JP3747663B2 - データベース制御方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は擬似装置におけるデータベース制御方式に関し、特に、複数の情報を保有する受信データと、前記各受信データを受信した場合に返送する応答データとを、対応させて格納するデータベースを保有する擬似装置におけるデータベース制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は本発明の対象となる伝送システムを例示する図であり、図10は従来ある擬似装置を例示する図であり、図11は図10における受信コマンドデータベースを例示する図であり、図12は図10における応答コマンドデータベースを例示する図であり、図13は図10における装置状態情報データベースを例示する図であり、図14は図10における追加ライブラリデータベースを例示する図であり、図15は図10における擬似処理を例示する図である。
【0003】
図9に示される伝送システムは、一台のシステム管理装置1と、複数台の伝送装置2と、システム管理装置1および各伝送装置2を接続する通信路3とから構成されていると共に、擬似装置4が付加されている。
【0004】
システム管理装置1は、通信路3を経由して各伝送装置2に所要のコマンド(C)を伝達し、各伝送装置2から返送される応答コマンド(R)を分析することにより、各伝送装置2の動作状態を監視すると共に、各伝送装置2の動作状態を制御する。
【0005】
なおコマンド(C)は、コマンド名(CN )と、2個のコマンドパラメータ(CP1)および(CP2)とを具備し、(CN :CP1:CP2;)なる構成を有しており、また応答コマンド(R)も、応答コマンド名(RN )と、2個の応答コマンドパラメータ(RP1)および(RP2)とを具備し、(RN :RP1:RP2;)なる構成を有しているものとする。
【0006】
なおコマンドパラメータ(CP1)、(CP2)および応答コマンドパラメータ(RP1)、(RP2)は、未設定の場合もあり得る。
【0007】
擬似装置4は、システム管理装置1に対して各伝送装置2の動作状態を擬似するもので、システム管理装置1が通信路3を経由して擬似装置4に、伝送装置2に伝達すると同様のコマンド(C)を伝達した場合に、伝送装置2が返送したと同様の各種応答コマンド(R)を返送する。
【0008】
従来ある擬似装置4は、図10に示される如く、コマンド送受信制御部41、コマンド解析/作成・データ更新制御部42、主処理部43、受信コマンドデータベース44、応答コマンドデータベース45、装置状態情報データベース46および追加ライブラリデータベース47を具備している。
【0009】
受信コマンドデータベース44〔略称DB44〕は、図11に示される如く、システム管理装置1から通信路3を経由して伝達される各種コマンド(C)を構成するコマンド名(CN )〔個々のコマンド名を(cN1)、(cN2)……と称する〕、コマンドパラメータ(CP1)〔個々のコマンドパラメータを(cP11 )、(cP12 )……と称する〕および(CP2)〔個々のコマンドパラメータを(cP21 )、(cP22 )……と称する〕と、システム管理装置1から当該コマンド(C)を受信した場合に、システム管理装置1に返送すべき応答コマンド(R)の応答コマンド名(RN )〔個々の応答コマンドを(r11)、(r21)、(r22)……と称する〕が、それぞれ格納されている。
【0010】
なお、受信コマンドデータベース44に格納されている個々のコマンド名(cN1)と、該コマンド名(cN1)に対応して格納されているコマンドパラメータ(cP11 )、(cP21 )と、応答コマンド(r1 )との集合を、データ(d441 )と総称する、以下同様。
【0011】
また応答コマンドデータベース45〔略称DB45〕は、図12に示される如く、前述の各応答コマンド(R)を構成する応答コマンド名(RN )および応答コマンドパラメータ(RP )〔応答コマンドパラメータ(RP1)および(RP2)から構成〕と、コマンド(C)による指示に対する処理結果を示す応答結果(RA )〔良好結果(OK)または不良結果(NG)〕と、コマンド(C)を受信してから当該応答コマンド(R)を返送する迄の時間間隔を示す応答コマンドタイマ(TR )〔=0、1、2……に対応して、それぞれ所定の時間間隔を定めて置く〕とが、それぞれ格納されている。
【0012】
なお応答コマンドパラメータ(RP )は、固定的な応答コマンドパラメータ値(RPV)である場合と、後述の装置状態情報データベース46に設定される、可変的な応答コマンドパラメータ値(RPV)を検索可能なパラメータ値名(RPN)である場合と、後述の追加ライブラリデータベース47に設定される、所定の条件に該当するパラメータ値(RPV)を生成するパラメータ値生成プログラム名(RPP)と、該パラメータ値生成プログラム名(RPP)を保有する追加ライブラリ名(L)とを検索可能なプログラム/ライブラリ索引名(RPPL )である場合とが許容される。
【0013】
また装置状態情報データベース46〔略称DB46〕は、図13に示される如く、前述のパラメータ値名(RPN)に対応して、可変的な応答コマンドパラメータ値(RPV)を、格納している。
【0014】
更に追加ライブラリデータベース47〔略称DB47〕は、図14に示される如く、前述のプログラム/ライブラリ索引名(RPPL )に対応して、所定の条件に該当するパラメータ値(RPV)を生成するパラメータ値生成プログラム名(RPP)と、該パラメータ値生成プログラム名(RPP)を保有する追加ライブラリ名(L)とを格納している。
【0015】
主処理部43は、擬似装置4を構成する各部を制御し、擬似装置4に関する基本的な処理を実行する。
【0016】
コマンド送受信制御部41は、主処理部43の制御の下に、システム管理装置1から通信路3を経由して伝達される各種受信コマンドを受信してコマンド解析/作成・データ更新制御部42に伝達し、またコマンド解析/作成・データ更新制御部42から伝達される応答コマンドを、通信路3を経由してシステム管理装置1に返送する。
【0017】
コマンド解析/作成・データ更新制御部42は、主処理部43の制御の下に、コマンド送受信制御部41から伝達される受信コマンドを受信・解析し、図15に示される如き擬似処理を実行し、また擬似処理の結果、システム管理装置1に返送すべき応答コマンドを作成し、コマンド送受信制御部41に伝達する。
【0018】
以下に、コマンド解析/作成・データ更新制御部42の実行する擬似処理を、図9乃至図15を用いて説明する。
【0019】
図9乃至図15において、システム管理装置1が、所定のコマンド(C)を、通信路3を経由して擬似装置4に対して送信する。
【0020】
擬似装置4においては、コマンド送受信制御部41が、通信路3から到着するコマンド(C)を受信すると、コマンド解析/作成・データ更新制御部42に伝達する。
【0021】
コマンド解析/作成・データ更新制御部42は、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C)を受信・分析し、コマンド名(CN )、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を抽出する〔図15、ステップS11〕。
【0022】
次にコマンド解析/作成・データ更新制御部42は、受信コマンドデータベース44を参照し、受信コマンド(C)から抽出したコマンド名(CN )で検索し〔ステップS12〕、コマンド名(CN )を保有する一以上のデータ(d44)の抽出に成功すると〔ステップS13〕、続いて抽出したデータ(d44)を、受信コマンド(C)から抽出したコマンドパラメータ(CP1)で検索し、更にコマンドパラメータ(CP1)を保有するデータ(d44)を抽出した後〔ステップS14〕、続いて抽出したデータ(d44)を、受信コマンド(C)から抽出したコマンドパラメータ(CP2)で検索し、更にコマンドパラメータ(CP2)を保有するデータ(d44)を抽出する〔ステップS15〕。
【0023】
次にコマンド解析/作成・データ更新制御部42は、ステップS13乃至S15により抽出したデータ(d44)の保有する応答コマンド名(RN )を抽出する〔ステップS16〕。
【0024】
以上の過程で、コマンド解析/作成・データ更新制御部42は、仮に受信したコマンド(C)にコマンドパラメータ(CP1)または(CP2)が存在しなくとも、存在しないコマンドパラメータ(CP1)または(CP2)で抽出した各データ(d44)を検索し、データ(d44)もコマンドパラメータ(CP1)または(CP2)を保有しないか否かを確認する。
【0025】
次にコマンド解析/作成・データ更新制御部42は、応答コマンドデータベース45を参照し、データ(d44)から抽出した応答コマンド名(RN )で検索し〔ステップS17〕、応答コマンド名(RN )を保有するデータ(d45)の抽出に成功すると〔ステップS18〕、抽出したデータ(d45)から、応答コマンドパラメータ(RP )を抽出する〔ステップS19〕。
【0026】
なお応答コマンドパラメータ(RP )は、前述の如く、固定的な応答コマンドパラメータ値(RPV)自体である場合と、装置状態情報データベース46を検索して可変的な応答コマンドパラメータ値(RPV)を取得可能なパラメータ値名(RPN)である場合と、追加ライブラリデータベース47を検索して、所定の応答コマンドパラメータ値(RPV)を生成可能なパラメータ値生成プログラム名(RPP)および追加ライブラリ名(L)を取得可能なプログラム/ライブラリ索引名(RPPL )である場合とがある。
【0027】
先ず応答コマンドパラメータ(RP )が、数字で構成されているか否かを分析し、数字で構成されている場合には、応答コマンドパラメータ値(RPV)であると判定し、取得した応答コマンドパラメータ(RP =RPV)で直ちに応答コマンド(R)の作成に移行するが、応答コマンドパラメータ(RP )が数字以外、例えば英字を含む場合には、応答コマンドパラメータ値(RPV)に付与されたパラメータ値(RPN)、または応答コマンドパラメータ値(RPV)を生成可能なパラメータ値生成プログラム名(RPP)および追加ライブラリ名(L)に付与されたプログラム/ライブラリ索引名(RPPL )と判定し、装置状態情報データベース46および追加ライブラリデータベース47を参照して応答コマンドパラメータ(RP =)で検索する。
【0028】
なお応答コマンドパラメータ(RP )が装置状態情報データベース46で応答コマンドパラメータ値(RPV)を検索するパラメータ値名(RPN)である場合にも、コマンド解析/作成・データ更新制御部42は、必ず装置状態情報データベース46および追加ライブラリデータベース47を参照してパラメータ値名(RPN)で検索し、装置状態情報データベース46からはパラメータ値名(RPN)に対応して格納済の応答コマンドパラメータ値(RPV)の検出に成功するが、追加ライブラリデータベース47からはパラメータ値名(RPN)によるパラメータ値生成プログラム名(RPP)および追加ライブラリ名(L)の検出に不成功となることから、装置状態情報データベース46から抽出した応答コマンドパラメータ値(RPV)を応答コマンドパラメータ(RP )として取得する〔ステップS1C〕。
【0029】
また応答コマンドパラメータ名(RPN)がプログラム/ライブラリ索引名(RPPL )である場合にも、コマンド解析/作成・データ更新制御部42は、必ず装置状態情報データベース46および追加ライブラリデータベース47を参照してプログラム/ライブラリ索引名(RPPL )で検索し、追加ライブラリデータベース47からはプログラム/ライブラリ索引名(RPPL )に対応して格納済のパラメータ値生成プログラム名(RPP)および追加ライブラリ名(L)の検出に成功するが、装置状態情報データベース46からは応答コマンドパラメータ値(RPV)の検出に不成功となることから、追加ライブラリデータベース47から検出したパラメータ値生成プログラム名(RPP)および追加ライブラリ名(L)を取得し、追加ライブラリ名(L)を有するライブラリの保有するパラメータ値生成プログラム名(RPP)を有するプログラムを抽出して実行し、所要の応答コマンドパラメータ値(RPV)を作成する〔ステップS1C〕。
【0030】
またコマンド(C)が、受信コマンドデータベース44、応答コマンドデータベース45、装置状態情報データベース46および追加ライブラリデータベース47の何れかに格納済のデータの変更を指示するものであった場合には、一意的に指示された変更を実行する。
【0031】
なお以上の処理過程において、コマンド解析/作成・データ更新制御部42が、受信コマンドデータベース44をコマンド名(CN )で検索した結果、コマンド名(CN )を有するデータ(d44)の検出に不成功の場合〔ステップS13〕、または応答コマンドデータベース45を応答コマンド名(RN )で検索した結果、応答コマンド名(RN )を有するデータ(d45)の検出に不成功の場合〔ステップS18〕、または応答コマンドデータベース45からデータ(d45)の検出には成功したが、装置状態情報データベース46から応答コマンドパラメータ値(RPV)の検出に不成功の場合、または追加ライブラリデータベース47からパラメータ値生成プログラム名(RPP)および追加ライブラリ名(L)の検出に不成功の場合には〔ステップS1B〕、何れも異常検出と見做し、主処理部43に、または応答コマンド(R)を用いてシステム管理装置1に、異常通知を行う〔ステップS1F、S1G、またはS1H〕。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
