JP3745443B2 - 回線群による同期スイッチングを用いるatmスイッチ - Google Patents

回線群による同期スイッチングを用いるatmスイッチ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非同期転送モード(ATM)回路網における交換機分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
ATMスイッチのアーキテクチャに関して、ここ15年以上に渡って多くの提案がなされたが、真の工業目的にふさわしいものはほとんどない。これを行うには、時間と空間に応じてかなり変動するこの回路網の様々な要求、特にこのスイッチの容量の動的拡張の要求に応えることが必要である。
【0003】
ATMスイッチに関する先駆的な研究の中で、全く異なる3つの基本原理に基づく以下のような3つの具体例が注目すべきものである。それはすなわち、プレリュードスイッチ(A・トーマス他による論文『非同期時分割技術: 実験的パッケット回路網集積ビデオ通信』、国際標準学会 '84会報、フィレンツェ1984年5月、記事番号32C2参照)と、スターライトスイッチ(ヒューアン他による論文『スターライト: 広帯域デジタルスイッチ』、GLOBECOME '84会報、アトランタ、1984年12月、121〜125ページ参照)と、そしてノックアウトスイッチ(イエー他による『ノックアウトスイッチ: 高性能パケットスイッチングのための簡単なモジュラーアーキテクチャ』、アメリカ電気電子学会JSAC、SAC−5巻、1987年10月、1274〜1283ページ参照)とである。これらの基本技術に関しては、F.A.トバギによる論文『広帯域統合サービスのデジタル回路網のための高速パケットスイッチアーキテクチャ』、アメリカ電気電子学会会報、78巻1号、1990年1月、133〜167ページに再検討されている。プレリュードスイッチは、共通記憶域にある出力待ち行列および時分割に基づいている。スターライトスイッチは、分類回路網とバニアンタイプの経路自己指定回路網と共に用いられる。ノックアウトスイッチの主導概念は、N個のソースからL個の出力回線に同期にATMセルを集信することにあるが、この場合これらのL個の出力回線は外部インタフェースの前に置かれている論理待ち行列に入る。集信回路内の空間的なコンテンションによるセルの損失は許容される。このような場合は、L個以上のセルが同時に集信回路のN個の入力回線に存在する時に生じる。このような損失は、集信回路のL個の出力回線の平均処理能力が小さければ、許容できる。
【0004】
これらの基本技術が用いられるとき、様々な技術的問題によって大型のスイッチの作成が妨げられる。すなわち、時分割はプレリュードマトリックスのサイズを非常に大きく制限し、そのためクロス回路網タイプの多重ステージを用いなければならない。このアーキテクチャは更に、ATMスイッチ切換えに特有な問題、すなわち、可変処理能力スイッチにおいては、高いオーバヘッド費をかけなければ、ブロッキング率を制御することは難しいという問題に直面する。大型のスターライトタイプの回路網は、内部接続部の1複合セットのみを生成する。そのうえ、コンテンションのために、流れの中のセルの配列順序が失われることがあって、そのためにスイッチの出力において再び順序付けを行う必要がある。ノックアウトスイッチでは、濾過素子と相互接続素子の数が二乗されて増大する欠点がある。
【0005】
大型ATMスイッチのアーキテクチャ問題を解決するために、多くの提案がなされている。『KSMINs: 高速パケットスイッチ切換えのためのノックアウトスイッチベースの多重ステージ相互接続回路網』という論文(会報GLOBECOM '90、サンディエゴ、1990年12月、第1巻、218〜223ページ)において、Y.M.キム他は、N.logNの複雑性を達成するために、バニアンタイプの多重ステージ回路網に従ってノックアウトスイッチを相互接続することを提案している。しかしながら、この解決法は、幾つかの待ち行列ステージを必要とする欠点があり、そして更に多重ステージの回路網の内部リンクに閉塞が生じる恐れがある。
【0006】
ノックアウト(K.O.)アーキテクチャは、その考案者たちによって一般化され、そして『増大可能なパケット(ATM)スイッチアーキテクチャ: 設計原理と応用』(K.Y.エン他著、通信に関するアメリカ電気電子学会の会報、第40巻、2号、1992年2月、423〜430ページ)と題された論文に記載されている。この一般化されたアーキテクチャはこれ以降、「第2K.O.」と呼ぶことにする。この第2K.O.アーキテクチャは以下のような特徴を示す。すなわち、
2A−K.O.と同様に第2K.O.の出力は単一の待ち行列まで同期しており、そして当然それはATMセルの順に従っている。
2B−基本端子モジュールは、(例えば)様々な方法(メモリ分割を伴うか、または伴はない時分割、もしくは純粋ノックアウトなど)で具体化できる42×16のマトリックスである。
2C−これらの端子マトリックスはある拡張率を持つ同期相互接続回路網に接続されている。
2D−セルの統計的な削除の原理は、同期相互接続回路網から出る回線の固定群として、例えば16個の外部インタフェースのトラヒックを有する42回線の1群として一般化される。
2E−相互接続回路網は、互いに接続されている2つのステージより成り、そして(例えば)同一の出力マトリックスとして同時に用いられるセルが42個を越えない限り、ブロッキングされないクロス回路網を形成するために、従来の方法によるマトリックスの最後のステージを有する。
2F−この回路網への入力に関するグローバルアルゴリズムは、上記の条件2Eを達成するために過剰なセルを削除する。
2G−このアルゴリズムの後に、ある瞬間における全てのセルのために、相互接続回路網を経由して、経路を割り当てるためのもう一つのグローバルアルゴリズムが続く。この論文の著者は、このアーキテクチャによりセルの追加損失がかなり小さくなることを示している。
【0007】
このアーキテクチャは、スイッチに入力される全てのセルを各セル時間ごとに調べなければならない2つのアルゴリズムを実行するために、非常に高速な技術を必要とする。したがって、スイッチのサイズは、必要なこの技術によって制限される。このアーキテクチャの相互接続回路網は、固定最大サイズを有するある単一の値域の複数スイッチを意味する。値域を変更するためには、相互接続回路網の全面的な変更が必要になる。最後に、この回路網と最後のステージとの完全な相互接続構造の故に、回路網ではなく、端子マトリックスだけが経路にそって装備されるので、その経費がかさむ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高処理量の非同期転送モードによって課される技術的制約への適応が従来より知られているATMスイッチと比較してより優れているATMスイッチのための新しいアーキテクチャを提案することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によるATMスイッチは、複数のスイッチングマトリックス回線であって、その各々はm個の入力とn個の出力とを有し、mとnはm≧nであるような2つの整数であるスイッチングマトリックスと、そしてATMスイッチの複数入力回線をそれぞれ各スイッチングマトリックス回線に連結する同期相互接続回路網であって、この複数のスイッチングマトリックス回線の複数の出力はそれぞれATMスイッチの各出力回線に連結されている同期相互接続回路網とが含まれ、この同期相互接続回路網が、基礎群同期スイッチのk個の逐次ステージを含み、各ステージが少なくとも1群、多くともp群のm個の入力と、そして少なくとも1群、多くてもp群のm個の出力とを有し、kとpはp≧2である整数であり、m個の回線の複数群はそれぞれ基礎群同期スイッチのm個の入力の1群を次のステージの基礎群同期スイッチのm個の入力の1群に連結させ、そしてm個の回線の複数群はそれぞれ最後のステージの基礎群同期スイッチのm個の出力の1群をスイッチングマトリックス回線のm個の入力に連結させる。
【0010】
スイッチングマトリックス回線は出力回線の識別を基礎としてセルの経路指定を行い、一方基礎群同期スイッチは宛先回線の群の識別を基礎にセルの経路指定を行う。
【0011】
基礎群同期スイッチ(GESS)には、pm個の入力とm個の出力を有する少なくとも1つ多くともp個の基礎集信回路が含まれていることが好ましく、各基礎集信回路のm個の出力は上記基礎群同期スイッチのm個の出力の1群を構成し、そしてこの基礎群同期スイッチの各入力は、上記基礎集信回路の出力のために用いられないATMセルを削除するためのフィルタによって、上記基礎群同期スイッチの各基礎集信回路のそれぞれの入力に連結される。このようにして、相互接続回路網は同報通信と濾過とそして集信の機能を備えた基礎スイッチに基づくことになり、その結果相互接続回路網はノックアウト原理を一般化する。
【0012】
【発明の実施の形態】
典型的には、N'c'入力回線とN'c'出力回線を有するATMスイッチの同期相互接続回路網は、c'の群同期スイッチングコアを含み、c'が多くともc=m/nの整数である。群同期スイッチングコアはそれぞれ、ATMスイッチのN'c'入力回線に到着するATMセルを同期モードで受信する少なくともN'mの入力回線を有する。
【0013】
本発明の第2の側面によれば、群同期スイッチングコア(GSSC)は、m個の出力回線のN’個の群と、少なくともN’m個の入力回線とそして基礎群同期スイッチのk個のステージを含み、そしてN’、mおよびkは、N’≧2かつm≧2の整数である。各基礎群同期スイッチは、pm個の入力とm個の出力とを備えた少なくとも1つ、多くともp個の基礎集信回路を含み、pはN’≦pk のような少なくとも2である整数であり、各基礎集信回路のm個の出力は基礎群同期スイッチのm個の出力の1群を構成し、そしてこの基礎群同期スイッチの各入力が、上記集信回路の出力として用いられないATMセルを削除するためのフィルタを通ってその各基礎集信回路のそれぞれの入力に連結される。逐次ステージの複数基礎群同期スイッチはm個の回線の複数群により相互接続され、これらの回線の各々は基礎群同期スイッチのm個の出力群を次のステージの基礎群同期スイッチのm個の入力に連結し、基礎群同期スイッチの入力回線は第1ステージの複数基礎群同期スイッチの入力に連結され、そして最後のステージの複数基礎群同期スイッチのm個の出力の複数群はそれぞれ、群同期スイッチングコアのm個の出力回線の各N’群に連結される。
【0014】
以後の説明においては、群同期スイッチングコアを示すためにGSSCという略語を用い、そして基礎群同期スイッチをGESSという略語で示す。GSSCは3Aから3Eまでの以下の特性を有する。すなわち、
3A−複数のATMセルはGSSCへの入力に配置され、すなわち、複数ATMセルが同時にGSSCに入るということである。
3B−あらゆるセルのGSSCを通る通過時間は同じで(同期性)、これは特に中間待ち行列が存在しないことを意味する。
