JP3738999B2 - Supply device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に燃料を供給する供給装置に関し、特に、自動車の燃料として実用化されつつある水素ガス、天然ガス(CNG)等の高圧のガス状燃料を車両に供給する供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
石油の枯渇及び公害問題から、自動車の燃料として水素ガス、天然ガス等が実用化されつつある。これらのガスは高圧でガス供給タンクに貯められ、供給装置により自動車の燃料タンクへ供給されるようになっている。
【0003】
そして、高圧に耐えるために、ガス燃料の供給装置の供給ノズルは強固で重く、供給ホースも強固で重いものが使用されている。また、供給ホースに高圧が掛かると、さらに重くなる。このために、作業員に重労働を強いることになる。また、供給ノズルを自動車の燃料タンクの充填口に接続している状態では、供給ノズルの全重量が燃料タンクの充填口に掛かり、充填口を破損する虞がある。
【0004】
そして、充填はガス燃料の供給装置の供給ノズルを自動車の燃料タンクに接続して行っているために、燃料供給中に自動車が発車すると供給ノズル及び供給ホースが引かれてガス供給装置を破壊することになる。ガス供給装置が破壊されると、破損部分からガスが噴出して、環境破壊及び火災の発生を引き起こすことになる。
【0005】
そこで、本出願人は特願2002−178766号で、供給機構を収納したハウジング本体とは別個にアーム機構を設け、アーム機構の先端に離脱機構を介したフックを設け、フックを供給ノズルに掛けたガス供給装置を提案している。
【0006】
この提案は有効であるが、供給ノズルを引き上げ付勢するアーム機構がハウジング本体から独立して設けられ、コストが嵩む不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、重い供給ノズルを使用したガス燃料の供給作業でも重労働にならず、燃料タンクと供給ノズルとの接続部を破損することがなく、さらに、ガス供給中に自動車が発車しても破壊することがなく、しかも安いコストで製造できる供給装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、自動車燃料として用いられる高圧ガスを自動車の燃料タンクに供給するための供給装置において、ハウジング本体2内に供給機構を設け、その供給機構に接続した供給ホース3の先端に供給ノズル5を設け、その供給ホース3の途中に安全接手4を設け、そして前記ハウジング本体2の頂部2aにアーム7を設け、そのアーム7の後端に設けた定トルクスプリング8で引き寄せ付勢される第一のワイヤ9をアーム7内を移動する移動部材10に接続し、そのアーム7の先端部に設けたストッパ14bに当接して回動する回動部材が前記移動部材10に設けられ、その回動部材19に係止されそしてその回動部材19が回動すると係止が解かれる第二のワイヤ11が設けられ、その第二のワイヤ11は前記アーム7から導出されており、その第二のワイヤ11の先端の先端に前記供給ノズル5を掛けるフック13が設けられている。
【0009】
また、本発明によれば、自動車燃料として用いられる高圧ガスを自動車の燃料タンクに供給するための供給装置において、ハウジング本体32内に供給機構を設け、その供給機構に接続した供給ホース33の先端に供給ノズル35を設け、その供給ホース33の途中に安全接手34を設け、そして前記ハウジング本体32の頂部32aにアーム37を設け、そのアーム37の後端に設けた定トルクスプリング38で引き寄せ付勢される第一のワイヤ39をアーム37内を移動する移動部材40に接続し、その移動部材40に接続した第二のワイ41を前記アーム37から導出し、その第二のワイヤ41の先端が接続されたケーシング45はその壁面に孔46が開けられており、そのケーシング45内にバネ47で第二のワイヤ41を接続した方向に付勢された摺動体48を設け、その摺動体48に開けられた孔49にボール50が挿入され、そのボール50は摺動体48に挿入されたピン51の溝51aに嵌入されてピン51が摺動体48に係止されており、供給ノズル35がそのピン51に設けられてフック43に掛けられている。
【0010】
