JP3717439B2

JP3717439B2 - Pseudo adhesive paper

Info

Publication number: JP3717439B2
Application number: JP2001304764A
Authority: JP
Inventors: 満昭山本
Original assignee: Daio Paper Corp
Current assignee: Daio Paper Corp
Priority date: 2001-10-01
Filing date: 2001-10-01
Publication date: 2005-11-16
Anticipated expiration: 2021-10-01
Also published as: JP2003105294A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常では接着せず一定条件が付与されたとき接着可能となり、接着後、必要時に容易に剥離できる疑似接着用紙に関し、特に、紫外線硬化インキを用いて各種情報および隠蔽情報が設けられている疑似接着用紙に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年は、通信、郵送などの連絡手段により情報を伝達する量が多くなる一方で、個人情報など親展性を必要とする連絡手段が重要視されている。
【０００３】
また、郵便法の改正に伴い、親展性を有する葉書システムが実用化され、普及している。親展性を有する葉書システムとは、個人情報などの各種情報が折り畳み内面に記載された往復葉書状の葉書を折り畳み、重ね合わせた部分を疑似接着して、情報を隠蔽したのち、郵送し、受取人が疑似接着部分を剥離して隠蔽情報を読み取るというものである。これら親展性を必要とする連絡手段には、例えば会社が従業員に、銀行やクレジット会社が顧客に親展性を有する情報を連絡するものもある。
【０００４】
係る親展性を有する連絡手段として、疑似接着用紙を利用したものが提案され盛んに利用されている。疑似接着用紙は、支持体シートの少なくとも片面の一部に、天然ゴム系、合成ゴム系などのいわゆる非剥離性接着剤と、その接着剤の接着力を抑制する微粒子充填剤とからなる接着剤（以下、疑似接着剤ともいう）の接着層が設けられており、一時的に接着するが必要時に容易に剥離できる機能を有するものである。
【０００５】
他方、疑似接着用紙に印刷を施す場合、紫外線硬化インキが使用されている。紫外線硬化インキで印刷する場合には、紫外線照射装置で紫外線を照射しインキを硬化、乾燥させるため、印刷後の用紙のブロッキング、インキの裏移り、印刷面の汚れが発生する等の弊害や、疑似接着用紙を所定の圧力で貼り合わせた場合に、印刷したインキがその対向面に転写するという問題が発生し難い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の疑似接着剤の接着層は、紫外線照射によって酸化劣化しやすく、接着成分が酸化劣化すると、接着成分の粘着性が乏しくなり、必要とする自着性あるいは粘着性を示さなくなる。このため、紫外線照射型印刷によって隠蔽情報が印刷された親展葉書などが、郵送中に意図せず剥離する問題が生じていた。
【０００７】
そこで本発明の主たる課題は、紫外線に暴露しても接着力の低下が非常に少ない、疑似接着用紙を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した請求項１記載の発明は、天然ゴム系接着剤を主体とする非剥離性接着剤を基剤とし、微粒子充填剤を含有する疑似接着剤の層が、支持体シートの情報隠蔽面の少なくとも一部に形成され、通常では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に疑似接着される疑似接着用紙であって、
前記疑似接着用紙が、紫外線照射によって紫外線硬化インキを定着させる印刷方法に用いられ、
前記疑似接着剤の層の強度を持たせるため使用するバインダーが、酢酸ビニル重合体、もしくはエチレン酢酸ビニル重合体であり、
かつ、ＳＢＲラテックスゴムの配合量が、全固形分の７％以下であることを特徴とする疑似接着用紙である。
【０００９】
