JP3739868B2 - 原子力プラント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子力プラントに係わり、特に、複数の原子炉を敷地内に設置するようにした原子力プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】
図15は、従来の原子力プラントの一つである改良型沸騰水型原子炉(ABWR)を示した縦断面図である。図15に示したように、原子炉建屋100の内部には、原子炉容器である一基の原子炉圧力容器1が収納されており、この原子炉圧力容器1は原子炉格納容器2の内部に収納されている。また、原子炉格納容器2を取り囲むようにして二次格納施設3が設けられており、この二次格納施設3の内部には、原子炉を運転する上で重要な設備、事故時に使用される重要な安全関連設備、及び保守・点検上重要な設備が収納されている。さらに、二次格納施設3は、事故時における放射性物質の拡散に対する障壁としても機能する。また、原子炉格納容器2の内部には圧力抑制プール4が設けられており、この圧力抑制プール4は、冷却材喪失事故(LOCA)等の際に原子炉格納容器2内に放出された蒸気を凝縮し、原子炉格納容器2の内圧の上昇を抑制する等の機能を備えている。なお、従来の原子炉建屋の形状としては、全体形状が円柱形のものや、水平断面形状が正方形のもの等がある。
【0003】
そして、原子炉を設置するサイト(敷地)の岩盤レベルが深い場合には、原子炉建屋100が地中深く埋め込まれる。このように原子炉建屋100を地中深く埋め込んで設置する場合には、通常の場合に比べて土圧及び水圧による影響が大きいため、全体形状が円柱形の原子炉建屋100を採用したり、或いは正方形断面の原子炉建屋100を採用してその外壁を通常よりも厚くしたりすることによって、原子炉建屋100が大きな土水圧に耐え得るようにすることが考えられる。
【0004】
また、敷地の有用利用等を図るために、1つのサイトに複数の原子炉を設置する場合があり、この場合には各原子炉ごとに図15に示した原子炉建屋100が設置される。そして、複数の原子炉を設置するサイトの岩盤レベルが深い場合には、図16に示したように原子炉建屋100、100同士の間隔を十分に確保する必要があった。なぜなら、原子炉建屋100の設置に際して岩盤レベルまでの深い掘削を行う必要があり、また、原子炉建屋100に加わる土水圧を均等化する必要があり、さらに、地震発生時における原子炉建屋100の埋め込み効果を有効に発揮させる必要があるからである。なお、原子炉建屋100、100の隣にはタービン建屋5、5が設けられており、これらのタービン建屋5、5の間には廃棄物処理建屋6及びサービス建屋7が設けられている。また、図16において符号8は敷地境界を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、1つの敷地に複数の原子炉を設置する場合には、上記の如く各原子炉ごとに原子炉建屋100を設置する必要があり、しかも、原子炉建屋100、100同士の間隔を十分に確保する必要があるため、敷地面積が小さい場合には原子炉建屋100と敷地境界8との距離が短くなってしまう。ここで、原子炉建屋100と敷地境界8との距離は公衆の被曝評価における重要なファクターであるが、この距離が短い場合には、原子炉建屋100による放射線の遮蔽効果を強化するために、原子炉建屋100の壁厚を増加させる必要がある。しかし、原子炉建屋100の壁厚を増加させると、原子炉建屋100の地上部分の重量が増加するため、地震発生時等における原子炉建屋の安定性が悪くなる恐れがある。
【0006】
このため、小面積の敷地に複数の原子炉を設置する場合に、原子炉建屋100、100同士の間隔を大きくとらなければならない従来の方式に代えて、複数の原子炉建屋100、100を極力一カ所に集中させて配置する方式が望まれていた。
【0007】
このような方式の一つとして、2基の原子炉建屋100を一体化して1基の原子炉建屋として構成する方式が考えられる。この方式の一例が図17に示されており、正方形断面の2基の原子炉建屋100、100が一体化されて長方形断面の1基の原子炉建屋101が構成され、この原子炉建屋101の内部に2基の原子炉格納容器2、2が設置されている。
【0008】