以上の説明から明らかな如く、従来ある擬似装置4においては、コマンド(C)は常に二個のコマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を有するものとして存在しないコマンドパラメータ(CP1)または(CP2)に対しても検索処理を実行し、また応答コマンド(R)の具備する応答コマンドパラメータ(RP )が如何なる種類のデータであるかを予め認識せず、総ての種類としての検索処理を実行する為、明らかに無効と想定される検索処理も無条件に実行する問題があった。
【0033】
その他、新たな制御データまたは監視項目が増加した場合に、データベース(DB)自体に制御・監視項目を増加することは勿論であるが、データベース(DB)自体を操作しているコマンド解析/作成・データ更新制御部42にも改造を加えなければならず、また異常事象を発生させる場合には、データベース(DB)制御部自体の正常性検査機能を無効にする必要があり、当該システム管理装置1の経済性、信頼性およひ操作性を損なう問題があった。
【0034】
本発明は、当該擬似装置の経済性、信頼性および操作性を極力向上することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理図である。
【0036】
図1において、100は本発明の対象となる擬似装置である。
【0037】
101は、本発明により擬似装置100に設けられた受信データ対応情報設定手段である。
【0038】
102は、本発明により擬似装置100に設けられた受信データ分析範囲制御手段である。
【0039】
103は、本発明により擬似装置100に設けられた応答データ対応情報設定手段である。
【0040】
104は、本発明により擬似装置100に設けられた応答制御手段である。
【0041】
擬似装置100は、複数の情報を保有する指令データ(DC )と、各指令データ(DC )を受信した場合に返送する応答データ(DR )とを、対応させて格納するデータベース(DB)を保有する。
【0042】
受信データ対応情報設定手段101は、各指令データ(DC )に対応して付加情報(DG )をデータベース(DB)に設定する。
【0043】
受信データ分析範囲制御手段102は、外部から指令データ(DC )を受信した場合に、受信した指令データ(DC )に対応して、データベース(DB)に設定済の付加情報(DG )を分析し、指令データ(DC )の保有する複数の情報の分析する範囲を変更する。〔以上、本発明(請求項1)関連〕
応答データ対応情報設定手段103は、各応答データ(DR )に対応して付加情報(DG )をデータベース(DB)に設定する。
【0044】
応答制御手段104は、外部から受信した指令データ(DC )に対応する応答データ(DR )を編集する場合に、編集する応答データ(DR )に対応して、データベース(DB)に設定済の付加情報(DG )を分析し、応答データ(DR )を組立てる複数の情報の収集方法を変更する。〔以上、本発明(請求項2)関連〕
なお応答制御手段104は、受信した指令データ(DC )が、対応して返送する応答データ(DR )を組立てる所定の情報の変更を要求した場合に、応答データ(DR )に対応してデータベース(DB)に設定済の付加情報(DG )の分析結果に基づき、応答データ(DR )を組立てる所定の情報の変更要求を許容するか禁止するかを決定することが考慮される。〔本発明(請求項3)関連〕
従って、受信コマンドが保有するパラメータの、データベースを検索する際の利用範囲を指定し、また応答コマンドを作成する際のデータの操作範囲を指定することにより、受信パラメータ、応答パラメータ数が増加しても、従来と変わらぬ性能を維持可能とすると共に、追加データの発生時も柔軟に対応可能となり、更にデータベース制御部のデバッグを実行する際も容易に対応可能となり、当該擬似装置の経済性、信頼性およひ操作性を大幅に向上することが可能となる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
【0046】
図2は本発明の実施形態による擬似装置を示す図であり、図3は図2における受信コマンドデータベースを例示する図であり、図4は図2における応答コマンドデータベースを例示する図であり、図5は図2における装置状態情報データベースを例示する図であり、図6は図2における追加ライブラリデータベースを例示する図であり、図7は図2における擬似処理を例示する図であり、図8は図7におけるガイドエリア検索処理を例示する図である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。また対象とする伝送システムは、図9に示される通りとする。
【0047】
図2においては、図1における擬似装置100として擬似装置4が示され、また図1における受信データ対応情報設定手段101として受信コマンドデータベース44A が設けられ、また図1における応答データ対応情報設定手段103として応答コマンドデータベース45A および装置状態情報データベース46A が設けられ、更に図1における受信データ分析範囲制御手段102および応答制御手段104として、図8に示される如きガイドエリア検索処理を実行するデータベースアクセス制御部42B が設けられている。
【0048】
受信コマンドデータベース44A が、従来ある受信コマンドデータベース44〔図11参照〕と異なる点は、図3に示される如く、各データ(d44)に、それぞれガイドエリア(G44A )が追加されている。
【0049】
なおガイドエリア(G44A )は、或るデータの格納領域を示すものでは無く、後述の如き役割を果たすデータ自体を指す、以下同様。
〔以後ガイドエリア(G44A )の追加された各データ(d44)を、(d44A )と称する、以下同様〕
ガイドエリア(G44A )は、各データ(d44)に含まれるコマンド名(CN )を保有するコマンド(C)を構成するコマンド名(CN )、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)の内、参照する必要のある情報の範囲を指定することにより、不必要な情報または作成中の情報による不必要な検索を防止する役割を有し、図3においてはガイドエリア(CC)、(P1)および(P2)の三種類が示されている。
【0050】
ガイドエリア(CC)はコマンド名(CN )のみを参照し、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)は参照する必要の無いことを指定し、またガイドエリア(P1)は、コマンド名(CN )およびコマンドパラメータ(CP1)を参照し、コマンドパラメータ(CP2)は参照する必要の無いことを指定し、更にガイドエリア(P2)は、コマンド名(CN )、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を総て参照する必要の有ることを指定する。
【0051】
なおガイドエリア(G44A )は、ガイドエリア(P2)が最優先に処理され、以下ガイドエリア(P1)、(CC)の順に優先処理されることと定められている。
【0052】
また応答コマンドデータベース45A が、従来ある応答コマンドデータベース45〔図12参照〕と異なる点は、図4に示される如く、各データ(d45)に、それぞれガイドエリア(G45A )が追加されている。
【0053】
ガイドエリア(G45A )は、各データ(d45)に含まれる応答コマンドパラメータ(RP )の種類〔または性格〕を指定することにより、応答コマンドパラメータ(RP )の処理の適正化を図る役割を有し、図4においてはガイドエリア(RR)、(GS)および(GP)の三種類が示されている。
【0054】
ガイドエリア(RR)は、応答コマンドパラメータ(RP )として指定されるデータが、直接応答コマンド(R)の応答コマンドパラメータ値(RPV)を示す。なおガイドエリア(G45A )がガイドエリア(RR)であり、且つ応答コマンドパラメータ(RP )が未設定の場合には、応答コマンド(R)に応答コマンドパラメータ(RP )が不要であることを意味する。
【0055】
ガイドエリア(GS)は、応答コマンドパラメータ(RP )として指定されるデータが、装置状態情報データベース46A に格納されている応答コマンドパラメータ値(RPV)を示す応答コマンドパラメータ名(RPN)であることを示す。
【0056】
ガイドエリア(GP)は、応答コマンドパラメータ(RP )として指定されるデータが、追加ライブラリデータベース47に格納されている追加ライブラリ名(L)および応答コマンドパラメータ作成プログラム(RPP)のプログラム名(rPPL )を示す応答コマンドパラメータ名(RPN)であることを示す。
【0057】
なおガイドエリア(G45A )は、ガイドエリア(GP)が最優先に処理され、以下ガイドエリア(GS)、(RR)の順に優先処理されることと定められている。
【0058】
また装置状態情報データベース46A が、従来ある装置状態情報データベース46〔図13参照〕と異なる点は、図5に示される如く、各データ(d46)に、それぞれガイドエリア(G46A )が追加されている。
【0059】
ガイドエリア(G46A )は、各データ(d46)に含まれる応答コマンドパラメータ値(RPV)に対する設定/変更を許容するか禁止するかを指定する役割を有し、図5においてはガイドエリア(RW)および(RO)の二種類が示されている。
【0060】
ガイドエリア(RW)は、応答コマンドパラメータ値(RPV)として指定される値に対する設定/変更を許容することを示す。
【0061】
ガイドエリア(RO)は、応答コマンドパラメータ値(RPV)として指定される値に対する設定/変更を禁止することを示す。
【0062】
なおガイドエリア(G46A )は、ガイドエリア(RO)が最優先に処理され、以下ガイドエリア(RW)の順に優先処理されることと定められている。
【0063】
また図2に示される擬似装置4においては、従来あるコマンド解析/作成・データ更新制御部42の代わりに、コマンド解析作成部42A とデータベースアクセス制御部42B とが設けられている。
【0064】
コマンド解析作成部42A は、従来あるコマンド解析/作成・データ更新制御部42が実行していたと同様に、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C)の解析、並びにコマンド送受信制御部41に伝達する応答コマンド(R)の作成を実行する。
【0065】
またデータベースアクセス制御部42B は、従来あるコマンド解析/作成・データ更新制御部42が実行していた図15に示される擬似処理と異なる、図7に示される擬似処理を実行すると共に、図8に示される如きガイドエリア検索処理を実行する。
【0066】
図2乃至図9において、最初にシステム管理装置1が、データ値取得用のコマンド(C)としてコマンド名(CN =cN1)のみを保有するコマンド(C1 )〔=(cN1::;)〕を、通信路3を経由して擬似装置4に送信したとする。
【0067】
擬似装置4においては、コマンド送受信制御部41が、通信路3から到着するコマンド(C1 )を受信すると、コマンド解析作成部42A に伝達する。
【0068】
コマンド解析作成部42A は、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C1 )を受信・分析し、抽出したコマンド名(cN1)のみを、主処理部43を介してデータベースアクセス制御部42B に伝達する〔図7、ステップS21〕。
【0069】
データベースアクセス制御部42B は、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンド名(cN1)を受信すると、受信コマンドデータベース44A を参照し、受信したコマンド名(cN1)で検索し〔ステップS22〕、コマンド名(cN1)の検出に成功すると、コマンド名(cN1)を含む総てのデータ〔今回は(d44A1)のみ〕を受信コマンドデータベース44A から抽出した後〔ステップS23〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS24〕。
【0070】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A1)の保有するガイドエリア(G44A1)を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0071】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G44A1)が(G44A1=P2)、(G44A1=P1)および(G44A1=CC)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34〕、今回は、(G44A1=P2)でも、(G44A1=P1)でも無く、(G44A1=CC)であることを認識すると、受信したコマンド(C1 )〔=(cN1::;)〕はコマンド名(cN1)のみを分析し、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を分析する必要が無いことを認識し、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)による検索を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS25へ復帰する〔ステップS38〕。
