JP3727561B2 - セキュリティ保証型コンテンツ配信サービス方法、コンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信サーバ - Google Patents

セキュリティ保証型コンテンツ配信サービス方法、コンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信サーバ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばコンテンツ毎あるいはコンテンツホルダ毎に、柔軟にセキュリティ制御を行うコンテンツ配信を提供するための網サービス方法、システムおよびサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術に基づくコンテンツ配信システムを図4に示す。コンテンツ配信サーバ141〜149は、コンテンツを蓄積し、ユーザ端末からのコンテンツ配信サーバ接続要求に応答して該コンテンツを送出する。ただしコンテンツ配信サーバ141、144および147は仮想網1に属するユーザ端末のみがアクセスを許容されたコンテンツ配信サーバ、コンテンツ配信サーバ142、145および148は仮想網2に属するユーザ端末のみがアクセスを許容されたコンテンツ配信サーバ、コンテンツ配信サーバ143、146および149は仮想網3に属するユーザ端末のみがアクセスを許容されたコンテンツ配信サーバである。
【0003】
データ転送装置21〜25は、ユーザ単位、複数ユーザ単位、コンテンツ単位、複数コンテンツ単位、コンテンツホルダ単位あるいは複数コンテンツホルダ単位に形成される仮想網毎に付与された仮想網IDを管理し、コンテンツ配信サーバ接続要求を宛先のコンテンツ配信サーバに向け、該仮想網上にて転送、また、コンテンツを載せたパケットを宛先のユーザ端末に向け、該仮想網上にて転送する。図4は、ユーザ端末51および52が仮想網1に属し、ユーザ端末53が仮想網2に属し、ユーザ端末54が仮想網3に属する例であり、仮想網1の仮想網IDを1、仮想網2の仮想網IDを2、仮想網3の仮想網IDを3とする。各データ転送装置21〜25は、仮想網ID=1、2および3を管理し、ユーザ端末51および52から送出されるパケットおよびコンテンツ配信サーバ141、144および147から送出されるパケットに対し、仮想網ID=1を付与し、仮想網ID=1に従い、コンテンツ配信網11内の仮想網1上にてパケット転送を行う。同様に、各データ転送装置21〜25は、ユーザ端末53から送出されるパケットおよびコンテンツ配信サーバ142、145および148から送出されるパケットに対し、仮想網ID=2を付与し、仮想網ID=2に従い、コンテンツ配信網11内の仮想網2上にてパケット転送を行い、また、ユーザ端末54から送出されるパケットおよびコンテンツ配信サーバ143、146および149から送出されるパケットに対し、仮想網ID=3を付与し、仮想網ID=3に従い、コンテンツ配信網11内の仮想網3上にてパケット転送を行う。
【0004】
なお、実際にデータ転送装置が、ユーザ端末もしくはコンテンツ配信サーバと仮想網との対応を管理する方法は以下の通りである。仮想網1の場合、データ転送装置24は、ライン61およびライン62から到着するパケットに対し、仮想網ID=1を付与するように管理する。また、データ転送装置21、データ転送装置22、データ転送装置23は、それぞれライン71、ライン74、ライン77から到着するパケットに対し、仮想網ID=1を付与するように管理する。同様に仮想網2の場合、データ転送装置25は、ライン63から到着するパケットに対し、仮想網ID=2を付与するように管理する。また、データ転送装置21、データ転送装置22、データ転送装置23は、それぞれライン72、ライン75、ライン78から到着するパケットに対し、仮想網ID=2を付与するように管理する。同様に仮想網3の場合、データ転送装置25は、ライン64から到着するパケットに対し、仮想網ID=3を付与するように管理する。また、データ転送装置21、データ転送装置22、データ転送装置23は、それぞれライン73、ライン76、ライン79から到着するパケットに対し、仮想網ID=3を付与するように管理する。
【0005】
以上の方法によって、データ転送装置がラインと仮想網IDとの対応を管理するだけで、同じ仮想網に属するユーザ端末とコンテンツ配信サーバ間での通信のみを許容し、異仮想網間の通信は不許可とする処理が可能となり、通信のセキュリティが提供される。
【0006】
なお、ラインの実現は、物理的な伝送路でもよいし、もしくは、ATM(Asynchronous Transfer Mode)のVPI(Virtual Path Identifier)やVCI(Virtual Channel Identifier)などの論理チャネルを用いてもよいことを追記する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術は、仮想網毎のセキュアなコンテンツ配信を実現するものの、以下の課題がある。データ転送装置は、各ラインと仮想網を対応づけることにより通信のセキュリティを実現しており、これによりコンテンツ配信サーバは仮想網毎に個別に設置する必要がある。すなわち、サーバの台数を増やす原因となり、サーバコストの増大を招く。
【0008】
一方、仮想網間でコンテンツ配信サーバを共用化するために、1つのコンテンツ配信サーバが複数のラインと接続し、各ラインを各仮想網と対応付けさせることは可能である。しかしこれでは、各仮想網に属するユーザ端末が該コンテンツ配信サーバに自由に接続できてしまうため、ある仮想網のユーザ端末のみが取得を許可されているコンテンツが、他仮想網のユーザ端末からも取得される恐れがあり、本来の目的である仮想網毎のセキュアなコンテンツ配信が達成できない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段として、コンテンツ配信サーバは、各コンテンツに付与されたコンテンツIDの管理、各コンテンツを取得許可または取得不許可とする仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行う。そして、コンテンツ配信サーバは、ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているコンテンツIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは前記ラインに対応する仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合し、コンテンツ取得許可の場合のみ該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該仮想網に向け送出する処理を行う。
【0010】
