JP3729714B2

JP3729714B2 - Chair

Info

Publication number: JP3729714B2
Application number: JP2000231563A
Authority: JP
Inventors: 崇正原島
Original assignee: France Bed Co Ltd
Current assignee: France Bed Co Ltd
Priority date: 2000-07-31
Filing date: 2000-07-31
Publication date: 2005-12-21
Anticipated expiration: 2020-07-31
Also published as: JP2002034696A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は足腰の筋力が低下した人が使用するのに適する椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
足腰の筋力が弱っている利用者が椅子の座部体に座ったり、立ち上がることは容易でなく、介助者の介助が必要なことがある。しかしながら、介助者が足腰の筋力が弱っている利用者を椅子から立ち上がらせたり、座らせることは容易でないから、介助者の負担を軽減することが望まれている。
【０００３】
一般に、椅子は利用者が着座するための座部体を有する。この座部体は通常、脚体にほぼ水平に設けられている。そのため、上記座部体に着座するとき、利用者は臀部を座部体の高さ位置まで深く降ろさなければならないから、その動作が足腰に大きな負担を掛けることになる。
【０００４】
また、利用者が立ち上がるときには、座部体に深く降ろした臀部を上げなければならず、しかも脚部を曲げた状態から伸ばさなければならないから、座るとき以上に大きな負担となる。
【０００５】
利用者を椅子に座らせたり、立ち上がらせる時の介助者の負担を軽減するために、実公昭６１−３４０１号公報に示される椅子が提案されている。この椅子は座部体が前端側を支点として回動可能に設けられ、この座部体がばねによって前端側を支点として後端側が上昇する方向に付勢されている。
【０００６】
上記座部体はばねの付勢力に抗してほぼ水平な状態で保持できるようになっている。そのため、利用者が着座するときには、座部体の保持状態を解除してばねの付勢力で傾斜状態にする。それによって、利用者は臀部をわずかに降ろすことで、上記座部体に当てることができるから、比較的楽に座ることができ、立ち上がるときには上昇方向に付勢された座部体によって臀部が押し上げられるから、その場合も比較的楽に立ち上がることが可能となる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記構成の椅子は、座部体がばねの付勢力によって起立方向に付勢されている。そのため、利用者が比較的楽に立ち上がることができるようにするためには、ばねの付勢力を強くして利用者の臀部を強く押し上げるようにしなければならない。また、着座するときにも、利用者の臀部を確実に受けることができるようにするためにはばねの付勢力を十分に強くしなければならない。
【０００８】
しかしながら、ばねの付勢力を強くすると、着座するときに臀部で座部体をばねの付勢力に抗して強く押圧しなければならないから、臀部に床擦れが生じているような場合には利用者に掛かる負担が大きくなるということがある。
【０００９】
また、利用者が立ち上がるときに座部体の保持状態を解除すると、ばねの付勢力に応じて利用者の臀部が座部体によって強く押し上げられることになるから、足腰の弱い利用者の場合には足腰がふらつくなどして立ち上がるときの安定性が悪くなるということがある。
【００１０】
一方、利用者が着座した状態でリラックスできるようにするため、上半身を後方へ倒したり、脚部をほぼ水平に保持できる、いわゆるリクライニング式の椅子が知られている。リクライニング式の椅子において、座部体を回動可能に設け、足腰の筋力が低下している利用者が立ち上がったり、着座するときに利用者や介護者に掛かる負担を軽減できるようにすれば便利であるが、そのようなリクライニング式の椅子は開発されていなかった。
【００１１】
この発明は、座部体をばねによって上昇方向に強く付勢しなくとも、利用者が比較的楽に座ったり、立ち上がることができ、さらには利用者が上半身を後方へ倒した楽な姿勢をとることができる椅子を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、基体と、
この基体の後端側に下部を支点として前後方向に回動可能に設けられた背部体と、
この背部体の前方に位置するとともに上記基体に後端側が上昇する方向に回動可能に設けられた座部体と、
上記背部体を下部を支点として前後方向に駆動し、上記座部体を後端側が上昇する方向に駆動する駆動源を有する駆動機構とを具備し、
上記駆動機構は、
上記基体の前端側上部にこの基体の幅方向に沿って回動可能に設けられた回転軸と、
この回転軸に設けられた駆動アームと、
この駆動アームに連結された上記駆動源と、
上記回転軸に設けられこの回転軸が上記駆動源によって所定方向に回転させられると上記座部体を後端側が上昇する方向に押し上げる座上げアームと、
上記回転軸に一端が連結された第１の駆動リンクと、
一端を上記第１の駆動リンクの他端に枢着し他端を上記背部体の下端部に枢着して設けられ上記回転軸を上記駆動源によって上記所定方向と逆方向に駆動したときに上記背部体を倒伏方向に回動させる第２の駆動リンクと
を具備したことを特徴とする椅子にある。
【００１３】
請求項２の発明は、基体と、
この基体の後端側に下部を支点として前後方向に回動可能に設けられた背部体と、
この背部体の前方に位置するとともに上記基体に後端側が上昇する方向に回動可能に設けられた座部体と、
上記基体の前端側に上部を支点として回動可能に設けられた足載体と、
上記座部体を後端側が上昇する方向に駆動し、上記足載体を上部を支点として回動方向へ駆動するとともに、この足載体の動きに上記背部体を連動して回動させる駆動源を有する駆動機構とを具備し、
上記駆動機構は、
上記基体の前端側上部にこの基体の幅方向に沿って回動可能に設けられた回転軸と、
この回転軸に設けられた駆動アームと、
この駆動アームに連結された上記駆動源と、
上記回転軸に設けられこの回転軸が上記駆動源によって所定方向に回転させられると上記座部体を後端側が上昇する方向に押し上げる座上げアームと、
上記回転軸に一端が連結された第１の足側リンクと、
この第１の足側リンクの他端に一端が枢着され他端が上記足載体に枢着され上記回転軸が上記駆動源によって上記所定方向と逆方向に回転させられるとその回転によって上記第１の足側リンクを介して上記足載体を上昇方向に駆動する第２の足側リンクと、
