JP3715922B2 - エッジ型パケット転送装置、パケット転送ネットワーク及び転送規制方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット転送ネットワークにおいて、ユーザ端末間における網リソース利用の公平性を制御する際に適用されるべき技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパケット転送ネットワークでは、輻輳を検出したパケット転送装置は、輻輳の原因となったパケットを送信したユーザ端末に対して、例えば、IETFのRFC792で規定されるICMP Source Quenchパケットを用いて輻輳通知していた。また、輻輳通知を受けたユーザ端末は、該当する宛先アドレスを有するパケットの送信を中止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパケット転送ネットワークにおいては、パケット送信の継続/中止を判断するのがユーザ端末であった。このため、パケット転送装置が、複数のユーザ端末に対して輻輳通知を行った際に、特定のユーザ端末がパケット送信の中止を故意に行わない場合、そのユーザ端末だけが有利にパケット転送を行えることになり、ユーザ端末間で網リソース利用に関する公平性が必ずしも実現できなかった。従って、本発明では、ユーザ端末の振る舞いに関わらず、ユーザ端末間における網リソース利用に関する公平性を実現する。
【0004】
また、従来のパケット転送ネットワークにおいては、パケットのアドレスを基にして送信中止を行っていたために、同一のユーザ端末間において、特定のアプリケーションフロー(例:同一のTCP コネクション上を転送されるIPパケット群)だけを送信抑制することが困難であった。このため、大量のデータ転送をFTP等で行うと、同一ユーザ端末間で行われているVoIP等の音声通信を妨害してしまうといったような問題が生じていた。
【0005】
また、送信レート制御機能を有するTCP パケットと送信レート制御機能を有しないUDP パケットが混在した場合に、UDP パケットのみが送信抑制されず網リソースを優先的に消費してしまうというような問題が生じていた。このため、TCPを用いるアプリケーションとUDP を用いるアプリケーション問での公平性が実現できなかった。
【0006】
さらに、従来のパケット転送ネットワークにおいては、パケットに転送に対する優先度を定義しても、 転送競合時に優先度が反映されるだけで、発信規制時にこの優先度を反映させた制御が行えなかった。
【0007】
さらに、従来のパケット転送ネットワークにおいては、ある端末から別の端末へのトラフィックがヘビーな場合、別の端末からのパケット転送がトラヒツクの干渉を受けて、ネットワークのスループットが減少する不具合も指摘されていた。
【0008】
従って、本発明の目的は、同一ユーザ端末間においても、アプリケーションフロー毎に、送信継続/中止を選択できるようにし、アプリケーション間における網リソース利用に関する公平性を実現することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、受信トラフィックがヘビーな特定の端末による受信トラフィックの軽い別端末への干渉を抑制してネットワーク全体のスループットを一層向上することにある。
【0010】
さらに、 本発明の別の目的は、同一のパケット優先クラス間では、公平性を実現しつつも、異なるパケット優先クラス間では、品質の差別化を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明によるパケット転送ネットワークは、端末を収容する複数のエッジ型パケット転送装置と、1個又はそれ以上のエッジ型パケット転送装置を収容するコア型パケット転送装置とを具えるパケット転送ネットワークにおいて、
前記エッジ型パケット転送装置が、
輻輳が発生した際、輻輳を示す識別子並びに輻輳の原因となったパケットの宛先アドレス及び送信元アドレスを含む輻輳通知パケットを生成する輻輳通知パケット生成手段と、
前記輻輳通知パケットを、輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスを宛先アドレスとして送信する手段と、
前記輻輳通知パケットを受信した場合、受信した輻輳通知パケットに含まれる輻輳の原因となったパケットの送信元アドレス及び宛先アドレスを特定し、特定されたアドレスのパケット転送について送信規制を行う送信規制手段とを具え、
