JP3733698B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンの燃料や潤滑油、燃焼用空気等を浄化するための燃料フィルタやエアフィルタ等のフィルタ装置であって、更に詳しくは、アルミ等の軽合金製のフィルタ装置の耐久性の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの燃料や潤滑油、燃焼用空気等を浄化するための燃料フィルタやエアフィルタ等のフィルタ装置の構造の一例は、図1に示すように、分解可能なフィルタケース10内に、別部品であるフィルタエレメント4を収納して、このフィルタエレメント4により内部を流れる燃料、潤滑油、空気等の流体を漉して浄化している。 浄化対象の流体は、図1の一次側通路11からフィルタエレメント4を通過して二次側通路12側に流れ、途中のフィルタエレメント4で流体中のダストや不溶解分を捕集している。
【0003】
このフィルタエレメント4は汚れるので、定期的に交換する必要があり、図3のように螺合される二つの部分、基部2と蓋部3からなるフィルタケース10を分解・組立して行っている。
このフィルタケース10の分解と組み立ては通常は、図3に示すように、蓋部2の先端部の工具受部5、即ち、図中の六角形状のHEX部5に、スパナ、メガネレンチ、ソケットレンチ等の脱着用作業工具15を当てて回して、基部2のネジ部6aに螺合している蓋部3のネジ部6bを緩めたり、締めつけたりして、分解又は組み立て作業を行っている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】
しかしながら、最近のフィルタ装置1では、軽量化を目的として、フィルタケース10の基部2と蓋部3を共にアルミ合金製としているために、このフィルタエレメント4の交換を繰り返しているうちに、ネジ部6a,6bが潰れてシール能力の低下を招くので、これらの基部2と蓋部3を交換する必要が生じコストが高くなるという問題がある。
【0005】
また、フィルタケース10の蓋部3がアルミ合金製の場合には、六角形状のHEX部5のように、脱着用作業工具15が嵌合する工具受部5の角部が繰り返し作業により潰れて丸みを帯びてしまい、脱着用作業工具15が嵌合できなくなるために、蓋部3を基部2から脱着することができず、フィルタエレメント4の交換ができなくなるという問題がある。
【0006】
本発明は、軽量化のためにアルミ合金等の軽合金製にしたフィルタ装置において、基部のネジ部と蓋部の脱着用作業工具が嵌合する工具受部の強度を増した耐久性能のよいフィルタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係るフィルタ装置は、アルミ等の軽合金製のフィルタケース内に流体を浄化するフィルタエレメントを保持し、前記フィルタケースが基部と蓋部の少なくとも螺合される二つの部分からなるフィルタ装置であって、前記基部と前記蓋部との螺合部分の少なくとも前記基部側のネジ部が鋳鉄,鉄鋼等の高強度鋳込み部材で形成されることにより、結合ネジ部を補強でき、フィルタ装置の耐久性を向上できる。
【0008】
更に、アルミ等の軽合金製のフィルタケース内に流体を浄化するフィルタエレメントを保持し、前記フィルタケースが少なくとも螺合される二つの部分からなるフィルタ装置であって、前記フィルタケースの分解の際に脱着用作業工具が嵌合する工具受部が鋳鉄,鉄鋼等の高強度鋳込み部材で形成されることにより、脱着用作業工具が嵌合する工具受部の強度を増して蓋部の耐久性を向上できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るフィルタ装置は、アルミ等の軽合金製のフィルタケース10の内部に、燃料や潤滑油や燃焼用空気等を浄化するためのフィルタエレメント4を保持する構造となっており、フィルタケース10は基部2と蓋部3の少なくとも螺合される二つの部分からなり、この基部2と蓋部3とがネジ部6a,6bで螺合して、脱着可能に形成されている。
【0010】
そして、このフィルタケース10の基部2と蓋部3との螺合部分のネジ部6a,6bの少なくとも基部2側のネジ部6aをスチール製の鋳込み部材8aで形成する。つまり、基部2側のネジ部6aにスチールリング8aを鋳込み、このスチールリング8aに雌ネジ6aを形成し、ネジ部の強度を増加する。
この基部2側とは、例えばエンジンに取り付けられたフィルタ装置の場合は、そのエンジンに取り付けられる方の部分であり、蓋部3側とは、フィルタエレメント4を交換する時に脱着される側を言う。また、この鋳込み構造とする基部2側のネジ部6aは、雄ネジであっても、雌ネジであってもよく、これに対応して蓋部3側のネジ部6bは雌ネジ、又は、雄ネジで形成する。
