JP3747531B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は食器、食品、衣類、調理器具類、布類、靴類、傘類等の被乾燥物を効率的に乾燥する乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来の乾燥機について説明する。従来の乾燥機は図22に示すように、収納庫1内の所定の場所に被乾燥物2(例えば食器等)等を収納した後、電源を投入して運転を開始するものである。
【0003】
運転を開始すると、まず電動機3が駆動して送風インペラ4を動作させる。送風インペラ4が動作すると機外の空気が加圧され、送風経路5に送風される。このとき発熱体6に通電することにより機外の空気は送風経路5を介して発熱体6により加熱され温風となって収納庫1内に送風される。そして、収納庫1内に送風された機外の空気は被乾燥物2等を乾燥させて排気口7から機外へ排出される。所定時間の乾燥工程が終了すると乾燥機の運転を終了するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成の乾燥機では以下の問題を有している。つまり、乾燥工程において、機外の空気は送風インペラ4により送風経路5を介して発熱体6に送り込まれて加熱され収納庫1内に送風されるが、このとき加熱された空気は図22に示すように被乾燥物2及び収納庫1内に均一に行き渡らず排気口7から機外へ排出されてしまう。そのため、被乾燥物2を均一に加熱し乾燥させることができず、所定の運転時間を経ても被乾燥物2の満足な乾燥性能を得ることができない。また、被乾燥物2の一部には加熱された空気が常に供給されるので、被乾燥物2に温度過昇部分が生じるという問題がある。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑み、被乾燥物に機外の空気を均一に行き渡らせ、均一な乾燥を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の乾燥機は、被乾燥物を収納する収納庫と、乾燥用空気を加熱する発熱体と、送風インペラを有し電動機により動作する送風機と、機外の空気を取り入れる吸気口及び吸気経路と、前記収納庫内に空気を送り込む第一の送風口を有する第一の送風経路及び第二の送風口を有する第二の送風経路と、前記収納庫内の空気を機外へ排出する排気口とを備え、前記送風インペラに前記第一及び第二の送風経路を接続し、前記送風機は、前記第一 及び第二の送風口の一方の風量が他方より多くなるように前記第一及び第二の送風口の両方から前記収納庫内へ送風するとともに、前記電動機の正転/反転により前記第一及び第二の送風口からの風量が交互に多くなるようにしたものである。
【0007】
この発明によれば、被乾燥物に機外の空気を均一に行き渡らせることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、被乾燥物を収納する収納庫と、乾燥用空気を加熱する発熱体と、送風インペラを有し電動機により動作する送風機と、機外の空気を取り入れる吸気口及び吸気経路と、前記収納庫内に空気を送り込む第一の送風口を有する第一の送風経路及び第二の送風口を有する第二の送風経路と、前記収納庫内の空気を機外へ排出する排気口とを備え、前記送風インペラに前記第一及び第二の送風経路を接続し、前記送風機は、前記第一及び第二の送風口の一方の風量が他方より多くなるように前記第一及び第二の送風口の両方から前記収納庫内へ送風するとともに、前記電動機の正転/反転により前記第一及び第二の送風口からの風量が交互に多くなるようにしたことにより、均一な乾燥を実現することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加え、第一及び第二の送風経路に弁を設け、電動機の正転/反転により前記第一及び第二の送風経路の一方から収納庫内へ交互に送風されるように前記弁を開閉する構成としたことにより、それぞれの経路にロスなく送風を行うことができる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1において、21は収納庫、22は被乾燥物(ここでは食器を例にする)、23は第一の送風インペラ、24は第一の送風ケーシング、25は第二の送風インペラ、26は第二の送風ケーシング、27は第一及び第二の送風インペラ23、25を駆動する電動機で、正転または反転することができる。そして、第一、第二の送風インペラ23、25は、電動機27が正転するときには第一の送風インペラ23が機外の空気を加圧する一方、第二の送風インペラ25は機外の空気を加圧せず、また、電動機27が反転するときには第二の送風インペラ25が機外の空気を加圧する一方、第一の送風インペラ23は機外の空気を加圧しないように構成されている。28、29は機外の空気を第一の送風インペラ23に送り込む第一の吸気口及び第一の吸気経路、30、31は機外の空気を第二の送風インペラ25に送り込む第二の吸気口及び第二の吸気経路である。32、33は第一の送風経路、第一の送風口で収納庫21と第一の送風ケーシング24とを接続している。また、34、35は第二の送風経路、第二の送風口で収納庫21と第二の送風ケーシング26とを接続している。36は発熱体であり、第一及び第二の送風インペラ23、25により収納庫21内に供給された機外の空気を加熱するものである。また、図2において、37は収納庫21内の空気を機外へ排出する排気口である。
