JP3738355B2 - 第1ロケーションから第2ロケーションへ輸送される物体に関するデータを通信するための方法、システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

第1ロケーションから第2ロケーションへ輸送される物体に関するデータを通信するための方法、システム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

【0001】
発明の技術分野
本発明は概してデータ処理に関するものであり、より詳しくは、第1ロケーションから第2ロケーションへ輸送される物体に関連するデータを通信するための分散コンピュータシステム.方法及びコンピュータプログラムに関する。
【0002】
発明の背景
産業活動のほぼすべての分野において、大小の物体が輸送される。各物体に1つのタグ又は「マーカ」を付すことは益々重要になっている。しばしば、タグは、小形チップ及びアンテナを備えた無線周波数識別子(RFID)を含み、これによりタグは電波を介してコンピュータとデータを交換する。物体へのタグ付けには、商品の受取り、出荷管理、生産管理、商品管理、ロット管理、有効期限データ管理、POS等のような広範な適用例がある。
【0003】
US 5,936,527B1号(Isaacman他)は、無線周波ドキュメントコントロールシステムによりドキュメント及び他の物体を位置付けし、トラッキングすることを開示している。
【0004】
DE 4341880A1号には、外部装置による読出し及び後のデータ処理のためにタグ内にメーカー固有データを格納することが開示されている。
【0005】
GB 2308947A号(Howell他)には、伝送されたコードにより識別されるタグが開示されている。
【0006】
WO 00/45324号(Besnard)には、リード/ライトRFIDタグを被処理プロダクトと関連付け、プロダクトを処理し、処理プロセス情報をタグに書き込み、さらに、先行プロセス情報に依存してプロダクトを処理するこがを開示されている。
【0007】
EP0908643号(Sorells)には、タグ付けされたアイテムをモニタするための、小形の商品に付けるべき無線周波識別(RFID)セキュリティタグの構成詳細を開示されている。
【0008】
US 5 166 884 B1号(Maney他)には、物品を処理し記憶するためのインテリジェントシステムが記載されている。このシステムは、物品(例えば半導体ウェーハ)を運ぶための可搬式コンテナとともにマウントされ、このコンテナは、コンテナ内の物品の同一性、ステータス及びヒストリを記憶するのに使用される不揮発性メモリを有する。さらに、メモリからのデータを情報プロセッサへ伝送することも開示されている。
【0009】
US 4 974 166 B1号(同じくManey他)には、インテリジェント物品トラッキングを備えた処理システムが開示されている。
【0010】
US 5 469 363 B1号(Saliga)には、在庫管理システムが開示されている。管理されるアイテムの取扱いにおける各ステップの変更不能のログを保持する電子タグが示されている。上記のコントロールされるアイテムは、フライトの安全上クリティカルな航空機取替パーツであってもよい。タグは、これとデータのやり取りするコンピュータへの誘導結合を介して給電され、不揮発性コンピュータメモリ素子を有し、この不揮発性コンピュータメモリ素子は、それの非使用部分内に書き込みできるが、現存のデータをオーバーライトしたり削除したりできないように構成されている。
【0011】
DE 199 55 120A1号には、読出し前の期間中に記録された環境条件(例えば温度)を記述するデータを含むキャリヤ−トランスポンダが開示されている。トランスポンダは、個別の識別子(電子的に読取り可能)を有し、専門組織(例えば運送代理店)に割り当てられた専用のメモリ部分を有していて、所定の物体識別を可能にするものである。
【0012】
DE 198 44 631 A1号(Gantner他)には、タグ識別番号及びオーナー識別番号に対するプロテクトされたメモリ部分を有するタグが記載されている。
【0013】
DE 199 51 060A1号(Boede他)には、製造時にコンピュータシステムに自動顧客識別機能を設け、後にメーカーのウエブサイトにアクセスしてくるコンピュータを識別するのに使用することが開示されている。
【0014】
DE 196 23 893 A1号(Bischof)には、媒体Bから媒体Aへデータを伝送する際に、デジタル符号化信号を伝送することが記載されている。媒体Aは媒体Cからさらなるデータを要求するようになっており、この場合、Cはデータベースに媒体Aのユーザのプロフィールデータを供給すると共にAへ伝送されるべきデータを記憶している。
【0015】
US 5 963 134 B1号、US 6 195 006 B1号(P)及びUS 2001 0000 019 A1号(P)(すべてBowers他)には、RFIDタグを有する物品を用いて在庫システムが記載されている。各タグは、個々の物品を識別するための独自の識別子又はシリアルナンバーを有する。在庫データベースはタグ付された物品のすべてをトラッキングし、各物品に対する流通ステータス情報を維持する。
【0016】
ドイツ、Walldorf(Baden)の SAP株式会社により提供された広告資料“RFID Integration with SAP”は、ビジネスへの適用という情況でのRFIDの使用を開示している。
【0017】
US 6,177,860 B1号(P) (Cromer他)には、シリアルナンバー、ハードウエア及びソフトウエアコンフィギュレーションプロフィールと共にユーザ情報を保持するために、デュアルポート電子メモリ識別子RFIDタグを利用する資産管理及びワークステーションコンピュータ配備の方法が記載されている。
【0018】
US 6 259 367 B1号(P)(Klein)には、1つの物体に、無線セキュリティタグ又はスマートラベルのような受動的な双方向通信回路を付けることを開示されている。操作可能ならば、タグ又はラベルは、遠隔地で発生したステータス情報に対するリクエストを受け取り、リクエストに応答して、ステータス情報をリモート装置に伝送するよう構成されている。回路は、ウェブブラウザプログラムを起動するためのURLに関連付けられている。
【0019】
(P)を伴った文書は本願の優先期間中に刊行されている。
【0020】
しかし、タグ付けされた物体を使用するには、技術的又は組織上の課題が課せられている。物体及びタグは、しばしば会社の境界を越える。2つのロケーション(即ち会社)が、異なるデータフォーマットを使用してることもある。異種のデータ処理は、少なくとも1つのロケーションにおいてデータ変換を要する。利用可能な技術は、容量及びスピードの点で各タグのメモリを制限する。第1に、メモリサイズが小さいので、所望するだけのデータを記憶することができない場合がある。第2に、読出し/書込み操作に関して、望まれるだけのデータを通信するのに十分な時間がないことがある。換言すれば、メモリは、ビット及びビットレートに関して小さく遅いのである。ただし、大きくて速いメモリは、入手可能でないか又は手頃ではない。種々のデータフォーマット及び種々の物体は、しばしばメモリサイズの不均一性を生じさせる。タグ上のデータのあるものは読取りには関係がない。タグへの書込み及びタグからの読出しは、ネットワーク負荷を引き起こす。本発明は、記載した問題点のうちのあるもの又はすべてを解決するものである。
【0021】
発明の要約
概して本発明は、第1ロケーションから第2ロケーションへ物体を物理的に輸送する輸送システム内でデータを通信するためのコンピュータ支援の方法に関する。物体はリード/ライトメモリタグを有する。データは並列的に第1ロケーションから第2ロケーションへ通信される。通信前にデータはそれぞれメタデータ(M)とコンテントデータ(C)に分けられる。コンテントデータ(C)及びタイプデータ(T)はタグ上で通信される。メタデータ(M)はコンピュータネットワークを介して通信される。タイプデータ(T)はメタデータ(M)を表現するものである。タイプデータ(T)は、メタデータ(M)より小さなボリュームを有する。システムコンピュータは、データをフォワード伝送するため及び取り出すための相補的な方法を実施する。第1ロケーションからデータをフォワード伝送するため、第1コンピュータは、所定のタイプ−メタテーブルに従って、タイプデータ(T)に対するメタデータ(M)をもって交換コンピュータに問い合わせし、タグにタイプデータ(T)を書き込み、そしてコンテントデータ(C)をタグに書き込む。物体が到達しつつあるとき、第2ロケーションでデータを取り出すために、第2コンピュータはタグからタイプデータ(T)を読出し、同じテーブルにしたがって、メタデータ(M)に対するタイプデータ(T)をもって交換コンピュータに問い合わせ、タグからコンテントデータ(C)を読出す。
