JP3730078B2

JP3730078B2 - Small management machine

Info

Publication number: JP3730078B2
Application number: JP2000073729A
Authority: JP
Inventors: 雅行笹岡
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2000-03-16
Filing date: 2000-03-16
Publication date: 2005-12-21
Anticipated expiration: 2020-03-16
Also published as: JP2001258301A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は小型管理機の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
小型管理機は、耕耘軸に備えた耕耘爪の回転により耕耘し、更に耕耘爪にて走行する耕耘機であり、フロントタイン式管理機と言われている。このようなフロントタイン式管理機は、手軽で小回りが利くことから広く普及しており、例えば、実開昭５７−８６５０２号公報「小型管理機の爪軸構造」が知られている。
【０００３】
上記従来の技術は、同公報の第１図〜第３図に示される通り、エンジン５（番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。）の下部にミッション６を取付け、ミッション６の下部に回転軸１２を取付け、回転軸１２に備えた耕耘爪１１・・・により耕耘し、更に耕耘爪１１・・・にて走行する小型管理機Ａであって、ミッション６の後上部に操作ハンドル２を固定するというものである。ミッション６は、その後下部から下方へ延びる抵抗棒４を備える。抵抗棒４は土中に差込み可能な棒である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
小型管理機Ａはエンジン５やミッション６に、耕耘爪１１・・・付き回転軸１２や操作ハンドル２を一体的に組付けた構造のフロントタイン式管理機である。一般に、小型管理機Ａを耕耘作業中に、作業者から見て左側の耕耘爪１１・・・又は右側の耕耘爪１１・・・が石などの固い埋蔵物に当ったときには、耕耘反力によって回転軸１２の左側又は右側が上方へ跳び上がる、いわゆる跳び上がり現象（ダッシング現象とも言う。）が発生する。この結果、回転軸１２が左又は右に傾く。このときの耕耘反力である衝撃エネルギーは、耕耘爪１１・・・から回転軸１２を介してミッション６、エンジン５及び操作ハンドル２に伝わる。
【０００５】
衝撃エネルギーを受けた小型管理機Ａの左右バランスを保ちつつ操縦したり、跳び上がり現象を抑制するためには、（１）土壌の条件に応じて抵抗棒４の取付け高さを適宜設定することで、土中への抵抗棒４の差込み長さを調整したり、（２）耕耘作業中に操作ハンドル２に適切な下向き操作力を掛けることで、土中への抵抗棒４の差込み荷重を調整する。このようにすれば、衝撃エネルギーに対して抵抗棒４の抵抗力を加減することができるからである。
しかしながら、土中への抵抗棒４の差込み長さや差込み荷重を調整する方法により、衝撃エネルギーを受けた小型管理機Ａの左右バランスを保ちつつ操縦したり、跳び上がり現象を抑制するには、経験と勘を必要とする。
【０００６】
さらには、一般に畑などの耕作地の表面は平坦でないことが多い。平坦でないと、左側の耕耘爪１１・・・の耕耘量と右側の耕耘爪１１・・・の耕耘量とが異なるので、左右の耕耘反力が異なる。これに対し、小型管理機Ａの左右バランスを保ちつつ操縦して直進走行を維持することが、耕耘の仕上り度合いに影響を及ぼす。このため、土中への抵抗棒４の差込み長さや差込み荷重を調整することによって、小型管理機Ａの左右バランスを保ちつつ操縦するには、経験と勘を必要とする。
【０００７】
このようなことから、小型管理機Ａの操縦並びに耕耘作業に熟練することが求められるので、改良の余地がある。
そこで、本発明の目的は、小型管理機の操縦並びに耕耘作業を一層容易にすることができる技術を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、土中に差込む抵抗棒を備え、動力源の駆動力で動力伝達機構を介して耕耘軸を回転させ、この耕耘軸に備えた耕耘爪の回転により耕耘し且つ走行する形式の小型管理機において、動力源の後部又は動力伝達機構の後部にピボットを介して操作ハンドルを取付けることで、操作ハンドルに対しピボットよりも前の部分を作業者から見て左右スイング可能に構成したことを特徴とする。
【０００９】
耕耘作業中に、耕耘爪が石などの固い埋蔵物に当ったとき、耕耘反力によって跳び上がり現象が発生する。このときの耕耘反力である衝撃エネルギーは、耕耘爪から動力源や動力伝達機構に伝わる。抵抗棒を土中に差込んであるので、跳び上がり現象に対して抵抗力を有し、この結果、抵抗棒並びに操作ハンドルは安定した状態にある。安定状態の操作ハンドルに対して耕耘爪、動力源並びに動力伝達機構が上方へスイングすることで、衝撃エネルギーを吸収する。
【００１０】
さらに請求項１は、動力源又は動力伝達機構と操作ハンドルとの間に、左右スイングに伴って発生する衝撃を緩衝するために左右一対の緩衝部材を介在させたことを特徴とする。
動力源並びに動力伝達機構が左右スイングしたときに、衝撃エネルギーを緩衝部材にて十分に吸収する。
【００１１】
さらに請求項１は、操作ハンドルから動力源の左右側部又は動力伝達機構の左右側部へ向って左右一対のアームを延し、これら一対のアームの先端部に左右一対のリンクにて動力源の左右側部又は動力伝達機構の左右側部を連結し、一対のリンクと操作ハンドルとの間に一対の緩衝部材を介在させることで、動力源並びに動力伝達機構の左右スイング運動を一対のリンクにて前後スイング運動に変換して、一対の緩衝部材に伝えるように構成したことを特徴とする。
動力源並びに動力伝達機構の左右スイング運動を一対のリンクにて前後スイング運動に変換して一対の緩衝部材に伝え、この緩衝部材にて十分に吸収する。
【００１２】
請求項２は、抵抗棒を操作ハンドルから下方へ延したことを特徴とする。
耕耘作業中に、操作ハンドルに適切な下向き操作力を掛けることで、土中への抵抗棒の差込み長さを調整して、耕深量を安定させることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は小型管理機の作業者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係る小型管理機の左側面図である。
