JP3720732B2 - 電子装置のための通気ポート及びemi導波管 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、電子コンポーネントによって発生する電磁放射を抑圧するための通気ポート及び導波管に関し、より具体的には、ポートを介してエンクロージャ内の電子コンポーネントを空冷するためのシステムに関する。ポートは、ポートを介した高周波EMI放射の減衰を行うように構成される。
【0002】
【従来の技術】
電子装置の場合、一般に、動作中における電子コンポーネントの冷却/通気を行うことが必要である。一般的な通気技法では、1つの電子装置のケース(エンクロージャ)またはハウジングに空気孔(通気ポート)を組み込んで、ケース内に空気流を循環させ、電子コンポーネントを冷却する。図1には、1つの電子装置3の電子コンポーネントを冷却するための典型的な構成の一例が示されている。図1には、キャビネット(ケース)5にあけられた一連の孔10を介して空気流「A」を導入し、その内部のコンポーネントに冷却を施すためのファン6を備えた、ケース5が示されている。
【0003】
動作周波数が高い電子デバイスを組み込んだ電子装置の場合、高周波電子デバイスによって電磁妨害雑音(EMI)が発生することが多い。このEMIは、一般的な通気ポート10(図1)を介して電子デバイスを納めたハウジングから漏出する可能性がある。高い動作周波数においては、図1に示すように、例えば、電子装置のキャビネット5にただ単に空気孔(通気ポート)を設けるだけで、電子装置における冷却とEMI/ESD(静電放電)減衰の両方を同時に行うことは困難である。さらに、外部ソースから生じる静電放電が、通気ポート10を介してケース5内に放射する可能性もある。要するに、金属板のキャビネットに空気孔をあけることによって、電子デバイスを適正に冷却するのに十分な空気流Aが生じるが、こうした空気孔は、一般に、EMI及びESD放射の適切な減衰レベルをもたらすには不十分である。
【0004】
電磁波のいくつかの伝搬特性によって、金属板キャビネットの「孔」の深さが十分な場合には、この孔によって、電磁波の伝搬を十分に減衰させることが可能になる。すなわち、孔の深さが、最大断面長(対角線)の少なくとも50%以上である場合、「孔」によって、ただ単に孔のサイズだけに基づく場合に得られる電磁波放射の減衰を大幅に上回る減衰がもたらされる。導波管EMIフィルタが、これらの特性に従って開発された。しかし、これらの導波管フィルタには、一般に、導電性を得るために、複数の部品、及び導波管コンポーネントのハンダ付けを含む複数の処理ステップが必要であった。従って、こうした導波管の生産コストはかなりかかる。これらのコストによって、これらのタイプの導波管の利用は、メインフレームコンピュータのような、より高価な装置またはコンピュータシステムの場合にしか費用対効果が大きくならない。工業規格Versa Module Eurocard(VME)、Compact Peripheral Component Interconnect(CPCI)、及び周辺部品相互接続(規格)(Peripheral Component Interconnect:PCI)モジュールを含む、個別の入力/出力(I/O)モジュールのようなより小形で安価な電子装置アセンブリの場合、これらのタイプの導波管のコストによって、その実施が不可能になる。I/Oモジュールのような電子装置の動作周波数がますます高くなり、2.5GHz〜10.0GHzの周波数が普通になっているので、費用対効果が大きい導波管の解決法が必要とされている。
【0005】
1つの電子装置から放射されるEMIのレベルを減衰させるため、一般的な通気ポートまたはフィルタリングスクリーンの代わりに用いられる、金属導波管構造を設けるのが一般的になっている。このタイプの導波管構造の一例が、図2に例示される。図2には、典型的な導波管フィルタ構造20(フィルタ構造20)を組み込んだケース5を備える電子コンポーネント3が例示される。このフィルタ構造20は、さらに、図3A及び図3Bにも例示される。
【0006】
図3A及び3Bを参照すると明らかなように、フィルタ構造20は、例えば、ハンダ接合または溶接によって互いに取り付けられた複数の個別の六角導波管チューブ(ダクト)21から構成される。さらに、六角導波管チューブ21は、それぞれ、前面プレート22a及び背面プレート22bに取り付けられて、フィルタ構造20を形成する。フィルタ構造20は、図2に示すように、ケース5の吸気ポートとして用いられる。
【0007】
