JP3716214B2 - ソルトバスの加熱プレート装置 - Google Patents

ソルトバスの加熱プレート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3716214B2
JP3716214B2 JP2002031731A JP2002031731A JP3716214B2 JP 3716214 B2 JP3716214 B2 JP 3716214B2 JP 2002031731 A JP2002031731 A JP 2002031731A JP 2002031731 A JP2002031731 A JP 2002031731A JP 3716214 B2 JP3716214 B2 JP 3716214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating plate
strip
salt
salt bath
plate device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002031731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003231982A (ja
Inventor
司 島川
努 川水
隆志 塩谷
美文 野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Parker Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Parker Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Parker Corp filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002031731A priority Critical patent/JP3716214B2/ja
Publication of JP2003231982A publication Critical patent/JP2003231982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3716214B2 publication Critical patent/JP3716214B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はステンレス鋼板の酸洗前処理に使用されるソルトバスの加熱プレート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4から図6に基づき、ソルトバス設備の概要と、ソルトバス設備における従来のステンレス鋼板の加熱装置等につき説明する。図4は、ステンレス鋼板用の酸洗ラインの一例の構成図であり、図5は従来のロールガイド式のソルトバス設備、図6は従来のフロータガイド式のソルトバス設備の断面を示す構成説明図である。
【0003】
ステンレス鋼板の焼鈍酸洗設備等においては、酸洗前処理としてソルトバス設備を導入したものがある。例えば、図4に示すように、ペイオフリール50から送出したステンレス鋼板のストリップ(以下、単に「ストリップ」という)51を加熱炉52で加熱し、ソルトバス設備53で酸化膜を前処理したのち、酸洗設備54により酸洗して、テンションリール55に巻取るようにしている。
【0004】
ソルトバス設備53は、約450〜480℃の溶融ソルト70内にストリップ51を通板することで、ステンレス鋼板表面の酸化膜を事前に処理する設備であり、一般に図5で示すロールガイド式のソルトバス設備53a、又は図6で示すフロータガイド式のソルトバス設備53bが使用されている。
【0005】
ロールガイド式のソルトバス設備53aはロールによってストリップ51を溶融ソルト70内に通板させるものであり、フロータガイド式のソルトバス設備53bは浴中フロータ63によってストリップ51を溶融ソルト70内に通板させるものである。なお、浴中フロータ63は、溶融ソルト70中において帯状材のストリップ51の表面に加圧溶融ソルトを噴出してストリップ51を非接触保持し、またストリップ51の進行方向の変更を行う装置である。
【0006】
このような、ソルトバス設備53a、53bでは、ストリップ51の通り抜けにより生じる溶融ソルト70のスプラッシュなどで、溶融ソルト70から出たストリップ51の表面に溶融ソルト70が付着して次工程に搬送され易くなる。
【0007】
したがって、この溶融ソルト70の付着量を抑制することがソルトの原単位改善(ランニングコストの低減)となるので、図5のロールガイド式のソルトバス設備53aではロール56を用いたり、図6のフロータガイド式のソルトバス設備53bではエアナイフ57などを用いて表面に付着したソルトを溶融ソルト70の浴面70aに還流させることを工夫している。
【0008】
また、ストリップ51はソルトバス設備53内の溶融ソルト70から出ると急速に例えば50〜80℃自然温度降下することによって、ストリップ51表面に付着したソルトが固形化し易く、また流下し難くなる。
【0009】
このストリップ51の急速な自然温度降下(冷却)を抑制するため、従来は図5のロールガイド式のソルトバス設備53aでは、その出側にストリップ51を挟んで電熱式加熱機58や図示しない加熱バーナなどを設けてストリップ51の温度を保持している。
【0010】
