JP3735587B2 - Wiring guideline check system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CAD( Computer Aided Design)により設計した高速回路配線ガイドラインの配線長をチェックする配線ガイドラインチェックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CADシステムにより回路基板の高速回路配線を設計し、伝送路の配線長をチェックする場合、CADの参照機能によって伝送路の配線長を測定し、高速回路配線ガイドラインに記述されている配線長に従っているかどうかをチェックしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来では、CADによる高速回路配線長をチェックする場合、CADの参照機能によって伝送路の配線長を測定し、高速回路配線ガイドラインに記述されている配線長に従っているかどうかをチェックする必要があり、このためチェックに要する工数が多く、時間が掛かると共に高い設計品質を得るのが困難であるという問題があった。
【0004】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、高速回路配線ガイドライン用配線長を視覚的にかつ容易にチェックすることが可能であり、チェックに要する工数を削減し、チェック効率及び設計品質を向上させることができる配線ガイドラインチェックシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る配線ガイドラインチェックシステムは、CAD基板データから配線長チェック用テンプレートにより指定される範囲の電気的ネットに関する配線済基板データの配線情報を抽出して前記テンプレートに読出す配線情報抽出手段と、前記配線情報抽出手段により抽出された配線情報をスプレッド形式で電気的ネット毎に整理する配線情報整理手段と、前記配線情報整理手段で整理された配線情報における判定対象伝送線路の配線長について、予め前記テンプレートに設定されている配線ガイドラインに従って良否判定を行い、その判定結果に基づいて良否を色分け表示する配線情報チェック手段とを具備したことを特徴とする。
【0006】
上記のようにCAD基板データから電子データである配線情報を抽出することにより、正確な配線情報を取得することができる。また、配線情報整理手段で整理された配線情報の配線情報チェック手段によりチェックして色分け表示することにより、視覚的なチェックが可能となり、チェック漏れを確実に防ぐことができる。また、電気的ネットに関する配線済配線長、ビア数、参照層を配線情報としてチェックすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る配線ガイドラインチェックシステムに全体のシステム構成を示すブロック図である。図1において、1は基板データベースで、CADシステムで作成された基板データが格納される。上記基板データベース1には、例えば(1)電気的ネットに関する配線済配線長、(2)電気的ネットに関するビア数、(3)電気的ネットに関する参照層、等の配線済基板データの配線情報が格納される。
【0008】
上記基板データベース1に格納された基板データは、データ処理部2に読出されて処理される。このデータ処理部2は、入力部3、配線情報抽出部4、配線情報整理処理部5、配線情報チェック処理部6、チェック結果表示部7からなり、例えばパーソナルコンピュータを用いて構成される。
【0009】
上記配線情報抽出部4は、基板データベース1から配線情報抽出処理で必要な配線情報(電気的ネットに関する配線済配線長、電気的ネットに関するビア数、電気的ネットに関する参照層)を取得し、配線情報整理処理部5で視覚的に判断できるような形に整理し、配線情報チェック処理部6で配線ガイドラインに従っているか否かをチェックしてOK/NGを色で区分し、その結果をチェック結果表示部7に表示する。すなわち、データ処理部2は、配線済の基板データから高速回路配線ガイドラインに必要な情報をVisual Basic Application(VBA)で配線長チェックテンプレートに抽出して、視覚的に設計者が容易に配線長やビア数(VIA)及び参照層(REF)をチェックできるようにしたもので、その詳細について以下に説明する。
【0010】
<配線情報抽出処理>
先ず、配線情報抽出部4の処理について説明する。配線情報抽出部4は、基板データベース1に格納されている配線済の基板データから配線長をチェックするためのテンプレート、すなわち、図2に示す配線長チェックテンプレートに配線長を取得して、電気的ネット毎にスプレッド形式で表現する。図2の例では信号名の右側のL1列とL2列は判定対象となる伝送線路(基板上の配線)を示し、VIA列はビア(基板で配線する層を変更するための穴)の数を表示させる列、REF列は参照層を表示させる列を示している。L1列及びL2列の数字は既配線の基板データから出力した伝送線路の配線長であり、同じくVIA列の数字はビア数、REFは参照層を表示している。また、Drv行は駆動部品リファレンス、Rcv行は受け側部品リファレンスを示している。
【0011】
また、図2における電気的ネット名はMD01***やMD02***を示しており、行毎に別の電気的ネット名を表す。図2の例では、電気的ネットMD01***のL1は0.73mmの配線長、L2は12.46mm、MD01***に含まれるビア数は3、参照層(REF)はGND(グランド:0Vの信号)となる。
【0012】
信号名の上側に記載されている規定値のセル群は配線ガイドラインを表している。図2の例ではL1は最大値0.73mmまでの値で配線されなければならず、L2は12.47mmから12.6mmの値で配線されなければいけないことを示し、ビア数は最大3個までに抑えることを示している。配線ガイドラインは使用するICによって異なるので、ユーザが定義する。また、上記配線長チェックテンプレートには、チェックの判定結果を示す判定セルが設けられている。
【0013】
ここで電気的ネットについて説明する。
電気的ネットとは、受け側部品(Receiver)を通して電気的に接続されている基板上の配線ネットを、同一ネットとみなす概念である。図3は、電気的ネットの補足説明図である。電気的ネット名は駆動部品(Driver)11のピンから受け側部品(Receiver)(R(抵抗)、L(コイル)、C(コンデンサ)等の受動素子)12のピンまでとみなすが、電気的に接続されているネット名を一つの配線ネットとして考えることが電気的ネットの定義である。図3ではNetCが電気的ネット名となり、電気的ネットNetCに含まれる配線ネット名がNetA及びNetBとなる。
【0014】
次に配線情報抽出部4における“ビアを考慮する/しない”の処理について説明する。
図4は、ある基板の電気的ネットの配線をビアを考慮して図示化した例である。図4の配線では以下のようになる。
【0015】
L1・・・駆動部品(Driver)11から抵抗13までの配線
L2・・・抵抗13からビア14までの配線
