JP3743969B2 - Pneumatic booster - Google Patents
Pneumatic booster Download PDFInfo
- Publication number
- JP3743969B2 JP3743969B2 JP29772696A JP29772696A JP3743969B2 JP 3743969 B2 JP3743969 B2 JP 3743969B2 JP 29772696 A JP29772696 A JP 29772696A JP 29772696 A JP29772696 A JP 29772696A JP 3743969 B2 JP3743969 B2 JP 3743969B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- sleeve
- valve seat
- seat member
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のブレーキ系統に用いられる気圧式倍力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
気圧式倍力装置は、従来一般には、シェル本体内をダイアフラムを備えたパワーピストンにより定圧室と変圧室とに区画し、前記パワーピストンに、前記シェル本体を挿通してその後方へ筒状部を延ばしたバルブボデーを支持させ、該バルブボデー内に入力軸と連動する弁プランジャおよび該弁プランジャと当接・離間して前記変圧室を前記定圧室と大気とに選択的に連通するポペット弁を含む弁機構を配設し、該弁機構の作動により前記定圧室と前記変圧室とに差圧を発生させて、前記パワーピストンを前進させるようになっている。
【0003】
この種の気圧式倍力装置では、入力軸と作動連結されたブレーキペダルが解放状態にある時には、変圧室に定圧室内の圧力(通常、負圧)が導入されて不作動状態になるが、近年、必要に応じて変圧室に大気を導入して自動出力させるようにした、いわゆる自動出力タイプの気圧式倍力装置が開発されている。
【0004】
そして従来、上記した一般の気圧式倍力装置を自動出力タイプとするため、例えば特開昭60−197454号公報に記載のものでは、バルブボデー内に、前記倍力作用を行う弁機構とは別に補助弁を配設し、この補助弁をシェル本体外に配置した作動器により動かして、前記弁機構とは無関係に変圧室に通じる負圧通路を遮断し、一方、シェル本体に接続した、バルブボデーとは独立の大気管路を開閉弁により開いて、変圧室に大気を導入するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の自動出力タイプの気圧式倍力装置によれば、倍力作用に関与する既存の弁機構に加えて、新たに2つの弁機構が必要となり、コスト負担が増大するという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、既存の弁機構に改良を加えることにより新たな弁機構の設置を不要とし、もって一般の気圧式倍力装置を安価に自動出力タイプとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、バルブボデー内の弁機構を構成する弁プランジャを、前記入力軸に連結されたプランジャ本体と該プランジャ本体に摺動自在に嵌合された筒状の弁座部材とから形成し、さらに前記弁座部材を、前記ポペット弁に当接する位置と前記ポペット弁から離間する位置とに選択的に変位させる操作手段を設け、前記操作手段は、バルブボデーに内装され常時は弁座部材をポペット弁に当接する方向へ付勢する付勢手段と、前記バルブボデーの筒状部外周に摺動自在に嵌合され前記弁座部材に先端部側を作動連結させたスリーブと、該スリーブを摺動させて前記弁座部材を前記ポペット弁から離間する方向へ変位させる駆動手段とから成るようにしたことを特徴とする。
このように構成した気圧式倍力装置においては、操作手段により弁プランジャの弁座部材をポペット弁から離間させれば、変圧室に大気が自動的に導入される。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、上記駆動手段を、スリーブを内周壁としてその周りに形成した容積可変の環状チャンバと、該チャンバ内に大気と負圧とを選択的に供給する圧力変更手段とを備え、該チャンバの内・外の圧力差により前記スリーブを摺動させる構成としたことを特徴する。
【0009】
さらに、請求項3に記載の発明は、上記バルブボデーに半径方向孔を設け、該半径方向孔に挿入した連結部材を介して前記弁座部材に前記スリーブの先端部側を作動連結させたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
【0011】
図1乃至図3は、本発明の第1の実施の形態としての気圧式倍力装置を示したものである。本気圧式倍力装置は、タンデム型として構成したもので、フロントシェル2とリヤシェル3とからなるシェル本体1内はセンターシェル4により前・後2室に区画され、この前・後2室はさらに、ダイアフラム5,6を備えたパワーピストン7,8により定圧室9,10と変圧室11,12とに区画されている。各パワーピストン7,8には、シェル本体1の軸心上に配置したバルブボデー13が嵌合支持されており、バルブボデー13は、センターシェル4およびリヤシェル3をシール部材14、15を介して気密的にかつ摺動自在に挿通して、その後端側の筒状部13aをリヤシェル3の後方へ延ばしている。
【0012】
