JP3733921B2 - Dephosphorization material - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、リン酸やリン酸塩(以下、「リン」と略す)を湖、沼、貯水池、河川水、生活排水、家畜屎尿排水、下水から除去するための脱リン材に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、貯水池における富栄養化現象の防止策は、流入河川対策と貯水池内対策に大別される。貯水池内対策には、曝気循環、噴水、選択放流などがある。しかし、これらは積極的に栄養塩類を除去する方策ではない。流入河川対策には流路転換と流入水処理がある。流路転換もまた栄養塩類を積極的に除去するものではない。流入水処理は、栄養塩類を積極的に除去することを目的とした方法である。これは、礫間接触、凝集沈降分離、リン吸着材などにより、水中のリンを除去する。
【0003】
特にリン吸着材による脱リン処理は有効な手段であると考えられる。凝集沈降分離のようなスラッジの回収処理が不必要だからである。リン吸着材(脱リン材)としては、従来、特開昭62−183898号公報に記載されているものが知られている。このものは、トバモライト系水和物を主要鉱物とした独立気泡を有する多孔質処理材である。この脱リン材では、アルミニウム粉末などの気泡剤を使用して空隙を造っている。よって、その製法上、空隙である気泡は独立気泡となっている。
【0004】
上記脱リン材を用いて脱リン効果を調べた結果、リンは、気泡内部に成長したトバモライト水和物を析出サイトとして、アパタイト(リン灰石)の形で固定されていることが分かった。また、このアパタイトの析出は、リン溶液が直接に接する硬化体の表面近傍でのみ旺盛であり、硬化体の内部の気泡ではアパタイトの析出は認められなかった。これは気泡が、硬化体の製法上、独立の気泡にならざるを得ないことに起因するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の脱リン材では独立気泡を有しているために、脱リン効果が不十分であった。特に、その内部ではアパタイトの吸着を行うことができなかった。よって、脱リン材としては、大型でかさばり、その容積効率が低いという課題を有していた。
【0006】
【発明の目的】
そこで、この発明の目的は、脱リン材としての容積効率を飛躍的に高めることである。また、廃棄物量、処分費用を大幅に低減することを、その目的としている。さらに、この発明は、脱リン材全体において比較的均一な硬さにすることができることを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、珪酸カルシウム水和物を主たる構成物とする脱リン材であって、略球形状または中空パイプ状に形成され、その表面にカードハウス状に珪酸カルシウム水和物が成長した脱リン材である。
脱リン材を略球形状に形成する方法は限定されない。
脱リン材を中空パイプ状に形成する方法は限定されない。中空パイプ状とは、断面円形の環状に限らず、各断面が楕円形、三角形,四角形,五角形などの多角形状、または、任意形の環状でもよい。
【0008】
請求項2に記載の発明は、上記カードハウス状の珪酸カルシウム水和物が、その全表面に析出した請求項1に記載の脱リン材である。
【0009】
請求項3に記載の発明は、珪酸質原料からなる粉体および石灰質原料からなる粉体を用いて転動造粒し、この造粒の後、これを高温高圧養生することにより製造され、珪酸カルシウム水和物を主たる構成物とし、略球形状で、その表面にカードハウス状に珪酸カルシウム水和物が成長した脱リン材である。
この珪酸質原料および石灰質原料としては、珪石、珪藻土、珪酸白土、高炉スラグ、フライアッシュ、セメント、石膏、生石灰などが好適である。
【0010】
請求項4に記載の発明は、珪酸質原料からなる粉体および石灰質原料からなる粉体を混合した混合材料を軟化させ、この軟化した混合材料を中空パイプ状に押し出し成形し、押し出し成形後、これを高温高圧養生することにより製造され、珪酸カルシウム水和物を主たる構成物とし、中空パイプ状で、その表面にカードハウス状に珪酸カルシウム水和物が成長した脱リン材である。
上記脱リン材の製造は、押し出し成形された脱リン材を室温にて養生し、この後、オートクレーブ養生することもできる。
オートクレーブ養生とは、主にコンクリート2次製品に用いられる養生方法であり、飽和水蒸気の圧力と熱の作用を併用する養生方法である。
粉体の押し出し成形には、周知の押し出し成形機が使用することができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、上記珪酸カルシウム水和物は、トバモライト、ゾノトライト、ヒレブランダイト、ワラストナイトの中の1種類または2種類以上の組み合わせである請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の脱リン材である。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】
請求項1〜請求項5に記載の発明に係る脱リン材では、脱リン材は例えばカラムなどの容器に収容され、この容器がリンを含む汚水中に投入される。この脱リン材は略球形または中空パイプ形であり、全表面にアパタイトの析出サイトである珪酸カルシウム水和物が成長している。このため、アパタイトの析出サイトである珪酸カルシウム水和物とリン含有水との接触面積が増大し、リンの吸着効率がきわめて高くなっている。また、略球形とした場合には、脱リン材としての取り扱い性が優れている。なお、この脱リン材は充填床としても使用することができる。
【0015】
この脱リン材の製造では、珪酸質原料の粉末と石灰質原料の粉末とを用いて、転動造粒または押し出し成形加工する。転動造粒の場合、例えば直径が1〜15mm程度の球体とする。また、押し出し成形の場合、例えば外径3〜20mm,内径1〜15mm,長さ0.3〜2m程度の中空パイプとする。そして、この造粒体または成形体を湿空中または室温にて養生する。さらに、これを高温高圧養生する。例えばオートクレーブ中にて180℃,10atmで養生する。この結果、略球形の珪酸カルシウム水和物の脱リン材が製造される。そして、この脱リン材をカラムなどの容器に収容して使用する。