一端を上記足載体に枢着し他端を上記背部体の下端部に枢着して設けられ上記足載体を上昇方向に駆動したときに上記背部体を倒伏方向に回動させる連動リンクと
を具備したことを特徴とする椅子にある。
【００１４】
請求項３の発明は、上記足載体は、上記座部体が上昇方向に駆動される前には垂下した状態にあって、上記座部体を上記駆動機構によって後端側が上昇する方向に回動駆動したときに上部を支点として下部が上記基体の後端側に向かって回動する構成であることを特徴とする請求項２記載の椅子にある。
【００１６】
請求項４の発明は、上記駆動源は、中立位置から軸線方向に進退駆動される駆動軸を有し、この駆動軸が中立位置から前進方向に駆動されることで上記回転軸を上記所定方向に回転させ、中立位置から後退方向に駆動されることで上記回転軸を上記所定方向と逆方向に回転させる構成であることを特徴とする請求項２記載の椅子にある。
【００１８】
この発明によれば、座部体を駆動機構の駆動源によって駆動するため、座部体を所定の速度で確実に回動させることができるから、利用者は安定した状態で着座したり、立ち上がることができ、しかも背部体を前後方向に駆動することができるから、着座した利用者は上半身を後方へ倒した楽な姿勢をとることができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【００２０】
図１乃至図１２はこの発明の第１の実施の形態を示す。図１乃至図３に示す椅子は基体１を備えている。この基体１は、図４に示すように下部連結部材２によって所定間隔で平行に連結された一対の脚部材３を有し、この脚部材３の後端にはそれぞれローラ４が回転可能に設けられている。各脚部材３上には枠体５が立設され、左右一対の枠体５の上部の前端側と後端側はそれぞれ角筒状の上部連結部材６によって連結されている。
【００２１】
上記上部連結部材６の両端部上面には、一対の座枠取付け片７が上方に向かって固着されている。上記上部連結部材６の両端部の座枠取付け片７の外方にはそれぞれ足載せ枠取付け片８が前方に突出して設けられ、さらに背面には上記座部取付け枠７よりも内方に一対の支持片９が後方に向かって固着されている。
【００２２】
上記一対の座枠取付け片７には座部体１１を構成する座枠１２の前端部が回動可能に連結されている。つまり、座枠１２の前端には一対の連結片１３が設けられ、これら連結片１３が図１１に示すように上記座枠取付け片７にブッシュ１４を介してねじ１５及びナット１５ａによって回転可能に連結されている。
【００２３】
上記座枠１２の両側下面の前後端部にはゴムなどの弾性材料で作られた緩衝材１６が設けられている。これらの緩衝材１６は座枠１２がほぼ水平な状態にあるときに上記枠体５の上部内側に前後方向に沿って設けられた一対の受け部材１８の上面に当接するようになっている。なお、座部体１１は図１に示すように座枠１２の上面にクッション体１７が設けられてなる。
【００２４】
上記一対の足載せ枠取付け片８には足載体２１を構成する足載せ枠２２の上端部の幅方向両側が枢着されている。この足載せ枠２２は上端を支点として基体１の前後方向に回動可能に連結されている。上記足載せ枠２２には、図１に示すようにクッション体２３が設けられている。
【００２５】
上記基体１の枠体５の後端側の上部には背部体２４を構成する背部枠２５の下端部が回動可能に連結されている。すなわち、図１０に示すように上記枠体５の後端側の上部内面には短管２６の一端が固着され、上記背部枠２５の下端部両側にはそれぞれ連結片２７が突設されている。そして、この連結片２７にはブッシュ２８が設けられ、このブッシュ２８に挿通されたねじ２９が上記短管２６の他端部内に固着されたナット３０に螺合されることで、上記背部枠２５が基体１に対して前後方向に回動可能に連結されている。背部体２４は、図１に示すように背部枠２５にクッション体３１を設けて構成されている。
【００２６】
図４と図７に示すように、上記一対の支持片９には回転軸３２の両端部がそれぞれ回転可能に支持されている。この回転軸３２の中途部には一対の駆動アーム３３が所定の間隔で固着されている。この駆動アーム３３には駆動源３４の駆動軸３５の先端部が枢着されている。駆動源３４は、駆動機構４０を構成する１つの要素である。
【００２７】
上記駆動源３４は、図１と図７に示すようにモータ３６及びこのモータ３６が作動することで、上記駆動軸３５を図１に示す中立位置から図２に示す前進位置及び図３に示す後退位置に駆動する動力変換部３７とから構成されている。上記駆動源３４は、基体１の後端側の下部連結部材２に設けられた連結片３８に枢着されている。
【００２８】
上記回転軸３２の両端部には、図４と図７に示すようにそれぞれ座上げアーム４１の基端部が固着されている。図１２に示すように、この座上げアーム４１の先端部には支軸４２が設けられ、この支軸４２にはローラ４３が回転可能かつ抜出不能に設けられている。各ローラ４２は、座枠１２の幅方向中途部に前後方向に沿って設けられた一対のＬ字状部材４４に転接するようになっている。つまり、上記駆動源３４の駆動軸３５が図１に示す中立位置から前進方向に駆動され、その駆動軸３５によって上記回転軸３２が上記駆動アーム３３を介して所定方向に回転させられると、座上げアーム４１が上昇方向（図２に矢印で示す時計方向）に駆動されるから、上記ローラ４３によって座枠１２、つまり座部体１１が座部取付け片７との連結部を支点として図１に示す状態から図２に示すように、後端側が上昇する方向に回動させられることになる。
【００２９】
図１と図７に示すように、上記回転軸３２の中途部には第１の足側リンク４５の一端が固着されている。この第１の足側リンク４５の他端には第２の足側リンク４６の一端が枢着されている。この第２の足側リンク４６の他端は上記足載体２１の足載せ枠２２の下面（背面）の幅方向一端部側で、上下方向中途部に設けられた第１の連結片４７に枢着されている。
【００３０】
上記足載体２１は、駆動源３４の駆動軸３５が中立位置にあるときには、図１に示すようにほぼ垂直に垂下している。この状態から駆動軸３５が図２に示すように前進方向に駆動されて回転軸３２が矢印で示す所定方向（時計方向）に回転すると、足載体２１は、第１、第２の足側リンク４５、４６によって足載せ取付け片８との連結部を支点として下端側が基体１の後端側へ回動する。このとき、上記座部体１１は、上述したように前端部を支点として後端側が上昇する方向へ回動する。
【００３１】
また、図３に示すように、駆動軸３５が中立位置から後退方向へ駆動され、回転軸３２が矢印で示す上記所定方向と逆方向である、反時計方向に回転すると、足載体２１は下端が前方へ上昇する方向に回動する。駆動軸３２が図１の中立位置から後退方向に駆動されると、座上げアーム４１に設けられたローラ４３が座枠１２のＬ字状部材４４から離れるが、座部体１１はほぼ水平な状態で下面に設けられた緩衝材１６が一対の受け部材１８の上面に当接するため、それ以上後端が下降する方向へ回動するのが阻止されるようになっている。