バルブボデー13には、2つの定圧室9と10とを連通しかつ各定圧室9,10をバルブボデー13の筒状部13a内に連通する定圧通路(負圧通路)16が設けられる他、2つの変圧室11と12とを連通しかつ各変圧室11,12をバルブボデー13の筒状部13a内に連通する空気通路(大気通路)17が設けられている。負圧通路16および大気通路17のそれぞれは、バルブボデー13に穿設した軸方向孔16a,17aと半径方向孔16b,17bとから成っている。フロント側の定圧室9には、フロントシェル2の前部に接続した導入管18を通じて、例えばエンジン負圧が導入されるようになっており、一方、バルブボデー13の小径部の開口側にはサイレンサ19とフィルタ20とが配設されている。
【0013】
バルブボデー13内には、前・後の変圧室11,12に対して前記負圧通路16と大気通路17とを選択的に開く弁機構21が配設されている。弁機構21は、バルブボデー13に摺動自在に嵌挿された弁プランジャ22と、バルブボデー13の内面に押え部材23(図2)を用いて基端部が固定された弾性変形可能なポペット弁24とを備えている。
【0014】
弁プランジャ22は、図2および図3に良く示されるように、バルブボデー13に設けた軸孔に摺動自在に嵌挿されたプランジャ本体25と、このプランジャ本体25にシール部材26を介して気密的にかつ摺動自在に嵌合され、一端に前記ポペット弁24の前端の内縁部に当接可能な大気用弁座27を有する筒状の弁座部材28とから成っている。弁座部材28は、プランジャ本体25に摺動自在に嵌合され一端を該弁座部材28に当接させたばね受け29とバルブボデー13内の段差面との間に介装したばね30により、常時はその弁座27をポペット弁24に当接させる方向へ付勢されている。弁座部材28はまた、その内周に設けた段差部28aをプランジャ本体25の一端に設けたフランジ25aに係合させることによりプランジャ本体25からの抜けが規制されており、この状態で、弁座部材28の先端部(弁座27側)がプランジャ本体25より所定距離だけ突出するようになっている。プランジャ本体25の後端部には、ブレーキペダル(図示略)から延ばした入力軸31が連結されており、この入力軸31が、図の左方向へ前進することによりプランジャ本体25と弁座部材28とは一体的に左方向へ移動するようになる。
【0015】
弁機構21はまた、バルブボデー13の内周面に負圧通路16の開口端を含むように形成された負圧用弁座32を含んでおり、前記ポペット弁24の前端の外縁部がこの弁座32に離着座するようになっている。ポペット弁24は、入力軸31に一端を係合させた弁ばね33により、常時は負圧用弁座32に着座する方向へ付勢されている。また、入力軸31とポペット弁24を固定する押え部材23との間には、入力軸31すなわちプランジャ本体25を常時は後退方向(ブレーキペダル側)へ付勢する第1の戻しばね34(図2)が介装されている。弁プランジャ22のプランジャ本体25は、前記大気通路17を構成する半径方向孔17bに挿入したストップキー35により入力軸31側への移動が規制されており、この移動が規制された状態で上記弁座部材28はポペット弁24に衝合する位置に位置決めされる。しかして、弁座部材28を付勢するばね30のセット荷重は、弁ばね33のセット荷重より大きく設定されており、これにより、装置の不作動時には弁座部材28がポペットバルブ24を負圧用弁座32からわずか持上げるように作用する。
【0016】
バルブボデー13の全体は、フロント側定圧室9に配設した第2の戻しばね36(図1)により入力軸31側へ付勢され、不作動時には、上記ストップキー35をリヤシェル3の内面に固定したストッパ板37(図2)に当接させる戻り端に位置決めされる。また、バルブボデー13の前端部中央には、ゴム製のリアクションディスク38を介して出力軸39の基端大径部39aが作動連結されている。リアクションディスク38は、その中央部が前記弁プランジャ22に対向し、図示の不作動状態では弁プランジャ22との間に所定の大きさの隙40を形成している。なお出力軸39は、フロントシェル2を気密的に挿通してその前方へ延ばされ、これにはマスタシリンダ(図示略)が作動連結されるようになる。
【0017】
一方、バルブボデー13の筒状部13aには、スリーブ41がシール部材42を介して気密的にかつ摺動自在に嵌合されている。スリーブ41は、リヤシェル3に装着されバルブボデー13を案内する既存のシール部材15を摺動自在に挿通してその先端部をリヤシェル3内まで延ばしている。リヤシェル3内において前記スリーブ41の先端部は、バルブボデー13に設けた半径方向孔43に挿入したキー部材44に当接させられている。キー部材44は、その先端が前記弁プランジャ22の弁座部材28の外周に設けた環状溝28b(図3)に圧入されている。前記半径方向孔43は、弁プランジャ22の軸方向に長い長孔とされており、弁座部材28はキー部材44が、この半径方向孔42内で動き得る範囲内で、バルブボデー13との相対移動が許容されている。
【0018】
リヤシェル3の外においてバルブボデー13の筒状部13aの周りには、前記スリーブ41を内周壁とし、かつカバー45を外周壁とする環状のチャンバ46が形成されている。カバー45は、その先端が固定ブロック47によりリヤシェル3の後面に気密的に固定され、一方、スリーブ41は、その後端に設けた外方フランジ41aをシール部材48を介してカバー45の内面に摺接させている。なお、スリーブ41は、カバー45の後端に設けた内方フランジ45aにより後方への移動が規制されている。
【0019】