L3・・・ビア14から受け側部品(Receiver)12までの配線
上記L1、L2、L3は基板上の配線(伝送線路)を示している。また、駆動部品(Driver)11、配線L1、抵抗13、配線L2は基板の1層目21に設けられ、配線L3及び受け側部品(Receiver)12は基板の6層目22に設けられ、かつ基板の1層目21と6層目22との間にビア14が設けられている状態を示している。
【0016】
そして、上記図4の例をビア14を無視して図示化すると図5のようになる。配線L1は図4と同様であるが、配線L2は図4の配線L2とL3が加算されて配線L2となる。配線情報抽出部4の処理では、基板データの配線情報を基に配線L1や配線L2の配線情報を取得する際、“ビアを考慮する/しない”を選択して配線情報の取得方法を変更することができる。
【0017】
また、取得する伝送線路は、Drv行に記述した部品をキーにしてPoint数(ポイント数)で判断する。図2の例で配線L1はIC1からIC52までのPoint行が1なので、伝送線路の1番目の伝送線路を取得することになる(ビア考慮する場合:図4で配線L1、ビア考慮しない場合:図5を例にすると配線L1)。同じように配線L2はpoint数が2なので、IC1から数えて2番目の伝送線路と判定できる(ビア考慮する場合:図4で配線L2、ビア考慮しない場合:図5では配線L2)。
【0018】
更に、Point行に記述されている数を変更することで、何個目の伝送線路を取得するかという判定が可能である。
【0019】
次に参照層について説明する。
参照層とは判定基準となる配線から判断して、層方向で一番近いの導体面(プレーン)と定義する。図6及び図7は参照層の定義例であり、基板を断面から観察した例である。ある層に電気的ネットNetAが配線されている場合、その配線に最も近いプレーンを参照層とし、配線に最も近いプレーンが複数ある場合は、該当する全てのプレーンを参照層とする。図6は、電気的ネットNetAから判断してP3VもしくはP5VよりGNDの距離が近い場合であり、GNDが電気的ネットNetAの参照層となる。上記電気的ネット名P3Vは例えば電源3Vの配線面、電気的ネット名P5Vは電源5Vの配線面の名前である。
【0020】
図7のように電気的ネットNetAの近位のプレーン(GND B)が切れている地点では、その先の一番近いプレーンを参照層とする。図7は、電気的ネットNetAから判断して、近位のプレーン(GND B)が切れている地点15でGND AとGND Cの距離が等しい場合であり、GND B、GND A、及びGND Cが電気的ネットNetAの参照層となる。
参照層をチェックする理由は、「高速回路の配線がGNDで囲まれてシールド配線されているか?」ということであり、参照層が“GNDか否か”の判断に用いることができる。
【0021】
<配線情報整理処理>
次に、配線情報整理処理部5の処理について説明する。
電気的ネット名毎にDrv行、Rcv行及びPoint数を基にしてスプレッド形式で配線情報を整理する処理である。上記配線情報抽出部4により配線情報を抽出した後に配線情報整理処理部5の処理を行って、配線長などの情報を整理する。処理を実施する電気的ネットの選択は、図8に示すように配線長チェックプレートの電気的ネット名MD01、MD02の文字の色及びL1、L2、VIA、REFの文字の色を変更することで行う。
【0022】
図8の例では電気的ネット名MD01、MD02の文字の色及びL1、L2、VIA、REFの文字の色を赤色32で表示することで、各々交差する部分(黄色31)が処理されることになり、Drv行、Rcv行、Point数に設定したキーワードを基にして整理処理される。また、処理対象となるネット名のMD01、MD02、及び信号名のL1、L2、VIA、REFの文字は、例えば赤色32で表示される。この結果、既配線データで変更した部分だけ処理を行って、システムの全てのチェックを行わずにパフォーマンスを向上させることができる。
【0023】
図9は、上記配線情報抽出部4及び配線情報整理処理部5の動作をフローチャートで示したものである。配線情報抽出部4は、基板データベース1からデータ抽出処理を実施する範囲を配線長チェックテンプレートの色づけから決定する(ステップA1)。上記データの抽出範囲を示す色づけは、予め例えば設計者が手入力で行う。次いで、テンプレートに記入されているDrv、Rcv、Pointを作業用シートに格納して認識する(ステップA2)。
【0024】
そして、上記作業用シートに格納したDrv、Rcv、Pointを基に、基板データベース1に格納されている基板データのセグメント配線情報ファイル(CSV:カンマで区切られたファイル)から電気的ネット名に対応した配線長、ビア数、リファレンスプレーンを抽出する(ステップA3)。
上記配線情報抽出処理では、既配線の基板データを基に、配線情報を取得する。その際に、
(a)取得する伝送線路の配線長の決定は、部品リファレンス(IC**など)をキーワードに検索する。
【0025】
(b)部品リファレンス検索後、何番目の伝送線路の配線長を取得するかは、point数で決定する。
【0026】
(c)配線長を抽出する際に、ビア数及び参照層も抽出する。
【0027】
(d)抽出では“ビアを考慮する/しない”を選択できる。
【0028】
上記のように配線情報抽出部4により基板データベース1から抽出したリファレンスプレーンを配線情報整理処理部5にて整理して並べる(ステップA4)。
【0029】
上記配線情報整理処理は、抽出処理した情報を整理してテンプレートに記載する際に、以下の処理を実施する。
【0030】
(a)ルールをチェックすべき伝送線路の配線長を、電気的ネット名毎にスプレッド形式で配置する。
【0031】
(b)抽出する伝送線路の配線長は、電気的ネット名の色を変更することで変更する。
【0032】
その後、配線情報抽出部4は、上記実施範囲の抽出処理を全て終了したかどうかをチェックし(ステップA5)、終了していなければステップA3に戻って抽出処理を続行する。そして、ステップA5で実施範囲の抽出処理を全て終了したと判断されると、配線情報抽出部4及び配線情報整理処理部5の処理を終了する。
上記のように基板データベース1から電子データにより配線情報を抽出することにより、正確な配線情報を取得することができる。
【0033】
<配線情報チェック処理>
次に配線情報チェック処理部6の処理について説明する。
配線情報チェック処理部6は、配線情報抽出部4が基板データベース1から配線情報(配線長、ビア数、参照層)を取得し、配線情報整理処理部5にて整理処理を行った後、配線ガイドラインに従っているか否かを判定する。そして、判定セル用の欄を作成して判定すべき伝送線路を記述する。
【0034】
上記配線情報チェック処理は、配線ガイドラインを設定しておき、チェックには以下の特徴を伴う。
(a)同一シート内の配線ガイドラインと、抽出して整理した伝送線路を比較し、OK/NGを色判別して表示する。
(b)チェック処理は、通常チェック処理、等長配線チェック処理、ネット間等長チェック処理、電気的対ネットチェック処理、最大最小マッチング処理を実施できる。
【0035】