なお、略球形の脱リン材を転動造粒した場合、どうしてもその中心部より表面部の方が強度的に弱くなり、脱リン材全体としての硬度が不均一となりやすい。これに対して、脱リン材を中空パイプ形に押し出し成形した場合には、成形が安定しているので、このような事態はほとんど起こらず、脱リン材の全体を均一的な硬度とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、まず図1〜図3に基づいて、この発明に係る脱リン材の第1実施例を説明する。
脱リン材の原料としては、以下のものを用意する。
珪酸質原料としては、珪石粉末を使用する。
石灰質原料としては、普通ポルトランドセメントを使用する。
これら粉末の粉末度は、それぞれ5000cm2/g、3200cm2/gである。その割合を重量比で43:57で混合する。
そして、これらを混合した原料を直径φ1.5mのパン型ペレタイザーを用いて転動造粒した。パン内に原料を投入しながら、同時に水を散布して造粒した。造粒時のパンの回転数と散水量とは、造粒状況を観察しながら調節した。
【0017】
この結果、得られた直径1〜5mmの造粒体について以下の養生を施した。すなわち、温度40℃、湿度100%、10時間養生した。
次いで、これをステンレス製の容器に入れ、水に浸して、気圧10atm、180℃のオートクレーブ中で8時間養生した。
養生後、これを電子顕微鏡で観察した結果、表面にはカードハウス状または板状に成長したトバモライトが析出していることが確認された。
図1の(A)は脱リン材1を示している。その全表面がリンの吸着サイトとなる。これに対して(B)に示す従来例の脱リン材2では気泡部が吸着サイトとなるのみである。
【0018】
そして、図2に示す装置により、この脱リン材1の性能を調べた。脱リン材1は、アクリル製カラムに内装した。比較例として、特開昭62−183898号公報に記載されているものを上記カラムに充填してその脱リン性能を調べた。この装置には、人工リン溶液(KH2PO4 ,10mg・P/リットル)を流した。人工リン液はカラム容積392mlに対して392ml/時の速度で流した。溶液中のリン濃度を測定した結果を図3に示す。
この結果、この発明によれば、比較例に対してより優れた脱リン性能を確認することができた。
【0019】
次に、図4および図5に基づいて、この発明の第2実施例に係る脱リン材を説明する。
脱リン材の原料としては、以下のものを用意する。
珪酸質原料としては、珪石粉末を使用する。
石灰質原料としては、普通ポルトランドセメントを使用する。
増粘剤としては、メチルセルロースを使用する。
これらの珪石粉末および普通ポルトランドセメントの粉末度は、それぞれ5000cm2/g、3200cm2/gである。その割合を重量比で43:57で混合する。そして、これらの混合物100重量部に対して1重量部の割合で増粘剤を混合した。
【0020】
混合した原料に水を22重量%加えて混練した後、図5に示すような一般的な押し出し成形機により中空パイプ状の成形体を得た(外径5mm,内径2mm,長さ1m)。成形体は24時間、20℃の室内での養生後、ステンレス容器に入れ、水に浸してオートクレーブ養生を10気圧、180℃で8時間行った。養生後、これを電子顕微鏡により観察したところ、外周面,内周面および破断面とも、カードハウス状または板状に成長したトバモライトが確認することができた。
図4はその中空パイプ状の脱リン材3を示している。その全表面がリンの吸着サイトとなる。
【0021】
そして、図2に示す装置により、この脱リン材3の性能を第1実施例のものと同様にして調べた。溶液中のリン濃度を測定した結果は、図3の場合と略同じになった。
なお、図5において、10は押し出し成形機本体、11は原料投入用のホッパ、12は駆動モータ、13はヒータ、14はスクリュー、15は口金、16はフォーミングダイ、17は冷却槽、18は引き取り機、19は定寸自動カッタ、20は成形された中空パイプ状の成形体である。
図5に示すように、ホッパ11から押し出し成形機本体10へ投入された原料は、スクリュー14により成形機本体11の出口側へ移送されながら、ヒータ13の熱により溶融状態となる。そして、この出口に装着された口金15から中空パイプ状に押し出される。その後、この成形体は、引き取り機18の引っ張り力にも助けられて、フォーミングダイ16を通過時に形状のフォーミングが行われ、さらに冷却槽17の通過時に所定温度まで冷やされて硬化し、その後、定寸自動カッタ19により上記所定長さにカットされる。
【0022】
【発明の効果】
この発明に係る脱リン材よれば、脱リン効果を高めることができる。特にその容積効率を高めることができる。
また、中空パイプ状の脱リン材を押し出し成形により製造すれば、脱リン材全体において、比較的均一な硬さの良質なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る脱リン材を示す概念図である。
【図2】 この発明の第1実施例に係る実験装置を示す図である。
【図3】 この発明の第1実施例に係る実験結果を示すグラフである。
【図4】 この発明の第2実施例に係る脱リン材を示す概念図である。
【図5】 この発明の第2実施例に係る脱リン材の押し出し成形機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,3 脱リン材。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dephosphorizing material for removing phosphoric acid and phosphate (hereinafter abbreviated as “phosphorus”) from lakes, swamps, reservoirs, river water, domestic wastewater, livestock wastewater, and sewage.
