JP3719956B2 - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP3719956B2
JP3719956B2 JP2001193277A JP2001193277A JP3719956B2 JP 3719956 B2 JP3719956 B2 JP 3719956B2 JP 2001193277 A JP2001193277 A JP 2001193277A JP 2001193277 A JP2001193277 A JP 2001193277A JP 3719956 B2 JP3719956 B2 JP 3719956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data transmission
station apparatus
mobile station
transmission rate
request value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001193277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002084577A (ja
Inventor
憲一 三好
勝彦 平松
高久 青山
淳 須増
修 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001193277A priority Critical patent/JP3719956B2/ja
Publication of JP2002084577A publication Critical patent/JP2002084577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3719956B2 publication Critical patent/JP3719956B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0245Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal according to signal strength
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信システムならびにこれを構成する基地局装置および移動局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体通信システムの一つの規格として、cdma2000と呼ばれる規格がある。cdma2000には、音声通話用の周波数帯域とは別にデータ通信専用の周波数帯域を利用するHDR(High Data Rate)が適用される。HDRでは、データ通信専用の周波数帯域(チャネル)を複数のユーザで共用するシェアードチャネル(shared channel)が用いられる。
【0003】
シェアードチャネルとは、データ伝送レート(以下単に「レート」という)が適時変更可能なチャネルであって、同一周波数を複数の移動局装置が使用し、基地局装置によって選択された一つの移動局装置のみが時分割でその周波数を専有してデータ通信を行うことができるものである。
【0004】
このようなシェアードチャネルを用いた従来の移動体通信システムにおいては、まず、複数の移動局装置が基地局装置から送信されたパイロットバースト信号を受信する。そして、各移動局装置は、受信したパイロットバースト信号から受信品質に関するCIR(Carrier to Interference Ratio:キャリア信号電力対干渉信号電力比)を測定し、CIR測定値に応じたレート要求値を基地局装置に送信する。このとき、レート要求値の送信は、通信エリア内のすべての移動局装置から同一のタイミングで実行される。そして、基地局装置は、各基地局装置からレート要求値を受信すると、受信したレート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、選択した移動局装置から受信したレート要求値のレートでデータを当該移動局装置に送信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシステムにおいては、基地局装置によって選択された移動局装置にのみデータが送信されるため、移動局装置は、レート要求値を送信しても、基地局装置によって選択されない限り、データを受信することができず、基地局装置によって選択されるまで常にレート要求値を送信する必要がある。
【0006】
すなわち、移動局装置から送信されたレート要求値が、基地局装置がデータ送信に割り当てているレートよりも低い場合、当該移動局装置は、なかなか選択されず、この間も常にレート要求値を送信しなければならないため、その分無駄な電力を消費するという問題がある。移動局装置における送信電力の消費量は大きいため、無駄な電力消費によって電池の消耗が早くなる。
【0007】
また、移動局装置が停止状態または低速移動状態にある場合、CIRはほとんど変動しないにもかかわらず、移動局装置は、毎回、同一のレート要求値を送信することになるため、この場合にも、その分無駄な電力を消費するという問題がある。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、シェアードチャネルを用いた移動体通信を行う場合に、データ伝送レート要求値の送信タイミングを効率化して無駄な消費電力を防止し、低消費電力化を図ることができる移動体通信システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動体通信システムは、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムであって、前記移動局装置は、前記基地局装置から送信される平均データ伝送レートを受信する第1受信手段と、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値と前記第1受信手段によって受信された平均データ伝送レートとの差を算出する第1算出手段と、前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であると判断された場合、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる第1制御手段と、を有し、前記基地局装置は、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信されたデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された移動局装置にデータを送信する際のデータ伝送レートの平均を平均データ伝送レートとして算出する第2算出手段と、前記第2算出手段によって算出された平均データ伝送レートを前記移動局装置へ送信させる第2制御手段と、を有する構成を採る。
【0010】
この構成によれば、移動局装置は、データ伝送レート要求値と平均データ伝送レートとの差が基準値以上である場合にのみ、データ伝送レート要求値を基地局装置へ送信するため、従来のように常にデータ伝送レート要求値を送信する必要がなく、シェアードチャネルを用いた移動体通信において、データ伝送レート要求値の送信タイミングを効率化して無駄な消費電力を防止することができ、低消費電力化を図ることができる。
【0011】
本発明の、移動体通信システムにおける通信方法は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムにおける通信方法であって、前記移動局装置が、前記基地局装置から送信される平均データ伝送レートを受信する第1受信ステップと、前記移動局装置が、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する測定ステップと、前記移動局装置が、前記測定ステップで測定した受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定ステップと、前記移動局装置が、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値と前記第1受信ステップで受信した平均データ伝送レートとの差を算出する第1算出ステップと、前記移動局装置が、前記第1算出ステップにおける算出結果が基準値以上であるか否かを判断する判断ステップと、前記移動局装置が、前記判断ステップで前記第1算出ステップにおける算出結果が基準値以上であると判断した場合、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる第1制御ステップと、前記基地局装置が、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する第2受信ステップと、前記基地局装置が、前記第2受信ステップで受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択する選択ステップと、前記基地局装置が、前記選択ステップで選択した移動局装置にデータを送信する際のデータ伝送レートの平均を平均データ伝送レートとして算出する第2算出ステップと、前記基地局装置が、前記第2算出ステップで算出した平均データ伝送レートを前記移動局装置へ送信させる第2制御ステップと、を有するようにした。
【0012】
この方法によれば、移動局装置は、データ伝送レート要求値と平均データ伝送レートとの差が基準値以上である場合にのみ、データ伝送レート要求値を基地局装置へ送信するため、従来のように常にデータ伝送レート要求値を送信する必要がなく、シェアードチャネルを用いた移動体通信において、データ伝送レート要求値の送信タイミングを効率化して無駄な消費電力を防止することができ、低消費電力化を図ることができる。
【0013】
本発明の移動局装置は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記移動局装置であって、前記基地局装置から送信される平均データ伝送レートを受信する第1受信手段と、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値と前記第1受信手段によって受信された平均データ伝送レートとの差を算出する第1算出手段と、前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であると判断された場合、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる第1制御手段と、を有する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、上記の作用効果を有する移動体通信システムを構築するための一要素である移動局装置を提供することができる。
【0015】
本発明の移動局装置は、上記の構成において、前記基地局装置からの受信信号の誤り検出を行う誤り検出手段、をさらに有し、前記第1制御手段は、前記誤り検出手段によって受信信号に誤りがないと判定された場合において、前記判断手段によって前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であると判断されたときに、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる、構成を採る。
【0016】
この構成によれば、受信信号に誤りがない場合において、データ伝送レート要求値と平均データ伝送レートとの差が基準値以上であるときにのみ、データ伝送レート要求値を基地局装置へ送信するため、基地局は、基準値との比較によるデータ伝送レート要求値の送信の有無を正確に判断することができる。
【0017】
本発明の、移動局装置における情報送信制御方法は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記移動局装置における情報送信制御方法であって、前記基地局装置から送信される平均データ伝送レートを受信する第1受信ステップと、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する測定ステップと、前記測定ステップで測定した受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定ステップと、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値と前記第1受信ステップで受信した平均データ伝送レートとの差を算出する第1算出ステップと、前記第1算出ステップにおける算出結果が基準値以上であるか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記第1算出ステップにおける算出結果が基準値以上であると判断した場合、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる第1制御ステップと、を有するようにした。
【0018】
この方法によれば、上記の作用効果を有する移動体通信システムを構築するための一要素である移動局装置における情報送信制御方法を提供することができる。
【0019】
本発明の基地局装置は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記基地局装置であって、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信されたデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された移動局装置にデータを送信する際のデータ伝送レートの平均を平均データ伝送レートとして算出する第2算出手段と、前記第2算出手段によって算出された平均データ伝送レートを前記移動局装置へ送信させる第2制御手段と、を有する構成を採る。
【0020】
この構成によれば、上記の作用効果を有する移動体通信システムを構築するための一要素である基地局装置を提供することができる。
【0021】
本発明の、基地局装置における情報送信制御方法は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記基地局装置における情報送信制御方法であって、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する第2受信ステップと、前記第2受信ステップで受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択した移動局装置にデータを送信する際のデータ伝送レートの平均を平均データ伝送レートとして算出する第2算出ステップと、前記第2算出ステップで算出した平均データ伝送レートを前記移動局装置へ送信させる第2制御ステップと、を有するようにした。
【0022】
この方法によれば、上記の作用効果を有する移動体通信システムを構築するための一要素である基地局装置における情報送信制御方法を提供することができる。
【0023】
本発明の移動体通信システムは、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムであって、前記移動局装置は、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する第1測定手段と、前記第1測定手段によって測定された受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とを比較して、両者が異なるか否かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段によって前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが異なると判断された場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる制御手段と、を有し、前記基地局装置は、前記移動局装置からの受信信号の品質を測定する第2測定手段と、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたデータ伝送レート要求値を前記移動局装置と対応付けて記憶する第2記憶手段と、前記受信手段によって今回データ伝送レート要求値が受信されていない移動局装置が存在する場合、当該移動局装置について、前記第2測定手段によって測定された受信品質が基準値以上であるか否かを判断する第2判断手段と、前記第2判断手段によって受信品質の測定値が基準値以上であると判断された場合、当該移動局装置については、データ送信先の移動局装置の選択に用いるデータ伝送レート要求値として、前記第2記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値を用いる管理手段と、を有する構成を採る。
【0024】
この構成によれば、移動局装置は、今回のデータ伝送レート要求値が前回のデータ伝送レート要求値と異なる場合にのみ、今回のレート要求値を基地局装置へ送信し、基地局装置は、移動局装置から今回レート要求値を受信しない場合において受信信号の品質が基準値以上であるときに、前回受信したデータ伝送レート要求値を用いてデータ送信先の選択を行うため、移動局装置は従来のように常にレート要求値を送信する必要がなく、シェアードチャネルを用いた移動体通信において、データ伝送レート要求値の送信タイミングを効率化して無駄な消費電力を防止することができ、低消費電力化を図ることができる。
【0025】
本発明の、移動体通信システムにおける通信方法は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムにおける通信方法であって、前記移動局装置が、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する第1測定ステップと、前記移動局装置が、前記第1測定ステップで測定した受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定ステップと、前記移動局装置が、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値を記憶する第1記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とを比較して、両者が異なるか否かを判断する第1判断ステップと、前記移動局装置が、前記第1判断ステップで前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが異なると判断した場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる制御ステップと、前記基地局装置が、前記移動局装置からの受信信号の品質を測定する第2測定ステップと、前記基地局装置が、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する受信ステップと、前記基地局装置が、前記受信ステップで今回データ伝送レート要求値が受信されていない移動局装置が存在する場合、当該移動局装置について、前記第2測定ステップで測定した受信品質が基準値以上であるか否かを判断する第2判断ステップと、前記基地局装置が、前記第2判断ステップで受信品質の測定値が基準値以上であると判断した場合、当該移動局装置については、データ送信先の移動局装置の選択に用いるデータ伝送レート要求値として、前記受信ステップで受信したデータ伝送レート要求値を前記移動局装置と対応付けて記憶する第2記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値を用いる管理ステップと、を有するようにした。
【0026】
この方法によれば、移動局装置は、今回のデータ伝送レート要求値が前回のデータ伝送レート要求値と異なる場合にのみ、今回のレート要求値を基地局装置へ送信し、基地局装置は、移動局装置から今回レート要求値を受信しない場合において受信信号の品質が基準値以上であるときに、前回受信したデータ伝送レート要求値を用いてデータ送信先の選択を行うため、移動局装置は従来のように常にレート要求値を送信する必要がなく、シェアードチャネルを用いた移動体通信において、データ伝送レート要求値の送信タイミングを効率化して無駄な消費電力を防止することができ、低消費電力化を図ることができる。
【0027】
本発明の移動局装置は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記移動局装置であって、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する第1測定手段と、前記第1測定手段によって測定された受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とを比較して、両者が異なるか否かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段によって前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが異なると判断された場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる制御手段と、を有する構成を採る。
【0028】
この構成によれば、上記の作用効果を有する移動体通信システムを構築するための一要素である移動局装置を提供することができる。
【0029】
本発明の移動局装置は、上記の構成において、前記制御手段は、前記第1判断手段によって前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが同じであると判断された場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ周期的に送信させる、構成を採る。
【0030】
この構成によれば、前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが同じである場合、今回のデータ伝送レート要求値を基地局装置へ周期的に送信させる、すなわち、データ伝送レート要求値を送信しない状態が所定の時間継続した場合、レート要求値に変化がなくても所定の周期でレート要求値を基地局装置へ送信(再送)するため、基地局装置に誤ったデータ伝送レート要求値が保持されている時間を短縮することができ、基地局装置は、迅速かつ正確にデータ送信先の選択を行うことができる。
【0031】
本発明の、移動局装置における情報送信制御方法は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記移動局装置における情報送信制御方法であって、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する第1測定ステップと、前記第1測定ステップで測定した受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定ステップと、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値を記憶する第1記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とを比較して、両者が異なるか否かを判断する第1判断ステップと、前記第1判断ステップで前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが異なると判断した場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる制御ステップと、を有するようにした。
【0032】
この方法によれば、上記の作用効果を有する移動体通信システムを構築するための一要素である移動局装置における情報送信制御方法を提供することができる。
【0033】
本発明の基地局装置は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記基地局装置であって、前記移動局装置からの受信信号の品質を測定する第2測定手段と、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたデータ伝送レート要求値を前記移動局装置と対応付けて記憶する第2記憶手段と、前記受信手段によって今回データ伝送レート要求値が受信されていない移動局装置が存在する場合、当該移動局装置について、前記第2測定手段によって測定された受信品質が基準値以上であるか否かを判断する第2判断手段と、前記第2判断手段によって受信品質の測定値が基準値以上であると判断された場合、当該移動局装置については、データ送信先の移動局装置の選択に用いるデータ伝送レート要求値として、前記第2記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値を用いる管理手段と、を有する構成を採る。
【0034】
この構成によれば、上記の作用効果を有する移動体通信システムを構築するための一要素である基地局装置を提供することができる。
【0035】
本発明の基地局装置は、上記の構成において、前記第2測定手段によって測定される受信品質は、所定のパイロットシンボル信号のSIRである構成を採る。
【0036】
この構成によれば、受信品質としてSIRを用いるため、基地局装置は、受信信号の品質を正確に測定することができ、上記の選択を正確に行うことができる。
【0037】
本発明の、基地局装置における情報送信制御方法は、データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記基地局装置における情報送信制御方法であって、前記移動局装置からの受信信号の品質を測定する第2測定ステップと、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する受信ステップと、前記受信ステップで今回データ伝送レート要求値が受信されていない移動局装置が存在する場合、当該移動局装置について、前記第2測定ステップで測定した受信品質が基準値以上であるか否かを判断する第2判断ステップと、前記第2判断ステップで受信品質の測定値が基準値以上であると判断した場合、当該移動局装置については、データ送信先の移動局装置の選択に用いるデータ伝送レート要求値として、前記受信ステップで受信したデータ伝送レート要求値を前記移動局装置と対応付けて記憶する第2記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値を用いる管理ステップと、を有するようにした。
【0038】
