JP3727405B2 - 増設可能な帳票綴具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2本の綴じバーによりルースリーフ式のノート、帳票類を綴じ込んでおくためのプラスチック製綴具と複数の綴具を保持する支持具の組み合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、下板と、前記下板の背面縁に連接した背板と、前記背板の上縁に連接した上板と、前記下板から起立し上端にスナップボタンを有する少なくとも一対の綴じバーと、前記上板に設けられて前記ボタンに係止するスナップソケットとよりなる綴具は紙葉、特に伝票類を綴じておくのに広く使用されている。このような綴具はそれ自体で紙葉をつづるのに使用され、或いは下板に形成さた取付手段例えば鋲止め孔と鋲を利用して厚紙又は固いプラスチック表紙に取りつけられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の綴具の厚さは一定であるから、綴じ込み得る紙葉の厚さには上限がある。本発明はこの問題を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1)複数の綴具を保持するための保持手段を有する支持具と、(2)下板、前記下板の背面縁に連接した背板、前記背板の上縁に連接した上板、前記下板から起立し上端に第1の留め具を有する少なくとも一対の綴じバー、及び前記上板に設けられて前記留め具に係止する第2の留め具を有する綴具とよりなり、前記綴具の背板には前記支持具の保持手段の1つに保持される係止手段を有する、綴具と支持具の組み合わせである。
【0005】
ここに、典型的には支持具の保持手段と綴具の係止手段の一方はほぞ、他方はほぞ溝であり、より好ましくは、保持手段はほぞであり、係止手段は前記ほぞを受けるほぞ溝である。更に、ほぞ溝は複数の綴具を貫く方向に形成されているか、又は各綴具の背面にその長さ方向に形成されている。各綴具を独立に支持具に着脱できる点では後者の方が優れているが、構造の簡便さでは前者が優れている。
【0006】
支持具は具体的には、単独で使用しても良いし、固い表紙等に取りつけることができるように少なくとも2つの取付孔を有することが好ましい。これにより鋲止めが可能となる。また、支持具は綴具を同様にU字形に形成することが可能であり、ほぞの上端に留め具を形成し、且つ支持具の上板をスナップ式の留め具で止めるようにしても良い。このようにして支持具は1個ないし数個の綴具を納めることができる。
【0007】
以上のように、本発明によると、複数個の綴具を綴じ込まれる紙葉の厚さ方向に重畳させて使用できるので従来の不便が解消され、極めて便利である。
本発明はまた上記の綴具の考案でもある。すなわち、綴具は単独でも使用できるし、支持具に綴じ込んで使用することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面に関連して本発明を詳しく説明する。
第1実施例
図1は本発明の第1実施例による綴具と支持具の組み合わせを示す斜視図である。
図2は図1の綴具の平面図、図3は同正面図、及び図4は同左側面図である。図1及び図2〜4を参照するに、Aは綴具であり、強靭なプラスチックで一体成形された下板1、背板2、上板3を含む。下板1の背面縁と背板2の下縁、及び背板2の上縁と上板の背面縁はそれぞれ薄肉部により互いに接続されており、U字形(コ字形)に折り込んだ時に互いに衝合する2つの面を持つV字形溝が成形時に形成されている。
下板1には一対の綴じバー4、5が起立しており、綴じバーの頂部にはスナップボタン頭が形成され、一方上板3にはこれらのボタン頭をそれぞれ受けるソケットが形成されてスナップ式留め具6、7を構成している。
図4に示すように、各板間の接合縁がヒンジとして作用するので、スナップ式留め具6、7を係脱することにより、帳票類を挿入したり外したりすることができる。以上は公知の構造である。
【0009】
次に本発明の特徴を説明する。下板1と上板3の背面側並びに背板2には2ケ所にほぞ溝8、9が垂直に貫通して形成される。これらの溝の断面形状は任意でありほぞ形のもの、T字形のもの等任意形状で良い。なお、10は見出しを貼着するためのラベル面である。
【0010】
次に、図1及び図5〜7を参照して本発明の綴具Aと組み合わせる支持具Bを説明する。図5は図1の綴具の平面図、図6は同正面図、及び図7は同左側面図である。支持具Bはこの例では4個の綴具を収納できる高さを有するU字形(コ字形)をしている。支持具Bは綴具Aと同様に強靭なプラスチック製で一体成形され、下面板11と背面板12と上面板13とをV字形の継ぎ手部分を介して互いに結合してなるものである。下面板11の背面部には一対のほぞ14、15が一体に起立している。これらのほぞは綴具Aのほぞ溝に嵌合するように配置され且つ形成されている。この例ではほぞ14、15の断面はT字形であるがほぞ溝8、9に対して相補形状をなす限り任意で良いことは明らかであろう。これらのほぞの頂部には3個の綴具Aを重ねた時に上に突出するスナップ頭部を形成し、これに対して上面板13に形成したスナップソケット18、19により留め具16、17を形成する。
また、下面板11と背面板12とには鋲止め用の孔21、22、23、24、25、26を設けておくことにより、厚紙又は固いプラスチック製の表紙又は背表紙に綴じ付けることができる。
【0011】
以上の構成であるから、本発明の綴具Aは単独で使用できることはもちろんである。また図1及び図7に示したように、綴具のほぞ溝8、9を支持具Bのほぞ14、15に嵌合させることにより1個ないし4個の綴具を支持具に保持させることができ、帳票類の綴じ込みに融通性が生じ、帳票の量に応じて綴じ込み量を変えることができる。また、帳票の種類に応じて4個の綴具にそれぞれの種類を綴じ込むようにして整理を助けることができる。この場合には4個の綴具を異なった色に着色しておけば一層便利である。
