JP3727193B2

JP3727193B2 - Refractory cable and manufacturing method thereof

Info

Publication number: JP3727193B2
Application number: JP05329599A
Authority: JP
Inventors: 英男笠原
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 1999-03-01
Filing date: 1999-03-01
Publication date: 2005-12-14
Anticipated expiration: 2019-03-01
Also published as: JP2000251543A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高熱や高温下で所要の耐火性能を維持できる耐火ケーブルおよびその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
耐火ケーブルは、導体の外周をマイカ（雲母）テープで被覆して耐火層を形成したものが周知である。マイカテープの被覆形態には、導体の外周にスパイラルに横巻きする場合と、導体外周の長手方向に沿って縦添えする場合がある。縦添え型は横巻き型と比較してラップ作業性に簡便で優れた利点があるが、縦添えであるがためにその上から紡績糸（ヤーン）で押さえ巻きする必要がある。
【０００３】
図３は、マイカテープ縦添え型耐火層を設けた耐火ケーブルの従来例として、特開平７−１７６２２０号公報に記載された耐火電線を示している。この耐火電線１は、銅線などによる導体２の外周面に内層および外層のマイカテープ３，４を縦添えして積層することにより、耐火層を形成している。内層のマイカテープ３はプラスチック製ヤーン５で押さえ巻きされ、外層のマイカテープ４はガラス製ヤーン６で押さえ巻きされている。そうしたマイカテープによる耐火層の上に絶縁体７が被覆され、さらにその上から保護層のシース８を被覆して構成されている。
【０００４】
この公報の耐火電線１の場合、内外層のマイカテープ３，４のうち、少なくとも最外層のマイカテープ４だけをガラス製ヤーン６で押さえ巻きした構造も可能であるとしている。つまり、内層のマイカテープ３に関しては、押さえ巻きをしない場合も可能であることが開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、係る公報に記載の耐火電線にあっては、内外層のマイカテープ３，４をそれぞれヤーン５，６で押さえ巻きする場合、そうした押さえ巻きラップ作業の工程や関連製造設備が複雑となり、コスト高を招く原因となっている。
【０００６】
また、前述のように、内外層のマイカテープ３，４のうち、外層のマイカテープ４に対しては必ず押さえ巻きを行うことから、この押さえ巻き工程と次の絶縁体７の成形工程とは必然的に別工程となる。その分だけ工程数が増加することにより、工数や設備の増加につながっている。
【０００７】
したがって、本発明の目的は、製造コストを大幅に低減でき、しかも所要の耐火性能を備えた耐火ケーブルおよびその製造方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明による請求項１に記載の耐火ケーブルは、導体の外周にマイカテープを縦添えして耐火層を設け、この耐火層のマイカテープを絶縁体で被覆してさらにその絶縁体を保護層のシースで被覆してなっているものであって、前記マイカテープがその外側外周から直に前記絶縁体によって押さえられてなっている。
【０００９】
以上の構成により、最外層のマイカテープを従前のヤーンによって押さえ巻きすることが不要となり、材工コストを低減させることができる。また、内外複数層のマイカテープの内層のものはヤーンによって押え巻きすることにより、ラップ作業が好適にはかどり、耐火性能も向上する。
【００１２】
また、請求項２に記載の耐火ケーブルの製造方法は、導体の外周にマイカテープを内外複数層に縦添えして耐火層を形成し、内層のマイカテープをヤーンによって押え巻きし、最外層のマイカテープの外側外周から直に絶縁体で被覆してさらにその絶縁体を保護層のシースで被覆して形成する耐火ケーブルの製造方法であって、前記導体および前記マイカテープをそれぞれ巻収した供給ドラムから送り出し、そのマイカテープを合流させて合流後の前記導体の外周面に前記マイカテープを負圧吸引ヘッドによって吸着させて縦添えし、縦添え後の導体を絶縁体押出し成形工程に送り、その押出し中の絶縁体によって前記マイカテープを外側外周から押さえながら被覆するようにしたものである。
【００１３】
以上から、縦添え後の絶縁体押出し成形工程において、押出し中の絶縁体の内側にマイカテープが潜り込む形で押さえつけられる。すなわち、絶縁体が従前のヤーンの代用となって、導体上のマイカテープがはがれることなく外側から押さえる。また、導体上に縦添えしたマイカテープは、負圧吸引ヘッドに通されることにより導体の外周面に吸着し、その後の絶縁体押出し成形工程での同時押出しに好都合となる。
【００１６】
また、請求項３に記載の耐火ケーブルの製造方法は、前記供給ドラムから送り出された導体は、前記マイカテープに合流して縦添えする前の段階で、その張力を一定に保持調整するようにしたものである。
