JP3744836B2 - Temporary scaffold - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設作業現場で使用される仮設足場に関するもので、更に詳しくは足場板が上下に階層状に設けられ、上下の足場板どうしを梯子でつなぎ且つ各足場板に梯子からの出入口となるハッチを設けると共に、このハッチを開閉する作業床を足場板に枢着してなる架設足場に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、上記のような仮設足場の足場板に設けてあるハッチには、その左右何れかの端部に梯子取付用のブラケットが設けてあって、このブラケットのピン孔に梯子の上端部両側面から夫々突出する梯子取付用係止ピンを突入させることによって、梯子を、この梯子の幅方向が足場板の長手方向と直交する向きに取り付けるようになっている。このように、足場板のハッチに、梯子が足場板の長手方向と直交する向きに取り付けられると、幅の広い足場(足場幅が900mm〜1200mm程度)が組めない現場では、その梯子の設置された足場板上では、梯子が邪魔になって通行できなくなることがあった。
【0003】
本発明は、足場板のハッチに梯子を足場板の長手方向及びそれと直交する方向に取り付けることができ、足場の状況に応じて任意の向きに梯子を設置できるようにした仮設足場を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、足場板1が上下に階層状に設けられ、上下の足場板1どうしを梯子5でつなぎ且つ各足場板1に梯子5からの出入口となるハッチ3を設けると共に、このハッチ3を開閉する作業床4を設けてなる架設足場において、前記ハッチ3の概ね四隅部に梯子取付用ブラケット24,24,25,25が配設され、これら4個のブラケットは、足場板1の長手方向に沿った左右方向に対向するブラケット24,25の対向面間の距離Aと、前後に対向するブラケット24,24及び25,25の対向面間の距離Bとが略等しく且つその距離A,Bが梯子5の横幅Wに略等しくなるように設定され、左右に対向するブラケット24,25の対向面及び前後に対向するブラケット24,24及び25,25の対向面には、その対向面間に挿入されて立設される梯子5の両側面から夫々突出する梯子取付用の係止ピン11,12が突入可能なピン孔a,bが夫々配設されてなることを特徴とする。
【0005】
請求項2は、請求項1に記載の架設足場において、左右何れか一方側で前後に対向するブラケット24,24の対向面に配設されたピン孔bと、他方側で前後に対向するブラケット25,25の対向面に設けられたピン孔bとの配設ピッチPが、梯子5の上端部に設けられた梯子取付用の上段側係止ピン11と、この上段側係止ピン11の下方に設けられた下段側係止ピン12との配設ピッチQに略等しくなるように設定されてなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、足場板1が上下に複数階層状に設けられた仮設足場を示したもので、上下の足場板1どうしを梯子5でつなぎ且つ各足場板1に梯子5からの出入口となるハッチ3を設けると共に、このハッチ3を開閉する作業床4を設けている。図2は作業床4が閉鎖位置ある状態を示す足場板1の斜視図であり、図3は作業床4が開放位置ある状態での同足場板1の斜視図、図4は同足場板1の作業床4部分の拡大平面図である。また図5は同足場板1の作業床4部分の拡大底面図、図6は図5の一部拡大図である。
【0007】
上記足場板1の構造について説明すると、足場板本体2の両端部には、足場用建枠の横材6に係止される係止フック7が突設されており、この足場板本体2の一端部側にハッチ3が設けられると共に、このハッチ3を開閉する作業床4が、足場板1の横断方向に沿って開閉するように足場板1に枢着されている。そして作業床4にはその開閉方向前後に、足場板本体2に対し着脱可能な枢着部8,9が設けられていて、その前後何れか一方の枢着部8又は9を脱出状態に、他方の枢着部9又は8を枢着状態に維持することにより、作業床4が開閉方向前後の何れからも開閉可能に足場板本体2に枢着されるようになっている。図3では、枢着部8が枢着状態、枢着部9が脱出状態となっている。
【0008】
図1、図3及び図5に示すように、足場板本体2に設けてあるハッチ3の概ね四隅部には、梯子取付用ブラケット24,25が配設されている。図8は、ハッチ3内に配設されている4個の梯子取付用ブラケット24,24,25,25の配置状態を示す。この図8から分かるように、ハッチ3の前後側縁部イ,ロ及び左右側縁部ハ,ニからなる開口周縁のうち、前後側縁部イ,ロの夫々の両端部に、梯子取付用ブラケット24,25が取り付けられ、各ブラケット24,25には梯子5の両側面から突出する梯子取付用の係止ピン11,12(図9及び図10参照)が突入可能なピン孔a,bが設けられている。