さらに、本発明によれば、自動車燃料として用いられる高圧ガスを自動車の燃料タンクに供給するための供給装置において、ハウジング本体32内に供給機構を設け、その供給機構に接続した供給ホース33の先端に供給ノズル35を設け、その供給ホース33の途中に安全接手34を設け、そして前記ハウジング本体32の頂部32aにアーム3を設け、そのアーム37の後端に設けた定トルクスプリング38で引き寄せ付勢される第一のワイ39をアーム37内を移動する移動部材40に接続し、その移動部材40に接続した第二のワイヤ41を前記アーム37から導出し、その第二のワイヤ41の先端に溝62aのある筒体62を設けたケーシング61が接続されており、そのケーシング61内にバネ63で第二のワイヤ41の接続側に付勢された摺動体64が設けられ、端部に係合部65aを有するバー65が摺動体64に取付けられており、そして前記筒体62内に設けた溝62aおよびバー65に設けた係合部65aで係止されたリング66を設け、そのリング66に前記供給ノズル35を掛けるフック43が設けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の供給装置の実施の形態を説明する。図1乃至図5は、供給装置の第一の実施の形態を示すものである。
【0013】
図1において、ガス供給装置1のハウジング本体2内にはガスの供給機構が収納され、この供給機構からの配管はハウジング本体2の頂部2aに配設され、配管には供給ホース3が接続されている。供給ホース3の途中には安全接手4が設けられ、供給ホース3の先端に取り付けられた供給ノズル5は、ハウジング本体2に設けられたノズル掛け6に掛けられている。
【0014】
ハウジング本体2の頂部2aには、可回動にアーム7が取り付けられている。アーム7の後端には定トルクスプリング8が設けられ、定トルクスプリング8で引き寄せ付勢された第一のワイヤ9はアーム7内を移動する移動部材10に接続されている。
【0015】
移動部材10には離脱機構Aが設けられ、離脱機構Aに係合した第二のワイヤ11はアーム7の先端に設けられたシーブ12を介して導出され、第二のワイヤ11の先端に設けられたフック13は供給ノズル5に掛けられている。また、アーム7の先端部には、移動部材10の前進を制限し、離脱機構Aを作動するストッパ14b(図4)が設けられている。
【0016】
図2に示すように、第一のワイヤ9は定トルクスプリング8により回動されるシープ15に巻かれ、第一のワイヤ9の先端は移動部材10に接続されている。
【0017】
図3、図4に示すように、移動部材10のコ字状の枠体16の後端には第一のワイヤ9が接続され、コ字状の枠体16の先端に設けられた第一のローラ18には軸17が取り付けられている。
【0018】
そして、軸17には離脱機構Aの回動部材19が軸受けされ、回動部材19にはU字状の係合部材20が設けられ、回動部材19の後端には第二のローラ21が取り付けられている。
【0019】
図5に示すように、回動部材19に設けられているU字状の係止部材20には溝20aが形成され、この溝20aに第二のワイヤ11が挿通され、第二のワイヤ11の後端に設けられた球体11aがU字状の係合部材20で係止されている。
【0020】
アーム7の先端部に設けられているストッパ14bは、図4に示す第一のローラ18が当接すると図3に示すように第二のローラ21がテーパ面14aで下動し、後述のように回動部材19が回動するので、テーパ面14aが位置する下面には回動部材19が軸17を中心として回動できる切り欠き22が形成されている。
【0021】
移動部材10がアーム7内に位置している実線の状態では、U字状の係合部材20は軸17より上位にあり、第二のワイヤ11の球体11aはU字状の係合部材20に係止されている。そして、第二のローラ21がテーパ面14aに当接して下降し、切り欠き22を抜けて時計方向へ回動して鎖線の状態になると、U字状の係合部材20による第二のワイヤ11の球体11aの係止が解かれるようになっている。
【0022】
即ち、第二のローラ21がテーパ面14aに当接して下降し、U字状の係合部材20が軸17の上側の位置から下側の位置へ移動するための力以上の引張り力が第二のワイヤ11に掛かると、U字状の係合部材20による第二のワイヤ11の球体11aの係止が解かれ、第二のワイヤ11が自由になるようになっている。