【００１７】
すなわち、導体の張力を一定保持しておくことは、合流後のマイカテープを導体長手に沿って縦添えするうえで、むらの発生を抑えるのに有効である。
【００１８】
また、請求項４に記載の耐火ケーブルの製造方法は、前記供給ドラムから送り出された導体は、予め縦添えして内層のマイカテープがヤーンによって押さえ巻きされており、前記合流するマイカテープは最外層となって前記内層のマイカテープ上に縦添えして積層されるようにしたものである。
【００１９】
この場合、内外複数層からなるマイカテープの内層のものはヤーンで押さえ巻きしておくことにより、その後の最外層マイカテープ共々、ラップ作業が好適にはかどり、耐火性能も向上する。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による耐火ケーブルおよびその製造方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【００２１】
図１は、第１実施の形態による耐火ケーブル１０を示している。耐火ケーブル１０は、従来例と同じく銅線などによる導体１１の外周面に内層および外層のマイカテープ１２，１３がそれぞれ縦添えして積層され、耐火層を形成している。内層のマイカテープ１２の場合、合成繊維，無機繊維，半合成繊維，再生繊維，植物繊維，動物繊維および鉱物繊維などのヤーン１６で押さえ巻きされている。
【００２２】
一方、最外層のマイカテープ１３は、その外周面を内層マイカテープ１２のようにヤーン押さえ巻きされておらず、同時押出し成形される絶縁体１４によって外側から押さえられている。絶縁体１４の表面は保護層のシース８で被覆されて耐火ケーブル１０を構成している。
【００２３】
また、本発明は、第２実施の形態として上記内層のマイカテープ１２を削減し、最外層のマイカテープ１３だけによる単一層で耐火層を形成することも可能である。この場合、やはり最外層のマイカテープ１３はヤーンで押さえ巻きされず、絶縁体１４と同時押出し成形される。すなわち、この第２実施の形態にあっては、ヤーンによる押さえ巻きを全く行わない構造となっている。
【００２４】
以上から明らかなように、第１および第２実施の形態のいずれにあっても、最外層のマイカテープ１３に対してはヤーン押さえ巻きをしていない。
【００２５】
次に、代表的に第２実施の形態において、耐火層を最外層のマイカテープ１３だけによる単一層で形成した耐火ケーブル１０の製造方法について、製造ラインの一部レイアウトを示す図２で説明する。
【００２６】
まず、マイカテープ供給ドラム２０から耐火層形成用のマイカテープ１３が送り出される。それに同期的に、導体供給ドラム２１から導体１１が送り出される。送り出された導体１１は、テンション調整装置２４のダンサローラ（dancer roller device）２５にかけられ、張力一定に保持すべく調整される。ダンサローラ２５を出た張力一定の導体１１はマイカテープ縦添え装置３０に向けて送られる。
【００２７】
その一方で、マイカテープ供給ドラム２０から送り出されたマイカテープ１３は、縦添え装置スタンド２２の縦添えガイドローラ２３を通過し、負圧吸引ヘッド３１に配置した円筒形の入口側コア３３で上記ダンサローラ２５から送られてきた導体１１に縦添えされる。
【００２８】
負圧吸引ヘッド３１では、縦添えされたマイカテープ１３が導体１１の外周面に負圧吸引力によって強固に吸着する。吸着力で一体化した状態の導体１１と縦添えマイカテープ１３は一緒にクロスヘッド３２に導入され、この出口側に配置された円筒形のコア３４で縦添え仕上げされる。
【００２９】
出口側コア３４を出た導体１１およびマイカテープ１３からなるワークとしての半製品電線１０Ａは、マイカテープ１３による耐火層表面に絶縁体１４を同時押出し成形する図の右側の次工程（図示せず）に向かって送られる。
【００３０】
同時押出し成形工程において、半製品電線１０Ａとして導体１１上に縦添えされたマイカテープ１３は、押出し成形中の絶縁体１４の内面側に潜り込む形で同時押出しされる。すなわち、縦添えマイカテープ１３は外側から同時押出し中に絶縁体１４によって押さられるので、導体１１の外周面から剥がれることなく、つまりヤーンで押さえ巻きする必要もなく同時押出しされる。その後、絶縁体１４の外周面を保護層のシース１５で被覆成形することにより、耐火ケーブル１０が製造される。
【００３１】
なお、この図２では、第２実施の形態における最外層のマイカテープ１３だけによる単一層で形成した耐火ケーブル１０の製造方法について示されたが、勿論、第１実施の形態における内外層マイカテープ１２，１３による二層の場合も可能である。この場合、図２中仮想線枠で示す符号１２の製造ライン場所に内層マイカテープ１２用の縦添え装置および素巻き装置を配備し、外層マイカテープ１３を縦添えする手前で予め内層マイカテープ１２を導体１１上に縦添えする。
【００３２】
ここで、本実施の形態による耐火ケーブル１０の供試品Ｎｏ．１〜Ｎｏ．６までの６点を作成し、また図３に示す従来の耐火ケーブル１も同数の供試品を作成して、ＪＣＭＡ試第１０１０号で定めるところの「低圧耐火ケーブル認定試験基準」に基づき、次の表１に示す耐火性能の各試験項目について同一条件下で耐火試験を行った。
【００３３】
【表１】