【0009】
ハッチ3の開口周縁に配設された4個のブラケット24,24,25,25は、図8に示すように、左右に対向するブラケット24,25の対向面間の距離Aと、前後に対向するブラケット24,24及び25,25の対向面間の距離Bとが略等しく且つその距離A,Bが梯子5の横幅W(図9参照)に略等しくなるように設定されている。そして、左右に対向するブラケット24,25の対向面及び前後に対向するブラケット24,24及び25,25の対向面には、梯子5の両側面から夫々突出する梯子取付用の係止ピン11,12が突入可能なピン孔a,bが夫々配設されている。
【0010】
また、上記4個のブラケット24,24,25,25のうち、左右何れか一方側、例えば図8において左側で前後に対向するブラケット24,24の対向面に設けられたピン孔bと、他方側、即ち右側で前後に対向するブラケット25,25の対向面に設けられたピン孔bとの配設ピッチPが、梯子5の上端部に設けられた梯子取付用の上段側係止ピン11と、この上段側係止ピン11の下方に配設された下段側係止ピン12との配設ピッチQ(図9参照)に略等しくなるように設定されている。
【0011】
図9は梯子5の正面図であり、図10の(A)は図9に示す梯子5の一部拡大正面図、(B)はその左側面図、(C)はその平面図である。図9から分かるように、梯子5は、足場板本体2の長さより若干短い長さを有する両側一対の支柱31,31に踏杆32を一定間隔おきに横架してなるもので、各支柱31の上端部には、その外側面からコイルバネ33の付勢力で突出する係止ピン11が設けられ、またこの係止ピン11の突出位置から下方へQだけ隔たった位置において同様にその外側面からコイルバネ33の付勢力で突出する係止ピン12が設けられている。
【0012】
各係止ピン11,12は、図9の(A)〜(C)から分かるように、支柱31とこれに取り付けられたブラケット34とに貫通されて水平方向にスライド自在に支持されていて、コイルバネ33によりピン先端部が支柱31の外側面から突出するように付勢されている。また、この係止ピン11,12の内端部は、L字状に折曲されて操作部11a,12aを形成しており、前記ハッチ3内のブラケット24,25に梯子5を取り付けたり、又は取り外す際に、この操作部11a,12aをコイルバネ33の付勢力に抗して手前に引くことにより、係止ピン11,12の先端部を引っ込めるようになっている。尚、梯子5の上端部側の係止ピン11とこれの下方側の係止ピン12とは全く同じ構造である。
【0013】
作業床4の開閉方向前後に設けられた両枢着部8,9は、同じ構造であって、各枢着部8,9は、図5及び図6から分かるように、足場板本体の長手方向側端部に沿った作業床の前後各端部に、同軸上で互いに独立してスライド自在に配置された一対の枢軸用ロッド13,13からなり、両枢軸用ロッド13,13は、各ロッド13の外端部13aが作業床4の左右両端から常時突出するようにコイルバネ14によって付勢されており、しかして両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが、足場板本体2側に設けられたロッド支持穴15,15に(図7参照)夫々突入することによって枢着状態となり、両枢軸用ロッド13,13の内端部に夫々設けられた操作用把持部13b,13bをコイルバネ14,14の付勢力に抗して引き寄せることにより、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが前記ロッド支持穴15,15から夫々脱出して脱出状態となる。
【0014】
各枢着部8,9を構成する一対の枢軸用ロッド13,13の各ロッド13は、足場板本体2に取り付けられたスライド支持部材16,17によってスライド自在に支持されている。そして、各枢軸用ロッド13の内端部に設けられた操作用把持部13bは、このロッド13の内端部をコ字状に折り返して形成されたもので、図6に示すように、コ字状折り返し部分の先端部に取着された固定ピン18とスライド支持部材16の一端面との間にコイルバネ14が嵌装され、このコイルバネ14によって各ロッド13が各ロッド13の外端部13aが作業床4の左右各端から突出付勢されると共に、その突出長さが、スライド支持部材16の他端面に当接する固定ピン19によって制限されるようになっている。
【0015】