ここで、各コンテンツを取得許可あるいは取得不許可とするトリガを仮想網IDで行う場合、コンテンツ配信サーバとデータ転送装置との間のラインの数は、図2に示すように仮想網の数だけ用意する必要がある。なお、後者の場合、従来技術の説明でも説明したが、ラインの実現は、物理的な伝送路でもよいし、もしくは、ATM(Asynchronous Transfer Mode)のVPI(Virtua1 Path Identifier)やVCI(Virtual Channel Identifier)などの論理チャネルを用いてもよい。
【0011】
また、第2の解決手段として、仮想サーバを具備し、仮想サーバ毎に付与されたサーバIDの管理、各仮想サーバに接続許可あるいは接続不許可とする仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行う。そして、コンテンツ配信サーバは、ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているサーバIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは前記ラインに対応する仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合し、コンテンツ取得許可の場合のみ該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該仮想網に向け送出する処理を行う。
【0012】
ここで、第2の解決手段も第1の解決手段と同様に、各コンテンツを取得許可あるいは取得不許可とするトリガを仮想網IDで行う場合、コンテンツ配信サーバとデータ転送装置との間のラインの数は、図2に示すように仮想網の数だけ用意する必要がある。
【0013】
以上の手段により、仮想網間でコンテンツ配信サーバを共用化しつつ、取得の許可を受けているユーザのみが該コンテンツを取得可能となるように動作できる。すなわち、コンテンツ配信サーバのコスト削減とコンテンツ取得のセキュリティの両立を可能とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、実施例に基づき本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
(実施例1)
本発明の実施形態に基づくコンテンツ配信システムを図1に示す。本実施例では、コンテンツ配信サーバには複数の仮想サーバは存在せず、したがって各コンテンツ配信サーバには1つのサーバIDが付与されているものとする。コンテンツ配信サーバ41、42および43のサーバIDをそれぞれ、41、42および43とする。ユーザ端末51、52、53および54のユーザIDをそれぞれ51、52、53および54とする。また、コンテンツ配信サーバ41には、A、BおよびCの3つのコンテンツが蓄積されているものとする。コンテンツA、BおよびCのコンテンツIDは、各コンテンツのURLとして定義し、それぞれのURLをwww.server41.com/server41/contentA、www.server41.com/server41/contentB、およびwww.server41.com/server41/contentC、とする。コンテンツAは仮想網1に属するユーザの端末のみが接続を許可されたコンテンツ、コンテンツBは仮想網1および2に属するユーザ端末が接続を許可されたコンテンツ、コンテンツCは仮想網1、2および3に属するユーザ端末が接続を許可されたコンテンツであるものとする。
【0016】
仮想網1に属するユーザ端末51が、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されるコンテンツAを取得する動作を、図5を用い、以下に説明する。
【0017】
まずユーザ端末51は、宛先ID=41、送信元ID=51を記載したコンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を送出する。データ転送装置24は、ライン61から到着するパケットに対し、仮想網ID=1を付与するように管理されており、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を受信すると、該パケットに仮想網ID=1を付与し、コンテンツ配信網11内の仮想網1に該パケットを転送する。仮想網ID=1が付与されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット82は、仮想網ID=1に従い、仮想網1上を転送され、データ転送装置21に到着する。
【0018】
データ転送装置21は、コンテンツ配信サーバ41を宛先とするパケットをライン71に転送するように管理されており、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット82を受信すると、宛先がID=41であることから、該パケットをライン71に転送する。このとき、仮想網IDを削除するのが一般的だが、データ転送装置21は仮想網IDを削除せず、付与したままにしておいてもよい。
【0019】
コンテンツ配信サーバ41は、各コンテンツのコンテンツIDの管理、各コンテンツを取得許可あるいは取得不許可とするユーザIDの管理を行っている。すなわち、www.server41.com/server41/contentAを取得許可とする仮想網1に属するユーザID=51および52、www.server41.com/server41/contentBを取得許可とする仮想網1および2に属するユーザID=51、52および53、www.server41.com/server41/contentCを取得許可とする仮想網1、2および3に属するユーザID=51、52、53および54、の各情報を管理する。データ転送装置21からライン71を通じて転送されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を受信すると、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット83に付与されているURLを読み取り、前記管理情報と照合する。ユーザID=51はコンテンツAを取得許可されているため、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツAを載せたコンテンツパケット84をライン71に対し、転送する。なお、コンテンツパケット84には、宛先ID=51、送信元ID=41が記載されている。
【0020】
ここで、コンテンツ配信サーバ41が行っているコンテンツIDと取得許可とするユーザIDの管理に関する代替手法として、コンテンツIDにURLの一部を用いる方法を追記しておく。例えば、コンテンツIDを「/server41/」、「/server41/contentB」、「/server41/contentC」と定義しコンテンツ配信サーバ41は、/server41/を取得許可とするユーザID=51および52、/server41/contentBを取得許可とするユーザID=53、/server41/contentCを取得許可とするユーザID=53および54、の各関係を管理することにより、同等のコンテンツ取得セキュリティレベルを確保できる。
【0021】