【0011】
前記構成において以下にその動作について説明する。収納庫21内に被乾燥物22等を所定の位置に収納して運転を開始する。運転を開始すると、まず電動機27が正転方向に駆動して第一及び第二の送風インペラ23、25を動作させる。この時、第一の送風インペラ23は機外の空気を加圧し、第二の送風インペラ25は機外の空気を加圧しないので、機外の空気は第一の送風インペラ23により、第一の吸気口28、第一の吸気経路29を介して第一の送風インペラ23に送り込まれて加圧され、第一の送風経路32、第一の送風口33を介して収納庫21内に供給される。そして、収納庫21内に供給された機外の空気は発熱体36により加熱されて温風となって被乾燥物22等に送風される。そして被乾燥物22等を乾燥させ、その後排気口37より機外へ排出される。電動機27が正転方向に所定時間駆動した後、電動機27は反転方向に駆動して第一及び第二の送風インペラ23、25を動作させる。この時は第二の送風インペラ25は機外の空気を加圧し、第一の送風インペラ23は機外の空気を加圧しないので、機外の空気は第二の送風インペラ25により、第二の吸気口30、第二の吸気経路31を介して第二の送風インペラ25に送り込まれて加圧され、第二の送風経路34、第二の送風口35を介して収納庫21内に供給される。そして、電動機27の正転方向の駆動時と同様に、収納庫21内に供給された機外の空気は発熱体36により加熱され温風となって被乾燥物22等に送風される。そして、被乾燥物22等を乾燥させ、その後排気口37より機外へ排出される。このような電動機27の正転または反転の駆動を所定時間ずつ繰り返しながら被乾燥物22等を乾燥させて乾燥機の運転を終了する。
【0012】
このように構成された本発明の第1の実施例によれば、電動機27が正転方向に駆動するときは第一の送風インペラ23の動作により機外の空気は収納庫21内で図1に示すような流れを生み出し、電動機27が反転方向に駆動するときは第二の送風インペラ25の動作により機外の空気は図3に示すような流れを生み出す。従って、電動機27の正転または反転の駆動を交互に繰り返すことにより、収納庫21内では2つの方向の空気の流れを交互に生み出すことができるので、発熱体36により加熱された空気を収納庫21内及び被乾燥物22に偏ることなく均一に供給することができる。そのため、被乾燥物22等を効率的に、また短時間で乾燥させることができる。また、被乾燥物22に温度過昇部分を生じることなく、均一に加熱し乾燥することができる。
【0013】
なお、本発明は図4に示すように、第一及び第二の送風経路32、34内にそれぞれ発熱体36を設けた構造にしてもよい。
【0014】
また、本発明は食器だけでなく、食品、衣類、調理器具類、布類、靴類、傘類等の被乾燥物を乾燥してもよい。
【0015】
また、本発明は、収納庫21内に機外の低温低湿の空気を送風することにより、カビ等の発生を防いだり、食品等を衛生的に保存できる保管庫として使用してもよい。
【0016】
また、本発明は乾燥度合い、乾燥時間によっては発熱体36を設けず、空気の送風のみで被乾燥物22を乾燥させる構成としてもよい。
【0017】
また、本発明は食器洗い乾燥機等の乾燥機構に用いてもよい。
【0018】
(実施例2)
以下本発明の第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、図5において、電動機27の軸の両端に第一及び第二の送風インペラ23、25がそれぞれ配置されている。また、38、39は吸気口及び吸気経路であり、機外の空気は吸気口38、吸気経路39から第一または第二の送風インペラ23、25に供給される。そして、電動機27は吸気経路39内に設けられている。ここで、電動機27の正転時は機外の空気は吸気口38、吸気経路39、電動機27を介して第一の送風インペラ23に供給されて加圧される。そして、加圧された機外の空気は第一の送風経路32、第一の送風口33発熱体36を介して収納庫21及び被乾燥物22等に供給される。また、電動機27の反転時は機外の空気は正転時と同様に吸気口38、吸気経路39、電動機27を介して第二の送風インペラ25に供給されて加圧される。そして、加圧された機外の空気は第二の送風経路34、第二の送風口35、発熱体36を介して収納庫21及び被乾燥物22等に供給される。