【００３２】
図４と図７に示すように、上記足載体２１の足載せ枠２２の下面（背面）の幅方向他端部側で、上下方向中途部には第２の連結片４８が設けられている。この第２の連結片４８には連動リンク４９の一端が枢着されている。この連動リンク４９の他端は上記背部枠２５の下端の幅方向中途部に設けられた第３の連結片５１に枢着されている。
【００３３】
図１に示すように、上記駆動源３４の駆動軸３５が中立位置、つまり足載体２１がほぼ垂直に垂下した状態では、上記背部体２４は連結片２７に枢支された下端部を支点として垂直な状態よりも上端側がわずかに後方へ傾斜した状態で上記連動リンク４９によって保持されている。
【００３４】
図２に示すように、駆動軸３５が前進方向に駆動されて足載体２１が上端部を支点として後方へ回動すると、背部体２４は足載体２１の回動に連動する上記連動リンク４９によって下端が後方へ押されるから、図１に示す状態よりも垂直になる起立方向へ回動する。
【００３５】
図３に示すように、駆動軸３５が後退方向に駆動されると、足載体２１が上端部を支点として下部が上昇する方向へ回動するから、背部体２４は上記連動リンク４９によって下端部が前方へ引かれ、上端が後方へ倒伏する方向へ回動することになる。
【００３６】
上記座上げアーム４１、第１、第２の足側リンク４５、４６及び連動リンク４９は、上記駆動源３４とで座部体１１、足載体２１及び背部体２４を駆動する上記駆動機構４０を構成する要素となっている。
【００３７】
なお、基体１の幅方向両側には図１乃至図３に示すように肘掛けとして利用することができる側体５２が設けられている。
【００３８】
つぎに、上記構成の椅子を利用する場合について説明する。
【００３９】
足腰の筋力が弱った利用者が着座する場合には、図２に示すように駆動源３４の駆動軸３５を中立位置から前進方向へ駆動する。それによって、座部体１１は、図１に示すほぼ水平な状態から図２に示すように後端側が上昇した傾斜状態に駆動される。したがって、利用者は臀部を深く降ろすことなく座部体１１に当てることができる。臀部を座部体１１に当てたならば、駆動軸３５を前進位置から図１に示す中立位置へ戻す。それによって、座部体１１は駆動軸３５の駆動速度に応じて傾斜状態から徐々に倒伏方向へ回動するから、利用者は緩やかに脚部を折り曲げながら着座姿勢に移行することができる。つまり、利用者は足腰に大きな負担を掛けることなく、立位姿勢から着座姿勢に移行することができる。
【００４０】
利用者が座部体１１に着座した状態で、駆動源３４の駆動軸３５を図３に示すように中立位置から後退方向へ駆動すると、回転軸３２及び第１、第２の足側リンク４５、４６を介して足載体２１がほぼ垂直に垂下した状態から下端側が上昇する方向へ回動する。
【００４１】
足載体２１が上昇方向へ回動すると、連動リンク４９によって背部体２４の下端が前方へ引かれるから、この背部体２４は上部側が後方へ倒伏する方向へ回動することになる。
【００４２】
したがって、座部体１１に着座した利用者は足載体２１によって脚部を持ち上げた状態で保持され、上半身を後方へ倒した状態で背部体２４に寄り掛かることができる。つまり、利用者は着座状態において楽な姿勢をとることができる。
【００４３】
一方、図３に示す状態で座部体１１に着座した利用者が起立する場合には、駆動源３４の駆動軸３５を後退位置から図１に示す中立位置を経て図２に示すから前進位置へ駆動する。
【００４４】
駆動軸３５が後退位置から中立位置へ戻ることで、足載体２１がほぼ垂直に垂下し、背部体２４が垂直状態よりもわずかに後方へ倒れた位置まで前方へ回動する。この状態で利用者は足を床面につくことが可能となる。
【００４５】
ついで、駆動源３４の駆動軸３５を図２に示すように中立位置から後退方向へ駆動する。それによって、座部体１１は座上げアーム４１に設けられたローラ４３によって前端側を支点として後端側が上昇する方向に回動するとともに、足載体２１がほぼ垂直な状態から下端が基体１の後方へ入り込む状態に回動する。
【００４６】
座部体１１が上昇方向に駆動されることで、この座部体１１に着座した利用者は臀部が斜め上方に押し上げられる。座部体１１の上昇方向への回動は、駆動源３４の駆動軸３５の駆動速度に応じて緩やかに上昇方向へ回動するから、利用者は折り曲げた脚部を徐々に伸ばしながら着座姿勢から起立姿勢に移行することができる。つまり、利用者は緩やかに、しかも臀部が座部体１１に確実に支持された状態で立ち上がることができるため、足腰に大きな負担を掛けることなく、安定した状態で立ち上がることができる。
【００４７】
しかも、座部体１１を上昇させて利用者が立ち上がる際、足載体２１は下端側が基体１の後方へ入り込む方向へ回動する。そのため、利用者が立ち上がる際、脚部が足載体２１にぶつかるようなことがなくなるから、足載体２１が設けられていても、利用者は安定した状態で立ち上がることが可能となる。
【００４８】
上記駆動源３４の駆動軸３５を中立位置から前進位置あるいは後退位置へ駆動し、回転軸３２を所定方向へ回転させることで、座部体１１、足載体２１及び背部体２４の三者を互いに所定の状態で連動させたり、足載体２１と背部体２４との二者を互いに所定の状態で連動させることができるようにした。つまり、１つの駆動源３４によって座部体１１、足載体２１及び背部体２４を所定の連動関係で駆動できるため、複数の駆動源を用いて駆動する場合に比べて構成の簡略化やコストの低減を図ることができる。
【００４９】
図１３（ａ）〜（ｃ）はこの発明の第２の実施の形態を示す。この実施の形態は、座部体１１を駆動源３４によって回動するという点では第１の実施の形態と同じであるが、足載体２１が設けられておらず、そのため背部体２４は足載体２１の動きに係りなく、駆動源３４によって駆動できるようになっているという点で第１の実施の形態と相違している。
【００５０】
すなわち、回転軸３２には第１の実施の形態の第１の足側リンク４５に代わり、上記回転軸３２の軸方向に所定間隔で離間した一対の第１の駆動リンク６１（一方のみ図示）が一端を連結して設けられている。この第１の駆動リンク６１の他端には、第１の実施の形態の連動リンク４９に代わり、第２の駆動リンク６２の一端が枢着されている。一対の第２の駆動リンク６２の他端は背部枠２５の下端に垂設された一対の第３の連結片５１に枢着されている。
【００５１】
なお、この第２の実施の形態において、上記第１の実施の形態と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。
【００５２】