3C−各セルはそれ自身、その経路とすべき出力回線の1群(または、同報通信の場合は時により複数群)を指定するのに充分な(必要ならば、標準ATMセルに付けられる接頭部を有する)情報を含んでいる。
3D−このようなセルは任意群の任意の入力回線に挿入することができる。言い換えれば、1群内のセルは各瞬間において先験的に異なる出力群に個別的に切り換えられる。
3E−各セルは指定された出力群に属する未定の回線に経路指定される。言い換えれば、GSSCにとっては群識別のみが重要であり、1つの群内の回線の識別は無関係である。
【0015】
本発明によるATMスイッチは、上記の原理2A、2B、2C、2Dに適合している。他方では、2E、2Fおよび2Gの項目に関しては第2K.O.と異なる。実際に、先行の全K.O.制御アルゴリズムとその経路割当アルゴリズムを共に削除しようという提案もある。全てのセルは、ランダムな分配の後に複数GSSCから成る相互接続回路網に送られ、そして過剰なセルはこの相互接続回路網内の経路にそって削除される。更に、上記回路網は3ステージのクロス接続形態に従わず、それは典型的には任意のタイプそして任意のサイズのバニアン回路網であり、その内部リンクは、損失の少ない統計的多重化のK.O.原理を各ステージに適用するのに充分な数量がある回線群である。本発明は回線群とGESSのバニアンアまたはデルタのアーキテクチャ内において、K.O.原理を再帰的に使用する。これは、先行のランダム配分によって非常に小さいセル損失率だけで可能である。このアーキテクチャは本質的に同報通信が可能であることと、同報通信はこの技術とは独立しているので、このアーキテクチャは制限のない最大サイズをとることができることと、スイッチの値域は最適増大係数に従うこと、そして更に、任意の最大サイズための費用は比較的に安価であることが、後述されるであろう。
【0016】
本発明のその他の特徴や利点は、好ましいがこれに限定されない幾つかの実施例によって添付の図面を参照しながら後に説明されるであろう。
【0017】
【実施例】
本発明に従い、その全容量まで利用されているATMスイッチが先ず説明され、その後にこのようなスイッチの容量をトラヒックを妨げることなく増大させることができる方法が検討されよう。
【0018】
図1に示されているスイッチは、Nm個の二方向回線すなわちNm個の入力回線とNm個の出力回線とを管理する。入力回線と出力回線とを分離し、そしてATMセルにおいて切り換えられるある種の処理操作を実行するために、各二方向回線にインタフェース30が設置されている。
【0019】
このスイッチには、c個のGSSCから成る同期相互接続回路網が含まれており、各GSSCは、m個の入力回線のN群とm個の出力回線のN群を有する。各GSSCのそれぞれの入力回線はトラヒック等化ステージ34を通して回線インタフェース30に連結されている。各セルの到着時に、各GSSCのNm個の入力回線は、スイッチのNm個の入力回線に着信するATMセルを同期して受信する。各GSSCのそれぞれの出力回線の各群は、m個の入力回線をN個の出力回線に切り換えるそれぞれのスイッチングマトリックス回線36に対応付けられる。各マトリックス36は対応付けられた群のm個の回線にそれぞれ連結されたm個の入力を有している。受信したセルを宛先の出力回線に経路指定するために、そのn個の出力の各々はそれぞれの回線インタフェース30に連結される。
【0020】
各GSSC32は出力回線群の識別を唯一のベースとしてスイッチングを実施する。同じ一つの群内の異なる回線の区別は、マトリックス36により行われる。図1の例では、m=c・nである。したがって、マトリックス36は整数の集信係数cを達成し、そしてGSSCのm個の出力回線の各群は、m/cアーランに相当する最大トラヒックを持つ。回路網の拡張に対応するトラヒックのこうした削減は、m値によって左右される。
【0021】
スイッチの全体設計により所望されるか、または許容される集信/拡張係数によって、例えば、端子マトリックス36を作るのに64×32、48×16または32×8サイズの選択が可能になる。本アーキテクチャのマトリックス36を作るために、公知の様々なATMマトリックスの設計方法(メモリ分割および/または時分割、相互接続回路網、ノックアウトなど)が適用され得る。適用は以下の幾つかの特性に従ってなされる。
─ 入力回線はセルの開始に同期される。
─ いかなるATM接続の出力回線であっても入力回線のいずれか1つに配置され得る。
─ ATM接続内のセルの配列順序に従うように、マトリックスの動作は、インタフェース30に先行する1つまたは複数の待ち行列に書き込まれるまで、同期していなければならない。そして、
─ 特にATMヘッダーのVPI/VCIフィールドに関して、外部インタフェースのために定義された基準にしたがって、各セルはその内部に、その究極の整形のために必要な情報を持っていなければならない。
【0022】
実施例として、図2はノックアウトタイプの端子マトリックス36の1つの具体例を示している。この実施例では、マトリックスは、n個の出力にそれぞれ対応付けられるn個のマルチプレクサの1セットである。各マルチプレクサには、m個の入力とm’個の出力とを有する集信回路38と、そして論理待ち行列40とが含まれる。各論理待ち行列40には、対応付けられている集信回路38のm個の出力の一つに個々に結合されているm’個の物理待ち行列と、そして出力において先入れ先出し(FIFO)プロトコルに従うように、物理待ち行列から次には読み取る読取り論理回路44とが含まれている。端子マトリックス36の各入力はそれぞれのフィルタ46によってn個の集信回路38の各入力に連結されており、このフィルタ46は、マトリックス36の対応する出力のために用いられないATMセルを削除する。
【0023】
集信回路38のサイズは例えば、m=32、m’=16である。ノックアウト原理にしたがって、このとき集信回路38内のコンテンションによる損失は無視できる。
【0024】
GSSCは、pm個の入力とm個の出力とを有する複数の基礎集信回路をベースに具体化されている。各GSSCにより切り換えられる回線群の数Nは、pk の形態をしている。GSSCは、m個の入力のp個の群およびm個の出力のp個の群をそれぞれ有するpk-1 個のGESSを各々に含んでいるk個のステージに分かれる。
【0025】
GESS48の構造は図3に示されている。GESS48には、このGESSのm個の出力の1群を構成するそのm個の出力をそれぞれ有するp個の基礎集信回路50が含まれている。GESS48の各入力は、それぞれのフィルタ52を通って各基礎集信回路50の入力に連結されている。図3では簡略化のために、各集信回路50の上流にpm個のフィルタ52のバンクが示されている。このような1つのフィルタバンクはそれぞれ、m個の出力群のために用いられないATMセルを削除するために、集信回路の入力回線を処理する。
【0026】
図4は本発明によるATMスイッチのアーキテクチャが再帰的構造になっていることを示す。モジュールM0 が先ず、図2に示されているような端子スイッチングマトリックスに対応して、定義される。したがって、モジュールM0 はm個の入力のp0 =1個の群を有する。i>0として、モジュールMi は、pi-1 個のGESS48とそしてp個のモジュールMi-1 とから作られている。各モジュールMi-1 のm個の入力の様々な群は各々、それぞれのGESSのm個の出力の1群に連結される。モジュールMi には、m個の入力およびpi ・n個の出力のpi 個の群が含まれ、pi ・m個の入力のいずれか一つに到着したATMセルは、pi ・n個の出力のいずれか一つに経路指定され得ることを立証することができる。モジュールMi の複数GESSは、i個のステージを有する経路自己指定のバニアン回路網(すなわち、オーダpのデルタ回路網)に従い一緒に相互接続され、これらの内側のリンクはm個の回線の複数群から成り、各ステージには、pi-1 個のGESSが含まれている。i=kとすれば、複数GESSのこの回路網は、複数入力回線のN個の群と複数出力回線のN個の群とを有するGSSCを構成する。
【0027】
図5は、p=2、k=3(N=8)という特定の場合におけるこのようなGSSC32を示している。集信回路50に対応付けられているフィルタ52の複数列は図面を簡略化するために示されていない。ATMセルが到着する入力回線にかかわりなく、このセルを出力回線の任意の群に指定することができる経路があることと、そしてデルタ回路網の内部リンクを構成する複数の回線群が1つの連続されているリンクと考えるならば、それは唯一の経路であることが、立証できるであろう。
【0028】
GESSのステージ間の内部接続は全て同じ特性を有する。すなわち、各リンクは同一の処理量を持つある定数m個の個別的なデータの流れを伝送する。これらの流れは、技術的な可能性にしたがって並列に配置されるか、もしくは完全にまたは部分的に多重化される。
【0029】
セルの損失に関してGSSCの性能を分析するために、Y.S.イエー他による上述の論文において実施されていた損失計算をここで僅か変わった形で再び利用する。単純化のためにこの計算にはポイントツウポイント接続についてしか考慮しない。しかし、得られたセルの損失率は、同報通信トリーの数にかかわりなく、有効である。これを確認するには、図5の例を参照しながら、以下のことが認められれば充分である。すなわち、
─ 各瞬間に各集信回路に入るセルはすべて異なっている。つまり、空間的な自己相関性はない。同じ一つの物理インタフェース内では同報通信はないので、一時的な自己相関性は削除される。
─ このスイッチから離れるトラヒックは結線の種類とは関係なく、同報トラヒックが増大すればするほど、入ってくるトラヒックは少なくなり、そして損失率は小さくなる。
【0030】
m個の出力を有するM個の独立ソースの集信回路を想定する。関連するセルはm個の出力のうちの任意の1つのためのセルである。その他のセルは集信回路の上流のフィルタバンクによって除去され、損失計算には含まれないからである。こうした仮定のもとで、もしソースからのトラヒックの個々の量が等しいならば(これは、セルの損失の観点から最悪の場合であることが知られている)、i個のセルが同時に存在する確率P(i)は、以下の関係式によって表される。すなわち、
【0031】
【数1】
Figure 0003745443
(ただしこの式で、C(N,i)は二項式の係数M!/[i!(M-i)!])であると定義し、αは各入力回線の個別的トラヒック、つまりあるセルが個々の回線に出現する確率を表す。)
Mにかかわりなく、一定の値Mα=ρ(ただし、ρはm個の出力回線から成る1群の平均処理量である)とすれば、この関係式によって確率pは以下のように表すこともできる。すなわち、
【0032】
【数2】
Figure 0003745443
i>mのとき、集信回路から(i−m)個のセルの損失があるとすると、セルの平均損失は以下のように表すことができる。すなわち、
【0033】
【数3】
Figure 0003745443
したがって、損失率は以下の式によって表すことができる。すなわち、
【0034】
【数4】
Figure 0003745443