すなわち、表１のように、本実施例ケーブルと従来例ケーブルのそれぞれ供試サンプルＮｏ．１とＮｏ．２の２つについては、試験項目に「絶縁抵抗」を選択した。サンプルＮｏ．１については、絶縁抵抗値が「加熱前」で５０ＭΩ以上を示すか否かを試験した。また、サンプルＮｏ．２については、同じくその絶縁抵抗値が「加熱３０分後」で０．４ＭΩ以上を示すか否かを試験した。
【００３４】
次に、供試サンプルＮｏ．３〜Ｎｏ．５の３つについては、試験項目に「絶縁耐力」を選択した。そのうちのサンプルＮｏ．３については、「加熱前」に１５００Ｖ（ボルト）の電圧を６０秒間印加して所要の絶縁性を維持し得るか否かを試験した。サンプルＮｏ．４については、「加熱中」に６００Ｖの電圧を印加して所要の絶縁性を維持し得るか否かを試験した。サンプルＮｏ．５については、「加熱直後」に１５００Ｖの電圧を６０秒間印加して所要の絶縁性を維持し得るか否かを試験した。
【００３５】
次に、供試サンプルＮｏ．６の１つについては、試験項目に「燃焼性」を選択し、延焼が炉内壁から１５０ｍｍを越えない距離で止まるか否かについて試験した。
【００３６】
以上の各試験項目による耐火性能試験の結果、次の表２に示す評価が得られた。表中、符号○印はその耐火性能を満足する合格品であり、符号×印は不合格を示している。
【００３７】
【表２】

