JP3722181B2 - Rolling processing method and rolling processing apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は転造加工方法および転造加工装置に係り、特に、一対の転造丸ダイス間に配設されて円柱状素材を支持する支持ローラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一対の転造丸ダイス間にその転造丸ダイスの軸心と平行な軸心まわりの回転可能に配設された円柱形状の支持ローラで金属製の円柱状素材を支持しながら、その一対の転造丸ダイス間でその円柱状素材を挟圧するとともに軸心まわりに回転させて転造加工を行い、所定の凸条をその円柱状素材の外周面に形成する転造加工方法が、実開平5−78334号公報や特開平7−185712号公報などに記載されている。上記円柱状素材は、転造荷重(挟圧力)によって飛び出さないように、その軸心が一対の転造丸ダイスの軸心を結んだ直線から少しずれた位置で支持ローラによって支持されるようになっている。このため、支持ローラには転造荷重に対応する所定の圧力で円柱状素材が押圧されることになり、一般に熱処理で硬化された鋼や超硬合金などの硬質材料が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように硬質の支持ローラを用いると、一対の転造丸ダイスによって転造された凸条の頂が平坦に潰れてしまうことがあった。凸条の頂きが元々平坦で比較的大きい場合や、それ程高い形状精度が要求されない場合には問題ないが、例えば高さが5μm〜100μm程度で頂部断面が円弧形状を成している螺旋状の凸条が外周面に形成される塗工用ロッドの場合、円弧形状の凸条の先端が潰れて平坦になると凸条間の谷部の断面積、言い換えれば塗布液の量が変化するため、そのような凸条の頂の潰れが品質に大きく影響する。
【0004】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、転造加工された凸条の頂が支持ローラに押圧されて潰れることを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、一対の転造丸ダイス間にその転造丸ダイスの軸心と平行な軸心まわりの回転可能に配設された円柱形状の支持ローラで金属製の円柱状素材を支持しながら、その一対の転造丸ダイス間でその円柱状素材を挟圧するとともに軸心まわりに回転させて転造加工を行い、所定の凸条をその円柱状素材の外周面に形成する転造加工方法において、少なくとも外周部が前記凸条により弾性変形させられる軟質材料にて構成されている支持ローラを用いて前記円柱状素材を支持しながら転造加工を行うことを特徴とする。
【0006】
第2発明は、第1発明において、前記支持ローラは、金属製芯金の外周部に前記軟質材料として超高分子量ポリエチレンを主原料とする合成樹脂が所定の厚さで設けられたものであることを特徴とする。
【0007】
第3発明は、第1発明または第2発明において、前記円柱状素材が前記一対の転造丸ダイスによって転造加工されつつ軸方向へ送られることにより、高さが5μm〜100μm程度で頂部断面が円弧形状を成している螺旋状の凸条が外周面に設けられた塗工用ロッドを製造することを特徴とする。
【0008】
第4発明は、(a) 互いに平行な軸心まわりの回転可能に配設され、金属製の円柱状素材を挟圧しつつ軸心まわりに回転させながら転造加工を行う一対の転造丸ダイスと、(b) その一対の転造丸ダイス間にその転造丸ダイスの軸心と略平行な軸心まわりの回転可能に配設され、その転造丸ダイスの転造荷重に従って前記円柱状素材が押し付けられるとともにその円柱状素材の回転に伴って連れ回りさせられる円柱形状の支持ローラとを有し、(c) 所定の凸条を前記円柱状素材の外周面に形成する転造加工装置において、(d) 前記支持ローラは、金属製芯金の外周部に前記軟質材料として超高分子量ポリエチレンを主原料とする合成樹脂が所定の厚さで設けられたものであることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
第1発明の転造加工方法によれば、少なくとも外周部が軟質材料にて構成されている支持ローラを用いて円柱状素材を支持しながら転造加工が行われるため、その軟質材料の弾性変形により、転造加工された凸条の頂が潰れて平坦になることが抑制され、頂部断面が円弧形状などの凸条であっても高い形状精度で転造加工できるようになる。
【0010】
第2発明の支持ローラは、金属製芯金の外周部に軟質材料として超高分子量ポリエチレンを主原料とする合成樹脂が所定の厚さで設けられたものであるため、金属製の円柱状素材の凸条の潰れが好適に防止されるとともに、金属製芯金により支持ローラとして必要十分な機械的強度が得られる。また、超高分子量ポリエチレンは摩擦係数が極めて小さく且つ耐摩耗性に優れているため、金属程ではないが比較的優れた耐久性が得られる一方、第3発明のように円柱状素材を軸方向へ強制的に移動させながら転造加工を行う通し転造においても、転造加工された凸条の頂を潰すことなく円柱状素材が支持ローラ上を滑らかに移動させられる。
【0011】
第3発明は、通し転造により高さが5μm〜100μm程度で頂部断面が円弧形状を成している螺旋状の凸条が外周面に設けられた塗工用ロッドを製造する場合で、円弧形状の凸条が高い形状精度で設けられることにより、凸条間の谷部の断面積(塗布液の量)が所望通りの製品を安定して製造できるようになる。
【0012】
第4発明の転造加工装置は、金属製芯金の外周部に軟質材料として超高分子量ポリエチレンを主原料とする合成樹脂が所定の厚さで設けられた支持ローラを有するため、実質的に第2発明と同様の作用効果が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