【0022】
本発明は、第1ロケーションから第2ロケーションへ物体を物理的に輸送する輸送システム内で、物体に関するコンテントデータ及びメタデータを伝送するための方法に関する。輸送システムは、物体に対してデータタグを使用し、第1ロケーションにおいて第1のアプリケーションコンピュータを使用し、第2のロケーションにおいて第2のアプリケーションコンピュータを使用し、第1、第2アプリケーションコンピュータに少なくとも一時的に接続される交換コンピュータを使用するものであり、データタグは第1のメモリ部分及び第2のメモリ部分を有する。この方法は、第1ロケーションにおいて、第1のアプリケーションコンピュータにより第1のステップを実施し、引き続いて、第2のロケーションにおいて第2のアプリケーションコンピュータにより第2のステップを実施することを含む。第1のアプリケーションコンピュータにより実行される第1のステップは、交換コンピュータに輸送すべき物体についてのメタデータを送信することにより、メタデータに対応するタイプデータを問い合わせ、タイプデータをタグの第1のメモリ部分に書き込み、コンテントデータをタグの第2のメモリ部分に書き込むことを含み、第2のアプリケーションコンピュータにより実行される第2のステップは、タイプデータをタグの第1のメモリ部分から読み出し、タイプデータに対応するメタデータを交換コンピュータに問い合わせ、コンテントデータをタグの第2のメモリ部分から読み出すことを含む。交換コンピュータは、メタデータ‐タイプデータ割当てテーブルを格納しており、これにより物体が第2のロケーションに到達するとすぐに第2のアプリケーションコンピュータがタイプデータに対応するメタデータを交換コンピュータに問い合わせることができる。
【0025】
本発明は、所定のメタデータ(M)及び所定のコンテントデータ(C)を第2アプリケーションコンピュータへフォワード伝送するためのプロセッサコード手段として第1のアプリケーションコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、所定のメタデータ及び所定のコンテントデータは、第1のロケーションから第2のロケーションへ輸送される物体に関するものであり、プロセッサコード手段は、メタデータに対応するタイプデータを交換コンピュータに問い合わせるための第1のコード手段を有し、ここで、交換コンピュータには、物体が第2のロケーションに到着するとすぐに第2のアプリケーションコンピュータがタイプデータに対応するメタデータを交換コンピュータに問い合わせることができるように、メタデータ−タイプデータ割当てテーブルが記憶されており、第2のアプリケーションコンピュータがタグの第1のメモリ部分からタイプデータを読出すことができるように、物体に付されたタグの第1のメモリ部分にタイプデータを書き込むための第2コード手段を有し、物体が第2ロケーションに到達するとすぐに第2のアプリケーションコンピュータがタグの第2のメモリ部分からコンテントデータを読出すことができるように、コンテントデータをタグの第2のメモリ部分に書き込むための第3のコード手段を有する。
【0026】
本発明は、輸送システム内で、別のアプリケーションコンピュータを備えた第1のロケーションから第2のロケーションへ輸送された物体に関するメタデータ(M)及びコンテントデータ(C)を取り出すためのプロセッサコード手段として第2のアプリケーションコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、プロセッサコード手段は、物体に付されたタグの第1メモリ部分からタイプデータを読み出すための第1のコード手段を有し、ここで当該タイプデータは、メタデータに対応するタイプデータを交換コンピュータに問い合わせをした別のアプリケーションコンピュータによりタグの第1のメモリ部分へ書き込まれたものであり、物体が第2のロケーションに到達するとすぐに交換コンピュータに記憶されたメタデータ−タイプデータ割当てテーブルに基づいてタイプデータに対応するメタデータを交換コンピュータに問い合わせるための第2のコード手段を有し、コンテントデータをタグの第2のメモリ部分から読出すための第3のコード手段を有し、ここで当該コンテントデータは、別のアプリケーションコンピュータにより、タグの第2のメモリ部分に書き込まれたものである。
【0027】
本発明は、第1のアプリケーションコンピュータ、第2のアプリケーションコンピュータ及び交換コンピュータを有するコンピュータシステムに関する。複数のコンピュータは少なくとも一時的に接続されるものであり、コンピュータシステムは、タグを有する物体を第1のロケーションから第2のロケーションへ物理的に輸送する輸送システムをサポートしており、コンピュータシステムは物体に関連するコンテントデータ及びメタデータを伝送するためのものであり、タグは第1のメモリ部分及び第2のメモリ部分を有する、コンピュータシステムにおいて、第1のロケーションにおける第1のアプリケーションコンピュータは、輸送すべき物体についてのメタデータを交換コンピュータに送信することにより、メタデータに対応するタイプデータを問い合わせるための手段と、タイプデータをタグの第1のメモリ部分に書き込むための手段と、コンテントデータをタグの第2のメモリ部分に書き込むための手段とを有し、第2のロケーションにおける第2のアプリケーションコンピュータは、タイプデータをタグの第1のメモリ部分から読み出すための手段と、タイプデータに対応するメタデータを交換コンピュータに問い合わせるための手段と、コンテントデータをタグの第2のメモリ部分から読み出すための手段とを有し、交換コンピュータは、メタデータ‐タイプデータ割当てテーブルを格納しており、これにより物体が第2のロケーションに到達するとすぐに第2のアプリケーションコンピュータがタイプデータに対応するメタデータを交換コンピュータに問い合わせることができる。
【0030】
本発明の利点は例えば次のようなものである。タイプデータ(T)は、一般に両ロケーションにおいて利用可能である。交換コンピュータは、例えばメタデータ(M)に対するデータ変換を実行できる。データ通信は同種のものになる。タイプデータ(T)は、メタデータ(M)よりわずかなメモリスペースしか要しないので、メモリサーバ及び読取り/書込み操作の技術上の制限が、バルクデータの通信を阻害することはない。メタデータ(M)は、交換コンピュータのメモリ容量が許す限りの大きさとすることができる。タイプデータ(T)は、オプションとしてコンテントデータ(C)の長さをコーディングし、その結果、メモリサイズの不均一はもはや問題点でなくなる。タイプデータ(T)は、オプションとして、第2のロケーションにおいてどの程度コンテントデータ(C)が必要とされるかをコーディングする。Cは、Tに依存して部分的に又は完全に使用される。物体が類似の場合、タイプデータ(T)及びメタデータ(M)は、物体ごとに通信する必要はない。ネットワークロードが低減される。
【0031】
図面の簡単な説明
図1は、複数のコンピュータを有するコンピュータネットワークシステムの簡単化されたブロックダイヤグラムを示す図である。
【0032】
図2は、タグと組み合わせた物体の簡単化されたブロックダイヤグラムを示す図である。
【0033】
図3は、第1実施例に対する簡単化されたメモリ割り当てダイヤグラムを示す図である。
【0034】
図4は、第1、第2ロケーション、タグ/物体組合せ、ロケーションにおけるアプリケーションコンピュータ及び交換コンピュータの簡単化されたブロックダイヤグラムを示す図である。
【0035】
