JP3728395B2 - Online roll grinding method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、オンラインロール研削方法、特に熱間仕上圧延機が有するワークロールの表面を研削する際に適用して好適なオンラインロール研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、一般的な熱間圧延ラインの概略構成を示し、このような圧延ラインでは加熱炉で予め加熱された被圧延材(スラブ)BをR1〜R3で示す粗圧延機群で粗圧延して板状の被圧延材Sにした後、F1〜F7で示す仕上圧延機群で所定寸法のストリップに圧延し、該ストリップをDC1又はDC2で示す巻取装置(ダウンコイラ)により巻き取ることが行われている。
【0003】
従来、この図に示すように、熱間圧延ラインにおいては、被圧延材を何本も断続的に圧延するのに伴って、仕上圧延機のワークロールが摩耗するため、その摩耗がある程度進展すると、予め表面を研磨した他のワークロールと交換するという操業形態を採っている。このような圧延操業では、研磨したワークロールに交換した後、次にまた研磨したワークロールに交換するまでの間に圧延する被圧延材群を、圧延順に並べた構成単位を圧延サイクルと呼んでおり、その数は通常数十本から多くても百本以内である。
【0004】
この圧延サイクルを構成する被圧延材をイメージで描くと図6のようになるが、後述するオンラインロールグラインダが登場する以前は、圧延サイクルの1本目から最終本目まで順に見ていったときに、圧延サイクルの前半中程に圧延サイクル中の最大幅の被圧延材Smがくるようにし、最大幅の被圧延材Smよりも前は次第に広い幅になるようにし、最大幅の被圧延材Smよりも後は次第に狭い幅になっていくような圧延順とする、いわゆるコフィンスケジュールと呼ばれる圧延順幅構成とすることが通常行われていた。なお、この明細書で被圧延材の幅は、圧延後の幅、即ち圧延幅を意味する。
【0005】
このように圧延サイクル前半に次第に被圧延材の幅を広げていく理由は、ロールが未だ十分に昇温しない圧延サイクル序盤の段階では、徐々にロールの熱膨張が幅方向(ロールにとっては軸方向)に進展していくようにするためである。又、最大幅より後は次第に狭い幅にする理由は、先のロール替以降何本かの被圧延材の履歴により、ロールの摩耗が進展してくる最大幅の被圧延材よりも後は、図7に上下ワークロールとこれにより圧延される被圧延材の断面形状と共に、幅方向板厚分布(プロフィル)との関係のイメージを示すように、ロールの摩耗底RBのコーナーに被圧延材の幅方向エッジがかかって、エッジビルドアップEBと呼ばれる被圧延材の肉厚部分が生じて、巻き取った後に行う焼鈍時にエッジ部に圧着といった品質不良が生じないようにすることにある。
【0006】
ところで、圧延サイクルを上述したようなコフィンスケジュールの圧延順幅構成になるように実際に組もうとすると、熱間圧延ラインの加熱炉に挿入するのに先立って、被圧延材が未だスラブ段階にあるうちにその順番になるように、予め配列しておかなければならないが、この作業には非常に時間と労力がかかる。
【0007】
又、上記のような順番に被圧延材スラブを予め配列することは、何十本もの被圧延材スラブを、何日もの間貯蔵しておかなければならないことにつながり、置場スペースの不足、鋳造後のスラブの完全冷却に伴う熱エネルギーのロスや、納期の遅延といった問題と共に、在庫資産の増加という問題を引き起こしていた。
【0008】
そこで、前述したような被圧延材に対する圧延順の制約を緩和乃至は撤廃し、前述した諸々の問題を解決するためにオンラインロールグラインダが開発されている。図8には、このオンラインロールグラインダ10の一例の概略を示し、2つのグラインダ10は、それぞれ一対の回転砥石12を有しており、この回転砥石12をワークロールRの表面に押し付けて、ロール軸方向にオシレートするという原理により、オシレートした範囲のロール表面を研磨する装置である。なお、ここでは、往復動作のみならず、一方向に1パスだけトラバースする場合も含めてオシレートと称する。
【0009】
この装置の開発によって、例えば図9にイメージを示すような広幅と狭幅が混在する圧延順に圧延サイクルを命令組しても被圧延材製品が、前記エッジビルドアップのような品質不良を発生することもなく、前述した在庫資産に対する課税額の増加といった問題等をも解決することができるようになっている。
【0010】
このような利点があるオンラインロールグラインダを有効に利用する研削方法については、各社共研究開発中であり、より良い方法を模索している。例えば、その1つとして、特開平5−42310の公報には、板幅が同じ被圧延材を繰り返して圧延する場合、もしくは広幅から狭幅の被圧延材に移行して圧延する場合、被圧延材の通板部のみの圧延ロールもしくは被圧延材の非通板部を含む圧延ロールの全面を研削する方法が提案されている。
【0011】