図3Bを参照すると、個別の六角導波管チューブ21は、導波管チューブ21の最大断面長Dの少なくとも50%以上である深さTになるように製作される場合、導波管チューブ21は、EMIフィルタとしての機能も果たし、ひいては導波管チューブ21を介してEMI放射を減衰させる機能も果たす。フィルタ構造20は、労働集約的に製作される構造であり、従って、高価であり、利潤のマージンがわずかな低コスト装置の用途には適さない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本業界において、前述の欠点及び不適当な点に対処するため、今までに扱われていなかった必用性が存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明により、電子装置に通気を施し、電子装置からの電磁妨害雑音(EMI)の放射を抑圧するためのシステムが提供される。すなわち、本発明は、通気ポート及びEMI導波管に関する。要するに、アーキテクチャにおいて、本システムは、次のように実施されることが可能である。波形バネ部材が、第1のプレートと第2のプレートとの間に挿入されて(張力下で)、電気的接触を確立し、同時に、それぞれが深さと断面幅を備えた複数のダクトが画定される。
【0010】
本発明の他のシステム、方法、特徴、及び利点については、下記の図面及び詳細な説明を検討することによって、当該技術者には明らかであるか、あるいは明らかになるであろう。こうした追加システム、方法、特徴、及び利点は、全て、本説明に含まれ、本発明の範囲内にあり、特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、図面を参照することによって、より良く理解され得る。図面中のコンポーネントは、一定の縮尺で描かれる必用はなく、その代わりに本発明の原理を明確に図解することに重点が置かれている。さらに、図面において、同様の参照番号は、幾つかの図面を通して対応する部品を示す。
【0012】
図4を参照すると、本発明による通気ポート及びEMIシール導波管80の実施態様が示される。入れ子構造70が設けられる。入れ子構造70は、プレート61及びプレート62と導電接触するように、プレート61とプレート62の間で圧縮される。入れ子構造70は、入れ子式に重ねて収納される、すなわち互いに嵌合して、一連のダクト53を形成し、プレート61とプレート62の間で圧縮されて、さらにダクト54を形成(包囲)するバネ部材50、51、及び52(図6も参照されたい)から構成される。ダクト52及び54のそれぞれは、ダクト53及び54の最長の最大断面長(対角線)Dの50%以上の深さTを備えていることが好ましい。
【0013】
図5には、バネ部材50が示される。バネ部材50は、一連の交互トラフ55を設けるように形成された波形金属板が好ましい。トラフ55のそれぞれは、幅W、高さH、及び深さTを備え、開放端により特徴付けられる。図4に示す2つ以上のバネからなる入れ子構成とは対照的に、単一のバネ部材だけしか利用されていない本発明の実施態様の場合、バネ部材50の深さTは、EMI放射のカットオフを提供するため、対角線Dの50%以上であることが好ましい。
【0014】
図6には、バネ部材50、51、及び52が示され、複数のバネ部材が互いに入れ子式に重ねて収納されて、複数のダクト53を提供する入れ子構造70をいかにして形成できるかが例示される。図6の100で明らかなように、各バネ部材50、51、及び52は、それぞれ、高さH1、H2、及びH3を有する。さらに、各バネ部材50、51、及び52の深さTは、等しいことが好ましい(図5)。ダクト53の所望の断面長(対角線)Dを実現するため、波形シート部材52及び51の高さH3及びH2は、それぞれ、調整されることが可能である。好ましい実施態様の場合、バネ部材51及び52の高さH2及びH3は、それぞれ、主バネ部材50の高さH1より低い。バネ部材51及び52がバネ部材50に嵌合され/入れ子式に重ねて収納されると、ダクト53が形成される。ダクト53は、例えば、50の最長バネ部材(図4及び図5)の深さTに等しい深さを有する。上述のバネ部材50、51、及び52、並びにプレート61及び62は、制限するわけではないが、例えば、ベリリウム銅またはステンレス鋼を含む、任意の数の金属から製造することが可能である。
【0015】
図7及び図8を参照すると、通気ポート及びEMIシール導波管80の代替の実施態様が示される。図7において、入れ子構造70が、ボックス状構造60に挿入されて、ダクト53及び54を提供する。図8において、ボックス60が、上部表面プレート61、下部表面プレート62、及び代替の側部プレート63及び64を含むことが明らかである。ボックス60の内部は、高さHi及び幅Wiを有する。ボックス60は、入れ子構造70の全体的な幅、高さ、及び深さを収容するように製作される。