従って、各枢着部8,9を足場板本体2に対して脱出状態にする時は、両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bを、図6の矢印で示すようにコイルバネ14,14の付勢力に抗して引き寄せると、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが足場板本体2のロッド支持穴15,15から夫々脱出して脱出状態となる。この場合、作業床4を形成する床板4aには、図6に示すように、両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bが配設されている部分に指挿入用開口部20が開口形成されているから、作業床4の表側及び裏側の何れからでも指を挿入させて、操作用把持部13b,13bを簡単容易に引き寄せ操作することができる。
【0016】
また、図7の(A)及び(B)に示すように、各枢軸用ロッド13の外端部13aには夫々係合斜端面21が形成されていて、前後両枢着部8,9の何れか一方、例えば枢着部8を枢着状態にし、他方の枢着部9を脱出状態にして、作業床4を開放状態から閉鎖する時に、他方の枢着部9を構成する枢軸用ロッド13の係合斜端面21を、図7の(A)に示すように足場板本体2側に設けられたロッド支持穴15の入口部に対しその上方から押し付けることにより、その係合斜端面21の楔作用で枢軸用ロッド13が前記コイルバネ14に抗し引き寄せられて当該ロッド13の外端部13aが同図の(B)に示すようにロッド支持穴15に突入し、作業床4を閉鎖位置に自動的にロックするようになっている。
【0017】
実際の使用に際しては、一方の枢着部8を枢着状態にし、他方の枢着部9を脱出状態にした作業床4を、図3に示すように起立した状態から閉じる方向に押し倒せば、枢着部9側にある両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aがその係合斜端面21,21によりロッド支持穴15,15に突入して、閉鎖位置に自動的にロックされることになる。尚、各枢軸用ロッド13の外端部(突出端部)13aが突入して支持されるロッド支持穴15は、図7に示すように、足場板本体2の端部横枠22の内側凹段部22a所要位置に固定されたナット部材23に同心状形成された穴からなる。
【0018】
上記のように構成される仮設足場において、各足場板1に設けられた作業床4の開閉操作について説明すると、図2に示すように作業床4の両枢着部8,9がいずれも枢着状態に維持されて閉鎖位置にある作業床4を、図3に示すように枢着部9側から開放させる際には、この枢着部9側における両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bを把持して引き寄せると、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが足場板本体2側のロッド支持穴15,15から脱出するから、この作業床4の枢着部9側を引き起こして図3に示すような起立姿勢にすればよい。この起立姿勢に保持されている作業床4を、閉鎖方向に倒せば、図7によって説明したように、枢着部9側にある両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aがその係合斜端面21,21によりロッド支持穴15,15に突入して、閉鎖位置に自動的にロックされる。
【0019】
上記のように閉鎖位置にロックされている作業床4を、今度は、図3に示す場合とは反対側の枢着部8側から開放させる時には、この枢着部8側における両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bを把持して引き寄せると、前記同様に、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが足場板本体2側のロッド支持穴15,15から脱出するから、この作業床4の枢着部8側を引き起こして、前記同様に起立姿勢にすればよい。
【0020】
また、作業床4をハッチ3から取り外す場合には、作業床4の一方側にある枢着部8の枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bと、他方側にある枢着部8の枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bとを同時に把持すれば、両方の枢着部8,9が足場板本体2に対して脱出状態となるから、そのまま引き上げることによって、作業床4をハッチ3から簡単容易に取り外しことができる。
【0021】
次に、図1に示すような仮設足場において、上下の足場板1どうしを梯子5でつなぐ際のハッチ3内での梯子5の取付方法、及び梯子5を足場板1の裏側に収納する方法について、図11〜図15を参照して説明する。
【0022】