請求項２記載の発明は、天然ゴム系接着剤を主体とする非剥離性接着剤を基剤とし、微粒子充填剤を含有する疑似接着剤の層が、支持体シートの情報隠蔽面の少なくとも一部に形成され、通常では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に疑似接着される疑似接着用紙であって、
紫外線硬化インキを用いて隠蔽情報が印刷され、その紫外線硬化インキを定着させるために、紫外線に暴露された擬似接着用紙で、
前記擬似接着剤の層に使用するバインダーが、酢酸ビニル重合体、もしくはエチレン酢酸ビニル重合体であり、
かつ、ＳＢＲラテックスゴムの配合量が、全固形分の７％以下であることを特徴とする疑似接着用紙である。
【００１０】
紫外線硬化インキを用いて隠蔽情報が印刷され、その紫外線硬化インキを定着させるために、紫外線に暴露された請求項１記載の疑似接着用紙は、接着面同士のブロッキングが生じることがなく、しかも、紫外線照射に起因する粘着性低下によって起こる意図しない剥離がなくなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下さらに本発明の実施の形態について詳説する。
本発明は、天然ゴム系接着剤を主体とする非剥離性接着剤を基剤とし、微粒子充填剤を含有する疑似接着剤の層が、支持体シートの情報隠蔽面の少なくとも一部に形成され、通常では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に疑似接着される疑似接着用紙において、前記疑似接着剤の層の強度を持たせるため使用するバインダーが、酢酸ビニル重合体、もしくはエチレン酢酸ビニル重合体であることを特徴とする疑似接着用紙である。
【００１２】
本発明の天然ゴム系接着剤を主体とする非剥離性接着剤としては、従来既知の天然ゴム系接着剤を主体とする非剥離性接着剤を問題なく用いることができる。係る天然ゴム系接着剤としては、例えば、天然ゴム、天然ゴムを無硫黄加硫しメタアクリル酸メチルと混合した天然ゴムラテックス、あるいは天然ゴムにメタアクリル酸メチルをグラフト重合させて得られた天然ゴムラテックス等が挙げられる。その他、前記非剥離性接着剤中には、アクリル変性ゴムラテックス、ゴムラテックスと保護コロイド系アクリル共重合エマルジョンとの混合物などが含まれていてもよい。
【００１３】
一方、疑似接着剤の層中に含有させる微粒子充填剤としては、主にシリカを用いるが、他の種類の微粒子充填剤を併用することもできる。この併用することができる微粒子充填剤としては、スチレンビーズ、穀物澱粉、変性澱粉、炭酸カルシウム等が挙げることができる。シリカは、その凝集構造から加圧に対して緩衝効果を有する微粒子充填剤であり、外圧がかかるとその形状を変化させる。その結果、疑似接着剤層に外圧がかかったとき、疑似接着剤層表面の凹凸が少なくなる。このため、疑似接着剤同士の接触面積が大きくなり、疑似接着剤層の接着力を高める効果を発揮する。
【００１４】
前記疑似接着剤の層の強度を持たせるため用いるバインダーとして使用するＳＢＲラテックスゴムの配合量は、７％以下より好ましくは５％以下である。ＳＢＲラテックスゴムを７％以上用いると、紫外線照射によって天然ゴム系接着剤がその影響を受け、接着強度が著しく低下し、必要とする接着強度が得られなくなる。これは、理由は定かではないが、ＳＢＲラテックスゴム製造後に残存するブタジエン部の２重結合や、スチレン部のベンゼン環が、紫外線で結合開裂や分解されることにより、天然ゴム系接着剤の構造に影響を与え、天然ゴム系接着剤の自着力を劣化させてしまうことに起因すると推測される。
【００１５】
前記疑似接着剤の層の強度を持たせるため、本発明に用いるバインダーは、酢酸ビニル重合体、もしくはエチレン酢酸ビニル重合体である。酢酸ビニル重合体あるいはエチレン酢酸ビニル重合体をバインダーとして用いた場合、さらに接着強度の熱劣化も小さくなる効果もある。この理由も紫外線照射の場合と同様、熱による二重結合やベンゼン環の結合開裂や分解が起こらないためと推測される。この効果により、トナーを熱で定着する印字方式（電子写真、レーザープリンタ、ニッププリンタ）などにより好適に用いることができる。
【００１６】