それによると、本実施例ケーブルとして準備された６つの供試サンプルについては、１回目の試験では、ヤーンによる押さえ巻きが「無し」の場合、○印合格品と×印不合格品が半々であった。２回目の試験では、内層のマイカテープ１２のみをヤーン１６で押さえ巻きした「有り」の場合、すなわち本発明の主旨に基づいた最外層マイカテープ１３になんら押さえ巻きを施さない場合、６つの供試サンプルのすべてとも○印合格品の好評価が得られた。
【００３８】
言い換えれば、図１に示すように、本実施の形態による耐火ケーブル１０では、少なくとも内層のマイカテープ１２だけはヤーン１６で押さえ巻きする方が好ましいということである。これは、内層のマイカテープ１２の場合、縦添えしただけではラップが好状態になり難いと考えられる。
【００３９】
一方、比較例として、図３の従来例ケーブルとして準備された６つの供試サンプルについては、１回目の試験では、内外層マイカテープ３，４共々、ヤーン５，６によって押さえ巻きした「有り」の場合、すべて○印合格品という評価であった。２回目の試験では、外層のマイカテープ４のみをヤーン６で押さえ巻きした「有り」の場合、すなわち内層のマイカテープ３にはヤーン５による押さえ巻きを施さない場合、○印合格品と×印不合格品が半々という評価が得られた。
【００４０】
以上の比較から理解されるように、外層マイカテープについてはヤーンで押さえ巻きを施さずとも、絶縁体との同時押出しによって押さえることができ、ヤーンを削減できるうえに、しかも所要の耐火性能を維持することができる。しかし、内層マイカテープについては、ヤーンによる押さえ巻きの有無は耐火性能に影響することがわかる。
【００４１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による耐火ケーブルは、マイカテープを導体外周に縦添えして内外複数層で耐火層を形成したものにあって、最外層のマイカテープに対してヤーンによる押さえ巻きを省いても、同時押出し成形される絶縁体がヤーンの代用となってマイカテープを外側外周から押さえ、剥がれを抑える。すなわち、最外層のマイカテープに対して押さえ巻き用ヤーンを削減できることで、材料や作業工数を低減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による耐火ケーブルの実施の形態を示す斜視図である。
【図２】本実施の形態の耐火ケーブルを製造するラインの一部を示す装置レイアウト図である。
【図３】従来例の耐火ケーブルを示す斜視図である。
【符号の説明】
１０耐火ケーブル
１０Ａ縦添え仕上後の半製品電線
１１導体
１２内層のマイカテープ
１３最外層のマイカテープ
１４絶縁体
１５保護層シース
１６ヤーン
２０マイカテープ供給ドラム
２１導体供給ドラム
２３マイカテープ縦添えガイドローラ
２４テンション調整装置
２５ダンサローラ
３０縦添え装置
３１負圧吸引ヘッド
３２クロスヘッド
３３入口側のコア
３４出口側のコア[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fireproof cable that can maintain required fireproof performance under high heat and high temperatures, and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
A fireproof cable is known in which a conductor is covered with mica (mica) tape to form a fireproof layer. The covering form of the mica tape includes a case where a spiral is wound around the outer periphery of the conductor and a case where the mica tape is vertically attached along the longitudinal direction of the outer periphery of the conductor. The vertical attachment type has a simple and excellent lap workability compared to the horizontal winding type, but since it is vertical addition, it is necessary to press and wind with spun yarn (yarn) from above.
[0003]
FIG. 3 shows a refractory wire described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-176220 as a conventional example of a refractory cable provided with a mica tape vertically attached refractory layer. This refractory electric wire 1 forms a refractory layer by laminating inner and

outer mica tapes

3 and 4 vertically on the outer peripheral surface of a conductor 2 made of copper wire or the like. The inner layer mica tape 3 is pressed and wound with a plastic yarn 5, and the outer layer mica tape 4 is pressed and wound with a glass yarn 6. An insulator 7 is coated on a fireproof layer made of such mica tape, and a protective layer sheath 8 is further coated thereon.
[0004]
In the case of the refractory wire 1 of this publication, a structure in which at least only the outermost mica tape 4 of the inner and outer

layer mica tapes

3 and 4 is pressed and wound with the glass yarn 6 is also possible. In other words, it is disclosed that the inner layer mica tape 3 can be used without pressing.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the refractory wire described in the publication, when the inner and outer layers of the

mica tapes

3 and 4 are pressed and wound by the

yarns

5 and 6, respectively, the process of the pressing and wrapping work and related manufacturing facilities are complicated, and the cost is reduced. It is a cause of high.
[0006]
Further, as described above, of the inner and outer