図5は、図4のコンピュータにおいて使用されたコンピュータプログラムの概観を示す図である。
【0036】
図6は、本発明の第1の処理ステップの簡単化されたフローチャートを示す図である。
【0037】
図7は、本発明の第2の処理ステップの簡単化されたフローチャートを示す図である。
【0038】
図8は、コンピュータ、デスク及び書籍及びタグを有する例示的シナリオの詳細をもって本発明を示す図である。
【0039】
図9は、コンピュータ、デスク及び書籍及びタグを有する例示的シナリオの詳細をもって本発明を示す図である。
【0040】
図10は、第1ロケーションから第2ロケーションへ移動する物体に対するデータ改変を示す図である。
【0041】
図11は、第1、第2トランスポンダ/メモリタグとの読取り/書込み通信のための、アプリケーション、コンピュータプログラム、ハイレベルプロトコル、第1、第2プロキシローレベルプロトコル及びコントローラの簡単化されたブロックを示す図である。
【0042】
図12は、第1、第2トランスポンダ/メモリ/プロセッサタグとの読取り/書込み通信のため、アプリケーション、コンピュータプログラム、ハイレベルプロトコル、第1、第2プロキシローレベルプロトコル及びコントローラの簡単化されたブロックを示す図である。
【0043】
発明の詳細な説明
参照番号のリストが図面の簡単な説明の後に記載されている。説明の都合上、用語は次のような意味合いで使用される。
【0044】
「物体」は移動できる任意の物理的アイテムを表す、即ち、商品アイテム、又はプロダクト、コンテナ、書籍、定期刊行物、磁気的又は光学的媒体、小包、手紙、絵画、電子装置、動物、自動車等のような物理的アイテムを表す。
【0045】
「タグは」は「スマートデジタル物体SDO」又は「スマートラベル」と称される物体に付された任意の通信装置を表す。「タグ付けされた物体」又は「タグ/物体組合せ」は、1つ以上のタグを有する物体を表す。単一の物体は、単一のタグを有するのが望ましい。オプションとして、単一のタグを共有する多重の物体により別の実施形態を実現してもよい。複数のタグを有する単一の物体も可能である。「ロケーション」は、倉庫、車両、製造場所、オフィス、会社、又は小売店のような任意のエリヤを表す。
【0046】
「トランスポンダ」は、コンピュータにより読取り/書込み操作を支援するための、タグ内の通信手段を表す。有利には、トランスポンダ及びコンピュータは、無線周波信号、赤外信号、誘導信号、磁気信号又は光学信号のような無線信号を使用する。
【0047】
「ライタW」及び「リーダR」は、タグからデータを読出すため、又はタグへデータを書き込むために、コンピュータ内で対応付けられた通信手段を表す。「メモリ」は、データを一時的に記憶するためにタグ内に設けられた任意の記憶手段を表す。「アプリケーション」は、顧客関係管理(CRM)、企業資源計画(ERP)又はサプライチェーン管理(SCM)のようなビジネスプロセスを支援するための任意のコンピュータビジネスプログラムを表す。本発明は、アプリケーションをリライトする必要なしに、アプリケーションに機能性を付加することを可能にする。タグ、物体、トランスポンダ、メモリ、ライタ、リーダ及びアプリケーションは、当業者には周知であり、背景技術の記載部分において例が挙げられている。
【0048】
「機能」は、「方法」と称されるコンピュータプログラムにおける所定のプログラムコードを表し、空の括弧()によって指示される。
【0049】
動詞「輸送」は、第1ロケーションから第2ロケーションへ物体を物理的に変位させることを表し、例えば、車両、コンベヤ、コンテナ又は人間の行為により物体を物理的に変位させることを表す。輸送は当業者には周知である。
【0050】
動詞「送信」及び「受信」は、コンピュータAからコンピュータBへデータを入手可能にすること、及びコンピュータプログラムAからコンピュータプログラムBへデータを入手可能にすることを表す。動作「書き込む」は、タグのメモリ上のデータを改変する(データを追加、変更又は削除する)ことを表す。動詞「読み出す」は、タグからコンピュータへデータをコピーすることを表す。
【0051】
動作「問い合わせる」は、コンピュータA及びBの間の双方向通信を表し、ここで、BはX−Y割当てテーブルを使用する。「AはBに、Yに対するXをもって問い合わせる」のようなフレーズにおいて、コンピュータAとBは次のような順序で動作する。すなわち、AがデータXをBへ送信する。BはXをAから受信する。BはYを識別する。BはデータYをAに送信する。AはデータYをBから受信する。動詞「フォワード伝送する」は、第1コンピュータの連係した動作を集合的に表す。すなわち、データの送信(即ちコンピューターコンピュータ間)及びデータの書き込み(即ちコンピュータ−タグ間)を表す。それと相補的に、「取り出す」は第2コンピュータの連係した動作を表す。すなわち、データの受信(即ち、コンピュータ−コンピュータ間)及びデータの読出し(即ちタグ−コンピュータ間)を表す。
【0052】
(i)及び(i+1)のようなインデックスは相異なる物体を弁別する。シーケンシャルなハンドリングが好ましい(即ち(i)は第1であり、(i+1)は第2である)。同時のハンドリング(即ち(i)及び(i+1)は並列である)は、本発明の範囲内にある。「コンテントデータ」(“C”又は「実際のデータ」又は「生のデータ」)はプロパティを記述するデータである。「メタデータ」(“M”)は、コンテントデータCのプロパティを記述するデータである。タイプデータ(“T”)は、メタデータMの所定セットに割り当てられたデータである。コンテントデータCとメタデータMとの区別は、管理者により前もって規定される。大多数の物体に共通のデータをメタデータMとして分類し、(例えば「すべての物体が書籍である」)そして、少数の物体に特有なデータをコンテントデータC(例えば特定の書籍のタイトル)として分類することが望まれる。
【0053】
識別子は、タイプデータTを表す英数字の値である。
【0054】
説明を簡単化するため更なる略称を導入する。例えば「(300のうちの320の)メモリ322」は、タグ300のメモリ320のメモリ部分322を略称したものである。「(101)のコード110−130」は、コンピュータプログラム101のコード110,10,130の略称である。「(501の)ステップ510−530」は、メソッド501のステップ510,520,530の略称である。
【0055】
図1は、複数のコンピュータ900,901,902(又は90q、ただしq=0...Q−1、Qは任意の数)を有する発明性のあるコンピュータネットワークの簡単化されたブロックダイヤグラムを示す。
【0056】
コンピュータ900〜902は、コンピュータ間ネットワーク990を介して接続されている。コンピュータ900は、プロセッサ910、メモリ920、バス930及びオプションとして、入力装置940及び出力装置950(I/O装置、ユーザインターフェース960)を有する。図示のように、本発明には、コンピュータプログラム100(CPP)、プログラムキャリヤ970及びプログラム信号980があり、これらが集合的に「プログラム」を構成している。
【0057】
コンピュータ900に関連して、コンピュータ901/902は、時として「リモートコンピュータ」と称され、コンピュータ901/902は、例えばサーバ、ルータ、ピア装置又は他の共通のネットワークノードであり、通常、コンピュータ900に関して説明されたエレメントのうちの多く又はすべてを含む。
【0058】
従って、コンピュータ900におけるエレメント100及び910〜980は、また、集合的にコンピュータ900における相応のエレメント10q及び91q〜98q(q=0に対して示す)をも表している。
【0059】
コンピュータ900は、例えば、従来のパソコン(PC),デスクトップ及びハンドヘルド装置、マルチプロセッサコンピュータ、ペンコンピュータ、マイクロプロセッサをベースとして、又はプログラマ可能な民生電子機器、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、パーソナルモバイルコンピューティング装置、モバイルフォン、ポータブルパソコン又は定置形パソコン、パームトップコンピュータ等々である。
【0060】