小型管理機１０は、動力源としてのエンジン１１の駆動力で、動力伝達機構１２を介して耕耘軸１３を回転させ、この耕耘軸１３に備えた耕耘爪、すなわち第１耕耘爪１４並びに第２耕耘爪１５の回転により耕耘し、更に第１・第２耕耘爪１４，１５にて走行する、小型の歩行型自走式耕耘機であり、フロントタイン式管理機と称する。
【００１４】
さらに小型管理機１０は、動力伝達機構１２の後部にピボット２０を介して操作ハンドル３０を取付け、この操作ハンドル３０を後上方へ延すとともに、操作ハンドル３０の下部から下方へ抵抗棒３７を延したものである。
動力伝達機構１２は、エンジン１１の駆動力を耕耘軸１３に伝達する機構であって、ケース１６に図示せぬギヤを内蔵したものである。抵抗棒３７は、土Ｇｒ中に差込んで第１・第２耕耘爪１４，１５による耕深量Ｈを設定するとともに、第１・第２耕耘爪１４，１５の牽引力に対する抵抗力を付加する棒である。
図中、１７は土砂飛散防止カバー、１８は機体ガード、３３はグリップ、３４はクラッチレバーである。
【００１５】
図２は本発明に係る小型管理機の背面図であり、機体中心ＣＬでエンジン１１の下部に動力伝達機構１２を取付け、動力伝達機構１２の下部に左右方向に延びる水平な耕耘軸１３を取付け、耕耘軸１３の長手方向に所定ピッチで複数の第１・第２耕耘爪１４・・・，１５・・・（・・・は複数個を示す。以下同じ。）を取付けたことを示す。
操作ハンドル３０は、動力伝達機構１２の後部における機体中心ＣＬに取付けたハンドルポスト部３１と、ハンドルポスト部３１の上端部に取付けた背面視略Ｕ字状のハンドル部３２とからなる。
ここで、機体とは、操作ハンドル３０に対しピボット２０よりも前の部分、すなわちエンジン１１、動力伝達機構１２、耕耘軸１３並びに第１・第２耕耘爪１４・・・，１５・・・の組立構造体を言う。図中、１９，１９はサイドディスクである。
【００１６】
図３は本発明に係る小型管理機の平面図であり、動力伝達機構１２と操作ハンドル３０との間に、動力伝達機構１２の左右スイング（図表裏方向へのスイング）に伴って発生する衝撃を緩衝するために左右一対の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒを介在させたことを示す。
詳しくは、小型管理機１０は、操作ハンドル３０から動力伝達機構１２の左右側部へ向って左右一対のアーム４１Ｌ，４１Ｒを延し、これら左右のアーム４１Ｌ，４１Ｒの先端部に左右一対のリンク５１Ｌ，５１Ｒにて動力伝達機構１２の左右側部を連結し、操作ハンドル３０と左右のリンク５１Ｌ，５１Ｒとの間に左右一対の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒを介在させたものである。左右のアーム４１Ｌ，４１Ｒの組合せ構造は、上方から見たときに、前方を開放した略Ｕ字状を呈する。
動力伝達機構１２は、左右側部から上方へ左右のリンク用アーム５６Ｌ，５６Ｒを延したものである。
【００１７】
図４は本発明に係る動力伝達機構、ピボット、操作ハンドル周りの平面図である。
本発明は、動力伝達機構１２の後部にピボット２０を介して操作ハンドル３０を取付けることで、操作ハンドル３０に対しピボット２０よりも前の部分を作業者から見て、すなわち、この図の右側から見て左右スイング可能な構成であることを特徴とする。
【００１８】
詳しくは、ピボット２０は、動力伝達機構１２の後部から後方へ延した水平なピボット軸２１に、ハンドルポスト部３１の下部前部から前方へ延した水平なピボットパイプ２２を回転可能に嵌合したものである。従って、操作ハンドル３０に対しピボット２０よりも前のエンジン並びに動力伝達機構１２が、作業者から見て左右スイング可能である。すなわち、ピボット２０よりも前のエンジン並びに動力伝達機構１２と、ピボット２０よりも後の操作ハンドル３０とは、相対的に左右スイング可能である。
ピボット軸２１の取付け構造は、動力伝達機構１２の後部から後方へ左右一対のブラケット２３，２３を延し、これらのブラケット２３，２３間にピボット軸２１の取付部２４を支持ピン２５，２５にて取付けたものである。図中、２６はナットである。
【００１９】
図５は本発明に係る左のアーム、リンク、緩衝部材周りの斜視図である。
左のアーム４１Ｌは、操作ハンドル３０（図３参照）から左へ第１アーム部４２を延し、第１アーム部４２の左端から前方へ第２アーム部４３を延し、第２アーム部４３の先端部をリンク連結部４４とし、さらに、第１アーム部４２と第２アーム部４３とのコーナから上方へブラケット４５を延したものである。
【００２０】
左のリンク５１Ｌは、左側方から見たときに概ねＬ字を左右逆向きにした部材であり、Ｌ字のコーナ部分をリンク連結部４４にピン５２にて上下スイング可能に連結し、Ｌ字の後部上端部を緩衝部材５３Ｌを介してブラケット４５にピン５４，５５にて上下スイング可能に連結し、Ｌ字の前部下端部をリンク用アーム５６Ｌにピン５７にて上下スイング可能に連結したものである。
【００２１】
図６は本発明に係るピボット、左のアーム、リンク、緩衝部材周りの左側面図である。
左の緩衝部材５３Ｌは、操作ハンドル３０に対して、エンジン１１並びに動力伝達機構１２が左右スイングしたときに緩衝する緩衝器、例えばコイルスプリング６１付きオイルダンパ６２であって、前後に伸縮可能に配置したものである。
【００２２】
ところで、操作ハンドル３０に対し動力伝達機構１２が作業者から見て左右スイングしたときに、リンク用アーム５６Ｌの移動軌跡が上下方向の直線であるのに対し、左のリンク５１Ｌのスイング軌跡が円弧である。このようなときであっても、ピン５７の円滑な連結状態を維持するために、リンク用アーム５６Ｌに開けたピン孔５６ａを、概ね横長の長孔にした。このようなピン孔５６ａにピン５７を連結した。
【００２３】
この図は、機体中央にてハンドルポスト部３１の下部後端に垂直に延びるパイプ状の保持部３６を取付け、保持部３６に抵抗棒３７を上下移動可能に嵌合し、さらに、抵抗棒３７を止めボルト３８・・・にて止めたことを示す。
【００２４】
図７は本発明に係る左のアーム、リンク、緩衝部材周りの平面図である。
操作ハンドル３０に対し動力伝達機構１２が作業者から見て左右スイングしたときに、左のリンク５１Ｌに対してリンク用アーム５６Ｌが傾く。このようなときであっても、ピン５７の円滑な連結状態を維持するために、左のリンク５１Ｌに自動調心玉軸受等の調心部材５８を介してピン５７を連結した。