【0023】
以上のように構成されたガス供給装置1において、供給ノズル5をノズル掛け6に掛けた状態では、図1の実線で示すように、第一のワイヤ9は定トルクスプリング8により回動されるシープ15に巻かれ、移動部材10はアーム7の後端に位置し、第二のワイヤ11は引き上げられている。
【0024】
自動車へ燃料を供給するために、供給ノズル5をノズル掛け6から外して供給位置にすると、移動部材10はアーム7内を移動して図1の鎖線の位置となる。
【0025】
この状態で自動車へ燃料を供給し、供給後に供給ノズル5をノズル掛け6に掛けると、第一のワイヤ9は定トルクスプリング8により回動されるシープ15に巻かれ、移動部材10はアーム7の後端に引き寄せられ、第二のワイヤ11は引き上げられて図1の実線の状態へ戻る。
【0026】
このように、供給ノズル5をノズル掛け6に掛けた状態では、第二のワイヤ11は引き上げられて作業の邪魔になることがない。また、供給ノズル5をノズル掛け6から外したときにも、供給ノズル5が第二のワイヤ11で引き上げられているので、供給ノズル5の重さが軽減され、供給作業が容易となり、自動車の充填口に掛かる負荷が軽減される。
【0027】
燃料供給中に自動車が移動した場合には、自動車の充填口に接続されている供給ノズル5が引かれ、さらに供給ノズル5に接続されている第二のワイヤ11が引かれる。第二のワイヤ11が引かれることにより移動部材10が前方へ移動し、移動部材10がアーム7の先端部まで移動し、第二のローラ21がテーパ面14aに当接する。
【0028】
さらに第二のワイヤ11が引かれ、U字状の係合部材20が軸17の上側の位置から下側の位置へ移動するための力以上の引張り力になると、テーパ面14aにより回動部材19が時計方向へ回動し、図3の鎖線の状態になる。図3の鎖線の状態になると、U字状の係合部材20による第二のワイヤ11の球体11aの係止が解かれ、第二のワイヤ11が自由になる。
【0029】
このように第二のワイヤ11が自由となることにより、アーム7に大きな負荷が掛かることがなくなり、アーム7の破損を防止することができる。
【0030】
第二のワイヤ11が自由となると、自動車の引っ張り力は供給ホース3に掛かるようになる。引っ張り力が供給ホース3に掛かることにより、供給ホース3の途中に設けられている安全接手4が分離し、供給ノズル5が自由になる。
【0031】
このように供給ノズル5が自由になることにより、ハウジング本体2に大きな負荷が掛かることがなくなり、ハウジング本体2の破損を防止することができる。
【0032】
次に、図6乃至図8に基づいて本発明のガス供給装置の第二の実施の形態を説明する。
図6に示すように、ガス供給装置31のハウジング本体32内にはガスの供給機構が収納され、この供給機構からの配管はハウジング本体32の頂部32aに配設され、配管に供給ホース33が接続されている。供給ホース33の途中には安全接手34が設けられ、供給ホース33の先端に取り付けられた供給ノズル35は、ハウジング本体32に設けられたノズル掛け36に掛けられている。
【0033】
ハウジング本体32の頂部32aには、可回動にアーム37が取り付けられている。アーム37の後端には定トルクスプリング38が設けられ、定トルクスプリング38で引き寄せ付勢された第一のワイヤ39はアーム37内を移動する移動部材40に接続されている。
【0034】
移動部材40に接続された第二のワイヤ41はアーム37の先端に設けられたシープ42を介して導出され、第二のワイヤ41の先端には離脱機構Bが設けられ、離脱機構Bに接続されたフック43が供給ノズル35に掛けられている。また、アーム37の先端部には、移動部材40の前進を制限するストッパ44が設けられている。
【0035】
図7に示すように、離脱機構Bのケーシング45は円筒状で、周囲に複数個の孔46が開けられ、上端は第二のワイヤ41に接続されている。ケーシング45内にはバネ47で上方付勢された円筒状の摺動体48が設け、摺動体48には複数個の孔49が開けられ、孔49にはボール50が嵌入されている。摺動体48にはピン51が挿入され、ピン51の溝51aにボール50が係合して摺動体48とピン51が一体となっている。そして、ピン51にはフック43が設けられ、フック43が供給ノズル35に掛けられている。
【0036】