図6のフロータガイド式のソルトバス設備53bでは、出側のストリップ51の周りを電気加熱式の断熱壁59で遮蔽したり、加熱バーナ60を設けたりしてストリップ51の温度を保持し、また、出側の溶融ソルト70の浴面70aのスプラッシュを抑えるようにファン61で内圧を調節したりしている。
【0011】
ところが、以上のような各対策は、電力、燃料を使用するためランニングコストが嵩み、その割合いには付着によるソルトの持出量の抑制効果が充分に得られない問題があった。そこでその問題の解決のために、ソルトバス設備53a、53bの出側のストリップ51を高温排ガスで加熱することも検討されたが、排ガス中のCO2 と溶融ソルト70のNaClが反応してスラッジ酸化物Na2 CO3 が生成し、ストリップ51の表面にスラッジとして付着するなどの問題があった。
【0012】
また、図6のフロータガイド式のソルトバス設備53bでは、ソルトバス出側空間が狭いため、上述した電熱式加熱機58などは取付け難いという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来装置の問題を解消するためになされたものであって、低いランニングコストで、ステンレス鋼板のストリップへのソルト付着量抑制効果の高いソルトバスの加熱プレート装置を提供することを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その第1の手段として、溶融ソルト中にステンレス鋼板のストリップを通過させ同ストリップの酸洗前処理を行なうソルトバス設備のストリップ出側部に設けられたソルトバスの加熱プレート装置であって、前記ストリップ出側部を覆い且つ前記ストリップを挿通し、前記ソルトバス設備内の溶融ソルトを加熱媒体として前記ストリップを加熱する加熱プレートを備えてなることを特徴とするソルトバスの加熱プレート装置を提供する。
【0015】
上記の構成により、第1の手段においては、加熱プレート装置が、ソルトバス設備のストリップ出側部を包囲するように設けられているので、加熱媒体となる溶融ソルトにより加熱プレート15が加熱プレート装置内の空間を加熱し、同空間を通るストリップの温度降下を著しく減少させることができ、ソルト付着量も減少する。また、加熱プレート装置の加熱媒体としてソルトバス設備で使用する溶融ソルトを利用するので、新たな加熱媒体が不要であり、ストリップ面のソルトを同じ溶融ソルトで加熱するので、過加熱などが防止される。。
【0016】
(2)第2の手段としては、第1の手段のソルトバスの加熱プレート装置において、前記加熱プレートが、前記ストリップ出側部における前記ストリップの両面と対向させた前側部分と後側部分とを有し、前記ソルトバス設備内の溶融ソルトが同加熱プレートの前側部分内と後側部分内をそれぞれ循環して同ソルトバス設備内に還流するように構成されてなることを特徴とするソルトバスの加熱プレート装置を提供する。
【0017】
第2の手段によれば、第1の手段の作用を奏するのあたり、加熱プレートがストリップを両面を挟むように対向させた前側部分と後側部分とからなり、それぞれ溶融ソルトを内部に循環するので加熱プレート装置内でのストリップの加熱、温度保持が効果的に行なえる。
【0018】
(3)また、第3の手段として、第1の手段または第2の手段のソルトバスの加熱プレート装置において、前記加熱プレート装置がその下部を前記ソルトバス設備中の溶融ソルト中に浸して設けられてなることを特徴とするソルトバスの加熱プレート装置を提供する。
【0019】
第3の手段によれば、第1の手段または第2の手段の作用に加え、加熱プレート装置の下部が溶融ソルトの浴面下に浸されるため浴面下の溶融ソルトからも直接加熱され、加熱プレート装置内の空間全体が高温に維持され、この空間を通るストリップの温度降下がより減少し、ソルト付着量がより少なくなる。
(4)第4の手段として、第3の手段のソルトバスの加熱プレート装置において、前記ストリップ出側部に、前記ストリップの表面に向けたエアナイフが設けられてなることを特徴とするソルトバスの加熱プレート装置を提供する。
【0020】
第4の手段によれば、第3の手段の作用に加え、エアナイフによるストリップ面のスクレーピングでストリップ面へのソルトの付着残量は大幅に減少する。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1から図3に基づいて、本発明の実施の一形態に係るソルトバスの加熱プレート装置を説明する。図1は本実施の形態の加熱プレート装置を設けたフロータガイド式のソルトバス設備の出側付近の部分の側面断面図、図2は図1中A−A矢視による正面断面図、図3は図1中B−B矢視による一部断面とする平面図である。
【0022】
図1から図3においても、図4から図6に示すものと同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0023】
図1において、63はソルトバス設備53bの出側の浴中フロータ、64はソルトバス設備53bの上方に横方向に設けられたフロータ支持梁であり、出側の浴中フロータ63を支持する。出側の浴中フロータ63とフロータ支持梁64は従来装置と同様に設けられている。
【0024】
10は加熱プレート装置であり、ソルトバス設備53bのストリップ出側部を覆うように設けられており、ソルトバス設備53bの出側端壁65と前記フロータ支持梁64とにその後部及び前部を支持され、浴中フロータ63の上方の溶融ソルト70の浴面70aを出側端壁65まで覆う空間66を形成している。
【0025】
加熱プレート装置10はその上面が、溶融ソルト70中で浴中フロータ63の下面に屈曲支持されて上方へ抜かれるように移動する出側のストリップ51を、前後から挟み挿通するように構成された加熱プレート15を形成している。