このような構成において、駆動源３４の駆動軸３５が図１３（ａ）に示すように中立位置にあるときには、座部体１１はほぼ水平に倒伏しており、背部体２４はわずかに後方に傾斜している。
【００５３】
図１３（ｂ）に示すように、駆動軸３５を前進方向に駆動すると、座部体１１は後端側が上昇する方向に回動させられる。このとき、第１の駆動リンク６１と第２の駆動リンク６２とは、図１３（ａ）に示す逆への字状から図１３（ｂ）に示すようにへの字状に屈曲するが、屈曲方向が逆向きになるだけで屈曲角度はほぼ同じであるから、背部体２４の起立角度はほとんど変化することがない。
【００５４】
駆動軸３５が図１３（ａ）に示す中立位置から図１３（ｃ）に示す後退方向へ駆動されると、座部体１１は上昇方向へ駆動されることはないが、回転軸３２の回転によって第１の駆動リンク６１が矢印方向へ回動し、第１の駆動リンク６１と第２の駆動リンク６２とがなす屈曲角度が小さくなる。
【００５５】
それによって、背部体２４は下端が前方へ引かれ、上端側が後方へ大きく倒伏することになるから、座部体１１に着座した利用者は上半身を後方へ倒した楽な姿勢をとることができる。
【００５６】
つまり、この第２の実施の形態よれば、足載体２１を設けなくとも、１つの駆動源３４によって座部体１１を駆動したり、背部体２４を駆動することができるから、利用者が着座したり、立ち上がるときにその動作を確実かつ安定した状態で行なうことができるよう支援することができるばかりか、着座状態では背部体２４を後方へ倒して楽な姿勢をとることができる。
【００５７】
【発明の効果】
この発明によれば、座部体を駆動機構の駆動源によって駆動し、倒伏状態から起立状態に回動したり、起立状態から倒伏状態に回動することができるようにした。
【００５８】
そのため、座部体を上記駆動源によって所定の速度で確実に回動させることができるから、利用者が立ち上がるときには臀部を確実に、しかも安定した状態で緩やかに押し上げることができ、着座時には座部体に臀部を当てることで、この座部体とともに安定した状態で緩やかに着座することができる。しかも、背部体を前後方向に駆動することができるから、座部体に着座した利用者は上半身を後方へ倒した楽な姿勢をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施の形態を示す駆動源の駆動軸が中立位置にある椅子の側面図。
【図２】駆動源の駆動軸が前進位置にある椅子の側面図。
【図３】駆動源の駆動軸が後退位置にある椅子の側面図。
【図４】基体に設けられた駆動機構を示す斜視図。
【図５】駆動機構のうち、駆動源及び背部体を駆動する機構を除いた椅子の概略的構成を示す正面図。
【図６】駆動機構のうち、駆動源及び背部体を駆動する機構を示す椅子の概略的構成を示す正面図。
【図７】背部体を除いた椅子の概略的構成を示す平面図。
【図８】駆動源及び背部体を駆動する機構を示す椅子の平面図。
【図９】座枠の平面図。
【図１０】基体と背部体との連結部分の拡大断面図。
【図１１】基体と座部体との連結部分の拡大断面図。
【図１２】座部体と座部体を上昇方向に駆動する座上げアームとを示す拡大図。
【図１３】この発明の第２の実施の形態を示す座部体と背部体との動きを示す椅子の側面図。
【符号の説明】
１…基体
１１…座部体
２１…足載体
２４…背部体
３２…回転軸
３３…駆動アーム
３４…駆動源
３５…駆動軸
４０…駆動機構
４１…座上げアーム
４５…第１の足側リンク
４６…第２の足側リンク
４９…連動リンク
６１…第１の駆動リンク
６２…第２の駆動リンク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair suitable for use by a person with reduced muscle strength at the legs.
[0002]
[Prior art]
It is not easy for a user with weak leg / muscle strength to sit or stand on the seat body of the chair, and the assistance of the assistant may be required. However, since it is not easy for an assistant to stand up or sit down from a chair with a user whose muscle strength is weak, it is desired to reduce the burden on the assistant.
[0003]
Generally, a chair has a seat part for a user to sit on. The seat body is usually provided substantially horizontally on the leg. For this reason, when the user sits on the seat body, the user must lower the buttocks deeply to the height position of the seat body, and this action places a heavy burden on the legs and hips.
[0004]
Further, when the user stands up, it is necessary to raise the buttocks that are deeply lowered on the seat body, and the leg portion must be extended from a bent state, which is a greater burden than when sitting.
[0005]
A chair disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 61-3401 has been proposed in order to reduce the burden on a caregiver when a user is seated on a chair or standing up. This chair is provided such that the seat body can be rotated about the front end side as a fulcrum, and the seat body is biased by a spring in the direction in which the rear end side rises with the front end side as a fulcrum.