プロセッサ910は、例えば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラユニット(MCU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)等々である。
【0061】
メモリ920は、一時的に又は永久的にデータ及び命令を記憶するエレメントを表している。メモリ920は便宜上コンピュータ900の一部として図示されているが、メモリ機能は、ネットワーク990、コンピュータ901/902及びプロセッサ910それ自体(例えばキャッシュ、レジスタ)又は他の場所でも実現できる。メモリ920は、リードドオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)又は他のアクセスオプションを備えたメモリであってよい。メモリ920は、例えば次のようなコンピュータ可読媒体により物理的に実現される。即ち、(a)以下のような磁気媒体、例えばハードディスク、フロッピーディスク又は他の磁気ディスクのような磁気媒体、(b)光ディスクのような光学媒体(CD ROM,デジタル万能ディスク、即ちDVD)、(c)DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、メモリスティックのような半導体媒体、又は、紙のような他の任意の媒体により具現化される。
【0062】
選択的には、メモリ920は相異なる媒体にまたがって分布される。メモリ920の部分部分は、リムーバブル又はノンリムーバブルであってよい。媒体からの読出しのため及び媒体内への書き込みのために、コンピュータ900は、例えばディスクドライブやテープドライブのような当業者に周知の装置を使用する。メモリ920は、例えば、基本入出力システム(BIOS)、オペレーティングシステム(OS)、プログラムライブラリ、コンパイラ、インタプリタ及びテキスト処理ツールのようなサポートモジュールを格納している。サポートモジュールは市販されており、当業者によりコンピュータ900にインストール可能である。簡単のためそれらのモジュールは図示しない。
【0063】
CPP100はプロセッサ910に本発明の方法ステップを実施させるプログラム命令及び−オプションとして−データを含む。以下、方法ステップを詳述する。換言すれば、CPP100はコンピュータ900の動作及びネットワークシステム999におけるインタラクションを規定する。例えば、限定のつもりではなく、CPP100は、任意のプログラミング言語においてソースコードとして利用可能であり、また、コンパイルされた形態で物体コード(「バイナリコード」)として利用可能である。当業者は、上記のサポートモジュール(例えば、コンパイラ、インタプリタ、オペレーティングシステム)のうちの任意のものに関連付けて、CPP100を使用することができる。CPP100はメモリ920内に記憶されているものとして示されているが、CPP100をほかの場所に配置することもできる。CPP100は、キャリヤ970において実現してもよい。
【0064】
キャリヤ970はコンピュータ900の外側に図示されている。CPP100をCPP900へ伝達するために、便宜上、キャリヤ970は入力装置940内に挿入されている。キャリヤ970は、大体上述した媒体(メモリ920参照)のような任意のコンピュータ可読媒体として実現できる。一般的には、キャリヤ970は、本発明の方法を実施するため実現されたコンピュータ可読のプログラムコード手段を有する製造物である。さらに、プラグラム信号980によってコンピュータプログラム900を実現してもよい。プログラム信号980は、ネットワーク990上をコンピュータ900へと伝わる。
【0065】
CPP100、プログラムキャリヤ970及びプログラム信号980をコンピュータ900に関連付けて説明したことは都合がよい。オプションとしては、プログラムキャリヤ971/972(図示せず)及びプログラム信号981/982が、それぞれコンピュータ901/902においてプロセッサ911/912(図示せず)により実行されるべきコンピュータプログラム(CPP)を実現する。
【0066】
入力装置940は、コンピュータ900による処理のためのデータ及び命令を供給する装置を表している。例えば、装置940は、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス、トラックボール、カーソル方向キー)、マイクロホン、ジョイスティック、ゲームパッド、スキャナ又はディスクドライブである。実施例は人間のインタラクションを伴う装置であるが、装置940は、ワイヤレスレシーバ(例えば椀形衛星アンテナ又は地上アンテナ)、センサ(例えば温度計)、カウンタ(例えば工場における製品カウンタ)のように、人間によるインタラクションなしでも動作できる。入力装置940はキャリヤ970の読出しに使用できる。
【0067】
出力装置950は、処理された命令及びデータを提供する装置を表している。例えば、モニタ又はディスプレイ、(陰極線管(CRT)、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、プリンタ、プロッタ、振動式警報装置がある。上述したのと同様に、出力装置950はユーザと通信するが、別のコンピュータと通信することもできる。入力装置940と出力装置950は単一の装置に統合してもよい。すなわち、いずれかの装置940及び950をオプションとしてもよい。
【0068】
バス930及びネットワーク990は命令及びデータ信号を伝えることにより論理的及び物理的結合を提供する。コンピュータ900内の結合は便宜上「バス930」と称されるが、コンピュータ900−902間の結合は「ネットワーク990」と称される。オプションとして、ネットワーク990は、データ伝送及びプロトコル変換を専門機能にするコンピュータであるゲートウェイを有する。装置940及び950は(図示のように)バス930を介して又はネットワーク990(オプション)を介してコンピュータ900に接続される。コンピュータ900内の信号は大抵電気信号であるが、ネットワークにおける信号は、電気信号、磁気信号、光学信号又はワイヤレス(無線)信号である。
【0069】
ネットワーキング環境(ネットワーク990としての)は、オフィス、企業規模コンピュータネットワーク、イントラネット及びインターネット(即ちワールドワイドウェブ)においてはありふれている。リモートコンピュータとコンピュータ900との間の物理的距離は重要ではない。ネットワーク990は、有線又は無線のネットワークであってよい。若干のネットワーク実現態様を挙げると、ネットワーク990は、例えば、ローカルエリヤネットワーク(LAN)、ワイドエリヤネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、サービス総合ディジタル通信網(ISDN)、赤外(IR)リンク、汎用移動遠隔通信システム(UMTS)のような無線リンク、大域移動通信システム(GSM)、符号分割多重アクセス(CDMA)、又は衛星リンクである。
【0070】
伝送プロトコル及びデータフォーマットは公知であり、例えば、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、secure HTTP,ワイヤレスアプリケーションプロトコル、unique resource locator(URL)、unique resource identifier (URI)、ハイパーテキストマークアップ言語HTML、拡張マークアップ言語(XML)、拡張ハイパーテキストマークアップ言語(XHTML)、ワイヤレスアプリケーションマークアップ言語(WML)、標準汎用マークアップ言語(SGML)等がある。
【0071】
またエレメント間を接続するインターフェースも当業者には周知である。簡単のためインターフェースは図示されていない。インターフェースは例えば、シリアルポートインターフェース、パラレルポートインターフェース、ゲームポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェース、内部又は外部モデム、ビデオアダプタ又はサウンドカードであってよい。
【0072】