以下、チェック処理のポイントを説明する。
通常チェック処理・・・設定した配線ガイドラインと同一名の判定対象のセルがあれば、比較を行って色判別する。
【0036】
等長配線チェック処理1・・・抽出して整理したデータから、指定した電気的ネット名から電気的ネット名までのデータの中で、最大配線長からの差分を表示し、その後差分に対して上記通常チェック処理を行う。
【0037】
等長配線チェック処理2・・・抽出して整理したデータから、指定した電気的ネット名から電気的ネット名までのデータの中で、中間配線長((最大の配線+最小の配線)/2)からの差分を表示し、その後差分に対して上記通常チェック処理を行う。
【0038】
等長配線チェック処理3・・・抽出して整理したデータから、指定した電気的ネット名から電気的ネット名までのデータの中で、最小配線長からの差分を表示し、その後差分に対して上記通常チェック処理を行う。
【0039】
等長配線チェック処理4・・・抽出して整理したデータから、指定した電気的ネット名から電気的ネット名までのデータの中で、平均配線長からの差分を表示し、その後差分に対して上記通常チェック処理を行う。
【0040】
電気的ネット間等長チェック処理・・・ペア配線の差分を表示し、差分に対して上記通常チェック処理を行う。
【0041】
対電気的ネットチェック処理・・・判定基準となる電気的ネット名を基準として、基準からの差分を表示する。その後、上記通常チェック処理を行う。
【0042】
参照層チェック処理・・・取得された情報の中に、指定した導体面(プレーン名)が入力されている場合、上記通常チェック処理を行う。
上記各チェック処理について更に詳細に説明する。
(1)通常チェック処理
図8の配線長チェックプレートに示しているように、規定値セル群に示されている配線ガイドラインに従ってOKであれば青、NGであれば赤を示して視覚的に判断する。図8の判定セルでは、電気的ネット名MD01における配線L1の数値「0.73」及びVIAの数値「3」、電気的ネット名MD02における配線L2の数値「12.5」及びVIAの数値「3」がOKで青色33で表示される。また、電気的ネット名MD01における配線L2の数値「12.46」が規定値MIN(12.47)より小さく、電気的ネット名MD02における配線L1の数値「0.734」が規定値MAX(0.73)を超えているのでNGとなり、赤色32で表示される。
【0043】
なお、規定値セルに該当するルールがなければ処理を行わない。また、ビア数も通常チェック処理で色判定可能である。すなわち、規定値にVIAのMAX値を入力しておくことにより判断することができる。
【0044】
図10は、上記配線情報チェック処理部6における通常チェック処理をフローチャートで示したものである。まず、チェック処理の実施範囲をテンプレートの色づけから決定する(ステップB1)。上記実施範囲において、配線情報抽出部4、配線情報整理処理部5で抽出及び整理された配線長などのデータからチェックするデータを並べてチェック結果表示部7に表示する(ステップB2)。
【0045】
次に、規定値として指定したMIN、MAXと、チェックするデータを比較して、OKとNGでセルを色分けする(ステップB3)。その後、実施範囲の処理を全て終了したかどうかをチェックし(ステップB4)、終了していなければステップB2に戻り、チェックするデータを並べて表示する。上記ステップB4で、実施範囲の処理を全て終了したと判断されると、通常チェック処理を終了する。
【0046】
上記のようにして電気的ネットに関する配線済配線長、ビア数、参照層を配線情報としてチェックすることができる。また、配線情報整理処理部5で整理された配線情報の配線情報チェック処理部6によりチェックして色分け表示することにより、視覚的なチェックが可能となり、チェック漏れを確実に防ぐことができる。
【0047】
(2)等長配線チェック処理1〜4
等長配線チェック処理は、配線長がグループ内で等しいかどうかをチェックする処理である。グループの設定は、図11に示すように判定セル内の記述で作成する(samelengthのセル)。図11の例では、等長配線チェック処理Aで判定している。MD01の電気的ネット名からMD03までのグループの中で最大配線長を基準としてその差分を表記する。表記後に上記通常チェック処理(色判別)を行う。すなわち、MD01の電気的ネット名からMD03までのグループを黄色31、判定セルの「L1」、「samelength L1 MD01-MD03」におけるOK部分を青色33、NG部分を赤色32で表示する。この場合の例では、MD03における「L1」の差分が「0.234」で規定値MAX(0.004)を超えているので、赤色32で表示し、その他の正常値の部分を青色33で表示する。また、判定セルの「L1」、「samelength L1 MD01-MD03」の文字についても青色33で表示する。
【0048】
また、他の等長配線チェック処理2〜4では、判定基準となる配線をグループ内の最小配線長(図11ではMD03の配線長)、中間配線長(図11では(MD02の配線長+MD03の配線長)/2)、平均配線長(図11では((MD01+MD02+MD03)/ネット数)として等長配線の差分をチェックできる。
【0049】
(3)電気的ネット間等長チェック処理
ペアレイアウトの配線をチェックする。つまり、図12に示すようにペアとなる電気的ネット名を判定セル内に記述しておき、2つの電気的ネットが等長配線されているか電気的ネット間の差分を表示して通常チェック処理(色判別)を行う。図12の例では、電気的ネット名STB1、STB2、MD01の処理される行を黄色31、判定セルの「L1」、「ネット間等長 L1 STB1-STB2」におけるOK部分を青色33で表示している。なお、図12では、全ての値が正常である状態を示している。また、判定セルの「L1」、及び「ネット間等長L1 STB1 STB2」の文字についても青色33で表示する。
【0050】
(4)対電気的ネットチェック処理
設定したある配線を基準とした差分を表示後にチェックする。つまり、図13に示すように、ある基準長に対してどれだけ差分があるかを表示して通常チェック処理(色判別)を行う。図13の例では、STB1、STB2、MD01の処理行を黄色31、判定セルの「L1」、「対ネット L2 MD01 STB1-STB2」におけるOK部分を青色33、NG部分を赤色32で表示している。すなわち、STB2おける「対ネット L2 MD01 STB1-STB2」の値(0.1)が規定値MAX(0.09)を超えているので、赤色32で表示し、その他の正常値の部分は青色33で表示する。また、判定セルの「L1」、及び「対ネット L2 MD01 STB1-STB2」の文字についても青色33で表示する。
【0051】
上記したように配線ガイドラインチェックシステムの「配線情報抽出処理」−「配線情報整理処理」−「配線情報チェック処理」により、既配線の基板データを通して電子化できるため、配線ガイドラインに従って配線されているかどうかの判断を容易に実施することが可能となる。更に、ソースシンクロナス配線(ある配線を基準として±X)やペア配線のような高速回路配線チェックが可能となる。また、チェック処理を容易に実施できるので、チェック工数の削減、基板設計後戻り、つまり基板の再試作を防止でき、設計品質を向上することができる。