さて、データ転送装置21は、宛先毎に振分ける仮想網を管理しており、コンテンツパケット84を受信すると、コンテンツパケット84の宛先ID=51を読み取り、該パケットに仮想網ID=1を付与し、仮想網1に該パケットを転送する。
【0022】
また、コンテンツパケット84を仮想網1に転送するための別の方法としては、データ転送装置21がコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を受信したときに、宛先IDや送信元ID、宛先および送信元ポート番号等のコネクション情報と、仮想網ID=1の対応を管理しておき、この管理情報に基づき、コンテンツパケット84を仮想網1に振分ける方法もある。
【0023】
仮想網ID=1が付与されたコンテンツパケット85は、仮想網ID=1に従い、仮想網1上を転送され、データ転送装置24に到着する。
【0024】
データ転送装置24は、仮想網ID=1が付与されたパケットをライン61あるいはライン62に転送するように管理されており、さらにパケットの宛先IDを読み取り、ライン61かライン62への振分けを判断する。したがってコンテンツパケット85を受信すると、仮想網ID=1が付与されていること、宛先ID=51であることから、該パケットをライン61に転送する。このとき、仮想網IDを削除するのが一般的だが、データ転送装置24は仮想網IDを削除せず、付与したままにしておいてもよい。以上により、ライン61を通じて転送されるコンテンツパケット86をユーザ端末51が受信することにより、ユーザ端末51はコンテンツAを取得することができる。
【0025】
次に、仮想網3に属するユーザ端末54が、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されるコンテンツAの取得要求を試みた場合のシーケンスを、図6を用い、以下に説明する。本例は本来、取得不許可となるため、ユーザ端末54はコンテンツを取得できない例となる。
【0026】
まずユーザ端末54は、宛先ID=41、送信元ID=54を記載したコンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を送出する。データ転送装置25は、ライン64から到着するパケットに対し、仮想網ID=3を付与するように管理されており、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を受信すると、該パケットに仮想網ID=3を付与し、コンテンツ配信網11内の仮想網3に該パケットを転送する。仮想網ID=3が付与されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット82は、仮想網ID=3に従い、仮想網3上を転送され、データ転送装置21に到着する。
【0027】
データ転送装置21は、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット82を受信すると、宛先がID=41であることから、該パケットをライン71に転送する。このとき、仮想網IDを削除するのが一般的だが、データ転送装置21は仮想網IDを削除せず、付与したままにしておいてもよい。
【0028】
コンテンツ配信サーバ41は、データ転送装置21からライン71を通じて転送されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を受信すると、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット83に付与されているURLを読み取り、前記管理情報と照合する。ユーザID=54はコンテンツAの取得を許可されていないため、コンテンツ配信サーバ41はコンテンツAを載せたコンテンツパケットをライン71には送出せず、廃棄する。
【0029】
以上により、コンテンツAの取得を許可されていないユーザ端末54は、コンテンツAを取得することができず、セキュリティが確保される。
【0030】
本実施例では、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されたコンテンツについて説明したが、コンテンツ配信サーバ42および43に蓄積されたコンテンツの取得方法についても同様の処理内容となる。
【0031】
(実施例2)
本発明の実施形態に基づくコンテンツ配信システムを図2に示す。本実施例では、コンテンツ配信サーバには複数の仮想サーバは存在せず、したがって各コンテンツ配信サーバには1つのサーバIDが付与されているものとする。コンテンツ配信サーバ41、42および43のサーバIDをそれぞれ、41、42および43とする。ユーザ端末51、52、53および54のユーザIDをそれぞれ51、52、53および54とする。また、コンテンツ配信サーバ41には、A、BおよびCの3つのコンテンツが蓄積されているものとする。コンテンツA、BおよびCのコンテンツIDは、各コンテンツのURLとして定義し、それぞれのURLをwww.server41.com/server41/contentA、www.server41.com/server41/contentB、およびwww.server41.com/server41/contentC、とする。コンテンツAは仮想網1に属するユーザの端末のみが接続を許可されたコンテンツ、コンテンツBは仮想網1および2に属するユーザ端末が接続を許可されたコンテンツ、コンテンツCは仮想網1、2および3に属するユーザ端末が接続を許可されたコンテンツであるものとする。
【0032】
仮想網1に属するユーザ端末51が、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されるコンテンツAを取得する動作を、図7を用い、以下に説明する。
【0033】
まずユーザ端末51は、宛先ID=41、送信元ID=51を記載したコンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を送出する。データ転送装置24は、ライン61から到着するパケットに対し、仮想網ID=1を付与するように管理されており、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を受信すると、該パケットに仮想網ID=1を付与し、コンテンツ配信網11内の仮想網1に該パケットを転送する。仮想網ID=1が付与されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット82は、仮想網ID=1に従い、仮想網1上を転送され、データ転送装置21に到着する。
【0034】
データ転送装置21は、仮想網ID=1が付与されたパケットをライン71に、仮想網ID=2が付与されたパケットをライン72に、仮想網ID=3が付与されたパケットをライン73に転送するように管理されており、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット82を受信すると、仮想網ID=1が付与されていることから、該パケットをライン71に転送する。このとき、仮想網IDを削除するのが一般的だが、データ転送装置21は仮想網IDを削除せず、付与したままにしておいてもよい。