【0026】
すなわち、加熱プレート15は、上方へ抜ける出側ストリップ51を挟み両面沿いに屈曲して立上がる前後の対向部51cを備え、対向部51cは加熱プレート装置10のストリップ出口となっている。そして、加熱プレート15は、対向部51cから水平に浴中フロータ63の前縁部付近まで延びる前側部分15aと、S字状に下側へ屈曲してソルトバス設備53bの出側端壁65に達して浴面70a下に延び加熱プレート装置10の後壁を兼ねる後側部分15bとにより構成されている。
【0027】
また加熱プレート装置10は、加熱プレート15のストリップ51の移動方向に対して左右の縁から浴面70a下の浴中フロータ63上面付近まで延びる側壁プレート16と、加熱プレート15の前側部分15aの前端部から浴面70a近くまで延びる前壁プレート17とを有している。
【0028】
加熱プレート15の前側部分15aと後側部分15bとは、それぞれ一体に形成された熱流体循環式の加熱プレートであり、前側部分15aの最前端と、後側部分15bの下端には、それぞれソルトバス設備53bの幅方向に沿って横方向流路21、22が設けられ、横方向流路21、22の両側端又は片側端にはそれぞれ流入口13a、13bが設けられている。
【0029】
また、前側部分15aと、後側部分15bの内部には、一端側が横方向流路21、22に直角方向に連通し、ソルトバス設備53bの長手方向に沿って等間隔で平行な多数の長手方向流路23、24が設けられ、各長手方向流路23、24の前記対向部15cにおける他端側の立上がり端には開口25a、25bが設けられている。その開口25a、25bに対して一端側が通じるように多数の戻り流路26、27が長手方向流路23、24と平行にそれより内側(浴面70a側)に並ぶように設けられ、戻り流路26、27の他端側はそれぞれ加熱プレート装置10内の空間66内と浴面70a下に開放されている。
【0030】
11aはソルトバス設備53bの側部の吸込口12aから加熱プレート15の前側部分15aの流入口13aへソルトバス設備53b内の溶融ソルト70を定量連続供給する外部設置形のポンプであり、11bはソルトバス設備53bの側部の吸込口12bから加熱プレート15の後側部分15bの流入口13bへソルトバス設備53b内の溶融ソルト70を定量連続供給する外部設置形のポンプである。
【0031】
なお、加熱プレート15の前側部分15aと、後側部分15bの外面はそれぞれ断熱材14a、14bで覆われている。また、57は、加熱プレート装置10のストリップ51の出口部に設けた従来と同様なエアナイフである。
【0032】
従って上記のように構成された本実施の形態においては、図1に示すようにポンプ11a、11bの駆動で、ソルトバス設備53b内の450〜480℃の溶融ソルト70が、加熱プレート装置10の加熱プレート15内に、前後の流入口13a、13bから横方向流路21、22→長手方向流路23、24→開口25a、25b→戻り流路26、27へとそれぞれ連続的に流れ、ソルトバス設備53b内へ還流する。
【0033】
加熱プレート装置10は、ソルトバス設備53bのストリップ51の出側部を覆うように設けられ、溶融ソルト70を加熱媒体とする加熱プレート15によって内部の空間66が加熱されるが、加熱プレート15の前後部分15a、15bがその対向部51cが出側部のストリップ51を挟んで挿通させ、前側部分15aと後側部分15b内を循環して流れる溶融ソルト70が、加熱プレート15の全体を加熱するので加熱プレート15は約450℃に維持され、加熱プレート装置10内のストリップ51は効果的に加熱される。
【0034】
また、同時に側壁プレート16の下部と加熱プレート15の後側部分15bの下半部を溶融ソルト70の浴面70a下に浸しているので、浴面70a下の溶融ソルト70から直接加熱される。
【0035】
このため、加熱プレート装置10内の空間66全体が高温に維持され、溶融ソルト70と加熱プレート15の前後部分15a、15bによる輻射加熱で、この空間66を通るストリップ51の温度降下がさらに著しく減少し、より少ないソルト付着量でストリップ51が温度を保持して加熱プレート装置10内から上方へ搬出されるようになる。
【0036】
また、この状態のもとで、加熱プレート装置10のストリップ51の出口となる加熱プレート15の前後部分15a、15bの対向部15cにおいてストリップ51の両表面に向けて設けたエアナイフ57により、ストリップ51面をスクレーピングすることで、ストリップ51面へのソルトの付着残量は大幅に減少し、ソルトの原単位(ランニングコスト)の改善が果たされる。
【0037】
また、加熱プレート装置10の加熱媒体としてソルトバス設備53bで使用する溶融ソルト70を利用するので、新たな加熱媒体が不要であり、既存設備に追加して配置することも容易である。しかも、ストリップ51面のソルトを同じ溶融ソルト70で加熱するので、過加熱などによる弊害(ステンレス表面の再酸化)も発生しない。
【0038】
以上本発明の実施の形態を説明したが、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてもよいことは言うまでもない。
【0039】
例えば、上記の実施の形態は、図6に示したようなフロータガイド式のソルトバス設備53bに適用した例を説明したが、本発明のソルトバスの加熱プレート装置10は、例えば、図5で示したようなロールガイド式のソルトバス設備53aの場合にも、ストリップ51を浴中ロールから垂直に立上げるようにして、同じように適用することが可能であり、同様の作用効果を奏することができる。