ここで、転造加工された凸条により弾性変形させられる軟質材料としては、第2発明のように超高分子量ポリエチレンを主原料とする合成樹脂が好適に用いられるが、他の合成樹脂や真鍮等の金属を用いることも可能であり、転造加工すべき円柱状素材の材質などに応じて適宜設定される。超高分子量ポリエチレンは、平均分子量が100万以上、好ましくは550万以上のもの、或いは極限粘度IV=25〜28程度のものが好適に用いられる。
【0014】
第2発明の支持ローラは、例えば予め円筒形状に成形された合成樹脂を80℃程度まで加熱した後、その円筒内にSUJ2(機械構造用炭素鋼)等の金属製芯金を圧入することにより、圧入および溶着により金属製芯金の外周部に一体的に設けることができる。圧入のみで固着したり接着剤を用いて固着したりすることも可能である。合成樹脂の厚さは、所定の強度を確保しつつ凸条の潰れを防止する上で、円柱状素材の材質によっても異なるが、例えば0.5〜3mm程度が適当である。なお、第1発明の実施に際しては、支持ローラ全体を合成樹脂等の軟質材料にて構成することも可能である。
【0015】
本発明は、第3発明のように通し転造により高さが5μm〜100μm程度で頂部断面が円弧形状を成している螺旋状の凸条が外周面に設けられた塗工用ロッドを製造する場合に好適に適用されるが、ねじやセレーションなど他の製品(部品)を製造する場合や、円柱状素材を軸方向へ移動させることなく転造加工する場合などにも適用され得る。凸条の頂部断面形状が三角形の場合や、幅の狭い台形などの場合にも好適に適用される。なお、上記塗工用ロッドは、例えば写真用フィルム等の所定の帯状支持体に液体などの流動体を薄く均一に塗布するためのもので、SUS304などのステンレス鋼が好適に用いられる。
【0016】
円柱状素材や支持ローラは必ずしも径寸法が一定の完全な円柱である必要はなく、加工すべき製品形状に応じて軸方向において径寸法が変化していても良い。また、支持ローラの後側に、支持ローラに連れ回りするバックアップローラを設けることもできる。
【0017】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の転造加工方法を好適に実施できる転造加工装置10を示す概略図で、略水平で互いに平行な軸心O1 、O2 まわりの回転可能に配設された一対の転造丸ダイス12および14と、それ等の転造丸ダイス12、14の間に配設されて金属製の円柱状素材16を支持するロータリレスト18とを備えている。転造丸ダイス12は位置固定に設けられている一方、転造丸ダイス14は、その軸心O2 と直角な水平方向へ図示しないスライド装置により移動させられ、転造丸ダイス12に対して接近、離間させられるとともに、所定の回転方向(図1に矢印で示す左まわり方向)へ図示しない駆動手段により予め定められた回転速度で回転駆動されるようになっている。また、それ等の転造丸ダイス12および14は等しい径寸法および幅寸法(軸方向長さ)を有するもので、それぞれの外周全体に加工面20および22を備えている。加工面20および22には、ねじ、セレーション、スプライン等の所定の凸条を円柱状素材16の外周面に転造加工するために、所定高さ、断面形状の複数の加工歯が設けられており、転造丸ダイス14の接近駆動により転造丸ダイス12との間で円柱状素材16を挾圧しつつ、転造丸ダイス14の回転駆動により円柱状素材16をその軸心Sまわりに回転させながら転造加工が行われる。本実施例では、ピッチが0.1〜0.4mm程度、高さが5μm〜100μm程度で頂部断面が円弧形状を成している螺旋状の凸条が外周面に設けられた塗工用ロッドを製造するために、その凸条間の谷部に対応する断面形状の加工歯が加工面20、22に設けられているとともに、円柱状素材16を転造加工しつつ軸方向へ強制的に移動させて通し転造を行う。円柱状素材16としては、直径が10〜30mm程度で長さが300mm〜4500mm程度のステンレス鋼の棒材が用いられる。
【0018】
転造加工される上記円柱状素材16を転造丸ダイス12,14間で回転可能に支持するために配設されたロータリレスト18は、転造丸ダイス12,14の下方に固設されたベース部材24上に位置調整用のスライダ26を介して固定されている。このロータリレスト18は、その斜視図を示す図2から判るように、所定の軸心方向長さを有する円柱形状の支持ローラ30と、その支持ローラ30の両端部外側にそれぞれ位置する一対の支柱部34および36を有してスライダ26に取り付けられるローラ保持台38とを備えており、支持ローラ30に形成されたセンタ穴と支柱部34、36に設けられたセンタ(例えばボールなど)との係合などにより、支持ローラ30を軸心まわりの回転可能に保持している。そして、このロータリレスト18の配設位置は、支持ローラ30の軸心が転造丸ダイス12、14の軸心O1 、O2 と略平行となり、且つ支持ローラ30上に略平行に載置される円柱状素材16の軸心Sが、転造加工の開始から終了までを通して軸心O1 とO2 とを結んだ直線である基準高さLよりも僅かに下側の予め定められた所定範囲内に位置するように、円柱状素材16の外径寸法などに基づいて調整される。これにより、支持ローラ30には、転造荷重に対応する所定の圧力で円柱状素材16が押圧され、その円柱状素材16の回転に伴って連れ回りさせられる。
【0019】
上記支持ローラ30は、図3に単独で示すようにSUJ2(機械構造用炭素鋼)等の金属製の円柱形状の芯金40と、その芯金40の外周部に固着された円筒形状の合成樹脂42とから構成されている。合成樹脂42は、前記円柱状素材16の外周面に転造加工された凸条によって弾性変形させられる軟質材料に相当するもので、例えば「Saxinニューライト(作新工業株式会社の商品名)」等の平均分子量が550万以上で極限粘度IV=25〜28程度の超高分子量ポリエチレンを主原料とするものであり、予め円筒形状に成形された合成樹脂42を80℃程度まで加熱した後、その円筒内に芯金40を圧入することにより、圧入および溶着により芯金40の外周部に一体的に設けられている。合成樹脂42の厚さは、所定の強度を確保しつつ凸条の潰れを防止するため、円柱状素材16の材質を考慮して2mm程度に設定されている。
【0020】
