JP3716829B2 - ポリゴンミラー、光走査装置及びバーコードリーダ - Google Patents
ポリゴンミラー、光走査装置及びバーコードリーダ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源としてレーザダイオードを用いた、スタンド設置型のバーコードリーダにおけるレーザダイオードの起動スイッチとバーコード読取視認用の表示部に関する。
【0002】
【従来の技術】
バーコードリーダではレーザダイオードが使用されているが、レーザダイオードは寿命が比較的短いために、常時点灯させておくよりも、不用な際には消灯しておくことが望ましい。そのため、従来より、バーコードリーダではバーコード読取から所定時間経過した後に、レーザ光源を自動的に消灯、あるいは間欠点灯させるという手法が採用されている。
【0003】
バーコードを読み取るためには、消灯/間欠点灯されているレーザ光源を連続的に点灯させる必要がある。連続点灯させるための手法として、一番目に起動スイッチを操作する方法があり、二番目にいわゆる近接センサ、あるいは周囲光検出センサ等を用いる方法がある。
【0004】
起動スイッチを操作する方法では、バーコードリーダのある部位に起動スイッチを取り付ける必要がある。
【0005】
一方、バーコードリーダでは、バーコード読取の成否等をオペレータに通知するためのLEDなどによる表示部が備えられている。これは、オペレータに表示を視認させる必要がある関係上、オペレータに対向する部位に取り付けられる。特にカウンタに設置される形態のバーコードリーダでは、読取窓の周辺に表示部を設ける例が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
スタンドに設置された状態では、読取窓がオペレータに対向するように設置される。この場合、バーコードリーダの背面等に起動スイッチを設けるのでは、操作性が悪い。また、バーコードリーダの前面にスイッチを取り付けるとしても、光学系等の配置の都合からスイッチを取り付けることができる部位は制限されてしまう。
【0007】
また、バーコード読取の成否をオペレータに通知するためのLEDなどの表示部もオペレータが視認し易い位置に設ける必要性がある。
【0008】
本発明は、上記のような問題に鑑み、起動スイッチや表示部を適切な位置に設ける、ユーザにとって使い易いバーコードリーダを実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の問題に鑑み、本発明は、円筒の長軸方向に、前記長軸と平行に切断されるようにして平面上に形成される面を備える筐体と、前記筐体の前記長軸方向の両端に形成される軸部と、前記平面に形成される、走査光が出射される読取窓と、前記平面に設けられる、コードの読取結果を利用者に通知するための表示部とスイッチとを備え、前記スイッチは、前記表示部と一体的に構成されていることを特徴とする、バーコードリーダを実現している。
【0010】
また、前記バーコードリーダ、その軸部に、軸を中心に放射状に形成される複数のリブを備えることを特徴とする。
【0011】
さらに、前記バーコードリーダは、光源と、光源から出射される光線を走査する走査部と、コードからの反射光を受光する受光素子とが組み合わされた光学ユニットを備え、前記光学ユニットは、前記バーコードリーダの筐体に対して回動軸を中心にして回動自在に支持されていることを特徴とする。
【0012】
【実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の一実施形態によるポリゴンミラーを説明する。
【0013】
図1は、本実施形態によるポリゴンミラーの完成体の四面図を図示した図面である。図において、aは底面、bは側面である。また、図2は同様にaは上面を、bは図2aのA−A断面図を、それぞれ示す。
【0014】
図において、1はポリゴンミラーである。本実施形態によるポリゴンミラー1には、反射鏡2〜5が装着されている。これら反射鏡は、同一形状の長方形の小型の平面鏡である。このように、各反射面を構成する鏡の形状・寸法を同一とすることは、以下のようなメリットを有する。
【0015】
一般的なポリゴンミラーの反射面は、回転軸に対して多少なりとも傾斜して形成されるケースが多い。そして、ベースは多面体であるため、各反射面の平面形状は台形となる。
【0016】
また、特にバーコードリーダなどに用いられるポリゴンミラーの場合には、所定の間隔をおいた平行の走査光を生成することが求めれらるため、各反射面の回転軸に対する傾きを異ならせている。従って、各反射面の平面形状も必然的に異なってくる。
【0017】
従来のポリゴンミラーも含めて、各反射面を構成する鏡は一枚の大きな鏡(長方形)を切り出すことによって作成されるが、台形の鏡を長方形の鏡から切り出すとなるとどうしても無駄な部分が出て来てしまう。
【0018】
また、各面用の鏡の形状が異なるため、作業者は各面に応じた形状の鏡を選び出して、それぞれの面に貼りつけなければならない。当然のことながら、鏡の向きも合わせる必要がある。
【0019】
これに対して、長方形の鏡を使用するのであれば、上記した大きな鏡からの切り出し時にも、無駄なく、効率よく鏡を切り出すことが可能である。また、各面の鏡の形状が同一であるため、どの面にどの鏡を使用するのかを作業者が選び出す必要も、向きを合わせる必要も、特にない。