離脱機構Bの接続状態では、摺動体48はバネ47で上方付勢され、摺動体48に嵌入されているボール50はケーシング45の内壁に押されてピン51の溝51aに嵌入し、ピン51に設けられたフック43は離脱機構Bを介して第二のワイヤ41に接続されている。
【0037】
そして、フック43に大きな引張り力が掛かると、バネ47に抗してピン51及び摺動体48が下降し、摺動体48に嵌入しているボール50がケーシング45の孔46の位置になると、ボール50が孔46から抜け出て図8の状態となってピン51の係止が解かれるようになっている。
【0038】
以上のように構成されたガス供給装置31において、供給ノズル35をノズル掛け36に掛けた状態では、図6に実線で示すように、第一のワイヤ39は定トルクスプリング38で引かれ、移動部材40はアーム37の後端に位置し、第二のワイヤ41は引き上げられている。
【0039】
自動車へ燃料を供給するために、供給ノズル35をノズル掛け36から外して供給位置にすると、移動部材40はアーム37内を移動して図6の鎖線の位置となる。
【0040】
この状態で自動車へ燃料を供給し、供給後に供給ノズル35をノズル掛け36に掛けると、第一のワイヤ39は定トルクスプリング38で引かれ、移動部材40はアーム37の後端に引き寄せられ、第二のワイヤ41は引き上げられて図6の実線の状態へ戻る。
【0041】
このように、供給ノズル35をノズル掛け36に掛けた状態では、第二のワイヤ41は引き上げられて作業の邪魔になることがない。また、供給ノズル35をノズル掛け36から外したときにも、供給ノズル35が第二のワイヤ41で引き上げられているので、供給ノズル35の重さが軽減され、供給作業が容易となり、自動車の充填口に掛かる負荷が軽減される。
【0042】
燃料供給中に自動車が移動した場合には、自動車の充填口に接続されている供給ノズル35が引かれ、供給ノズル35に掛けられているフック43が引かれる。
【0043】
フック43が引かれて離脱機構Bのピン51に大きな引張り力が掛かると、バネ47に抗してピン51及び摺動体48が下降し、摺動体48に嵌入したボール50がケーシング45の孔46の位置になり、ボール50が孔46から抜け出てピン51の係止が解かれてフック43が自由となる。
【0044】
このようにフック43が自由となることにより、アーム37に大きな負荷が掛かることがなくなり、アーム37の破損を防止することができる。
【0045】
フック43が自由になると、自動車の引っ張り力は供給ホース33に掛かるようになる。そして、引っ張り力が供給ホース33に掛かることにより、供給ホース33の途中に設けられている安全継手34が分離し、供給ノズル35が自由になる。
【0046】
このように供給ノズル35が自由になることにより、ハウジング本体32に大きな負荷が掛かることがなくなり、ハウジング本体32の破損を防止することができる。
【0047】
この実施の形態の離脱機構Bは、分離後の接続が上述した第一の実施の形態に比べて容易である。
【0048】
次に、図9乃至図11に基づいて本発明のガス供給装置の第三の実施の形態を説明する。
なお、離脱機構以外の構造は第二の実施の形態と同一であるので、離脱機構だけの説明をする。
【0049】
図9、図10に示すように、離脱機構Cのケーシング61は円筒状で、上端は第二のワイヤ41に接続され、下部には筒体62が設けられ、筒体62には下方に開放された溝62aが形成されている。ケーシング61内にはバネ63で上方付勢された円盤状の摺動体64が設けられ、摺動体64にはバー65が取り付けられ、バー65の下端にはフック状の係合部65aが取り付けられている。そして、筒体62の溝62aに係合し、係合部65aのフック状先端に一端が係止されたリング66が設けられ、そのリング66の他端にはフック43が形成されている。
【0050】
離脱機構Cの接続状態では、摺動体64はバネ63で上方付勢され、リング66は筒体62の溝62a及び係合部65aのフック状先端で係止されている。
【0051】
そして、フック43が引かれて離脱機構Cのバー65に大きな引張り力が掛かると、バネ63に抗してバー65及び円盤64が下降して図11の状態になり、筒体62の溝62a及び係合部65a先端で係止されていたリング66の係止が解かれるようになっている。
【0052】