図10には、この公報に提案されている研削方法のイメージを回転砥石12とワークロールRとの関係を用いて示した。この方法では、同図(A)に示すように、自材S以降は次第に狭幅になる圧延順の場合には、自材Sの相当幅について斜線を付して示したように、摩耗底に当る被圧延材の通板部のみ又は同図(B)に斜線を付して示した非通板部(段差)を含めた全面を研削し、圧延幅が増減するケースの間は、段差研削と全面研削とを併用して同図(B)に斜線を付して示した非通板部(段差)を含めた全面を研削している。但し、提出図面では、入力の関係で斜線部は黒く潰れている。
【0012】
ところで、前記オンラインロールグラインダ10が有する回転砥石12に用いられる研削用砥石は特殊な材質であるために高価であり、その減り方を少なくすることは、砥石原単位の改善につながることから極めて重要である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に提案されている従来のオンラインロール研削方法では、常に段差研削と全面研削を併用する場合に比べると改善されているものの、通板部全体のロール面又はロール全面を研削する必要があることから、必ずしも十分な砥石原単位の改善につながらないという問題があった。
【0014】
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、ワークロールをオンライン研削する際の砥石原単位を大幅に改善することができるオンラインロール研削方法を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転中のワークロールの表面に砥石を押し付けて該表面を研削するオンラインロール研削方法であって、オンラインロール研削開始時の被圧延材(以下、自材と称する)以降、次のロール交換までの予定圧延順序の中に含まれる最大幅に実質的に一致するロール表面を、該最大幅の内側について、摩耗段差のみ、通板部のロール表面まで研削することにより、前記課題を解決したものである。
【0016】
本発明者等は、ロールを研削する量に比例して砥石が減ることに着目し、更にロールの研削量を減らしても、被圧延材にエッジビルドアップのような品質不良を発生させなくてすむ研削方法を開発するべく鋭意検討した結果、本発明に想到したものである。
【0017】
即ち、本発明においては、前記公報(特開平5−42310)の場合の前記図10と対比させながら、これに相当する図1を参照して説明すると、圧延対象の自材S以降、次のロール替(ロール交換)までの圧延順序の中に最大幅の被圧延材Smがある場合は、該最大幅Aに実質的に一致する通板部に相当するロール表面であって、該最大幅の内側に発生した磨耗段差Rgを研磨する。この図1に示されるように、最大幅の被圧延材Smが自材Sの直後の場合は、自材Sの幅Bに実質的に一致する通板部に相当するロール表面と、最大幅Aの被圧延材の上記通板部に相当するロール表面の幅差に相当する、A−Bの斜線部で示す摩耗段差Rgだけを研削する。換言すると、オンラインロール研削開始時の被圧延材(自材)以降、次のロール交換までの予定圧延順序の中に含まれる最大幅の被圧延材の通板部に相当するロール表面を、該最大幅の内側について、摩耗段差のみ、通板部のロール表面まで研削することになる。
【0018】
本発明によるロールの研削量と、前記公報の研削方法の場合の図10とを比較すると、最大幅の被圧延材Smの通板部に相当するロール表面(以下、単に通板部Aともいう)より外側のロール表面の段差部分Roについては研削する必要がないので、研削量を少なくすることができ、砥石原単位を大幅に改善することができた。因に、図2に示すように、圧延本数が進み、自材Sをも含めたロール替えまでの最大幅が次第に狭くなる場合であれば、それに合わせてその最大幅内の段差(斜線部)を研削するようにすればよい。
【0019】
なお、本発明の場合は、自材以降、次のロール替えまでの最大幅の被圧延材の通板部Aよりも外側の上記ロール両端の段差部分Roは、ロール替えが行われるまで全くオンラインロールグラインダ10による研削が行われないことになるため、ロール間隙を狭めた場合には、その段差部分Roが上下ロールで接触してしまい、所望の被圧延材の板厚に仕上がらないのではないかという危惧を抱くかもしれないが、本発明者等が詳細に検討した結果、実際にはそうではないことが明らかになった。即ち、被圧延材の板厚は、最も薄い最終スタンドでも1mm程度の厚さがあるのに対し、圧延サイクル中におけるワークロールの摩耗は、最大の摩耗底でも上又は下の片側当り0.3mm程度しかないため、上下両側を合わせても0.6mmにしかならず、従って最も薄い1mm程度の被圧延材をロールの摩耗底で圧延したとしても、上下ロールの段差部分Roが接触してしまうことはない。
【0020】
以上の説明中、図1においては、自材Sの直後に最大幅の被圧延材Smが位置しているが、本発明はこのようなケースに限るものではなく、SとSmの間には、Smよりも狭い幅の他の被圧延材が1本以上間挿されていてもよく、この場合でも以上述べたような研削方法を全く同様に適用する、即ち、常に自材Sの幅Bと最大幅Aとの差に相当する磨耗段差Rgを研削することにより、エッジビルドアップの発生を防止できる、という効果を実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0022】