ところが、このように2基の原子炉建屋100、100を一体化する方式では、土水圧荷重対策として内部耐震壁を設置する場合に、水平面内で直交する二つの方向において壁量が異なっていたり、また、図17に示したように長方形断面の原子炉建屋101に2基の原子炉格納容器2、2を設置した場合には、原子炉建屋101の構造や地震発生時の建屋安定性等の特性が原子炉建屋101の直交二方向(長辺方向及び短辺方向)において異なるものとなり、原子炉建屋の設計が著しく複雑になってしまうという問題がある。
【0009】
また、図16に例示した従来の原子炉建屋には次のような問題もあった。すなわち、1つの敷地に複数の原子炉を設置する場合、一方の原子炉の系統と他方の原子炉の系統との間にタイラインを設け、お互いの系統をバックアップとして利用できるようにして原子炉の安全裕度を向上させることが考えられる。ところが、従来の原子炉建屋においては、原子炉建屋間に屋外トレンチを設置し、この屋外トレンチ内に連絡配管を設置する必要があったために、地震発生時の原子炉建屋間の相対変位等を考慮する必要があり、製造コストが増加してしまうという問題があった。
【0010】
さらに、上記のように複数の原子炉間でお互いの設備を共用化しようとした場合、原子炉間に連絡ルート(系統設備間の連絡配管・連絡ケーブル等、及び人員、物量の移動通路)を確保する必要がある。このため、地震発生時の相対変位或いは長期の相対変位を吸収できるようにしなければならず、保守作業等の作業性が悪化したり、製造コストがさらに増加したりする可能性があった。
【0011】
また、原子力プラントの中央制御室及びその関連設備は原子炉の安全を確保する上で重要な設備(耐震クラスAs)であるため、中央制御室等を収納する建屋は岩盤に支持されている必要がある。このため、例えば岩盤の深いサイトの場合には、図18に示したように中央制御室等9を収納する建屋を、岩盤まで打設された人造岩10によって支持したり、或いは図19に示したように岩盤まで打設された杭基礎11によって建屋を支持することが考えられる。しかしながら、中央制御室等9を収納する建屋は一般的にあまり大きくないため、例えば人造岩10で支持する場合には、人造岩10と建屋とを合わせた構造体のプロポーションが極端に細長くなり、地震発生時に基礎が浮き上がり、耐震安全性が低下する可能性がある。また、建屋を杭基礎11で支持する場合でも、地表面と岩盤との間の地盤の性状によっては杭基礎11が地震発生時に大きな変形を受け、杭基礎11の構造健全性が十分に確保できなくなる可能性がある。
【0012】
また、岩盤が浅いサイトであっても耐震条件が厳しいサイトの場合には、中央制御室等9を収納する建屋はその平面積が小さいため、地震発生時に浮き上がりを生ずる可能性があり、建屋として十分な安全性を確保できない恐れがある。
【0013】
そこで、本発明の目的は、上述した種々の問題点を解消し、敷地内に複数の原子炉を設置することができると共に、極めて安全性が高く、建設コストを低減することもできる原子力プラントを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明による原子力プラントは、敷地内に複数の原子炉を設置するようにした原子力プラントにおいて、複数の炉心の各々を内部に収納した複数の原子炉容器と、前記複数の原子炉容器の各々を内部に収納した複数の原子炉格納容器と、前記複数の原子炉格納容器のすべてを内部に収納した原子炉建屋と、を備え、前記原子炉建屋は地中に深く埋め込まれており、前記原子炉建屋の水平断面形状は正方形であることを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明による原子力プラントは、前記原子炉建屋は、前記複数の原子炉格納容器を収納した原子炉棟と、この原子炉棟の周囲に設けられた付属棟と、を備え、前記原子炉棟及び前記付属棟によって前記原子炉建屋の水平断面形状を正方形に形成したことを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明による原子力プラントは、前記原子炉建屋は、さらに、前記複数の原子炉格納容器の間に設けられた中央耐震壁と、前記複数の原子炉格納容器の各々の周囲に設けられた周囲耐震壁と、を内部に有することを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明による原子力プラントは、前記中央耐震壁及び前記周囲耐震壁は、水平面内で互いに直交する二方向における壁量が同一であることを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明による原子力プラントは、前記原子炉建屋は、さらに、前