このような転造加工装置10を用いた転造加工方法によれば、外周部に合成樹脂42が設けられた支持ローラ30を用いて円柱状素材16を支持しながら転造加工が行われるため、その合成樹脂42の弾性変形により、転造加工された凸条の頂が潰れて平坦になることが抑制され、頂部断面が円弧形状の凸条が高い形状精度で転造加工される。これにより、凸条間の谷部の断面積(塗布液の量)が所望通りの塗工用ロッドを安定して製造できるようになる。
【0021】
また、上記合成樹脂42は超高分子量ポリエチレンを主原料とするもので、金属製芯金40の外周部に所定厚さで設けられているため、ステンレス製の円柱状素材16の凸条の潰れが好適に防止されるとともに、金属製芯金40により支持ローラ30として必要十分な機械的強度が得られる。
【0022】
また、超高分子量ポリエチレンは摩擦係数が極めて小さく且つ耐摩耗性に優れているため、金属程ではないが比較的優れた耐久性が得られるとともに、円柱状素材16を軸方向へ強制的に移動させながら転造加工を行う通し転造においても、転造加工された凸条の頂を潰すことなく円柱状素材16が支持ローラ30上を滑らかに移動させられる。
【0023】
因みに、図4の(a) は、円柱状素材16として直径が12.7mmのSUS304(JIS規格)を用いて、本実施例の転造加工装置10によりピッチが約0.2mm、高さが約30μmで頂部断面が円弧形状の螺旋状の凸条50を通し転造によって転造加工し、その外周部の凹凸形状を軸方向に測定した測定結果で、図4の(b) は、超硬合金製の支持ローラで円柱状素材16を支持して転造加工を行った場合の外周部の凹凸形状の測定結果である。この結果から明らかなように、(b) では凸条52の山頂が平坦に潰れているのに対し、本実施例の転造加工装置10を用いて転造加工した(a) では、凸条50の山頂が所望通りの円弧形状を成している。
【0024】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもできる。
【0025】
例えば、前記実施例では円柱状素材16を軸方向へ強制的に移動させながら転造加工を行う通し転造について説明したが、円柱状素材16を軸方向へ移動させることなく転造加工を行う場合にも本発明は適用され得る。
【0026】
また、前記実施例では一方の転造丸ダイス14を他方の転造丸ダイス12に対して接近させながら転造加工を行う場合について説明したが、外周部の一部に食付き部等を有する加工面が突出して設けられた一対の転造丸ダイスを用いて、それ等の軸間距離を一定に保持した状態で転造加工を行う転造加工装置にも本発明は適用され得る。
【0027】
また、前記実施例におけるロータリレスト18は、ベース部材24に対して相対移動不能に固設されていたが、転造加工時に円柱状素材16が軸心方向へ移動する場合には、その動きに追従できるように、その軸心方向と平行な方向への移動可能とされていても良い。
【0028】
その他一々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転造加工方法を好適に実施できる転造加工装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1の転造加工装置のロータリレストを示す斜視図である。
【図3】図2のロータリレストの支持ローラを単独で示す斜視図である。
【図4】図1の転造加工装置を用いて塗工用ロッドを転造加工した場合の塗工用ロッドの外周部の凹凸形状の測定結果を、超硬合金製の支持ローラで支持した場合と比較して示す図である。
【符号の説明】
10:転造加工装置
12、14:転造丸ダイス
16:円柱状素材
30:支持ローラ
40:金属製芯金
42:合成樹脂(軟質材料)
O1 、O2 :転造丸ダイスの軸心
S:円柱状素材の軸心[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rolling processing method and a rolling processing apparatus, and more particularly to an improvement in a support roller that is disposed between a pair of rolling round dies and supports a cylindrical material.
[0002]
[Prior art]
While supporting a metal columnar material with a cylindrical support roller rotatably arranged around an axis parallel to the axis of the rolled round die between the pair of rolled round dies, A rolling process method in which the cylindrical material is clamped between rolling round dies and rotated around an axial center to form a predetermined ridge on the outer peripheral surface of the cylindrical material. No. 5-78334 and JP-A-7-185712. The cylindrical material is supported by the support roller at a position where the shaft center is slightly deviated from the straight line connecting the shaft centers of the pair of rolling dies so that the cylindrical material does not jump out due to rolling load (clamping