[0006]
The seat body can be held in a substantially horizontal state against the biasing force of the spring. Therefore, when the user is seated, the holding state of the seat body is released and the spring is biased to the inclined state. As a result, the user can sit down relatively easily by lowering the buttocks slightly, so that the user can sit relatively easily, and when standing up, the buttocks are pushed up by the seat body biased in the upward direction. In this case, it is possible to stand up relatively easily.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as for the chair of the said structure, the seat part body is urged | biased in the standing direction by the urging | biasing force of the spring. Therefore, in order to enable the user to stand up relatively easily, the urging force of the spring must be strengthened to push up the user's buttocks strongly. Also, when the user sits down, the spring biasing force must be sufficiently strong so that the user's buttocks can be reliably received.
[0008]
However, if the urging force of the spring is increased, the seat part must be strongly pressed against the urging force of the spring when sitting down, so that the user may need to rub the floor of the butt. There is a case that the burden on is increased.
[0009]
In addition, if the seat body is released when the user stands up, the user's buttocks are strongly pushed up by the seat body according to the biasing force of the spring. May be less stable when standing up, for example when the legs are staggered.
[0010]
On the other hand, so-called reclining chairs are known in which the upper body can be tilted backwards and the legs can be held almost horizontally so that the user can relax while seated. In reclining chairs, it is convenient to provide a seat body that can be pivoted so that users who have weak muscles in their legs and legs can stand up or sit down to reduce the burden on users and caregivers. However, such a reclining chair has not been developed.
[0011]
According to the present invention, the user can sit and stand up relatively easily without strongly urging the seat body in the upward direction by the spring, and further, the user takes an easy posture in which the upper body is tilted backward. It is to provide a chair that can.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 comprises a substrate;
A back body provided on the rear end side of the base body so as to be pivotable in the front-rear direction with the lower part as a fulcrum;
A seat body that is located in front of the back body and is pivotable in a direction in which the rear end of the base body rises;
A drive mechanism having a drive source for driving the back body in the front-rear direction with the lower part as a fulcrum, and driving the seat body in a direction in which the rear end side rises ;
The drive mechanism is
A rotation shaft provided on the front end side upper part of the base body so as to be rotatable along the width direction of the base body;
A drive arm provided on the rotating shaft;
The drive source coupled to the drive arm;
A seat raising arm that is provided on the rotation shaft and pushes up the seat body in a direction in which the rear end side rises when the rotation shaft is rotated in a predetermined direction by the drive source;
A first drive link having one end connected to the rotating shaft;
When one end is pivotally attached to the other end of the first drive link and the other end is pivotally attached to the lower end of the back body, and the rotation shaft is driven in the direction opposite to the predetermined direction by the drive source. A chair comprising: a second drive link for rotating the back body in a lying down direction .
[0013]
The invention of claim 2 comprises a substrate;
A back body provided on the rear end side of the base body so as to be pivotable in the front-rear direction with the lower part as a fulcrum;
A seat body that is located in front of the back body and is pivotable in a direction in which the rear end of the base body rises;
A footrest provided rotatably on the front end side of the base body with the upper portion as a fulcrum;
A drive source for driving the seat body in a direction in which the rear end rises, driving the footrest body in a rotation direction with the upper portion as a fulcrum, and rotating the back body in conjunction with the movement of the footrest body. A drive mechanism having ,
The drive mechanism is
A rotation shaft provided on the front end side upper part of the base body so as to be rotatable along the width direction of the base body;
A drive arm provided on the rotating shaft;
The drive source coupled to the drive arm;
A seat raising arm that is provided on the rotation shaft and pushes up the seat body in a direction in which the rear end side rises when the rotation shaft is rotated in a predetermined direction by the drive source;
A first foot-side link having one end connected to the rotating shaft;
When one end is pivotally attached to the other end of the first foot-side link and the other end is pivotally attached to the footrest, and the rotation shaft is rotated in the direction opposite to the predetermined direction by the drive source, the rotation causes the first A second foot-side link that drives the footrest in the upward direction via one foot-side link;
An interlocking link provided with one end pivotally attached to the footrest and the other end pivotally attached to the lower end of the backbody, and rotating the backbody in the lying down direction when the footrest is driven in the upward direction;
It is in the chair characterized by comprising.
[0014]
According to a third aspect of the present invention, the footrest is in a suspended state before the seat body is driven in the upward direction, and the seat body is rotated in a direction in which the rear end side is lifted by the drive mechanism. 3. The chair according to claim 2, wherein the lower part rotates toward the rear end side of the base body with the upper part as a fulcrum when it is dynamically driven.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, the drive source has a drive shaft that is driven back and forth in the axial direction from the neutral position, and the drive shaft is driven in the forward direction from the neutral position so that the rotary shaft is moved in the predetermined direction. The chair according to claim 2, wherein the rotating shaft is rotated in a direction opposite to the predetermined direction by being driven in a backward direction from a neutral position.
[0018]
According to the present invention, since the seat body is driven by the drive source of the drive mechanism, the seat body can be reliably rotated at a predetermined speed, so that the user can sit or stand up in a stable state. In addition, since the back body can be driven in the front-rear direction, the seated user can take an easy posture in which the upper body is tilted backward.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0020]
1 to 12 show a first embodiment of the present invention. The chair shown in FIGS. 1 to 3 includes a base 1. As shown in FIG. 4, the base body 1 has a pair of leg members 3 connected in parallel by a lower connecting member 2 at a predetermined interval, and rollers 4 are rotatably provided at the rear ends of the leg members 3, respectively. It has been. A frame body 5 is erected on each leg member 3, and the front end side and the rear end side of the upper part of the pair of left and right frame bodies 5 are connected by an upper connecting member 6 having a rectangular tube shape.
[0021]
A pair of seat frame mounting pieces 7 are fixed upward on the upper surfaces of both end portions of the upper connecting member 6. A footrest frame mounting piece 8 is provided on the outer side of the seat frame mounting piece 7 at both ends of the upper connecting member 6 so as to protrude forward, and further on the back side is a pair of inwardly from the seat mounting frame 7. The support piece 9 is fixed rearward.
[0022]
A front end portion of a seat frame 12 constituting the seat body 11 is rotatably connected to the pair of seat frame mounting pieces 7. That is, a pair of connecting pieces 13 are provided at the front end of the seat frame 12, and these connecting pieces 13 can be rotated by the screw 15 and the nut 15a via the bush 14 on the seat frame attaching piece 7 as shown in FIG. It is connected.
