JP3744982B2 - 入口弁機構及びその操作方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は貯水器、特に排水弁を有する貯水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
貯水器(米国では排水タンクとして知られている)は従来2種類の型式に分けることができる。貯水器の一つの型式は底部に排水弁を持ち、この排水弁は貯水器を容器につなぐための排水管を閉塞するのに使用されている。この排水弁は水を満たした流しや洗面器に似ている。排水弁が操作されると、栓が取除かれたのと同様で、貯水器内の水は排水弁を通して排水管へと流れ落ちる。
【0003】
貯水器の別の型式はサイフォン型の貯水器で、その中では排水管は逆U形通路を通して貯水器の中に連通し、上記通路の最も高い点は貯水器内の最高水位の上を通過している。このような貯水器で排水するには、U形通路が水で充満されていて、それにより通路内にサイフォン現象が生じ、貯水器内の水が排水管に吸出される必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
排水弁を取付けた貯水器は次のような問題を有している。即ち排水弁は、特に多年の使用後には漏れが始まる。この漏れは多数の原因により発生するが、その原因とは弁の上に藻が成長したり、入口管から導入された破片が排水弁の処に留まったり、排水弁のゴム組成物に崩れが生じたり、その他同様なことである。普通そのような漏洩は悲劇的なものではないが、その代りに排水管からの水のしたたりが便所の貯槽の中に入り込む。
【0005】
貯水器は再充填機構を備えなければならず、再充填機構は普通加圧状態の水を収容した主水供給部に接続された入口弁の形をとり、水位検出機構を備え、貯水器内の水位が下ると入口弁を開き、又貯水器内の水位があらかじめ定めた満杯の高さ又はレベルに上昇すると閉じるようになっている。この水位検出機構は普通浮子であり、この浮子は回動する浮子アームを介して入口弁に連結されている。
【0006】
上記入口弁とその浮子のために、漏れる排水弁を持つ貯水器から水がしたたるにつれて、浮子が貯水器内でわずかに下降し、これにより一定量の水が貯水器内に入り、貯水器内の水位は満杯レベルに戻される。入口弁のこの間欠的な繰返し動作により、入口弁は貯水器を満水に保ち、次に使用したい時に排水するように準備される。その結果、貯槽への水の漏れしたたりは貯水器の使用者によく知られてはいるが、そのようなしたたりは広く無視されている。最も注意深い使用者でも、そのようなしたたりを多数月の内には貯水器について或る程度の保守が必要になるであろうとの単なる前兆としてしか考えない傾向にある。
【0007】
漏れの起る排水弁を持つ貯水器は極めて多量の水を無駄に使い、この点に関して排水弁を持つ貯水器は元来漏れのないサイフィン型貯水器と非常に異なることはよく知られている。この理由は、ひとたび排水が終了し、サイフィン動作が破壊されると、貯水器内と排水管内の水の連結が貯水器内の水位の上に横たわる通路を含み、かくして漏洩が不可能になるのである。その代り、サイフィン動作を再起動するために熟考した手段が採用されなければならない。
【0008】
排水弁を持つ貯水器が多量の水を無駄にする可能性があるため、多くの管轄権の中で排水弁を持つ貯水器が法律又は規則で禁止されている。ホンコンはそのような管轄権の中の一つで、ホンコンではこの法規制体勢が起り、その理由は水供給の不安定に関する歴史的な問題に起因している。
【0009】
しかしながら、最近では排水弁式貯水器の分野で多くの改善がなされ、特に二重排水貯水器に関連しており、この貯水器では全量と半量の排水に非常に少ない水量が使用される(代表的には夫々6及び3リッター)。このような二重排水貯水器は水供給を担当する役所に好評で、その理由は水の消費量を実質的に減すからである。水使用量のどのような節約も追加の貯水槽やダム及びその種の物の建設に関する首都の仕事の能力に速やかに影響を与えた。
【0010】