【0019】
このように構成された本発明の第2の実施例によれば、図5に示すように、電動機27の正転時は機外の空気は吸気口38、吸気経路39、電動機27を介して第一の送風インペラ23に供給されて加圧された後、第一の送風経路32、第一の送風口33を介して収納庫21内に送風される。また、図6に示すように、電動機27の反転時は機外の空気は吸気口38、吸気経路39、電動機27を介して第二の送風インペラ25に供給されて加圧された後、第二の送風経路34、第二の送風口35を介して収納庫21内に送風される。そのため、電動機27の正転または反転に関係なく機外の空気が吸気口38、吸気経路39を介して電動機27に供給されるので、電動機27は冷却専用インペラを別途設けることなく冷却されることになる。従って、電動機27を省スペースで、且つ安価な構成にすることができ、電動機27の正転または反転に関係なく1個の吸気口及び吸気経路から送風される機外の空気により電動機27を確実に冷却することができる。さらに、電動機27の軸の両端に第一及び第二の送風インペラ23、25を配置することにより、電動機27の軸に対する加重バランスを一方に偏らせることなく、ほぼ均等にすることができる。そのため、電動機27の耐久性を向上させる構成とすることができる。
【0020】
(実施例3)
以下本発明の第3の実施例について、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、図7において、40は送風インペラ、41は送風ケーシングであり、送風インペラ40はラジアルファン形状で形成されており、図8(a)に示すように、電動機27が正転方向に駆動する時は送風インペラ40により加圧された機外の空気は第一及び第二の送風経路32、34に供給されるが、この時、送風ケーシング41の形状により第二の送風経路34よりも第一の送風経路32に多くの機外の空気が供給される。また、図8(b)に示すように、電動機27が反転方向に駆動する時は送風インペラ40により加圧された機外の空気は電動機27の正転方向の駆動時とは反対に第一の送風経路32よりも第二の送風経路34に多く供給される。また、機外の空気は吸気口38、吸気経路39及び電動機27を介して送風インペラ40に供給されるものである。
【0021】
このように構成された本発明の第3の実施例によれば、図7に示すように、電動機27の正転時には、送風インペラ40により加圧された機外の空気を第一の送風経路32及び第二の送風経路34を介して第一の送風口33及び第二の送風口35の両方から収納庫21内に送風することができ、さらに第二の送風口35よりも多くの空気を第一の送風口33から送風することができる。従って、電動機27の正転時には図7に示すような空気の流れを生み出すことができる。また、図8に示すように、電動機27の反転時にも、加圧された機外の空気を第一の送風経路32及び第二の送風経路34を介して第一の送風口33及び第二の送風口35の両方から収納庫21内に送風することができ、さらに第一の送風口33よりも多くの空気を第二の送風口35から送風することができる。従って、電動機27の反転時には図9に示すような空気の流れを生み出すことができる。
【0022】
また、機外の空気は吸気口38、吸気経路39及び電動機27を介して送風インペラ40に供給されるので、電動機27の正転または反転に関係なく電動機27は機外の空気により冷却されることになる。
【0023】
以上より、一個の送風インペラ40で収納庫21内に2つの方向の空気の流れを交互に生み出すことができ、加熱された空気を被乾燥物22及び収納庫21内に均一に供給することができる。従って、被乾燥物22等を効率的に、さらに短時間で乾燥させることができる。また、電動機27に冷却専用インペラを別途設けることなく、且つ電動機27の正転または反転に関係なく電動機27を機外の空気により確実に冷却することができる。
【0024】
なお、図10に示すように、第一及び第二の送風経路32、34にそれぞれ第一の弁42、第二の弁43を設け、電動機27の正転時には第一の弁42を開いて第二の弁43を閉じ、収納庫21内への送風を第一の送風経路32及び第一の送風口33からのみとし、反転時には第二の弁43を開いて第一の弁42を閉じ、収納庫21内への送風を第二の送風経路34及び第二の送風口35からのみとしてもよい。
【0025】
(実施例4)
以下本発明の第4の実施例について、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、図11において、第二の吸気経路31及び第二の吸気口30は収納庫21と接続されている。