記複数の原子炉格納容器の各々を収納した複数の二次格納施設を備え、前記複数の二次格納施設の間に、前記二次格納施設同士を分離する中央分離壁を設けたことを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明による原子力プラントは、前記複数の原子炉の系統の間にタイラインを設け、前記タイラインを介して前記複数の原子炉同士で互いの系統を利用できるようにしたことを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明による原子力プラントは、前記複数の原子炉の中央制御室を前記原子炉建屋の内部に収納したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
以下、本発明の参考例による原子力プラントの第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。なお、上述した従来の原子力プラントと同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0022】
図1は、本実施形態による原子力プラントの縦断面図であり、図2は、本実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図である。図1及び図2に示したように、本実施形態による原子力プラントは、略円柱形の全体形状よりなる原子炉建屋20を備えている。この原子炉建屋20の内部には2つの二次格納施設3、3が収納されており、これらの二次格納施設3、3の間には、二次格納施設3、3同士を完全に分離するようにして中央分離壁21が設けられている。二次格納施設3の内部には、原子炉を運転する上で重要な設備、事故時に使用される重要な安全関連設備、及び保守・点検上重要な設備が収納されている。また、二次格納施設3は、事故時における放射性物質の拡散に対する障壁としても機能する。
【0023】
2つの二次格納施設3、3の内部には原子炉格納容器2、2がそれぞれ設けられており、これらの原子炉格納容器2、2の内部には、圧力抑制プール4、4がそれぞれ設けられている。これらの圧力抑制プール4、4は、冷却材喪失事故(LOCA)等の際に原子炉格納容器2、2内に放出された蒸気を凝縮し、原子炉格納容器2、2の内圧の上昇を抑制する等の機能を備えている。さらに、2つの原子炉格納容器2、2の内部には、原子炉容器である原子炉圧力容器1、1がそれぞれ設けられており、原子炉圧力容器1、1の内部には炉心(図示せず)がそれぞれ収納されている。また、図2に示したように、原子炉建屋20の隣にはタービン建屋5、5が設けられており、これらのタービン建屋5、5の間には廃棄物処理建屋6及びサービス建屋7が設けられている。なお、図2において符号8は敷地境界を示しており、原子炉建屋20は敷地の中央部に設けられている。
【0024】
以上述べたように本実施形態による原子力プラントによれば、1基の原子炉建屋20の内部に2基の原子炉を収納するようにしたので、原子炉建屋20から敷地境界8までの距離を十分に確保することが可能となり、このため、原子炉建屋20の壁厚を厚くして放射線の遮蔽効果を高める必要がない。その結果、原子炉建屋20の重量の増加を回避することができるので、原子炉建屋20の耐震安定性を十分に確保することが可能となり、しかも、原子炉建屋20の底面積が大きくなるので、原子炉建屋20の耐震安定性はさらに向上する。
【0025】
また、本実施形態による原子力プラントによれば、2基の二次格納施設3、3の間に中央分離壁21を設けて二次格納施設3、3同士を完全に分離したので、一方の原子炉において万が一事故が発生した場合でも、他方の健全な原子炉に対する影響を最小限に抑えることができる。
【0026】
変形例
次に、本実施形態の一変形例について図3を参照して説明する。
上述したように本実施形態による原子力プラントでは、1基の原子炉建屋20の内部に2基の原子炉が収納されており、本変形例はこの特徴を有効に利用して両原子炉間で設備の共用を図るようにしたものである。すなわち、図3に示したように、本変形例による原子力プラントは、原子炉建屋20の内部の両原子炉の間に共用設備22が設けられており、この共用設備22を両原子炉で共用するように構成されている。なお、共用設備22の具体的な例としては、原子炉インターナルポンプ(RIP)/制御棒駆動機構(CRD)の補修室を挙げることができるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0027】