【0052】
<配線情報抽出処理における部品キーワードの選択方法>
配線長チェックテンプレートのDrv行とRcv行とPoint数で、複数の部品や伝送線路をキーワードにしたい場合には、以下のように記述できる。
【0053】
(1)ハイフン“-”を区切りコードとして記述した場合には、その間の全ての部品リファレンスを処理する。
例:RM1−4:→RM1、RM2、RM3、RM4をキーワードとする。
【0054】
(2)コンマ“,”を区切りコードとして記述した場合には、指定した部品リファレンスをキーワードとする。
例:IC5,IC7,IC52 →IC5とIC7とIC52をキーワードとする。
【0055】
上記部品キーワードの選択方法によって、配線情報を取得したい部品キーワードを入力する作業を容易に行うことができる。例えば指定する部品キーワードが複数ある場合に、ハイフンを指定すると、間の部品リファレンス全てをキーワードとして選択できる。また、指定する部品キーワードが複数ある場合に、コンマを指定すると、別々の部品リファレンスをキーワードに選択できる。
【0056】
<配線情報抽出処理におけるPoint数の選択方法>
Point数の選択方法を以下に示す。
【0057】
(1)Point数を「数字」で示すと、Drv行に記述した部品から数えて指定した数字個目の伝送線路配線長を取得する。
例:Point数 1:Drv行に記述した部品から数えて1個目の伝送線路を選択する。
【0058】
(2)Point数を「ALL」で示すと、Drv行に記述した部品からRcvに記述した部品までの伝送線路配線長を全て加算して取得する(総配線長を取得する)。
【0059】
例:Point数 ALL
上記Point数の選択方法によって、何番目の伝送線路情報を取得するか、総配線を取得するかなど、細かい伝送線路の選択が可能となり、配線情報を取得したい伝送線路を容易に特定でき、かつ総配線長も取得可能である。
【0060】
<配線情報チェック処理におけるカスタマイズチェック>
チェックする伝送線路を様々な形式で拡張することが可能である。図14はカスタマイズチェックの例を示したものである。
【0061】
図14の例では、「L1+L2」の列にワークシート関数を用いて加算結果を予め配置すると、その加算結果に対してチェックすることが可能である。従って、伝送線路L1やL2の単線の値をチェックするだけではなく、図15に示すように、部品例えば駆動部品(Driver)11のピンから分岐点16までなどの細かいチェックを行うことができる。図14では、STB2における「L1+L2」の値(13.74)が規定値MAX(13.7)を超えているので、赤色32で表示され、その他の正常値の部分は青色33で表示される。
【0062】
図15では、「L1+L2」の指定で駆動部品(Driver)11のピンから分岐点16までのチェック、「L2+L3」の指定でダンピング抵抗13のピンから受け側部品(Receiver)12aまでのチェック、「L2+L4」の指定でダンピング抵抗13のピンから受け側部品(Receiver)12bまでのチェックを行うことができる。
【0063】
上記のカスタマイズチェックによって、ICベンダーが配布する様々な配線ガイドラインに対応することができる。また、ICのパッケージ内配線長を加えた長さで配線長を考慮しなければならない場合などに、本チェックを利用することができる。
【0064】
図16はパッケージ内配線長を考慮した例を示したもので、PKG列がICパッケージ内配線長を示している。この場合の例では、STB1における「L1+PKG」の値(1.73)及びSTB2における「L1+PKG」の値(1.84)が規定値MAXの値(1.24)を超えると共に、STB2における「L2」の値(12.5)が規定値MAXの値(12.49)を超えているので、赤色32で表示され、その他の正常値の部分は青色33で表示される。
上記のようにチェックする配線を種々にカスタマイズチェックすることにより、取得した伝送線路同士の加算など、種々のルールチェックを実施することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、高速回路配線ガイドライン用配線長を視覚的にかつ容易にチェックすることが可能であり、チェックに要する工数を削減し、チェック効率及び設計品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る配線ガイドラインチェックシステムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における配線長チェックシステムの例を示す図。
【図3】同実施形態における電気的ネットを説明するための図。
【図4】同実施形態における配線長チェックシステムの伝送線路例の説明図。
【図5】同実施形態における配線長チェックシステムの他の伝送線路例の説明図。
【図6】同実施形態における参照層例の説明図。
【図7】同実施形態における他の参照層例の説明図。
【図8】同実施形態における配線情報整理用のネット名色変更例を示す図。
【図9】同実施形態における配線情報抽出部及び配線情報整理処理部の動作を示すフローチャート。
【図10】同実施形態における配線情報チェック処理部の動作を示すフローチャート。
【図11】同実施形態における等長配線チェックの処理例を示す図。
【図12】同実施形態におけるネット間等長チェックの処理例を示す図。
【図13】同実施形態における対ネットチェックの処理例を示す図。
【図14】同実施形態におけるカスタマイズチェックの処理例を示す図。
【図15】同カスタマイズチェックにおける細かいチェックの例を示す図。
【図16】同カスタマイズチェックにおけるパッケージ内配線長を考慮したチェック例を示す図。
【符号の説明】
1…基板データベース
2…データ処理部
3…入力部
4…配線情報抽出部
5…配線情報整理処理部
6…配線情報チェック処理部
7…チェック結果表示部
11…駆動部品(Driver)
12、12a、12b…受け側部品(Receiver)
13…抵抗
14…ビア
15…近位のプレーンが切れている地点
16…分岐点
21…基板の1層目
22…基板の6層目
31…黄色
32…赤色
33…青色[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wiring guideline check system for checking a wiring length of a high-speed circuit wiring guideline designed by CAD (Computer Aided Design).