pressure). It has become. For this reason, a cylindrical material is pressed to the support roller at a predetermined pressure corresponding to the rolling load, and generally a hard material such as steel or cemented carbide hardened by heat treatment is used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when such a hard support roller is used, the tops of the ridges rolled by a pair of rolling round dies may be flattened. There is no problem when the ridges are originally flat and relatively large, or when high shape accuracy is not required. For example, a spiral shape having a height of about 5 μm to 100 μm and a top section forming an arc shape. In the case of a coating rod in which the ridge is formed on the outer peripheral surface, when the tip of the arc-shaped ridge is crushed and flattened, the cross-sectional area of the valley between the ridges, in other words, the amount of the coating solution changes, Such crushing of the top of the ridge greatly affects the quality.
[0004]
The present invention has been made against the background of the above circumstances, and its object is to prevent the top of the ridge formed by rolling from being pressed and crushed by the support roller.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the first invention is a cylindrical support roller disposed between a pair of rolling round dies so as to be rotatable about an axis parallel to the axis of the rolling round die. While supporting the cylindrical material made of steel, the cylindrical material is sandwiched between the pair of rolling round dies and rotated around the axis to perform the rolling process. In the rolling process method formed on the outer peripheral surface, the rolling process is performed while supporting the columnar material using a support roller that is made of a soft material whose at least the outer peripheral part is elastically deformed by the ridges. It is characterized by.
[0006]
According to a second invention, in the first invention, the support roller is a metal cored bar provided with a predetermined thickness of a synthetic resin mainly composed of ultrahigh molecular weight polyethylene as the soft material on the outer periphery of the metal core. It is characterized by that.
[0007]
A third invention is the first invention or the second invention, wherein the columnar material is rolled in the axial direction while being rolled by the pair of rolling round dies, so that the height of the top section is about 5 μm to 100 μm. It is characterized by manufacturing a coating rod in which spiral ridges having a circular arc shape are provided on the outer peripheral surface.