コンピュータとプログラムは密接に関係している。以降使用されるときには、「コンピュータは提供する」及び「プログラムは提供する」のようなフレーズは、プログラムによりコントロールされるコンピュータによる動作を表現するための便宜上の省略表現である。
【0073】
ここで本発明の詳細について続けて説明を行う。更なる説明の便宜のため、次のようなシナリオが仮定される。第1のロケーションは書籍及び音楽ディスクの倉庫である。この倉庫は、第1に“ALPHA”なるタイトルの書籍(即ち物体(i+1))を発送し、第2に“BETA”なるタイトルのディスクを発送する。第2ロケーションは小売店であり、これは−任意の時間順序で−書籍及びディスクをチェックする。本発明のタグ−コンピュータ間通信を使用して、小売店のコンピュータは、物体が書籍ALPHA及びディスクBETAであることを検出する。メタデータ及びコンテントデータの観点から言えば、「書籍」及び「ディスク」はメタデータMであり、“ALPHA”及び“BETA”はコンテントデータCである。
【0074】
図2は、タグ300と組み合わされた物体800の単純化されたブロックダイヤグラムを示す。タグ300は、トランスポンダ360及びメモリ320を有する。トランスポンダ360はオプションとしてプロセッサ(図示せず)を有する。プロセッサでないトランスポンダは、コンピュータにおけるプロキシを介してコンピュータと通信する。プロキシ及び非プロキシバージョンに対する詳細が図11〜12に関連して示されている。
【0075】
図3は、メモリ320に対する単純化されたメモリ割り当てダイヤグラムを示す。第1のメモリ部分321(又は「アドレス空間」)は、タイプデータ323(以下では「タイプデータT」)を記憶する。第2の部分322は、コンテントデータ324(以下では「コンテントデータC」)を記憶する。図3の実施例では、部分321は1バイトを有し、0〜15の英数字の値を有する識別子によりタイプデータTを記憶する。タイプデータTの値“0”に対して、メタデータMは、コンテントデータCをUnified Resource Locator (URL)として記憶することを意味する。物体300に関する更なる情報は、このURLで取得できる。ここで、“www.computer−900.de/zero−object−17”なるURLは、次のことを表している。すなわち、“domain computer−900.de”におけるcomputer−900が“zero−object”なるディレクトリを有しており、このディレクトリにおいて、物体300が番号“17”により識別される、ということを表している。
【0076】
タイプデータTに対する値に依存して、メタデータに対する種々の所定の定義が可能である。例えば、値“1”を有するタイプデータTに対しては、メタデータMは、「コンテントデータCは書籍のタイトルである」という意味を持つ。値“2”を有するタイプデータTに対しては、メタデータMは、「コンテントデータCはディスクのタイトルである」という意味を持つ。値“3”を有するタイプデータTに対しては、メタデータMは、「コンテントデータCは更なるメタデータをマークアップするマークアップ言語によるテキストである」という意味を持つ。例えば、コンテントデータ“<book_title>−ALPHA</Book_title>”においてXMLデリミタシンボル“<”及び“>”は、シンボル内のテキストがタイトル“ALPHA”を有する書籍であることを識別する。値“4”を有するタイプデータTに対しては、コンテントデータCはメモリ内の所定のアドレスにおいて記憶される。
【0077】
当業者は更なる定義を与えることができる。変更は可能である。部分322の「左」の部分321をもつ必要がない。メモリ320内の所定のアドレスに部分321,322をもつだけで十分である。部分321,322におけるバイトの数は可変であってもよい。
【0078】
図4は、第1ロケーション10、第2ロケーション20、複数のタグ/物体組合せ800/300、ロケーション10にあるアプリケーションコンピュータ901、ロケーション20にあるアプリケーションコンピュータ902、そして、両ロケーション10及び20にある交換コンピュータ900の単純化されたブロックダイヤグラムを示している。ロケーション10及び20ならびに輸送路50を有する輸送システム90が一点鎖線で示す枠により図示されている。組合せ800/300は、ロケーション10から、出口15を介し、輸送路50を介し、そして入口5(“エントリゲート”)を介してロケーション20へ輸送されつつある(矢印60)。
【0079】
コンピュータ901,902,900の物理的ロケーションは本発明にとって重要でない。コンピュータ901,902,900は、ネットワーク990(図1参照、図4には図示せず)を介して、相互に通信し合う。図2におけるライタ及びリーダは、“W”及び“R”として示されている。ロケーション10において、コンピュータ901は、過去に組合せ800/300(i−1)と通信していたことがあり、現在は組合せ800/300(i)と通信しており、未来においては組合せ800/300(i+1)と通信する。ロケーション20において、コンピュータ902は、過去に物体/タグ組合せ800/300(j−1)と通信していたことがあり、現在は組合せ800/300(j)と通信しており、未来においては組合せ800/300(j+1)と通信する。種々の物体/タグ組合せに対する種々の輸送時間に応じて、順序は変化し得る。(i)(i+1)という順序でロケーション10を出発した組合せが、逆の順序でロケーション20に到達し得る。矢印510〜560は、本発明による方法ステップ(図6−7)実行中のデータブローを表す。コンピュータ901,902は、交換コンピュータと通信する間に、それぞれ相補的な方法501,502を実行し、オプションとして、物体/タグ組合せ800/300は、別の輸送路40を介して、ロケーション30からロケーション20へ輸送される。
【0080】
図5には、図4のコンピュータにおいて使用されるコンピュータプログラム(CPP)の概観が示されている。CPP101,102は、それぞれコンピュータ901,902においてアプリケーション201,202に論理的に接続されたインターフェースである。CPP101は、アプリケーション201からメタデータM及びコンテントデータCを受け取る。一方、CPP102は、メタデータM及びコンテントデータCをアプリケーション202へリターンする。
【0081】
有利には、CPP101,102,100は、それぞれコンピュータ901,902,900において動作する。図示のようにコンピュータ上でCPP及びアプリケーションを実行することは便利であるが、本発明にとって必要ではない。他の任意のコンピュータが、同様にCPP及びアプリケーションを実行するようにしてもよい。
【0082】
(101の)コード110−130はそれぞれ(501の)ステップ510−530を実行する。(102)のコード140−160はそれぞれ(502)のステップ540−560を実行する。CPPは、それぞれステップ510及び550中コード110及び150と共働するT−M/M−T割当てテーブルを有する。換言すれば、CPPはMに対するTを供給し、かつTに対してMを提供するレポジトリとして動作する。換言すれば、テーブル105内での割り当ては双方向的であり、全単射である。コード110はタイプデータTに対するメタデータMをもって(100の)テーブル105に問い合わせる(即ちMT変換)。コード120はタイプデータTを(300のうちの320の)メモリ321内に書き込む。有利には、コード120は、“Set data Type()”なる関数により実行される。コード130は、コンテントデータCを(300のうちの320の)メモリ322内に書き込む。有利には、コード130は“Set data()”なる関数により実行される。
【0083】
コード140は、(300のうちの320の)メモリ321からタイプデータTを読出す。有利には、コード140は“Set data Type()”なる関数により実行される。コード150は、メタデータMに対するタイプデータTをもってCPP100に問い合わせする(即ちTM変換)。コード160は(300のうちの320の)メモリ322からコンテントデータCを読出す。有利には、コード160は“Get data()”なる関数により実行される。
【0084】
