JP3728379B2

JP3728379B2 - Ultrasonic insecticide

Info

Publication number: JP3728379B2
Application number: JP09046998A
Authority: JP
Inventors: 由勝石原
Original assignee: 国際衛生株式会社
Priority date: 1998-04-02
Filing date: 1998-04-02
Publication date: 2005-12-21
Anticipated expiration: 2018-04-02
Also published as: JPH11285341A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺虫用薬剤を室内に噴霧してゴキブリ等の害虫を駆除する超音波式殺虫装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、飲食店等においては、ゴキブリ等の害虫の駆除を、害虫駆除業者へ依頼し、定期的な薬剤散布等の消毒を行っている。
ところで、このように害虫駆除業者に害虫の駆除を依頼する場合、都合の良い時間に気軽に駆除作業を行うことが難しく、このため、自ら害虫駆除を行うことができる超音波式殺虫装置が用いられている。
この種の超音波式殺虫装置は、薬液が貯留された薬液タンクを有しており、この薬液タンク内の薬液を超音波振動子によって霧化させて外部へ噴霧させるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の超音波式殺虫装置にあっては、噴霧させた薬液の粒子の径が均一とならず、特に、薬液の粘性が高い場合、粗大粒子が混在してしまうことがあった。
そして、このような粗大粒子が混在した薬液が噴霧されると、薬液が噴霧される殺虫装置の噴霧ノズルや店内の壁面、床面等に薬液が過剰に付着し、べたつき等を生じた。
また、噴霧された薬液の粒子径が不均一なため、処理空間内の隅々まで薬液が到達せず、潜伏しているゴキブリ等に対する殺虫効果も十分に発揮できない問題があった。
【０００４】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は薬液のべたつき等を生じさせることなく処理空間の隅々まで薬液を到達させることができ、尚且つ殺虫効果を十分に発揮することができる超音波式殺虫装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、殺虫装置内の底部に取り付けられた超音波振動子の稼働により、前記殺虫装置内の薬液タンクから補充された薬液槽の液剤を微粒子化し、空間へ噴霧する装置において、前記微粒子化された前記液面の装置外への通り道となるダクトケース内部に、前記通り道が千鳥状となるようにして複数枚の遮蔽板を配置してなる構成とした。
【０００６】
この構成によれば、超音波振動子の稼働で生じた粒子は、直接装置外へ噴霧されることなく、各遮蔽板で形成された千鳥状の通り道内を浮遊しながら装置外へ吹き出される。また、通り道内を浮遊する粒子のうち、質量が大きい粗大粒子は途中で遮蔽板に衝突して液体状態となり、この遮蔽板を介して装置内に回収される。このため、装置外へ出る粒子は均一で、しかも微粒子のみが噴霧されることになる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではないものである。
【０００８】
図１及び図２は本発明の一実施形態として示す超音波式殺虫装置の概略構成を示す縦断側面図及び斜視図で、図３は図１のＸ−Ｘ線拡大断面図である。
図１において、殺虫装置容器１１（以下、単に「容器１１」という）は、その内側における底の部分に薬液槽としての水槽１２が設けられている。また、水槽１２の上方には、ダクトケース１３が上下方向に延ばされた状態にして取り付けられているとともに、このダクトケース１３の直ぐ横に並んでタンク１４が脱着自在に装着されている。
【０００９】
一方、ダクトケース１３の下端における水槽１２内の底の部分には、この底の部分を貫通して超音波振動子１５が取り付けられている。この超音波振動子１５と容器１１との間にはシール用のゴムパッキン１６が装着され、このゴムパッキン１６で超音波振動子１５と容器１１との間が水密の状態に保たれている。
【００１０】
さらに詳述すると、タンク１４は、その中に薬剤としての液性殺虫剤１７を入れ、タンクキャップ１８を下に向けて水槽１２内に装着される。また、このタンク１４は、水槽１２内の液性殺虫剤１７が減少するとタンクキャップ１８を通して水槽１２内に液性殺虫剤１７を自動的に供給することができる構造になっている。
超音波振動子１５は、共振することにより水槽１２内に貯えられている液性殺虫剤１７を微粒子化させて霧状にする。
【００１１】
ダクトケース１３は、略円筒状に形成されている。このダクトケース１３は下側開口部が超音波振動子１５の周囲を囲って水槽１２内に浸けられた状態にして設置されている。一方、ダクトケース１３の上部開口部は容器１１の上面まで延ばされており、図２に示すように、その上部開口部には吹き出しノズル１９が装着されている。この吹き出しノズル１９は、その吹き出し口１９ａが斜めに形成されており、その傾斜方向へ薬液が噴霧されるようになっている。また、この吹き出しノズル１９は、ダクトケース１３に対して回動可能とされており、したがって、この吹き出しノズル１９を回動させることにより、吹き出し口１９ａから吹き出される薬液の吹き出し方向を変えることができるようになっている。
【００１２】
さらに、ダクトケース１３の側面には吸気口２０が設けられているとともに、この吸気口２０に連通して送風機２１が取り付けられている。この送風機２１は、ダクトケース１３内で超音波振動子１５により霧化された粒子を装置外に送り出すための風をダクトケース１３内に供給するためのものである。なお、符号２２はＡＣ電源に接続されるコンセントで、このコンセント２２を介して超音波振動子１５及び送風機２１に駆動用電流が供給される。