【0020】
このようなメリットがあるため、本実施形態では同一形状・同一寸法の鏡を各反射面に取り付けている。
【0021】
また、図において6および7はポリゴンミラー1のベース部である。ベース部6及び7は樹脂、例えばポリカーボネイト樹脂により形成されている。樹脂の種類は、他のものでも差し支えはないが、耐久性を考慮した場合には比較的硬質な材質を用いることが望ましい。また、材質を樹脂に限定する必要もなく、必要に応じて金属等で形成するようにしてもよい。図示される通り、ベース部は上ベース部6と下ベース部7とからなり、これらを互いに組み合わせることによって、ベース部が構成されることとなる。また、ベース部6および7の中央部には、モータの軸が差し込まれる回転軸8が形成されている。
【0022】
図1及び図2に図示される本実施形態のベース部は、図示左右方向の長さと図示上下方向の長さとが互いに異なっている。また、回転軸を通過する直線に対して左右非対象となっている。その理由については詳細後述する。
【0023】
図2aには、ベース部6、7に取り付けられた鏡2、3、5の端部が点線で図示されている(図示されているのは3枚分のみ)。ベース部に取り付けられる鏡は、回転軸8に対して若干傾くように取り付けられている(図1b参照)。なお、鏡2と鏡4とはその傾斜角度が異なっている。図示はされていないが、鏡3や鏡5も、その傾きが異なっている。つまり、鏡2乃至5の傾きは全て異なっていることになる。
【0024】
図2bの断面図に図示される通り、ベース部6、7にはそれぞれ鏡2、4が挟み込まれる溝9、10が形成されている。また、鏡2の上端2a及び下端2bは、ベース部6、7に設けられたストッパ11、12により、図示左側に付勢されている。この溝9、10とストッパ11、112により、鏡2(図示されていないが鏡3〜5も同様)の傾き角度が規定される。
【0025】
図3は、下ベース部7の外観の斜視図面である。また、図4は下ベース部7の上面及び側面図を、図5は同じく下面図(図3図示上面図に対して90度回転している状態を図示)、図6は4方向の側面断面図である(断面位置は図4A乃至D)。
【0026】
下ベース部7の中央には、円形の開口13が形成されている。詳細は後述するが、この部分には上ベース部に形成された突起部が差し込まれる。また、下ベース部7の上ベース部と接する側には、リブ14、15が、同一延長線上に形成されている。リブ14とリブ15とは、互いにそれぞれの幅が異なっている(図示の場合リブ14の方が幅が広い)。このリブ14、15は、上ベース部に形成されている一対の溝(詳細後述)に対応した位置に形成されており、下ベース部7と上ベース部とを組み合わせた際に、ベース部同士の上下左右の向きを間違わないように嵌め合わせることができるように形成されるものである。
【0027】
下ベース部7の四隅には、溝9a〜9dが形成されている。既述したとおり、溝9a〜9dには鏡2〜5の一端面が差し込まれる。また、各溝9a〜9dのそれぞれに対して、左右一対のストッパ12が形成されている。これらストッパ12は、溝9に差し込まれた鏡を、ベース部7の外側に向けて付勢している。そのため、鏡の一端面はストッパにより溝9の外側に付勢されることとなり、鏡が所定の位置に固定される。
【0028】
円形穴13の4周には、ネジが貫通する穴16が形成されている。これは上下ベースを嵌め合わせた後に固定する際に使用されるものである。ネジ穴16部分には、円筒形の突起17が形成される。この突起17は、上ベース部に設けられた凹穴(詳細後述)に嵌め込まれる。
【0029】
図7は、上ベース部6の斜視外観図である。また、図8は上ベース部6の上面および3方向から見た側面図を、図9は図8に図示された上ベース部6の底面とC−C断面、図10は同じくA−A断面とB−B断面を図示している。
【0030】
上ベース部6の下ベース部に接する面には、溝21、22が同一延長線上に形成されている。それぞれの溝21、22は、幅が互いに異なり、溝21の方が幅が広い。これらの溝21、22は、下ベース部7に設けられたリブ14、15とそれぞれ嵌めあわされるが、幅が異なるために上下ベース部を嵌め合わせることができる向きが、リブ14、15と溝21、22とにより規定される。
【0031】
また、上ベース部6の中心付近には軸(軸穴)8が形成されており、軸穴8の周囲には円形状の突起23が形成されている。この突起23は、上下ベース部が嵌めあわされる際に、下ベース部7に設けられた円形穴13に嵌め込まれる。
【0032】
更に、上記突起23の4周には凹部24が形成され、その中心にはネジ穴25が形成されている。凹部24には下ベース部7に形成された円筒形状の突起17が嵌め込まれる。
【0033】
上下ベース部を嵌め込む際には、上記の各部が嵌めあわされ、更にネジ(図2に図示)を使用することで両者は固定される。なお、回転時の質量等のアンバランスを解消するため、本実施形態によるベース部では回転軸を中心に、同心円状に複数のネジ穴が形成される。
【0034】
上ベース部6の端部にも、下ベース部7と同様に溝10a〜10dが形成され、ここに鏡の一端面が差し込まれる。ここで、下ベース部に形成された溝9a〜9dは、そのそれぞれの端部が重なり合わないように形成されてるが、上ベース部に形成れた溝では、10a、10cの左右端部の内側に10b、10dの左右端部が入り込むように形成されている。
【0035】