【0026】
このように構成された本発明の第4の実施例によれば、電動機27の正転時には図11に示すように、第一の送風インペラ23により機外の空気は第一の吸気口28、第一の吸気経路29を介して第一の送風インペラ23に送り込まれて加圧され、第一の送風経路32、第一の送風口33、発熱体36を介して温風となって収納庫21内に供給される。そして、被乾燥物22等を乾燥させて排気口37から機外へ排出される。また、電動機27の反転時には図12に示すように、第二の送風インペラ25により収納庫21内の空気が第一の吸気口30、第二の吸気経路31を介して第二の送風インペラ25に送り込まれて加圧され、第二の送風経路34、第二の送風口35、発熱体36を介して温風となり、収納庫21内に再び供給されて被乾燥物22等を乾燥させる。そのため、収納庫21内の空気の湿度が高い場合は、電動機27を正転させて収納庫21内の高湿度の空気を機外へ排出し、且つ低湿度の機外の空気を加熱して収納庫21内に供給して被乾燥物22を乾燥させることができる。そして、収納庫21内の空気の湿度が低い場合は、電動機27を反転させて収納庫21内の空気を加熱しながら高温状態のままで循環させて、被乾燥物22を乾燥させることができる。従って、電動機27の正転または反転を繰り返すことによって、収納庫21内の空気が高湿度の場合は収納庫21内の高湿度の空気を排出し、低湿度の機外の空気を加熱して被乾燥物22に供給することができ、収納庫21内の空気が低湿度の場合は収納庫21内の高温の空気を加熱しながら循環させて被乾燥物22に供給することができる。そのため、空気の排出及び循環を繰り返しながら効率的に被乾燥物22を乾燥させることができる。
【0027】
なお、排気口37を開閉する弁を別途設け、収納庫21内の空気を排出する場合は排気口を開き、収納庫21内の空気を循環させる場合は排気口を閉じる構成としてもよい。
【0028】
(実施例5)
以下本発明の第5の実施例について、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、図13において、第二の送風インペラ25は渦流ファン形状で形成されており、電動機27の正転時には図14(a)に示すように、第二の送風インペラ25の動作により第二の送風経路34から第二の吸気経路31へ空気が供給され、電動機27の反転時には図14(b)に示すように、第二の吸気経路31から第二の送風経路34へ空気が供給される。
【0029】
このように構成された本発明の第5の実施例によれば、電動機27の正転時には図13に示すように、第一の送風インペラ23により機外の空気が第一の吸気口28、第一の吸気経路29を介して第一の送風インペラ23に送り込まれて加圧され、第一の送風経路32、第一の送風口33、発熱体36を介して温風となって収納庫21内に供給される。そして、被乾燥物22等を乾燥させて排気口37から機外へ排出される。同時に、第二の送風インペラ25により収納庫21内の空気の一部は第二の送風口35及び第二の送風経路34を介して第二の送風インペラ25に送り込まれて加圧され、第二の吸気経路31及び第二の吸気口30を介して再び収納庫21内に供給される。また、電動機27の反転時には図15に示すように、第二の送風インペラ25により収納庫21内の空気が第二の吸気口30、第二の吸気経路31を介して第二の送風インペラ25に送り込まれて加圧され、第二の送風経路34、第二の送風口35、発熱体36を介して温風となり、収納庫21内に再び供給されて被乾燥物22等を乾燥させる。そのため、電動機27の正転時には収納庫21内の空気の一部を加熱しながら循環させ、残りを機外へ排出し、新たに機外の空気を加熱して収納庫21内に供給して被乾燥物22を乾燥させることができ、電動機27の反転時には収納庫21内の空気を加熱しながら高温状態のままで循環させ、被乾燥物22を乾燥させることができる。従って、電動機27の正転または反転を繰り返すことによって、収納庫21内の空気を循環させながら排出したり、高温の空気を循環させたりすることができるので、被乾燥物22をより効率的に乾燥させることができる。
【0030】
(実施例6)
以下本発明の第6の実施例について、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、図16において、第一の吸気口28及び第一の吸気経路29は収納庫21と接続されている。また、第一の送風経路32、第一の送風口33は第一の送風ケーシング24と機外を接続するように構成されている。44は機外の空気を収納庫21へ送り込む第三の送風口である。
【0031】
