JP3726889B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は樹脂母粒子表面に外添剤を被覆したトナーを用いたクリーナレスシステムの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー電子写真においては、感光体の摩耗を防止し、カラー像の重ね合わせを容易にするために中間転写体が使用されている。また、20μm以下、あるいは10μm以下の小粒径トナーを用いて解像度を向上させることが行われている。しかし、小粒径トナーは大粒径トナーに比して転写性が悪く、転写性向上のために転写電界を強めると絶縁破壊が発生し、像欠陥が生じてしまうという問題がある。この転写性はトナーと感光体、トナーと中間転写体との間の付着力(ファンデルワース力、鏡像力)に大きく依存している。
【0003】
そこで、転写性を向上させるために、感光体とトナーの付着力よりも中間転写体とトナーの付着力を大きくし、さらに中間転写体とトナーの付着力よりもトナーと転写枚葉紙との付着力を大きくするものが提案されている(特表平5ー50337号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トナーには帯電性を改善するために外添剤が被覆されているが、外添剤の被覆が充分でない数%の遊離母粒子が存在する。また、一成分現像方式において、使用耐久劣化によりトナー表面から外添剤が剥離したり、樹脂母粒子内に埋め込まれて表面の外添剤の量が減少する。このような遊離母粒子や耐久劣化したトナーでは帯電性が劣化し、そのため帯電不良が生じると、電気力による感光体から中間転写体あるいは用紙への転写性が低下し、転写残りが発生してしまう。従来の画像形成装置においては、転写残りトナーはクリーナにより除去してしているが、クリーナレス画像形成装置においては、このような転写残りの発生は許されない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためのもので、遊離母粒子や耐久劣化により外添剤量が減少した劣化トナー等による帯電不良に起因した転写残りを防止し、画像形成装置におけるクリーナレスを実現することを目的する。
そのために本発明は、樹脂母粒子表面に外添剤を被覆したトナーを用いたクリーナレスシステムの画像形成装置において、樹脂母粒子間の付着力が樹脂母粒子と像担持体との付着力よりも大きく、速度差を設けて転写することにより像担持体と樹脂母粒子との付着力を小さくして像担持体上のトナーを遊離母粒子も含めて全て転写させるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明が適用されるモノクロ画像形成装置の構成例を説明する概略図である。
感光体(像担持体)10の周囲には、帯電器11、露光ユニット12、現像器13、転写ローラ18が配置され、帯電器11、露光ユニット12により形成された感光体10上の静電潜像は現像器13によりトナー現像される。現像器13においては、樹脂母粒子表面に外添剤が被覆された10μm以下の小粒径トナー15が攪拌機(図示省略)で攪拌され、供給ローラ14により現像ローラ16表面上に供給されてその際ローラ間の摩擦により帯電し、さらに規制ブレード17で一定の層厚に規制されてこの際にも摩擦帯電し、感光体10とのニップ部に搬送される。ニップ部において、帯電トナーは現像電界により現像ローラから感光体に移行してトナー現像が行われる。このとき、現像に供されるトナーは数%程度で、残りのトナーは現像器13内に回収され、再度供給ローラ14により現像ローラに供給されて現像に供される。感光体上のトナー像は転写ローラ18による転写電界により中間転写体あるいは用紙19に転写され、定着器20により定着される。
【0007】
図2は本発明において使用されるトナーを模式的に示した図である。
トナー40は高解像度用の10μm以下の小粒径トナーであり、樹脂母粒子40aの表面に帯電性を向上させると共に、付着力を弱めるための外添剤40bが被覆されている。
【0008】
図3は一成分非磁性現像方式の現像器の例を説明する図である。
図2に示したトナー40は、攪拌棒41で攪拌されると共に、供給ローラ42により現像ローラ44に供給されてその表面に擦り付けられて摩擦帯電され、さらに規制ブレード43で一定の厚みに規制されて摩擦帯電されて感光体とのニップ部に搬送される。現像に供されなかったトナーは現像器内に戻り、再度、攪拌と供給ローラ、規制ブレードによる摩擦帯電がくり返される。現像においては帯電性能が良好で帯電分布の揃った新しいトナーが優先的に消費される選択現像が行われている。そして現像器寿命までのトナー消費量と印字枚数を比較すると、各現像において95%程度は消費されずに現像器内に戻される状態が繰り返されている。このような使用耐久の結果、トナー表面外添剤は母粒子内に埋め込まれたり、剥離し、トナー表面の外添剤量は減少する。また、新しいトナーにおいても外添剤の被覆が充分でない遊離母粒子が数%は存在する。外添剤が充分に被覆されているトナーにおいては、帯電性能がよく付着力が弱いため転写効率が良いが、使用耐久につれて表面の外添剤量が減ったトナー、遊離母粒子では付着力が増大し、帯電性能も低下する。
【0009】