上記した通り、ポリゴンミラーの各面の傾きはそれぞれの面で異なるように構成される(バーコードリーダ等の場合)。上ベース部6の溝10a〜10dの端部を図示されるように形成することで、各部の鏡の傾き角を個別に規定することができる。
【0036】
なお、上下ベースの上面/底面図には、特に回転軸を中心とした寸法が記入されている。これらの図面から判る通り、上下ベース部は回転軸を通る直線(図示水平/垂直)に対して左右非対象である。これも、各部鏡の傾き角度を個別に規定するための構造である。
【0037】
また、互いに隣り合う鏡の端部を、上記した図面のように内外としないように構成することも可能であるが、各反射面の傾きを各個異ならせるとすると、隣り合う鏡の間に隙間ができてしまう。このような隙間では、光源から出射される光線を反射することができないため、この期間は走査光が生成できない。しかし上図面のようなベース部、特に上ベース部のように、隣り合わせの鏡が差し込まれる溝の位置を互いに前後させることによって、光線が反射されない期間を短くすることができる。
【0038】
続いて、本実施形態によるポリゴンミラーの組み立ての手順について説明する(図11〜13参照)。
【0039】
ポリゴンミラーを組み立てる場合には、先ず下ベース部7(あるいは上ベース部)の溝9a〜9dのそれぞれに、鏡2〜5を差し込む。鏡2〜5は同一形状、同一寸法であるため、どの溝にどの鏡を差し込んでも差し支えはない。
【0040】
鏡を溝に差し込む際に、ストッパ12が鏡2〜5の端面を付勢するため、溝9に鏡が保持される。そして、溝に保持された鏡の角度は、ほぼ所望の傾き角度となるように保持される。
【0041】
続いて、鏡が保持された下ベース部7に、上ベース部6を嵌め込む。この際、溝9とストッパ12との作用により、下ベース部7に保持された鏡が所望の角度に近い状態に保持されているため、上ベース部6をそのまま嵌め合わせれば自然と鏡2〜5の端面が上ベース6の10溝に案内される。特に、ストッパ11は若干外側に張り出しているため、鏡の端面はストッパ11により案内されて溝10に差し込まれる。
【0042】
あとは、ネジにより上下ベース部を固定すればよい。
【0043】
このように、鏡をベース部に取り付ける際に、接着剤や粘着テープを使用する必要が全くなく、また鏡の位置決め等の作業も不用となる。そのため、本実施形態によるポリゴンミラーは、組み立ての作業性が非常に良い。
【0044】
ストッパは、鏡の四隅付近に形成されているため、ポリゴンミラーの径を比較的小さくすることができる。これに対して、回転中心付近にストッパを設けて鏡を付勢するようにすると、ストッパを形成しなければならない分ポリゴンミラーの径が大きくなってしまう可能性がある。そのため、ポリゴンミラーの径を小さくすることが望まれる場合には、特にストッパをポリゴンミラーの回転中心付近には設けないようにすることが好ましい。
【0045】
また、各ベースの四隅は三角形に切り取られている。これも、ポリゴンミラーの径を可能な限り小さくするために行われる。
【0046】
図14は、本実施形態によるポリゴンミラーを、モータに取り付けた状態を図示する図面である。
【0047】
以下、図面を用いて本発明の一実施形態によるポリゴンミラーが使用されるバーコードリーダについて説明する。なお、本実施形態によるバーコードリーダ自身も新規なものである。
【0048】
図15は、バーコードリーダの斜視外観図を示す。図15に図示される通り、本実施形態によるバーコードリーダ30は、円筒の一部分を軸と平行に切り取ったような形状をしている。前面31には、走査光が出射される読取窓32と、スイッチ34と兼用されるLED表示部33、ブザー用の開口35が設けられている。また、バーコードリーダの上端及び下端(図示せず)には、軸部36が形成されている。軸部36内には、放射状にリブ37が設けられる(図示の例では4本)。読取窓32は、面31に対して所定の傾斜するように取り付けられている。
【0049】
図16は、図15に図示されたバーコードリーダ30を縦型のスタンド40に設置した状態を図示する図面である。図16において、40は縦型スタンドである。図示される通り、バーコードリーダ30は前方に傾くよう、縦型スタンド40に取り付けられる。これは、読取窓32からの走査光の出射方向を下側に向けることで、オペレータによるバーコード読取作業性向上などを図ることを目的としている。
【0050】
図17は、図16に図示されたバーコードリーダ30を、スタンド40から取り外して手持ち走査を行う状態を図示した図面である。縦型スタンド40には、バーコードリーダ30の底面の形状と同じ形状の凹部41が形成されている。バーコードリーダ30はこの凹部41に差し入れられる。また、凹部41の中央付近にはピン42が形成される。このピン42は、バーコードリーダ30の底面に形成された軸部36(図17は図示されず)に差し込まれるものであり、ピン42が軸部36に差し込まれることによってスタンド40にバーコードリーダ30が固定されるとともに、前方に傾斜しているバーコードリーダ30の倒れを防止している。
【0051】