layer mica tapes

3 and 4, since the outer layer mica tape 4 is necessarily pressed and wound, the pressing and winding process and the next step of forming the insulator 7 are performed. Inevitably a separate process. The increase in the number of processes by that amount leads to an increase in man-hours and equipment.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a fireproof cable and a method for manufacturing the fireproof cable that can greatly reduce the manufacturing cost and have the required fireproof performance.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the fireproof cable of the present invention, a fireproof layer is provided by vertically attaching a mica tape to the outer periphery of the conductor, the mica tape of the fireproof layer is covered with an insulator, and the insulator is further covered with a protective layer. be those which is covered with a sheath, it has been pressed by directly the insulator from outside periphery of the mica tape pixels.
[0009]
With the above configuration, it is not necessary to press and wind the outermost mica tape with the conventional yarn, and the material cost can be reduced. In addition, the inner layer of the inner and outer multi-layered mica tape is suitably wound with yarn, so that the lapping operation is suitably performed and the fire resistance performance is improved.
[0012]
A method of manufacturing a fire-proof cable according to claim 2, the mica tape on the outer periphery of the conductor longitudinal served to form a refractory layer on the inner and outer multiple layers, wound pressing the lining of the mica tape by yarn, the outermost A method for manufacturing a fire-resistant cable in which a mica tape is directly covered with an insulator and further covered with a sheath of a protective layer, and the conductor and the mica tape are respectively wound and supplied. Sending out from the drum, joining the mica tape, adhering the mica tape to the outer peripheral surface of the joined conductor with a negative pressure suction head, and sending it vertically, sending the conductor after the addition to the insulator extrusion molding process, The mica tape is covered while being pressed from the outer periphery by the insulator being pushed out .
[0013]
From the above, in the insulator extruding process after vertical attachment, the mica tape is pressed down in the form of being embedded inside the insulator being extruded. In other words, the insulator serves as a substitute for the conventional yarn, and the mica tape on the conductor is pressed from the outside without being peeled off. Further, the mica tape vertically attached on the conductor is attracted to the outer peripheral surface of the conductor by being passed through a negative pressure suction head, which is convenient for simultaneous extrusion in the subsequent insulator extrusion process.
[0016]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a fireproof cable manufacturing method in which the conductor sent out from the supply drum is held and adjusted at a constant tension before joining the mica tape and vertically attaching the conductor. It is a thing.
[0017]
That is, keeping the tension of the conductor constant is effective in suppressing the occurrence of unevenness in vertically attaching the joined mica tape along the length of the conductor.
[0018]
A method of manufacturing a fire-proof cable according to claim 4, wherein the conductor that has been let out from the feed drum in advance vertically served to the inner layer of mica tape are wound pressed by the yarn, mica tape of the confluence top It becomes an outer layer and is vertically stacked on the inner layer mica tape .
[0019]
In this case, the inner layer of the mica tape composed of inner and outer multiple layers is pressed and wound with yarn, so that the lapping operation is suitably performed together with the subsequent outermost layer mica tape, and the fire resistance is improved.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a fireproof cable and a method for manufacturing the same according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
[0021]
FIG. 1 shows a fireproof cable 10 according to the first embodiment. As in the conventional example, the fireproof cable 10 is formed by stacking inner and