疑似接着剤層の厚さは、５〜２０μｍとするのが望ましい。また、均一な疑似接着剤層を得るために、ベントブレードコーター、コンマコーター、リップコーター、カーテンコーターまたエアーナイフコーター等の塗工機によって塗工を行うとともに、疑似接着剤層表面を、約１〜１０ｋｇ／ｃｍ²で加圧し、疑似接着剤層表面の過度の突出を平坦にすることが好ましい。
【００１７】
なお、本発明に用いられる支持体シートは、特に限定されるものではなく、例えばセルロース繊維を主体とする上質紙や、各種合成紙など種々のものを用いることができる。
【００１８】
本発明に係る疑似接着用紙の一例としては次のようなものがある。すなわち、図１に示す二つ折り葉書および図２に示す一部折り畳みタイプの葉書は、支持体シート１の折り畳み内面側に疑似接着剤層２を形成し情報を印刷し、折り合わせて加圧接着するもので、いずれも疑似接着剤層２相互を重ね合わせて加圧接着するものである。３は隠蔽情報印刷面、４は宛名情報である。
【００１９】
これらの例に掲げた用途以外にも、各種葉書、封書、報告書にも広く好適に使用されるものであり、疑似接着剤を支持体シートの一部のみに塗布したり、一部非塗布部を設けることで再剥離を容易にすることも可能である。本発明の疑似接着用紙は、折り畳み疑似接着用紙、重ね合わせ疑似接着用紙の他、親展性を有する情報隠蔽用紙、親展性葉書、親展性封筒などとして好適に適用される。
【００２０】
【実施例】
以下、本発明の実施例および比較例の紫外線照射、または熱処理後の接着強度残存率、耐ブロッキング性、表面強度を測定したので以下に示す。
【００２１】
天然ゴムにメタアクリル酸メチルをグラフト重合させた天然ゴムラテックスを主体とする非剥離性接着剤を基剤とし、これに微粒子充填剤の添加量および種類を代えて疑似接着剤を調薬した。この疑似接着剤を支持体シートに１０ｇ／ｍ²塗工し疑似接着用紙を作成した。
【００２２】
＜実施例１＞
天然ゴムラテックスを３５重量％、ニップシールＮＳ−Ｋ（日本シリカ製沈降性シリカ）を２５重量％、コーンスターチを２５重量％、バインダーとして、ＮｉｐｏｌＬＸ４０７Ｃ（日本ゼオン製ＳＢＲラテックスゴム）を５重量％、ヨドゾール１Ｅ８８０６０（日本ＮＳＣ製酢酸ビニル重合体）を８重量％、ＰＶＡ１１０（クラレ製）を２重量％それぞれ配合して疑似接着剤を作成した。
【００２３】
＜実施例２＞
天然ゴムラテックスを３５重量％、ニップシールＮＳ−Ｋ（日本シリカ製沈降性シリカ）を２５重量％、コーンスターチを２５重量％、バインダーとして、スミカフレックス７４００（住友化学工業製エチレン酢酸ビニル重合体）を１０重量％、ＰＶＡ１１０（クラレ製）を５重量％それぞれ配合して疑似接着剤を作成した。
【００２４】
＜比較例１＞
天然ゴムラテックスを３５重量％、ニップシールＮＳ−Ｋ（日本シリカ製沈降性シリカ）を２５重量％、コーンスターチを２５重量％、バインダーとして、ＮｉｐｏｌＬＸ４０７Ｃ（日本ゼオン製ＳＢＲラテックスゴム）を１０重量％、ＰＶＡ１１０（クラレ製）を５重量％それぞれ配合して疑似接着剤を作成した。
【００２５】
＜比較例２＞
天然ゴムラテックスを３５重量％、ニップシールＮＳ−Ｋ（日本シリカ製沈降性シリカ）を２５重量％、コーンスターチを２５重量％、バインダーとして、ＮｉｐｏｌＬＸ４０７Ｃ（日本ゼオン製ＳＢＲラテックスゴム）を１０重量％、スミカフレックス７４００（住友化学工業製エチレン酢酸ビニル重合体）を５重量％、それぞれ配合して疑似接着剤を作成した。
【００２６】
＜比較例３＞
天然ゴムラテックスを３５重量％、ニップシールＮＳ−Ｋ（日本シリカ製沈降性シリカ）を２５重量％、コーンスターチを２５重量％、バインダーとして、ＮｉｐｏｌＬＸ４０７Ｃ（日本ゼオン製ＳＢＲラテックスゴム）を１０重量％、ヨドゾール１Ｅ８８０６０（日本ＮＳＣ製酢酸ビニル重合体）を５重量％それぞれ配合して疑似接着剤を作成した。
【００２７】
＜比較例４＞
天然ゴムラテックスを３５重量％、ニップシールＮＳ−Ｋ（日本シリカ製沈降性シリカ）を２５重量％、コーンスターチを２５重量％、バインダーとして、ＮｉｐｏｌＬＸ４０７Ｃ（日本ゼオン製ＳＢＲラテックスゴム）を１５重量％それぞれ配合して疑似接着剤を作成した。
【００２８】
＜比較例５＞
天然ゴムラテックスを３５重量％、ニップシールＮＳ−Ｋ（日本シリカ製沈降性シリカ）を２５重量％、コーンスターチを２５重量％それぞれ配合して疑似接着剤を作成した。