【0016】
図9には、通気及びEMI減衰を行うため、通気ポート及びEMI導波管80が組み込まれた、ケース5を備える電子コンポーネント3が示される。空気流Aが、図示のように、通気ポートを通ってケース5へ流入し、ファン6によってケース5から流出する。ケース5は電子デバイス7を納めることが可能である。電子デバイス7は、例えば、マイクロプロセッサまたは他の半導体デバイスのような集積回路とすることができる。電子デバイス7は、ケース5及びファン6を通る空気流Aによって冷却/通気が施される。
【0017】
図10A及び図10Bには、電気エッジコネクタ89を備えるプリント回路基板88を含む、プリント回路(PC)カード85の一部として、バネ部材50が組み込まれている本発明の代替の実施態様が例示される。すなわち、バネ部材50が、背(spine)87に接続され、打ち抜きタブ(フラップ)48を介して背87に形成された開口部とアライメントがとられている。バネ部材50は、ダクト44を形成するように、開口部とアライメントがとられている。ダクト44は、ダクト44の対角線Dの50%以上であることが好ましい深さTを有する。バネ部材50は、支持タブ49によって、張力がかかった状態で背87の所定位置に支持される。PCカード85は、例えば、InfinibandTM準拠のI/Oモジュール、またはVME、CPI、またはPCI準拠のI/Oモジュールとすることができる。
【0018】
当該技術者には明らかなように、波形シート部材50は、図4〜図9に描かれたものとは異なる、いくつかの波形パターンを提供するように形成されることが可能である。図11A及び図11Bを参照すると明らかなように、バネ部材50は、図11Bに示すような、全体的に鋸歯パターンを形成するように構成された、サイズ502を提供するように形成することが可能である。さらに、バネ部材50は、図11Aに示されたように、全体的に先端が切り取られた鋸歯パターンをなすように形成されることも可能であり、この場合、各鋸歯の頂点部分が切り取られ、角度つきの側部501を備えたほぼフラットな表面500を形成する。
【0019】
強調しておくべきことは、本発明の上述の実施態様、とりわけ「好ましい」実施態様は、ただ単に本発明の原理を明確に理解するために示されただけの、単なる可能性のある実施例に過ぎないという点である。本発明の思想及び原理を実質的に逸脱することなく、本発明の上述の実施態様に対して多くの変更及び修正を施すことが可能である。こうした全ての修正案及び変更案は、本開示及び本発明の範囲内に含まれ、特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。
【0020】
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
1.電子装置であって、
エンクロージャ(5)と、
動作周波数の高い電子装置(7)と、及び
空気流(A)を生じさせて、前記電子コンポーネント(7)に通気を施し、前記電子コンポーネント(7)によって発生する、前記エンクロージャ外の高周波電磁放射を減衰させるための通気及び導波管電磁妨害雑音(EMI)シールアセンブリ(80)とを含む、電子装置。
2.前記通気及び導波管EMIシールアセンブリ(80)が、
波形部材(50)と、
前記波形部材(50)と接触して、第1のダクト(53)を形成する第1のプレート(61)と、及び
前記波形部材(50)と接触して、第2のダクト(54)を形成する第2のプレート(62)とを含む、上記1に記載のシステム。
3.前記波形部材(50)がバネからなる、上記2に記載のシステム。
4.前記波形部材(50)が波形金属板からなる、上記2に記載のシステム。
5.前記波形部材(50)が、複数のダクト(53、54)を形成するように入れ子式に重ねて収納される複数の波形シート部材(50、51、52)からなる、上記4に記載のシステム。
6.前記エンクロージャ(5)が、プリント回路カード(85)の背(87)を含む、上記1に記載のシステム。
7.前記プリント回路カード(85)が、InfinibandTM準拠のプリント回路カードを含む、上記6に記載のシステム。
8.通気及び導波管EMIシールアセンブリ(80)であって、
複数のトラフ(55)を画定するための手段と、
前記複数のトラフを包囲して、複数のダクト(53、54)を画定するための手段(61、62)とからなり、
前記複数のトラフを包囲するための手段(61、62)が、前記複数のダクトを画定するための手段(50)に接続される、通気及び導波管EMIシールアセンブリ(80)。
9.前記複数のダクトを画定するための手段(50)が、複数の入れ子式バネ部材(50、51、52)からなる、上記8に記載の通気及び導波管EMIシールアセンブリ。