【００２５】
なお、上記図５〜図７において左のアーム４１Ｌ、リンク５１Ｌ、緩衝部材５３Ｌ、リンク用アーム５６Ｌ周りについて説明したが、右のアーム４１Ｒ、リンク５１Ｒ、緩衝部材５３Ｒ、リンク用アーム５６Ｒ周りについても同様の構成であり、その説明を省略する。
【００２６】
次に、上記構成の小型管理機１０の作用を図１及び図８に基づき説明する。
上記図１において、エンジン１１を始動させ、図示せぬ作業者が操作ハンドル３０を握って小型管理機１０を操縦しながら歩行することによって、小型管理機１０は、エンジン１１の駆動力で動力伝達機構１２並びに耕耘軸１３を介して、第１・第２耕耘爪１４，１５を回転させて、前進とともに耕耘する。
【００２７】
さらには、操作ハンドル３０に加えた下向き操作力によって、操作ハンドル３０と一体的な抵抗棒３７を土Ｇｒの中に差込むことができる。土Ｇｒに差込んだ抵抗棒３７は、抵抗棒３７の軸直角方向への抵抗力を有する。この抵抗力によって、操作ハンドル３０並びに抵抗棒３７は前後方向や左右方向に安定した状態にある。この結果、操作ハンドル３０を前方へ押し操作するための操作力は、ほとんど一定である。このようにして、第１・第２耕耘爪１４，１５による耕深量Ｈを設定するとともに、第１・第２耕耘爪１４，１５の牽引力に対する抵抗力を付加することができる。
【００２８】
図８（ａ）〜（ｃ）は本発明に係る小型管理機の作用図である。
（ａ）は、耕耘作業中に右の第２耕耘爪１５が石などの固い埋蔵物Ｂに当った状態を示す背面図である。
（ｂ）は上記（ａ）の状態における左のリンク用アーム５６Ｌ、リンク５１Ｌ並びに緩衝部材５３Ｌの作用を示す左側面図である。
（ｃ）は上記（ａ）の状態における右のリンク用アーム５６Ｒ、リンク５１Ｒ並びに緩衝部材５３Ｒの作用を示す左側面図である。
【００２９】
（ａ）に示すように、右の第２耕耘爪１５が石などの固い埋蔵物Ｂに当ったときには、耕耘反力によって跳び上がり現象（ダッシング現象とも言う。）が発生する。このときの耕耘反力である衝撃エネルギーは、右の第２耕耘爪１５から耕耘軸１３を介してエンジン１１や動力伝達機構１２に伝わる。
一方、操作ハンドル３０から下方へ延びた抵抗棒３７は、土Ｇｒの中に差込まれているので、跳び上がり現象に対して抵抗力を有する。このため、操作ハンドル３０並びに抵抗棒３７は跳び上がり現象の影響を受けにくく、安定した状態にある。
【００３０】
安定した状態の操作ハンドル３０に対し、エンジン１１並びに動力伝達機構１２は、衝撃エネルギーによってピボット２０を中心に図反時計回りにスイングする。すなわち、（ａ）において、操作ハンドル３０のハンドル中心ＨＬはほぼ鉛直であるのに対し、機体中心ＣＬが左に傾く。この結果、衝撃エネルギーを吸収することができる。操作ハンドル３０が跳び上がったり傾かずに安定しているので、小型管理機１０の操縦が常に容易であり、耕耘作業が一層容易になる。
【００３１】
また、平坦でない耕作地を小型管理機１０で耕耘するときには、左側の第１・第２耕耘爪１４，１５の耕耘量と右側の第１・第２耕耘爪１４，１５の耕耘量とが異なる。この結果、左右の耕耘反力が異なる。これに対し、操作ハンドル３０から下方へ延びた抵抗棒３７は、土Ｇｒの中に差込まれているので、安定した状態にある。安定した状態の操作ハンドル３０に対し、エンジン１１並びに動力伝達機構１２は、左右異なる耕耘反力によってピボット２０を中心に左右スイングすることにより、異なる耕耘反力を吸収することができる。操作ハンドル３０が跳び上がったり傾かずに安定しているので、小型管理機１０の左右バランスを保ちつつ操縦して直進走行を維持することにより、耕耘の仕上り度合いを高めることができる。
【００３２】
ところで、動力伝達機構１２が図反時計回りにスイングしたときに、左右の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒは（ｂ）及び（ｃ）のように作動する。
（ｂ）は、左のリンク用アーム５６Ｌが下がって左のリンク５１Ｌを図反時計回りにスイングさせることにより、左の緩衝部材５３Ｌを引くことを示す。
（ｃ）は、右のリンク用アーム５６Ｒが上がって右のリンク５１Ｒを図時計回りにスイングさせることにより、右の緩衝部材５３Ｒを押すことを示す。押された右の緩衝部材５３Ｒは、衝撃エネルギーの大きさに応じたストロークだけ退縮することにより、衝撃エネルギーを十分に吸収する。
【００３３】
反対に、（ａ）において、左の第１・第２耕耘爪１４・・・，１５・・・が石などの固い埋蔵物Ｂに当ったときには、機体中心ＣＬが右に傾く。このときには、（ｂ）に示す左のリンク用アーム５６Ｌが上がって左のリンク５１Ｌを図時計回りにスイングさせることにより、左の緩衝部材５３Ｌを押す。また、（ｃ）に示す右のリンク用アーム５６Ｒが下がって右のリンク５１Ｒを図反時計回りにスイングさせることにより、右の緩衝部材５３Ｒを引く。押された左の緩衝部材５３Ｌは、衝撃エネルギーの大きさに応じたストロークだけ退縮して、衝撃エネルギーを十分に吸収する。
【００３４】
このように、本発明の小型管理機１０は、エンジン１１並びに動力伝達機構１２の左右スイング運動を左右一対のリンク５１Ｌ，５１Ｒにて前後スイング運動に変換して、左右一対の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒに伝えるようにしたことを特徴とする。
従って、エンジン１１並びに動力伝達機構１２の左右スイングに伴って発生する上向きの衝撃エネルギーを、リンク５１Ｌ，５１Ｒにて後向きの衝撃エネルギーに変換して、緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒにて緩衝することができる。しかも、衝撃エネルギーを吸収した左の緩衝部材５３Ｌの反発力や右の緩衝部材５３Ｒの反発力を、（ａ）の第１・第２耕耘爪１４・・・，１５・・・で再び耕耘力に利用することができる。
【００３５】
さらに本発明は上述のように、左右のリンク５１Ｌ，５１Ｒにてスイング運動の方向を変換するものである。エンジン１１並びに動力伝達機構１２の左右スイング運動を左右の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒに直接伝える場合に比べて、本発明は緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒのストロークや配置を自由に設定することができ、設計の自由度が高まる。しかも、左右の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒを機体前後方向へ伸縮可能に配置することができるので、緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒを備える小型管理機１０の小型化を図ることができる。