[0023]
A cushioning material 16 made of an elastic material such as rubber is provided at the front and rear end portions of the lower surfaces of both sides of the seat frame 12. These cushioning members 16 come into contact with the upper surfaces of a pair of receiving members 18 provided along the front-rear direction inside the upper portion of the frame 5 when the seat frame 12 is in a substantially horizontal state. The seat body 11 is provided with a cushion body 17 on the upper surface of the seat frame 12 as shown in FIG.
[0024]
The pair of footrest frame attachment pieces 8 are pivotally attached to both sides in the width direction of the upper end portion of the footrest frame 22 constituting the footrest body 21. The footrest frame 22 is connected so as to be rotatable in the front-rear direction of the base 1 with the upper end as a fulcrum. The footrest frame 22 is provided with a cushion body 23 as shown in FIG.
[0025]
A lower end portion of a back frame 25 constituting the back body 24 is rotatably connected to an upper portion on the rear end side of the frame body 5 of the base body 1. That is, as shown in FIG. 10, one end of a short tube 26 is fixed to the upper inner surface of the rear end side of the frame body 5, and connecting pieces 27 protrude from both sides of the lower end portion of the back frame 25. . The connecting piece 27 is provided with a bush 28, and a screw 29 inserted through the bush 28 is screwed into a nut 30 fixed in the other end of the short pipe 26, whereby the back frame 25. Is connected to the base 1 so as to be rotatable in the front-rear direction. As shown in FIG. 1, the back body 24 is configured by providing a cushion body 31 on the back frame 25.
[0026]
As shown in FIGS. 4 and 7, both ends of the rotating shaft 32 are rotatably supported by the pair of support pieces 9. A pair of drive arms 33 are fixed to the middle portion of the rotating shaft 32 at a predetermined interval. A tip end portion of a drive shaft 35 of a drive source 34 is pivotally attached to the drive arm 33. The drive source 34 is one element constituting the drive mechanism 40.
[0027]
As shown in FIGS. 1 and 7, the drive source 34 is driven by the motor 36 and the motor 36, whereby the drive shaft 35 is moved from the neutral position shown in FIG. 1 to the forward position shown in FIG. 2 and shown in FIG. The power conversion unit 37 is driven to the reverse position. The drive source 34 is pivotally attached to a connecting piece 38 provided on the lower connecting member 2 on the rear end side of the base 1.
[0028]
As shown in FIGS. 4 and 7, the base end portions of the sitting arm 41 are fixed to both ends of the rotating shaft 32. As shown in FIG. 12, a support shaft 42 is provided at the tip of the seating arm 41, and a roller 43 is provided on the support shaft 42 so as to be rotatable and unremovable. Each roller 42 is configured to make rolling contact with a pair of L-shaped members 44 provided along the front-rear direction in the widthwise middle portion of the seat frame 12. That is, when the drive shaft 35 of the drive source 34 is driven in the forward direction from the neutral position shown in FIG. 1 and the rotary shaft 32 is rotated in the predetermined direction via the drive arm 33 by the drive shaft 35, the seat Since the raising arm 41 is driven in the upward direction (clockwise direction indicated by an arrow in FIG. 2), the seat 43, that is, the seat body 11 is connected to the seat mounting piece 7 by the roller 43 as a fulcrum in FIG. As shown in FIG. 2, the rear end side is rotated in the direction of rising.
[0029]
As shown in FIGS. 1 and 7, one end of the first foot side link 45 is fixed to the middle portion of the rotating shaft 32. One end of a second foot side link 46 is pivotally attached to the other end of the first foot side link 45. The other end of the second foot side link 46 is pivoted to a first connecting piece 47 provided in the middle in the vertical direction on one end side in the width direction of the lower surface (rear surface) of the footrest frame 22 of the footrest 21. It is worn.
[0030]
When the drive shaft 35 of the drive source 34 is in the neutral position, the footrest 21 is suspended substantially vertically as shown in FIG. From this state, when the drive shaft 35 is driven in the forward direction as shown in FIG. 2 and the rotary shaft 32 rotates in a predetermined direction (clockwise direction) indicated by an arrow, the footrest 21 has the first and second foot side links. 45 and 46, the lower end side rotates to the rear end side of the base body 1 with the connecting portion with the footrest mounting piece 8 as a fulcrum. At this time, the seat body 11 rotates in the direction in which the rear end rises with the front end as a fulcrum as described above.
[0031]
Further, as shown in FIG. 3, when the drive shaft 35 is driven in the backward direction from the neutral position and the rotary shaft 32 rotates counterclockwise, which is the direction opposite to the predetermined direction indicated by the arrow, the footrest 21 is moved to the lower end. Rotate in the direction of rising forward. When the drive shaft 32 is driven in the backward direction from the neutral position in FIG. 1, the roller 43 provided on the seat raising arm 41 moves away from the L-shaped member 44 of the seat frame 12, but the seat body 11 is substantially horizontal. Since the cushioning material 16 provided on the lower surface in this state contacts the upper surfaces of the pair of receiving members 18, the rear end is prevented from further rotating in the descending direction.
[0032]
As shown in FIGS. 4 and 7, a second connecting piece 48 is provided in the middle in the vertical direction on the other end side in the width direction of the lower surface (rear surface) of the footrest frame 22 of the footrest body 21. . One end of an interlocking link 49 is pivotally attached to the second connecting piece 48. The other end of the interlocking link 49 is pivotally attached to a third connecting piece 51 provided in the middle in the width direction at the lower end of the back frame 25.
[0033]
As shown in FIG. 1, when the drive shaft 35 of the drive source 34 is in a neutral position, that is, when the footrest 21 is suspended substantially vertically, the back body 24 has the lower end portion pivotally supported by the connecting piece 27 as a fulcrum. It is held by the interlocking link 49 in a state where the upper end side is slightly inclined rearward from the vertical state.