【００１３】
加えて、ダクトケース１３の内部には、図３にも示すように、３つの遮蔽板２３〜２５が取り付けられている。この各遮蔽板２３〜２５は、図４に単品として示すように、ダクトケース１３の内径と略等しい外径を有した円板で、かつ一部を切り欠いてなる切欠部２６を有する半円板として形成されている。その切欠部２６の大きさは、好ましくは、図４に示すように、切欠部２６までの長さをｄとすると、遮蔽板２３〜２５の最大外径Ｄ（これはダクトケース１３の内径に略等しい）の６分の５以上の長さで設定される。
【００１４】
そして、この３つの遮蔽板２３〜２５は、各々交互に反対側のダクトケース１３の内壁面から突出された状態にして、５〜１０mmの間隔で切欠部２６からなる端部を下方に１０〜２０゜の角度を有して取り付けられている。したがって、このようにして各遮蔽板２３〜２５が取り付けられているダクトケース１３では、真上からダクトケース１３内を覗き込んだとき、各遮蔽板２３〜２５で邪魔されて容器１１の底面は見えない（図３参照）。つまり、ダクトケース１３の内部にて、遮蔽板２３〜２５が平面視隙間なく各々交互に反対側の内壁面から突出している状態に取り付けられている。
【００１５】
また、このようにして各遮蔽板２３〜２５を設けたことにより、ダクトケース１３内に作られる霧化された微粒子の装置外への通り道２７は、どこをとっても千鳥状になる。さらに、最下位の遮蔽板２５は、薬液槽、すなわち水槽１２の液面から上方に５０〜１００mm離した位置に設置されている。
【００１６】
また、この超音波式殺虫装置には、その容器１１の周面に、複数の設定ボタン２８ａを有する設定部２８が設けられ、この設定部２８にて、各種の設定を行うことができるようになっている。つまり、この設定部２８によって、装置に内蔵された図示しないタイマーによる装置の稼動開始時刻や稼動時間等の設定を行うことができるようになっている。また、この設定部２８の上方側には、液晶板等からなる表示部２９が設けられており、この表示部２９に、各種設定事項、つまり、設定部２８によって設定された稼動開始時刻や稼動時間等が表示されるようになっている。
【００１７】
さらに、表示部１９の上方側には、パイロットランプ３０が設けられており、装置の稼動時に点灯し、装置が稼動中であることを知らせるようになっている。なお、このパイロットランプ３０によってタンク１４内の液性殺虫剤１７の残量等を知らせるようにしても良い。
なお、装置内には、図示しないブザー等の音声発生装置が設けられており、装置の稼動等を音声にて知らせるようになっている。また、このブザー等の音声発生装置によるアラーム機能は、超音波式殺虫装置の停止後の約１時間程度の所定時間持続するようになっており、装置の停止後所定時間内における入室禁止を促すようになっている。
【００１８】
このように、この超音波式殺虫装置は、稼動開始時間、稼動時間等を設定することができるので、装置の稼動を外出のタイミング等に合わせて適切な時間だけ無人にて行うことができる。また、パイロットランプ３０及び音声発生装置によって稼動状態を確認することができるので、装置の稼動中に処理空間内へむやみに立ち入るようなことも避けることができる。
【００１９】
次に、本実施形態装置の動作を説明する。まず、コンセント２２をＡＣ電源に差し込み、図示せぬ電源スイッチをオンにすると、設定部２８によって予め設定した設定条件（稼動開始時刻、稼動時間等）にて超音波式殺虫装置が作動する。つまり、タイマーによって、設定された稼動開始時刻になった時点から設定された稼動時間だけ装置が稼動される。なお、稼動開始時間、稼動時間の設定を行わず、装置の稼動を任意に行うこともできるのは勿論である。
【００２０】
装置が稼動すると、超音波振動子１５が共振し、水槽１２に貯えられている液性殺虫剤１７がダクトケース１３内で微粒子化されて霧状に舞い上げられる。この舞い上げられた微粒子は送風機２１により生起された風に乗せられ、遮蔽板２３〜２５で作られた千鳥状をした通り道２７を通って吹き出しノズル１９から装置外へ吹き出される。
【００２１】
すなわち、薬剤が噴霧される。このとき、ダクトケース１３内部の遮蔽板２３〜２５は、各々交互に反対側のダクトケース１３の内壁面から突き出すよう、適当な間隔及び角度を有して取り付けられているので、質量の大きい粗大粒子は浮遊が不安定なことから途中で遮蔽板２３〜２５に衝突し、吹き出しノズル１９まで到達できない。そして、遮蔽板２３〜２５に衝突した粗大粒子は液体状態となってダクトケース１３の内面を介して回収される。すなわち、ここでは粗大粒子は除かれ、良好に浮遊している微粒子だけが吹き出しノズル１９から装置外へ吹き出されることになる。
【００２２】
したがって、本実施形態装置によれば、ダクトケース１３内に遮蔽板２３〜２５を設けて微粒子の通り道２７を千鳥状にしたことによって、微粒子のみの略均一化された粒子が噴霧されることになる。これにより、吹き出しノズル（噴霧ノズル）１９及び室内の壁面、床面等におけるべたつきを防止することができる。また、噴霧された薬液の粒子径が均一なため、処理空間内の隅々まで薬液が到達し、殺虫効果が極めて高くなる。
なお、上記の例では、薬液として液性殺虫剤１７を噴霧する場合について説明したが、この装置によって、水や他の薬液、消臭剤、殺菌剤等を霧化させることもできる。
【００２３】
（試験例１）
霧化粒子の粒径について、本発明装置の場合と、ダクトケース１３内に遮蔽板が取り付けられていないＡ装置と、例えば図５に示すようにダクトケース１３内に遮蔽板３１，３２を直交するように取り付け、このダクトケース１３内を真上から覗き込んだときに底部が見える部分３３、すなわち一部に千鳥状とならない部分を有する構造としたＢ装置との場合を比較した結果は、表１の通りである。
【００２４】
【表１】