【0040】
なお、加熱プレート装置10は、ソルト浴中に半潜状態に設けているのでソルトバス設備53の上方に大きいスペースを必要としないので、このため上方スペースの少ないフロータガイド式のソルトバス設備53bの場合には、特に、設備し易くなる効果が顕著である。
【0041】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明によれば、ソルトバスの加熱プレート装置を、溶融ソルト中にステンレス鋼板のストリップを通過させ同ストリップの酸洗前処理を行なうソルトバス設備のストリップ出側部に設けられたソルトバスの加熱プレート装置であって、前記ストリップ出側部を覆い且つ前記ストリップを挿通し、前記ソルトバス設備内の溶融ソルトを加熱媒体として前記ストリップを加熱する加熱プレートを備えてなるように構成したので、加熱プレート装置が、ソルトバス設備のストリップ出側部を包囲するように設けられているため、加熱媒体となる溶融ソルトにより加熱プレート15が加熱プレート装置内の空間を加熱し、同空間を通るストリップの温度降下を著しく減少させることができ、少ないソルト付着量でストリップが温度を保持して加熱プレート装置内から上方へ搬出されるようになる。
【0042】
また、加熱プレート装置の加熱媒体としてソルトバス設備で使用する溶融ソルトを利用するので、新たな加熱媒体が不要であり、既存設備に追加して配置することも容易でありランニングコストを抑制でき、ストリップ面のソルトを同じ溶融ソルトで加熱するので、過加熱などによるステンレス表面の再酸化等の弊害も発生しない。
【0043】
(2)請求項2の発明によれば、請求項1に記載のソルトバスの加熱プレート装置において、前記加熱プレートが、前記ストリップ出側部における前記ストリップの両面と対向させた前側部分と後側部分とを有し、前記ソルトバス設備内の溶融ソルトが同加熱プレートの前側部分内と後側部分内をそれぞれ循環して同ソルトバス設備内に還流するように構成したので、請求項1の発明の効果を奏するにあたり、加熱プレートがストリップを両面を挟むように対向させた前側部分と後側部分とからなり、それぞれ溶融ソルトを内部に循環するので加熱プレート装置内でのストリップの加熱、温度保持が効果的に行なえる。
【0044】
(3)請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2に記載のソルトバスの加熱プレート装置において、前記加熱プレート装置がその下部を前記ソルトバス設備中の溶融ソルト中に浸して設けられてなるように構成したので、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、加熱プレート装置の下部が溶融ソルトの浴面下に浸されるため浴面下の溶融ソルトからも直接加熱され、加熱プレート装置内の空間全体が高温に維持され、この空間を通るストリップの温度降下がより減少し、より少ないソルト付着量でストリップが温度を保持して加熱プレート装置内から上方へ搬出されるようになる。
【0045】
(4)請求項4の発明によれば、請求項3に記載のの発明のソルトバスの加熱プレート装置において、前記ストリップ出側部に、前記ストリップの表面に向けたエアナイフが設けられてなるように構成したので、請求項3の発明の効果に加え、エアナイフによるストリップ面のスクレーピングでストリップ面へのソルトの付着残量は大幅に減少し、ソルトの原単位(ランニングコスト)が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るソルトバスの加熱プレート装置の説明図であり、本実施の形態のソルトバスの加熱プレート装置を設けたフロータガイド式のソルトバス設備の出側付近の部分の側面断面図である。
【図2】図1中A−A矢視による正面断面図である。
【図3】図1中B−B矢視による一部断面とする平面図である。
【図4】ステンレス鋼板用の酸洗ラインの一例の構成図である。
【図5】従来のロールガイド式のソルトバス設備の断面を示す構成説明図である。
【図6】従来のフロータガイド式のソルトバス設備の断面を示す構成説明図である。
【符号の説明】
10 加熱プレート装置
11a、11b ポンプ
12a、12b 吸込口
13a、13b 流入口
14a、14b 断熱材
15 加熱プレート
15a 前側部分
15b 後側部分
15c 対向部
16 側壁プレート
17 前壁プレート
21、22 横方向流路
23、24 長手方向流路
25a、25b 開口
26、27 戻り流路
51 ストリップ
53 ソルトバス設備
53a、53b ソルトバス設備
63 浴中フロータ
64 フロータ支持梁
65 出側端壁
66 空間
70 溶融ソルト
70a 浴面

Claims (4)

  1. 溶融ソルト中にステンレス鋼板のストリップを通過させ同ストリップの酸洗前処理を行なうソルトバス設備のストリップ出側部に設けられたソルトバスの加熱プレート装置であって、前記ストリップ出側部を覆い且つ前記ストリップを挿通し、前記ソルトバス設備内の溶融ソルトを加熱媒体として前記ストリップを加熱する加熱プレートを備えてなることを特徴とするソルトバスの加熱プレート装置。
  2. 請求項1に記載のソルトバスの加熱プレート装置において、前記加熱プレートが、前記ストリップ出側部における前記ストリップの両面と対向させた前側部分と後側部分とを有し、前記ソルトバス設備内の溶融ソルトが同加熱プレートの前側部分内と後側部分内をそれぞれ循環して同ソルトバス設備内に還流するように構成されてなることを特徴とするソルトバスの加熱プレート装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のソルトバスの加熱プレート装置において、前記加熱プレート装置がその下部を前記ソルトバス設備中の溶融ソルト中に浸して設けられてなることを特徴とするソルトバスの加熱プレート装置。