このようにフック43が自由となると、上述したように、アーム37の破損が防止され、安全接手34が分離してハウジング本体32の破損を防止することができる。
【0053】
この実施の形態の離脱機構Cは、分離後の接続が上述した第一、第二の実施の形態に比べてさらに容易である。
【0054】
なお、定トルクスプリング(8、38)にエンコーダを設け、供給ノズル(5、35)が一定以上引っ張られたことをエンコーダで検知し、供給機構を停止するようにすればガス供給装置(1、31)の安全がより確保できる。
【0055】
また、上述した実施の形態では、供給ノズル(5、35)が強く引っ張られたときに離脱機構(A、B、C)が分離し、次に安全接手(4、34)が分離するようにしているが、先に安全接手(4、34)が分離し、次に離脱機構(A、B、C)が分離するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明の供給装置の効果を、以下に列挙する。
(1) 供給ノズルをノズル掛けに掛けた状態では、第二のワイヤが引き上げられていて作業の邪魔になることがない。
(2) 供給ノズルをノズル掛けから外したときに、供給ノズルが第二のワイヤで引き上げられているので、供給ノズルの重さが軽減され、供給作業が容易となる。
(3) 燃料供給中に供給ノズルが第二のワイヤで引き上げられているので、自動車の充填口に掛かる負荷が軽減され、充填口を破損することがなくなる。
(4) フックは離脱機構を介して引き上げられているので、燃料供給中に自動車が発車してもアームの破損を防止することができる。
(5) 供給ホースには安全接手が設けられているので、供給中に自動車が発車しても供給装置を破壊することがなくなる。
(6) 供給装置が破壊されることがなくなるので、ガスの噴出による環境破壊及び火災の発生を引き起こすことがない。
(7) また、第二、第三の実施の形態では、離脱機構の分離後の接続が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の供給装置の側面図。
【図2】供給装置のアーム部分を断面で示す平面図。
【図3】アーム部分の一部を断面で示す側面図。
【図4】アーム部分の一部を断面で示す平面図。
【図5】回動部材に設けられている係合部材の斜視図。
【図6】本発明の供給装置の第二、第三の実施の形態の側面図。
【図7】第二の実施の形態の離脱機構の断面図。
【図8】第二の実施の形態の離脱機構の分離状態の断面図。
【図9】第三の実施の形態の離脱機構の斜視図。
【図10】第三の実施の形態の離脱機構の断面図。
【図11】第三の実施の形態の離脱機構の分離状態の断面図。
【符号の説明】
1、31・・・ガス供給装置
2、32・・・ハウジング本体
2a、32a・・・頂部
3、33・・・供給ホース
4、34・・・安全接手
5、35・・・供給ノズル
6、36・・・ノズル掛け
7、37・・・アーム
8、38・・・定トルクスプリング
9、39・・・第一のワイヤ
10、40・・・移動部材
11、41・・・第二のワイヤ
11a・・・球体
12、15、42・・・シープ
13、43・・・フック
44・・・ストッパ
14a・・・テーパ面
14b・・・ストッパ
16・・・枠体
17・・・軸
18・・・第一のローラ
19・・・回動部材
20・・・係合部材
20a・・・溝
21・・・第二のローラ
22・・・切り欠き
45、61・・・ケーシング
46、49・・・孔
47、63・・・バネ
48、64・・・摺動体
50・・・ボール
51・・・ピン
51a、62a・・・溝
62・・・筒体
65・・・バー
65a・・・係合部
66・・・リング
A、B、C・・・離脱機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a supply device that supplies fuel to a vehicle, and more particularly, to a supply device that supplies high-pressure gaseous fuel such as hydrogen gas and natural gas (CNG), which are being put into practical use as fuel for automobiles, to the vehicle.