【００２５】
表１から明らかなように、本発明装置はＡ装置，Ｂ装置と比較して微粒子のみを均一に噴霧することが可能なため、吹き出しノズル（噴霧ノズル）及び室内の壁面、床面等におけるべたつきを防止することができる。また、噴霧された薬液の粒子径が均一なため、処理空間内の隅々まで薬液を到達させることができる。
【００２６】
（試験例２）
霧化粒子が室内に拡散する様子について、本発明装置の場合と、ダクトケース１３内に遮蔽板が取り付けられていないＡ装置と、例えば図５に示すようにダクトケース１３内に遮蔽板３１，３２を直交するように取り付け、このダクトケース１３内を真上から覗き込んだときに底部が見える部分３３、すなわち一部に千鳥状とならない部分を有する構造としたＢ装置との場合を比較した結果は、表２の通りである。
【００２７】
【表２】

【００２８】
表２から明らかなように、本発明装置は、Ａ装置，Ｂ装置と比較して霧化粒子を室内に均一に拡散させることができる。
【００２９】
（試験例３）
室内に生息するチャバネゴキブリの殺虫効果について、本発明装置の場合と、ダクトケース１３内に遮蔽板が取り付けられていないＡ装置と、例えば図５に示すようにダクトケース１３内に遮蔽板３１，３２を直交するように取り付け、このダクトケース１３内を真上から覗き込んだときに底部が見える部分３３、すなわち一部に千鳥状とならない部分を有する構造としたＢ装置を比較した結果は、表３の通りである。
【００３０】
【表３】