上記固定ブロック47には、スリーブ41の先端部に設けた切欠41b(図2)を介してチャンバ46内に通じる貫通孔49が設けられており、この貫通孔49には、電磁切換弁50と、真空ポンプ51と真空タンク52とを備えた圧力変更手段53が負圧源が配管54により接続されている(図1)。この圧力変更手段53は、チャンバ46内を大気と負圧源とに選択的に切換える役割をなすもので、その電磁切換弁50は、常時は大気側をチャンバ46に接続する常開弁として設けられている。そして、この状態から電磁切換弁50を切換えると、チャンバ46内には真空タンク52内の負圧が供給され、この結果、スリーブ41の外方フランジ41aを挟んだ内・外の圧力差によりスリーブ41がシェル本体1内に引き込まれ、その先端で前記キー部材44を前方へ押圧する。
【0020】
上記した気圧式倍力装置は、そのリヤシェル3の後面に植立した複数のスタッドボルト55を用いて車体に取付けられ、この取付状態で入力軸31に図示を略すブレーキペダルが連結される。そして常時は、チャンバ46に大気が導入されており、スリーブ41は後退端にあって、弁プランジャ22の弁座部材28はその弁座27をポペット弁24に当接させている。この状態からブレーキペダルを踏込むと、入力軸31が前進して弁プランジャ22を構成するプランジャ本体25と弁座部材28とが図の左方向へ一体的に移動し、弁座部材28の大気用弁座27が開いて、サイレンサ19およびフィルタ20を通じてバルブボデー13内に大気が流入し、この大気は大気通路17(17b,17a)を通って2つの変圧室12,11に導入される。この結果、負圧が導入されている定圧室9,10と変圧室11,12との間に差圧が発生し、前・後のパワーピストン7,8が前進して倍力した出力がバルブボデー13を介して出力軸39に伝達され、一方、その時の出力反力の一部がリアクションディスク38からプランジャ本体25および入力軸31を介してブレーキペダルへ伝達される。なお、この倍力作用の開始に際しては、プランジャ本体25とリアクションディスク38との間の隙40が解消されるまでは、入力に無関係に出力が増大する、いわゆるジャンプイン出力が生じ、その後は、入力の増大に応じて出力が上昇する。
【0021】
一方、ブレーキペダルから踏力がなくなると、入力軸31が第1の戻しばね34の復元力によって右方向へ移動(後退)すると共に、プランジャ本体25も後退する。すると、ばね30のばね力により弁座部材28が後退し、その弁座27がポペット弁24に当接して、これを負圧用弁座32からわずか持上げ、この結果、定圧室9、10内の負圧が両変圧室11,12に導入され、上記した差圧が解消される。その後、第2の戻しばね36のばね力によりバルブボデー13が戻り方向へ移動し、ストップキー35がリヤシェル3内のストッパ板37に当接してその後退が停止され、パワーピストン7,8が元の位置(不作動状態)に復帰する。
【0022】
ここで、上記した不作動状態から、圧力変更手段53内の切換弁50を操作してチャンバ46内に負圧を導入すると、図4に示すように、スリーブ41がシェル本体1内に引き込まれ、その先端がキー部材44を前方へ押圧する。すると、弁プランジャ22を構成する弁座部材28がばね30の付勢力に抗して前進し、ポペット弁24が負圧用弁座32に着座する一方で、大気用弁座27がポペット弁24から離間する。この結果、ブレーキペダルが踏み込まれていないにもかかわらず、大気が大気通路17(17b,17a)を通って2つの変圧室12,11に導入され、負圧が導入されている定圧室9,10と変圧室11,12との間に差圧が発生し、前・後のパワーピストン7,8が前進して、所定の出力が自動的に生じる。なお、本実施の形態において、弁座部材28を付勢するばね30、弁座部材28にキー部材44を介して作動連結されたスリーブ41、スリーブ41を摺動させるチャンバ46、チャンバ46内の圧力を変更する圧力変更手段53等は、弁座部材28を、ポペット弁24に当接する位置とポペット弁24から離間する位置とに選択的に変位させる操作手段を構成するものとなっている。
【0023】
図5は、本発明の第2の実施の形態を示したものである。本第2の実施の形態の特徴とするところは、上記第1の実施の形態におけるカバー45をほぼ中央から長手方向に二分割して、その前側を剛体である固定筒60から、その後側をゴム製のベローズ61からそれぞれ形成した点にある。この場合、固定筒60は前記固定ブロック47によりリヤシェル3に固定し、一方、ベローズ61はスリーブ41の後端の外方フランジ41aと直接結合する。本第2の実施の形態においては、前記切換弁50(図1)の操作によりチャンバ46内に負圧を供給した際、ベローズ61が縮小してスリーブ41のシェル本体1内への引込みを援助し、スリーブ41の引込みはより確実となる。しかも、スリーブ41とカバー43との間から摺動部分(シール部材48)がなくなるのでスリーブ41の動きは長期的に保証される。
【0024】
上記2つの実施の形態においては、チャンバ46に導入する圧力を圧力変更手段53により変更し、チャンバ46の内・外の圧力差を利用して自動出力させるようにしているので、操作部としての圧力変更手段53を設ける位置に制限を受けず、車両に対する操作部の設置の自由度が増す。因みに、前記特開昭60−197454号公報に記載のものでは、シェル本体外に配置した作動器により補助弁を機械的に操作する構造となっているため、倍力作用時に大きく前進するバルブボデーの動きに作動器を追従させなければならず、操作部としての作動器を設ける位置が限定されて(同公報に記載の装置では入力軸に固定)、車両への設置の自由度が減じる。
【0025】
なお、上記2つの実施の形態において、チャンバ46を真空ポンプ51および真空タンク52(負圧源)に接続して、真空ポンプ51からチャンバ46内に負圧を供給するようにしたが、本発明は、これら負圧源を省略して、前記定圧室9に供給するエンジン負圧をチャンバ46に供給するようにしても良いものである。
また、上記2つの実施の形態では、弁プランジャ22を構成する弁座部材28を操作する操作手段として、ばね30、スリーブ41、チャンバ46、圧力変更手段53等を用いたが、本発明は、この操作手段を限定するものでなく、例えば前記スリーブ41を弁座部材28に作動連結して、このスリーブをシェル本体1外に設けた駆動部により機械的に摺動させるようにしても良い。ただし、この場合は前記駆動部を入力軸31と連動させる必要がある。
さらに、上記2つの実施の形態では、タンデム型として構成した例を示したが、本発明は、定圧室および変圧室をそれぞれ一つずつ設けたシングル型として構成したものも含むことは、もちろんである。
【0026】
【発明の効果】
上記したように、請求項1に記載の発明によれば、既存の弁プランジャを二重構造として、その一方を操作手段により操作して自動出力させるようにしたので、新たに弁機構を設ける必要がなく、コスト上昇を最小限に抑えることができる効果がある。
また、請求項1に記載の発明によれば、駆動手段によりスリーブを一方向へ摺動させるだけで、自動出力させることができるので、駆動手段を簡単な構造とすることができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、チャンバの内・外の圧力差によりスリーブを摺動させるようにしたので、車両への操作部の設置の自由度が増し、利用価値が上昇する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としてのタンデム型気圧式倍力装置の全体的構造を示す断面図である。
【図2】図1に示した気圧式倍力装置の要部を拡大して示す断面図である。
【図3】図2に示した気圧式倍力装置の要部を拡大して示す断面図である。
【図4】図1に示した気圧式倍力装置の自動出力作用を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態としてのタンデム型気圧式倍力装置の要部構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シェル本体
5,6 ダイアフラム
7,8 パワーピストン
9,10 定圧室
11,12 変圧室
13 バルブボデー
13a バルブボデーの筒状部
21 弁機構
22 弁プランジャ
24 ポペット弁
25 プランジャ本体
28 弁座部材
30 ばね(付勢手段)
31 入力軸
39 出力軸
41 スリーブ
44 キー部材
45 カバー
46 チャンバ
50 電磁切換弁
51 真空ポンプ
53 圧力変更手段
60 固定筒
61 ベローズ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic booster used in a vehicle brake system.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a pneumatic booster generally divides a shell body into a constant pressure chamber and a variable pressure chamber by a power piston provided with a diaphragm, and inserts the shell body into the power piston so that a cylindrical portion extends backward. And a poppet valve that selectively communicates the variable pressure chamber with the constant pressure chamber and the atmosphere by contacting and separating from the valve plunger in conjunction with the input shaft in the valve body. And a differential pressure is generated between the constant pressure chamber and the variable pressure chamber by the operation of the valve mechanism to advance the power piston.
[0003]
In this type of pneumatic booster, when the brake pedal operatively connected to the input shaft is in the released state, the pressure in the constant pressure chamber (usually negative pressure) is introduced into the variable pressure chamber, but it becomes inactive. 2. Description of the Related Art In recent years, so-called automatic output type pneumatic boosters have been developed that automatically introduce the atmosphere into a variable pressure chamber and automatically output it as necessary.
[0004]
Conventionally, in order to make the above-described general pneumatic booster an automatic output type, for example, in the one described in JP-A-60-197454, the valve mechanism that performs the boosting action in the valve body is Separately, an auxiliary valve is arranged, and this auxiliary valve is moved by an actuator arranged outside the shell body, and the negative pressure passage leading to the variable pressure chamber is shut off regardless of the valve mechanism, while connected to the shell body. An air pipe independent from the valve body is opened by an opening / closing valve to introduce the atmosphere into the variable pressure chamber.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the automatic output type pneumatic booster described in the above publication, in addition to the existing valve mechanism involved in the boosting action, two new valve mechanisms are required, which increases the cost burden. There was a problem.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and the problem is that the installation of a new valve mechanism is not required by adding improvements to the existing valve mechanism, so that a general pneumatic pressure doubling is achieved. The force device is to be an automatic output type at low cost.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to claim 1 is characterized in that a valve plunger constituting a valve mechanism in a valve body is slidably fitted to a plunger main body connected to the input shaft and the plunger main body. formed from a cylindrical valve seat member, further the valve seat member is provided with operating means for selectively displacing the position away from the position and the poppet valve to abut against the said poppet valve, said operating means An urging means that is built in the valve body and normally urges the valve seat member in a direction to abut against the poppet valve, and is slidably fitted to the outer periphery of the tubular portion of the valve body, and has a tip portion on the valve seat member. It is characterized in that it comprises a sleeve operatively connected to the side, and a driving means for sliding the sleeve to displace the valve seat member in a direction away from the poppet valve .
In the pneumatic booster configured as described above, the atmosphere is automatically introduced into the variable pressure chamber when the valve seat member of the valve plunger is separated from the poppet valve by the operating means.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, the drive means includes a variable volume annular chamber formed around a sleeve as an inner peripheral wall, and a pressure change for selectively supplying air and negative pressure into the chamber. And a means for sliding the sleeve by a pressure difference between the inside and outside of the chamber .
[0009]
Furthermore, in the invention according to claim 3, the valve body is provided with a radial hole, and the distal end side of the sleeve is operatively connected to the valve seat member via a connecting member inserted into the radial hole. It is characterized by.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0011]
1 to 3 show a pneumatic booster as a first embodiment of the present invention. This pneumatic booster is configured as a tandem type, and the inside of the shell body 1 composed of the
[0012]
The
[0013]
A
[0014]
2 and 3, the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
On the other hand, a
[0018]
Outside the rear shell 3, an
[0019]
The fixed
[0020]
The pneumatic booster described above is attached to the vehicle body using a plurality of
[0021]
On the other hand, when the pedaling force disappears from the brake pedal, the
[0022]
Here, when the negative pressure is introduced into the
[0023]
FIG. 5 shows a second embodiment of the present invention. The feature of the second embodiment is that the
[0024]
In the above two embodiments, the pressure to be introduced into the
[0025]
In the above-described two embodiments, the
In the above two embodiments, the
Furthermore, in the above-described two embodiments, an example in which the tandem type is configured has been shown. However, the present invention includes a single type in which a constant pressure chamber and a variable pressure chamber are provided, respectively. is there.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the existing valve plunger has a double structure, and one of the valve plungers is automatically operated by the operating means so that it is necessary to newly provide a valve mechanism. This has the effect of minimizing cost increases.
Further, according to the first aspect of the present invention, since the sleeve can be automatically output only by sliding the sleeve in one direction by the driving means, the driving means can have a simple structure.
Furthermore, according to the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing the overall structure of a tandem-type pneumatic booster as a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view showing a main part of the pneumatic booster shown in FIG.
3 is an enlarged cross-sectional view showing a main part of the pneumatic booster shown in FIG. 2. FIG.
4 is a cross-sectional view showing an automatic output action of the pneumatic booster shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the main structure of the tandem pneumatic booster according to the first embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Shell
31
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29772696A JP3743969B2 (en) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | Pneumatic booster |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29772696A JP3743969B2 (en) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | Pneumatic booster |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10119757A JPH10119757A (en) | 1998-05-12 |
JP3743969B2 true JP3743969B2 (en) | 2006-02-08 |
Family
ID=17850390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29772696A Expired - Fee Related JP3743969B2 (en) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | Pneumatic booster |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3743969B2 (en) |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP29772696A patent/JP3743969B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10119757A (en) | 1998-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2257760A (en) | Brake booster | |
US6386087B2 (en) | Control booster | |
JP3743969B2 (en) | Pneumatic booster | |
US4757748A (en) | Vacuum booster for automobiles | |
JPH0390465A (en) | Atmospheric pressure type boosting device | |
JP3521258B2 (en) | Pneumatic booster | |
US6397724B1 (en) | Negative pressure type servo unit | |
JPH1111294A (en) | Pneumatic booster | |
JP2000108880A (en) | Negative pressure type booster | |
KR100316324B1 (en) | Brake booster | |
JPH11208452A (en) | Pressure generating device | |
US5802950A (en) | Brake booster for vehicles | |
KR0122143Y1 (en) | Booster of a brake | |
US7063002B2 (en) | Negative pressure type booster | |
JPH0347014Y2 (en) | ||
GB2156930A (en) | Vacuum-operated brake power booster with master cylinder | |
JP3937187B2 (en) | Pneumatic booster | |
JP3885178B2 (en) | Pneumatic booster | |
JP4482845B2 (en) | Brake booster | |
JP3661714B2 (en) | Automatic brake booster | |
JP4538775B2 (en) | Brake actuator | |
JP2622701B2 (en) | Pneumatic booster | |
KR100536296B1 (en) | Brake booster for vehicle | |
JP3759308B2 (en) | Negative pressure booster with electromagnetic auxiliary control means | |
JPH0986399A (en) | Pneumatic pressure type booster device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050809 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051111 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |