JP3720207B2 - Code-matching lock - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は符号合わせ錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
利用者が予め設定した解錠符号列にダイアルをセットした場合にのみ解錠可能な符号合わせ錠としては特開平8-4381号が知られている。この従来例は、平行に配置される2本のシャフトを備え、一方のシャフトには1〜0の10種類の数字が表示されたダイアルが外嵌される。他方のシャフトには、外周に突起を備えた複数の閂部材が空転自在に外嵌され、各閂部材にはダイアルの外周に形成したギア部に噛合可能な歯車が外嵌される。
【0003】
ダイアルを保持するシャフトは操作ノブの一回の施解錠操作により一往復動作し、ダイアルはシャフトの往復動作により”0”表示位置に強制回転する。歯車は操作ノブの操作により閂部材に沿って移動し、操作ノブを施錠側に回転すると閂部材の突起に嵌合して閂部材と一体となり、解錠側に回転すると突起との嵌合が解除されて閂部材に対して空転自在となる。さらに、閂部材を保持するシャフトには楔型突起が突設されており、閂部材は初期姿勢にある場合にのみシャフトに沿った移動が許容される。
【0004】
以上の構成の下、解錠状態においてダイアルを回転させて任意の解錠符号列をダイアルにより形成すると歯車が閂部材上を空転する。この後、操作ノブを施錠方向に回転させると、閂部材がシャフトに沿って移動し、歯車と閂部材が一体となる。一方、ダイアルを保持しているシャフトは一往復してダイアルを”0”にセットし、同時に閂部材を対応する回転位置に回転させる。この状態で閂部材を保持しているシャフトの楔型突起は閂部材と干渉しており、閂部材のシャフトに沿った移動が禁止されているために、操作ノブの解錠方向への回転操作が禁止される(施錠状態)。
【0005】
施錠状態から再びダイアルを初期に設定した解錠符号列に合わせると、閂部材は初期姿勢に復帰して操作ノブの解錠方向への操作が許容される(解錠状態)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来例はケース内に閂部材の支軸と、ダイアルの支軸を配置するために、構造が複雑になる上に、装置全体をコンパクトに形成することができないという欠点がある。
【0007】
また、解錠符号列設定状態においてすべてのダイアルは”0”を表示しており、この状態での施錠をゼロ設定防止機構により防止することによりすべてが”0”の解錠符号列の設定が禁止される。一方、符号”0”は例えば誕生日を解錠符号列に設定する場合等には必要な符号であり、”0”の使用を全く禁止すると使い勝手が悪くなるために、”0”を含んだ符号列を解錠符号列に設定することは禁止されない。この結果、例えば、一桁のみが”0”以外の符号列を解錠符号列に設定することは禁止されないが、一桁のみが”0”以外の符号からなる符号列を解錠符号列に許容することにより次のような問題が発生する。例えばロッカーに符号合わせ錠を設置した場合を想定すると、ロッカーへの荷物の出し入れ時に一桁が不用意に回転操作されることは頻繁に発生することであり、利用者が解錠符号列を意識することなく施錠操作をしてしまうと、解錠できなくなってしまう。同様の現象は利用者が不用意に一桁が動いたことに気づかずに、しかも施錠の意志なく操作ノブを施錠側に回転させた際にも生じる。
【0008】
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたもので、構造が簡単で、かつ、小型化が可能な符号合わせ錠の提供を目的とする。また、本発明は他の目的は、コンパクト化が可能な利用者に解錠符号列を意識させることにより、不用意な施錠状態への移行を防止することのできる符号合わせ錠の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば上記目的は、
複数のダイアル1の外周に記された符号を利用者が選択した解錠符号列に合致させた際に解錠操作が可能になる符号合わせ錠において、
前記ダイアル1は、解錠状態において初期符号列2を構成する初期表示符号3を備え、
かつ、初期表示符号3を含む解錠符号列では施錠操作が禁止される符合合わせ錠を提供することにより達成される。
【0010】
本発明において、ダイアル1の外周には解錠符号列を構成するための符号に加え、解錠符号列を構成しない初期表示符号3が表示される。解錠符号列を構成するための符号としては、例えば”1”から”0”までの10種類の異なった符号を使用することができる。初期表示符号3としては、解錠符号列構成符号のいずれとも異なった符号が使用され、例えば”?”のように解錠符号列構成符号とは異質の符号を選択するのが望ましい。10種類の数字を解錠符号列構成符号として使用する場合には、ダイアル1の外周は11等分され、各々の領域に解錠符号列構成符号と初期表示符号3が表示される。
【0011】
符号合わせ錠は解錠状態において初期表示符号3を含み、あるいは初期表示符号3のみからなる初期符号列2が構成されており、利用者はダイアル1を操作して初期表示符号3以外の解錠符号列構成符号により任意の解錠符号列を設定する。初期符号列2への復帰は上述した例えば特開平8-4381号の機構を利用することができる。
【0012】
したがって本発明において、利用者の選択した解錠符号列に初期表示符号3が1個でも含まれていると施錠操作が禁止され、利用者にすべてのダイアル1を操作した任意の解錠符号列の設定を要求する。この結果、例えばいずれか1個のダイアル1が回転していることを気づかずに施錠の意志なく扉を閉塞し、扉の閉塞のみを目的として操作ノブ4等を施錠方向に回転操作しようとしても、操作ノブ4等を回転することができないために、不用意な施錠が行われることがない。
【0013】
請求項2に係る発明は、
操作ノブ4の施解錠操作により往復動作する摺動シャフト5に空転自在に外嵌され、前記摺動シャフト5の往復動作毎に所定の初期回転位置に強制復帰するダイアル1と、
操作ノブにより駆動されるロックギア駆動機構と
ダイアル1と同軸周りに回転自在で、前記ロックギア駆動機構6により摺動シャフト5の長手方向に駆動されてダイアル1に接離するロックギア7とを有し、
前記ロックギア駆動機構6とロックギア7とはロックギア7の接離方向に連結されて操作ノブ4の施解錠操作方向に従って駆動されるとともに、
ロックギア7は所定の初期回転位置以外でダイアル1との離間方向への移動が禁止される符号合わせ錠である。
【0014】