この方法によれば、上記の作用効果を有する移動体通信システムを構築するための一要素である基地局装置における情報送信制御方法を提供することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0040】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの構成を示すブロック図である。
【0041】
この移動体通信システムは、図1に示すように、基地局装置101と複数の移動局装置102とを有する。基地局装置101と移動局装置102とは、cdma2000に適用されるHDRにおいてシェアードチャネルを用いた無線通信を行う。
【0042】
基地局装置101は、図2に示すように、送受信共用のアンテナ201、RF(Radio Frequency)部202、多重部203、四つの変調・拡散部204,205,206,207、逆拡散・復調部208、個別チャネルコーディング部209、MAC(Medium Access Control)チャネル組立部210、TPC(Transmit Power Control)生成部211、無線リソース管理部212、平均レート算出部214、報知チャネル組立部215、およびバッファ部216を有する。
【0043】
また、移動局装置102は、図3に示すように、送受信共用のアンテナ301、RF部302、逆拡散・復調部303、CRC(Cyclic Redundancy Check)部304、分解部305、CIR測定部306、レート要求値決定部307、レート要求値送信制御部308、多重部309、および変調・拡散部310を有する。
【0044】
次いで、上記構成を有する移動体通信システムの動作について説明する。
【0045】
まず、基地局装置101は、変調・拡散部204で、パイロットバースト信号を変調した後、拡散する。
【0046】
そして、変調・拡散後のパイロットバースト信号は、多重部203で、他の変調・拡散後の各種信号(たとえば、シェアードチャネルに割り当てられた後述する平均レート信号など)と多重され、RF部202で、アップコンバートなどの所定の送信処理が施された後、アンテナ201から無線送信される。
【0047】
その後、移動局装置102は、アンテナ301で、基地局装置101から無線送信された信号を受信する。アンテナ301で受信された信号は、RF部302で、ダウンコンバートなどの所定の受信処理が施された後、逆拡散・復調部303へ出力される。
【0048】
そして、逆拡散・復調部303では、RF部302から入力した受信信号を逆拡散し復調した後、CRC部304およびCIR測定部306へ出力する。
【0049】
そして、CIR測定部306では、逆拡散・復調後の受信信号に含まれるパイロットバースト信号のCIRを測定する。CIR測定値は、レート要求値決定部307へ出力される。
【0050】
そして、レート要求値決定部307では、あらかじめ記憶されたデータ伝送レート(レート)の中からCIR測定値に対応するレートを選択し、これを自己のレート要求値としてレート要求値送信制御部308へ出力する。
【0051】
一方、CRC部304では、逆拡散・復調後の受信信号のCRCチェックを行い、このCRCチェックの結果として、誤りがない場合は、その受信信号を分解部305へ出力する。なお、誤りがある場合は、その受信信号を分解部305へ出力しない。
【0052】
そして、分解部305では、CRC部304から逆拡散・復調後の受信信号を受け取ると、受信信号を分解して基地局装置101から報知された平均レート信号を取り出し、得られた平均レート信号をレート要求値送信制御部308へ出力する。
【0053】
そして、レート要求値送信制御部308では、レート要求値決定部307で決定された自己のレート要求値と基地局装置101から報知された平均レート信号との差を求め、得られた差があらかじめ設定されたしきい値(基準値)よりも大きい場合にのみ、レート要求値を多重部309へ出力する。すなわち、レート要求値と平均レートとの差がしきい値以下の場合は、レート要求値を多重部309へ出力しない(つまり、基地局装置101へ送信しない)。
【0054】
そして、多重部309に入力されたレート要求値は、多重部309で、自己の送信信号(たとえば、送信電力制御用のパイロットシンボル信号など)と多重される。この多重信号は、変調・拡散部310で、変調され拡散された後、RF部302で、アップコンバートなどの所定の送信処理が施された後、アンテナ301から無線送信される。
【0055】
その後、基地局装置101は、アンテナ201で、移動局装置102から無線送信された信号を受信する。アンテナ201で受信された信号は、RF部202で、ダウンコンバートなどの所定の受信処理が施された後、逆拡散・復調部208へ出力される。
【0056】
そして、逆拡散・復調部208では、RF部202から入力した受信信号を逆拡散し復調した後、TPC生成部211および無線リソース管理部212へ出力する。
【0057】
そして、TPC生成部211では、逆拡散・復調後の受信信号に含まれる送信電力制御用のパイロットシンボル信号に応じて、移動局装置102の送信電力制御を行うためのTPC信号を生成する。生成されたTPC信号は、MACチャネル組立部210で、MACチャネルに組み立てられ、変調・拡散部206で、変調され拡散された後、多重部203へ出力される。
【0058】
一方、無線リソース管理部212では、逆拡散・復調後の受信信号に含まれるレート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置102を選択する。具体的には、たとえば、各移動局装置102からのレート要求値を比較して、レート要求値が最大である移動局装置102を選択する。この選択結果は、バッファ部216および個別チャネルコーディング部209へ出力される。また、無線リソース管理部212から変調・拡散部205へは、変調方式(たとえば、QPSK、16QAM、64QAMなど)を指示する信号が出力される。
【0059】
なお、移動局装置102の選択方法は、上記の例に限定されない。たとえば、すべての移動局装置102に対して通信が可能となるように、レート要求値が低い移動局装置102を選択するようにしてもよい。ただし、この場合、基地局装置101の平均データ伝送レート(スループット)は低下する。
【0060】
そして、バッファ部216では、選択された移動局装置102に対する送信データを読み出す。読み出された送信データには、個別チャネルコーディング部209で、当該移動局装置102に対する宛先情報が付与される。そして、宛先情報が付与されたデータは、変調・拡散部205で、指示された変調方式に従って変調され、拡散された後、多重部203へ出力される。
【0061】
また、無線リソース管理部212から平均レート算出部214へは、選択された移動局装置102へのデータ送信に用いられたレートの情報が順次出力される。
【0062】
そして、平均レート算出部214では、選択された移動局装置102へのデータ送信に用いられたレートの平均値(平均レート)を算出する。この平均レート信号は、報知チャネル組立部215で、報知チャネルに組み立てられ、変調・拡散部207で、変調され拡散された後、多重部203へ出力される。
【0063】
多重部203へ出力された上記各信号(TPC信号、宛先情報が付与された送信データ、平均レート信号、およびパイロットバースト信号)は、多重部203で、多重され、RF部202で、アップコンバートなどの所定の送信処理が施された後、アンテナ201から無線送信される。
【0064】
その後、移動局装置102は、基地局装置101からの信号を受信し、受信した信号に自己の宛先情報が含まれている場合に、後続の送信データを受け取る。
【0065】
このように、本実施の形態の移動体通信システムによれば、移動局装置102は、受信信号に誤りがない場合においてレート要求値と平均レートとの差がしきい値よりも大きいときにのみ、レート要求値を基地局装置101へ送信するため、従来のように常にレート要求値を送信する必要がなく、シェアードチャネルを用いた移動体通信において、データ伝送レート要求値の送信タイミングを効率化して無駄な消費電力を防止することができ、低消費電力化を図ることができる。
【0066】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムの基地局装置の構成を示すブロック図であり、図5は、同じく実施の形態2に係る移動体通信システムの移動局装置の構成を示すブロック図である。なお、この移動体通信システムの基地局装置および移動局装置は、図2および図3に示す実施の形態1における基地局装置および移動局装置とそれぞれ同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0067】
図4に示す基地局装置401は、上記のアンテナ201、RF部202、多重部203、三つの変調・拡散部204,205,206、逆拡散・復調部208、個別チャネルコーディング部209、MACチャネル組立部210、TPC生成部211、およびバッファ部216に加えて、本実施の形態の特徴要素である無線リソース管理部402およびSIR(Signal to Interference Ratio:所望信号電力対干渉信号電力比)測定部403を有する。
【0068】
また、図5に示す移動局装置501は、上記のアンテナ301、RF部302、逆拡散・復調部303、CRC部304、CIR測定部306、レート要求値決定部307、多重部309、および変調・拡散部310に加えて、本実施の形態の特徴要素であるレート要求値送信制御部502を有する。
【0069】
次いで、上記構成を有する移動体通信システムの動作について説明する。なお、実施の形態1と共通する部分については、説明を省略し、または簡単に説明するにとどめる。
【0070】
まず、基地局装置401は、変調・拡散後のパイロットバースト信号を他の変調・拡散後の信号と多重して無線送信する。
【0071】
その後、移動局装置501は、基地局装置401から無線送信された信号を受信すると、CIR測定部306で、パイロットバースト信号のCIRを測定した後、レート要求値決定部307で、CIR測定値に対応するレート要求値を決定してレート要求値送信制御部502へ出力する。レート要求値送信制御部502は、レート要求値を保持する機能を備えている。
【0072】
そして、レート要求値送信制御部502では、レート要求値を保持する機能を利用して、レート要求値決定部307からの今回のレート要求値を前回のレート要求値と比較し、今回のレート要求値が前回のレート要求値と異なる場合にのみ、今回のレート要求値を多重部309へ出力する。すなわち、今回のレート要求値が前回のレート要求値と同じ場合は、今回のレート要求値を多重部309へ出力しない(つまり、基地局装置401へ送信しない)。
【0073】
そして、多重部309では、レート要求値送信制御部502からレート要求値を入力した場合、入力したレート要求値と、送信電力制御用のパイロットシンボル信号を含む自己の送信信号とを多重した後、無線送信する。これに対し、レート要求値を入力しない場合は、送信電力制御用のパイロットシンボル信号のみを無線送信する。
【0074】
その後、基地局装置401は、移動局装置501から無線送信された信号を受信すると、逆拡散・復調部208で処理した後、TPC生成部211、無線リソース管理部402、およびSIR測定部403へ出力する。
【0075】
そして、無線リソース管理部402では、受信信号にレート要求値が含まれている場合は、実施の形態1における無線リソース管理部212と同様に、レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置102を選択する、具体的には、たとえば、各移動局装置102からのレート要求値を比較して、レート要求値が最大である移動局装置102を選択する。そして、バッファ部216で、選択された移動局装置501に対する送信データを読み出した後、この読み出された送信データに、個別チャネルコーディング部209で、当該移動局装置501に対する宛先情報を付与する。
【0076】
これに対し、受信信号にレート要求値が含まれていない場合、すなわち、レート要求値を受信せずパイロットシンボル信号のみを受信した場合は、受信信号のSIR測定値をSIR測定部403から入力し、入力したSIR測定値があらかじめ設定されたしきい値(基準値)以上であるか否か、つまり、受信品質があらかじめ設定された品質以上であるか否かを判断する。この結果、SIR測定値がしきい値以上の場合は、移動局装置501が前回と同じレート要求値のため今回は送信しなかったものと判断し、当該移動局装置501については前回受信したレート要求値を用いて上記の選択(データ送信元の移動局装置501の選択)を行う。
【0077】
このように、本実施の形態の移動体通信システムによれば、移動局装置501は、今回のレート要求値が前回のレート要求値と異なる場合にのみ、今回のレート要求値を基地局装置401へ送信し、基地局装置401は、移動局装置501から今回レート要求値を受信しない場合において受信信号のSIR測定値がしきい値以上であるときに、前回受信したレート要求値を用いてデータ送信先の選択を行うため、移動局装置は従来のように常にレート要求値を送信する必要がなく、シェアードチャネルを用いた移動体通信において、データ伝送レート要求値の送信タイミングを効率化して無駄な消費電力を防止することができ、低消費電力化を図ることができる。
【0078】
また、その際、受信品質としてSIR測定値を用いるため、基地局装置401は、受信信号の品質を正確に測定することができ、上記の選択を正確に行うことができる。
【0079】
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態2において、移動局装置が、今回のレート要求値が前回のレート要求値と同じであるため、今回のレート要求値を基地局装置401へ送信しない状態が所定の時間継続したとき、レート要求値に変化がなくてもレート要求値を基地局装置401へ送信する場合である。
【0080】
図6は、実施の形態2の移動局装置501におけるレート要求値の送信タイミングを説明するための図であって、図6(A)は、移動局装置501によって決定されたレート要求値の一例を示し、図6(B)は、移動局装置501から送信されたレート要求値の一例を示し、図6(C)は、エラー発生時に基地局装置401によって認識されたレート要求値の一例を示している。
【0081】
実施の形態2では、図6(B)に示すように、レート要求値が変化した場合にのみレート要求値が送信される。このとき、たとえば、レート要求値が変化しなくなる直前のフレームF1 に対応するレート要求値(「4」)が移動局装置501から基地局装置401へ送信された場合において、図6(C)に示すように、そのレート要求値が基地局装置401に誤って認識されると(たとえば、「4」→「5」)、その後再びレート要求値が送信されるまでの区間D1 はずっと誤ったレート要求値が基地局装置401に認識されてしまうことになる。よって、基地局装置401は、次にレート要求値が変化するまで、誤ったレート要求値に基づいてデータ送信先(移動局装置501)の選択を行うことになるため、レート要求値が変化しない区間D1 において上記の選択を正確に行うことができないおそれがある。
【0082】
そこで、本実施の形態では、移動局装置(以下、本実施の形態の移動局装置には「501a」の符号を付す)がレート要求値を送信しない状態が所定の時間継続した場合、レート要求値に変化がなくても同一のレート要求値を基地局装置401へ送信する。すなわち、レート要求値に変化がなくても所定の周期でレート要求値を基地局装置401へ再送する。
【0083】
図7は、本実施の形態の移動局装置501aにおけるレート要求値の送信タイミングを説明するための、図6に対応する図であって、図7(A)は、移動局装置501aによって決定されたレート要求値の一例を示し、図7(B)は、移動局装置501aから送信されたレート要求値の一例を示し、図7(C)は、エラー発生時に基地局装置401によって認識されたレート要求値の一例を示している。
【0084】
本実施の形態では、レート要求値が変化しない区間であっても、たとえば、図7(B)に示すように、レート要求値を送信しない状態が4フレーム連続した場合は、レート要求値に変化がなくても5フレーム目(図7の例では、フレームF6 とフレームF11)には必ずレート要求値を送信する。すなわち、5フレームの周期でレート要求値を送信する。よって、図7(C)に示すように、レート要求値が変化しなくなる直前のフレーム(図7の例では、フレームF1 )に対応するレート要求値が基地局装置401に誤って認識されたとしても、5フレームの周期で同一のレート要求値が移動局装置501aから送信されてくるため、そのレート要求値が正しく受信される限り、基地局装置401は、正しいレート要求値を認識することができ、迅速にレート要求値の誤りを訂正することができる。すなわち、誤った情報を保持している時間(区間)がD1 からD2 に短縮される(D1 =D2 +D3 )。ここで、区間D1 とD2 は、基地局装置401がレート要求値を誤って認識している区間であり、区間D3 は、基地局装置401がレート要求値を正しく認識している区間である。
【0085】
このように、本実施の形態の移動体通信システムによれば、移動局装置501aは、レート要求値を送信しない状態が所定の時間継続した場合、レート要求値に変化がなくても所定の周期でレート要求値を基地局装置401へ送信(再送)するため、基地局装置401に誤ったレート要求値が保持されている時間を短縮することができ、基地局装置401は、迅速かつ正確にデータ送信先の選択を行うことができる。
【0086】
なお、本実施の形態では、レート要求値を再送する周期を5フレームとしているが、これに限定されるわけではない。レート要求値を再送する周期は、伝播環境に応じて適応的に変化させることが可能である。たとえば、伝播環境の変化が激しい場合は再送の周期を短くし、伝播環境の変化が激しくない場合は再送の周期を長くすることにより、移動局装置501aの消費電力を抑制しながら基地局装置401における上記の選択をより正確に行うことが可能になる。