以上述べたように本変形例による原子力プラントによれば、2基の原子炉で共用設備22を共用することができるので、各原子炉ごとに所定の設備を設ける場合に比べて原子炉建屋20の容積を低減することが可能であり、建設コストを大幅に低減することができる。
【0028】
第2実施形態
次に、本発明の参考例による原子力プラントの第2実施形態について図4を参照して説明する。なお、上述した従来の原子力プラント又は上記第1実施形態による原子力プラントと同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0029】
図4は、本実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図であり、図4に示したように、原子炉建屋30は、上記第1実施形態と同様に略円柱形の全体形状を備えている。そして、この原子炉建屋30の内部には2基の原子炉格納容器2、2が収納されており、これらの原子炉格納容器2、2の間には中央耐震壁31が設けられている。さらに、原子炉建屋30の内部には、各原子炉格納容器2、2を取り囲むようにして周囲耐震壁32が設けられている。そして、これらの中央耐震壁31及び周囲耐震壁32は、図4に示した水平面内で互いに直交するX方向及びY方向における壁量が略同一となるように壁厚等が調整されている。なお、中央耐震壁31は、上述した第1実施形態における中央分離壁21の機能を兼備するようにすることもできる。
【0030】
このように本実施形態による原子力プラントによれば、原子炉建屋30の内部に中央耐震壁31及び周囲耐震壁32を設けたので、耐震安定性が向上するばかりでなく、原子炉建屋30を地中に深く埋め込んだ場合でも、原子炉建屋30に加わる大きな土水圧荷重に十分に耐えることができる。
【0031】
また、本実施形態による原子力プラントによれば、中央耐震壁31及び周囲耐震壁32は、水平面内で互いに直交するX−Y方向における壁量が略同一となるように形成されているので、原子炉建屋30の構造や地震発生時の建屋安定性等の特性が直交二方向で異なることがなく、原子炉建屋30の設計が極めて容易になる。
【0032】
変形例
次に、本実施形態による原子力プラントの一変形例について図5を参照して説明する。
図5は、本変形例による原子力プラントの概略構成を示した平断面図であり、この原子力プラントにおいては、原子炉建屋30の直径を縮小するため等の理由から、原子炉建屋30の外壁33と原子炉格納容器2との間隔が狭くなっている。そこで、外壁33と原子炉格納容器2との間においては周囲耐震壁32を不要として削除している。
【0033】
このように本変形例による原子力プラントによれば、原子炉建屋30の外壁33と原子炉格納容器2との間には周囲耐震壁32を設けないようにしたので、原子炉建屋30の直径を小さくすることが可能となる。
【0034】
第3実施形態
次に、本発明による原子力プラントの第3実施形態について図6を参照して説明する。なお、上述した従来の原子力プラント或いは上記各実施形態と同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6は、本実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図である。図6に示したように、原子炉建屋40の内部には、長方形の水平断面形状からなる原子炉棟41が収納されており、この原子炉棟41の内部には2基の原子炉格納容器2、2が収納されている。さらに、原子炉棟41の周囲には付属棟42が設けられており、原子炉棟41及び付属棟42によって構成される原子炉建屋40は、その水平断面形状が正方形になるように形成されている。
【0035】
このように本実施形態による原子力プラントによれば、原子炉建屋40はその水平断面形状が正方形になるように形成されているので、原子炉建屋40の構造や地震発生時の建屋安定性等の特性が、図6に示した直交二方向(X−Y方向)で異なることがなく、原子炉建屋40の設計が極めて容易になる。
【0036】
また、本実施形態による原子力プラントによれば、原子炉棟41の全周にわたって連続的に付属棟42が設けられているので、作業員が付属棟42内を移動する際の周回性を確保することができる。
【0037】
第1変形例
次に、本実施形態の第1変形例ついて図7を参照して説明する。