[0002]
[Prior art]
For example, measures to prevent eutrophication in reservoirs are broadly divided into measures for inflowing rivers and measures in reservoirs. Reservoir measures include aeration circulation, fountains and selective discharge. However, these are not measures to actively remove nutrients. Inflow river countermeasures include channel change and inflow water treatment. Channel switching also does not actively remove nutrients. Influent treatment is a method aimed at actively removing nutrients. This removes phosphorus in the water by contact between gravel, coagulation sedimentation separation, phosphorus adsorbent and the like.
[0003]
In particular, dephosphorization treatment with a phosphorus adsorbent is considered to be an effective means. This is because a sludge recovery process such as coagulation sedimentation separation is unnecessary. As the phosphorus adsorbing material (phosphor removing material), those described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-183898 are conventionally known. This is a porous treatment material having closed cells whose main mineral is tobermorite hydrate. In this dephosphorizing material, voids are made using a foaming agent such as aluminum powder. Therefore, the bubble which is a space | gap is a closed cell on the manufacturing method.
[0004]
As a result of examining the dephosphorization effect using the above dephosphorization material, it was found that phosphorus was fixed in the form of apatite (apatite) using tobermorite hydrate grown inside the bubbles as a precipitation site. Further, the precipitation of apatite was active only in the vicinity of the surface of the cured body in direct contact with the phosphorus solution, and no apatite deposition was observed in the bubbles inside the cured body. This is due to the fact that the bubbles must be independent bubbles in the manufacturing process of the cured body.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, since the conventional phosphorus removal material has closed cells, the phosphorus removal effect is insufficient. In particular, apatite could not be adsorbed inside. Therefore, the phosphorus removal material has a problem that it is large and bulky, and its volumetric efficiency is low.
[0006]
OBJECT OF THE INVENTION
Therefore, an object of the present invention is to dramatically increase the volumetric efficiency as a phosphorus removal material. The purpose is to significantly reduce the amount of waste and disposal costs. Furthermore, the object of the present invention is to make the hardness of the dephosphorizing material relatively uniform.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
The method for forming the dephosphorizing material into a substantially spherical shape is not limited.
The method for forming the dephosphorizing material into a hollow pipe shape is not limited. The hollow pipe shape is not limited to a circular shape with a circular cross section, and each cross section may be an elliptical shape, a polygonal shape such as a triangle, a quadrangle, a pentagon, or an arbitrary shape.
[0008]
The invention according to
[0009]
The invention according to
As this siliceous raw material and calcareous raw material, silica stone, diatomaceous earth, silicate white clay, blast furnace slag, fly ash, cement, gypsum, quick lime and the like are suitable.
[0010]
Invention of Claim 4 softens the mixed material which mixed the powder consisting of the siliceous raw material, and the powder consisting of the calcareous raw material, this softened mixed material is extruded into a hollow pipe shape, and after extrusion molding, This is a dephosphorized material produced by curing this at high temperature and high pressure, with calcium silicate hydrate as the main constituent, and in the form of a hollow pipe and calcium silicate hydrate grown in the shape of a card house on its surface.
In the production of the dephosphorizing material, the extruded dephosphorizing material is cured at room temperature, and then autoclave curing can be performed.
Autoclave curing is a curing method mainly used for secondary concrete products, and is a curing method that combines the action of saturated steam pressure and heat.
A known extrusion molding machine can be used for the extrusion molding of the powder.