図11は、図1に示す仮設足場の中段側足場板1と下段側足場板1とをつなぐ梯子5のように、梯子5を、その幅方向が足場板1の長手方向と直交する向きで、且つハッチ3の開口周縁の右側縁部ニに沿って取り付ける場合を示すもので、この場合は、図8にも示すように、ハッチ3内の右端側で前後に対向する2個のブラケット25,25間の対向するピン孔b,bに沿った位置▲4▼(図8参照)に梯子5の上端部側を挿入し、この梯子5の両側面から突出する係止ピン11,11を両ブラケット25,25のピン孔b,bに突入させればよい。
【0023】
図示は省略するが、梯子5をハッチ3の開口周縁の左側縁部ハに沿って取り付ける時は、ハッチ3内の左端側で前後に対向する2個のブラケット24,24間の対向するピン孔b,bに沿った位置▲3▼(図8参照)に梯子5の上端部側を挿入し、梯子5の両側面から突出する係止ピン11,11を両ブラケット24,24,9のピン孔b,bに突入させる。
【0024】
図12は、図1に示す仮設足場の上段側足場板1と中段側足場板1とをつなぐ梯子5のように、梯子5を、その幅方向が足場板1の長手方向と平行する向きで、且つハッチ3の開口周縁の後側縁部ロに沿って取り付ける場合を示すもので、この場合は、ハッチ3の開口周縁の後側縁部ロに沿ってその左右両端部にある2個のブラケット24,25間の対向するピン孔a,aに沿った位置▲2▼(図8参照)に梯子5の上端部側を挿入し、この梯子5の両側面から突出する係止ピン11,11を両ブラケット24,25のピン孔a,aに突入させればよい。
【0025】
また図示は省略するが、ハッチ3の開口周縁の前側縁部イに沿って取り付ける場合は、その前側縁部イに沿ってその左右両端部にある2個のブラケット24,25間の対向するピン孔a,aに沿った位置▲1▼(図8参照)に梯子5の上端部側を挿入し、梯子5の両側面から突出する係止ピン11,11を両ブラケット24,25のピン孔a,aに突入させるようにする。
【0026】
上記した図12に示す取付例のように、ハッチ3の開口周縁の前側縁部イあるいは後側縁部ロに沿った位置に梯子5を取り付けることができて、梯子5を、その幅方向が足場板1の長手方向と平行するように設置できるから、幅の狭い(足場幅が500mm程度)足場しか組めない現場でも、その梯子5の設置された下段側の足場板1上での通行が可能となる。尚、図14は、ハッチ3内の前側縁部イあるいは後側縁部ロに沿った位置に梯子5を取り付けた場合の仮設足場の縦断面図である。この図からも、梯子5の設置された下段側の足場板1上を通行できることが分かる。
【0027】
図13は、梯子5を収納する場合を示している。即ち、図8にも示すように、ハッチ3内の左端側で前後に対向するブラケット24,24の対向面に設けられたピン孔bと、ハッチ3内の右端側で前後に対向するブラケット25,25の対向面に設けられたピン孔bとの配設ピッチPが、梯子取付用の上段側係止ピン11と、下段側係止ピン12との配設ピッチQ(図9参照)に略等しくなるように設定されていることから、先ず、ハッチ3内の右端側で前後に対向する2個のブラケット25,25間の対向するピン孔b,bに沿った位置▲4▼(図8参照)に梯子5の上端部側を挿入して、梯子5の両側面から突出する係止ピン11,11を両ブラケット25,25のピン孔b,bに突入させることにより、梯子5の上端部を上記両ブラケット25,25に枢着する。
【0028】
この後、その梯子5を、図15の(A)に示すように係止ピン11,11を中心に上向きに揺動旋回させて足場板1の裏面側に当接させた状態とし、この状態で、ハッチ3内の左端側で前後に対向する2個のブラケット24,24間の対向するピン孔b,bに、梯子5の下段側にある係止ピン12,12を突入させる。これによって、梯子5は、足場板1の裏側に収納された状態となり、この収納状態を図15の(B)に示す。尚、ハッチ3の開口周縁の右側縁部ニに沿った位置には、足場板本体2の端部横枠22(図7参照)が配設されているが、左側縁部ハに沿った位置には、上記端部横枠22のような横枠が配設されていないので、梯子5は、足場板1の裏面に重合した状態で収納されるようになる。
【0029】
上記のように梯子5を足場板1の裏側に簡単に収納させることができるから、梯子5を収納しておくことによって、足場板1及び梯子5の運搬に便利となる。また、梯子5を使用しない場合は、この梯子5の収納された足場板1の下段側の足場板1上での通行が可能となる。
【0030】
以上説明したように、本発明に係る仮設足場では、ハッチ3の概ね四隅部に設けた4個の梯子取付用ブラケット24,24,25,25が、ハッチ3内において左右に対向するブラケット24,25の対向面間の距離Aと、前後に対向するブラケット24,24及び25,25の対向面間の距離Bとが略等しく且つその距離A,Bが梯子5の横幅Wに略等しくなるように設定され、そして左右に対向するブラケット24,25の対向面及び前後に対向するブラケット24,24及び25,25の夫々の対向面に、梯子5の両側面から夫々突出する梯子取付用の係止ピン11,12が突入可能なピン孔a,bが夫々配設されているから、ハッチ3に梯子5を取り付けるにあたって、ハッチの前後側縁部イ,ロ及び左右側縁部ハ,ニの何れの位置にも取り付けることができる。従って、足場幅が500mm程度の幅の狭い足場しか組めない仮設足場にあっても、梯子の設置された下段側の足場板上での通行が可能となる。