図18は、横型スタンド50にバーコードリーダ30を取り付けた状態を図示している。横置きスタンド50はコの字状の形状をしており、その両端にはそれぞれピンが形成されている。ピンは図18には図示されていないが、詳細については後横型スタンド50の構造とともに後述する。両端のピンは、バーコードリーダ30の上下端の軸部36に差し込まれ、これによってバーコードリーダ30が横型スタンド50に取り付けられる。なお、バーコードリーダ30の上下の軸部36(及び横型スタンド50のピン)を回動中心として、バーコードリーダ30は横型スタンド50に対して回動自在となっており、読取面の向きを図示上下方向に調整することが可能となっている。これによって、読取窓32から出射される走査光の出射方向を上向き、あるいは下向きに適宜調整できる。
【0052】
図19は、横置きスタンド50の利用の一例を図示する図面である。図において、61はスーパーマーケットなどの精算カウンタに設けられるいわゆる「流し台」であり、62はキーボード(PLUキーボードとも呼ばれる)である。キーボード62の裏面には、顧客に向けて商品の代金等を表示するディスプレイ63が設けられている。横型スタンド50は、キーボード62と流し台61との間のスペースにセットされる。そして、バーコードリーダ30の読取面32は、店員側を向くように配置されている。
【0053】
図20は、横型スタンド利用のその他の例である。図において、64はいわゆる「ハイカウンタ」である。図示右側に店員が立ち、図示左側に客が立つ。そして、カウンタ64上で商品・金銭がやりとりされる。横型スタンド50は、ハイカウンタ64下の壁面65に取り付けられており、バーコードリーダ30の読取窓32は店員側を向いている。ここで、バーコードリーダ30は客からは見えないようになっている。
【0054】
図19、図20いずれの場合でも、従来の比較的大型な(とくに縦型の)バーコードリーダをおくことができないようなスペースに、邪魔にならないようにバーコードリーダが設置されている。
【0055】
図21乃至図23は、本実施形態によるバーコードリーダの三面図を、更に詳細に図示する図面であり、特に縦型スタンド40にセットされた状態が図示される。図21は正面図、図22は側面図を、図23は上面図をそれぞれ図示している。
【0056】
正面図に図示されるように、本実施形態によるバーコードリーダでは、図示上側、つまり中心よりもずれた位置に、走査光が出射される読取窓32が設けられている。また、読取窓32の上には、LED表示部33とスイッチ34とが一体的に形成されている。LED表示部33は、スイッチ34の中央部分に設けられる。
【0057】
また、読取窓32の下側には、バーコード読取の成否等をオペレータに通知するためのブザー用の開口35が設けられる。
【0058】
バーコードリーダの上面(図示していないが下面もほぼ同一形状)には、既にのべた軸穴36が形成されている。また、軸穴36の周囲には、放射状に図示の場合4本のリブ37が形成されている。リブについては、詳細後述する。
【0059】
縦型スタンド40の上面は、底面に対して手前に(図10図示左側に)傾斜している。これは、バーコードリーダ30の読取窓32から出射される走査光を、下方に出射するためである。
【0060】
通常、縦置きされるバーコードリーダでは、オペレータの操作性を考慮して、走査光を上方から下方に出射させるように構成される場合が多い。ここで、図22図示ハッチング部分は、読取窓から出射される走査光の出射範囲を示す。図示される通り、読取窓32から出射される走査光は、バーコードリーダを垂直においた状態では上下広い範囲に出射される。しかし、縦置き時にはこのような走査光の出射はあまり好ましくない。本実施形態によるバーコードリーダでも、縦型スタンドに設置する場合には走査光が下方に出射されるようにするために、縦型スタンドの上面を傾斜させている。
【0061】
縦型スタンド40の底面部分には、ピン42が形成されている。このピン42は、バーコードリーダ底面の軸穴36部分に差し込まれ、バーコードリーダが前(図10図示左側)に倒れることを防止している。
【0062】
また、縦型スタンドの後端部分には、図示されていないバーコードリーダから引き出されているケーブルを案内するための、切り欠きが形成されている(図23Out put cable point A/B と表記) 。
【0063】
図24乃至図図29は、縦型スタンド40の詳細図面である。図24は上面、図25は底面、図26は正面、図27は図24図示A断面(後方より前方を見る図面)、図28は側面、図29は図24のB−B断面である。
【0064】
図28に図示される通り、縦型スタンド40の下面と、バーコードリーダが設置される面との間は、およそ10度傾いている。また、図24、25に図示されるとおり,、縦型スタンド40の中心(重心)から同心円上に、長円形の開口43が形成される。これは、縦型スタンド40をカウンタ面その他にネジ止めする際のネジ穴として機能する。
【0065】
図29に図示される通り、縦型スタンドの底面には、金属板44が取り付けられている。これは、重りとしても作用しており、バーコードリーダの倒れ防止に役立つ。
【0066】
図30乃至図36は、それぞれ横型スタンド50の詳細図面を図示する。図30は上面、図31は正面、図32は裏面、図33は側面、図34は図30のB−B断面、図35は図34のC部詳細図、図36は図35のD−D断面である。
【0067】
横型スタンド50は、ベース板51と、左右に設けられた腕52を有する。ベース板51には、スタンド50を壁面等に固定するための長円形のネジ穴53が合計3ヶ所設けられている。また、腕52の先端部分には、バーコードリーダの軸穴36に差し込まれるピン54と、ピン54を中心に放射状に設けられる断面形状がほぼ台形の突起55が設けられる。図示の例では、突起55は16個形成されており、いずれの突起も等間隔で配置されている(22.5度間隔)。
【0068】
これらの突起55の間には、バーコードリーダの上下面に設けられたリブ37が挟み込まれる。このリブ37と突起55とが嵌めあわされることによって、横型スタンド50に取り付けられたバーコードリーダを所望の角度で固定することができる。
【0069】
ベース板51と腕52の延長方向とは、およそ82度の角度がある。
【0070】
図35は、ピン54と突起55の部分の拡大図面である。特に図35aはこれらを正面から、図35bはは突起を横からみた状態をそれぞれ図示している。また、図36はD−D断面を示す。
【0071】
突起55部分の最先端部分の形状は図35a図示の通り先細の台形で、最下端の形状も図示の通り台形であるが、上端部分よりも幅が広い。つまり、突起55は、底面/上面が台形の角錐に形成されている。また、図35bに図示される通り、突起55の間の形状もほぼ台形である。
【0072】
本実施形態によるバーコードリーダの筐体は、上下のカバー部に分割される。図37乃至図41は、上側のカバー部を詳細に図示した図面である。
【0073】
図37は上カバー部の正面、図38は同じく裏面、図39は側面、図40は図38図示D−D断面、図41は上面(a)と図38図示A−A断面(b)をそれぞれ示す。
【0074】
特に図40に図示されている通り、読取窓32は上カバー60の前面に対してある角度で傾いている。これは、走査光の出射方向が読取窓32に対して垂直である場合、走査光が読取窓面で全反射を起こしてしまい、バーコードの読取性能に悪影響を及ぼすことを防止するためである。
【0075】
上カバー60の、読取窓32の付近には、その上端に穴61aが形成された一対の突起部61が形成されている。この突起部61には、バーコードリーダの光学ユニットが取り付けられる。
【0076】
図41乃至43は、本実施形態による光学ユニット80を構成する各部を示す図面である。図41に図示される通り、光学ユニットのベース部81は、樹脂により成形されるものであり、その両側面にはピン82aを有する腕82が備えられている。ピン82aは上カバー60の突起部61に設けられた穴61aに差し込まれる。従って、ベース部81(光学ユニット)は、ピン82aを回動軸として上カバー60に対して回動可能となっている。このように光学ユニット80を回動可能とすることによって、バーコードリーダから出射される走査光の出射方向を調節可能とすることができ、上下方向に走査光の出射方向を調節できる。
【0077】
また、ベース部81の底面には開口83(図示円形)が設けられており、この部分にポリゴンミラー84が取り付けられる。ポリゴンミラー84は、前述した本実施形態によるポリゴンミラーを用いることができ、プリント基板85に取り付けられたモータの回転軸に固着される。
【0078】
プリント基板85の底面には緩衝部材86が取り付けられ、ベース部81に対してネジ穴a、bを介してネジ止めされる。
【0079】
走査光の光源として、レーザダイオード87がベース部81に取り付けられる。また、ベース部81には、その中央部分に小型の平面鏡88aが取り付けられた凹面鏡88が、一対の支持部材89a、89bを介して取り付けられる。凹面鏡88の両端には、計3本のピンが形成されている。これらピンは、左右の支持部材89a、89bに形成された穴に差し込まれる。支持部材89a、89bはベース部81に対して前後方向に可動となっている。
【0080】
左側の支持部材89aには、円形の穴が形成されており、凹面鏡88の左端のピンがこの穴に差し込まれる。また、右側の支持部材89bは、図示横方向に形成された支持部材の上側に設けられる長円穴(円弧を描くように形成される)と、上下方向に形成された支持部材の下側に設けられる長円穴とを備える。
【0081】
上側の長円穴には凹面鏡88の右端のピンのうち上側のピンが、同じく下側の長円穴には凹面鏡88の右端のピンのうち下側のピンが、それぞれ差し込まれる。
【0082】
支持部材89a、89bを介してベース部81に取り付けられた凹面鏡88は、支持部材89a、89bを前後方向に移動させることによってその角度を調整することができる。
【0083】
ベース部81には更に受光素子90が取り付けられた基板91がネジ止めされる。また、ベース部81には合計7枚の反射鏡92a乃至92gが張りつけられている。ベース部81に鏡92a〜92gが張りつけられた状態を示す斜視図は、図43に図示される(鏡の配置が判るように、ポリゴンミラー、光源、受光素子等は図示省略している)。
【0084】
次に、光学ユニットの動作について簡単に説明する。図44は光源87、受光素子90が取り付けられた基板91が搭載された状態のベース部81を図示している。なお、ポリゴンミラーは板の下に隠れて見えない。
【0085】
光源87からのレーザ光は、凹面鏡88の中央部分に取り付けられた平面鏡88aに向けて出射される。平面鏡88aで反射したレーザ光は、ポリゴンミラーに入射する。ポリゴンミラーはモータにより回転駆動されており、その回転に応じてポリゴンミラーの各反射面で反射されたレーザ光(走査光)は鏡92a〜92gを順次走査する。鏡92a〜92gは、走査パターンを生成するパターンミラーとして機能する。
【0086】