輻輳を検出したエッジ型パケット転送装置は、輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスを宛先アドレスとして輻輳通知パケットを送信し、
輻輳通知パケットを受信したエッジ型パケット転送装置は、輻輳の原因となったパケットの送信元アドレス及び宛先アドレスを特定し、特定された宛先アドレス及び送信元アドレスのパケット転送について送信規制を行うことを特徴とする。
【0012】
本発明においては、送信側のユーザ端末に代わり、送信側のユーザ端末を収容するパケット転送装置が、輻輳通知を受け、宛先アドレスおよび送信元アドレスを元に送信規制を行う。これにより、ユーザ端末の振る舞いに関わらず、ユーザ端末間における網リソース利用に関する公平性を実現することができる。
【0013】
本発明によるエッジ型パケット転送装置は、輻輳が発生した際、輻輳を示す識別子並びに輻輳の原因となったパケットの宛先アドレス及び送信元の端末のアドレスを含む輻輳通知パケットを生成する輻輳通知パケット生成手段と、
前記輻輳通知パケットを、輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスを宛先アドレスとして送信する手段と、
当該エッジ型パケット転送装置が収容する端末を宛先とする輻輳通知パケットを受信した場合、受信した輻輳通知パケットに含まれる輻輳の原因となったパケットの送信元アドレス及び宛先アドレスを特定し、特定された宛先及び送信元アドレスのパケットの転送について送信規制を行う送信規制手段とを具えることを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明によるパケット転送ネットワークにおける転送規制方法は、
着信端末を収容するエッジ型パケット転送装置が、輻輳が発生した際、輻輳を示す識別子並びに輻輳の原因となったパケットの宛先アドレス及び送信元アドレスを含む輻輳通知パケットを生成し、当該輻輳通知パケットを輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスを宛先アドレスとして送信し、
発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置が、収容する発信端末を宛先とする輻輳通知パケットを受信した場合、受信した輻輳通知パケットに含まれる輻輳の原因となったパケットの送信元アドレス及び宛先アドレスを特定し、これらの特定された情報に該当するパケット転送について送信規制を行うこと特徴とする。
【0015】
本発明によるパケット転送ネットワークの転送規制方法の好適実施例は、輻輳通知パケットが、輻輳の原因となったパケットのヘッダ情報をペイロードに含むと共に輻輳を示す識別子をペイロードに含み、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置が、受信した輻輳通知パケットのペイロードを参照して輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスおよび宛先アドレスを特定することを特徴とする。
【0016】
本発明によるパケット転送ネットワークの転送規制方法の別の好適実施例は、輻輳通知パケットが、輻輳の原因となったパケットのヘッダ情報に加えて、上位プロトコルのヘッダ情報と参照すべきヘッダ情報の範囲を示す識別子をペイロードに含むと共に、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置が、パケットのヘッダ情報に加えて、上位プロトコルのヘッダ情報も用いて送信規制を行うことを特徴とする。輻輳通知および送信規制の情報に、パケットのヘッダ情報(宛先アドレスおよび送信元アドレス等)だけでなく、上位プロトコルのヘッダ情報も含めることで、送信規制単位をより細かくすることが可能となり、 アプリケーションの種顆や振る舞いに関わらず、アプリケーション間における網リソース利用に関する公平性を実現することができる。
【0017】
さらに、本発明によるパケット転送ネットワークの転送規制方法の好適実施例は、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、輻輳の原因となるパケットを複数種類抽出し、これらのパケットに対して、ヘッダ情報および上位プロトコルのヘッダ情報を参照することにより輻輳通知の優先度を定め、輻輳通知の優先度の高いパケットの送信元に対してのみ輻輳通知パケットを送信することを特徴とする。輻輳通知の対象が複数存在する場合に、転送の優先度が低いパケットから優先的に輻輳通知することで、転送の優先度クラス間における網リソース利用に関する差別化を実現することができる。
