JP3723469B2 - Reinforcement tensioning device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、構造物に繊維材または繊維強化材からなる補強材を貼り付けることで、その構造物を補強する、補強材の緊張貼付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】
従来、構造物として、例えば、橋や高架道路等のコンクリート桁あるいはプレストレストコンクリート桁を後から補強するにあたって、その桁の下面等に、補強材としての炭素繊維シートを何枚も貼り付けることで、その桁を補強することがあった。しかし、この補強方法によると、炭素繊維シートを、桁の断面係数の増加分にしか反映できず、炭素繊維シートを有効に利用しているとはいえなかった。
【0003】
そこで、炭素繊維シートを緊張させて桁に貼り付けることで、桁にプレストレスを導入することが考えられた。しかし、この炭素繊維シートを緊張させて桁に貼り付けるための、緊張貼付装置にあっては、十分な開発がなされておらず、簡単に炭素繊維を緊張させて貼り付けることができる緊張貼付装置の開発が望まれていた。
【0004】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡単に補強材を緊張させて貼り付けることができる、補強材の緊張貼付装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る補強材の緊張貼付装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置は、繊維材または繊維強化材からなる補強材を緊張させて、構造物の貼付面に貼り付けるための、緊張貼付装置であって、ベース体と、緊張装置と、案内手段と、第1位置保持手段と、第2位置保持手段とを有する。ここで、緊張装置は、前記補強材の端側を支持するとともにその端側を引っ張って前記補強材を緊張させる装置である。案内手段は、前記ベース体に設けられて、前記補強材が前記貼付面から離れる第1位置と前記貼付面に当接あるいは近接する第2位置との間を、前記緊張装置が移動するようにその緊張装置を案内するものである。そして、第1位置保持手段は、前記緊張装置を前記第1位置に保持する保持手段であり、第2位置保持手段は、前記緊張装置を前記第2位置に保持する保持手段である。
【0006】
こうして、緊張装置により、補強材の端側が引っ張られて、その補強材は緊張することとなる。そして、ベース体に設けられた案内手段によって、緊張装置は、補強材が構造物の貼付面から離れる第1位置と、貼付面に当接あるいは近接する第2位置との間を、移動するように案内される。したがって、緊張装置が第1位置にあるとき、すなわち補強材が貼付面から離れているときに、補強材および/または貼付面に接着剤を塗布し、その後、緊張装置を第2位置に移動することで、補強材を貼付面に貼り付けることができる。このとき、第2位置保持手段によって、緊張装置は、接着剤が硬化するまで、第2位置に保持される。ここで、緊張装置による、補強材の緊張は、緊張装置が第1位置にあるときに行ってもよく、また、第2位置にあるときに行ってもよく、あるいは、第1位置と第2位置との間の位置等にあるときに行ってもよい。なお、緊張装置は、第1位置においては、第1位置保持手段によって第1位置に保持される。
【0007】
また、請求項2に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項1に記載の緊張貼付装置において、前記ベース体は、前記構造物に着脱可能に固定されるのが望ましい。これにより、ベース体が構造物に固定されて、緊張装置によって補強材を緊張させると、その反力として、構造物に圧縮応力が付与される。このように、緊張した補強材を構造物の貼付面に貼り付ける際には、すでに構造物には圧縮応力が付与されているので、構造物からこの緊張貼付装置を取り除いた後に、補強材の緊張が緩むのを抑えることができる。
【0008】
また、請求項3に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項2に記載の緊張貼付装置において、前記ベース体は、前記構造物を両側から挟み込むようにして、その構造物に固定されてもよい。こうして、構造物を両側から挟み込むことで、ベース体は構造物に固定されるので、構造物に、ベース体を固定するための特別の構造を設ける必要がない。
【0009】
また、請求項4に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の緊張貼付装置において、前記案内手段は、前記緊張装置に備わるスライド部材をスライドするように案内する、ガイドレールからなっていてもよい。こうして、緊張装置に備わるスライド部材が、ガイドレールに案内されてスライドすることで、緊張装置は、前記第1位置と前記第2位置との間を移動することができる。
【0010】
また、請求項5に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項4に記載の緊張貼付装置において、前記緊張装置は、前記補強材の端側が止められる定着具と、前記スライド部材に設けられて前記補強材の端側を引っ張るように前記定着具を移動させる移動手段とを備えてもよい。こうして、スライド部材に設けられた移動手段によって、補強材の端側を引っ張るように、その端側が止められた定着具が移動することで、補強材は、緊張することとなる。
【0011】
また、請求項6に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項5に記載の緊張貼付装置において、前記移動手段は、前記定着具を支持する支持体と、前記スライド部材に設けられて前記支持体を前記定着具の移動方向にスライドするように案内する他のガイドレールと、ジャッキとからなっていてもよい。ここで、前記ジャッキは、その一方側が、前記スライド部材に取り付けられ、他方側が、前記支持体に取り付けられる。こうして、ジャッキが、スライド部材と支持体間に取り付けられて、ジャッキが作動すると、他のガイドレールに案内された支持体がスライドし、その支持体に支持された定着具が移動することで、その定着具に端側が止められた補強材は、緊張することとなる。
【0012】
また、請求項7に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項6に記載の緊張貼付装置において、前記スライド部材には、第1対向片が設けられ、前記支持体には、そのスライド方向上に、前記第1対向片と対向する第2対向片が設けられ、前記第1対向片と前記第2対向片とに、棒材または線材からなる保持部材が渡されて、前記第1対向片と前記第2対向片との間隔を保持するように、前記保持部材にナットが螺合してもよい。これにより、スライド部材に設けられた第1対向片と、支持体に設けられた第2対向片とに、ナットが螺合した保持部材が渡されることで、第1対向片と第2対向片との間隔が保持され、つまりは、スライド部材と支持体との相対位置が保持される。こうして、スライド部材と支持体との相対位置が保持されることで、補強材の緊張した状態を維持することができる。
