JP3722723B2 - Forceps lifting device - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は挿入対象管腔内に挿入される挿入部の先端部に先端カバーが着脱可能に装着される内視鏡の鉗子起上装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、例えば特開平４−３１４４３９号公報に示されている側視内視鏡のように挿入対象管腔内に挿入される挿入部の先端部に先端カバーが着脱自在に装着された先端カバー着脱式の内視鏡が知られている。この種の内視鏡では先端カバーは比較的硬質な材料で形成されている。
【０００３】
特開平４−３１４４３９号公報に示されるように回動軸と起上台の嵌合部には隙間がなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成のものにあっては回動軸と起上台の嵌合部に消毒液を接触させることが出来ず、嵌合部に細菌が入り込んだ場合、消毒しにくい。
【０００９】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、回動軸と起上台の嵌合部の軸回りの消毒性の向上を図ることができる内視鏡の鉗子起上装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は内視鏡挿入部の基端側に設けられる操作部に基端側が接続された操作ワイヤの先端と前記挿入部の先端側における先端構成部とに設けられた軸をそれぞれ回動自在に嵌装する孔が形成された鉗子起上台を有する鉗子起上装置において、前記軸の外周面又は前記孔の内周面にその周方向に沿って複数の溝を設け、前記軸と前記孔との摺動部に消毒液を供給する為の隙間を形成したことを特徴とする鉗子起上装置である。
【００１１】
【作用】
鉗子起上台の軸と嵌合孔の間に隙間を設けた事で、嵌合面まで消毒液を満たせる。
【００１２】
【実施例】
以下、本発明の第１の実施例を図１乃至図５（Ｄ）を参照して説明する。図２は電子内視鏡装置１のシステム全体の概略構成を示すものである。この電子内視鏡装置１には撮像手段を備えた電子内視鏡２と、この電子内視鏡２に照明光を供給する光源装置３と、電子内視鏡２から得られた画像信号を処理するビデオプロセッサ４と、このビデオプロセッサ４で処理された信号を画面に映し出すモニター５とが設けられている。
【００１３】
また、電子内視鏡２には挿入対象管腔内に挿入される挿入部６が設けられている。この挿入部６には細長い柔軟な可撓管部７と、挿入部６の先端部に配設された先端構成部８と、この先端構成部８と可撓管部７との間に配設された湾曲変形可能な湾曲部９とが設けられている。
【００１４】
さらに、可撓管部７の基端部には手元側の操作部１０が連結されている。この操作部１０には湾曲部９を湾曲操作して挿入部６の先端部を所望の方向に向ける操作ノブ１１、後述する鉗子起上台２２を操作ワイヤを介して昇降操作する鉗子起上台操作レバー１２等が設けられているとともに、ユニバーサルコード１３の基端部が連結されている。このユニバーサルコード１３の先端部には接続コネクタ１４が連結されている。
【００１５】
そして、このユニバーサルコード１３は接続コネクタ１４を介して光源装置３に接続されているとともに、接続コネクタ１４に連結された連結コード１５を介してビデオプロセッサ４に接続されている。
【００１６】
また、図１に示すように内視鏡２の挿入部６の先端構成部８には例えばステンレス等の耐腐食性の高い金属材料で形成された先端構成部本体１６と、この先端構成部本体１６の外周部位を被覆する弾性材料からなる先端カバー１７とが設けられている。
【００１７】
ここで、先端構成部本体１６には先端側外周面の一側部に略平面状の切欠部１８が形成されている。この切欠部１８には照明光学系１９および撮像光学系２０がそれぞれ装着される光学系装着部２１が設けられているとともに、図３に示す鉗子起上台２２の装着穴２３が形成されている。この場合、光学系装着部２１には照明光学系１９の照明レンズ２４および撮像光学系２０の撮像レンズ２５が挿入部６の軸心方向に沿って並設されている。そして、鉗子起上台２２の装着穴２３は照明レンズ２４および撮像レンズ２５の並設部の側方に配置されている。
【００１８】
さらに、光学系装着部２１には照明レンズ２４の下方にライトガイドファイバ２６の出射端部が配設されている。このライトガイドファイバ２６は内視鏡２の挿入部６内から操作部１０およびユニバーサルコード１３内を通して光源装置３に連結されている。そして、光源装置３から出射される照明光がライトガイドファイバ２６の入射端部に入射されるとともに、このライトガイドファイバ２６の内部を通して先端構成部本体１６側に伝送され、照明レンズ２４から外部側に出射されるようになっている。
【００１９】
また、撮像光学系２０には撮像レンズ２５のレンズユニット２７と、このレンズユニット２７によって結像された被写体の観察像を電気信号に変換する例えばＣＣＤ等の撮像装置２８とが設けられている。ここで、撮像装置２８からの出力信号は内視鏡２の挿入部６内から操作部１０内およびユニバーサルコード１３内に配設されたリード線を介してビデオプロセッサ４に入力され、このビデオプロセッサ４で処理された信号がモニター５の画面に映し出されるようになっている。
【００２０】
さらに、先端構成部本体１６における撮像レンズ２５の近傍部位には送気送水ノズル２９が設けられている。この場合、先端構成部本体１６には送気送水孔３０が形成されている。そして、送気送水ノズル２９はこの送気送水孔３０内に嵌着される送気送水パイプ３１の先端部に一体的に成形されている。
【００２１】
また、送気送水パイプ３１の基端部は先端構成部本体１６の後端面から挿入部６内側に突出されている。そして、この送気送水パイプ３１の突出端部に送気送水管路３２が連結されている。この場合、送気送水ノズル２９は先端構成部本体１６の送気送水孔３０に対して先端側から組み込まれており、先端構成部本体１６との境界部が接着剤等の充填材３３で接着固定されている。これにより先端構成部本体１６とノズル２９との間の隙間に汚物や細菌が入ることが防止されている。なお、このノズル２９内には極細径の洗浄用ブラシが挿入可能になっている。
【００２２】
さらに、先端構成部本体１６の下面には照明光学系１９のライトガイドファイバ２６の装着用開口部３４を閉塞する蓋体３５が装着されている。この蓋体３５は先端構成部本体１６における開口部３４の周縁部位との境界面で接着固定されている。この蓋体３５は合成樹脂等の絶縁材料で形成されている。
【００２３】
また、蓋体３５の外面には先端カバー１７を係止する係止突起３６が一体に突設されている。なお、この蓋体３５を金属材料によって例えばアルミダイキャスト等の手段で形成し、先端構成部本体１６に半田で固定しても良い。
【００２４】
さらに、先端構成部本体１６には図４（Ａ）に示すようにライトガイドファイバ２６の出射端部を先端構成部本体１６に固定するねじ穴３７が形成されている。そして、ライトガイドファイバ２６の出射端部はこのねじ穴３７内に螺挿される止めねじ３８によって先端構成部本体１６に固定されている。
【００２５】
なお、ねじ穴３７の外端部側には先端カバー１７を係止する係止部材３９の基端部側のねじ部３９ａが螺挿されている。この係止突起３９は絶縁材料によって形成されている。
【００２６】
また、鉗子起上台２２はその基端部が図３に示すように先端構成部本体１６における鉗子起上台装着穴２３の一方（光学系装着部２１側）の側壁面２３ａに起上ピン４０を介して回動自在に軸支されている。
【００２７】
ここで、先端構成部本体１６の側壁面２３ａには図４（Ｂ）に示すように起上ピン４０の固定穴４１が形成されている。そして、起上ピン４０の基端部はこの固定穴４１に嵌装され、半田あるいは接着剤によって強固に固定されている。
【００２８】
さらに、鉗子起上台２２の基端部には起上ピン４０の起上孔４２が形成されている。そして、固定穴４１の外部に突出されている起上ピン４０の突出部４０ａが鉗子起上台２２の起上孔４２内に挿入された片持ち構造の支持状態で、鉗子起上台２２が側壁面２３ａに起上ピン４０を介して回動自在に軸支されるようになっている。
【００２９】
ここで、起上ピン４０は先端構成部本体１６における外周面に近い部分に配置されている。そのため、起上ピン４０の長さを長くした場合には起上ピン４０の先端が先端構成部本体１６の外側に突出してしまうので、起上ピン４０の長さは比較的短く制限されている。したがって、起上ピン４０を片持ち構造の支持状態で側壁面２３ａに固定することにより、鉗子起上台２２と起上ピン４０との間の摺接部の長さを比較的長く設定することができるので、起上ピン４０を両側支持構造にした場合のように鉗子起上台２２と起上ピン４０との間の摺接部の長さが短くなり、鉗子起上台２２の動作時にガタつきが発生することを防止することができる。
【００３０】
また、起上ピン４０は先端構成部本体１６の固定穴４１に嵌装固定されている固定部４０ｂの外径寸法がこの固定穴４１の外部に突出されている突出部４０ａよりも大きくなるように設定されており、起上ピン４０の芯ズレを防止するとともに、起上ピン４０の強度を増すようにしている。
【００３１】
さらに、起上ピン４０の先端部には鉗子起上台２２が起上ピン４０から抜けることを防止する抜け止め部４３が設けられている。また、鉗子起上台２２の起上孔４２の周囲には図３に示すように消毒液注入用の複数の連設溝４４が形成されている。そして、各連設溝４４間の部分の先端部によって起上ピン４０との接触部４５が形成されている。したがって、鉗子起上台２２の起上孔４２と起上ピン４０との間には２ケ所以上の接触部４５が設けられており、２ケ所以上の接触部４５を介して起上ピン４０と接触させることにより、鉗子起上台２２と起上ピン４０との間にガタつきが発生することが防止されている。
【００３２】
また、各連設溝４４の内の１つは起上ピン４０の先端に設けられた抜け止め部４３よりも大きく深い深溝４６によって形成されている。この場合、抜け止め部４３及び深溝４６は鉗子起上台２２の起上操作等のように通常の鉗子起上台２２の回動動作時には鉗子起上台２２が起上ピン４０から抜けない位置関係で配置されている。なお、鉗子起上台２２の下面には起上ピン４０との連結部の周辺以外の部分を削り取った削り取り部４７が形成されている。
【００３３】
また、鉗子起上台２２の先端部には起上操作ワイヤ４８の先端部が連結される円形の連結孔４９が形成されている。この連結孔４９には起上操作ワイヤ４８の先端部に止着された連結軸５０が摺動自在に連結されている。この場合、連結軸５０の軸心部には起上操作ワイヤ４８の先端部が挿入されるワイヤ止着孔５１が形成されている。
【００３４】
さらに、連結軸５０の外周面には周方向に沿って略半円形状の複数の消毒液注入用の半円形状溝５２が形成されている。そして、各半円形状溝５２間の部分の先端部によって連結孔４９の内周面との接触部５３が形成されている。したがって、鉗子起上台２２の連結孔４９の内周面と連結軸５０との間には２ケ所以上の接触部５３が設けられており、２ケ所以上の接触部５３を介して鉗子起上台２２の連結孔４９の内周面と接触させることにより、鉗子起上台２２と連結軸５０との間にガタつきが発生することが防止されている。なお、各半円形状溝５２は消毒液が注入し易いように溝深さが０．２ｍｍ以上程度に設定することが望ましい。
【００３５】
また、起上操作ワイヤ４８の基端部は操作部１０の鉗子起上台操作レバー１２に接続されている。そして、この鉗子起上台操作レバー１２の操作にともない起上操作ワイヤ４８が引っ張り操作され、この起上操作ワイヤ４８を介して鉗子起上台２２が図３に示す待機位置から図４（Ｂ）に示す鉗子起上位置まで回動操作されるようになっている。
【００３６】
また、先端構成部本体１６には鉗子起上台２２の装着穴２３に連通させた鉗子チャンネル接続孔５４が形成されている。この鉗子チャンネル接続孔５４には鉗子チャンネル接続パイプ５６の先端部が挿入され、突き当てられた状態で固定されている。そして、この鉗子チャンネル接続パイプ５６の先端部の先端構成部本体１６との突き当て部の隙間５７が接着剤によって埋められている。
【００３７】
さらに、先端構成部本体１６には鉗子起上台２２と鉗子チャンネル接続パイプ５６との間に作業用穴５８が形成されている。この穴５８は上記隙間５７に接着剤を塗布する際の塗布作業の作業性を向上するために設けられている。
【００３８】
また、作業用穴５８の上方には鉗子チャンネル接続パイプ５６内を通して鉗子起上台装着穴２３側に延出された鉗子の湾曲をガイドする滑らかな円弧形状の湾曲ガイド部５９が形成されている。この湾曲ガイド部５９はステンレス等の耐腐食性の高い金属材料で形成された先端構成部本体１６に一体に形成されているため、鉗子起上台２２を上方に起上させた際の鉗子の挿脱による削れを防止できるようになっている。
【００３９】
また、先端構成部本体１６の先端カバー１７はオートクレーブ滅菌に耐え得る耐温度性と、生体適合性と、電気絶縁性と、さらに高い引き裂き強度を有する材質、例えばシリコンゴム、フッ素ゴム等の材料で形成されている。
【００４０】
さらに、先端カバー１７には先端構成部本体１６に対してこの先端構成部本体１６の先端側から挿脱可能に挿入される略筒状のカバー本体６０が設けられている。このカバー本体６０の先端部には先端構成部本体１６の先端面に突設された先端カバー係止突起６１に係合する係止孔６２が設けられている。
【００４１】
ここで、先端カバー係止突起６１は先端構成部本体１６の先端面における先端構成部本体１６の中心軸と偏芯した位置に配置されている。この先端カバー係止突起６１には頭部６１ａと、この頭部６１ａよりも細径な根元部６１ｂと、この根元部６１ｂの先端に突設された雄ねじ部６１ｃとが設けられている。そして、この先端カバー係止突起６１の雄ねじ部６１ｃが先端構成部本体１６の先端面に形成されたねじ穴６３内に螺着されている。
【００４２】
また、カバー本体６０の係止孔６２には先端カバー係止突起６１の頭部６１ａに係合される大径穴部６２ａと、先端カバー係止突起６１の根元部６１ｂに係合される小径穴部６２ｂとが設けられている。
【００４３】
さらに、先端カバー１７のカバー本体６０は容易な着脱性と、症例中に破損しない程度の強度を確保するため、そのゴム材料のゴム硬度が４０〜８０゜の範囲内で、最適値が７０゜に設定され、肉厚は約０．０５〜３ｍｍに設定されている。なお、先端カバー１７のカバー本体６０の内径は先端構成部本体１６の外径に対し０．７〜１の割合に設定されている。そのため、先端構成部本体１６に先端カバー１７の弾性を利用して締め付けることにより、先端カバー１７のガタつき、ズレ、脱落等を防止するようになっている。
【００４４】
また、先端カバー１７のカバー本体６０には先端構成部本体１６の光学系装着部２１および鉗子起上台装着穴２３と対応する部分に開口部６４が形成されている。そして、この開口部６４から光学系装着部２１の照明レンズ２４、撮像レンズ２５および鉗子起上台装着穴２３が外部側に露出されている。
【００４５】
さらに、カバー本体６０の後端部側の挿入端部にはリング状の連結部６５が設けられている。この連結部６５は少なくとも０．２ｍｍ以上の幅を有し、湾曲部９と先端構成部本体１６との接合部の近傍部位まで延設されている。これにより、連結部６５全体を湾曲部９と先端構成部本体１６との接合部全体に亙り強固に係止できるようになっている。
【００４６】
また、先端構成部本体１６には先端カバー１７のカバー本体６０の挿入端部を係脱可能に係止する係止部６６が設けられている。この係止部６６には前述したライトガイドファイバ装着用開口部３４の蓋体３５の係止突起３６、ねじ穴３７の係止部材３９とともに、一対の係止突起６７，６７が設けられている。