[0002]
[Prior art]
Due to oil depletion and pollution problems, hydrogen gas, natural gas, and the like are being put to practical use as fuel for automobiles. These gases are stored in a gas supply tank at high pressure and supplied to a fuel tank of an automobile by a supply device.
[0003]
In order to withstand high pressure, the supply nozzle of the gas fuel supply device is strong and heavy, and the supply hose is also strong and heavy. Moreover, when a high pressure is applied to the supply hose, it becomes heavier. This forces workers to work hard. Further, when the supply nozzle is connected to the filling port of the fuel tank of the automobile, the entire weight of the supply nozzle may be applied to the filling port of the fuel tank, and the filling port may be damaged.
[0004]
And, since the filling is performed by connecting the supply nozzle of the gas fuel supply device to the fuel tank of the automobile, the supply nozzle and the supply hose are pulled to destroy the gas supply device when the automobile starts during fuel supply. It will be. When the gas supply device is destroyed, gas is ejected from the damaged portion, causing environmental destruction and fire.
[0005]
Therefore, in Japanese Patent Application No. 2002-178766, the present applicant has provided an arm mechanism separately from the housing body housing the supply mechanism, provided a hook via a detachment mechanism at the tip of the arm mechanism, and hooked the hook to the supply nozzle. A gas supply device is proposed.
[0006]
Although this proposal is effective, there is an inconvenience that the arm mechanism for pulling up and urging the supply nozzle is provided independently from the housing body, which increases the cost.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above, and even when supplying gas fuel using a heavy supply nozzle, heavy labor is not required, the connection between the fuel tank and the supply nozzle is not damaged, and the gas is being supplied. It is an object of the present invention to provide a supply apparatus that can be manufactured at a low cost without being destroyed even when the automobile starts.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, in a supply device for supplying high-pressure gas used as automobile fuel to a fuel tank of an automobile, a supply mechanism is provided in the housing body 2 and supplied to the tip of a
[0009]
According to the present invention, in the supply device for supplying high-pressure gas used as automobile fuel to the fuel tank of the automobile, a supply mechanism is provided in the
[0010]
Furthermore, according to the present invention, in the supply device for supplying high-pressure gas used as automobile fuel to the fuel tank of the automobile, a supply mechanism is provided in the
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a supply device of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 5 show a first embodiment of a supply device.