【0018】
さらに、本発明によるパケット転送ネットワークの転送規制方法の好適実施例は、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置が、送信規制を行う際に、転送すべきパケットに付与されている転送優先度が高いものについては、送信規制の対象から除外し、転送すべきパケットに付与されている転送優先度が低いものについてのみ送信規制の対象に含めることを特徴とする。輻輳通知の対象が複数存在する場合に、全パケットを対象として輻輳通知を行い、転送の優先度が低いパケットのみ、送信規制することで、転送の優先度クラス間における網リソース利用に関する差別化を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の第1の実施例を示す。図1は、本発明を説明するためのネットワークの一例の構成を示す。図面を明瞭にするため、当該ネットワークは、6個の端末、端末1(1A)、端末2(1B)、端末3(1C)、端末4(1D)、端末5(1E)および端末6(1F)を含む。端末1(1A)、端末2(1B)及び端末3(1C)はそれぞれリンク1、リンク2およびリンク3を介してエッジ型パケット転送装置として機能するエッジルータ2Aに収容する。また、端末4(1D)、端末5(1E)及び端末6(1F)は、それぞれリンク4、リンク5及びリンク6を介してエッジルータ2Bに収容する。さらに、エッジルータ2Aおよびエッジルータ2Bは、それぞれリンク7及びリンク8を介してコア型パケット転送装置であるコアルータ3に収容する。
【0020】
ここで、リンク帯域として、リンク1 、リンク2 、リンク3 、リンク4、リンク5及びリンク6は5Gb/sとし、リンク7及びリンク8は10Gb/sとする。
また、IPアドレスとして、
端末1(1A)にIP#1 が、
端末2(1B)にIP#2 が、
端末3(1C)にIP#3 が、
端末4(1D)にIP#4 が、
端末5(1E)にIP#5 が、
端末6(1F)にIP#6 が、
付与されているものとする。
【0021】
図2は、図1で示されるエッジルータ2A及びエッジルータ2Bの動作を説明するためのエッジルータの一例の構成を示す線図である。尚、エッジルータ2A及びエッジルータ2Bは同一構成であるため、エッジルータ2Aの構成について説明する。これらエッジルータは、端末を収容するためのポート1、ポート2及びポート3と、コアルータに収容されるためのポート4を有している。ポート1、ポート2およびポート3は、パケットの転送を制御するパケットフォワーダ部10に接続する。ポート1〜3の出力側はそれぞれ第1〜第3の出力キュー11〜13を介してパケットフォワーダ部10に接続し、入力側は直接パケットフォワーダ部10に接続する。また、ポート4も、パケットフオワーダ部10に接続されるが、この際、ポート4の出力側は第4の出力キュー14およびフィルタ部15を介してパケットフォワーダ部10に接続され、入力側はパケット抽出部16を介してパケットフォワーダ部10に接続する。
【0022】
このエッジルータには、さらに、送信抑制部17およびパケット生成部18を具える。送信抑制部17はパケット抽出部16からのパケット入力に応じてフィルタ部15へ、送信レートを制御するフィルタ情報を出力する。フィルタ部15は、入力されたフィルタ情報に基づいて送信パケットのフィルタリングを行う。尚、送信抑制部17からフィルタ部15に供給されるフィルタ情報は、一定時間経過後に、無効とされ消去する。パケット生成部18は、第1〜第3の出力キュー11〜13で廃棄されるパケットを収集して輻輳の発生を検出し、これを入力として輻輳通知用のパケットを生成し、これをパケットフォワーダ部10へ出力する。すなわち、パケット生成部は、輻輳発生検出手段並びに輻輳通知パケット生成手段として機能する。
【0023】
図3は、図2で示されるパケット生成部18の動作を説明するためのパケット生成部の一例の構成を示す。このパケット生成部は、図2の第1〜第3の出力キュー11〜13から出力される廃棄パケットをパケットフォーダ部10を介して廃棄パケット抽出部21で受ける。廃棄パケット抽出部21で受け取られたパケットはヘッダ解析部22へ送られ、ここで、輻輳の原因となったパケットの宛先アドレスや送信元アドレスなどのヘッダ内容の解析を行う。解析された内容はパケット生成部23へ送出する。
【0024】