鏡92a〜92gで反射された走査光は、図示上方に向けて出射され、読取窓から出射されて走査パターンを形成する。この走査パターンは、複数の交叉する走査線から構成されるものである。
【0087】
走査パターンによってバーコード等が走査されると、バーコード面からの反射光が、出射光と同じ経路を通って読取窓からバーコードリーダ内に入射する。この反射光は、鏡92a〜92gのいずれか−ポリゴンミラーを経由して、凹面鏡88に入射する。凹面鏡88は、受光素子90の受光面上に焦点があう曲率を持っており、凹面鏡88に入射するバーコードからの反射光は受光素子90により受光される。
【0088】
このような光学ユニットが、本実施形態のバーコードリーダに組み込まれている。
【0089】
なお、走査光の出射方向を変えるためには、光学ユニットに取り付けられた鏡など一部の光学部品の傾きを変えるなどの方法をとることもできるが、このような方法を採用した場合には各光学部品の位置関係等が当初の設計とは変わってくるため、バーコードの読取性能に影響を与える可能性がある。これに対して、本実施形態ではプリント基板毎回動させるため、各光学部品の位置関係自体は常に一定の状態に保たれたままであり、読取性能への影響はほとんど現れない。
【0090】
上カバー部60に戻り、上カバー60の下端付近には、バーコードリーダ内部を二分する隔壁62が取り付けられる。隔壁62の両端は、上カバー部60の内壁に形成された一対のリブ63によって支持されている。バーコードリーダの下端は、ケーブルの差し替えなどにより開け閉めされるが、特に光学部品が設けられる、バーコードリーダの上側については、ホコリの進入等を防止するために密閉されていることが望ましい。そのため、隔壁62を設けることにより、バーコードリーダの下部に入ったホコリ等が上部に侵入しないようにしている。
【0091】
図45及び図46は、隔壁62の4面図を示す図面である。図45は隔壁62の正面と上面を、図46は同じく裏面と側面を、それぞれ図示する。隔壁62の断面形状は、バーコードリーダの筐体に対応した形状になっている。
【0092】
隔壁62の中央部分には、開口62aが形成されている。この部分には、光学ユニットの一端が差し込まれる。従って、光学ユニットは突起部61とこの開口62aとによって3点支持される。図45、46の例では開口62aは一つであるが、これを上下方向に複数設けることによって、光学ユニットの角度を多段階に調整することが可能となる。
【0093】
また、隔壁62の上部には、プリント基板のコネクタ部分が載置される部材62bが形成されている。この部材62bのみが、隔壁の外側に配置されることとなる。コネクタへのケーブルの差し替え時には装置筐体を開く必要があるが、このような部材62bを設けることで、光学ユニットが設けられた側を開く必要がなくなり、防塵性が向上する。
【0094】
上カバー60の上端付近には、スイッチ/LED表示部用の長円径の開口64が形成される。更に、上端には図示二カ所に、下カバーと嵌めあわされる固定用部材65が形成されている。この部分には、下カバーに設けられる爪様部材が引っ掛けられる。
【0095】
図47は、バーコードリーダの下側カバー100の正面図(バーコードリーダの背面に相当)であり、図48は図47図示A−A断面図、図49は同じく裏面図、図50は同じく上面、図51は下端(a)とB−B断面(b)とをそれぞれ図示する。なお、図51の図面はいずれも下から上を見上げた状態を図示している。下カバーは、上カバーと嵌めあわされて、バーコードリーダの筐体を構成する。
【0096】
下カバー100は断面形状が半円様形状をしている。これは、横型スタンドにバーコードリーダを取り付けた際に、バーコードリーダを回動させ易くするためである。
【0097】
下カバー100の上面には、軸部36が形成されている。軸部には、放射状にリブ37が形成されており、リブ37は横型スタンドにピンを中心に放射状に形成された突起部間に差し込まれる。なお、本図面ではリブ37は3本の例を図示している。
【0098】
下カバー100の下端付近には、プリント基板に接続されるケーブルを装置外に引き出すための開口102が左右1つずつ形成されている。開口102内には図示3本のリブ103が形成されている。このリブ103はケーブルを押さえる機能を有しており、ケーブルが引っ張られた際にケーブル端部やコネクタにストレスがかかることを防ぐ目的で形成されている。更に、下カバー100の下端には、一対のネジ穴105が形成される。
【0099】
下カバー100の裏面にも、隔壁62を支持するための一対のリブ104が形成される。
【0100】
バーコードリーダの下部は、ケーブルと接続されるコネクタが設けられている。図52乃至54は、コネクタが設けられる部分のカバー(以下コネクタカバー)110を図示する図面である。図52は上面と裏面を、図53は表面と断面を、図54は側面とその断面(図52図示A−A断面)をそれぞれ図示する。コネクタカバー110の底面には、下側カバーの上面と同様に軸部36と、放射状に形成されたリブ37(3本)が形成されている。
【0101】
コネクタカバー110にはほぼ台形の舌部111が形成されている。この舌部は、下側カバーの下端に形成された同一形状の凹部106に嵌め込まれる。下側カバーの凹部106には、下側カバーにプリント基板をネジ止めするためのネジ穴106aが形成されている。コネクタカバー110の舌部111は、このネジ穴106aを隠すために設けられている。
【0102】