本発明の目的は、排水弁式貯水器が禁止されている管轄権内で排水弁式貯水器に対する水供給当局の反感を克服する道を提供し、その種当局に節水と排水弁を持つ貯水器の二重排水特性の利益を与えることである。これが可能なのは、サイフィン式貯水器では二重排水又は限定された容量の排水を可能にすることが困難であるからである。
【0011】
基本的に、この目的は次のことの実現により達成される、即ち1個の入口弁が貯水器を再充填するために排水が休止している間に操作され、もし次の排水が要求されるまでに入口弁が動作不能であるならば、それからもし上記排水弁がたまたま漏れを起していたならば、無駄になり得る水の最大量は貯水器の中に保持されている水の量である。
【0012】
更に、実際上の目的のためには、もし貯水器が排水すべき時に入口弁の復帰が不可能になることは望ましい。このことによる結果は、もし排水弁に漏れが生じていて、しかも次の排水が要求される時に貯水器が空になっている場合は、貯水器の排水操作器を操作する人は、直ぐには排水ができず、貯水器が再充填される音を聞くことになる。従って排水操作器の最初の操作の後短時間の後に排水操作者は再び操作して排水することができる。かくして貯槽には排水可能でありそれにより衛生上の問題を克服出来るのであるが、貯水器が正常には操作しないという明らかな知らせが使用者に伝えられる。これにより欠点は可及的に速やかに除かれ、具合の悪い排水弁からの多量の漏水は阻止される。この状況の元に、継続した排水の間で無駄に排水される水の最大量が貯水器により保持される。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述のごとく、本発明の第1の特徴は、排水弁で操作される貯水器のための連動機構であって、上記貯水器はその底部に排水弁を備え、この排水弁は開くと上記貯水器内の水を排出して排水を作り、上記貯水器は更に1個の排水操作器を上記排水弁に連結して後者を上記操作器の操作時に開くように連動する操作機構を備え、又1個の入口弁を備え、この入口弁は貯水器内の水位に対応して動作して貯水器をあらかじめ定められた水位まで充填する再充填操作器を持ち;
上記連動機構は上記再充填操作器と上記排水操作器を連動連結する掛け金手段を備えて上記貯水器の再充填を阻止するように動作し、上記掛け金手段は上記排水操作器の操作により解除可能であり、1回の排水後の最初の充填でリセット可能である入口弁機構である。
【0014】
本発明の第2の特徴は、排水弁で操作される貯水器の操作方法であって、底部に排水弁を備え、開くと上記貯水器内の水を排出して排水を形成し、上記貯水器は更に1個の操作機構を備え、この操作機構は上記操作器を操作した時開く排水弁を持つ排水操作機と連動連結し、又再充填操作器を持つ入口弁を備えて上記貯水器内の水位に対応して作動し、所定レベルまで再充填するものにおいて、上記方法は次のステップを備えている。
(1)掛け金機構を備え、それは上記再充填操作器と排水操作器に連動連結し、上記貯水器の再充填を阻止するように作動する。
(2)排水操作器の操作に従って掛け金機構が解除される。
(3)1回の排水後の貯水器の当初の再充填に伴って掛け金機構がリセットされる。
【0015】
本発明の2個の基本的な実施例が図面に関連して以下説明される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施例の第1の形式は図1ないし図3に記載されている。図1でわかるように、貯水器1は通常排水弁3により閉塞されているねじ付き栓2を介して排水管(図示せず)に連結されている。この貯水器は入口幹4を備え、その頂部に入口弁5が配置され、かつ浮子6が昇降自在に装着されている。
【0017】
上記浮子6は浮子アーム7と調節可能リンク8を介して入口弁5に連結されている。上記浮子アーム7は突起9を備え、この突起は1個の排水機構11の上に載っている1対の排水操作ボタン10の下側へ延びている。
【0018】