[0008]
The fourth invention is: (a) a pair of rolling round dies which are arranged so as to be rotatable around mutually parallel axes, and perform rolling while rotating around the axis while sandwiching a metal columnar material. And (b) disposed between the pair of rolling round dies so as to be rotatable about an axis substantially parallel to the axis of the rolling round die, and according to the rolling load of the rolling round die. (C) a rolling processing apparatus for forming predetermined ridges on the outer peripheral surface of the columnar material, the columnar support roller being rotated along with the rotation of the columnar material. (D) The support roller is characterized in that a synthetic resin mainly composed of ultrahigh molecular weight polyethylene as the soft material is provided at a predetermined thickness on the outer periphery of a metal cored bar. .
[0009]
【The invention's effect】
According to the rolling process method of the first invention, the rolling process is performed while supporting the columnar material using the support roller having at least the outer peripheral portion made of the soft material. Therefore, the elastic deformation of the soft material is performed. Thus, it is possible to prevent the top of the rolled ridge from being flattened and flattened, and even if the top section is a ridge such as an arc shape, the rolling can be performed with high shape accuracy.
[0010]
The support roller according to the second aspect of the present invention is a metal columnar material because a synthetic resin mainly composed of ultrahigh molecular weight polyethylene as a soft material is provided at a predetermined thickness on the outer periphery of a metal cored bar. The ridges are suitably prevented from being crushed, and the metal cored bar provides sufficient and sufficient mechanical strength as a support roller. In addition, ultrahigh molecular weight polyethylene has an extremely small friction coefficient and excellent wear resistance, so that relatively excellent durability is obtained although not as high as that of a metal. Also in the through rolling in which the rolling process is performed while forcibly moving the cylindrical material, the columnar material can be smoothly moved on the support roller without crushing the tops of the rolled ridges.
[0011]
The third invention is a case of manufacturing a coating rod having a spiral ridge provided on the outer peripheral surface with a height of about 5 μm to 100 μm and a top section having an arc shape by thread rolling. By providing the shape ridges with high shape accuracy, a product having a desired cross-sectional area (amount of coating solution) of the valleys between the ridges can be stably manufactured.
[0012]
Since the rolling processing apparatus of the fourth invention has a support roller provided with a predetermined thickness of a synthetic resin mainly composed of ultrahigh molecular weight polyethylene as a soft material on the outer peripheral portion of a metal core bar, The same effect as the second invention can be obtained.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Here, as the soft material that is elastically deformed by the ridges formed by rolling, a synthetic resin mainly composed of ultrahigh molecular weight polyethylene as in the second invention is preferably used, but other synthetic resins and brass are used. It is also possible to use a metal such as, which is appropriately set according to the material of the columnar material to be rolled. As the ultra high molecular weight polyethylene, those having an average molecular weight of 1 million or more, preferably 5.5 million or more, or those having an intrinsic viscosity of about IV = 25 to 28 are suitably used.
[0014]
The support roller of the second invention is obtained by, for example, heating a synthetic resin previously formed into a cylindrical shape to about 80 ° C., and then press-fitting a metal core such as SUJ2 (carbon steel for mechanical structure) into the cylinder. , And can be integrally provided on the outer periphery of the metal core by press-fitting and welding. It is possible to fix only by press-fitting or fix using an adhesive. The thickness of the synthetic resin varies depending on the material of the columnar material in order to prevent the protrusions from being crushed while ensuring a predetermined strength, but for example, about 0.5 to 3 mm is appropriate. In carrying out the first invention, the entire support roller can be made of a soft material such as synthetic resin.
[0015]
The present invention manufactures a coating rod in which a spiral convex strip having a height of about 5 μm to 100 μm and an arcuate cross section is provided on the outer peripheral surface by thread rolling as in the third aspect of the present invention. However, the present invention can also be applied to the case of manufacturing other products (parts) such as screws and serrations, and the case of rolling a cylindrical material without moving it in the axial direction. The present invention is also preferably applied to a case where the top cross-sectional shape of the ridge is a triangle or a narrow trapezoid. The coating rod is for thinly and uniformly applying a fluid such as a liquid to a predetermined belt-like support such as a photographic film, and stainless steel such as SUS304 is preferably used.
[0016]
The columnar material and the support roller do not necessarily have to be a complete cylinder having a constant diameter, and the diameter may change in the axial direction according to the product shape to be processed. Further, a backup roller that rotates with the support roller can be provided on the rear side of the support roller.