【００３６】
さらにまた、（ｂ），（ｃ）に示すように、逆Ｌ字状である左右一対のリンク５１Ｌ，５１Ｒにおいて、コーナ部分のピン５２から前方のピン５７までの距離に対して、ピン５２から上方のピン５４までの距離を長く設定することにより、ピン５４の前後方向変位量を増すことができる。ピン５４の前後方向変位量の増加に合せて、緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒのストロークを大きく設定することにより、緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒにて衝撃エネルギーをより一層十分に吸収することができる。
【００３７】
なお、上記本発明の実施の形態において、小型管理機１０は、操作ハンドル３０に対しピボット２０よりも前の部分が、作業者から見て左右スイング可能な構成であればよい。例えば、動力源１１の後部にピボット２０を介して、操作ハンドル３０を取付けてもよい。さらにピボット２０は、動力源１１の後部又は動力伝達機構１２に設けたピボットパイプ３２に、ハンドルポスト部３１に設けたピボット軸３１を回転可能に嵌合したものであってもよい。
【００３８】
また、小型管理機１０は、操作ハンドル３０から動力源１１の左右側部へ向って左右一対のアーム４１Ｌ，４１Ｒを延し、これら一対のアーム４１Ｌ，４１Ｒの先端部に左右一対のリンク５１Ｌ，５１Ｒにて動力源１１の左右側部を連結し、一対のリンク５１Ｌ，５１Ｒと操作ハンドル３０との間に一対の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒを介在させることで、動力源１１の左右スイング運動を一対のリンク５１Ｌ，５１Ｒにて前後スイング運動に変換して、一対の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒに伝えるように構成したものであってもよい。
【００３９】
さらにまた、動力源１１はエンジンに限定するものではなく、例えば電動モータであってもよい。
【００４０】
また、左右のリンク５１Ｌ，５１Ｒは、動力源１１並びに動力伝達機構１２の左右スイング運動を前後スイング運動に変換して、左右一対の緩衝部材５３Ｌ，５３Ｒに伝える構造であればよい。例えば、小型管理機１０を左側方から見たときに、左右のリンク５１Ｌ，５１Ｒを概ねＬ字状の部材としてもよい。
【００４１】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１は、動力源の後部又は動力伝達機構の後部にピボットを介して操作ハンドルを取付けることで、操作ハンドルに対しピボットよりも前の部分を作業者から見て左右スイング可能に構成したので、抵抗棒を土中に差込むことにより安定した状態の操作ハンドルに対して耕耘爪、動力源並びに動力伝達機構が左右スイングすることにより、衝撃エネルギーを吸収することができる。操作ハンドルが跳び上がったり傾かずに安定しているので、小型管理機の操縦が常に容易であり、耕耘作業が一層容易になる。
【００４２】
さらには、左右の耕耘爪の耕耘量が異なることによって、左右の耕耘反力が異なる場合であっても、抵抗棒を土中に差込むことにより安定した状態の操作ハンドルに対して耕耘爪、動力源並びに動力伝達機構が左右スイングすることにより、異なる耕耘反力を吸収することができる。操作ハンドルが跳び上がったり傾かずに安定しているので、小型管理機の左右バランスを保ちつつ操縦して、直進走行状態を維持することは容易である。直進走行状態を維持することにより、耕耘の仕上り度合いを高めることができる。
【００４３】
さらに請求項１は、動力源又は動力伝達機構と操作ハンドルとの間に、左右スイングに伴って発生する衝撃を緩衝するために左右一対の緩衝部材を介在させたので、動力源並びに動力伝達機構が左右スイングしたときに、衝撃エネルギーを緩衝部材にて十分に吸収することができる。しかも、衝撃エネルギーを吸収した緩衝部材の反発力を利用して耕耘爪で再び耕耘力に利用することができる。
【００４４】
さらに請求項１は、操作ハンドルから動力源の左右側部又は動力伝達機構の左右側部へ向って左右一対のアームを延し、これら一対のアームの先端部に左右一対のリンクにて動力源の左右側部又は動力伝達機構の左右側部を連結し、一対のリンクと操作ハンドルとの間に一対の緩衝部材を介在させたので、動力源並びに動力伝達機構の左右スイング運動を一対のリンクにて前後スイング運動に変換して、一対の緩衝部材に伝えることができる。従って、動力源並びに動力伝達機構の左右スイング運動を左右の緩衝部材に直接伝える場合に比べて、緩衝部材のストロークや配置を自由に設定することができ、設計の自由度が高まる。しかも、左右の緩衝部材を機体前後方向へ伸縮可能に配置することができるので、緩衝部材を備える小型管理機の小型化を図ることができる。
【００４５】
請求項２は土中に差込む抵抗棒を操作ハンドルから下方へ延したので、耕耘作業中に、操作ハンドルに適切な下向き操作力を掛けることで、土中への抵抗棒の差込み長さを調整して、耕深量を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る小型管理機の左側面図
【図２】本発明に係る小型管理機の背面図
【図３】本発明に係る小型管理機の平面図
【図４】本発明に係る動力伝達機構、ピボット、操作ハンドル周りの平面図
【図５】本発明に係る左のアーム、リンク、緩衝部材周りの斜視図
【図６】本発明に係るピボット、左のアーム、リンク、緩衝部材周りの左側面図
【図７】本発明に係る左のアーム、リンク、緩衝部材周りの平面図
【図８】本発明に係る小型管理機の作用図
【符号の説明】
１０…小型管理機、１１…動力源（エンジン）、１２…動力伝達機構、１３…耕耘軸、１４，１５…耕耘爪（第１・第２耕耘爪）、２０…ピボット、３０…操作ハンドル、３７…抵抗棒、４１Ｌ，４１Ｒ…アーム、５１Ｌ，５１Ｒ…リンク、５３Ｌ，５３Ｒ…緩衝部材、Ｇｒ…土、ＣＬ…機体中心、ＨＬ…ハンドル中心。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a small management machine.