【0013】
また、請求項8に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項4に記載の緊張貼付装置において、前記緊張装置は、前記スライド部材に回動可能に支持されて前記補強材の端側が止められるドラムと、前記補強材の端側を巻き取るように前記ドラムを回動する回動手段とを備えてもよい。こうして、回動手段によって、補強材の端側が止められたドラムが回動することで、そのドラムに補強材の端側が巻き取られるようにして引っ張られて、補強材は、緊張する。
【0014】
また、請求項9に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項4ないし8のいずれか1項に記載の緊張貼付装置において、前記緊張装置は、前記スライド部材に回動可能に支持されて、前記補強材の端側を、前記貼付面から離れる方向に案内するシフトドラムを備えてもよい。こうして、シフトドラムによって、補強材の端側は、貼付面から離れる方向に案内されるので、貼付面の延長上に障害物がある場合でも、その障害物を避けてこの緊張貼付装置を配備することができる。
【0015】
また、請求項10に記載の発明に係る補強材の緊張貼付装置のように、請求項2または3に記載の緊張貼付装置において、前記緊張装置によって、前記補強材は、前記第1位置にて仮緊張され、前記第2位置にて所要の緊張力が付与されるよう本緊張されるのが望ましい。これにより、緊張装置が第1位置にあるとき、すなわち補強材が貼付面から離れているときに、補強材が仮緊張されて、その補強材は、ある程度真直ぐな状態となる。したがって、その仮緊張後に、補強材に接着剤を塗布すれば、その接着作業が容易となる。そして、緊張装置が第2位置にあるとき、すなわち補強材が貼付面に当接あるいは近接するときに、補強材は本緊張される。したがって、補強材が本緊張される際には、その補強材と、ベース体における構造物への固定部分とが接近しており、その固定部分が補強材の本緊張によって受ける負荷は小さくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る補強材の緊張貼付装置を、コンクリート構造物に適用した実施の形態につき、図面に基づいて説明する。
【0017】
図1ないし図19は、本発明に係る補強材の緊張貼付装置の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、補強の対象となる構造物としての、例えば、橋や高架道路等のコンクリート桁である。2は、繊維材からなる補強材としての、PBO(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール)連続繊維シートである。3は、前記PBO連続繊維シート2を緊張させて、前記コンクリート桁1の貼付面1a(図示実施の形態においては、桁1の下面)に貼り付けるための、緊張貼付装置である。
【0018】
この緊張貼付装置3は、ベース体4と、緊張装置5と、案内手段6と、第1位置保持手段7と、第2位置保持手段8とを有している。
【0019】
ここで、ベース体4は、コンクリート桁1を両側から挟み込むようにして、そのコンクリート桁1に固定される。すなわち、ベース体4は、コンクリート桁の幅方向の各側に配備される被固定部材4aと、各被固定部材4aに固着されるベース部材4bとを備えている。そして、一対の被固定部材4a、4aには、コンクリート桁1の直下において被固定部材4a、4aに渡されるようにして、PC鋼材からなる緊張材4c、4cが設けられている。そこで、この緊張材4c、4cを、例えばジャッキ(図示せず)によって緊張させることで、一対の被固定部材4a、4aがコンクリート桁1を両側から挟み込んで、それら被固定部材4a、4a、つまりは、ベース体4は、コンクリート桁1に固定されるようになっている。このとき、緊張材4cは、その緊張材4cに螺合するナット4d、4dが締め込まれることで、その緊張状態が維持される。また、このとき、一対の被固定部材4a、4aには、緊張材4c、4cの下方に、間隔規制部材4e、4eが設けられている。この間隔規制部材4eは、各端が、ピン4fによって、各被固定部材4aに止められている。これにより、前記緊張材4c、4cを緊張させたときに、被固定部材4a、4aがその下端部分が互いに近づいて傾くのを、前記間隔規制部材4e、4eが規制している。ベース部材4b、4bは、それぞれ、被固定部材4aの一端側(図1において右端側)にボルト4g、4gによって固定されており、コンクリート桁1の下方において、互いに離れて対向するように位置している。このベース部材4bは、縦長の略長方形プレート状に形成されており、上端部分に、後述するジャッキ15の一方側を取り付けるための、一対の第1の取付孔4h、4hが設けられており、その下方に、上下方向に長手となる第1の長孔4i、そして、さらに下方に、上下方向に長手となるとともに下端に達する第2の長孔4jが設けられている。
【0020】
緊張装置5は、PBO連続繊維シート2の端側を支持するとともにその端側を引っ張ってPBO連続繊維シート2を緊張させるものである。この緊張装置5は、ベース部材4bに設けられた後述する第1ガイドレール6aによって、上下方向に、スライドするように案内されるスライド部材9を備えている。このスライド部材9は、縦長の略長方形プレート状に形成されており、上端部分に、後述するジャッキ15の一方側を取り付けるための、一対の第2の取付孔9a、9aが設けられており、下部部分には、上下方向に長手となるとともに下端に達する第3の長孔9bが設けられている。
【0021】
また、緊張装置5は、スライド部材9に回動可能に支持されて、PBO連続繊維シート2の端側を、コンクリート桁1の貼付面1aから離れる方向に案内するシフトドラム10を備えている。具体的には、一対のスライド部材9、9には、それらスライド部材9、9を繋ぐように第1シャフト9cが取り付けられており、この第1シャフト9cにシフトドラム10が回動可能に嵌められることで、このシフトドラム10は、第1シャフト9cを介して、スライド部材9に回動可能に支持されている。
【0022】
さらに、緊張装置5は、PBO連続繊維シート2の端側が止められる定着具11と、前記スライド部材9に設けられてPBO連続繊維シート2の端側を引っ張るように定着具11を移動させる移動手段12とを備えている。定着具11は、矩形プレート状の定着部11aと、その定着部11aの下端に溶接等により固定された筒部11bとからなる。そして、定着部11aに、前記PBO連続繊維シート2の端側が止められる。
【0023】