符号合わせ錠は利用者により施解錠方向に回転操作される操作ノブ4を備え、操作ノブ4が施錠位置から解錠位置、あるいは解錠位置から施錠位置に回転操作されると摺動シャフト5が一往復動作する。摺動シャフト5に空転自在に外嵌されるロックギア7はロックギア駆動機構6により摺動シャフト5の長手方向に駆動され、操作ノブ4を施錠方向に操作することにより後述するダイアル1との接続位置に移動し、操作ノブ4の解錠方向への操作により接続解除位置、すなわち離間位置に移動する。接続位置においてダイアル1と回転方向に連結されるロックギア7は初期回転位置でのみ摺動シャフト5の長手方向への移動が許容されており、移動禁止姿勢にロックギア7がある状態で操作ノブ4を回転させようとしてもロックギア駆動機構6のスライド動作がロックギア7に妨げられるために、回転操作をすることができない。操作ノブ4が施錠位置にあり、かつロックギア7が移動禁止姿勢にある状態が操作ノブ4を解錠方向に回転操作できなくなる施錠状態に対応する。
【0015】
操作ノブ4が解錠位置にある際に、ロックギア7とダイアル1との接続は解除されており、ロックギア7の姿勢を変更することなくダイアル1のみを自由に摺動シャフト5回りに回転操作できる。この状態からダイアル1により任意の符号列に整列させてもロックギア7は初期回転位置に維持されているために、操作ノブ4を施錠方向に回転させることができる。操作ノブ4の施錠方向への操作によりロックギア7はダイアル1に接続し、さらに、摺動シャフト5はダイアル1を所定の初期回転位置に強制回転させる。ダイアル1の回転により各ロックギア7は初期回転位置から所定角度回転し、これ以降の操作ノブ4の回転操作を禁止して施錠状態に移行する。
【0016】
施錠状態でダイアル1を設定した解錠符号列にセットすると、すべてのロックギア7は初期回転位置に復帰し、操作ノブ4の操作が可能になる。
したがってこの発明において、ロックギア7とダイアル1が同一の摺動シャフト5回りに装着されているために、構造が簡単になり、かつ、符号合わせ錠を小型化することができる。
【0017】
請求項3に係る発明は、
適宜間隔をおいて摺動シャフト5に空転自在に外嵌される複数のダイアル1と、
ロックギア駆動機構6により摺動シャフト5の長手方向に駆動され、係止部8をダイアル1の被係止部9に係脱させて該ダイアル1に接離する複数のロックギア7とを有し、
前記ロックギア駆動機構6とロックギア7とはロックギア7の接離方向に連結されて操作ノブ4の施解錠操作方向に従って駆動されるとともに、
摺動シャフト5は操作ノブ4の施解錠操作により往復動作して所定の初期回転位置に強制回転させ、
かつ、ロックギア7とダイアル1には所定の回転位置関係において接続動作を禁止する係止不能部10が形成される符号合わせ錠である。
【0018】
本発明において、ロックギア7とダイアル1には係止部8と被係止部9が設けられる。これら係止部8と被係止部9はロックギア7、あるいはダイアル1の予め決定された回転ピッチに合致して設けられ、ロックギア7を摺動シャフト5に沿って移動させることにより相互に係止し合うことができる。係止部8と被係止部9には、突起と、これに嵌合可能な凹部の組み合わせ、あるいは噛合可能な歯車の組み合わせが利用できる。係止不能部10は、上記組み合わせから凹部側要素を欠落させることにより構成することができ、該係止不能部10に対応する回転位置においては、ロックギア7とダイアル1との接続が禁止され、操作ノブ4を操作してもロックギア7をダイアル1に接続することができなくなる。
【0019】
したがってこの発明において、簡単な構造により設計時に設定した位置関係におけるロックギア7とダイアル1との接続を禁止することが可能となるために、ダイアル1に示された特定の符号を解除符号列から排除することが可能になる。
【0020】
係止不能部10を利用して特定の回転位置関係での施錠動作を制限した符号合わせ錠を構成するには、ダイアル1の外周に、初期回転位置において表示窓11から表示される初期表示符号3を含む複数の符号が外周上に等しいピッチで表示し、ロックギア7とダイアル1の双方が初期回転位置にある際に接続動作が禁止されるようにすることで達成できる。
【0021】
すなわち、摺動シャフト5に摺動、および空転自在に外嵌されるダイアル1の外周には解錠符号列を構成するための符号に加え、解錠符号列を構成しない初期表示符号3が表示される。解錠符号列を構成するための符号としては、例えば”1”から”0”までの10種類の異なった符号を使用することができる。初期表示符号3としては、解錠符号列構成符号のいずれとも異なった符号が使用され、例えば”?”のように解錠符号列構成符号とは異質の符号を選択するのが望ましい。10種類の数字を解錠符号列構成符号として使用する場合には、ダイアル1の外周は11等分され、各々の領域に解錠符号列構成符号と初期表示符号3が表示される。摺動シャフト5の往復動作はダイアル1を初期回転位置まで強制回転させ、当該ダイアル1の初期回転位置において表示窓11には初期表示符号3が現される。
【0022】
したがって上述した構成による符号合わせ錠では、操作ノブ4が解錠位置にある場合にはロックギア7とダイアル1は接続することなく双方が初期回転位置に保持される。この状態にある場合には、ダイアル1との接続が禁止されるロックギア7が摺動シャフト5に沿って移動できないために、ロックギア駆動機構6を動作させることができず、操作ノブ4を回転操作することができない。この結果、操作ノブ4を施錠側に回転操作するにはすべてのダイアル1を操作して任意の解錠符号列を構成する必要が有り、請求項1に係る発明で述べたように不用意な施錠操作が確実に防止できる。
【0023】
上述したロックギア駆動機構6は、操作ノブ4の施解錠操作により摺動シャフト5の長手方向に駆動されるスライダ12を使用して構成することができる。スライダ12とロックギア7とは作動部13を介してロックギア7のダイアル1との接離方向に連結され、ロックギア駆動機構6を作動させると、ロックギア7列を直接駆動することができるために、ロックギア7のダイアル1への接離動作が確実になる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1ないし12に本発明の実施の形態を示す。符号合わせ錠はケース14内に回転操作自在に保持される操作ノブ4を備える。操作ノブ4の先端にはケース14表面に露出する摘み部4aが形成される。なお、本明細書において摘み部4a、および後述する表示窓11が現れる面を表面とする。操作ノブ4は終端部にシャフト部4bを備え、該シャフト部4b終端にロックプレート15が固定される。操作ノブ4を図1において実線で示す解錠位置から鎖線で示す施錠位置に回転操作するとロックプレート15が扉本体等のストライカ16を係止して扉体をロックし、解錠側に回転操作することにより係止が解除されて扉体の開放が可能になる。図6に示すように、操作ノブ4はフランジ4cを備え、ケース14との間に介装されるクリックスプリング17により図6(a)に示す解錠位置と図6(b)に示す施錠位置にクリックストップする。なお、図6において4dはクリックスプリング17を保持するためにフランジ4cから表面側に突設されるスタッドを示す。
【0025】
上記操作ノブ4の回転中心を通る線CL上には所定ピッチでボス5bが突設された摺動シャフト5が配置され、摺動シャフト5と操作ノブ4とは、操作ノブ4の回転操作を摺動シャフト5の往復直線運動に変換するためのシャフト駆動機構18により連結される。図7に示すように、シャフト駆動機構18は、操作ノブ4のシャフト部4bに挿入されるリセットレバー18aと、摺動シャフト5の一端に連結されるスライダピース18bとからなり、リセットレバー18aの表面側に突出した突起18cがスライダピース18bのV字状のガイド溝18dに遊嵌する。組立性を配慮して、摺動シャフト5とスライダピース18bとは摺動シャフト5の先端に形成されたフランジ部5aをスライダピース18bに嵌合させることにより連結される。
【0026】
操作ノブ4を図7(a)、(b)に示す解錠位置から施錠位置、あるいは施錠位置から解錠位置に回転操作すると、リセットレバー18aは操作ノブ4のシャフト部4bを中心として所定角度揺動して摺動シャフト5を長手方向に沿って駆動する。操作ノブ4を反対位置に回転操作するごとに、摺動シャフト5は一往復動作する。また、後述するクリックレバー23のダイアル1への接離タイミングを調整するために、操作ノブ4のシャフト部4bとリセットレバー18aとの間には所定の空転角度θが設定される。なお、図7において14aはケース14に凹設されるリセットレバー18a収容凹部を示す。
【0027】
図7において接離タイミングの調整は、操作ノブ4のシャフト部4bとリセットレバー18aとの間に遊び角θを設けることにより達成されているが、図8に示すように、スライダピース18bのガイド溝18dを変更してもよい。この変更例に係るガイド溝18dはシャフト部4bの回転中心と同心の円弧部18eと直線部18fとを中心線CLに対して対称位置に配置して形成され、突起18cが円弧部18e内を移動する際にはスライダピース18bは移動せず、直線部18f内を移動するときにのみスライダピース18bに操作力を伝達する。
【0028】
上記摺動シャフト5には複数のダイアル1、1・・が摺動シャフト5に対して空転自在に外嵌される。ダイアル1は外周に解錠符号列を構成可能な”1”から”0”までの10種類の数字と、初期表示符号3である”?”が等ピッチ角で表示された円板状本体部1jを有し、ケース14には各ダイアル1、1・・の符号の一つを表示するための表示窓11が開設される。図9に示すように、円板状本体部1jにはギア保持筒1eと、ガイド筒部1aが突設され、ガイド筒部1aをケース14に湾曲凹面形状に形成されたダイアル保持部14bに載置してギア保持筒1e内を挿通する摺動シャフト5の姿勢を維持する。さらに、ダイアル1はケース14のダイアル収納凹部14c内に遊嵌され、中心線CL方向への移動が禁止される。ギア保持筒1eの内壁にはガイド部1fとカム面1dとが設けられる。ガイド部1fには摺動シャフト5のボス5b形成部の断面形状にほぼ一致する貫通孔1cが開設され、カム面1dは前端側から後方に向けて移動してきた摺動シャフト5のボス5bを貫通孔1cの切欠部1bに導くように回転させる形状に形成される。
【0029】
図3に示すように、ダイアル1はギア保持筒1e同士を相互に突き当てた状態で摺動シャフト5に外嵌され、摺動シャフト5が往復動作してボス5bがカム面1dに当接すると、カム面1dには回転方向の力が発生しダイアル1は切欠部1bがボス5bに合致する角度まで回転する。この状態で図2(a)、(c)、(e)に示すようにケース14のすべての表示窓11にはダイアル1の初期表示符号3が現れる(ダイアル1の初期回転位置)。
【0030】
各ダイアル1のギア保持筒1eにはロックギア7が空転自在に外嵌される。ロックギア7はダイアル1のギア保持筒1eに沿って移動可能であり、図3、4に示すように、ロックギア7間のピッチを一定に保持するために中継パイプ19が介装される。中継パイプ19はダイアル1のリング嵌合凹部1g内に嵌合するリング部19aから4本の連結片19bを突設させた円筒体で、各連結片19bはダイアル1の後方側、すなわち、ガイド筒部1a側からダイアル1の脚貫通孔1h(図9参照)を貫通し、ロックギア7の端面に当接する。
【0031】
ロックギア7は図10に示すように、ダイアル1の嵌合凹部1kに嵌合可能な径寸法を有し、嵌合凹部1k内に突設される突起状の被係止部9に噛合可能な歯車部(係止部8)を後端面に備える。歯車部8の歯のピッチはダイアル1に表示される符号のピッチに等しく、そのうちの一ヶ所は埋められて係止不能部10が形成される。さらに、ロックギア7は外周に、歯車部8の歯形に合致する2個の切欠部7a、7aを有し、ケース14側には該切欠部1bに嵌合可能なストッパ部20が突設される。図10に示すように、切欠部1bがケース14のストッパ部20に合致する回転位置が初期回転位置となり、ロックギア7は初期回転位置においてのみ中心線CL方向への移動が許容され、他の回転角度ではストッパ部20に干渉するために移動が禁止される。また、ロックギア7が初期回転位置にあり、かつ、ダイアル1が初期回転位置にある場合には、ダイアル1の被係止部9は図10(a)においてハッチングを施して示すように、ロックギア7の係止不能部10に合致しており、この状態での噛合が禁止されるために、ロックギア7の摺動も禁止される。ダイアル1が相対回転して上記位置関係がくずれると、被係止部9は例えば図10(a)において鎖線で示すように歯車部8のいずれかの歯に合致して中心線CL方向の移動が許容される。
【0032】
上記ロックギア7はロックギア駆動機構6により摺動シャフト5の長手方向に駆動される。図11に示すように、ロックギア駆動機構6は、操作ノブ4に形成されたギア部6aと、ギア部6aに噛合する往路駆動用係合爪21aと復路駆動用係合爪21bとを備えたラチェットレバー21と、ラチェットレバー21が枢支されるスライダ12とからなる。スライダ12は後端位置の中継パイプ19と前端位置のロックギア7を挟持しており、スライダ12の往復動作にロックギア7を追随させる。図11(a)、(b)は施錠方向に操作ノブ4を回転操作した場合のロックギア駆動機構6の動作を示すもので、操作ノブ4を施錠方向(図11(a)、(b)における矢印方向)に回転操作すると、操作ノブ4のギア部6aは操作角度の前半部を利用してほぼ1ピッチ分だけ往路駆動用係合爪21aを押しやってスライダ12を移動させ、その後、ラチェットレバー21はギア部6a上を空転する。また、図11(c)、(d)に示すように、操作ノブ4を施錠位置から解錠位置側に反時計方向に回転操作した場合には、ギア部6aはラチェットレバー21の復路駆動用係合爪21bを押しやってスライダ12を原位置に復帰させる。また、この施錠位置から解錠位置への変更時にスライダ12が拘束されていると、操作ノブ4を回転操作することはできない。ラチェットレバー21は図12に示すように、裏面側に突起21cを備え、該突起21cをケース14に凹設されたラチェットガイド溝14dに嵌合させられるため、スライダ12は中心線方向への移動が規制される。また、ラチェットレバー21はトーションスプリング22によりギア部6aとの噛合方向付勢される。
【0033】
上記ダイアル1の回転操作に節度感を与え、いずれかの符号が表示窓11に正確に対応するように、ダイアル1の外周には図13に示すように、クリック突起1iが設けられ、ケース14にはクリックレバー23が配置される。クリック突起1iはダイアル1の外周に表示される符号の境界部に配置され、符号表示面の見切りを兼ねる。クリックレバー23はダイアル1列に沿って配置され、各ダイアル1に対面する弾性変形部23aを備える。図13に示すように、ダイアル1を所定角度回転させる毎にクリック突起1iにより弾性変形し、ダイアル1の回転操作に節度感を付与する。
【0034】
さらに、この実施の形態はクリック解除機構24を備える。クリック解除機構24は図14、15に示すように、クリックレバー23に設けられる操作片23bと操作ノブ4のフランジ4cの裏面に突設される操作突起24aとを有し、操作突起24aは操作片23bに設けられた操作凹溝24bに嵌合する。クリックレバー23はヒンジ23c回りに回動自在にケース14に保持され、操作ノブ4が解錠位置、あるいは施錠位置にある際には図13、14に示すように、弾性変形部23aがダイアル1のクリック突起1iに接触する位置に保持する。この状態から操作ノブ4を回転操作すると、操作凹溝24bに嵌合した操作突起24aが操作片23bを外方に押しやる結果、クリックレバー23は図15に示すように回転し、弾性変形部23aはダイアル1の外周から離間する。空転角度θでのシャフト4bの回転により操作ノブ4のみが回転して、クリックレバー23と操作突起24aの係合が解除され、ボス5bがカム面1dを押動するため、ダイアル1はスムーズに初期回転姿勢に移行する。また、弾性変形部23aとダイアル1の接離のタイミングは操作突起24aが挿入される操作凹溝24bを適宜設定することにより調整することもできる。
【0035】
クリック解除機構24を設けることにより、摺動シャフト5が進退してダイアル1を強制的に初期回転姿勢に復帰させる際に、弾性変形部23aがダイアル1の外周から離間してダイアル1が回転しやすくなる。
【0036】
したがってこの実施の形態において、利用者がロッカー等を使用していない状態(解錠状態)ではロックギア7、およびダイアル1が初期回転位置にあり、クリックレバー23の弾性変形部23aはダイアル1に接している。この状態で表示窓11には図2(a)に示すように、各ダイアル1の初期表示符号3が現れている。また、上述したようにダイアル1の被係止部9はロックギア7の係止不能部10に正対しているために、ダイアル1を操作することなく操作ノブ4を施錠側に回転させようとしてもスライダ12の摺動が禁止されているために、操作することができず、不用意な施錠操作が防止される。
【0037】
符号合わせ錠を施錠状態に移行させるためには、図2(b)に示すように、すべてのダイアル1を操作して初期表示符号3以外の符号(解錠符号列構成符号)のみで解錠符号列を構成する必要がある。解錠状態ではクリックレバー23の弾性変形部23aがダイアル1の外周に圧接しているために、ダイアル1の操作に節度感をもたせることができ、かつ、ダイアル1の被係止部9を正確にロックギア7の対応する係止部8に正対させることができる。解錠符号列をセットした後、操作ノブ4を施錠方向に回転操作すると、スライダ12が摺動して各ロックギア7をダイアル1側に移動させ、ダイアル1の被係止部9がロックギア7の対応する歯車部8の凹部に噛合する。この後、ダイアル1とロックギア7は回転方向に連結状態となり、次いで、操作ノブ4の回転操作により中心線CLに沿って摺動する摺動シャフト5のボス5bがダイアル1のカム面1dに当接する。操作ノブ4をさらに回転させると、カム面1dは摺動シャフト5のボス5bにより回転方向の力を受け、ダイアル1は初期回転まで強制回転させられる。この結果、表示窓11には図2(c)に示すように、初期表示符号3による初期符号列2が表示される。ダイアル1の回転動作中は上記クリックレバー23の弾性変形部23aはダイアル1の外周から離間しており、操作ノブ4の操作力を増加させることはない。ダイアル1の回転動作中はダイアル1にはロックギア7が噛合しており、ダイアル1の回転とともにロックギア7が回転する。一方、摺動シャフト5はダイアル1を初期回転位置に復帰させた後、復路を摺動して初期位置に復帰し、クリックレバー23も原位置に復帰して弾性変形部23aがダイアル1の外周に接する。
【0038】
上記操作により、操作ノブ4に連結されたロックプレート15は例えばロッカーの本体に形成されたストライカ16に係止することから扉体の開放が禁止され、施錠状態となる。施錠状態では図10(b)に示すように、ロックギア7は初期回転姿勢から回転して切欠部1bがケース14のストッパ部20に正対していないために、操作ノブ4を解錠側に回転させようとしてもロックギア7がストッパ部20に衝接してスライダ12の矢印B方向への摺動が禁止されるために、回転操作することができない。この施錠状態から図2(d)に示すように、ダイアル1を当初設定した解錠符号列に合致させると、各ロックギア7は初期回転位置に復帰し、操作ノブ4の回転操作が許可される。解錠方向に操作ノブ4を回転させることにより、スライダ12は操作ノブ4側に摺動しつつ後端位置の中継パイプ19を押し付けてロックギア7を移動させ、ロックギア7とダイアル1との接続を解除し、摺動シャフト5は往復動作してダイアル1を初期回転位置に復帰させる。ダイアル1の回転動作時には、ロックギア7との接続が解除されているために、初期回転位置にあるロックギア7を動作させることなくダイアル1のみが初期回転位置に復帰し、図2(e)に示すように初期状態となる。
【0039】
さらに、この実施の形態は緊急解錠機構25を備える。緊急解錠機構25は、利用者が解錠符号列を忘れてしまった場合でも解錠操作を行えるようにするためのもので、図5に示すように、操作ノブ4にプラグ26を組み込んで構成される。摘み部4aは操作ノブ本体27に挿入されるプラグ26に連結され、さらにプラグ26と操作ノブ本体27とは連結用タンブラ26aを介して回転方向に連結される。操作ノブ4の摘み部4aに回転操作力を与えると、プラグ26、連結用タンブラ26aを介して操作ノブ本体27に回転力が伝達され、操作ノブ本体27に一体形成されるフランジ4c、およびギア部6aが回転する。
【0040】
プラグ26の連結用タンブラ26aは所定のキープレート25a(非常解錠用キー)を挿入することによりプラグ26内に退避させることができ、当該キーを差し込んだ状態でプラグ26、および摘み部4aを操作ノブ本体27に対して独立して回転させることができる。利用者が解錠符号列を忘れた場合には、非常解錠用キー25aをプラグ26に挿入すると、操作ノブ本体27を回転させることなくプラグ26に一体形成されるシャフト部4bを回転操作することができるために、ロックプレート15とストライカ16との係止を解除させることができる。なお、図5において14fはケースカバーを示す。
【0041】
また、非常解錠用キーを使用して扉体を開放しても、ロックギア7とダイアル1との接続関係は維持されており、そのまま扉体を施錠すると再び開放不能になるために、これを避けるために、符号解読手段28が設けられる。符号解読手段28は、図16(a)に示すように、各ロックギア7に対応してケース14に開口されるロックギア覗き窓28aと、ロックギア7の外周に表示される初期位置表示マーク28bとからなる。ロックギア覗き窓28aは扉が開放状態の時にのみ外部に現れ、初期位置表示マーク28bはロックギア7が初期回転位置にある場合にロックギア覗き窓28aから表示される。したがって、非常解錠用キーを利用して扉を開けた場合には、ロックギア覗き窓28aに初期位置表示マーク28bが現れるまで各ダイアル1を回転操作すればよく、このとき表示窓11に現れるダイアル1の符号列が解錠符号列を示すこととなる。
【0042】
さらに、この実施の形態は図16(b)、(c)に示す不正解錠コード検出防止手段29を備える。不正解錠コード検出とは、施錠状態で操作ノブ4に解錠方向の回転力を加えながらダイアル1を操作した際に操作ノブ4が微少量回転することを利用して解錠符号列を不正に知ることで、かかる不正検出を防止するために、各ロックギア7の前端面にはギア状の係合部29aが形成される。一方、ケース14のストッパ部20はフォーク形状に形成され、図16(c)に示すように、ロックギア7が初期回転位置以外にある際であって、操作ノブ4に解錠方向の回転力を加えたとき、ロックギア7がストッパ方向に移動して先端が係合部29aに係合する。この状態においてダイアル1を操作しようとしてもダイアル1は回転することはない。
図17以下に本発明の他の実施の形態を示す。なお、本実施の形態の説明において、上述した実施の形態と同一の構成要素は図中に符号を付して説明を省略する。
【0043】
この実施の形態において、ダイアル1は外周に解錠符号列を構成可能な”1”から”0”までの10種類の数字と、初期表示符号3である”?”が等ピッチで表示された円板状本体部1jの中心からギア保持筒1eを突出させて形成され、図20に示すように、ギア保持筒1eの両端がケース14のダイアル保持部14bに支承されて所定位置に回転自在に装着される。また、円板状本体部1jのロックギア7との対向面には後述するロックギア7の嵌合円板部7bが嵌合可能な嵌合凹部1kが設けられ、さらに、嵌合凹部1kにはピン形状の被係止部9が設けられる。このダイアル1は、上述した実施の形態と同様に、ギア保持筒1e内を貫通する摺動シャフト5の往復動作に伴って、カム面1dが摺動シャフト5のボス5bに押されて初期回転位置に強制復帰する。また、摺動シャフト5のぐらつきを防止するために、摺動シャフト5の後端はケース14の後端壁面14gに形成されたシャフト受け14hに支承された後、ケースカバー14fにより押さえつけられる(図17参照)。
【0044】
一方、ロックギア7は摺動筒7cの両端に嵌合円板部7bとギア円板部7dとを備え、ダイアル1のギア保持筒1eに空転かつ中心線CL方向に移動自在に外嵌される。嵌合円板部7bには上記ダイアル1の被係止部9が嵌合可能な円孔状の係止部8が各被係止部9に対応する位置に形成され、図21(a)において破線で示すように、係止部8のいずれか1個が埋められて係止不能部10とされる。
【0045】
ロックギア7のギア円板部7dはギア部7eと、ギア部7eの歯形に一致する2個の切欠部7a、7aを有し、図21(b)に示すように、切欠部7aがケース14のストッパ部20に合致する初期回転位置でのみダイアル1の回転軸線方向への移動が許容される。また、ギア円板部7dのギア部7eは該ギア円板部7dの表層に形成され、操作ノブ4を解錠方向に操作してロックギア7を図22(a)において矢印21A方向に移動させた際に、図22(c)に示すように、ケース14のストッパ部20に係止して操作ノブ4の回転を禁止することによって不正解錠コード検出防止手段29が構成される。さらに、切欠7a、7a間には例えば蛍光色が塗布されて初期位置表示マーク28bが表示され、ロックギア覗き窓28aと協同して符号解読手段28が構成される(図22(a)参照)。
【0046】
上記ロックギア7を摺動シャフト5の中心線CL方向に駆動するロックギア駆動機構6は、上述した実施の形態と同様に、操作ノブ4に形成されたギア部6aと、ギア部6aに噛合するラチェットレバー21と、ラチェットレバー21を枢支するスライダ12からなり、操作ノブ4に回転操作を与えることによりスライダ12が摺動シャフト5の長手方向に摺動するように構成される。
【0047】
スライダ12は本体部12aからラチェットレバー21の取り付け部12bを延設して形成され、本体部12aの上面、およびケース14の底壁に立設されるガイドピン12c、14eをケース14の天井部裏面に形成された図示しないガイド凹部、および本体部12aの底面に設けられたガイド凹部12dに嵌合させて摺動シャフト5の長手方向に沿って移動可能とされる(図17、18参照)。また、スライダ12の本体部12aには、ダイアル1、およびロックギア7を収容する収容凹部12e、12fが開設され、収容凹部12e、12fの境界には内方に向けて突出する作動部13が設けられる。図17、21に示すように、作動部13はロックギア7の嵌合円板部7bとギア円板部7dとの間に形成される隙間に嵌合し、摺動筒7cの外周を支える。ロックギア7、およびダイアル1を収容凹部12e、12f内に収容する構成をとることにより、ロックギア7等の組み込みは、ケース14内にスライダ12を載置した後、予め摺動シャフト5を挿通させたロックギア7、およびダイアル1を載せ、次いで、ケースカバー14fを取り付けるだけで行うことができるために、組立作業性が向上する。また、各々のロックギア7はスライダ12により直接駆動されるために、ロックギア7の接離動作の信頼性が高まる。
【0048】
したがってこの実施の形態において、図2(a)に示す初期状態ではロックギア7は初期回転位置で図20に示すようにダイアル1から離間しており、ダイアル1も初期符号列2を構成する初期回転位置にある。この状態でダイアル1の被係止部9はロックギア7の係止不能部10に正対しており、操作ノブ4の施錠位置側への回転操作が禁止される。これに対し、初期表示符号3を全く含まない解錠符号列が構成されるようにダイアル1を回転させた後、操作ノブ4を施錠位置側(反時計方向)に回転すると、ラチェットレバー21が作動してスライダ12が摺動シャフト5の長手方向に移動する。スライダ12の移動により各々のロックギア7も対応するダイアル1側に移動して係止部8がダイアル1の被係止部9に係止して接続状態となる。一方、摺動シャフト5は操作ノブ4の回転操作により一往復動作して接続されたロックギア7とともにダイアル1を初期回転位置に強制復帰させる。
【0049】
施錠状態では図22(b)に示すように、ロックギア7の離間方向(図22(a)における21A方向)への移動がストッパ部20に遮られるために、ラチェットレバー21も動くことができず、操作ノブ4を操作することができない。
【0050】
また緊急解錠操作時には、キープレート25aをプラグ26に挿入してプラグ26を回転させることにより行うことができる。図19に示すように、この実施の形態において、摺動シャフト5を移動させるスライダピース18bは上述した実施の形態と同様にリセットレバー18aの突起18cによって駆動されるが、リセットレバー18aは操作ノブ本体27に係合し、操作ノブ4のシャフト部4bはリセットレバー18aに係合しない。
【0051】
したがって、緊急解錠の操作時には、プラグ26のシャフト部4bのみが回転して、ロックプレート15とストライカ16との係止が解除され、摺動シャフト5が移動することはない。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、符号合わせ錠の構造を簡単にすることができ、かつ、全体の大きさをコンパクトにすることができる。さらに、不用意な施錠動作を確実に防止できるので、使い勝手が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す平面図である。
【図2】本発明の使用方法を示す図で、(a)は初期状態における符号列を示す図、(b)は解錠符号列をセットした状態を示す図、(c)は施錠後の表示窓を示す図、(d)は解錠のために解錠符号列をセットした状態を示す図、(e)は解錠後の状態を示す図である。
【図3】解錠状態での図1の内部を示す図である。
【図4】施錠状態での図2の内部を示す図である。
【図5】図1の5A-5A線断面図である。
【図6】操作ノブ4のクリック移行動作を示す図である。
【図7】シャフト駆動機構を示す図で、(a)は解錠状態でのリセットレバーの状態を示す図、(b)は解錠状態でのスライダピースの状態を示す図、(c)は解錠状態から施錠状態への移行途上におけるリセットレバーの状態を示す図、(d)は(c)と同一状態でのスライダピースの状態を示す図、(e)は施錠状態でのリセットレバーの状態を示す図、(f)は施錠状態でのスライダピースの状態を示す図である。
【図8】スライダピースの変形例を示す図で、(a)は解錠状態における状態を示す図、(b)は空転角度内での回転動作を示す図、(c)は解錠状態から施錠状態への移行途上を示す図である。
【図9】ダイアルを示す図で、(a)は図3において9A-9A方向から見た正面図、(b)は(a)の9B-9B線断面図、(c)は裏面図である。
【図10】ロックギアを示す図で、(a)は図3において10A-10A方向から見た正面図、(b)は(a)の10B-10B線断面図、(c)は裏面図である。
【図11】ロックギア駆動機構を示す図で、(a)は解錠状態を示す図、(b)は施錠操作途上を示す図、(c)は施錠状態を示す図、(d)は解錠操作途上を示す図である。
【図12】ラチェットレバーの動作を示す図で、(a)は解錠状態を示す図、(b)は解錠操作途上を示す図、(c)は施錠操作途上を示す図である。
【図13】ダイアルのクリック動作を示す図で、(a)はクリックストップ状態を示す図、(b)はその途上を示す図である。
【図14】クリック解除機構の動作しない状態を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図15】クリック解除機構の動作状態を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は動作状態における弾性変形部の状態を示す図である。
【図16】ロックギアの背面を示す図で、(a)は符号解読手段を示す図、(b)は初期回転位置を示す図、(c)は不正解錠コード検出防止手段を示す図である。
【図17】本発明の他の実施の形態を示す図3に対応する図である。
【図18】図17の断面図で、(a)は図17の18A-18A線断面図、(b)はダイアル保持部でのダイアルの保持部状態を示す断面図である。
【図19】リセットレバーの動作を示す図で、(a)は初期状態における図18の19A-19A線断面図、(b)は初期状態における図18の19B-19B線断面図、(c)は摺動シャフトが往路終端まで移動した状態における(a)に対応する断面図、(d)は摺動シャフトが往路終端まで移動した状態における(b)に対応する断面図である。
【図20】図17の要部断面図で、(a)は初期回転位置におけるダイアルとロックギアを中心線CLに沿って切った断面図、(b)は(a)において20B方向から見たダイアルの単体図である。
【図21】ロックギアを示す図で、図20(a)において21A方向から見た単体図、(b)は図20(a)の21B-21B線断面図である。
【図22】図17の要部断面図で、(a)はダイアルにロックギアが接続した状態におけるダイアルとロックギアを中心線CLに沿って切った断面図、(b)は上記状態における図21(b)に対応する断面図、(c)はギア部がストッパ部に係止した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ダイアル
2 初期符号列
3 初期表示符号
4 操作ノブ
5 摺動シャフト
6 ロックギア駆動機構
7 ロックギア
8 係止部
9 被係止部
10 係止不能部
11 表示窓
12 スライダ
13 作動部[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a code-matching lock.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-4381 is known as a code-matching lock that can be unlocked only when a dial is set in a unlock code string preset by the user. This conventional example includes two shafts arranged in parallel, and a dial on which ten types of
[0003]
The shaft holding the dial is reciprocated once by a single locking / unlocking operation of the operation knob, and the dial is forcibly rotated to the “0” display position by the reciprocating motion of the shaft. The gear moves along the collar member by the operation of the operation knob. When the operation knob is rotated to the locking side, the gear engages with the projection of the collar member and becomes integral with the collar member. It is released and is free to idle with respect to the eaves member. In addition, a wedge-shaped projection is projected from the shaft that holds the flange member, and the flange member is allowed to move along the shaft only when it is in the initial posture.