[0002]
[Prior art]
The small management machine is a cultivator that is cultivated by rotation of a cultivating claw provided on the cultivating shaft, and further travels with the cultivating claw, and is called a front tine management machine. Such front tine type management machines are widespread because they are easy and easy to turn, and for example, Japanese Utility Model Publication No. 57-86502 “Claw shaft structure of a small management machine” is known.
[0003]
In the above conventional technique, as shown in FIGS. 1 to 3 of the publication, the transmission 6 is attached to the lower part of the engine 5 (the numbers are quoted in the publication, the same applies hereinafter). Is a small management machine A that is attached to a rotary shaft 12 at a lower portion thereof, is cultivated by a tilling claw 11... The operation handle 2 is fixed. The mission 6 includes a resistance bar 4 that extends downward from the lower portion. The resistance rod 4 is a rod that can be inserted into the soil.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The small management machine A is a front tine management machine having a structure in which the rotary shaft 12 with the tilling claws 11... And the operation handle 2 are integrally assembled with the engine 5 and the mission 6. In general, when the small management machine A is being cultivated, when the left cultivating claw 11... Or the right cultivating claw 11. A so-called jumping phenomenon (also called a dashing phenomenon) occurs in which the left or right side of the rotary shaft 12 jumps upward. As a result, the rotating shaft 12 tilts to the left or right. The impact energy which is the tilling reaction force at this time is transmitted from the tilling claws 11... To the transmission 6, the engine 5 and the operation handle 2 through the rotating shaft 12.
[0005]
In order to control the small management machine A that has received impact energy while maintaining the right / left balance and to suppress the jumping phenomenon, (1) the mounting height of the resistance bar 4 is appropriately set according to the soil conditions. Then, adjust the insertion length of the resistance rod 4 into the soil, or (2) apply an appropriate downward operating force to the operation handle 2 during the tillage work, thereby reducing the insertion load of the resistance rod 4 into the soil. adjust. This is because the resistance force of the resistance bar 4 can be adjusted with respect to the impact energy.
However, to adjust the insertion length and insertion load of the resistance rod 4 into the soil, it is necessary to control the small management machine A that receives impact energy while maintaining the left-right balance and to suppress the jumping phenomenon. And need intuition.
[0006]
Furthermore, in general, the surface of cultivated land such as fields is often not flat. If it is not flat, the tilling amount of the left tilling claws 11... And the tilling amount of the right tilling claws 11. On the other hand, controlling the small management machine A while maintaining the left-right balance and maintaining straight running influence the degree of finishing of tillage. For this reason, experience and intuition are required to control the small manager A while maintaining the left-right balance by adjusting the insertion length and insertion load of the resistance rod 4 into the soil.
[0007]
For this reason, it is required to be skilled in the operation and tilling work of the small management machine A, so there is room for improvement.
Accordingly, an object of the present invention is to provide a technique capable of further facilitating the operation and tilling work of a small management machine.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, claim 1 includes a resistance rod inserted into the soil, and rotates the tillage shaft through the power transmission mechanism by the driving force of the power source, and the rotation of the tillage nail provided on the tillage shaft. In a small management machine of the type that plows and travels by attaching the operation handle to the rear part of the power source or the rear part of the power transmission mechanism via the pivot, the operator can see the part before the pivot from the operator. It is possible to swing left and right.
[0009]
During tillage work, when the tillage nail hits a hard deposit such as a stone, a jumping phenomenon occurs due to the tilling reaction force. The impact energy, which is the tilling reaction force at this time, is transmitted from the tilling claw to the power source and the power transmission mechanism. Since the resistance rod is inserted into the soil, it has resistance against the jumping phenomenon, and as a result, the resistance rod and the operation handle are in a stable state. The tilling claw, the power source and the power transmission mechanism swing upward with respect to the operation handle in a stable state, thereby absorbing impact energy.
[0010]
Moreover Claim 1, between the power source or the power transmission mechanism and operating handle, characterized in that the impact generated in accordance with the left and right swing is interposed a pair of left and right cushioning members to buffer.
When the power source and the power transmission mechanism swing left and right, the shock energy is sufficiently absorbed by the buffer member.
[0011]
Further , according to a first aspect of the present invention, a pair of left and right arms are extended from the operation handle toward the left and right side portions of the power source or the left and right side portions of the power transmission mechanism, and the power source is connected to the distal ends of the pair of arms by a pair of left and right links. The left and right side portions of the power transmission mechanism or the left and right side portions of the power transmission mechanism are connected, and a pair of shock absorbing members are interposed between the pair of links and the operation handle, so that the left and right swing motion of the power source and the power transmission mechanism It is characterized in that it is converted into a back-and-forth swing motion and transmitted to a pair of buffer members.
The left and right swing motions of the power source and the power transmission mechanism are converted into front and rear swing motions by a pair of links and transmitted to the pair of buffer members, and the buffer members sufficiently absorb the swing motion.
[0012]
According to a second aspect of the present invention, the resistance bar extends downward from the operation handle.
By applying an appropriate downward operating force to the operating handle during the tilling work, the length of the rod inserted into the soil can be adjusted to stabilize the tilling depth.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. Note that “front”, “rear”, “left”, “right”, “upper”, and “lower” follow the direction as viewed from the operator of the small management machine. The drawings are to be viewed in the direction of the reference numerals.
FIG. 1 is a left side view of a small management machine according to the present invention.
The small management machine 10 rotates the tillage shaft 13 through the power transmission mechanism 12 with the driving force of the engine 11 as a power source, and the tillage claws provided on the tillage shaft 13, that is, the first tillage claws 14 and the second tillage claws 14. This is a small walking type self-propelled tiller that is cultivated by the rotation of the tilling claws 15 and travels by the first and second tilling claws 14 and 15, and is referred to as a front tine type management machine.