[0034]
As shown in FIG. 2, when the drive shaft 35 is driven in the forward direction and the footrest body 21 rotates backward with the upper end portion as a fulcrum, the back body 24 is moved by the interlocking link 49 that is interlocked with the rotation of the footrest body 21. Since the lower end is pushed backward, it rotates in a standing direction that is perpendicular to the state shown in FIG.
[0035]
As shown in FIG. 3, when the drive shaft 35 is driven in the backward direction, the footrest body 21 rotates in the direction in which the lower portion rises with the upper end portion as a fulcrum. Is pulled forward, and the upper end turns in a direction to fall backward.
[0036]
The sitting arm 41, the first and second foot-side links 45 and 46, and the interlocking link 49 provide the drive mechanism 40 that drives the seat body 11, the footrest body 21, and the back body 24 with the drive source 34. It is a constituent element.
[0037]
Note that side bodies 52 that can be used as armrests are provided on both sides of the base body 1 in the width direction, as shown in FIGS.
[0038]
Next, a case where the chair having the above configuration is used will be described.
[0039]
When the user who has weak muscles of the legs and legs sits down, the drive shaft 35 of the drive source 34 is driven in the forward direction from the neutral position as shown in FIG. Thereby, the seat part 11 is driven from the substantially horizontal state shown in FIG. 1 to the inclined state in which the rear end side is raised as shown in FIG. Therefore, the user can hit the seat body 11 without lowering the buttocks deeply. When the buttocks are brought into contact with the seat body 11, the drive shaft 35 is returned from the advanced position to the neutral position shown in FIG. As a result, the seat body 11 is gradually rotated from the inclined state to the inclining direction in accordance with the driving speed of the drive shaft 35, so that the user can shift to the sitting posture while gently bending the leg portion. That is, the user can shift from the standing posture to the sitting posture without imposing a heavy burden on the legs and hips.
[0040]
When the user is seated on the seat body 11 and the drive shaft 35 of the drive source 34 is driven in the backward direction from the neutral position as shown in FIG. 3, the rotary shaft 32 and the first and second foot side links 45 are driven. , 46, the footrest 21 is pivoted in a direction in which the lower end side rises from a state in which the footrest 21 hangs down substantially vertically.
[0041]
When the footrest body 21 rotates in the ascending direction, the lower end of the back body 24 is pulled forward by the interlocking link 49. Therefore, the back body 24 rotates in a direction in which the upper side lies backward.
[0042]
Therefore, the user seated on the seat body 11 is held with the legs raised by the footrest body 21, and can lean on the back body 24 with the upper body tilted backward. That is, the user can take an easy posture in the sitting state.
[0043]
On the other hand, when the user seated on the seat body 11 stands up in the state shown in FIG. 3, the drive shaft 35 of the drive source 34 is moved from the retracted position to the neutral position shown in FIG. Drive to.
[0044]
When the drive shaft 35 returns from the retracted position to the neutral position, the footrest body 21 hangs substantially vertically, and the back body 24 rotates forward to a position where it slightly falls backward from the vertical state. In this state, the user can put his feet on the floor.
[0045]
Next, the drive shaft 35 of the drive source 34 is driven in the backward direction from the neutral position as shown in FIG. As a result, the seat body 11 is rotated by the roller 43 provided on the seating arm 41 in a direction in which the rear end side rises with the front end side as a fulcrum, and the lower end of the base body 1 from the state in which the footrest body 21 is substantially vertical. It turns to the state of entering back.
[0046]
When the seat body 11 is driven in the upward direction, the user seated on the seat body 11 pushes up the buttocks obliquely upward. Since the rotation of the seat body 11 in the ascending direction is gently rotated in the ascending direction according to the driving speed of the drive shaft 35 of the drive source 34, the user can sit down while gradually extending the bent legs. Can be shifted to a standing posture. That is, since the user can stand up gently and in a state where the buttocks are securely supported by the seat body 11, the user can stand up in a stable state without imposing a heavy burden on the legs and hips.
[0047]
Moreover, when the user rises by raising the seat body 11, the footrest body 21 rotates in a direction in which the lower end side enters the back of the base body 1. Therefore, when the user stands up, the leg portion does not hit the footrest body 21, so that even if the footrest body 21 is provided, the user can stand up in a stable state.
[0048]
The drive shaft 35 of the drive source 34 is driven from the neutral position to the forward movement position or the backward movement position, and the rotation shaft 32 is rotated in a predetermined direction, so that the three members of the seat body 11, the footrest body 21 and the back body 24 can be connected to each other. It was made possible to interlock in a predetermined state, or to couple the two of the footrest body 21 and the back body 24 in a predetermined state. That is, since the seat body 11, the footrest body 21, and the back body 24 can be driven in a predetermined interlocking relationship by one drive source 34, the configuration is simplified and the cost is reduced as compared with the case of driving using a plurality of drive sources. Reduction can be achieved.
[0049]
FIGS. 13A to 13C show a second embodiment of the present invention. This embodiment is the same as the first embodiment in that the seat body 11 is rotated by the drive source 34, but the footrest body 21 is not provided, and therefore the back body 24 is the footrest body. The second embodiment is different from the first embodiment in that it can be driven by the drive source 34 regardless of the movement of 21.
[0050]
That is, instead of the first foot side link 45 of the first embodiment, the rotary shaft 32 is a pair of first drive links 61 (only one is shown) spaced apart at a predetermined interval in the axial direction of the rotary shaft 32. Is provided with one end connected. One end of the second drive link 62 is pivotally attached to the other end of the first drive link 61 instead of the interlocking link 49 of the first embodiment. The other ends of the pair of second drive links 62 are pivotally attached to a pair of third connection pieces 51 that are suspended from the lower end of the back frame 25.
[0051]
In the second embodiment, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0052]
In such a configuration, when the drive shaft 35 of the drive source 34 is in the neutral position as shown in FIG. 13A, the seat body 11 is lying down almost horizontally and the back body 24 is slightly rearward. Inclined.
[0053]
As shown in FIG. 13B, when the drive shaft 35 is driven in the forward direction, the seat body 11 is rotated in a direction in which the rear end side is raised. At this time, the first drive link 61 and the second drive link 62 bend from the reverse shape shown in FIG. 13A to the shape shown in FIG. 13B. Since the bending angle is almost the same just by turning the bending direction in the opposite direction, the standing angle of the back body 24 hardly changes.