図6は、本発明の方法501の単純化さした方法フローチャートダイヤグラムを示す。方法501はコンピュータ901により実行され、タイプデータTに対するメタデータMをもって交換コンピュータ900に問い合わせる510こと、タイプデータTを(300の)メモリ部分321に書き込む520こと、及びコンテントデータCを(300の)メモリ部分322に書き込むことを含む。別々に説明したが、書き込みステップ520及び530は実質的に同時に実行することができる。
【0085】
図7は、本発明の方法502の単純化された方法フローチャートのダイヤグラムを示す。方法502はコンピュータ902により実行され、(300の)メモリ部分321からタイプデータTを読出すこと、メタデータMに対するタイプデータTについて交換コンピュータ900に問い合わせる550こと、及び(300の)メモリ部分322からコンテントデータCを読出す(560)ことを含む。
【0086】
当業者は、読出し540及び560を組み合わせることによりタグ300上にあるすべてのデータを読出し、その後、タイプデータTをコンテントデータCから区別するようにしてもよい。また、両方法にとって、コンピュータ−タグ間通信(ステップ520,530,540,560)ごとに交換コンピュータと通信することは必須ではない。バッファリング及びキャッシュ技術は当業者には周知である。
【0087】
図8〜9には、コンピュータ、ディスク及び書籍のような物体、ならびにタグを有する例示シナリオによって、本発明が詳細に図示されている。図は、書籍を正方形で示し、ディスクを円で示す。既に述べたように、メタデータ及びコンテントデータの観点から言えば、“書籍タイトル”及び“ディスクタイトル”はメタデータMであり、“ALPHA”及び“BETA”はコンテントデータCである。ステップ番号におけるプライム′及びダブルプライム″は方法の反復実行を表す。コンピュータ900における割当てテーブル105(図5参照)は、次のことを示す内容を含む。
【0088】
T M
“1” コンテントデータC=“書籍タイトル”
“2” コンテントデータC=“ディスクタイトル”
倉庫において、コンピュータ901は、物体800(i)が書籍“ALPHA”であり、物体800(i+1)がディスク“BETA”になるであろうという情報を有している。タグ300(i)及び300(i+1)は既に付されている。
【0089】
図8におけるように、アプリケーションコンピュータ901は方法501′を実行する。ステップ510′において、アプリケーションコンピュータ901は“書籍タイトル”なる意味を有するMをもって交換コンピュータ900に問い合わせ、値“1”を有するタイプデータTを得る。換言すれば、コンピュータ901は、“書籍タイトル”を指示するためには何が必要とされるか、と問う。ステップ520′において、アプリケーションコンピュータ901は、値“1”(即ち識別子)をメモリ部分321(i)に書き込む。ステップ530′において、アプリケーションコンピュータ901は、“ALPHA”をメモリ部分322(i)に書き込む。アプリケーションコンピュータは方法501″を実行する。ステップ510″において、アプリケーションコンピュータ901は「ディスクタイトル」なる意味を有するMをもって交換コンピュータ900に問い合わせ、値“2”を有するタイプデータTを得る。換言すれば、コンピュータ901は、「ディスクタイトル」を指示するためには何が必要とされるか、と問う。ステップ520″において、アプリケーションコンピュータ901は、値“2”をメモリ部分321(i+1)に書き込む。ステップ530″において、アプリケーションコンピュータ901は、“BETA”をメモリ部分322(i+1)に書き込む。図9におけるように、その間に、書籍とディスクの双方が小売店に発送される。遅延のせいで、ディスクは書籍より早く到達する。説明の都合上、インデックスはディスクに対しては(j)に、書籍に対しては(j+1)に変化する。小売店において、アプリケーション202は、何が到着するのかに関する情報を未だ有していない。
【0090】
アプリケーションコンピュータ902は方法502′を実行する。ステップ540′において、アプリケーションコンピュータ902は、値“2”をメモリ部分322(j)から読出す。ステップ550′においてアプリケーションコンピュータは、「ディスクタイトル」なる意味を有するメタデータMに対する、値“2”を有するタイプデータTをもって交換コンピュータ900に問い合わせる。換言すれば、コンピュータ90は、‘2’は何を意味するか、と問う。ステップ560′において、アプリケーションコンピュータ902は、メモリ322(j)からコンテントデータC“BETA”を読出す。
【0091】
アプリケーションコンピュータ902は方法502″を実行する。ステップ540″において、アプリケーションコンピュータ902は値“1”をメモリ部分322(j+1)から読出す。ステップ550″において、アプリケーションコンピュータは“書籍タイトル”なる意味を有するメタデータMに対する、値“1”を有するタイプデータTをもって交換コンピュータ900に問い合わせる。換言すれば、コンピュータ90は、‘1’は何を意味するか、と問う。ステップ560″において、アプリケーションコンピュータは、メモリ322(j+1)からコンテントデータC“ALPHA”を読出す。
【0092】
さて、小売店にあるコンピュータ902は、倉庫にある相手方コンピュータ901と同じ情報を有する、すなわち、書籍は“ALPHA”なるタイトルであり、ディスクは“BETA”なるタイトルである。本発明の利点として、輸送順序は問題ではない。
【0093】
本発明は(従来技術に比して)種々の利点を提供する。方法、システム及びCPPを、様々な産業分野(例えば自動車、薬品、半導体)又はサービス(例えば輸送)において使用できる。
【0094】
アプリケーション201及び202の開発者は、メモリ320の部分部分にアクセスコードを書き込む苦労から解放される。代わりに、メタデータMを使用するだけで十分である。例えば、“書籍タイトル”のようなメタデータMは、アプリケーション201,202において使用し易い変数名であってよい。
【0095】
他のシステムにおけるように、各タグがそれ自身の識別ナンバを有する場合、物体の輸送を追跡することも可能である。本発明は、多種のビジネスアプリケーションを統合化し、タグ付けされた物体との通信を可能にする「ジェネリックインターフェース」を提供する。ハードウエア(例えばトランスポンダ360、メモリ320又はコンピュータ900−902)を変更しても、アプリケーションを変更する必要がない。このことは新しいハードウエアへのアップグレードにとって重要である。
【0096】
交換コンピュータ900をどこにでも配置できる。ロケーション10内、ロケーション20内、又は両ロケーション外に配置できる。コンピュータとの通信はTM変換及びMT変換に制限されるので、機密性の不安が和らげられる。コンピュータ900は、公共的に利用可能なインターネットサイトのサーバであってよい。
【0097】
CPPの割当てテーブル内にメタデータMを記憶することにより、ロケーション10と20の間で物体を輸送している間の更新が可能となる。
【0098】
本発明を種々の周知の機能と組み合わせることができる。例えば、タグの現在温度、タグの現在位置などのようなタグ上の更なる情報(「ダイナミックデータ」)を使用することができる。
【0099】
次に更なる実施形態を説明する。各タグ300は2つの識別子、すなわち、物体800を識別するための「物体ID」と、タイプデータTとしての「クラスID」とを有する。識別子物体ID及びクラスIDは、2つの部分を有していてもよい。第1の部分はネーム空間を識別するネーム空間IDを有し、第2部分はこのネーム空間における所定のアイテムを識別するためのアイテムIDを有する。したがって、(11)ネーム空間ID及び(12)アイテムIDを有する(1)物体ID、並びに(21)ネーム空間ID及び(22)アイテムIDを有する(2)クラスIDがある。これは便利である。というのも、種々の組織が、他の組織との協調なしでプロプライエタリIDを使用できるからである。ネーム空間は、メタデータM(例えばコンピュータ900)に関する情報を探すことのできるレポジトリを定義する。オプションとして、ネーム空間は、また、例えば「物体のホームページ」用に、コンテントデータCを探すことのできるレポジトリを定義する。各ネーム空間に対して別個の交換コンピュータを使用してもよい。