上述した実施形態では、図6に示したように原子炉棟41の全周にわたって付属棟42が設けられていたが、本変形例による原子力プラントは、図7に示したように、長方形断面の原子炉棟41の一方の短辺の側には付属棟42を設けないように構成されている。
【0038】
このように本変形例による原子力プラントによれば、原子炉棟41の一方の短辺の側には付属棟42を設けないようにしたので、正方形断面の原子炉建屋40の一辺の長さを短くすることができ、原子炉建屋40全体をコンパクトにして建設コストの減少等を図ることができる。なお、原子炉棟41の他方の短辺の側には付属棟42が設けられているので、付属棟42内での作業員の移動性は確保されている。
【0039】
第2変形例
次に、本実施形態の第2変形例ついて図8を参照して説明する。
上述した実施形態では、図6に示したように原子炉棟41の全周にわたって付属棟42が設けられていたが、本変形例による原子力プラントは、図8に示したように、長方形断面の原子炉棟41のいずれの短辺の側にも付属棟42を設けずに、両方の長辺の側にのみ付属棟42を設けるように構成されている。
【0040】
このように本変形例による原子力プラントによれば、原子炉棟41の両短辺の側には付属棟42を設けないようにしたので、正方形断面の原子炉建屋40の一辺の長さを前記第1変形例よりもさらに短くすることができ、原子炉建屋40全体をより一層コンパクトにして建設コストの減少等を図ることができる。
【0041】
第4実施形態
次に、本発明による原子力プラントの第4実施形態について図9を参照して説明する。なお、上述した従来の原子力プラント又は上記各実施形態と同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0042】
図9は、本実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図であり、図9に示したように、原子炉建屋50は、上記第3実施形態と同様に正方形の水平断面形状を備えている。そして、この原子炉建屋50の内部には2基の原子炉格納容器2、2が収納されており、これらの原子炉格納容器2、2の間には中央耐震壁51が設けられている。さらに、原子炉建屋50の内部には、各原子炉格納容器2、2を取り囲むようにして周囲耐震壁52が設けられている。そして、これらの中央耐震壁51及び周囲耐震壁52は、図9に示した水平面内で互いに直交するX方向及びY方向における壁量が略同一となるように壁厚等が調整されている。
【0043】
このように本実施形態による原子力プラントによれば、原子炉建屋50の内部に中央耐震壁51及び周囲耐震壁52を設けたので、耐震安定性が向上するばかりでなく、原子炉建屋50を地中に深く埋め込んだ場合でも、原子炉建屋50に加わる大きな土水圧荷重に十分に耐えることができる。
【0044】
また、本実施形態による原子力プラントによれば、中央耐震壁51及び周囲耐震壁52は、水平面内で互いに直交するX−Y方向における壁量が略同一となるように形成されているので、原子炉建屋50の構造や地震発生時の建屋安定性等の特性が直交二方向で異なることがなく、原子炉建屋50の設計が極めて容易になる。
【0045】
変形例
次に、本実施形態による原子力プラントの一変形例について図10を参照して説明する。
図10は、本変形例による原子力プラントの概略構成を示した平断面図であり、この原子力プラントにおいては、原子炉建屋50の寸法を縮小するため等の理由から、原子炉建屋50の外壁53と原子炉格納容器2との間隔が狭くなっている。そこで、外壁53と原子炉格納容器2との間においては周囲耐震壁52を不要として削除している。
【0046】
このように本変形例による原子力プラントによれば、原子炉建屋50の外壁53と原子炉格納容器2との間には周囲耐震壁52を設けないようにしたので、原子炉建屋50全体の寸法を小さくすることが可能となる。
【0047】
第5実施形態
次に、本発明の参考例による原子力プラントの第5実施形態について図11及び図12を参照して説明する。なお、上述した従来の原子力プラント又は上記各実施形態と同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0048】