[0014]
Further, the small management machine 10 has an operation handle 30 attached to the rear part of the power transmission mechanism 12 via the pivot 20, extending the operation handle 30 rearward and upward, and extending a resistance rod 37 downward from the lower part of the operation handle 30. It is a thing.
The power transmission mechanism 12 is a mechanism for transmitting the driving force of the engine 11 to the tilling shaft 13 and includes a gear (not shown) in the case 16. The resistance bar 37 is inserted into the soil Gr to set the tilling depth H by the first and second tilling claws 14 and 15 and adds resistance to the traction force of the first and second tilling claws 14 and 15. It is a stick.
In the figure, 17 is an earth and sand scattering prevention cover, 18 is a body guard, 33 is a grip, and 34 is a clutch lever.
[0015]
FIG. 2 is a rear view of the small management machine according to the present invention, in which the power transmission mechanism 12 is attached to the lower part of the engine 11 at the machine body center CL, and the horizontal tillage shaft 13 extending in the left-right direction is attached to the lower part of the power transmission mechanism 12. It shows that a plurality of first and second tilling claws 14..., 15... (... indicates a plurality. The same applies hereinafter) are attached at a predetermined pitch in the longitudinal direction of the tilling shaft 13.
The operation handle 30 includes a handle post portion 31 attached to the machine body center CL at the rear portion of the power transmission mechanism 12 and a handle portion 32 having a substantially U shape in rear view attached to the upper end portion of the handle post portion 31.
Here, the fuselage is a part of the operation handle 30 before the pivot 20, that is, the engine 11, the power transmission mechanism 12, the tilling shaft 13, and the first and second tilling claws 14. An assembly structure. In the figure, 19 and 19 are side disks.
[0016]
FIG. 3 is a plan view of the small management machine according to the present invention, and an impact generated between the power transmission mechanism 12 and the operation handle 30 in association with a left / right swing (swing in the front / back direction) of the power transmission mechanism 12. It is shown that a pair of left and right buffer members 53L and 53R are interposed in order to buffer.
Specifically, the small management machine 10 extends a pair of left and right arms 41L and 41R from the operation handle 30 toward the left and right side portions of the power transmission mechanism 12, and a pair of left and right links at the distal ends of the left and right arms 41L and 41R. The left and right sides of the power transmission mechanism 12 are connected by 51L and 51R, and a pair of left and right buffer members 53L and 53R are interposed between the operation handle 30 and the left and right links 51L and 51R. The combined structure of the left and right arms 41L and 41R has a substantially U shape with the front open when viewed from above.
The power transmission mechanism 12 extends left and right link arms 56L and 56R upward from the left and right side portions.
[0017]
FIG. 4 is a plan view around the power transmission mechanism, the pivot, and the operation handle according to the present invention.
In the present invention, the operation handle 30 is attached to the rear portion of the power transmission mechanism 12 via the pivot 20 so that a portion of the operation handle 30 before the pivot 20 is viewed from the operator, that is, from the right side of this figure. It is characterized by being configured to be able to swing left and right as viewed.
[0018]
Specifically, in the pivot 20, a horizontal pivot pipe 22 extending forward from the lower front portion of the handle post portion 31 is rotatably fitted to a horizontal pivot shaft 21 extending rearward from the rear portion of the power transmission mechanism 12. Is. Accordingly, the engine and the power transmission mechanism 12 in front of the pivot 20 with respect to the operation handle 30 can swing left and right as viewed from the operator. That is, the engine and power transmission mechanism 12 in front of the pivot 20 and the operation handle 30 in the rear of the pivot 20 can relatively swing left and right.
The pivot shaft 21 has a mounting structure in which a pair of left and right brackets 23, 23 extend rearward from the rear portion of the power transmission mechanism 12, and the mounting portion 24 of the pivot shaft 21 is supported by the support pins 25, 25 between these brackets 23, 23. It is attached. In the figure, 26 is a nut.
[0019]
FIG. 5 is a perspective view around the left arm, link, and buffer member according to the present invention.
The left arm 41L extends the first arm portion 42 to the left from the operation handle 30 (see FIG. 3), extends the second arm portion 43 forward from the left end of the first arm portion 42, and the second arm portion 43. The front end of each of these is a link connecting portion 44, and a bracket 45 is extended upward from the corner of the first arm portion 42 and the second arm portion 43.
[0020]
The left link 51L is a member having an L shape that is reversed in the left-right direction when viewed from the left side, and an L-shaped corner portion is connected to the link connecting portion 44 by a pin 52 so that it can swing up and down. The rear upper end of the rear part is connected to the bracket 45 via pins 54 and 55 via the buffer member 53L so as to be able to swing up and down, and the L lower part of the front part is connected to the link arm 56L so as to be able to swing up and down via the pin 57. Is.
[0021]
FIG. 6 is a left side view around the pivot, the left arm, the link, and the buffer member according to the present invention.
The left shock absorbing member 53L is a shock absorber that cushions the operating handle 30 when the engine 11 and the power transmission mechanism 12 swing left and right, for example, an oil damper 62 with a coil spring 61, and is arranged to be extendable in the front-rear direction. It is a thing.
[0022]
By the way, when the power transmission mechanism 12 swings left and right with respect to the operation handle 30 as viewed from the operator, the movement locus of the link arm 56L is a straight line in the vertical direction, whereas the swing locus of the left link 51L is an arc. It is. Even in such a case, in order to maintain the smooth connection state of the pin 57, the pin hole 56a opened in the link arm 56L is a substantially horizontally long slot. The pin 57 was connected to such a pin hole 56a.
[0023]
In this figure, a pipe-like holding portion 36 extending perpendicularly to the lower rear end of the handle post portion 31 is attached at the center of the machine body, and a resistance rod 37 is fitted to the holding portion 36 so as to be movable up and down. Indicates that it has been stopped with a set bolt 38.
[0024]
FIG. 7 is a plan view around the left arm, link, and buffer member according to the present invention.
When the power transmission mechanism 12 swings left and right with respect to the operation handle 30 as viewed from the operator, the link arm 56L is inclined with respect to the left link 51L. Even in such a case, in order to maintain a smooth connection state of the pin 57, the pin 57 is connected to the left link 51L via an alignment member 58 such as a self-aligning ball bearing.