【0072】
次にデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A1)の保有する応答コマンド名(RN =rN11 )を抽出する〔ステップS25〕。
【0073】
次にデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A を参照し、抽出済の応答コマンド名(rN11 )で検索し〔ステップS26〕、応答コマンド名(rN11 )の検出に成功すると、応答コマンド名(rN11 )を保有するデータ(d45A1)を応答コマンドデータベース45A から抽出し〔ステップS27〕、続いて抽出したデータ(d45A1)から応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =0)とを抽出した後、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS28〕。
【0074】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A1)の保有するガイドエリア(G45A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0075】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G45A )が(G45A =P2)、(G45A =P1)、(G45A =CC)、(G45A =GP)、(G45A =GS)および(G45A =RR)、の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43〕、今回は、(G45A =P2)でも、(G45A =P1)でも、(G45A =CC)でも無く、また(G45A =GP)でも、(G45A =GS)でも無く、(G45A =RR)であることを認識すると〔ステップS43〕、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A1)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )が、直接応答コマンド(R1 )の応答コマンドパラメータ値(RPV)であると認識し、データ(d45A1)の保有する応答コマンドパラメータ(RP =RPV)の取得を試みるが〔ステップS48〕、今回は、データ(d45A1)に応答コマンドパラメータ(RP )が設定されていないことを識別すると、応答コマンド(R1 )に応答コマンドパラメータ(RP )が不要であると認識し、装置状態情報データベース46A および追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Hへ復帰する〔ステップS49〕。
【0076】
次にデータベースアクセス制御部42B は、データ(d45A1)から抽出済の応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =0)とを、主処理部43を介してコマンド解析作成部42A に返送し、応答結果(RA =OK)のみを保有し、その他の応答コマンドパラメータ(RP1)および(RP2)を保有しない応答コマンド(R1 )〔=(RA ::;)〕の作成と、応答コマンドタイマ(TR =0)により定まる時間間隔を置いての返送とを指示する。
【0077】
コマンド解析作成部42A は、データベースアクセス制御部42B から伝達された応答結果(RA =OK)と、応答コマンドタイマ(TR =0)と、応答コマンド(R1 )〔=(RA ::;)〕の作成指示とを受信すると、受信した応答結果(RA =OK)を用いて指示された応答コマンド(R1 )〔=(OK::;)〕を作成し〔ステップS2H〕、コマンド(C1 )を受信した時点から、応答コマンドタイマ(TR =0)により定まる時間間隔を置いた後、コマンド送受信制御部41へ返送する〔ステップS2I〕。
【0078】
コマンド送受信制御部41は、コマンド解析作成部42A から返送された応答コマンド(R1 )〔=(OK::;)〕を、通信路3を経由してシステム管理装置1へ返送する。
【0079】
システム管理装置1は、擬似装置4から返送された応答コマンド(R1 )〔=(OK::;)〕を受信・分析し、所定の動作完了後、次のアクションに移行する。
【0080】
次に、システム管理装置1が、データ値取得用のコマンド(C)としてコマンド名(CN =cN2)と、コマンドパラメータ(CP1=cP11 )とを保有するコマンド(C2 )〔=(cN2:cP11 :;)〕を、通信路3を経由して擬似装置4に送信したとする。
【0081】
擬似装置4においては、コマンド送受信制御部41が、通信路3から到着するコマンド(C2 )を受信すると、コマンド解析作成部42A に伝達する。
【0082】
コマンド解析作成部42A は、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C2 )を受信・分析し、抽出したコマンド名(cN2)と、コマンドパラメータ(cP11 )とを、主処理部43を介してデータベースアクセス制御部42B に伝達する〔図7、ステップS21〕。
【0083】
データベースアクセス制御部42B は、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンド名(cN2)とコマンドパラメータ(cP11 )とを受信すると、受信コマンドデータベース44A を参照し、受信したコマンド名(cN2)で検索し〔ステップS22〕、コマンド名(cN2)の検出に成功すると、コマンド名(CN =cN2)を保有する総てのデータ(d44A2)、(d44A3)および(d44A4)を受信コマンドデータベース44A から抽出した後〔ステップS23〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS24〕。
【0084】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済の総てのデータ(d44A2)、(d44A3)および(d44A4)の保有するガイドエリア(G44A )を、それぞれ抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0085】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出した各ガイドエリア(G44A )が、(G44A =P2)、(G44A =P1)および(G44A =CC)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34〕、データ(d44A2)および(d44A3)から抽出されたガイドエリア(G44A )がそれぞれ(P1)であり〔ステップS33〕、受信コマンド(C2 )のコマンド名(CN )およびコマンドパラメータ(CP1)は分析する必要があるが、コマンドパラメータ(CP2)は分析する必要が無いと認識し、またデータ(d44A4)から抽出されたガイドエリア(G44A )が(P2)であり〔ステップS32〕、受信コマンド(C2 )のコマンド名(CN )、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を分析する必要があることを認識する。
【0086】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、ガイドエリア(G44A )に指定の優先処理順位に従い、最初にガイドエリア(G44A =P2)であるデータ(d44A4)の保有するコマンドパラメータ(CP1)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP11 )で検索するが、データ(d44A4)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP12 )である為、受信コマンドパラメータ(cP11 )による検索は不成功に終わる〔ステップS35〕。
【0087】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、次優先順位のガイドエリア(G44A =P1)を有するデータ(d44A2)および(d44A3)の保有する各コマンドパラメータ(CP1)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP11 )でそれぞれ検索した結果、データ(d44A2)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP11 )である為、受信コマンドパラメータ(cP11 )による検索は成功するが、データ(d44A3)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP12 )である為、受信コマンドパラメータ(cP11 )による検索は不成功に終わる〔ステップS37〕。
【0088】
以上でデータベースアクセス制御部42B は、抽出済のデータ(d44A2)、(d44A3)および(d44A4)の内、データ(d44A2)のみがガイドエリア(G44A =P1)により指定されるコマンド名(cN2)およびコマンドパラメータ(cP11 )による検索に成功したと認識し、ガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS25へ復帰する〔ステップS38〕。
【0089】
次にデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A2)の保有する応答コマンド名(RN =rN21 )を抽出する〔ステップS25〕。
【0090】
次にデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A を参照し、データ(d44A2)から抽出済の応答コマンド名(rN21 )で検索し〔ステップS26〕、応答コマンド名(rN21 )の検出に成功すると、応答コマンド名(rN21 )を保有するデータ(d45A2)を応答コマンドデータベース45A から抽出し〔ステップS27〕、続いて抽出したデータ(d45A2)の保有する応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =0)とを抽出した後、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS28〕。
【0091】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A2)の保有するガイドエリア(G45A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0092】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G45A )が(G45A =P2)、(G45A =P1)、(G45A =CC)、(G45A =GP)、(G45A =GS)および(G45A =RR)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43〕、今回は、(G45A =P2)でも、(G45A =P1)でも、(G45A =CC)でも無く、また(G45A =GP)でも無く、(G45A =GS)であることを認識すると〔ステップS42〕、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A2)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )が、装置状態情報データベース46A に格納されている応答コマンドパラメータ値(RPV)を示すパラメータ値名(RPN)であると認識し、抽出済のデータ(d45A2)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )〔応答コマンドパラメータ(RP1)のみ〕をパラメータ値名(RPN=rPN1 )として抽出した後〔ステップS46〕、追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Dへ復帰する〔ステップS47〕。
【0093】
次にデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A を参照し、データ(d45A2)から抽出済のパラメータ値名(rPN1 )で検索し〔図7、ステップS2D〕、パラメータ値名(rPN1 )の検出に成功すると、パラメータ値名(rPN1 )を保有するデータ(d46A1)を装置状態情報データベース46A から抽出した後〔ステップS2E〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS2F〕。