一方、移動手段12は、定着具11を支持する支持体13と、スライド部材9に設けられて支持体13を前記定着具11の移動方向にスライドするように案内する他のガイドレールとしての第2ガイドレール14と、ジャッキ15とからなる。そして、支持体13は、上下方向に長手となる一対の支持体本体13a、13aと、それら支持体本体13a、13aを下端部分において繋ぐ第2シャフト13bとからなる。支持体本体13aには、その下端部分に、ジャッキ15の後述する他方側を取り付けるための第3の取付孔13cが、4対、例えば50mm間隔で上下に並ぶようにして設けられている。そして、第2シャフト13bには、前記定着具11の筒部11bが回動可能に嵌められている。第2ガイドレール14は、一つのスライド部材9に対して一対設けられている。そして、この第2ガイドレール14は、断面略L字形状をして、支持体13がスライドする方向となる上下方向に延びる向きで、前記スライド部材9に、ボルト14a、14aにより固定されている。ジャッキ15は、例えば、油圧ジャッキからなり、その一方側であるシリンダ15a側には、取付け用の第1および第2の被取付孔15b、15cが上下に並んで設けられており、その他方側であるラム15d側には、取付け用の第3の被取付孔15eが一対設けられている。そして、この第2の被取付孔15cと、スライド部材9の第2の取付孔9a、9aとを貫くようにしてピンPが挿通することで、ジャッキ15の一方側は、スライド部材9に取り付けられる。そして、第3の被取付孔15e、15eと、支持体本体13aの第3の取付孔13c、13cを貫くようにしてピンQが挿通することで、ジャッキ15の他方側は、支持体13に取り付けられる。なお、図示実施の形態においては、図5に示すように、ベース部材4bの第2の長孔4j内において、ベアリング13dが、支持体本体13aに固定された段付ピン13eに嵌められている。したがって、支持体13は、第2ガイドレール14によって、スライド部材9に対してスライドするように案内されるだけでなく、第2の長孔4jによって、ベース部材4bに対してもスライドするように案内されている。
【0024】
案内手段6は、ベース体4に設けられて、PBO連続繊維シート2が貼付面1aから離れる第1位置(図1、図2、図8ないし図15参照)と貼付面1aに当接あるいは近接する第2位置(図16ないし図19参照)との間を、前記緊張装置5が移動するようにその緊張装置5を案内するものである。具体的には、案内手段6は、緊張装置5におけるスライド部材9をスライドするように案内する、ガイドレールとしての第1ガイドレール6a、6aからなっている。この第1ガイドレール6aは、一つのベース部材4bに対して一対設けられている。そして、この第1ガイドレール6aは、断面L字形状をして、スライド部材9がスライドする方向となる上下方向に延びる向きで、前記ベース部材4bに、ボルト6b、6bにより固定されている。なお、図示実施の形態においては、図4に示すように、ベアリング9dが、ベース部材4bの第1の長孔4i内において、第1シャフト9cに嵌められている。したがって、この第1の長孔4iによっても、スライド部材9は、ベース部材4bに対してスライドするように案内される。
【0025】
第1位置保持手段7は、緊張装置5を前記第1位置に保持する保持手段であり、緊張装置5が第1位置に位置するときに、連通するように設けられた、スライド部材9側の保持孔9eと、ベース部材4b側つまりはベース体4側の第1の孔4kと、それら保持孔9eおよび第1の孔4kに挿通する保持ピンHとからなる。そして、第2位置保持手段8は、緊張装置5を前記第2位置に保持する保持手段であり、緊張装置5が第2位置に位置するときに、連通するように設けられた、スライド部材9側の前記保持孔9eと、ベース部材4bつまりはベース体4側の第2の孔4mと、それら保持孔9eおよび第2の孔4mに挿通する前記保持ピンHとからなる。
【0026】
また、スライド部材9には、第1対向片9gが設けられ、支持体13には、そのスライド方向上に、第1対向片9gと対向する第2対向片13gが設けられている。そして、第1対向片9gと第2対向片13gとに、棒材または線材からなる保持部材Xが渡されて、第1対向片9gと第2対向片13gとの間隔を保持するように、この保持部材XにナットY、Yが螺合している。詳細には、第1対向片9gは、スライド部材9の下端部に溶接等によって固定され、そして、第2対向片13gは、支持体本体13aの上部であって、前記第1対向片9gよりも上方に、溶接等によって固定されている。そして、保持部材Xは、第1対向片9gの孔9hと、第2対向片13gの孔13hとを貫通するようにして、それら第1対向片9gと第2対向片13gとに渡され、その渡された保持部材Xの各先端からねじ込まれるようにして、ナットY、Yが螺合している。そこで、PBO連続繊維シート2を緊張させるように、スライド部材9に対して支持体13を下方にスライドすると、第1対向片9gと第2対向片13gとの間隔は狭まることとなる。そして、ナットYを、第1の対向片9gや第2の対向片13gに当接するまでねじ込むと、第1対向片9gと第2対向片13gとの間隔は保持され、こうして、PBO連続繊維シート2の緊張状態が維持される。
【0027】
次に、以上の構成からなる緊張貼付装置3を用いてPBO連続繊維シート2をコンクリート桁1の貼付面1aに貼り付ける貼付方法について説明する。
【0028】
〈作業手順1〉
始めに、図8および図9に示すように、この緊張貼付装置3を、コンクリート桁1の、長手方向の各側に配置する。このとき、緊張装置5は、第1位置保持手段7によって、つまりは保持ピンHがスライド部材9側の保持孔9eとベース体4側の第1の孔4kとに挿通することで、第1位置に保持されている。また、ジャッキ15は、その一方側が、第2の被取付孔15cと第2の取付孔9aとに挿通するピンPによって、スライド部材9に取り付けられており、その他方側が、第3の被取付孔15eと第3の取付孔13c(図示実施の形態においては、最下部に位置する取付孔)とに挿通するピンQによって、支持体13に取り付けられている。そして、PBO連続繊維シート2を、貼付面1aに沿うようにして各側のシフトドラム10に渡す。そして、各緊張貼付装置3において、PBO連続繊維シート2の端側を、シフトドラム10によって、貼付面1aから離れる方向に方向転換するように案内し、つまり下方に案内し、定着具11における定着部11aにボルト止めなどによって固定する。
【0029】
〈作業手順2〉
次いで、図10および図11に示すように、ジャッキ15を操作して、そのジャッキ15を、例えば100mm伸ばすと、その長さ分、スライド部材9に対して支持体13が下方にスライドし、支持体13に取り付けられた定着具11を介して、PBO連続繊維シート2の端側が引っ張られ、このPBO連続繊維シート2のタルミがとられる(仮緊張)。このとき、第1対向片9gと第2対向片13gとは、近づくので、その近づいた距離分、保持部材Xに螺合する、例えば上側のナットYを締め込む。こうして、スライド部材9と支持体13との相対位置が保持され、PBO連続繊維シート2の仮緊張の状態が維持される。
【0030】
〈作業手順3〉
次いで、図12および図13に示すように、ジャッキ15の他方側のピンQを一旦外し、ジャッキ15を、例えば100mm縮める。そして、ピンQを、ジャッキ15の第3の被取付孔15eと、支持体本体13aの第3の取付孔13c(図示実施の形態においては、下から3番目の取付孔)とに挿通させることで、ジャッキ15の他方側を支持体13に取り付ける。
【0031】
〈作業手順4〉
次いで、図14および図15に示すように、ジャッキ15の一方側のピンPを外し、ジャッキ15を伸ばす。そして、ピンRを、ジャッキ15の第1の被取付孔15bと、ベース部材4bの第1の取付孔4hとに挿通させることで、ジャッキ15の一方側をベース部材4bに取り付ける。その後、PBO連続繊維シート2および/または貼付面1aに接着剤を塗布する。なお、この接着剤の塗布においては、PBO連続繊維シート2と貼付面1aとのいずれか一方に塗布してもよく、また、それら両者に塗布してもよい。また、接着剤の塗布は、作業手順2(PBO連続繊維シート2の仮緊張)の後であって、次の作業手順5の前であれば、いずれの段階で行ってもよい。
【0032】
〈作業手順5〉
次いで、図16および図17に示すように、保持ピンHを、保持孔9eおよび第1の孔4kから外す。そして、ジャッキ15を縮め、支持体13を介してスライド部材9を上方にスライドさせることで、緊張装置5を、上方の第2位置まで移動する。そこで、ピンPを、ジャッキ15の第2の被取付孔15cと、スライド部材9の第2の取付孔9aとに挿通させる。そして、第2位置保持手段によって、つまりは保持ピンHをスライド部材9側の保持孔9eとベース体4側の第2の孔4mとに挿通させることで、緊張装置5を第2位置に保持する。こうして、PBO連続繊維シート2は、貼付面1aに当接あるいは近接し、このPBO連続繊維シート2は、塗布された接着剤を介して、貼付面1aに密着することとなる。なお、ピンPを、第2の被取付孔15cと、第2の取付孔9aとに挿通させた段階で、このピンPと、前記ピンRとにより、緊張装置5は、第2位置に保持される。したがって、これらピンP、R等を、第2位置保持手段と考えてもよい。
【0033】
〈作業手順6〉
次いで、図18および図19に示すように、ジャッキ15を操作して、そのジャッキ15を伸ばすと、スライド部材9に対して支持体13が下方にスライドし、支持体13に取り付けられた定着具11を介して、PBO連続繊維シート2の端側が引っ張られ、このPBO連続繊維シート2は、緊張する。ここで、PBO連続繊維シート2に所要の緊張力が付与されるまで、ジャッキ15を伸ばす(本緊張)。このとき、スライド部材9の第1対向片9gと支持体本体13aの第2対向片13gとは、近づくので、その近づいた距離分、保持部材Xに螺合する、例えば上側のナットYを締め込む。こうして、スライド部材9と支持体13との相対位置が保持され、PBO連続繊維シート2の本緊張の状態が維持される。このようにして、この緊張貼付装置3によって、PBO連続繊維シート2は、緊張した状態で、コンクリート桁1の貼付面1aに貼り付けられ、接着剤の硬化後には、緊張貼付装置3は、コンクリート桁1から取り除かれる。
【0034】
この緊張貼付装置3によれば、緊張装置5により、PBO連続繊維シート2の端側が引っ張られて、そのPBO連続繊維シート2は緊張することとなる。すなわち、移動手段12を構成するジャッキ15が、スライド部材9と支持体13間に取り付けられており、このジャッキ15を操作すると、第2ガイドレール14に案内された支持体13が下方にスライドする。これにより、その支持体13に支持された定着具11が下方に移動し、その定着具11に端側が止められたPBO連続繊維シート2が緊張する。
【0035】
そして、スライド部材9に設けられた第1対向片9gと、支持体13に設けられた第2対向片13gとに、ナットY、Yが螺合した保持部材Xが渡されることで、第1対向片9gと第2対向片13gとの間隔が保持され、つまりは、スライド部材9と支持体13との相対位置が保持される。こうして、スライド部材9と支持体13との相対位置が保持されることで、PBO連続繊維シート2の緊張した状態を維持することができる。
【0036】
また、緊張装置5に備わるスライド部材9が、ベース部材4bに固定された第1ガイドレール6a、6aに案内されてスライドすることで、緊張装置5は、PBO連続繊維シート2がコンクリート桁1の貼付面1aから離れる第1位置と、貼付面1aに当接あるいは近接する第2位置との間を、移動するように案内される。したがって、緊張装置5が第1位置にあるとき、すなわちPBO連続繊維シート2が貼付面1aから離れているときに、PBO連続繊維シート2および/または貼付面1aに接着剤を塗布し、その後、緊張装置5を第2位置に移動することで、PBO連続繊維シート2を貼付面1aに貼り付けることができ、このように、簡単にPBO連続繊維シートを緊張させて貼付面1aに貼り付けることができる。このとき、第2位置保持手段8によって、緊張装置5は、接着剤が硬化するまで、第2位置に保持される。
【0037】
また、ベース体4はコンクリート桁1に固定されるので、そのベース体4に設けられた緊張装置5によってPBO連続繊維シート2を緊張させると、その反力として、コンクリート桁1に圧縮応力が付与される。このように、緊張したPBO連続繊維シート2をコンクリート桁1の貼付面1aに貼り付ける際には、すでにコンクリート桁1には圧縮応力が付与されているので、コンクリート桁1からこの緊張貼付装置3を取り除いた後に、PBO連続繊維シート2の緊張が緩むのを抑えることができる。そして、ベース体4をコンクリート桁1に固定するにあたっては、ベース体4は、コンクリート桁1を両側から挟み込むことで、コンクリート桁1に固定される。したがって、コンクリート桁1に、ベース体4を固定するための特別の構造を設ける必要がない。
【0038】
また、シフトドラム10によって、PBO連続繊維シート2の端側は、貼付面1aから離れる方向に案内されるので、貼付面1aの延長上に障害物(例えば、橋脚等)がある場合でも、その障害物を避けてこの緊張貼付装置3を配備することができる。
【0039】
また、緊張装置5が第1位置にあるとき、すなわちPBO連続繊維シート2が貼付面1aから離れているときに、PBO連続繊維シート2が仮緊張されて、そのPBO連続繊維シート2は、ある程度真直ぐな状態となる。したがって、その仮緊張後に、PBO連続繊維シート2に接着剤を塗布すれば、その接着作業が容易となる。そして、緊張装置5が第2位置にあるとき、すなわちPBO連続繊維シート2が貼付面1aに当接あるいは近接するときに、PBO連続繊維シート2は本緊張される。したがって、PBO連続繊維シート2が本緊張される際には、そのPBO連続繊維シート2と、被固定部材4aつまりはベース体4におけるコンクリート桁1への固定部分とが接近しており、その固定部分がPBO連続繊維シート2の本緊張によって受ける負荷は小さくなる。よって、この緊張貼付装置3は、その強度や剛性がそれほど高く要求されることはない。
【0040】
図20ないし図24は、本発明に係る補強材の緊張貼付装置の第二の実施の形態を示す。この第二の実施の形態における緊張貼付装置21は、第一の実施の形態と比較すると、緊張装置の構造、並びに、第1および第2位置保持手段の構造が異なるが、他はほぼ同様であり、以下にその異なる部分を主に説明する。
【0041】
緊張装置22は、第一の実施の形態と同様に、補強材としてのPBO連続繊維シート2の端側を支持するとともにその端側を引っ張ってPBO連続繊維シート2を緊張させるものである。そして、緊張装置22は、縦長の略長方形プレート状に形成されたスライド部材23、23を備えている。このスライド部材23は、ベース部材4bに設けられた案内手段6としてのガイドレール6a、6aによって、上下方向に、スライドするように案内される。すなわち、一対のスライド部材23、23には、それらスライド部材23、23を繋ぐように、上部には、第1シャフト23aが固定され、そして、下部には、第2シャフト23bがベアリング23cを介して回動可能に取り付けられている。そして、ベース部材4bに設けられたガイドレール6a、6a間において、第1ベアリング23dが第1シャフト23aに嵌められ、また、第2ベアリング23eが第2シャフト23bに嵌められている。こうして、スライド部材23は、第1および第2シャフト23a、23b、並びに、第1および第2ベアリング23d、23eを介すことで、ガイドレール6aによって、ベース部材4bに対してスライドするように案内される。
【0042】
また、緊張装置22は、スライド部材23に回動可能に支持されて、PBO連続繊維シート2の端側を、構造物としてのコンクリート桁1の貼付面1aから離れる方向に案内するシフトドラム24を備えている。具体的には、シフトドラム24が、前記第1シャフト23aに回動可能に嵌められることで、このシフトドラム24は、第1シャフト23aを介して、スライド部材23に回動可能に支持される。
【0043】
さらに、緊張装置22は、スライド部材23に回動可能に支持されてPBO連続繊維シート2の端側が止められるドラム25と、PBO連続繊維シート2の端側を巻き取るようにドラム25を回動する回動手段26とを備えている。具体的には、ドラム25が、前記第2シャフト23bに嵌められて固定されることで、このドラム25は、第2シャフト23bと共に、スライド部材23に回動可能に支持される。
【0044】
一方、回動手段26は、第1および第2のカムクラッチ27、28と、遥動レバー27aと、その遥動レバー27aを駆動する駆動手段29とからなる。ここで、第1のカムクラッチ27は、その入力側に遥動レバー27aが連結され、出力側に第2シャフト23bが連結されており、遥動レバー27aが、駆動手段29によって遥動運動すると、第2シャフト23b、すなわちドラム25が、一方向(図20、23において、左回り方向)に間欠的に回動する。なお、第2のカムクラッチ28は、第2シャフト23b、すなわちドラム25が、逆回転するのを防ぐためのものである。また、駆動手段29は、駆動ジャッキ29aと戻り手段としてのコイルスプリング29bとからなる。そして、駆動ジャッキ29aが作動して伸びると、遥動レバー27aが一方向(図20、23において、左回り方向)に一定の角度回動し、その後、コイルスプリング29bによって、遥動レバー27aは、逆方向に回動して、元の位置に戻るようになっている。こうして、回動手段26によって、PBO連続繊維シート2の端側が止められたドラム25が回動することで、そのドラム25にPBO連続繊維シート2の端側が巻き取られるようにして引っ張られて、PBO連続繊維シート2は、緊張することとなる。
【0045】
また、緊張貼付装置21は、緊張装置22を、PBO連続繊維シート2がコンクリート桁1の貼付面1aから離れる第1位置(図20、21参照)と貼付面1aに当接あるいは近接する第2位置(図23、24参照)との間を移動させるためのジャッキ30を備えている。すなわち、ジャッキ30は、その一方側であるシリンダ30a側が、ベース部材4bの上端に取り付けられ、他方側であるラム30b側が、スライド部材23に取り付けられている。こうして、緊張装置22は、ジャッキ30が作動すると、案内手段6としてのガイドレール6aに案内されて、第1位置と第2位置との間を移動する。そして、ジャッキ30は、緊張装置22が第1位置や第2位置に位置するときには、そのシリンダ30aとラム30bとの相対位置が保持される。すなわち、緊張装置22を第1位置に保持する第1位置保持手段31や、緊張装置22を第2位置に保持する第2位置保持手段32の機能は、このジャッキ30が受け持っている。もっとも、第1位置保持手段31や第2位置保持手段32は、第一の実施の形態と同様、第1位置や第2位置において、ベース部材4bと、スライド部材23とを、保持ピンH等により直接止めるものであってもよい。
【0046】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、貼付面1aは、コンクリート桁1の下面でなくとも、側面や上面等であってもよく、また、補強される構造物は、コンクリート桁1だけでなく、橋脚、梁、柱、床版、その他のコンクリート構造物(鉄筋コンクリート構造物とかプレストレストコンクリート構造物等)であってもよく、また、コンクリート製の構造物に限定されるものでもなく、例えば、鋼製等の構造物であってもよい。
【0047】
また、緊張装置5(22)は、PBO連続繊維シート2の端側を貼付面1aから離れる方向に案内するシフトドラム10(24)を備えているが、このシフトドラム10(24)を備えることなく、PBO連続繊維シート2の端側が、貼付面1aに沿う方向に引っ張られてもよい。
【0048】
また、緊張貼付装置3(21)は、コンクリート桁1の、長手方向の各側に配置されるが、緊張装置5(22)による、PBO連続繊維シート2の緊張は、両方の緊張貼付装置3、3(21、21)にて行わなくとも、一方の緊張貼付装置3(21)のみで行ってもよい。
【0049】
また、緊張装置5(22)による、PBO連続繊維シート2の緊張、特に本緊張は、緊張装置5(22)が第2位置にあるときに行わなくとも、第1位置にあるときに行ってもよく、あるいは、第1位置と第2位置との間の位置等にあるときに行ってもよい。また、PBO連続繊維シート2の仮緊張は、特に必要なければ、行わなくともよい。
【0050】
また、繊維材からなる補強材は、PBO連続繊維シート2でなくとも、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の、繊維シートであってもよい。また、補強材は、繊維材からなるものでなくとも、PBO繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化プラスチック、その他の繊維強化プラスチック等の、繊維強化材からなるものであってもよい。
【0051】
また、第二の実施の形態において、回動手段26は、カムクラッチ27、28と駆動ジャッキ29a等とを用いたものでなくとも、例えば、油圧トルクモータ等のトルクモータであってもよく、また、モータと減速機とを組み合わせたものや、人力と減速機等との組み合わせによる手動回動機構であってもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る補強材の緊張貼付装置によれば、次の効果がある。
【0053】
請求項1に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、緊張装置が第1位置にあるとき、すなわち補強材が貼付面から離れているときに、補強材および/または貼付面に接着剤を塗布し、その後、緊張装置を第2位置に移動することで、補強材を貼付面に貼り付けることができるので、簡単に補強材を緊張させて貼り付けることができる。
【0054】
また、請求項2に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、請求項1の効果に加えて、構造物からこの緊張貼付装置を取り除いた後の、補強材の緊張の緩みを抑えることができる。
【0055】
また、請求項3に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、請求項2の効果に加えて、構造物を両側から挟み込むことで、ベース体が構造物に固定されるので、構造物に、ベース体を固定するための特別の構造を設けなくともよい。
【0056】
また、請求項4に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、請求項1ないし3のいずれか1項の効果に加えて、ガイドレールに案内されるスライド部材によって、緊張装置は、前記第1位置と前記第2位置との間を移動することができる。
【0057】
また、請求項5、6に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、請求項4の効果に加えて、移動手段によって、補強材の端側が止められた定着具が移動することで、補強材は緊張する。
【0058】
また、請求項7に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、請求項6の効果に加えて、保持部材によって、スライド部材と支持体との相対位置が保持されて、補強材の緊張した状態を維持することができる。
【0059】
また、請求項8に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、請求項4の効果に加えて、回動手段によって、ドラムが回動することで、そのドラムに補強材の端側が巻き取られるようにして引っ張られることで、補強材は緊張する。
【0060】
また、請求項9に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、請求項4ないし8のいずれか1項の効果に加えて、貼付面の延長上に障害物がある場合でも、その障害物を避けてこの緊張貼付装置を配備することができる。
【0061】
また、請求項10に記載された補強材の緊張貼付装置によれば、請求項2または3の効果に加えて、補強材が貼付面から離れているときに、補強材は、仮緊張されて、ある程度真直ぐな状態となるので、その後に、補強材に接着剤を塗布すれば、その接着作業が容易となる。そして、補強材が本緊張される際には、その補強材と、ベース体における構造物への固定部分とが接近しているので、その固定部分が補強材の本緊張によって受ける負荷を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る補強材の緊張貼付装置の第一の実施の形態の、正面図である。
【図2】同じく、右側面図である。
【図3】同じく、図1におけるA−A線による拡大断面図である。
【図4】同じく、図2におけるB−B線による拡大断面図である。
【図5】同じく、図2におけるC−C線による拡大断面図である。
【図6】同じく、図2におけるD−D線による拡大断面図である。
【図7】同じく、図2におけるE−E線による拡大断面図である。
【図8】同じく、作業手順1を示す正面図である。
【図9】同じく、作業手順1を示す右側面図である。
【図10】同じく、作業手順2を示す正面図である。
【図11】同じく、作業手順2を示す右側面図である。
【図12】同じく、作業手順3を示す正面図である。
【図13】同じく、作業手順3を示す右側面図である。
【図14】同じく、作業手順4を示す正面図である。
【図15】同じく、作業手順4を示す右側面図である。
【図16】同じく、作業手順5を示す正面図である。
【図17】同じく、作業手順5を示す右側面図である。
【図18】同じく、作業手順6を示す正面図である。
【図19】同じく、作業手順6を示す右側面図である。
【図20】この発明に係る補強材の緊張貼付装置の第二の実施の形態の、緊張装置が第1位置にあるときの正面図である。
【図21】同じく、緊張装置が第1位置にあるときの右側面図である。
【図22】同じく、図21におけるF−F線による要部拡大断面図である。
【図23】同じく、緊張装置が第2位置にあるときの正面図である。
【図24】同じく、緊張装置が第2位置にあるときの右側面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート桁(構造物) 1a 貼付面
2 PBO連続繊維シート(補強材) 3 緊張貼付装置
4 ベース体 5 緊張装置
6 案内手段
6a 第1ガイドレール(ガイドレール)
7 第1位置保持手段 8 第2位置保持手段
9 スライド部材 9g 第1対向片
10 シフトドラム 11 定着具
12 移動手段 13 支持体
13g 第2対向片
14 第2ガイドレール(他のガイドレール)
15 ジャッキ
X 保持部材 Y ナット
21 緊張貼付装置 22 緊張装置
23 スライド部材 24 シフトドラム
25 ドラム 26 回動手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tension applying device for a reinforcing material that reinforces the structure by attaching a reinforcing material made of a fiber material or a fiber reinforcing material to the structure.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Conventionally, as a structure, for example, when reinforcing concrete girders such as bridges and elevated roads or prestressed concrete girders later, by attaching a number of carbon fiber sheets as reinforcing materials to the underside of the girders, The girder was sometimes reinforced. However, according to this reinforcing method, the carbon fiber sheet can be reflected only in the increase in the section modulus of the girder, and it cannot be said that the carbon fiber sheet is effectively used.
[0003]
Therefore, it was considered to introduce prestress into the girders by tensioning the carbon fiber sheet and sticking it on the girders. However, the tension sticking device for tensioning and sticking the carbon fiber sheet to the girder has not been sufficiently developed, and the tension sticking device that can easily tension the carbon fiber and stick it. Development of was desired.
[0004]
The present invention has been made to solve the above-described conventional drawbacks, and an object of the present invention is to provide a tensioning and sticking device for a reinforcing material that can be easily tensioned and stuck. There is.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the tension sticking device for reinforcing material according to the present invention has the following configuration. That is,
The tension sticking device for a reinforcing material according to the invention of
[0006]
Thus, the tension device pulls the end side of the reinforcing material, and the reinforcing material is tensioned. Then, the tensioning device moves between the first position where the reinforcing material is separated from the sticking surface of the structure and the second position where the reinforcing material is in contact with or close to the sticking surface by the guide means provided on the base body. Be guided to. Therefore, when the tensioning device is in the first position, i.e. when the reinforcement is away from the application surface, the adhesive is applied to the reinforcement and / or the application surface, and then the tensioning device is moved to the second position. Thereby, a reinforcing material can be affixed on a sticking surface. At this time, the tension device is held in the second position by the second position holding means until the adhesive is cured. Here, the tension of the reinforcing material by the tensioning device may be performed when the tensioning device is in the first position, may be performed when the tensioning device is in the second position, or the first position and the second position. You may perform when it exists in the position between positions. The tensioning device is held in the first position by the first position holding means in the first position.
[0007]
Moreover, in the tension sticking apparatus according to
[0008]
Moreover, in the tension sticking apparatus according to
[0009]
Moreover, the tension sticking apparatus of any one of
[0010]
Further, as in the tension sticking device for a reinforcing material according to the invention described in
[0011]
Further, in the tension sticking apparatus according to
[0012]
Further, in the tension sticking device according to
[0013]
Further, in the tension sticking device according to
[0014]
Further, in the tension sticking device according to any one of
[0015]
Moreover, the tension sticking apparatus of
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which a tension applying device for a reinforcing material according to the present invention is applied to a concrete structure will be described with reference to the drawings.
[0017]
FIG. 1 thru | or 19 shows 1st embodiment of the tension sticking apparatus of the reinforcing material which concerns on this invention.
[0018]
The
[0019]
Here, the
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
Further, the
[0023]
On the other hand, the moving
[0024]
The guiding means 6 is provided on the
[0025]
The first position holding means 7 is a holding means for holding the
[0026]
The
[0027]
Next, the sticking method which sticks the PBO
[0028]
<Working
First, as shown in FIGS. 8 and 9, the
[0029]
<Working
Next, as shown in FIGS. 10 and 11, when the
[0030]
<Working
Next, as shown in FIGS. 12 and 13, the pin Q on the other side of the
[0031]
<Working
Next, as shown in FIGS. 14 and 15, the pin P on one side of the
[0032]
<Working
Next, as shown in FIGS. 16 and 17, the holding pin H is removed from the holding
[0033]
<Working
Next, as shown in FIGS. 18 and 19, when the
[0034]
According to the
[0035]
Then, the holding member X, in which the nuts Y and Y are screwed, is passed to the first opposing
[0036]
In addition, the
[0037]
Moreover, since the
[0038]
Moreover, since the end side of the PBO
[0039]
Further, when the
[0040]
20 to 24 show a second embodiment of the tension applying device for reinforcing material according to the present invention. Compared with the first embodiment, the
[0041]
Similar to the first embodiment, the
[0042]
Further, the
[0043]
Further, the
[0044]
On the other hand, the rotating
[0045]
Further, the
[0046]
In addition, this invention is not necessarily limited to embodiment mentioned above, A various other change is possible. For example, the affixing
[0047]
The tensioning device 5 (22) includes a shift drum 10 (24) that guides the end side of the PBO
[0048]
Moreover, although the tension sticking apparatus 3 (21) is arrange | positioned on each side of the longitudinal direction of the
[0049]
Further, the tension of the PBO
[0050]
Further, the reinforcing material made of the fiber material may not be the PBO
[0051]
In the second embodiment, the rotation means 26 may be a torque motor such as a hydraulic torque motor, for example, without using the
[0052]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the tension applying device for a reinforcing material according to the present invention, the following effects can be obtained.
[0053]
According to the tension applying device for a reinforcing material described in
[0054]
Moreover, according to the tension sticking apparatus of the reinforcing material described in
[0055]
Moreover, according to the tension sticking apparatus of the reinforcing material described in
[0056]
According to the tension sticking device for a reinforcing material described in
[0057]
Moreover, according to the tension sticking apparatus of the reinforcing material described in
[0058]
According to the reinforcement tension applying device according to
[0059]
Further, according to the tension sticking device for a reinforcing material described in
[0060]
Moreover, according to the tension sticking apparatus of the reinforcing material described in
[0061]
Moreover, according to the tension | tensile_strength sticking apparatus of the reinforcing material described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a first embodiment of a tension applying device for reinforcing material according to the present invention.
FIG. 2 is a right side view of the same.
3 is an enlarged cross-sectional view taken along line AA in FIG.
4 is an enlarged sectional view taken along line BB in FIG.
5 is an enlarged cross-sectional view taken along line CC in FIG.
6 is an enlarged sectional view taken along line DD in FIG.
7 is an enlarged cross-sectional view taken along line EE in FIG.
FIG. 8 is a front view showing
FIG. 9 is a right side view showing
FIG. 10 is a front view showing
FIG. 11 is a right side view showing the
FIG. 12 is a front view showing
FIG. 13 is a right side view showing
FIG. 14 is a front view showing
15 is a right side view showing
FIG. 16 is a front view showing
FIG. 17 is a right side view showing the
FIG. 18 is a front view showing
FIG. 19 is a right side view showing
FIG. 20 is a front view of the second embodiment of the tension applying device for reinforcing material according to the present invention when the tensioning device is in the first position.
FIG. 21 is a right side view when the tensioning device is in the first position, similarly;
FIG. 22 is an enlarged cross-sectional view of main parts taken along line FF in FIG.
FIG. 23 is a front view when the tensioning device is in the second position, similarly;
FIG. 24 is also a right side view when the tensioning device is in the second position.
[Explanation of symbols]
1 Concrete girder (structure) 1a Affixed surface
2 PBO continuous fiber sheet (reinforcing material) 3 Tension application device
4
6 Guide means
6a First guide rail (guide rail)
7 First position holding means 8 Second position holding means
9
10
12 Moving means 13 Support
13g Second opposing piece
14 Second guide rail (other guide rails)
15 Jack
X Holding member Y Nut
21
23
25
Claims (10)
ベース体と、
前記補強材の端側を支持するとともにその端側を引っ張って前記補強材を緊張させる緊張装置と、
前記ベース体に設けられて、前記補強材が前記貼付面から離れる第1位置と前記貼付面に当接あるいは近接する第2位置との間を、前記緊張装置が移動するようにその緊張装置を案内する案内手段と、
前記緊張装置を前記第1位置に保持する第1位置保持手段と、
前記緊張装置を前記第2位置に保持する第2位置保持手段とを有することを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。A tension sticking device for tensioning a reinforcing material made of a fiber material or a fiber reinforcing material and sticking it to a sticking surface of a structure,
A base body,
A tensioning device for supporting the end side of the reinforcing member and pulling the end side to tension the reinforcing member;
The tensioning device is provided on the base body so that the tensioning device moves between a first position where the reinforcing material is separated from the pasting surface and a second position where the reinforcing member is in contact with or close to the pasting surface. Guidance means for guiding;
First position holding means for holding the tensioning device in the first position;
A tension applying device for reinforcing material, comprising: second position holding means for holding the tension device in the second position.
前記ベース体は、前記構造物に着脱可能に固定されることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension sticking apparatus of Claim 1,
The tension sticking device for a reinforcing material, wherein the base body is detachably fixed to the structure.
前記ベース体は、前記構造物を両側から挟み込むようにして、その構造物に固定されることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension applying device according to claim 2,
The tension sticking device for a reinforcing material, wherein the base body is fixed to the structure so as to sandwich the structure from both sides.
前記案内手段は、前記緊張装置に備わるスライド部材をスライドするように案内する、ガイドレールからなることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension sticking apparatus of any one of Claims 1 thru | or 3,
The tension sticking device for reinforcing material, wherein the guide means comprises a guide rail for guiding the slide member provided in the tension device to slide.
前記緊張装置は、前記補強材の端側が止められる定着具と、前記スライド部材に設けられて前記補強材の端側を引っ張るように前記定着具を移動させる移動手段とを備えることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension sticking apparatus of Claim 4,
The tension device includes: a fixing tool that stops an end side of the reinforcing material; and a moving unit that is provided on the slide member and moves the fixing tool so as to pull the end side of the reinforcing material. , Tension sticking device for reinforcement.
前記移動手段は、前記定着具を支持する支持体と、前記スライド部材に設けられて前記支持体を前記定着具の移動方向にスライドするように案内する他のガイドレールと、ジャッキとからなり、
前記ジャッキの一方側が、前記スライド部材に取り付けられ、他方側が、前記支持体に取り付けられていることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension sticking apparatus of Claim 5,
The moving means includes a support that supports the fixing tool, another guide rail that is provided on the slide member and guides the support to slide in the moving direction of the fixing tool, and a jack.
A tension sticking device for a reinforcing material, wherein one side of the jack is attached to the slide member and the other side is attached to the support.
前記スライド部材には、第1対向片が設けられ、
前記支持体には、そのスライド方向上に、前記第1対向片と対向する第2対向片が設けられ、
前記第1対向片と前記第2対向片とに、棒材または線材からなる保持部材が渡されて、前記第1対向片と前記第2対向片との間隔を保持するように、前記保持部材にナットが螺合していることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension sticking apparatus of Claim 6,
The slide member is provided with a first opposing piece,
The support body is provided with a second facing piece facing the first facing piece in the sliding direction,
A holding member made of a bar or wire is passed between the first opposing piece and the second opposing piece, so that the spacing between the first opposing piece and the second opposing piece is maintained. A tension sticking device for a reinforcing material, characterized in that a nut is screwed onto the nut.
前記緊張装置は、前記スライド部材に回動可能に支持されて前記補強材の端側が止められるドラムと、前記補強材の端側を巻き取るように前記ドラムを回動する回動手段とを備えることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension sticking apparatus of Claim 4,
The tensioning device includes a drum that is rotatably supported by the slide member so that an end side of the reinforcing member is stopped, and a rotating unit that rotates the drum so as to wind up the end side of the reinforcing member. A tension application device for a reinforcing material.
前記緊張装置は、前記スライド部材に回動可能に支持されて、前記補強材の端側を、前記貼付面から離れる方向に案内するシフトドラムを備えることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension sticking apparatus of any one of Claims 4 thru | or 8,
The tension device includes a shift drum that is rotatably supported by the slide member and guides the end side of the reinforcement material in a direction away from the application surface. .
前記緊張装置によって、前記補強材は、前記第1位置にて仮緊張され、前記第2位置にて所要の緊張力が付与されるよう本緊張されることを特徴とする、補強材の緊張貼付装置。In the tension sticking apparatus of Claim 2 or 3,
The tensioning device of the reinforcing material is characterized in that the reinforcing material is temporarily tensioned at the first position by the tensioning device, and is tensioned so that a required tensioning force is applied at the second position. apparatus.
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