このように構成された本発明の第6の実施例によれば、電動機27の正転時には図16に示すように、第一の送風インペラ23の動作により収納庫21内の空気は第一の吸気口28から吸い出され、第一の吸気経路29、第一の送風インペラ23、第一の送風経路32、第一の送風口33を介して機外へ排出され、第三の送風口44から新たな機外の空気が収納庫21内に送り込まれる。そのため、収納庫21内では図16に示すような空気の流れが生み出される。また、電動機27の反転時には図17に示すように、第二の送風インペラ25の動作により収納庫21内の空気は第二の吸気口30、第二の吸気経路31を介して第二の送風インペラ25に送り込まれて加圧され、第二の送風経路34、第二の送風口35を介して再び収納庫21内に供給される。従って、電動機27の正転時には、収納庫21内の空気は吸い出されて排出されるので、第三の送風口44から送り込まれ発熱体36により加熱されたほとんど全ての機外の空気は、被乾燥物22に送風されて被乾燥物22を乾燥させる。そして、被乾燥物以外(例えば収納庫の底面または側面等)に送風され被乾燥物以外を加熱して乾燥することがない。さらに、収納庫21内の空気が高温多湿の場合でも収納庫21の扉等のシール部から高温多湿の空気が漏れることなく確実に第一の送風口33から機外へ排出することができる。
【0032】
以上より、電動機27の正転時には収納庫21内の空気を吸い出して排出することにより、第三の送風口44から送り込まれ、発熱体36により加熱されて温風となった機外の空気を収納庫21内の壁面等乾燥すべき対象物以外に送風して乾燥させることなく、被乾燥物22にほとんど全て送風することができるので、発熱体36からの熱を効率的に被乾燥物22に供給し乾燥することができる。また、収納庫21内の空気が高温多湿の場合でも収納庫21の扉等のシール部から高温多湿の空気が機外へ漏れることなく確実に第一の送風口33から機外へ排出することができる。
【0033】
(実施例7)
以下本発明の第7の実施例について、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、図18において、第二の送風インペラ25は渦流ファン形状で形成されており、45は第一の送風経路32を開閉する開閉弁である。
【0034】
このように構成された本発明の第7の実施例によれば、電動機27の正転時に、開閉弁45を開くと、図18に示すように、収納庫21内の空気の一部を加熱しながら循環させて、残りを機外へ排出し、新たに機外の空気を収納庫21内に供給することができる。また、開閉弁45を閉じると図19に示すように、収納庫21内のほとんど全ての空気を排気することなく加熱しながら循環させることができる。そのため、収納庫21内の空気が高湿度の場合は開閉弁45を開いて収納庫21内の高湿度の空気を一部は循環しながら残りを機外へ排出し、低湿度の機外の空気を収納庫21に送り込むことができる。そして、収納庫21内の空気が低湿度の場合は開閉弁45を閉じて電動機27を正転または反転させることにより図19、図20に示すように、収納庫21内の空気の循環工程中に収納庫21内の高温で低湿度の空気を循環方向を変化させながら加熱して循環させることができる。従って、収納庫21内の空気が高湿度の場合は、高湿度の空気を機外へ排出して低湿度の空気を収納庫21内に送り込んで被乾燥物22を乾燥させることができ、収納庫21内の空気が低湿度の場合は循環工程中に収納庫21内の空気を循環方向を変化させながら被乾燥物22を乾燥させることができる。
【0035】
なお、開閉弁45を、第一の送風インペラ23と収納庫21を接続する第一の送風経路32内に設けたが、第一の吸気経路29内に設けてもよい。
【0036】
(実施例8)
以下本発明の第8の実施例について、図面を参照しながら説明する。全体の構成は第1の実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、図21において、46は湿度検知装置であり、第二の吸気経路31内に備えられている。
【0037】
このように構成された本発明の第8の実施例によれば、電動機27の正転時には、第一の送風インペラ23により機外の空気は第一の吸気口28、第一の吸気経路29を介して第一の送風インペラ23に送り込まれて加圧され、第一の送風経路32、第一の送風口33、発熱体36を介して温風となって収納庫21内に供給される。そして、被乾燥物22等を乾燥させて排気口37から機外へ排出される。また、電動機27の反転時には図21に示すように、第二の送風インペラ25により収納庫21内の空気が第一の吸気口30、第二の吸気経路31を介して第二の送風インペラ25に送り込まれて加圧され、第二の送風経路34、第二の送風口35、発熱体36を介して温風となり、収納庫21内に再び供給されて被乾燥物22等を乾燥させる。この時、湿度検知装置46は第二の吸気経路31内に備えられているので、循環する空気の湿度を検知することができる。そのため、収納庫21内の空気の湿度が低い場合は、電動機27を反転させて収納庫21内の空気を加熱しながら循環させて被乾燥物22を乾燥させるが、被乾燥物22等に付着した水滴が蒸発し、循環している空気の湿度が高い場合を湿度検知装置46により検知することができる。従って、電動機27の正転または反転の切換時を湿度検知装置46により検知することができるので、収納庫21内の空気の排出及び循環の切換を効率的に行うことができる。