10.通気及び導波管EMIシールアセンブリ(80)を構成するための方法であって、
バネ部材(50)を形成するステップと、
第1の表面(61)と第2の表面(62)との間で前記バネ部材(50)を圧縮して、複数のダクト(53、54)を形成するステップとからなり、
前記ダクト(53、54)のそれぞれが、各々のダクトの断面の対角線長(D)に比べて少なくとも50%以上の深さを備えている、方法。
【0021】
【発明の効果】
本発明により、電子装置に通気を施し、電子装置からの電磁妨害雑音(EMI)の放射を抑圧するためのシステム(通気ポート及びEMIシール導波管)が提供される。また、本発明によるシステムは、その製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却のための通気ポートを備えた1つの電子装置を例示した図である。
【図2】従来技術による導波管及び通気ポートを例示した図である。
【図3A】従来技術による導波管の詳細図である。
【図3B】従来技術による導波管の詳細図である。
【図4】通気ポート及びEMIシール導波管の実施態様を例示した図である。
【図5】バネ部材50を例示した図である。
【図6】バネ部材の入れ子構成を例示した図である。
【図7】本発明の代替の実施態様を例示した図である。
【図8】図7に示す代替の実施態様のボックス状構造60を例示した図である。
【図9】本発明の実施態様を例示した図である。
【図10A】本発明によるプリント回路カードを例示した図である。
【図10B】本発明によるプリント回路カードを例示した図である。
【図11A】バネ構造50を形成するために利用可能な代替の波形パターン例を例示した図である。
【図11B】バネ構造50を形成するために利用可能な代替の波形パターン例を例示した図である。
【符号の説明】
5 ケース
7 電子装置
50、51、52 ばね部材
53、54 ダクト
55 トラフ
61 第1のプレート
62 第2のプレート
80 通気及び導波管EMIシールアセンブリ
85 プリント回路カード
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、電子コンポーネントによって発生する電磁放射を抑圧するための通気ポート及び導波管に関し、より具体的には、ポートを介してエンクロージャ内の電子コンポーネントを空冷するためのシステムに関する。ポートは、ポートを介した高周波EMI放射の減衰を行うように構成される。
【0002】
【従来の技術】
電子装置の場合、一般に、動作中における電子コンポーネントの冷却/通気を行うことが必要である。一般的な通気技法では、1つの電子装置のケース(エンクロージャ)またはハウジングに空気孔(通気ポート)を組み込んで、ケース内に空気流を循環させ、電子コンポーネントを冷却する。図1には、1つの電子装置3の電子コンポーネントを冷却するための典型的な構成の一例が示されている。図1には、キャビネット(ケース)5にあけられた一連の孔10を介して空気流「A」を導入し、その内部のコンポーネントに冷却を施すためのファン6を備えた、ケース5が示されている。
【0003】
動作周波数が高い電子デバイスを組み込んだ電子装置の場合、高周波電子デバイスによって電磁妨害雑音(EMI)が発生することが多い。このEMIは、一般的な通気ポート10(図1)を介して電子デバイスを納めたハウジングから漏出する可能性がある。高い動作周波数においては、図1に示すように、例えば、電子装置のキャビネット5にただ単に空気孔(通気ポート)を設けるだけで、電子装置における冷却とEMI/ESD(静電放電)減衰の両方を同時に行うことは困難である。さらに、外部ソースから生じる静電放電が、通気ポート10を介してケース5内に放射する可能性もある。要するに、金属板のキャビネットに空気孔をあけることによって、電子デバイスを適正に冷却するのに十分な空気流Aが生じるが、こうした空気孔は、一般に、EMI及びESD放射の適切な減衰レベルをもたらすには不十分である。
【0004】