本実施形態による原子力プラントは、図1に示した前記第1実施形態による原子力プラントに対して、2基の原子炉の系統の間にタイラインを設け、このタイラインを介して他方の原子炉の系統を利用できるようにしたものである。具体的には、図11に示したように、中央分離壁21を貫通する複数のタイライン34、34、34を設け、これらのタイライン34、34、34によって、2基の原子炉のA系エリア35、35、B系エリア36、36及びC系エリア37、37の各エリア同士をそれぞれ連結している。図12に、タイライン34によって両原子炉の残留熱除去系(RHR)38同士を連結した場合を示した概略系統図を例示する。なお、RHR以外の系統に対してもタイライン34を設けることができることは言うまでもない。
【0049】
以上述べたように本実施形態による原子力プラントによれば、両原子炉の系統、例えばRHR同士をタイライン34によって連結したので、一方の原子炉の系統を他方の原子炉の系統のバックアップとして利用することが可能となり、建設コストの大幅な増加を伴うことなく、原子力プラントの安全性を大幅に向上させることができる。
【0050】
第6実施形態
次に、本発明の参考例による原子力プラントの第6実施形態について図13を参照して説明する。なお、上述した従来の原子力プラント又は上述した各実施形態と同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0051】
図13は、本実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図であり、本実施形態による原子力プラントは、図1に示した前記第1実施形態による原子力プラントの原子炉建屋20の内部に、原子炉の安全を確保する上で重要であり、耐震重要度も極めて高い中央制御室及びその関連設備9を収納するようにしたものである。
【0052】
このように本実施形態による原子力プラントによれば、安全上重要な中央制御室等9を原子炉建屋20の内部に収納するようにしたので、例えばサイトの岩盤レベルが深い場合であっても、図18及び図19に示した従来の原子力プラントのように、中央制御室等9を収納するために岩盤まで打設された人造岩10や基礎杭11によって支持された建屋を別途設ける必要がなく、しかも、岩着された原子炉建屋20内に中央制御室等9を設置することによって、原子力プラントの耐震上の安全性が格段に向上する。
【0053】
第7実施形態
次に、本発明による原子力プラントの第7実施形態について図14を参照して説明する。なお、上述した従来の原子力プラント又は上記各実施形態と同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0054】
図14は、本実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図であり、図14に示したように、原子炉建屋60は正方形の水平断面形状を備えている。そして、この原子炉建屋60の内部には4基の原子炉格納容器2、2、2、2が収納されており、これらの原子炉格納容器2、2、2、2の間には一対の中央耐震壁51、51が十字状に交差するようにして設けられている。ここで、一対の中央耐震壁51、51の長さは同一であるので、水平面内で互いに直交するX方向及びY方向における壁量も同一となっている。
【0055】
このように本実施形態による原子力プラントによれば、原子炉建屋60の内部に中央耐震壁51、51を設けたので、耐震安定性が大幅に向上する。
【0056】
また、本実施形態による原子力プラントによれば、中央耐震壁51、51は、水平面内で互いに直交するX−Y方向における壁量が同一となるので、原子炉建屋60の構造や地震発生時の建屋安定性等の特性が直交二方向で異なることがなく、原子炉建屋60の設計が極めて容易になる。
【0057】
さらに、一対の中央耐震壁51、51の長さは同一であるので、両者の壁量を同一にするために壁厚等を調整する必要がない。
【0058】
変形例
岩盤レベルの深いサイトに原子力プラントを設置する場合には、本実施形態による原子力プラントの変形例として、原子炉格納容器2の周囲に周囲耐震壁を設けることができる。このようにすれば、原子炉建屋60を地中に深く埋め込んだ場合でも、原子炉建屋60に加わる大きな土水圧荷重に十分に耐えることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上述べたように本発明による原子力プラントによれば、正方形の水平断面形状よりなり地中に深く埋め込まれた原子炉建屋の内部に、原子炉容器を内部に収納した複数の原子炉格納容器のすべてを収納するようにしたので、敷地内に複数の原子炉を設置することができると共に、安全性を大幅に向上させることができ、しかも、建設コストの低減を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例の第1実施形態による原子力プラントを示した縦断面図。