【0094】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A から抽出済のデータ(d46A1)の保有するガイドエリア(G46A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0095】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G46A )が、(G46A =P2)、(G46A =P1)、(G46A =CC)、(G46A =GP)、(G46A =GS)、(G46A =RR)、(G46A =RO)および(G46A =RW)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43、S51およびS52〕、今回は、(G46A =P2)でも、(G46A =P1)でも、(G46A =CC)でも無く、また(G46A =GP)でも、(G46A =GS)でも、(G46A =RR)でも無く、また(G46A =RO)でも無く、(G46A =RW)であることを認識すると〔ステップS52〕、データ(d46A1)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV)に対する設定/変更を許容すると認識した後、追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Gへ復帰する〔ステップS54〕。
【0096】
次にデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A から抽出済のデータ(d46A1)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV=1000)を、パラメータ値名(rPN1 )により定まる応答コマンドパラメータ(RP1)として取得し〔図7、ステップS2G〕、データ(d45A2)から抽出済の応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =0)と共に、主処理部43を介してコマンド解析作成部42A に返送し、応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1000)とを保有し、応答コマンドパラメータ(RP2)を保有しない応答コマンド(R2 )〔=(RA :RP1:;)〕の作成と、応答コマンドタイマ(TR =0)により定まる時間間隔を置いての返送とを指示する。
【0097】
コマンド解析作成部42A は、データベースアクセス制御部42B から伝達された応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1000)と、応答コマンドタイマ(TR =0)と、応答コマンド(R2 )〔=(RA :RP1:;)〕の作成指示とを受信すると、受信した応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1000)とを用いて指示された応答コマンド(R2 )〔=(OK:1000:;)〕を作成し、コマンド(C2 )を受信した時点から、応答コマンドタイマ(TR =0)により定まる時間間隔を置いた後、コマンド送受信制御部41へ返送する〔ステップS2I〕。
【0098】
コマンド送受信制御部41は、コマンド解析作成部42A から返送された応答コマンド(R2 )〔=(OK:1000:;)〕を、通信路3を経由してシステム管理装置1へ返送する。
【0099】
システム管理装置1は、擬似装置4から返送された応答コマンド(R2 )〔=(OK:1000:;)〕を受信・分析し、所定の動作完了後、次のアクションに移行する。
【0100】
次に、システム管理装置1が、データ値取得用のコマンド(C)としてコマンド名(CN =cN2)と、コマンドパラメータ(CP1=cP12 )とを保有するコマンド(C3 )〔=(cN2:cP12 :;)〕を、通信路3を経由して擬似装置4に送信したとする。
【0101】
擬似装置4においては、コマンド送受信制御部41が、通信路3から到着するコマンド(C3 )を受信すると、コマンド解析作成部42A に伝達する。
【0102】
コマンド解析作成部42A は、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C3 )を受信・分析し、抽出したコマンド名(cN2)と、コマンドパラメータ(cP12 )とを、主処理部43を介してデータベースアクセス制御部42B に伝達する〔図7、ステップS21〕。
【0103】
データベースアクセス制御部42B は、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンド名(cN2)とコマンドパラメータ(cP12 )とを受信すると、受信コマンドデータベース44A を参照し、受信したコマンド名(cN2)で検索し〔ステップS22〕、コマンド名(cN2)の検出に成功すると、コマンド名(cN2)を保有する総てのデータ(d44A2)、(d44A3)および(d44A4)を受信コマンドデータベース44A から抽出した後〔ステップS23〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS24〕。
【0104】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済の総てのデータ(d44A2)、(d44A3)および(d44A4)の保有するガイドエリア(G44A )を、それぞれ抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0105】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出した各ガイドエリア(G44A )が、(G44A =P2)、(G44A =P1)および(G44A =CC)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34〕、データ(d44A2)および(d44A3)から抽出されたガイドエリア(G44A )がそれぞれ(P1)であり〔ステップS33〕、受信コマンド(C3 )のコマンド名(CN )およびコマンドパラメータ(CP1)は分析する必要があるが、コマンドパラメータ(CP2)は分析する必要が無いと認識し、またデータ(d44A4)から抽出されたガイドエリア(G44A )が(P2)であり〔ステップS32〕、受信コマンド(C2 )のコマンド名(CN )、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を分析する必要があることを認識する。
【0106】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、ガイドエリア(G44A )に指定の優先処理順位に従い、最初にガイドエリア(G44A =P2)であるデータ(d44A4)の保有するコマンドパラメータ(CP1)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP12 )で検索した結果、データ(d44A4)に含まれるコマンドパラメータ(CP1)は(cP12 )である為、コマンドパラメータ(cP12 )による検索に成功すると、次にデータ(d44A4)の保有するコマンドパラメータ(CP2)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(CP2)で検索を試みるが、受信コマンド(C3 )にはコマンドパラメータ(CP2)が未設定であり、コマンド解析作成部42A からコマンドパラメータ(CP2)を受信していない為、コマンドパラメータ(cP21 )の検索は不成功に終わる〔ステップS35およびS36〕。
【0107】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、次優先順位のガイドエリア(G44A =P1)を有するデータ(d44A2)および(d44A3)の保有する各コマンドパラメータ(CP1)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP12 )でそれぞれ検索した結果、データ(d44A2)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP11 )である為、コマンドパラメータ(cP12 )による検索は不成功に終わるが、データ(d44A3)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP12 )である為、コマンドパラメータ(cP12 )による検索は成功する〔ステップS37〕。
【0108】
以上でデータベースアクセス制御部42B は、抽出済のデータ(d44A2)、(d44A3)および(d44A4)の内、データ(d44A3)のみがガイドエリア(G44A =P1)により指定されるコマンド名(cN2)およびコマンドパラメータ(cP12 )による検索に成功したと認識し、ガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS25へ復帰する〔ステップS38〕。
【0109】
次にデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A3)の保有する応答コマンド名(RN =rN22 )を抽出する〔ステップS25〕。
【0110】
次にデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A を参照し、抽出済の応答コマンド名(rN22 )で検索し〔ステップS26〕、応答コマンド名(rN22 )の検出に成功すると、応答コマンド名(rN22 )を保有するデータ(d45A3)を応答コマンドデータベース45A から抽出し〔ステップS27〕、続いて抽出したデータ(d45A3)の保有する応答結果(RA =NG)と応答コマンドタイマ(TR =1)とを抽出した後、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS28〕。
【0111】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A3)の保有するガイドエリア(G45A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0112】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G45A )が(G45A =P2)、(G45A =P1)、(G45A =CC)、(G45A =GP)、(G45A =GS)および(G45A =RR)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43〕、今回は、(G45A =P2)でも、(G45A =P1)でも、(G45A =CC)でも無く、また(G45A =GP)でも無く、(G45A =GS)であることを認識すると〔ステップS42〕、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A3)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )が、装置状態情報データベース46A に格納されている応答コマンドパラメータ値(RPV)を示すパラメータ値名(RPN)であると認識し、抽出済のデータ(d45A3)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )〔応答コマンドパラメータ(RP1)のみ〕をパラメータ値名(RPN=rPN2 )として抽出した後〔ステップS46〕、追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Dへ復帰する〔ステップS47〕。
【0113】
次にデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A を参照し、データ(d45A3)から抽出済のパラメータ値名(rPN2 )で検索し〔図7、ステップS2D〕、パラメータ値名(rPN2 )の検出に成功すると、パラメータ値名(rPN2 )を保有するデータ(d46A2)を装置状態情報データベース46A から抽出した後〔ステップS2E〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS2F〕。
【0114】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A から抽出済のデータ(d46A2)の保有するガイドエリア(G46A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0115】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G46A )が、(G46A =P2)、(G46A =P1)、(G46A =CC)、(G46A =GP)、(G46A =GS)、(G46A =RR)、(G46A =RO)および(G46A =RW)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43、S51およびS52〕、今回は、(G46A =P2)でも、(G46A =P1)でも、(G46A =CC)でも無く、また(G46A =GP)でも、(G46A =GS)でも、(G46A =RR)でも無く、また(G46A =RO)でも無く、(G46A =RW)であることを認識すると〔ステップS52〕、データ(d46A2)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV)に対する設定/変更を許容すると認識した後、追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Gへ復帰する〔ステップS54〕。