【００２９】
＜実施例６＞
天然ゴムラテックスを３５重量％、ニップシールＮＳ−Ｋ（日本シリカ製沈降性シリカ）を２５重量％、コーンスターチを２５重量％、バインダーとして、ＮｉｐｏｌＬＸ４０７Ｃ（日本ゼオン製ＳＢＲラテックスゴム）を５重量％、ＰＶＡ１１０（クラレ製）を１０重量％それぞれ配合して疑似接着剤を作成した。
【００３０】
実施例および比較例を表１に示す。
【００３１】
【表１】

【００３２】
各評価は下記のとおりに行った。
［接着残存率］
（１）ＵＶ照射後の接着残存率
表中の接着残存率とは、紫外線照射前の剥離強度を１００％としたときの紫外線照射後の剥離強度の割合である。この接着性残存率が６５％以上であるものを接着力の低下が小さいとして○、３５〜６５％のものを△、６０％以下のものを接着力の低下が大きいとして×と評価とした。
（２）熱処理後の接着残存率
表中の接着残存率とは、熱処理前の剥離強度を１００％としたときの熱処理後の剥離強度の割合である。この接着性残存率が６５％以上であるものを接着力の低下が小さいとして○、３５〜６５％のものを△、６０％以下のものを接着力の低下が大きいとして×と評価とした。
（３）測定方法
Ａ．紫外線照射または、熱処理前の剥離強度の測定方法
実施例および比較例の疑似接着用紙を２０℃、５０％ＲＨの環境下に３０分間放置した後、メールシーラー（ＭＳ−９１００：大日本印刷社製）を用いてロールギャップ１４（１４０μｍ）で加圧圧着させ、その直後にＴ型剥離試験機を用いて剥離強度を測定した。
Ｂ．紫外線照射後の剥離強度の測定方法
実施例および比較例の疑似接着用紙を紫外線照射機（ＵＥ０６１−３２５−０１ｋ：アイグラフィック社製、オゾン水銀タイプ、出力６ＫＷ）を用い、２０℃、５０％ＲＨの環境下で紫外線照射した後、メールシーラー（ＭＳ−９１００：大日本印刷社製）を用いてロールギャップ１４で加圧圧着させ、その直後にＴ型剥離試験機を用いて剥離強度を測定した。
Ｃ．熱処理後の剥離強度の測定方法
実施例および比較例の疑似接着用紙を熱乾燥機を用い、１８０℃の環境下で１分放置した後、メールシーラー（ＭＳ−９１００：大日本印刷社製）を用いてロールギャップ１４で加圧圧着させ、その直後にＴ型剥離試験機を用いて剥離強度を測定した。
【００３３】
［耐ブロッキング性］
表中の耐ブロッキング性とは、加圧圧着前に塗工層面同士を接触させて、容易に接着するか否かを確認したものである。塗工層同士を接触させても接着しないものをブロッキングの可能性がないとして○、塗工層面同士を接触させて容易に接着したものをブロッキングの可能性があるとして×と評価した。
【００３４】
［表面強度］
表中の表面強度とは、ＲＩ表面強度試験機（明製作所製）を用い、インキタック２６で印刷した際に塗工層がインク転写ロールに付着するか否かを観察したものである。インク転写ロールに塗工層が付着しないものを○、付着するものを×と評価した。
【００３５】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、紫外線を照射しても接着力が低下せず、紫外線照射によって紫外線硬化インクを定着させる印刷方法に特に好適な疑似接着用紙が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】二つ折り葉書の説明図である。
【図２】一部折り畳み葉書の説明図である。
【符号の説明】
１…支持体シート、２…疑似接着剤層、３…隠蔽情報印刷面、４…宛名情報。 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pseudo-adhesive paper that can be bonded when a certain condition is given without being normally bonded, and can be easily peeled off when necessary after being bonded, and in particular, various information and concealment information are provided using ultraviolet curable ink. The pseudo-adhesive paper.