コネクタカバーの開口102に対応する位置にも、図示3本のリブ112が形成される。ケーブルは、リブ103と112とにより押さえられる。
【0103】
コネクタカバー110の下側には、係合部材113が形成される。この係合部材113には、上カバーの底面に設けられた爪様部材が引っ掛けられる。また、下カバー100のネジ穴105に対応する位置に、一対のネジ穴114が形成される。コネクタカバー110を下カバー100に対して固定するためには、ネジが使用される。
【0104】
図55は、光学ユニットとプリント基板がバーコードリーダ内に取り付けられた状態を図示するバーコードリーダの側面断面図である。
【0105】
ここで、バーコードリーダではレーザダイオードが使用されているが、レーザダイオードは寿命が比較的短いために、常時点灯させておくよりも、不用な際には消灯しておくことが望ましい。そのため、従来より、バーコードリーダではバーコード読取から所定時間経過した後に、レーザ光源を自動的に消灯、あるいは間欠点灯させるという手法が採用されている。
【0106】
バーコードを読み取るためには、消灯/間欠点灯されているレーザ光源を連続的に点灯させる必要がある。連続点灯させるための手法として、一番目に起動スイッチを操作する方法があり、二番目にいわゆる近接センサ、あるいは周囲光検出センサ等を用いる方法がある。
【0107】
起動スイッチを操作する方法では、バーコードリーダのある部位に起動スイッチを取り付ける必要がある。ここで、本実施形態によるバーコードリーダは、LED表示部と起動スイッチとを兼用させるという構成を採用している。
【0108】
バーコードリーダでは、バーコード読取の成否等をオペレータに通知するためのLEDなどによる表示部が備えられている。これは、オペレータに表示を視認させる必要がある関係上、オペレータに対向する部位に取り付けられる。特にカウンタに設置される形態のバーコードリーダでは、読取窓の周辺に表示部を設ける例が多い。
【0109】
一方、スタンドに設置された状態の図面からも明らかな通り、本実施形態によるバーコードリーダは読取窓がオペレータに対向するようにして、スタンドに設置される。この場合、バーコードリーダの背面等に起動スイッチを設けるのでは、操作性が悪い。また、バーコードリーダの前面にスイッチを取り付けるとしても、光学系等の配置の都合からスイッチを取り付けることができる部位は制限されてしまう。
【0110】
本実施形態では、起動スイッチをLED表示部と一体的に構成することによって、このような問題を解決している。
【0111】
図55の120は、LED表示部兼起動スイッチとなる部品である。LED121は、導光板として作用する透明の樹脂性のガイド122の一端部に取り付けられている。そして、ガイド122の他端はスイッチ部材の先端に位置するように成されている。スイッチ部材の先端の中央部分で、LEDの点灯状態を視認することができる。また、スイッチ部材の後端は、プリント基板に取り付けられたスイッチに接しており、スイッチ部材を押下することでスイッチも押下される。
【0112】
一方、周囲光センサは従来より読取窓の内側に設けられて来た。周囲光センサは、バーコードリーダ周囲の光量変化を検知するものであり、検知される光量が低下したような場合には、オペレータがバーコードリーダに近づいており、そのためにバーコードリーダの周囲光の検知光量が低下したと考えることができる。そこで、光量が変化した場合には、バーコード読取が行われるものと判断して、消灯/間欠点灯しているレーザ光源を連続点灯させるために使用される。
【0113】
従来の周囲光センサは、読取窓に入射するあらゆる光の光量変化を検知するように構成されていた。そのため、僅かな光量変化であっても敏感に検知してしまい、必要もないのにレーザ光源が連続点灯してしまう可能性が非常に高かった。本実施形態によるバーコードリーダでは、このような問題点の解決も図られている。
【0114】
周囲光センサは、導光板として作用する樹脂の光ガイド部材の一旦部分に取り付けられている。光ガイド部材は例えば円筒形である。導光板の内面では、特定の角度で入射する光のみが全反射され、それ以外の角度で光ガイドに入射する光線は外にそのまま透過してしまい、センサまでは届かないという性質がある。本実施形態による光ガイド部材は、この導光板の性質を利用している。
【0115】
本実施形態による周囲光センサは、特定方向での周囲光の変化を検知することが考慮されている。そのため、光ガイド部材を設け、周囲光センサが周囲光量変化を感知できる範囲(光の入射角度)を制限している。
【0116】
なお、上記実施例での説明の他に、本出願は以下の様な発明も開示するものである。
【0117】
複数の反射面を備えるポリゴンミラーにおいて、反射面となる複数枚の鏡と、前記鏡の下辺が差し込まれる、反射面数と同数の溝と、前記溝部分に形成される、前記溝に差し込まれた鏡を内側から外側に向けて付勢する付勢手段とを備える第一のベース部と、前記鏡の上辺が差し込まれる、反射面数と同数の溝と、前記溝部分に形成される、前記溝に差し込まれた鏡を内側から外側に向けて付勢する付勢手段とを備える第二のベース部と、を備え、前記第一及び第二のベース部が嵌めあわされて形成されることを特徴とする、ポリゴンミラー。
前記ポリゴンミラーにおいて、前記第一あるいは第二のベース部の一方には突起が設けられ、前記第一あるいは第二のベース部の他方には、前記突起に対応する位置に凹部が設けられることを特徴とするポリゴンミラー。