上記排水機構11は従来公知のものであり、一般的な二元排水型で、オーストラリア特許第597,438号(対応米国特許第4,882,793号)に記載されている。上記入口弁5は流体型で、オーストラリア特許出願第72899/94(予備出願第PM1316号)に記載されており、浮子アームに対しオーストラリア特許出願第PM8030号に記載のラック・ピニオン配列により連結されている。上に引用し3個の特許及び特許出願は本件出願人の名前のものであり、それらの開示は以下本発明の記載の中に相互参照用として取り込まれる。
【0019】
図2に入口弁5の内部構造の或程度の詳細を見ることができる。上記入口弁5は入口15から主圧力下の水が供給され、入口は同心の出口16で囲まれ、出口16は貯水器1に連通している。入口15の上端には球状室17が設けてあり、その球状室17内に心棒19の下端に取付けた卵形本体18が位置している。上記心棒19はラック20と部分ピニオン21の作用で垂直に昇降可能である。
【0020】
上記室17は開口23を備え、この開口は本体18により閉塞可能であり、かくして弁座が形成される。上記開口23はU形通路24を経て出口16に連通している。心棒19が引上げられると、本体18が開口23を閉じ、入口弁5は従って閉じる。しかしながら、もし浮子アームが図2で示すように下方へ動くと、部分ピニオン21は反時計方向に回動し、従って心棒19を下方へ駆動し、弁5を開く。本体18と室17の特殊な形状のため、流れに起因する圧力の均合が本体18上に生じ、これにより浮子アーム7が上るまで入口弁5は開放状態に保たれる。これは入口弁5を閉じるために実質的に浮子6により達成される。流体力学的力の均合は、心棒19に作用させるべき正味の力が比較的低くなることを意味している。
【0021】
図3に戻ると、各排水操作ボタン10は1個の突起26を備え、その突起26は図3のように浮子アーム7にその上昇位置で、貯水器が満杯時に当接している。引続き、排水動作を起すためにいずれか一方の排水操作ボタン10が押し下げられると、対応する突起26が浮子アーム7を下方へ動かす。これは入口弁5が開く効果を生じ、同時に排水弁3が持上り、これはいずれか一方の排水操作ボタン10の動作に対応する排水機構11の動作による。引続き、浮子6は入口幹4に沿う下降を開始し、何故ならば浮子は貯水器内の低下した水位に浮力で支持されているからである。
【0022】
図3で見えるように、上記浮子は2個の円筒状のガイド27と浮子室29の下側に位置する浅い水受け28を備えている。上記浮子室29は2個の孔3031を備えている。貯水器が満杯で排水操作ボタン10を操作する前の初期位置では、上記水受け28は水で満たされており、上記浮子室29は上側の孔31のレベルまで水で満たされている。その後、浮子6が比較的重く、水が貯水器内へ落ちるので、水受け28及び浮子室29内の水の重さが、浮子の入口幹4に沿う下降を助ける。同時に、水は孔30を通過し、従って貯水器は空になるので、浮子室29内の水は下側の孔30のレベルまで下降する。
【0023】
排水が完了した時、貯水器は再び注水を開始し、浮子6は最低位置にある。水が浮子室29を越えて上昇すると、浮子には浮力が生じ上昇を開始し、又孔3031の存在により水がゆるやかに入ってくる。かくして浮子6は上昇するが、その上昇速度は水受け28内にある水の重量のために減少又は低減される。引続き、入口弁5はゆっくりと閉じ、これにより水槌作用は実質的に阻止される。
【0024】
貯水器が再び満たされると、浮子6は当初の位置に戻り、そこでは浮子室29は上側の孔31の高さまで水で満たされ、排水サイクルが再開準備完了となる。上側の孔31の上側には空気が捕獲されており、その空気は浮子アーム7に対し上向きの浮力を付与する。この力は入口弁5を閉塞状態に保持している本体18に対する水圧を補助する。
【0025】
しかしながら、排水弁3にもし漏れが生じると、貯水器1内の水が栓2を通して緩やかに排出される。しかしながら、浮子室29と水受け28内の水の重力は入口弁5を開放させ始めるには不充分である。その結果として、一方の排操作ボタン10が次に押し下げられるまで上記貯水器1は空にされる。従って貯水器からの突然の排水は発生せず、操作ボタン10を操作する人は、どこか具合が悪いことに気付く。しかしながら、ボタン10を押し下げると浮子アーム7が下降し、これにより入口弁5は開く。その結果として、貯水器の操作者は貯水器が再び注水されつつあることに気付く。貯水器が水で再充填され又は実質的に再充填されるとすぐに、操作ボタン10は再び押し下げうる状態になり、希望する排水が可能となる。
