JP3731082B2 - 支持板のロック機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MDプレーヤ或いはCDプレーヤ等のディスク装置において、ディスクを保持する保持体が設けられた支持板を所定の位置にロックする支持板のロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる一般的にMDと呼ばれるものは、記録媒体となるミニディスクをディスクカートリッジ内に回転自在に収納して構成されている。
前記ミニディスクが収納されたディスクカートリッジ(以下、ディスクと略称する。)は、ディスク装置に挿入されて、このディスク装置内で所定の位置(ディスクチャッキング位置)にローディングされたり、あるいは、ディスク装置内からイジェクトされるようになっている。
このように、ディスクをローディングしたりイジェクトする場合には、ディスク装置内でディスクを保持している保持体の開口部を、ディスク装置の前面にある挿入口に合わせておき、この位置でロックする必要がある。
前記保持体は、トラバースシャーシと呼ばれる支持板に支持されており、保持体をロックする場合には、前記支持板をロックするようになっている。
【0003】
この支持板のロック機構の一例について図5〜図8を参照して説明する。
これらの図において、符号1はアウターケースを示す。このアウターケース1内には、トラバースシャーシと称される略四角形板状の支持板2と、この支持板2上に設けられてディスクを保持する保持体3とが設けられている。
前記支持板2は、前記アウターケース1内に以下のようにして浮動状態で支持されている。すなわち、前記支持板2の4つの隅部には、それぞれエアダンパ4,5が支持板2を挟むようにして上下に配置されており、上のエアダンパ4は、アウターケース1の天板に取付けられた上プレート6に当接されており、下のエアダンパ5は段付きネジ7に当接されている。また、前記支持板2と前記アウターケース1の天板との間には、サスペンションスプリング8が4つ掛けられている。このような構成によって、前記支持板2は浮動状態で支持されている。
【0004】
また、前記保持体3は、図7に示すように、挿入されたディスクを保持するキャリアベース10と、アッパープレート11と備えて構成されている。このアッパプレート11は、断面略凹状をなすもので、キャリアベース10に上方から被されている。
アッパプレート11の左右の側壁からは、それぞれ2本のピン(摺動子)12,12が突出しており、これらピン12,12間には、前後方向に延在する長穴14が形成されている。一方、前記キャリアベース10の左右の側壁からは、それぞれキャリアベースピン15が突出しており、該キャリアベースピン15は、前記アッパプレート11の長穴14に前後に摺動自在に挿通されている。これによって、前記キャリアベース10とアッパベース11とは、相対的に前後に移動可能となるように連結されている。
【0005】
上記構成の保持体3は、前記支持板2上に以下のようにして設けられている。すなわち、支持板2には、図6および図7に示すように、左右一対のカム壁16,16が平行離間して立設されており、該カム壁16,16間に保持体3が配置されている。なお、図7においては、左のカム壁16は省略してある。
前記カム壁16には、第1カム部17と第2カム部18とからなるカム部(ガイド部)19が前後に離間して2つ形成されている。第1カム部17は前後に延在する水平な面であり、第2カム部18は第1カム部17の後端部から連続して斜め下方に延在する溝状のものである。また、前記カム壁16には、前記カム部19,19の中間部において、下方に延在する溝20が形成されている。
そして、前記キャリアベース10のキャリアベースピン15は、カム壁16の溝20に上下に摺動自在に挿通されており、前記アッパープレート11のピン12はカム壁16のカム部19に当接され、該カム19上を摺動可能となっている。
【0006】
また、前記アウターケース1の天板には、図6に示すように、比較的大きな開口部1aが形成されており、前記天板の裏面には、前記開口部1aの略四隅部のそれぞれおいて、下方に若干突出する接触部1bが形成されている。
そして、上記構成の支持板のロック機構では、支持板2がロック位置にあるときに、前記4つの接触部1bに、保持体3のキャリアベース10の四隅部が当接するようになっている。
【0007】
次に、前記ロック機構の動作について簡単に説明する。
図8は、ディスクチャッキング位置に前記支持板2がある状態を示す図であり、この状態において支持板2は前記エアダンパ4,5およびサスペンションスプリング8…によってアウターケース1内において浮動状態となっている。この際において、前記キャリアベース10のキャリアベースピン15はカム壁16の溝20の下端部に位置しており、アッパプレート11のピン12は前記カム部19の第2カム部18の下端部に位置している。
