JP3724635B2 - connector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂ランスを備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、雌側のコネクタハウジングに樹脂ランスを一体成形するようにしたものが特開平5−121116号公報に記載されている。この雌コネクタは、図12及び図13に示すように、ハウジング1に形成されたキャビティ2内に雌端子金具3を後方から挿入するのに伴って、キャビティ2の下面に形成された樹脂ランス4が一旦撓み変形され、その後雌端子金具3が正規深さに至ると樹脂ランス4が復帰して雌端子金具3に係止されるようになっている。また、キャビティ2の前壁には、前方から相手側の雄端子金具のタブが進入できるように挿通孔5が開口して形成され、挿通孔5の入り口周縁には、タブの進入動作を案内するための誘導面6が形成されている。
【0003】
この樹脂ランス4は、キャビティ2の下面に沿って形成された片持ち状の基部4aからキャビティ2内に突出する係止突起4bを備えた構造であるため、樹脂ランス4の前方には、ハウジング1の成形時に樹脂ランス4を成形するための金型を型抜きすることによって型抜き孔7が形成されている。この型抜き孔7はキャビティ2の下壁2aと挿通孔5の孔縁部の下部5aとをそれぞれ部分的に切除して形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構造を持つ雌コネクタの小型化を図る場合には、キャビティ2の幅を狭くするとともに小型の雌端子金具3を用いるようにする。これに伴って挿通孔5や樹脂ランス4の幅寸法を縮小させるのであるが、樹脂ランス4については雌端子金具3を抜け止め保持する機能を保つために最低限必要な幅寸法を残しておく必要がある。
このため、樹脂ランス4及び型抜き孔7の幅寸法を固定して、挿通孔5の幅寸法を縮小させると、その分だけ挿通孔5の孔縁部の下部5aの寸法が縮小してしまう。そして、挿通孔5の幅寸法と型抜き孔7の幅寸法との間に差が極小化すると、挿通孔5に挿通されるタブが下側の型抜き孔7内に進入し易くなって、タブが雌端子金具3の前端部や樹脂ランス4の基部4aに突き当たる可能性があった。
【0005】
一方、上記雌コネクタと同様のキャビティ構造を有する雄コネクタでは、キャビティ内に挿入された雄端子金具のタブが挿通孔に挿通されていて、挿通孔の周面にタブが当接されることでタブの遊動が規制されている。ところが、挿通孔の孔縁部の下部の幅寸法が縮小されると、タブを確実に支持できなくなって、例えば異物がタブに突き当たった場合にタブが型抜き孔側へ進入する可能性があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、タブが型抜き孔側へ進入するのを防ぐことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングには、端子金具を後方から挿入可能なキャビティと、前記キャビティを前方に開口して形成されるとともに、タブを挿通可能な挿通孔と、前記キャビティ内に突出するとともに、挿入される前記端子金具によって弾性的に撓まされた後に復帰して前記端子金具に係止される樹脂ランスとが備えられるとともに、前記樹脂ランスを成形する金型を前方へ型抜きするのに伴って前記挿通孔の孔縁部には、型抜き孔が形成され、且つこの型抜き孔が前記挿通孔に連通するとともに、前記挿通孔の孔縁部のうち挿通孔と前記型抜き孔との連通部の側方部分が、前記挿通孔内に挿通された前記タブが前記型抜き孔側に進入するのを規制可能な規制部となっているものであって、前記キャビティを前方から見たときに、前記樹脂ランスと前記挿通孔の孔縁部とが高さ方向に重なる部分において、前記ランス側は、前記型抜き孔側から前記挿通孔側へ向けて幅が狭くなるように形成され、前記規制部側は前記挿通孔の周面に接近するのにつれて内側に張り出すように形成されているところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、前記タブは、前記端子金具と接続される相手側の端子金具に設けられており、前方から前記挿通孔内へ挿通されるようになっているところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記タブは、前記端子金具に一体的に設けられ、この端子金具が前記キャビティ内に挿入されるのに伴って前記挿通孔内に挿通されるとともに、その周囲が前記規制部によって取り囲まれて、遊動が規制されるようになっているところに特徴を有する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記樹脂ランスは、前記キャビティ外に配される片持ち状の基部と、基部から前記キャビティ内へ突出するとともに前記端子金具に係止される係止部とを備えており、この係止部のみがその突出端にかけて幅が狭くなるように形成されているところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
樹脂ランスのうち挿通孔の孔縁部と重なる部分が、型抜き孔側から挿通孔側に向けて幅が狭くなる形状に形成されることで、樹脂ランスを成形するための金型をそれに合わせて先端側を幅狭な形状にすることができる。従って、挿通孔の孔縁部のうちで型抜き孔の側方に設けられる規制部は、挿通孔の周面に接近するにつれて内側に張り出すように形成される。これにより、規制部のタブに対する当接領域が広くなるから、タブが型抜き孔側へ進入するのを防ぐことができる。
【0011】
<請求項2の発明>
内側に張り出した規制部によって挿通孔に臨む型抜き孔の間口が狭くなるから、前方から挿通孔内に挿通される相手側の端子金具のタブが型抜き孔側へ進入するのを防ぐことができ、タブがキャビティ内の端子金具などに干渉するのを防ぐことができる。
【0012】
<請求項3の発明>
内側に張り出した規制部によって、挿通孔に挿通されるタブを保持する領域が拡大されているから、タブが遊動するのを極力防ぐことができる。
【0013】
<請求項4の発明>
樹脂ランスの係止部が端子金具に係止した状態で、端子金具を後方へ引っ張った場合に樹脂ランスに作用する剪断力は、係止部と基部との連結部分に作用する。樹脂ランスのうちで幅が狭く形成されるのが係止部のみであるから、剪断力を受ける連結部分の断面積を十分な大きさに保つことができ、樹脂ランスの係止力を保つことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図6によって説明する。本実施形態では、雌コネクタについて示す。この雌コネクタは、図1に示すように、合成樹脂製の雌コネクタハウジング20(以下、単に雌ハウジング20という)に設けられたキャビティ21内に雌端子金具10が収容されるようになっており、そのキャビティ21内には、樹脂ランス26が一体成形されている。なお、以下では、図3を除いた各図面における左側を前方とし、右側を後方として説明する。
【0015】
先に雌端子金具10について説明する。雌端子金具10は、図1に示すように、金属板をプレス成形して形成されており、相手側の雄端子金具35と導通接続される箱部11と、電線Wに圧着接続されるバレル部12とを前後に備えている。箱部11は、前後に開口して形成されるとともに、その図示上板から前方へ延出する舌片が内側に折り返されることで、片持ち状の弾性接触片13が形成されている。この弾性接触片13は、上方へ向けて弾性変形可能な山形形状に形成されるとともに、その頂点部分が叩き出されることで、接点部14が下方へ膨出して形成されている。そして、前方から箱部11内に挿入される雄端子金具35のタブ36が弾性接触片13を撓ませつつ接点部14に弾性的に接触されるようになっている。箱部11の図示下板は、二重に形成されるとともに、その内板に弾性接触片13側へ張り出す受け部15が形成されており、箱部11内に挿入されるタブ36が弾性接触片13と受け部15との間に挟圧されるようになっている。箱部11の後端下部には、あご部16が形成されており、このあご部16にはキャビティ21内の樹脂ランス26が係止可能とされている。
【0016】
また、バレル部12は、電線Wの端末の被覆を切除することで露出した芯線にかしめ付けられるワイヤバレル12aと、電線Wの被覆に嵌着されたゴム栓17ごとかしめ付けられるインシュレーションバレル12bとを前後に備えている。ゴム栓17には、3条のリップ17aが前後に並んで形成されており、各リップ17aがキャビティ21の内周面に密着されることで、キャビティ21内の防水が図られるようになっている。また、箱部11とワイヤバレル12aとの間における側壁からは、一対のスタビライザ18が図示下方へ突出して形成されている。
【0017】
次に雌ハウジング20について説明する。雌ハウジング20には、図1および図2に示すように、後方から雌端子金具10を挿入可能なキャビティ21が設けられている。このキャビティ21は、図1及び図2に示すように、前部21a(キャビティ21の全長の約2/3)が雌端子金具10の箱部11に沿う四角形に形成される一方、後部21b(キャビティ21の全長の約1/3)がゴム栓17のリップ17aが全周にわたって密着されるように円形に形成されている。これら前部21aと後部21bとの間には、雌端子金具10の挿入動作を案内する緩やかなテーパ面が形成されている。
【0018】
キャビティ21の前壁には、前方から雄端子金具35のタブ36が挿通可能とされる挿通孔22が開口して形成されている。この挿通孔22は、幅方向についてはキャビティ21の中央に配されている一方、高さ方向についてはキャビティ21の中央からやや下方にずれた位置に配されている。挿通孔22の周面22aは、図3に示すように、挿通されるタブ36の形状に合わせて四角形に形成されており、その周縁の前側には、前端側にかけてラッパ状に拡径する誘導面23が形成されている。この誘導面23には、前方から雄端子金具35のタブ36が当接可能とされることで、タブ36を挿通孔22内へ誘い込むことができるようになっている。この誘導面23の外幅寸法は、図2に示すように、キャビティ21の幅寸法よりも大きく設定されており、また誘導面23の下端は、図1に示すように、キャビティ21の下面の位置に揃えられている。
【0019】
キャビティ21の前部21aにおける下面側には、図1及び図2に示すように、キャビティ21内に挿入された雌端子金具10を支持するための一対の支持壁25と、雌端子金具10を抜け止め保持するための樹脂ランス26とが前後に形成されている。両支持壁25は、キャビティ21の幅方向の中央に間隔(後記する型抜き孔32)を空けた側方位置に配設されており、挿通孔22の孔縁部24の下部24aとキャビティ21の側壁とに連結されている。樹脂ランス26は、両支持壁25の間でキャビティ21の幅方向の中央に配されており、片持ち状の基部27と、基部27の上面からキャビティ21内へ突出して形成される係止突起28とを備えている。
【0020】
基部27は、キャビティ21の前部21aと後部21bの境界部分から前方へ延出して形成されるとともに、その前端がキャビティ21の前部21aにおける長さ方向の略中央まで達している。基部27の下方には、基部27の弾性変形を許容する撓み空間29が形成されている。この撓み空間29は、前方に開口して形成されている。基部27の上面は、その前方の支持壁25の上面(=キャビティ21の下面)と面一に形成されており、キャビティ21内に挿入される雌端子金具10の箱部11が摺接可能とされている。基部27の前端部は、上面の高さ位置が段付き状に低く形成されるとともに前端面がテーパ状に形成されることで、前方から樹脂ランス26を強制的に撓ませるための治具によって操作可能な操作部30とされている。
【0021】
係止突起28は、基部27の撓み基端よりも前方位置から操作部30の直後位置までの領域にわたって配設されている。係止突起28は、前側ほど嵩高になるように形成されており、その前端部が樹脂ランス26におけるキャビティ21内への突出端とされている。この係止突起28の突出端の高さ位置は、挿通孔22の周面22aにおける下面よりも高い位置とされている。この係止突起28の前端面は、オーバーハング状に形成されるとともに、雌端子金具10のあご部16に係止されるようになっている。係止突起28の上面は、前上がり状の傾斜面として形成されるとともにその後端が基部27の上面と繋げられていて、キャビティ21内に挿入される雌端子金具10の箱部11が摺接可能とされ、雌端子金具10の挿入動作に伴って基部27が徐々に撓まされるようになっている。
【0022】
さて、樹脂ランス26は、図3に示すように、正面から視て基部27が四角形に形成されるとともに、係止突起28が突出端側にかけて幅寸法が小さくなる台形に形成されている。従って、係止突起28における図示左右の側面28aは、基部27の側面27aに対して傾いた傾斜面として形成されている。また、係止突起28と基部27との連結部分31の断面積は、図1及び図2に示すように、基部27の幅寸法に係止突起28の長さ寸法を掛けた大きさとなっている。この連結部分31によって係止突起28に係止した雌端子金具10を後方へ引っ張ったときに作用する剪断力が受けられるようになっている。
【0023】
ところで、この雌ハウジング20を成形する際には、前後一対の成形用の金型(図示せず)をセットした状態でその内部に溶融樹脂を充填し、溶融樹脂が固化した後に両金型を前後方向に沿って型開きすることで成形品である雌ハウジング20を取り出すようにしている。この金型の成形面には、雌ハウジング20内のキャビティ21や樹脂ランス26などを成形するための成形ピンが突設されており、このため雌ハウジング20には型開き時に成形ピンを通過させる空間が前後方向に開放して形成される。従って、樹脂ランス26の前方に配設されている支持壁25と挿通孔22の孔縁部24の下部24aには、樹脂ランス26用の成形ピンの型抜き孔32が形成されている。
【0024】
この型抜き孔32は、図3に示すように、樹脂ランス26を前方から視た外形に沿って形成されるとともにその上端が挿通孔22に連通して形成されている。挿通孔22の孔縁部24の下部24aのうち、型抜き孔32と挿通孔22との連通部の両側方部分が、挿通孔22の周面22aの下面を有する規制部33とされている。この規制部33には、挿通孔22に挿通されるタブ36が当接可能とされることで、タブ36が型抜き孔32側へ進入するのが規制されるようになっている。規制部33における型抜き孔32の周面を有する部分は、誘導面23の下端位置(=キャビティ21の下面位置)から挿通孔22の周面22aに接近するのに従って徐々に内側に張り出すようにして形成されており、この部分が規制部33の張出部34とされている。型抜き孔32の周面上部は、係止突起28の両側面28aと同じ傾斜角をもった傾斜面として形成されている。張出部34は、型抜き孔32の周面である傾斜面を斜辺とする直角三角形に形成されており、規制部33におけるタブ36が当接される領域は、張出部34の図示上辺の寸法t分だけが大きくなっている。言い換えると、型抜き孔32のうち、樹脂ランス26の係止突起28と高さ位置が重なる部分は、上側ほど幅寸法が小さくなるように形成されており、挿通孔22に臨む型抜き孔32の間口が最も狭く形成されている。上記した誘導面23は、張出部34の前縁にも形成されている。
【0025】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。図1に示すように、雌ハウジング20のキャビティ21内に後方から雌端子金具10を挿入する。箱部11が係止突起28に当接されるのに伴って、樹脂ランス26の基部27は下方へ弾性変形して、撓み空間29内に進入し、係止突起28が一旦キャビティ21外へ退避される。この挿入途中では、スタビライザ18が樹脂ランス26の側方の切欠部分を通過することで、雌端子金具10の挿入動作が案内される。
【0026】
そして、雌端子金具10の挿入深さが正規の深さに達すると、図4に示すように、樹脂ランス26が弾性復帰するとともにキャビティ21内に進入した係止突起28があご部16に係止される。これにより雌端子金具10はキャビティ21内に抜け止め状態で保持される。この樹脂ランス26の復帰動作は、係止突起28の両側面28aが傾斜面となっていることによって円滑に行われる(図3参照)。また、ゴム栓17のリップ17aがキャビティ21の後部21bの内周面に密着することで、キャビティ21内の防水が図られる。
【0027】
その後、雌コネクタを相手側の雄コネクタ(図示せず)に嵌合させるのに伴って、雄コネクタ側の雄端子金具35のタブ36が挿通孔22内に挿通されるとともにキャビティ21内に進入して雌端子金具10に導通接続される。このとき、例えば、両コネクタの嵌合姿勢が相対的に傾いていた場合、図5及び図6に示すように、傾いた姿勢のタブ36が挿通孔22の孔縁部24の下部24aである規制部33及び張出部34に突き当たることがある。ところが、規制部33は、張出部34が挿通孔22の周面22aに接近するのにつれて内側に張り出すように形成されていることにより、タブ36に対する当接領域である誘導面23及び挿通孔22の周面22aの下面の領域が拡大されているから、タブ36が型抜き孔32側へ進入するのを防ぐことができる。特に、雌コネクタの小型化を図ろうとした場合に、樹脂ランス26の幅寸法を変更せずにキャビティ21の幅を狭くすると、それに伴って規制部33が小さくなるが、図2及び図3に示すように、少なくとも張出部34の上辺の寸法t分はタブ36に対する当接領域を確保できるから、雌コネクタの小型化にも対応できる。
【0028】
一方、雌端子金具10が樹脂ランス26によって抜け止め保持された状態で電線Wに引っ張り力が作用した場合、図4に示すように、その引っ張り力は、樹脂ランス26のうちの係止突起28と基部27との連結部分31によって受けられる。この連結部分31の断面積は、従来技術に示したような係止突起28が基部27と連続した四角形に形成されたものと同様の大きさとなっており、樹脂ランス26の係止力を十分に得ることができる。
【0029】
以上説明したように本実施形態によれば、規制部33の張出部34を内側に張り出して形成することで、挿通孔22に挿通されるタブ36に対する当接領域を拡大することができるから、タブ36が型抜き孔32側へ進入する事態を防ぐことができる。
【0030】
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を図7ないし図11によって説明する。本実施形態では、雄コネクタについて示し、図7に示すように、合成樹脂製の雄コネクタハウジング50(以下、単に雄ハウジング50という)内にタブ43を備えた雄端子金具40が収容可能とされている。以下では、図10を除いた各図面における右側を前方とし、左側を後方として説明する。
【0031】
雄端子金具40は、図7及び図8に示すように、金属板をプレス成形することで形成されており、前後に箱部41とバレル部42とを有するとともに、箱部41の前端からはタブ43が前方へ突出して設けられている。タブ43は、箱部41における高さ方向のほぼ中央に配されるとともに、金属板を二重に折り重ねて形成されており、その先端の周縁がテーパ状に形成されている。箱部41の前端部のうち、上部側にはテーパ面41aが形成される一方、下部側には、当接突部41bが前方へ突出して設けられており、後記する張出部63に当接可能とされている。箱部41の後端下部には、キャビティ53内の樹脂ランス56が係止可能なあご部44が設けられている。なお、バレル部42の構造や電線W及びゴム栓45との接続構造については上記第1実施形態に記載した雌端子金具10と同様であるから、その説明について重複する部分は省略する。
【0032】
雄ハウジング50は、図7に示すように、雄端子金具40を後方から挿入可能なキャビティ53を有する端子収容部51と、端子収容部51の前端から前方へ突出するフード部52とを備えている。キャビティ53は、前部53aが雄端子金具40の箱部41に合わせて四角形に形成され、後部53bがゴム栓45が密着できるように円形に形成されている。キャビティ53の前壁には、タブ43を挿通可能な挿通孔54が開口して形成されている。この挿通孔54の周面54aは、図10に示すように、四角形に形成されるとともに、挿通されるタブ43の周面を取り囲んだ状態で当接されることでタブ43を遊動規制状態に保持できるようになっている。図7及び図9に示すように、挿通孔54の周面54aのうち上面及び両側面における後側には、テーパ状の誘導面55が形成されている。この誘導面55により、キャビティ53内に雄端子金具40を挿入する際にタブ43が挿通孔54に挿通される動作を誘導できるようになっている。また、フード部52内には雄端子金具40のタブ43が突出した状態で配されるようになっている(図11参照)。なお、樹脂ランス56、撓み空間59、支持壁60、型抜き孔61、規制部62及び張出部63の構造については、上記第1実施形態に記載したものとほぼ同様であるため、以下では主に相違する部分を説明し、それ以外の重複する部分の説明は省略する。
【0033】
挿通孔54の孔縁部54bに設けられ、周面54aの下面を有する規制部62は、図7及び図9に示すように、端子収容部51の前端位置から誘導面55の後端位置までの長さ領域にわたって配設されており、挿通孔54内に挿通されるタブ43の根元部分を支持するとともにタブ43が型抜き孔61側へ遊動するのを規制可能とされている(図11参照)。規制部62の後端部上縁は、タブ43を挿通孔54へ案内できるように丸く形成されている。規制部62の張出部63の後端には、雄端子金具40の当接突部41bが当接されるようになっている。
【0034】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。図7に示すように、キャビティ53内に雄端子金具40を挿入すると、箱部41が樹脂ランス56の係止突起58に当接されることで基部57が撓まされるとともに、タブ43が誘導面55に案内されつつ挿通孔54を挿通されて、前方のフード部52内に突出する。
【0035】
雄端子金具40が正規深さまで挿入されると、図11に示すように、樹脂ランス56の基部57が弾性復帰するとともに係止突起58があご部44に係止して、雄端子金具40がキャビティ53内に抜け止め状態に保持される。このとき、タブ43は挿通孔54内に挿通されるとともに、その根元部分が挿通孔54の周面54aに当接されているから、例えばフード部52内に異物が進入してタブ43に突き当たった場合でも、タブ43が遊動するのが規制される。この挿通孔54の周面54aのうち下面については、張出部63の上辺の寸法t’分だけタブ43に対する当接領域が拡大されているから、タブ43が誘導して型抜き孔61側へ進入するのが防がれる。特に雄コネクタの小型化を図ろうとした場合に、規制部62が小さくなっても、少なくとも張出部63の上辺の寸法t’分は当接領域を確保できるから、雄コネクタの小型化にも対応できる。
【0036】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、樹脂ランスの係止突起が台形とされ、その外形に沿って型抜き孔を形成した場合を示したが、例えば、係止突起のうち挿通孔の周面の下面近傍と重なる部分のみを段付き状に幅を狭く形成するとともに、その外形に沿って型抜き孔を形成するようにしてもよい。この形状の樹脂ランスは、基部と係止突起との連結部分の断面積が上記第1,2実施形態のものと同一であるので、樹脂ランスの係止力を十分に保つことができる。
【0037】
(2)また、樹脂ランスの他の形態としては、例えば係止突起が基部よりも幅寸法が小さい四角形とされるものや、樹脂ランス全体の外形が台形とされるものも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る雌コネクタの側断面図
【図2】雌ハウジングの平断面図
【図3】雌ハウジングにおけるキャビティ部分の拡大正面図
【図4】雌端子金具がキャビティ内に挿入された状態を示す側断面図
【図5】タブが傾いた姿勢で挿通孔内に挿通されようとした場合を示す側断面図
【図6】タブが傾いた姿勢で挿通孔内に挿通されようとした場合を示す平断面図
【図7】本発明の第2実施形態に係る雄コネクタの側断面図
【図8】雄端子金具の底面図
【図9】雄ハウジングの平断面図
【図10】雄ハウジングにおけるキャビティ部分の拡大正面図
【図11】雄端子金具がキャビティ内に挿入された状態を示す側断面図
【図12】従来例の側断面図
【図13】従来例の平断面図
【符号の説明】
10…雌端子金具(端子金具)
20…雌ハウジング(コネクタハウジング)
21…キャビティ
22…挿通孔
24…孔縁部
26…樹脂ランス
27…基部
28…係止突起(係止部)
32…型抜き孔
33…規制部
40…雄端子金具(端子金具)
43…タブ
50…雄ハウジング(コネクタハウジング)
53…キャビティ
54…挿通孔
54b…孔縁部
56…樹脂ランス
57…基部
58…係止突起(係止部)
61…型抜き孔
62…規制部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connector provided with a resin lance.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-121116 discloses a resin lance integrally formed on a female connector housing. As shown in FIGS. 12 and 13, this female connector has a
[0003]
Since the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to reduce the size of the female connector having the above structure, the width of the cavity 2 is narrowed and the small
For this reason, if the width dimension of the
[0005]
On the other hand, in the male connector having the same cavity structure as the female connector, the tab of the male terminal fitting inserted into the cavity is inserted into the insertion hole, and the tab is brought into contact with the peripheral surface of the insertion hole. Tab play is restricted. However, if the width dimension of the lower portion of the hole edge of the insertion hole is reduced, the tab cannot be reliably supported. For example, when a foreign object hits the tab, there is a possibility that the tab may enter the punching hole side. It was.
This invention is completed based on the above situations, Comprising: It aims at preventing a tab approaching into a die-cutting hole side.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a means for achieving the above object, the invention of
[0007]
The invention of claim 2 is characterized in that the tab is provided in a mating terminal fitting connected to the terminal fitting, and is inserted into the insertion hole from the front.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the tab is provided integrally with the terminal fitting, and the terminal fitting is inserted into the cavity as the terminal fitting is inserted into the cavity. It is characterized in that it is inserted into the insertion hole, and its periphery is surrounded by the restricting portion so that play is restricted.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the method according to any one of the first to third aspects, the resin lance protrudes into the cavity from the cantilevered base portion disposed outside the cavity. And a locking portion that is locked to the terminal metal fitting, and only this locking portion is characterized in that the width is narrowed toward the protruding end.
[0010]
[Action and effect of the invention]
<Invention of
The part of the resin lance that overlaps the hole edge of the insertion hole is formed into a shape that narrows from the mold release hole side to the insertion hole side, so that the mold for molding the resin lance is matched to that. Thus, the tip side can be made narrow. Therefore, the restricting portion provided on the side of the die-cutting hole in the hole edge portion of the insertion hole is formed so as to project inward as it approaches the peripheral surface of the insertion hole. Thereby, since the contact | abutting area | region with respect to the tab of a control part becomes wide, it can prevent a tab approaching into a die-cutting hole side.
[0011]
<Invention of Claim 2>
Since the opening of the die hole facing the insertion hole is narrowed by the restricting portion protruding inward, it is possible to prevent the tab of the mating terminal fitting inserted into the insertion hole from the front from entering the die hole side. It is possible to prevent the tab from interfering with the terminal fitting in the cavity.
[0012]
<Invention of
Since the area | region which hold | maintains the tab penetrated by the insertion hole is expanded by the control part projected inside, it can prevent that a tab floats as much as possible.
[0013]
<Invention of
The shearing force acting on the resin lance when the terminal fitting is pulled rearward with the locking portion of the resin lance locked on the terminal fitting acts on the connecting portion between the locking portion and the base. Since only the locking part is formed with a narrow width among the resin lances, the cross-sectional area of the connecting part that receives the shearing force can be kept sufficiently large, and the locking force of the resin lance can be maintained. Can do.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
<First Embodiment>
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In this embodiment, a female connector is shown. As shown in FIG. 1, in this female connector, a female terminal fitting 10 is accommodated in a
[0015]
First, the female terminal fitting 10 will be described. As shown in FIG. 1, the female terminal fitting 10 is formed by press-molding a metal plate, a
[0016]
The
[0017]
Next, the
[0018]
An
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 2, a pair of
[0020]
The
[0021]
The locking
[0022]
As shown in FIG. 3, the
[0023]
By the way, when the
[0024]
As shown in FIG. 3, the punching
[0025]
The present embodiment has the above-described structure, and the operation thereof will be described subsequently. As shown in FIG. 1, the female terminal fitting 10 is inserted into the
[0026]
When the insertion depth of the female terminal fitting 10 reaches a normal depth, the
[0027]
Thereafter, as the female connector is fitted to the mating male connector (not shown), the
[0028]
On the other hand, when a pulling force is applied to the electric wire W in a state where the female terminal fitting 10 is held by the
[0029]
As described above, according to the present embodiment, by forming the protruding
[0030]
Second Embodiment
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In this embodiment, a male connector is shown. As shown in FIG. 7, a male terminal fitting 40 having a
[0031]
As shown in FIGS. 7 and 8, the male terminal fitting 40 is formed by press-molding a metal plate, and has a
[0032]
As shown in FIG. 7, the
[0033]
As shown in FIGS. 7 and 9, the restricting
[0034]
The present embodiment has the above-described structure, and the operation thereof will be described subsequently. As shown in FIG. 7, when the male terminal fitting 40 is inserted into the
[0035]
When the male terminal fitting 40 is inserted to the normal depth, as shown in FIG. 11, the
[0036]
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention, and further, within the scope not departing from the gist of the invention other than the following. Various modifications can be made.
(1) In the above-described embodiment, the case where the locking projection of the resin lance is trapezoidal and the punching hole is formed along its outer shape is shown. For example, the peripheral surface of the insertion hole of the locking projection Only the portion overlapping the vicinity of the lower surface may be formed in a stepped shape with a narrow width, and a die-cut hole may be formed along the outer shape. Since the cross-sectional area of the connecting portion between the base portion and the locking protrusion is the same as that of the first and second embodiments, the resin lance having this shape can sufficiently maintain the locking force of the resin lance.
[0037]
(2) Further, as other forms of the resin lance, for example, those in which the locking projection is a quadrangle whose width dimension is smaller than the base, and those in which the outer shape of the entire resin lance is a trapezoid are also included in the present invention. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of a female connector according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a plan sectional view of a female housing. FIG. 3 is an enlarged front view of a cavity portion in the female housing. FIG. 5 is a side sectional view showing a state where the tab is inserted into the cavity. FIG. 5 is a side sectional view showing a case where the tab is about to be inserted into the insertion hole. FIG. 7 is a cross-sectional side view of a male connector according to a second embodiment of the present invention. FIG. 8 is a bottom view of a male terminal fitting. FIG. 9 is a cross-sectional view of a male housing. Fig. 10 is an enlarged front view of a cavity portion in a male housing. Fig. 11 is a side sectional view showing a state in which a male terminal fitting is inserted into the cavity. Fig. 12 is a side sectional view of a conventional example. Sectional view of the plate 【Explanation of symbols】
10 ... Female terminal fitting (terminal fitting)
20 ... Female housing (connector housing)
21 ...
32 ... Die
43 ...
53 ...
61 ... Die-
Claims (4)
端子金具を後方から挿入可能なキャビティと、
前記キャビティを前方に開口して形成されるとともに、タブを挿通可能な挿通孔と、
前記キャビティ内に突出するとともに、挿入される前記端子金具によって弾性的に撓まされた後に復帰して前記端子金具に係止される樹脂ランスとが備えられるとともに、
前記樹脂ランスを成形する金型を前方へ型抜きするのに伴って前記挿通孔の孔縁部には、型抜き孔が形成され、且つこの型抜き孔が前記挿通孔に連通するとともに、前記挿通孔の孔縁部のうち挿通孔と前記型抜き孔との連通部の側方部分が、前記挿通孔内に挿通された前記タブが前記型抜き孔側に進入するのを規制可能な規制部となっているものであって、
前記キャビティを前方から見たときに、前記樹脂ランスと前記挿通孔の孔縁部とが高さ方向に重なる部分において、
前記ランス側は、前記型抜き孔側から前記挿通孔側へ向けて幅が狭くなるように形成され、前記規制部側は前記挿通孔の周面に接近するのにつれて内側に張り出すように形成されていることを特徴とするコネクタ。The connector housing
A cavity into which the terminal fitting can be inserted from behind,
The cavity is formed by opening the cavity forward, and an insertion hole through which a tab can be inserted;
A resin lance that protrudes into the cavity and is elastically bent by the inserted terminal fitting and then returned and locked to the terminal fitting, and
As the mold for molding the resin lance is punched forward, a hole in the hole of the insertion hole is formed, and the mold release hole communicates with the insertion hole. A restriction capable of restricting the side portion of the communicating portion between the insertion hole and the die punching hole from the hole edge portion of the insertion hole from entering the die punching hole side. It is a part,
When the cavity is viewed from the front, the resin lance and the hole edge of the insertion hole overlap in the height direction .
The lance side is formed so that the width becomes narrower from the die-cutting hole side toward the insertion hole side, and the regulation part side is formed so as to protrude inward as approaching the peripheral surface of the insertion hole. Connector characterized by being.
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