ρが一定であり、かつMが充分大きければ、二項法則はポアソン法則に収斂することに留意し、確率P(i)のシーケンスはその時、以下のように表される。すなわち、
【0035】
【数5】
Figure 0003745443
この式によって、Mとは独立に、セル損失の漸近的な上限の値が得られる。
【0036】
表1〜3は、ソースの独立性を仮定し、そしてp=2のとき、様々なサイズの集信回路よりの損失率を示している。これらの集信回路はそれぞれ、128〜64個の集信回路(約0.5アーランの出力回線のための個別的なトラヒックを有する)と、96〜48個の集信回路(約0.33アーランの個別の出線トラヒック)と、そして64〜32個の集信回路(約0.25アーランの個別の出線トラヒック)とである。これらの値は、10-16 未満のとき、無視できるものと見なされる。
【0037】
128〜64個の集信回路によって、p=2、c=2、m=64そしてn=32の数値に基づく、優秀なセル損失率の一群のスイッチを設計できることが、表1に示されている。この場合、サイズ64×32のスイッチングマトリックス回線を用いなければならない。そのとき、回路網の拡張比は2である。
【0038】
表2は48×16の端子マトリックスを用いた拡張比3の場合に相当する。
【0039】
表3は、拡張比4で、最も製造しやすい64×32の集信回路および32×8のマトリックスの場合に相当する。これらの3つの表では、セルの損失は、0.7、0.8、0.9および1アーランの外部インタフェースの平均トラヒックに当たる。
【0040】
しかし、ソースの独立性の仮定が常に正しい、GSSCの第1のステージにおける損失率に対してのみ、上記の計算は有効である。GSSC〔LR(総合)〕内の総損失率もまた許容可能であることが、まだ示されていない。ところで、GSSCは一般的にいくつかのステージを含んでおり、そして後続のステージではソースはもはや独立していない。同報通信、濾過および集信のセルはその間にある種の相関関係を有し、そして後続のステージにおける損失率は、比較的に高いことを予期する必要がある。
【0041】
上述の相関関係における正確な計算は複雑であるが、トラヒックはあらゆる集信回路において均一に分割される(これは、トラヒック等化器により行われる)と仮定することによって、総損失率の上限値を以下の式により求めることが可能である。すなわち、
【0042】
【数6】
Figure 0003745443
表4〜6は、それぞれp=2で、k=4ステージの3つのGSSCにおける損失率の上限値を示している。表4は拡張比2および1024の外部インタフェースに相当する。表5は拡張比3および768の外部インタフェースに相当する。表6は拡張比4および512の外部インタフェースに相当する。用いられているトラヒック値は、表1〜3で用いられているものと等しい。つまり、外部インタフェースにおいて0.7、0.8、0.9そして1アーランに相当する。
【0043】
【表1】
Figure 0003745443
【0044】
【表2】
Figure 0003745443
各表の最も下の行は、より高い項の漸近値を示しており、そしてこれによって、最大サイズのGSSCにおける損失比の上限の値を迅速に推定することが可能である。すなわち、ステージが1つ追加されるごとに、この漸近率の表示値を加えるだけでよい。
【0045】
ATMスイッチに、GSSC32の上流のトラヒック等化ステージが含まれていなければ、あらゆる集信回路に同じ一つの平均トラヒックロードがあるという仮定は維持されなくなるので、上記の計算は無効である。ある場合においては、GSSCの内部リンク群におけるトラヒックの「自然な」不均衡が、スイッチのブロッキング率を許容不可能にすることもある。にもかかわらず、比較的に大きなサイズの集信回路では、かつ/もしくは、より小さい平均個別処理量という仮定のもとで、このブロッキング率は大数法則に従って、非常な低水準に下がることもある。
【0046】
図1に示されているようなトラヒック等化ステージ34は、このブロッキング係数を取り除くかまたは少なくとも大きく減少させることを目的にしている。pm個からm個への集信回路を用いるm個の回線のN個の群を持つGSSCにおいては、このGSSCの内部リンク内でトラヒックが均一になるようにするには、各GSSCまたは第1のステージの集信回路が、GSSCの各出力群のため全トラヒックのうちの統計的に等しいシェア分を受信することが、必要かつ充分な条件である。
【0047】
したがって、各トラヒック等化器はGSSCの第1のステージの各集信回路に接続されなければならない。言い換えれば、各等化器は、第1のステージの異なるGSSCにそれぞれ連結されているN/p=pk-1 個の回線のトラヒックを等化しなければならない。これを実施するには、q=N/p=pk-1 個の回線の個別トラヒックをそれぞれ等化するpm個の等化器を用いればよい。図6は、図5のGSSC(p=2、k=3、N=8)によるGSSC32の上流にあるトラヒック等化ステージ34のこのような構造を示している。このステージ34には、第1のステージの各GSSCの入力にそれぞれ連結されているq=4個の入力およびq=4個の出力をそれぞれ有する2m個の等化器54.1、....、54.2mが含まれている。第1のステージのGSSCにおけるトラヒックの等化は、後続ステージのGSSCにおけるトラヒックの等化を確実なものにする。等化器の各出力は、図1に示されているようなATMスイッチの様々なGSSCの対応する入力回線に同報通信される。
【0048】
最適トラヒック等化もまた、q=pk-1 ・y個の回線のpm/y個の等化器を使用することにより、また整数pm/yに対して、GSSCの第1のステージの各GSSCと各等化器との間にy個の回線を連結することによって、達成することができる。図7は、図5と6のGSSC(p=2、k=3、N=8)と同様なGSSC32を備えており、かつy=2であるトラヒック等化ステージ134のこのような構造を示している。このステージ134には、第1のステージの各GSSCの入力に対になって連結されているq=8個の入力およびq=8個の出力をそれぞれ有するm個の等化器56.1、....、56.mが含まれている。
【0049】
もう一つの可能性は、部分的なトラヒック等化を供することである。この場合、1つのGSSCの第1のステージの複数GESSはZ個のセットに分けられ、等化ステージは、各セットの様々なGESSによって受信されたトラヒックを等化するように、配置される。図8は、図5〜7と同様なGSSC(p=2、k=3、N=8)を有し、かつその第1のステージの複数GESSはZ=2個のセットに分けられているトラヒック等化ステージ234のこのような構造を示している。ステージ234には、2個の入力および2個の出力をそれぞれ有する4m個の等化器58.1、....、58.2mおよび60.1、....、60.2mが含まれている。この等化器58.1、...、58.2mはGESSの第1のセットに対応付けられている。つまり、これら等化器の各々の2つの出力はそれぞれ、第1のセットの2つのGSSCの入力に連結されている。同様に、等化器60.1、...、60.2mはGESSの第2のセットに対応付けられいる。第2のステージの複数GESSはそれぞれ、第1のステージの第1のセットの一つのGSSCから来るm個の回線の1群62と、そして第1のステージの第2のセットから来るm個の回線の1群64とを受信する。したがって、トラヒックの等化は第2のステージ以降から、そして第1のステージのGESSの各セット内において完全になる。第1のステージのGESSの2つのセットを通過するトラヒックのときのみ、不均質性が残ることがある。しかしながら、その結果として生じる恐れのあるセルの損失は数的に非常に少ない。
【0050】
図9は、p=2、k=2、N=4、m=32、n=8、c=4、q=8の場合における本発明による128×128スイッチの可能な配列を示している。セルフィルタ46と52は、図面を簡略化するために、表示されていない。c=4個のGSSCには、0から15までの番号が付されており、かつモジュールM0 にそれぞれ連結されている総計でcN=16の出力回線群がある。回線方式切換えマトリックスとは別に、各モジュールM0 には、n=8個の回線インタフェースと、q=8個の回線の等化器68とそして中間変換素子70とが含まれている。各外部二方向回線では、このモジュールM0 には、(集信回路38と論理待ち行列40とそして表示されていないフィルタ46を含む)端子マトリックスの対応するマルチプレクサと、そして入力インタフェース30aおよび出力インタフェース30bを含む回線インタフェースとが含まれている。入力インタフェース30aはATM伝送に必要な整形操作を実行する。これには特に、スイッチを通るセルの経路指定のために備えられている最初の変換素子74が含まれている。
【0051】
同様に、出力インタフェース30bには、新しいVPI/VCIフィールドを出力セルに書き込むための最後の変換素子76が含まれている。モジュールM0 の等化器68はこのモジュールの8つの入力回線に連結された入力を有し、その出力のうちの4つは各GSSC32の第1のステージの同じ一つのGESS48の4つの入力に連結されており、そして他の4つの出力は各GSSCの第1のステージの他方のGESSの4つの入力に連結されている(図7に関する説明を参照すると、ここではy=4の場合であり、つまりq=pk-1 ・y=8回線のpm/y=16個の等化器68、すなわちモジュールM0 ごとに1つの等化器がある)。
【0052】
スイッチ内の各ATMセルを伝送するために、標準セルをカプセルに入れるパケット形式が定義される。このようなパケットは以後「カプセル」と呼ばれる。カプセル内のセルに追加された情報は、内部リンクの処理量か、またはロードを増大させる。カプセルには、このスイッチにおいては比較的に数の多いフィルタ46、52のセットアップを簡単にするために適宜な形式の情報が収められている。この情報は、最初および/または中間の変換のための素子74、70によって書き込まれる。カプセル形式の例は、経路指定に有用なフィールドのみが表示されている図10に図示されている。他の機能を実行する助けになるように、(例えば、点線の区域に)追加フィールドを含ませることができる。これらの追加フィールドには、テストデータや制御データもしくは誤りの検出および/または訂正のための巡回冗長検査合計(CRC)を収めることができる。
【0053】
図10には、幾つかの出力回線に同報通信されるセルの場合(上のダイアグラム)と、そして2地点間結線の場合(第2のダイアグラム)におけるカプセル構造が示されている。1ビットのフィールドD内の1または0の存在によって、2つの場合の区別をすることができる。下のダイアグラムは、スイッチの入力から出力までセルがとる経路を示している。
【0054】