【0087】
なお、本発明は、特にcdma2000に適用されるHDRで用いられるシェアードチャネルに適用することができるが、これに限定されるわけではなく、たとえば、移動局装置が要求したデータ伝送レートで基地局装置がデータを送信する任意の適応変調システムに適用することができる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シェアードチャネルを用いた移動体通信を行う場合に、データ伝送レート要求値の送信タイミングを効率化して無駄な消費電力を防止し、低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの基地局装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの移動局装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムの基地局装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムの移動局装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムの移動局装置におけるレート要求値の送信タイミングを説明するための図
【図7】本発明の実施の形態3に係る移動体通信システムの移動局装置におけるレート要求値の送信タイミングを説明するための図
【符号の説明】
101,401 基地局装置
102,501 移動局装置
201,301 アンテナ
202,302 RF部
203,309 多重部
204,205,206,207,310 変調・拡散部
208,303 逆拡散・復調部
209 個別チャネルコーディング部
210 MACチャネル組立部
211 TPC生成部
212,402 無線リソース管理部
214 平均レート算出部
215 報知チャネル組立部
216 バッファ部
304 CRC部
305 分解部
306 CIR測定部
307 レート要求値決定部
308,502 レート要求値送信制御部
403 SIR測定部

Claims (15)

  1. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムであって、
    前記移動局装置は、
    前記基地局装置から送信される平均データ伝送レートを受信する第1受信手段と、
    前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値と前記第1受信手段によって受信された平均データ伝送レートとの差を算出する第1算出手段と、
    前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であると判断された場合、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる第1制御手段と、を有し、
    前記基地局装置は、
    前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって受信されたデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された移動局装置にデータを送信する際のデータ伝送レートの平均を平均データ伝送レートとして算出する第2算出手段と、
    前記第2算出手段によって算出された平均データ伝送レートを前記移動局装置へ送信させる第2制御手段と、
    を有することを特徴とする移動体通信システム。
  2. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムにおける通信方法であって、
    前記移動局装置が、前記基地局装置から送信される平均データ伝送レートを受信する第1受信ステップと、
    前記移動局装置が、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する測定ステップと、
    前記移動局装置が、前記測定ステップで測定した受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定ステップと、
    前記移動局装置が、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値と前記第1受信ステップで受信した平均データ伝送レートとの差を算出する第1算出ステップと、
    前記移動局装置が、前記第1算出ステップにおける算出結果が基準値以上であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記移動局装置が、前記判断ステップで前記第1算出ステップにおける算出結果が基準値以上であると判断した場合、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる第1制御ステップと、
    前記基地局装置が、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する第2受信ステップと、
    前記基地局装置が、前記第2受信ステップで受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択する選択ステップと、
    前記基地局装置が、前記選択ステップで選択した移動局装置にデータを送信する際のデータ伝送レートの平均を平均データ伝送レートとして算出する第2算出ステップと、
    前記基地局装置が、前記第2算出ステップで算出した平均データ伝送レートを前記移動局装置へ送信させる第2制御ステップと、
    を有することを特徴とする移動体通信システムにおける通信方法。
  3. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記移動局装置であって、
    前記基地局装置から送信される平均データ伝送レートを受信する第1受信手段と、
    前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値と前記第1受信手段によって受信された平均データ伝送レートとの差を算出する第1算出手段と、
    前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であると判断された場合、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる第1制御手段と、
    を有することを特徴とする移動局装置。
  4. 前記基地局装置からの受信信号の誤り検出を行う誤り検出手段、をさらに有し、
    前記第1制御手段は、
    前記誤り検出手段によって受信信号に誤りがないと判定された場合において、前記判断手段によって前記第1算出手段による算出結果が基準値以上であると判断されたときに、前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる、
    ことを特徴とする請求項3記載の移動局装置。
  5. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記移動局装置における情報送信制御方法であって、
    前記基地局装置から送信される平均データ伝送レートを受信する第1受信ステップと、
    前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップで測定した受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値と前記第1受信ステップで受信した平均データ伝送レートとの差を算出する第1算出ステップと、
    前記第1算出ステップにおける算出結果が基準値以上であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記第1算出ステップにおける算出結果が基準値以上であると判断した場合、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる第1制御ステップと、
    を有することを特徴とする移動局装置における情報送信制御方法。
  6. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記基地局装置であって、
    前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって受信されたデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された移動局装置にデータを送信する際のデータ伝送レートの平均を平均データ伝送レートとして算出する第2算出手段と、