【００３１】
表３から明らかなように、本発明装置は、Ａ装置，Ｂ装置と比較して室内に生息するチャバネゴキブリに対して高い殺虫効果が見られた。
【００３２】
なお、上記実施形態は、以下のように変更しても良く、その場合でも本実施形態と同様の作用・効果を得る。
▲１▼遮蔽板２３〜２５の形状において、切欠部２６までの長さｄを、遮蔽板２３〜２５の直径Ｄの６分の５以上に設定した場合について説明したが、薬剤の通り道２７が千鳥状になるものであれば、これ以外の設定であっても良い。
▲２▼遮蔽板を３枚使用した構造を開示したが、枚数はダクトケース１３の長さや形状等に合わせて設定される。
▲３▼ゴキブリ（チャバネゴキブリ）退治に使用して殺虫効果が高い旨を説明したが、ゴキブリ退治に限ることなく、ダニ、ノミ等を退治する場合でも良く、広く一般の殺虫装置として使用できるものである。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、装置外へ出る粒子は均一で、しかも微粒子のみが噴霧されることになるので、吹き出しノズル及び室内の壁面、床面等のべたつき等を防止することができる。また、噴霧された薬液の粒子径が均一なため、処理空間内の隅々まで薬液が到達し、例えばゴキブリ退治に使用するような場合でも殺虫効果が極めて高くなる、等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の超音波式殺虫装置の概略構成を示す超音波式殺虫装置の縦断側面図である。
【図２】本発明の実施の形態の超音波式殺虫装置の外観を示す超音波式殺虫装置の斜視図である。
【図３】本発明の実施の形態の超音波式殺虫装置を構成するダクトケースの図１におけるＸ−Ｘ断面図である。
【図４】本発明の実施の形態の超音波式殺虫装置のダクトケース内に設けられた遮蔽板の単品図である。
【図５】本発明を適用していない装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
１１容器
１３ダクトケース
１５超音波振動子
１７液性殺虫剤
１９吹き出しノズル
２１送風機
２３〜２５遮蔽板
２７通り道[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an ultrasonic insecticidal device that sprays insecticides indoors to control insects such as cockroaches.
[0002]
[Prior art]
For example, in restaurants and the like, pests such as cockroaches are requested to be exterminated by a pest control company, and sterilization such as periodic drug spraying is performed.
By the way, when requesting pest control from a pest control company in this way, it is difficult to easily control the pest at a convenient time, so an ultrasonic insecticidal device that can perform pest control by itself is used. It has been.
This type of ultrasonic insecticidal device has a chemical solution tank in which a chemical solution is stored. The chemical solution in the chemical solution tank is atomized by an ultrasonic vibrator and sprayed to the outside.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this type of ultrasonic insecticidal device, the diameters of the sprayed drug solution particles are not uniform, and particularly when the drug solution is highly viscous, coarse particles may be mixed.
When such a chemical solution containing coarse particles is sprayed, the chemical solution is excessively adhered to the spray nozzle of the insecticidal device to which the chemical solution is sprayed, the wall surface of the store, the floor surface, etc., causing stickiness and the like.
Further, since the particle size of the sprayed chemical solution is not uniform, the chemical solution does not reach every corner of the processing space, and there is a problem that the insecticidal effect against the cockroach that is hidden cannot be sufficiently exhibited.
[0004]
The present invention has been made in view of the above problems, and its purpose is to allow the chemical solution to reach every corner of the processing space without causing stickiness of the chemical solution, and to sufficiently exhibit the insecticidal effect. An object of the present invention is to provide an ultrasonic insecticidal device that can be used.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is characterized by taking the following technical means.
That is, by the operation of the ultrasonic vibrator attached to the bottom of the insecticidal apparatus, the liquid agent in the chemical tank replenished from the chemical liquid tank in the insecticidal apparatus is atomized and sprayed into the space. A plurality of shielding plates are arranged inside the duct case that is a passage to the outside of the liquid level device so that the passage is staggered.
[0006]
According to this configuration, particles generated by the operation of the ultrasonic transducer are not sprayed directly to the outside of the apparatus, but are blown out of the apparatus while floating inside the staggered path formed by each shielding plate. . Further, of the particles floating in the passage, coarse particles having a large mass collide with the shielding plate on the way to become a liquid state and are collected in the apparatus through the shielding plate. For this reason, the particles exiting the apparatus are uniform and only fine particles are sprayed.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. Although the embodiments described below are preferred specific examples of the present invention, various technically preferable limitations are attached thereto. However, the scope of the present invention is particularly limited in the following description. Unless otherwise described, the present invention is not limited to these embodiments.
[0008]