すぐ上流に中間の変換素子70を有する図4に示すモジュールMi は、中間モジュールと言われている。この変換の存在は2つの必要性に由来している。すなわち、その2つの必要性は、第1にカプセル内の経路指定ビットのフィールドを相当に短くしかつ固定長にしなければならないことと、第2に任意の同報通信を可能にするために、経路指定フィールド内に可能な宛先ごとに1ビットを確保しておかなければならないことである。任意の入力から開始すると、任意のサブモジュールには1つの経路しかない。したがって、各経路指定ビットは一般的に、(図10に示されているように)このモジュールの特定回線群ではなく、中間のモジュールを指示している。この2つの場合は、図9の実施例の場合がそうであるが、モジュールM0 が中間のモジュールとして定義されているときにのみ併合される。
【0055】
最初の変換は、ラインフロントエンド内のメモリに貯蔵された変換表を用いて、入力側で変換素子74によって実施される。はじめに、回線とVPI/VCIフィールドの識別から始めて、トランスレータ74は結線の識別と経路指定フィールド(Ch経路指定)の双方をカプセルに書込み、これによってカプセルは次の変換(または、同報通信の場合は複数の変換)に向かって経路指定される。限定されない同報通信を確保するために、各経路指定ビットは中間のモジュールを表す。つまり、中間のモジュールが当該のカプセルを受け入れる予定ならば、このビットは1になり、そして他の場合は0になる。
【0056】
メモリを最適化するために、各結線は内部識別子と対応付けされる。この識別子(A Id)は、同報通信トリーの場合はスイッチに関して包括的である。したがって、ポイントツウマルチポイント接続(同報通信トリー)は、A Idフィールドに適用された長さにより課せられた制限内において、自由に定義され得る。ポイントツウポイント接続の場合においては、内部識別子(C Id)は出力回線に向けられ、出力回線の識別(LS Id)は中間のモジュール内で定義される。図10では、VPI/VCIフィールドは、分かり易いように他のフィールドから分離されている。しかし、明らかにいくらかの冗長性があり、そのため異なるフィールドのために同一のスペースを再利用することによって、可能な最適化を行うことができるであろうし、それはカプセルの形式にいくらか影響を及ぼすことになるであろう。中間の各トランスレータ70は、これが制御している中間のモジュール用のものではないセルを認定しないように、(セルの認定を示す)ビットQを検査するか、または、すぐ上流にある集信回路のフィルタによりすでに検査されている同じビット(Ch経路指定)を検査する。これは、経路指定フィールドをゼロに設定することによって行うことができる。次にトランスレータは、(A Idか、LS Idか、あるいはC Idによって)中間モジュール内の明白な識別を認知して、後続の中間変換または最後の変換に向けて経路指定ビットフィールドを再生することができる。最も新しい中間変換(図9の例が示すように、唯一のものであり得る)によって生成された経路指定フィールドにおける各ビットは出力回線に対応している。中間変換の機能は同期をとって実行される。
【0057】
最後の変換は、出力側のラインフロントエンドにおいて変換素子76により実行される。上述のようにセルを認定した後に、トランスレータ74は出力VPI/VCIフィールドに書き込み、フィールドC IdまたはA Idの内容の関数としてこれを計算する。
【0058】
図11は、GSSCの基礎集信回路の出力回線上で使用可能なフィルタ52を示す。rが経路指定フィールドCh経路指定のビット数を示すとすれば、フィルタ52には、ビットクロック(図12の上の線)によってゲート制御されているr個のD型フリップフロップ80を備えた送りレジスタが含まれる。送りレジスタの入力であるフィルタの入力は、経路指定フィールドを含むカプセルとそして、次にカプセルのデータ(図12の第2の行のデータ)の剰余を逐次に受け入れる。フィルタ52には更に、r個のANDゲート82が含まれており、この各ゲートはそれぞれのD型フリップフロップ80の入力に連結されている入力と、構成ビットを受け入れるもう一つの入力を有している。ORゲート84は、ANDゲート82のr個の出力に連結されているr個の入力を有する。ORゲート84の出力は、もう一つのD型フリップフロップ86の入力に連結されている。ANDゲート88は送りレジスタの最後のフリップフロップ80の出力に連結されている入力と、フリップフロップ86の出力に連結されている別のもう一つの入力を有する。ANDゲート88の出力はフィルタ52の出力を構成する。経路指定フィールドのr個のビットがフリップフロップ80の入力にそれぞれ存在しているときに(図12の第3行)生じる同期信号Cの立ち上がり縁において、フリップフロップ86はORゲート84の出力にセットされる。
【0059】
ANDゲート82に供給されるr個の構成ビットは、集信回路に特定されるマスクを構成し、この集信回路の上流にはフィルタが配置されている。中間の変換の前の最後のステージにおいて、各集信回路は、下記の単一の構成ビット1を含むマスクを有する。すなわち、そのビット位置は上記集信回路が接続される中間のモジュールの番号に対応するビット位置である。例えば、図9の場合にr=16ならば、1Bの番号を付された集信回路は、マスク0100000000000000と対応付けられる。このようにして経路指定フィールドにおける対応する位置に1を有する各カプセルは、図12の最も下の行に示されているようにrビットの遅れで、集信回路に伝送される。他のカプセルは、集信回路の出力に用いられないので、削除される。この削除は、ANDゲート88が当該のカプセルの全てのビットをゼロに設定することによって行われる。このオペレーションは先行のステージでも同様で、各集信回路のマスクは、上記集信回路の下流にありかつこれに接続されている複数集信回路と対応付けられているマスクの論理ORとして定義される。例えば、図9において参照番号2Aおよび2Iの集信回路に対応付けされているマスクは1100000000000000であり、集信回路2Fおよび2Nに対応付けされているマスクは0000000000110000である。
【0060】
マスクは、任意の集信回路の上流にある1つのバンクの全てのフィルタ52に共通である。例えば、集信回路とフィルタバンクの双方を備えている基板にスイッチを配置することによって、マスクは簡単に設定することができる。同期化信号Cは同一ステージの全てのフィルタに共通である。
【0061】
集信回路38の上流にある端子マトリックス36に設置されたいるフィルタ46は、図11に示されているフィルタ52と同様なセットアップでよい。唯一の相違は、マスクの各構成ビットが個々の出力回線を示し、中間のモジュールを示しているのではないことである。
【0062】
異なるフィルタのセットアップに対応して、他のカプセル構造も採用できることは理解されよう。例えばフィルタは、「ヘッダー消費」法によって、より複雑な経路指定フィールドに対しても逆に、より単純にすることもできる。この方法では、経路指定フィールドは経路にそって各フィルタにより少しずつ、完全になくなるまで「消費」され、そしてその時には、新たな変換を行わなければならない。次に、ビットQは有効なセルの識別を可能にする情報を後続のトランスレータに供給する。前述の経路指定方法では、経路指定フィールドの値は、2つのトランスレータ間にある幾つかのステージの集信回路にも再利用される。しかしこの方法では、もし当該のビットが経路指定専用であれば、単なる2値判断を行う各集信回路は、経路指定フィールドの1ビットを検査するように、設計することが可能である。更に、様々なステージのマスクを考えると、下流の同じサブモジュールで終了する複数の集信回路は、同じマスクを有しているので、同一のビットを共用できることが、直ちに判るであろう。したがって、ヘッダーの消費は、以下のようにカプセルの経路指定フィールドを長くすることによって、達成することができる。すなわち、一例として図5のGSSCを挙げると、最後のステージに8ビットを確保しておかなくてはならず、第2のステージには更に4ビット、そして第1のステージには2ビットで充分である。第1のステージのためのビットは、第2のステージのためのビットに(伝送方向において)先行するという条件で、あるステージのビットはそのステージの集信回路により消費されることがある。回路網の構造に基づけば、下記の一般規則を確認することは容易である。すなわち、ヘッダー消費によりGSSCを通ってr個のサブモジュールに経路指定するには、初期経路指定フィールドに2+4+8...+r=2(r−1)ビットを必要とすることと、c個のGSSCを有するスイッチを通過する経路指定には経路指定フィールドに2c(r−1)ビット、すなわち厳密に必要な数の2倍未満を必要とすることである。この代替の経路指定法では、マスクも経路指定フィールドの記憶貯蔵もフィルタに必要としないために、簡略化されている。異なる集信回路とそれぞれ対応付けられているフィルタは、これらのフィルタに送られるゲート信号によって識別される。
【0063】
上述の2つの経路指定方法において、フィルタバンク52は、対応付けられている集信回路とは無関係に同一の構造を有している。集信回路50とこれに対応するフィルタバンクとを含み、そしてトラヒックを妨げずに容量を拡張することができるスイッチを構成する基本要素となるストックユニットはこのように定義されている。このようなユニットは、たとえばp=2、m=32のような現実的なサイズの集信回路では、特殊ではない構成要素と共に一枚の電子基板上に具体化されている。
【0064】
図13は図9のATMスイッチのもう一つの表現による図である。このスイッチは、cN/p=8個のモジュールM1 およびcN=16個のモジュールM0 を含むc=4個のモジュールM2 に対応している。図13には、4つのGSSCの第1のステージ全体が示されており、このGSSCは2つのバックプレーン90に分けられている。各バックプレーン90には、フィルタバンク(図示されていない)へのカプセルの受動的同報通信用のバスと、このバックプレーンを利用する集信回路とが含まれており、これは図9の左側に対応している。このバックプレーンはまた、有効なクロック信号および同期信号をフィルタと基礎集信回路とに送る。第1のステージのフィルタ/集信回路ユニットは直接、バックプレーン90に連結されている。これらの各ユニットは安全目的のために、重複されている(参照番号50と50’)。バックプレーン90にはまた受入れボード92が含まれており、これらにモジュールM0 のトラヒック等化器からのケーブルまたは光学繊維コードが差し込まれている。これらの受入れボードも安全目的のために重複されている(参照番号92と92’)。各モジュールM1 にも、同様な配置がなされている(重複している集信回路50と50’が連結されている同報通信バスを備えたバックプレーン94と、そして重複している受入れボード96と96’)。このようにしてGSSC32は、受動的に予め配線されているバックプレーンに濾過ボードと接続ボードを差し込むことによって、簡単に製作できることが理解されよう。
【0065】