    前記第2算出手段によって算出された平均データ伝送レートを前記移動局装置へ送信させる第2制御手段と、
    を有することを特徴とする基地局装置。
  7. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記基地局装置における情報送信制御方法であって、
    前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する第2受信ステップと、
    前記第2受信ステップで受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで選択した移動局装置にデータを送信する際のデータ伝送レートの平均を平均データ伝送レートとして算出する第2算出ステップと、
    前記第2算出ステップで算出した平均データ伝送レートを前記移動局装置へ送信させる第2制御ステップと、
    を有することを特徴とする基地局装置における情報送信制御方法。
  8. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムであって、
    前記移動局装置は、
    前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する第1測定手段と、
    前記第1測定手段によって測定された受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を記憶する第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とを比較して、両者が異なるか否かを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段によって前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが異なると判断された場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる制御手段と、を有し、
    前記基地局装置は、
    前記移動局装置からの受信信号の品質を測定する第2測定手段と、
    前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたデータ伝送レート要求値を前記移動局装置と対応付けて記憶する第2記憶手段と、
    前記受信手段によって今回データ伝送レート要求値が受信されていない移動局装置が存在する場合、当該移動局装置について、前記第2測定手段によって測定された受信品質が基準値以上であるか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段によって受信品質の測定値が基準値以上であると判断された場合、当該移動局装置については、データ送信先の移動局装置の選択に用いるデータ伝送レート要求値として、前記第2記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値を用いる管理手段と、
    を有することを特徴とする移動体通信システム。
  9. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムにおける通信方法であって、
    前記移動局装置が、前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する第1測定ステップと、
    前記移動局装置が、前記第1測定ステップで測定した受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定ステップと、
    前記移動局装置が、前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値を記憶する第1記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とを比較して、両者が異なるか否かを判断する第1判断ステップと、
    前記移動局装置が、前記第1判断ステップで前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが異なると判断した場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる制御ステップと、
    前記基地局装置が、前記移動局装置からの受信信号の品質を測定する第2測定ステップと、
    前記基地局装置が、前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する受信ステップと、
    前記基地局装置が、前記受信ステップで今回データ伝送レート要求値が受信されていない移動局装置が存在する場合、当該移動局装置について、前記第2測定ステップで測定した受信品質が基準値以上であるか否かを判断する第2判断ステップと、
    前記基地局装置が、前記第2判断ステップで受信品質の測定値が基準値以上であると判断した場合、当該移動局装置については、データ送信先の移動局装置の選択に用いるデータ伝送レート要求値として、前記受信ステップで受信したデータ伝送レート要求値を前記移動局装置と対応付けて記憶する第2記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値を用いる管理ステップと、
    を有することを特徴とする移動体通信システムにおける通信方法。
  10. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記移動局装置であって、
    前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する第1測定手段と、
    前記第1測定手段によって測定された受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたデータ伝送レート要求値を記憶する第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とを比較して、両者が異なるか否かを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段によって前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが異なると判断された場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる制御手段と、
    を有することを特徴とする移動局装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記第1判断手段によって前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが同じであると判断された場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ周期的に送信させる、
    ことを特徴とする請求項10記載の移動局装置。
  12. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記移動局装置における情報送信制御方法であって、
    前記基地局装置からの受信信号の品質を測定する第1測定ステップと、
    前記第1測定ステップで測定した受信品質に基づいてデータ伝送レート要求値を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定したデータ伝送レート要求値を記憶する第1記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とを比較して、両者が異なるか否かを判断する第1判断ステップと、
    前記第1判断ステップで前回のデータ伝送レート要求値と今回のデータ伝送レート要求値とが異なると判断した場合、今回のデータ伝送レート要求値を前記基地局装置へ送信させる制御ステップと、
    を有することを特徴とする移動局装置における情報送信制御方法。
  13. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記基地局装置であって、
    前記移動局装置からの受信信号の品質を測定する第2測定手段と、
    前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたデータ伝送レート要求値を前記移動局装置と対応付けて記憶する第2記憶手段と、
    前記受信手段によって今回データ伝送レート要求値が受信されていない移動局装置が存在する場合、当該移動局装置について、前記第2測定手段によって測定された受信品質が基準値以上であるか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段によって受信品質の測定値が基準値以上であると判断された場合、当該移動局装置については、データ送信先の移動局装置の選択に用いるデータ伝送レート要求値として、前記第2記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値を用いる管理手段と、