【００４７】
ここで、一対の係止突起６７，６７は図５（Ｂ）に示すように略円弧状の固定部材６８の外周部位に突設されている。この固定部材６８は先端構成部本体１６の外周面に形成された円弧状の固定溝６９内に埋設された状態で嵌着されている。
【００４８】
また、固定溝６９は先端構成部本体１６に配設された送気送水パイプ３１を嵌装する送気送水孔３０を避けずに設けられている。そして、送気送水パイプ３１を送気送水孔３０に嵌装する際には送気送水パイプ３１を先端構成部本体１６に嵌装させたのち、固定溝６９における送気送水パイプ３１の露出部分と先端構成部本体１６との間の境目に接着剤等の充填材を充填する事で水密を確保するようにしている。
【００４９】
さらに、固定部材６８の内周部位には送気送水パイプ３１における固定溝６９から突出した部分を避ける凹部７０が形成されている。これにより、固定部材６８を先端構成部本体１６の内蔵物のレイアウトに悪影響を与えることなく、しかも比較的深い固定溝６９に固定部材６８を埋め込むことができるので、固定部材６８を強固に固定できるようになっている。
【００５０】
また、係止突起６７，６７は図５（Ａ）に示すように先端カバー１７に設けられた係止孔７１，７１に係脱可能に係合されるようになっている。ここで、係止突起６７の高さは先端カバー１７の外表面の位置とほぼ等しくなるように設定されている。
【００５１】
さらに、各係止突起６７は図５（Ｄ）に示すように外側が太く、内側が細くなる楔状に形成されている。この場合、先端カバー１７の各係止孔７１には図５（Ｃ）に示すように係止突起６７の形状に合わせて外側が大きく、内側が小さい楔状の周壁面が形成されており、各係止突起６７が先端カバー１７の各係止孔７１に係合された状態では容易には外れない構成になっている。
【００５２】
さらに、各係止突起６７は絶縁材料、例えば樹脂、セラミクス等で形成されており、各係止突起６７の表面が先端構成部本体１６と絶縁される構成になっている。
【００５３】
また、先端カバー１７のカバー本体６０における連結部６５の内端部側には図３に示すように先端構成部本体１６の湾曲ガイド部５９の上方に装着される絶縁部７２が一体に設けられている。そして、例えばパピロトミーナイフによる高周波切開時、先端構成部本体１６とパピロトミーナイフとが接触し、ショートする事が防止されている。
【００５４】
さらに、この絶縁部７２には先端構成部本体１６における絶縁部７２との接合部に形成された係合凹部７３，７４内に係合される係合凸部７５，７６が突設されており、これらの係合部によって処置具挿脱の際、絶縁部７２のズレを防ぐズレ防止手段７７が形成されている。
【００５５】
また、先端カバー１７には先端構成部本体１６の作業用穴５８に挿入される凸部７８が突設されている。そして、この凸部７８によって先端カバー１７の抜け止めと、図示しない処置具を鉗子チャンネルに挿通した際、作業用穴５８の開口端縁部に処置具が引っ掛かることが防止されている。
【００５６】
また、先端構成部本体１６には図４（Ｂ）に示すように鉗子起上台２２の昇降のガイドを行う光学系装着部２１側の側壁面２３ａとは反対側の側壁面２３ｂに先端カバー１７の脱落を防ぐ脱落防止手段を構成する係止穴７９が設けられている。この係止穴７９には先端カバー１７の内周面に突設された係止突起８０が係合されている。
【００５７】
さらに、係止突起８０の外周面には比較的硬性の補強部材８１が嵌着されている。この補強部材８１には先端カバー１７における開口部６４の周縁の鉗子起上台２２の側方に配設される肉厚が薄い薄肉部８２内に埋設される埋設部８１ａと、係止突起８０の外周面に嵌着される筒状の嵌着部８１ｂとが設けられている。
【００５８】
また、この補強部材８１は耐腐食性を有する金属、樹脂等の材料でプレスまたは型成形されており、肉厚は０．１〜１ｍｍが適当である。そして、この補強部材８１は先端カバー１７にインサート成形されている。
【００５９】
さらに、この補強部材８１の埋設部８１ａには穴８３が設けられている。そして、この補強部材８１が先端カバー１７にインサート成形される際に、先端カバー１７のゴム材料がその穴８３に入り込む事で先端カバー１７と補強部材８１との間の剥離強度を増すようになっている。
【００６０】
したがって、この補強部材８１の埋設部８１ａによって補強部材８１のズレや、症例中に補強部材８１が先端カバー１７から飛び出す事が防止されるのみならず、先端カバー１７の軸方向及び回転方向のズレが防止されているので、先端カバー１７における開口部６４の周縁の鉗子起上台２２の側方に配設される肉厚が薄い薄肉部８２が症例中、鉗子起上台２２の昇降で切れたり、或いは鉗子起上台２２と先端構成部本体１６との間に挟まれ、鉗子起上台２２の作動不良をおこすことが防止されている。
【００６１】
また、先端カバー１７の内周面には図４（Ａ）に示すように先端構成部本体１６の鉗子起上台装着穴２３内に挿入されるリブ８４が突設されている。このリブ８４は鉗子起上台２２の削り取り部４７に対応させて形成されており、先端カバー１７の回転方向のズレを防止するようにしている。
【００６２】
また、内視鏡２の挿入部６における湾曲部９と先端構成部本体１６との間の接続部近傍の外周面には先端カバー１７の係止部６６の近傍部位に先端カバー１７の着脱作業用の硬質な手掛け部８５が挿入部６の外周面全周に亙り配設されている。この手掛け部８５は電気絶縁性を有する材質、例えば合成樹脂、セラミクス等の材料で形成され、肉厚は０．１〜３ｍｍ程度に設定されている。
【００６３】
さらに、手掛け部８５には固定部材６８の係止突起６７と対応する位置に位置決め用の凹部８６が形成されている。ここで、先端カバー１７のカバー本体６０の連結部６５の後端部には手掛け部８５の凹部８６に係脱可能に係合される凸部８７が形成されている。
【００６４】
また、手掛け部８５は先端カバー１７と異なる色に着色されており、先端カバー１７との識別を容易にするようにしている。また、手掛け部８５の手元側外周面には凹陥状の段部８８が形成されている。ここで、湾曲部９の外周面を被覆する湾曲被覆部材８９の先端部は手掛け部８５の手元側端面に当接された状態で固定糸９０によって糸巻き固定され、さらにこの糸巻き固定部の上に接着剤が塗布された固定部９１が形成されている。この固定部９１の接着剤は手掛け部８５の凹陥状段部８８まで塗布されており、十分な水密性が確保されている。
【００６５】
なお、本実施例では係止突起６７と手掛け部８５とを別体で設けたが、係止突起６７と手掛け部８５とを円筒状の一体部品として形成しても良く、さらにはライトガイドファイバ２６の装着用開口部３４の蓋体３５と一体部品として形成しても良い。
【００６６】
次に、上記構成の作用について説明する。まず、先端構成部本体１６に先端カバー１７を装着する手順について説明する。この先端カバー１７の装着作業時には作業者が内視鏡２の挿入部６の先端側の手掛け部８５を一方の手指で把持し、他方の手指で先端カバー１７を持つ。この状態で、先端構成部本体１６と先端カバー１７の方向を合わせ、先端構成部本体１６に先端カバー１７を被嵌する。
【００６７】
続いて、先端カバー１７における開口部６４の周縁の鉗子起上台２２の側方に配設される薄肉部８２を把持し、先端構成部本体１６の係止穴７９に係止突起８０をはめ込み、係止する。
【００６８】
次に、先端構成部本体１６の先端カバー係止突起６１に先端カバー１７の係止孔６２をはめ込み係止する。さらに、先端構成部本体１６の作業用穴５８に凸部７８をはめ、最後にライトガイドファイバ装着用開口部３４の蓋体３５の係止突起３６、ねじ穴３７の係止部材３９、係止突起６７に先端カバー１７の係止孔７１をそれぞれはめ込み、装着を完了する。
【００６９】
一方、先端構成部本体１６から先端カバー１７を外す場合にはまず、係止孔７１からライトガイドファイバ装着用開口部３４の蓋体３５の係止突起３６、ねじ穴３７の係止部材３９、係止突起６７を抜く。
【００７０】
次に、先端カバー１７における開口部６４の周縁の鉗子起上台２２の側方に配設される薄肉部８２を把持し、先端構成部本体１６の係止穴７９から係止突起８０を外す。さらに、先端構成部本体１６の作業用穴５８から凸部７８を外し、最後に先端カバー１７を先端構成部本体１６から抜き取る事で、先端カバー１７の係止孔６２から先端カバー係止突起６１を取り外す。
【００７１】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、内視鏡２の挿入部６における湾曲部９と先端構成部本体１６との間の接続部近傍の外周面に先端カバー１７の係止部６６の近傍部位に先端カバー１７の着脱作業用の硬質な手掛け部８５を挿入部６の外周面全周に亙り配設したので、毎症例後の洗浄、消毒のために先端カバー１７を先端構成部本体１６に対して着脱する際、作業者がこの手掛け部８５に手指を手掛けた状態でその作業を行なうことができる。そのため、先端構成部８の後方に配設された湾曲部９の被覆部材８９や、可撓管部７等の比較的軟らかい部品に作業者の爪等で傷を付けたり、穴を開ける等の損傷を与えたり、先端カバー１７を破損させたり、変形させるおそれがない。
【００７２】
また、手掛け部８５の色を先端カバー１７、あるいは湾曲部９の被覆部材８９と変えた事で、作業者に視認しやすくすることができ、先端カバー１７と手掛け部８５との間の境目を分かりやすくすることができる。そのため、先端カバー１７の着脱作業を容易化し、その作業性を高めることができる。
【００７３】
さらに、先端カバー１７のカバー本体６０における連結部６５の内端部側に先端構成部本体１６の湾曲ガイド部５９の上方に装着される絶縁部７２を一体に設けたので、高周波等により体壁に悪影響を与えるおそれがない。
【００７４】
また、手掛け部８５に固定部材６８の係止突起６７と対応する位置に位置決め用の凹部８６を形成したので、先端カバー１７の係止孔７１を大きく形成でき、強度を強くすることができる。
【００７５】
さらに、先端カバー１７における開口部６４の周縁の鉗子起上台２２の側方に配設される薄肉部８２に補強部材８１の埋設部８１ａを埋設させたので、鉗子起上台２２と先端構成部本体１６との間に先端カバー１７が挟まれる事がなく、安全に使用できる。
【００７６】
また、補強部材８１を先端構成部本体１６に係止できるので、先端カバー１７から補強部材８１が飛び出す事がなく、安全である。さらに、補強部材８１を先端カバー１７にインサート成形しているので、補強部材８１が脱落する事がない。さらに、補強部材８１の嵌合部８１ｂが係止部を形成しているので、先端カバー１７の繰り返しの着脱でも係止部がもぎ取られるおそれがない。
【００７７】
また、起上ピン４０を片持ち構造の支持状態で側壁面２３ａに固定したので、起上ピン４０と鉗子起上台２０との間の摺接部の長さを起上ピン４０を両側支持構造にした場合に比べて長くすることができ、鉗子起上台２０のガタつきがなく、カニュレーションがし易い。
【００７８】
さらに、起上ピン４０は先端構成部本体１６の固定穴４１に嵌装固定されている固定部４０ｂの外径寸法がこの固定穴４１の外部に突出されている突出部４０ａよりも大きくなるように設定されているので、接合強度、曲げ強度等の強度が強い。
【００７９】
また、鉗子出口の処置具の湾曲ガイド部５９を金属製の先端構成部本体１６と一体に設け、その上部に絶縁部７２を配設したので、鉗子による絶縁部７２の削れを防止でき、かつ電気絶縁性を有する安価な内視鏡２を提供できる。ここで、絶縁部７２を先端カバー１７のカバー本体６０と一体に形成したので、さらに安価に提供できる。さらに、先端構成部本体１６と絶縁部７２との間にズレ防止手段７７を設けたので、鉗子等の処置具の挿脱で絶縁部７２がずれる事がない。
【００８０】
また、先端カバー１７のカバー本体６０の後端部側の挿入端部にリング状の連結部６５を全周的に設けたので、先端構成部本体１６とカバー本体６０の後端部側の挿入端部との固定が強力に出来る。さらに、先端カバー１７の後端部側の挿入端部を湾曲部９より先端側に設けたので、湾曲操作に影響を与えない先端カバー１７を提供できる。
【００８１】
また、先端カバー１７と先端構成部本体１６との固定部を設けた事で症例中に先端カバー１７が脱落する事を防止でき、安全な検査が可能である。ここで、固定手段は先端構成部本体１６側に設けた蓋体３５の係止突起３６、係止部材３９、係止突起６７等の凸部と、先端カバー１７に設けた孔７１とで構成したので、先端カバー１７の装着完了の確認が容易に出来る。さらに、先端カバー１７の孔７１内に先端構成部本体１６側の蓋体３５の係止突起３６、係止部材３９、係止突起６７等の凸部を凹凸嵌合させているので、先端カバー１７の外表面側に凹凸が出る事を防止できる。
【００８２】
また、先端構成部本体１６のスペースに余裕がある部分に円弧状の固定溝６９を設け、その部分に埋設固定される絶縁材料の固定部材６８に係止突起６７を突設したので、特別に先端構成部本体１６の外径を太くして溝、穴等を構成する必要がなく、細径化出来る。
【００８３】
また、先端カバー１７と先端構成部本体１６の固定手段は先端カバー１７の終端部に少なくとも２個あることで先端カバー１７の剥離を防止できる。さらに、先端カバー１７と先端構成部本体１６の固定手段を比較的スペースに余裕がある先端カバー１７の終端部に配設したので、比較的大きな係止手段を設けられ、強固に固定が可能である。
【００８４】
また、先端カバー１７と先端構成部本体１６の固定手段は先端構成部本体１６の撮像光学系２０側の外周面に配置したので、先端カバー１７のズレによる撮像光学系２０の視野の妨げを防止できる。さらに、ねじ穴３７に係止突起３９を埋設固定して上記固定手段を形成したので、係止突起３９を設ける為に特別な加工をする必要がなく、安価に構成できる。また、固定手段は蓋体３５の係止突起３６、係止部材３９、係止突起６７等の各固定手段を組み合わせる事で強力に固定できる。
【００８５】
また、鉗子起上ピン４０が挿入される起上孔４２の周囲の摺動部に消毒液注入用の複数の連設溝４４を設けたので、起上孔４２と起上ピン４０との間の摺動部の消毒が可能となり、衛生的である。ここで、消毒液注入用の複数の連設溝４４は起上孔４２の周囲に設けたので、細い起上ピン４０をさらに細くする必要がなく、起上ピン４０の強度を確保できる。
【００８６】
また、鉗子起上台２２の連結孔４９に挿入される連結軸５０の外周面に複数の消毒液注入用の半円形状溝５２を形成したので、この場合も連結孔４９と連結軸５０との間の摺動部の消毒が可能となり、衛生的である。ここで、消毒液注入用の半円形状溝５２は連結軸５０の外周面に設けたので、半円形状溝５２の加工が容易となる。
【００８７】
また、先端カバー１７の内径を先端構成部本体１６の外径に対し０．７〜１の割合に設定したので、先端カバー１７を先端構成部本体１６に確実に固定できる。さらに、先端カバー１７の手元側終端部にリング状の連結部６５を全周的に設けたので、先端構成部本体１６に対し、外れ難い先端カバー１７を提供できる。
【００８８】
また、先端カバー１７は係止孔７１の近傍部位が最も弱い所であり、この部分を先端カバー１７の取付の際は最後に係合し、先端カバー１７の取り外しの際は最初に取り外す事で、先端カバー１７の損傷を防止することができる。
【００８９】
また、先端カバー１７と固定部９１の間に手掛け部８５を設けたことで、湾曲被覆部材８９を手掛け部８５に突き当てた状態での組立作業、すなわち湾曲被覆部材８９の固定糸９０による固定作業が容易に行なえ、さらに組立作業時に固定部９１の接着剤が先端カバー１７と先端構成部本体１６との接合面に流れ込むことがなく、先端カバー１７の着脱作業に悪影響を与えるおそれがない。