パケット生成部23では、ヘッダの解析内容に基づいて輻輳通知用のパケットを生成する。この輻輳通知用のパケットは、輻輳の原因となったパケットのヘッダ情報に加えて、必要に応じて、上位プロトコルのヘッダ情報を含み、さらに参照すべきヘッダ情報の範囲を示す識別子も含む。
【0025】
この際、廃棄されたパケットに付与されていた転送の優先順位とは逆の順序の輻輳通知の優先順位を輻輳通知用パケットに付与しておく。また、同一内容の輻輳通知用パケットを短時間に複数生成するような必要性が生じた場合には、輻輳通知用パケットを複数生成するのではなく、輻輳通知用パケット数は1 つとしておき、輻輳通知用パケットに付与する輻輳通知の優先順位を高く設定する。
【0026】
輻輳の識別は、例えば、パケットのペイロードのフォーマットとしてIETFのRFC792で規定されるICMP Source Quench形式を流用することで実現する。これは、ICMPのTYPE値=4 で識別される。さらに、CODE値を拡張し、ここに参照すべきペイロード長を記述することで、CODE値を参照すべきヘッダ情報の範囲を示す識別子として利用できる。生成された輻輳通知用のパケットは優先制御部24に送られる。優先制御部24では、パケット生成部23で生成されたパケットを輻輳通知の優先度順に並べ、輻輳通知の優先順位の高いものから、いくつかを選択する。選択されたパケットは、パケット送信部25へ送られる。パケット送信部25は送られてきたパケットを外部へ転送する。
【0027】
図4は、図2で示されるフィルタ部15が搭載すべきフィルタリングテーブルの構成例を示したものである。このテーブルは、検索キーが、
宛先IPアドレス(4A)、
送信元IPアドレス(4B)、
優先クラス(TOS)(4C)、
プロトコル(TCP/UDP)(4D)、
宛先ポート(4E)、
送信元ポート(4F)
で構成さる。このテーブルにエントリされたフローは、送信が規制される。
【0028】
このような構成において、例えば端末1(1A)および端末2(1B)が端末4 (1D)へ5Gb/sでパケット送信を行い、端末3(1C)が端末5(1E)へ5Gb/sでパケット送信を行うものとする。パケット送信の当初は、エッジルータ2Aにおいて、合計15G/s のトラヒツクを10Gb/sのリンク7(1P)に詰めようとするためにパケット廃棄が発生する。この際の各端末からのパケット廃棄は、確率的には、入力帯域に比例するため、ほば均等となる。このため、各端末からは、約3.3Gb/s のレートで、パケットがエッジルータ2Aを通り抜ける。この状況で、さらに、エッジルータ2Bにおいて、端末4 (1D)宛のリンク4 (1M)に対して、端末1(1A)から3 .3Gb /s および端末2(1B)から3.3Gb/sで、合計約6.6Gb/sのトラヒツクを5Gb/sのリンクに詰めようとするためにパケット廃棄が発生する。この際、各端末からのパケット廃棄は、確率的には、入力帯域に比例するため、ほば均等となる。このため、端末1 (1A)および端末2 (1B)からは、それぞれ約2.5Gb/sのレートで、パケットがエッジルータ2Bを通り抜ける。
【0029】
したがって、端末1 (1A)および端末2 (1B)が端末4 (1D)へ、端末3 (1C)が端末5 (1E)へそれぞれ5Gb/sでパケット送信を行おうとすると、実際のスループットは、
端末1(1A)から端末4(1D)へ2.5Gb/s
端末2(1B)から端末4(1D)へ2.5Gb/s
端末3(1C)から端未5(1E)へ3.3Gb/s
となる。この合計値は8.3Gb/sである。
【0030】
ここで、次のことが問題になる。
(1)リンク7(1P)およびリンク8(1Q)の帯域は10Gb/s であるが、スループットの合計値が8.3Gb/s に減少している。(バックボーンが無効なトラフィックを転送している)
(2)端末3(1C)から端末5(1E)への転送は、送信側リンク3(1L)および受信側リンク5 (1E)とも5Gb/s であるのに、スループットは5Gb/s以下になってしまう。(端末4 (1D)宛にパケットを送信するユーザと端末5(1E)宛にパケットを送信するユーザ間での公平性が実現されていない。)
(3)端末1(1A)から端末4(1D)へのトラフィックが端末2 (1B)から端末4 (1D)へのトラフィックより重要であっても、パケットが優先転送されない。
【0031】
上述した課題を総合的に解決するために、本発明によるパケット転送システム第1の実施例では、エッジルータ2Bからエッジルータ2Aへ輻輳通知を行う。ここで、エッジルータ2Bの動作を説明するために、エッジルータの構成を示す図2において、