【0012】
第2実施例
上の実施例は複数個の綴具を綴じ込んでから再び帳票を追加するにはすべて外す必要があるので不便がある。この不便は第2実施例では解消される。
図8〜14は本発明の他の実施例を示し、第1実施例と共通の構成部分は同一の参照記号を付して説明を省略する。
本例では、第1実施例における支持具Bのほぞ14、15、及び綴具Aのほぞ溝8、9は使用されない。その代わりに、綴具Aの背面の長手方向に沿って向い合った一対のL字形及び逆L字形部材で形成されるほぞ溝30、31が形成される。綴具Aは4個までの任意の個数が使用できる。
これに対応して、支持具Bの背面板12の内面にはそれぞれ背中を向いた形の逆L字形及びL字形の部材でほぼT字形に形成される4本のほぞ32、33、34、35が図14で見て水平に且つ等間隔で平行に延びている。これらのほぞはそれぞれ綴具Aのほぞ溝30、31に嵌合するような位置及び形状に形成される。ほぞ及びほぞ溝は綴具の全長にわたって形成する必要はなく、図示のように一部分に形成されても良い。
各ほぞの端部には図8、図13〜14のように一端にストッパ板36を設け、他端にバネ板38を支持具Bと同一の材料で一体成形で形成することができる。バネ板38は外端側で低く、ほぞ側の自由端39で高くなる。綴具Aのほぞ溝30又は31の端部をほぞ32〜35のどれかにバネ板38の弾性に抗して嵌め、図14で見て左方向にストッパ板36までスライドさせると、バネ板38は復元して綴具Aのほぞ溝の端部または綴具自体の端部を押える。なお摩擦で保持できる場合にはバネ板38は省略しても良い。綴具を取外すには、バネ板38を指で押さえた状態で綴具をバネ板の方へスライドさせれば良い。
【0013】
以上の構成であるから、ほぞとほぞ溝を利用して1個ないし3個の綴具Aを長さ方向から互いに嵌合させ、スライドさせることにより所定位置に保持することができる。明らかに任意の綴具を他の綴具から独立に支持具に取付或いは取り外すことができる。従って本実施例の組み合わせは第1実施例よりもはるかに便利である。
なお、図15のように綴具Aの長手方向に沿って下板1に突起41を、上板3に突起41よりも若干幅の広い溝40を設けることにより(あるいはこの逆)、支持具Bに隣接して支持した複数の綴具Aをきれいに整列させると共に綴具を強固に固定し、又綴具の脱着がスムースにできる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によると、複数個の綴具を連結して綴じ込み量を調整することができるので帳票類の整理がし易い。また、複数の綴具の色を変えることにより分類を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例による綴具と支持具の組み合わせを示す斜視図である。
【図2】図2は図1の綴具の平面図である。
【図3】図3は同正面図である。
【図4】図4は同左側面図である。
【図5】図5は図1の綴具の平面図である。
【図6】図6は同正面図である。
【図7】図7は同左側面図である。
【図8】図8は本発明の第2実施例による綴具と支持具の組み合わせを示す斜視図である。
【図9】図9は図8の綴具の平面図である。
【図10】図10は同正面図である。
【図11】図11は同左側面図である。
【図12】図12は図8の支持具の平面図である。
【図13】図13は同正面図である。
【図14】図14は同左側面図である。
【図15】図15は変形例の左側面図である。
【符号の説明】
A 綴具
B 支持具
1 下板
2 背板
3 上板
4、5 綴じバー
6、7 スナップ式留め具
8、9、30、31 ほぞ溝
11 下面板
12 背面板
13 上面板
14、15、32、33、34、35 ほぞ
16、17 留め具
18、19 スナップソケット
21〜26 取付孔
36 ストッパ板
38 バネ板
Claims (1)
- (1)下面板と背面板と上面板とを互いに結合してU字形とされ、前記下面板の背面部にはほぞが一体に起立して設けられ、複数の綴具を収納することができる支持具と、(2)下板、前記下板の背面縁に連接した背板、前記背板の上縁に連接した上板、前記下板から起立し上端に第1の留め具を有する少なくとも一対の綴じバー、及び前記上板に設けられて前記留め具に係止する第2の留め具を有する綴具とよりなり、前記支持具は、前記ほぞの頂部にスナップ頭部を設け、前記上面板に形成したスナップソケットに係止するようにし、前記綴具の前記下板と前記上板の背面側並びに前記背板には前記支持具の前記ほぞに保持されるほぞ溝が垂直に貫通して形成されてなる、綴具と支持具の組み合わせ。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH09220895A JPH09220895A (ja) | 1997-08-26 |
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Family Applications (1)
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JP05260296A Expired - Fee Related JP3727405B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 増設可能な帳票綴具 |
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1996
- 1996-02-16 JP JP05260296A patent/JP3727405B2/ja not_active Expired - Fee Related
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