GSSCの構造の均質性と単純性は、同一で非常に単純な構造を有する安全ブロックの特徴であり、このブロックは受動バックプレーンの故に互いに切り離すことができる。例えば、モジュールM1 (0)の受入れボードと、集信回路2Aと2I(および関連のフィルタ)と、そしてm=32の回線を有する接続ケーブルまたは繊維コード98とは、安全のために重複されている1つのブロックを構成する(ケーブル98の重複は、図面が見やすいように示されていない)。これらの局所安全ブロックによって、GSSCは非常に故障しにくくなる。運転性能に影響を与える、安全ブロックの重複ブロックの同時故障は、安全ブロックが比較的小さいサイズでありその数を考慮すれば、非常に稀な事態と言える。モジュールM0 の回線切換えマトリックスは重複させなくともよい。しかし、(第1のステージのバックプレーンの重複受入れボード92、92’を供するために、そしてそれらのボードとともに安全ブロックを形成するために)トラヒック量等化器68を重複させることと、そして(GSSCの最後のステージの集信回路からの重複したデータの流れを受け入れ、かつこれらの集信回路が安全ブロックを構成するように)、中間の変換素子70を含むモジュールM0 の受入れボードを重複させると、有利である。
【0066】
GSSCが2つ以上のステージを有しているならば、図13と比較して、中間のステージの各GESSのために、受入れボードおよび集信基板と共にバックプレーンを付け加える理由がある。このようにして完全なGESSは、もし重複が行われていれば、p+1=3個の電子基板または2(p+1)=6個の電子基板を表している。
【0067】
本発明によるATMスイッチの主要な利点は、トラヒック量を阻害せずに徐々に装着することができることである。任意の数のステージkから始めるが、これによってカプセルの形式を決定することができる。m個の出力回線のN’群と、m個の入力回線の少なくともN’群(N’≦N)とをそれぞれ有しているc’個のGSSC(c’≦c)という初期構成にすることができる。このときスイッチは、N’c’n個の外部二方向回線を許容する。もしN’<Nならば、各GSSCは装備過少である。
【0068】
例えば、図14は、N’=4でp=2およびk=3(すなわち、N=8)のGSSC132を示している。第2と第3ステージの8つの基礎集信回路は、4つの完全な集信回路48を形成する。m個の出力の1群とm個の入力の1群とをそれぞれ有する4つの不完全なGESS48aを形成する。実際に、第1のステージの不完全なGESS48aは集信を全く行わず、単に後続のステージのGESS用のカプセルを濾過する役割を果たすだけである。
【0069】
図15は、図14のGSSC132の拡張変形232である。すなわち、出力回線群数は、N’=4からN’=6になっている。N’=6回線の処理量に対応する入力トラヒックは、等化器によって8つの入力回線に配分される。この拡張は、適宜な位置に8つの追加集信回路を挿入することによって行われる。このようにして、出力群4と5のための第1のステージに、1つの完全なGESS48が挿入され、第1のステージの4つのGESS48は完全であり、そしてm個の入力の2群とm個の出力の1群とを有する2つの不完全なGESS48bを形成するように、他の2つの集信回路が第2のステージに付け加えられている。
【0070】
図15のGSSC232内の残余の位置に更に4つの集信回路を挿入することによって、図5に示されているN’=N=8の完全なGSSC32になる。
【0071】
このように各GSSCは必要に応じて増大させることできる。当初c=m/nより少ないGSSCの数cであっも、他のGSSCを追加することによってATMスイッチは更に増大させることができ、しかもこれは集信基板を挿入することによりトラヒックを妨げずに実施できる。
【0072】
場合によっては、同報バックプレーンとその受入れボードもまた段階的に設置することができる。図14と15における参照番号148は、このようなプレーンを収められる空間位置を示している。
【0073】
図面によれば、カプセルの形式は図10を参照すると、32ビットのCh経路指定フィールドと、同報通信されるセルのための24ビットのA Idフィールドと、10ビットのLS Idフィールドと、そしてポイントツウポイント結線のための10ビットのC Idフィールドを有していると見なされる。この形式は下記の技術的選択を事前に仮定している。すなわち、
─ 10ビットのLS Idフィールドと経路指定フィールド内の32ビットによって最大で1024回線の32中間モジュール(32,768回線)が識別可能であることと、
─ 32ビットの経路指定フィールドに関しては、(初期または中間の)各変換によって、32の中間モジュールの1セットに経路指定できる。このようにして、中間のトランスレータの1ステージと共に、最大1024回線(32回線の32モジュール)を生成できる。32,768回線に達するには、2つの中間の変換ステージがセットアップされなければならないことと、
─ 各外部回線(C Idは14ビットを有する)には、16,384までのポイントツウポイント結線が許容されることと、そして
─ 1つのスイッチに対して1600万までの同報トリーが許容されることである(A Idフィールドは24ビットを有する)。もちろん、この数値は変換メモリの節減のために、減少させることも可能である。
【0074】
具体的なアーキテクチャの特性を示すパラメータm、n、c(=m/n)、qそしてpの選択がまだ残っている。例えば、m=32、n=8、c=4、p=2そしてq=8をとる。制御の問題を単純化するために、図9に示されているように、トラヒック等化器と中間のトランスレータモジュールM0 内に配置することができる。この場合、端子フィルタ46は8ビットだけで動作する。この時、以下の非ブロックスイッチを作るために、同様な構成要素を用いることができる。すなわち、
─ 直接に相互接続された4つの8回線モジュールM0 による最大サイズ32×32回線を有する1群のスイッチ、このスイッチ群には、GSSCも、中間のトランスレータも、またトラヒック等化器も不必要であり、最初のトランスレータは直接、32ビットの充分な経路指定フィールドを供給することができる。
─ k=1の集信ステージを有する64×64の最大回線を備えた1群のスイッチ。この場合、トラヒック等化器は目的を持たない。中間のトランスレータと最初のトランスレータはそれぞれ、経路フィールドの8ビットを生成する。
─ 最大サイズ128×128回線(図9と13の場合)を有する1群のスイッチ。この場合では、モジュールM0 からの4回線は、y=q/pk-1 =4(図7参照)なので、GSSCの第1のステージに向かうために、一緒に多重化することができる。最初のトランスレータは16ビットの経路指定フィールドを生成する。
─ GSSC内の集信回路の追加ステージを利用することによる最大サイズ256×256回線(図9と13の場合)を有する1群のスイッチ。最初のトランスレータは32ビットの経路指定フィールドを満たす。この場合においてはy=q/pk-1 =2なので、モジュールM0 とGESSとを連結する2つの回線は多重化することができる。
【0075】
このアーキテクチャから始めて更に先に進む方法が以下に示される。すなわち図9の場合、ちょうど8ビットを生成している中間のトランスレータ70は、利用可能限度を下回っている。これらのトランスレータをモジュールM0 からM2 タイプのモジュール(すなわち、2つの最後の集信回路ステージの前)に移動することによって、ラインフロントエンドにおける濾過について経路指定の32ビットを生成することができるであろう。それから、以下の構成を行うことができる。すなわち、
─ 最大サイズ512×512回線(k=4)を有する1群のスイッチ。ここででは、1本の回線が配分プランにおいて、モジュールM0 とGESSの各集信回路をGSSCに連結する。スイッチは厳密にブロックのない状態を維持する。
─ 最大サイズ1024×1024回線(k=5)を有する1群のスイッチ。これらのスイッチは、(等化器のサイズqが増大されない限り)もはや非ブロック状態ではない。しかしながら、図8を参照しながら説明されたように、部分的な等化は達成される。ブロック率は非常に低く維持される。
【0076】
各拡張の費用を推定するには、この実施例に用いられている仮定のために、特殊ではない通常の電子機器構成要素ではむしろ必要とされないテクノロジーが要求されることが認められるであろう。(変換と伝送を含む)モジュールM0 には回線ごとに2.5の電子基板が必要であり、そのうちの1基板は濾過を含む1つの集信回路ごとに必要であることを、ほぼ推測することができよう。これに対して、GESS内のp=2個の集信基板のために、1つの補助受入れボードを付け加えなければならない。各集信ステージは、8外部回線のために1.5の基板を付け加えていることは、図5と9を参照すれば、直ちに判るであろう。GESSにはその最大容量で、合計ckN個の基礎集信回路、すなわち1外部回線ごとにk/n個の集信回路が含まれる。したがって、例えば512×512というかなり大規模な構成では、1外部回線ごとにちょうど3.25個の基板を必要とする。この数値は、故障への保安を改善するためにこの回路網を重複させるとき、約4個の基板となる。1m2 で80基板のキャビネットの床面を推定すれば、このようなスイッチは約30m2 の部屋に収納することができる。
【0077】
同様な基本構成要素と追加変換ステージによって、このアーキテクチャは、選択された内部転送形式の限界に遭遇する前に32,678回線まで拡張することができる。このようなスイッチはより密度の高い集積、例えば128〜64回線の集信回路基板、1ラインフロントエンドごとに1基板を備えた64×32個のマトリックス、32×32のトラヒック等化、そして多重化された4回線のストック内部転送を要求することが好ましい。これは、用途特定集積回路(ASIC)の現在のテクノロジーでは全く現実的なことである。このような回路網は、1024×1024のサイズまでブロックはなく、そしてブロック率はこのサイズ以上では完全に無視できる。上述の推測と同様なおおざっぱな推測によれば、この時、1外部回線ごとに合計で2つ以下の基板と、ラインフロントエンドと、そして回路網の重複があると見なされる。これは、32,768×32,768スイッチのための約800m2 の床面に相当するであろう。
【0078】
図16には、GSSC32内では基礎集信回路38として、あるいは回線方式切換えマトリックス36内では集信回路38として、用いることができる2 K 個の入力と2L 個の出力を有する1つの集信回路の実施例である。図16は=4、L=3の場合、すなわち2 K -L =2の集信係数に対応している。この集信回路は、2 K 個の入力とL個のステージを有する逆オメガ回路網500を含む。
【0079】
K 個の入力とL個のステージを有する逆オメガ回路網(L≦K)は、2つの入力と2つの出力を有する2値切換え素子502の2 K -1 個の行とL個の欄のマトリックスからなり、これらの素子502は下記の法則にしたがって(各欄の入力と出力は当該の欄の底部から頂部までi=0からi=2 K −1までの番号を付されていると仮定して)相互接続されている。すなわち
- 欄0の2 K 個の入力は当該の回路網の2 K 個の整列した入力を構成し、
- 欄j−1の出力iは、0≦i≦2 K −1そして1≦j≦L−1では、欄jの入力Rrot(i)に連結されており、