【0008】
この状態からイジェクト動作に入る場合、前記アッパプレート11のピン12が前記カム部19上を摺動しながら前方に移動する。ピン12が第2カム部18を斜め上方に移動するに伴って、前記支持板2が前記エアダンパ5およびサスペンションスプリング8の付勢力によって上昇していき、また、ピン12の上昇によって保持体3も上昇していく。
ピン12が第2カム部18の上端部付近に来ると、前記付勢力がゼロになる。さらに、ピン12が前方に移動して、第1カム部17に達する直前で、前記保持体3のキャリアベース10の四隅部が、アウターケース1の4つの接触部1bに当接し、ここで反力をとってピン12がカム壁16を下方に押圧することで、支持板2が下降していく。支持板2が下降していくと、前記エアダンパ5およびサスペンションスプリング8によって、支持板2が上方に付勢されるが、ピン12が第1カム部17に達すると、この付勢力に抗してピン12が第1カム部17を下方に押圧することによって、前記支持板2がアウターケース1内の所定の位置にロックされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような支持板のロック機構では、次のような課題があった。すなわち、支持板2をロックする場合に、前記保持体3のキャリアベース10の四隅部を、アウターケース1の4つの接触部1bに当接し、ここで反力をとってアッパープレート11のピン12によってカム壁16を下方に押圧しているので、前記反力をとる位置と、ピン12がカム壁16を下方に押圧する位置とが異なっている。そして、キャリアベース10はその両側壁から突出する2本のキャリアベースピン15,15によって、カム壁16に支持されているので、キャリアベース10に回転力が作用してしまい、このため、保持体3が支持板2に対して位置ずれし易かった。
【0010】
また、保持体3は、ディスクイジェクト位置を考慮して、支持板2の前部に配置されているので、キャリアベース10も支持板2の前部に配置されることになる。したがって、キャリアベース10の四隅部が、アウターケース1の4つの接触部1bに当接して反力をとる位置も前側になるので、ピン12によって、カム壁16を介して支持板2を真直ぐに下方に押圧するのが困難となって、支持板3がアウターケース2に対して位置ずれし易かった。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ディスクを保持する保持体が支持板に対して位置ずれすることなく、また、支持板がアウターケースに対して位置ずれすることなく、該支持板をロックすることができる支持板のロック機構を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、アウターケース1内に、昇降可能な支持板2と、この支持板の上方に設けられてディスクを保持する保持体(キャリアベース10とアッパプレート11)3とが設けられ、
前記保持体3には、前記支持板2に設けられたガイド部(カム壁)16に沿って摺動することで、該保持体3をガイド部16に沿って移動させる摺動子(ピン)12が設けられ、
前記支持板2が付勢手段(エアダンパ5とサスペンションスプリング8)によって前記アウターケーシング1に向けて付勢されて、前記保持体3が前記アウターケーシング1に当接した状態で、前記保持体3の摺動子12が、前記支持板2のガイド部16を前記付勢手段の付勢力に抗して押圧することによって、前記支持板2をアウターケース1内の所定の位置にロックする支持板のロック機構であって、
前記アウターケーシング1には、前記摺動子12と対向する位置にロックホルダ30が設けられており、
前記支持板2が付勢手段によって前記アウターケーシング1に向けて付勢されている場合に、前記保持体3の摺動子12が前記アウターケーシング1のロックホルダ30に当接した状態となることを特徴とする支持板のロック機構。
【0013】
請求項1記載の発明においては、前記支持板が付勢手段によって前記アウターケーシングに向けて付勢されて、前記保持体の摺動子が前記アウターケーシングのロックホルダに当接した状態で、前記保持体の摺動子が、前記支持板のガイド部を前記付勢手段の付勢力に抗して押圧することによって、前記支持板をアウターケース内の所定の位置にロックする。前記ロックホルダは前記アウターケーシングの、前記摺動子と対向する位置に設けられているので、摺動子がロックホルダとの当接部で反力をとる位置と、摺動子が支持板のガイド部を押圧する位置とがほぼ一致することになる。
したがって、保持体に回転力が作用することがなく、よって、保持体が支持板に対して位置ずれすることなく、該支持板がロックされることになる。
【0014】
また、保持体は、ディスクイジェクト位置を考慮して、支持板の前部に配置されているので、キャリアベースも支持板の前部に配置される。