【0026】
図4に、図1ないし図3に記載した第1の基本配置の変形が示されている。基本的には、この配置は前述の構造を保ち、かつ上記浮子アーム7が延長部33を備え、そこから重錘34が垂れ下っている。浮子室29は空で、かつ気密を保ち、浅い水受け28の代りに排水孔36を有する大きい水受け35を備えている。
【0027】
貯水器1が満杯の時、水受け35は満杯で、浮子6は最も高い位置にある。前述のものと同様に、一方の排水操作ボタン10を操作すると、排水機構11が作動を開始し、浮子アーム7が押し下げられて入口弁5が開く。排水中に貯水器内の水位が下ると、水受け35内の水の重量が浮子アーム7の下降運動を継続する。
【0028】
貯水器1が空になると、水受け35も空になり、内部の水は排水孔36から排出される。その結果、浮子6が最も低い位置に達すると、水受け35は実質的に空になる。貯水器を再充填する時は、水受け35は実質的に浮力体となり、これは重錘34の作用と協働して貯水器内の水位の上昇につれて浮子6の上昇に充分作用する。その結果として、排水サイクルは完了し、貯水器はリセットされる。再び、水受け35への注水が浮子6の上昇を抑制する。
【0029】
もし排水弁3にたまたま漏れが生ずると、水は貯水器1から栓2へと漏出する。しかしながら、水受け35内の水の重量は入口弁5を開くには不充分である。その上、水は貯水器1から緩やかに漏れるので、水受け35内の水も孔36を通して排出される。従って、貯水器1は例え空でも再充填されない。
【0030】
再び、一方の排水操作ボタン10が操作されると、貯水器が空であるため排水は行なわれない。しかしながら浮子アーム7の下降により入口弁5が開き、貯水器への注水が開始する。引続き排水操作ボタン10を操作すると、希望する排水が始まる。再びトイレットの使用者は貯水器が通常通りに機能していないことの警告を受け、保守が要求される。
【0031】
図5に図1ないし図3の基本配置の変形が図示されている。この変形は実質的に図4の変形と同じであり、つり下げた重錘34が浮子アーム7に剛直に装着された重錘134に置き換えられている。
【0032】
この貯水器が満杯になると、重錘134は図5に実線で示す位置を占める。しかしながら、貯水器が実質的に空になると、浮子アームは図5で反時計方向に回り、重錘134を図5に仮想線で示すように中心を越えた位置に置く。他の配置は図4に示すものと同じである。
【0033】
動作中、貯水器が満杯で、重錘134の重力、及び時計方向のトルクは、実質的に浮子6、アーム7及びリンク8に作用する反時計方向のトルクと均合う。かくしてひとたび弁5が閉位置になり、入口水圧力が弁本体18を閉じた(上昇した)位置に保ち、心棒19及び弁本体18には無視し得る程度の下向きの力が作用する。その結果、実質的に最低の入口水圧力が存在し、その圧力以下では排操作ボタン10を操作しなければ弁5は開かないようになっている。このことは通水管タンクのようなこの種の出願において特に有利であり、ここでは入口幹4内の水圧が比較的低い。
【0034】
更に、貯水器が空の時、重錘134が一たび中心を越えると、重錘134の重さは浮子6の下降を助け、これは水受け35が孔36を通して次第に排水され従って軽くなるからである。その上、中心を越えた位置の重錘134の重量は、貯水器の再充填時の浮子の上昇を緩やかにする。これにより弁5はより大きい開度により長時間開放され、かくして充填時間が短縮する。
【0035】
最後、貯水器が満杯に近付くと、重錘134は垂直位置を通過する。その結果、重錘134で作られる重量とトルクにより弁5はより速やかに閉じようとし、貯水器の充填動作が速やかに終了する。
【0036】
図6ないし図9に転ずると、本発明の第2の基本実施例が記載されている。対応する部品には引続き同一番号が記載されている。ここで貯水器1は排水弁3と入口幹4、排水操作ボタン10及び排水機構11とを前と同様に備えている。しかしながら、入口幹4の頂部には従来型の入口弁50が装着され、この入口弁50は従来型の浮子アーム57と浮子56とを有する。
