JP3725448B2

JP3725448B2 - Automatic analyzer, automatic analysis system, automatic analyzer management method and consumable management method

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Publication number: JP3725448B2
Application number: JP2001156183A
Authority: JP
Inventors: 駿二松崎; 茂樹吉原; 正則中川
Original assignee: A&T Corp
Current assignee: A&T Corp
Priority date: 2001-05-24
Filing date: 2001-05-24
Publication date: 2005-12-14
Anticipated expiration: 2021-05-24
Also published as: JP2002350451A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動分析装置、自動分析システム、自動分析装置管理方法および消耗品管理方法に関し、特に、消耗品を含め総合的な管理が可能な自動分析装置、自動分析システム、自動分析装置管理方法および消耗品管理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
臨床検査ないし化学分析に用いられる自動分析装置は、装置内に多数（たとえば数十個〜数百個）の検体をセットし、各試験項目の検査を自動的におこない、試験結果を表示ないしプリントアウトすることができる。分析に用いた消耗品は自動的に排出され、試験装置内の各部の洗浄も自動的におこなわれる。すなわち、自動分析装置は、検体、および、試薬等の消耗品をセットするだけで、ほとんど人手を介することなく所望の試験結果を入手でき、かつ、試験の後始末までおこなう。
【０００３】
自動分析装置は、試薬等を変えることにより、一台で種々の分析をおこなうことができる。たとえば、自動分析装置は、ラテックス免疫比濁法、免疫比濁法、比色法を用いて、免疫／生化学／凝固／グルコース分析／電解質分析等もおこなうことができる。
【０００４】
自動分析装置は、その筐体の大きさの制約や、試験項目の多さ、使用する試薬類のコストという観点から、調べる検体の量を微少量（時として、１検体の量が数μｌ程度）としている。
【０００５】
以上のように、従来の自動分析装置は、１検体の量を少なくしつつ一度に多数の検体を同一条件下で分析でき、かつ、全自動で結果を出力する非常に利便性の高い装置であった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
すなわち、分析に用いる消耗品の管理が分析装置内で十分にされていないため、試験精度を維持できないもしくは試験精度を保証できない場合が発生するという問題点があった。たとえば、分析に用いる試薬類はロット毎に精度管理のための微調整が成されておりロットの異なる試薬が継ぎ足されると精度が保てない場合や、有効期限が過ぎた試薬類を知らずに誤って用いることにより本来の精度が保てない場合が発生していた。
【０００７】
また、メーカが指定していない消耗品を使用することで精度が維持できない場合や、自動分析装置に使用される洗剤の種類が多く、かつ、同時に使用されるため、誤ったところに充填してしまうと十分な洗浄効果が得られず結果として試験精度が維持できない場合等が発生していた。特に、他メーカ製の試薬が用いられると、試験精度が非常に不安定になるという問題点があった。換言すると、人為的な消耗品の管理ミスで試験の信頼性が低くなる場合があるという問題点があった。
【０００８】
また、この問題点を解消すべく、試薬の提供側では試験精度を保証する装置の機種を指定したり、反対に、装置の提供側では試験精度を保証する試薬種類に関する情報を提供したりしている。しかしながら、試薬は有効期限内につぎ足しなしで使い切ることを前提としたものであり、各々の試験精度が保証されている場合でもロットの異なる試薬をつぎ足して使用した場合は、試験結果の揺らぎが大きくなるという問題点があった。
【０００９】
この問題点は、一般的な経験則としても知られているにもかかわらず、依然として解決されていなかった。換言すると、自動分析装置のマルチユーザマルチパーパスという性質上、２種以上のロットの試薬をつぎ足して使用してはならない原則やメーカ推奨消耗品の使用励行が維持しにくいという問題点があった。
【００１０】
また、近年では、包括的な試験管理をおこないたいという要請が出てきている。自動分析装置は、上述したように、すべての試験工程を自動化している。従って、試験効率の観点から、たとえば、検体に使用するカップや、装置に用いる定期交換部品（シリンジ、パッキン、ハロゲンランプ、熱線カットフィルター、プローブ）など、多種多様の物品が使い捨ての消耗品という構成となっている。よって、消費される消耗品が多数に上るので、試験をおこなう側から、消耗品の在庫管理をおこない、また、コスト計算を試験毎におこないたいという要請が出てきている。
【００１１】
しかしながら、従来では、試験項目が試験毎に異なっていたり、担当の試験官が試験毎に異なっていたりして、必ずしも在庫管理ひいては試験費用管理が十分にできていないという問題点があった。特に、ユーザが複数いる場合は、相互に在庫確認をおこなう必要があったが、この様な手間を省き、常に在庫はあるものとして円滑に試験をおこないたいという要請があった。
【００１２】
また、従来では、自動分析装置メーカと消耗品メーカ（たとえば試薬メーカ）が異なるため、消耗品（試薬）の生産管理がうまく調整できず、使用期限切れの試薬が発生してしまうなど、消耗品コスト（試薬コスト）が適正価格以上となってしまうという問題点もあった。換言すると、試験コストが高くなるという問題点があった。
【００１３】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、試験精度を維持し、試験結果の信頼性を向上させることを目的とする。
【００１４】
また、在庫管理による検査ないし分析の円滑化を図ることを目的とする。
【００１５】
また、生産調整による消耗品の管理をおこなうことを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る自動分析装置は、医学分野、生物分野、化学分野における臨床検査ないし化学分析に用いられる自動分析装置であって、臨床検査ないし化学分析に関する消耗品の情報を入力する消耗品情報入力手段と、前記消耗品情報入力手段により入力された消耗品の情報を格納する消耗品情報格納手段と、従前におこなわれた臨床検査ないし化学分析の試験実績を格納する試験実績格納手段と、新たな臨床検査ないし化学分析の試験項目と試験数を入力する試験内容入力手段と、前記消耗品情報格納手段により格納された消耗品の情報と、前記試験実績格納手段により格納された試験実績と、前記試験内容入力手段により入力された試験項目と試験数に基づいて、臨床検査ないし化学分析を実行した場合に試験結果の精度が保証できるか否かを判定する試験精度判定手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１７】
すなわち、上記発明は、消耗品と試験内容を共に管理する。
【００１８】
また、本発明に係る自動分析装置は、前記試験精度判定手段により試験結果の精度が保証できないと判定された場合に、前記試験内容入力手段により入力された試験項目と試験数にかかる前記新たな臨床検査ないし化学分析の実行を禁止する試験禁止手段を備えたことを特徴とする。
【００１９】
すなわち、上記発明は、試薬のつぎ足しや、保証されていない消耗品の組合せなど、正常でないもしくは保証のされていない消耗品の使用を禁止し、試験精度を維持することができる。
【００２０】
また、本発明に係る自動分析装置は、前記消耗品情報格納手段により格納された消耗品の情報と、前記試験実績格納手段により格納された試験実績と、前記試験内容入力手段により入力された試験項目と試験数に基づいて、消耗品の補充要請もしくは交換要請に関する情報を送出する要請情報送出手段を備えたことを特徴とする。
【００２１】
すなわち、上記発明は、在庫管理を通じて、消耗品不足の発生が防止でき、検査ないし分析を円滑におこなうことができる。
【００２２】
また、本発明に係る自動分析装置は、消耗品の情報が、品名、ロット番号、シリアル番号、量、耐用回数もしくは有効期限、価格に関する情報であることを特徴とする。
【００２３】
すなわち、上記発明は、消耗品を品名、ロット番号、シリアル番号で管理でき、試験実績に基づいて消耗品の残量管理や交換時期の管理ができ、また、コスト管理も可能となる。
【００２４】
また、本発明に係る自動分析装置は、消耗品の情報が１次元バーコードもしくは２次元バーコードにより表現され、前記消耗品情報入力手段をバーコードリーダとしたことを特徴とする。
【００２５】
すなわち、上記発明は、消耗品自体もしくは消耗品の包装に付されているバーコードにより瞬時に消耗品の情報を入力する。
【００２６】
また、本発明に係る自動分析装置は、消耗品の情報を１次元バーコードもしくは２次元バーコードとして発行するバーコード発行手段を備えたことを特徴とする。
【００２７】
すなわち、上記発明は、消耗品の情報をバーコードとして発行し、バーコードが付されていない消耗品を使用する場合であっても、バーコード管理が可能になり、装置の作業効率を向上させることができる。
【００２８】
また、本発明に係る自動分析装置は、前記消耗品情報入力手段により入力された消耗品の情報と、前記試験内容入力手段により入力された試験項目と試験数に基づいて、臨床検査ないし化学分析を実行した場合の試験費用を算出する試験費算出手段を備えたことを特徴とする。
【００２９】
すなわち、上記発明は、従来では、試験項目、消耗品種類、消耗品数が膨大な数であり、試験費用の手計算が煩雑であったところ、既に入力してある消耗品情報に基づいて容易に試験費用を算出することができる。
【００３０】
また、本発明に係る自動分析装置は、試験中のエラーを検知するエラー検知手段と、前記エラー検知手段によりエラーが検知された場合に、装置の状態を取得する装置状態取得手段と、前記エラー検知手段により検知されたエラーに関する情報と、前記装置状態取得手段により取得された装置の状態に関する情報を送出するエラー状態送出手段と、を備えたことを特徴とする。
【００３１】
すなわち、上記発明は、障害時における装置状態を把握する。
【００３２】
また、本発明に係る自動分析システムは、自動分析装置がネットワークを介して管理装置と接続している自動分析システムであって、前記管理装置が、前記要請情報送出手段により送出された補充要請もしくは交換要請に関する情報を受信する要請情報受信手段と、前記要請情報受信手段により受信された情報に基づいて、補充もしくは交換すべき消耗品を発注する発注手段と、を備えたことを特徴とする。
【００３３】
すなわち、上記発明は、管理装置側で在庫管理をするので、自動分析装置を使用する側（ユーザ）の在庫管理の手間を省きつつ、臨床検査ないし化学分析を円滑におこなうことができる。
【００３４】
また、本発明に係る自動分析システムは、自動分析装置が複数台ネットワークを介して管理装置と接続している自動分析システムであって、前記管理装置が、前記要請情報送出手段から送出された補充要請もしくは交換要請に関する情報を受信する要請情報受信手段と、前記要請情報受信手段により受信された情報を格納する要請情報格納手段と、前記要請情報格納手段により格納された情報に基づいて、消耗品の消費履歴を導出する消費履歴導出手段と、を備えたことを特徴とする。
【００３５】
すなわち、上記発明は、消耗品に関する大局的な消費傾向を把握することができ、消耗品の生産計画に資することができる。
【００３６】
また、本発明に係る自動分析システムは、前記管理装置が、前記消費履歴導出手段により導出された消耗品の消費履歴から消耗品の消費量を予測する消費量予測手段を備えたことを特徴とする。
【００３７】
すなわち、上記発明は、消耗品の生産計画が可能になる。また、生産計画が可能となることで、試験精度が保証された消耗品を安価に提供することができる。
【００３８】
また、本発明に係る自動分析システムは、前記管理装置が、前記消費量予測手段により予測された消費量に基づいて消耗品を発注する発注手段を備えたことを特徴とする。
【００３９】
すなわち、上記発明は、消耗品を提供する側の在庫管理の手間を省くことができる。
【００４０】
また、本発明に係る自動分析装置管理方法は、医学分野、生物分野、化学分野における臨床検査ないし化学分析に用いられる自動分析装置管理方法であって、臨床検査ないし化学分析に関する消耗品の情報を入力する消耗品情報入力工程と、前記消耗品情報入力工程で入力された消耗品の情報を格納する消耗品情報格納工程と、従前におこなわれた臨床検査ないし化学分析の試験実績を格納する試験実績格納工程と、新たな臨床検査ないし化学分析の試験項目と試験数を入力する試験内容入力工程と、前記消耗品情報格納工程で格納された消耗品の情報と、前記試験実績格納工程で格納された試験実績と、前記試験内容入力工程で入力された試験項目と試験数に基づいて、臨床検査ないし化学分析を実行した場合に試験結果の精度が保証できるか否かを判定する試験精度判定工程と、を含んだことを特徴とする。
【００４１】
すなわち、上記発明は、消耗品と試験内容を共に管理する。
【００４２】
また、本発明に係る自動分析装置管理方法は、前記試験精度判定工程で試験結果の精度が保証できないと判定された場合に、前記試験内容入力工程で入力された試験項目と試験数にかかる前記新たな臨床検査ないし化学分析の実行を禁止する試験禁止工程を含んだことを特徴とする。
【００４３】
すなわち、上記発明は、試薬のつぎ足しや、保証されていない消耗品の組合せなど、正常でないもしくは保証のされていない消耗品の使用を禁止し、試験精度を維持することができる。
【００４４】
また、本発明に係る自動分析装置管理方法は、前記消耗品情報格納工程で格納された消耗品の情報と、前記試験実績格納工程で格納された試験実績と、前記試験内容入力工程で入力された試験項目と試験数に基づいて、消耗品の補充要請もしくは交換要請に関する情報を送出する要請情報送出工程を含んだことを特徴とする。
【００４５】
すなわち、上記発明は、在庫管理を通じて、消耗品不足の発生が防止でき、検査ないし分析を円滑におこなうことができる。
【００４６】
また、本発明に係る自動分析装置管理方法は、消耗品の情報が、品名、ロット番号、シリアル番号、量、耐用回数もしくは有効期限、価格に関する情報であることを特徴とする。
【００４７】
すなわち、上記発明は、消耗品を品名、ロット番号、シリアル番号で管理でき、試験実績に基づいて消耗品の残量管理や交換時期の管理ができ、また、コスト管理も可能となる。
【００４８】
また、本発明に係る自動分析装置管理方法は、消耗品の情報が１次元バーコードもしくは２次元バーコードにより表現され、前記消耗品情報入力工程ではバーコードリーダを用いて消耗品の情報を入力することを特徴とする。
【００４９】
すなわち、上記発明は、消耗品自体もしくは消耗品の包装に付されているバーコードにより瞬時に消耗品の情報を入力する。
【００５０】
また、本発明に係る自動分析装置管理方法は、消耗品の情報を１次元バーコードもしくは２次元バーコードとして発行するバーコード発行工程を含んだことを特徴とする。
【００５１】
すなわち、上記発明は、消耗品の情報をバーコードとして発行し、バーコードが付されていない消耗品を使用する場合であっても、バーコード管理が可能になり、装置の作業効率を向上させることができる。
【００５２】
また、本発明に係る自動分析装置管理方法は、前記消耗品情報入力工程で入力された消耗品の情報と、前記試験内容入力工程で入力された試験項目と試験数に基づいて、臨床検査ないし化学分析を実行した場合の試験費用を算出する試験費算出工程を含んだことを特徴とする。
【００５３】
すなわち、上記発明は、従来では、試験項目、消耗品種類、消耗品数が膨大な数であり、試験費用の手計算が煩雑であったところ、既に入力してある消耗品情報に基づいて容易に試験費用を算出することができる。
【００５４】
また、本発明に係る自動分析装置管理方法は、試験中のエラーを検知するエラー検知工程と、前記エラー検知工程でエラーが検知された場合に、装置の状態を取得する装置状態取得工程と、前記エラー検知工程で検知されたエラーに関する情報と、前記装置状態取得工程で取得された装置の状態に関する情報を送出するエラー状態送出工程と、を含んだことを特徴とする。
【００５５】
すなわち、上記発明は、障害時における装置状態を把握する。
【００５６】
また、本発明に係る消耗品管理方法は、自動分析装置に適用する消耗品管理方法であって、前記要請情報送出手段から送出された補充要請もしくは交換要請に関する情報を受信する要請情報受信工程と、前記要請情報受信工程で受信された情報に基づいて、補充もしくは交換すべき消耗品を発注する発注工程と、を含んだことを特徴とする。
【００５７】
すなわち、上記発明は、自動分析装置以外の場所で在庫管理をし、自動分析装置を使用する側での在庫管理の手間を省きつつ、臨床検査ないし化学分析を円滑におこなうことができる。
【００５８】
また、本発明に係る消耗品管理方法は、自動分析装置が複数台存在する場合の消耗品管理方法であって、前記要請情報送出手段から送出された補充要請もしくは交換要請に関する情報を受信する要請情報受信工程と、前記要請情報受信工程で受信された情報を格納する要請情報格納工程と、前記要請情報格納工程で格納された情報に基づいて、消耗品の消費履歴を導出する消費履歴導出工程と、を含んだことを特徴とする。
【００５９】
すなわち、上記発明は、消耗品に関する大局的な消費傾向を把握することができ、消耗品の生産計画に資することができる。
【００６０】
また、本発明に係る消耗品管理方法は、前記消費履歴導出工程により導出された消耗品の消費履歴から消耗品の消費量を予測する消費量予測工程を含んだことを特徴とする。
【００６１】
すなわち、上記発明は、消耗品の生産計画が可能になる。また、生産計画が可能となることで、試験精度が保証された消耗品を安価に提供することができる。
【００６２】
また、本発明に係る消耗品管理方法は、前記消費量予測工程で予測された消費量に基づいて消耗品を発注する発注工程を含んだことを特徴とする。
【００６３】
すなわち、上記発明は、消耗品を提供する側の在庫管理の手間を省くことができる。
【００６４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
ここでは、自動分析装置がネットワークを介して管理装置と接続している自動分析システムを例に、本発明の自動分析装置と消耗品の管理方法について説明する。
【００６５】
図１は、本発明の自動分析システムの外観構成図である。自動分析システム１００は、臨床検査ないし化学分析をおこなう自動分析装置１０１と、自動分析装置１０１を管理する管理装置１０２と、自動分析装置１０１と管理装置１０２を接続するネットワーク１０３と、から構成される。なお、管理装置１０２には、自動分析装置１０１が複数接続されているが、以降の説明では、特に断らない限り、単一の自動分析装置１０１について説明する。ここでは、まず、自動分析装置について説明し、次に、管理装置、最後にネットワークの形態について説明する。
【００６６】
（自動分析装置の内容）
図２は、自動分析装置１０１の外観の一例を示した説明図である。この例では、免疫／生化／凝固項目等の測定が可能な自動分析装置を説明する。自動分析装置１０１は、分析部２０１と、消耗品格納部２０２と、解析部２０３と、表示部２０４と、バーコードリーダ２０５とを有する。なお、符号２０６は、ネットワーク１０３に接続する電話線を示す。
【００６７】
詳細な説明は後述するが、分析部２０１は、反応容器に入った検体に試薬を滴下し分光分析、吸光分析等をおこない、比色分析、比濁分析をおこなう。図示は省略するが、分析部２０１は、反応容器を自動搬送し、また、必要に応じて、未使用の反応容器を分析通路に誘導搬送する。さらに、試験の終了した反応容器を所定の廃材庫に仕分け廃棄する。このほか、分析部２０１は、予め格納されている洗浄剤を用いて、プローブ等を洗浄し、次の試験に支障の無いように装置内部を洗浄する。
【００６８】
消耗品格納部２０２は、臨床検査ないし化学分析に使用する各種の消耗品を格納する。消耗品は大きく分けて４種類存在する。試薬類、洗浄剤類、容器類、定期交換部品である。
【００６９】
まず、試薬類としては、たとえば、測定試薬（ＩｇＧ，ＩｇＡ，ＩｇＭ，Ｃ３，Ｃ４）や希釈溶液ないし緩衝液（純水、生理食塩水、ｐＨ調整液）が挙げられる。容器類としては、検体用容器、反応容器が挙げられる。また、定期交換部品としては、各種チューブ、パッキン、乾燥ノズル、ハロゲンランプ、セルワイパー、熱線カットフィルター、プローブ、ミキサー、ポンプチューブが挙げられる。
【００７０】
消耗品格納部２０２には、この様な消耗品のうち、特に、試薬類、洗浄剤類および容器類が所定の設置場所に設置される。直近の試験に使用する試薬類には、ボトルの上から吸引チューブを差し込み、定量滴下に備える。同様に、直近の試験に使用する検体用容器については、自動搬送用ルートに設置する。なお、この自動搬送用ルートに設置された検体用容器は、前述した消耗品格納部２０２によりそれぞれの試験工程における定位置に搬送される。
【００７１】
解析部２０３は、分析部２０１で得られた分析結果に基づいて、試験項目の内容を解析する。たとえば、分析部２０１で、ある試薬Ａ（酵素標識試薬）に別の試薬Ｂ（発色基質）を滴下したときに検体中に存在する抗原と試薬Ａ、試薬Ｂが免疫複合体を形成し、試薬Ａに結合された酵素の作用で、有色化合物Ｃが形成され、比色分析で検体中の抗原を定量する。特に、血液検査では試験項目が多く、途中の試薬が共通するような場合もあるので、中途の結果を順次格納しておき、解析部２０３が所定の算出式を用いて各種の結果を一括して出力する。
【００７２】
表示部２０４は、各種の情報を出力表示する。表示項目としては、試験名、試験項目、試験日、試験数（検体数）、試験の進行状況（試験の予定終了時間）、使用試薬（品名、ロット番号、シリアル番号、有効期限）が挙げられる。このほか、試験中にエラー（障害）が発生した場合には、エラー内容、装置状態、復旧手続のための操作手順も表示する。
【００７３】
表示部２０４は、さらに、消耗品の在庫状況も通知する。たとえば、検体用容器ｃが、現在おこなっている試験については十分な量あるが、同様な試験があと２回続くと、在庫がなくなってしまうというような表示（警告表示）もおこなう。また、試薬は原則としてメーカより供給された試薬ボトル毎の使い切りであるので、新たな試験について、同一シリアル番号の試薬が使われようとしている場合には、ユーザの何らかの誤動作で不適切な試薬を使用する危険性があり、試験精度が維持できない旨の警告も表示する。なお、この同一シリアル番号の試薬か否かの判断は、次に説明するバーコードリーダ２０５によるシリアル番号の読み取り結果によって判断される。
【００７４】
バーコードリーダ２０５は、消耗品の情報（以降では適宜消耗品情報と称する）を読み取る。具体的には、前述したように、バーコードにより埋め込まれている情報（品名、メーカ名、ロット番号、シリアル番号、量、耐用回数もしくは有効期限、価格に関する情報）を読み込む。なお、本実施の形態のバーコードリーダ２０５は後述するように２次元バーコードを読み取るバーコードリーダとする。
【００７５】
なお、バーコードは一次元情報であり、バーコードを発展させて２次元に拡張されたコードは２次元コードと称されるが、本願においては、適宜２次元バーコードと称するものとする。また、２次元バーコード（２次元コード）を読み取る読取装置も特に２次元コードリーダと称さずバーコードリーダと称することとする。
【００７６】
なお、表示部２０４は、バーコードリーダ２０５による各種読み取り結果を対話的に表示する。たとえば、消耗品もしくは消耗品の包装に付されたバーコードを読み取った結果（品名、メーカ名、ロット番号、シリアル番号、量、耐用回数もしくは有効期限、価格に関する情報）も確認表示する。
【００７７】
なお、本願出願人は、自動分析装置と、試薬を含めて各種消耗品を共に提供するためバーコードリーダと２次元バーコード（読み取らせるべき情報）との対応を一致させることができるが、他のメーカの試薬を使う場合は、必ずしも２次元バーコードが使用されているとは限られず、場合によっては、バーコードの付されていない消耗品が使用される場合もある。従って、後述するように、自動分析装置１０１は、バーコード発行部を設け、２次元バーコードでない場合、上述した消耗品の情報を織り込んだ２次元バーコードを発行し、２回目以降の試験に関しては、入力の手間を省く仕様としている。
【００７８】
電話線２０６は、管理装置１０２との間で各種の情報を送受信する。具体的な情報の内容については後述するが、電話線２０６は、自動分析装置１０１の障害情報や、消耗品の補充要請もしくは交換要請に関する情報を送信する際に使用される。また、管理装置１０２からは、障害を復旧する復旧情報を送信し、管理装置１０２の制御による自動復旧に資する。
【００７９】
次に、自動分析装置１０１の構成を、ブロック図を基に説明する。図３は、自動分析装置１０１の内部構成を中心に示したブロック図である。自動分析装置１０１は、バーコードリーダ３０１と、試験内容入力部３０２と、消耗品格納部３０３と、分析部３０４と、データ解析部３０５と、データ格納部３０６と、表示部３０７と、中央制御部３０８と、通信部３０９と、バーコード発行部３１０と、を有する。なお、図３に示したバーコードリーダ３０１、消耗品格納部３０３、分析部３０４、データ解析部３０５、表示部３０７は、図２に示したバーコードリーダ２０５、消耗品格納部２０２、分析部２０１、解析部２０３、表示部２０４と同一のものであるが、ここでは便宜的に異なる符号を付している。
【００８０】
次に、自動分析装置１０１の各部について説明する。
バーコードリーダ３０１は、消耗品自身もしくは消耗品の包装に付されているバーコードを読み取り、中央制御部３０８の制御の下、データ格納部３０６中の消耗品情報格納部３６２に消耗品情報を格納する。バーコードリーダ３０１は２次元コードを読み取る構成としている。
【００８１】
２次元コードは、スタック型２次元コードおよびマトリックス型２次元コードのどちらの型を用いてもよい。バーコードが一方向だけにしか情報を持たないのに対し、２次元コードは、水平垂直方向に情報を持っている。このため、面積効率が、バーコードの数十倍から数百倍のデータ表現を生み出し、自動分析装置１０１で扱う消耗品情報を効率的に入力することが可能となる。
【００８２】
図４は、スタック型２次元コードのうち、代表的なコードとして、ＣＯＤＥ４９、ＰＤＦ４１７の例を示した図であり、図５は、マトリックス型２次元コードのうち、代表的なコードとして、ＶＥＲＩＣＯＤＥ、ＤＡＴＡＣＯＤＥ、ＱＲＣＯＤＥ、ＭｉｃｒｏＱＲＣＯＤＥの例を示した図である。
【００８３】
図４に示したＣＯＤＥ４９は、Ｉｎｔｅｒｍｅｃ社（米国）により１９８４年に発表され、ＰＤＦ４１７は、ＳｙｍｂｏｌＴｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ社（米国）により１９８４年に発表された。図５に示したＶＥＲＩＣＯＤＥは、ＶＥＲＩＴＥＣ社（米国）により１９８２年に発表され、ＤＡＴＡＣＯＤＥは、Ｉ．Ｄ．ＭＡＴＲＩＸ社（米国）により１９８７年に発表され、ＱＲＣＯＤＥおよびＭｉｃｒｏＱＲは、デンソー（日本）により１９９５年に発表された。
【００８４】
２次元コードの特徴を図６に示す。２次元コードは、データ量の大きさのほかに、読取方向性に依存しないという特徴がある。このほか、２次元コードの特徴としては、誤り訂正機能を備えるため誤読率が極めて低く、歪み補正機能を有する点が挙げられる。誤り訂正機能とは、コードに対する汚れや欠損等に対してデータを復元する機能であり、たとえば、リードソロモン方式を採用することにより達成できる。
【００８５】
歪み補正機能とは、各コードともタイミングパターンを有しており、歪みによって生じるセル（ドット）の位置ずれを補正する機能をいう。この機能により、曲面に印刷されたコードの読み取りがバーコードに比べて容易となる。この点からも、種々の包装形態が採用されている消耗品の情報を入力する際に２次元コードは利便性が高い。
【００８６】
本実施の形態では、ＱＲＣＯＤＥを用いる。なお、使用の態様によっては、１次元コード（バーコード）を用いてもよい。バーコードリーダ３０１は、主として、消耗品を新たに自動分析装置１０１に設置ないし格納する際に使用する。図２に示したように、バーコードリーダ３０１（バーコードリーダ２０５）は、ハンディタイプであり、消耗品格納部３０３に設置ないし格納する際に、ＱＲＣＯＤＥを読み込み、後述する在庫管理に資する。
【００８７】
次に、試験内容入力部３０２について説明する。試験内容入力部３０２は、たとえばキーボードにより構成され、試験内容を入力する。試験内容とは、試験項目と試験数をいう。また、場合によっては、試験日、試験名、試験数（検体数）、使用試薬、使用洗浄剤、使用容器等を入力する。なお、このうち、たとえば試験日は自動分析装置１０１に内蔵された時計等から自動取得してもよい。また、使用試薬や使用洗浄剤については試験項目を入力した時点で自動的に決定されるものを使用する場合であれば入力を省略することができる。また、試験名には、よく試験する項目を、たとえば、標準免疫試験１〜標準免疫試験５の様に予め登録しておき、その番号を選択するだけで試験内容を入力する態様としてもよい。
【００８８】
次に、消耗品格納部３０３について説明する。消耗品格納部３０３は、交換部品格納部３３１と、試薬格納部３３２と、洗浄剤格納部３３３と、容器格納部３３４と、を有する。このうち、試薬格納部３３２、洗浄剤格納部３３３および容器格納部３３４は、試薬品、洗浄剤、検体用容器を格納し、さらに、機械的な駆動部を有する。この駆動部は、中央制御部３０８の駆動制御を受け、試薬や洗浄剤の吸い上げ制御や、検体用容器搬送制御をおこなう。
【００８９】
一方、交換部品格納部３３１は、定期的に交換する必要のある部品もしくは所定の耐用限度で交換する必要のある部品（たとえば、シリンジ、パッキン、ハロゲンランプ、熱線カットフィルター、プローブ）を格納する。なお、交換部品は、通常、人手を介して交換される。しかし、吸光分析に必要なランプのように、試験途中でランプが切れる場合もある。この様な消耗品については、所定の配置場所に取り付けておき、中央制御部３０８の駆動制御をうけつつ、復旧駆動がなされる仕様としてもよい。
【００９０】
次に、分析部３０４について説明する。分析部３０４は、試験／測定部３４１と、駆動／搬送部３４２とから構成され、中央制御部３０８の制御を受け、臨床検査ないし化学分析をおこなう。試験／測定部３４１は、医学分野、生物分野、化学分野における臨床検査ないし化学分析をおこなう。臨床検査は、大きく分けて検体検査と生理検査の２種類に分けられるが、ここでは、主として検体検査を意味するものとする。検体検査とは、検体提供者（たとえば、患者）から尿、血液、痰、組織などの検体（材料）を採取し、それらを化学的に分析したり、形態学的に観察する検査をいう。
【００９１】
検体検査の分類は種々あるが、たとえば、一般検査、生化学検査、免疫血清検査、細菌検査、病理検査、輸血検査等に分類できる。このうち、一般検査とは、尿、便を主とした体液に関する検査であり、このほか、胃液・十二指腸液、喀痰、脳脊髄液、穿刺液などに関する検査をいうこともある。また、血液検査とは、細胞成分（赤血球、白血球、血小板）や、血漿成分（細胞成分を除いたもの）について検査することをいう。
【００９２】
また、生化学検査（臨床化学検査と称することもある）とは、血液の一部（血清等）を化学的に分析し、データを解析する検査をいう。また、免疫血清検査とは、梅毒検査やリウマチ検査をはじめ、血液中の免疫グロブリンや補体など特殊な蛋白の定量検査をいう。また、細菌検査とは、ある感染症がどのような微生物によって起きるかを調べ、さらに治療に可能な抗生物質の決定をおこなう検査をいう。病理検査とは、人体組織の顕微鏡観察標本を作製したり、実際に観察をおこない、病気の原因を組織細胞学的に追求する検査をいう。
【００９３】
また、輸血検査とは、血液型検査や輸血用血液が検体提供者に対して輸血可能か否かを調べたり、検体提供者の血清中の自己あるいは供血者の血球と反応する因子の存在を調べたりする検査をいう。このほか、検体検査には、染色体やＤＮＡの検査、放射性同位元素を使用する検査が挙げられる。
【００９４】
なお、自動分析装置１０１は、上述した検体検査の分類のうち、自動的に試験を行えるものであれば、検査項目を制限するものではない。従って、図２に示した自動分析装置１０１自体は比較的多数の検体を調べる装置態様であるが、本発明は、たとえば、輸血適合性を調べる装置（自動分析装置）に適用することも可能である。
【００９５】
以上は、臨床検査（検体検査）についての一般的な説明したが、自動分析装置は化学分析もおこなう。ここで、化学分析とは、物質の鑑定や成分の判定ないし測定をおこなう操作をいう。化学分析は、単数の分析試験もしくは少数の分析試験の組合せをいい、臨床検査は、複数の化学分析の組合せもしくは多数の分析試験の組合せをいう。なお、各試験工程で得られた結果は、試験／測定部３４１からデータ解析部３０５に送られる。
【００９６】
駆動／搬送部３４２は、中央制御部３０８の制御をうけ、検体の入った検体用カップを搬送し、試験／測定部３４１における試験ないし測定に関する機構を駆動する。また、駆動／搬送部３４２は、消耗品格納部３０３の駆動部との連携もとる。駆動／搬送部３４２は、たとえば、試薬ボトルに差し込まれたチューブをローラーでしごき、０．０２ｍｌ検体カップに滴下し、検体カップを揺動し、撹拌する動作を順次おこなう。
【００９７】
次に、データ解析部３０５について説明する。データ解析部３０５は、分析部３０４から各測定データまたは試験データを入力し、所定のプログラムに基づいてデータ解析をおこなう。解析結果はデータ格納部３０６の解析結果格納部３６１に送出される。なお、データ解析部３０５は、所定のプログラムに従ってデータ処理をおこなうので、使用の態様によっては中央制御部３０８がおこなってもよい。データ解析部３０５は、適当な規模のＣＰＵにより実現することができる。
【００９８】
次に、データ格納部３０６について説明する。データ格納部３０６は、解析結果格納部３６１と、消耗品情報格納部３６２と、試験実績格納部３６３と、を有する。解析結果格納部３６１は、データ解析部３０５で解析されたデータを格納する。消耗品情報格納部３６２は、消耗品情報を格納する。試験実績格納部３６３は、過去におこなった試験に関する情報、すなわち、試験実績を格納する。
【００９９】
試験実績は、試験日、試験項目、試験に使用した試薬や洗浄剤の情報（たとえば、品名、ロット番号、シリアル番号、使用量、有効期限など）、試験で使用した容器の情報（たとえば、品名、容量、ロット番号、シリアル番号、使用数量など）などに関する情報をいう。試験実績格納部３６３に試験実績を格納しておくことにより、臨床検査ないし化学分析を開始するに当たって試薬の有効期限をはじめ消耗品の管理をおこなうことができる。特に、試験精度を維持できるか否かについての判断をおこなうことが可能となる。
【０１００】
なお、自動分析装置１０１のデータ格納部３０６には、ハードディスクを用いているが、不揮発性の記憶媒体であれば特に限定されない。また、解析結果等については、一時的にしか使用しないデータであれば、ＲＡＭに格納する構成としてもよい。
【０１０１】
次に、中央制御部３０８について説明する。図７は、中央制御部３０８の機能的構成を説明したブロック図である。中央制御部３０８は、試験精度判定部３８１と、試験禁止部３８２と、駆動制御部３８３と、要請情報送出部３８４と、試験費算出部３８５と、エラー検知部３８６と、装置状態取得部３８７と、エラー状態送出部３８８と、を有する。
【０１０２】
試験精度判定部３８１は、消耗品情報格納部３６２に格納された消耗品情報と、試験実績格納部３６３に格納された試験実績と、試験内容入力部３０２で入力した試験内容（試験項目と試験数、場合によっては試験日時などの付加的な情報）に基づいて、試験結果の精度が保証できるか否かを判定する。
【０１０３】
試験精度が保証できない場合としては、試薬がつぎ足される場合、消耗品の一部の耐用回数もしくは有効期限を超過する場合、試験精度が保証されている装置と試薬（場合によっては、試薬以外の消耗品）の組合せでない場合、試験精度が保証されていない試薬の組合せである場合、が挙げられる。
【０１０４】
たとえば、試薬に関しては、試薬ボトル毎の使い切りが原則であるにもかかわらず、自動分析装置を多人数で共有して使用する環境下では、試薬管理が不十分である場合がある。ここで、あるユーザが、これから使用しようとする試薬を試薬格納部３３２にセットする前に、張り付けられている２次元コードをバーコードリーダ２０５で読み込んだとする。このとき、試験精度判定部３８１が、試験実績格納部３６３に格納されている消耗品情報（特にシリアル番号）を参照し、同一物（すなわち使いかけ）の試薬であるか否かを判定する。
【０１０５】
試験精度判定部３８１は、同一物であると判定した場合、警告信号を出力する。警告信号は、具体的には、表示部３０７への警告表示であるが、使用の態様によっては、警告音を発生させる信号を送出してもよい。試験精度判定部３８１により、試験精度が維持でき、また試薬の管理が容易となる。
【０１０６】
また、試験精度判定部３８１は、同一メーカでない試薬を使用する場合に、試験精度が維持できない旨の警告信号を送信してもよい。これは、通常複数の試薬を使用する場合には、同一メーカ製の試薬を使用する場合に限り、試験精度が保証されるという実情に基づく。
【０１０７】
なお試験精度は、使用する試薬のみならず、定期交換部品といったほかの消耗品の情報に基づいて判定する場合もある。たとえば、グルコース分析では、バイオセンサー（グルコースオキシターゼ固定化酵素電極）が所定の耐用回数ないし通算試験時間を超えると劣化が生じる場合がある。従って、試験内容入力部３０２で入力された試験数を実施し、試験中に上述した所定回数ないし所定時間を超過すると予測される場合には、試験精度判定部３８１は、試験精度が維持できないと判断し、警告信号を送出する。
【０１０８】
試験禁止部３８２は、試験精度判定部３８１が試験精度を維持できないと判定した場合に、試験内容入力部３０２により入力された、これからおこなおうとする試験の実行を禁止する。具体的には、駆動制御部３８３に対して装置の駆動・部品の搬送といった動作を禁止する制御をおこなう（駆動・搬送禁止信号を送出する）。反対に、試験精度が維持できる試験内容が新たに入力されたり、試験精度が維持できる消耗品が新たに格納された場合には、解除信号を送出し、試験の禁止を解除する。なお、試験精度が維持できる消耗品が新たに格納されたか否かは、たとえば、バーコードリーダ３０１により、異なるＬＯＴ番号が入力されたことにより判定できる。
【０１０９】
一方、駆動制御部３８３は、装置全体の駆動制御を司る。具体的には、分析部３０４における駆動を制御する。駆動制御部３８３は、この他、分析部３０４の駆動制御のみならず、電源投入時のｂｏｏｔ処理をおこない、また、分析部３０４以外の装置各部の電気的もしくは機械的な駆動部を統括制御する。なお、駆動制御部３８３は、所定のプログラムにより動作が規定されており、この動作プログラムは、ハードディスクに格納されている。
【０１１０】
要請情報送出部３８４は、消耗品情報格納部３６２に格納した消耗品情報と、試験実績格納部３６３に格納した試験実績と、試験内容入力部３０２により入力された試験内容に基づいて、消耗品の補充要請もしくは交換要請に関する情報（以降ではこの情報を適宜要請情報と称することとする）を送出する。たとえば、これからおこなう臨床検査では、生理食塩水は十分にあるが、同内容の試験があと２回おこなわれると、生理食塩水の不足が生じる、といった場合に要請情報が送出される。
【０１１１】
要請情報は表示部３０７と管理装置１０２へ送出される。要請情報が表示部３０７に送出される場合は、表示制御信号として送出され、表示部３０７は「生理食塩水があと２回の試験で不足します」等と表示する。また、要請情報が管理装置１０２へ送出される場合は、補充信号として送出され、管理装置１０２側では、後述するように、要請された消耗品の発注処理をおこなう。
【０１１２】
なお、使用の態様によっては、表示部３０７に「生理食塩水を発注処理しますか？」と表示させ、適宜ユーザにより入力された発注情報を補充信号に含ませて管理装置１０２に送出してもよい。この様に、要請情報送出部３８４が要請情報を送出することにより、消耗品の在庫管理が容易になり、臨床検査ないし化学分析を円滑におこなうことが可能となる。
【０１１３】
試験費算出部３８５は、消耗品情報格納部３６２に格納された消耗品情報（特に単価）と、試験内容入力部３０２から入力した試験内容（使用する消耗品と数量もしくは量）に基づいて、試験費用を算出する。自動分析装置１０１は、多目的な使用が可能であり、必ずしもユーザが１人に限定されず、使用される消耗品も１人により管理される状況下にないため、試験費用の管理も装置側でおこなう必要がある。たとえば、総合病院に臨床検査室があり、血液検査班、尿検査班、便試験班に分けられていたとする。このとき、各班で消耗品の予算消化報告や予算申請のために試験費用の算出が必要となる場合がある。試験費算出部３８５は、この様な場合に試験費を算出する。
【０１１４】
次に、試験費の算出例を説明する。図８〜図１３は、試験費算出の例を説明する説明図であり、より具体的には表示部３０７の画面を模式的に示した図である。このうち、図８は、洗浄液についてのテスト単価を、図９は、検体希釈液のテスト単価を、図１０は、洗浄液についてのテスト単価を、図１１は、測定試薬についてのテスト単価を、図１２と図１３は、定期交換部品についてのテスト単価をそれぞれ示している。
【０１１５】
図８について詳述すると、洗浄液の購入価格（標準価格）が１１４００円であり、包装形態から２３．７５円／ｍｌであることが計算できる。これを５０倍に希釈し、１月の使用量が４４４ｍｌ、１月当たり検体数（テスト数）が３０，０００であるので単価が０．７円／ｔｅｓｔであることがわかる。他の消耗品についても同様に計算すると、この例では、図１３に示したように、１テスト当たりの平均単価（総合計単価）は８７．７８円となる。
【０１１６】
なお、試験費算出部３８５は、このほか、各班毎、各臨床検査毎、必要なグループに応じテスト単価やテスト単価にテスト数を掛け合わせたテスト総費用を算出してもよい。算出した費用は、試験実績格納部３６３に格納する。なお、試験費算出部３８５は、ハードディスク等に格納されたプログラムにより試験費を算出することが可能となる。
【０１１７】
中央制御部３０８は、以上説明した消耗品管理以外にも、装置のエラー監視もおこなう。エラー検知部３８６は、試験中にエラーが発生したか否かを検知する。エラー検知部３８６は、エラー発生時刻やエラー発生箇所を入力し、後述するエラー状態送出部３８８にその情報（エラー情報）を送出する。また、装置状態取得部３８７は、エラー検知部３８６によりエラーが検知された場合に、装置の状態を取得する。装置の状態とは、たとえば、実行中の試験内容、試験段階、試薬の滴下をおこなっていた検体用カップの番号などをいう。装置状態取得部３８７は、取得した装置状態をエラー状態送出部３８８に送出する。
【０１１８】
エラー状態送出部３８８は、エラー検知部３８６から入力したエラー情報と、装置状態取得部３８７から入力した装置状態とをエラー状態情報として表示部３０７と管理装置１０２へ送出する。すなわち、表示部３０７へは、表示制御信号として送出し、表示部３０７は「試薬滴下ステップで、ハロゲンランプが切れました。現在新しいハロゲンランプに交換中です。このエラーによる検査不良は発生しておりません。しばらくおまちください」、「検体カップの移動中に移動ベルトが停止しました。復旧してください。復旧手順は順次画面の説明に従ってください」などと表示する。
【０１１９】
また、管理装置１０２へエラー状態情報が送出されることにより、管理装置１０２側から復旧作業を指示できる場合がある。特に、夜間に自動分析装置１０１を稼働させるような場合には、管理装置１０２側から保守点検サービスをおこなうことができる。これにより、自動分析システム１００では総合的なリモートメンテナンスが可能となっている。
【０１２０】
次に、図３に戻り、通信部３０９について説明する。通信部３０９は、中央制御部３０８の制御を受け、管理装置１０２と自動分析装置１０１間で各種の情報を送受信する。たとえば、通信部３０９は、前述したように、補充信号を送信したり、エラー状態情報を送信したりする。また、通信部３０９は、ブラウザ機能を有しており、装置に関する復旧手順やＦＡＱを閲覧可能としている。
【０１２１】
また、通信部３０９は、ｅ−ｍａｉｌの送受信機能も有しており、たとえば、要請情報に基づいて発注した消耗品の手配状況を確認したり、管理装置１０２側から送信された受注確認を受信したりすることができる。通信部３０９は、モデムや電話線２０６により構成され、また、ブラウザ機能やｅ−ｍａｉｌ機能については、ハードディスク等に格納されたプログラムにより実現している。
【０１２２】
次に、バーコード発行部３１０について説明する。バーコード発行部３１０は、消耗品情報を織り込んだ２次元コードを発行する。発行に際しては、まず、品名、ロット番号、シリアル番号、量または数量、単価などの必要な消耗品情報をキーボードと表示部３０７を用いて対話的に入力する。入力結果を確定すると、シールとなったＱＲコードをプリントアウトする。また、一度入力した消耗品情報は、次回の入力の手間を省く様にハードディスクに格納しておく。
【０１２３】
なお、バーコード発行部３１０は、試薬や洗浄剤に対してもバーコードを発行してしまう可能性があるが、このときは上述した消耗品情報に試薬や洗浄剤の項目を設けなくすることで入力不可もしくはプリントアウト不可とする制御をおこなう。この制御はたとえば、試験禁止部３８２がおこなう。この様に制御をおこなうことで、試験開始の際に、予め許可されている（すなわち精度保証がなされている）試薬や洗剤のみだけが使用でき、ユーザが勝手な試薬を使用することができなくなり、試験精度を維持向上できることとなる。
【０１２４】
次に、自動分析装置１０１のハードウェア構成について説明する。図１４は、自動分析装置１０１のハードウェア構成を説明する説明図である。自動分析装置１０１は、そのハードウェア構成として、ＣＰＵ４０１と、ＲＡＭ４０２と、ＲＯＭ４０３と、ハードディスク（ＨＤ）４０４と、モデム４０５と、ビデオカード４０６と、インターフェース（Ｉ／Ｆ）部４０７と、分析部３０４とを有する。また、Ｉ／Ｆ部４０７には、マウス４７１、キーボード４７２およびプリンタ４７３が接続されている。また、ビデオカード４０６には表示部３０７を構成するＣＲＴが接続されている。
【０１２５】
ＨＤ４０４は、プログラム部４４１と、データベース部４４２とから構成されている。プログラム部４４１は、装置全体の基本制御をおこなうプログラムであるＯＳと、試験精度判定部３８１（図７参照）で使用するプログラムである試験精度判定プログラムと、分析部３０４（図３参照）で使用するプログラムである試験／測定プログラムおよび駆動／搬送／障害復旧プログラムと、データ解析部３０５（図３参照）で使用するプログラムであるデータ解析プログラムと、を有する。
【０１２６】
また、プログラム部４４１は、要請情報送出部３８４（図７参照）で使用するプログラムである消耗品発注プログラムと、試験費算出部３８５（図７参照）で使用するプログラムである試験費算出プログラムと、バーコードリーダ３０１により入力されたＱＲコードを解析するプログラムであるＱＲコード解析プログラムと、バーコード発行部（図３参照）で使用するプログラムであるＱＲコード発行プログラムと、通信部（図３参照）で使用するプログラムである通信プログラムと、を有する。なお、以上説明したプログラムは、それぞれ図３または図７を用いて説明した各部の機能を実行するプログラムである。
【０１２７】
図３と図１４との対応について説明する。図３の試験内容入力部３０２は、図１４に消耗品と試験内容を共に管理し、これにより、たとえば、試薬のつぎ足しや、保証されていない消耗品の組合せなど、正常でないもしくは保証のされていない消耗品の使用を防止し、試験精度を維持し、信頼性を向上させることが可能となる。
示したマウス４７１とキーボード４７２に対応しておりその機能を実現する。図３のデータ解析部３０５は、図１４に示したハードディスク４０４（プログラム部４４１）、ＣＰＵ４０１およびＲＡＭ４０２に対応しておりその機能を実現する。図３のデータ格納部３０６は、図１４に示したデータベース部４４２に対応しておりその機能を実現する。図３の表示部３０７は、図１４に示したビデオカード４０６（およびその信号出力先であるＣＲＴ）に対応しておりその機能を実現する。
【０１２８】
図３の中央制御部３０８は、図１４に示したＣＰＵ４０１、ＲＡＭ４０２およびＨＤ４０４（プログラム部４４１）に対応しておりその機能を実現する。図３の通信部３０９は、図１４に示したモデム４０５とＨＤ４０４（プログラム部４４１）に対応しておりその機能を実現する。図３のバーコード発行部３１０は、図１４に示したプリンタ４７３およびＨＤ４０４（プログラム部４４１）に対応しておりその機能を実現する。
【０１２９】
（管理装置の内容）
次に、管理装置１０２について説明する。管理装置１０２は、自動分析装置１０１の提供側（たとえば、自動分析装置１０１の製造会社、販売会社、保守会社）に設置され、自動分析装置１０１のリモートメンテナンスをおこなうと共に、消耗品管理の一部を代行する装置である。リモートメンテナンスについては、エラー状態送出部３８８（図７参照）から送出されるエラー状態情報に基づいて、適宜装置に対して復旧操作制御情報を送出する。以降では消耗品管理を中心として説明する。
【０１３０】
管理装置１０２は、図１に示したようにネットワーク１０３を介して多数の自動分析装置１０１と接続している。管理装置１０２は、各自動分析装置１０１から定期的に要請情報を受信している。従って、管理装置１０２は、消耗品の消費動向を把握することが可能となり、生産調整に資することが可能となる。図１５は、管理装置１０２の機能的構成の一例を説明したブロック図である。
【０１３１】
管理装置１０２は、その機能的構成として、要請情報受信部５０１と、要請情報格納部５０２と、消耗品消費履歴導出部５０３と、消費量予測部５０４と、消耗品発注部５０５と、を有する。
【０１３２】
要請情報受信部５０１は、自動分析装置１０１から要請情報（補充要請または交換要請、および要請にかかる消耗品の品目）を受信し、自動分析装置１０１で不足しそうな消耗品に関する情報を入力する。なお、要請情報受信部５０１は、たとえば、管理装置１０２に内蔵されるモデムによりその機能を実現することが可能となる。
【０１３３】
要請情報格納部５０２は、要請情報受信部５０１で受信した要請情報を順次格納する。なお、要請情報格納部５０２は、どの自動分析装置からの要請情報であるかを区別する識別子と、要請日時（受信日時）を同時に格納する。要請情報自身、要請情報の送信元、受信日時を格納しておくことにより、後述する消耗品の消費傾向を把握する際の利便に資する。なお、要請情報格納部５０２は、たとえば、管理装置１０２のハードディスクによりその機能を実現することが可能となる。
【０１３４】
消耗品消費履歴導出部５０３は、要請情報格納部５０２に格納された要請情報に基づき、消耗品の消費履歴を統計処理し、消費量予測部５０４は、消耗品消費履歴導出部５０３で統計処理された結果から、消費動向を予測する。さらに、消耗品発注部５０５は、消費量予測部５０４で予測された消費量に基づいて、該当する消耗品を製造部へ発注する。なお、自動分析装置１０１の提供側（すなわち、自動分析装置１０１のメーカや販売会社）と、消耗品の提供側（すなわち消耗品のメーカや販売会社）が同一でない場合は、消耗品製造部でなく、消耗品のメーカや販売会社に発注することとなる。
【０１３５】
ここで、消費履歴と消費予測について説明する。図１６は、管理装置１０２に接続している１００台の自動分析装置１０１の消費履歴と、消費予測との例を示した説明図である。図から明らかなように、試薬Ａは、最近数ヶ月よく使用されており、今後もしばらくは同様な消費傾向にあるであろうと予測される。従って消耗品発注部５０５は、予測された消費量の消耗品を消耗品製造部へ発注する。なお、消耗品発注部５０５では、消耗品の有効期限に基づいて、期限管理をおこなうものとする。具体的には、試薬の有効期限が６０日である場合に、向こう半年間分の消耗品を一時に発注しない様にする。
【０１３６】
別の例について説明する。図１７は、管理装置１０２に接続している１００台のうちのある分析会社Ｐに納入されている自動分析装置１０１一台で使用されている試薬Ｂの消費に関する長期推移の例を示している。図から明らかなように、現時点では、試薬Ｂの使用量は増加傾向にあるが、過去の履歴から、しばらくすると急激に消費が落ち込むであろうことが予想される。実際に、定期検診を受け付けている場合は、消耗品の消費が周期的となる。
【０１３７】
以上、消費量予測部５０４が過去の消費履歴を参照することにより、消耗品の消費予測をおこなうので、管理装置１０２側でも消耗品の安定供給が可能となる。すなわち、管理装置１０２側でも消耗品の在庫管理を自動的におこなうことができ、試験精度を遠からず保証することが可能となる。また、生産調整をおこなうことができるため、消耗品を安価にもしくは適正価格で提供することが可能となる。
【０１３８】
なお、以上の例では、複数の自動分析装置１０１が管理装置１０２に接続された場合を説明したが、管理装置１０２自体を自動分析装置１０１の使用者側に備えて、管理してもよい。
【０１３９】
（ネットワークの内容）
次に、ネットワーク１０３について簡単に説明する。ネットワーク１０３は、有線無線を問わず、電子的なデータを伝送する媒体であればその態様を問わない。従って、ネットワーク１０３は、インターネットである場合もあれば、ＬＡＮであってもよい。また、ＵＳＢ接続されたケーブルによってもネットワーク１０３が構築されているものとする。
【０１４０】
（自動分析システムの処理流れ）
最後に、自動分析システム１００の処理流れについて説明する。図１８および図１９は、自動分析装置１０１の処理流れの一例を示したフローチャートであり、図２０は、自動分析装置１０１の消耗品発注処理の流れの一例を説明したフローチャートである。また、図２１は、管理装置１０２の処理流れの一例を説明したフローチャートである。
【０１４１】
自動分析装置１０１は、まず消耗品情報を入力する（ステップＳ６０１）。消耗品情報は、ＱＲコードをバーコードリーダ３０１（図３参照）により読み取る。ＱＲコードの読取終了した消耗品は消耗品格納部３０３に格納する。またバーコードリーダ３０１で入力されたＱＲコードは、ＱＲコード解析プログラム（図１４プログラム部４４１参照）により解析される。
【０１４２】
自動分析装置１０１は、次に消耗品情報を格納する（ステップＳ６０２）。すなわち、解析されたＱＲコード（消耗品情報）は、消耗品情報格納部３６２に格納される。
【０１４３】
続いて、自動分析装置１０１は、試験内容（これからおこなう臨床検査ないし化学分析についての試験内容）を入力する（ステップＳ６０３）。試験内容は、予め登録しておいた臨床検査プログラムを読み出すことにより入力してもよいし、キーボード操作により表示部３０７と対話的に入力してもよい。また、使用する消耗品については、消耗品格納部３０３から取りだし、再びＱＲコードを読み取り、その内容を入力する。
【０１４４】
次に、自動分析装置１０１は、従前におこなわれた臨床検査ないし化学分析の試験実績を呼び出す（ステップＳ６０４）。試験実績は、各臨床検査ないし化学分析が終了した時点で試験実績として試験実績格納部３６３に累積格納されており、この情報が必要に応じて呼び出される。
【０１４５】
自動分析装置１０１は、ステップＳ６０１で入力された消耗品情報（全消耗品の在庫の情報）と、ステップＳ６０４で読み出された試験実績（既に使用された消耗品の情報）と、ステップＳ６０３で入力された試験内容（これからおこなおうとする試験にかかる消耗品の情報）とに基づいて、試験結果の精度が保証できるか否かを判定する（ステップＳ６０５）。たとえば、メーカ純正品であるか、使用期限内であるか、ロット番号の整合性があるか、未使用のシリアル番号であるか、等の規格適合の判定をおこなう。
【０１４６】
精度が保証できる場合（ステップＳ６０５：ＹＥＳ）、自動分析装置１０１は、発注処理ルーチンに移行する（ステップＳ６０６）。次に、発注処理ルーチンの内容を説明する。図２０において、自動分析装置１０１は、消耗品の在庫が十分であるかを判定する（ステップＳ７０１）。すなわち、特定の消耗品の不足が発生しないか否かを判定する。消耗品の在庫が十分である場合（ステップＳ７０１：ＹＥＳ）、発注処理ルーチンを終了する。
【０１４７】
一方、今回の試験をおこなうことにより、特定の消耗品不足が発生するもしくは近い将来発生すると認められる場合（ステップＳ７０１：ＮＯ）、警告表示をおこなう（ステップＳ７０２）。警告表示は、表示部３０７を介しておこなう。
【０１４８】
続いて、自動分析装置１０１は、発注情報を入力する（ステップＳ７０３）。発注情報は、図７で示した要請情報と同じものであり、ユーザが、品目と数量を指定することによりおこなう。入力が終了すると、自動分析装置１０１は、発注情報に基づいて消耗品を補充した場合に、在庫が必要十分となるかを判定する（ステップＳ７０４）。この判定により、在庫が未だ不十分と判定された場合は（ステップＳ７０４：ＮＯ）、ステップＳ７０２に移行し、このルーチンを繰り返す。
【０１４９】
なお、必要量を超える場合、たとえば、有効期限のある試薬を不必要に買いだめするような入力があった場合も、自動分析装置１０１は、在庫が必要十分でないと判定し、ステップＳ７０２に移行する。
【０１５０】
一方、ステップＳ７０４で、在庫が必要十分であると判定した場合、自動分析装置１０１は、入力した発注情報（要請情報）を管理装置１０２に送信する（ステップＳ７０５）。管理装置１０２に発注情報が送信されることにより、ユーザは、いちいち在庫管理をおこなわなくて済み、円滑な臨床検査ないし化学分析をおこなうことが可能となる。
【０１５１】
図１８に戻り、自動分析装置１０１は、試験を開始する（ステップＳ６０７）。すなわち、駆動制御部３８３（図７参照）の制御の下、分析部３０４（図３参照）を中心とする臨床検査ないし化学分析を開始する。なお、以降の試験内容については、試験／測定プログラム、駆動／搬送プログラムに従った内容であり、説明を省略する。
【０１５２】
さて、自動分析装置１０１が、ステップ６０５で精度が保証できないと判断した場合には（ステップＳ６０５：ＮＯ）、試験を禁止する（ステップＳ６０８）。すなわち、試験禁止部３８２（図７参照）が駆動／搬送禁止信号を送出し、駆動制御部３８３がこの駆動／搬送禁止信号をうけて分析部３０４で臨床検査ないし化学分析をおこなわないように制御する。
【０１５３】
試験を禁止すると同時に、自動分析装置１０１は、警告表示をおこなう（ステップＳ６０９）。警告表示は、表示部３０７を介しておこなう。続いて、自動分析装置１０１は、試験内容が再入力されたか否かを判定する（ステップＳ６１０）。試験内容の入力については、ステップＳ６０３と同様に、プログラムの読み出しや、キーボード操作によりおこなう。
【０１５４】
試験内容が再入力された場合（ステップＳ６１０：ＹＥＳ）、ステップＳ６０４（図１８参照）に移行し、以降はこのルーチンを繰り返す。一方、試験内容が再入力されなかった場合は（ステップＳ６１０：ＮＯ）、タイムアウトの判断をおこなう（ステップＳ６１１）。タイムアウトとなった場合は（ステップＳ６１１：ＹＥＳ）、試験をおこなわず、たとえば、自動分析装置１０１を、初期の入力待ち状態に移行させる処理をおこなう。所定の時間経過していない場合は（ステップＳ６１１：ＮＯ）、ステップＳ６１０に移行し、試験内容の再入力をまつ。
【０１５５】
次に、図２１を用いて、管理装置１０２の処理流れについて説明する。管理装置１０２は、複数のクライアント（複数の自動分析装置１０１）から、適宜要請情報（発注情報）を受信する（ステップＳ８０１）。受信した要請情報（発注情報）は、管理装置１０２内のハードディスクなどに累積格納しておく（ステップＳ８０２）。
【０１５６】
続いて、管理装置１０２は、ステップＳ８０２で格納した要請情報に基づいて消耗品の消費履歴を構築する（ステップＳ８０３）。すなわち、消耗品の品目毎に消耗品の数量を時系列データとして構築する。なお、消費履歴を会社毎に作成してもよい。
【０１５７】
管理装置１０２は、消費履歴に基づいて消費量を予測する（ステップＳ８０４）。最も簡易には、過去数ヶ月のデータに基づいて直線近似することが挙げられるが、過去の動向に基づいて所定の補間式に基づいて予測してもよい。最後に、管理装置１０２は、ステップＳ８０４で導出した予測量に従って、必要十分な消耗品を発注する（ステップＳ８０５）。
【０１５８】
この様に、管理装置１０２側では、多数の顧客側に設置されている自動分析装置１０１から消耗品の消費情報を吸い上げ、適正な生産計画を立てることができ、ひいては、品質の高い（換言すれば試験精度の維持できる）試薬を適正価格で提供することが可能となる。
【０１５９】
以上説明したように、自動分析システム１００は、試験精度を維持・保証でき、また、在庫管理をおこなうことにより臨床検査ないし化学分析の円滑実施を実現し、消費予測や生産調整による消耗品管理も可能としている。
【０１６０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動分析装置は、医学分野、生物分野、化学分野における臨床検査ないし化学分析に用いられる自動分析装置であって、消耗品情報入力手段が、臨床検査ないし化学分析に関する消耗品の情報を入力し、消耗品情報格納手段が、消耗品情報入力手段により入力された消耗品の情報を格納し、試験実績格納手段が、従前におこなわれた臨床検査ないし化学分析の試験実績を格納し、試験内容入力手段が、新たな臨床検査ないし化学分析の試験項目と試験数を入力し、試験精度判定手段が、消耗品情報格納手段により格納された消耗品の情報と、試験実績格納手段により格納された試験実績と、試験内容入力手段により入力された試験項目と試験数に基づいて、臨床検査ないし化学分析を実行した場合に試験結果の精度が保証できるか否かを判定するので、消耗品と試験内容を共に管理し、これにより、たとえば、試薬のつぎ足しや、保証されていない消耗品の組合せなど、正常でないもしくは保証のされていない消耗品の使用を防止し、試験精度を維持し、信頼性を向上させることが可能となる。
【０１６１】
また、本発明の自動分析装置は、試験禁止手段が、試験精度判定手段により試験結果の精度が保証できないと判定された場合に、試験内容入力手段により入力された試験項目と試験数にかかる新たな臨床検査ないし化学分析の実行を禁止するので、試薬のつぎ足しや、保証されていない消耗品の組合せなど、正常でないもしくは保証のされていない消耗品の使用を禁止し、試験精度を維持し信頼性を向上させることが可能となる。
【０１６２】
また、本発明の自動分析装置は、要請情報送出手段が、消耗品情報格納手段により格納された消耗品の情報と、試験実績格納手段により格納された試験実績と、試験内容入力手段により入力された試験項目と試験数に基づいて、消耗品の補充要請もしくは交換要請に関する情報を送出するので、在庫管理を通じて、消耗品不足の発生が防止でき、検査ないし分析を円滑におこなうことが可能となる。
【０１６３】
また、本発明の自動分析装置は、消耗品の情報が、品名、ロット番号、シリアル番号、量、耐用回数もしくは有効期限、価格に関する情報であるので、消耗品を品名、ロット番号、シリアル番号で管理でき、試験実績に基づいて消耗品の残量管理や交換時期の管理ができ、また、コスト管理も可能となる。
【０１６４】
また、本発明の自動分析装置は、消耗品の情報が１次元バーコードもしくは２次元バーコードにより表現され、消耗品情報入力手段をバーコードリーダとしたので、消耗品自体もしくは消耗品の包装に付されているバーコードにより瞬時に消耗品の情報を入力し、これにより、多品種の消耗品を多数使用し、試験内容も多種におよぶ自動分析装置の使用環境全体の管理を容易におこなうことが可能となる。
【０１６５】
また、本発明の自動分析装置は、バーコード発行手段が、消耗品の情報を１次元バーコードもしくは２次元バーコードとして発行するので、バーコードが付されていない消耗品を使用する場合であっても、バーコード管理が可能になり、装置の作業効率を向上させることが可能となる。
【０１６６】
また、本発明の自動分析装置は、試験費算出手段が、消耗品情報入力手段により入力された消耗品の情報と、試験内容入力手段により入力された試験項目と試験数に基づいて、臨床検査ないし化学分析を実行した場合の試験費用を算出するので、従来では、試験項目、消耗品種類、消耗品数が膨大な数であり、試験費用の手計算が煩雑であったところ、既に入力してある消耗品情報に基づいて容易に試験費用を算出することが可能となる。
【０１６７】
また、本発明の自動分析装置は、エラー検知手段が、試験中のエラーを検知し、装置状態取得手段が、エラー検知手段によりエラーが検知された場合に、装置の状態を取得し、エラー状態送出手段が、エラー検知手段により検知されたエラーに関する情報と、装置状態取得手段により取得された装置の状態に関する情報を送出するので、障害時における装置状態を把握し、これにより、障害回避に資することが可能となる。
【０１６８】
また、本発明の自動分析システムは、自動分析装置がネットワークを介して管理装置と接続している自動分析システムであって、管理装置が、要請情報受信手段と発注手段を有し、要請情報受信手段が、要請情報送出手段により送出された補充要請もしくは交換要請に関する情報を受信し、発注手段が、要請情報受信手段により受信された情報に基づいて、補充もしくは交換すべき消耗品を発注するので、管理装置側で在庫管理ができ、自動分析装置を使用する側の在庫管理の手間を省きつつ、臨床検査ないし化学分析を円滑におこなうことが可能となる。
【０１６９】
また、本発明の自動分析システムは、自動分析装置が複数台ネットワークを介して管理装置と接続している自動分析システムであって、管理装置が、要請情報受信手段と、要請情報格納手段と、消費履歴導出手段と、を有し、要請情報受信手段が、要請情報送出手段から送出された補充要請もしくは交換要請に関する情報を受信し、要請情報格納手段が、要請情報受信手段により受信された情報を格納し、消費履歴導出手段が、要請情報格納手段により格納された情報に基づいて、消耗品の消費履歴を把握するので、消耗品に関する大局的な消費傾向を把握することができ、消耗品の生産計画に資することが可能となる。
【０１７０】
また、本発明の自動分析システムは、管理装置に備わる消費量予測手段が、消費履歴導出手段により導出された消耗品の消費履歴から消耗品の消費量を予測するので、消耗品の生産計画が可能となる。また、生産計画が可能になることで、試験精度が保証された消耗品を安価に提供することができる。
【０１７１】
また、本発明の自動分析システムは、管理装置に備わる発注手段が、消費量予測手段により予測された消費量に基づいて消耗品を発注するので、消耗品を提供する側の在庫管理の手間を省くことができる。
【０１７２】
また、本発明の自動分析装置管理方法は、医学分野、生物分野、化学分野における臨床検査ないし化学分析に用いられる自動分析装置の管理方法であって、消耗品情報入力工程では、臨床検査ないし化学分析に関する消耗品の情報を入力し、消耗品情報格納工程では、消耗品情報入力工程で入力された消耗品の情報を格納し、試験実績格納工程では、従前におこなわれた臨床検査ないし化学分析の試験実績を格納し、試験内容入力工程では、新たな臨床検査ないし化学分析の試験項目と試験数を入力し、試験精度判定工程では、消耗品情報格納工程で格納された消耗品の情報と、試験実績格納工程で格納された試験実績と、試験内容入力工程で入力された試験項目と試験数に基づいて、臨床検査ないし化学分析を実行した場合に試験結果の精度が保証できるか否かを判定するので、消耗品と試験内容を共に管理し、これにより、たとえば、試薬のつぎ足しや、保証されていない消耗品の組合せなど、正常でないもしくは保証のされていない消耗品の使用を防止し、試験精度を維持し、信頼性を向上させることが可能となる。
【０１７３】
また、本発明の自動分析装置管理方法は、試験禁止工程では、試験精度判定工程で試験結果の精度が保証できないと判定された場合に、試験内容入力工程で入力された試験項目と試験数にかかる新たな臨床検査ないし化学分析の実行を禁止するので、試薬のつぎ足しや、保証されていない消耗品の組合せなど、正常でないもしくは保証のされていない消耗品の使用を禁止し、試験精度を維持することが可能となる。
【０１７４】
また、本発明の自動分析装置管理方法は、要請情報送出工程では、消耗品情報格納工程で格納された消耗品の情報と、試験実績格納工程で格納された試験実績と、試験内容入力工程で入力された試験項目と試験数に基づいて、消耗品の補充要請もしくは交換要請に関する情報を送出するので、在庫管理を通じて、消耗品不足の発生が防止でき、検査ないし分析を円滑におこなうことが可能となる。
【０１７５】
また、本発明の自動分析装置管理方法は、消耗品の情報が、品名、ロット番号、シリアル番号、量、耐用回数もしくは有効期限、価格に関する情報であるので、消耗品を品名、ロット番号、シリアル番号で管理でき、試験実績に基づいて消耗品の残量管理や交換時期の管理ができ、また、コスト管理も可能となる。
【０１７６】
また、本発明の自動分析装置管理方法は、消耗品の情報が１次元バーコードもしくは２次元バーコードにより表現され、消耗品情報入力工程ではバーコードリーダを用いて消耗品の情報を入力するので、消耗品自体もしくは消耗品の包装に付されているバーコードにより瞬時に消耗品の情報を入力し、これにより、多品種の消耗品を多数使用し、試験内容も多種におよぶ自動分析装置の使用環境全体の管理を容易におこなうことが可能となる。
【０１７７】
また、本発明の自動分析装置管理方法は、バーコード発行工程では、消耗品の情報を１次元バーコードもしくは２次元バーコードとして発行するので、バーコードが付されていない消耗品を使用する場合であっても、バーコード管理が可能になり、装置の作業効率を向上させることが可能となる。
【０１７８】
また、本発明の自動分析装置管理方法は、試験費算出工程では、消耗品情報入力工程で入力された消耗品の情報と、試験内容入力工程で入力された試験項目と試験数に基づいて、臨床検査ないし化学分析を実行した場合の試験費用を算出するので、従来では、試験項目、消耗品種類、消耗品数が膨大な数であり、試験費用の手計算が煩雑であったところ、既に入力してある消耗品情報に基づいて容易に試験費用を算出することが可能となる。
【０１７９】
また、本発明の自動分析装置管理方法は、エラー検知工程では、試験中のエラーを検知し、装置状態取得工程では、エラー検知工程でエラーが検知された場合に、装置の状態を取得し、エラー状態送出工程では、エラー検知工程で検知されたエラーに関する情報と、装置状態取得工程で取得された装置の状態に関する情報を送出するので、障害時における装置状態を把握し、これにより、障害回避に資することが可能となる。
【０１８０】
また、本発明の消耗品管理方法は、要請情報受信工程では、要請情報送出手段から送出された補充要請もしくは交換要請に関する情報を受信し、発注工程では、要請情報受信工程で受信された情報に基づいて、補充もしくは交換すべき消耗品を発注するので、管理装置側で在庫管理ができ、自動分析装置を使用する側の在庫管理の手間を省きつつ、臨床検査ないし化学分析を円滑におこなうことが可能となる。
【０１８１】
また、本発明の消耗品管理方法は、自動分析装置が複数台存在する場合の消耗品管理方法であって、要請情報受信工程では、要請情報送出手段から送出された補充要請もしくは交換要請に関する情報を受信し、要請情報格納工程では、要請情報受信工程で受信された情報を格納し、消費履歴導出工程では、要請情報格納工程で格納された情報に基づいて、消耗品の消費履歴を導出するので、消耗品に関する大局的な消費傾向を把握することができ、消耗品の生産計画に資することが可能となる。
【０１８２】
また、本発明の消耗品管理方法は、消費量予測工程では、消費履歴導出工程により導出された消耗品の消費履歴から消耗品の消費量を予測するので、消耗品の生産計画が可能となる。また、生産計画が可能になることで、試験精度が保証された消耗品を安価に提供することができる。
【０１８３】
また、本発明の消耗品管理方法は、発注工程では、消費量予測工程で予測された消費量に基づいて消耗品を発注するので、消耗品を提供する側の在庫管理の手間を省くことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の自動分析システムの外観構成図である。
【図２】自動分析装置の外観の一例を示した説明図である。
【図３】自動分析装置の内部構成を中心に示したブロック図である。
【図４】スタック型２次元コードのうち、代表的なコードとして、ＣＯＤＥ４９、ＰＤＦ４１７の例を示した図である。
【図５】マトリックス型２次元コードのうち、代表的なコードとして、ＶＥＲＩＣＯＤＥ、ＤＡＴＡＣＯＤＥ、ＱＲＣＯＤＥ、ＭｉｃｒｏＱＲの例を示した図である。
【図６】２次元コードの特徴を示した図表である。
【図７】中央制御部の機能的構成を説明したブロック図である。
【図８】試験費算出の例を説明する説明図であり、洗浄液についてのテスト単価を示した図である。
【図９】試験費算出の例を説明する説明図であり、検体希釈液のテスト単価を示した図である。
【図１０】試験費算出の例を説明する説明図であり、洗浄液についてのテスト単価を示した図である。
【図１１】試験費算出の例を説明する説明図であり、測定試薬についてのテスト単価を示した図である。
【図１２】試験費算出の例を説明する説明図であり、定期交換部品についてのテスト単価を示した図である。
【図１３】試験費算出の例を説明する説明図であり、定期交換部品についてのテスト単価を示した図である。
【図１４】自動分析装置のハードウェア構成を説明する説明図である。
【図１５】管理装置の機能的構成の一例を説明したブロック図である。
【図１６】管理装置が接続している１００台の自動分析装置全体の消費履歴と、消費予測との例を示した説明図である。
【図１７】管理装置が接続している１００台のうちのある分析会社Ｐに納入されている自動分析装置一台で使用されている試薬Ｂの消費に関する長期推移の例を示した図である。
【図１８】自動分析装置の処理流れの一例を示したフローチャートである。
【図１９】自動分析装置の処理流れの一例を示したフローチャートである。
【図２０】自動分析装置の消耗品発注処理の流れの一例を説明したフローチャートである。
【図２１】管理装置の処理流れの一例を説明したフローチャートである。
【符号の説明】
１００自動分析システム
１０１自動分析装置
１０２管理装置
１０３ネットワーク
２０１分析部
２０２消耗品格納部
２０３解析部
２０４表示部
２０５バーコードリーダ
２０６電話線
３０１バーコードリーダ
３０２試験内容入力部
３０３消耗品格納部
３０４分析部
３０５データ解析部
３０６データ格納部
３０７表示部
３０８中央制御部
３０９通信部
３１０バーコード発行部
３３１交換部品格納部
３３２試薬格納部
３３３洗浄剤格納部
３３４容器格納部
３４１試験／測定部
３４２駆動／搬送部
３６１解析結果格納部
３６２消耗品情報格納部
３６３試験実績格納部
３７８装置状態取得部
３８１試験精度判定部
３８２試験禁止部
３８３駆動制御部
３８４要請情報送出部
３８５試験費算出部
３８６エラー検知部
３８７装置状態取得部
３８８エラー状態送出部
４０４ハードディスク
４０５モデム
４４１プログラム部
４４２データベース部
４７３プリンタ
５０１要請情報受信部
５０２要請情報格納部
５０３消耗品消費履歴導出部
５０４消費量予測部
５０５消耗品発注部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic analysis device, an automatic analysis system, an automatic analysis device management method, and a consumable management method, and more particularly, an automatic analysis device, an automatic analysis system, and an automatic analysis device management method capable of comprehensive management including consumables. And a consumable management method.
[0002]
[Prior art]
Automatic analyzers used for clinical examinations or chemical analyzes set a large number (for example, several tens to several hundreds) of specimens in the equipment, automatically inspect each test item, and display or print the test results. Can be out. The consumables used for the analysis are automatically discharged, and each part in the test apparatus is automatically cleaned. That is, the automatic analyzer can obtain a desired test result with almost no manual intervention by setting only a sample and a consumable such as a reagent, and performs the test after the test.
[0003]
The automatic analyzer can perform various analyzes by changing the reagent and the like. For example, the automatic analyzer can also perform immunity / biochemistry / coagulation / glucose analysis / electrolyte analysis using latex immunoturbidimetry, immunoturbidimetry, and colorimetry.
[0004]
The automatic analyzer has a very small amount of sample to be examined (sometimes the amount of one sample is about several μl from the viewpoint of the size of the case, the number of test items, and the cost of reagents used. ).
[0005]
As described above, the conventional automatic analyzer is an extremely convenient device that can analyze a large number of samples at the same time under the same conditions while reducing the amount of one sample, and outputs the results fully automatically. there were.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional technique has the following problems.
That is, there is a problem that the test accuracy cannot be maintained or the test accuracy cannot be guaranteed because the consumables used for the analysis are not sufficiently managed in the analyzer. For example, the reagents used in the analysis are fine-tuned for accuracy control on a lot-by-lot basis.If reagents from different lots are added, the accuracy cannot be maintained, or the reagents that have passed their expiration date are not known. In some cases, the original accuracy cannot be maintained.
[0007]
Also, if the accuracy cannot be maintained by using consumables that are not specified by the manufacturer, or because many types of detergents are used in automatic analyzers and they are used at the same time, they must be filled in the wrong place. As a result, a sufficient cleaning effect could not be obtained, and as a result, the test accuracy could not be maintained. In particular, when a reagent manufactured by another manufacturer is used, there is a problem that the test accuracy becomes very unstable. In other words, there is a problem that the reliability of the test may be lowered due to an artificially consumable management mistake.
[0008]
In addition, to solve this problem, the reagent provider can specify the model of the instrument that guarantees the test accuracy, or the instrument provider can provide information on the reagent type that guarantees the test accuracy. ing. However, it is assumed that the reagent will be used up without any additional addition within the expiration date. Even if the accuracy of each test is guaranteed, the test results will greatly fluctuate if additional reagents from different lots are used. There was a problem of becoming.
[0009]
This problem has not been solved even though it is known as a general rule of thumb. In other words, due to the multi-user multi-purpose nature of the automatic analyzer, there has been a problem that it is difficult to maintain the use of two or more lots of reagents and the recommended use of manufacturers recommended consumables.
[0010]
In recent years, there has been a demand for comprehensive test management. As described above, the automatic analyzer automates all test processes. Therefore, from the viewpoint of test efficiency, for example, a wide variety of articles such as cups used for specimens and periodic replacement parts (syringes, packing, halogen lamps, heat ray cut filters, probes) used for the apparatus are disposable consumables. It has become. Therefore, since many consumables are consumed, there is a demand from the testing side that inventory management of consumables and cost calculation is performed for each test.
[0011]
However, conventionally, there are problems that the test items are different for each test, and the inspectors in charge are different for each test, so that the inventory management and the test cost management are not always sufficiently performed. In particular, when there are a plurality of users, it is necessary to check each other's inventory. However, there has been a request to perform such a test smoothly without the need for such trouble.
[0012]
Conventionally, since the automatic analyzer manufacturer and the consumables manufacturer (for example, the reagent manufacturer) are different, the consumables (reagent) production management cannot be adjusted well, and the expiry date of the expiring reagent is generated. There was also a problem that (reagent cost) was more than the appropriate price. In other words, there is a problem that the test cost becomes high.
[0013]
The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to maintain test accuracy and improve the reliability of test results.
[0014]
In addition, the purpose is to facilitate inspection or analysis by inventory management.
[0015]
It is also intended to manage consumables by adjusting production.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an automatic analyzer according to the present invention is an automatic analyzer used for clinical examination or chemical analysis in the medical field, biological field, and chemical field, and is a consumable for clinical examination or chemical analysis. The consumables information input means for inputting the information of the consumables, the consumables information storage means for storing the information of the consumables input by the consumable information input means, and the test results of the clinical test or chemical analysis performed previously. Test result storage means for storing, test content input means for inputting a new clinical test or chemical analysis test item and the number of tests, consumable information stored by the consumable information storage means, and the test result storage If a clinical test or chemical analysis is performed based on the test results stored by the means, the test items and the number of tests input by the test content input means, And test accuracy determining means for determining whether the result of the accuracy can be guaranteed, and further comprising a.
[0017]
That is, the above invention manages both consumables and test contents.
[0018]
Further, the automatic analyzer according to the present invention, when it is determined that the accuracy of the test result cannot be guaranteed by the test accuracy determination unit, the new test item and the number of tests input by the test content input unit. A test prohibiting means for prohibiting the execution of clinical tests or chemical analysis is provided.
[0019]
In other words, the above-described invention can inhibit the use of consumables that are not normal or not guaranteed, such as adding reagents and combinations of consumables that are not guaranteed, and can maintain test accuracy.
[0020]
Further, the automatic analyzer according to the present invention includes consumable information stored by the consumable information storage means, test results stored by the test result storage means, and tests input by the test content input means. It is characterized by comprising request information sending means for sending information on a replenishment request or replacement request for consumables based on the items and the number of tests.
[0021]
That is, the above invention can prevent a shortage of consumables through inventory management, and can perform inspection or analysis smoothly.
[0022]
The automatic analyzer according to the present invention is characterized in that the consumable information is information on a product name, a lot number, a serial number, an amount, a useful life or expiration date, and a price.
[0023]
That is, in the above invention, consumables can be managed by product name, lot number, and serial number, the remaining amount of consumables can be managed and the replacement time can be managed based on the test results, and the cost can also be managed.
[0024]
Further, the automatic analyzer according to the present invention is characterized in that the consumable information is expressed by a one-dimensional barcode or a two-dimensional barcode, and the consumable information input means is a barcode reader.
[0025]
That is, in the above invention, the information on the consumables is instantaneously input by the bar code attached to the consumables themselves or the consumables packaging.
[0026]
In addition, the automatic analyzer according to the present invention is characterized by comprising bar code issuing means for issuing consumable information as a one-dimensional bar code or a two-dimensional bar code.
[0027]
That is, the above invention issues consumable information as a bar code, and even when using a consumable that is not attached with a bar code, bar code can be managed and the working efficiency of the apparatus is improved. be able to.
[0028]
Further, the automatic analyzer according to the present invention is based on the information on the consumables input by the consumable information input means, the test items and the number of tests input by the test content input means, and the clinical test or chemical analysis. The test cost calculation means for calculating the test cost when executing is provided.
[0029]
That is, according to the above-described invention, conventionally, the test items, the types of consumables, and the number of consumables are enormous, and the manual calculation of the test cost is complicated. Test costs can be calculated.
[0030]
The automatic analyzer according to the present invention includes an error detection unit that detects an error during a test, a device state acquisition unit that acquires a state of the device when an error is detected by the error detection unit, and the error And an error state sending unit for sending information about an error detected by the detection unit and information about the state of the apparatus acquired by the apparatus state acquisition unit.
[0031]
That is, the said invention grasps | ascertains the apparatus state at the time of a failure.
[0032]
The automatic analysis system according to the present invention is an automatic analysis system in which the automatic analysis device is connected to a management device via a network, and the management device sends a replenishment request sent by the request information sending means or Request information receiving means for receiving information relating to a replacement request, and ordering means for ordering consumables to be replenished or replaced based on the information received by the request information receiving means.
[0033]
In other words, since the inventory management is performed on the management apparatus side, the clinical examination or chemical analysis can be smoothly performed while omitting the inventory management on the side (user) using the automatic analysis apparatus.
[0034]
The automatic analysis system according to the present invention is an automatic analysis system in which an automatic analysis apparatus is connected to a management apparatus via a network. The replenishment sent from the request information sending means is the management apparatus. Based on the information stored in the request information storing means, the request information storing means for storing the information received by the request information receiving means, and the information stored in the request information storing means. Consumption history deriving means for deriving the consumption history.
[0035]
That is, the above invention can grasp a general consumption tendency related to consumables, and can contribute to a production plan for consumables.
[0036]
Further, the automatic analysis system according to the present invention is characterized in that the management device comprises consumption amount prediction means for predicting the consumption amount of the consumable item from the consumption history of the consumable item derived by the consumption history deriving unit. To do.
[0037]
That is, the above invention enables a consumable production plan. In addition, by enabling production planning, it is possible to provide a consumable with guaranteed test accuracy at a low cost.
[0038]
The automatic analysis system according to the present invention is characterized in that the management device includes ordering means for ordering consumables based on the consumption predicted by the consumption prediction means.
[0039]
That is, the above invention can save the labor of inventory management on the side of providing consumables.
[0040]
The automatic analyzer management method according to the present invention is an automatic analyzer management method used for clinical examination or chemical analysis in the medical field, biological field, and chemistry field, and includes information on consumables related to clinical examination or chemical analysis. Consumables information input process to be input, consumables information storage process to store information on consumables input in the consumables information input process, and tests to store the results of clinical tests or chemical analysis performed previously Results storage process, test contents input process for entering new clinical test or chemical analysis test items and number of tests, consumable information stored in the consumable information storage process, and storage in the test results storage process The accuracy of test results can be guaranteed when a clinical test or chemical analysis is performed based on the actual test results and the test items and the number of tests input in the test content input process. And determining test accuracy determination step of whether or characterized by containing.
[0041]
That is, the above invention manages both consumables and test contents.
[0042]
The automatic analyzer management method according to the present invention relates to the test items and the number of tests input in the test content input step when it is determined that the accuracy of the test result cannot be guaranteed in the test accuracy determination step. It includes a test prohibition process that prohibits the execution of new clinical tests or chemical analyses.
[0043]
In other words, the above-described invention can inhibit the use of consumables that are not normal or not guaranteed, such as adding reagents and combinations of consumables that are not guaranteed, and can maintain test accuracy.
[0044]
In addition, the automatic analyzer management method according to the present invention is input by the consumable information stored in the consumable information storage step, the test results stored in the test results storage step, and the test content input step. And a request information sending step for sending information on a replenishment request or replacement request for consumables based on the test items and the number of tests.
[0045]
That is, the above invention can prevent a shortage of consumables through inventory management, and can perform inspection or analysis smoothly.
[0046]
Further, the automatic analyzer management method according to the present invention is characterized in that the consumable information is information relating to a product name, a lot number, a serial number, an amount, a useful life or expiration date, and a price.
[0047]
That is, in the above invention, consumables can be managed by product name, lot number, and serial number, the remaining amount of consumables can be managed and the replacement time can be managed based on the test results, and the cost can also be managed.
[0048]
In the automatic analyzer management method according to the present invention, consumable information is represented by a one-dimensional bar code or a two-dimensional bar code, and the consumable information is input using a bar code reader in the consumable information input step. It is characterized by doing.
[0049]
That is, in the above invention, the information on the consumables is instantaneously input by the bar code attached to the consumables themselves or the consumables packaging.
[0050]
The automatic analyzer management method according to the present invention includes a barcode issuing step of issuing consumable information as a one-dimensional barcode or a two-dimensional barcode.
[0051]
That is, the above invention issues consumable information as a bar code, and even when using a consumable that is not attached with a bar code, bar code can be managed and the working efficiency of the apparatus is improved. be able to.
[0052]
The automatic analyzer management method according to the present invention is based on the information on the consumables input in the consumables information input step, the test item and the number of tests input in the test content input step, A test cost calculation step for calculating a test cost when the chemical analysis is performed is included.
[0053]
That is, in the above-described invention, conventionally, the test items, the types of consumables, and the number of consumables are enormous, and the manual calculation of the test cost is complicated. Test costs can be calculated.
[0054]
In addition, the automatic analyzer management method according to the present invention includes an error detection process for detecting an error during a test, and an apparatus status acquisition process for acquiring the status of the apparatus when an error is detected in the error detection process, And an error status sending step for sending information related to the error detected in the error detection step and information related to the status of the device acquired in the device status acquisition step.
[0055]
That is, the said invention grasps | ascertains the apparatus state at the time of a failure.
[0056]
The consumable management method according to the present invention is a consumable management method applied to an automatic analyzer, and includes a request information receiving step for receiving information on a replenishment request or a replacement request sent from the request information sending means; And an ordering step of placing an order for consumables to be replenished or replaced based on the information received in the request information receiving step.
[0057]
That is, the above invention can smoothly carry out clinical examination or chemical analysis while managing inventory at a place other than the automatic analyzer and omitting the trouble of inventory management on the side using the automatic analyzer.
[0058]
The consumable management method according to the present invention is a consumable management method in the case where there are a plurality of automatic analyzers, and is a request for receiving information related to a replenishment request or replacement request sent from the request information sending means. An information receiving step, a request information storing step for storing information received in the request information receiving step, and a consumption history deriving step for deriving a consumption history of consumables based on the information stored in the request information storing step It is characterized by including.
[0059]
That is, the above invention can grasp a general consumption tendency related to consumables, and can contribute to a production plan for consumables.
[0060]
In addition, the consumable item management method according to the present invention includes a consumption amount predicting step of predicting the consumption amount of the consumable item from the consumption history of the consumable item derived by the consumption history deriving step.
[0061]
That is, the above invention enables a consumable production plan. In addition, by enabling production planning, it is possible to provide a consumable with guaranteed test accuracy at a low cost.
[0062]
The consumable item management method according to the present invention further includes an ordering step of placing an order for consumable items based on the consumption amount predicted in the consumption amount prediction step.
[0063]
That is, the above invention can save the labor of inventory management on the side of providing consumables.
[0064]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
Here, the automatic analysis apparatus and the consumable management method of the present invention will be described by taking an automatic analysis system in which the automatic analysis apparatus is connected to the management apparatus via a network as an example.
[0065]
FIG. 1 is an external configuration diagram of the automatic analysis system of the present invention. The automatic analysis system 100 includes an automatic analysis device 101 that performs clinical tests or chemical analysis, a management device 102 that manages the automatic analysis device 101, and a network 103 that connects the automatic analysis device 101 and the management device 102. . A plurality of automatic analyzers 101 are connected to the management apparatus 102. In the following description, a single automatic analyzer 101 will be described unless otherwise specified. Here, the automatic analyzer will be described first, then the management apparatus, and finally the network configuration.
[0066]
(Contents of automatic analyzer)
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of the appearance of the automatic analyzer 101. In this example, an automatic analyzer capable of measuring immunity / vibration / coagulation items and the like will be described. The automatic analyzer 101 includes an analysis unit 201, a consumable storage unit 202, an analysis unit 203, a display unit 204, and a barcode reader 205. Reference numeral 206 denotes a telephone line connected to the network 103.
[0067]
Although detailed description will be given later, the analysis unit 201 performs a colorimetric analysis and a turbidimetric analysis by dropping a reagent on the sample contained in the reaction container and performing a spectroscopic analysis, an absorption analysis, or the like. Although not shown, the analysis unit 201 automatically conveys the reaction container, and guides and conveys an unused reaction container to the analysis passage as necessary. Furthermore, the reaction container for which the test has been completed is sorted and discarded in a predetermined waste material storage. In addition, the analysis unit 201 cleans the inside of the apparatus so that the next test is not hindered by using a pre-stored cleaning agent.
[0068]
The consumables storage unit 202 stores various consumables used for clinical examination or chemical analysis. There are four types of consumables. Reagents, cleaning agents, containers, and regular replacement parts.
[0069]
First, examples of the reagents include measurement reagents (IgG, IgA, IgM, C3, C4) and diluted solutions or buffer solutions (pure water, physiological saline, pH adjusting solution). Containers include specimen containers and reaction containers. Examples of the regular replacement parts include various tubes, packings, drying nozzles, halogen lamps, cell wipers, heat ray cut filters, probes, mixers, and pump tubes.
[0070]
Among the consumables, in particular, reagents, cleaning agents, and containers are installed in the consumable storage unit 202 at a predetermined installation location. For the reagents used in the most recent test, a suction tube is inserted from the top of the bottle to prepare for a quantitative drop. Similarly, the sample container used for the most recent test is installed on the automatic transport route. Note that the specimen container installed on the automatic transport route is transported to a fixed position in each test process by the above-described consumables storage unit 202.
[0071]
The analysis unit 203 analyzes the content of the test item based on the analysis result obtained by the analysis unit 201. For example, in the analysis unit 201, when another reagent B (chromogenic substrate) is dropped onto a certain reagent A (enzyme labeling reagent), the antigen present in the specimen, the reagent A, and the reagent B form an immune complex, and the reagent The colored compound C is formed by the action of the enzyme bound to A, and the antigen in the sample is quantified by colorimetry. In particular, in blood tests, there are many test items, and there may be cases where reagents on the way are common, so halfway results are stored in order, and the analysis unit 203 collects various results together using a predetermined calculation formula. Output.
[0072]
The display unit 204 outputs and displays various types of information. Display items include test name, test item, test date, number of tests (number of samples), test progress (scheduled end time of test), reagents used (product name, lot number, serial number, expiration date). . In addition, if an error (failure) occurs during the test, the error content, device status, and operation procedure for recovery procedure are also displayed.
[0073]
The display unit 204 also notifies the stock status of consumables. For example, there is a display (warning display) that the sample container c has a sufficient amount for the test currently being performed, but if the same test continues two more times, the inventory will be exhausted. In addition, since reagents are used up for each reagent bottle supplied by the manufacturer in principle, if a reagent with the same serial number is about to be used for a new test, an incorrect reagent should be used due to some malfunction of the user. A warning that the test accuracy cannot be maintained is displayed. Whether the reagent has the same serial number or not is determined based on the result of reading the serial number by the barcode reader 205 described below.
[0074]
The barcode reader 205 reads consumable information (hereinafter referred to as consumable information as appropriate). Specifically, as described above, information embedded with a barcode (product name, manufacturer name, lot number, serial number, quantity, number of useful times or expiration date, price information) is read. The barcode reader 205 of the present embodiment is a barcode reader that reads a two-dimensional barcode as will be described later.
[0075]
The bar code is one-dimensional information, and a code that is expanded to two dimensions by developing the bar code is referred to as a two-dimensional code. However, in the present application, it is appropriately referred to as a two-dimensional bar code. A reading device that reads a two-dimensional bar code (two-dimensional code) is not particularly called a two-dimensional code reader, but is called a bar code reader.
[0076]
The display unit 204 interactively displays various reading results obtained by the barcode reader 205. For example, the result of reading a bar code attached to consumables or consumables (product name, manufacturer name, lot number, serial number, quantity, useful life or expiration date, price information) is also displayed.
[0077]
The applicant of the present application can match the correspondence between the barcode reader and the two-dimensional barcode (information to be read) in order to provide the automatic analyzer and various consumables including the reagent. When using the reagent of the manufacturer, a two-dimensional barcode is not always used, and in some cases, a consumable item without a barcode may be used. Therefore, as will be described later, the automatic analyzer 101 is provided with a barcode issuing unit, and if it is not a two-dimensional barcode, issues a two-dimensional barcode incorporating the above-mentioned consumable information, and relates to the second and subsequent tests. Is designed to save input effort.
[0078]
The telephone line 206 transmits / receives various information to / from the management apparatus 102. Although the details of the specific information will be described later, the telephone line 206 is used when transmitting failure information of the automatic analyzer 101 and information regarding a supply or replacement request for consumables. Further, recovery information for recovering from a failure is transmitted from the management apparatus 102, which contributes to automatic recovery under the control of the management apparatus 102.
[0079]
Next, the configuration of the automatic analyzer 101 will be described based on a block diagram. FIG. 3 is a block diagram mainly showing the internal configuration of the automatic analyzer 101. The automatic analyzer 101 includes a barcode reader 301, a test content input unit 302, a consumable storage unit 303, an analysis unit 304, a data analysis unit 305, a data storage unit 306, a display unit 307, and a central control. A unit 308, a communication unit 309, and a barcode issuing unit 310. The bar code reader 301, the consumables storage unit 303, the analysis unit 304, the data analysis unit 305, and the display unit 307 shown in FIG. 3 are the same as the bar code reader 205, the consumables storage unit 202, and the analysis unit shown in FIG. 201, the analysis unit 203, and the display unit 204 are the same as those in FIG.
[0080]
Next, each part of the automatic analyzer 101 will be described.
The barcode reader 301 reads the barcode attached to the consumable item itself or the consumable item package, and supplies the consumable item information to the consumable item information storage unit 362 in the data storage unit 306 under the control of the central control unit 308. Store. The barcode reader 301 is configured to read a two-dimensional code.
[0081]
As the two-dimensional code, either a stack type two-dimensional code or a matrix type two-dimensional code may be used. The bar code has information only in one direction, whereas the two-dimensional code has information in the horizontal and vertical directions. For this reason, it is possible to generate data representation whose area efficiency is several tens to several hundred times that of the barcode, and it is possible to efficiently input consumable information handled by the automatic analyzer 101.
[0082]
FIG. 4 is a diagram showing an example of CODE 49 and PDF 417 as representative codes of the stack type two-dimensional code, and FIG. 5 is a diagram of VERICODE, representative codes of the matrix type two-dimensional code. It is the figure which showed the example of DATA CODE, QR CODE, and Micro QR CODE.
[0083]
The CODE 49 shown in FIG. 4 was published in 1984 by Intermec (USA), and PDF417 was published in 1984 by Symbol Technologies (USA). The VERICODE shown in FIG. 5 was announced in 1982 by VERITEC (USA). D. Published in 1987 by MATRIX (USA), QR CODE and Micro QR were published in 1995 by Denso (Japan).
[0084]
The characteristics of the two-dimensional code are shown in FIG. The two-dimensional code has a feature that it does not depend on reading directionality in addition to the amount of data. In addition, the two-dimensional code is characterized by the fact that it has an error correction function and therefore has a very low misreading rate and a distortion correction function. The error correction function is a function for restoring data against dirt or a defect in a code, and can be achieved, for example, by adopting a Reed-Solomon method.
[0085]
The distortion correction function refers to a function of correcting the positional deviation of cells (dots) caused by distortion, with each code having a timing pattern. This function makes it easier to read a code printed on a curved surface than a bar code. Also from this point, the two-dimensional code is highly convenient when inputting information on consumables in which various packaging forms are adopted.
[0086]
In this embodiment, QR CODE is used. A one-dimensional code (bar code) may be used depending on the mode of use. The barcode reader 301 is mainly used when a consumable item is newly installed or stored in the automatic analyzer 101. As shown in FIG. 2, the barcode reader 301 (barcode reader 205) is a handy type, and when installed or stored in the consumables storage unit 303, reads the QR CODE and contributes to inventory management described later.
[0087]
Next, the test content input unit 302 will be described. The test content input unit 302 is configured by a keyboard, for example, and inputs test content. Test content refers to test items and number of tests. In some cases, the test date, test name, number of tests (number of samples), reagent used, detergent used, container used, etc. are entered. Of these, for example, the test date may be automatically acquired from a clock or the like built in the automatic analyzer 101. In addition, as for the reagent used and the cleaning agent used, the input can be omitted if a reagent that is automatically determined when the test item is input is used. In addition, in the test name, items to be frequently tested may be registered in advance as in, for example, standard immunity test 1 to standard immunity test 5, and the test content may be input simply by selecting the number.
[0088]
Next, the consumable item storage unit 303 will be described. The consumable item storage unit 303 includes a replacement part storage unit 331, a reagent storage unit 332, a cleaning agent storage unit 333, and a container storage unit 334. Among these, the reagent storage unit 332, the cleaning agent storage unit 333, and the container storage unit 334 store reagent products, cleaning agents, and specimen containers, and further have a mechanical drive unit. This drive unit receives drive control from the central control unit 308, and performs suction control of reagents and cleaning agents and sample container transport control.
[0089]
On the other hand, the replacement part storage unit 331 stores parts that need to be replaced regularly or parts that need to be replaced within a predetermined service life limit (for example, syringes, packings, halogen lamps, heat ray cut filters, probes). In addition, a replacement part is normally replaced | exchanged manually. However, the lamp may break during the test, such as a lamp necessary for absorption analysis. Such a consumable item may be attached to a predetermined arrangement place, and may be designed to be restored while being driven by the central control unit 308.
[0090]
Next, the analysis unit 304 will be described. The analysis unit 304 includes a test / measurement unit 341 and a drive / conveyance unit 342, and performs clinical examination or chemical analysis under the control of the central control unit 308. The test / measurement unit 341 performs clinical examination or chemical analysis in the medical field, biological field, and chemical field. Clinical tests can be broadly divided into two types: sample tests and physiological tests. Here, sample tests are mainly meant. A sample test refers to a test in which a sample (material) such as urine, blood, sputum, or tissue is collected from a sample provider (for example, a patient) and chemically analyzed or morphologically observed.
[0091]
There are various types of specimen tests, and for example, they can be classified into general tests, biochemical tests, immune serum tests, bacterial tests, pathological tests, blood transfusion tests, and the like. Of these, the general test is a test related to body fluids such as urine and feces, and may also be a test related to gastric / duodenal fluid, sputum, cerebrospinal fluid, puncture fluid, and the like. The blood test means testing for cell components (red blood cells, white blood cells, platelets) and plasma components (excluding cell components).
[0092]
Biochemical tests (sometimes referred to as clinical chemistry tests) refer to tests in which a portion of blood (such as serum) is chemically analyzed and data is analyzed. The immunoserum test is a quantitative test for special proteins such as immunoglobulins and complements in the blood, including syphilis tests and rheumatism tests. Bacteria testing refers to testing to determine what kind of microorganisms cause a certain infectious disease and determine antibiotics that can be treated. A pathological examination refers to an examination in which a microscopic specimen of a human body tissue is prepared or actually observed, and the cause of the disease is investigated histologically.
[0093]
In addition, blood transfusion testing is to check whether blood type testing and blood for transfusion can be transfused to the specimen provider, or to check for the presence of factors that react with the donor's serum or blood cells of the donor. This is an inspection to check. In addition, sample tests include chromosome and DNA tests and tests using radioisotopes.
[0094]
The automatic analyzer 101 does not limit the test items as long as the test can be automatically performed among the above-described sample test classifications. Therefore, although the automatic analyzer 101 itself shown in FIG. 2 is an apparatus for examining a relatively large number of specimens, the present invention can also be applied to, for example, an apparatus (automatic analyzer) for examining transfusion compatibility. is there.
[0095]
The above is a general explanation of clinical tests (specimen tests), but automatic analyzers also perform chemical analysis. Here, chemical analysis refers to an operation for identifying a substance or determining or measuring a component. Chemical analysis refers to a single analytical test or a combination of a few analytical tests, and clinical laboratory refers to a combination of multiple chemical analyzes or a combination of multiple analytical tests. Note that the results obtained in each test process are sent from the test / measurement unit 341 to the data analysis unit 305.
[0096]
The drive / conveyance unit 342 is controlled by the central control unit 308, conveys the sample cup containing the sample, and drives a mechanism related to a test or measurement in the test / measurement unit 341. Further, the drive / conveyance unit 342 is linked with the drive unit of the consumables storage unit 303. For example, the driving / conveying unit 342 sequentially performs operations of squeezing a tube inserted into a reagent bottle with a roller, dropping the tube into a 0.02 ml sample cup, swinging and stirring the sample cup.
[0097]
Next, the data analysis unit 305 will be described. The data analysis unit 305 inputs each measurement data or test data from the analysis unit 304 and performs data analysis based on a predetermined program. The analysis result is sent to the analysis result storage unit 361 of the data storage unit 306. Since the data analysis unit 305 performs data processing according to a predetermined program, the central control unit 308 may perform the data processing depending on usage. The data analysis unit 305 can be realized by a CPU having an appropriate scale.
[0098]
Next, the data storage unit 306 will be described. The data storage unit 306 includes an analysis result storage unit 361, a consumable information storage unit 362, and a test result storage unit 363. The analysis result storage unit 361 stores the data analyzed by the data analysis unit 305. The consumable information storage unit 362 stores consumable information. The test result storage unit 363 stores information related to tests performed in the past, that is, test results.
[0099]
Test results include test date, test items, information on reagents and cleaning agents used in the test (for example, product name, lot number, serial number, amount used, expiration date, etc.) and information on containers used in the test (for example, product name) , Capacity, lot number, serial number, used quantity, etc.). By storing the test results in the test result storage unit 363, it is possible to manage consumables including the expiration date of the reagent when starting a clinical test or chemical analysis. In particular, it is possible to determine whether or not the test accuracy can be maintained.
[0100]
The data storage unit 306 of the automatic analyzer 101 uses a hard disk, but is not particularly limited as long as it is a nonvolatile storage medium. The analysis result or the like may be stored in the RAM as long as the data is used only temporarily.
[0101]
Next, the central control unit 308 will be described. FIG. 7 is a block diagram illustrating a functional configuration of the central control unit 308. The central control unit 308 includes a test accuracy determination unit 381, a test prohibition unit 382, a drive control unit 383, a request information transmission unit 384, a test cost calculation unit 385, an error detection unit 386, and an apparatus status acquisition unit 387. And an error status sending unit 388.
[0102]
The test accuracy determination unit 381 includes consumables information stored in the consumables information storage unit 362, test results stored in the test result storage unit 363, and test contents (test items and tests input in the test content input unit 302). Whether or not the accuracy of the test result can be guaranteed, based on the number and possibly additional information such as the test date and time).
[0103]
Test accuracy cannot be guaranteed if a reagent is added, if a consumable part has exceeded its useful life or expiry date, or if the test accuracy is guaranteed with a device and reagent (in some cases other than the reagent) Or a combination of reagents whose test accuracy is not guaranteed.
[0104]
For example, with regard to reagents, despite the principle that each reagent bottle is used up in principle, reagent management may be insufficient in an environment where an automatic analyzer is shared and used by many people. Here, it is assumed that a certain user reads the pasted two-dimensional code with the barcode reader 205 before setting the reagent to be used in the reagent storage unit 332. At this time, the test accuracy determination unit 381 refers to the consumable information (particularly the serial number) stored in the test result storage unit 363 and determines whether or not the reagents are the same (ie, used).
[0105]
When the test accuracy determination unit 381 determines that they are the same, it outputs a warning signal. Specifically, the warning signal is a warning display on the display unit 307, but a signal for generating a warning sound may be sent depending on the mode of use. The test accuracy determination unit 381 can maintain test accuracy and facilitate the management of reagents.
[0106]
Further, when using a reagent that is not the same manufacturer, the test accuracy determination unit 381 may transmit a warning signal that the test accuracy cannot be maintained. This is based on the fact that when a plurality of reagents are used, the test accuracy is guaranteed only when the same manufacturer's reagent is used.
[0107]
Note that the test accuracy may be determined based on information on not only the reagent to be used but also other consumables such as periodic replacement parts. For example, in glucose analysis, deterioration may occur when a biosensor (glucose oxidase-immobilized enzyme electrode) exceeds a predetermined service life or total test time. Therefore, when the number of tests input by the test content input unit 302 is performed and it is predicted that the predetermined number of times or the predetermined time will be exceeded during the test, the test accuracy determination unit 381 cannot maintain the test accuracy. Determine and send a warning signal.
[0108]
When the test accuracy determination unit 381 determines that the test accuracy cannot be maintained, the test prohibition unit 382 prohibits execution of a test to be performed, which is input from the test content input unit 302. Specifically, the drive control unit 383 is controlled to prohibit operations such as driving of the apparatus and parts conveyance (sends a drive / conveyance prohibition signal). On the contrary, when a test content that can maintain the test accuracy is newly input or a consumable that can maintain the test accuracy is newly stored, a cancel signal is sent to cancel the prohibition of the test. Note that whether or not a consumable item that can maintain the test accuracy has been newly stored can be determined, for example, by a different LOT number being input by the barcode reader 301.
[0109]
On the other hand, the drive control unit 383 controls the drive of the entire apparatus. Specifically, the drive in the analysis unit 304 is controlled. In addition to this, the drive control unit 383 performs not only the drive control of the analysis unit 304 but also a boot process when the power is turned on, and performs overall control of the electrical or mechanical drive units of each unit other than the analysis unit 304. . The operation of the drive control unit 383 is defined by a predetermined program, and this operation program is stored in the hard disk.
[0110]
Based on the consumable information stored in the consumable information storage unit 362, the test results stored in the test result storage unit 363, and the test content input by the test content input unit 302, the request information sending unit 384 Information on replenishment requests or replacement requests (hereinafter, this information will be referred to as request information as appropriate). For example, in the clinical examination to be performed, the request information is transmitted in the case where there is sufficient physiological saline but there is a shortage of physiological saline when the same test is performed two more times.
[0111]
The request information is sent to the display unit 307 and the management apparatus 102. When the request information is sent to the display unit 307, it is sent as a display control signal, and the display unit 307 displays "Saline is insufficient in two more tests". When the request information is sent to the management apparatus 102, it is sent as a supplement signal, and the management apparatus 102 performs an ordering process for the requested consumable as will be described later.
[0112]
Depending on the mode of use, the display unit 307 may display “Do you want to order physiological saline?” And send the ordering information input by the user as appropriate to the supplementary signal and send it to the management apparatus 102. Also good. As described above, the request information sending unit 384 sends the request information, thereby facilitating inventory management of consumables and smoothly performing clinical examination or chemical analysis.
[0113]
The test cost calculation unit 385 is based on the consumables information (particularly unit price) stored in the consumables information storage unit 362 and the test content (consumables used and quantity or quantity to be used) input from the test content input unit 302. Calculate test costs. The automatic analyzer 101 can be used for various purposes, and is not necessarily limited to one user, and the consumables used are not managed by one person. It is necessary to do. For example, suppose that there is a clinical laboratory in a general hospital and it is divided into a blood test group, a urine test group, and a stool test group. At this time, it may be necessary for each group to calculate the test cost for reporting the budget of consumables and applying for the budget. The test cost calculation unit 385 calculates the test cost in such a case.
[0114]
Next, an example of calculating the test cost will be described. 8 to 13 are explanatory diagrams for explaining an example of test cost calculation, and more specifically, are diagrams schematically showing a screen of the display unit 307. Of these, FIG. 8 shows the test unit price for the cleaning liquid, FIG. 9 shows the test unit price for the sample diluent, FIG. 10 shows the test unit price for the cleaning liquid, and FIG. 11 shows the test unit price for the measuring reagent. 12 and FIG. 13 show the test unit prices for the regular replacement parts, respectively.
[0115]
If FIG. 8 is explained in full detail, it can be calculated that the purchase price (standard price) of the cleaning liquid is 11400 yen, and it is 23.75 yen / ml from the packaging form. When this is diluted 50 times, the amount used in January is 444 ml, and the number of samples per month (number of tests) is 30,000, so it can be seen that the unit price is 0.7 yen / test. When other consumables are similarly calculated, in this example, as shown in FIG. 13, the average unit price (total unit price) per test is 87.78 yen.
[0116]
In addition, the test cost calculation unit 385 may calculate a test unit cost or a total test cost obtained by multiplying the test unit price by the number of tests according to each group, each clinical examination, and a necessary group. The calculated cost is stored in the test result storage unit 363. The test cost calculation unit 385 can calculate the test cost by a program stored in a hard disk or the like.
[0117]
The central control unit 308 also monitors apparatus errors in addition to the consumables management described above. The error detection unit 386 detects whether an error has occurred during the test. The error detection unit 386 inputs an error occurrence time and an error occurrence location, and sends the information (error information) to an error status sending unit 388 described later. In addition, the device state acquisition unit 387 acquires the state of the device when an error is detected by the error detection unit 386. The state of the apparatus refers to, for example, the contents of the test being performed, the test stage, the number of the sample cup in which the reagent has been dropped, and the like. The device status acquisition unit 387 sends the acquired device status to the error status sending unit 388.
[0118]
The error status sending unit 388 sends the error information input from the error detection unit 386 and the device status input from the device status acquisition unit 387 to the display unit 307 and the management device 102 as error status information. In other words, it is sent to the display unit 307 as a display control signal, and the display unit 307 “The halogen lamp has been burned out during the reagent dropping step. It is currently being replaced with a new halogen lamp. "Please wait for a while.", "Moving belt stopped while moving sample cup. Recover. Follow the instructions on the screen in order."
[0119]
In some cases, the recovery status can be instructed from the management apparatus 102 side by sending error status information to the management apparatus 102. In particular, when the automatic analyzer 101 is operated at night, a maintenance inspection service can be performed from the management device 102 side. Thereby, in the automatic analysis system 100, comprehensive remote maintenance is possible.
[0120]
Next, returning to FIG. 3, the communication unit 309 will be described. The communication unit 309 transmits and receives various types of information between the management apparatus 102 and the automatic analyzer 101 under the control of the central control unit 308. For example, as described above, the communication unit 309 transmits a supplement signal or transmits error status information. In addition, the communication unit 309 has a browser function and can browse a recovery procedure and FAQ regarding the apparatus.
[0121]
The communication unit 309 also has an e-mail transmission / reception function. For example, the communication unit 309 confirms the arrangement status of consumables ordered based on the request information, or receives an order confirmation transmitted from the management apparatus 102 side. You can do it. The communication unit 309 includes a modem and a telephone line 206, and the browser function and the e-mail function are realized by a program stored in a hard disk or the like.
[0122]
Next, the barcode issuing unit 310 will be described. The barcode issuing unit 310 issues a two-dimensional code incorporating the consumable information. In issuing, first, necessary consumable information such as product name, lot number, serial number, quantity or quantity, and unit price is interactively input using the keyboard and display unit 307. When the input result is confirmed, the QR code as a seal is printed out. The consumable information once entered is stored in the hard disk so that the next entry is saved.
[0123]
The barcode issuing unit 310 may issue a barcode also for the reagent and the cleaning agent. At this time, the item of the reagent and the cleaning agent should not be provided in the above-mentioned consumables information. Control to disable input or printout with. This control is performed, for example, by the test prohibition unit 382. By controlling in this way, at the start of the test, only the reagents and detergents that are permitted in advance (that is, the accuracy is guaranteed) can be used, and the user cannot use the reagent of their own. The test accuracy can be maintained and improved.
[0124]
Next, the hardware configuration of the automatic analyzer 101 will be described. FIG. 14 is an explanatory diagram for explaining the hardware configuration of the automatic analyzer 101. The automatic analyzer 101 has a hardware configuration of a CPU 401, a RAM 402, a ROM 403, a hard disk (HD) 404, a modem 405, a video card 406, an interface (I / F) unit 407, and an analysis unit 304. And have. In addition, a mouse 471, a keyboard 472, and a printer 473 are connected to the I / F unit 407. In addition, a CRT constituting the display unit 307 is connected to the video card 406.
[0125]
The HD 404 includes a program unit 441 and a database unit 442. The program unit 441 is used by an OS that is a program that performs basic control of the entire apparatus, a test accuracy determination program that is a program used by the test accuracy determination unit 381 (see FIG. 7), and an analysis unit 304 (see FIG. 3). A test / measurement program and a drive / conveyance / failure recovery program that are programs to be executed, and a data analysis program that is a program used by the data analysis unit 305 (see FIG. 3).
[0126]
The program unit 441 includes a consumables ordering program that is a program used by the request information sending unit 384 (see FIG. 7), and a test cost calculation program that is a program used by the test cost calculation unit 385 (see FIG. 7). , A QR code analysis program that is a program for analyzing a QR code input by the barcode reader 301, a QR code issuance program that is a program used by the bar code issuing unit (see FIG. 3), and a communication unit (see FIG. 3). And a communication program which is a program used in (1). In addition, the program demonstrated above is a program which performs the function of each part demonstrated using FIG. 3 or FIG. 7, respectively.
[0127]
The correspondence between FIG. 3 and FIG. 14 will be described. The test content input unit 302 in FIG. 3 manages both consumables and test content in FIG. 14, so that, for example, the addition of reagents and combinations of consumables that are not guaranteed are not normal or guaranteed. It is possible to prevent the use of consumables, maintain test accuracy, and improve reliability.
The mouse 471 and keyboard 472 shown in FIG. The data analysis unit 305 in FIG. 3 corresponds to the hard disk 404 (program unit 441), the CPU 401, and the RAM 402 shown in FIG. The data storage unit 306 in FIG. 3 corresponds to the database unit 442 shown in FIG. 14 and implements its function. The display unit 307 in FIG. 3 corresponds to the video card 406 (and the CRT that is the signal output destination) shown in FIG. 14, and realizes its function.
[0128]
The central control unit 308 in FIG. 3 corresponds to the CPU 401, RAM 402, and HD 404 (program unit 441) shown in FIG. The communication unit 309 in FIG. 3 corresponds to the modem 405 and the HD 404 (program unit 441) shown in FIG. 14 and implements its functions. The bar code issuing unit 310 in FIG. 3 corresponds to the printer 473 and the HD 404 (program unit 441) shown in FIG.
[0129]
(Contents of management device)
Next, the management apparatus 102 will be described. The management apparatus 102 is installed on the provider side of the automatic analysis apparatus 101 (for example, a manufacturing company, a sales company, or a maintenance company of the automatic analysis apparatus 101), and performs remote maintenance of the automatic analysis apparatus 101 and a part of consumable management. It is a device acting on behalf of. For remote maintenance, the recovery operation control information is appropriately sent to the apparatus based on the error status information sent from the error status sending unit 388 (see FIG. 7). In the following, the explanation will focus on consumables management.
[0130]
The management apparatus 102 is connected to a large number of automatic analyzers 101 via the network 103 as shown in FIG. The management device 102 periodically receives request information from each automatic analyzer 101. Therefore, the management apparatus 102 can grasp the consumption trend of consumables, and can contribute to production adjustment. FIG. 15 is a block diagram illustrating an example of a functional configuration of the management apparatus 102.
[0131]
The management apparatus 102 includes a request information receiving unit 501, a request information storage unit 502, a consumable consumption history deriving unit 503, a consumption prediction unit 504, and a consumable ordering unit 505 as functional configurations. .
[0132]
The request information receiving unit 501 receives request information (replenishment request or replacement request, and consumable item for the request) from the automatic analyzer 101, and inputs information regarding consumable items that are likely to be insufficient in the automatic analyzer 101. Note that the request information receiving unit 501 can realize its function by, for example, a modem built in the management apparatus 102.
[0133]
The request information storage unit 502 sequentially stores the request information received by the request information receiving unit 501. The request information storage unit 502 simultaneously stores an identifier for distinguishing from which automatic analyzer the request information is received, and the request date and time (reception date and time). By storing the request information itself, the transmission source of the request information, and the reception date and time, it is convenient for grasping the consumption trend of consumables described later. It should be noted that the request information storage unit 502 can realize its function by a hard disk of the management apparatus 102, for example.
[0134]
The consumables consumption history deriving unit 503 statistically processes the consumption history of consumables based on the request information stored in the request information storage unit 502, and the consumption amount predicting unit 504 performs statistical processing on the consumables consumption history deriving unit 503. Based on the results, consumption trends are predicted. Further, the consumables ordering unit 505 orders the corresponding consumables from the manufacturing unit based on the consumption predicted by the consumption prediction unit 504. If the providing side of the automatic analyzer 101 (that is, the manufacturer or sales company of the automatic analyzer 101) and the supply side of the consumables (that is, the manufacturer or sales company of the consumables) are not the same, the consumables manufacturing department Instead, they place an order with consumables manufacturers and sales companies.
[0135]
Here, the consumption history and the consumption prediction will be described. FIG. 16 is an explanatory diagram illustrating an example of consumption history and consumption prediction of 100 automatic analyzers 101 connected to the management apparatus 102. As is apparent from the figure, Reagent A has been used frequently in recent months, and it is predicted that the consumption trend will be similar for a while. Accordingly, the consumables ordering unit 505 orders consumables having the predicted consumption amount from the consumables manufacturing unit. Note that the expendables ordering unit 505 performs deadline management based on the expiry date of expendables. Specifically, when the expiration date of the reagent is 60 days, the consumable supplies for the next half year are not ordered at a time.
[0136]
Another example will be described. FIG. 17 shows an example of a long-term transition regarding the consumption of the reagent B used in one automatic analyzer 101 delivered to an analysis company P out of 100 connected to the management apparatus 102. . As is apparent from the figure, the amount of reagent B used is currently increasing, but it is expected from the past history that consumption will drop sharply after a while. Actually, when regular checkups are accepted, the consumption of consumables becomes periodic.
[0137]
As described above, since the consumption amount prediction unit 504 refers to the past consumption history to predict the consumption of the consumables, the management device 102 can also stably supply the consumables. In other words, consumables inventory management can be automatically performed on the management apparatus 102 side, and the test accuracy can be guaranteed without departing. In addition, since production adjustment can be performed, it is possible to provide consumables at a low price or at an appropriate price.
[0138]
In the above example, the case where a plurality of automatic analyzers 101 are connected to the management apparatus 102 has been described. However, the management apparatus 102 itself may be provided on the user side of the automatic analyzer 101 and managed.
[0139]
(Network contents)
Next, the network 103 will be briefly described. The network 103 may be in any form as long as it is a medium that transmits electronic data regardless of wired wireless communication. Therefore, the network 103 may be the Internet or a LAN. Further, it is assumed that the network 103 is also constructed by a USB-connected cable.
[0140]
(Processing flow of automatic analysis system)
Finally, the processing flow of the automatic analysis system 100 will be described. 18 and 19 are flowcharts illustrating an example of the processing flow of the automatic analyzer 101, and FIG. 20 is a flowchart illustrating an example of the flow of consumables ordering processing of the automatic analyzer 101. FIG. 21 is a flowchart illustrating an example of the processing flow of the management apparatus 102.
[0141]
The automatic analyzer 101 first inputs consumable information (step S601). For the consumable information, the QR code is read by the barcode reader 301 (see FIG. 3). The consumables for which the QR code has been read are stored in the consumables storage unit 303. The QR code input by the barcode reader 301 is analyzed by a QR code analysis program (see the program unit 441 in FIG. 14).
[0142]
Next, the automatic analyzer 101 stores the consumable information (step S602). In other words, the analyzed QR code (consumable information) is stored in the consumable information storage unit 362.
[0143]
Subsequently, the automatic analyzer 101 inputs the test contents (test contents for a clinical test or chemical analysis to be performed in the future) (step S603). The content of the test may be input by reading a clinical test program registered in advance, or may be input interactively with the display unit 307 by a keyboard operation. In addition, the consumables to be used are taken out from the consumable storage unit 303, read the QR code again, and input the contents.
[0144]
Next, the automatic analyzer 101 calls a test result of a clinical test or chemical analysis that has been performed in the past (step S604). The test results are accumulated and stored in the test result storage unit 363 as test results when each clinical test or chemical analysis is completed, and this information is called up as necessary.
[0145]
The automatic analyzer 101 receives the consumable information (stock information of all consumables) input in step S601, the test result read in step S604 (consumable information already used), and in step S603. Whether or not the accuracy of the test result can be guaranteed is determined based on the input test content (information on consumables for the test to be performed) (step S605). For example, it is determined whether the product conforms to the standard, such as whether it is a manufacturer's genuine product, within the expiration date, whether the lot number is consistent, or an unused serial number.
[0146]
If the accuracy can be guaranteed (step S605: YES), the automatic analyzer 101 proceeds to the ordering process routine (step S606). Next, the contents of the order processing routine will be described. In FIG. 20, the automatic analyzer 101 determines whether the inventory of consumables is sufficient (step S701). That is, it is determined whether or not there is a shortage of specific consumables. If the consumables inventory is sufficient (step S701: YES), the ordering processing routine is terminated.
[0147]
On the other hand, if it is recognized that a specific consumable shortage will occur or will occur in the near future by performing this test (step S701: NO), a warning is displayed (step S702). The warning display is performed via the display unit 307.
[0148]
Subsequently, the automatic analyzer 101 inputs ordering information (step S703). The order information is the same as the request information shown in FIG. 7, and is performed by the user specifying the item and quantity. When the input is completed, the automatic analyzer 101 determines whether or not the inventory is necessary and sufficient when the consumable item is replenished based on the order information (step S704). If it is determined by this determination that the inventory is still insufficient (step S704: NO), the process proceeds to step S702, and this routine is repeated.
[0149]
In addition, when the required amount is exceeded, for example, when there is an input that unnecessarily purchases a reagent with an expiration date, the automatic analyzer 101 determines that the inventory is not necessary and sufficient, and proceeds to step S702. .
[0150]
On the other hand, if it is determined in step S704 that the stock is necessary and sufficient, the automatic analyzer 101 transmits the input order information (request information) to the management apparatus 102 (step S705). By transmitting the order information to the management apparatus 102, the user does not have to perform inventory management one by one, and can perform a smooth clinical test or chemical analysis.
[0151]
Returning to FIG. 18, the automatic analyzer 101 starts a test (step S607). That is, under the control of the drive control unit 383 (see FIG. 7), a clinical test or chemical analysis centered on the analysis unit 304 (see FIG. 3) is started. The following test contents are contents in accordance with the test / measurement program and the drive / transport program, and the description thereof will be omitted.
[0152]
When the automatic analyzer 101 determines that the accuracy cannot be guaranteed in step 605 (step S605: NO), the test is prohibited (step S608). That is, the test prohibition unit 382 (see FIG. 7) sends a drive / conveyance prohibition signal, and the drive control unit 383 receives the drive / conveyance prohibition signal and controls the analysis unit 304 not to perform a clinical test or chemical analysis. To do.
[0153]
Simultaneously with prohibiting the test, the automatic analyzer 101 displays a warning (step S609). The warning display is performed via the display unit 307. Subsequently, the automatic analyzer 101 determines whether or not the test content has been re-input (step S610). The test contents are input by reading a program or operating a keyboard as in step S603.
[0154]
When the test content is re-input (step S610: YES), the process proceeds to step S604 (see FIG. 18), and thereafter this routine is repeated. On the other hand, when the test contents are not re-input (step S610: NO), a timeout is determined (step S611). If time-out occurs (step S611: YES), the test is not performed, and for example, the automatic analyzer 101 is shifted to the initial input waiting state. If the predetermined time has not elapsed (step S611: NO), the process proceeds to step S610 and the test content is re-input.
[0155]
Next, the processing flow of the management apparatus 102 will be described with reference to FIG. The management apparatus 102 appropriately receives request information (order information) from a plurality of clients (a plurality of automatic analyzers 101) (step S801). The received request information (order information) is accumulated and stored in a hard disk or the like in the management apparatus 102 (step S802).
[0156]
Subsequently, the management apparatus 102 constructs a consumption history of consumables based on the request information stored in step S802 (step S803). That is, the quantity of consumables is constructed as time series data for each consumable item. A consumption history may be created for each company.
[0157]
The management apparatus 102 predicts the consumption based on the consumption history (step S804). The simplest method is linear approximation based on data for the past several months, but prediction may be made based on a predetermined interpolation formula based on past trends. Finally, the management apparatus 102 orders necessary and sufficient consumables according to the predicted amount derived in step S804 (step S805).
[0158]
In this way, the management device 102 can draw up consumption information of consumables from the automatic analyzers 101 installed on a large number of customers, and can make an appropriate production plan. This makes it possible to provide reagents at a reasonable price.
[0159]
As described above, the automatic analysis system 100 can maintain and guarantee the test accuracy, and also realizes the smooth execution of clinical examination or chemical analysis by inventory management, and also manages consumables by consumption prediction and production adjustment. It is possible.
[0160]
【The invention's effect】
As described above, the automatic analyzer of the present invention is an automatic analyzer used for clinical examination or chemical analysis in the medical field, biological field, and chemical field, and the consumable information input means is used for clinical examination or chemical analysis. The consumable information storage means stores the consumable information input by the consumable information input means, and the test result storage means stores the information on the clinical test or chemical analysis performed previously. The test results are stored, the test content input means inputs a new clinical test or chemical analysis test item and the number of tests, the test accuracy determination means stores the consumable information stored by the consumable information storage means, Based on the test results stored by the test result storage means, the test items and the number of tests input by the test content input means, the test results are displayed when clinical tests or chemical analyzes are performed. The consumables and the test contents are managed together, so that, for example, the addition of reagents and combinations of consumables that are not guaranteed are not normal or not guaranteed. Use of consumables can be prevented, test accuracy can be maintained, and reliability can be improved.
[0161]
In addition, the automatic analyzer according to the present invention provides a new test item and the number of tests input by the test content input unit when the test prohibition unit determines that the test accuracy determination unit cannot guarantee the accuracy of the test result. Prohibits the use of normal or non-guaranteed consumables, such as adding reagents or combinations of unwarranted consumables, to maintain test accuracy and trust It becomes possible to improve the property.
[0162]
In the automatic analyzer of the present invention, the request information sending means is inputted by the consumable information stored by the consumable information storing means, the test result stored by the test result storing means, and the test content input means. Based on the number of test items and number of tests, information related to requests for replenishment or replacement of consumables is sent, so it is possible to prevent the shortage of consumables through inventory management and to perform inspection or analysis smoothly. .
[0163]
In the automatic analyzer according to the present invention, the consumable information includes the product name, lot number, serial number, quantity, useful life or expiration date, and price. Based on the test results, it is possible to manage the remaining amount of consumables and the replacement time, and it is possible to manage the cost.
[0164]
In the automatic analyzer according to the present invention, the consumable information is represented by a one-dimensional barcode or a two-dimensional barcode, and the consumable information input means is a bar code reader. Information on consumables can be input instantaneously using the attached barcode, which makes it easy to manage the entire usage environment of the automatic analyzer that uses many types of consumables and has a variety of test contents. Is possible.
[0165]
In the automatic analyzer of the present invention, the bar code issuing means issues consumable information as a one-dimensional bar code or a two-dimensional bar code, so that a consumable item without a bar code is used. However, it becomes possible to manage the barcode and improve the working efficiency of the apparatus.
[0166]
In the automatic analyzer of the present invention, the test cost calculation means performs clinical examination based on the consumable information input by the consumable information input means, the test items and the number of tests input by the test content input means. In addition, since the test cost when performing chemical analysis is calculated, the number of test items, consumable types, and number of consumables has been enormous in the past, and the manual calculation of the test cost has been complicated. The test cost can be easily calculated based on certain consumable information.
[0167]
Further, in the automatic analyzer of the present invention, the error detection means detects an error under test, and the apparatus status acquisition means acquires the status of the apparatus when an error is detected by the error detection means. Since the sending means sends information about the error detected by the error detecting means and information about the status of the device acquired by the device status acquiring means, it grasps the device status at the time of failure, thereby contributing to failure avoidance It becomes possible.
[0168]
The automatic analysis system of the present invention is an automatic analysis system in which the automatic analysis device is connected to the management device via a network, the management device having request information receiving means and ordering means, and receiving the request information The means receives the information regarding the replenishment request or replacement request sent by the request information sending means, and the ordering means orders the consumable to be replenished or replaced based on the information received by the request information receiving means. In addition, inventory management can be performed on the management apparatus side, and clinical examination or chemical analysis can be performed smoothly while omitting the trouble of inventory management on the side using the automatic analysis apparatus.
[0169]
The automatic analysis system of the present invention is an automatic analysis system in which an automatic analysis device is connected to a management device via a plurality of networks, and the management device includes a request information receiving means, a request information storage means, Consumption history deriving means, wherein the request information receiving means receives the information related to the replenishment request or exchange request sent from the request information sending means, and the request information storage means receives the information received by the request information receiving means And the consumption history deriving means grasps the consumption history of the consumables based on the information stored by the request information storage means. It is possible to contribute to the production plan.
[0170]
In the automatic analysis system of the present invention, the consumption forecasting means provided in the management apparatus predicts the consumption of the consumables from the consumption history of the consumables derived by the consumption history deriving means. It becomes possible. In addition, since production planning is possible, consumables with guaranteed test accuracy can be provided at low cost.
[0171]
In the automatic analysis system of the present invention, since the ordering means provided in the management device orders consumables based on the consumption predicted by the consumption prediction means, the labor of inventory management on the side of providing the consumables is reduced. It can be omitted.
[0172]
Further, the automatic analyzer management method of the present invention is a management method of an automatic analyzer used for clinical examination or chemical analysis in the medical field, biological field, and chemistry field. Enter the consumable information related to the analysis, store the consumable information entered in the consumable information input process in the consumable information storage process, and perform the clinical test or chemical analysis performed in the past in the test result storage process. In the test content input process, a new clinical test or chemical analysis test item and the number of tests are input. In the test accuracy judgment process, the consumable information stored in the consumable information storage process is stored. Based on the test results stored in the test result storage process and the test items and the number of tests input in the test content input process, the test results are refined when a clinical test or chemical analysis is performed. Therefore, consumables and test contents are managed together, so that, for example, abnormal or unwarranted consumables, such as reagent additions or unwarranted consumable combinations The use of the product can be prevented, the test accuracy can be maintained, and the reliability can be improved.
[0173]
In addition, the automatic analyzer management method of the present invention uses the test items and the number of tests input in the test content input process when it is determined in the test prohibition process that the test accuracy determination process cannot guarantee the accuracy of the test results. Prohibiting the execution of such new clinical tests or chemical analysis prohibits the use of non-normal or non-guaranteed consumables such as reagent additions or unwarranted consumable combinations to maintain test accuracy It becomes possible to do.
[0174]
In the automatic analyzer management method of the present invention, in the request information sending step, the consumable information stored in the consumable information storage step, the test results stored in the test result storage step, and the test content input step Based on the input test items and the number of tests, information related to requests for replenishment or replacement of consumables is sent, so it is possible to prevent the shortage of consumables through inventory management and to perform inspection or analysis smoothly. It becomes.
[0175]
In the automatic analyzer management method of the present invention, the consumable information is information on the product name, lot number, serial number, quantity, number of useful times or expiration date, and price. The number can be managed, the remaining amount of consumables can be managed and the replacement time can be managed based on the test results, and the cost can be managed.
[0176]
In the automatic analyzer management method according to the present invention, the consumable information is represented by a one-dimensional barcode or a two-dimensional barcode, and the consumable information is input using a barcode reader in the consumable information input process. The information on the consumables itself or the barcode attached to the packaging of the consumables is input instantaneously, which makes it possible to use a wide range of consumables and to test various types of automatic analyzers. It becomes possible to easily manage the entire usage environment.
[0177]
Further, in the automatic analyzer management method of the present invention, in the barcode issuing process, the consumable information is issued as a one-dimensional barcode or a two-dimensional barcode. Therefore, when using a consumable item not attached with a barcode. Even so, bar code management becomes possible, and the working efficiency of the apparatus can be improved.
[0178]
The automatic analyzer management method of the present invention is based on the consumables information input in the consumables information input step, the test items input in the test content input step, and the number of tests in the test cost calculation step. Since the test cost for performing a clinical test or chemical analysis is calculated, the number of test items, types of consumables, and the number of consumables has been enormous in the past. Therefore, the test cost can be easily calculated based on the consumable information.
[0179]
Further, the automatic analyzer management method of the present invention detects an error during a test in the error detection process, and acquires an apparatus status when an error is detected in the error detection process in the apparatus status acquisition process, In the error status sending process, information related to the error detected in the error detection process and information related to the status of the device acquired in the device status acquisition process are sent, so the device status at the time of failure is grasped, thereby avoiding the failure It becomes possible to contribute to.
[0180]
In the consumable management method of the present invention, in the request information receiving step, information on the replenishment request or replacement request sent from the request information sending means is received, and in the ordering step, the information received in the request information receiving step is received. Based on this, the consumables to be replenished or replaced are ordered, so the management device can manage the inventory, and the labor of the inventory management on the side using the automatic analyzer can be saved, and the clinical test or chemical analysis can be performed smoothly. Is possible.
[0181]
The consumables management method of the present invention is a consumables management method in the case where there are a plurality of automatic analyzers. In the request information receiving step, information on replenishment requests or replacement requests sent from the request information sending means. In the request information storing step, the information received in the request information receiving step is stored, and in the consumption history deriving step, a consumption history of consumables is derived based on the information stored in the request information storing step. Therefore, it is possible to grasp the global consumption trend related to the consumables and contribute to the production plan of the consumables.
[0182]
Further, in the consumable item management method of the present invention, in the consumption amount predicting step, the consumption amount of the consumable item is predicted from the consumption history of the consumable item derived in the consumption history deriving step. . In addition, since production planning is possible, consumables with guaranteed test accuracy can be provided at low cost.
[0183]
In the consumable item management method of the present invention, in the ordering process, the consumable item is ordered based on the consumption amount predicted in the consumption amount predicting step, so that it is possible to save the trouble of inventory management on the side of providing the consumable item. It becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external configuration diagram of an automatic analysis system of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of the appearance of an automatic analyzer.
FIG. 3 is a block diagram mainly showing the internal configuration of the automatic analyzer.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of CODE 49 and PDF 417 as representative codes of the stack type two-dimensional code.
FIG. 5 is a diagram showing examples of VERICODE, DATA CODE, QR CODE, and Micro QR as representative codes among matrix-type two-dimensional codes.
FIG. 6 is a chart showing characteristics of a two-dimensional code.
FIG. 7 is a block diagram illustrating a functional configuration of a central control unit.
FIG. 8 is an explanatory diagram for explaining an example of test cost calculation, showing a test unit price for a cleaning liquid.
FIG. 9 is an explanatory diagram for explaining an example of test cost calculation, and shows a test unit price of a sample diluent.
FIG. 10 is an explanatory diagram for explaining an example of test cost calculation, and shows a test unit price for a cleaning liquid.
FIG. 11 is an explanatory diagram for explaining an example of test cost calculation, showing a test unit price for a measuring reagent.
FIG. 12 is an explanatory diagram for explaining an example of test cost calculation, showing a test unit price for a regular replacement part.
FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining an example of test cost calculation, and is a diagram showing a test unit price for a regular replacement part.
FIG. 14 is an explanatory diagram illustrating a hardware configuration of the automatic analyzer.
FIG. 15 is a block diagram illustrating an example of a functional configuration of a management apparatus.
FIG. 16 is an explanatory diagram showing an example of consumption history and prediction of consumption of all 100 automatic analyzers connected to the management apparatus.
FIG. 17 is a diagram showing an example of a long-term transition regarding the consumption of reagent B used in one automatic analyzer delivered to a certain analysis company P out of 100 connected to the management device. .
FIG. 18 is a flowchart showing an example of a processing flow of the automatic analyzer.
FIG. 19 is a flowchart showing an example of a processing flow of the automatic analyzer.
FIG. 20 is a flowchart illustrating an example of the flow of consumables ordering processing of the automatic analyzer.
FIG. 21 is a flowchart illustrating an example of a processing flow of the management apparatus.
[Explanation of symbols]
100 Automatic analysis system
101 Automatic analyzer
102 management device
103 network
201 Analysis Department
202 Consumables storage
203 Analysis unit
204 display
205 Bar code reader
206 Telephone line
301 Bar code reader
302 Test content input section
303 Consumables storage
304 Analysis unit
305 Data analysis unit
306 Data storage
307 display
308 Central control unit
309 Communication Department
310 Barcode issuing department
331 Replacement parts storage
332 Reagent storage unit
333 Cleaning agent storage
334 Container storage
341 Test / Measurement Unit
342 Drive / conveyance unit
361 Analysis result storage
362 Consumables information storage unit
363 Test results storage
378 Device status acquisition unit
381 Test accuracy judgment unit
382 Test Prohibited Section
383 Drive control unit
384 Request information sending part
385 Test cost calculator
386 Error detection unit
387 Device status acquisition unit
388 Error status sending part
404 hard disk
405 modem
441 Program Department
442 Database Department
473 Printer
501 Request information receiver
502 Request information storage unit
503 Consumable consumption history deriving section
504 Consumption prediction part
505 Consumables ordering department

Claims

An automatic analyzer used for clinical examination or chemical analysis in the medical field, biological field, and chemical field,
At least consumables information input means for inputting information on consumables including reagents and cleaning agents related to clinical tests or chemical analysis,
Consumable information storage means for storing consumable information input by the consumable information input means;
At least test result storage means for storing test results including information on reagents and cleaning agents used in clinical tests or chemical analysis performed in the past,
Test content input means for entering new clinical test or chemical analysis test items and number of tests,
Based on the information on consumables stored by the consumable information storage means, the test results stored by the test result storage means, the test items and the number of tests input by the test content input means, A test accuracy judging means for judging whether the accuracy of the test result can be guaranteed when the chemical analysis is performed;
An automatic analyzer characterized by comprising:

The consumables include containers for clinical testing or chemical analysis,
2. The automatic analyzer according to claim 1, wherein the test results include information on a container used for a clinical test or a chemical analysis that has been performed in the past.

A test that prohibits execution of the new clinical test or chemical analysis related to the test item and the number of tests input by the test content input unit when it is determined by the test accuracy determination unit that the accuracy of the test result cannot be guaranteed. The automatic analyzer according to claim 1, further comprising a prohibiting unit.

Based on the consumable information stored by the consumable information storage means, the test results stored by the test result storage means, the test items and the number of tests input by the test content input means, The automatic analyzer according to any one of claims 1 to 3, further comprising request information sending means for sending information relating to a replenishment request or a replacement request.

The automatic analyzer according to any one of claims 1 to 4, wherein the information on the consumable is information on a product name, a lot number, a serial number, an amount, a useful life or expiration date, and a price.

6. The automatic analysis according to claim 1, wherein consumable information is expressed by a one-dimensional barcode or a two-dimensional barcode, and the consumable information input means is a barcode reader. apparatus.

The automatic analyzer according to any one of claims 1 to 6, further comprising bar code issuing means for issuing consumable information as a one-dimensional bar code or a two-dimensional bar code.

A test for calculating a test cost when a clinical test or a chemical analysis is performed based on the information on the consumables input by the consumables information input unit, the test items and the number of tests input by the test content input unit The automatic analyzer according to any one of claims 1 to 7, further comprising cost calculation means.

Error detection means for detecting errors during the test;
A device status acquisition unit that acquires a status of the device when an error is detected by the error detection unit;
Error status sending means for sending information about the error detected by the error detection means and information about the status of the apparatus acquired by the apparatus status acquisition means;
The automatic analyzer according to any one of claims 1 to 8, further comprising:

An automatic analysis system in which the automatic analysis device according to claim 4 is connected to a management device via a network,
The management device
Request information receiving means for receiving information related to the replenishment request or exchange request sent by the request information sending means;
Ordering means for ordering consumables to be replenished or replaced based on the information received by the request information receiving means;
An automatic analysis system characterized by comprising

An automatic analysis system in which the automatic analysis device according to claim 4 is connected to a management device via a plurality of networks,
The management device
Request information receiving means for receiving information on the replenishment request or exchange request sent from the request information sending means;
Request information storing means for storing information received by the request information receiving means;
Consumption history deriving means for deriving a consumption history of consumables based on the information stored by the request information storage means;
An automatic analysis system characterized by comprising

The automatic analysis system according to claim 11, wherein the management device includes a consumption amount predicting unit that predicts a consumption amount of the consumable item from the consumption history of the consumable item derived by the consumption history deriving unit.

13. The automatic analysis system according to claim 12, wherein the management device includes ordering means for placing an order for consumables based on the consumption predicted by the consumption prediction means.

An automatic analyzer management method used for clinical examination or chemical analysis in the medical field, biological field, and chemical field,
At least consumables information input process for inputting information on consumables including reagents and cleaning agents related to clinical tests or chemical analysis,
A consumable information storage step for storing consumable information input in the consumable information input step;
At least a test result storage process for storing test results including information on reagents and cleaning agents used in clinical tests or chemical analysis performed in the past,
Test content input process to input test items and number of tests for new clinical tests or chemical analysis,
Based on the information on consumables stored in the consumable information storage step, the test results stored in the test result storage step, the test items and the number of tests input in the test content input step, A test accuracy determination step for determining whether the accuracy of the test results can be guaranteed when chemical analysis is performed;
An automatic analyzer management method characterized by comprising:

The consumables include containers for clinical testing or chemical analysis,
15. The automatic analyzer management method according to claim 14, wherein the test results include information on a container used for a clinical test or a chemical analysis performed previously.

A test that prohibits execution of the new clinical test or chemical analysis related to the test item and the number of tests input in the test content input step when it is determined that the accuracy of the test result cannot be guaranteed in the test accuracy determination step 16. The automatic analyzer management method according to claim 14, further comprising a prohibition step.

Based on the consumable information stored in the consumable information storage step, the test results stored in the test result storage step, the test items and the number of tests input in the test content input step, The method for managing an automatic analyzer according to any one of claims 14 to 16, further comprising a request information sending step for sending information related to the replenishment request or the exchange request.

18. The automatic analyzer management method according to any one of claims 14 to 17, wherein the consumable information is information relating to a product name, a lot number, a serial number, an amount, a useful life or expiration date, and a price. .

19. The consumable information is expressed by a one-dimensional barcode or a two-dimensional barcode, and the consumable information is input using a barcode reader in the consumable information input step. The automatic analyzer management method according to claim 1.

20. The automatic analyzer management method according to claim 14, further comprising a barcode issuing step of issuing consumable information as a one-dimensional barcode or a two-dimensional barcode.

A test for calculating a test cost when a clinical test or a chemical analysis is performed based on the information on the consumables input in the consumables information input step, the test items and the number of tests input in the test content input step 21. The automatic analyzer management method according to claim 14, further comprising a cost calculating step.

An error detection process for detecting errors during the test;
When an error is detected in the error detection step, a device state acquisition step for acquiring the state of the device,
Information relating to the error detected in the error detection step, and an error state sending step for sending information relating to the state of the device acquired in the device state acquisition step,
The automatic analyzer management method according to any one of claims 14 to 21, further comprising:

A consumable management method applied to the automatic analyzer according to claim 4,
A request information receiving step for receiving information on a replenishment request or exchange request sent from the request information sending means;
An ordering process for placing an order for consumables to be replenished or replaced based on the information received in the request information receiving process;
Consumables management method characterized by including.

A consumable management method when there are a plurality of automatic analyzers according to claim 4,
A request information receiving step for receiving information on a replenishment request or exchange request sent from the request information sending means;
A request information storing step for storing the information received in the request information receiving step;
A consumption history derivation step for deriving a consumption history of consumables based on the information stored in the request information storage step;
Consumables management method characterized by including.

25. The consumable item management method according to claim 24, further comprising a consumption amount predicting step of predicting the consumption amount of the consumable item from the consumption history of the consumable item derived by the consumption history deriving step.

26. The consumable item management method according to claim 25, further comprising an ordering step of placing an order for consumable items based on the consumption amount predicted in the consumption amount predicting step.