- 欄L−1の出力iは、0≦i≦2 K −1では、回路網の出力Rrot(i)を構成する。
【0080】
0と2 K −1との間にあるiは、2を底とするKビットによって示され、そして上記において使用されたRrot(i)という表記法は、0と2 K −1との間の数を表し、その2進法表記は、iを示すKビットで、1桁右にずらして循環するように置き換えられる。たとえば、K=4そしてi=12=〔1100〕2 ならば、Rrot(i)=〔0110〕2 =6になる。逆オメガ回路網の各ステージは、2 K −1個の2値切換え素子502の欄と、そして次の欄に向かって下流に位置する相互接続パターンとからなる。
【0081】
2値切換え素子502は例えば図17のダイアグラムに従っている。上部の入力IN0と下部の入力IN1とは各々、1ビット時間の遅延を導入するためにビットクロックによりゲート制御されている各D型フリップフロップ503、509に連結されている。フリップフロップ503の出力は2つのANDゲート504、506の入力に連結されている。フリップフロップ509の出力は2つのANDゲート508、510の入力に連結されている。ORゲート512は、ANDゲート504および508の出力にそれぞれ連結されている2つの入力を有し、そして2値切換え素子502の上部出力SS0を構成する出力を有している。ORゲート514は、ANDゲート506および510の出力にそれぞれ連結されている2つの入力を有し、そして2値切換え素子502の下部出力SS1を構成する出力を有している。この素子502には更に、信号Hgによりゲート制御されているD型フリップフロップ516が含まれ、そのD入力は素子502の上部入力IN0に連結されている。ANDゲート504および510はそれぞれ、ANDゲート506および508の逆転している第2の入力のように、フリップフロップ516のQ出力に連結されている。
【0082】
図16の逆オメガ回路網500の後には、2対1の集信率を有するK−L=1の集信ステージ518が続く。この集信ステージ518は、1つの欄内に配置されている2L 個のORゲート520からなる。各ORゲート520は、逆オメガ回路網の連続する2つの出力にそれぞれ連結されている2つの入力を有する。K−L>1の場合に集信回路を一般化するためには、K−L個の連続集信ステージがK個のステージを有する逆オメガ回路網の下流に設置されればよく、j'番目の集信ステージ(1≦j'≦K−L)は、1つの欄内に配置されている2 K -j'個のORゲートを含み、かつ先行ステージの2つの連続出力にそれぞれ連結されている2つの入力を有する。言い換えれば、その2つの入力が先行ステージの出力2iおよび2i+1に連結されているORゲートによって、j'番目の集信ステージ(1≦j'≦K−Lかつ0≦i≦2 K -j'−1)の出力iが供給される。
【0083】
逆オメガ回路網500の入力に到達した各カプセルには、少なくともLビットのヘッダーが含まれる。上述されている経路指定フィールドから区別されるこのヘッダーは、カプセル書式の始めに置かれる。b(j)=1のとき上部出力SS0に、そしてb(j)=0のとき下部出力SS1にカプセルを経路指定するように、ヘッダー(0≦j≦L−1)の(j+1)番目のビットb(j)は、逆オメガ回路網の欄jの2値切換え素子内における切換えを制御する役割を果たす。カプセルの通過中、フリップフロップ516内にビットb(j)を貯蔵できるように調整されたゲート信号Hgを欄jの素子502に転送することにより、上記の切換えが行われる。ビットクロックによりゲートされたフリップフロップ522は様々なステージの2値素子502にHg信号を転送する。もし2つのカプセルが同一の経路指定ビットb(j)を持って同時にその2つの入力IN0とIN1に到着したならば、先験的に、2値切換え素子502にコンフリクトが発生する恐れがある。
【0084】
このようなコンフリクトが生じないような方法で様々なカプセルのための経路指定ビットb(j)を生成するために、回路網500の上流に経路指定論理回路524が備えられている。
【0085】
逆オメガ回路網は経路自己指定という特性を持つ。すねわち、欄の逆順から見たL個の経路指定ビットb(L−1)、...、b(0)は出力アドレス、すなわちカプセルが向けられる集信回路の出力番号の2進法表記である。
【0086】
コンフリクトを除去する経路指定アルゴリズムは、フランス特許公開公報FR−A−2,678,794に記載されている。このアルゴリズムは、各アイドルカプセルの到着ごとに第1のカウント変数の減分計算をして、その結果の出力アドレスをアイドルの(すなわち自由または空の)カプセルに割り当てることと、そして使用中カプセルの到着ごとに第2のカウント変数の増分計算をしてその結果の出力アドレスを使用中の(すなわち専有された、または活動中の)カプセルに割り当てることとである。こうすれば、逆オメガ回路網におけるコンフリクトの危険なしに、出力の降順循環方向にアイドルカプセルの経路指定を行うことと、そして出力の昇順循環方向に使用中のカプセルの経路指定を行うことができる。L<Kのとき、2L 個以上のセルが入力に同時に到着することがあり得る。これは、逆オメガ回路網のL個のステージにコンフリクトを起こさないが、集信ステージのORゲートに衝突を起こす恐れがある。このような衝突を避けるために、このアルゴリズムは2L 個のうち過剰なカプセルをゼロに設定する。このようなゼロ設定はカプセルの損失を引き起こすが、上述のようにこのような損失の確率は、集信回路の現実的な寸法の故に非常に低い。
【0087】
このような経路指定アルゴリズムは経路指定論理回路524の経路計算ユニット526により実施される。ヘッダーは、集信回路の各入力に備えられている経路指定ヘッダー挿入(RHI)素子528によって各カプセルの始めに挿入される。経路指定論理回路524の最適なハードウェアの具体例は、参照されている仏国特許出願第2,721,416号に記載されている。
【0088】
図16の集信回路は更に、その出力におけるトラヒック量の等化機能を確実なものにしている。この機能がGSSCの基礎集信回路の目的にかなっていないことは、判るであろう。
【0089】
K=Lのとき、すなわちKステージの逆オメガ回路網の下流に集信ステージがないとき、これは、集信回路として働かず、単にトラヒック等化器として動作する。したがって、GSSCの上流に配置されているトラヒック等化器を具体化するのに、同じ設計を用いてもよい。このようにして図18は、K=L=4の場合で、したがってq=16回線のトラヒック量を等化するトラヒック等化器を示している。ここに用いられている参照番号は、対応する要素に対し図16に用いられているものと同じである。相違は、ORゲート518のステージが逆オメガ回路網530のK番目のステージと置き換えられている点である。
【0090】
上述の経路指定アルゴリズムは初期出力アドレスである自由変数を受けて、これをベースにして使用中カプセルの出力アドレスが昇順循環方向に従って割り当てられ、そしてアイドルカプセルの出力アドレスが逆方向に割り当てられることが記載されている。各カプセルの処理時間に、カプセルが全ての出力にわたって循環的に連続して分配されるように、初期アドレスは変換される。それぞれの場合に存在するカプセルの数はランダムであるということから、各ATM接続の負荷は統計的に均等になるよう配分される。
【0091】
カプセル処理時間に比較してかなり長時間にわたって、新しい初期アドレスが再度付けられても、この正規の配分は乱されない。これによって、回路網の故障の位置決めを行う目的のために、トラヒック等化器とGSSCとから成る回路網を通る確定経路にそってテストカプセルを送ることが可能になる。テストカプセルは位置Iから入って位置I’から出ると仮定する(図18参照)。任意の初期アドレスJ0 から開始して、最初の計算ループが位置Iに対応する出力アドレスI’0 を与えた後に、経路指定計算ループは入力Iに対して必要な出力アドレスI’を得るために、J−I’=J0 −I’0 であるので、初期値J=J0 +I’−I’0 を用いて再実行される。
【0092】
図19は、GSSCまたは回線式切換えマトリックスに使用される集信回路のもう一つの可能なセットアップを示している。図示されているこの集信回路は、図16の場合と同様に、2 K =16の入力と2L =8の出力とを有する。この装置には、カプセルの活動ビットQをベースにしてそれぞれ2 K -1 =8回線について分類する2つの分類回路網540、542が含まれている。次に、ビットQはカプセル書式の最初の位置に置かれることが好ましい。分類回路網540は、集信回路の入力0から2 K -1 −1=7まで、連結されている幾つかの入力を有し、そしてビットQの降順にカプセルを分類する。すなわち、使用中のカプセル(Q=1)は図19の回路網540の上部出力に向けられ、一方ではアイドルカプセル(Q=0)は下部出力に向けられる。また分類回路網542は、集信回路の入力2 K -1 =8から2 K −1=15まで、連結されている幾つかの入力を有し、そしてビットQの昇順にカプセルを分類する。図19の上部から下部まである2つの分類回路網540、542の出力を考慮すれば、ビットQはしたがって、それぞれ増加または減少している2つの単調なシーケンスを構成する。
【0093】
図19に示されている場合では、分類回路網540、542は「複調」型のバッチャー回路網(K.E.バッチャー著の論文「分類回路網とその応用」アメリカ情報処理学会の会報、1968年、春季合同コンピュータ会議、32巻、307〜314ページ参照)この回路は2 K -2 =4の2値比較素子502のK(K−1)/2=6のステージから成っている。図19に上向きの矢印で示されている2値比較素子502は図17のものに準拠している。ORゲート512の出力は下部出力SS1を構成するが、上部出力SS0を構成するのはORゲート514の出力であるということを除いて、図19に下向きの矢印で示されている2値比較素子502もまた同様である。フリップフロップ516に連結されている入力に到着したカプセルが通過している間、アイドル(Q=0)であるかまたは使用中(Q=1)であるかを示す活動ビットQの値をこのフリップフロップ内に貯蔵するように、フリップフロップ516に送られたゲート信号Hgは、ここで調整される。このようにして、その活動ビットQが出力SS1に送られたカプセルの活動ビットと等しいか、またはこれより大きい値を有しているカプセルを、各2値比較素子502の出力SS0は常に受け入れる。
【0094】