しかし、保持体の摺動子が前記ロックホルダに当接して反力をとる位置と、摺動子が支持板のガイド部を押圧する位置とがほぼ一致するので、摺動子によって、ガイド部を介して支持板を真直ぐに下方に押圧することができ、よって、支持板がアウターケースに対して位置ずれすることなく、該支持板がロックされることになる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の支持板のロック機構において、
前記摺動子12が前記保持体の左右側部にそれぞれ設けられ、前記ガイド部16が前記支持板2の左右側部にそれぞれ設けられ、前記ロックホルダ30が前記アウターケーシング2の左右側部にそれぞれ設けられ、
さらに、前記各摺動子12が、支持板2の前後方向の中央部に配置されていることを特徴とする支持板のロック機構。
【0016】
請求項2記載の発明においては、保持体の左右側部に設けられた摺動子が、支持板の前後方向の中央部に配置されているので、各摺動子が各ロックホルダに当接した状態で、各摺動子が支持板の各ガイド部を下方に押圧する際に、支持板の中央部を下方に押圧することができるので、より真直ぐに支持板を下方に押圧することができ、よって、支持板がアウターケースに対して位置ずれすることなく、該支持板がロックされることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明の支持板のロック機構(以下、ロック機構と略称する。)についての実施の形態の一例を説明する。
本実施の形態のロック機構は、MDプレイヤーのディスクローディング機構に備えられたものであり、該ロック機構が、図5〜図8に示した従来のロック機構と異なる点は、保持体3のアッパープレート11に設けられたピン12を、アウターケース1に設けられたロックホルダーに当接してロックする点であり、その他の基本的な構成は、図5〜図8に示したロック機構と同様である。したがって、図5〜図8に示したロック機構と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略するかあるいは簡略化する。
【0018】
図1〜図3に示すように、アウターケース1には、2つのロックホルダ30,30が取り付けられている。
すなわち、アウターケース1は、図3に示すように、天板1cと、この天板1cの左右側部に形成された左右一対の側壁1d,1dと、天板1cの後端部に形成された後壁1eとを備えており、天板1cの前部に開口部1aが形成されている。この開口部1aは天板1cの中央部から前側と右側に寄せて形成されている。なお、前記側壁1dには、サスペンションスプリング8を掛けるための、引掛部1f,1fが前後に離間して形成されている。
【0019】
また、右の側壁1dには、図3に示すように、アウターケース1の内側に折り込まれた折込片31が形成されている。この折込片31の先端部と前記天板1cの裏面との間に右のロックホルダ30が配置されており、該ロックホルダ30は折込片31と天板1cとで挟持されている。ロックホルダ30は樹脂製のものであり、天板1cの裏面において、開口部1aの右縁に沿って配設されている。
前記天板1cの左縁部には、下方に折り込まれた折込片32が形成されている。この折込片32の先端部と前記天板1cの裏面との間に左のロックホルダ30が配置されており、該ロックホルダ30は折込片32と天板1cとで挟持されている。左のロックホルダ30は天板1cの裏面において、開口部1aの左縁に沿って配設されている。
【0020】
図1は、支持板2をロックしている状態を示す側断面図であり、この状態において、保持体3を構成するアッパプレート11の後のピン(摺動子)12と対向する位置に前記ロックホルダ30が配置されている。
図2は、支持板2をロックしている状態を示す平面図である。この図に示すように、アッパプレート11の左側部には、前後一対のピン12,12が設けられており、後のピン12の先端部は前記左のロックホルダ30に下方から当接した状態となっている。また、後のピン12の基端部は支持板2の左のカム壁16の後の第1カム部17に当接している。また、前のピン12は前記左のカム壁16の前の第1カム部17に当接している。
アッパプレート11の右側部には、前後一対のピン12,12が設けられており、後のピン12は前記右のロックホルダ30に下方から当接した状態となっている。また、後のピン12の基端部は支持板2の右のカム壁16の後の第1カム部17に当接している。また、前のピン12は前記右のカム壁16の前の第1カム部17に当接している。
【0021】
前記アッパプレート11の左側部の2本のピン12,12と、右側部の2本のピン12,12とは、前後において等しい位置にあるのではなく、左側部の2本のピン12,12が、右側部の2本のピン12,12より前側に配置されている。これに伴って、前記左のカム壁16が、右のカム壁16より前側に配置されている。
また、アッパプレート11の左側部の後のピン12と、右側部の後のピン12とは、支持板2がロックされている状態において、支持板2の前後方向の中央部に配置されている。