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when designing high-speed circuit wiring on a circuit board using a CAD system and checking the wiring length of a transmission line, the wiring length of the transmission line is measured by a CAD reference function, and the wiring length described in the high-speed circuit wiring guidelines Check if you are following.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, conventionally, when checking the high-speed circuit wiring length by CAD, it is necessary to measure the wiring length of the transmission line by using the CAD reference function and check whether the wiring length described in the high-speed circuit wiring guidelines is being followed. For this reason, there are problems that a lot of man-hours are required for the check, and it takes time and it is difficult to obtain high design quality.
[0004]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and can visually and easily check the wiring length for high-speed circuit wiring guidelines, reducing the number of man-hours required for checking, and checking efficiency and design. An object is to provide a wiring guideline check system capable of improving the quality.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The wiring guideline check system according to the present invention is based on CAD board data. Wiring board data related to electrical nets in the range specified by the wiring length check template Extract wiring information And load it into the template Wiring information extraction means, and wiring information extracted by the wiring information extraction means for each electrical net in a spread format Organize Wiring information organizing means, and wiring information organized by the wiring information organizing means Regarding the wiring length of the transmission line to be judged in, follow the wiring guidelines set in the template in advance Judgment Conduct In the judgment result Based on good or bad Wiring information check means for color-coded display is provided.
[0006]
By extracting the wiring information that is electronic data from the CAD board data as described above, accurate wiring information can be acquired. Further, by checking the wiring information organized by the wiring information organizing means by the wiring information checking means and displaying it in a color-coded manner, a visual check is possible, and check omissions can be reliably prevented. Further, the wiring length, the number of vias, and the reference layer related to the electrical net can be checked as wiring information.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing the overall system configuration of a wiring guideline check system according to an embodiment of the present invention. In FIG. 1,
[0008]
The board data stored in the
[0009]
The wiring
[0010]
<Wiring information extraction process>
First, the processing of the wiring
[0011]
Further, the electric net names in FIG. 2 indicate MD01 *** and MD02 ***, and each line represents a different electric net name. In the example of FIG. 2, L1 of the electrical net MD01 *** is a wiring length of 0.73 mm, L2 is 12.46 mm, the number of vias included in MD01 *** is 3, and the reference layer (REF) is GND (ground). : 0V signal).