【0116】
次にデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A から抽出済のデータ(d46A2)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV=1010)を、パラメータ値名(rPN2 )により定まる応答コマンドパラメータ(RP1)として取得し〔図7、ステップS2G〕、データ(d45A3)から抽出済の応答結果(RA =NG)と応答コマンドタイマ(TR =1)と共に、主処理部43を介してコマンド解析作成部42A に返送し、応答結果(RA =NG)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1010)とを保有し、応答コマンドパラメータ(RP2)を保有しない応答コマンド(R3 )〔=(RA :RP1:;)〕の作成と、応答コマンドタイマ(TR =1)により定まる時間間隔を置いての返送とを指示する。
【0117】
コマンド解析作成部42A は、データベースアクセス制御部42B から伝達された応答結果(RA =NG)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1010)と、応答コマンドタイマ(TR =1)と、応答コマンド(R3 )〔=(RA :RP1:;)〕の作成指示とを受信すると、受信した応答結果(RA =NG)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1010)とを用いて指示された応答コマンド(R3 )〔=(NG:1010:;)〕を作成し、コマンド(C3 )を受信した時点から、応答コマンドタイマ(TR =1)により定まる時間間隔を置いた後、コマンド送受信制御部41へ返送する〔ステップS2I〕。
【0118】
コマンド送受信制御部41は、コマンド解析作成部42A から返送された応答コマンド(R3 )〔=(NG:1010:;)〕を、通信路3を経由してシステム管理装置1へ返送する。
【0119】
システム管理装置1は、擬似装置4から返送された応答コマンド(R3 )〔=(NG:1010:;)〕を受信・分析し、所定の動作完了後、次のアクションに移行する。
【0120】
次に、システム管理装置1が、データ値取得用のコマンド(C)としてコマンド名(CN =cN2)と、コマンドパラメータ(CP1=cP12 )と、コマンドパラメータ(CP2=cP21 )とを保有するコマンド(C4 )〔=(cN2:cP12 :cP21 ;)〕を、通信路3を経由して擬似装置4に送信したとする。
【0121】
擬似装置4においては、コマンド送受信制御部41が、通信路3から到着するコマンド(C4 )を受信すると、コマンド解析作成部42A に伝達する。
【0122】
コマンド解析作成部42A は、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C4 )を受信・分析し、抽出したコマンド名(cN2)と、コマンドパラメータ(cP12 )と、コマンドパラメータ(cP21 )とを、主処理部43を介してデータベースアクセス制御部42B に伝達する〔図7、ステップS21〕。
【0123】
データベースアクセス制御部42B は、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンド名(cN2)と、コマンドパラメータ(cP12 )と、コマンドパラメータ(cP21 )とを受信すると、受信コマンドデータベース44A を参照し、受信したコマンド名(cN2)で検索し〔ステップS22〕、コマンド名(cN2)の検出に成功すると、コマンド名(cN2)を保有する総てのデータ(d44A2)、(d44A3)および(d44A4)を受信コマンドデータベース44A から抽出した後〔ステップS23〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS24〕。
【0124】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済の総てのデータ(d44A2)、(d44A3)および(d44A4)の保有するガイドエリア(G44A )を、それぞれ抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0125】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出した各ガイドエリア(G44A )が、(G44A =P2)、(G44A =P1)および(G44A =CC)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34〕、データ(d44A2)および(d44A3)から抽出されたガイドエリア(G44A )がそれぞれ(P1)であり〔ステップS33〕、受信コマンド(C4 )のコマンド名(CN )およびコマンドパラメータ(CP1)は分析する必要があるが、コマンドパラメータ(CP2)は分析する必要が無いと認識し、またデータ(d44A4)から抽出されたガイドエリア(G44A )が(P2)であり〔ステップS32〕、受信コマンド(C2 )のコマンド名(CN )、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を分析する必要があることを認識する。
【0126】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、ガイドエリア(G44A )に指定の優先処理順位に従い、最初にガイドエリア(G44A =P2)であるデータ(d44A4)の保有するコマンドパラメータ(CP1)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP12 )で検索した結果、データ(d44A4)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP12 )である為、コマンドパラメータ(cP12 )の検索に成功すると、次にデータ(d44A4)の保有するコマンドパラメータ(CP2)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP21 )で検索した結果、データ(d44A4)の保有するコマンドパラメータ(CP2)は(cP21 )である為、コマンドパラメータ(cP21 )の検索に成功する〔ステップS35およびS36〕。
【0127】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A4)が、ガイドエリア(G44A =P2)により指定されるコマンド名(cN2)、コマンドパラメータ(cP12 )およびコマンドパラメータ(cP21 )による検索に成功したと認識し、次優先処理順位のガイドエリア(G44A =P1)を有するデータ(d44A2)および(d44A3)の保有する各コマンドパラメータ(CP1)の検索を行うこと無く、ガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS25へ復帰する〔ステップS38〕。
【0128】
次にデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A4)の保有する応答コマンド名(RN =rN23 )を抽出する〔ステップS25〕。
【0129】
次にデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A を参照し、抽出済の応答コマンド名(rN23 )で検索し〔ステップS26〕、応答コマンド名(rN23 )の検出に成功すると、応答コマンド名(rN23 )を保有するデータ(d45A4)を応答コマンドデータベース45A から抽出し〔ステップS27〕、続いて抽出したデータ(d45A4)の保有する応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =2)とを抽出した後、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS28〕。
【0130】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A4)の保有するガイドエリア(G45A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0131】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G45A )が(G45A =P2)、(G45A =P1)、(G45A =CC)、(G45A =GP)、(G45A =GS)および(G45A =RR)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43〕、今回は、(G45A =P2)でも、(G45A =P1)でも、(G45A =CC)でも無く、また(G45A =GP)でも無く、(G45A =GS)であることを認識すると〔ステップS42〕、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A4)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )が、装置状態情報データベース46A に格納されている応答コマンドパラメータ値(RPV)を示すパラメータ値名(RPN)であると認識し、抽出済のデータ(d45A4)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )〔応答コマンドパラメータ(RP1)および(RP2)〕を、パラメータ値名(RPN=rPN2 )および(RPN=rPN3 )として抽出した後〔ステップS46〕、追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Dへ復帰する〔ステップS47〕。
【0132】
次にデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A を参照し、データ(d45A4)から抽出済のパラメータ値名(rPN2 )および(rPN3 )で検索し〔図7、ステップS2D〕、パラメータ値名(rPN2 )および(rPN3 )の検出に成功すると、パラメータ値名(rPN2 )を保有するデータ(d46A2)と、パラメータ値名(rPN3 )を保有するデータ(d46A3)とをそれぞれ装置状態情報データベース46A から抽出した後〔ステップS2E〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS2F〕。
【0133】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A から抽出済のデータ(d46A2)および(d46A3)の保有するガイドエリア(G46A )を、それぞれ抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0134】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出した各ガイドエリア(G46A )が、(G46A =P2)、(G46A =P1)、(G46A =CC)、(G46A =GP)、(G46A =GS)、(G46A =RR)、(G46A =RO)および(G46A =RW)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43、S51およびS52〕、今回は何れのガイドエリア(G46A )も、(G46A =P2)でも、(G46A =P1)でも、(G46A =CC)でも無く、また(G46A =GP)でも、(G46A =GS)でも、(G46A =RR)でも無く、また(G46A =RO)でも無く、(G46A =RW)であることを認識すると〔ステップS52〕、データ(d46A2)および(d46A3)の保有する各応答コマンドパラメータ値(RPV)に対する設定/変更を許容すると認識した後、追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Gへ復帰する〔ステップS54〕。
【0135】
次にデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A から抽出済のデータ(d46A2)および(d46A3)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV=1010)および(RPV=1020)を、パラメータ値名(rPN2 )および(rPN3 )により定まる応答コマンドパラメータ(RP1)および(RP2)として取得し〔図7、ステップS2G〕、応答コマンドデータベース45A から抽出済の応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =2)と共に、主処理部43を介してコマンド解析作成部42A に返送し、応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=1020)とを保有する応答コマンド(R4 )〔=(RA :RP1:RP2;)〕の作成と、応答コマンドタイマ(TR =2)により定まる時間間隔を置いての返送とを指示する。
【0136】
コマンド解析作成部42A は、データベースアクセス制御部42B から伝達された応答結果(RA =NG)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=1020)と、応答コマンドタイマ(TR =1)と、応答コマンド(R3 )〔=(RA :RP1:RP2;)〕の作成指示とを受信すると、受信した応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=1010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=1020)とを用いて指示された応答コマンド(R4 )〔=(OK:1010:1020;)〕を作成し、コマンド(C4 )を受信した時点から、応答コマンドタイマ(TR =2)により定まる時間間隔を置いた後、コマンド送受信制御部41へ返送する〔ステップS2I〕。
【0137】
コマンド送受信制御部41は、コマンド解析作成部42A から返送された応答コマンド(R4 )〔=(OK:1010:1020;)〕を、通信路3を経由してシステム管理装置1へ返送する。
【0138】
システム管理装置1は、擬似装置4から返送された応答コマンド(R4 )〔=(OK:1010:1020;)〕を受信・分析し、所定の動作完了後、次のアクションに移行する。
【0139】
次に、システム管理装置1が、データ値取得用のコマンド(C)としてコマンド名(CN =cN3)と、コマンドパラメータ(CP1=cP13 )と、コマンドパラメータ(CP2=cP22 )とを保有するコマンド(C5 )〔=(cN3:cP13 :cP22 ;)〕を、通信路3を経由して擬似装置4に送信したとする。
【0140】
擬似装置4においては、コマンド送受信制御部41が、通信路3から到着するコマンド(C5 )を受信すると、コマンド解析作成部42A に伝達する。
【0141】
コマンド解析作成部42A は、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C5 )を受信・分析し、抽出したコマンド名(cN3)と、コマンドパラメータ(cP13 )と、コマンドパラメータ(cP22 )とを、主処理部43を介してデータベースアクセス制御部42B に伝達する〔図7、ステップS21〕。
【0142】
データベースアクセス制御部42B は、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンド名(cN3)とコマンドパラメータ(cP13 )と、コマンドパラメータ(cP22 )とを受信すると、受信コマンドデータベース44A を参照し、受信したコマンド名(cN3)で検索し〔ステップS22〕、コマンド名(cN3)の検出に成功すると、コマンド名(cN3)を保有する総てのデータ〔今回は(d44A5)のみ〕を受信コマンドデータベース44A から抽出した後〔ステップS23〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS24〕。
【0143】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A5)の保有するガイドエリア(G44A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0144】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G44A )が、(G44A =P2)、(G44A =P1)および(G44A =CC)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34〕、データ(d44A5)から抽出されたガイドエリア(G44A )が(P2)では無く(P1)であり〔ステップS33〕、受信コマンド(C5 )のコマンド名(CN )およびコマンドパラメータ(CP1)は分析する必要があるが、コマンドパラメータ(CP2)は分析する必要が無いと認識する。
【0145】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、データ(d44A5)の保有するコマンドパラメータ(CP1)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP13 )で検索した結果、データ(d44A5)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP13 )である為、コマンドパラメータ(cP13 )の検索に成功すると〔ステップS37〕、コマンドパラメータ(CP2)の検索を行うこと無く、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A5)がガイドエリア(G44A =P1)により指定されるコマンド名(cN3)およびコマンドパラメータ(cP13 )による検索に成功したと認識し、ガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS25へ復帰する〔ステップS38〕。
【0146】
次にデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A5)の保有する応答コマンド名(RN =rN31 )を抽出する〔ステップS25〕。
【0147】
次にデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A を参照し、抽出済の応答コマンド名(rN31 )で検索し〔ステップS26〕、応答コマンド名(rN31 )の検出に成功すると、応答コマンド名(rN31 )を保有するデータ(d45A5)を応答コマンドデータベース45A から抽出し〔ステップS27〕、続いて抽出したデータ(d45A5)から応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =0)とを抽出した後、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS28〕。
【0148】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A5)の保有するガイドエリア(G45A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0149】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G45A )が(G45A =P2)、(G45A =P1)、(G45A =CC)、(G45A =GP)、(G45A =GS)および(G45A =RR)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43〕、今回は、(G45A =P2)でも、(G45A =P1)でも、(G45A =CC)でも無く、また(G45A =GP)でも、(G45A =GS)でも無く、(G45A =RR)であることを認識すると〔ステップS43〕、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A4)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )〔応答コマンドパラメータ(RP1)のみ〕が、直接応答コマンド(R5 )の応答コマンドパラメータ値(RPV)であると認識し、データ(d45A4)の保有する応答コマンドパラメータ(RP1)〔=RPV=2000〕を取得した後〔ステップS48〕、装置状態情報データベース46A および追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Hへ復帰する〔ステップS49〕。
【0150】
次にデータベースアクセス制御部42B は、データ(d45A5)から取得した応答コマンドパラメータ(RP1)〔=RPV=2000〕を、データ(d45A5)から抽出済の応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =0)と共に、主処理部43を介してコマンド解析作成部42A に返送し、応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=RPV=2000)とを保有する応答コマンド(R5 )〔=(RA :RP1:;)〕の作成と、応答コマンドタイマ(TR =0)により定まる時間間隔を置いての返送とを指示する。
【0151】
コマンド解析作成部42A は、データベースアクセス制御部42B から伝達された応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=RPV=2000)と、応答コマンドタイマ(TR =0)と、応答コマンド(R5 )〔=(RA :RP1:;)〕の作成指示とを受信すると、受信した応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=RPV=2000)とを用いて指示された応答コマンド(R5 )〔=(OK:2000:;)〕を作成し、コマンド(C5 )を受信した時点から、応答コマンドタイマ(TR =0)により定まる時間間隔を置いた後、コマンド送受信制御部41へ返送する〔ステップS2I〕。
【0152】
コマンド送受信制御部41は、コマンド解析作成部42A から返送された応答コマンド(R5 )〔=(OK:2000:;)〕を、通信路3を経由してシステム管理装置1へ返送する。
【0153】
システム管理装置1は、擬似装置4から返送された応答コマンド(R5 )〔=(OK:2000:;)〕を受信・分析し、所定の動作完了後、次のアクションに移行する。
【0154】
次に、システム管理装置1が、データ値設定/変更用のコマンド(C)としてコマンド名(CN =cN4)と、コマンドパラメータ(CP1=cP14 =3010)と、コマンドパラメータ(CP2=cP23 =3020)とを保有するコマンド(C6 )〔=(cN4:cP14 =3010:cP23 =3020;)〕を、通信路3を経由して擬似装置4に送信したとする。
【0155】
擬似装置4においては、コマンド送受信制御部41が、通信路3から到着するコマンド(C6 )を受信すると、コマンド解析作成部42A に伝達する。
【0156】
コマンド解析作成部42A は、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C6 )を受信・分析し、抽出したコマンド名(CN =cN4)と、コマンドパラメータ(CP1=cP14 =3010)と、コマンドパラメータ(CP2=cP23 =3020)とを、主処理部43を介してデータベースアクセス制御部42B に伝達する〔図7、ステップS21〕。
【0157】
データベースアクセス制御部42B は、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンド名(cN4)とコマンドパラメータ(cP14 =3010)と、コマンドパラメータ(cP23 =3020)とを受信すると、受信コマンドデータベース44A を参照し、受信したコマンド名(cN4)で検索し〔ステップS22〕、コマンド名(cN4)の検出に成功すると、コマンド名(cN4)を保有する総てのデータ〔今回は(d44A6)のみ〕を受信コマンドデータベース44A から抽出した後〔ステップS23〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS24〕。
【0158】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A6)の保有するガイドエリア(G44A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0159】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G44A )が、(G44A =P2)、(G44A =P1)および(G44A =CC)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34〕、抽出されたガイドエリア(G44A )が(P2)であり〔ステップS32〕、受信コマンド(C6 )のコマンド名(CN )、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を分析する必要があることを認識する。