電磁波のいくつかの伝搬特性によって、金属板キャビネットの「孔」の深さが十分な場合には、この孔によって、電磁波の伝搬を十分に減衰させることが可能になる。すなわち、孔の深さが、最大断面長(対角線)の少なくとも50%以上である場合、「孔」によって、ただ単に孔のサイズだけに基づく場合に得られる電磁波放射の減衰を大幅に上回る減衰がもたらされる。導波管EMIフィルタが、これらの特性に従って開発された。しかし、これらの導波管フィルタには、一般に、導電性を得るために、複数の部品、及び導波管コンポーネントのハンダ付けを含む複数の処理ステップが必要であった。従って、こうした導波管の生産コストはかなりかかる。これらのコストによって、これらのタイプの導波管の利用は、メインフレームコンピュータのような、より高価な装置またはコンピュータシステムの場合にしか費用対効果が大きくならない。工業規格Versa Module Eurocard(VME)、Compact Peripheral Component Interconnect(CPCI)、及び周辺部品相互接続(規格)(Peripheral Component Interconnect:PCI)モジュールを含む、個別の入力/出力(I/O)モジュールのようなより小形で安価な電子装置アセンブリの場合、これらのタイプの導波管のコストによって、その実施が不可能になる。I/Oモジュールのような電子装置の動作周波数がますます高くなり、2.5GHz〜10.0GHzの周波数が普通になっているので、費用対効果が大きい導波管の解決法が必要とされている。
【0005】
1つの電子装置から放射されるEMIのレベルを減衰させるため、一般的な通気ポートまたはフィルタリングスクリーンの代わりに用いられる、金属導波管構造を設けるのが一般的になっている。このタイプの導波管構造の一例が、図2に例示される。図2には、典型的な導波管フィルタ構造20(フィルタ構造20)を組み込んだケース5を備える電子コンポーネント3が例示される。このフィルタ構造20は、さらに、図3A及び図3Bにも例示される。
【0006】
図3A及び3Bを参照すると明らかなように、フィルタ構造20は、例えば、ハンダ接合または溶接によって互いに取り付けられた複数の個別の六角導波管チューブ(ダクト)21から構成される。さらに、六角導波管チューブ21は、それぞれ、前面プレート22a及び背面プレート22bに取り付けられて、フィルタ構造20を形成する。フィルタ構造20は、図2に示すように、ケース5の吸気ポートとして用いられる。
【0007】
図3Bを参照すると、個別の六角導波管チューブ21は、導波管チューブ21の最大断面長Dの少なくとも50%以上である深さTになるように製作される場合、導波管チューブ21は、EMIフィルタとしての機能も果たし、ひいては導波管チューブ21を介してEMI放射を減衰させる機能も果たす。フィルタ構造20は、労働集約的に製作される構造であり、従って、高価であり、利潤のマージンがわずかな低コスト装置の用途には適さない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本業界において、前述の欠点及び不適当な点に対処するため、今までに扱われていなかった必用性が存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明により、電子装置に通気を施し、電子装置からの電磁妨害雑音(EMI)の放射を抑圧するためのシステムが提供される。すなわち、本発明は、通気ポート及びEMI導波管に関する。要するに、アーキテクチャにおいて、本システムは、次のように実施されることが可能である。波形バネ部材が、第1のプレートと第2のプレートとの間に挿入されて(張力下で)、電気的接触を確立し、同時に、それぞれが深さと断面幅を備えた複数のダクトが画定される。
【0010】
本発明の他のシステム、方法、特徴、及び利点については、下記の図面及び詳細な説明を検討することによって、当該技術者には明らかであるか、あるいは明らかになるであろう。こうした追加システム、方法、特徴、及び利点は、全て、本説明に含まれ、本発明の範囲内にあり、特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、図面を参照することによって、より良く理解され得る。図面中のコンポーネントは、一定の縮尺で描かれる必用はなく、その代わりに本発明の原理を明確に図解することに重点が置かれている。さらに、図面において、同様の参照番号は、幾つかの図面を通して対応する部品を示す。
【0012】
図4を参照すると、本発明による通気ポート及びEMIシール導波管80の実施態様が示される。入れ子構造70が設けられる。入れ子構造70は、プレート61及びプレート62と導電接触するように、プレート61とプレート62の間で圧縮される。入れ子構造70は、入れ子式に重ねて収納される、すなわち互いに嵌合して、一連のダクト53を形成し、プレート61とプレート62の間で圧縮されて、さらにダクト54を形成(包囲)するバネ部材50、51、及び52(図6も参照されたい)から構成される。ダクト52及び54のそれぞれは、ダクト53及び54の最長の最大断面長(対角線)Dの50%以上の深さTを備えていることが好ましい。
【0013】