[0002]
[Prior art]
In recent years, while the amount of information transmitted by communication means such as communication and mail has increased, contact means that require confidentiality such as personal information are regarded as important.
[0003]
Along with the revision of the Postal Law, a postcard system with confidentiality has been put into practical use and has become widespread. A postcard system with confidentiality means that various information such as personal information is folded and folded back and forth postcards that are written on the inner surface. A person peels off the pseudo-adhesive portion and reads the concealment information. As for the means of communication requiring confidentiality, for example, a company may contact employees and a bank or a credit company may contact customers with confidential information.
[0004]
As a communication means having such confidentiality, a means using pseudo adhesive paper has been proposed and actively used. The pseudo-adhesive paper is an adhesive composed of a so-called non-peeling adhesive such as natural rubber or synthetic rubber and a fine particle filler that suppresses the adhesive force of the adhesive on at least a part of one side of the support sheet. An adhesive layer (hereinafter also referred to as a pseudo-adhesive) is provided, and has a function of temporarily adhering but easily peeling when necessary.
[0005]
On the other hand, when printing on pseudo-adhesive paper, ultraviolet curable ink is used. When printing with UV curable ink, ultraviolet rays are irradiated with an UV irradiation device, and the ink is cured and dried, so that adverse effects such as blocking of the paper after printing, ink transfer, and stains on the printing surface occur. When the pseudo-adhesive paper is pasted at a predetermined pressure, the problem that the printed ink is transferred to the opposite surface hardly occurs.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the adhesive layer of the conventional pseudo-adhesive tends to be oxidized and deteriorated by ultraviolet irradiation, and when the adhesive component is oxidized and deteriorated, the adhesive component becomes less sticky and does not exhibit the required self-adhesiveness or adhesiveness. For this reason, there has been a problem that confidential postcards and the like on which concealment information is printed by ultraviolet irradiation printing are unintentionally peeled off during mailing.
[0007]
Therefore, a main problem of the present invention is to provide a pseudo-adhesive paper that has a very low decrease in adhesive strength even when exposed to ultraviolet rays.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1, which has solved the above problem, is based on a non-peelable adhesive mainly composed of a natural rubber-based adhesive, and a layer of a pseudo-adhesive containing a fine particle filler is information on a support sheet. A pseudo-adhesive paper that is formed on at least a part of the concealment surface and is pseudo-adhered so that it can be peeled off when given conditions are given without being normally bonded,
The pseudo-adhesive paper is used in a printing method for fixing ultraviolet curable ink by ultraviolet irradiation,
The binder used to give the pseudo-adhesive layer strength is a vinyl acetate polymer or an ethylene vinyl acetate polymer ,
In addition, the pseudo-adhesive paper is characterized in that the blending amount of the SBR latex rubber is 7% or less of the total solid content.
[0009]
The invention according to claim 2 is based on a non-peelable adhesive mainly composed of a natural rubber adhesive, and the pseudo-adhesive layer containing a fine particle filler is at least one of the information hiding surfaces of the support sheet. Pseudo-adhesive paper that is formed in the part and is pseudo-adhesively peeled off when given conditions are usually given without bonding,
Concealment information is printed using UV curable ink, and in order to fix the UV curable ink, pseudo-adhesive paper exposed to UV rays,
The binder used for the layer of the pseudo-adhesive is a vinyl acetate polymer or an ethylene vinyl acetate polymer ,
In addition, the pseudo-adhesive paper is characterized in that the blending amount of the SBR latex rubber is 7% or less of the total solid content.
[0010]
The pseudo-adhesive paper according to claim 1, wherein concealment information is printed using an ultraviolet curable ink, and the ultraviolet curable ink is exposed to ultraviolet rays in order to fix the ultraviolet curable ink. Unintentional peeling caused by a decrease in adhesiveness due to ultraviolet irradiation is eliminated.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
The present invention is based on a non-peelable adhesive mainly composed of a natural rubber-based adhesive, and a pseudo-adhesive layer containing a fine particle filler is formed on at least a part of the information hiding surface of the support sheet. In a pseudo-adhesive paper that is pseudo-bonded so as to be peeled off when a predetermined condition is given without being normally bonded, the binder used to give the strength of the layer of the pseudo-adhesive is a vinyl acetate polymer, or A pseudo-adhesive paper characterized by being an ethylene vinyl acetate polymer .
[0012]
As the non-peelable adhesive mainly composed of the natural rubber adhesive of the present invention, a conventionally known non-peelable adhesive mainly composed of a natural rubber adhesive can be used without any problem. Examples of such natural rubber-based adhesives include natural rubber, natural rubber latex obtained by sulfur-free vulcanization of natural rubber and mixed with methyl methacrylate, or natural rubber obtained by graft polymerization of natural methacrylate with methyl methacrylate. Examples thereof include rubber latex. In addition, the non-peelable adhesive may contain acrylic modified rubber latex, a mixture of rubber latex and protective colloidal acrylic copolymer emulsion, and the like.
[0013]
On the other hand, silica is mainly used as the fine particle filler contained in the pseudo-adhesive layer, but other types of fine particle fillers can be used in combination. Examples of the fine particle filler that can be used in combination include styrene beads, cereal starch, modified starch, and calcium carbonate. Silica is a fine particle filler that has a buffering effect against pressure due to its aggregated structure, and changes its shape when external pressure is applied. As a result, when an external pressure is applied to the pseudo adhesive layer, the unevenness on the surface of the pseudo adhesive layer is reduced. For this reason, the contact area of pseudo adhesives becomes large and the effect which raises the adhesive force of a pseudo adhesive layer is exhibited.
[0014]
The amount of SBR latex rubber used as a binder to be used to give the pseudo adhesive layer strength is 7% or less, more preferably 5% or less. If SBR latex rubber is used in an amount of 7% or more, the natural rubber adhesive is affected by ultraviolet irradiation, the adhesive strength is remarkably lowered, and the required adhesive strength cannot be obtained. The reason for this is not clear, but the structure of the natural rubber-based adhesive is caused by the double bond of the butadiene part remaining after the production of SBR latex rubber and the benzene ring of the styrene part being cleaved and decomposed by ultraviolet rays. It is presumed that this is caused by the fact that the self-adhesion force of the natural rubber adhesive is deteriorated.
[0015]
The binder used in the present invention is a vinyl acetate polymer or an ethylene vinyl acetate polymer in order to give the pseudo adhesive layer strength. When a vinyl acetate polymer or an ethylene vinyl acetate polymer is used as a binder, there is an effect of further reducing thermal deterioration of adhesive strength. The reason as in the case of ultraviolet radiation, is presumed to be because the bond cleavage or degradation of the double bond or benzene ring by heat does not occur. Due to this effect, it can be suitably used for a printing method (electrophotography, laser printer, nip printer) for fixing toner with heat.
[0016]
The thickness of the pseudo adhesive layer is preferably 5 to 20 μm. In addition, in order to obtain a uniform pseudo adhesive layer, coating is performed with a coating machine such as a vent blade coater, a comma coater, a lip coater, a curtain coater, or an air knife coater. It is preferable to pressurize at 10 kg / cm ² to flatten excessive protrusion on the surface of the pseudo adhesive layer.
[0017]
The support sheet used in the present invention is not particularly limited, and various types such as high-quality paper mainly composed of cellulose fibers and various synthetic papers can be used.
[0018]
An example of the pseudo-adhesive paper according to the present invention is as follows. That is, the two-fold postcard shown in FIG. 1 and the partially folded postcard shown in FIG. 2 form a pseudo-adhesive layer 2 on the inner surface side of the support sheet 1 to print information, and fold and press bond In both cases, the pseudo-adhesive layers 2 are overlapped and pressure bonded. 3 is a concealment information printing surface, and 4 is address information.
[0019]
In addition to the uses listed in these examples, it is widely used in various postcards, sealed letters, reports, and pseudo-adhesive is applied only to a part of the support sheet or partly uncoated It is also possible to facilitate re-peeling by providing a portion. Pseudo contact wear paper of the present invention, the folding pseudo adhesive sheet, the other pseudo-adhesive paper overlay, information hiding paper having confidential property, Confidentiality postcard, is preferably applied as such Confidentiality envelopes.