    を有することを特徴とする基地局装置。
  14. 前記第2測定手段によって測定される受信品質は、所定のパイロットシンボル信号のSIRであることを特徴とする請求項13記載の基地局装置。
  15. データ伝送レート要求値を送信する移動局装置と、前記移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値に基づいてデータ送信先の移動局装置を選択し、当該被選択移動局装置から受信したデータ伝送レート要求値でデータを当該被選択移動局装置に送信する基地局装置とを有する移動体通信システムに用いられる前記基地局装置における情報送信制御方法であって、
    前記移動局装置からの受信信号の品質を測定する第2測定ステップと、
    前記移動局装置から送信されたデータ伝送レート要求値を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで今回データ伝送レート要求値が受信されていない移動局装置が存在する場合、当該移動局装置について、前記第2測定ステップで測定した受信品質が基準値以上であるか否かを判断する第2判断ステップと、
    前記第2判断ステップで受信品質の測定値が基準値以上であると判断した場合、当該移動局装置については、データ送信先の移動局装置の選択に用いるデータ伝送レート要求値として、前記受信ステップで受信したデータ伝送レート要求値を前記移動局装置と対応付けて記憶する第2記憶手段に記憶された前回のデータ伝送レート要求値を用いる管理ステップと、
    を有することを特徴とする基地局装置における情報送信制御方法。
JP2001193277A 2000-06-26 2001-06-26 移動体通信システム Expired - Lifetime JP3719956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001193277A JP3719956B2 (ja) 2000-06-26 2001-06-26 移動体通信システム

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-232268 2000-06-26
JP2000232268 2000-06-26
JP2000-204222 2000-07-05
JP2000204222 2000-07-05
JP2001193277A JP3719956B2 (ja) 2000-06-26 2001-06-26 移動体通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002084577A JP2002084577A (ja) 2002-03-22
JP3719956B2 true JP3719956B2 (ja) 2005-11-24

Family

ID=27343968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001193277A Expired - Lifetime JP3719956B2 (ja) 2000-06-26 2001-06-26 移動体通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3719956B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3697714B2 (ja) 2003-01-15 2005-09-21 ソニー株式会社 通信装置及び通信方法
CN1622502A (zh) * 2003-11-27 2005-06-01 皇家飞利浦电子股份有限公司 在tdd cdma通信体系中用于支持下行链路联合检测的方法和装置
JP4418377B2 (ja) * 2004-01-29 2010-02-17 パナソニック株式会社 通信端末装置および基地局装置
JP6741980B2 (ja) 2016-11-04 2020-08-19 京セラ株式会社 Ran補助のレートアダプテーションのためのフィードバック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002084577A (ja) 2002-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100467386B1 (ko) 이동체 통신 시스템, 이동체 통신 시스템에 있어서의 통신방법, 이동국 장치, 이동국 장치에 있어서의 정보 송신제어 방법, 기지국 장치, 및 기지국 장치에 있어서의 정보송신 제어 방법
US6847828B2 (en) Base station apparatus and radio communication method
RU2198465C2 (ru) Способ и устройство непрерывного управления мощностью без обратной связи в режиме прерывистой передачи для системы мобильной связи многостанционного доступа с кодовым разделением каналов
KR100533205B1 (ko) 이동 통신 시스템, 통신 제어 방법, 이것에 사용되는기지국 및 이동국
EP1811690B1 (en) Radio communication system, mobile station, base station, radio communication system control method used for the same, and program of the same
KR100967325B1 (ko) 채널 품질 측정치의 평균 제곱 추정
JP3588040B2 (ja) 通信端末装置および基地局装置
US7330700B2 (en) Radio apparatus and method for determining the communication timing of a channel quality indicator (CQI) based on CQI update and CQI repetition count information
KR20090068299A (ko) 적응 변조 및 코딩 기법을 위한 공통 제어 채널 업링크 전력 제어
US20040233869A1 (en) Transmission rate changing method, and base station apparatus using the same
WO2004034609A1 (ja) 基地局装置及び通信端末装置
JP4409793B2 (ja) 基地局装置および無線通信方法
US20130010633A1 (en) Reducing load in a communications network
JP2004297231A (ja) 移動通信システム、無線基地局装置及びそれらに用いる電力制御方法
EP1204286B1 (en) Communication terminal apparatus, base station apparatus, and radio communication method
JP3719956B2 (ja) 移動体通信システム
JP2004056478A (ja) 送信電力制御支援装置、無線装置および無線端末装置
KR20040055112A (ko) 이동 통신 시스템 및 그의 과부하 방지 방법
JP4359218B2 (ja) 基地局装置および無線通信方法
JP2004253831A (ja) 無線装置
KR101068183B1 (ko) 상향 패킷 서비스를 지원하는 이동통신시스템에서 전송상태정보 및 버퍼상태정보의 송수신 장치 및 방법
CN114071732A (zh) 信息确定方法、装置及终端
KR20010045093A (ko) 이동 통신 시스템의 트래픽 제어 방법 및 그를 위한 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3719956

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080916

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130916

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130916

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term