【0035】
コンテンツ配信サーバ41は、各コンテンツのコンテンツIDの管理、各コンテンツを取得許可あるいは取得不許可とする仮想網IDの管理を行っている。ここでは、データ転送装置が収容するラインと仮想網は1対1で対応するため、コンテンツ配信サーバ41は仮想網IDではなく、ラインIDで管理するものとする。すなわち、www.server41.com/server41/contentAを取得許可とするラインID=71、www.server41.com/server41/contentBを取得許可とするラインID=71および72、www.server41.com/server41/contentCを取得許可とするラインID=71、72および73、の各情報を管理する。データ転送装置21からライン71を通じて転送されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を受信すると、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット83に付与されているURLを読み取り、前記管理情報と照合する。ラインID=71はコンテンツAを取得許可されているため、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツAを載せたコンテンツパケット84をライン71に対し、転送する。なお、コンテンツパケット84には、宛先ID=51、送信元ID=41が記載されている。
【0036】
データ転送装置21は、ライン71から到着するパケットに対し、仮想網ID=1を付与するように管理されており、コンテンツパケット84を受信すると、該パケットに仮想網ID=1を付与し、仮想網1に該パケットを転送する。仮想網ID=1が付与されたコンテンツパケット85は、仮想網ID=1に従い、仮想網1上を転送され、データ転送装置24に到着する。
【0037】
データ転送装置24は、仮想網ID=1が付与されたパケットをライン61あるいはライン62に転送するように管理されており、さらにパケットの宛先IDを読み取り、ライン61かライン62への振分けを判断する。したがってコンテンツパケット85を受信すると、仮想網ID=1が付与されていること、宛先ID=51であることから、該パケットをライン61に転送する。このとき、仮想網IDを削除するのが一般的だが、データ転送装置24は仮想網IDを削除せず、付与したままにしてもよい。以上により、ライン61を通じて転送されるコンテンツパケット86をユーザ端末51が受信することにより、ユーザ端末51はコンテンツAを取得することができる。
【0038】
本実施例では、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されたコンテンツについて説明したが、コンテンツ配信サーバ42および43に蓄積されたコンテンツの取得方法についても同様の処理内容となる。
【0039】
(実施例3)
本発明の実施形態に基づくコンテンツ配信システムを図10に示す。本実施例では、コンテンツ配信サーバは、コンテンツホルダ単位に仮想サーバを具備し、仮想サーバ毎にサーバIDが付与される例を取り上げる。コンテンツ配信サーバは、サーバIDの管理、各仮想サーバに接続許可あるいは接続不許可とするユーザIDの管理を行う。そして、コンテンツ配信サーバは、ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているサーバIDおよびユーザIDを識別し、前記管理情報と照合し、コンテンツ取得許可の場合のみ該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該ユーザあるいは該仮想網に向け送出する処理を行う。
【0040】
2人のコンテンツホルダAおよびCがコンテンツ配信サーバ41を利用しており、それぞれのコンテンツホルダに対し、仮想サーバ241および242が割り当てられているものとする。仮想サーバ241および242のサーバIDをそれぞれ、241および242とする。コンテンツホルダAはコンテンツAおよびBを保有し、コンテンツホルダCはコンテンツCを保有しており、したがって仮想サーバ241にコンテンツAおよびBが、仮想サーバ242にはコンテンツCが蓄積されているものとする。コンテンツホルダAのコンテンツAおよびBは、仮想網1および2に属するユーザの端末みが接続を許可されたコンテンツ、コンテンツホルダCのコンテンツCは仮想網1、2および3に属するユーザ端末が接続を許可されたコンテンツであるものとする。
【0041】
ユーザ端末51、52、53および54のユーザIDをそれぞれ51、52、53および54とする。
【0042】
仮想網1に属するユーザ端末51が、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されるコンテンツAを取得する動作を、図11を用い、以下に説明する。
【0043】
まずユーザ端末51は、宛先ID=241、送信元ID=51を記載したコンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を送出する。データ転送装置24は、ライン61から到着するパケットに対し、仮想網ID=1を付与するように管理されており、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を受信すると、該パケットに仮想網ID=1を付与し、コンテンツ配信網11内の仮想網1に該パケットを転送する。仮想網ID=1が付与されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット82は、仮想網ID=1に従い、仮想網1上を転送され、データ転送装置21に到着する。
【0044】
データ転送装置21は、仮想サーバ241を宛先とするパケットをライン71に転送するように管理されており、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット82を受信すると、宛先がID=241であることから、該パケットをライン71に転送する。このとき、仮想網IDを削除するのが一般的だが、データ転送装置21は仮想網IDを削除せず、付与したままにしておいてもよい。
【0045】
コンテンツ配信サーバ41は、自身の各仮想サーバに接続許可あるいは接続不許可とするユーザIDの管理を行う。すなわちコンテンツ配信サーバ41は、仮想サーバID=241に対しコンテンツ取得許可とする仮想網1および2に属するユーザID=51、52および53、仮想サーバID=242に対しコンテンツ取得許可とする仮想網1、2および3に属するユーザID=51、52、53および54、の各情報を管理する。データ転送装置21からライン71を通じて転送されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を受信すると、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット83の宛先IDおよび送信元IDを読み取り、前記管理情報と照合する。ユーザID=51はコンテンツA(コンテンツホルダAのコンテンツ)を取得許可されているため、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツAを載せたコンテンツパケット84をライン71に対し、転送する。なお、コンテンツパケット84には、宛先ID=51、送信元ID=241が記載されている。