[0012]
A cell group of specified values described above the signal name represents a wiring guideline. In the example of FIG. 2, L1 must be wired with a value up to a maximum value of 0.73 mm, L2 must be wired with a value of 12.47 mm to 12.6 mm, and the number of vias is three at maximum It shows that it is suppressed by. Wiring guidelines Is different depending on the IC used, and is defined by the user. The wiring length check template is provided with a determination cell indicating the determination result of the check.
[0013]
Here, the electric net will be described.
The electrical net is a concept in which wiring nets on a board that are electrically connected through a receiving component (Receiver) are regarded as the same net. FIG. 3 is a supplementary explanatory diagram of an electric net. The electrical net name is assumed to be from the pin of the driving component (Driver) 11 to the pin of the receiving component (Receiver) (passive elements such as R (resistor), L (coil), C (capacitor)) 12, etc. The definition of an electrical net is to think of the net name connected to as one wiring net. In FIG. 3, NetC is an electric net name, and wiring net names included in the electric net NetC are NetA and NetB.
[0014]
Next, the processing of “considering / not considering vias” in the wiring
FIG. 4 is an example in which wiring of an electrical net on a certain board is illustrated in consideration of vias. The wiring in FIG. 4 is as follows.
[0015]
L1: Wiring from
L2: Wiring from the
L3: Wiring from via 14 to receiving
L1, L2, and L3 indicate wirings (transmission lines) on the substrate. The driving component (Driver) 11, the wiring L1, the
[0016]
Then, when the example of FIG. 4 is illustrated with the via 14 being ignored, it is as shown in FIG. The wiring L1 is the same as that in FIG. 4, but the wiring L2 is obtained by adding the wirings L2 and L3 in FIG. 4 to the wiring L2. In the processing of the wiring
[0017]
The transmission line to be acquired is determined by the number of points (number of points) using the component described in the Drv row as a key. In the example of FIG. 2, since the point line from IC1 to IC52 is 1 in the wiring L1, the first transmission line of the transmission line is acquired (when considering the via: when not considering the wiring L1 and via in FIG. 4). Taking FIG. 5 as an example, wiring L1). Similarly, since the number of points of the wiring L2 is 2, it can be determined as the second transmission line counted from the IC1 (when considering via: wiring L2 in FIG. 4, when not considering via: wiring L2 in FIG. 5).
[0018]
Furthermore, it is possible to determine the number of transmission lines to be acquired by changing the number described in the Point line.
[0019]
Next, the reference layer will be described.
The reference layer is determined by the wiring that is the criterion, and is the most in the layer direction. close It is defined as a conductor plane (plane). 6 and 7 are definition examples of the reference layer, and are examples in which the substrate is observed from a cross section. When the electrical net NetA is wired in a certain layer, the plane closest to the wiring is used as a reference layer, and when there are a plurality of planes closest to the wiring, all corresponding planes are used as reference layers. FIG. 6 shows a case where the GND distance is closer than P3V or P5V as judged from the electric net NetA, and GND serves as a reference layer for the electric net NetA. The electric net name P3V is the name of the wiring surface of the power source 3V, for example, and the electric net name P5V is the name of the wiring surface of the power source 5V.
[0020]
At the point where the proximal plane (GND B) of the electrical net NetA is cut as shown in FIG. 7, the nearest plane ahead is used as the reference layer. FIG. 7 shows a case where the distance between GND A and GND C is equal at the
The reason for checking the reference layer is “Is the wiring of the high-speed circuit surrounded by GND and shielded?”, And can be used to determine whether the reference layer is “GND” or not.
[0021]
<Wiring information arrangement processing>
Next, processing of the wiring information
Wiring information in spread format based on Drv line, Rcv line and the number of points for each electrical net name Organize It is processing to do. After the wiring information is extracted by the wiring
[0022]
In the example of FIG. 8, the character colors of the electrical net names MD01 and MD02 and the character colors of L1, L2, VIA, and REF are displayed in red 32, so that each intersecting portion (yellow 31) is processed. Based on the keywords set in the Drv line, Rcv line, and the number of points Organize It is processed. The net names MD01 and MD02 to be processed and the signal names L1, L2, VIA, and REF are displayed in red 32, for example. As a result, it is possible to improve the performance without performing all checks of the system by processing only the changed part in the existing wiring data.
[0023]
FIG. 9 is a flowchart showing the operations of the wiring
[0024]
Based on Drv, Rcv, and Point stored in the work sheet, it corresponds to the electrical net name from the segment wiring information file (CSV: file separated by commas) of the board data stored in the
In the wiring information extraction process, the wiring information is acquired based on the already-laid board data. At that time,
(A) The wiring length of the transmission line to be acquired is searched using a component reference (IC ** or the like) as a keyword.
[0025]
(B) The number of transmission lines to be acquired after the component reference search is determined by the number of points.
[0026]
(C) When extracting the wiring length, the number of vias and the reference layer are also extracted.
[0027]
(D) In extraction, “considering / not considering vias” can be selected.