【００９０】
また、図６乃至図８は本発明の第２の実施例を示すものである。図６は内視鏡の挿入部１０１の先端部を示すもので、１０２は先端構成部の本体である。この先端構成部本体１０２には図８に示すように鉗子チャンネル１０３、送気送水チャンネル１０４、鉗子起上ワイヤのガイドチャンネル１０５等が接続されている。
【００９１】
さらに、先端構成部本体１０２には撮像装置１０６を内装する撮像孔１０７が形成されている。ここで、撮像装置１０６には光学レンズ１０８が内蔵されているとともに、先端構成部本体１０２側に設けられた撮像光学レンズ１０９との光軸を一致させるための嵌合部１１０と、この嵌合部１１０と一体で構成されたねじ当用の固定部１１１とが設けられている。
【００９２】
また、この撮像装置１０６は撮像孔１０７に内装された後、後述する係止溝１１２より後端側に設けられたねじ穴１１３にねじ止めされる固定ねじ１１４によって固定されるようになっている。ここで、ねじ穴１１３は撮像装置１０６の中心方向に向かって延設されており、このねじ穴１１３内にねじ止めされる固定ねじ１１４が固定部１１１と当接することにより、撮像装置１０６の固定時に撮像装置１０６が先端構成部本体１０２に対して回転することを防止するようになっている。
【００９３】
さらに、先端構成部本体１０２の先端には弾性材料で形成された先端カバー１１５の係止突起１１６が設けられている。この先端カバー１１５の終端部内側には全周的にリブ１１７が突設されている。
【００９４】
このリブ１１７は先端カバー１１５を先端構成部本体１０２に装着した際、係止溝１１２にはめ込むように形成されている。このリブ１１７の幅は係止溝１１２の幅に対し０．７〜１．３程度の割合に設定されている。
【００９５】
また、係止溝１１２の一部には図７（Ａ）に示すように溝の深さが他の部分よりも浅い浅溝部１１８が形成されている。そして、先端構成部本体１０２の内蔵物のレイアウトによって先端構成部本体１０２の内蔵物の一部、例えば鉗子起上ワイヤのガイドチャンネル１０５に連通する連通路１１９等が係止溝１１２と干渉する場合にはこの係止溝１１２の浅溝部１１８の部分に係止溝１１２と干渉する連通路１１９等の内蔵物が配置されている。
【００９６】
なお、先端カバー１１５のリブ１１７にも係止溝１１２の浅溝部１１８の部分に対応する位置に凹陥状の逃げ部１２０が形成されている。これにより、先端構成部本体１０２の外径を太くせずに先端カバー１１５の係止手段である係止溝１１２を全周的に設けられ、先端カバー１１５の強固な係止が可能となる。
【００９７】
また、先端構成部本体１０２の手元側の後端部にはその一部を延出させた湾曲管固定部１２１が突設されている。この湾曲管固定部１２１にはねじ穴１２４が形成されている。そして、挿入部１０１における先端構成部本体１０２の後方に配設された湾曲部１２２の湾曲管１２３がねじ穴１２４内にねじ止めされる固定ねじ１２５によって湾曲管固定部１２１にねじ止め固定されている。
【００９８】
また、先端構成部本体１０２における係止溝１１２の後端側には先端カバー１１５の着脱作業用の硬質な手掛け部１２６が図６に示すように先端構成部本体１０２の外周面全周に亙り配設されている。ここで、先端構成部本体１０２の外周面における先端カバー１１５との接触面には先端側に大径部、後端側に小径部がそれぞれ配置された位置決め用の段差部１２７が形成されている。そして、手掛け部１２６が先端構成部本体１０２の後端側から先端構成部本体１０２の外周面に嵌装固定される際に段差部１２７の先端側の大径部によって手掛け部１２６を位置決めするようになっている。なお、ねじ穴１１３は手掛け部１２６の下方に設けられている。
【００９９】
さらに、手掛け部１２６の先端側と先端構成部本体１０２との境界部には接着剤１２８が塗布され、手掛け部１２６と先端構成部本体１０２との間に汚物が侵入する事を防止するとともに、水密性を確保するようにしている。
【０１００】
また、先端構成部本体１０２の後端部外周面には湾曲部１２２の外周面を被覆する弾性材料で形成された被覆部材１２９の先端部が固定されている。この場合、被覆部材１２９の先端部は手掛け部１２６の後端部に付き当てられた状態で、例えば外径φ０．１〜０．５ｍｍの木綿あるいは釣糸等の糸１３０できつく縛られ、その上に接着剤１３１が塗布されて強固に固定されている。
【０１０１】
なお、先端構成部本体１０２の外周面上に被覆部材１２９の先端部を糸１３０で巻いて固定する際、湾曲部１２２の被覆部材１２９の弾性（反発力）で手掛け部１２６が先端側に抜け落ちることが先端構成部本体１０２の外周面の段差部１２７によって防止されている。さらに、湾曲部１２２の被覆部材１２９が先端構成部本体１０２の外周面上に固定されているので、確実に水密が確保できる。
【０１０２】
また、先端構成部本体１０２には先端側外周面の一側部に略平面状の切欠部１３２が形成されている。この切欠部１３２には照明光学系１３３および撮像光学系１３４がそれぞれ装着される光学系装着部１３５が設けられているとともに、図７（Ｂ）に示す鉗子起上台１３６の装着穴１３７が形成されている。この場合、光学系装着部１３５には照明光学系１３３の照明レンズ１３８および撮像光学系１３４の撮像光学レンズ１０９が挿入部１０１の軸心方向に沿って並設されている。そして、鉗子起上台１３６の装着穴１３７は照明レンズ１３８および撮像光学レンズ１０９の並設部の側方に配置されている。
【０１０３】
また、先端カバー１１５のカバー本体１３９には先端構成部本体１０２の光学系装着部１３５および鉗子起上台装着穴１３７と対応する部分に開口部１４０が形成されている。そして、この開口部１４０から光学系装着部１３５の照明レンズ１３８、撮像光学レンズ１０９および鉗子起上台装着穴１３７が外部側に露出されている。
【０１０４】
また、図７（Ｂ）に示すように先端カバー１１５における開口部１４０の周縁の鉗子起上台１３６の側方には他の部分の肉厚Ｔ１より肉厚Ｔ２を１．２〜３倍程度厚くした厚肉部１４１が配設されている。そのため、先端カバー１１５における開口部１４０の周縁の鉗子起上台１３６の側方の厚肉部１４１が症例中に不用意に動いたり、鉗子起上台１３６と先端構成部本体１０２との間に挟まる事が防止されている。
【０１０５】
また、鉗子起上台１３６はその基端部が図７（Ｂ）に示すように先端構成部本体１０２における鉗子起上台装着穴１３７の一方（光学系装着部１３５側）の側壁面１３７ａに起上ピン１４２を介して回動自在に軸支されている。
【０１０６】
この起上ピン１４２は先端構成部本体１０２に設けられた起上ピン装着孔１４３に嵌装固定されている。この場合、先端構成部本体１０２には光学系装着部１３５にライトガイドファイバ１４４の装着溝１４５が形成されている。そして、この装着溝１４５と鉗子起上台装着穴１３７との間を貫通する状態で起上ピン装着孔１４３が形成されている。
【０１０７】
さらに、この起上ピン装着孔１４３はライトガイドファイバ装着溝１４５側が太く、鉗子起上台装着穴１３７側が細くなるように形成されている。そして、起上ピン１４２はライトガイドファイバ装着溝１４５側から起上ピン装着孔１４３に挿入され、半田、接着剤等で固定されている。これにより、起上ピン１４２は先端構成部本体１０２から抜けることがない。なお、起上ピン１４２の先端部には鉗子起上台１３６が容易に外れないよう抜け止め部１４６が第１の実施例と同様に設けられている。
【０１０８】
また、鉗子起上台１３６の先端部には起上操作ワイヤ１４７の先端部が連結される円形の連結孔１４８が形成されている。この連結孔１４８には起上操作ワイヤ１４７の先端部に止着された連結軸１４９が摺動自在に連結されている。
【０１０９】
次に、上記構成の作用について説明する。先端カバー１１５を先端構成部本体１０２に装着する場合には先端構成部本体１０２に先端カバー１１５を被嵌させる。続いて、先端構成部本体１０２の先端の係止突起１１６等の係止手段で先端構成部本体１０２と先端カバー１１５の先端部を係止し、最後に先端構成部本体１０２の係止溝１１２に先端カバー１１５のリブ１１７をはめ込む事で装着を完了する。
【０１１０】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、先端構成部本体１０２に係止溝１１２を設け、この係止溝１１２に先端カバー１１５のリブ１１７を嵌装することにより、先端カバー１１５を先端構成部本体１０２に装着するようにしたので、先端構成部本体１０２に絶縁材料等で形成された係止突起等の係止部材を設ける必要がなく、安価な構造となる。また、先端カバー１１５の外表面に凹凸がなくなり、内視鏡を体腔内に挿入する際に、体組織に損傷を与え難くすることができる。
【０１１１】
さらに、先端カバー１１５における開口部１４０の周縁の鉗子起上台１３６の側方に他の部分の肉厚Ｔ１より肉厚Ｔ２を１．２〜３倍程度厚くした厚肉部１４１を配設したので、症例中に鉗子起上台１３６と先端構成部本体１０２との間に先端カバー１１５における開口部１４０の周縁部位が挟まれ、鉗子起上台１３６の作動不良を起こしたり、先端カバー１１５における開口部１４０の周縁部位が切れる等の損傷を受けるおそれがない。さらに、第１の実施例のような補強部材８１を先端カバー１１５内に設ける必要がないので、安価に製作できる。
【０１１２】
また、係止溝１１２の一部に溝の深さが他の部分よりも浅い浅溝部１１８を形成し、先端構成部本体１０２の内蔵物のレイアウトによって先端構成部本体１０２の内蔵物の一部、例えば鉗子起上ワイヤのガイドチャンネル１０５に連通する連通路１１９等が係止溝１１２と干渉する場合にはこの係止溝１１２の浅溝部１１８の部分に係止溝１１２と干渉する連通路１１９等の内蔵物を配置したので、先端構成部本体１０２の外径を太くする必要がなく、細径化が可能である。
【０１１３】
また、図９は本発明の第３の実施例を示すものである。これは、内視鏡の挿入部１５１の先端部に配設された先端構成部本体１５２と、この先端構成部本体１５２の外周面を被覆する弾性材料からなる先端カバー１５３との間の係止部の構造を第１の実施例と第２の実施例とを組み合わせた構成にしたものである。
【０１１４】
すなわち、本実施例では先端構成部本体１５２の後端部外周面には絶縁材料で形成された複数の係止突起１５４が突設されるとともに、その後端側に全周的に係止溝１５５が形成されている。ここで、係止突起１５４の近傍には絶縁塗装１５６が施されており、係止突起１５４の表面周辺を先端構成部本体１５２から絶縁している。
【０１１５】
また、先端カバー１５３の先端部内周面には先端構成部本体１５２の係止溝１５５に対応する位置にリブ１５７が突設されているとともに、係止突起１５４に対応する位置に係止孔１５８が設けられている。
【０１１６】
また、先端構成部本体１５２における係止溝１５５の後端側には先端カバー１５３の着脱作業用の硬質な手掛け部１５９が先端構成部本体１５２の外周面全周に亙り配設されている。この手掛け部１５９は先端構成部本体１５２に絶縁塗装を施して形成されている。
【０１１７】
さらに、先端構成部本体１５２の外径Ｃと、係止溝１５５の外径Ｄと、リブ１５７の内径Ｅとの間の関係は
Ｃ＞Ｅ，Ｅ／Ｄ＝０．５〜１
が適当である。
【０１１８】
また、先端構成部本体１５２の外径Ｃと、先端カバー１５３の内径Ｆとの関係は
Ｆ／Ｃ＝１〜１．２
に設定されている。これにより先端カバー１５３が先端構成部本体１５２より容易に脱落することを防止できる。なお、１６０は内視鏡の挿入部１５１の先端構成部本体１５２に連結された湾曲部の外周面を被覆する弾性材料で形成された被覆部材、１６１は先端構成部本体１５２の外周面上に固定された被覆部材１６０の固定部である。
【０１１９】
そこで、上記構成のものあっては次の効果を奏する。すなわち、先端構成部本体１５２に絶縁塗装を施して先端カバー１５３の着脱作業用の硬質な手掛け部１５９を形成したので、絶縁材料で形成された別体の手掛け部１５９を先端構成部本体１５２に固定する必要がなく、細径化、原価低減に効果がある。
【０１２０】
また、先端構成部本体１５２の外周面と先端カバー１５３との間の係止部の構造を第１の実施例と第２の実施例とを組み合わせた構成にしたので、先端カバー１５３を先端構成部本体１５２に一層強固に固定でき、症例中に脱落することが防止できる。
【０１２１】
さらに、先端構成部本体１５２の外径Ｃと、先端カバー１５３の内径Ｆとの関係をＦ／Ｃ＝１〜１．２に設定したので、先端構成部本体１５２に対する先端カバー１５３の着脱性を向上させることができる。なお、リブ１５７の内径Ｅを先端構成部本体１５２の外径Ｃより細くしたので、先端構成部本体１５２から先端カバー１５３が脱落するおそれはない。
【０１２２】
また、図１０は本発明の第４の実施例を示すものである。これは、第３の実施例の先端構成部本体１５２の後端部外周面に全周的に形成された係止溝１５５の溝幅を拡大した幅広溝１７１を形成し、この幅広溝１７１のほぼ中央部に先端カバー１５３の係止突起１７２を突設したものである。
【０１２３】
この場合、先端カバー１５３の先端部内周面には先端構成部本体１５２の幅広溝１７１に対応する位置に幅広のリブ１７３が突設されているとともに、このリブ１７３における先端構成部本体１５２の係止突起１７２と対応する位置に係止孔１７４が設けられている。
【０１２４】
また、先端構成部本体１５２における係止溝１７１の後端側には先端カバー１５３の着脱作業用の硬質な手掛け部１５９が先端構成部本体１５２の外周面全周に亙り絶縁塗装を施して形成されている。
【０１２５】
そこで、上記構成のものあっては次の効果を奏する。すなわち、先端構成部本体１５２に絶縁塗装を施して先端カバー１５３の着脱作業用の硬質な手掛け部１５９を形成したので、絶縁材料で形成された別体の手掛け部１５９を先端構成部本体１５２に固定する必要がなく、細径化、原価低減に効果がある。
【０１２６】
また、先端カバー１５３の先端部内周面に先端構成部本体１５２の幅広溝１７１に対応する位置に幅広のリブ１７３を突設し、このリブ１７３における先端構成部本体１５２の係止突起１７２と対応する位置に係止孔１７４を設けたので、先端カバー１５３のリブ１７３と先端構成部本体１５２の幅広溝１７１との間の固定部の肉厚を厚くすることができる。そのため、先端カバー１５３と先端構成部本体１５２との間の固定部の強度が増し、症例中に先端カバー１５３と先端構成部本体１５２との間の固定部が損傷を受けて切れるおそれがないので、先端カバー１５３の脱落を防止することができる。
【０１２７】
さらに、先端構成部本体１５２の幅広溝１７１のほぼ中央部に先端カバー１５３の係止突起１７２を突設し、先端カバー１５３のリブ１７３に係止突起１７２と係合する係止孔１７４を設けたので、先端カバー１５３の外径を細径化できる。
【０１２８】
また、図１１は本発明の第５の実施例を示すものである。ここでは、内視鏡の挿入部１８１の先端部に配設された先端構成部本体１８２と、この先端構成部本体１８２の後方に連結された湾曲部１８３とを覆う長さに形成された弾性材料からなる先端カバー１８４が設けられている。
【０１２９】
さらに、湾曲部１８３の後端部と、この湾曲部１８３の後方に連結されたフレキシブルな可撓管部１８５の先端部との連結部の近傍位置には全周的に係止溝１８６が形成されている。なお、先端構成部本体１８２の後端部外周面には絶縁材料で形成された複数の係止突起１８７が突設されている。
【０１３０】
また、先端カバー１５３の挿入端部の内周面には係止溝１８６に対応する位置にこの係止溝１８６に係脱可能に係合するリブ１８８が突設されている。さらに、先端カバー１５３の先端部側には先端構成部本体１８２の係止突起１８７に対応する位置にこの係止突起１８７に係脱可能に係合する係止孔１８９が設けられている。
【０１３１】