【0022】
なお、前記ピン12はディスクチャッキング位置においては、第2カム部18の下端部に位置しており、この位置から第2カム部18上を斜め上方に前移動して、第1カム部17上に位置したときに、支持板2がロックされるようになっている。
【0023】
次に、本実施の形態のロック機構の動作について説明する。
図4は、ディスクチャッキング位置に前記支持板2がある状態を示す図であり、この状態において支持板2は前記エアダンパ4,5およびサスペンションスプリング8…によってアウターケース1内において浮動状態となっている。この状態において、前記キャリアベース10のキャリアベースピン15はカム壁16の溝20の下端部に位置しており、アッパプレート11の後のピン12は前記後のカム部19の第2カム部18の下端部に位置している。
【0024】
なお、アッパプレート11の前のピン12は前記前のカム部19の第2カム部18の下端部に位置している。
また、アッパプレート11の左右両側部にそれぞれある前後のピン12,12は同様の動きをするが、本ロック機構では後のピン12を利用してロックしているので、以下は後のピン12の動きに着目して説明する。
【0025】
上記の状態からイジェクト動作に入る場合、前記アッパプレート11のピン12が前記カム部19上を摺動しながら前方に移動する。なお、前記カム壁16の外側には図示しないスライダが前後に移動可能に設けられており、このスライダにピン12が係合しており、このスライダが移動することによってピン12が移動する。
ピン12が第2カム部18を斜め上方に移動するに伴って、前記支持板2が前記エアダンパ5およびサスペンションスプリング8の付勢力によって、つまり、エアダンパ5によって押し上げられるとともに、サスペンションスプリング8によって引き上げられることによって、上昇していく。また、ピン12の上昇によって保持体3も上昇していく。
ここで、保持体3はキャリアベース10とアッパーベース11とで構成されており、キャリアベース10のキャリアベースピン15がカム壁16の溝20に上下に摺動自在にはめ込まれているので、キャリアベース10は前後への移動は規制されて昇降することができる。一方、アッパーベース11はキャリアベース10に対して前後に摺動自在であるので、キャリアベース10とともに昇降することができるとともに、ピン12の前後動によって前後にも移動することができる。
【0026】
ピン12が第2カム部18の上端部付近に来ると、前記付勢力がゼロになる。つまり、エアダンパ5が支持板2を押し上げる力と、サスペンションスプリング8が支持板2を引き上げる力がゼロとなる。
【0027】
さらに、ピン12がスライダによって前に押されて、第2カム部18に沿って斜めに上昇すると、保持体3のアッパベース11が斜めに上昇するとともにキャリアベース10が上昇する。
そして、ピン12が第1カム部17に達する直前で、前記保持体3のキャリアベース10の四隅部が、アウターケース1の4つの接触部1bに当接するとともに、ピン12がアウターケース1に設けられた前記ロックホルダ30に当接する。そして、ここで反力をとってピン12がカム壁16の第1カム部17を下方に押圧することで、支持板2が下降していく。
【0028】
支持板2が下降していくと、図1に示すように、前記エアダンパ5が圧縮されるとともにサスペンションスプリング8が引っ張られるので、これらエアダンパ5およびサスペンションスプリング8によって、支持板2が上方に付勢されるが、ピン12が第1カム部17に達すると、この付勢力に抗してピン12が第1カム部17を下方に押圧することによって、前記支持板2がアウターケース1内の所定の位置にロックされる。
【0029】
このように、本実施の形態のロック機構によれば、支持板2がエアダンパ5およびサスペンションスプリング8によってアウターケーシング1に向けて付勢されて、前記保持体3を構成するアッパプレート11のピン12がアウターケーシング2に取り付けられたロックホルダ30に当接した状態で、前記アッパプレート11のピン12が、前記支持板2のカム壁16の第1カム部17を前記エアダンパ5およびサスペンションスプリング8の付勢力に抗して押圧することによって、前記支持板2をアウターケース1内の所定の位置にロックすることができる。前記ロックホルダは30アウターケーシング1の、前記ピンと対向する位置に設けられているので、ピン12がロックホルダ30との当接部で反力をとる位置と、ピン12が支持板2のカム壁16を押圧する位置とがほぼ一致することになる。
したがって、アッパプレート11およびこのアッパプレート11に前後に摺動自在に連結しているキャリアベース10に回転力が作用することがなく、よって、キャリアベース10とアッパプレート11とからなる保持体3が支持板2に対して位置ずれすることなく、該支持板2をロックすることができる。
【0030】