図19を参照すると、分類回路網540、542の後に、2対1の集信率を有するK−L=1の集信ステージ550が続く。この集信ステージ550は、上向きの矢印によって示されている2値比較素子502に本質的に等しい2L 個の2値比較素子502から成る。下部出力SS1にある3つの2値比較素子552から出るカプセルは削除される(したがって図17によれば、ゲート506、510および514から成るマルチプレクサはこれらの2値比較素子552から除去することができることが判る)。このようにして、2値比較素子552の単一の出力SS0は、少なくとも1つの使用中のカプセルがその2つの入力に到着すると直ちに、使用中のカプセル(Q=1)を受け入れる。2値比較素子552は、もし2つのアイドルカプセルがその2つの入力に同時に到着すれば、入力IN1に到着したカプセルをその出力SS0に経路指定する。K−L>1の場合に集信回路を一般化するには、分類回路網540、542の下流にK−L個の連続集信ステージを設置する。j'番目の集信ステージ(1<j'≦K−L)はこのとき、2 K -j'個の2値比較素子552を含み、j'番目の集信ステージの素子i(0≦i<2 K -j')は、先行ステージの出力iおよびi+2 K -j'にそれぞれ連結されている2つの入力を有し、そしてその出力はステージj'の出力iを構成する。第1の集信ステージ550の場合、素子iは、回路網540によって分類されたビットQから(i+1)番目の最大値と、そして回路網542によって分類されたビットQから(i+1)番目の最小値とを受け入れる。それから、バッチャーによって立証された「複調」シーケンスの特性によって、j'番目の集信ステージは常に、供給されたビットQの2 K -j'番目の最大値を入力に転送する。2L 個のうち過剰なカプセルを削除して、2L 個の出力へ2 K 個の入力の集信はこのようにして達成される。
【0095】
K 個の入力から始めて2 K -L に等しい集信係数を達成するために、図19による集信回路は、図16による集信回路のためのL・2 K -L 個の2値比較素子502および2 K −2L 個のORゲート520の代わりに、K(K−1)・2 K -2 2値比較素子502および2 K −2L 個の2値比較素子552を用いる。ただし、図19の集信回路は経路指定計算を引き受けなくともよい。
【0096】
この2つの場合、用途特定集積回路における128×64個までの集信回路の具体化は、現在の技術水準で特に困難なことではない。特殊なものではない構成要素を用いて、このような装置は電子基板として具体化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるATMスイッチ全体のダイアグラムである。
【図2】m×n回線方式切換えマトリックスの1実施例のダイアグラムである。
【図3】m個の入力回線のp個の群とm個の出力回線のp個の群を有するGESSのダイアグラムである。
【図4】本発明によるATMスイッチの再帰的構造を示すダイアグラムである。
【図5】ムである。
【図6】本発明によるATMスイッチ内におけるトラヒック量等化ステージの1つの可能な構造を示すダイアグラムである。
【図7】本発明によるATMスイッチ内におけるトラヒック量等化ステージのもう1つの可能な構造を示すダイアグラムである。
【図8】本発明によるATMスイッチ内におけるトラヒック量等化ステージの更にもう1つの可能な構造を示すダイアグラムである。
【図9】128入力回線と128出力回線とを有する、本発明によるATMスイッチのダイアグラムである。
【図10】本発明によるATMスイッチを移動するデータカプセルの構造を示す。
【図11】GESS内において使用される同報・濾過素子のダイアグラムである。
【図12】図11の同報・濾過素子の動作を示すタイミングダイアグラムである。
【図13】図9のATMスイッチのもう1つの実施例を示す。
【図14】図5に示されているGSSCの不完全な変形の一つである。
【図15】図5に示されているGSSCの不完全なもう一つの変形である。
【図16】本発明によるATMスイッチに用いられる集信回路の第1の実施例のダイアグラムである。
【図17】図16による集信回路の2値切換え素子のダイアグラムである。
【図18】本発明によるATMスイッチに用いられるトラヒック量等化器を示す。
【図19】本発明によるATMスイッチに用いられるトラヒック量等化器の第2の実施例のダイアグラムである。
【符号の説明】
30 回線インタフェース
30a 入力インタフェース
30b 出力インタフェース
32 群同期スイッチングコア(GSSC)
34 トラヒック量等化ステージ
36 端子マトリックス
38 集信回路
40 論理待ち行列
46 読取り論理回路
46 フィルタ
48 基礎群同期スイッチ(GESS)
50 集信回路
52 フィルタ
62 回線群
64 回線群
68 等化器
70 トランスレータ
72 端子マトリッス
76 トランスレータ
80 フリップフロップ
82 ANDゲート
84 ORゲート
86 フリップフロップ
88 ANDゲート
90 バックプレーン
94 バックプレーン
96 受入れボード
98 接続ケーブル
132 GSSC
134 トラヒック量等化ステージ
Eq 等化器
232 GSSC
500 逆オメガ回路網
502 2値切換え素子
503 フリップフロップ
504 ANDゲート
506 ANDゲート
508 ANDゲート
509 フリップフロップ
510 2値切換え素子
512 ORゲート
514 フリップフロップ
516 フリップフロップ
518 集信ステージ
520 ORゲート
522 フリップフロップ
524 経路指定論理回路
526 経路計算ユニット
528 経路指論理ユニット
530 逆オメガ回路網
540 分類回路網
550 集信回路
552 2値比較素子

Claims (26)

  1. m個の入力とn個の出力とをそれぞれ有し、mとnはm≧nであるような2つの整数である複数のスイッチングマトリックス回線(36)と、ATMスイッチの複数の入力回線を複数の前記スイッチングマトリックス回線の入力に連結している同期相互接続回路網とを含み、複数の前記スイッチングマトリックス回線の前記出力がそれぞれ前記ATMスイッチの各出力回線に連結されているATMスイッチにおいて、
    前記の同期相互接続回路網が、基礎群同期スイッチ(48、48a、48b)のk個の逐次ステージを有し、該各ステージが少なくとも1群多くともp群のm個の入力と、そして少なくとも1群多くてもp群のm個の出力とを含み、kとpはp≧2である整数であり、
    m個の回線の複数群が、それぞれ基礎群同期スイッチのm個の出力の1群を次のステージの基礎群同期スイッチのm個の入力の1群に連結されており、
    そしてm個の回線の複数群が、それぞれ最後のステージの基礎群同期スイッチのm個の出力の1群をスイッチングマトリックス回線のm個の入力に連結されているATMスイッチ。
  2. 前記基礎群同期スイッチ(48、48a、48b)の各々が、 pm個の入力とm個の出力を有する少なくとも1つ多くともp個の基礎集信回路(50)を含み、前記基礎集信回路の各々のm個の出力が前記基礎群同期スイッチのm個の出力の1群を構成し、そして前記基礎群同期スイッチの各入力が、前記基礎集信回路の出力として用いられないATMセルを削除するためのフィルタ(52)によって、前記の各基礎集信回路のそれぞれの入力に連結されている請求項1記載のATMスイッチ。
  3. 前記同期相互接続回路網が、
    m個の回線の複数群によって互いに連結されているc'個の群同期スイッチングコア(32、132、232)を含み、前記群同期スイッチングコアの各々がm個の出力回線のN'個の群と、少なくともN'm個の入力回線とを有し、c'とN'はc'≦m/n、N'≦pk のような整数であり、
    そしてN'c'nは前記ATMスイッチの入力回線と出力回線との数であり、さらに前記群同期スイッチングコアの各々の入力回線が前記ATMスイッチのN'c'個の入力回線に到着するATMセルを同期的に受信する請求項2記載のATMスイッチ。
  4. 前記の各群同期スイッチングコアの前記基礎群同期スイッチが、
    N'=pk のとき、オーダステージのデルタ回路網として相互接続され、前記デルタ回路網の内部リンクがm個の回線の複数群からなる請求項3記載のATMスイッチ。
  5. 前記の各基礎群同期スイッチが、
    受動同報通信構成要素(90、94)と、
    m個の回線の複数群を受け入れるための少なくとも1つの構成要素(92、96)と、そして
    前記基礎群同期スイッチの前記の各基礎集信回路のために、前記受動同報通信構成要素に連結され、かつ前記基礎集信回路(50)と該基礎集信回路(50)のpm個の入力に対応している前記フィルタ(52)とを含む能動構成要素と、が含まれている請求項2から4までのいずれか1項に記載のATMスイッチ。
  6. 前記ATMスイッチが、
    重複されている複数の安全ブロックを含み、該安全ブロックはそれぞれ基礎群同期スイッチの受入れ構成要素(96)と、前記受入れ構成要素により受けられるm個の回線の複数群と、先行ステージの前記基礎群同期スイッチの能動構成要素とを含み、前記基礎群同期スイッチの基礎集信回路はm個の回線の前記複数群に連結されている請求項5記載のATMスイッチ。
  7. 前記基礎群同期スイッチの受入れ構成要素と能動構成要素が、前記受動同報通信構成要素を構成するバックプレーンに連結されているそれぞれの電子基板から成る請求項5または6に記載のATMスイッチ。
  8. 前記ATMスイッチが、
    前記同期相互接続回路網を通る経路指定のためにセルの頭部に配されている少なくとも1つの経路指定フィールドを含むカプセル書式に各セルを入れるために、各入力回線に着信しているATMセルを受信する最初の変換手段(74)を含む請求項2から7までのいずれか1項に記載のATMスイッチ。
  9. 前記ATMスイッチが、
    カプセルの経路指定フィールドの内容を再生するために、前記基礎群同期スイッチの1つのステージのすぐ下流に配置されている中間の変換素子(70)の少なくとも1つのステージが含まれている請求項8記載のATMスイッチ。
  10. 前記の中間の変換素子ステージが、中間のモジュールにそれぞれ対応付けられている中間の変換素子(70)を含み
    前記中間のモジュール、前記スイッチングマトリックス回線、及び/又は、前記の中間の変換素子ステージの下流に配置されかつ前記と同一の中間の変換素子(70)に連結されている前記基礎群同期スイッチ含まれており、
    前記の最初の変換手段(74)によって生成された経路指定フィールドには、当該のカプセルが前記の中間のモジュールに転送されるかどうかを示す中間の各モジュールに特定されているビットが含まれ、
    そして前記の中間の各変換素子(70)が、対応付けられている前記中間のモジュールを経由して経路指定を確実にするように、前記経路指定フィールドを再生する請求項9記載のATMスイッチ。
  11. 前記カプセル書式が、
    幾つかの出力回線に同報通信されるATMセルとして、同報通信トリーを識別するフィールド(A Id)を含む請求項8から10までのいずれか1項に記載のATMスイッチ。
  12. 前記カプセル書式が、
    2地点間結線モードで転送されるATMセルとして、宛先への出力回線を識別するフィールド(LS Id)と、前記出力回線への2地点間結線を識別するフィールド(C Id)とを含む請求項から11までのいずれか1項に記載のATMスイッチ。
  13. 前記同期相互接続回路網の入力におけるトラヒックを等化するための等化手段(34、134、234)を有する請求項1から12までのいずれか1項に記載のATMスイッチ。