【0046】
データ転送装置21は、宛先毎に振分ける仮想網を管理しており、コンテンツパケット84を受信すると、コンテンツパケット84の宛先ID=51を読み取り、該パケットに仮想網ID=1を付与し、仮想網1に該パケットを転送する。
【0047】
仮想網ID=1が付与されたコンテンツパケット85は、仮想網ID=1に従い、仮想網1上を転送され、データ転送装置24に到着する。
【0048】
データ転送装置24は、仮想網ID=1が付与されたパケットをライン61あるいはライン62に転送するように管理されており、さらにパケットの宛先IDを読み取り、ライン61かライン62への振分けを判断する。したがってコンテンツパケット85を受信すると、仮想網ID=1が付与されていること、宛先ID=51であることから、該パケットをライン61に転送する。このとき、仮想網IDを削除するのが一般的だが、データ転送装置24は仮想網IDを削除せず、付与したままにしておいてもよい。以上により、ライン61を通じて転送されるコンテンツパケット86をユーザ端末51が受信することにより、ユーザ端末51はコンテンツAを取得することができる。
【0049】
次に、仮想網3に属するユーザ端末54が、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されるコンテンツAの取得要求を試みた場合のシーケンスを、図12を用い、以下に説明する。本例は本来、取得不許可となるため、ユーザ端末54はコンテンツを取得できない例となる。
【0050】
まずユーザ端末54は、宛先ID=241、送信元ID=54を記載したコンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を送出する。データ転送装置25は、ライン64から到着するパケットに対し、仮想網ID=3を付与するように管理されており、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を受信すると、該パケットに仮想網ID=3を付与し、コンテンツ配信網11内の仮想網3に該パケットを転送する。仮想網ID=3が付与されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット82は、仮想網ID=3に従い、仮想網3上を転送され、データ転送装置21に到着する。
【0051】
データ転送装置21は、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット82を受信すると、該パケットをライン71に転送する。このとき、仮想網IDを削除するのが一般的だが、データ転送装置21は仮想網IDを削除せず、付与したままにしておいてもよい。
【0052】
コンテンツ配信サーバ41は、データ転送装置21からライン71を通じて転送されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を受信すると、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット83の宛先IDを読み取り、前記管理情報と照合する。ユーザID=54はコンテンツAの取得を許可されていないため、コンテンツ配信サーバ41はコンテンツAを載せたコンテンツパケットをライン71には送出せず、廃棄する。
【0053】
以上により、コンテンツAの取得を許可されていないユーザ端末54は、コンテンツAを取得することができず、セキュリティが確保される。
【0054】
本実施例では、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されたコンテンツについて説明したが、コンテンツ配信サーバ42および43に蓄積されたコンテンツの取得方法についても同様の処理内容となる。
【0055】
また本実施例は、コンテンツホルダ単位に仮想サーバを具備する場合について説明したが、ユーザ単位、複数ユーザ単位、コンテンツ単位、複数コンテンツ単位あるいは複数コンテンツホルダ単位毎に仮想サーバを具備する場合も、同様に議論することができる。
【0056】
また、実施例1と実施例2の関係と同様に、コンテンツ配信サーバはデータ転送装置との間に、仮想網毎のラインを有し、ユーザIDではなく、仮想網IDを管理することによりコンテンツ取得のセキュリティが確保されることも追記する。
【0057】
(実施例4)
本実施例は、実施例1において各仮想網で運用されているユーザIDがプライベートアドレスで運用されている例である。すなわち、仮想網間で同一のユーザIDが使用されている場合に対処するため、図3に示すように、コンテンツ配信サーバとデータ転送装置との間にゲートウェイを設置し、各ゲートウェイが、ユーザ端末から送出されるコンテンツ配信サーバ接続要求パケットに送信元として付与されているユーザIDを、共通体系ユーザIDに変換することにより、コンテンツ配信サーバとゲートウェイとの間のライン上においてユーザIDの重複を回避する。なお当然ながらゲートウェイは、コンテンツ配信サーバから送られるコンテンツパケットに宛元として付与されている共通体系ユーザIDを、該ユーザIDに変換する動作も行う。
【0058】
本実施例は、上記以外の動作は実施例1と同様である。すなわち本実施例では、コンテンツ配信サーバには複数の仮想サーバは存在せず、したがって各コンテンツ配信サーバには1つのサーバIDが付与されているものとする。コンテンツ配信サーバ41、42および43のサーバIDをそれぞれ、41、42および43とする。ただし、ユーザ端末のユーザIDが、仮想網間で重複する例を考え、図3のように、ユーザ端末51、52、53および54のユーザIDをそれぞれ51、52、51および51とし、ユーザID=51が3つの仮想網1〜3で存在する例を考える。また、コンテンツ配信サーバ41には、A、BおよびCの3つのコンテンツが蓄積されているものとする。コンテンツA、BおよびCのコンテンツIDは、各コンテンツのURLとして定義し、それぞれのURLをwww.server41.com/server41/contentA、www.server41.com/server41/contentB、およびwww.server41.com/server41/contentC、とする。コンテンツAは仮想網1に属するユーザの端末のみが接続を許可されたコンテンツ、コンテンツBは仮想網1および2に属するユーザ端末が接続を許可されたコンテンツ、コンテンツCは仮想網1、2および3に属するユーザ端末が接続を許可されたコンテンツであるものとする。
【0059】