ポート1 を端末4 (1D)に
ポート2 を端末5 (1E)に
ポート3 を端末6 (1F)に
ポート4 をコアルータ3に
割り当てるものとする。
【0032】
第2のエッジルータ2Bにおいて、端末4 (1D)宛のトラフィックは、入力が6.6Gb/s 、出力が5Gb/s となるため、第1の出力キューにおいてパケット廃棄が発生する。 ここで廃棄されたパケットは、パケット生成部18の廃棄パケット抽出部21の機能により、パケット生成部18に集められる。 パケット生成部18では、ヘッダ解析部22において、廃棄パケットの解析を行う。ここで、廃棄パケットの送受信IPアドレスを参照することにより、
端末1 (1A)から端末4 (1D)へのパケットと
端末2 (1B)から端末4 (1D)へのパケットが
廃棄されていることが、解析される。
【0033】
そこで、宛先アドレスをIP#1 とした輻輳通知用パケットと宛先アドレスをIP#2 とした輻輳通知用パケットを生成する。これら輻輳通知用パケットのペイロードには、ICMP Source Quench(Type=4 )で規定されるフォーマットのデータを積む。これには、輻輳通知用パケットの生成のトリガとなった廃棄パケットの送信元アドレスおよび宛先アドレスが含まれる。ここで生成された2 つの輻輳通知用パケットには、同じ輻輳通知の優先順位を与える。これらの輻輳通知用パケットは、優先制御部24において同一の優先順位でスケジユーリングされ、パケット送信部25を通じてパケット送信される。これらの輻輳通知用パケットはコアルータ3を介して、エッジルータ2Aへ到達する。
【0034】
ここで、エッジルータ2Aの動作を説明するために、エッジルータ2Aにおいて、
ポート1を端末1(1A)に
ポート2を端末2(1B)に
ポート3を端末3(1C)に
ポート4をコアルータ3に
割り当てるものとする。
【0035】
エッジルータ2Aにおいて、ポート4を介して入力した当該パケットは、パケット抽出部16において、パケットの宛先アドレスに関わりなく、パケットのプロトコルフィールドが参照され、これがICMPであることを特定した場合には、さらにICMPヘッダを参照し、これがSource Quench であることを特定した場合には、このパケットを輻輳通知用パケットとして抽出し、送信抑制部17へ転送する。送信抑制部及びフィルタ部は本発明の送信規制手段を構成する。送信抑制部17は、転送されてきた輻輳通知パケットのペイロードを解析し、宛先IPアドレスおよび送信元IPアドレスを特定し、これらの情報に基づいてフィルタ部15を制御するためのフィルタ情報を作成してフィルタ部15に供給する。
【0036】
エッジルータのフィルタ部15には帯域制御機能を持たせる。例えば、送信抑制部17が予め定めた時間期間内に輻輳通知パケットを1つ受け取る毎にフィルタ部15の送信レートを0.1Gb/sだけ減少させるような設定を行う。或いは、予め定めた時間期間中に受信された輻輳通知パケットの個数に応じて送信レートを低下させることもできる。尚、予め定めた時間期間中に輻輳通知パケットが受信されない場合、送信レートを0.1Gb/sだけ増加させることができる。或いは、予め定めた時間期間中に輻輳通知パケットが受信されない場合、送信レートを当初設定された送信レートに戻すように制御することもできる。このように構成することにより、端末1(1A)から端末4(1D)への転送および端末2(1B)から端末4(1D)への転送に対して共に当初は5Gb/sの転送帯域を割り当てていても、次第に転送帯域が絞られていき、最終的には、どちらも2.5Gb/s 程度に収束する。
【0037】
この結果、エッジルータ2Aは、端末1(1A)から端末4(1D)へ2 .5Gb /s で、端末2(1B)から端末4(1D)へ2 .5Gb /s で、端末3(1C)から端末5(1E)へ5Gb /s で、合計10Gb/s のトラフィックを10Gb/s のリンク7 (1P)に詰めようとすることになる。
【0038】
この状況で、さらに、エッジルータ2Bにおいて、端末4(1D)宛の5Gb /sのリンク4(1M)に対して、端末1 (1A)からの2 .5Gb /s のトラフィックと端末2(1B)からの2 .5Gも/s のトラフィックを詰めようとすることになり、パケット廃棄が発生しない。また、端末5(1E)宛の5Gb /s のリンク5(1 N)に対して、端未3(1C)からの5Gb /s のトラフィックを詰めようとすることになりパケット廃棄が発生しない。
【0039】