  14. 前記等化手段(34、134)が、
    前記同期相互接続回路網の第1のステージの異なる基礎群同期スイッチにより受信されたトラヒックを等化するために設計されている請求項13記載のATMスイッチ。
  15. 前記同期相互接続回路網の第1のステージの前記基礎群同期スイッチが、
    幾つかのセットに分かれており、そして前記等化手段(234)が該各セットの異なる基礎群同期スイッチにより受信されるトラヒックを等化するように設計されている請求項13記載のATMスイッチ。
  16. 前記等化手段(34、134、234)が、
    前記ATMスイッチの2 K 個の入力回線に連結されている2 K 個の入力と、そして前記同期相互接続回路網の第1のステージに連結されている2 K 個の出力とをそれぞれ有する複数のトラヒック等化器が含まれ、は整数であり、
    逆オメガ回路網を通して一方の循環方向の選択された出力に向かってアイドルセルの経路指定を行うために、そして逆オメガ回路網を通して反対の循環方向の選択された出力に向かって使用中のセルを経路指定するために、前記の各トラヒック等化器が、該等化器の前記の2 K 個の入力に同時に到達したアイドルATMセルと使用中のATMセルを検出するためのステージの逆オメガ回路網(530)および経路指定論理回路(524)が含まれている請求項13から15までのいずれか1項に記載のATMスイッチ。
  17. スイッチングマトリックス回線(36)が、
    そのn個の出力の1つとして、m個の入力とm'個の出力を有する端末の集信回路(38)と、
    前記端末の集信回路の各出力にそれぞれ連結されているm'個の待ち行列(42)と、そして、
    記スイッチングマトリックス回線の前記出力に向かってm'個の待ち行列の内容を連続的に転送するための読取り手段(44)とを含み、
    m'はmより小さい整数であり、前記の端末の各集信回路(38)のそれぞれの入力が、前記スイッチングマトリックス回線の対応する出力でないATMセルを削除するためのフィルタ(46)を介して、前記スイッチングマトリックス回線(36)のそれぞれの入力に連結されている請求項1から16までのいずれか1項に記載のATMスイッチ。
  18. 1つの基礎群同期スイッチ(48、48a、48b)内かまたはスイッチングマトリックス回線(36)内にある2 K 個の入力と2L 個の出力とを有し、KとLがK>Lのような整数である集信回路が、
    K−L個の連続的な集信ステージ(518)が後に続く2 K 個の入力とL個のステージを有する逆オメガ回路網(500)と、
    1≦j'≦K−Lとして、先行するステージの2つの連続出力にそれぞれ連結されている2つの入力をそれぞれに有する2 K-j' 個のORゲート(520)を含むj'番目の集信ステージと、そして
    前記逆オメガ回路網および前記集信ステージを通して一方の循環方向の選択された出力に向かってアイドルセルの経路指定を行うために、かつ前記逆オメガ回路網および前記集信ステージを通して反対の循環方向の選択された出力に向かって使用中のセルを経路指定するために、前記集信回路の2 K 個の入力に同時に到達したアイドルATMセルと使用中のATMセルを検出するための経路指定論理回路(524)とを含む
    請求項2または17に記載のATMスイッチ。
  19. 1つの基礎群同期スイッチ(48、48a、48b)内かまたはスイッチングマトリックス回線(36)内にある2 K 個の入力と2L 個の出力とを有し、KとLはK>Lのような整数である集信回が、
    セルの活動ビット(Q)が前記分類回路網の出力においてそれぞれ2つの単調なシーケンスを形成するように、当該のセルの1つがアイドルであるかまたは使用中であるかを示す活動ビット(Q)に基づいて、その2 K -1 個の入力に同時に到着したATMセルをそれぞれ分類する2 K -1 個の入力と2 K -1 個の出力とを有する2つの分類回路網(540、542)を含み、
    前記分類回路網の後にはK−L個の連続的な集信ステージ(550)が続き、第1の集信ステージは2 K -1 個の比較素子(552)を含み、その活動ビットが複数の単調なシーケンスの1つの(i+1)番目の最大値を有するATMセルを受信する第1の入力と、その活動ビットが他の単調なシーケンスの(i+1)番目の最小値を有するATMセルを受信する第2の入力とを、第1の集信ステージの比較素子i(0≦i<2 K -1)は持っており、
    K−L>1ならば、j'番目の集信ステージ(1<j'≦K−L)は2 K -j'個の比較素子(552)を含み、j'番目の集信ステージの比較素子i(0≦i<2 K -j')は(j'−1)番目の集信ステージの比較素子iとi+2 K -j'の出力にそれぞれ連結された2つの入力を有し、そして
    1つの集信ステージ(550)の各比較素子(552)は、該比較素子がその2つの入力のうちの1つに少なくとも1つの使用中のATMセルを受信すれば、使用中のATMセルを、そして該比較素子がその2つの入力に使用中のATMセルを全く受信しなければ、アイドルATMセルをその出力に経路指定する請求項2または17記載のATMスイッチ。
  20. 群同期スイッチングコア(32、132、232)において、
    該群同期スイッチングコアが、m個の出力回線のN’個の群と、少なくともN’m個の入力回線と、そして基礎群同期スイッチ(48、48a、48b)のk個のステージとが含まれており、そしてN’と、mおよびkは、N’≧2かつm≧2の整数であり、
    前記の各基礎群同期スイッチが、pm個の入力とm個の出力とを備えた少なくとも1つ多くともp個の基礎集信回路(50)を含み、pはN’≦pk のような少なくとも2である整数であり、前記の各基礎集信回路のm個の出力が前記基礎群同期スイッチのm個の出力の1群を構成し、
    そして前記基礎群同期スイッチの各入力が、前記集信回路の出力のために用いられないATMセルを削除するためのフィルタ(52)を通して前記基礎群同期スイッチの前記の各基礎集信回路のそれぞれの入力に連結され、
    そして次のステージの前記基礎群同期スイッチのm個の入力に前記基礎群同期スイッチのm個の出力群をそれぞれ連結するm個の回線の複数群によって、連続ステージの前記の複数の基礎群同期スイッチが相互接続され、前記入力回線が第1ステージの前記の複数の基礎群同期スイッチの入力に連結され、そして最後のステージの前記の複数の基礎群同期スイッチのm個の出力の複数群がそれぞれm個の出力回線のN’群に連結される群同期スイッチングコア。
  21. 前記の複数の基礎群同期スイッチが、
    N'=pk のとき、その内部リンクがm個の回線の複数群から成るオーダステージの回路網として、相互接続される請求項20記載の群同期スイッチングコア。
  22. 前記の各基礎群同期スイッチが、
    受動同報通信構成要素(90、94)と、
    m個の回線の複数群を受け入れるための少なくとも1つの構成要素(92、96)と、そして
    前記基礎群同期スイッチの前記の各基礎集信回路のために、前記受動同報通信構成要素に連結され、かつ前記基礎集信回路(50)と該基礎集信回路(50)のpm個の入力に対応している前記フィルタ(52)とを含む能動構成要素と、が含まれている請求項20または21記載の群同期スイッチングコア。
  23. 前記ATMスイッチが、
    重複されている複数の安全保護ブロックを含み、該安全保護ブロックはそれぞれ基礎群同期スイッチの受入れ構成要素(96)と、前記受入れ構成要素により受けられるm個の回線の複数群(98)と、先行ステージの前記基礎群同期スイッチの能動構成要素とを含み、前記基礎群同期スイッチの基礎集信回路はm個の回線の前記の複数群に連結されている請求項22記載の群同期スイッチングコア。
  24. 前記基礎群同期スイッチの受入れ構成要素と能動構成要素が、
    前記受動同報通信構成要素を構成するバックプレーンに連結されているそれぞれの電子基板から成る請求項2または23に記載のATMスイッチ。
  25. 1つの基礎群同期スイッチ(48、48a、48b)内にある2 K 個の入力と2L 個の出力とを有し、KとLはp=2 k-L 及びm=2 L のような整数である基礎集信回路(50)が、
    K−L個の連続的な集信ステージ(518)が後に続く2 K 個の入力とL個のステージを有する逆オメガ回路網(500)と、
    1≦j'≦K−Lとして、先行するステージの2つの連続出力にそれぞれ連結されている2つの入力をそれぞれに有する2 K -j 個のORゲート(520)を含むj'番目の集信ステージと、そして
    前記逆オメガ回路網および前記集信ステージを通して一方の循環方向の選択された出力に向かってアイドルセルの経路指定を行うために、かつ前記逆オメガ回路網を通して反対の循環方向の選択された出力に向かって使用中のセルを経路指定するために、前記集信回路の2 K 個の入力に同時に到達したアイドルATMセルと使用中のATMセルを検出するための経路指定論理回路(524)とを含む請求項20から24までのいずれか1項に記載の群同期スイッチングコア。
  26. 1つの基礎群同期スイッチ(48、48a、48b)内にある2 K 個の入力と2L 個の出力とを有し、KとLはp=2 k-L 及びm=2 L のような整数である集信回路が、
    セルの活動ビット(Q)が前記分類回路網の出力においてそれぞれ2つの単調なシーケンスを形成するように、当該のセルの1つがアイドルであるかまたは使用中であるかを示す活動ビット(Q)に基づいて、その2 K -1 個の入力に同時に到着したATMセルをそれぞれ分類する2 K -1 個の入力と2 K -1 個の出力とを有する2つの分類回路網(540、542)を含み、
    前記分類回路網の後にはK−L個の連続的な複数の集信ステージ(550)が続き、第1の集信ステージは2 K -1 個の比較素子(552)を含み、その活動ビットが複数の単調なシーケンスの1つの(i+1)番目の最大値を有するATMセルを受信する第1の入力と、その活動ビットが他の単調なシーケンスの(i+1)番目の最小値を有するATMセルを受信する第2の入力とを、第1の集信ステージの比較素子i(0≦i<2 K -1)は持っており、
    K−L>1ならば、j'番目の集信ステージ(1<j'≦K−L)は2 K -j'個の比較素子(552)を含み、j'番目の集信ステージの比較素子i(0≦i<2 K -j')は(j'−1)番目の集信ステージの比較素子iとi+2 K -j'の出力にそれぞれ連結された2つの入力を有し、そして
    1つの集信ステージ(550)の各比較素子(552)は、該比較素子がその2つの入力のうちの1つに少なくとも1つの使用中のATMセルを受信すれば、使用中のATMセルを、そして該比較素子がその2つの入力に使用中のATMセルを全く受信しなければ、アイドルATMセルをその出力に経路指定する請求項20から24までのいずれか1項に記載の群同期スイッチングコア。
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