【0038】
なお、湿度検知装置46を収納庫21内に設け、電動機27の正転時または反転時も収納庫21内の空気の湿度を検知できるようにし、電動機27の正転から反転、または反転から正転の切換時を適切に検知できるようにするとなお良い。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明の洗浄機は、被乾燥物を収納する収納庫と、乾燥用空気を加熱する発熱体と、送風インペラを有し電動機により動作する送風機と、機外の空気を取り入れる吸気口及び吸気経路と、前記収納庫内に空気を送り込む第一の送風口を有する第一の送風経路及び第二の送風口を有する第二の送風経路と、前記収納庫内の空気を機外へ排出する排気口とを備え、前記送風インペラに前記第一及び第二の送風経路を接続し、前記送風機は、前記第一及び第二の送風口の一方の風量が他方より多くなるように前記第一及び第二の送風口の両方から前記収納庫内へ送風するとともに、前記電動機の正転/反転により前記第一及び第二の送風口からの風量が交互に多くなるようにしたから、被乾燥物に機外の空気を均一に行き渡らせることができ、効率的に乾燥することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における乾燥機の電動機の正転時の縦断面図
【図2】 同乾燥機の電動機の正転時の横方向から見た縦断面図
【図3】 同乾燥機の電動機の反転時の縦断面図
【図4】 同乾燥機の発熱体を送風経路に設けた縦断面図
【図5】 本発明の実施例2における乾燥機の電動機の正転時の縦断面図
【図6】 同乾燥機の電動機の反転時の縦断面図
【図7】 本発明の実施例3における乾燥機の電動機の正転時の縦断面図
【図8】 同乾燥機の上方から見た送風インペラ及び送風ケーシング構成図
【図9】 同乾燥機の電動機の反転時の縦断面図
【図10】 同乾燥機の弁の配置図
【図11】 本発明の実施例4における乾燥機の電動機の正転時の縦断面図
【図12】 同乾燥機の電動機の反転時の縦断面図
【図13】 本発明の実施例5における乾燥機の電動機の正転時の縦断面図
【図14】 同乾燥機の上方から見た送風インペラ及び送風ケーシング構成図
【図15】 同乾燥機の電動機の反転時の縦断面図
【図16】 本発明の実施例6における乾燥機の電動機の正転時の縦断面図
【図17】 同乾燥機の電動機の反転時の縦断面図
【図18】 本発明の実施例7における乾燥機の開閉弁を開き、電動機が正転方向に回転する時の縦断面図
【図19】 同乾燥機の開閉弁を閉じ、電動機が正転方向に回転する時の縦断面図
【図20】 同乾燥機の電動機の反転時の縦断面図
【図21】 本発明の実施例8における乾燥機の縦断面図
【図22】 従来の乾燥機の縦断面図
【符号の説明】
21 収納庫
23 第一の送風インペラ
24 第一の送風ケーシング
25 第二の送風インペラ
26 第二の送風ケーシング
27 電動機
28 第一の吸気口
29 第一の吸気経路
30 第二の吸気口
31 第二の吸気経路
32 第一の送風経路
33 第一の送風口
34 第二の送風経路
35 第二の送風口
36 発熱体
37 排気口
38 吸気口
39 吸気経路
40 送風インペラ
41 送風ケーシング
42 第一の弁
43 第二の弁
44 第三の送風口
45 開閉弁
46 湿度検知装置

Claims (2)

  1. 被乾燥物を収納する収納庫と、乾燥用空気を加熱する発熱体と、送風インペラを有し電動機により動作する送風機と、機外の空気を取り入れる吸気口及び吸気経路と、前記収納庫内に空気を送り込む第一の送風口を有する第一の送風経路及び第二の送風口を有する第二の送風経路と、前記収納庫内の空気を機外へ排出する排気口とを備え、前記送風インペラに前記第一及び第二の送風経路を接続し、前記送風機は、前記第一及び第二の送風口の一方の風量が他方より多くなるように前記第一及び第二の送風口の両方から前記収納庫内へ送風するとともに、前記電動機の正転/反転により前記第一及び第二の送風口からの風量が交互に多くなるようにした乾燥機。
  2. 第一及び第二の送風経路に弁を設け、電動機の正転/反転により前記第一及び第二の送風経路の一方から収納庫内へ交互に送風されるように前記弁を開閉する構成とした請求項1記載の乾燥機。
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