図5には、バネ部材50が示される。バネ部材50は、一連の交互トラフ55を設けるように形成された波形金属板が好ましい。トラフ55のそれぞれは、幅W、高さH、及び深さTを備え、開放端により特徴付けられる。図4に示す2つ以上のバネからなる入れ子構成とは対照的に、単一のバネ部材だけしか利用されていない本発明の実施態様の場合、バネ部材50の深さTは、EMI放射のカットオフを提供するため、対角線Dの50%以上であることが好ましい。
【0014】
図6には、バネ部材50、51、及び52が示され、複数のバネ部材が互いに入れ子式に重ねて収納されて、複数のダクト53を提供する入れ子構造70をいかにして形成できるかが例示される。図6の100で明らかなように、各バネ部材50、51、及び52は、それぞれ、高さH1、H2、及びH3を有する。さらに、各バネ部材50、51、及び52の深さTは、等しいことが好ましい(図5)。ダクト53の所望の断面長(対角線)Dを実現するため、波形シート部材52及び51の高さH3及びH2は、それぞれ、調整されることが可能である。好ましい実施態様の場合、バネ部材51及び52の高さH2及びH3は、それぞれ、主バネ部材50の高さH1より低い。バネ部材51及び52がバネ部材50に嵌合され/入れ子式に重ねて収納されると、ダクト53が形成される。ダクト53は、例えば、50の最長バネ部材(図4及び図5)の深さTに等しい深さを有する。上述のバネ部材50、51、及び52、並びにプレート61及び62は、制限するわけではないが、例えば、ベリリウム銅またはステンレス鋼を含む、任意の数の金属から製造することが可能である。
【0015】
図7及び図8を参照すると、通気ポート及びEMIシール導波管80の代替の実施態様が示される。図7において、入れ子構造70が、ボックス状構造60に挿入されて、ダクト53及び54を提供する。図8において、ボックス60が、上部表面プレート61、下部表面プレート62、及び代替の側部プレート63及び64を含むことが明らかである。ボックス60の内部は、高さHi及び幅Wiを有する。ボックス60は、入れ子構造70の全体的な幅、高さ、及び深さを収容するように製作される。
【0016】
図9には、通気及びEMI減衰を行うため、通気ポート及びEMI導波管80が組み込まれた、ケース5を備える電子コンポーネント3が示される。空気流Aが、図示のように、通気ポートを通ってケース5へ流入し、ファン6によってケース5から流出する。ケース5は電子デバイス7を納めることが可能である。電子デバイス7は、例えば、マイクロプロセッサまたは他の半導体デバイスのような集積回路とすることができる。電子デバイス7は、ケース5及びファン6を通る空気流Aによって冷却/通気が施される。
【0017】
図10A及び図10Bには、電気エッジコネクタ89を備えるプリント回路基板88を含む、プリント回路(PC)カード85の一部として、バネ部材50が組み込まれている本発明の代替の実施態様が例示される。すなわち、バネ部材50が、背(spine)87に接続され、打ち抜きタブ(フラップ)48を介して背87に形成された開口部とアライメントがとられている。バネ部材50は、ダクト44を形成するように、開口部とアライメントがとられている。ダクト44は、ダクト44の対角線Dの50%以上であることが好ましい深さTを有する。バネ部材50は、支持タブ49によって、張力がかかった状態で背87の所定位置に支持される。PCカード85は、例えば、InfinibandTM準拠のI/Oモジュール、またはVME、CPI、またはPCI準拠のI/Oモジュールとすることができる。
【0018】
当該技術者には明らかなように、波形シート部材50は、図4〜図9に描かれたものとは異なる、いくつかの波形パターンを提供するように形成されることが可能である。図11A及び図11Bを参照すると明らかなように、バネ部材50は、図11Bに示すような、全体的に鋸歯パターンを形成するように構成された、サイズ502を提供するように形成することが可能である。さらに、バネ部材50は、図11Aに示されたように、全体的に先端が切り取られた鋸歯パターンをなすように形成されることも可能であり、この場合、各鋸歯の頂点部分が切り取られ、角度つきの側部501を備えたほぼフラットな表面500を形成する。
【0019】
強調しておくべきことは、本発明の上述の実施態様、とりわけ「好ましい」実施態様は、ただ単に本発明の原理を明確に理解するために示されただけの、単なる可能性のある実施例に過ぎないという点である。本発明の思想及び原理を実質的に逸脱することなく、本発明の上述の実施態様に対して多くの変更及び修正を施すことが可能である。こうした全ての修正案及び変更案は、本開示及び本発明の範囲内に含まれ、特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。
【0020】