また、湾曲部１８３の後端部と、可撓管部１８５の先端部との連結部の係止溝１８６の後端側には先端カバー１８４の着脱作業用の手掛け部１９０が可撓管部１８５の先端部外周面全周に亙り配設されている。この手掛け部１９０は可撓管部１８５の先端部外周面に塗料を塗布したり、或いはテープを貼る等の手段で可撓管部１８５の先端部以外の部分とは異なる色に変えたものである。
【０１３２】
なお、この先端カバー１８４の弾性材料はフッ素ゴム、シリコンゴム、ＥＰＴ等で形成されている。さらに、先端カバー１８４における先端構成部本体１８２を被覆する部分の肉厚は０．７〜３ｍｍ程度に比較的厚く、湾曲部１８３の被覆部材１９１を被覆する部分の肉厚は０．１〜０．５ｍｍ程度に薄く形成され、先端構成部本体１８２の近傍の強度確保と、湾曲部１８２の被覆部材１９１回りの着脱性を増すと共に、湾曲部１８２の湾曲操作に悪影響を与えないように構成されている。また、この先端カバー１８４の内径は、先端構成部本体１８２等の被覆部外径に対し０．６〜１．３の割合で形成されている。
【０１３３】
そこで、上記構成のものあっては次の効果を奏する。すなわち、先端カバー１８４を湾曲部１８２の被覆部材１９１まで被覆するように設けたので、湾曲部１８２の被覆部材１９１の損傷による水漏れを防ぎ、高価な撮像装置を保護できると共に、湾曲部１８２の被覆部材１９１の修理交換が不要となる。
【０１３４】
さらに、可撓管部１８５の先端部外周面に塗料を塗布したり、或いはテープを貼る等の手段で可撓管部１８５の先端部以外の部分とは異なる色に変えた手掛け部１９０を設けたので、可撓管部１８５と手掛け部１９０とを識別しやすくすることができ、先端カバー１８４の着脱作業の作業性を高めることができる。また、可撓管部１８５の外周に凹凸が少なく、内視鏡の挿入性に影響が少ない。
【０１３５】
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
【０１３６】
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
【０１３７】
記
（付記項１） 係止部が設けられた内視鏡挿入部先端と、内視鏡挿入部先端に着脱自在に設けられ、前記係止部に係止可能な先端カバーと、前記係止部近傍に設けられた把持部より成る事を特徴とする内視鏡。
【０１３８】
（付記項２） 上記把持部は、少なくとも内視鏡挿入部先端を構成する金属と絶縁した絶縁手段で設けられている事を特徴とする付記項１に記載の内視鏡。
【０１３９】
（付記項２の目的） 弾性先端カバーの着脱を内視鏡、特に湾曲部の被覆部材に損傷を与えず安全に行うと共に、把持部からの漏れ電流等による被検者の体壁への損傷を防止できる内視鏡を提供することにある。
【０１４０】
（付記項３） 上記絶縁手段は、絶縁部材で設けた事を特徴とする付記項２に記載の内視鏡。
【０１４１】
（付記項３の目的） 安価で組立易い把持部を備えた内視鏡を提供することにある。
【０１４２】
（付記項４） 前記先端カバーは、弾性部材より成る事を特徴とする付記項１に記載の内視鏡。
【０１４３】
（付記項４の目的） 着脱が容易で、装着時にガタやズレ、脱落のない先端カバー着脱式の内視鏡を提供することにある。
【０１４４】
（付記項５） 回動自在に先端構成部に装着され、鉗子起上ワイヤの進退により昇降する鉗子起上台の少なくとも一部、又は鉗子起上ワイヤの少なくとも一部をカバーするカバー部を有する弾性体より成る着脱自在の先端カバーにおいて、少なくとも前記カバー部に硬性の補強部材を設けた事を特徴とする内視鏡。
【０１４５】
（付記項５、６、７の従来例） 弾性式カバーは実開昭５１−１０３８９１号公報に示される様に鉗子起上台を有しておらず、補強手段を設ける必要がなかった。一方、鉗子起上装置を有する着脱先端カバー式の側視内視鏡は、特公平２−５４７３４号公報に示される様に先端カバーが比較的硬性な部材で設けられており、補強部材の必要性はなく、開示例はない。
【０１４６】
上記従来構成のものにあっては鉗子起上台を有する弾性先端カバー方式の側視内視鏡ではカバーを保持する壁面を設けられない部分がある。特に鉗子起上台上側面はカバーが体壁等に押されて変形した際、鉗子起上台の昇降を行うとカバーの一部が先端構成部と鉗子起上台の間に挟まれ、鉗子起上台の作動不良を起こしたり、カバーが損傷を受けたりした。
【０１４７】
（付記項５の目的） 症例時、弾性先端カバーが鉗子起上台と先端構成部との間に挟まれ、鉗子起上台の作動不良を防止すると共に、弾性先端カバーの損傷を防止することができる内視鏡を提供することにある。
【０１４８】
（付記項５、７の作用） 弾性部材で設けられた先端カバーに設けた補強部材によって先端カバーの強度を高め、不用意にカバーが変形しない。
【０１４９】
（付記項６） 前記補強部材は前記先端カバーにインサート成形した事を特徴とする付記項５に記載の内視鏡。
【０１５０】
（付記項６、７の目的） 先端構成部に対し確実に弾性先端カバーを係止すると共に、症例中に補強部材が弾性先端カバーから飛び出す事を防止することができる内視鏡を提供することにある。
【０１５１】
（付記項７） 前記先端構成部は第１の係止部を有し、前記補強部材は第１の前記係止部へ係止可能な第２の係止部を有する事を特徴とする付記項５に記載の内視鏡。
【０１５２】
（付記項８） 前記第１及び第２の係止部は、凸状部と凹状部あるいは孔である事を特徴とする付記項５に記載の内視鏡。
【０１５３】
（付記項９） 先端構成部に略径方向に設けた係止凹部又は係止凸部と、前記係止凹部又は係止凸部に対応する位置に係止凸部又は係止凹部あるいは係止孔を有する先端カバーより成り、前記先端構成部の係止凹部又は係止凸部と先端カバーの係止凸部又は係止凹部あるいは係止孔の嵌装により、先端カバーを先端構成部に対し周方向及び軸方向に係止した事を特徴とする内視鏡。
【０１５４】
（付記項９、１０、１１の従来例） 挿入部カバーにおける係止手段は例えば実開昭６１−２０３７１６号公報に示される様に挿入部と操作部の境界近傍に設けられていた。先端部が硬性部材で設けられているものは例えば特開平４−３１４４３９号公報に示される様に先端部の係止手段がカバー端部に溝と突起で示されるが、弾性先端カバー着脱式の側視内視鏡には開示例がない。
【０１５５】
上記従来構成のものにあっては特開平４−３１４４３９号公報の様に硬性部材で設けられた先端カバーの係止手段を弾性先端カバー着脱方式に応用すると、係止部の係止力量が弱く、簡単に脱落してしまう。従って、弾性先端カバーの係止手段を設けなければならなかった。
【０１５６】
（付記項９の目的） 弾性先端カバーを先端構成部に確実に係止し症例中の先端カバーのズレ、脱落を防止する事で安全性を増すことができる内視鏡を提供することにある。
【０１５７】
（付記項１０） 先端部に係止凸部を有する先端構成部と、前記係止凸部に対応する位置に係止凹部あるいは係止孔を有する先端カバーより成り、前記係止凹部と前記係止凹部あるいは係止孔を嵌装することにより、先端構成部と先端カバーを係止した事を特徴とする内視鏡。
【０１５８】
（付記項１０の目的） 先端構成部と弾性先端カバーの先端部のズレを防止し、視野を確実に確保すると共に、デッドスペースを有効利用することができる内視鏡を提供することにある。
【０１５９】
（付記項１１） 前記先端構成部及び前記先端カバーに構成された係止凸部と係止凹部あるいは係止孔から成る係止部を複数設けた事を特徴とする付記項９または付記項１０に記載の内視鏡。
【０１６０】
（付記項１１の目的） 弾性先端カバーの回転方向のズレを防止し、視野を確実に確保すると共に、症例中に先端構成部側面が露出する事を防止することができる内視鏡を提供することにある。
【０１６１】
（付記項１２） 前記係止凹部あるいは係止孔は係止凸部に対して締め代を有する事を特徴とする付記項９または付記項１０の内視鏡。
【０１６２】
（付記項１３） 先端構成部に回動自在に装着された鉗子起上台と、前記鉗子起上台の操作部側近傍に位置する処置具湾曲ガイド部において、前記処置具湾曲ガイド部は、先端構成部と一体で構成された第１のガイド部と前記第１のガイド部及び前記先端構成部と絶縁された第２のガイド部より成る事を特徴とする内視鏡。
【０１６３】
（付記項１３の従来例） 従来、湾曲ガイド部は別体に設けられた削れ防止手段を固定していた。
【０１６４】
上記従来構成のものにあっては絶縁手段と削れ防止を兼ねた材質はセラミックス等高価な部品を使わざるを得なかった。
【０１６５】
（付記項１３の目的） 鉗子起上台を起上させた状態で処置具の挿脱の際、処置具との接触部の削れを安価に防止する手段を備えた内視鏡を提供することにある。
【０１６６】
（付記項１３の作用） 先端構成部と一体で設けたガイド部によって鉗子の湾曲をガイドすることにより、削れを防止でき、しかも安価に提供できる。
【０１６７】
（付記項１４） 先端構成部に固定され、鉗子起上台を回動自在に装着する起上台軸において、前記起上台軸は鉗子起上台の脱落防止手段を有する事を特徴とする内視鏡。
【０１６８】
（付記項１４の従来例） 従来の起上台軸は実開昭６３−９３９０１号公報に示されるように、先端構成部に対し両持ち構造であり、その為、起上台軸と鉗子起上台の嵌合部は非常に短く形成されていた。
【０１６９】
上記従来構成のものにあっては鉗子起上台と鉗子軸との嵌合部が非常に短いため鉗子起上台のガタつきがあり、カニュレーションする際、微調整がしにくかった。
【０１７０】
（付記項１４の目的） 鉗子起上台の回動時のガタを防止すると共に鉗子起上台の脱落を防止することができる内視鏡を提供することにある。
【０１７１】
（付記項１４の作用） 鉗子起上台軸を片持ち構造とすることにより、嵌合部を長く取れ、鉗子起上台作動時のガタを防止できる。
【０１７２】
（付記項１５） 手元操作部に接続された操作ワイヤの先端に設けられた第１の軸と、先端構成部に設けられた第２の軸とを回動自在に嵌装する孔１と孔２を有する鉗子起上台より成る鉗子起上装置において、前記第１の軸と孔１の嵌合部１あるいは第２の軸と孔２の嵌合部２のうち少なくとも嵌合部１、嵌合部２のどちらか一方を、２ケ所以上の接触部で構成した事を特徴とする内視鏡。
【０１７３】
（付記項１５の従来例） 回動軸と起上台の嵌合部に特開平４−３１４４３９号公報に示されるように隙間がなかった。
【０１７４】
上記従来構成のものにあっては消毒液を接触させることが出来ず、嵌合部に細菌が入り込んだ場合、消毒できなかった。
【０１７５】
（付記項１５の目的） 軸回りの消毒性の向上を図ることができる内視鏡を提供することにある。
【０１７６】
（付記項１５の作用） 鉗子起上台の軸と嵌合孔の間に隙間を設けた事で、嵌合面まで消毒液を満たせる。
【０１７７】
（付記項１６） 先端構成部に対し着脱自在に設けられた先端カバーと、前記先端カバーに被覆される被覆部を有する先端構成部と、前記先端構成部に設けられた撮像光学部組取付け孔と、核撮像光学部組取付け孔に着脱自在に嵌装される撮像光学部組とからなる内視鏡挿入部先端において、前記撮像光学部組を撮像光学部組取付け孔に保持する保持手段を、前記被覆部より操作部側に設けたことを特徴とする内視鏡。
【０１７８】
（付記項１６の従来例） 先端カバー着脱式の側視内視鏡には特別に撮像装置の固定手段を開示した物は無く、一般的に先端構成部の嵌合孔に位置していた。
【０１７９】
上記従来構成のものにあっては先端カバーを外しての洗浄消毒では固定手段であるネジ穴から微妙な水分が侵入し、撮像装置に悪影響を与えることがあった。
【０１８０】
（付記項１６の目的） 先端構成部側の撮像光学系と撮像装置の光学系との光軸をずらす事無く、しかも確実に水密を確保する事で撮像装置を保護することができる内視鏡を提供することにある。
【０１８１】
（付記項１６の作用） 撮像装置の先端構成部への固定手段を弾性先端カバー装着部より手元側に設けた事で、確実な水密が確保できる。
【０１８２】
【発明の効果】
本発明によれば回動軸と起上台の嵌合部の軸回りの消毒性の向上を図ることができる内視鏡の鉗子起上装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１の実施例の内視鏡の要部構成を示す縦断面図。
【図２】 電子内視鏡装置全体の概略構成図。
【図３】 内視鏡の鉗子起上台の取付け状態を示す縦断面図。
【図４】 （Ａ）は図１のＬ１−Ｌ１線断面図、（Ｂ）は図３のＬ２−Ｌ２線断面図。
【図５】 （Ａ）は内視鏡の先端構成部から先端カバーを取外した状態を示す斜視図、（Ｂ）は先端構成部から固定部材および管路構成パイプを取外した状態を示す斜視図、（Ｃ）は先端カバーの係止孔を示す斜視図、（Ｄ）は先端構成部の係止突起を示す斜視図。
【図６】 本発明の第２の実施例の内視鏡の要部構成を示す縦断面図。
【図７】 （Ａ）は図６のＬ１−Ｌ１線断面図、（Ｂ）は図６のＬ２−Ｌ２線断面図。
【図８】 内視鏡の挿入部の先端部の分解斜視図。
【図９】 本発明の第３の実施例を示す要部の斜視図。
【図１０】 本発明の第４の実施例を示す要部の斜視図。
【図１１】 本発明の第５の実施例を示す要部の斜視図。
【符号の説明】
６，１０１，１５１，１８１…挿入部、８…先端構成部、１６，１０２，１５２，１８２…先端構成部本体、１７，１１５，１５３，１８４…先端カバー、６６…係止部、８８，１２６，１５９，１９０…手掛け部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscopic forceps raising device in which a distal end cover is detachably attached to a distal end portion of an insertion portion to be inserted into a lumen to be inserted.
[0002]
[Prior art]
In general, the tip cover is detachably attached to the tip of the insertion portion to be inserted into the insertion target lumen as in a side view endoscope shown in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 4-314439. A type of endoscope is known. In this type of endoscope, the tip cover is made of a relatively hard material.
[0003]
As shown in Japanese Patent Laid-Open No. 4-314439, there was no gap in the fitting portion between the rotating shaft and the raising base.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The apparatus having the above Symbol conventional configuration can not be contacted with disinfectant solution into the fitting portion of the pivot shaft and elevator, if the entered bacteria in the fitting portion, not easily disinfected.