【0011】
また、基部2側のネジ部6aと蓋部3側のネジ部6bの両方をスチール製の鋳込み部材8aにしてもよいが、製造コストと交換によるコストを考え合わせた場合には、基部2と蓋部3の両方にスチール部材8aを鋳込むより、蓋部3を交換した方が低コストになる場合が多いので、少なくとも基部2側のネジ部6a部分をスチール製の鋳込み部材8aで形成すればよい。
【0012】
また、更に、このフィルタケース10の分解の際に脱着用作業工具15が嵌合する工具受部5をスチール製の鋳込み部材8bで形成する。即ち、図4に示すように、蓋部3側の先端部分を脱着するために使用する作業用工具であるスパナ15が、嵌合するHEX部5に耐久性を有するスチールリング8bを鋳込んで形成する。なお、図に示す7はドレインプラグである。
【0013】
この脱着用作業工具15とこの脱着用作業工具15の係合する工具受部5の形状は、特にこれに限定されるものではなく、図5に示すようなレンチと凹状の角穴のようなインナーHEXタイプのものでもよい。
以上ような構造のフィルタ装置によれば、耐久性に問題が発生する係合部6a,6bの少なくともフィルタケース10の基部2側をスチールなどの耐久性に優れた部材8aを鋳込んで形成しているので、係合部6a,6bの強度を増加することができ、フィルタエレメント4の交換に伴う繰り返し使用によって発生する係合部6a,6bの潰れを防止でき、耐久性を向上することができる。
【0014】
また、ネジ部6aの補強を基部2側にすることにより、蓋部3側の係合部6bであるネジ山6bが万一潰れてシール能力が低下しても、蓋部3のみを交換すればよいことになり、コスト的に見ると、基部2側と蓋部3の両方を鋳込み構造にするより、この蓋部3の交換の方が有利であるので、全体として低コストの製品にすることができる。
【0015】
また、更に、蓋部2の頭部部分にある脱着用作業工具15が嵌合する工具受部5をスチール部材8bを鋳込んで形成することにより、脱着用作業工具15が繰り返し嵌合しても、角部が削れたり潰れたり丸まったりすることを防止できるので、脱着不能になることがない。
【0016】
【発明の効果】
本発明のフィルタ装置によれば、耐久性に問題が発生するネジ部の少なくともフィルタケースの基部側をスチールなどの耐久性に優れた部材を鋳込んで形成しているので、ネジ部の強度を増加することができ、繰り返し使用時に発生するネジ部のつぶれを防止でき、耐久性を向上することができる。
【0017】
また、基部側の係合部を補強したことにより、蓋部側のネジ部が万一潰れてシール能力が低下しても、蓋部のみを交換すればよいことになる。この蓋部の交換の方が、コスト的に見ると、基部側と蓋部の両方を鋳込み構造にするよりも有利である。
また、更に、蓋部の頭部にある脱着用作業工具が嵌合する工具受部をスチール部材を鋳込んで形成したことにより、脱着用作業工具が繰り返し嵌合しても、角部が丸まって脱着不能になることを防止できるので、蓋部の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわるフィルタ装置を示す側断面図である。
【図2】本発明にかかわるフィルタ装置の蓋部の工具受部を示す図で有り、(a)は部分斜視図であり、(b)は部分断面図である。
【図3】本発明にかかわるフィルタ装置の蓋部の工具受部の他の実施の形態を示す部分斜視図である。
【図4】フィルタ装置を示す側面図である。
【図5】フィルタ装置の基部と蓋部の分解状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フィルタ装置 2 基部
3 蓋部 4 フィルタエレメント
5 工具受部 6a,6b ネジ部
7 ドレインプラグ 8a,8b スチール部材(鋳込み部材)
10 フィルタケース 11 一次側通路
12 二次側通路 15 脱着用作業工具

Claims (1)

  1. アルミ等の軽合金製のフィルタケース内に流体を浄化するフィルタエレメントを保持し、前記フィルタケースがエンジンに接続する基部と前記基部に螺合する蓋部の少なくとも二つの部分からなるフィルタ装置であって、前記基部と前記蓋部との螺合部分における前記基部側のネジ部が鋳鉄、鉄鋼等の高強度鋳込み部材で形成されたフィルタ装置。
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DE102020123586B4 (de) * 2020-09-10 2023-09-28 Argo-Hytos Group Ag Filterelement, Filtereinrichtung, Anordnung und Montageverfahren

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