[0004]
When the dial is rotated in the unlocked state and an arbitrary unlocked code string is formed by the dial in the unlocked state, the gear rotates idly on the collar member. Thereafter, when the operation knob is rotated in the locking direction, the flange member moves along the shaft, and the gear and the flange member are integrated. On the other hand, the shaft holding the dial is reciprocated once to set the dial to “0”, and at the same time, the flange member is rotated to the corresponding rotational position. In this state, the wedge-shaped protrusion of the shaft holding the scissors member interferes with the scissors member, and movement of the scissors member along the shaft is prohibited, so that the operation knob is rotated in the unlocking direction. Is prohibited (locked state).
[0005]
When the dial is again matched with the unlocked code string set to the initial state from the locked state, the collar member returns to the initial position and the operation of the operation knob in the unlocking direction is allowed (unlocked state).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional example has the disadvantages that the structure is complicated and the entire apparatus cannot be made compact because the support shaft of the flange member and the support shaft of the dial are arranged in the case.
[0007]
In addition, all dials display “0” in the unlock code string setting state, and the unlock code string of all “0” is set by preventing the lock in this state by the zero setting prevention mechanism. It is forbidden. On the other hand, the code “0” is a necessary code when, for example, the birthday is set in the unlock code string, and includes “0” because the use of the “0” is completely prohibited and the usability is deteriorated. Setting the code string to the unlocked code string is not prohibited. As a result, for example, it is not prohibited to set a code string in which only one digit is other than “0” as an unlocked code string, but a code string consisting of codes in which only one digit is not “0” is used as an unlocked code string. The following problems occur due to the allowance. For example, assuming that a code-locking lock is installed in the locker, it is often the case that a single digit is inadvertently rotated during loading / unloading of the locker, and the user is aware of the unlocked code string. If you do the locking operation without doing it, you will not be able to unlock. The same phenomenon occurs when the user does not notice that a digit has been moved inadvertently and when the operation knob is rotated to the locking side without intention of locking.
[0008]
The present invention has been made to eliminate the above drawbacks, and an object of the present invention is to provide a code-matched lock that has a simple structure and can be miniaturized. Another object of the present invention is to provide a code-locking lock that can prevent a shift to an inadvertent locking state by making a user who can make the device compact aware of the unlocked code string.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the object is
In the code combination lock that enables unlocking operation when the codes written on the outer periphery of the plurality of
The
In addition, the unlocking code string including the
[0010]
In the present invention, an
[0011]
The code matching lock includes the
[0012]
Therefore, in the present invention, if at least one
[0013]
The invention according to
A
A lock gear drive mechanism driven by an operation knob;
A
The lock
The
[0014]
The code alignment lock includes an
[0015]
When the
[0016]
When the
Therefore, in this invention, since the
[0017]
The invention according to
A plurality of
The lock
The lock
The sliding
In addition, the
[0018]
In the present invention, the
[0019]
Therefore, in the present invention, since it is possible to prohibit the connection between the
[0020]
In order to construct a code-locking lock in which the locking operation in a specific rotational position relationship is limited using the
[0021]
That is, an
[0022]
Therefore, in the code-locking lock having the above-described configuration, when the
[0023]
The lock
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 12 show an embodiment of the present invention. The code matching lock includes an
[0025]
A sliding
[0026]
When the
[0027]
In FIG. 7, the adjustment of the contact / separation timing is achieved by providing a play angle θ between the
[0028]
A plurality of
[0029]
As shown in FIG. 3, the
[0030]
A
[0031]
As shown in FIG. 10, the
[0032]
The
[0033]
As shown in FIG. 13, a click protrusion 1 i is provided on the outer periphery of the
[0034]
Further, this embodiment includes a
[0035]
By providing the
[0036]
Therefore, in this embodiment, when the user is not using a locker or the like (unlocked state), the
[0037]
As shown in FIG. 2B, all the
[0038]
By the above operation, the
[0039]
Furthermore, this embodiment includes an
[0040]
The connecting
[0041]
Even if the door is opened using the emergency unlocking key, the connection relationship between the
[0042]
Further, this embodiment includes an unauthorized unlocking code detection preventing means 29 shown in FIGS. 16 (b) and 16 (c). Unauthorized unlocking code detection means that the unlocking code string is illegally used by operating the
FIG. 17 and subsequent figures show other embodiments of the present invention. In the description of the present embodiment, the same components as those in the above-described embodiment are denoted by reference numerals in the drawings, and description thereof is omitted.
[0043]
In this embodiment, the
[0044]
On the other hand, the
[0045]
The
[0046]
The lock
[0047]
The
[0048]
Therefore, in this embodiment, in the initial state shown in FIG. 2A, the
[0049]
In the locked state, as shown in FIG. 22B, the movement of the
[0050]
Further, the emergency unlocking operation can be performed by inserting the
[0051]
Therefore, at the time of emergency unlocking operation, only the
[0052]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, the structure of the code-locking lock can be simplified and the overall size can be made compact. Furthermore, since an inadvertent locking operation can be surely prevented, usability is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing the present invention.
2A and 2B are diagrams showing a method of using the present invention, in which FIG. 2A is a diagram showing a code string in an initial state, FIG. 2B is a diagram showing a state in which an unlocked code string is set, and FIG. The figure which shows a display window, (d) is a figure which shows the state which set the unlocking code string for unlocking, (e) is a figure which shows the state after unlocking.
FIG. 3 is a diagram showing the inside of FIG. 1 in an unlocked state.
4 is a diagram showing the inside of FIG. 2 in a locked state.
5 is a cross-sectional view taken along
6 is a diagram showing a click transition operation of the
7A and 7B are diagrams showing a shaft drive mechanism, in which FIG. 7A is a diagram showing a state of a reset lever in an unlocked state, FIG. 7B is a diagram showing a state of a slider piece in an unlocked state, and FIG. The figure which shows the state of the reset lever in the transition from the unlocked state to the locked state, (d) is the figure which shows the state of the slider piece in the same state as (c), (e) is the state of the reset lever in the locked state The figure which shows a state, (f) is a figure which shows the state of the slider piece in a locked state.