【0118】
前記ポリゴンミラーにおいて、前記突起及び前記凹部は、形状あるいは大きさが異なるものが複数形成されていることを特徴とするポリゴンミラー。
【0119】
前記ポリゴンミラーにおいて、前記反射面を構成する複数の鏡は、いずれも同一形状且つ同一寸法であることを特徴とするポリゴンミラー。
【0120】
光源と、光源から出射される光線を走査するポリゴンミラーを備えた光走査装置において、前記ポリゴンミラーが、反射面となる複数枚の鏡と、前記鏡の下辺が差し込まれる、反射面数と同数の溝と、前記溝部分に形成される、前記溝に差し込まれた鏡を内側から外側に向けて付勢する付勢手段とを備える第一のベース部と、前記鏡の上辺が差し込まれる、反射面数と同数の溝と、前記溝部分に形成される、前記溝に差し込まれた鏡を内側から外側に向けて付勢する付勢手段とを備える第二のベース部と、を備え、前記第一及び第二のベース部が嵌めあわされて形成されることを特徴とする、光走査装置。
【0121】
【発明の効果】
上記述べた通り、本発明によれば、製造の手間があまりかからない、安価なポリゴンミラーを実現することが可能となる。そのため、非熟練者であっても、ポリゴンミラーを容易に作成することができる。
【0122】
また、本発明によるバーコードリーダを用いることで、様々な態様のバーコード読取に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるポリゴンミラーを示す図、
【図2】本発明の一実施形態によるポリゴンミラーを示す図、
【図3】ポリゴンミラーの下側ベース部の斜視図、
【図4】下側ベース部の平面と側面を示す図、
【図5】下側ベース部の底面を示す図、
【図6】下側ベース部の4側面断面図、
【図7】上側ベース部の斜視図、
【図8】下側ベース部の上面と3側面図、
【図9】下側ベース部の底面と一側面図、
【図10】下側ベース部の2方向側面図、
【図11】ポリゴンミラー作成工程図1、
【図12】ポリゴンミラー作成工程図2、
【図13】ポリゴンミラー作成工程図3、
【図14】モータに搭載されたポリゴンミラーを示す図、
【図15】本発明の一実施形態によるバーコードリーダの斜視図、
【図16】バーコードリーダが縦型スタンドに搭載された状態を示す図、
【図17】縦型スタンドに搭載されたバーコードリーダを手持ちした状態を示す図、
【図18】バーコードリーダが横型スタンドに搭載された状態を示す図、
【図19】横型スタンドの一使用例、
【図20】横型スタンドの他の使用例、
【図21】縦型スタンドに搭載されたバーコードリーダの正面図、
【図22】縦型スタンドに搭載されたバーコードリーダの側面図、
【図23】縦型スタンドに搭載されたバーコードリーダの上面図、
【図24】縦型スタンドの上面図、
【図25】縦型スタンドの裏面図、
【図26】縦型スタンドの正面図、
【図27】縦型スタンドの正面方向の断面図、
【図28】縦型スタンドの側面図、
【図29】縦型スタンドの側面断面図、
【図30】横型スタンドの上面図、
【図31】横型スタンドの正面図、
【図32】横型スタンドの裏面図、
【図33】横型スタンドの側面図、
【図34】横型スタンドを内側からみた側面図、
【図35】図34の要部拡大図、
【図36】横型スタンドの側面の断面図、
【図37】バーコードリーダの上カバー部の正面図、
【図38】上カバー部の裏面図、
【図39】上カバー部の側面図、
【図40】上カバー部の側面断面図、
【図41】上カバー部の上面部と断面図、
【図42】本実施形態によるバーコードリーダの光学ユニットと、各部品を示す図、
【図43】鏡が配置された光学ユニットを示す斜視図、
【図44】光源、受光素子が搭載された光学ユニットを示す斜視図、
【図45】バーコードリーダ内に設置される隔壁の正面及び上面図、
【図46】隔壁の裏面及び側面図、
【図47】バーコードリーダの下カバー部の正面図、
【図48】下カバー部の側面断面図、
【図49】下カバー部の内面図、
【図50】下カバー部の上面を示す図面、
【図51】下カバー部の底面図、
【図52】コネクタカバーの裏面と上面を示す図面、
【図53】コネクタカバーの表面と要部断面図、
【図54】コネクタカバーの側面とその断面図、
【図55】光学ユニットが搭載されたバーコードリーダ、
をそれぞれ示す。
Claims (3)
- 円筒の長軸方向に、前記長軸と平行に切断されるようにして平面上に形成される面を備える筐体と、
前記筐体の前記長軸方向の両端に形成される軸部と、
前記平面に形成される、走査光が出射される読取窓と、
前記平面に設けられる、コードの読取結果を利用者に通知するための表示部と、
前記走査光を出射させるためのスイッチと、
を備え、
前記スイッチは、前記表示部と一体的に構成され、前記平面上に設けられることを特徴とする、バーコードリーダ。 - 前記バーコードリーダは、その軸部に、軸を中心に放射状に形成される複数のリブを備えることを特徴とする、請求項1記載のバーコードリーダ。
- 前記バーコードリーダは、光源と、光源から出射される光線を走査する走査部と、コードからの反射光を受光する受光素子とが組み合わされた光学ユニットを備え、
前記光学ユニットは、前記バーコードリーダの筐体に対して回動軸を中心にして回動自在に支持されていることを特徴とする、請求項1記載のバーコードリーダ。
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