[0020]
【Example】
Hereinafter, ultraviolet radiation, or the adhesive strength remaining rate after heat treatment of the examples and comparative examples of the present invention, blocking resistance, the following since the measuring surface strength of.
[0021]
A non-peelable adhesive mainly composed of natural rubber latex obtained by graft polymerization of methyl methacrylate on natural rubber was used as a base , and a pseudo-adhesive was prepared by changing the amount and type of fine particle filler added thereto. This pseudo adhesive was applied to a support sheet at 10 g / m ² to prepare a pseudo adhesive paper.
[0022]
<Example 1>
35% by weight of natural rubber latex, 25% by weight of Nipseal NS-K (Nippon Silica Precipitating Silica), 25% by weight of corn starch, 5% by weight of Nipol LX407C (SBR latex rubber made by Nippon Zeon) as a binder, Yodosol A pseudo-adhesive was prepared by blending 8% by weight of 1E88060 ( Japan NSC vinyl acetate polymer ) and 2% by weight of PVA110 (manufactured by Kuraray).
[0023]
<Example 2>
35% by weight of natural rubber latex, 25% by weight of nip seal NS-K (Nihon Silica Precipitated Silica), 25% by weight of corn starch, 10% of Sumikaflex 7400 ( ethylene vinyl acetate polymer made by Sumitomo Chemical ) as a binder. A pseudo adhesive was prepared by blending 5% by weight of PVA110 (manufactured by Kuraray).
[0024]
<Comparative Example 1>
35% by weight of natural rubber latex, 25% by weight of Nipseal NS-K (Nippon Silica Precipitated Silica), 25% by weight of corn starch, 10% by weight of Nipol LX407C (SBR latex rubber made by Nippon Zeon) as a binder, PVA110 A pseudo-adhesive was prepared by blending 5% by weight (made by Kuraray).
[0025]
<Comparative example 2>
35% by weight of natural rubber latex, 25% by weight of Nipseal NS-K (Nippon Silica Precipitated Silica), 25% by weight of corn starch, 10% by weight of Nipol LX407C (SBR latex rubber manufactured by Nippon Zeon) as a binder, Sumika A pseudo adhesive was prepared by blending 5% by weight of Flex 7400 (an ethylene vinyl acetate polymer manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd. ).
[0026]
<Comparative Example 3>
35% by weight of natural rubber latex, 25% by weight of Nipseal NS-K (Nippon Silica Precipitating Silica), 25% by weight of corn starch, 10% by weight of Nipol LX407C (SBR latex rubber manufactured by Nippon Zeon) as a binder, Yodosol 1E88060 ( Japan NSC vinyl acetate polymer ) was blended in an amount of 5% by weight to prepare a pseudo adhesive.
[0027]
<Comparative example 4>
Contains 35% by weight of natural rubber latex, 25% by weight of nip seal NS-K (Nippon Silica Precipitated Silica), 25% by weight of corn starch, and 15% by weight of Nipol LX407C (SBR latex rubber made by Nippon Zeon) as a binder. A pseudo-adhesive was prepared.
[0028]
<Comparative Example 5>
A pseudo-adhesive was prepared by blending 35% by weight of natural rubber latex, 25% by weight of nip seal NS-K (precipitated silica made by Nippon Silica) and 25% by weight of corn starch.
[0029]
<Example 6>
35% by weight of natural rubber latex, 25% by weight of nip seal NS-K (Nihon Silica Precipitated Silica), 25% by weight of corn starch, Nipol as binder A pseudo-adhesive was prepared by blending 5% by weight of LX407C (ZBR manufactured by Nippon Zeon) and 10% by weight of PVA110 (manufactured by Kuraray).
[0030]
Examples and comparative examples are shown in Table 1.
[0031]
[Table 1]

[0032]
Each evaluation was performed as follows.
[Adhesion remaining rate]
(1) Adhesive residual rate after UV irradiation The adhesive residual rate in the table is the ratio of the peel strength after UV irradiation when the peel strength before UV irradiation is 100%. The adhesive residual ratio of 65% or more was evaluated as “◯” assuming that the decrease in adhesive strength was small, “◯” as 35 to 65%, and “60” or lower being evaluated as “x” because the decrease in adhesive strength was large.