【0031】
また、ハッチ3内の左端側で前後に対向するブラケット24,24の対向面に設けられたピン孔bと、ハッチ3内の右端側で前後に対向するブラケット25,25の対向面に設けられたピン孔bとの配設ピッチPが、梯子の上段側係止ピン11と下段側係止ピン12との配設ピッチQに略等しくなるように設定されているから、ハッチ3内の右端側で前後に対向する2個のブラケット25,25間のピン孔b,bに沿った位置▲4▼(図8参照)に梯子5の上端部側を挿入すると共に、ハッチ3内の左端側で前後に対向する2個のブラケット24,24間の対向するピン孔b,bに、梯子5の下段側係止ピン12,12を突入させることによって、梯子5を足場板1の裏側に簡単に収納させることができ、足場板1及び梯子5の運搬や保管に便利となる。
【0032】
以上の実施形態では、4個の梯子取付用ブラケット24,24,25,25を、ハッチ3内における前後側縁部イ,ロの夫々両端部に配設しているが、左右側縁部ハ,ニの夫々両端部に配設してもよく、更には四隅部に配設してもよい。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ハッチに梯子を取り付けるにあたって、梯子をハッチの前後側縁部及び左右側縁部の何れの位置にも取り付けることができから、足場の状況に応じて任意の向きに梯子を設置することができる。特に、幅の狭い足場しか組めない仮設足場にあっても、梯子の設置された下段側の足場板上での通行が可能となる。
【0034】
請求項2に係る発明によれば、梯子を足場板の裏側に収納させることができ、足場板及び梯子の運搬や保管に便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 足場板が上下に複数階層状に設けられた仮設足場を示す斜視図である。
【図2】 作業床が閉鎖位置ある状態を示す足場板の斜視図である。
【図3】 作業床が開放位置ある状態での同足場板の斜視図である。
【図4】 同足場板の作業床部分の拡大平面図である。
【図5】 同足場板の作業床部分の拡大底面図である。
【図6】 図5の一部拡大図である。
【図7】 (A)は係合斜端面を形成した枢軸用ロッドの突出端部がロッド支持穴に突入する前段階を示す説明断面図、(B)は同枢軸用ロッドの突出端部が係合斜端面によりロッド支持穴に突入した状態示す説明断面図である。
【図8】 ハッチ内に配設されている4個の梯子取付用ブラケットの配置状態を示す説明斜視図である。
【図9】 梯子の正面図である。
【図10】 (A)は図9に示す梯子の一部拡大正面図、(B)はその左側面図、(C)はその平面図である。
【図11】 ブラケットへの梯子の取付状態を示す説明斜視図である。
【図12】 ブラケットへの梯子の取付状態を示す説明斜視図である。
【図13】 梯子収納時におけるブラケットへの梯子の取付状態を示す説明斜視図である。
【図14】 ハッチ内の前側縁部あるいは後側縁部に沿った位置に梯子を取り付けた場合の仮設足場の縦断面図である。
【図15】 (A)は足場板の裏側に梯子を収納している方法を示す側面図、(B)は梯子を収納した状態での足場板の底面図である。
【符号の説明】
1 足場板
2 足場板本体
3 ハッチ
4 作業床
5 梯子
11,12 梯子取付用の係止ピン
24,25 梯子取付用ブラケット
a,b ピン孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a temporary scaffold used at a construction work site, and more specifically, scaffolding plates are provided in a hierarchical manner in the vertical direction, the upper and lower scaffolding plates are connected by a ladder, and the entrance and exit from the ladder are connected to each scaffolding plate. In addition, the present invention relates to an erected scaffold in which a work floor for opening and closing the hatch is pivotally attached to a scaffold plate.