[0009]
The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and an object of the present invention is to provide an endoscopic forceps raising device capable of improving the disinfection around the rotation shaft and the fitting portion of the raising base. It is to provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the shaft provided at the distal end of the operation wire connected to the operation portion provided on the proximal end side of the endoscope insertion portion and the distal end configuration portion on the distal end side of the insertion portion is rotatable. in forceps raising device with a forceps raiser stand hole is formed to fit the outer or more grooves on the inner circumferential surface along the circumferential direction of the bore of the shaft is provided in the said axial bore The forceps raising device is characterized in that a gap for supplying the disinfectant is formed in the sliding portion.
[0011]
[Action]
By providing a gap between the forceps lifting shaft and the fitting hole, the fitting surface can be filled with the disinfectant solution.
[0012]
【Example】
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1 to 5D. FIG. 2 shows a schematic configuration of the entire system of the electronic endoscope apparatus 1. The electronic endoscope apparatus 1 includes an electronic endoscope 2 having an imaging unit, a light source device 3 that supplies illumination light to the electronic endoscope 2, and an image signal obtained from the electronic endoscope 2. A video processor 4 for processing and a monitor 5 for displaying a signal processed by the video processor 4 on a screen are provided.
[0013]
The electronic endoscope 2 is provided with an insertion portion 6 to be inserted into the insertion target lumen. The insertion portion 6 has an elongated flexible flexible tube portion 7, a distal end configuration portion 8 disposed at the distal end portion of the insertion portion 6, and the distal end configuration portion 8 and the flexible tube portion 7. And a curved portion 9 that can be bent and deformed.
[0014]
Further, the proximal side operation portion 10 is connected to the proximal end portion of the flexible tube portion 7. The operation unit 10 includes an operation knob 11 for bending the bending portion 9 to direct the distal end portion of the insertion portion 6 in a desired direction, and a forceps raising base operation lever for raising and lowering a later-described forceps raising base 22 via an operation wire. 12 etc. are provided and the base end part of the universal cord 13 is connected. A connection connector 14 is coupled to the distal end portion of the universal cord 13.
[0015]
The universal cord 13 is connected to the light source device 3 via a connection connector 14 and is connected to the video processor 4 via a connection cord 15 connected to the connection connector 14.
[0016]
As shown in FIG. 1, the distal end component 8 of the insertion portion 6 of the endoscope 2 includes a distal end component main body 16 formed of a highly corrosion-resistant metal material such as stainless steel, and the distal end component main body. A tip cover 17 made of an elastic material covering the outer peripheral portion of 16 is provided.
[0017]
Here, a substantially planar cutout portion 18 is formed in one end portion of the distal end side outer peripheral surface of the distal end configuration portion main body 16. The notch 18 is provided with an optical system mounting portion 21 to which the illumination optical system 19 and the imaging optical system 20 are mounted, and a mounting hole 23 of a forceps raising base 22 shown in FIG. 3 is formed. In this case, an illumination lens 24 of the illumination optical system 19 and an imaging lens 25 of the imaging optical system 20 are arranged in parallel in the optical system mounting portion 21 along the axial direction of the insertion portion 6. The mounting hole 23 of the forceps raising base 22 is disposed on the side of the side-by-side portion of the illumination lens 24 and the imaging lens 25.
[0018]
Further, the optical system mounting portion 21 is provided with an emission end portion of the light guide fiber 26 below the illumination lens 24. The light guide fiber 26 is connected to the light source device 3 from the insertion portion 6 of the endoscope 2 through the operation portion 10 and the universal cord 13. The illumination light emitted from the light source device 3 enters the incident end portion of the light guide fiber 26 and is transmitted to the distal end component main body 16 side through the inside of the light guide fiber 26, and from the illumination lens 24 to the outside side. Is emitted.
[0019]
The imaging optical system 20 is provided with a lens unit 27 of an imaging lens 25 and an imaging device 28 such as a CCD that converts an observation image of a subject imaged by the lens unit 27 into an electrical signal. Here, an output signal from the imaging device 28 is input to the video processor 4 from the insertion portion 6 of the endoscope 2 through the lead wires disposed in the operation portion 10 and the universal cord 13. The signal processed at 4 is displayed on the screen of the monitor 5.
[0020]
Further, an air / water supply nozzle 29 is provided in the vicinity of the imaging lens 25 in the tip component body 16. In this case, the air supply / water supply hole 30 is formed in the tip component body 16. The air / water supply nozzle 29 is formed integrally with the distal end portion of the air / water supply pipe 31 fitted into the air / water supply hole 30.
[0021]
Further, the proximal end portion of the air / water supply pipe 31 projects from the rear end surface of the distal end component main body 16 to the inside of the insertion portion 6. An air / water supply conduit 32 is connected to the protruding end of the air / water supply pipe 31. In this case, the air / water supply nozzle 29 is incorporated from the front end side with respect to the air / water supply hole 30 of the tip component main body 16, and the boundary with the tip component main body 16 is bonded by a filler 33 such as an adhesive. It is fixed. This prevents filth and bacteria from entering the gap between the tip component main body 16 and the nozzle 29. An extremely thin cleaning brush can be inserted into the nozzle 29.
[0022]
Further, a lid 35 that closes the mounting opening 34 of the light guide fiber 26 of the illumination optical system 19 is mounted on the lower surface of the tip component body 16. The lid 35 is bonded and fixed at the boundary surface with the peripheral portion of the opening 34 in the tip component main body 16. The lid 35 is made of an insulating material such as synthetic resin.
[0023]
Further, a locking projection 36 for locking the tip cover 17 is integrally provided on the outer surface of the lid 35. The lid 35 may be formed of a metal material by means such as aluminum die casting and fixed to the tip component main body 16 with solder.
[0024]
Further, as shown in FIG. 4A, a screw hole 37 for fixing the emission end portion of the light guide fiber 26 to the tip constituting portion main body 16 is formed in the tip constituting portion main body 16. The exit end of the light guide fiber 26 is fixed to the tip component body 16 by a set screw 38 screwed into the screw hole 37.
[0025]
A screw portion 39 a on the base end side of the locking member 39 that locks the distal end cover 17 is screwed into the outer end portion side of the screw hole 37. The locking projection 39 is made of an insulating material.
[0026]
Further, as shown in FIG. 3, the forceps raising base 22 has a raising pin 40 on the side wall surface 23 a of one of the forceps raising base mounting holes 23 (on the optical system mounting portion 21 side) in the distal-end component body 16. It is pivotally supported via the shaft.
[0027]
Here, a fixing hole 41 of the raising pin 40 is formed in the side wall surface 23a of the tip component main body 16 as shown in FIG. The proximal end portion of the raising pin 40 is fitted into the fixing hole 41 and is firmly fixed by solder or an adhesive.
[0028]
Further, an elevating hole 42 of the elevating pin 40 is formed at the proximal end portion of the forceps elevating base 22. The protruding portion 40a of the raising pin 40 protruding outside the fixing hole 41 is supported in a cantilever structure in which the protruding portion 40a is inserted into the raising hole 42 of the forceps raising base 22, and the forceps raising base 22 is the side wall surface. It is pivotally supported by 23a via a raising pin 40 so as to be rotatable.
[0029]
Here, the raising pin 40 is disposed in a portion close to the outer peripheral surface of the tip component body 16. For this reason, when the length of the raising pin 40 is increased, the tip of the raising pin 40 protrudes to the outside of the tip component body 16, so that the length of the raising pin 40 is limited to be relatively short. . Therefore, the length of the sliding contact portion between the forceps raising base 22 and the raising pin 40 can be set relatively long by fixing the raising pin 40 to the side wall surface 23a in a support state of the cantilever structure. Therefore, the length of the sliding contact portion between the forceps raising base 22 and the raising pin 40 is shortened as in the case where the raising pin 40 has a double-sided support structure, and rattling occurs when the forceps raising base 22 is operated. Occurrence can be prevented.
[0030]
Further, the raising pin 40 has an outer diameter dimension of the fixing portion 40 b fitted and fixed in the fixing hole 41 of the tip component main body 16 larger than the protruding portion 40 a protruding outside the fixing hole 41. Is set to prevent misalignment of the raising pin 40 and increase the strength of the raising pin 40.
[0031]
Further, the tip of the raising pin 40 is provided with a retaining portion 43 that prevents the forceps raising base 22 from coming off the raising pin 40. Further, as shown in FIG. 3, a plurality of continuous grooves 44 for injecting a disinfectant solution are formed around the raising hole 42 of the forceps raising base 22. A contact portion 45 with the raising pin 40 is formed by a tip portion of a portion between the continuous grooves 44. Therefore, two or more contact portions 45 are provided between the raising hole 42 of the forceps raising base 22 and the raising pin 40, and contact with the raising pin 40 through the two or more contact portions 45. By doing so, rattling between the forceps raising base 22 and the raising pin 40 is prevented.
[0032]
One of the continuous grooves 44 is formed by a deep groove 46 that is larger and deeper than the retaining portion 43 provided at the tip of the raising pin 40. In this case, the retaining portion 43 and the deep groove 46 are disposed in such a positional relationship that the forceps raising base 22 does not come off from the raising pins 40 when the normal forceps raising base 22 is rotated, such as when the forceps raising base 22 is raised. Has been. A scraping portion 47 is formed on the lower surface of the forceps lifting base 22 by scraping off portions other than the periphery of the connecting portion with the lifting pin 40.
[0033]
In addition, a circular connection hole 49 is formed at the distal end of the forceps raising base 22 to which the distal end of the raising operation wire 48 is connected. A connecting shaft 50 fixed to the tip of the raising operation wire 48 is slidably connected to the connecting hole 49. In this case, a wire fixing hole 51 into which the distal end portion of the raising operation wire 48 is inserted is formed in the axial center portion of the connecting shaft 50.
[0034]
Further, a plurality of semicircular grooves 52 for injecting a disinfectant solution having a substantially semicircular shape are formed on the outer peripheral surface of the connecting shaft 50 along the circumferential direction. And the contact part 53 with the internal peripheral surface of the connection hole 49 is formed by the front-end | tip part of the part between each semicircle-shaped groove | channel 52. FIG. Therefore, two or more contact portions 53 are provided between the inner peripheral surface of the connection hole 49 of the forceps raising base 22 and the connection shaft 50, and the forceps raising base 22 is interposed via the two or more contact portions 53. By making contact with the inner peripheral surface of the connection hole 49, rattling between the forceps raising base 22 and the connection shaft 50 is prevented. Each semicircular groove 52 is preferably set to have a groove depth of about 0.2 mm or more so that the disinfectant can be easily injected.
[0035]
The proximal end portion of the raising operation wire 48 is connected to the forceps raising stand operating lever 12 of the operation unit 10. Then, the raising operation wire 48 is pulled in accordance with the operation of the forceps raising base operation lever 12, and the forceps raising base 22 is moved from the standby position shown in FIG. The forceps are raised to the position shown in FIG.
[0036]
Further, a forceps channel connection hole 54 communicating with the mounting hole 23 of the forceps raising base 22 is formed in the distal end component main body 16. The distal end portion of the forceps channel connection pipe 56 is inserted into the forceps channel connection hole 54 and fixed in a pressed state. And the clearance gap 57 of the abutting part with the front-end | tip structure part main body 16 of the front-end | tip part of this forceps channel connection pipe 56 is filled with the adhesive agent.
[0037]
Further, a working hole 58 is formed between the forceps elevator base 22 and the forceps channel connection pipe 56 in the tip component body 16. The hole 58 is provided in order to improve the workability of the application work when applying the adhesive to the gap 57.
[0038]
A smooth arc-shaped bending guide portion 59 is formed above the working hole 58 to guide the bending of the forceps extending through the forceps channel connection pipe 56 toward the forceps raising base mounting hole 23 side. Since the curved guide portion 59 is integrally formed with the tip component main body 16 formed of a highly corrosion-resistant metal material such as stainless steel, the insertion of the forceps when the forceps raising base 22 is raised upward. It is possible to prevent scraping due to removal.
[0039]
The tip cover 17 of the tip component main body 16 is made of a material having temperature resistance that can withstand autoclave sterilization, biocompatibility, electrical insulation, and even higher tear strength, such as silicon rubber and fluororubber. Is formed.
[0040]
Further, the tip cover 17 is provided with a substantially cylindrical cover main body 60 that is detachably inserted into the tip constituent portion main body 16 from the tip side of the tip constituent portion main body 16. A locking hole 62 is provided at the distal end of the cover body 60 so as to engage with a distal end cover locking projection 61 projecting from the distal end surface of the distal end component body 16.
[0041]
Here, the tip cover locking projection 61 is disposed at a position eccentric to the center axis of the tip component body 16 on the tip surface of the tip component body 16. The tip cover locking projection 61 is provided with a head 61a, a root portion 61b having a diameter smaller than that of the head 61a, and a male screw portion 61c protruding from the tip of the root portion 61b. The male screw portion 61 c of the tip cover locking projection 61 is screwed into a screw hole 63 formed in the tip surface of the tip component body 16.
[0042]
Further, the locking hole 62 of the cover main body 60 has a large-diameter hole portion 62 a that engages with the head portion 61 a of the tip cover locking projection 61 and a small diameter that engages with the root portion 61 b of the tip cover locking projection 61. A hole 62b is provided.
[0043]
Further, the cover body 60 of the tip cover 17 is easy to attach and detach, and the strength of the rubber material is in the range of 40 to 80 °, and the optimum value is 70 ° in order to ensure the strength not to break during the case. The wall thickness is set to about 0.05 to 3 mm. The inner diameter of the cover body 60 of the tip cover 17 is set to a ratio of 0.7 to 1 with respect to the outer diameter of the tip component body 16. For this reason, the tip cover 17 is prevented from rattling, shifting, dropping off, and the like by tightening the tip component body 16 using the elasticity of the tip cover 17.
[0044]
In addition, an opening 64 is formed in the cover body 60 of the distal end cover 17 at a portion corresponding to the optical system mounting portion 21 and the forceps raising base mounting hole 23 of the distal end configuration portion main body 16. The illumination lens 24, the imaging lens 25, and the forceps raising base mounting hole 23 of the optical system mounting portion 21 are exposed to the outside through the opening 64.
[0045]
Further, a ring-shaped connecting portion 65 is provided at the insertion end on the rear end side of the cover body 60. The connecting portion 65 has a width of at least 0.2 mm and extends to the vicinity of the joint portion between the bending portion 9 and the tip component portion main body 16. Thereby, the whole connection part 65 can be firmly locked over the whole junction part of the bending part 9 and the front-end | tip structure part main body 16. As shown in FIG.
[0046]
In addition, the distal end component body 16 is provided with a locking portion 66 that detachably locks the insertion end of the cover body 60 of the distal end cover 17. The locking portion 66 is provided with a pair of locking projections 67 and 67 together with the locking protrusion 36 of the lid 35 of the light guide fiber mounting opening 34 and the locking member 39 of the screw hole 37 described above. .
[0047]
Here, as shown in FIG. 5 (B), the pair of locking projections 67, 67 are projected from the outer peripheral portion of the substantially arc-shaped fixing member 68. The fixing member 68 is fitted in a state of being embedded in an arc-shaped fixing groove 69 formed on the outer peripheral surface of the tip component body 16.
[0048]
In addition, the fixing groove 69 is provided without avoiding the air / water supply hole 30 into which the air / water supply pipe 31 disposed in the tip component body 16 is fitted. When the air / water pipe 31 is fitted into the air / water hole 30, after the air / water pipe 31 is fitted to the tip component main body 16, the exposed portion of the air / water pipe 31 in the fixed groove 69. In addition, a watertightness is ensured by filling a filler such as an adhesive at the boundary between the main body 16 and the tip component body 16.
[0049]
Further, a recess 70 is formed in the inner peripheral portion of the fixing member 68 to avoid a portion protruding from the fixing groove 69 in the air / water supply pipe 31. As a result, the fixing member 68 can be embedded in the relatively deep fixing groove 69 without adversely affecting the layout of the built-in components of the tip component main body 16, and the fixing member 68 can be firmly fixed. It is like that.