仮想網1に属するユーザ端末51が、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されるコンテンツAを取得する動作を、図8を用い、以下に説明する。ただしユーザ端末51が、宛先ID=41、送信元ID=51を記載したコンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を送出してから、データ転送装置21がライン71に対しコンテンツ配信サーバ接続要求パケット82を転送するまでの動作は、実施例1あるいは2と同様であるため、ここでは省略する。
【0060】
ゲートウェイは、ユーザ端末から送出されるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットの送信元IDをユーザIDから、共通体系ユーザIDに変換する。これによって例えばコンテンツ配信サーバ41とゲートウェイ31との間のラインにおいて、ユーザ端末51、53および54からの各コンテンツ配信サーバ接続要求パケットの送信元IDをそれぞれ異なる値に変換させることにより、各コンテンツ配信サーバ接続要求パケットの送信元端末を正しく認識することができる。
【0061】
ゲートウェイとデータ転送装置との間は、仮想網と1対1に対応するラインが設置されており、ゲートウェイはラインにより仮想網を特定することができる。本実施例では、ユーザIDから共通体系ユーザIDに変換する方法として、ラインID毎に共通体系ユーザIDの使用可能な範囲を定めることにし、ライン71に対して共通体系ユーザIDは151〜160、ライン72に対して共通体系ユーザIDは251〜260、ライン73に対して共通体系ユーザIDは351〜360と定める。ユーザIDと共通体系ユーザIDとの値の対応は、固定的に付与しても動的に付与してもどちらでもよい。本例では、コンテンツ配信サーバ接続要求のパケット83の送信元IDは51から151に変換されるものとする。そしてゲートウェイ31は、送信元IDを共通体系ユーザID=151に変換したコンテンツ配信サーバ接続要求パケット87をコンテンツ配信サーバ41に転送する。
【0062】
コンテンツ配信サーバ41は、各コンテンツのコンテンツIDの管理、各コンテンツを取得許可あるいは取得不許可とするユーザIDの管理を行っている。すなわち、www.server41.com/server41/contentAを取得許可とする仮想網1に属する共通体系ユーザID=151〜160、www.server41.com/server41/contentBを取得許可とする仮想網1および2に属する共通体系ユーザID=151〜160および251〜260、www.server41.com/server41/contentCを取得許可とする仮想網1、2および3に属する共通体系ユーザID=151〜160、251〜260および351〜360、の各情報を管理する。ゲートウェイ31から転送されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット87を受信すると、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット87に付与されているURLを読み取り、前記管理情報と照合する。共通体系ユーザID=151はコンテンツAを取得許可されているため、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツAを載せたコンテンツパケット88をゲートウェイ31に対し、転送する。なお、コンテンツパケット88には、宛先ID=151、送信元ID=41が記載されている。
【0063】
ゲートウェイ31は、コンテンツパケット88を受信すると、その宛元として付与されている共通体系ユーザID=151を、ユーザID=51に変換し、該パケットをライン71に振分ける。
【0064】
この後の処理、すなわち、データ転送装置21がコンテンツパケット84を受信してから、ユーザ端末51はコンテンツパケット86が到着するまでの動作は、実施例1あるいは2と同様であるため、ここでは省略する。
【0065】
本実施例の別の形態として、図9の形態も可能である。図9の形態もコンテンツの取得動作シーケンスは図8に示したものと同様である。
【0066】
図3の形態は、各コンテンツ配信サーバが、1つのゲートウェイに繋がっているのに対し、図9の形態は、各ゲートウェイと各コンテンツ配信サーバとの間に共通網12が存在する。共通網12の存在により、例えばコンテンツ配信サーバ41に接続する場合の経路がゲートウェイ31〜33の3通りとなり、トラヒックの分散に寄与できる。あるいは、図9の形態は、1つのデータ転送装置を通じて、各コンテンツ配信サーバに接続できるため、1つの仮想網が接続するデータ転送装置数を少なくさせることもできる。
【0067】
なお、図3および図9の形態において、ゲートウェイとデータ転送装置の各機能は1つの装置に集約することにより実現できることは言うまでもない。また、図3の形態において、ゲートウェイとコンテンツ配信サーバの各機能を1つの装置に集約することにより実現できることは言うまでもない。
【0068】
(実施例5)
本実施例は、実施例1で示された動作において、多数のコンテンツ配信サーバ接続要求が発生した際に備え、接続可能な最大数を設け、最大数を超過した場合にコンテンツ配信サーバ接続要求を拒否する動作例である。この動作は、高負荷による品質劣化の回避や各論理網からのコンテンツ配信サーバ接続要求数の公平性を提供するために必要な機能である。
【0069】
本実施例も、コンテンツ配信サーバの実サーバID、ユーザ端末のユーザID、コンテンツ配信サーバにおけるコンテンツの蓄積条件、各コンテンツのコンテンツID(URL)、各コンテンツに対する取得許可条件、は全て実施例1と同様であるとする。
【0070】
コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツ配信サーバ41に蓄積されるコンテンツCに対し、仮想網1からの最大許容接続数を5、仮想網2からの最大許容接続数を10、仮想網3からの最大許容接続数を15に設定されている。今、仮想網1からのコンテンツ配信サーバ接続要求が5に達しているときに、ユーザ端末51がコンテンツCを取得する動作を行った場合の動作を、図13を用い、以下に説明する。
【0071】
ただしユーザ端末51が、宛先ID=41、送信元ID=51を記載したコンテンツ配信サーバ接続要求パケット81を送出してから、データ転送装置21がコンテンツ配信サーバ41にコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を転送するまでの動作は、実施例1と同様であるため、ここでは省略する。
【0072】