[0028]
As described above, the reference plane extracted from the
[0029]
In the wiring information organizing process, the following processing is performed when the extracted information is organized and described in the template.
[0030]
(A) The wiring length of the transmission line whose rule is to be checked is arranged in a spread format for each electric net name.
[0031]
(B) The length of the transmission line to be extracted is changed by changing the color of the electrical net name.
[0032]
Thereafter, the wiring
As described above, accurate wiring information can be acquired by extracting wiring information from the
[0033]
<Wiring information check process>
Next, processing of the wiring information
The wiring information
[0034]
In the wiring information check process, wiring guidelines are set, and the check has the following features.
(A) The wiring guideline in the same sheet is compared with the transmission lines extracted and arranged, and OK / NG is color-determined and displayed.
(B) As the check process, a normal check process, an equal length wiring check process, an inter-net equal length check process, an electrical versus net check process, and a maximum / minimum matching process can be performed.
[0035]
The points of the check process will be described below.
Normal check processing: If there is a determination target cell having the same name as the set wiring guideline, the color is determined by comparison.
[0036]
Equal length
[0037]
Equal length
[0038]
Equal length
[0039]
Equal length
[0040]
Electric net equal length check process: Displays the difference between the pair wirings and performs the normal check process on the difference.
[0041]
Electrical net check process: Displays the difference from the standard based on the name of the electrical net as a criterion. Thereafter, the normal check process is performed.
[0042]
Reference layer check process: When the specified conductor plane (plane name) is input in the acquired information, the normal check process is performed.
Each check process will be described in more detail.
(1) Normal check processing
As shown in the wiring length check plate of FIG. Wiring guidelines If it is OK, it is judged visually by showing blue, and if it is NG, it shows red. In the determination cell of FIG. 8, the numerical value “0.73” of the wiring L1 and the numerical value “3” of the VIA in the electrical net name MD01, the numerical value “12.5” of the wiring L2 and the numerical value “1” of the VIA in the electrical net name MD02. 3 ”is OK and displayed in blue 33. Also, the numerical value “12.46” of the wiring L2 in the electrical net name MD01 is smaller than the specified value MIN (12.47), and the numerical value “0.734” of the wiring L1 in the electrical net name MD02 is the specified value MAX (0 .73), it becomes NG and is displayed in red 32.
[0043]
If there is no rule corresponding to the specified value cell, the process is not performed. Also, the number of vias can be determined by color in the normal check process. That is, the determination can be made by inputting the VIA MAX value as the specified value.
[0044]
FIG. 10 is a flowchart showing the normal check process in the wiring information
[0045]
Next, the data to be checked is compared with MIN and MAX specified as the specified values, and the cells are color-coded by OK and NG (step B3). Thereafter, it is checked whether or not all the processes in the implementation range have been completed (step B4). If not completed, the process returns to step B2, and the data to be checked are displayed side by side. If it is determined in step B4 that all the processes in the implementation range have been completed, the normal check process is terminated.
[0046]
As described above, the wiring length, the number of vias, and the reference layer related to the electrical net can be checked as wiring information. Further, the wiring information organized by the wiring information
[0047]
(2) Equal length wiring check processing 1-4
The equal length wiring check process is a process for checking whether or not the wiring length is equal in the group. As shown in FIG. 11, the group setting is created by the description in the determination cell (samelength cell). In the example of FIG. 11, the determination is made by the equal-length wiring check process A. The difference is described with reference to the maximum wiring length in the group from the electric net name of MD01 to MD03. After the description, the normal check process (color discrimination) is performed. That is, the group from the electric net name of MD01 to MD03 is displayed in yellow 31, the OK portion in the determination cell “L1”, “samelength L1 MD01-MD03” is displayed in blue 33, and the NG portion is displayed in red 32. In this example, since the difference of “L1” in MD03 is “0.234” and exceeds the specified value MAX (0.004), it is displayed in red 32, and the other normal values are displayed in blue 33. indicate. Further, the characters “L1” and “samelength L1 MD01-MD03” of the determination cell are also displayed in blue 33.
[0048]
Further, in other equal length
[0049]
(3) Equal length check process between electrical networks
Check the wiring of the pair layout. That is, as shown in FIG. 12, the paired electrical net names are described in the determination cell, and the normal check process is performed by displaying the difference between the electrical nets if the two electrical nets are wired in the same length. Perform (color discrimination). In the example of FIG. 12, the processed line of the electric net names STB1, STB2, and MD01 is displayed in yellow 31, the OK portion in the determination cell “L1” and “inter-net equal length L1 STB1-STB2” is displayed in blue 33. ing. FIG. 12 shows a state in which all values are normal. The characters “L1” and “inter-net equal length L1 STB1 STB2” of the determination cell are also displayed in blue 33.
[0050]
(4) Electrical net check process
Check the difference after displaying the set wiring as a reference. That is, as shown in FIG. 13, the normal check process (color discrimination) is performed by displaying how much difference is present with respect to a certain reference length. In the example of FIG. 13, the processing row of STB1, STB2, and MD01 is displayed in yellow 31, the OK portion in the determination cell “L1” and “to the net L2 MD01 STB1-STB2” is displayed in blue 33, and the NG portion is displayed in red 32 Yes. That is, since the value (0.1) of “vs. net L2 MD01 STB1−STB2” in STB2 exceeds the specified value MAX (0.09), it is displayed in red 32, and the other normal value portions are blue 33 Is displayed. Further, the characters “L1” and “vs. net L2 MD01 STB1-STB2” of the determination cell are also displayed in blue 33.