【0037】
排水弁3は中空の矩形断面の浮子幹38を備えており、その下部は図6に図示されており、その上部は図7に図示されている。中空の浮子幹38は従来形式のオーバーフロー管の機能を果す。排水機構11をまたぎ、浮子幹38の頂部を横切っているのは1個のサドル40で、その上に下開きのカップ41が枢支されている。上記カップ41はサドル40上にL形アーム42を介して枢支されている。サドル40に固着されているのは起立した支脚43で、支脚43は舌片44を備え、舌片は平坦な面又は段部を備えている。浮子アーム57に枢支されているのは懸垂支柱45で、この支柱は中間部に切欠き46を、又下端部に傾斜部47を備えている。
【0038】
図7に図示した当初位置において、貯水器は満杯であり、支柱45は実質的に垂直で、切欠き46は舌片44に係合している。その結果、浮子アーム57は例え貯水器内の水位が下降しても固定されかつ下降することができない。
【0039】
図8に示すように、一つの操作ボタン10(図6)が押し下げられると、従来型の排水機構11が浮子幹38を持ち上げて排水弁3が開放する。浮子幹38の上昇は浮子幹38の上舌部を傾斜部47に沿って動かし、これにより支柱45を図7で見て反時計方向に傾ける。切欠き46と舌片44が外れて、浮子アーム57が図7で見て反時計方向に回動する。これにより入口弁50は貯水器を充填するために貯水器1へ水が入ることを許す。貯水器1内における水の低下は浮子の作用をする下方へ向いたカップ41がL形アーム42を水位の低下時に最初に時計方向に回動させ、それから水位が上昇すると反時計方向に回動させる。支柱45と支脚43の舌片44は上記期間中に係合していないので、L形アーム42の動きは何等の作用をしない。
【0040】
図7に示す位置から、もし排水弁3にたまたま緩やかな漏れが生ずると、カップ41は水位の低下につれて緩やかに下降し、最終的には図9に示す位置に到達する。この位置で、L形アーム42の回動端は支柱45に当接する。支柱45が図7に示す位置にあると、アーム42は切欠き46を舌片44にしっかり係合するように押圧する。引続き、貯水器1内の水位の低下にかかわらず、浮子アーム57は下降せず、水は貯水器1内へ入らない。この位置は安定しており、次にいずれかの排水操作ボタン10が押し下げられてこれにより浮子幹38が上昇するまでその状態に留まる。
【0041】
浮子幹38が上昇すると、支柱45は再び浮子幹38の上舌部でゆすぶられ、それにより切欠き46と舌部44が外れる。このようにして以前は浮子アーム57の動きを制止していた支柱45の切欠き46が外れる。貯水器1は直ちに充填され始め、これは浮子アーム57が入口弁50を貯水器1内へ水の流入を許す状態になるからである。
【0042】
排水動作の終りに、浮子幹38と排水弁3は下降し、これにより貯水器1を閉じ、貯水器内の水位の上昇を許す。これにより浮子アーム57は図9で見て時計方向へ回動し、舌片44と切欠き46が再び係合する。
【0043】
前述に鑑み、仮に排水弁3に漏れが生じても、引続く排水までにむだに排出される水の最大量は、貯水器1内に貯えられる水の量のみにすぎないことがわかるであろう。更に、排水操作ボタン10の最初の操作に際し、排出は生じない。しかしながら、使用者には貯水器が再び充填されていることがすぐに明らかになる。引続いて排操作ボタン10を操作すると必要な排水が得られるが、トイレットを排水するために貯水器を使用する人は(排水操作ボタン10を押すとすぐに排水が始まる正常な動作との変化により)貯水器が通常通りには動作しておらず、保守が必要なことが知らされる。
【0044】
上には本発明の2個の実施例のみを示したが、当業者であれば発明の範囲を離れることなく変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施例による作動中の貯水器の排水弁の内部の縦断側面略図である。
【図2】 図2は図1の実施例で使用されている入口弁の縦断面図である。
【図3】 図3は入口弁、浮子、浮子アーム及びこれらの排水作動子との連結構造の詳細を示す縦断側面図である。