[0025]
5-7, the left arm 41L, the link 51L, the buffer member 53L, and the link arm 56L have been described. However, the right arm 41R, the link 51R, the buffer member 53R, and the link arm 56R are also described. Since it is the same structure, the description is abbreviate | omitted.
[0026]
Next, the operation of the small management machine 10 having the above configuration will be described with reference to FIGS.
In FIG. 1, the engine 11 is started, and an operator (not shown) walks while manipulating the small management machine 10 by grasping the operation handle 30, so that the small management machine 10 transmits power with the driving force of the engine 11. The first and second tilling claws 14 and 15 are rotated through the mechanism 12 and the tilling shaft 13 so that they are tilled with advance.
[0027]
Furthermore, the resistance rod 37 integral with the operation handle 30 can be inserted into the soil Gr by the downward operation force applied to the operation handle 30. The resistance rod 37 inserted into the soil Gr has a resistance force in a direction perpendicular to the axis of the resistance rod 37. Due to this resistance force, the operation handle 30 and the resistance rod 37 are in a stable state in the front-rear direction and the left-right direction. As a result, the operating force for pushing the operating handle 30 forward is almost constant. In this way, it is possible to set the tilling depth H by the first and second tilling claws 14 and 15 and to add resistance to the traction force of the first and second tilling claws 14 and 15.
[0028]
FIGS. 8A to 8C are operation diagrams of the small manager according to the present invention.
(A) is a rear view showing a state where the right second tillage claw 15 hits a hard reserve B such as a stone during the tillage work.
(B) is a left side view showing the operation of the left link arm 56L, the link 51L and the buffer member 53L in the state of (a).
(C) is a left side view showing the operation of the right link arm 56R, the link 51R and the buffer member 53R in the state of (a).
[0029]
As shown in (a), when the right second tillage claw 15 hits a hard reserve B such as a stone, a jumping phenomenon (also called a dashing phenomenon) occurs due to a tilling reaction force. The impact energy that is the tilling reaction force at this time is transmitted from the right second tillage claw 15 to the engine 11 and the power transmission mechanism 12 via the tillage shaft 13.
On the other hand, since the resistance rod 37 extending downward from the operation handle 30 is inserted into the soil Gr, it has resistance against the jumping phenomenon. For this reason, the operation handle 30 and the resistance rod 37 are not easily affected by the jumping phenomenon and are in a stable state.
[0030]
With respect to the operation handle 30 in a stable state, the engine 11 and the power transmission mechanism 12 swing counterclockwise around the pivot 20 by impact energy. That is, in (a), while the handle center HL of the operation handle 30 is substantially vertical, the machine body center CL is tilted to the left. As a result, impact energy can be absorbed. Since the operation handle 30 is stable without jumping or tilting, the small management machine 10 can always be easily operated, and the tilling work is further facilitated.
[0031]
When the non-flat cultivated land is cultivated by the small management machine 10, the cultivating amount of the first and second cultivating claws 14 and 15 on the left side is different from the cultivating amount of the first and second cultivating claws 14 and 15 on the right side. . As a result, the right and left tilling reaction forces are different. On the other hand, since the resistance rod 37 extending downward from the operation handle 30 is inserted into the soil Gr, it is in a stable state. With respect to the operation handle 30 in a stable state, the engine 11 and the power transmission mechanism 12 can absorb different tilling reaction forces by swinging left and right around the pivot 20 by different tilling reaction forces. Since the operation handle 30 is stable without jumping or tilting, it is possible to increase the finishing degree of tillage by maintaining the left and right balance of the small management machine 10 and maintaining the straight traveling.
[0032]
By the way, when the power transmission mechanism 12 swings counterclockwise in the figure, the left and right buffer members 53L and 53R operate as shown in (b) and (c).
(B) shows that the left buffer member 53L is pulled by lowering the left link arm 56L and swinging the left link 51L counterclockwise in the figure.
(C) shows that the right buffer member 53R is pushed by raising the right link arm 56R and swinging the right link 51R clockwise in the figure. The pressed right buffer member 53R sufficiently absorbs the impact energy by retracting by a stroke corresponding to the magnitude of the impact energy.
[0033]
On the contrary, in (a), when the left first and second tilling claws 14... 15 hit the hard reserve B such as a stone, the machine body center CL is inclined to the right. At this time, the left link arm 56L shown in (b) is raised and the left link 51L is swung in the clockwise direction to push the left buffer member 53L. Also, the right link arm 56R shown in (c) is lowered and the right link 51R is swung counterclockwise to pull the right buffer member 53R. The pressed left buffer member 53L retracts by a stroke corresponding to the magnitude of the impact energy, and sufficiently absorbs the impact energy.
[0034]
Thus, the small management machine 10 of the present invention converts the left and right swing motion of the engine 11 and the power transmission mechanism 12 into the front and rear swing motion by the pair of left and right links 51L and 51R, and the pair of left and right buffer members 53L and 53R. It is characterized by telling to.
Therefore, the upward impact energy generated by the left and right swings of the engine 11 and the power transmission mechanism 12 can be converted into the backward impact energy by the links 51L and 51R and can be buffered by the buffer members 53L and 53R. . In addition, the repulsive force of the left shock absorbing member 53L and the repulsive force of the right shock absorbing member 53R that have absorbed the impact energy are again cultivated by the first and second tilling claws 14. Can be used.
[0035]
Further, as described above, the present invention converts the direction of the swing motion with the left and right links 51L and 51R. Compared with the case where the left and right swing movements of the engine 11 and the power transmission mechanism 12 are directly transmitted to the left and right buffer members 53L and 53R, the present invention can freely set the stroke and the arrangement of the buffer members 53L and 53R. Increased freedom. In addition, since the left and right buffer members 53L and 53R can be arranged to extend and contract in the longitudinal direction of the machine body, the small management machine 10 including the buffer members 53L and 53R can be downsized.
[0036]
Furthermore, as shown in (b) and (c), in the pair of left and right links 51L and 51R having an inverted L shape, from the pin 52 to the distance from the pin 52 at the corner portion to the pin 57 at the front. By setting the distance to the upper pin 54 to be long, the amount of displacement of the pin 54 in the front-rear direction can be increased. By setting the strokes of the buffer members 53L and 53R to be large in accordance with the increase in the amount of displacement of the pin 54 in the front-rear direction, the shock energy can be more sufficiently absorbed by the buffer members 53L and 53R.