この結果、 端末1(1A)および端末2(1B)が端末4 (1D)へ、端末3(1C)が端末5(1E)へそれぞれ5Gb /s でパケット送信を行うことを試みると、本発明を実施した場合に、実際のスループットは、端末1(1A)から端末4(1D)へ2.5Gb/s で転送され、端末2(1B)から端末4(1D)へ2 .5Gb/sで転送され、端末3(1C)から端末5(1E)へ5Gb/s で転送されることになる。この合計値は10Gb/s となり、本発明を適用しない場合にくらべ、スループットの合計値が大幅に増加する。
【0040】
また、端末4(1D)宛のトラヒツクと端末5(1E)宛のトラヒツクとを比較した場合、本発明を適用しない場合には、端末5(1E)宛のトラヒツクは、発信側の帯域が5Gb /s であってもスループットが3 .3Gb /s に減少していたのに対し、本発明を適用することでスループットが5GB /s に向上する。すなわち、端末3(1C)から、端末5(1E)へ向けたトラフィックは、本発明を適用しない場合には、他端末から他端末宛のトラヒツクの干渉を受けて、スループットが減少していたのが、本発明を適用することで、スループットの減少を抑えることができるようになる。このことは、ヘビーユーザ等からの干渉を防止できるという視点で、ユーザ間での公平性が向上することを意味する。
【0041】
また、端末1(1A)がTCP パケット、端末2(1B)がUDP パケットを送信していたとしても、これらが公平に扱われることに変化はない。一方、このようなTCP パケットとUDP パケットの混在状況で本発明を適用しない場合には、TCP パケットのみがユーザ端末によって送信抑制され、実際のスループットが、端未1(1A)から端末4 (1D)へ0Gb/s 、端末2(1B)から端末4(1D)へ5Gb/s 、端末3(1C)から端末5(1E)へ5Gb/s となり、端末1(1A)と端未2(1B)との間で公平性が保たれなくなるような場合がある。これに対して、本発明を適用することにより上記端末間の不公平性が除去され、端末間の公平性を維持することができる。
【0042】
次に、第2の実施例として、端末1(1A)と端末2(1B)との間で、TCP /UDP 等の上位プロトコルの種顆に関わらず、意図的に品質を差別化するための方法を示す。上述した第1の実施例において、送信抑制部17は、転送されてきた輻輳通知パケットのペイロードを解析し、宛先IPアドレスおよび送信元IPアドレスを特定し、これをフィルタ部15へ設定するが、この際に、送信規制対象を優先順位の低いパケットに予め限定しておく。パケットの優先順位は例えばTOS フィールドを参照することで識別する。この送信規制対象の規定は、フィルタ部15のテーブルに図4のようなTOS フィールド(4C)を設けることで行える。
【0043】
また、エッジルータのフィルタ部15における送信規制は、帯域抑制ではなく、パケット廃棄で行うことができる。
【0044】
ここで、端末1(1A)から端末4(1D)へのパケットには高優先度が付与され、端末2(1B)から端末4(1D)へのパケットには低優先度が付与されていたとすると、低優先度が付与されたパケットのみ送信規制が行われるため、実際のスループットが、端末1(1A)から端末4(1D)へ5Gb/s 、端末2(1B)から端末4(1D)へ0Gb/s 、端末3(1C)から端末5(1E)へ5Gb/s となり、端末1(1A)と端末2(1B)との間で品質を差別化することが可能となる。また、この品質差別化が、端末5(1E)宛のパケットに影響を与えることはないので、端末4(1D)宛のパケットと端末5(1E)宛のパケットとで、公平性は維持されたままである。これらの現象は、TCP /UDP 等の上位プロトコルに依存しない。
【0045】
次に、第3の実施例として、端末1(1A)と端末2(1B)との間で、TCP /UDP 等の上位プロトコルの種類に関わらず、意図的に品質を差別化するための第2の実施例とは異なる別の方法を示す。上述の第1の実施例において、パケット生成部18では、ヘッダ解析部22において、廃棄パケットの解析を行い、輻輳通知用パケットを生成するが、この際、例えば、パケットのTOS フィールドを参照して、端末1(1A)から端未4(1D)へのパケットの転送優先度が、端末2(1B)から端末4(1D)へのパケットの転送優先度よりも高いことが識別されたとする。この場合、パケット生成部23において、バックプレッシャをかけるための輻輳通知用パケットを生成するが、この輻輳通知用パケットに対して、廃棄されたパケットに付与された優先順位とは逆の優先順位を与える。輻輳通知用パケットのペイロードには、ICMP Source Quenchを積む。ただし、CODE値には、規定と異なる特定の値を記述することで、宛先IPアドレス、送信元IPアドレスおよびTOS フィールド値を参照することを示唆させる。
