chamber inside the muffler,
The muffler pipe is formed by presetting plate overlapping portions that overlap each other in the circumferential direction when roll forming one plate material,
A resonator pipe extending in the axial direction is integrally formed by an inner plate portion and an outer plate portion of the plate overlap portion of the muffler pipe,
The resonator pipe has a muffler pipe communication hole and a resonator chamber communication hole formed at both ends thereof.
[0009]
(Solution 2)
The invention according to claim 2 for solving the above-described problem is the exhaust muffler for an automobile according to claim 1,
By forming an axial groove on the inner plate part of the plate overlapping portion, and covering the axial groove with an outer plate part, a resonator pipe is obtained,
A muffler pipe communication hole is created by opening a notch previously inserted in the circumferential direction with respect to the inner plate part by embossing, and the hole formed in the outer plate part at a position corresponding to the closed end of the axial recess is connected to the resonator chamber. It is characterized by a hole.
[0010]
(Solution 3)
The invention according to claim 3 for solving the above-mentioned problem is the exhaust muffler for an automobile according to claim 1,
An axial ridge is formed on the outer plate portion of the plate overlapping portion, and a resonator pipe is formed by covering the axial ridge with the inner plate portion,
Opening in the circumferential direction to the outer plate in advance by embossing makes a resonator chamber communication hole, and the hole opened in the inner plate at the position corresponding to the closed end of the axial ridge is connected to the muffler pipe It is characterized by a hole.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
First, the configuration will be described.
[0012]
The first embodiment corresponds to the first and second aspects of the invention.
[0013]
FIG. 1 is an overall sectional view showing an automobile exhaust muffler according to the first embodiment, and FIG. 2 is a view showing a resonator pipe integrated muffler pipe of the automobile exhaust muffler according to the first embodiment.
[0014]
In FIG. 1, M is an exhaust muffler for an automobile of the first embodiment, 1 is a cylindrical shell, 2 is a front end plate, 3 is a rear end plate, 4 is a muffler pipe, 5 is a resonator pipe, 6 is a resonator chamber, and 7 is a muffler pipe. A communication hole 8 is a resonator chamber communication hole.
[0015]
The cylindrical shell 1 has a shape such as a cylinder, an elliptic cylinder, or a long cylinder according to a vehicle type to which a muffler is applied.
[0016]
The front end plate 2 and the rear end plate 3 are provided at both ends of the cylindrical shell 1.
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The configuration of the resonator pipe-integrated muffler pipe will be described with reference to FIG.
[0020]
The
[0021]
Then, a muffler
[0022]
Next, the operation will be described.
[0023]
[Manufacture of muffler pipe with integrated resonator pipe]
An example of manufacturing a muffler pipe will be described. One plate material is prepared. First, a cut is made in the circumferential direction at a position corresponding to the muffler
[0024]
Next, an
[0025]
Next, a single plate material that has been pre-processed is roll-formed to obtain a pipe diameter at which plate overlapping portions 9 that overlap each other in the circumferential direction are formed.
[0026]
Next, the end portion of the
[0027]
[Silent action]
The exhaust gas from the engine flows through the
[0028]
Next, the effect will be described.
[0029]
(1) The
[0030]
That is, an increase in exhaust resistance is suppressed by arranging the
[0031]
Further, since the
[0032]
Further, the
[0033]
(2) An
[0034]
(Embodiment 2)
First, the configuration will be described.
[0035]
The second embodiment corresponds to the first and third aspects of the invention.
[0036]
3 is an overall cross-sectional view showing the automobile exhaust muffler according to the second embodiment, and FIG. 4 is a view showing a resonator pipe integrated muffler pipe of the automobile exhaust muffler according to the second embodiment.
[0037]
In FIG. 3, M ′ is an automobile exhaust muffler according to the second embodiment, 1 is a cylindrical shell, 2 is a front end plate, 3 is a rear end plate, 4 is a muffler pipe, 5 is a resonator pipe, 6 is a resonator chamber, and 7 is A muffler pipe communication hole 8 is a resonator chamber communication hole.
[0038]
The configuration of the resonator pipe-integrated muffler pipe will be described with reference to FIG.
[0039]
The
[0040]
Then, the resonator chamber communication hole 8 is formed by opening a notch that is previously made in the circumferential direction with respect to the
[0041]
Therefore, in the automobile exhaust muffler of the second embodiment, the following effect is added to the effect of (1) of the first embodiment.
[0042]
(3) An
[0043]
(Other embodiments)
In the first and second embodiments, an example of an exhaust muffler in which one resonance chamber is set is shown, but the present invention can also be applied to an exhaust muffler in which two or more resonance chambers are set.
[0044]
In the first embodiment, an example is shown in which a resonator pipe is formed by forming an axial recess in the inner plate portion of the plate overlap portion of the muffler pipe. In the second embodiment, a shaft is formed on the outer plate portion of the plate overlap portion of the muffler pipe. An example of forming a resonator pipe by forming directional ridges was shown, but an axial ridge was formed on the inner plate portion of the plate overlap portion of the muffler pipe, an axial ridge was formed on the outer plate portion, and both A resonator pipe having a substantially circular cross section may be formed.
[0045]
【The invention's effect】
In the first aspect of the invention, the cylindrical shell, the end plates provided at both ends of the cylindrical shell, the muffler pipe provided through the central part of the two end plates, and the muffler pipe And an exhaust muffler for an automobile having a resonator pipe communicating with a resonator chamber inside the muffler, by previously setting plate overlapping portions that overlap each other in the circumferential direction when a single plate material is roll-formed. A resonator pipe extending in the axial direction is integrally formed by an inner plate portion and an outer plate portion of a plate overlap portion of the muffler pipe, and the resonator pipe has a muffler pipe communication hole and a resonator chamber communication hole at both ends thereof. Therefore, it is possible to reduce the number of parts by reducing the increase in exhaust resistance, ease of welding, and reducing the number of parts. It is possible to provide a muffler.
[0046]
In the invention according to claim 2, in the exhaust muffler for an automobile according to claim 1, an axial recess is formed in the inner plate portion of the plate overlapping portion, and the axial recess is covered with the outer plate portion. In the resonator pipe, a muffler pipe communicating hole was opened by embossing a notch previously inserted in the circumferential direction with respect to the inner plate portion, and was opened in the outer plate portion at a position corresponding to the closed end portion of the axial recess. Since the hole is a resonator chamber communication hole, in addition to the effect of the invention of claim 1, the muffler pipe communication hole is arranged perpendicular to the flow of the exhaust gas, so that the dynamic pressure of the exhaust gas is effectively transferred to the resonator chamber via the resonator pipe. By being introduced, a high resonator effect can be exhibited.
[0047]
According to a third aspect of the present invention, in the automobile exhaust muffler according to the first aspect, an axial ridge is formed on the outer plate portion of the plate overlapping portion, and the axial ridge is covered with the inner plate portion. Resonator pipes are formed in the circumferential direction with respect to the outer plate portion in advance by embossing to form a resonator chamber communication hole, which is opened in the inner plate portion at a position corresponding to the closed end of the axial ridge. In addition to the effect of the invention of claim 1, the exhaust passage cross-sectional shape of the muffler pipe is maintained in a substantially circular shape, and an increase in exhaust gas flow resistance due to the addition of the resonator pipe is minimized. be able to.
[Brief description of the drawings]
1 is an overall cross-sectional view showing an automobile exhaust muffler according to a first embodiment;
FIG. 2 is a diagram showing a muffler pipe integrated with a resonator pipe of an automobile exhaust muffler according to the first embodiment;
3 is an overall cross-sectional view showing an automobile exhaust muffler according to a second embodiment. FIG.
FIG. 4 is a diagram illustrating a muffler pipe integrated with a resonator pipe of an exhaust muffler for an automobile according to a second embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a first example of a conventional sub-muffler in which a muffler inner chamber is a resonator chamber.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a second example of a conventional sub-muffler in which the muffler inner chamber is a resonator chamber.