このように帯電性が劣化したトナーが現像されると、帯電電荷量が少ないため、転写ローラ18により転写電界が加えられたとき転写性が充分でなく、転写残りが発生してしまう。従来においては、転写残りトナーはクリーナにより除去していたが、本発明においては、クリーナレスシステムを採用しているため、ほぼ100%の転写効率を達成するようにする。この点について図4〜図6により説明する。
【0010】
図4は感光体から中間転写体または用紙への転写を模式的に示す図である。
通常、トナー現像は現像ローラの周面速度を感光体の周面速度より大きくして現像を行っている。そのため、感光体表面上のトナーは1層以上で現像されることになる。例えば、図4に示すように、トナーが2層で現像された場合、樹脂母粒子30と感光体10との間の付着力(ファンデルワース力、鏡像力)をF1、樹脂母粒子同士の付着力をF2、樹脂母粒子と中間転写体または用紙との間の付着力をF3としたとき、
F1<F2 ……(1)
が成立するようにする。(1)式が成立しているとき、
F1<F3 ……(2)
が成立するような付着力が転写電界により樹脂母粒子と中間転写体または用紙との間に加えられると、トナーは層間分離を起こすことなく転写される。
【0011】
図5は帯電が十分でないトナーと正常に帯電したトナーとが相互の付着力により層間分離せずに転写する様子を模式的に示した図である。
トナー31が耐久劣化により、或いは遊離母粒子で外添剤が少なく、帯電性が劣化していて充分な帯電が行われていないトナーであり、トナー32が正常に帯電しているトナーとすると、樹脂母粒子と中間転写体または用紙との間の付着力F3により、トナーが中間転写体または用紙に引き付けられたとき、樹脂母粒子相互の付着力F2が樹脂母粒子と感光体との付着力F1よりも大きいため、トナー31、32ともに転写される。
【0012】
図6は帯電が十分でないトナーと正常に帯電したトナーとが相互の付着力により塊として転写する様子を模式的に示した図である。
帯電性の悪いトナー31と正常に帯電をしたトナー32とが塊となっているとき、樹脂母粒子と中間転写体または用紙との間の付着力F3により、トナーが中間転写体または用紙に引き付けられたとき、樹脂母粒子と感光体との付着力F1よりも樹脂母粒子相互の付着力F2が大きいため、トナー31、32ともに塊として転写される。
【0013】
このように、樹脂母粒子同士の付着力を感光体と樹脂母粒子間の付着力より大きくしておくことにより、帯電不良のトナーが原因となる転写残りを防止することができる。もちろん、外添剤が充分に被覆され、充分な帯電が行われたトナーについては、転写電界により転写されるため転写残りを生ずることはない。
【0014】
このように樹脂母粒子と感光体の付着力を樹脂母粒子間の付着力より小さくするための感光体の構成例について説明する。
上記条件を成立させるための感光体として、以下のような例が挙げられる。
▲1▼感光体の最表層樹脂自体に表面エネルギーの小さい物を選ぶ。
▲2▼感光体の最表層に撥水、親油性を付与するような界面活性剤を加える。
▲3▼感光体の最表層に高い離型性を有する材料を分散させる。
【0015】
上記▲1▼の例としては、樹脂の構造中にフッ素含有基、シリコン含有基を導入する。
【0016】
上記▲2▼の例としては、exポリオキシアルケンアルキルエーテル、ポリオキシアルケンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルケンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライドポリエチレングリコール脂肪酸エステル等を添加する。ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カドニウム、ステアリン酸マグネシウム、オレイン酸コバルト、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マンガン、オレイン酸鉄、パルチミン酸亜鉛、パルチミン酸コバルト、パルチミン酸銅、パルチミン酸マグネシウム、パルチミン酸アルミニウム、パルチミン酸カルシウム、カプリル酸鉛、カプリル酸銅、リノレン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム等を塗る(特開2000−267303、特開平6−332324)。
【0017】
上記▲3▼の例としては、フッ素微粒子を分散させる。ポリカーポネート樹脂にホール搬送性トリフェノルアミン化合物を10:8の重量比で溶解したものにポリ四フッ化エチレン粉体(粒径0.1〜0.3μm)を総固形分に対して5〜50重量部分散させる。ex四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、六フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂、及びこれらの共重合体の中から1種或いは2種以上を適宜選定する。
【0018】
感光体として上記▲1▼、▲2▼、▲3▼のいずれかのものを用い、中間転写体のベルト材料としてウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、PETなど(PETにフッ素、シリコン含有基を含むものも可)を用い、新しいトナー、使用耐久後のトナーそれぞれについて、トナーの付着力をトナーを圧縮してタブレット化し、これを感光体またはこれと同じ材質のシートに押圧し、またタブレット同士を押圧して滑らせたときの摩擦係数を測定した実施例を説明する。