  4. 請求項3に記載のソルトバスの加熱プレート装置において、前記ストリップ出側部に、前記ストリップの表面に向けたエアナイフが設けられてなることを特徴とするソルトバスの加熱プレート装置。
JP2002031731A 2002-02-08 2002-02-08 ソルトバスの加熱プレート装置 Expired - Fee Related JP3716214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002031731A JP3716214B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 ソルトバスの加熱プレート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002031731A JP3716214B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 ソルトバスの加熱プレート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003231982A JP2003231982A (ja) 2003-08-19
JP3716214B2 true JP3716214B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=27775050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002031731A Expired - Fee Related JP3716214B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 ソルトバスの加熱プレート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3716214B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003231982A (ja) 2003-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5711583B2 (ja) リフロー装置
SK12192001A3 (sk) Spôsob ohrevu kovového pásu a prístroj na vykonávanie tohto spôsobu
FI83671B (fi) Foerfarande foer belaeggning av ferritkromlegeringsstaolband och genom detta foerfarande belagt band.
US10233526B2 (en) Facility having a continuous annealing furnace and a galvanization bath and method for continuously manufacturing hot-dip galvanized steel sheet
JP3716214B2 (ja) ソルトバスの加熱プレート装置
JP6792561B2 (ja) 反応制御のための方法及び装置
JP2003342645A (ja) 連続溶融亜鉛めっき用インライン焼鈍炉
KR100815810B1 (ko) 용융도금욕조내 도금액 냉각장치 및 냉각방법
JPH0681093A (ja) ストリップの溶融金属メッキ設備
JP3004879B2 (ja) 溶融亜鉛めっき浴への侵入鋼帯の温度制御方法
FI3601624T3 (fi) Osa ja menetelmä kuivajäähdytyksen ja märkäjäähdytyksen yhdistävän jatkuvan linjan jäähdyttämiseksi
KR101988751B1 (ko) 강판 냉각 장치
JP4286544B2 (ja) 連続式熱処理設備における鋼帯の強制対流式冷却方法及び装置
KR100678353B1 (ko) 열간압연강 스트립을 용융아연도금하기 위한 방법 및 장치
JP2002275546A (ja) 連続焼鈍および溶融メッキ兼用設備
JP2792420B2 (ja) 連続溶融めっき用トップロール
KR101379042B1 (ko) 솔트 배스
JP4505113B2 (ja) 帯状金属の電解処理装置
JPH0371486B2 (ja)
JP4070067B2 (ja) 切替式連続熱処理設備
JP2016079421A (ja) 連続溶融金属めっき装置及び溶融金属めっき鋼帯の製造方法
JPH09279254A (ja) 金属ストリップの浸漬処理装置
JPH0525552A (ja) ストリツプ熱処理炉の出入口部ガスシール装置
JPS6223937A (ja) 連続焼鈍処理における鋼帯の冷却方法および冷却装置
JPH08370Y2 (ja) 酸洗前処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080902

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees