JP3741211B2 - Termite capture device, termite detection method and termite control method using the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シロアリを誘引して、シロアリの検出および駆除の少なくとも一方を行うシロアリ捕獲装置ならびにこれを用いたシロアリ検出方法およびシロアリ駆除方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家屋等の構造物をシロアリの被害から保護するために、シロアリの存在する可能性のある領域、あるいは、シロアリによる被害を予防することが必要な領域に殺虫剤を散布する方法が行われている。しかし、構造物の特定の領域におけるシロアリの被害をくい止めるために、シロアリの存在する可能性のある領域に殺虫剤を散布する方法では、殺虫剤に直接触れるシロアリを駆除できるのみであり、群れを構成する膨大な数のシロアリを駆除することができない。
【0003】
また、殺虫剤の散布によりシロアリの被害を予防する方法では、散布された殺虫剤の生物学的活性が経時的に失われることに伴い、シロアリの侵入を阻止する効力も失われるという問題点がある。さらに、環境への影響等を考慮すると大量の殺虫剤を散布することは好ましくない。
【0004】
上記大量の殺虫剤を散布する以外のシロアリ駆除方法としては、従来、容器内部にシロアリを集めて、その容器に殺蟻性を有するエサ(毒性エサ)を配置し、該毒性エサを前記容器内部に集まったシロアリの巣に持ち帰らせることにより、少量の毒性エサを用いてシロアリを駆除する方法が行われている。
【0005】
上記システムでは、毒性エサをシロアリの巣に持ち帰らせる通路を形成するために、まず容器内部にシロアリを集めるためのエサ(要撃材)を配置してシロアリを集め、その後に要撃材を毒性エサに交換するものである。しかし、要撃材を毒性エサに交換するときにシロアリに刺激を与えると、シロアリによるシステムの放棄を早めてしまう。このため、シロアリに刺激を与えることなく、要撃材を毒性エサへ交換することを可能とするシステムが嘱望されている。
【0006】
上記毒性エサへの交換の際のシロアリに対する刺激を緩和するシステムとして、特表2001−520517号公報に、装置内部で積み重ねられている害虫用のエサを選択的に取出すために、害虫用のエサを選択的に移動させる取出し手段同士を係合させている害虫誘引監視設備が記載されている。
【0007】
上記害虫誘引監視設備の概略構成を図14に示す。同図に示すように、上記害虫誘引監視設備400は、フランジ41、蓋42、本体47、害虫用エサ49a・49b、取出手段50および取出手段52を備えている。
【0008】
上記害虫用エサ49a・49bは、それぞれ、長手方向に貫通する通路を備えている。そして、本体47内部で、取出手段52の上に取出手段50が積み重ねられた状態において、上側の取出手段50が害虫用エサ49aの通路のみに受け入れられ、下側の取出手段52が害虫用エサ49aおよび害虫用エサ49bの通路に受け入れられている。
【0009】
上記の構成により、取出手段52の把持手段53を引き上げて害虫用エサ49a・bを一体として両方取出すこと、または取出手段50の把持手段51を引き上げて害虫用エサ49aのみを取出すこと、を任意に行うことができる。したがって、シロアリが検出された後には、本体47から害虫用エサ49aのみを取出して、害虫用エサ49bのシロアリへの刺激を防ぐことが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記害虫監視設備400においては、本体47内部の取出手段50と取出手段52との係合状態がシロアリ検出の前後において同じである。このため、シロアリの検出段階のみならず、シロアリの検出後であっても、把持手段53を引き上げて害虫用エサ49a・bを両方取出すことができる。
【0011】
それゆえ、シロアリの検出後に、検出されたシロアリへの刺激を防ぐために、シロアリ用エサ49aのみを取出す場合であっても、錯誤により把持手段51ではなく把持手段53を引き上げてしまうことが起こる。この場合、害虫用エサ49a・bが両方取出されて、シロアリ用エサ49bのシロアリに対して不要な刺激を与えてしまう。このため、シロアリ検出後において、シロアリに対する刺激により害虫誘引監視設備の放棄が促進されるという問題点を確実に解消するためには、上記害虫監視設備では不十分である。
【0012】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、シロアリが検出された後に、検出されたシロアリに不要な刺激が加わることを確実に防止することができるシロアリ捕獲装置ならびにこれを用いた効果的なシロアリ検出方法および駆除方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本件発明の発明者らは、鋭意検討した結果、特定の向きに配置された場合にのみ掛着する掛着手段を備えるエサ取出手段を用いることにより、上記課題を解決できることを見出して、本件発明を完成するに至った。
【0014】
本発明のシロアリ捕獲装置は、上記の課題を解決するために、本体の側壁にシロアリが通過可能な大きさの開口部が少なくとも1つ形成されている、シロアリの検出および駆除の少なくとも一方を行うシロアリ捕獲装置であって、本体内部のシロアリ用エサ配置部には、シロアリ用エサの配置および取出しを行うための複数のエサ取出手段が取出可能に積み重ねられており、エサ取出手段は、掛着手段を備えており、掛着手段は、第1のエサ取出手段が隣接する第2のエサ取出手段に対して特定の向きに配置された場合にのみ第1のエサ取出手段と第2のエサ取出手段とを掛着するものであることを特徴としている。
【0015】
上記の構成によれば、エサ取出手段の向きを変えることにより、隣接するエサ取出手段の掛着状態を変化させることができる。このため、シロアリの検出段階に応じてエサ取出手段の掛着状態を変化させて、検出されたシロアリに対して刺激が加わることを確実に防止することが可能となる。なお、本発明において「刺激」とは、検出されたシロアリの環境が変化することをいい、例えば、シロアリに振動、圧力等の力が加わることや、紫外線、可視光線などの光が照射されること、風(空気の動き)、温度変化等をいう。
【0016】
例えば、シロアリが検出される迄はシロアリ用エサ配置部の複数のエサ取出手段を相互に掛着しておき、シロアリが検出された後は掛着を外してそれぞれを別個に取り出せるように配置する。これにより、シロアリが検出されたか否かを確認するまでは、相互に掛着している複数のエサ取出手段を一体として一度に取出すことができ、シロアリが検出された後には、他のエサ取出手段のシロアリに刺激を与えないように一つのエサ取出手段のみを取出すことができる。
【0017】
したがって、シロアリが検出された後、シロアリを集めるためのエサ(要撃材)を毒性エサに交換するときに、誤って複数のエサ取出手段の全てが取出されることにより、エサ配置部のシロアリが刺激されることを確実に防止できる。このため、刺激によって検出されたシロアリによるシロアリ捕獲装置の放棄が早くなることを確実に防止し、検出されたシロアリ対する毒性エサの供給を効果的に行い、シロアリを駆除することができる。
【0018】
本発明のシロアリ捕獲装置は、上記エサ取出手段が、シロアリ用エサの周囲を取り囲む枠部を備えており、枠部にシロアリ用エサが嵌挿されているものであることが好ましい。
【0019】
上記の構成により、水分の吸収により膨張しやすいシロアリ用エサを用いた場合であっても、シロアリ用エサの周囲を取り囲む枠により膨張を抑制することができる。したがって、上記側壁とシロアリ用エサとの接触を抑えて、シロアリ用エサの取出しを容易にすることができる。
【0020】
本発明のシロアリ捕獲装置は、上記エサ取出手段が、形状が略同一である枠部を複数備えており、複数の枠部は、その中心軸が略一致し、該中心軸を軸として回動可能に接合されているものであることが好ましい。
【0021】
上記の構成により、上記シロアリ用エサの膨張をより確実に抑制することができる。すなわち、エサ取出手段の複数の枠部によりシロアリ用エサの周囲を取り囲んで、その膨張をより効果的に抑制することができる。
【0022】
また、本発明のシロアリ捕獲装置の上記複数の枠部は、その形状が略同一であり、枠部により形成される形状の中心軸が略一致し、該中心軸を軸として回動可能なものであることが好ましい。
【0023】
上記の構成により、上記シロアリ用エサをエサ取出手段に嵌挿する場合は、複数の枠部を回動させて、シロアリ用エサの嵌挿に適した位置とすることにより、容易に嵌挿することができる。そして、シロアリ用エサが嵌挿された後は、上記複数の枠部を回動させて、異なる方向からシロアリ用エサの周囲を取り囲むことができるから、その膨張をより効果的に抑制することが可能となる。
【0024】
本発明のシロアリ捕獲装置は、上記エサ取出手段が、上記枠部の外側面に取出つまみ部を備えているものであることが好ましく、また、上記取出つまみ部は、その一端が上記枠部の外側面に蝶番部を介して結合されている板状体であることが好ましい。
【0025】
上記の構成により、エサ取出手段をエサ配置部から取出すことがより容易になる。また、取出つまみ部として上記板状体を用いることによって、上記外側面に対して略並行または略垂直にすることが可能となる。これにより、必要な場合以外は上記外側面に対して板状体を略並行に重ねて、上記エサ取出手段が積み重ねられる際の障害となることを防止できる。
【0026】
本発明のシロアリ捕獲装置は、上記本体内部が、上記シロアリ用エサ配置部に加えて、さらに、アリ用エサが配置されるアリ用エサ配置部を備えているものであることが好ましい。
【0027】
上記の構成により、アリ用エサ配置部のアリ用エサによりシロアリの天敵であるアリを誘引し、シロアリ用エサ配置部からアリを排除することができる。このため、アリの存在によりシロアリ捕獲装置の内部へシロアリが入ることが阻害されたり、シロアリ捕獲装置の内部のシロアリが排除されたりすることを防止できる。したがって、シロアリをより確実にシロアリ用エサ配置部に誘引して、シロアリの検出ならびに駆除をより効果的に行うことができる。
【0028】
本発明のシロアリ捕獲装置は、上記シロアリ用エサ配置部と上記アリ用エサ配置部とが、アリが通過可能な大きさの空隙が形成されている内壁により分離されていることが好ましい。
【0029】
上記の構成により、シロアリ用エサ配置部のシロアリとアリ用エサ配置部のアリとをより確実に分離することが可能となる。すなわち、シロアリ捕獲装置の本体内部の内壁には、アリが通過可能な大きさの空隙が設けられているため、本体側壁の開口部からシロアリ捕獲装置の内部に入ったアリは、アリ用エサに誘引されてアリ用エサ配置部に移動することとなる。そして、シロアリ捕獲装置の内部のアリ用エサ配置部とシロアリ用エサ配置部とは内壁により分離されているため、アリ用エサ配置部のアリによるシロアリ用エサ配置部のシロアリへの影響をより確実に防ぐことができる。
【0030】
本発明のシロアリ捕獲装置は、地中において腐敗または腐食に耐え、かつ抗シロアリ性の材料からなるものであることが好ましい。
【0031】
上記の構成により、シロアリ捕獲装置が長期間地中に配置されている場合において、シロアリ捕獲装置が腐食、腐敗やシロアリによる害を被ることが防止される。従って、長期間継続してシロアリの捕獲を行うことができる。また、目標とする使用期間によっては、その使用期間中は腐敗または腐食に耐えかつ抗シロアリ性を保持しているが、使用期間終了後は土壌中で分解する、いわゆる生分解性の材料を使用することもできる。
【0032】
本発明のシロアリ検出方法は、上記の課題を解決するために、上記のシロアリ捕獲装置を用いたシロアリ検出方法であって、上記シロアリ捕獲装置を地中に配置する捕獲装置配置ステップと、上記シロアリ用エサ配置部に、相互に掛着している複数のエサ取出手段により非殺蟻性のシロアリ用エサを配置するエサ配置ステップと、上記相互に掛着している複数のエサ取出手段を、上記シロアリ用エサ配置部から取出して、シロアリの検出の有無を確認する検出確認ステップと、を含むことを特徴としている。
【0033】
上記の構成により、相互に掛着している複数のエサ取出手段を一度にシロアリ用エサ配置部から取出すことができる。このため、検出確認ステップにおける、シロアリの検出の確認を容易に行うことが可能となる。
【0034】
本発明のシロアリ駆除方法は、上記の課題を解決するために、上記のシロアリ捕獲装置を用いたシロアリ駆除方法であって、上記シロアリ捕獲装置を地中に配置する捕獲装置配置ステップと、上記シロアリ用エサ配置部に、相互に掛着している複数のエサ取出手段により非殺蟻性のシロアリ用エサを配置するエサ配置ステップと、上記相互に掛着している複数のエサ取出手段を、上記シロアリ用エサ配置部から取出して、シロアリの検出の有無を確認する検出確認ステップと、検出確認ステップにおいてシロアリが検出された後に上記複数のエサ取出手段の掛着を外して分離する取出手段分離ステップと、取出手段分離ステップにおいて分離された複数のエサ取出手段を、上記シロアリ用エサ配置部に配置するエサ取出手段配置ステップと、エサ取出手段配置ステップの後に、上記シロアリ用エサ配置部から、エサ取出手段を1つ取出して、非殺蟻性のシロアリ用エサを殺蟻性のシロアリ用エサに交換し、上記シロアリ用エサ配置部に配置する殺蟻性エサ配置ステップと、を含むことを特徴としている。
【0035】
上記の構成により、検出されたシロアリに刺激が与えられ、シロアリ捕獲装置の放棄を早めることを確実に防止することができる。すなわち、検出確認ステップにおいてシロアリが検出された後に、複数のエサ取出手段の掛着を外して分離する取出手段分離ステップと、分離された状態のエサ取出手段をシロアリ用エサ配置部に配置するエサ取出手段配置ステップとを含むから、その後の殺蟻性エサ配置ステップにおいて、確実に1つのエサ取出手段のみを取出すことができる。
【0036】
したがって、シロアリが検出された後に、シロアリ用エサ配置部から取出される必要のないエサ取出手段が誤って取出されて、検出されたシロアリに刺激が与えられることを確実に防止できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0038】
図2は本実施の形態のシロアリ捕獲装置100の概略構成を示す斜視図である。図2(a)は蓋2側からの斜視図であり、(b)は本体7の底部17側からの斜視図である。同図に示すように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置100は、本体7の側壁6には複数の開口部5が形成されており、本体7の長手方向の一端には、蓋2および本体7の外径よりも大きな外径を有するフランジ1が取り付けられており、本体7の他端は底部17となっている。
【0039】
図1に、本実施の形態のシロアリ捕獲装置100の内部構造を説明する、その一部が図2(a)のA−A’に沿って取り除かれた斜視図を示す。同図を用いて、以下に本実施の形態のシロアリ捕獲装置100の内部構造を説明する。
【0040】
図1に示すように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置100は、概略的にフランジ1と、蓋2と、本体7とを備えて構成されており、本体7の側壁6および底部17により画定される本体7の内部は、開口部5を介して外部に通じている。そして本体7の内部のシロアリ用エサ配置部8には、エサ取出手段(第1のエサ取出手段)18aおよびエサ取出手段(第2のエサ取出手段)18bが取出し可能に積み重ねられている。
【0041】
同図に示すように、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとは同じ向きに配置されており、掛着されているからシロアリ用エサ配置部8からエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを一体として取出すことができる。このエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとの掛着機構については、後述する。以下、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを特に区別しない場合には、単にエサ取出手段18という。
【0042】
上記エサ取出手段18の概略構成を図3に示す。同図に示すように、エサ取出手段18は、連結用穴(掛着手段)20と、連結用リブ(掛着手段)21と、取出つまみ部(板状体)22と、蝶番部23とを備えている。
【0043】
図4は、連結用穴20と連結用リブ21とにより、隣接するエサ取出手段18が掛着される機構を説明する斜視図である。同図に示すように、エサ取出手段18aが、隣接するエサ取出手段18bに対して特定の向きに配置されることにより、エサ取出手段18aの連結用リブ21がエサ取出手段18bの連結用穴20と嵌合して、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとが掛着される。このように、本実施の形態のエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとは、向きが同じである場合にのみ掛着する。エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとが掛着されている状態を図5に示す。
【0044】
これに対して、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとの向きが同じでない場合は、連結用穴20と連結用リブ21との位置が異なるから両者は嵌合しない。したがって、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとは掛着されない。
【0045】
上記のように、エサ取出手段18の向きにより、隣接するエサ取出手段18同士が掛着するか否かを決定することができる。したがって、シロアリが検出されたか否かを確認する段階においては、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを同じ向きに積み重ねておくことにより、両者をシロアリ用エサ配置部8から一度に取出すことが可能となる。
【0046】
また、シロアリが検出された後の段階においては、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを異なる向きに積み重ねておくことにより、確実にエサ取出手段18aのみを取出すことが可能であり、誤ってエサ取出手段18bを取出して、エサ取出手段18bのシロアリに不要な刺激を与えることを確実に防止することができる。
【0047】
エサ取出手段18は、非殺蟻性または殺蟻性のシロアリ用エサ9をシロアリ用エサ配置部8に配置するため、およびシロアリ用エサ配置部8から取出すために用いられるものである。このため、シロアリ用エサ9はエサ取出手段18に取り付けられている必要がある。図6はシロアリ用エサ9がエサ取出手段18に取り付けられている状態を示す斜視図である。同図に示すように、本実施の形態では、エサ取出手段18の内径L(図3参照)よりも、その外径Rが大きなシロアリ用エサ9を用いることにより、シロアリ用エサ9をエサ取出手段18に取り付けている。つまり、シロアリ用エサ9をエサ取出手段18に嵌挿すると、シロアリ用エサ9の外周をエサ取出手段18が締め付けるようにして取り囲むから、シロアリ用エサ9がエサ取出手段18から落ちないように取り付けることができる。
【0048】
上記のように、エサ取出手段18がシロアリ用エサ9の外周を取り囲んでいることにより、例えば、水分を吸収して膨潤する紙等をシロアリ用エサ9として用いた場合に、その膨潤を抑制することができる。このため、シロアリ用エサ9と側壁6との接触が抑制されるため、シロアリ用エサ配置部8からシロアリ用エサ9を容易に取出すことが可能となる。また、シロアリ用エサ9に固定の穴や通路等を形成する必要がないため、シロアリ用エサ9の作製が容易である。
【0049】
図7および図8は、シロアリ用エサ9が取り付けられた状態で積み重ねられているエサ取出手段18を示している。図7に示すように、エサ取出手段18aがエサ取出手段18bと同じ向きに配置されている場合は、連結用穴20(図3参照)と連結用リブ21とが嵌合するから両者は掛着する。したがって、エサ取出手段18aを取出すことにより、エサ取出手段18bも同時に取出すことができる。
【0050】
一方、図8に示すように、エサ取出手段18aがエサ取出手段18bと異なる向きに配置されている場合は、連結用穴20(図3参照)と連結用リブ21とが嵌合しないから両者は掛着しない。したがって、確実にエサ取出手段18aのみを取出すことが可能であり、この際にエサ取出手段18bが同時に取出されることはない。
【0051】
図7および図8に示すように、蝶番部23を介してエサ取出手段18に接続されている取出つまみ部22を立ち上げること、すなわち取出つまみ部22をエサ取出手段18の外側面24に対して略垂直にすることにより、エサ取出手段18の取出しをより容易にすることができる。なお、上記外側面24とは、エサ取出手段18がシロアリ用エサ配置部8に配置されている状態で、蓋2に最も近い面をいう。
【0052】
また、エサ取出手段18を取出す場合以外は、破線で示しているように、取出つまみ部22を、外側面24に対して略平行にすることにより、エサ取出手段18を積み重ねるときの障害となることを防止できる。
【0053】
シロアリ用エサ配置部8には、シロアリの検出および駆除の少なくとも一方を行うために、非殺蟻性または殺蟻性のシロアリ用エサ9が配置される。ここで、非殺蟻性のシロアリ用エサ9は通常、該エサ中に殺蟻成分を実質的に含有していないものであり、殺蟻性のシロアリ用エサ9は通常、該エサ中に少なくとも本発明のシロアリ駆除方法を達成するために必要な量または濃度の殺蟻成分を含有するものである。
【0054】
具体的には、シロアリを検出する際にはシロアリ用エサ配置部8に非殺蟻性のシロアリ用エサ9を配置してシロアリを誘引し、シロアリを駆除する際には殺蟻性のシロアリ用エサ9を配置し、該殺蟻性のシロアリ用エサ9をシロアリの巣に持ち帰らせる。なお、本体7の内部に非殺蟻性のシロアリ用エサ9および殺蟻性のシロアリ用エサ9を同時に配置し、シロアリの検出および駆除を同時に行うこととしてもよい。
【0055】
また、例えばシロアリによって建築物が被害を被っていたり、蟻道が確認できていたり等、設置するシロアリ捕獲装置100周辺にシロアリの棲息が予め確認できている場合には、シロアリ用エサ配置部8に最初から殺蟻性のシロアリ用エサ9を配置し、シロアリの駆除を行ってもよい。
【0056】
例えば、シロアリを検出する際には、エサ取出手段18aおよびエサ取出手段18bのいずれにも非殺蟻性のシロアリ用エサ9を取付けておき、シロアリが検出されたら、シロアリ用エサ配置部8からエサ取出手段18aのみを取出し、エサ取出手段18aに取付けられている非殺蟻性のシロアリ用エサ9を殺蟻性のシロアリ用エサ9に取り替えることができる。これにより、エサ取出手段18bに配置している非殺蟻性のシロアリ用エサ9のシロアリの状態を乱すことなく、シロアリ用エサ配置部8に殺蟻性のシロアリ用エサ9を配置し、シロアリ用エサ配置部8のシロアリに殺蟻性のシロアリ用エサ9を与えることが可能となる。
【0057】
エサ取出手段18に取付けられるシロアリ用エサ9は、シロアリの食するセルロースを含有する材料を用いて作ることができ、例えば、木材、濾紙、未晒紙、和紙、再生紙等のパルプ含有紙、あるいはメチルセルロース、オキシプロピルメチルセルロース、オキシブチルメチルセルロース等のセルロースエーテル等を挙げることができる。また、シロアリ用エサ9の形状は特に限定されないが、例えば、円柱形状、角柱形状、紙を巻いて形成されたロール形状等が挙げられる。なお、シロアリ用エサ9には保湿剤を含ませてもよい。これにより、湿気に誘引される種類のシロアリを効果的に誘引することができる。
【0058】
シロアリ用エサ9としては、その目的に応じて非殺蟻性または殺蟻性のものが用いられる。非殺蟻性のシロアリ用エサ9は地中のシロアリを本体7の内部のシロアリ用エサ配置部8に誘引することを目的とし、殺蟻性のシロアリ用エサ9はシロアリの巣に殺蟻成分を持ち帰らせることを目的とするものである点で異なる。しかし、いずれもシロアリに摂食させるものであるため、殺蟻成分の有無を除き同じものを用いることができる。
【0059】
殺蟻性のシロアリ用エサ9に用いられる殺蟻成分としては、遅効性のものが好ましい。遅効性の殺蟻成分を用いることにより、殺蟻性のシロアリ用エサ9を摂食したシロアリは死ぬ前に移動できるため、死ぬ前に巣に戻り殺蟻成分を他のシロアリに伝播させることができる。さらに、本体7の外部に移動した後に死ぬこととなるため、本体7の内部がシロアリの死骸により汚染されて、本体7の内部にシロアリが集まることが阻害されることを防ぐことができる。
【0060】
つづいて、本実施の形態のシロアリ捕獲装置100の分解正面図を図9(a)、(b)に示す。同図に示すように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置100は、フランジ1と、蓋2と、本体7と、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを備えて構成されている。
【0061】
フランジ1は、空間部11が形成されているいわゆるドーナツ型の形状をした円板であり、その内径(空間部11の直径)は、蓋2の外径より小さく、かつその外径は本体7の外径よりも大きい。このため、本体7の一端が取り付けられているフランジ1により、本体7の側壁6の外面側を取り囲む突起を形成することができる。地中に配置する際にシロアリ捕獲装置100はフランジ1により支持されるため、本体7を地中の所定の深さに容易に配置することができる。
【0062】
蓋2は本体7の長手方向の一端に取り外し可能な状態で取り付けられ、本体7の内部に土砂や水等が入る事を防止するものである。また、例えば、子供のいたずら等により蓋2が開けられることを防止するため、シロアリ捕獲装置100は、蓋2を本体7にロックする機構を備えていることが好ましい。また、蓋2は専用の道具を用いてのみ開閉できるものであることがさらに好ましい。これにより、専用の道具を有する者のみが蓋2を開閉できるため、例えば、子供のいたずら等により蓋2が開けられることを確実に防止することができる。
【0063】
本体7は側壁6と底部17とを備えており、その形状は略円筒状である。側壁6には、シロアリが通過することが可能な大きさの複数の開口部5が形成されており、底部17には、本体7の内部から水を抜くための、図示しない水抜き用穴が形成されている。開口部5の大きさは、シロアリが通過できる大きさであればよく特に限定されない。
【0064】
なお、本体7の内部に開口部5から土砂や水等が入ることを防ぐために、側壁6の開口部5は、シロアリ捕獲装置100が地中に配置されているときに開口部5の外面側開口端下部が内面側開口端下部よりも下方に位置するように形成されていることが好ましい。
【0065】
本実施の形態のシロアリ捕獲装置100は、地中において腐敗または腐食に耐え、かつ抗シロアリ性の材料からなることが好ましい。このような材料を用いることにより、シロアリ捕獲装置100の腐敗やシロアリによる被害を防止できるため、長期間継続してシロアリを捕獲し、シロアリの駆除を行うことが可能となる。
【0066】
シロアリ捕獲装置100の材料として用いられる、地中において腐敗または腐食に耐え、かつ抗シロアリ性の材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、ポリアセタール、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレンテレフタレート、ABS樹脂等の樹脂材料;アルミニウム、鉄、ステンレス、ブリキ等の金属材料;陶器、磁器、土器等の鉱物材料等を挙げることができる。
【0067】
また、シロアリ捕獲装置100の材料として用いられる生分解性樹脂として、生分解性ポリ乳酸、生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性ポリウレタン等を挙げることができる。
【0068】
以上のように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置100は、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとの向きにより両者の掛着状態を制御できる。このため、シロアリが検出された後には、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを掛着させずに分離した状態でシロアリ用エサ配置部8に配置することができる。したがって、エサ取出手段18aのみを取出すことが必要なときに誤ってエサ取出手段18bが取出されてシロアリに刺激が加わることにより、シロアリ捕獲装置100の放棄が早くなることを確実に防止することができる。
【0069】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の一形態について、図2、図10および図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施の形態においては、上記実施の形態1において説明した部材と機能が同じものについては、同じ番号を付して説明を省略する。
【0070】
図2(a)および(b)は本実施の形態のシロアリ捕獲装置200の概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置200は、上記実施の形態1のシロアリ捕獲装置100と外観上は相違しない。
【0071】
図10に、本実施の形態のシロアリ捕獲装置200の内部構造を説明する、その一部が図2(a)のA−A’に沿って取り除かれた斜視図を示す。同図を用いて、以下に本実施の形態のシロアリ捕獲装置200の内部構造を説明する。
【0072】
同図に示すように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置200は、概略的にフランジ1と、蓋2と、本体7とを備えて構成されており、本体7の側壁6および底部17により画定される本体7の内部は、開口部5を介して外部に通じている。そして本体7の内部のシロアリ用エサ配置部8には、エサ取出手段(第1のエサ取出手段)28aおよびエサ取出手段(第2のエサ取出手段)28bが取出し可能に積み重ねられている。本実施の形態のシロアリ捕獲装置200は、エサ取出手段18a・bではなく、エサ取出手段28a・bを備えている点で、上記シロアリ捕獲装置100と相違している。以下、エサ取出手段28aとエサ取出手段28bとを特に区別しない場合には、単にエサ取出手段28という。
【0073】
つづいて、図11(a)〜(d)を用いて、エサ取出手段28へのシロアリ用エサ9の取り付けについて説明する。図11(a)に示すように、エサ取出手段28は第1の枠部29、および第2の枠部30より構成されている。第1の枠部29と第2の枠部30とは、ほぼ同じ形状の略矩形の枠である。
【0074】
より具体的には、シロアリ用エサ配置部8に配置された状態における本体7の長軸方向の長さのみ、第1の枠部29が第2の枠部30よりも少し長く、第1の枠部29の内側面と、第2の枠部30の外側面とが接するように配置されている。また、第2の枠部30は、第1の枠部29と共通する、長手方向の中心軸Oにおいて第1の枠部29に枢支されることにより接合されており、この共通する中心軸Oを中心として相互に回動することができる。
【0075】
また、エサ取出手段28の第1の枠部29には、エサ取出手段28がシロアリ用エサ配置部8に配置された状態で、蓋2側となる外側面に第1の突起部(掛着手段)31が、底部17側となる面に第2の突起部(掛着手段)32が、それぞれ設けられている。この、第1の突起部31の凸部と、第2の突起部32の穴とは、エサ取出手段28aがエサ取出手段28bに対して特定の向きに配置された場合にのみ嵌合し、両者を掛着するものである。
【0076】
これにより、実施の形態1のエサ取出手段18と同様に、エサ取出手段28aとエサ取出手段28bに対する向きによって、両者を掛着させるか否かを決定することができる。
【0077】
図11(a)に示すように、エサ取出手段28の第1の枠部29と第2の枠部30とが、同じ方向となるように配置することにより、シロアリ用エサ9をエサ取出手段28に容易に嵌挿することができる。このようにしてシロアリ用エサ9がエサ取出手段28に嵌挿された状態を図11(b)に示している。
【0078】
また、図11(c)に示すように、エサ取出手段28の第1の枠部29を第2の枠部30に対して回動させて、異なる方向となるよう配置することもできる。図11(b)に示す、シロアリ用エサ9が嵌挿された状態で、枠部29と第2の枠部30とを回動させることにより、図11(d)に示すように、シロアリ用エサ9を異なる二方向から囲むことができるため、シロアリ用エサ9をエサ取出手段28に、よりしっかりと取り付けることが可能となる。これにより、シロアリ用エサ9がエサ取出手段28から落下することを、より確実に防止することができる。さらに、シロアリ用エサ9の膨張をより確実に防止し、その取出しを容易にすることができる。
なお、本実施の形態において、第1の枠部29と第2の枠部30との方向、すなわち、第1の枠部29の第2の枠部30に対する方向とは、枠部がそれぞれ4つの辺により形成されているものとみなした場合に、この4辺により規定される2つの面によって形成される角度のことをいい、図11(c)にXを用いて示している角度をいう。
【0079】
以上のように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置200のエサ取出手段28は、中心軸を中心として回動可能に接合されている略同一形状の枠部であり、第1の枠部29と第2の枠部30により構成さている。したがって、シロアリ用エサ9をエサ取出手段28により確実に取り付けること、および、水分を吸収した場合の膨張を防止し、シロアリ用エサ配置部8からの取出しを容易にすることができる。なお、本実施の形態では、2つの枠部を備えているエサ取出手段28について説明したが、枠部の数はこれに限られず3つ以上としてもよい。
【0080】
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施の一形態について、図2、図12および図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施の形態においては、上記実施の形態1において説明した部材と機能が同じものについては、同じ番号を付して説明を省略する。
【0081】
図2(a)および(b)は本実施の形態のシロアリ捕獲装置300の概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置300は、上記実施の形態1のシロアリ捕獲装置100と外観上は相違しない。
【0082】
図12に、本実施の形態のシロアリ捕獲装置300の内部構造を説明する、その一部が図2(a)のA−A’に沿って取り除かれた斜視図を示す。同図を用いて、以下に本実施の形態のシロアリ捕獲装置300の内部構造を説明する。
【0083】
同図に示すように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置300は、概略的にフランジ1と、蓋2と、アリ用エサ台(アリ用エサ配置部)4と、本体7とを備えて構成されており、本体7の側壁6および底部17により画定される本体7の内部は、開口部5を介して外部に通じている。そして本体7の内部のシロアリ用エサ配置部8には、エサ取出手段(第1のエサ取出手段)18aおよびエサ取出手段(第2のエサ取出手段)18bが取出し可能に積み重ねられている。以下、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを区別しない場合は、単にエサ取出手段18という。なお、本実施の形態においては、エサ取出手段18を用いたものについて説明するが、代わりにエサ取出手段28を用いてもよい。
【0084】
本実施の形態のシロアリ捕獲装置300は、その本体7の内部にアリ用エサ台4とエサ取出手段18とを備えており、アリ用エサ台4およびエサ取出手段18は、それぞれ、アリ用エサ10およびシロアリ用エサ9を配置するものである。そして、本体7の側壁6および底部17により画定される本体7の内部は、開口部5を介して外部に通じている。本実施の形態のシロアリ用捕獲装置300は、上記実施の形態1のシロアリ捕獲装置100と、アリ用エサ台4を備えている点において相違している。
【0085】
シロアリ捕獲装置300が地中に配置(埋設)されると、地中に棲息するシロアリおよびアリは、開口部5を介して本体7の内部に入る。本体7の内部のアリ用エサ台4には、アリを誘引するアリ用エサ10が配置されており、エサ取出手段18にはシロアリを誘引するシロアリ用エサ9が配置されている。従って、本体7の内部に入ったアリはアリ用エサ10に誘引されてアリ用エサ台4に移動する。
【0086】
このため、本実施の形態のシロアリ捕獲装置300は、開口部5から本体7の内部に侵入したアリをアリ用エサ台4に誘引し、エサ取出手段18に配置されているシロアリ用エサ9から排除することができる。これにより、シロアリ用エサ9の周りのアリを排除して、シロアリ用エサ9によるシロアリの誘引をより効果的に行うことができる。
【0087】
すなわち、本体7内部のアリは、アリ用エサ10に誘引されてアリ用エサ台4に移動し、該アリはアリ用エサ台4の底部(内壁)3によって本体7のシロアリ用エサ9と分離されている。このため、シロアリの天敵であるアリにより、シロアリ用エサ9にシロアリが集まることが妨害されたり、シロアリ用エサ9からシロアリが排除されたりすることはない。従って、アリによる妨害や排除を受けることなく本体7内部のシロアリをシロアリ用エサ9に誘引することができるため、効果的に本体7の内部にシロアリを誘引し、捕獲(検出)することが可能となる。
【0088】
つづいて、本実施の形態のシロアリ捕獲装置300の分解正面図を図13(a)、(b)に示す。同図に示すように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置は、フランジ1と、蓋2と、アリ用エサ台4と、本体7と、エサ取出手段18とを備えて構成されている。
【0089】
蓋2には、本体7に取り付けられた状態において本体7の内部側となる面にボス部12が備えられている。このボス部12はアリ用エサ台4を蓋2に取り付けるためのものである。
【0090】
アリ用エサ台4は、アリを誘引するアリ用エサを配置するものである。アリ用エサ台4は、底部3と蓋2のボス部12と嵌合するボス受け部13とを備えている。蓋2のボス部12と、アリ用エサ台4の底部3の蓋2側の面に設けられているボス受け部13との嵌合により、蓋2にアリ用エサ台4が着脱可能に固定される。また、蓋2とアリ用エサ台4との間には、アリが通過可能な隙間(間隙)が形成されるように固定される。上記したように蓋2とアリ用エサ台4とは着脱可能であるため、蓋2からアリ用エサ台4を外してアリを誘引するアリ用エサの交換、追加等を容易に行うことができる。
【0091】
アリ用エサ台4は、本体7の内径よりもその直径が小さい略円形の底部3を備えており、アリ用エサ台4に配置されるアリ用エサは、底部3によって本体7の内部のシロアリ用エサ9と分離される。底部3の直径は、アリが底部3と本体7の側壁の内面との間にアリが通過できる隙間(間隙)が形成される大きさであればよい。なお、底部3は本体7の内部をアリが移動できる形状とすればよく、例えば、底部3をその一部にアリが通過することができる切欠き部を有する形状としてもよい。
【0092】
上記したように、蓋2とアリ用エサ台4との間、および底部3と本体7との間には、アリが通過可能な隙間が存在するため、開口部5を介して外部から本体7の内部に入ったアリは、前記隙間を通って、アリ用エサ台4に移動することができる。
【0093】
なお、本実施の形態においては、アリ用エサ台4は蓋2に固定されている構成としたが、これに限られず、アリ用エサ10に誘引された本体7内部のアリが、アリ用エサ台4のアリ用エサに移動できるように形成されているものであればよい。
【0094】
また、上記アリ用エサ10は、アリを誘引できるものであれば良く、その種類は特に限定されないが、例えば、砂糖、糖蜜、果糖、蛹粉、魚粉、オキアミ、ピーナツ油、大豆油、乾燥酵母等が挙げられ、これらの2種以上の混合物であってもよい。また、アリに対する誘引力を高めるために、さらに、誘引物質、例えば、バニラエッセンス、エチルアルコール、フェロモン等を加えてもよい。
【0095】
また、上記アリ用エサ10には、殺蟻成分が含有されていてもよく、該殺蟻成分が含有されている場合にはアリの駆除もあわせて行うことができる。
【0096】
以上のように、本実施の形態のシロアリ捕獲装置300は、本体7内部に、アリ用エサが配置されるアリ用エサ台4を備えている。このため、シロアリの天敵であるアリをアリ用エサ台4に誘引し、エサ取出手段18に配置されているシロアリ用エサ9から排除しシロアリの誘引をより効果的に行うことができる。
【0097】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0098】
〔実施の形態4〕
本発明の実施の形態として、シロアリ検出方法および駆除方法について、シロアリ捕獲装置として上記シロアリ捕獲装置100を用いた場合について、以下に説明する。
【0099】
本実施の形態のシロアリ検出方法は、シロアリ捕獲装置100を地中に配置する捕獲装置配置ステップと、シロアリ用エサ配置部8に、相互に掛着されているエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを用いて非殺蟻性のシロアリ用エサ9を配置するエサ配置ステップと、相互に掛着されているエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを、シロアリ用エサ配置部8から取出して、シロアリの検出の有無を確認する検出確認ステップと、を含むものである。
【0100】
捕獲装置配置ステップにおいては、シロアリ捕獲装置100を地中に配置するために、地表面に適当な大きさの穴を形成して、この穴にシロアリ捕獲装置100を配置し、側壁6に形成された開口部5を土砂により覆うために、前記穴に土砂を充填する。
【0101】
ここで、シロアリ捕獲装置100を配置するために地表面に形成される穴の直径は、本体7の外径よりも大きくフランジ1(図1参照)の外径よりも小さい。これにより、フランジ1が地表面に引っかかるため、本体7のフランジ1が取り付けられている一端を地表面に位置させて、本体7を所定の深さに配置することが可能となる。
【0102】
エサ配置ステップにおいては、エサ取出手段18a(図4参照)の連結用リブ21とエサ取出手段18bの連結用穴20とが嵌合するように、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bの向きを同じに配置して、両者を掛着した状態で非殺蟻性のシロアリ用エサであるシロアリ用エサ9を本体7のシロアリ用エサ配置部8に配置する。
【0103】
これにより、検出確認ステップにおいて、シロアリ用エサ配置部8のエサ取出手段18aおよびエサ取出手段18bを確実に一度に取出すことができるため、シロアリの検出の有無を確認することができる。
【0104】
一般に、シロアリ捕獲装置100が地中に配置されている状態で下に位置するシロアリ用エサ9のほうが、シロアリを早く検出する。このため、エサ取出手段18aの取出しによって、エサ取出手段18aに掛着しているエサ取出手段18bが一体として取出されることにより、シロアリの検出段階における手間を軽減することが可能となる。
【0105】
本実施の形態のシロアリ駆除方法は、シロアリ捕獲装置100を地中に配置する捕獲装置配置ステップと、相互に掛着されているエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを用いて非殺蟻性のシロアリ用エサ9を配置するエサ配置ステップと、相互に掛着されているエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを、シロアリ用エサ配置部8から取出して、シロアリの検出の有無を確認する検出確認ステップと、検出確認ステップにおいてシロアリが検出された後に、エサ取出手段18aとエサ取出手段18bとの掛着を外して分離する取出手段分離ステップと取出手段分離ステップにおいて分離されたエサ取出手段18aとエサ取出手段18bを、シロアリ用エサ配置部8に配置するエサ取出手段配置ステップと、シロアリ用エサ配置部8から、エサ取出手段18aのみを取出して、非殺蟻性のシロアリ用エサ9を殺蟻性のシロアリ用エサ9に交換し、シロアリ用エサ配置部8に配置する殺蟻性エサ配置ステップと、を含んでなるものである。
【0106】
捕獲装置配置ステップ、エサ配置ステップ、および検出確認ステップについては上記シロアリ検出方法において説明したとおりである。
【0107】
取出手段分離ステップにおいては、エサ取出手段18aの連結用リブ21と、エサ取出手段18bの連結用穴20との嵌合を外して、両者の掛着を外して分離する。そして、エサ取出手段配置ステップにおいて、分離された状態のエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとを再度シロアリ用エサ配置部8に配置する。
【0108】
殺蟻性エサ配置ステップは、エサ取出手段配置ステップにおいてエサ取出手段18aとエサ取出手段18bとが分離された後になされる。このため、エサ取出手段18aを取出すときに、エサ取出手段18bが誤って一緒に取出されることはない。したがって、エサ取出手段18aを取出すときに、エサ取出手段18bのシロアリに刺激を与えることなく殺蟻性のシロアリ用エサ9を与え、シロアリの駆除を効果的に行うことができる。
【0109】
【発明の効果】
本発明のシロアリ捕獲装置は、以上のように、第1のエサ取出手段が、隣接する第2のエサ取出手段に対して特定の向きに配置された場合にのみ、第1のエサ取出手段と第2のエサ取出手段とを掛着する掛着手段を備える構成である。
【0110】
それゆえ、シロアリの検出段階に応じて、エサ取出手段の掛着状態を変えて、シロアリの検出後に、全てのエサ取出手段が取出されることを確実に防止することができる。したがって、検出されたシロアリに不要な刺激が与えられることにより、シロアリ捕獲装置の放棄が早くなることを防ぎ、シロアリを効果的に駆除できるという効果を奏する。
【0111】
また、本発明のシロアリ捕獲装置の本体内部は、上記シロアリ用エサ配置部に加えて、アリ用エサが配置されるアリ用エサ配置部を備えていることが好ましい。
【0112】
これにより、シロアリの天敵であるアリをシロアリ用エサ配置部から取り除き、シロアリを効果的に検出および駆除できるという効果を奏する。
【0113】
本発明のシロアリ検出方法は、以上のように、隣接するエサ取出手段が掛着されている複数のエサ取出手段により非殺蟻性のシロアリ用エサを配置するエサ配置ステップを含む構成である。
【0114】
それゆえ、シロアリ検出の有無を確認するときに、確実に複数のエサ取出手段を一体として取出すことができる。したがって、シロアリ検出確認作業の効率を向上させられるという効果を奏する。
【0115】
本発明のシロアリ駆除方法は、以上のように、上記複数のエサ取出手段の掛着を外して分離する取出手段分離ステップと、取出手段分離ステップにおいて分離された複数のエサ取出手段を、上記シロアリ用エサ配置部に配置するエサ取出手段配置ステップとを含む構成である。
【0116】
それゆえ、エサ取出手段配置ステップ後の殺蟻性エサ配置ステップにおいて、複数のエサ取出手段が一体として取出されることを確実に防ぐことができる。したがって、不要な刺激が与えられてシロアリによるシロアリ捕獲装置の放棄が早くなることを確実に防止し、効果的にシロアリを駆除できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のシロアリ捕獲装置の概略構成を示す、本体、蓋、およびフランジの一部が図2(a)のA−A’に沿って破断された斜視図である。
【図2】本発明のシロアリ捕獲装置の概略構成を示す斜視図であり、(a)は蓋側からの斜視図であり、(b)は本体底部側からの斜視図である。
【図3】図1のシロアリ捕獲装置のエサ取出手段の概略構成を示す斜視図である。
【図4】実施の形態1の隣接するエサ取出手段が掛着される機構を説明する斜視図である。
【図5】実施の形態1の隣接するエサ取出手段同士が掛着されている状態を示す斜視図である。
【図6】実施の形態1のエサ取出手段にロールエサが取り付けられている状態を示す斜視図である。
【図7】実施の形態1のロールエサが取り付けられているエサ取出手段が掛着している状態を示す斜視図である。
【図8】実施の形態1のロールエサが取り付けられているエサ取出手段が掛着していない状態を示す斜視図である。
【図9】実施の形態1のシロアリ捕獲装置の分解正面図であり、(a)はフランジ、蓋、および本体の正面図であり、(b)は本体内部に取出し可能に配置されるエサ取出手段の正面図である。
【図10】実施の形態2のシロアリ捕獲装置の概略構成を示す、本体、蓋、およびフランジの一部が図2(a)のA−A’に沿って破断された斜視図である。
【図11】実施の形態2のエサ取出手段を説明する斜視図であり、(a)はエサ取出手段の2つの枠部の方向が同じ状態を示す斜視図であり、(b)は(a)のエサ取出手段にロールエサが嵌挿された状態を示す斜視図であり、(c)はエサ取出手段の2つの枠部の方向が直交する状態を示す斜視図であり、(d)はエサ取出手段へロールエサが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図12】実施の形態3のシロアリ捕獲装置の概略構成を示す、本体、蓋、およびフランジの一部が図2(a)のA−A’に沿って破断された斜視図である。
【図13】実施の形態3のシロアリ捕獲装置の分解正面図であり、(a)はフランジ、蓋、アリ用エサ台および本体の正面図であり、(b)は本体内部に取出し可能に配置されるエサ取出手段18の正面図である。
【図14】従来の害虫誘引監視設備の構成例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 フランジ
3 底部(内壁)
4 アリ用エサ台(アリ用エサ配置部)
5 開口部
6 側壁
7 本体
8 シロアリ用エサ配置部
9 シロアリ用エサ
10 アリ用エサ
18a エサ取出手段(第1のエサ取出手段、枠部)
18b エサ取出手段(第2のエサ取出手段、枠部)
20 連結用穴(掛着手段)
21 連結用リブ(掛着手段)
22 取出つまみ部(板状体)
23 蝶番部
24 外側面
28a エサ取出手段(第1のエサ取出手段)
28b エサ取出手段(第2のエサ取出手段)
29 第1の枠部
30 第2の枠部
31 第1の突起部(掛着手段)
32 第2の突起部(掛着手段)
100、200、300 シロアリ捕獲装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a termite capturing device that attracts termites to perform at least one of termite detection and extermination, and a termite detection method and termite extermination method using the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to protect a structure such as a house from damage caused by termites, a method of spraying an insecticide in an area where termites may exist or where it is necessary to prevent damage caused by termites has been performed. ing. However, in order to stop termite damage in specific areas of the structure, spraying insecticides in areas where there may be termites can only eliminate termites that touch the insecticides directly, The huge number of termites that make up it cannot be removed.
[0003]
In addition, in the method of preventing termite damage by spraying insecticides, the biological activity of the sprayed insecticides is lost over time, and the effectiveness of preventing the entry of termites is lost. is there. Furthermore, it is not preferable to spray a large amount of insecticide in consideration of environmental influences.
[0004]
As a termite control method other than spraying a large amount of the insecticide, conventionally, termites are collected inside a container, and ant-feeding food (toxic food) is placed in the container, and the toxic food is placed inside the container. There is a method of extinguishing termites using a small amount of toxic food by bringing them back to termite nests.
[0005]
In the above system, in order to form a passage that allows toxic food to be brought back to the termite nest, food is first collected inside the container to collect termites, and then the termites are collected, and then the material is used as toxic food. To be exchanged. However, if termites are stimulated when exchanging firearms for toxic food, termite expends the system. For this reason, a system that makes it possible to replace a fire-resistant material with toxic food without stimulating termites is desired.
[0006]
As a system for alleviating termite irritation at the time of replacement with the above-mentioned toxic food, Japanese Patent Application Publication No. 2001-520517 discloses a pest food for selectively removing the pest food stacked in the apparatus. A pest attracting and monitoring facility is described in which take-out means for selectively moving the pests are engaged with each other.
[0007]
FIG. 14 shows a schematic configuration of the pest attraction monitoring facility. As shown in the figure, the pest attracting and monitoring
[0008]
The
[0009]
With the above configuration, it is optional to pull up the gripping means 53 of the take-
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the
[0011]
Therefore, after detecting the termites, even when only the
[0012]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and its purpose is to capture termites that can reliably prevent unwanted stimuli from being applied to the detected termites after the termites have been detected. An apparatus and an effective termite detection method and extermination method using the same are provided.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The inventors of the present invention, as a result of intensive studies, found that the above-mentioned problems can be solved by using a food take-out means provided with a hooking means that hooks only when arranged in a specific direction. It came to complete.
[0014]
In order to solve the above problems, the termite capturing apparatus of the present invention performs at least one of detection and extermination of termites, in which at least one opening having a size through which termites can pass is formed in the side wall of the main body. It is a termite capturing device, and a plurality of means for taking out termites are arranged in the termite feed arrangement part inside the main body so as to be taken out and stacked. And the hooking means includes the first food take-out means and the second food take-out means only when the first food take-out means is arranged in a specific direction with respect to the adjacent second food take-out means. It is characterized in that it is attached to the take-out means.
[0015]
According to said structure, the hooking state of an adjacent food extraction means can be changed by changing the direction of food extraction means. For this reason, it is possible to reliably prevent the stimulus from being applied to the detected termites by changing the hooking state of the feeding means according to the termite detection stage. In the present invention, “stimulation” means that the environment of the detected termite changes, for example, a force such as vibration or pressure is applied to the termite, or light such as ultraviolet light or visible light is irradiated. , Wind (air movement), temperature change, etc.
[0016]
For example, until a termite is detected, a plurality of food extraction means of the termite food arrangement unit are attached to each other, and after the termites are detected, they are removed and arranged so that each can be taken out separately. . As a result, until it is confirmed whether or not termites have been detected, a plurality of food take-out means attached to each other can be taken out at a time, and after termites are detected, other food take-out means can be taken out. Only one feeding means can be taken out so as not to stimulate the termites of the means.
[0017]
Therefore, when the termite is detected, when the food for collecting the termites (shocking material) is replaced with the toxic food, all of the plurality of food takeout means are mistakenly taken out. It can be surely prevented from being stimulated. For this reason, it is possible to surely prevent the termite capturing device from being abandoned quickly by the termites detected by the stimulation, effectively supply the toxic food to the detected termites, and control the termites.
[0018]
In the termite capturing device according to the present invention, it is preferable that the above-mentioned food extraction means includes a frame portion surrounding the termite food, and the termite food is inserted into the frame portion.
[0019]
Even if it uses the termite food which expand | swells easily by absorption of a water | moisture content by said structure, expansion | swelling can be suppressed with the frame surrounding the circumference | surroundings of the termite food. Therefore, the contact between the side wall and the termite feed can be suppressed, and the termite feed can be easily taken out.
[0020]
In the termite capturing device of the present invention, the food take-out means includes a plurality of frame portions having substantially the same shape, and the plurality of frame portions have their center axes substantially coincident with each other and rotate around the center axis. It is preferable that they are joined together.
[0021]
With the above configuration, expansion of the termite feed can be more reliably suppressed. That is, it is possible to more effectively suppress the expansion of the termite food by surrounding the periphery of the termite food with the plurality of frame portions of the food extraction means.
[0022]
Further, the plurality of frame portions of the termite capturing device of the present invention have substantially the same shape, the central axes of the shapes formed by the frame portions are substantially coincident, and are rotatable about the central axis. It is preferable that
[0023]
With the above configuration, when the termite bait is inserted into the bait taking-out means, the plurality of frame portions are rotated so as to be in a position suitable for the insertion of the termite bait. be able to. Then, after the termite food is inserted, the plurality of frame portions can be rotated to surround the termite food from different directions, so that the expansion can be more effectively suppressed. It becomes possible.
[0024]
In the termite capturing device of the present invention, it is preferable that the food take-out means is provided with a take-out knob portion on the outer side surface of the frame portion, and the take-out knob portion has one end of the frame portion. A plate-like body connected to the outer side surface via a hinge part is preferable.
[0025]
With the above configuration, it becomes easier to take out the food take-out means from the food placement portion. Further, by using the plate-like body as the take-out knob portion, it becomes possible to make it substantially parallel or substantially perpendicular to the outer surface. Thereby, it can prevent that the plate-shaped body is piled up substantially parallel with respect to the said outer side surface except the case where it becomes necessary, and it becomes an obstacle at the time of the said food taking-out means being stacked.
[0026]
In the termite capturing apparatus of the present invention, it is preferable that the inside of the main body further includes an ant feeding arrangement part in which ant feeding is arranged in addition to the termite feeding arrangement part.
[0027]
With the above configuration, the ants that are natural enemies of the termites can be attracted by the ants food of the ant food arrangement portion, and the ants can be excluded from the termite food arrangement portion. For this reason, it can prevent that a termite enters into the inside of a termite capturing device by existence of an ant, or a termite inside a termite capturing device is excluded. Therefore, the termites can be more reliably attracted to the termite feeding portion, and the termites can be detected and removed more effectively.
[0028]
In the termite capturing device of the present invention, it is preferable that the termite feed arrangement portion and the ant feed arrangement portion are separated by an inner wall in which a gap having a size through which ants can pass is formed.
[0029]
With the above configuration, it is possible to more reliably separate the termites in the termite feed arrangement portion and the ants in the termite feed placement portion. In other words, the inside wall of the termite trapping device has a space that allows ants to pass through. It will be attracted and it will move to the food arrangement part for ants. And since the ant bait arrangement part and the termite bait arrangement part inside the termite capturing device are separated by the inner wall, the effect of the termite bait arrangement part on the termites by the ants of the ant bait arrangement part is more sure Can be prevented.
[0030]
The termite capturing device of the present invention is preferably made of an anti-termite material that resists decay or corrosion in the ground.
[0031]
With the above configuration, when the termite capturing device is disposed in the ground for a long period of time, the termite capturing device is prevented from being corroded, rotted, or damaged by termites. Therefore, termites can be captured continuously for a long time. Depending on the target period of use, a so-called biodegradable material that resists decay or corrosion and retains anti-termite properties during the period of use, but decomposes in the soil after the period of use, is used. You can also
[0032]
In order to solve the above problems, the termite detection method of the present invention is a termite detection method using the above termite capture device, wherein the termite capture device is placed in the ground, and the termite capture step. A food disposing step of disposing a termite-free termite food by means of a plurality of food take-out means that are hooked to each other, and a plurality of food take-out means that are hooked to each other, And a detection confirmation step of taking out the termite feed arrangement part and confirming the presence or absence of the detection of termites.
[0033]
With the above-described configuration, a plurality of food take-out means that are attached to each other can be taken out from the termite feed arrangement portion at a time. For this reason, it becomes possible to easily confirm the detection of termites in the detection confirmation step.
[0034]
In order to solve the above problems, the termite extermination method of the present invention is a termite extermination method using the above termite capture device, wherein the termite capture device is disposed in the ground, and the termite capture step. A food disposing step of disposing a termite-free termite food by means of a plurality of food take-out means that are hooked to each other, and a plurality of food take-out means that are hooked to each other, A detection confirmation step for taking out from the termite feed arrangement section and confirming the presence or absence of termite detection, and a removal means separation for separating the plurality of food removal means after the termites are detected in the detection confirmation step. A plurality of food take-out means separated in the step and take-out means separating step in the termite feed arrangement section, After the termite takeout means placement step, one piece of the termite takeout means is taken out from the termite feedout portion, and the termite termite feed is replaced with the termite termite feed, and the termite feedout is arranged. And an anticide-feeding arrangement step arranged in the section.
[0035]
With the above configuration, it is possible to reliably prevent the detected termites from being stimulated and expediting the abandonment of the termite capturing device. That is, after a termite is detected in the detection confirmation step, an extraction means separating step for removing the hooks of the plurality of food extraction means and separating them, and an extractor for disposing the separated food extraction means in the termite feed arrangement section Since it includes the take-out means placement step, it is possible to reliably take out only one feed take-out means in the subsequent anticide feed placement step.
[0036]
Therefore, after the termites are detected, it is possible to surely prevent the termites that are not required to be taken out from the termite feed arrangement portion by mistake, and the detected termites are prevented from being stimulated.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Embodiment 1]
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0038]
FIG. 2 is a perspective view showing a schematic configuration of the
[0039]
FIG. 1 is a perspective view illustrating an internal structure of the
[0040]
As shown in FIG. 1, the
[0041]
As shown in the figure, the food take-out means 18a and the food take-out means 18b are arranged in the same direction, and since they are hooked, the food take-out means 18a and the food take-out means 18b are connected from the termite
[0042]
A schematic configuration of the food take-out means 18 is shown in FIG. As shown in the figure, the food take-out means 18 includes a connecting hole (hanging means) 20, a connecting rib (hanging means) 21, an extraction knob part (plate-like body) 22, a
[0043]
FIG. 4 is a perspective view for explaining a mechanism in which the adjacent feeding means 18 is hooked by the connecting
[0044]
On the other hand, when the directions of the food take-out means 18a and the food take-out means 18b are not the same, the positions of the connecting
[0045]
As described above, it is possible to determine whether or not the adjacent food take-out means 18 are hooked by the direction of the food take-out means 18. Therefore, in the step of confirming whether or not termites have been detected, the food take-out means 18a and the food take-out means 18b are stacked in the same direction so that both can be taken out from the termite
[0046]
Further, in the stage after the termites are detected, it is possible to reliably remove only the food extraction means 18a by stacking the food extraction means 18a and the food extraction means 18b in different directions. By removing the food take-out means 18b, it is possible to reliably prevent unnecessary stimulus from being applied to the termites of the food take-out means 18b.
[0047]
The food take-out means 18 is used to arrange the non-anticide- or ant-killing
[0048]
As described above, when the food take-out means 18 surrounds the outer periphery of the
[0049]
7 and 8 show the food take-out means 18 stacked with the
[0050]
On the other hand, as shown in FIG. 8, when the food take-out
[0051]
As shown in FIGS. 7 and 8, the take-out
[0052]
Further, except when the food take-out means 18 is taken out, as shown by a broken line, the take-out
[0053]
In the termite
[0054]
Specifically, when detecting a termite, the termite-feeding
[0055]
In addition, if termite habits are confirmed in advance around the
[0056]
For example, when detecting a termite, a non-anticide
[0057]
The
[0058]
As the
[0059]
As the ant killing component used in the termite-killing
[0060]
Subsequently, FIGS. 9A and 9B show exploded front views of the
[0061]
The
[0062]
The
[0063]
The
[0064]
In order to prevent dirt and water from entering the inside of the
[0065]
The
[0066]
Examples of materials that can be used as a material for the
[0067]
Examples of the biodegradable resin used as the material for the
[0068]
As described above, the
[0069]
[Embodiment 2]
Another embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 2, 10, and 11. In the present embodiment, members having the same functions as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0070]
FIGS. 2A and 2B are perspective views showing a schematic configuration of the
[0071]
FIG. 10 is a perspective view illustrating the internal structure of the
[0072]
As shown in the figure, the
[0073]
Subsequently, attachment of the
[0074]
More specifically, the
[0075]
The
[0076]
As a result, as with the food take-out means 18 of the first embodiment, it is possible to determine whether or not both are to be hooked depending on the orientation with respect to the food take-out means 28a and the food take-out means 28b.
[0077]
As shown in FIG. 11 (a), the
[0078]
Moreover, as shown in FIG.11 (c), the
In the present embodiment, the direction of the
[0079]
As described above, the food take-out means 28 of the
[0080]
[Embodiment 3]
Another embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 2, 12 and 13. In the present embodiment, members having the same functions as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0081]
2A and 2B are perspective views showing a schematic configuration of the
[0082]
FIG. 12 is a perspective view illustrating the internal structure of the
[0083]
As shown in the figure, the
[0084]
The
[0085]
When the
[0086]
For this reason, the
[0087]
That is, the ants inside the
[0088]
Next, FIGS. 13A and 13B are exploded front views of the
[0089]
The
[0090]
The
[0091]
The
[0092]
As described above, there are gaps through which ants can pass between the
[0093]
In the present embodiment, the
[0094]
Moreover, the said
[0095]
Moreover, the said
[0096]
As described above, the
[0097]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made within the scope of the claims. In other words, embodiments obtained by appropriately combining technical means disclosed in different embodiments are also included in the technical scope of the present invention.
[0098]
[Embodiment 4]
As an embodiment of the present invention, the termite detection method and the extermination method will be described below in the case of using the
[0099]
In the termite detection method of the present embodiment, the catching device placement step for placing the
[0100]
In the capture device placement step, in order to place the
[0101]
Here, the diameter of the hole formed in the ground surface for disposing the
[0102]
In the food placement step, the food take-out means 18a and the food take-out means 18b are oriented so that the connecting
[0103]
Thereby, in the detection confirmation step, since the food take-out means 18a and the food take-out means 18b of the termite
[0104]
In general, the
[0105]
The termite extermination method according to the present embodiment is a non-anticide by using a capturing device disposing step for disposing the
[0106]
The capture device placement step, the feed placement step, and the detection confirmation step are as described in the termite detection method.
[0107]
In the take-out means separating step, the
[0108]
The anticide-feeding step is performed after the
[0109]
【The invention's effect】
As described above, the termite capturing device according to the present invention includes the first food extraction means only when the first food extraction means is arranged in a specific direction with respect to the adjacent second food extraction means. It is the structure provided with the hooking means which hooks the 2nd food taking-out means.
[0110]
Therefore, according to the termite detection stage, it is possible to change the hooking state of the food take-out means and reliably prevent all the food take-out means from being taken out after the termite is detected. Therefore, an unnecessary stimulus is given to the detected termites, so that the termite capturing device can be prevented from being abandoned quickly, and the termites can be effectively exterminated.
[0111]
Moreover, it is preferable that the inside of the main body of the termite capturing device of the present invention is provided with an ant bait arrangement part in which an ant bait is arranged in addition to the termite bait arrangement part.
[0112]
Thereby, the ant which is a natural enemy of the termite is removed from the termite feed arrangement part, and there is an effect that the termite can be effectively detected and exterminated.
[0113]
As described above, the termite detection method of the present invention is configured to include a food disposition step of disposing a non-killing termite food by a plurality of food extraction means to which adjacent food extraction means are attached.
[0114]
Therefore, when confirming the presence or absence of termite detection, it is possible to reliably take out a plurality of food takeout means as one body. Therefore, there is an effect that the efficiency of the termite detection confirmation work can be improved.
[0115]
As described above, the termite extermination method of the present invention includes the take-out means separating step in which the plurality of food take-out means are detached and separated, and the plurality of food take-out means separated in the take-out means separating step. And a food take-out means arrangement step arranged in the food arrangement part.
[0116]
Therefore, it is possible to reliably prevent the plurality of food take-out means from being taken out as a unit in the anticide-feeding food placement step after the food take-out means placement step. Therefore, it is possible to reliably prevent an unnecessary stimulus from being given and the termite abandonment of the termite capturing device by the termites to be accelerated, thereby effectively eliminating the termites.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of a termite capturing apparatus according to a first embodiment, in which a main body, a lid, and a part of a flange are broken along a line AA ′ in FIG.
FIG. 2 is a perspective view showing a schematic configuration of a termite capturing device of the present invention, (a) is a perspective view from the lid side, and (b) is a perspective view from the bottom side of the main body.
3 is a perspective view showing a schematic configuration of a food take-out means of the termite capture device of FIG. 1; FIG.
FIG. 4 is a perspective view for explaining a mechanism to which the adjacent food take-out means of
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which adjacent food take-out means of
FIG. 6 is a perspective view showing a state in which roll food is attached to the food take-out means of the first embodiment.
FIG. 7 is a perspective view showing a state in which food take-out means to which the roll food of
FIG. 8 is a perspective view showing a state where the food take-out means to which the roll food of
FIG. 9 is an exploded front view of the termite capturing device according to the first embodiment, wherein (a) is a front view of the flange, the lid, and the main body, and (b) is a food takeout that is arranged so as to be removable inside the main body. It is a front view of a means.
10 is a perspective view showing a schematic configuration of a termite capturing device according to
FIGS. 11A and 11B are perspective views for explaining food take-out means according to the second embodiment, wherein FIG. 11A is a perspective view showing a state in which two frame portions of the food take-out means are in the same state, and FIG. 2) is a perspective view showing a state in which a roll food is inserted into the food take-out means, FIG. 3C is a perspective view showing a state in which the directions of the two frame portions of the food take-out means are orthogonal, and FIG. It is a perspective view which shows the state in which the roll food was attached to the taking-out means.
12 is a perspective view showing a schematic configuration of a termite capturing device according to a third embodiment, with a part of a main body, a lid, and a flange broken along AA ′ in FIG. 2 (a). FIG.
FIG. 13 is an exploded front view of a termite capturing device according to a third embodiment, wherein (a) is a front view of a flange, a lid, an ant feeding base, and a main body, and (b) is arranged so as to be removable inside the main body. It is a front view of the food take-out means 18 to be performed.
FIG. 14 is an exploded perspective view showing a configuration example of a conventional pest attraction monitoring facility.
[Explanation of symbols]
1 Flange
3 Bottom (inner wall)
4 Ant food stand (ant feeding section)
5 openings
6 Side walls
7 Body
8 Termite feeding section
9 Termite food
10 Food for ants
18a Feeding means (first feeding means, frame)
18b Feeding means (second feeding means, frame)
20 Connecting hole (hanging means)
21 Connecting rib (hanging means)
22 Take-out knob (plate)
23 Hinge
24 Outside
28a Feeding means (first feeding means)
28b Feeding means (second feeding means)
29 First frame
30 Second frame
31 1st projection part (hanging means)
32 2nd protrusion (hanging means)
100, 200, 300 Termite capture device
Claims (10)
本体内部のシロアリ用エサ配置部には、シロアリ用エサの配置および取出しを行うための複数のエサ取出手段が取出可能に積み重ねられており、
エサ取出手段は、掛着手段を備えており、
掛着手段は、第1のエサ取出手段が、隣接する第2のエサ取出手段に対して特定の向きに配置された場合にのみ、第1のエサ取出手段と第2のエサ取出手段とを掛着するものであることを特徴とするシロアリ捕獲装置。A termite capturing device that performs at least one of termite detection and extermination, wherein at least one opening having a size through which termites can pass is formed in a side wall of the main body,
In the termite feed arrangement part inside the main body, a plurality of feed takeout means for arranging and taking out the termite feed are stacked so as to be taken out,
The food take-out means has a hooking means,
The hooking means includes the first food take-out means and the second food take-out means only when the first food take-out means is arranged in a specific direction with respect to the adjacent second food take-out means. Termite capturing device characterized by being hooked.
枠部にシロアリ用エサが嵌挿されているものであること特徴とする請求項1に記載のシロアリ捕獲装置。The food take-out means includes a frame portion surrounding the termite food.
2. The termite capturing device according to claim 1, wherein termite feed is inserted into the frame portion.
複数の枠部は、その中心軸が略一致し、該中心軸を軸として回動可能に接合されているものであることを特徴とする請求項2に記載のシロアリ捕獲装置。The food take-out means includes a plurality of frame portions having substantially the same shape,
The termite trapping device according to claim 2, wherein the plurality of frame portions have substantially the same center axis and are joined so as to be rotatable about the center axis.
上記シロアリ捕獲装置を地中に配置する捕獲装置配置ステップと、
上記シロアリ用エサ配置部に、相互に掛着している複数のエサ取出手段により非殺蟻性のシロアリ用エサを配置するエサ配置ステップと、
上記相互に掛着している複数のエサ取出手段を、上記シロアリ用エサ配置部から取出して、シロアリの検出の有無を確認する検出確認ステップと、を含むことを特徴とするシロアリ検出方法。A termite detection method using the termite capture device according to any one of claims 1 to 8,
A capture device placement step for placing the termite capture device in the ground; and
A food disposing step of disposing a termite-free termite food to the termite food disposing section by means of a plurality of food take-out means attached to each other;
A termite detection method, comprising: a detection confirmation step of taking out the plurality of feeding means attached to each other from the termite feed arrangement unit and confirming whether or not termites are detected.
上記シロアリ捕獲装置を地中に配置する捕獲装置配置ステップと、
上記シロアリ用エサ配置部に、相互に掛着している複数のエサ取出手段により非殺蟻性のシロアリ用エサを配置するエサ配置ステップと、
上記相互に掛着している複数のエサ取出手段を、上記シロアリ用エサ配置部から取出して、シロアリの検出の有無を確認する検出確認ステップと、
検出確認ステップにおいてシロアリが検出された後に、上記複数のエサ取出手段の掛着を外して分離する取出手段分離ステップと、
取出手段分離ステップにおいて分離された複数のエサ取出手段を、上記シロアリ用エサ配置部に配置するエサ取出手段配置ステップと、
エサ取出手段配置ステップの後に、上記シロアリ用エサ配置部からエサ取出手段を1つ取出して、非殺蟻性のシロアリ用エサを殺蟻性のシロアリ用エサに交換し、上記シロアリ用エサ配置部に配置する殺蟻性エサ配置ステップと、を含むことを特徴とするシロアリ駆除方法。A termite extermination method using the termite capture device according to any one of claims 1 to 8,
A capture device placement step for placing the termite capture device in the ground; and
A food disposing step of disposing a termite-free termite food to the termite food disposing section by means of a plurality of food take-out means attached to each other;
A plurality of food take-out means that are attached to each other, take out from the termite feed arrangement portion, a detection confirmation step of confirming the presence or absence of the detection of termites,
After the termite is detected in the detection confirmation step, the take-out means separating step for removing and separating the plurality of food take-out means, and
A plurality of food take-out means separated in the take-out means separating step are arranged in the termite feed arrangement section;
After the step of arranging the feeding means, one feeding means is taken out from the termite feeding section, and the non-anticide termite feeding is replaced with an ant-killing termite feeding, and the termite feeding section is arranged. A termite-controlling method, comprising:
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