[0017]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic view showing a rolling
[0018]
A
[0019]
As shown in FIG. 3, the
[0020]
According to the rolling method using the rolling
[0021]
The
[0022]
In addition, ultra-high molecular weight polyethylene has a very low coefficient of friction and excellent wear resistance, so that it can achieve relatively excellent durability but not as much as metal, and forcibly moves the
[0023]
Incidentally, FIG. 4A shows a case in which SUS304 (JIS standard) having a diameter of 12.7 mm is used as the
[0024]
As mentioned above, although the Example of this invention was described in detail based on drawing, this invention can also be implemented in another aspect.
[0025]
For example, in the above-described embodiment, the description has been given of the through rolling that performs the rolling process while forcibly moving the
[0026]
Moreover, although the said Example demonstrated the case where one rolling round die | dye 14 was rolled with approaching the other rolling round die | dye 12, it had a biting part etc. in a part of outer peripheral part. The present invention can also be applied to a rolling processing apparatus that uses a pair of rolling round dies provided with protruding processing surfaces to perform rolling processing in a state in which the distance between the axes is kept constant.
[0027]
Further, the
[0028]
Although not illustrated one by one, the present invention can be implemented in variously modified and improved modes based on the knowledge of those skilled in the art.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a rolling processing apparatus that can suitably carry out the rolling processing method of the present invention.
2 is a perspective view showing a rotary rest of the rolling processing apparatus of FIG. 1. FIG.
3 is a perspective view independently showing a support roller of the rotary rest of FIG. 2. FIG.
4 shows the measurement results of the uneven shape of the outer periphery of the coating rod when the coating rod is rolled using the rolling processing apparatus of FIG. 1, supported by a cemented carbide support roller. It is a figure shown in comparison with the case.
[Explanation of symbols]
10:
O 1 , O 2 : Rolling round die axis S: Cylindrical material axis
Claims (4)
少なくとも外周部が前記凸条により弾性変形させられる軟質材料にて構成されている支持ローラを用いて前記円柱状素材を支持しながら転造加工を行う
ことを特徴とする転造加工方法。While supporting a metal columnar material with a cylindrical support roller rotatably disposed around an axis parallel to the axis of the rolled round die between the pair of rolled round dies, In the rolling processing method of forming the predetermined ridges on the outer peripheral surface of the cylindrical material by rolling the cylindrical material between the rolling round dies and rotating it around the axis.
A rolling process method comprising performing a rolling process while supporting the columnar material using a support roller having at least an outer peripheral portion made of a soft material elastically deformed by the ridges.
ことを特徴とする請求項1に記載の転造加工方法。2. The support roller according to claim 1, wherein a synthetic resin mainly composed of ultrahigh molecular weight polyethylene as the soft material is provided at a predetermined thickness on an outer peripheral portion of a metal core. Rolling process.
ことを特徴とする請求項1または2に記載の転造加工方法。The cylindrical material is fed in the axial direction while being rolled by the pair of rolling round dies, so that a spiral ridge whose height is about 5 μm to 100 μm and whose top section has an arc shape is formed. The rolling method according to claim 1 or 2, wherein a coating rod provided on the outer peripheral surface is manufactured.
該一対の転造丸ダイス間に該転造丸ダイスの軸心と略平行な軸心まわりの回転可能に配設され、該転造丸ダイスの転造荷重に従って前記円柱状素材が押し付けられるとともに該円柱状素材の回転に伴って連れ回りさせられる円柱形状の支持ローラと
を有し、所定の凸条を前記円柱状素材の外周面に形成する転造加工装置において、
前記支持ローラは、金属製芯金の外周部に超高分子量ポリエチレンを主原料とする合成樹脂が所定の厚さで設けられたものである
ことを特徴とする転造加工装置。A pair of rolling round dies that are rotatably arranged around axes parallel to each other and perform rolling while rotating around the axis while sandwiching a metal cylindrical material,
Between the pair of rolling round dies, it is rotatably arranged around an axis substantially parallel to the axis of the rolling round die, and the cylindrical material is pressed according to the rolling load of the rolling round die. In a rolling processing apparatus that has a columnar support roller that is rotated along with the rotation of the columnar material, and forms a predetermined ridge on the outer peripheral surface of the columnar material,
The rolling apparatus is characterized in that the support roller is a metal cored bar provided with a synthetic resin mainly made of ultrahigh molecular weight polyethylene at a predetermined thickness on an outer peripheral portion thereof.
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