図3には、本発明に係る一実施形態のオンラインロール研削方法が適用される熱間圧延ラインを示す。この図に示されるように、本実施形態は、前記図5に示した熱間圧延ラインが備えている仕上圧延機群のうち、F4〜F7に相当する後方4スタンドに、前記図8に示したようなオンラインロールグラインダ10が設置されたラインに適用される。
【0023】
図4には、本実施形態の研削方法を実施するのに好適なロール研削システムの構成例を示す。このロール研削システムでは、上位計算機20から、被圧延材の圧延順データ(圧延サイクル)が下位計算機22に伝送されると、該下位計算機22はそのデータに基づいて制御装置24を介して前記回転砥石12を制御することにより、該回転砥石12が所定の範囲だけオシレートしてワークロールRの目標とする摩耗段差Rgのみを研削するようになっている。
【0024】
又、上位計算機20には、社内LANを介して需要家からのオーダーに基づいてそのオーダーに関するデータを入力し、管理するオーダーエントリーコンピュータ26が接続されており、ここから被圧延材の幅等の需要家オーダー値が受信されるようになっている。
【0025】
この上位計算機20は、更に、受信された被圧延材の幅データを基に、多数の被圧延材を圧延順に並べる機能を有している。具体的には、オペレータが画面を見ながら、被圧延材を圧延順に並べると、上位計算機20がその順番をチェックロジックにかけて良否を判定するようになっており、駄目と判定された場合は、画面表示を通してオペレータに被圧延材の圧延順を修正するように促すようになっている。その際に使用するチェックロジックとしては、例えば隣り合う2本の被圧延材の幅差が何mm以内であるか否か、あるいは幅の他に板厚や仕上温度等も同様に所定範囲内にあるか否か等により判定するものを挙げることができる。
【0026】
上位計算機20から、前記下位計算機22が被圧延材データを圧延順データと共に各被圧延材毎に受信すると、この下位計算機22には、更にオペレータによりロール替え位置(最終の被圧延材の順番)が入力される。その結果、この下位計算機22は、これらデータに基づいて、圧延の進捗により自材が更新されるごとに、自材(次に仕上圧延しようとしている材料)以降、次のロール替えまでの最大幅の被圧延材がどれかということと、その最大幅(寸法)を判断する。下位計算機22は、その判断を基に、次のロール替えまで(圧延サイクル中)の最大幅、自材の幅と共に、被圧延材毎に砥石12をロールに押し付ける際の押付力の指令値を前記制御装置24に対して併せて出力する。
【0027】
この制御装置24がこれらの情報を受信すると、該制御装置24は、前記図1の場合であれば、その最大幅に対応する通板部Aと自材の幅に対応する通板部Bの差に相当するロール表面部分(摩耗段差)Rgを研削するようにオンラインロールグラインダ10の機械装置に指令を送信する。この研削指令を受信したオンラインロールグラインダ10の機械装置が、図示しない押付機構によりロールに押し付けられ、前記図1に示したように最大幅の被圧延材Smと自材Sの幅の差に相当するロール表面部分である摩擦段差Rgを研削するようにオシレートする。この研削動作は、自材Sの仕上圧延中に行われる。その理由は、被圧延材先端の噛込み時、尾端の尻抜け時は、オンラインロールグラインダ10の機械装置本体がロールに押し付けられていると、衝撃が伝わって該機械装置が破損する恐れがあるからである。
【0028】
以上詳述した本実施形態の研削方法により低炭素鋼100本からなる圧延サイクルを1サイクル分圧延したところ、砥石原単位は、従来の0.011cc/tonから0.008cc/tonまで改善できた。
【0029】
このように、本実施形態によれば、熱間仕上圧延機のワークロールをオンライン研削する際に、ロールグラインダが有する回転砥石の原単位について大幅な改善を図ることができた。
【0030】
以上、本発明について具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0031】
例えば、本発明のオンラインロール研削方法を適用可能な圧延ラインの具体的な構成は、前記実施形態に示した熱間圧延ラインに限定されない。
【0032】
又、ロール表面の磨耗段差Rgの研削は、自材圧延中に限らず、自材圧延後に行うようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、ワークロールをオンライン研削する際の砥石原単位を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研削方法の原理を示すイメージ図
【図2】自材以降の最大幅が漸減する場合の研削方法の一例を示すイメージ図
【図3】本発明に係る一実施形態の研削方法が適用可能な熱間圧延ラインを示すイメージ図
【図4】実施形態に適用されるロール研削システムの概要を示すブロック図
【図5】従来の熱間圧延ラインの概要を示すイメージ図
【図6】従来のコフィンスケジュールの圧延順を示すイメージ図
【図7】被圧延材に生じるエッジビルドアップの不良を示す説明図
【図8】オンラインロールグラインダの全体構成を示す概略斜視図
【図9】オンラインロールグラインダの使用により対応可能な圧延順を示すイメージ図
【図10】従来のオンラインロール研削方法の特徴を示すイメージ図
【符号の説明】
R…ワークロール
Rg…磨耗段差
10…オンラインロールグラインダ
12…回転砥石
20…上位計算機
22…下位計算機
24…制御装置
26…オーダーエントリーコンピュータ[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to an on-line roll grinding method, and more particularly to an on-line roll grinding method suitable for application when grinding the surface of a work roll included in a hot finish rolling mill.
[0002]
[Prior art]
FIG. 5 shows a schematic configuration of a general hot rolling line. In such a rolling line, a material to be rolled (slab) B preheated in a heating furnace is roughly rolled by a group of rough rolling machines indicated by R1 to R3. Then, after forming the plate-shaped material to be rolled S, it is rolled into a strip of a predetermined size by a finishing mill group indicated by F1 to F7, and the strip is wound by a winding device (downcoiler) indicated by DC1 or DC2. Has been done.
[0003]
Conventionally, as shown in this figure, in the hot rolling line, as the work roll of the finish rolling mill wears as the material to be rolled is rolled intermittently, the wear progresses to some extent. The operation mode of exchanging with another work roll whose surface has been previously polished is adopted. In such a rolling operation, after replacing with a polished work roll, a group of materials to be rolled until the next replacement with a polished work roll is referred to as a rolling cycle. The number is usually several tens to at most one hundred.
[0004]
Drawing the image of the material constituting the rolling cycle as shown in FIG. 6, but before the on-line roll grinder to be described later appeared, when looking at the rolling cycle from the first to the final one, The material to be rolled Sm having the maximum width in the rolling cycle comes in the middle of the first half of the rolling cycle, and gradually becomes wider before the material to be rolled Sm having the maximum width. However, a rolling order width configuration called a so-called coffin schedule is usually employed in which the rolling order becomes gradually narrower thereafter. In this specification, the width of the material to be rolled means the width after rolling, that is, the rolling width.
[0005]
The reason why the width of the material to be rolled is gradually widened in the first half of the rolling cycle in this way is that the thermal expansion of the roll gradually increases in the width direction (axial direction for the roll) This is to make progress. In addition, the reason why the width gradually becomes narrower than the maximum width is that, after the previous roll change, the history of some rolled material, after the rolled material of the maximum width where the wear of the roll progresses, FIG. 7 shows an image of the relationship between the cross-sectional shape of the upper and lower work rolls and the material to be rolled thereby and the thickness direction distribution (profile) of the material to be rolled at the corner of the wear bottom RB of the roll. it takes widthwise edges, caused the thick portion of the rolled material called edge buildup EB, is to make it poor quality does not occur such crimped edge portion at the time of annealing performed after taking-out winding.
[0006]
By the way, if the rolling cycle is actually set to have the rolling width configuration of the coffin schedule as described above, the material to be rolled is still in the slab stage before being inserted into the heating furnace of the hot rolling line. It must be arranged in advance so that it is in that order, but this operation takes a lot of time and effort.
[0007]
In addition, arranging the material slabs in advance in the order as described above leads to the fact that dozens of material slabs to be rolled must be stored for many days, insufficient storage space, casting The problem was an increase in inventory assets, along with problems such as loss of heat energy due to subsequent complete cooling of the slab and delays in delivery.
[0008]
In view of this, an on-line roll grinder has been developed in order to alleviate or eliminate the restriction of the rolling order for the material to be rolled as described above and solve the various problems described above. FIG. 8 shows an outline of an example of the
[0009]
Due to the development of this apparatus, for example, even if a rolling cycle is commanded in the rolling order in which a wide width and a narrow width are mixed as shown in the image of FIG. 9, the material to be rolled generates a quality defect such as the edge buildup. Without a problem, the above-mentioned problems such as an increase in the amount of tax on inventory assets can be solved.
[0010]
Each grinding company is currently researching and developing a grinding method that effectively uses an online roll grinder with such advantages, and is seeking a better method. For example, as one of them, in Japanese Patent Laid-Open No. 5-42310, when a rolled material having the same sheet width is repeatedly rolled, or when moving from a wide to a narrow rolled material, rolling is performed. There has been proposed a method of grinding the entire surface of a rolling roll including only a sheet passing portion of the material or a non-passing portion of the material to be rolled.
[0011]
FIG. 10 shows an image of the grinding method proposed in this publication using the relationship between the
[0012]
By the way, the grinding wheel used for the
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional on-line roll grinding method proposed in the above publication is improved as compared with the case where step grinding and full surface grinding are always used together, but it is necessary to grind the roll surface or the entire roll surface of the entire plate section. Therefore, there is a problem that it does not necessarily lead to a sufficient improvement of the grinding wheel basic unit.
[0014]
The present invention has been made to solve the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide an online roll grinding method capable of greatly improving the grinding wheel basic unit when grinding a work roll online.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is an on-line roll grinding method in which a grindstone is pressed against the surface of a rotating work roll to grind the surface, and after the material to be rolled at the start of on-line roll grinding (hereinafter referred to as the own material), the following By grinding the roll surface substantially corresponding to the maximum width included in the planned rolling order until the roll change, to the roll surface of the through plate part, only the wear step , on the inner side of the maximum width, It has been solved.
[0016]
The present inventors pay attention to the fact that the grindstone decreases in proportion to the amount of grinding of the roll, and even if the amount of grinding of the roll is further reduced, quality defects such as edge build-up will not occur on the material to be rolled. As a result of intensive studies to develop a grinding method, the present invention has been conceived.
[0017]
That is, in the present invention, the following description will be made with reference to FIG. 1 corresponding to FIG. When the rolling material Sm having the maximum width is present in the rolling sequence up to the roll change (roll change), the roll surface corresponds to the plate portion substantially matching the maximum width A, and the maximum width The wear level difference Rg generated inside is polished. As shown in FIG. 1, when the rolled material Sm having the maximum width is immediately after the own material S, the roll surface corresponding to the plate portion substantially matching the width B of the own material S, and the maximum width Only the wear step Rg indicated by the hatched portion of AB corresponding to the width difference of the roll surface corresponding to the above-described sheet passing portion of the material to be rolled A is ground. In other words, the surface of the roll corresponding to the plate portion of the material to be rolled having the maximum width included in the planned rolling order up to the next roll replacement after the material to be rolled (own material) at the start of online roll grinding, About the inner side of the maximum width, only the wear step is ground to the roll surface of the through plate portion.
[0018]
When the grinding amount of the roll according to the present invention is compared with FIG. 10 in the case of the grinding method of the above publication, the roll surface corresponding to the plate portion of the rolled material Sm having the maximum width (hereinafter also simply referred to as the plate portion A). ) Since there is no need to grind the stepped portion Ro on the outer roll surface, the amount of grinding can be reduced, and the grinding wheel basic unit can be greatly improved. Incidentally, as shown in FIG. 2, if the number of rolling advances and the maximum width until roll change including the own material S is gradually narrowed, a step (shaded portion) within the maximum width is accordingly adjusted. Can be ground.
[0019]
In the case of the present invention, the step portions Ro at both ends of the roll outside the plate A of the rolled material having the maximum width until the next roll change after the own material are completely online until the roll change is performed. Since the grinding by the
[0020]
In the above description, in FIG. 1, the material to be rolled Sm having the maximum width is located immediately after the own material S. However, the present invention is not limited to such a case, and between S and Sm. Further, one or more other rolled materials having a width smaller than Sm may be inserted, and even in this case, the grinding method as described above is applied in the same manner, that is, the width B of the own material S is always applied. By grinding the wear step Rg corresponding to the difference between the maximum width A and the maximum width A, it is possible to achieve the effect of preventing the occurrence of edge buildup.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0022]
FIG. 3 shows a hot rolling line to which the online roll grinding method of one embodiment according to the present invention is applied. As shown in this figure, the present embodiment is shown in FIG. 8 in the rear four stands corresponding to F4 to F7 in the finishing mill group provided in the hot rolling line shown in FIG. This is applied to the line where the
[0023]
In FIG. 4, the structural example of the roll grinding system suitable for implementing the grinding method of this embodiment is shown. In this roll grinding system, when the rolling order data (rolling cycle) of the material to be rolled is transmitted from the
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
When the
[0027]
When the
[0028]
When the rolling cycle consisting of 100 low carbon steels was rolled by one cycle by the grinding method of the present embodiment described in detail above, the grinding wheel basic unit could be improved from the conventional 0.011 cc / ton to 0.008 cc / ton. .
[0029]
As described above, according to the present embodiment, when the work roll of the hot finish rolling mill is subjected to online grinding, the basic unit of the rotating grindstone included in the roll grinder can be greatly improved.
[0030]
Although the present invention has been specifically described above, the present invention is not limited to that shown in the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
[0031]
For example, the specific configuration of the rolling line to which the online roll grinding method of the present invention can be applied is not limited to the hot rolling line shown in the embodiment.
[0032]
Further, the grinding of the wear level Rg on the roll surface is not limited to during the rolling of the own material but may be performed after the rolling of the own material.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the basic unit of the grindstone when the work roll is ground online can be greatly improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing the principle of a grinding method of the present invention. FIG. 2 is a conceptual diagram showing an example of a grinding method when the maximum width after the own material gradually decreases. FIG. 3 is a grinding method according to an embodiment of the present invention. Fig. 4 is a block diagram showing an outline of a roll grinding system applied to the embodiment. Fig. 5 is an image showing an outline of a conventional hot rolling line. Fig. 7 is an image diagram showing the rolling order of the coffin schedule of Fig. 7. Fig. 7 is an explanatory diagram showing the failure of edge buildup occurring in the material to be rolled. Fig. 8 is a schematic perspective view showing the overall configuration of the online roll grinder. Image diagram showing the order of rolling that can be handled by use [Fig. 10] Image diagram showing the characteristics of the conventional online roll grinding method
R ... work rolls Rg ... wear
Claims (2)
オンラインロール研削開始時の被圧延材以降、次のロール交換までの予定圧延順序の中に含まれる最大幅に実質的に一致するロール表面を、該最大幅の内側について、摩耗段差のみ、通板部のロール表面まで研削することを特徴とするオンラインロール研削方法。An online roll grinding method in which a grindstone is pressed against a surface of a rotating work roll to grind the surface,
Roll material that substantially coincides with the maximum width included in the planned rolling sequence from the material to be rolled at the start of online roll grinding to the next roll change , passing through only the wear step inside the maximum width. An on-line roll grinding method characterized by grinding to the roll surface of a part.
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