【0160】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、データ(d44A6)の保有するコマンドパラメータ(CP1)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP14 )で検索した結果、データ(d44A6)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP14 )である為、コマンドパラメータ(cP14 )の検索に成功すると、次にデータ(d44A6)の保有するコマンドパラメータ(CP2)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP23 )で検索した結果、データ(d44A6)の保有するコマンドパラメータ(CP2)は(cP23 )である為、コマンドパラメータ(cP23 )の検索に成功すると〔ステップS35およびS36〕、データ(d44A6)がガイドエリア(G44A =P2)により指定されるコマンド名(cN4)、コマンドパラメータ(cP14 )およびコマンドパラメータ(cP23 )による検索に成功したと認識し、ガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS25へ復帰する〔ステップS38〕。
【0161】
次にデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A6)の保有する応答コマンド名(RN =rN41 )を抽出する〔ステップS25〕。
【0162】
次にデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A を参照し、抽出済の応答コマンド名(rN41 )で検索し〔ステップS26〕、応答コマンド名(rN41 )の検出に成功すると、応答コマンド名(rN41 )を保有するデータ(d45A6)を応答コマンドデータベース45A から抽出し〔ステップS27〕、続いて抽出したデータ(d45A6)から応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =0)とを抽出した後、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS28〕。
【0163】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A6)の保有するガイドエリア(G45A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0164】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G45A )が(G45A =P2)、(G45A =P1)、(G45A =CC)、(G45A =GP)、(G45A =GS)および(G45A =RR)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43〕、今回は、(G45A =P2)でも、(G45A =P1)でも、(G45A =CC)でも無く、また(G45A =GP)でも無く、(G45A =GS)であることを認識すると〔ステップS42〕、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A6)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )が、装置状態情報データベース46A に格納されている応答コマンドパラメータ値(RPV)を示すパラメータ値名(RPN)であると認識し、抽出済のデータ(d45A6)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )〔応答コマンドパラメータ(RP1)および(RP2)〕を、パラメータ値名(rPN4 )および(rPN5 )として抽出した後〔ステップS46〕、追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Dへ復帰する〔ステップS47〕。
【0165】
次にデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A を参照し、データ(d45A6)から抽出済のパラメータ値名(rPN4 )および(rPN5 )で検索し〔図7、ステップS2D〕、パラメータ値名(rPN4 )および(rPN5 )の検出に成功すると、パラメータ値名(rPN4 )を保有するデータ(d46A4)と、パラメータ値名(rPN5 )を保有するデータ(d46A5)とをそれぞれ装置状態情報データベース46A から抽出した後〔ステップS2E〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS2F〕。
【0166】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A から抽出済のデータ(d46A4)および(d46A5)の保有するガイドエリア(G46A )を、それぞれ抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0167】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出した各ガイドエリア(G46A )が、(G46A =P2)、(G46A =P1)、(G46A =CC)、(G46A =GP)、(G46A =GS)、(G46A =RR)、(G46A =RO)および(G46A =RW)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43、S51およびS52〕、今回は、データ(d46A4)から抽出したガイドエリア(G46A )は、(G46A =P2)でも、(G46A =P1)でも、(G46A =CC)でも無く、また(G46A =GP)でも、(G46A =GS)でも、(G46A =RR)でも無く、また(G46A =RO)でも無く、(G46A =RW)であるが〔ステップS52〕、データ(d46A5)から抽出したガイドエリア(G46A )は、(G46A =P2)でも、(G46A =P1)でも、(G46A =CC)でも無く、また(G46A =GP)でも、(G46A =GS)でも、(G46A =RR)でも無く、(G46A =RO)であることを認識すると〔ステップS51〕、データ(d46A4)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV)に対する設定/変更を許容するが、データ(d46A5)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV)に対する設定/変更を禁止した後〔ステップS53〕、追加ライブラリデータベース47の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS2Gへ復帰する〔ステップS54〕。
【0168】
その結果、データベースアクセス制御部42B は、データ(d46A4)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV=3000)を、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンドパラメータ(CP1=cP14 =3010)に設定変更し得るが〔図7、ステップS2G〕、データ(d46A5)に含まれる応答コマンドパラメータ値(RPV=3000)を、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンドパラメータ(CP2=cP23 =3020)に設定変更出来ず、現状の応答コマンドパラメータ値(RPV=3000)を保有する。
【0169】
次にデータベースアクセス制御部42B は、装置状態情報データベース46A からデータ(d46A4)および(d46A5)を抽出し、各データ(d46A4)および(d46A5)の保有する応答コマンドパラメータ値(RPV=3010)および(RPV=3000)を、パラメータ値名(rPN4 )および(rPN5 )により定まる応答コマンドパラメータ(RP1)および(RP2)として取得し〔図7、ステップS2G〕、データ(d45A6)から抽出済の応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =0)と共に、主処理部43を介してコマンド解析作成部42A に返送し、応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=3010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=3000)とを保有する応答コマンド(R6 )〔=(RA :RP1:RP2;)〕の作成と、応答コマンドタイマ(TR =0)により定まる時間間隔を置いての返送とを指示する。
【0170】
コマンド解析作成部42A は、データベースアクセス制御部42B から伝達された応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=3010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=3000)と、応答コマンドタイマ(TR =0)と、応答コマンド(R6 )〔=(RA :RP1:RP2;)〕の作成指示とを受信すると、受信した応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=3010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=3000)とを用いて指示された応答コマンド(R6 )〔=(OK:3010:3000;)〕を作成し、コマンド(C6 )を受信した時点から、応答コマンドタイマ(TR =0)により定まる時間間隔を置いた後、コマンド送受信制御部41へ返送する〔ステップS2I〕。
【0171】
コマンド送受信制御部41は、コマンド解析作成部42A から返送された応答コマンド(R6 )〔=(OK:3010:3000;)〕を、通信路3を経由してシステム管理装置1へ返送する。
【0172】
システム管理装置1は、擬似装置4から返送された応答コマンド(R6 )〔=(OK:3010:3000;)〕を受信・分析し、所定の判定を実行する。
次に、システム管理装置1が、データ取得用のコマンド(C)としてコマンド名(CN =cN5)と、コマンドパラメータ(CP1=cP15 )と、コマンドパラメータ(CP2=cP24 )とを保有するコマンド(C7 )〔=(cN5:cP15 :cP24 ;)〕を、通信路3を経由して擬似装置4に送信したとする。
【0173】
擬似装置4においては、コマンド送受信制御部41が、通信路3から到着するコマンド(C7 )を受信すると、コマンド解析作成部42A に伝達する。
【0174】
コマンド解析作成部42A は、コマンド送受信制御部41から伝達されたコマンド(C7 )を受信・分析し、抽出したコマンド名(cN5)と、コマンドパラメータ(cP15 )と、コマンドパラメータ(cP24 )とを、主処理部43を介してデータベースアクセス制御部42B に伝達する〔図7、ステップS21〕。
【0175】
データベースアクセス制御部42B は、コマンド解析作成部42A から伝達されたコマンド名(cN5)とコマンドパラメータ(cP15 )と、コマンドパラメータ(cP24 )とを受信すると、受信コマンドデータベース44A を参照し、受信したコマンド名(cN5)で検索し〔ステップS22〕、コマンド名(cN5)の検出に成功すると、コマンド名(cN5)を保有する総てのデータ〔今回は(d44A7)のみ〕を受信コマンドデータベース44A から抽出した後〔ステップS23〕、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS24〕。
【0176】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A7)の保有するガイドエリア(G44A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0177】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G44A )が、(G44A =P2)、(G44A =P1)および(G44A =CC)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34〕、抽出されたガイドエリア(G44A )が(P2)であり〔ステップS32〕、受信コマンド(C7 )のコマンド名(CN )、コマンドパラメータ(CP1)および(CP2)を分析する必要があることを認識する。
【0178】