【0019】
〔実施例〕
トナーXを1000〜5000kgf/cm2 で圧縮(トナーを高圧で圧縮することにより付着力に関して母粒子の影響が支配的になる)し、タブレット化したものを20gf/cm2 〜400gf/cm2 で像担持体と表面材質が同じシートに押圧し、シート(固定)上でトナータブレットを滑らせた時の摩擦係数が、トナータブレット同士の一方を固定し、同様に滑らせたときの摩擦係数より小さいトナーを用い、転写効率を測定したところ、初期で99.6〜100%、耐久後でも99.3〜99.7%を確保できた。
【0020】
PT−1000(横川電気製作所製)用い、パーティクルアナライザー法により初期トナーについて測定したところ、遊離母粒子5%(個数比)というトナー表層のデータが得られた。
【0021】
なお、上記の例においては、モノクロの画像形成装置を例にとって説明したが、感光体をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットを有するタンデム構成の画像形成装置をモノカラーとして使用する場合にも本発明は適用可能である。
【0022】
また、感光体とトナー母粒子との付着力を小さくするために、速度差を設けた転写を行い、トナーに剪断力を作用させるようにすることが好ましい。
【0023】
【発明の効果】
一般にトナーはポリエステル、スチレン、アクリル等の樹脂を主成分とする母粒子とその表面を被覆する外添剤で構成され、外添剤はトナーと接触する部材との付着力を小さくする働きやトナーを帯電させる働きもある。そして、転写効率を100%に近づけ、クリーナ機構を除いた構成の画像形成装置を達成するためには、接触する部材との付着力が大きく、かつ帯電能力の少ない(帯電量がほぼ0)母粒子が表面に露出した遊離母粒子や耐久劣化したトナーの転写効率も考慮しなければならない。
【0024】
そこで、本発明においては、トナーを構成する樹脂母粒子相互の付着力が像担持体と樹脂母粒子間の付着力より大きくすることによって、電気的な力で転写されにくいトナーは付着力で周りのトナーに引きつられて転写されるので、高転写効率でかつ装置の使用履歴(耐久)にかかわらず、安定した転写特性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるモノクロ画像形成装置の構成例を示す概略図である。
【図2】 本発明において使用されるトナーを模式的に示した図である。
【図3】 一成分非磁性現像方式の現像器の例を説明する図である。
【図4】 感光体から中間転写体や用紙への転写を模式的に示す図である。
【図5】 帯電が十分でないトナーと正常に帯電したトナーとが相互の付着力により層間分離せずに転写する様子を模式的に示した図である。
【図6】 帯電が十分でないトナーと正常に帯電したトナーとが相互の付着力により塊として転写する様子を模式的に示した図である。
【符号の説明】
10…感光体、11…帯電器、12…露光ユニット、13…現像器1、14…供給ローラ、15…トナー、16…現像ローラ、17…規制ブレード、18…転写ローラ、19…中間転写体または用紙、20…定着器。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus of a cleanerless system using a toner whose surface is coated with an external additive.
[0002]
[Prior art]
In color electrophotography, an intermediate transfer member is used in order to prevent the photoconductor from being worn and to facilitate superimposition of color images. Further, the resolution is improved by using a toner having a small particle diameter of 20 μm or less or 10 μm or less. However, the toner having a small particle diameter is poor in transferability as compared with the toner having a large particle diameter, and there is a problem that when the transfer electric field is increased in order to improve transferability, dielectric breakdown occurs and an image defect occurs. This transferability greatly depends on the adhesion force between the toner and the photoreceptor, and between the toner and the intermediate transfer member (Van der Worth force, mirror image force).