[0054]
When the drive shaft 35 is driven from the neutral position shown in FIG. 13A in the backward direction shown in FIG. 13C, the seat body 11 is not driven in the upward direction, but the rotation of the rotary shaft 32 is not performed. As a result, the first drive link 61 rotates in the direction of the arrow, and the bending angle formed by the first drive link 61 and the second drive link 62 becomes smaller.
[0055]
As a result, the lower end of the back body 24 is pulled forward and the upper end side largely falls backward, so that the user sitting on the seat body 11 can take an easy posture with the upper body tilted backward. .
[0056]
That is, according to the second embodiment, the seat body 11 can be driven by the single drive source 34 or the back body 24 can be driven without providing the footrest body 21, so that the user can sit down. In addition, it is possible not only to assist in making sure that the operation can be performed in a reliable and stable state when standing up, but in a seated state, the back body 24 can be tilted backward to take an easy posture.
[0057]
【The invention's effect】
According to the present invention, the seat body is driven by the drive source of the drive mechanism, and can be rotated from the lying state to the standing state or from the standing state to the lying state.
[0058]
For this reason, the seat body can be reliably rotated at a predetermined speed by the drive source, so that when the user stands up, the buttocks can be pushed up securely and gently in a stable state. By placing the buttocks on the body, it is possible to sit gently with the seat body in a stable state. Moreover, since the back body can be driven in the front-rear direction, the user seated on the seat body can take an easy posture in which the upper body is tilted backward.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a chair in which a drive shaft of a drive source according to a first embodiment of the present invention is in a neutral position.
FIG. 2 is a side view of a chair with a drive shaft of a drive source in an advanced position.
FIG. 3 is a side view of a chair with a drive shaft of a drive source in a retracted position.
FIG. 4 is a perspective view showing a driving mechanism provided on a base.
FIG. 5 is a front view showing a schematic configuration of a chair excluding a drive source and a mechanism for driving a back body among drive mechanisms.
FIG. 6 is a front view showing a schematic configuration of a chair showing a drive source and a mechanism for driving a back body among the drive mechanisms.
FIG. 7 is a plan view showing a schematic configuration of a chair excluding a back body.
FIG. 8 is a plan view of a chair showing a drive source and a mechanism for driving the back body.
FIG. 9 is a plan view of a seat frame.
FIG. 10 is an enlarged cross-sectional view of a connecting portion between a base body and a back body.
FIG. 11 is an enlarged cross-sectional view of a connecting portion between a base and a seat body.
FIG. 12 is an enlarged view showing a seat body and a seat raising arm that drives the seat body in the upward direction.
FIG. 13 is a side view of the chair showing the movement of the seat body and the back body showing the second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Base | substrate 11 ... Seat part body 21 ... Footrest body 24 ... Back part body 32 ... Rotating shaft 33 ... Drive arm 34 ... Drive source 35 ... Drive shaft 40 ... Drive mechanism 41 ... Seat raising arm 45 ... First leg side link 46 ... second foot side link 49 ... interlocking link 61 ... first drive link 62 ... second drive link

Claims

A substrate;
A back body provided on the rear end side of the base body so as to be pivotable in the front-rear direction with the lower part as a fulcrum;
A seat body that is positioned in front of the back body and is pivotable in a direction in which the rear end of the base body rises;
A driving mechanism having a drive source for driving the back body in the front-rear direction with the lower part as a fulcrum, and driving the seat body in a direction in which the rear end side rises ;
The drive mechanism is
A rotation shaft provided on the front end side upper part of the base body so as to be rotatable along the width direction of the base body;
A drive arm provided on the rotating shaft;
The drive source coupled to the drive arm;
A seat raising arm that is provided on the rotation shaft and pushes up the seat body in a direction in which the rear end side rises when the rotation shaft is rotated in a predetermined direction by the drive source;
A first drive link having one end connected to the rotating shaft;
When one end is pivotally attached to the other end of the first drive link and the other end is pivotally attached to the lower end of the back body, and the rotation shaft is driven in the direction opposite to the predetermined direction by the drive source. A chair comprising: a second drive link for rotating the back body in a lying down direction .

A substrate;
A back body provided on the rear end side of the base body so as to be pivotable in the front-rear direction with the lower part as a fulcrum;
A seat body that is positioned in front of the back body and is pivotable in a direction in which the rear end of the base body rises;
A footrest provided rotatably on the front end side of the base body with the upper portion as a fulcrum;
A drive source for driving the seat body in a direction in which the rear end rises, driving the footrest body in the rotation direction with the upper portion as a fulcrum, and rotating the back body in conjunction with the movement of the footrest body A drive mechanism having ,
The drive mechanism is
A rotation shaft provided on the front end side upper part of the base body so as to be rotatable along the width direction of the base body;
A drive arm provided on the rotating shaft;
The drive source coupled to the drive arm;
A seat raising arm that is provided on the rotation shaft and pushes up the seat body in a direction in which the rear end side rises when the rotation shaft is rotated in a predetermined direction by the drive source;
A first foot-side link having one end connected to the rotating shaft;
When one end is pivotally attached to the other end of the first foot-side link and the other end is pivotally attached to the footrest, and the rotation shaft is rotated in the direction opposite to the predetermined direction by the drive source, the rotation causes the first A second foot-side link that drives the footrest in the upward direction via one foot-side link;
An interlocking link provided with one end pivotally attached to the footrest and the other end pivotally attached to the lower end of the backbody, and rotating the backbody in the lying down direction when the footrest is driven in the upward direction;
A chair characterized by comprising:

The footrest is in a suspended state before the seat body is driven in the upward direction, and the upper portion of the footrest body when the seat body is rotationally driven in the direction in which the rear end side is lifted by the drive mechanism. The chair according to claim 2, wherein the lower portion rotates as a fulcrum toward the rear end side of the base body.

The drive source has a drive shaft that is driven back and forth in the axial direction from the neutral position, and the drive shaft is driven in the forward direction from the neutral position to rotate the rotating shaft in the predetermined direction, and from the neutral position. The chair according to claim 2 , wherein the chair is configured to rotate the rotating shaft in a direction opposite to the predetermined direction by being driven in a backward direction.