【0100】
(2)クラスIDに対して、“(21)ネーム空間ID=ゼロ”及び“(22)アイテムID=ゼロ”の組合せは、タグがメタデータ及びコンテントデータCをXMLとして記憶することを意味する。
【0101】
(2)クラスIDに対して、“(21)ネーム空間ID=任意”及び“(22)アイテムID=ゼロ”の組合せは、(1)物体IDの(12)アイテムIDを使用して、(21)ネーム空間IDによって識別されるレポジトリにおいてメータデータMとコンテントデータCを探すようCPPに命令することを意味する。
【0102】
クラスID(即ちタイプデータT)についての説明をつづけると、テーブル105を階層的に構成して、巨大なメタデータMアイテムを少数のタイプTによって収容するようにしてもよい。種々の階層的なマルチレベルの規約が可能である。例えば、クラスIDは2つのバイト“a”及びバイト“b”を有する。o<a<g<256かつb=0の場合には、バイト“a”は、そのオーガナイゼーションのURLにおいてメタデータMを探すための広域的な標準的組織を特定する。o<a<g<256かつo<b<265の場合には、バイト“b”は、広域的な標準的組織の下位組織を示す。q<=a<r<256かつb=oの場合には、バイト“a”は、地域的な標準的組織を表す。メタデータMはその組織のURLで探すことができる。g<=a<=r<256かつo<b<256の場合には、バイト“b”は、地域的な組織の下位組織を表す。r<=a<256の場合には、地域的オーガナイゼーション間で、又はオーガナイゼーション内で意味についての協定がなされる。
【0103】
図10は、輸送路50(破線で表す)を介して第1ロケーション10から第2ロケーション20へ移動する(矢印60)物体800に関するデータ変更を表している。最上部に示してあるように、付加的な書込みステップ520は、タイプデータTを変更されたタイプデータTと置換する。ここで、コンテントデータCは、変わらないままである。中央部に示してあるように、付加的な書込みステップ530は、コンテントデータCをコンテントデータCと置換し、ここでタイプデータTは変わらないままである。
【0104】
以下示すように、テーブル105は、新たな割当てのためにテーブル105へと改変される。これにより更なるメタデータMの追加が可能になる。ダウンコンパチビリティを保存することが望ましい。
【0105】
図11には、アプリケーション201/202、コンピュータプログラム101/102、ハイレベルプロトコルHLP、第1及び第2プロキシ(K)及び(K+1)、ローベルプロトコル(LLP)及びコントローラ(CNT)−ここまではソフトウエア−の単純化したブロックが示されており、これらは、第1の(K)タグ300及び第2の(K+1)タグ300(ハードウエア)との読出し/書込み通信のためのものである。上述したように、タグ300はトランスポンダ360とメモリ320を有する。読出し又は書込みステップを実行するとき、プロトコルとコントローラは各タグのプロキシ表示を提供する。換言すれば、プロキシは、CPPとタグとの間の通信のためのソフトウエアインターフェースである。
【0106】
図12には、アプリケーション201/203、コンピュータプログラム101/102及びハイレベルプロトコル(HLP)の単純化したブロックダイアグラムが示されており、これらは、トランスポンダ360、メモリ320と共にプロセッサ310を備えた第1の(K)タグ300及び第2の(K+1)タグ300との読出し/書込み通信のためのものである。
【0107】
上述のように、輸送システム90は、ロケーション10からロケーション20へ物体を輸送する。エラーがあった場合、誤って配送された物体は、最終ロケーションにおいて、又は輸送路50内のいずれかの中間コンピュータにおいて検出される。さらに、誤って配送された物体の配送元を決定し、物体を所期のロケーションへ転送することができる。
【0108】
変更は本発明の範囲内で可能である。例えば、オプションとしてアプリケーション201がテーブル105内に新たなエントリを送信するようにすると、都合のよいアップデート及びアップグレードが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数のコンピュータを有するコンピュータネットワークシステムの簡単化されたブロックダイヤグラムを示す図である。
【図2】 タグと組み合わせた物体の簡単化されたブロックダイヤグラムを示す図である。
【図3】 第1実施例に対する単純化したメモリ割り当てダイヤグラムを示す図である。
【図4】 第1、第2ロケーション、タグ/物体の組合せ、ロケーションにおけるアプリケーションコンピュータ及び交換コンピュータの単純化したブロックダイヤグラムを示す図である。
【図5】 図4のコンピュータにおいて使用されたコンピュータプログラムの概観を示す図である。
【図6】 本発明の第1の方法の単純化した方法フローチャートを示す図である。
【図7】 本発明の第2の方法の単純化した方法フローチャートを示す図である。
【図8】 コンピュータ、デスク及び書籍及びタグを有する例示的シナリオの詳細をもって本発明を示す図である。
【図9】 コンピュータ、デスク及び書籍及びタグを有する例示的シナリオの詳細をもって本発明を示す図である。
【図10】 第1ロケーションから第2ロケーションへ移動する物体に対するデータ改変を示す図である。
【図11】 第1、第2トランスポンダ/メモリタグとの読取り/書込み通信のための、アプリケーション、コンピュータプログラム、ハイレベルプロトコル、第1、第2プロキシローレベルプロトコル及びコントローラの簡単化されたブロックを示す図である。
【図12】 第1、第2トランスポンダ/メモリ/プロセッサタグとの読取り/書込み通信のため、アプリケーション、コンピュータプログラム、ハイレベルプロトコル、第1、第2プロキシローレベルプロトコル及びコントローラの簡単化されたブロックを示す図である。
【符号の説明】
* 別の実施形態
10 第1ロケーション
100 交換コンピュータにおけるCPP。一般的なCPP
101 第1アプリケーションコンピュータにおけるCPP
102 第2アプリケーションコンピュータにおけるCPP
105 割当てテーブル
15 第1ロケーションの出口
20 第2ロケーション
201 第1ロケーションにおける第1のアプリケーション
202 第2ロケーションにおける第1のアプリケーション
25 第2ロケーションの入口
30 別のロケーション
300 タグ
320 タグにおけるメモリ
321 第1のメモリ部分
322 第2のメモリ部分
323 タイプデータT
324 コンテントデータ
360 タグにおけるトランスポンダ
40 別の輸送路
50 輸送路
501 第1ロケーションにおける第1の方法
502 第2ロケーションにおける第2の方法
510,550 問合せステップ
520,530 書込みステップ
540,560 読取りステップ
60 通信
800 物体
800/300 物体/タグ組合せ
90 通信システム
900 交換コンピュータ
901 第1アプリケーションコンピュータ
902 第2アプリケーションコンピュータ
910 一般的なプロセッサ
920 一般的なメモリ
930 一般的なバス
940 一般的な入力装置
950 一般的な出力装置
960 一般的なユーザインターフェース
970 一般的なキャリヤ
980,981,982 一般的な信号
a,b;g、r バイト;バイト値
C コンテントデータ
HLP、LLP、CNT ハイ/ローレベルプロトコル、コントローラ
i−1、i、i+1 インデックス(過去、現在、未来)
M メタデータ
R,W リーダ、ライタ
T タイプデータ

Claims (4)

  1. 第1ロケーション(10)から第2ロケーション(20)へ物体を物理的に輸送する(60)輸送システム(90)内で、物体に関するコンテントデータ(C)及びメタデータ(M)を伝送するための方法であって、前記輸送システム(90)は、物体(800)に対してデータタグ(300)を使用し、第1ロケーション(10)において第1のアプリケーションコンピュータ(901)を使用し、第2のロケーション(20)において第2のアプリケーションコンピュータ(902)を使用し、第1、第2アプリケーションコンピュータ(901,902)に少なくとも一時的に接続される交換コンピュータ(900)を使用するものであり、前記データタグ(300)は第1のメモリ部分(321)及び第2のメモリ部分(322)を有し、