[0003]
Therefore, in order to improve transferability, the adhesion force between the intermediate transfer member and the toner is made larger than the adhesion force between the photosensitive member and the toner, and the toner and the transfer sheet are more adhered than the adhesion force between the intermediate transfer member and the toner. One that increases the adhesive force has been proposed (Japanese Patent Publication No. 5-50337).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the toner is coated with an external additive in order to improve the chargeability, but there are several percent of free mother particles that are not sufficiently coated with the external additive. Further, in the one-component development method, the external additive is peeled off from the toner surface due to deterioration in use durability, or the amount of the external additive on the surface is reduced by being embedded in the resin mother particles. With such free mother particles and toner with deteriorated durability, the chargeability deteriorates. Therefore, when a charging failure occurs, the transferability from the photosensitive member to the intermediate transfer member or paper due to electric force is reduced, and transfer residue is generated. End up. In the conventional image forming apparatus, the untransferred toner is removed by a cleaner. However, in the cleanerless image forming apparatus, such a transfer remaining is not allowed to occur.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is for solving the above-mentioned problems, and prevents residual transfer due to charging defects due to free mother particles or deteriorated toner whose amount of external additive has decreased due to durability deterioration, and realizes cleanerless in an image forming apparatus. Aim to do.
For this reason, the present invention provides a cleanerless system image forming apparatus using a toner whose surface is coated with an external additive on the surface of the resin base particles, wherein the adhesive force between the resin base particles is greater than the adhesive force between the resin base particles and the image carrier. In addition, the transfer between the image carrier and the resin mother particles is reduced by transferring with a speed difference, and the toner on the image carrier including all the free mother particles is transferred. To do.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a configuration example of a monochrome image forming apparatus to which the present invention is applied.
Around the photoconductor (image carrier) 10, a
[0007]
FIG. 2 is a diagram schematically showing the toner used in the present invention.
The toner 40 is a toner having a small particle size of 10 μm or less for high resolution, and the surface of the resin mother particles 40a is coated with an external additive 40b for improving the charging property and weakening the adhesive force.
[0008]
FIG. 3 is a diagram for explaining an example of a developing device of a one-component non-magnetic developing system.
The toner 40 shown in FIG. 2 is stirred by the stirring rod 41, supplied to the developing
[0009]
When toner having deteriorated chargeability is developed as described above, the amount of charged electric charge is small, so that when the transfer electric field is applied by the
[0010]
FIG. 4 is a diagram schematically showing transfer from the photosensitive member to the intermediate transfer member or paper.
Normally, the toner development is performed with the peripheral surface speed of the developing roller larger than the peripheral surface speed of the photosensitive member. Therefore, the toner on the surface of the photoreceptor is developed with one or more layers. For example, as shown in FIG. 4, when the toner is developed in two layers, the adhesion force (Van der Worth force, mirror image force) between the
F1 <F2 (1)
Is established. When equation (1) holds,
F1 <F3 (2)
Is applied between the resin base particles and the intermediate transfer member or paper by the transfer electric field, the toner is transferred without causing interlayer separation.
[0011]
FIG. 5 is a diagram schematically showing a state in which a toner that is not sufficiently charged and a toner that is normally charged are transferred without mutual separation due to mutual adhesion.
Assuming that the
[0012]
FIG. 6 is a diagram schematically illustrating a state in which a toner that is not sufficiently charged and a toner that is normally charged are transferred as a lump by mutual adhesion.
When the
[0013]
As described above, by making the adhesive force between the resin mother particles larger than the adhesive force between the photosensitive member and the resin mother particles, it is possible to prevent the transfer residue caused by the poorly charged toner. Of course, toner that is sufficiently coated with the external additive and sufficiently charged is transferred by the transfer electric field, so that no transfer residue occurs.
[0014]
A configuration example of the photoconductor for making the adhesive force between the resin base particles and the photoconductor smaller than the adhesive force between the resin base particles will be described.
Examples of photoreceptors for satisfying the above conditions include the following.
(1) Select a material having a small surface energy as the outermost surface resin of the photoreceptor.
(2) A surfactant that imparts water repellency and lipophilicity is added to the outermost surface layer of the photoreceptor.
(3) A material having high releasability is dispersed in the outermost layer of the photoreceptor.
[0015]
As an example of the above (1), a fluorine-containing group and a silicon-containing group are introduced into the resin structure.