[0051]
As described above, it is possible to digitize through the board data of the existing wiring by “wiring information extraction processing”-“wiring information organization processing”-“wiring information check processing” of the wiring guideline check system. It is possible to easily carry out this determination. Furthermore, high-speed circuit wiring checks such as source synchronous wiring (± X with respect to a certain wiring) and pair wiring can be performed. In addition, since the check process can be easily performed, it is possible to reduce the check man-hours and prevent the circuit board design from returning after the board design, that is, the retrial of the board, thereby improving the design quality.
[0052]
<Part keyword selection method in wiring information extraction processing>
If you want to use multiple components and transmission lines as keywords in the Drv line, Rcv line, and the number of points in the wiring length check template, you can write as follows.
[0053]
(1) When a hyphen “-” is described as a delimiter code, all component references in between are processed.
Example: RM1-4: → RM1, RM2, RM3, RM4 are keywords.
[0054]
(2) When a comma “,” is described as a delimiter code, the specified component reference is used as a keyword.
Example: IC5, IC7, IC52 → IC5, IC7, and IC52 are keywords.
[0055]
By the method for selecting a component keyword, it is possible to easily perform an operation of inputting a component keyword for which wiring information is to be acquired. For example, when there are a plurality of component keywords to be specified, if a hyphen is specified, all the component references in between can be selected as keywords. In addition, when there are a plurality of component keywords to be specified, if a comma is specified, different component references can be selected as keywords.
[0056]
<Selecting the number of points in the wiring information extraction process>
The method for selecting the number of points is shown below.
[0057]
(1) When the number of points is indicated by “number”, the transmission line wiring length of the number-number specified by counting from the components described in the Drv line is acquired.
Example: Number of points 1: Select the first transmission line counted from the components described in the Drv line.
[0058]
(2) When the number of points is indicated by “ALL”, all the transmission line wiring lengths from the part described in the Drv line to the part described in Rcv are added and acquired (the total wiring length is acquired).
[0059]
Example: Number of points ALL
By selecting the number of points above, it is possible to select a fine transmission line, such as what transmission line information is to be acquired or total wiring is to be acquired, and the transmission line for which wiring information is to be acquired can be easily identified, and The total wiring length can also be acquired.
[0060]
<Customization check in wiring information check processing>
The transmission line to be checked can be extended in various forms. FIG. 14 shows an example of customization check.
[0061]
In the example of FIG. 14, if the addition result is previously arranged in the column “L1 + L2” using the worksheet function, the addition result can be checked. Therefore, not only the values of the single lines of the transmission lines L1 and L2 can be checked, but also a detailed check can be performed from the pin of the
[0062]
In FIG. 15, a check from the pin of the driving component (Driver) 11 to the
[0063]
Various customizations distributed by IC vendors through the above customization check Wiring guidelines It can correspond to. In addition, this check can be used when the wiring length must be taken into consideration by adding the wiring length in the package of the IC.
[0064]
FIG. 16 shows an example in which the in-package wiring length is taken into account, and the PKG column shows the in-IC package wiring length. In this example, the value (1.73) of “L1 + PKG” in STB1 and the value (1.84) of “L1 + PKG” in STB2 exceed the specified value MAX (1.24), and “L2 in STB2” ”(12.5) exceeds the specified value MAX (12.49), and is displayed in red 32, and other normal values are displayed in blue 33.
By performing various customization checks on the wiring to be checked as described above, various rule checks such as addition of acquired transmission lines can be performed.
[0065]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the present invention, it is possible to visually and easily check the wiring length for high-speed circuit wiring guidelines, reduce the man-hours required for checking, and improve the check efficiency and design quality. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a wiring guideline check system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an example of a wiring length check system in the embodiment.
FIG. 3 is a view for explaining an electrical net in the embodiment;
FIG. 4 is an explanatory diagram of a transmission line example of the wiring length check system according to the embodiment.
FIG. 5 is an explanatory diagram of another transmission line example of the wiring length check system according to the embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a reference layer example in the embodiment.
FIG. 7 is an explanatory diagram of another reference layer example in the embodiment.
FIG. 8 is a view showing an example of changing a net name color for organizing wiring information in the embodiment;
FIG. 9 is a flowchart showing operations of a wiring information extraction unit and a wiring information arrangement processing unit in the embodiment.
FIG. 10 is an exemplary flowchart illustrating the operation of a wiring information check processing unit according to the embodiment;
FIG. 11 is an exemplary view showing a processing example of equal length wiring check in the embodiment;
FIG. 12 is a diagram showing a processing example of an equal length check between nets in the embodiment.
FIG. 13 is a view showing a processing example of an anti-net check in the embodiment.
FIG. 14 is a view showing an example of a customization check process in the embodiment;
FIG. 15 is a diagram showing an example of a fine check in the customization check.
FIG. 16 is a view showing a check example in consideration of the in-package wiring length in the customization check.
[Explanation of symbols]
1 ... Board database
2 Data processing part
3 ... Input section
4 ... Wiring information extraction unit
5 ... Wiring information organization processing section
6 ... Wiring information check processing section
7. Check result display area
11 ... Driver
12, 12a, 12b ... Receiver parts
13 ... Resistance
14 ... via
15 ... The point where the proximal plane is cut
16 ... Branching point
21: First layer of substrate
22 ... 6th layer of the substrate
31 ... Yellow
32 ... Red
33 ... Blue
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