1 and 2 are a longitudinal side view and a perspective view showing a schematic configuration of an ultrasonic insecticidal apparatus shown as an embodiment of the present invention, and FIG. 3 is an enlarged sectional view taken along line XX of FIG.
In FIG. 1, an insecticidal device container 11 (hereinafter simply referred to as “container 11”) is provided with a water tank 12 as a chemical tank at a bottom portion inside thereof. A duct case 13 is attached above the water tank 12 so as to extend in the vertical direction, and a tank 14 is detachably mounted next to the duct case 13.
[0009]
On the other hand, an ultrasonic transducer 15 is attached to a bottom portion in the water tank 12 at the lower end of the duct case 13 so as to penetrate the bottom portion. A rubber packing 16 for sealing is attached between the ultrasonic vibrator 15 and the container 11, and the rubber packing 16 keeps the space between the ultrasonic vibrator 15 and the container 11 watertight.
[0010]
More specifically, the tank 14 is installed in the water tank 12 with a liquid insecticide 17 as a medicine in it and the tank cap 18 facing downward. The tank 14 has a structure that can automatically supply the liquid insecticide 17 into the water tank 12 through the tank cap 18 when the liquid insecticide 17 in the water tank 12 decreases.
The ultrasonic vibrator 15 resonates and atomizes the liquid insecticide 17 stored in the water tank 12 to form a mist.
[0011]
The duct case 13 is formed in a substantially cylindrical shape. The duct case 13 is installed in a state where the lower opening surrounds the periphery of the ultrasonic transducer 15 and is immersed in the water tank 12. On the other hand, the upper opening of the duct case 13 extends to the upper surface of the container 11, and a blowing nozzle 19 is attached to the upper opening as shown in FIG. 2. The blowout nozzle 19 has a blowout opening 19a formed obliquely, and the chemical solution is sprayed in the inclined direction. Further, the blowing nozzle 19 is rotatable with respect to the duct case 13. Therefore, by rotating the blowing nozzle 19, the blowing direction of the chemical solution blown from the blowing port 19a can be changed. It can be done.
[0012]
Further, an air inlet 20 is provided on the side surface of the duct case 13, and a blower 21 is attached to the air inlet 20 so as to communicate with the air inlet 20. The blower 21 is for supplying air into the duct case 13 for sending particles atomized by the ultrasonic vibrator 15 in the duct case 13 out of the apparatus. Reference numeral 22 denotes an outlet connected to an AC power source, and a driving current is supplied to the ultrasonic transducer 15 and the blower 21 through the outlet 22.
[0013]
In addition, as shown in FIG. 3, three shielding plates 23 to 25 are attached inside the duct case 13. As shown in FIG. 4 as a single product, each of the shielding plates 23 to 25 is a circular plate having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the duct case 13 and a semicircle having a cutout portion 26 that is partially cut away. It is formed as a plate. As shown in FIG. 4, the size of the notch 26 is preferably the maximum outer diameter D of the shielding plates 23 to 25 (this is the inner diameter of the duct case 13), where d is the length to the notch 26. It is set with a length of 5/6 or more.
[0014]
Then, the three shielding plates 23 to 25 are alternately protruded from the inner wall surface of the opposite duct case 13, and the end portions formed of the cutout portions 26 at the intervals of 5 to 10 mm are 10 to the lower side. It is mounted with an angle of 20 °. Therefore, in the duct case 13 to which the respective shielding plates 23 to 25 are attached in this way, when looking into the duct case 13 from directly above, the bottom surface of the container 11 is obstructed by the respective shielding plates 23 to 25. Not visible (see Figure 3). In other words, the shielding plates 23 to 25 are attached to the duct case 13 so as to protrude alternately from the inner wall surface on the opposite side without a gap in plan view.
[0015]
Further, by providing the shielding plates 23 to 25 in this way, the path 27 of the atomized fine particles produced in the duct case 13 to the outside of the device is staggered everywhere. Further, the lowermost shielding plate 25 is installed at a position 50 to 100 mm away from the liquid surface of the chemical tank, that is, the water tank 12.
[0016]