[0016]
As an example of the above (2), ex polyoxyalkene alkyl ether, polyoxyalkene alkylphenyl ether, polyoxyalkene sorbitan fatty acid ester, fatty acid monoglyceride polyethylene glycol fatty acid ester and the like are added. Calcium stearate, potassium stearate, zinc stearate, iron stearate, barium stearate, nickel stearate, cobalt stearate, copper stearate, strontium stearate, cadmium stearate, magnesium stearate, cobalt oleate, zinc oleate , Manganese oleate, iron oleate, zinc palmitate, cobalt palmitate, copper palmitate, magnesium palmitate, aluminum palmitate, calcium palmitate, lead caprylate, copper caprylate, zinc linolenate, cobalt linolenate, linolenic acid Apply calcium acid or the like (JP 2000-267303 A, JP 6-332324 A).
[0017]
As an example of the above (3), fluorine fine particles are dispersed. Polytetrafluoroethylene powder (particle size 0.1 to 0.3 μm) was dissolved in a polycarbonate resin in which a hole-transporting triphenylamine compound was dissolved at a weight ratio of 10: 8. Disperse ~ 50 parts by weight. ex tetrafluoroethylene resin, trifluoroethylene chloride resin, hexafluoroethylene propylene resin, vinyl fluoride resin, vinylidene fluoride resin, ethylene difluoride dichloride resin, and copolymers thereof Alternatively, two or more kinds are appropriately selected.
[0018]
Any one of the above (1), (2), and (3) is used as the photosensitive member, and the belt material of the intermediate transfer member is urethane, polyester, polycarbonate, PET, or the like (including PET containing fluorine or silicon-containing groups) For each of the new toner and the toner after use endurance, compress the toner into a tablet by compressing the toner, pressing it against the photosensitive material or a sheet of the same material, and pressing the tablets together An example in which the coefficient of friction when sliding is measured will be described.
[0019]
〔Example〕
Compressing the toner X in 1000~5000kgf / cm 2 (Effect of the mother particle becomes dominant with respect to adhesion by compressing at a high pressure of the toner), a material obtained by tableting at 20gf / cm 2 ~400gf / cm 2 The friction coefficient when a toner tablet is slid on a sheet (fixed) when pressed against the same sheet as the image carrier and the surface material is based on the friction coefficient when one of the toner tablets is fixed and slid similarly. When the transfer efficiency was measured using a small toner, 99.6 to 100% at the initial stage and 99.3 to 99.7% after the endurance could be secured.
[0020]
When the initial toner was measured by a particle analyzer method using PT-1000 (manufactured by Yokogawa Electric Corporation), toner surface layer data of 5% free mother particles (number ratio) was obtained.
[0021]
In the above example, a monochrome image forming apparatus has been described as an example. However, the present invention can also be used when a tandem image forming apparatus having a plurality of image forming units each having a photoconductor is used as a monocolor. Applicable.
[0022]
In order to reduce the adhesion between the photosensitive member and the toner base particles, it is preferable to perform transfer with a speed difference so that a shearing force is applied to the toner.
[0023]
【The invention's effect】
In general, a toner is composed of mother particles mainly composed of a resin such as polyester, styrene, and acryl, and an external additive that covers the surface of the mother particle. The external additive serves to reduce adhesion between the toner and a member that contacts the toner. There is also a function to charge. In order to achieve an image forming apparatus having a configuration in which the transfer efficiency is close to 100% and the cleaner mechanism is omitted, the adhesion force with the contacting member is large and the charging ability is small (the charge amount is almost 0). The transfer efficiency of free mother particles whose particles are exposed on the surface and toner whose durability has deteriorated must also be considered.
[0024]
Therefore, in the present invention, the adhesion force between the resin mother particles constituting the toner is made larger than the adhesion force between the image carrier and the resin mother particles, so that the toner that is difficult to be transferred by an electric force is surrounded by the adhesion force. Therefore, it is possible to achieve stable transfer characteristics with high transfer efficiency and irrespective of the usage history (durability) of the apparatus.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a configuration example of a monochrome image forming apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram schematically illustrating a toner used in the present invention.
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a developing unit of a one-component non-magnetic developing system.
FIG. 4 is a diagram schematically showing transfer from a photosensitive member to an intermediate transfer member or paper.
FIG. 5 is a diagram schematically illustrating a state in which a toner that is not sufficiently charged and a toner that is normally charged are transferred without mutual separation due to mutual adhesion.
FIG. 6 is a diagram schematically illustrating a state in which a toner that is not sufficiently charged and a normally charged toner are transferred as a lump by mutual adhesion.
[Explanation of symbols]
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