【図2】 本発明の参考例の第1実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図。
【図3】 本発明の参考例の第1実施形態による原子力プラントの一変形例の概略構成を示した平断面図。
【図4】 本発明の参考例の第2実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図。
【図5】 本発明の参考例の第2実施形態による原子力プラントの一変形例の概略構成を示した平断面図。
【図6】 本発明の第3実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図。
【図7】 本発明の第3実施形態による原子力プラントの第1変形例の概略構成を示した平断面図。
【図8】 本発明の第3実施形態による原子力プラントの第2変形例の概略構成を示した平断面図。
【図9】 本発明の第4実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図。
【図10】 本発明の第4実施形態による原子力プラントの一変形例の概略構成を示した平断面図。
【図11】 本発明の参考例の第5実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図。
【図12】 本発明の参考例の第5実施形態による原子力プラントのタイライン部分を示した平断面図。
【図13】 本発明の参考例の第6実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図。
【図14】 本発明の第7実施形態による原子力プラントの概略構成を示した平断面図。
【図15】 従来の原子力プラント(ABWR)の概略構成を示した縦断面図。
【図16】 敷地内に複数の原子炉を設置した場合の従来の原子力プラントの概略構成を示した平断面図。
【図17】 2基の従来の原子炉建屋を一体化した場合の概略構成を示した平断面図。
【図18】 岩盤まで打設された人造岩で支持された建屋の概略構成を示した縦断面図。
【図19】 岩盤まで打設された杭基礎で支持された建屋の概略構成を示した縦断面図。
Claims (7)
- 敷地内に複数の原子炉を設置するようにした原子力プラントにおいて、複数の炉心の各々を内部に収納した複数の原子炉容器と、前記複数の原子炉容器の各々を内部に収納した複数の原子炉格納容器と、前記複数の原子炉格納容器のすべてを内部に収納した原子炉建屋と、を備え、前記原子炉建屋は地中に深く埋め込まれており、前記原子炉建屋の水平断面形状は正方形であることを特徴とする原子力プラント。
- 前記原子炉建屋は、前記複数の原子炉格納容器を収納した原子炉棟と、この原子炉棟の周囲に設けられた付属棟と、を備え、前記原子炉棟及び前記付属棟によって前記原子炉建屋の水平断面形状を正方形に形成したことを特徴とする請求項1記載の原子力プラント。
- 前記原子炉建屋は、さらに、前記複数の原子炉格納容器の間に設けられた中央耐震壁と、前記複数の原子炉格納容器の各々の周囲に設けられた周囲耐震壁と、を内部に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の原子力プラント。
- 前記中央耐震壁及び前記周囲耐震壁は、水平面内で互いに直交する二方向における壁量が同一であることを特徴とする請求項3記載の原子力プラント。
- 前記原子炉建屋は、さらに、前記複数の原子炉格納容器の各々を収納した複数の二次格納施設を備え、前記複数の二次格納施設の間に、前記二次格納施設同士を分離する中央分離壁を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の原子力プラント。
- 前記複数の原子炉の系統の間にタイラインを設け、前記タイラインを介して前記複数の原子炉同士で互いの系統を利用できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の原子力プラント。
- 前記複数の原子炉の中央制御室を前記原子炉建屋の内部に収納したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の原子力プラント。
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