(2) Adhesive residual rate after heat treatment The adhesive residual rate in the table is the ratio of the peel strength after heat treatment when the peel strength before heat treatment is 100%. The adhesive residual ratio of 65% or more was evaluated as “◯” assuming that the decrease in adhesive strength was small, “◯” as 35 to 65%, and “60” or lower being evaluated as “x” because the decrease in adhesive strength was large.
(3) Measuring method A.1. Method of measuring peel strength before ultraviolet irradiation or heat treatment After leaving the pseudo-adhesive paper of Examples and Comparative Examples in an environment of 20 ° C. and 50% RH for 30 minutes, a mail sealer (MS-9100: manufactured by Dai Nippon Printing Co., Ltd.) ) Using a roll gap 14 (140 μm) and immediately after that, peel strength was measured using a T-type peel tester.
B. Method of measuring peel strength after UV irradiation Using pseudo-adhesive paper of Examples and Comparative Examples, UV irradiation machine (UE061-325-01k: manufactured by Igraphic, ozone mercury type, output 6 kW), 20 ° C., 50% RH After irradiating with ultraviolet rays in the environment, a pressure seal was applied at the roll gap 14 using a mail sealer (MS-9100: manufactured by Dai Nippon Printing Co., Ltd.), and the peel strength was measured immediately thereafter using a T-type peel tester. .
C. Method for measuring peel strength after heat treatment After the pseudo-adhesive paper of Examples and Comparative Examples was left in a 180 ° C. environment for 1 minute using a heat dryer, a mail sealer (MS-9100: manufactured by Dai Nippon Printing Co., Ltd.) was used. The film was pressure-bonded with the roll gap 14 and immediately after that, the peel strength was measured using a T-type peel tester.
[0033]
[Blocking resistance]
The blocking resistance in the table refers to whether or not the coating layer surfaces are brought into contact with each other before being pressure-bonded and easily bonded. Those that did not adhere even when the coating layers were brought into contact with each other were evaluated as “good” because there was no possibility of blocking.
[0034]
[Surface strength]
The surface strength in the table is an observation of whether or not the coating layer adheres to the ink transfer roll when printing with the ink tack 26 using an RI surface strength tester (manufactured by Meisei Seisakusho). The case where the coating layer did not adhere to the ink transfer roll was evaluated as ○, and the case where the coating layer adhered was evaluated as ×.
[0035]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, there is provided a pseudo-adhesive paper that is particularly suitable for a printing method in which an ultraviolet curable ink is fixed by irradiation with ultraviolet rays without lowering the adhesive force even when irradiated with ultraviolet rays.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a two-fold postcard.
FIG. 2 is an explanatory view of a portion folding postcard.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Support sheet, 2 ... Pseudo adhesive layer, 3 ... Concealment information printing surface, 4 ... Address information .

Claims

Based on a non-peelable adhesive mainly composed of natural rubber adhesive, a pseudo-adhesive layer containing a fine particle filler is formed on at least a part of the information-hiding surface of the support sheet. A pseudo-adhesive paper that is pseudo-adhesively peeled off when given conditions are given,
The pseudo-adhesive paper is used in a printing method for fixing ultraviolet curable ink by ultraviolet irradiation,
The binder used to give the pseudo-adhesive layer strength is a vinyl acetate polymer or an ethylene vinyl acetate polymer ,
And the pseudoadhesive paper characterized by the compounding quantity of SBR latex rubber being 7% or less of a total solid.

Based on a non-peelable adhesive mainly composed of natural rubber adhesive, a pseudo-adhesive layer containing a fine particle filler is formed on at least a part of the information-hiding surface of the support sheet. A pseudo-adhesive paper that is pseudo-adhesively peeled off when given conditions are given,
Concealment information is printed using UV curable ink, and in order to fix the UV curable ink, pseudo-adhesive paper exposed to UV rays,
The binder used for the layer of the pseudo-adhesive is a vinyl acetate polymer or an ethylene vinyl acetate polymer ,
And the pseudoadhesive paper characterized by the compounding quantity of SBR latex rubber being 7% or less of a total solid.