[0002]
[Prior art and problems]
Conventionally, the hatch provided on the scaffolding plate of the temporary scaffold as described above is provided with a bracket for mounting the ladder at either the left or right end, and both sides of the upper end of the ladder at the pin hole of this bracket. The ladder is locked in such a manner that the ladder is inserted in such a direction that the width direction of the ladder is perpendicular to the longitudinal direction of the scaffolding plate. In this way, when the ladder is attached to the scaffold plate hatch in a direction perpendicular to the longitudinal direction of the scaffold plate, the ladder is installed at a site where a wide scaffold (scaffold width of about 900 mm to 1200 mm) cannot be assembled. On the scaffolding board, the ladder could get in the way and make it impossible to pass.
[0003]
The present invention provides a temporary scaffold in which a ladder can be attached to the hatch of the scaffold board in the longitudinal direction of the scaffold board and a direction orthogonal thereto, and the ladder can be installed in any direction depending on the situation of the scaffold. With the goal.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In the invention according to
[0005]
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows a temporary scaffold in which
[0007]
The structure of the
[0008]
As shown in FIGS. 1, 3, and 5,
[0009]
As shown in FIG. 8, the four
[0010]
Further, of the four
[0011]
9 is a front view of the
[0012]
As can be seen from (A) to (C) of FIG. 9, each of the
[0013]
Both pivoting
[0014]
The
[0015]
Therefore, when the pivoting
[0016]
Further, as shown in FIGS. 7A and 7B, the
[0017]
In actual use, if one of the pivoting
[0018]
In the temporary scaffold constructed as described above, the opening / closing operation of the
[0019]
When the
[0020]
When the
[0021]
Next, in the temporary scaffold as shown in FIG. 1, a method of attaching the
[0022]
FIG. 11 shows a
[0023]
Although not shown in the drawings, when the
[0024]
FIG. 12 shows the
[0025]
Although not shown, when mounting along the front edge i of the opening edge of the
[0026]
As shown in the attachment example shown in FIG. 12 described above, the
[0027]
FIG. 13 shows a case where the
[0028]
Thereafter, as shown in FIG. 15 (A), the
[0029]
Since the
[0030]
As described above, in the temporary scaffold according to the present invention, the four
[0031]
Further, the pin hole b provided in the opposing surface of the
[0032]
In the above embodiment, the four
[0033]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the invention, when attaching the ladder to the hatch, the ladder can be attached to any position of the front and rear side edges and the left and right side edges of the hatch. Ladder can be installed in the direction. In particular, even in a temporary scaffolding where only a narrow scaffolding can be assembled, it is possible to pass on the scaffolding plate on the lower stage where the ladder is installed.
[0034]
According to the invention which concerns on
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a temporary scaffold in which scaffold plates are provided in a plurality of layers in the vertical direction.
FIG. 2 is a perspective view of a scaffolding plate showing a state where a work floor is in a closed position.
FIG. 3 is a perspective view of the scaffold board in a state where the work floor is in an open position.
FIG. 4 is an enlarged plan view of a work floor portion of the scaffold board.
FIG. 5 is an enlarged bottom view of a work floor portion of the scaffold board.
6 is a partially enlarged view of FIG. 5;
7A is an explanatory cross-sectional view showing a stage before the protruding end portion of the pivot rod in which the engaging oblique end surface is formed enters the rod support hole, and FIG. 7B is a sectional view showing the protruding end portion of the pivot rod. It is explanatory sectional drawing which shows the state which penetrated into the rod support hole by the engagement oblique end surface.
FIG. 8 is an explanatory perspective view showing an arrangement state of four ladder mounting brackets arranged in the hatch.
FIG. 9 is a front view of a ladder.
10A is a partially enlarged front view of the ladder shown in FIG. 9, FIG. 10B is a left side view thereof, and FIG. 10C is a plan view thereof.
FIG. 11 is an explanatory perspective view showing a state where the ladder is attached to the bracket.
FIG. 12 is an explanatory perspective view showing a mounting state of the ladder to the bracket.
FIG. 13 is an explanatory perspective view showing an attachment state of the ladder to the bracket when the ladder is stored.
FIG. 14 is a longitudinal sectional view of a temporary scaffold when a ladder is attached at a position along a front edge or a rear edge in a hatch.
15A is a side view showing a method of storing a ladder on the back side of the scaffold board, and FIG. 15B is a bottom view of the scaffold board in a state where the ladder is stored.
[Explanation of symbols]
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