コンテンツ配信サーバ41は、各コンテンツのコンテンツIDの管理、各コンテンツを取得許可あるいは取得不許可とするユーザIDの管理を行っている。すなわち、www.server41.com/server41/contentAを取得許可とする仮想網1に属するユーザID=51および52、www.server41.com/server41/contentBを取得許可とする仮想網1および2に属するユーザID=51、52および53、www.server41.com/server41/contentCを取得許可とする仮想網1、2および3に属するユーザID=51、52、53および54、の各情報を管理する。データ転送装置21からライン71を通じて転送されたコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を受信すると、コンテンツ配信サーバ41は、コンテンツ配信サーバ接続要求パケット83に付与されているURLを読み取り、前記管理情報と照合する。ユーザID=51はコンテンツCを取得許可されていることを確認する。次ぎにコンテンツ配信サーバ41は、コンテンツCに対し、仮想網1からの現在のコンテンツ配信サーバ接続要求数と最大許容接続数を比較する。現在の仮想網1からのコンテンツ配信サーバ接続要求数が5に達しているため、コンテンツ配信サーバ41はユーザ端末51からのコンテンツ配信サーバ接続要求パケット83を廃棄する。
【0073】
以上、本発明を、実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0075】
本発明のサービスおよびそのシステムは、コンテンツIDあるいは仮想サーバのサーバID管理、各コンテンツまたは各サーバIDに対し、コンテンツ取得許可または取得不許可とする仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行い、コンテンツ配信サーバ接続要求パケットに付与されているコンテンツIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは前記ラインに対応する仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合することにより、コンテンツ取得許可の場合のみ該コンテンツ配信サーバにパケットを転送する処理を行う。本処理により、1つのコンテンツ配信サーバ内にコンテンツ取得条件の異なるコンテンツを共存させることができ、コンテンツ配信サーバの集約化が可能となる。すなわち本発明は、コンテンツ配信サーバのコスト削減とコンテンツ取得のセキュリティの両立を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくコンテンツ配信システム(その1)を示す図である。
【図2】本発明に基づくコンテンツ配信システム(その2)を示す図である。
【図3】本発明に基づくコンテンツ配信システム(その3)を示す図である。
【図4】従来技術に基づくコンテンツ配信システムを示す図である。
【図5】実施例1におけるユーザ端末51がコンテンツAを取得する動作シーケンスを示す図である。
【図6】実施例1におけるユーザ端末54がコンテンツAの取得動作を起こした場合のシークエンスを示す図である。
【図7】実施例2におけるユーザ端末51がコンテンツAを取得する動作シーケンスを示す図である。
【図8】実施例4におけるユーザ端末51がコンテンツAを取得する動作シーケンスを示す図である。
【図9】本発明に基づく第2のコンテンツ配信システムの形態を示す図である。
【図10】実施例3におけるコンテンツ配信システムを示す図である。
【図11】実施例3におけるユーザ端末51がコンテンツAを取得する動作シークエンスを示す図である。
【図12】実施例3におけるユーザ端末54がコンテンツAの取得動作を起こした場合のシーケンスを示す図である。
【図13】コンテンツ配信サーバ接続要求の最大数超過のため、ユーザ端末51が接続拒否された例のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1…仮想網1 2…仮想網2 3…仮想網3
11…コンテンツ配信網
12…共通網
21〜25…データ転送装置
31〜33…ゲートウェイ
41〜44…コンテンツ配信サーバ
51,52…仮想網1のユーザ端末
53…仮想網2のユーザ端末
54…仮想網3のユーザ端末
61〜64,71〜79,91〜93…ライン
81〜83,87…コンテンツ配信サーバ接続要求
84〜85,88…コンテンツパケット
141,144,147…仮想網1用コンテンツ配信サーバ
142,145,148…仮想網2用コンテンツ配信サーバ
143,146,149…仮想網3用コンテンツ配信サーバ
241,242…仮想サーバ

Claims (9)

  1. 少なくとも1つ以上のコンテンツを蓄積し、コンテンツ配信サーバ接続要求に応答して該コンテンツを送出するコンテンツ配信サーバと、
    想網毎に付与された仮想網IDを管理する手段と、前記コンテンツ配信サーバ接続要求を宛先のコンテンツ配信サーバに向け該仮想網上にて転送する手段またはコンテンツを載せたパケットを宛先のユーザ端末に向け該仮想網上にて転送する手段を有するデータ転送装置と、
    前記データ転送装置とを相互に接続することによって形成されるコンテンツ配信網と、
    を用いたコンテンツ配信サービス方法であって、
    前記コンテンツ配信サーバは、各コンテンツに付与されたコンテンツIDの管理、各コンテンツを取得許可または取得不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行い、
    ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているコンテンツIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは前記ラインに対応する仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合し、
    コンテンツ取得許可の場合は該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該仮想網に向け送出し、
    コンテンツ取得不許可の場合は、該パケットを廃棄し、該パケットにて要求されたコンテンツの送出は行わないことを特徴とするセキュリティ保証型コンテンツ配信サービス方法。
  2. 前記コンテンツ配信サーバは、仮想サーバを具備し、仮想サーバ毎に付与されたサーバIDの管理、各サーバIDに接続許可または接続不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行い、
    ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているサーバIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは前記ラインIDに対応する仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合し、
    接続許可の場合は、該仮想サーバにて該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該仮想網に向け送出し、
    接続不許可の場合は、該パケットを廃棄し、該パケットにて要求されたコンテンツの送出は行わないことを特徴とする請求項1記載のセキュリティ保証型コンテンツ配信サービス方法。