The ultrasonic insecticidal apparatus is provided with a setting unit 28 having a plurality of setting buttons 28a on the peripheral surface of the container 11 so that various settings can be performed by the setting unit 28. It has become. That is, the setting unit 28 can set an operation start time, an operation time, and the like of the apparatus by a timer (not shown) built in the apparatus. In addition, a display unit 29 made of a liquid crystal plate or the like is provided above the setting unit 28. The display unit 29 has various setting items, that is, an operation start time and an operation set by the setting unit 28. Time etc. are displayed.
[0017]
Further, a pilot lamp 30 is provided on the upper side of the display unit 19 and is lit when the apparatus is in operation to notify that the apparatus is in operation. The pilot lamp 30 may notify the remaining amount of the liquid insecticide 17 in the tank 14.
Note that a sound generator such as a buzzer (not shown) is provided in the apparatus so that the operation of the apparatus is notified by voice. Further, the alarm function by the sound generating device such as the buzzer lasts for a predetermined time of about 1 hour after the stop of the ultrasonic insecticidal device, and urges entry prohibition within a predetermined time after the device stops. It is like that.
[0018]
Thus, since this ultrasonic insecticidal apparatus can set the operation start time, the operation time, and the like, the apparatus can be operated unattended for an appropriate time according to the timing of going out. In addition, since the operation state can be confirmed by the pilot lamp 30 and the sound generation device, it is possible to avoid unnecessarily entering the processing space during operation of the device.
[0019]
Next, the operation of the present embodiment apparatus will be described. First, when the outlet 22 is plugged into an AC power source and a power switch (not shown) is turned on, the ultrasonic insecticidal apparatus operates under the setting conditions (operation start time, operation time, etc.) preset by the setting unit 28. That is, the apparatus is operated by the timer for the set operation time from the time when the set operation start time is reached. Needless to say, the operation of the apparatus can be arbitrarily performed without setting the operation start time and the operation time.
[0020]
When the apparatus is operated, the ultrasonic vibrator 15 resonates, and the liquid insecticide 17 stored in the water tank 12 is atomized in the duct case 13 and swirled into a mist. The so-called fine particles are put on the wind generated by the blower 21, and blown out of the apparatus from the blowing nozzle 19 through the staggered path 27 formed by the shielding plates 23 to 25.
[0021]
That is, the medicine is sprayed. At this time, since the shielding plates 23 to 25 inside the duct case 13 are attached with appropriate intervals and angles so as to protrude alternately from the inner wall surface of the duct case 13 on the opposite side, the coarse plate having a large mass. Since the particles are unstable in floating, the particles collide with the shielding plates 23 to 25 on the way and cannot reach the blowing nozzle 19. And the coarse particle which collided with the shielding plates 23-25 becomes a liquid state, and is collect | recovered via the inner surface of the duct case 13. FIG. That is, here, coarse particles are removed, and only finely suspended fine particles are blown out of the apparatus from the blowing nozzle 19.
[0022]
Therefore, according to the present embodiment apparatus, by providing the shielding plates 23 to 25 in the duct case 13 and making the passage 27 of the fine particles staggered, substantially uniform particles of only the fine particles are sprayed. Become. Thereby, stickiness in the blowing nozzle (spray nozzle) 19 and the wall surface, floor surface, etc. of the room can be prevented. Moreover, since the particle diameter of the sprayed chemical liquid is uniform, the chemical liquid reaches every corner of the processing space, and the insecticidal effect becomes extremely high.
In the above example, the case where the liquid insecticide 17 is sprayed as a chemical solution has been described. However, water, other chemical solutions, deodorizers, bactericides, and the like can be atomized by this apparatus.
[0023]
(Test Example 1)
As for the particle size of the atomized particles, the case of the device of the present invention, the A device in which the shielding plate is not attached in the duct case 13, and the shielding

plates

31 and 32 in the duct case 13 as shown in FIG. As a result of comparing the case with the B device having a structure in which the bottom portion is visible when looking into the duct case 13 from directly above, that is, a portion that does not become a staggered shape in part, It is as Table 1.
[0024]
[Table 1]

[0025]
As can be seen from Table 1, the apparatus of the present invention can spray only fine particles more uniformly than the apparatus A and apparatus B, so that stickiness on the blowing nozzle (spray nozzle), the wall surface of the room, the floor surface, etc. Can be prevented. In addition, since the sprayed chemical liquid has a uniform particle size, the chemical liquid can reach every corner of the processing space.
[0026]
(Test Example 2)
Regarding the state in which the atomized particles diffuse into the room, in the case of the device of the present invention, the A device in which the shielding plate is not attached in the duct case 13, and the shielding plate 31 in the duct case 13 as shown in FIG. 32 was attached so as to be orthogonal to each other, and a case where the bottom part was seen when looking into the inside of the duct case 13 from above, that is, a B device having a structure having a part that does not become staggered in part was compared. The results are shown in Table 2.
[0027]
[Table 2]

[0028]
As is apparent from Table 2, the device of the present invention can uniformly diffuse the atomized particles into the room as compared with the devices A and B.
[0029]
(Test Example 3)
As for the insecticidal effect of German cockroaches living in the room, in the case of the device of the present invention, the A device in which no shielding plate is attached in the duct case 13, and the shielding

plates

31 and 32 in the duct case 13 as shown in FIG. As a result of comparing the B device having a portion 33 in which the bottom portion can be seen when looking into the duct case 13 from directly above, that is, a portion that does not become staggered in part, Three.
[0030]
[Table 3]

[0031]
As is apparent from Table 3, the device of the present invention showed a higher insecticidal effect against German cockroaches living in the room as compared with the devices A and B.
[0032]
In addition, the said embodiment may be changed as follows and the effect | action and effect similar to this embodiment are acquired also in that case.
(1) In the shape of the shielding plates 23 to 25, the case where the length d to the notch portion 26 is set to 5/6 or more of the diameter D of the shielding plates 23 to 25 has been described. Other settings may be used as long as the pattern is staggered.
(2) Although a structure using three shielding plates is disclosed, the number is set in accordance with the length, shape, etc. of the duct case 13.
(3) Explained that the insecticidal effect is high when used for extermination of cockroaches (Chicago cockroach), but it is not limited to extinguishing cockroaches, it may be used to extinguish mites, fleas, etc., and it can be widely used as a general insecticidal device. is there.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the particles coming out of the apparatus are uniform and only the fine particles are sprayed. Therefore, stickiness of the blowing nozzle, the wall surface of the room, the floor surface, etc. can be prevented. it can. In addition, since the sprayed chemical liquid has a uniform particle size, the chemical liquid reaches every corner of the processing space. For example, the insecticidal effect can be expected to be extremely high even when used for killing cockroaches.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal side view of an ultrasonic insecticidal apparatus showing a schematic configuration of an ultrasonic insecticidal apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the ultrasonic insecticidal apparatus showing the appearance of the ultrasonic insecticidal apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG. 1 of a duct case constituting the ultrasonic insecticidal apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a single item diagram of a shielding plate provided in a duct case of the ultrasonic insecticidal apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of an apparatus to which the present invention is not applied.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Container 13 Duct case 15 Ultrasonic vibrator 17 Liquid insecticide 19 Blowout nozzle 21 Blowers 23-25 Shielding board 27 Way

Claims

In operation of the ultrasonic vibrator attached to the bottom of the insecticidal device, the liquid agent in the chemical tank replenished from the chemical tank in the insecticidal device is atomized and sprayed into the space,
An ultrasonic insecticidal apparatus, wherein a plurality of shielding plates are arranged inside a duct case, which is a path for the liquid medicine that has been microparticulated, outside the apparatus, so that the path is staggered.

2. The ultrasonic insecticidal apparatus according to claim 1, wherein each of the shielding plates is attached so as to protrude alternately from the inner wall surface on the opposite side without any gap in plan view inside the duct case.

The ultrasonic insecticidal apparatus according to claim 1 or 2, wherein each of the shielding plates has a protruding length of 5/6 or more with respect to the inner diameter of the duct case.

The ultrasonic insecticidal apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein each of the shielding plates is attached in a state of being vertically separated at an interval of 5 to 10 mm.

5. The ultrasonic insecticidal apparatus according to claim 1, wherein each of the shielding plates is attached at a distance of 50 to 100 mm from the liquid surface of the chemical tank.

6. The ultrasonic insecticidal apparatus according to claim 1, wherein each of the shielding plates is attached in the duct case in a state where the end portion is inclined downward at an angle of 10 to 20 degrees. .