outer mica tapes

12 and 13 vertically on the outer peripheral surface of a conductor 11 made of copper wire or the like to form a fireproof layer. In the case of the mica tape 12 of the inner layer, the mica tape 12 is pressed and wound with yarns 16 such as synthetic fibers, inorganic fibers, semi-synthetic fibers, regenerated fibers, plant fibers, animal fibers, and mineral fibers.
[0022]
On the other hand, the outermost layer mica tape 13 is not yarn-wound around the outer peripheral surface like the inner layer mica tape 12, but is pressed from the outside by an insulator 14 that is co-extruded. The surface of the insulator 14 is covered with a sheath 8 of a protective layer to constitute a fireproof cable 10.
[0023]
In the present invention, the inner layer mica tape 12 can be reduced as a second embodiment, and the fireproof layer can be formed by a single layer using only the outermost layer mica tape 13. In this case, the outermost mica tape 13 is not pressed and wound with yarn, and is co-extruded with the insulator 14. That is, the second embodiment has a structure in which no press-winding with yarn is performed.
[0024]
As is clear from the above, in any of the first and second embodiments, the outermost mica tape 13 is not wound with a yarn.
[0025]
Next, in the second embodiment, a manufacturing method of the fireproof cable 10 in which the fireproof layer is formed of only a single layer of the outermost mica tape 13 will be described with reference to FIG. 2 showing a partial layout of the manufacturing line. .
[0026]
First, the mica tape 13 for forming the fireproof layer is sent out from the mica tape supply drum 20. Synchronously with this, the conductor 11 is sent out from the conductor supply drum 21. The fed-out conductor 11 is applied to a dancer roller device 25 of a tension adjusting device 24 and adjusted to keep the tension constant. The conductor 11 with constant tension coming out of the dancer roller 25 is fed toward the mica tape longitudinal attachment device 30.
[0027]
On the other hand, the mica tape 13 fed from the mica tape supply drum 20 passes through the vertical guide roller 23 of the vertical attachment device stand 22 and is described above by the cylindrical inlet-side core 33 disposed on the negative pressure suction head 31. It is vertically attached to the conductor 11 sent from the dancer roller 25.
[0028]
In the negative pressure suction head 31, the vertically attached mica tape 13 is firmly adsorbed to the outer peripheral surface of the conductor 11 by a negative pressure suction force. The conductor 11 and the longitudinally attached mica tape 13 in an integrated state by suction force are introduced together into the cross head 32 , and longitudinally finished by a cylindrical core 34 disposed on the outlet side.
[0029]
The semi-finished electric wire 10A as a work composed of the conductor 11 and the mica tape 13 which has exited the outlet side core 34 is the next process (not shown) on the right side of the drawing in which the insulator 14 is simultaneously extruded on the surface of the refractory layer by the mica tape 13. ).
[0030]
In the co-extrusion molding process, the mica tape 13 vertically attached to the conductor 11 as the semi-finished electric wire 10A is co-extruded in such a manner as to sink into the inner surface side of the insulator 14 during extrusion molding. That is, since the longitudinally attached mica tape 13 is pressed by the insulator 14 during simultaneous extrusion from the outside, it is simultaneously extruded without being peeled off from the outer peripheral surface of the conductor 11, that is, without having to be pressed and wound with yarn. Then, the fireproof cable 10 is manufactured by coating the outer peripheral surface of the insulator 14 with the sheath 15 of the protective layer.
[0031]
2 shows the method for manufacturing the fireproof cable 10 formed of a single layer using only the outermost layer mica tape 13 according to the second embodiment. Of course, the inner and outer layer mica tape according to the first embodiment is used. It is also possible to have two layers of 12,13. In this case, the inner layer mica tape 12 is provided in advance at the production line location indicated by the phantom line frame in FIG. Is vertically provided on the conductor 11.
[0032]
Here, the specimen No. of the fireproof cable 10 according to the present embodiment. 1-No. 6 points up to 6, and the conventional fireproof cable 1 shown in FIG. 3 is also made the same number of specimens, based on the "low-pressure fireproof cable certification test standard" defined in JCMA test No. 1010, A fire resistance test was performed under the same conditions for each test item of the fire resistance shown in Table 1 below.
[0033]
[Table 1]

That is, as shown in Table 1, each of the sample samples No. 1 and No. For 2 of 2, “insulation resistance” was selected as the test item. Sample No. For No. 1, it was tested whether the insulation resistance value was 50 MΩ or more “before heating”. Sample No. For No. 2, it was similarly tested whether the insulation resistance value was 0.4 MΩ or more after “30 minutes after heating”.
[0034]
Next, test sample No. 3-No. For “3”, “dielectric strength” was selected as the test item. Sample No. of them For No. 3, it was tested whether or not the required insulation could be maintained by applying a voltage of 1500 V (volts) for 60 seconds “before heating”. Sample No. For No. 4, it was tested whether the required insulation could be maintained by applying a voltage of 600 V "during heating". Sample No. For No. 5, it was tested whether or not the required insulation could be maintained by applying a voltage of 1500 V for 60 seconds “immediately after heating”.
[0035]
Next, test sample No. For No. 6, “flammability” was selected as the test item, and whether or not the fire spread stopped at a distance not exceeding 150 mm from the inner wall of the furnace was tested.
[0036]
As a result of the fire resistance test according to the above test items, the evaluation shown in the following Table 2 was obtained. In the table, the symbol “◯” indicates an acceptable product that satisfies the fire resistance performance, and the symbol “X” indicates failure.
[0037]
[Table 2]