[0037]
In the embodiment of the present invention described above, the small management machine 10 may be configured so that the part before the pivot 20 with respect to the operation handle 30 can swing left and right as viewed from the operator. For example, the operation handle 30 may be attached to the rear portion of the power source 11 via the pivot 20. Further, the pivot 20 may be one in which a pivot shaft 31 provided on the handle post portion 31 is rotatably fitted to a pivot pipe 32 provided on the rear portion of the power source 11 or the power transmission mechanism 12.
[0038]
Further, the small management machine 10 extends a pair of left and right arms 41L and 41R from the operation handle 30 toward the left and right sides of the power source 11, and a pair of left and right links 51L and 51L at the distal ends of the pair of arms 41L and 41R. The left and right side portions of the power source 11 are connected by 51R, and the pair of buffer members 53L and 53R are interposed between the pair of links 51L and 51R and the operation handle 30, thereby allowing the pair of left and right swing movements of the power source 11 to be performed. These links 51L, 51R may be configured to be converted into a back-and-forth swing motion and transmitted to the pair of buffer members 53L, 53R.
[0039]
Furthermore, the power source 11 is not limited to the engine, and may be, for example, an electric motor.
[0040]
The left and right links 51L and 51R may have any structure as long as the left and right swing motions of the power source 11 and the power transmission mechanism 12 are converted into the front and rear swing motion and transmitted to the pair of left and right buffer members 53L and 53R. For example, when the small management machine 10 is viewed from the left side, the left and right links 51L and 51R may be substantially L-shaped members.
[0041]
【The invention's effect】
The present invention exhibits the following effects by the above configuration.
Since the operation handle is attached to the rear part of the power source or the rear part of the power transmission mechanism via a pivot, the first part of the operation handle can be swung left and right as seen from the operator. By inserting the resistance rod into the soil, the tillage claw, the power source and the power transmission mechanism swing left and right with respect to the stable operation handle, so that the impact energy can be absorbed. Since the operation handle is stable without jumping or tilting, the small management machine can always be operated easily, and the tilling work is further facilitated.
[0042]
Furthermore, even if the left and right tilling claws are different, even if the right and left tilling reaction forces are different, the tilling claws are fixed against the operation handle in a stable state by inserting the resistance rod into the soil. When the power source and the power transmission mechanism swing left and right, different tilling reaction forces can be absorbed. Since the operation handle is stable without jumping or tilting, it is easy to control the small management machine while maintaining the left-right balance and maintain the straight traveling state. By maintaining the straight traveling state, the finishing degree of tillage can be increased.
[0043]
Further , according to the first aspect of the present invention, a pair of left and right buffer members are interposed between the power source or the power transmission mechanism and the operation handle in order to buffer the impact generated by the left and right swing. When the swings from side to side, the shock energy can be sufficiently absorbed by the buffer member. In addition, the repelling force of the buffer member that has absorbed the impact energy can be used again for the tilling force with the tilling claws.
[0044]
Further , according to a first aspect of the present invention, a pair of left and right arms are extended from the operation handle toward the left and right side portions of the power source or the left and right side portions of the power transmission mechanism, and the power source is connected to the distal ends of the pair of arms by a pair of left and right links. The left and right side portions of the power transmission mechanism or the left and right side portions of the power transmission mechanism are connected, and a pair of buffer members are interposed between the pair of links and the operation handle. Can be converted into a back-and-forth swing motion and transmitted to the pair of buffer members. Therefore, the stroke and arrangement of the buffer member can be freely set and the degree of freedom of design is increased as compared with the case where the left and right swing motions of the power source and the power transmission mechanism are directly transmitted to the left and right buffer members. In addition, since the left and right buffer members can be arranged to be extendable in the longitudinal direction of the machine body, it is possible to reduce the size of the small management machine including the buffer member.
[0045]
Since the claims 2 was cast a resistance rod plugged into the soil from the operating handle downwards, during tilling, by applying a suitable downward operating force to the operating handle, the insertion length of the resistance bar into soil It can be adjusted to stabilize the tillage depth.
[Brief description of the drawings]
1 is a left side view of a small management machine according to the present invention. FIG. 2 is a rear view of the small management machine according to the present invention. FIG. 3 is a plan view of the small management machine according to the present invention. FIG. 5 is a perspective view around a left arm, a link, and a buffer member according to the present invention. FIG. 6 is a pivot, left arm, a link, and a buffer according to the present invention. Left side view around the member [FIG. 7] Plan view around the left arm, link and buffer member according to the present invention [FIG. 8] Action diagram of the small manager according to the present invention [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Small management machine, 11 ... Power source (engine), 12 ... Power transmission mechanism, 13 ... Tilling shaft, 14, 15 ... Tillage claw (first and second tillage claw), 20 ... Pivot, 30 ... Operation handle, 37: Resistance rod, 41L, 41R: Arm, 51L, 51R: Link, 53L, 53R: Buffer member, Gr: Earth, CL: Machine body center, HL: Handle center.

Claims

In a small management machine of the type that has a resistance rod inserted into the soil, rotates the tillage shaft through the power transmission mechanism with the driving force of the power source, and plows and runs by the rotation of the tillage claw provided on this tillage shaft By attaching an operation handle to the rear part of the power source or the rear part of the power transmission mechanism via a pivot, it is configured to be able to swing left and right when viewing the part before the pivot from the operator with respect to the operation handle ,
Between the power source or the power transmission mechanism and the operation handle, a pair of left and right buffer members are interposed in order to buffer the impact generated with the left and right swing,
A pair of left and right arms are extended from the operation handle toward the left and right side portions of the power source or the left and right side portions of the power transmission mechanism, and the left and right sides of the power source are connected to the distal ends of the pair of arms by a pair of left and right links. Or the left and right side portions of the power transmission mechanism are coupled, and the pair of buffer members are interposed between the pair of links and the operation handle, thereby allowing the pair of left and right swing motions of the power source and the power transmission mechanism to be paired. A small management machine characterized in that it is converted to a swing motion back and forth by a link and transmitted to a pair of buffer members .

Small tiller of claim 1 Symbol mounting, characterized in that the resistance bar was cast downwardly from the operating handle.