【図4】 図4は基本実施例の変形構造を示す図3に対応する図面である。
【図5】 図5は更に別の実施例を示す図4と同様な図面である。
【図6】 図6は第2の基本実施例を使用した作動中の貯水器の排水弁の内部の縦断面図である。
【図7】 図7は掛け金が掛けてある状態での排水機構の頂部を示す拡大側面図である。
【図8】 図8は掛け金が外された状態を示す図7と同様な図面である。
【図9】 図9は掛け金を再び掛けた状態を示す図7及び図8と同様な図面である。
【符号の説明】
1 貯水器
2 栓
3 排水弁
4 入口幹
5 入口弁
6 浮子
7 浮子アーム
8 リンク
9 突起
10 排水操作ボタン
11 排水機構
15 入口
16 出口
17 球状室
18 卵形本体
19 心棒
20 ラック
21 部分ピニオン
23 開口
24 U形通路
27 円筒状ガイド
28 水受け
29 浮子室
30,31 孔
34 重錘
35 大水受け
36 排水孔
134 重錘

Claims (3)

  1. 排水弁で操作される貯水器のための連動機構であって、上記貯水器はその底部に排水弁を備え、この排水弁は開くと上記貯水器内に貯蔵されていた水を排出して排水を作り、上記貯水器は更に1個の排水操作器を上記排水弁に連結して後者を上記排水操作器の操作時に開くように連動する排水機構および1個の入口弁を備え、この入口弁は貯水器内の水位に対応して動作して貯水器をあらかじめ定められた水位まで再充填する再充填操作器を持ち、上記連動機構は上記再充填操作器と上記排水操作器を連動連結する掛け金手段を備えて上記貯水器の再充填を阻止するように動作し、上記掛け金手段は上記排水操作器の操作により解除可能であり、1回の排水後の最初の充填でリセット可能であり、上記再充填操作器は上記入口弁に枢着された浮子アームに連結された第1浮子を備え、かつ上記排水機構に近接し、上記掛け金手段は上記浮子アームと上記排水機構の間に延びる枢支レバーであって上記枢支レバー上の衝合部材を上記貯水器に対して静止している停止部材との非係合状態へ動かす上記排水機構の動作により可動である枢支レバー、および付勢手段を包含し、上記付勢手段は上記枢支レバー上に作用して上記排水機構の動作に続いて上記衝合部材を上記停止部材との係合状態へ戻すように作用する重錘を包含し、上記連動機構が更に掛け金保持機構を備え、この掛け金保持機構は第2浮子を包含し、この第2浮子は1個の枢支ロックレバーと共に動くように装着されかつ上記貯水器内の水位の減少に連れて上記枢支レバーを圧迫するように枢動可能で、もし水位が上記排水機構の動作前に低下すると上記衝合部材と停止部材の相互係合状態を保持するようにした、入口弁機構。
  2. 請求項1に記載した入口弁機構において、上記枢支レバーが上記浮子アームから垂れ下がっており、かつ上記貯水器内の水位が上昇すると上記レバーが上昇して上記衝合部材と停止部材を整合させる、入口弁機構。
  3. 排水弁で操作される貯水器の操作方法であって、上記貯水器は底部に排水弁を備え、排水弁を開くと上記貯水器内の水を排出して排水を形成し、上記貯水器は更に1個の排水機構を備え、この排水機構は上記排水操作器を操作した時開く排水弁を持つ排水機構と連動連結し、又再充填操作器を持つ入口弁を備えて上記貯水器内の水位に対応して作動し、所定レベルまで再充填する請求項1または2に記載の入口弁機構において、上記方法は次のステップを備えている。
    (1)掛け金手段を備え、それは上記再充填操作器と排水操作器に連動連結し、上記貯水器の再充填を阻止するように作動する。
    (2)排水操作器の操作に従って掛け金手段が解除される。
    (3)1回の排水後の貯水器の当初の再充填に伴って掛け金手段がリセットされる。
    (4)上記貯水器内の水位を検出する。
    (5)もし計測した貯水器内の水位が低い時には、上記掛け金手段を再充填が開始しないように確実に保持し、上記貯水器内の水位が浮子を有する枢支ロックレバーの位置により決定されるようにした、方法。
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