[Explanation of symbols]
M Exhaust Muffler for Automobile of Embodiment 1 M 'Exhaust Muffler for Automobile of Embodiment 2 Tubular Shell 2 Front End Plate 3
Claims (3)
該筒状シェル(1)の両端部に設けられたエンドプレート(2),(3)と、2枚のエンドプレート(2),(3)の中央部を貫通して設けられたマフラパイプ(4)と、
前記マフラパイプ(4)とマフラ内部のレゾネータ室を連通するレゾネータパイプ(5)とを備えた自動車用排気マフラにおいて、
前記マフラパイプ(4)を、1枚のプレート材をロール成形する時に周方向に互いに重なり合うプレート重合部分(9)を予め設定しておくことで形成し、
前記マフラパイプ(4)のプレート重合部分(9)の内側プレート部(9a)と外側プレート部(9b)により軸方向に延びるレゾネータパイプ(5)を一体に形成し、
且つ、前記レゾネータパイプ(5)にはその両端部にマフラパイプ連通孔(7)とレゾネータ室連通孔(8)を開孔したことを特徴とする自動車用排気マフラ。A cylindrical shell (1);
End plates (2) and (3) provided at both ends of the cylindrical shell (1) and a muffler pipe (4 provided through the center of the two end plates (2) and (3) )When,
In an automobile exhaust muffler comprising the muffler pipe (4) and a resonator pipe (5) communicating with a resonator chamber inside the muffler,
The muffler pipe (4) is formed by presetting plate overlapping portions (9) that overlap each other in the circumferential direction when roll forming one plate material,
A resonator pipe (5) extending in the axial direction is integrally formed by the inner plate portion (9a) and the outer plate portion (9b) of the plate overlap portion (9) of the muffler pipe (4),
An exhaust muffler for an automobile, wherein a muffler pipe communication hole (7) and a resonator chamber communication hole (8) are opened at both ends of the resonator pipe (5).
前記プレート重合部分(9)の内側プレート部(9a)に軸方向凹条(9c)を形成し、この軸方向凹条(9c)を外側プレート部(9b)で覆うことでレゾネータパイプ(5)とし、
予め内側プレート部(9a)に対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでマフラパイプ連通孔(7)とし、軸方向凹条(9c)の閉鎖端部(9d)に対応する位置の外側プレート部(9b)に開けられた孔をレゾネータ室連通孔(8)としたことを特徴とする自動車用排気マフラ。The exhaust muffler for an automobile according to claim 1,
An axial recess (9c) is formed in the inner plate portion (9a) of the plate overlapping portion (9), and the axial recess (9c) is covered with an outer plate portion (9b) to thereby form a resonator pipe (5). age,
A muffler pipe communication hole (7) is formed by opening an incision previously made in the circumferential direction with respect to the inner plate portion (9a) by embossing, and at a position corresponding to the closed end portion (9d) of the axial recess (9c). An exhaust muffler for an automobile characterized in that a hole formed in the outer plate portion (9b) is a resonator chamber communication hole (8).
前記プレート重合部分(9)の外側プレート部(9b)に軸方向凸条(9e)を形成し、この軸方向凸条(9e)を内側プレート部(9a)で覆うことでレゾネータパイプ(5)とし、
予め外側プレート部(9b)に対し周方向に入れられた切り込みをエンボス加工により開くことでレゾネータ室連通孔(8)とし、軸方向凸条(9e)の閉鎖端部(9f)に対応する位置の内側プレート部(9a)に開けられた孔をマフラパイプ連通孔(7)としたことを特徴とする自動車用排気マフラ。The exhaust muffler for an automobile according to claim 1,
An axial ridge (9e) is formed on the outer plate portion (9b) of the plate overlapping portion (9), and the axial ridge (9e) is covered with the inner plate portion (9a) to thereby form a resonator pipe (5). age,
A position that corresponds to the closed end (9f) of the axial ridge (9e) is formed by opening a cut in the circumferential direction with respect to the outer plate (9b) in advance by embossing to form a resonator chamber communication hole (8). The exhaust muffler for automobiles is characterized in that a hole formed in the inner plate portion (9a) of the motor is a muffler pipe communication hole (7).
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