According to this, for the six test samples prepared as the cable of the present embodiment, in the first test, when the presser winding by the yarn is “None”, the ○ mark pass product and the X mark fail product are half. there were. In the second test, in the case of “Yes” in which only the inner layer mica tape 12 is pressed and wound with the yarn 16, that is, in the case where no outermost layer mica tape 13 based on the gist of the present invention is subjected to any pressing, six supplies are provided. All of the test samples were evaluated as good products that passed the ○ mark.
[0038]
In other words, as shown in FIG. 1, in the fireproof cable 10 according to the present embodiment, it is preferable that at least only the inner layer mica tape 12 is pressed and wound with the yarn 16. In the case of the mica tape 12 of the inner layer, it is considered that the wrap is not likely to be in a favorable state only by being vertically attached.
[0039]
On the other hand, as a comparative example, the six test samples prepared as the conventional cable in FIG. 3 were “rolled” with the

yarns

5 and 6 in the first test together with the inner and outer

layer mica tapes

3 and 4. In the case of, all were evaluated as ○ pass products. In the second test, in the case of “Yes” in which only the outer layer mica tape 4 is pressed and wound with the yarn 6, that is, when the inner layer mica tape 3 is not pressed and wound with the yarn 5, the ○ mark passed product and the × mark The evaluation that the rejected product was half was obtained.
[0040]
As can be seen from the above comparison, the outer layer mica tape can be pressed by co-extrusion with an insulator without being pressed with a yarn, reducing the yarn and maintaining the required fire resistance. can do. However, for the inner layer mica tape, it can be seen that the presence or absence of presser winding by the yarn affects the fire resistance.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, the refractory cable according to the present invention has mica tape vertically attached to the outer periphery of the conductor to form a refractory layer with a plurality of inner and outer layers. Even if omitted, the co-extruded insulator acts as a substitute for the yarn, holding the mica tape from the outer periphery and preventing peeling. That is, there is an advantage that materials and work man-hours can be reduced by reducing the press-winding yarn with respect to the outermost mica tape.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a fireproof cable according to the present invention.
FIG. 2 is an apparatus layout diagram showing a part of a line for manufacturing the fireproof cable of the present embodiment.
FIG. 3 is a perspective view showing a conventional fireproof cable.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Fireproof cable 10A Semi-finished electric wire 11 after vertical attachment finish Conductor 12 Inner layer mica tape 13 Outer layer mica tape 14 Insulator 15 Protective layer sheath 16 Yarn 20 Mica tape supply drum 21 Conductor supply drum 23 Mica tape vertical guide roller 24 Tension adjusting device 25 Dancer roller 30 Vertical attachment device 31 Negative pressure suction head 32 Cross head 33 Core on the inlet side 34 Core on the outlet side

Claims

A fireproof cable in which mica tape is vertically attached to the outer periphery of a conductor to provide a fireproof layer, the mica tape of the fireproof layer is covered with an insulator, and the insulator is further covered with a sheath of a protective layer. ,
The mica tape is composed of inner and outer layers, the inner layer mica tape is press-wound by yarn, and the outermost layer mica tape is pressed by the insulator directly from the outer periphery. And fireproof cable.

Mica tape is vertically attached to the outer and outer layers of the conductor to form a refractory layer. A method of manufacturing a refractory cable formed by covering the insulator with a sheath of a protective layer,
The conductor and the mica tape are fed out from the respective supply drums, and the mica tape is joined, and the mica tape is adsorbed to the outer peripheral surface of the conductor after the joining by a negative pressure suction head, and vertically attached. A method for producing a refractory cable, characterized in that a subsequent conductor is sent to an insulator extrusion molding step, and the mica tape is covered with the insulator being extruded while being pressed from the outer periphery.

Conductor fed from the supply drum, before the step of vertically served merge into the mica tape, the fire-proof cable according to claim 2, characterized in that it has to hold adjust its tension constant Production method.

The conductor sent out from the supply drum is vertically attached in advance, and the inner layer mica tape is pressed and wound by the yarn, and the joined mica tape becomes the outermost layer and is vertically attached on the inner layer mica tape. method for producing a fire-proof cable according to claim 2 or 3, characterized in that it has to be stacked.