[0050]
Further, as shown in FIG. 5A, the locking protrusions 67 and 67 are detachably engaged with locking holes 71 and 71 provided in the tip cover 17. Here, the height of the locking projection 67 is set to be substantially equal to the position of the outer surface of the tip cover 17.
[0051]
Further, as shown in FIG. 5D, each locking protrusion 67 is formed in a wedge shape with a thick outer side and a thinner inner side. In this case, each locking hole 71 of the tip cover 17 is formed with a wedge-shaped peripheral wall surface having a large outside and a small inside according to the shape of the locking projection 67 as shown in FIG. In a state where the locking projection 67 is engaged with each locking hole 71 of the tip cover 17, the locking projection 67 is not easily detached.
[0052]
Further, each locking projection 67 is formed of an insulating material, for example, resin, ceramic or the like, and the surface of each locking projection 67 is configured to be insulated from the tip component main body 16.
[0053]
Further, as shown in FIG. 3, an insulating portion 72 that is mounted above the curved guide portion 59 of the tip component main body 16 is integrally provided on the inner end side of the connecting portion 65 in the cover main body 60 of the tip cover 17. ing. For example, during high-frequency incision with a papillotomy knife, the tip component main body 16 and the papillotome knife are prevented from contacting and short-circuiting.
[0054]
Further, the insulating portion 72 is provided with engaging convex portions 75 and 76 which are engaged in engaging concave portions 73 and 74 formed at a joint portion of the tip component main body 16 with the insulating portion 72. These engagement portions form a displacement prevention means 77 for preventing the insulation portion 72 from being displaced when the treatment instrument is inserted and removed.
[0055]
Further, the tip cover 17 is provided with a projecting portion 78 that is inserted into the working hole 58 of the tip constituent body 16. The projection 78 prevents the tip cover 17 from coming off and prevents the treatment tool from being caught by the opening edge of the working hole 58 when a treatment tool (not shown) is inserted into the forceps channel.
[0056]
Further, as shown in FIG. 4B, the distal end component body 16 has a distal end cover 17 on the side wall surface 23b opposite to the side wall surface 23a on the optical system mounting portion 21 side for guiding the raising and lowering of the forceps raising base 22. A locking hole 79 that constitutes a drop-off preventing means for preventing the drop-off is provided. A locking projection 80 projecting from the inner peripheral surface of the tip cover 17 is engaged with the locking hole 79.
[0057]
Further, a relatively hard reinforcing member 81 is fitted on the outer peripheral surface of the locking projection 80. The reinforcing member 81 includes an embedded portion 81 a embedded in a thin portion 82 with a small thickness disposed on the side of the forceps raising base 22 at the periphery of the opening 64 in the distal end cover 17, and a locking projection 80. A cylindrical fitting portion 81b fitted on the outer peripheral surface is provided.
[0058]
The reinforcing member 81 is pressed or molded with a material such as a metal or resin having corrosion resistance, and a thickness of 0.1 to 1 mm is appropriate. The reinforcing member 81 is insert-molded on the tip cover 17.
[0059]
Further, a hole 83 is provided in the embedded portion 81 a of the reinforcing member 81. When the reinforcing member 81 is insert-molded into the tip cover 17, the rubber material of the tip cover 17 enters the hole 83 so that the peel strength between the tip cover 17 and the reinforcing member 81 is increased. ing.
[0060]
Therefore, the embedded portion 81a of the reinforcing member 81 not only prevents the reinforcing member 81 from being displaced, but also prevents the reinforcing member 81 from jumping out of the distal end cover 17 during the case, and the distal end cover 17 is displaced in the axial direction and the rotational direction. Therefore, the thin wall portion 82 disposed on the side of the forceps raising base 22 at the periphery of the opening 64 in the distal end cover 17 is cut off by raising and lowering the forceps raising base 22 in the case. Alternatively, it is sandwiched between the forceps elevator base 22 and the tip component main body 16 to prevent malfunction of the forceps elevator base 22.
[0061]
Further, as shown in FIG. 4A, a rib 84 to be inserted into the forceps raising base mounting hole 23 of the distal end component main body 16 projects from the inner peripheral surface of the distal end cover 17. The rib 84 is formed to correspond to the scraping portion 47 of the forceps raising base 22 so as to prevent the tip cover 17 from being displaced in the rotational direction.
[0062]
In addition, on the outer peripheral surface of the insertion portion 6 of the endoscope 2 in the vicinity of the connection portion between the bending portion 9 and the distal end component portion main body 16, the distal end cover 17 is attached and detached in the vicinity of the locking portion 66 of the distal end cover 17. A hard handle portion 85 is disposed around the entire outer peripheral surface of the insertion portion 6. The handle 85 is made of an electrically insulating material such as a synthetic resin or ceramic, and has a thickness of about 0.1 to 3 mm.
[0063]
Further, a positioning recess 86 is formed in the handle 85 at a position corresponding to the locking projection 67 of the fixing member 68. Here, a convex portion 87 that is detachably engaged with the concave portion 86 of the handle portion 85 is formed at the rear end portion of the connecting portion 65 of the cover body 60 of the tip cover 17.
[0064]
Further, the handle portion 85 is colored in a color different from that of the tip cover 17 so as to facilitate identification from the tip cover 17. Further, a concave stepped portion 88 is formed on the outer peripheral surface of the handle portion 85 on the proximal side. Here, the distal end portion of the curved covering member 89 that covers the outer peripheral surface of the bending portion 9 is pinned and fixed by the fixing thread 90 while being in contact with the proximal end surface of the handle portion 85, and further on the bobbin fixing portion. A fixing portion 91 to which an adhesive is applied is formed. The adhesive of the fixing portion 91 is applied up to the concave stepped portion 88 of the handle portion 85, and sufficient water tightness is ensured.
[0065]
In this embodiment, the locking projection 67 and the handle portion 85 are provided separately, but the locking projection 67 and the handle portion 85 may be formed as a cylindrical integral part, and further, the light guide fiber. 26 may be formed as an integral part with the lid 35 of the mounting opening 34.
[0066]
Next, the operation of the above configuration will be described. First, a procedure for attaching the tip cover 17 to the tip component body 16 will be described. When the distal end cover 17 is attached, an operator holds the distal end side handle 85 of the insertion portion 6 of the endoscope 2 with one finger and holds the distal end cover 17 with the other finger. In this state, the directions of the tip component body 16 and the tip cover 17 are aligned, and the tip cover 17 is fitted on the tip component body 16.
[0067]
Subsequently, the thin portion 82 disposed on the side of the forceps raising base 22 at the periphery of the opening 64 in the distal end cover 17 is gripped, and the engagement protrusion 80 is fitted into the engagement hole 79 of the distal end component main body 16. Lock.
[0068]
Next, the locking hole 62 of the tip cover 17 is fitted and locked to the tip cover locking projection 61 of the tip component body 16. Further, a projecting portion 78 is fitted into the working hole 58 of the tip component main body 16, and finally, the locking projection 36 of the lid 35 of the light guide fiber mounting opening 34, the locking member 39 of the screw hole 37, The locking holes 71 of the tip cover 17 are fitted into the protrusions 67, respectively, and the mounting is completed.
[0069]
On the other hand, when the tip cover 17 is removed from the tip component main body 16, first, the locking projection 36 of the lid 35 of the light guide fiber mounting opening 34, the locking member 39 of the screw hole 37, from the locking hole 71, The locking protrusion 67 is pulled out.
[0070]
Next, the thin portion 82 disposed on the side of the forceps raising base 22 at the periphery of the opening 64 in the tip cover 17 is gripped, and the locking projection 80 is removed from the locking hole 79 of the tip component main body 16. Further, the protrusion 78 is removed from the working hole 58 of the tip component main body 16 and finally the tip cover 17 is extracted from the tip component main body 16, so that the tip cover locking projection 61 is inserted from the locking hole 62 of the tip cover 17. Remove.
[0071]
Therefore, the configuration described above has the following effects. That is, the distal end cover 17 is attached to and detached from the outer peripheral surface in the vicinity of the connecting portion between the bending portion 9 and the distal end component main body 16 in the insertion portion 6 of the endoscope 2 in the vicinity of the engaging portion 66 of the distal end cover 17. Since the hard handle 85 is disposed over the entire outer peripheral surface of the insertion portion 6, when the tip cover 17 is attached to and detached from the tip component body 16 for cleaning and disinfection after every case, the operator However, the operation can be performed in the state where the fingers are handled on the handle 85. For this reason, the covering member 89 of the bending portion 9 disposed behind the distal end constituting portion 8 and the relatively soft parts such as the flexible tube portion 7 are scratched or drilled by the operator's claws. There is no risk of damage, breakage or deformation of the tip cover 17.
[0072]
Further, by changing the color of the handle 85 to the tip cover 17 or the covering member 89 of the bending portion 9, it can be easily recognized by the operator, and the boundary between the tip cover 17 and the handle 85 is made. It can be easy to understand. Therefore, the attaching / detaching work of the tip cover 17 can be facilitated and the workability can be improved.
[0073]
Further, since the insulating portion 72 mounted on the upper end side of the bending guide portion 59 of the tip component main body 16 is integrally provided on the inner end portion side of the connecting portion 65 in the cover main body 60 of the tip cover 17, the body wall is caused by high frequency or the like. There is no risk of adverse effects.
[0074]
Further, since the positioning recess 86 is formed in the handle portion 85 at a position corresponding to the locking projection 67 of the fixing member 68, the locking hole 71 of the tip cover 17 can be formed large and the strength can be increased.
[0075]
Further, since the embedded portion 81a of the reinforcing member 81 is embedded in the thin portion 82 disposed on the side of the forceps raising base 22 at the periphery of the opening 64 in the tip cover 17, the forceps raising base 22 and the tip component main body. The front end cover 17 is not sandwiched between the front end 16 and the end cover 17 so that it can be used safely.
[0076]
In addition, since the reinforcing member 81 can be locked to the tip component body 16, the reinforcing member 81 does not jump out of the tip cover 17 and is safe. Further, since the reinforcing member 81 is insert-molded in the tip cover 17, the reinforcing member 81 does not fall off. Furthermore, since the fitting portion 81b of the reinforcing member 81 forms a locking portion, there is no possibility that the locking portion is torn off even when the tip cover 17 is repeatedly attached and detached.
[0077]
Further, since the raising pin 40 is fixed to the side wall surface 23a in a cantilever structure supporting state, the length of the sliding contact portion between the raising pin 40 and the forceps raising base 20 is set to support the raising pin 40 on both sides. Compared with the case where it is made, it can be made long, there is no backlash of the forceps raising base 20, and cannulation is easy.
[0078]
Further, in the raising pin 40, the outer diameter of the fixing portion 40b fitted and fixed in the fixing hole 41 of the tip component main body 16 is larger than the protruding portion 40a protruding outside the fixing hole 41. Therefore, strength such as bonding strength and bending strength is strong.
[0079]
In addition, since the bending guide portion 59 of the treatment tool at the forceps outlet is provided integrally with the metal tip component main body 16 and the insulating portion 72 is provided on the upper portion thereof, the insulating portion 72 can be prevented from being scraped by the forceps, and An inexpensive endoscope 2 having electrical insulation can be provided. Here, since the insulating portion 72 is formed integrally with the cover body 60 of the tip cover 17, it can be provided at a lower cost. Further, since the displacement preventing means 77 is provided between the distal end component main body 16 and the insulating portion 72, the insulating portion 72 is not displaced due to insertion / removal of a treatment instrument such as forceps.
[0080]
Further, since the ring-shaped connecting portion 65 is provided around the insertion end portion of the front end cover 17 on the rear end portion side of the cover main body 60, insertion on the rear end portion side of the front end component main body 16 and the cover main body 60 is performed. Can be firmly fixed to the end. Furthermore, since the insertion end on the rear end side of the tip cover 17 is provided on the tip side from the bending portion 9, the tip cover 17 that does not affect the bending operation can be provided.
[0081]
Further, by providing a fixing portion between the tip cover 17 and the tip component main body 16, the tip cover 17 can be prevented from falling off during the case, and a safe examination can be performed. Here, the fixing means is composed of convex portions such as a locking projection 36, a locking member 39, a locking projection 67 and the like of the lid 35 provided on the tip component body 16 side, and a hole 71 provided in the tip cover 17. As a result, it is possible to easily confirm completion of mounting of the tip cover 17. Further, since the projections such as the locking projection 36, the locking member 39, and the locking projection 67 of the lid 35 on the tip component body 16 side are fitted in the hole 71 of the tip cover 17, the tip cover It is possible to prevent unevenness from appearing on the outer surface side of 17.
[0082]
In addition, since the arc-shaped fixing groove 69 is provided in a portion where the space of the tip component main body 16 has a margin, and the locking projection 67 is protruded from the fixing member 68 made of an insulating material embedded and fixed in that portion. There is no need to increase the outer diameter of the tip component main body 16 to form grooves, holes, etc., and the diameter can be reduced.
[0083]
Further, since there are at least two fixing means for the tip cover 17 and the tip component portion main body 16 at the end portion of the tip cover 17, the tip cover 17 can be prevented from peeling off. Further, since the fixing means for the tip cover 17 and the tip component main body 16 is disposed at the end portion of the tip cover 17 having a relatively large space, a relatively large locking means can be provided, and the fixing can be performed firmly. is there.
[0084]
In addition, since the fixing means for the tip cover 17 and the tip component main body 16 is disposed on the outer peripheral surface of the tip component main body 16 on the imaging optical system 20 side, the visual field of the image pickup optical system 20 is prevented from being obstructed by the displacement of the tip cover 17. it can. Furthermore, since the locking protrusion 39 is embedded and fixed in the screw hole 37 to form the fixing means, no special processing is required to provide the locking protrusion 39, and the structure can be configured at low cost. The fixing means can be strongly fixed by combining the fixing means such as the locking projection 36, the locking member 39, and the locking projection 67 of the lid 35.
[0085]
Further, since the plurality of continuous grooves 44 for injecting the disinfectant solution are provided in the sliding portion around the raising hole 42 into which the forceps raising pin 40 is inserted, the gap between the raising hole 42 and the raising pin 40 is provided. It is possible to sterilize the sliding portion of this, and it is hygienic. Here, since the plurality of continuous grooves 44 for injecting the disinfectant solution are provided around the raising hole 42, it is not necessary to further reduce the thin raising pin 40, and the strength of the raising pin 40 can be ensured.
[0086]
In addition, since the plurality of semicircular grooves 52 for injecting the disinfectant solution are formed on the outer peripheral surface of the connection shaft 50 inserted into the connection hole 49 of the forceps raising base 22, the connection hole 49 and the connection shaft 50 are also formed in this case. It is possible to disinfect the sliding part in between, and it is hygienic. Here, since the semicircular groove 52 for injecting the disinfectant is provided on the outer peripheral surface of the connecting shaft 50, the semicircular groove 52 can be easily processed.
[0087]
In addition, since the inner diameter of the tip cover 17 is set to a ratio of 0.7 to 1 with respect to the outer diameter of the tip component body 16, the tip cover 17 can be reliably fixed to the tip component body 16. Furthermore, since the ring-shaped connecting portion 65 is provided around the distal end portion of the distal end cover 17 around the entire periphery, the distal end cover 17 that is difficult to be removed can be provided to the distal end component main body 16.
[0088]
Further, the tip cover 17 is the place where the vicinity of the locking hole 71 is the weakest. This portion is engaged last when the tip cover 17 is attached, and is removed first when the tip cover 17 is removed. The damage to the tip cover 17 can be prevented.
[0089]
Further, since the handle portion 85 is provided between the tip cover 17 and the fixing portion 91, the assembly operation in a state where the curved covering member 89 is abutted against the holding portion 85, that is, the bending covering member 89 is fixed by the fixing thread 90. The work can be easily performed, and further, the adhesive of the fixing portion 91 does not flow into the joint surface between the tip cover 17 and the tip component main body 16 during the assembly work, and there is no possibility of adversely affecting the attaching / detaching work of the tip cover 17.
[0090]
6 to 8 show a second embodiment of the present invention. FIG. 6 shows a distal end portion of the insertion portion 101 of the endoscope, and 102 is a main body of the distal end constituting portion. As shown in FIG. 8, a forceps channel 103, an air / water supply channel 104, a forceps raising wire guide channel 105, and the like are connected to the tip component body 102.
[0091]
Further, an image pickup hole 107 that houses the image pickup device 106 is formed in the tip component body 102. Here, the imaging device 106 has an optical lens 108 built therein, and a fitting portion 110 for matching the optical axis with the imaging optical lens 109 provided on the distal end component main body 102 side, and this fitting A fixing portion 111 for screwing that is integrally formed with the portion 110 is provided.
[0092]
In addition, after the image pickup device 106 is installed in the image pickup hole 107, the image pickup device 106 is fixed by a fixing screw 114 screwed into a screw hole 113 provided on the rear end side from a later-described locking groove 112. . Here, the screw hole 113 extends toward the center of the image pickup device 106, and the fixing screw 114 screwed into the screw hole 113 contacts the fixing portion 111, thereby fixing the image pickup device 106. Occasionally, the imaging device 106 is prevented from rotating with respect to the tip component body 102.
[0093]
Further, a locking projection 116 of a tip cover 115 made of an elastic material is provided at the tip of the tip component body 102. A rib 117 protrudes from the inner end of the tip cover 115 around the entire circumference.
[0094]
The rib 117 is formed so as to be fitted into the locking groove 112 when the tip cover 115 is mounted on the tip component body 102. The width of the rib 117 is set to a ratio of about 0.7 to 1.3 with respect to the width of the locking groove 112.
[0095]
Further, as shown in FIG. 7A, a shallow groove portion 118 having a groove depth shallower than other portions is formed in a part of the locking groove 112. When a part of the built-in component of the tip component body 102, for example, the communication path 119 communicating with the guide channel 105 of the forceps raising wire interferes with the locking groove 112 due to the layout of the built-in component of the tip component body 102. A built-in object such as a communication path 119 that interferes with the locking groove 112 is disposed in the shallow groove portion 118 of the locking groove 112.
[0096]
The rib 117 of the tip cover 115 is also formed with a recessed relief portion 120 at a position corresponding to the shallow groove portion 118 of the locking groove 112. As a result, the locking groove 112, which is a locking means for the tip cover 115, is provided on the entire circumference without increasing the outer diameter of the tip component main body 102, and the tip cover 115 can be firmly locked.
[0097]
In addition, a bending tube fixing portion 121 that extends a part of the distal end portion main body 102 on the proximal side protrudes from the proximal end. A screw hole 124 is formed in the bending tube fixing portion 121. Then, the bending tube 123 of the bending portion 122 disposed on the rear side of the distal end constituting portion main body 102 in the insertion portion 101 is screwed and fixed to the bending tube fixing portion 121 by a fixing screw 125 screwed into the screw hole 124. Yes.
[0098]
Further, on the rear end side of the locking groove 112 in the tip component main body 102, a hard handle 126 for attaching / detaching the tip cover 115 extends over the entire outer peripheral surface of the tip component main body 102 as shown in FIG. It is arranged. Here, a stepped portion 127 for positioning in which a large diameter portion is arranged on the front end side and a small diameter portion is arranged on the rear end side is formed on the contact surface with the front end cover 115 on the outer peripheral surface of the front end configuration portion main body 102. . Then, when the handle portion 126 is fitted and fixed to the outer peripheral surface of the tip component portion main body 102 from the rear end side of the tip component portion main body 102, the handle portion 126 is positioned by the large diameter portion on the tip end side of the stepped portion 127. It has become. The screw hole 113 is provided below the handle portion 126.
[0099]
Furthermore, an adhesive 128 is applied to the boundary portion between the distal end side of the handle portion 126 and the tip component portion main body 102 to prevent entry of dirt between the handle portion 126 and the tip component portion main body 102, and The water tightness is ensured.
[0100]
A distal end portion of a covering member 129 made of an elastic material covering the outer peripheral surface of the curved portion 122 is fixed to the outer peripheral surface of the rear end portion of the distal end component main body 102. In this case, the front end portion of the covering member 129 is attached to the rear end portion of the handle portion 126, and is tightly bound by a thread 130 such as cotton or fishing line having an outer diameter of 0.1 to 0.5 mm, for example. The adhesive 131 is applied and firmly fixed.
[0101]
When the distal end portion of the covering member 129 is wound and fixed on the outer peripheral surface of the distal end constituting portion main body 102 with the thread 130, the handle portion 126 falls off to the distal end side due to the elasticity (repulsive force) of the covering member 129 of the bending portion 122. This is prevented by the stepped portion 127 on the outer peripheral surface of the tip component main body 102. Furthermore, since the covering member 129 of the curved portion 122 is fixed on the outer peripheral surface of the distal end component main body 102, watertightness can be reliably ensured.
[0102]
In addition, a substantially planar cutout portion 132 is formed on one side portion of the distal end side outer peripheral surface of the distal end component portion main body 102. The cutout portion 132 is provided with an optical system mounting portion 135 to which the illumination optical system 133 and the imaging optical system 134 are mounted, and a mounting hole 137 of the forceps raising base 136 shown in FIG. 7B is formed. ing. In this case, the illumination lens 138 of the illumination optical system 133 and the imaging optical lens 109 of the imaging optical system 134 are arranged in parallel along the axial direction of the insertion unit 101 in the optical system mounting unit 135. A mounting hole 137 of the forceps raising base 136 is disposed on the side of the side-by-side portion of the illumination lens 138 and the imaging optical lens 109.
[0103]
The cover body 139 of the tip cover 115 is formed with an opening 140 at a portion corresponding to the optical system mounting part 135 and the forceps raising base mounting hole 137 of the tip component body 102. From the opening 140, the illumination lens 138, the imaging optical lens 109, and the forceps raising base mounting hole 137 of the optical system mounting unit 135 are exposed to the outside.
[0104]
Further, as shown in FIG. 7B, on the side of the forceps raising stand 136 at the periphery of the opening 140 in the tip cover 115, the thickness T2 is about 1.2 to 3 times thicker than the thickness T1 of other portions. The thick portion 141 is disposed. For this reason, the thick portion 141 on the side of the forceps elevator 136 at the periphery of the opening 140 in the tip cover 115 may be inadvertently moved during the case or may be sandwiched between the forceps elevator 136 and the tip component main body 102. Is prevented.
[0105]
Further, as shown in FIG. 7B, the forceps raising base 136 rises on the side wall surface 137a of one of the forceps raising base mounting holes 137 (on the optical system mounting section 135 side) in the distal-end component body 102. It is pivotally supported via a pin 142 so as to be rotatable.
[0106]
The raising pin 142 is fitted and fixed in a raising pin mounting hole 143 provided in the tip component body 102. In this case, a mounting groove 145 for the light guide fiber 144 is formed in the optical system mounting portion 135 in the tip component body 102. And the raising pin attachment hole 143 is formed in the state which penetrates between this attachment groove | channel 145 and the forceps raising stand attachment hole 137. FIG.
[0107]
Further, the raising pin mounting hole 143 is formed so that the light guide fiber mounting groove 145 side is thick and the forceps lifting base mounting hole 137 side is thin. The raising pin 142 is inserted into the raising pin attachment hole 143 from the light guide fiber attachment groove 145 side, and is fixed by solder, adhesive or the like. Thereby, the raising pin 142 does not come out of the tip component body 102. Note that a retaining portion 146 is provided at the tip of the raising pin 142 in the same manner as in the first embodiment so that the forceps raising stand 136 is not easily detached.
[0108]
In addition, a circular connection hole 148 is formed at the distal end portion of the forceps raising stand 136 to which the distal end portion of the raising operation wire 147 is connected. A connecting shaft 149 fixed to the tip of the raising operation wire 147 is slidably connected to the connecting hole 148.
[0109]
Next, the operation of the above configuration will be described. When the tip cover 115 is attached to the tip component main body 102, the tip cover 115 is fitted on the tip component main body 102. Subsequently, the leading end portion 102 and the leading end portion of the leading end cover 115 are locked by locking means such as a locking protrusion 116 at the leading end of the leading end component portion main body 102, and finally the locking groove 112 of the leading end component portion main body 102. The mounting is completed by fitting the rib 117 of the tip cover 115 to the end.
[0110]
Therefore, the configuration described above has the following effects. In other words, the front end component main body 102 is provided with the locking groove 112 and the rib 117 of the front end cover 115 is fitted into the locking groove 112 so that the front end cover 115 is attached to the front end component main body 102. In addition, there is no need to provide a locking member such as a locking protrusion formed of an insulating material or the like on the tip component body 102, and the structure is inexpensive. Further, the outer surface of the tip cover 115 is not uneven, and it is possible to make it difficult to damage the body tissue when inserting the endoscope into the body cavity.
[0111]
Further, the thick portion 141 having a thickness T2 about 1.2 to 3 times thicker than the thickness T1 of the other portion is disposed on the side of the forceps raising base 136 at the periphery of the opening 140 in the tip cover 115. In the case, the peripheral portion of the opening 140 in the tip cover 115 is sandwiched between the forceps raising base 136 and the tip component main body 102, causing malfunction of the forceps raising stand 136, or the opening 140 in the tip cover 115. There is no risk of damage such as cutting of the peripheral part of. Furthermore, since it is not necessary to provide the reinforcing member 81 in the tip cover 115 as in the first embodiment, it can be manufactured at low cost.
[0112]
Further, a shallow groove portion 118 having a groove depth shallower than other portions is formed in a part of the locking groove 112, and a part of the built-in component of the tip component body 102 is determined by the layout of the built-in component of the tip component body 102. For example, when the communication path 119 communicating with the guide channel 105 of the forceps raising wire interferes with the locking groove 112, the communication path 119 that interferes with the locking groove 112 at the shallow groove portion 118 of the locking groove 112. Therefore, it is not necessary to increase the outer diameter of the tip component main body 102, and the diameter can be reduced.
[0113]
FIG. 9 shows a third embodiment of the present invention. This is the engagement between the distal end component main body 152 disposed at the distal end of the insertion portion 151 of the endoscope and the distal end cover 153 made of an elastic material that covers the outer peripheral surface of the distal end component main body 152. The structure of the part is a combination of the first embodiment and the second embodiment.
[0114]
That is, in the present embodiment, a plurality of locking projections 154 formed of an insulating material are provided on the outer peripheral surface of the rear end portion of the tip component main body 152, and the locking groove 155 is formed around the entire rear end side. Is formed. Here, an insulating coating 156 is applied in the vicinity of the locking projection 154 to insulate the periphery of the surface of the locking projection 154 from the tip component main body 152.
[0115]
In addition, a rib 157 protrudes from the inner peripheral surface of the distal end portion of the distal end cover 153 at a position corresponding to the locking groove 155 of the distal end component main body 152, and a locking hole 158 at a position corresponding to the locking protrusion 154. Is provided.
[0116]
Further, a hard handle 159 for attaching and detaching the tip cover 153 is disposed around the entire outer peripheral surface of the tip component main body 152 at the rear end side of the locking groove 155 in the tip component main body 152. The handle 159 is formed by applying an insulating coating to the tip component main body 152.
[0117]
Furthermore, the relationship among the outer diameter C of the tip component main body 152, the outer diameter D of the locking groove 155, and the inner diameter E of the rib 157 is C> E, E / D = 0.5-1
Is appropriate.
[0118]
Further, the relationship between the outer diameter C of the tip component main body 152 and the inner diameter F of the tip cover 153 is F / C = 1 to 1.2.
Is set to As a result, the tip cover 153 can be prevented from easily falling off the tip component main body 152. Reference numeral 160 denotes a covering member made of an elastic material that covers the outer peripheral surface of the bending portion connected to the distal-end component main body 152 of the insertion portion 151 of the endoscope, and 161 denotes an outer peripheral surface of the distal-end component main body 152. It is a fixed portion of the fixed covering member 160.
[0119]
Thus, the configuration described above has the following effects. That is, since the hard coating portion 159 for attaching / detaching the front end cover 153 is formed by applying insulating coating to the front end configuration portion main body 152, the separate handle portion 159 made of an insulating material is attached to the front end configuration portion main body 152. There is no need to fix it, and it is effective in reducing the diameter and cost.
[0120]
In addition, since the structure of the engaging portion between the outer peripheral surface of the tip component main body 152 and the tip cover 153 is a combination of the first embodiment and the second embodiment, the tip cover 153 has the tip configuration. It can be more firmly fixed to the body 152 and can be prevented from falling off during the case.
[0121]
Further, since the relationship between the outer diameter C of the tip component main body 152 and the inner diameter F of the tip cover 153 is set to F / C = 1 to 1.2, the detachability of the tip cover 153 with respect to the tip component main body 152 is improved. Can be improved. In addition, since the inner diameter E of the rib 157 is made smaller than the outer diameter C of the tip component main body 152, there is no possibility that the tip cover 153 falls off from the tip component main body 152.
[0122]
FIG. 10 shows a fourth embodiment of the present invention. This is because a wide groove 171 is formed by enlarging the groove width of the locking groove 155 formed on the entire circumference of the rear end portion outer peripheral surface of the tip component main body 152 of the third embodiment. A locking projection 172 of the tip cover 153 is provided in a substantially central portion.
[0123]
In this case, a wide rib 173 protrudes from the inner peripheral surface of the front end portion of the front end cover 153 at a position corresponding to the wide groove 171 of the front end component main body 152, and the engagement of the front end component main body 152 with the rib 173. A locking hole 174 is provided at a position corresponding to the stop protrusion 172.
[0124]
Further, a hard handle portion 159 for attaching / detaching the tip cover 153 is formed on the rear end side of the locking groove 171 in the tip component portion main body 152 by applying insulating coating over the entire outer peripheral surface of the tip component portion main body 152. Has been.
[0125]
Thus, the configuration described above has the following effects. That is, since the hard coating portion 159 for attaching / detaching the front end cover 153 is formed by applying insulating coating to the front end configuration portion main body 152, the separate handle portion 159 made of an insulating material is attached to the front end configuration portion main body 152. There is no need to fix it, and it is effective in reducing the diameter and cost.
[0126]
Further, a wide rib 173 protrudes from the inner peripheral surface of the distal end portion of the distal end cover 153 at a position corresponding to the wide groove 171 of the distal end component main body 152, and corresponds to the locking projection 172 of the distal end component main body 152 at the rib 173. Since the locking hole 174 is provided at the position where the fixing portion is located, the thickness of the fixing portion between the rib 173 of the tip cover 153 and the wide groove 171 of the tip component main body 152 can be increased. Therefore, the strength of the fixing part between the tip cover 153 and the tip component part main body 152 is increased, and there is no possibility that the fixing part between the tip cover 153 and the tip component part main body 152 may be damaged and cut during the case. The tip cover 153 can be prevented from falling off.
[0127]
Further, a locking projection 172 of the tip cover 153 protrudes from substantially the center of the wide groove 171 of the tip component main body 152, and a locking hole 174 that engages with the locking projection 172 is provided in the rib 173 of the tip cover 153. Therefore, the outer diameter of the tip cover 153 can be reduced.
[0128]
FIG. 11 shows a fifth embodiment of the present invention. Here, an elastic body formed to have a length that covers the distal-end component main body 182 disposed at the distal end of the insertion portion 181 of the endoscope and the curved portion 183 connected to the rear of the distal-end component main body 182. A tip cover 184 made of material is provided.
[0129]
Further, a locking groove 186 is formed on the entire circumference in the vicinity of the connecting portion between the rear end portion of the bending portion 183 and the distal end portion of the flexible flexible tube portion 185 connected to the rear of the bending portion 183. Has been. Note that a plurality of locking projections 187 made of an insulating material project from the outer peripheral surface of the rear end portion of the tip component body 182.
[0130]
Further, a rib 188 is provided on the inner peripheral surface of the insertion end portion of the tip cover 153 at a position corresponding to the locking groove 186 so as to be detachably engaged with the locking groove 186. Further, a locking hole 189 is provided on the distal end side of the distal end cover 153 at a position corresponding to the locking projection 187 of the distal end component main body 182 so as to be detachably engaged with the locking projection 187.
[0131]
Further, a handle 190 for attaching / detaching the front end cover 184 is provided on the rear end side of the engaging groove 186 of the connecting portion between the rear end portion of the bending portion 183 and the front end portion of the flexible tube portion 185. 185 is disposed over the entire outer peripheral surface of the tip. This handle portion 190 is changed to a color different from the portion other than the distal end portion of the flexible tube portion 185 by applying paint on the outer peripheral surface of the distal end portion of the flexible tube portion 185 or applying a tape. is there.
[0132]
Note that the elastic material of the tip cover 184 is made of fluorine rubber, silicon rubber, EPT, or the like. Furthermore, the thickness of the portion covering the tip component main body 182 in the tip cover 184 is relatively thick, about 0.7 to 3 mm, and the thickness of the portion covering the covering member 191 of the curved portion 183 is 0.1 to 0. It is formed to be as thin as about 5 mm, and is configured so as to ensure the strength in the vicinity of the tip component main body 182, increase the detachability of the bending portion 182 around the covering member 191, and not adversely affect the bending operation of the bending portion 182. ing. Further, the inner diameter of the tip cover 184 is formed at a ratio of 0.6 to 1.3 with respect to the outer diameter of the covering portion of the tip component main body 182 and the like.
[0133]
Thus, the configuration described above has the following effects. That is, since the front end cover 184 is provided so as to cover the covering member 191 of the bending portion 182, water leakage due to damage to the covering member 191 of the bending portion 182 can be prevented, and an expensive imaging device can be protected, and the bending portion 182 can be protected. Repair and replacement of the covering member 191 becomes unnecessary.
[0134]
Further, a handle portion 190 is provided which is changed to a color different from the portion other than the distal end portion of the flexible tube portion 185 by means such as applying paint to the outer peripheral surface of the distal end portion of the flexible tube portion 185 or applying a tape. Therefore, the flexible tube portion 185 and the handle portion 190 can be easily identified, and the workability of the attachment / detachment work of the tip cover 184 can be improved. Moreover, there are few unevenness | corrugations in the outer periphery of the flexible tube part 185, and there is little influence on the insertion property of an endoscope.
[0135]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0136]
Next, other characteristic technical matters of the present application are appended as follows.
[0137]
(Appendix 1) End of endoscope insertion portion provided with a locking portion, a tip cover detachably provided at the distal end of the endoscope insertion portion and lockable to the locking portion, and the locking An endoscope characterized by comprising a gripping part provided in the vicinity of the part.
[0138]
(Additional Item 2) The endoscope according to Additional Item 1, wherein the gripping portion is provided by an insulating means that is insulated from at least a metal constituting the distal end of the endoscope insertion portion.
[0139]
(Purpose of Supplementary Item 2) The elastic tip cover is attached and detached safely without damaging the endoscope, particularly the covering member of the curved portion, and damage to the body wall of the subject due to leakage current from the gripping portion. It is an object of the present invention to provide an endoscope that can prevent the above-described problem.
[0140]
(Additional Item 3) The endoscope according to Additional Item 2, wherein the insulating means is an insulating member.
[0141]
(Object of Additional Item 3) An object of the present invention is to provide an endoscope having a grip portion that is inexpensive and easy to assemble.
[0142]
(Additional Item 4) The endoscope according to Additional Item 1, wherein the distal end cover is made of an elastic member.
[0143]
(Purpose of Supplementary Item 4) An object of the present invention is to provide an endoscope with a detachable tip cover that is easy to attach and detach, and has no backlash, displacement, or omission when attached.
[0144]
(Additional Item 5) Elastically attached to the distal end configuration portion so as to be rotatable and having a cover portion that covers at least a part of the forceps raising base that moves up and down by the advancement and retraction of the forceps raising wire or at least a part of the forceps raising wire. An endoscope comprising a detachable tip cover made of a body, wherein a rigid reinforcing member is provided at least on the cover part.
[0145]
(Conventional Examples of Additional Items 5, 6, and 7) The elastic cover does not have a forceps raising base as shown in Japanese Utility Model Laid-Open No. 51-103891, and it is not necessary to provide reinforcing means. On the other hand, in a detachable tip cover type side endoscope having a forceps raising device, the tip cover is provided with a relatively hard member as shown in Japanese Patent Publication No. 2-54734, and a reinforcing member is required. There is no disclosure.
[0146]
In the above-described conventional configuration, there is a portion where the wall surface for holding the cover cannot be provided in the side-view endoscope of the elastic tip cover type having the forceps raising base. In particular, when the cover is pushed and deformed by the body wall or the like when the cover is pressed against the body wall or the like, a part of the cover is sandwiched between the tip component part and the forceps elevator, and the forceps elevator Malfunctions occurred or the cover was damaged.
[0147]
(Purpose of Supplementary Item 5) At the time of the case, the elastic tip cover is sandwiched between the forceps raising base and the tip constituting portion, so that the forceps raising base can be prevented from malfunctioning and the elastic tip cover can be prevented from being damaged. It is to provide an endoscope.
[0148]
(Operation of Supplementary Items 5 and 7) The strength of the tip cover is increased by the reinforcing member provided on the tip cover provided by the elastic member, and the cover is not inadvertently deformed.
[0149]
(Additional Item 6) The endoscope according to Additional Item 5, wherein the reinforcing member is insert-molded in the tip cover.
[0150]
(Object of Additional Items 6 and 7) To provide an endoscope capable of securely locking the elastic tip cover to the tip component and preventing the reinforcing member from jumping out of the elastic tip cover during the case. It is in.
[0151]
(Additional Item 7) The above-mentioned tip constituent part has a first locking part, and the reinforcing member has a second locking part that can be locked to the first locking part. Item 5. The endoscope according to Item 5.
[0152]
(Additional Item 8) The endoscope according to Additional Item 5, wherein the first and second engaging portions are a convex portion and a concave portion or a hole.
[0153]
(Additional Item 9) A locking concave portion or a locking convex portion provided in a substantially radial direction at the tip constituent portion, and a locking convex portion or a locking concave portion or a locking portion at a position corresponding to the locking concave portion or the locking convex portion. The tip cover is formed of a tip cover having a hole, and the tip cover is attached to the tip constituent portion by fitting the catch recess or the catch convex portion of the tip constituent portion and the catch convex or the catch recess or the catch hole of the tip cover. An endoscope characterized by locking in the circumferential direction and the axial direction.
[0154]
(Conventional Examples of Additional Items 9, 10, and 11) The locking means in the insertion portion cover is provided near the boundary between the insertion portion and the operation portion as disclosed in, for example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 61-203716. In the case where the tip portion is provided by a rigid member, for example, as shown in Japanese Patent Laid-Open No. 4-314439, the locking means of the tip portion is indicated by a groove and a protrusion at the end of the cover. There is no disclosure example of the side endoscope.
[0155]
In the case of the above-described conventional configuration, when the tip cover locking means provided with a rigid member is applied to the elastic tip cover attaching / detaching method as in JP-A-4-314439, the locking force amount of the locking portion is weak. , Easily fall off. Therefore, it is necessary to provide a locking means for the elastic tip cover.
[0156]
(Purpose of Supplementary Item 9) To provide an endoscope that can increase safety by securely locking an elastic tip cover to a tip component portion to prevent displacement and dropout of the tip cover in a case. .
[0157]
(Additional Item 10) A tip configuration portion having a locking projection at a tip portion and a tip cover having a locking recess or a locking hole at a position corresponding to the locking projection, the locking recess and the engagement An endoscope characterized in that a distal end component and a distal end cover are locked by fitting a stop recess or a locking hole.
[0158]
(Purpose of Supplementary Item 10) An object of the present invention is to provide an endoscope capable of preventing the displacement of the distal end configuration portion and the distal end portion of the elastic distal end cover, ensuring a visual field, and effectively utilizing dead space.
[0159]
(Additional Item 11) Additional Item 9 or Additional Item 10 characterized in that a plurality of locking portions each including a locking convex portion and a locking concave portion or a locking hole configured in the tip component portion and the tip cover are provided. The endoscope according to 1.
[0160]
(Purpose of Additional Item 11) Provided is an endoscope capable of preventing the displacement of the elastic tip cover in the rotational direction, ensuring a visual field, and preventing the side surface of the tip component portion from being exposed during the case. There is.
[0161]
(Additional Item 12) The endoscope according to Additional Item 9 or Additional Item 10, wherein the locking concave portion or the locking hole has a tightening margin with respect to the locking convex portion.
[0162]
(Additional Item 13) In a forceps raising base that is rotatably attached to a distal end configuration portion, and a treatment instrument bending guide portion that is located in the vicinity of the operation portion side of the forceps raising base, the treatment instrument bending guide portion is configured as a distal end configuration. An endoscope comprising: a first guide part configured integrally with a part; a second guide part insulated from the first guide part and the tip constituent part.
[0163]
(Conventional Example of Additional Item 13) Conventionally, the curved guide portion has fixed a shaving prevention means provided separately.
[0164]
In the above-mentioned conventional configuration, an expensive part such as ceramics has to be used as a material that serves both as an insulating means and for preventing scraping.
[0165]
(Purpose of Supplementary Item 13) To provide an endoscope provided with means for preventing the contact portion with the treatment tool from being scraped at a low cost when the treatment tool is inserted and removed while the forceps raising base is raised. is there.
[0166]
(Operation of Supplementary Item 13) By guiding the bending of the forceps by the guide portion provided integrally with the tip constituent portion, it is possible to prevent scraping and to provide it at low cost.
[0167]
(Additional Item 14) An endoscope shaft that is fixed to a distal end configuration portion and rotatably mounts a forceps raising base, wherein the raising base shaft has means for preventing the forceps raising base from falling off.
[0168]
(Conventional Example of Supplementary Item 14) As shown in Japanese Utility Model Publication No. 63-93901, the conventional elevator base shaft is a double-supported structure with respect to the tip configuration part. Therefore, the elevator base shaft and the forceps elevator base The fitting part was formed very short.
[0169]
In the above-described conventional configuration, the fitting portion between the forceps raising base and the forceps shaft is very short, so that the forceps raising base has a backlash, and it is difficult to make fine adjustment when cannulating.
[0170]
(Purpose of Supplementary Item 14) An object of the present invention is to provide an endoscope capable of preventing backlash at the time of rotation of the forceps raising base and preventing the forceps raising base from dropping off.
[0171]
(Operation of Supplementary Item 14) By using a cantilever structure of the forceps elevator base shaft, it is possible to lengthen the fitting portion and prevent play when the forceps elevator base is actuated.
[0172]
(Additional Item 15) Hole 1 and hole for rotatably fitting a first shaft provided at the tip of the operation wire connected to the hand operation portion and a second shaft provided at the tip configuration portion In the forceps raising device comprising a forceps raising base having 2, at least the fitting portion 1 of the fitting portion 1 of the first shaft and the hole 1 or the fitting portion 2 of the second shaft and the hole 2 is fitted. An endoscope characterized in that either one of the parts 2 is constituted by two or more contact parts.
[0173]
(Conventional Example of Additional Item 15) As shown in Japanese Patent Laid-Open No. 4-314439, there was no gap in the fitting portion between the rotating shaft and the raising base.
[0174]
In the conventional configuration, the disinfectant solution could not be brought into contact, and when bacteria entered the fitting portion, it could not be disinfected.
[0175]
(Purpose of Additional Item 15) To provide an endoscope capable of improving the disinfection around the axis.
[0176]
(Operation of Additional Item 15) By providing a gap between the forceps raising shaft and the fitting hole, the fitting surface can be filled with the disinfectant solution.
[0177]
(Additional Item 16) A tip cover provided detachably with respect to the tip constituent portion, a tip constituent portion having a covering portion covered by the tip cover, and an imaging optical part assembly mounting hole provided in the tip constituent portion And a holding means for holding the imaging optical unit set in the imaging optical unit mounting hole at the distal end of the endoscope insertion unit consisting of an imaging optical unit set that is detachably fitted in the nuclear imaging optical unit mounting hole. An endoscope provided on the operation unit side with respect to the covering portion.
[0178]
(Conventional example of supplementary item 16) No tip cover detachable side-view endoscope specifically discloses a fixing means of the imaging device, and is generally located in the fitting hole of the tip component.
[0179]
In the case of the above-described conventional configuration, when cleaning and disinfecting with the tip cover removed, fine moisture may enter through screw holes as fixing means, which may adversely affect the imaging apparatus.
[0180]
(Purpose of Additional Item 16) Endoscope capable of protecting the imaging apparatus by ensuring the watertightness without shifting the optical axes of the imaging optical system on the distal end configuration portion side and the optical system of the imaging apparatus Is to provide.
[0181]
(Operation of Supplementary Item 16) By providing the fixing means to the tip configuration portion of the imaging device closer to the hand side than the elastic tip cover mounting portion, it is possible to ensure reliable water tightness.
[0182]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the forceps raising apparatus of the endoscope which can aim at the improvement of the disinfection around the axis | shaft of the rotation shaft and the raising part fitting part can be provided .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal cross-sectional view showing a main configuration of an endoscope according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of the entire electronic endoscope apparatus.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing an attachment state of a forceps raising base of an endoscope.
4A is a cross-sectional view taken along line L1-L1 in FIG. 1, and FIG. 4B is a cross-sectional view taken along line L2-L2 in FIG.
5A is a perspective view illustrating a state in which a distal end cover is removed from a distal end configuration portion of the endoscope, and FIG. 5B is a perspective view illustrating a state in which a fixing member and a pipe constituting pipe are removed from the distal end configuration portion. (C) is a perspective view which shows the latching hole of a front-end | tip cover, (D) is a perspective view which shows the latching protrusion of a front-end | tip structure part.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing the main configuration of an endoscope according to a second embodiment of the present invention.
7A is a cross-sectional view taken along line L1-L1 in FIG. 6, and FIG. 7B is a cross-sectional view taken along line L2-L2 in FIG.
FIG. 8 is an exploded perspective view of the distal end portion of the insertion portion of the endoscope.
FIG. 9 is a perspective view of an essential part showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view of an essential part showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a perspective view of an essential part showing a fifth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
6, 101, 151, 181 ... insertion part, 8 ... tip component part, 16, 102, 152, 182 ... tip component part body, 17, 115, 153, 184 ... tip cover, 66 ... locking part, 88, 126 , 159, 190.

Claims (1)

内視鏡挿入部の基端側に設けられる操作部に基端側が接続された操作ワイヤの先端と前記挿入部の先端側における先端構成部とに設けられた軸をそれぞれ回動自在に嵌装する孔が形成された鉗子起上台を有する鉗子起上装置において、
前記軸の外周面又は前記孔の内周面にその周方向に沿って複数の溝を設け、前記軸と前記孔との摺動部に消毒液を供給する為の隙間を形成したことを特徴とする鉗子起上装置。The operation wire provided on the proximal end side of the endoscope insertion portion and the shaft provided on the distal end portion of the insertion portion connected to the distal end side of the operation wire and the distal end side of the insertion portion are rotatably fitted. In a forceps raising device having a forceps raising base in which a hole is formed,
Characterized in that the circumference along the direction a plurality of grooves to form a gap for supplying a disinfectant to the sliding portion between the hole and the shaft to the inner circumferential surface of the outer peripheral surface or the hole of the shaft Forceps raising device.
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