[0011]
In the invention described in
[0012]
[0013]
[0014]
[Action]
In the dephosphorizing material according to the first to fifth aspects of the present invention , the dephosphorizing material is accommodated in a container such as a column, for example, and this container is put into sewage containing phosphorus. This dephosphorizing material has a substantially spherical shape or a hollow pipe shape, and calcium silicate hydrate which is apatite precipitation site grows on the entire surface. For this reason, the contact area between calcium silicate hydrate, which is the precipitation site of apatite, and phosphorus-containing water is increased, and the phosphorus adsorption efficiency is extremely high. Moreover, when it is set as a substantially spherical shape, the handleability as a phosphorus removal material is excellent. This dephosphorizing material can also be used as a packed bed.
[0015]
In the production of the phosphorus removal material , rolling granulation or extrusion molding is performed using a siliceous raw material powder and a calcareous raw material powder. In the case of rolling granulation, for example, a sphere having a diameter of about 1 to 15 mm is used. In the case of extrusion molding, for example, a hollow pipe having an outer diameter of 3 to 20 mm, an inner diameter of 1 to 15 mm, and a length of about 0.3 to 2 m is used. Then, this granulated body or molded body is cured in a humid air or at room temperature. Further, this is cured at high temperature and high pressure. For example, it is cured at 180 ° C. and 10 atm in an autoclave. As a result, a substantially spherical calcium silicate hydrate dephosphorizing material is produced. And this dephosphorization material is accommodated and used in containers, such as a column.
In addition, when rolling granulation of a substantially spherical dephosphorization material, the surface portion is inevitably weaker than the center portion, and the hardness of the dephosphorization material as a whole tends to be uneven. In contrast, when extruding the dephosphorizing material into a hollow pipe shape, the molding is stable, so this situation hardly occurs and the entire dephosphorizing material should have a uniform hardness. Can do.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The first embodiment of the dephosphorizing material according to the present invention will be described below with reference to FIGS.
The following are prepared as raw materials for the phosphorus removal material.
Silica powder is used as the siliceous material.
Ordinary Portland cement is used as the calcareous material.
The fineness of these powders is 5000 cm 2 / g and 3200 cm 2 / g, respectively. The ratio is mixed at a weight ratio of 43:57.
And the raw material which mixed these was rolling granulated using the bread | pan type | mold pelletizer of diameter (phi) 1.5m. While putting the raw material into the bread, it was granulated by spraying water at the same time. The number of rotations of the bread and the amount of watering during granulation were adjusted while observing the granulation status.
[0017]
As a result, the following curing was applied to the obtained granulated body having a diameter of 1 to 5 mm. That is, it was cured at a temperature of 40 ° C. and a humidity of 100% for 10 hours.
Next, this was put in a stainless steel container, immersed in water, and cured for 8 hours in an autoclave at a pressure of 10 atm and 180 ° C.
After curing, this was observed with an electron microscope. As a result, it was confirmed that tobermorite grown in a card house shape or a plate shape was deposited on the surface.
FIG. 1A shows a
[0018]
And the performance of this
As a result, according to this invention, the dephosphorization performance more excellent with respect to the comparative example was able to be confirmed.
[0019]
Next, a dephosphorizing material according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
The following are prepared as raw materials for the phosphorus removal material.
Silica powder is used as the siliceous material.
Ordinary Portland cement is used as the calcareous material.
Methyl cellulose is used as the thickener.
The fineness of these quartzite powders and ordinary Portland cement is 5000 cm 2 / g and 3200 cm 2 / g, respectively. The ratio is mixed at a weight ratio of 43:57. And the thickener was mixed in the ratio of 1 weight part with respect to 100 weight part of these mixtures.
[0020]
After 22% by weight of water was added to the mixed raw material and kneaded, a hollow pipe-shaped formed body was obtained by a general extrusion molding machine as shown in FIG. 5 (
FIG. 4 shows the hollow pipe-shaped
[0021]
Then, the performance of the
In FIG. 5, 10 is an extrusion molding machine main body, 11 is a hopper for charging raw materials, 12 is a drive motor, 13 is a heater, 14 is a screw, 15 is a base, 16 is a forming die, 17 is a cooling tank, and 18 is A take-up machine, 19 is a fixed-size automatic cutter, and 20 is a molded hollow pipe-shaped body.
As shown in FIG. 5, the raw material charged into the extrusion molding machine
[0022]
【The invention's effect】
According to the phosphorus removal material according to the present invention, the phosphorus removal effect can be enhanced. In particular, the volumetric efficiency can be increased .
Further, if a hollow pipe-shaped phosphorus removal material is manufactured by extrusion molding, a high quality product having a relatively uniform hardness can be obtained in the entire phosphorus removal material.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing a dephosphorizing material according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an experimental apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a graph showing experimental results according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a conceptual diagram showing a dephosphorizing material according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing a dephosphorizing material extruding machine according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1,3 Dephosphorizing material.
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