[0013]
In FIG. 1, a gas supply mechanism is housed in the housing body 2 of the gas supply device 1, a pipe from the supply mechanism is disposed on the top 2 a of the housing body 2, and a
[0014]
An
[0015]
The moving
[0016]
As shown in FIG. 2, the
[0017]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0018]
A rotating
[0019]
As shown in FIG. 5, a
[0020]
When the
[0021]
In the state of the solid line in which the moving
[0022]
That is, the
[0023]
In the gas supply apparatus 1 configured as described above, when the
[0024]
In order to supply fuel to the automobile, when the
[0025]
When the fuel is supplied to the automobile in this state and the
[0026]
As described above, in the state where the
[0027]
When the automobile moves during fuel supply, the
[0028]
When the
[0029]
Since the
[0030]
When the
[0031]
Since the
[0032]
Next, a second embodiment of the gas supply device of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 6, a gas supply mechanism is housed in the housing
[0033]
An arm 37 is pivotally attached to the top 32 a of the
[0034]
The
[0035]
As shown in FIG. 7, the
[0036]
In the connected state of the detachment mechanism B, the sliding
[0037]
When a large tensile force is applied to the
[0038]
In the gas supply device 31 configured as described above, when the supply nozzle 35 is hung on the nozzle hook 36, the
[0039]
In order to supply fuel to the automobile, when the supply nozzle 35 is removed from the nozzle hook 36 to the supply position, the moving
[0040]
When fuel is supplied to the automobile in this state and the supply nozzle 35 is hung on the nozzle hook 36 after the supply, the
[0041]
As described above, in the state where the supply nozzle 35 is hung on the nozzle hook 36, the
[0042]
When the vehicle moves during fuel supply, the supply nozzle 35 connected to the filling port of the vehicle is pulled, and the
[0043]
When the
[0044]
Since the
[0045]
When the
[0046]
Since the supply nozzle 35 becomes free as described above, a large load is not applied to the housing
[0047]
In the separation mechanism B of this embodiment, the connection after separation is easier than that of the first embodiment described above.
[0048]
Next, based on FIG. 9 thru | or FIG. 11, 3rd embodiment of the gas supply apparatus of this invention is described.
Since the structure other than the separation mechanism is the same as that of the second embodiment, only the separation mechanism will be described.
[0049]
As shown in FIGS. 9 and 10, the
[0050]
In the connected state of the detachment mechanism C, the sliding
[0051]
When the
[0052]
When the
[0053]
In the separation mechanism C of this embodiment, the connection after separation is easier than the first and second embodiments described above.
[0054]
It should be noted that an encoder is provided on the constant torque spring (8, 38), the encoder detects that the supply nozzle (5, 35) has been pulled more than a certain value, and the supply mechanism is stopped. 31) can be secured more safely.
[0055]
In the above-described embodiment, when the supply nozzle (5, 35) is pulled strongly, the release mechanism (A, B, C) is separated, and then the safety joint (4, 34) is separated. However, the safety joints (4, 34) may be separated first, and then the release mechanisms (A, B, C) may be separated.
[0056]
【The invention's effect】
The effects of the supply device of the present invention are listed below.
(1) In a state where the supply nozzle is hung on the nozzle hook, the second wire is pulled up and does not interfere with the operation.
(2) Since the supply nozzle is pulled up by the second wire when the supply nozzle is removed from the nozzle hook, the weight of the supply nozzle is reduced, and the supply work is facilitated.
(3) Since the supply nozzle is pulled up by the second wire during the fuel supply, the load applied to the filling port of the automobile is reduced and the filling port is not damaged.
(4) Since the hook is pulled up via the release mechanism, it is possible to prevent the arm from being damaged even if the automobile starts during fuel supply.
(5) Since the supply hose is provided with a safety joint, the supply device will not be destroyed even if the automobile starts during supply.
(6) Since the supply device will not be destroyed, it will not cause environmental destruction and fire due to gas ejection.
(7) In the second and third embodiments, the connection after the separation mechanism is easy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a supply apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a cross section of an arm portion of a supply device.
FIG. 3 is a side view showing a part of an arm portion in cross section.
FIG. 4 is a plan view showing a part of an arm portion in cross section.
FIG. 5 is a perspective view of an engaging member provided on a rotating member.
FIG. 6 is a side view of the second and third embodiments of the supply device of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a release mechanism according to a second embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view of the separation mechanism of the separation mechanism according to the second embodiment.
FIG. 9 is a perspective view of a separation mechanism according to a third embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a release mechanism according to a third embodiment.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the separation mechanism of the separation mechanism according to the third embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1, 31 ...
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