8A and 8B are diagrams showing a modification of the slider piece, in which FIG. 8A is a diagram showing a state in an unlocked state, FIG. 8B is a diagram showing a rotation operation within an idling angle, and FIG. It is a figure which shows the transition in the locked state.
9A and 9B are diagrams showing a dial, in which FIG. 9A is a front view as viewed from the 9A-9A direction in FIG. 3, FIG. 9B is a cross-sectional view taken along the
10A and 10B are diagrams showing a lock gear, where FIG. 10A is a front view seen from the
11A and 11B are diagrams showing a lock gear drive mechanism, in which FIG. 11A is a diagram showing an unlocked state, FIG. 11B is a diagram showing a locking operation in progress, FIG. 11C is a diagram showing a locked state, and FIG. It is a figure which shows the lock operation way.
FIGS. 12A and 12B are views showing the operation of the ratchet lever, where FIG. 12A is a diagram showing an unlocked state, FIG. 12B is a diagram showing the unlocking operation, and FIG. 12C is a diagram showing the locking operation;
13A and 13B are diagrams showing a dial click operation, where FIG. 13A is a diagram showing a click stop state, and FIG.
14A and 14B are diagrams showing a state where the click releasing mechanism does not operate, in which FIG. 14A is a front view, and FIG. 14B is a plan view.
FIGS. 15A and 15B are diagrams showing an operating state of the click releasing mechanism, where FIG. 15A is a front view, FIG. 15B is a plan view, and FIG. 15C is a diagram showing a state of the elastically deforming portion in the operating state;
FIGS. 16A and 16B are diagrams showing the back of the lock gear, in which FIG. 16A shows the code decoding means, FIG. 16B shows the initial rotation position, and FIG. 16C shows the unauthorized unlocking code detection preventing means; is there.
FIG. 17 is a view corresponding to FIG. 3 showing another embodiment of the present invention.
18A is a cross-sectional view taken along the
19A and 19B are views showing the operation of the reset lever, where FIG. 19A is a cross-sectional view taken along the
20 is a cross-sectional view of the main part of FIG. 17, where (a) is a cross-sectional view of the dial and lock gear at the initial rotation position cut along the center line CL, and (b) is a view from 20B direction in (a). It is a single figure of a dial.
FIG. 21 is a view showing a lock gear, and is a single view seen from the
22 is a cross-sectional view of the main part of FIG. 17, where (a) is a cross-sectional view of the dial and the lock gear cut along the center line CL in a state where the lock gear is connected to the dial, and (b) is a view in the above state. Sectional drawing corresponding to 21 (b), (c) is a sectional view showing a state in which the gear portion is locked to the stopper portion.
[Explanation of symbols]
1 Dial
2 Initial code string
3 Initial display code
4 Operation knob
5 Sliding shaft
6 Lock gear drive mechanism
7 Lock gear
8 Locking part
9 Locked part
10 Unlockable part
11 Display window
12 Slider
13 Actuator
Claims (5)
前記ダイアルは、解錠状態において初期符号列を構成する初期表示符号を備え、
かつ、初期表示符号を含む解錠符号列では施錠操作が禁止される符合合わせ錠。In the code matching lock that enables unlocking operation when the code written on the outer periphery of the plurality of dials is matched with the unlocking code string selected by the user,
The dial includes an initial display code constituting an initial code string in an unlocked state,
In addition, a matching lock whose locking operation is prohibited in an unlock code string including an initial display code.
操作ノブにより駆動されるロックギア駆動機構と、
ダイアルと同軸周りに回転自在で、前記ロックギア駆動機構により摺動シャフトの長手方向に駆動されてダイアルに接離するロックギアとを有し、
前記ロックギア駆動機構とロックギアとはロックギアの接離方向に連結されて操作ノブの施解錠操作方向に従って駆動されるとともに、
ロックギアは所定の初期回転位置以外でダイアルとの離間方向への移動が禁止される符号合わせ錠。A dial that is rotatably fitted to a sliding shaft that reciprocates by a locking and unlocking operation of the operation knob, and forcibly returns to a predetermined initial rotation position for each reciprocation of the sliding shaft;
A lock gear drive mechanism driven by an operation knob;
A lock gear that is rotatable about the same axis as the dial, and that is driven in the longitudinal direction of the sliding shaft by the lock gear drive mechanism to come into contact with and separate from the dial;
The lock gear drive mechanism and the lock gear are coupled according to the lock gear contact / separation direction and driven according to the locking / unlocking operation direction of the operation knob,
The lock gear is a code matching lock that is prohibited from moving away from the dial in any direction other than the predetermined initial rotation position.
ロックギア駆動機構により摺動シャフトの長手方向に駆動され、係止部をダイアルの被係止部に係脱させて該ダイアルに接離する複数のロックギアとを有し、
前記ロックギア駆動機構とロックギアとはロックギアの接離方向に連結されて操作ノブの施解錠操作方向に従って駆動されるとともに、
ロックギアとダイアルには所定の回転位置関係において接続動作を禁止する係止不能部が形成される符号合わせ錠。A dial that is rotatably fitted to a sliding shaft that reciprocates by a locking and unlocking operation of the operation knob, and forcibly returns to a predetermined initial rotation position for each reciprocation of the sliding shaft;
A plurality of lock gears that are driven in the longitudinal direction of the sliding shaft by a lock gear drive mechanism, engage and disengage the engagement portion with the engagement portion of the dial,
The lock gear drive mechanism and the lock gear are coupled according to the lock gear contact / separation direction and driven according to the locking / unlocking operation direction of the operation knob,
A code-locking lock in which the lock gear and the dial are formed with a non-lockable portion that prohibits connection operation in a predetermined rotational position relationship.
前記ロックギアとダイアルの双方が初期回転位置にある際に接続動作が禁止される請求項3記載の符号合わせ錠。On the outer periphery of the dial, a plurality of codes including an initial display code displayed from the display window at the initial rotation position are displayed at an equal pitch on the outer periphery,
4. The code matching lock according to claim 3, wherein the connecting operation is prohibited when both the lock gear and the dial are in the initial rotation position.
かつ、スライダにはロックギアをダイアルとの接離方向に移動させる作動部が設けられる請求項2、3または4記載の符号合わせ錠。The lock gear drive mechanism has a slider that is driven in the longitudinal direction of the sliding shaft by the locking and unlocking operation of the operation knob,
5. The code matching lock according to claim 2, 3 or 4, wherein the slider is provided with an actuating portion for moving the lock gear in the contact / separation direction with the dial.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05038799A JP3720207B2 (en) | 1998-02-27 | 1999-02-26 | Code-matching lock |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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