    前記方法(500)は、第1ロケーション(10)において、第1のアプリケーションコンピュータ(901)により第1のステップ(501)を実施し、引き続いて、第2のロケーション(20)において第2のアプリケーションコンピュータ(902)により第2のステップ(502)を実施することを含み、
    第1のアプリケーションコンピュータ(901)により実行される前記第1のステップ(501)は、
    交換コンピュータ(900)に輸送すべき物体(800)についてのメタデータ(M)を送信することにより、該メタデータ(M)に対応するタイプデータ(T)を問い合わせ、タイプデータ(323)をタグ(300)の第1のメモリ部分(321)に書き込み(520)、コンテントデータ(324)をタグ(300)の第2のメモリ部分(322)に書き込む(530)ことを含み、
    第2のアプリケーションコンピュータ(902)により実行される前記第2のステップ(502)は、
    タイプデータ(323)をタグ(300)の第1のメモリ部分(321)から読出し(540)、タイプデータ(T)に対応するメタデータ(M)を交換コンピュータ(900)に問い合わせ(550)、コンテントデータ(324)をタグ(300)の第2のメモリ部分(322)から読出す(560)ことを含み、
    交換コンピュータ(900)は、メタデータ(M)‐タイプデータ割当てテーブル(105)を格納しており、これにより物体(800)が第2のロケーション(20)に到達するとすぐに第2のアプリケーションコンピュータ(902)がタイプデータ(T)に対応するメタデータ(M)を交換コンピュータ(900)に問い合わせることができることを特徴とする方法。
  2. 定のメタデータ(M)及び所定のコンテントデータ(C)を第2のアプリケーションコンピュータ(902)へフォワード伝送するためのプロセッサコード手段として第1のアプリケーションコンピュータ(901)を機能させるためのコンピュータプログラム(101)であって、前記所定のメタデータ(M)及び所定のコンテントデータ(C)は、第1のロケーション(10)から第2のロケーション(20)へ輸送される物体(800)に関するものであり、
    前記プロセッサコード手段は、
    メタデータ(M)に対応するタイプデータ(T)を交換コンピュータ(900)に問い合わせる(510)ための第1のコード手段(110)を有し、ここで、交換コンピュータ(900)には、物体(800)が第2のロケーション(201)に到着するとすぐに第2のアプリケーションコンピュータ(902)がタイプデータ(T)に対応するメタデータ(M)を交換コンピュータ(900)に問い合わせることができるように、メタデータ(M)−タイプデータ割当てテーブル(105)が記憶されており、
    第2のアプリケーションコンピュータ(902)がタグ(300)の第1のメモリ部分(321)からタイプデータ(323)を読出すことができるように、物体(800)に付されたタグ(300)の第1のメモリ部分(321)にタイプデータ(323)を書き込む(520)ための第2コード手段(120)を有し、
    物体(800)が第2ロケーション(20)に到達するとすぐに第2のアプリケーションコンピュータ(902)がタグ(300)の第2のメモリ部分(322)からコンテントデータ(324)を読出す(560)ことができるように、コンテントデータ(324)をタグ(300)の第2のメモリ部分(322)に書き込む(530)ための第3のコード手段(130)を有する、プロセッサコード手段として第1のアプリケーションコンピュータ(901)を機能させるためのコンピュータプログラム(101)。
  3. 輸送システム(90)内で、別のアプリケーションコンピュータ(901)を備えた第1のロケーション(10)から第2のロケーション(20)へ輸送され物体(800)に関するメタデータ(M)及びコンテントデータ(C)を取り出ためのプロセッサコード手段として前記第2のアプリケーションコンピュータ(902)を機能させるためのコンピュータプログラム(102)であって、
    前記プロセッサコード手段は、
    物体(800)に付されたタグ(300)の第1メモリ部分(321)からタイプデータ(323)を読み出す(540)ための第1のコード手段(140)を有し、ここで当該タイプデータ(323)は、メタデータ(M)に対応するタイプデータ(T)を交換コンピュータ(900)に問い合わせをした(510)前記別のアプリケーションコンピュータ(901)によりタグ(300)の第1のメモリ部分(321)へ書き込まれた(520)ものであり、
    物体(800)が第2のロケーション(20)に到達するとすぐに交換コンピュータ(900)に記憶されたメタデータ(M)−タイプデータ割当てテーブル(105)に基づいてタイプデータ(T)に対応するメタデータ(M)を交換コンピュータ(900)に問い合わせる(550)ための第2のコード手段(150)を有し、
    コンテントデータ(324)をタグ(300)の第2のメモリ部分(322)から読出す(560)ための第3のコード手段(160)を有し、ここで当該コンテントデータ(324)は、前記別のアプリケーションコンピュータ(901)により、タグ(300)の第2のメモリ部分(322)に書き込まれた(530)ものである、プロセッサコード手段として前記第2のアプリケーションコンピュータ(902)を機能させるためのコンピュータプログラム(102)。
  4. 第1のアプリケーションコンピュータ(901)、第2のアプリケーションコンピュータ(902)及び交換コンピュータ(900)を有するコンピュータシステム(901,902,900)であって、前記複数のコンピュータは少なくとも一時的に接続されるものであり、前記コンピュータシステム(901,902,900)は、タグ(300)を有する物体(800)を第1のロケーション(10)から第2のロケーション(20)へ物理的に輸送する(60)輸送システム(90)をサポートしており、前記コンピュータシステム(901,902,900)は物体に関連するコンテントデータ(C)及びメタデータ(M)を伝送するためのものであり、前記タグ(300)は第1のメモリ部分(321)及び第2のメモリ部分(322)を有する、コンピュータシステム(901,902,900)において、
    第1のロケーション(10)における第1のアプリケーションコンピュータ(901)は、輸送すべき物体(800)についてのメタデータ(M)を交換コンピュータ(900)に送信することにより、該メタデータ(M)に対応するタイプデータ(T)を問い合わせる(510)ための手段と、タイプデータ(323)をタグ(300)の第1のメモリ部分(321)に書き込む(520)ための手段と、コンテントデータ(324)をタグ(300)の第2のメモリ部分(322)に書き込む(530)ための手段とを有し、
    第2のロケーション(20)における第2のアプリケーションコンピュータ(902)は、タイプデータ(323)をタグ(300)の第1のメモリ部分(321)から読み出す(540)ための手段と、タイプデータ(T)に対応するメタデータ(M)を交換コンピュータ(900)に問い合わせる(550)ための手段と、コンテントデータ(324)をタグ(300)の第2のメモリ部分(322)から読み出す(560)ための手段とを有し、
    交換コンピュータ(900)は、メタデータ(M)‐タイプデータ割当てテーブル(105)を格納しており、これにより物体(800)が第2のロケーション(20)に到達するとすぐに第2のアプリケーションコンピュータ(902)がタイプデータ(T)に対応するメタデータ(M)を交換コンピュータ(900)に問い合わせることができる、ことを特徴とするコンピュータシステム(901,902,900)。
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