また、保持体3は、ディスクイジェクト位置を考慮して、支持板2の前部に配置されているので、キャリアベース10も支持板2の前部に配置される。
しかし、アッパプレート11のピン12が前記ロックホルダ30に当接して反力をとる位置が、支持板2の中央部(ほぼ重心位置)となるとともに、ピン12が支持板2のカム壁16を押圧する位置とがほぼ一致するので、ピン12によって、カム壁16を介して支持板2を真直ぐに下方に押圧することができ、よって、支持板2がアウターケース2に対して位置ずれすることなく、該支持板2をロックすることができる。
【0031】
なお、本実施の形態では、本発明に係る支持板のロック機構を、MDプレイヤーのディスクローディング機構に備えた例について説明したが、本発明に係る支持板のロック機構は、CDプレイヤーやDVDプレイヤーのディスクローディング機構に備えてもよい。
また、本実施の形態の支持板のロック機構は、車載用のMDプレイヤーに適用するのが最も好ましいが、これに限ることなく、ポータブル型のMDプレイヤーやオーディオシステムのMDプレイヤーに適用してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、ロックホルダが摺動子と対向する位置に設けられているので、摺動子がロックホルダとの当接部で反力をとる位置と、摺動子が支持板のガイド部を押圧する位置とがほぼ一致する。したがって、保持体に回転力が作用することがないので、保持体が支持板に対して位置ずれすることなく、該支持板をロックすることができる。
【0033】
また、保持体の摺動子がロックホルダに当接して反力をとる位置と、摺動子が支持板のガイド部を押圧する位置とがほぼ一致するので、摺動子によって、ガイド部を介して支持板を真直ぐに下方に押圧することができ、よって、支持板がアウターケースに対して位置ずれすることなく、該支持板をロックすることができる。
【0034】
請求項2記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、保持体の左右側部に設けられた摺動子が、支持板の前後方向の中央部に配置されているので、支持板の中央部を下方に押圧することができる。したがって、より真直ぐに支持板を下方に押圧することができるので、支持板がアウターケースに対して位置ずれすることなく、該支持板をロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持板のロック機構の一例を示すもので、支持板をロックした状態を示す側断面図である。
【図2】同、支持板をロックした状態を示す平面図である。
【図3】同、アウターケースの斜視図である。
【図4】同、支持板がディスクチャッキング位置にある状態を示す側断面図である。
【図5】従来の支持板のロック機構の一例を示すもので、支持板をロックした状態を示す側断面図である。
【図6】同、支持板をロックした状態を示す平面図である。
【図7】同、保持体の斜視図である。
【図8】同、支持板がディスクチャッキング位置にある状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 アウターケース
2 支持板
3 保持体
5 エアダンパ(付勢手段)
8 サスペンションスプリング(付勢手段)
10 キャリアベース
11 アッパープレート
12 ピン(摺動子)
16 カム壁(ガイド部)
30 ロックホルダ

Claims (2)

  1. アウターケース内に、昇降可能な支持板と、この支持板の上方に設けられてディスクを保持する保持体とが設けられ、
    前記保持体には、前記支持板に設けられたガイド部に沿って摺動することで、該保持体をガイド部に沿って移動させる摺動子が設けられ、
    前記支持板が付勢手段によって前記アウターケーシングに向けて付勢されて、前記保持体が前記アウターケーシングに当接した状態で、前記保持体の摺動子が、前記支持板のガイド部を前記付勢手段の付勢力に抗して押圧することによって、前記支持板をアウターケース内の所定の位置にロックする支持板のロック機構であって、
    前記アウターケーシングには、前記摺動子と対向する位置にロックホルダが設けられており、
    前記支持板が付勢手段によって前記アウターケーシングに向けて付勢されている場合に、前記保持体の摺動子が前記アウターケーシングのロックホルダに当接した状態となることを特徴とする支持板のロック機構。
  2. 請求項1記載の支持板のロック機構において、
    前記摺動子が前記保持体の左右側部にそれぞれ設けられ、前記ガイド部が前記支持板の左右側部にそれぞれ設けられ、前記ロックホルダが前記アウターケーシングの左右側部にそれぞれ設けられ、
    さらに、前記各摺動子が、支持板の前後方向の中央部に配置されていることを特徴とする支持板のロック機構。
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