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
1.電子装置であって、
エンクロージャ(5)と、
動作周波数の高い電子装置(7)と、及び
空気流(A)を生じさせて、前記電子コンポーネント(7)に通気を施し、前記電子コンポーネント(7)によって発生する、前記エンクロージャ外の高周波電磁放射を減衰させるための通気及び導波管電磁妨害雑音(EMI)シールアセンブリ(80)とを含む、電子装置。
2.前記通気及び導波管EMIシールアセンブリ(80)が、
波形部材(50)と、
前記波形部材(50)と接触して、第1のダクト(53)を形成する第1のプレート(61)と、及び
前記波形部材(50)と接触して、第2のダクト(54)を形成する第2のプレート(62)とを含む、上記1に記載のシステム。
3.前記波形部材(50)がバネからなる、上記2に記載のシステム。
4.前記波形部材(50)が波形金属板からなる、上記2に記載のシステム。
5.前記波形部材(50)が、複数のダクト(53、54)を形成するように入れ子式に重ねて収納される複数の波形シート部材(50、51、52)からなる、上記4に記載のシステム。
6.前記エンクロージャ(5)が、プリント回路カード(85)の背(87)を含む、上記1に記載のシステム。
7.前記プリント回路カード(85)が、InfinibandTM準拠のプリント回路カードを含む、上記6に記載のシステム。
8.通気及び導波管EMIシールアセンブリ(80)であって、
複数のトラフ(55)を画定するための手段と、
前記複数のトラフを包囲して、複数のダクト(53、54)を画定するための手段(61、62)とからなり、
前記複数のトラフを包囲するための手段(61、62)が、前記複数のダクトを画定するための手段(50)に接続される、通気及び導波管EMIシールアセンブリ(80)。
9.前記複数のダクトを画定するための手段(50)が、複数の入れ子式バネ部材(50、51、52)からなる、上記8に記載の通気及び導波管EMIシールアセンブリ。
10.通気及び導波管EMIシールアセンブリ(80)を構成するための方法であって、
バネ部材(50)を形成するステップと、
第1の表面(61)と第2の表面(62)との間で前記バネ部材(50)を圧縮して、複数のダクト(53、54)を形成するステップとからなり、
前記ダクト(53、54)のそれぞれが、各々のダクトの断面の対角線長(D)に比べて少なくとも50%以上の深さを備えている、方法。
【0021】
【発明の効果】
本発明により、電子装置に通気を施し、電子装置からの電磁妨害雑音(EMI)の放射を抑圧するためのシステム(通気ポート及びEMIシール導波管)が提供される。また、本発明によるシステムは、その製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却のための通気ポートを備えた1つの電子装置を例示した図である。
【図2】従来技術による導波管及び通気ポートを例示した図である。
【図3A】従来技術による導波管の詳細図である。
【図3B】従来技術による導波管の詳細図である。
【図4】通気ポート及びEMIシール導波管の実施態様を例示した図である。
【図5】バネ部材50を例示した図である。
【図6】バネ部材の入れ子構成を例示した図である。
【図7】本発明の代替の実施態様を例示した図である。
【図8】図7に示す代替の実施態様のボックス状構造60を例示した図である。
【図9】本発明の実施態様を例示した図である。
【図10A】本発明によるプリント回路カードを例示した図である。
【図10B】本発明によるプリント回路カードを例示した図である。
【図11A】バネ構造50を形成するために利用可能な代替の波形パターン例を例示した図である。
【図11B】バネ構造50を形成するために利用可能な代替の波形パターン例を例示した図である。
【符号の説明】
5 ケース
7 電子装置
50、51、52 ばね部材
53、54 ダクト
55 トラフ
61 第1のプレート
62 第2のプレート
80 通気及び導波管EMIシールアセンブリ
85 プリント回路カード
Claims (10)
- 電子コンポーネントであって、
エンクロージャと、
空気流を生じさせて、前記電子コンポーネントに通気を施し、前記エンクロージャ内に収容された電子デバイスによって発生する、前記エンクロージャ外の高周波電磁放射を減衰させるための通気及び導波管電磁妨害雑音(EMI)シールアセンブリとからなり、
前記通気及び導波管EMIシールアセンブリが、
第1の波形金属板と第2の波形金属板とからなる入れ子構造と、
前記入れ子構造を所定の位置に保持するための保持構造とからなり、