  3. 前記コンテンツIDはURL(Universal Resource Locator)またはURLの一部であって、前記コンテンツ配信サーバは、URLまたはURLの一部の情報に対する、取得許可または取得不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理を行い、ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているURLを読みとって、コンテンツ取得許可および取得不許可を判断することを特徴とする請求項1または2記載のセキュリティ保証型コンテンツ配信サービス方法。
  4. 少なくとも1つ以上のコンテンツを蓄積し、コンテンツ配信サーバ接続要求に応答して該コンテンツを送出するコンテンツ配信サーバと、
    想網毎に付与された仮想網IDを管理する手段と、前記コンテンツ配信サーバ接続要求を宛先のコンテンツ配信サーバに向け該仮想網上にて転送する手段またはコンテンツを載せたパケットを宛先のユーザ端末に向け該仮想網上にて転送する手段を有するデータ転送装置と、
    前記データ転送装置とを相互に接続することによって形成されるコンテンツ配信網と、
    から構成されるコンテンツ配信システムであって、
    前記コンテンツ配信サーバは、各コンテンツに付与されたコンテンツIDの管理、各コンテンツを取得許可または取得不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行い、
    ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているコンテンツIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは前記ラインに対応する仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合し、
    コンテンツ取得許可の場合は該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該仮想網に向け送出し、
    コンテンツ取得不許可の場合は、該パケットを廃棄し、該パケットにて要求されたコンテンツの送出は行わないことを特徴とするセキュリティ保証型コンテンツ配信システム。
  5. 前記コンテンツ配信サーバは、仮想サーバを具備し、仮想サーバ毎に付与されたサーバIDの管理、各サーバIDに接続許可または接続不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行い、
    ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているサーバIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合し、
    接続許可の場合は、該仮想サーバにて該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該仮想網に向け送出し、
    接続不許可の場合は、該パケットを廃棄し、該パケットにて要求されたコンテンツの送出は行わないことを特徴とする請求項記載のセキュリティ保証型コンテンツ配信システム。
  6. 前記コンテンツIDはURL(Universal Resource Locator)またはURLの一部であって、前記コンテンツ配信サーバは、URLまたはURLの一部の情報に対する、取得許可または取得不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理を行い、ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているURLを読みとって、コンテンツ取得許可および取得不許可を判断することを特徴とする請求項4または5記載のセキュリティ保証型コンテンツ配信システム。
  7. 想網IDを管理する手段と、前記コンテンツ配信サーバ接続要求を宛先のコンテンツ配信サーバに向け該仮想網上にて転送する手段またはコンテンツを載せたパケットを宛先のユーザ端末に向け該仮想網上にて転送する手段を有するデータ転送装置を介してコンテンツ配信網に接続され、
    少なくとも1つ以上のコンテンツを蓄積し、コンテンツ配信サーバ接続要求に応答して該コンテンツを送出する手段と、
    各コンテンツに付与されたコンテンツIDの管理、各コンテンツを取得許可または取得不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行う手段と、
    ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているコンテンツIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは前記ラインに対応する仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合する手段と、
    コンテンツ取得許可の場合は該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該仮想網に向け送出し、コンテンツ取得不許可の場合は、該パケットを廃棄し、該パケットにて要求されたコンテンツの送出は行わない手段と
    を有することを特徴とするセキュリティ保証型コンテンツ配信サーバ。
  8. 想サーバを具備し、仮想サーバ毎に付与されたサーバIDの管理、各サーバIDに接続許可または接続不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理、の各管理を行い、
    ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているサーバIDおよび前記パケットが転送されてきたラインのラインIDまたは前記ラインに対応する仮想網IDを識別し、前記管理情報と照合し、
    接続許可の場合は、該仮想サーバにて該パケットを受信し、コンテンツを載せたパケットを該仮想網に向け送出し、
    接続不許可の場合は、該パケットを廃棄し、該パケットにて要求されたコンテンツの送出は行わないことを特徴とする請求項記載のセキュリティ保証型コンテンツ配信サーバ。
  9. 前記コンテンツIDはURL(Universal Resource Locator)またはURLの一部であって、前記コンテンツ配信サーバは、URLまたはURLの一部の情報に対する、取得許可または取得不許可とする前記仮想網に対応するラインIDまたは仮想網IDの管理を行い、ユーザ端末から送られるコンテンツ配信サーバ接続要求のパケットに付与されているURLを読みとって、コンテンツ取得許可および取得不許可を判断することを特徴とする請求項7または8記載のセキュリティ保証型コンテンツ配信サーバ。
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