かかる場合にデータベースアクセス制御部42B は、データ(d44A7)の保有するコマンドパラメータ(CP1)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP15 )で検索した結果、データ(d44A7)の保有するコマンドパラメータ(CP1)は(cP15 )である為、コマンドパラメータ(cP15 )の検索に成功すると、次にデータ(d44A7)の保有するコマンドパラメータ(CP2)を、コマンド解析作成部42A から受信したコマンドパラメータ(cP24 )で検索した結果、データ(d44A7)の保有するコマンドパラメータ(CP2)は(cP24 )である為、コマンドパラメータ(cP24 )の検索に成功すると〔ステップS35およびS36〕、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A7)が、ガイドエリア(G44A =P2)により指定されるコマンド名(cN5)、コマンドパラメータ(cP15 )およびコマンドパラメータ(cP24 )による検索に成功したと認識し、ガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS25へ復帰する〔ステップS38〕。
【0179】
次にデータベースアクセス制御部42B は、受信コマンドデータベース44A から抽出済のデータ(d44A7)の保有する応答コマンド名(RN =rN51 )を抽出する〔ステップS25〕。
【0180】
次にデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A を参照し、抽出済の応答コマンド名(rN51 )で検索し〔ステップS26〕、応答コマンド名(rN51 )の検出に成功すると、応答コマンド名(rN51 )を保有するデータ(d45A7)を応答コマンドデータベース45A から抽出し〔ステップS27〕、続いて抽出したデータ(d45A7)から応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =1)とを抽出した後、図8に示される如きガイドエリアによる検索処理を実行する〔ステップS28〕。
【0181】
先ずデータベースアクセス制御部42B は、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A7)からガイドエリア(G45A )を抽出する〔図8、ステップS31〕。
【0182】
次にデータベースアクセス制御部42B は、抽出したガイドエリア(G45A )が(G45A =P2)、(G45A =P1)、(G45A =CC)、(G45A =GP)、(G45A =GS)および(G45A =RR)の何れであるかを分析し〔ステップS32乃至S34、S41乃至S43〕、今回は、(G45A =P2)でも、(G45A =P1)でも、(G45A =CC)でも無く、(G45A =GP)であることを認識すると〔ステップS41〕、抽出済のデータ(d45A7)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )が、追加ライブラリデータベース47に格納されているパラメータ値生成プログラム名(RPP)および追加ライブラリ名(L)を検索するプログラム/ライブラリ索引名(RPPL )であると認識し、応答コマンドデータベース45A から抽出済のデータ(d45A7)の保有する応答コマンドパラメータ(RP )〔応答コマンドパラメータ(RP1)および(RP2)〕を、プログラム/ライブラリ索引名(RPPL =rPPL1)および(RPPL =rPPL2)として抽出した後〔ステップS44〕、装置状態情報データベース46A の検索処理を行うこと無くガイドエリアによる検索処理を終了し、図7、ステップS29へ復帰する〔ステップS46〕。
【0183】
次にデータベースアクセス制御部42B は、追加ライブラリデータベース47を参照し、データ(d45A7)から抽出済のプログラム/ライブラリ索引名(rPPL1)および(rPPL2)で検索し〔図7、ステップS29〕、プログラム/ライブラリ索引名(rPPL1)および(rPPL2)の検出に成功すると、先ずプログラム/ライブラリ索引名(rPPL =rPPL1)に対応して格納済のパラメータ値生成プログラム名(RPP=rPP1 )と追加ライブラリ名(L)とを抽出した後〔ステップS2A〕、追加ライブラリ名(L)を有するライブラリを参照し、パラメータ値生成プログラム名(rPP1 )を有するプログラムを抽出して実行し〔ステップS2BおよびS2C〕、得られた実行結果〔例えば実行結果=4010〕を、応答コマンドパラメータ(RP1)の応答コマンドパラメータ値(RPV1 )として取得し、次にプログラム/ライブラリ索引名(RPPL =rPPL2)に対応して格納済のパラメータ値生成プログラム名(RPP=rPP2 )と追加ライブラリ名(L)とを抽出した後〔ステップS2A〕、追加ライブラリ名(L)を有するライブラリを参照し、パラメータ値生成プログラム名(rPP2 )を有するプログラムを抽出して実行し〔ステップS2BおよびS2C〕、得られた実行結果〔例えば実行結果=4020〕を、応答コマンドパラメータ(RP2)の応答コマンドパラメータ値(RPV2 )として取得する。
【0184】
次にデータベースアクセス制御部42B は、追加ライブラリデータベース47から取得した応答コマンドパラメータ(RP1=RPV1 =4010)および(RP2=RPV2 =4020)を、データ(d45A7)から抽出済の応答結果(RA =OK)と応答コマンドタイマ(TR =1)と共に、主処理部43を介してコマンド解析作成部42A に返送し、応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=RPV1 =4010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=RPV2 =4020)とを含む応答コマンド(R7 )〔=(RA :RP1:RP2;)〕の作成と、応答コマンドタイマ(TR =1)により定まる時間間隔を置いての返送とを指示する。
【0185】
コマンド解析作成部42A は、データベースアクセス制御部42B から伝達された応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=RPV1 =4010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=RPV2 =4020)と、応答コマンドタイマ(TR =1)と、応答コマンド(R7 )〔=(RA :RP1:RP2;)〕の作成指示とを受信すると、受信した応答結果(RA =OK)と、応答コマンドパラメータ(RP1=RPV1 =4010)と、応答コマンドパラメータ(RP2=RPV2 =4020)とを用いて指示された応答コマンド(R7 )〔=(OK:4010:4020;)〕を作成し、コマンド(C7 )を受信した時点から、応答コマンドタイマ(TR =1)により定まる時間間隔を置いた後、コマンド送受信制御部41へ返送する〔ステップS2I〕。
【0186】
コマンド送受信制御部41は、コマンド解析作成部42A から返送された応答コマンド(R7 )〔=(OK:4010:4020;)〕を、通信路3を経由してシステム管理装置1へ返送する。
【0187】
システム管理装置1は、擬似装置4から返送された応答コマンド(R7 )〔=(OK:4010:4020;)〕を受信・分析し、所定の動作完了後、次のアクションに移行する。
【0188】
以上の説明から明らかな如く、本発明の実施形態によれば、従来ある擬似装置4内に設けられていたコマンド解析/作成・データ更新制御部42を、コマンド解析作成部42A およびデータベースアクセス制御部42B に分離し、データベースアクセス制御部42B に、図7に示される如き擬似処理と、図8に示される如きガイドエリア検索処理とを実行する機能を設け、また受信コマンドデータベース44A 、応答コマンドデータベース45A および装置状態情報データベース46A にそれぞれガイドエリア(G44A )、(G45A )および(G46A )を追加することにより、コマンド(C1 )乃至(C7 )を受信した場合に、受信コマンドデータベース44A の検索範囲を指定し、また受信したコマンド(C1 )乃至(C7 )に対する応答コマンド(R1 )乃至(R7 )を作成する際に、応答コマンドデータベース45A 、装置状態情報データベース46A および追加ライブラリデータベース47の参照範囲、および応答コマンドパラメータ値(RPV)の変更、設定の可否等を指定することが可能となり、コマンドパラメータ(CP )或いは応答コマンドパラメータ(RP )が増加しても、必要最小範囲の擬似処理に限定可能となり、またコマンドパラメータ(CP )或いは応答コマンドパラメータ(RP )の設定に融通性を付与することも可能となる。
【0189】
なお、図2乃至図9はあく迄本発明の一実施形態に過ぎず、例えば本発明の対象とする擬似装置100は、図示される擬似装置4に限定されることは無く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。また本発明の対象とする伝送システムは、図示されるものに限定されぬことは言う迄も無い。
【0190】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、前記伝送システムにおいて、受信コマンドが保有するパラメータの、データベースを検索する際の利用範囲を指定し、また応答コマンドを作成する際のデータの操作範囲を指定することにより、受信パラメータ、応答パラメータ数が増加しても、従来と変わらぬ性能を維持可能とすると共に、追加データの発生時も柔軟に対応可能となり、更にデータベース制御部のデバッグを実行する際も容易に対応可能となり、当該擬似装置の経済性、信頼性およひ操作性を大幅に向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態による擬似装置
【図3】 図2における受信コマンドデータベース
【図4】 図2における応答コマンドデータベース
【図5】 図2における装置状態情報データベース
【図6】 図2における追加ライブラリデータベース
【図7】 図2における擬似処理
【図8】 図7におけるガイドエリア検索処理
【図9】 本発明の対象となる伝送システム
【図10】 従来ある擬似装置
【図11】 図10における受信コマンドデータベース
【図12】 図10における応答コマンドデータベース
【図13】 図10における装置状態情報データベース
【図14】 図10における追加ライブラリデータベース
【図15】 図10における擬似処理
【符号の説明】
1 システム管理装置
2 伝送装置
3 通信路
4、100 擬似装置
41 コマンド送受信制御部
42 コマンド解析/作成・データ更新制御部
42A コマンド解析作成部
42B データベースアクセス制御部
43 主処理部
44、44A 受信コマンドデータベース
45、45A 応答コマンドデータベース
46、46A 装置状態情報データベース
47 追加ライブラリデータベース
101 受信データ対応情報設定手段
102 受信データ分析範囲制御手段
103 応答データ対応情報設定手段
104 応答制御手段
Claims (3)
- 複数の情報を保有する指令データと、前記各指令データを受信した場合に返送する応答データとを対応させて格納するデータベースを保有し、各伝送装置の動作状態を監視すると共に各伝送装置の動作状態を制御するシステム管理装置から通信路を経由して受信した前記指令データに対して前記応答データを返送する伝送装置を擬似する擬似装置において、
前記データベースに、前記各指令データに対応して付加情報を設定する受信データ対応情報設定手段と、
外部から前記指令データを受信した場合に、受信した指令データに対応して、前記データベースに設定済の付加情報を分析し、前記指令データの保有する複数の情報の分析する範囲を変更する受信データ分析範囲制御手段とを設けることを特徴とするデータベース制御方式。 - 複数の情報を保有する指令データと、前記各指令データを受信した場合に返送する応答データとを対応させて格納するデータベースを保有し、各伝送装置の動作状態を監視すると共に各伝送装置の動作状態を制御するシステム管理装置から通信路を経由して受信した前記指令データに対して前記応答データを返送する伝送装置を擬似する擬似装置において、
前記データベースに、前記各応答データに対応して付加情報を設定する応答データ対応情報設定手段と、
外部から受信した前記指令データに対応する応答データを編集する場合に、編集する応答データに対応して、前記データベースに設定済の付加情報を分析し、前記応答データを組立てる複数の情報の収集方法を変更する応答制御手段とを設けることを特徴とするデータベース制御方式。 - 前記応答制御手段は、受信した前記指令データが、対応して返送する応答データを組立てる所定の情報の変更を要求した場合に、該応答データに対応して前記データベースに設定済の付加情報の分析結果に基づき、前記応答データを組立てる所定の情報の変更要求を許容するか禁止するかを決定することを特徴とする請求項2記載のデータベース制御方式。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013258499A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、コマンド群ガード方法、コマンド群ガードプログラム |
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1998
- 1998-12-08 JP JP34856698A patent/JP3747663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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