前記第1の波形金属板が、複数の第1のトラフによって特徴付けられ、その第1のトラフのそれぞれが、高さH1、深さT1、及び開放端を有し、前記第2の波形金属板が、複数の第2のトラフによって特徴付けられ、その第2のトラフのそれぞれが、高さH2、深さT2、及び開放端を有し、前記第2の波形金属板は、前記第2のトラフの高さH2が前記第1のトラフの高さH1より小さいように構成され、
前記第2の波形金属板は、前記第1の波形金属板の前記複数の第1のトラフの少なくとも1つが前記開放端を通して前記第2の波形金属板を受容することによって、断面の対角線D1を有する第1のダクトを形成するように、前記第1の波形金属板と構成され、及び 前記保持構造は、前記複数の第2のトラフの少なくとも1つを取り囲むことによって断面の対角線D2を有する第2のダクトを形成するように、及び前記複数の第1のトラフの少なくとも1つを取り囲むことによって断面の対角線D3を有する第3のダクトを形成するように、前記入れ子構造を受容するように構成されている、電子コンポーネント。 - 前記保持構造が、
前記入れ子構造と接触して、前記第2のダクトを形成する第1のプレートと、及び
前記入れ子構造と接触して、前記第3のダクトを形成する第2のプレートとを含む、請求項1記載の電子コンポーネント。 - 前記保持構造は、前記第2のプレートが前記第1のプレートと平行であり、かつ第1の側部プレート及び第2の側部プレートにより前記第1のプレートに接続されるように構成され、及び
前記入れ子構造が、前記第1及び第2の波形金属板により作用する圧縮力によって、前記第1の側部プレート及び前記第2の側部プレートと接触して保持される、請求項2記載の電子コンポーネント。 - 前記断面の対角線D1、D2、及びD3のそれぞれが、前記深さT1及びT2のそれぞれの大きさよりも少なくとも2倍大きい、請求項2記載の電子コンポーネント。
- 前記エンクロージャ内に収容された電子デバイスを更に含む、請求項4記載の電子コンポーネント。
- 通気及び導波管EMIシールアセンブリであって、
第1の波形金属板と第2の波形金属板とからなる入れ子構造と、
前記入れ子構造を所定の位置に保持するための保持構造とからなり、
前記第1の波形金属板が、複数の第1のトラフによって特徴付けられ、その第1のトラフのそれぞれが、高さH1、深さT1、及び開放端を有し、前記第2の波形金属板が、複数の第2のトラフによって特徴付けられ、その第2のトラフのそれぞれが、高さH2、深さT2、及び開放端を有し、前記第2の波形金属板は、前記第2のトラフの高さH2が前記第1のトラフの高さH1より小さいように構成され、
前記第2の波形金属板は、前記第1の波形金属板の前記複数の第1のトラフの少なくとも1つが前記開放端を通して前記第2の波形金属板を受容することによって、断面の対角線D1を有する第1のダクトを形成するように、前記第1の波形金属板と構成され、及び 前記保持構造は、前記複数の第2のトラフの少なくとも1つを取り囲むことによって断面の対角線D2を有する第2のダクトを形成するように、及び前記複数の第1のトラフの少なくとも1つを取り囲むことによって断面の対角線D3を有する第3のダクトを形成するように、前記入れ子構造を受容するように構成されている、通気及び導波管EMIシールアセンブリ。 - 複数の第3のトラフによって特徴付けられた第3の波形金属板を更に含み、
前記第3のトラフのそれぞれが、高さH3、深さT3、及び開放端を有し、
前記第3の波形金属板は、前記第1の波形金属板の前記複数の第1のトラフの少なくとも1つが、前記開放端を通して前記第3の波形金属板を受容することにより、断面の対角線D4を有する第4のダクトを形成するように、前記第1の波形金属板及び前記第2の波形金属板と構成される、請求項6記載の通気及び導波管EMIシールアセンブリ。 - 前記保持構造が、
前記波形金属板と接触して、前記第2のダクトを形成する第1のプレートと、
前記波形金属板と接触して、前記第3のダクトを形成する第2のプレートとを含み、
前記第2のプレートが前記第1のプレートと平行であり、かつ第1の側部プレート及び第2の側部プレートにより前記第1のプレートに接続され、及び
前記入れ子構造が、前記第1及び第2の波形金属板により作用する圧縮力によって、前記第1の側部プレート及び前記第2の側部プレートと接触して保持される、請求項6記載の通気及び導波管EMIシールアセンブリ。 - 前記断面の対角線D1、D2、及びD3のそれぞれが、前記深さT1及びT2のそれぞれの大きさよりも少なくとも2倍大きい、請求項8記載の通気及び導波管EMIシールアセンブリ。
- 前記第1及び第2の波形金属板のそれぞれが、ベリリウム銅のバネからなる、請求項8記載の通気及び導波管EMIシールアセンブリ。
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