【0046】
例えば、参照範囲をCODE値=1 で、宛先IPアドレスおよび送信元IPアドレス、CODE値=2で、宛先IPアドレス、送信元IPアドレスおよびTOS 、CODE値=3で、宛先IPアドレス、送信元IPアドレスおよびプロトコル、CODE値=4で、宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、TOS およびプロトコル、CODE値=5で、宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、TOS 、プロトコル、宛先ポート番号および送信元ポート番号というように規定した場合には、CODE値に2を記述する。
【0047】
これらの輻輳通知用パケットは、優先制御部24において優先順位に基づいて、スケジユーリングされる。すなわち、初めに、端末2(1B)向けに端末4(1D)宛に対する輻輳通知パケットに送信機会が与えられ、パケット送信部25を通じてパケット送信される。ここで、端末1(1A)向けに端末4(1D)宛に対する輻輳通知パケットは送信されない。端末2(1B)向けに端末4(1D)宛に対する輻輳通知パケットが送信されると、優先制御部は、リセットされ、送信されず蓄積されていた輻輳通知パケットは全て破棄される。
【0048】
この端末2(1B)向けの端末4(1D)宛の輻輳通知パケットは、宛先IPアドレスとして、端末2(1B)のIPアドレス(IP#2 )が記述され、コアルータ3を介して、エッジルータ2Aへ到達する。エッジルータ2Aは、送信抑制部17において、転送されてきた輻輳通知パケットのペイロードを解析し、例えば、ICMP Source QuenchのCODE値が2である場合に、宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、優先クラス(TOS )を特定し、これをフィルタ部15へ設定する。
【0049】
これにより、例えば、図4のフィルタ部テーブル構成の内容のようなエントリが生成される。フィルタ部(2H)における送信規制は、帯域抑制ではなく、パケット廃棄で行う。すなわち、エントリ設定以後、端末2(1B)から端末4(1D)宛のパケットで、このエントリに一致するパケットは、フィルタ部15において廃棄される。
【0050】
この結果、実際のスループットが、端末1(1A)から端末4(1D)へ5Gb/s 、端末2(1B)から端末4(1D)へ0Gb/s 、端末3(1C)から端末5(1E)へ5Gbとなり、端末1(1A)と端末2(1B)との間で品質を差別化することが可能となる。
【0051】
また、この品質差別化が、端末5(1E)宛のパケットに影響を与えることはないので、端末4(1D)宛のパケットと端末5(1E)宛のパケットとで、公平性は維持されたままである。
【0052】
これらの現象は、TCP/UDP 等の上位プロトコルに依存しない。また、送信抑制のフロー情報として、TOS ではなく、TCP/UDP や、TCP/UDP ポート番号を用いることも可能である。この場合は、TCP/UDP 種別や、TCP/UDP ポート番号単位で、送信規制が行え、これらのフロー間での品質の差別化が行える。
【0053】
【発明の効果】
上述の様に、本発明によれば、ユーザ端末の振る舞いに関わらず、ユーザ端末間における網リソース利用に関する公平性が実現されると共に、アプリケーションの種顆や振る舞いに関わらず、アプリケーション間における網リソース利用に関する公平性も同時に実現される。さらに、不要な廃棄を未然に防止するために、網リソースの利用効率自体が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパケット転送システムの一例の構成を示す線図である。
【図2】 パケット転送装置すなわちエッジルータの一例の構成を示す線図である。
【図3】 パケット生成部の構成を示す線図である。
【図4】 フィルタ部のテーブル構成を示す図である。
【符号の説明】
1A 端末1
1B 端末2
1C 端末3
1D 端末4
1E 端末5
1F 端末6
1J リンク1
1K リンク2
1L リンク3
1M リンク4
1N リンク5
1O リンク6
1P リンク7
1Q リンク8
2A,2B エッジルータ
3 コアルータ
10 パケットフォワーダ部
16 パケット抽出部
17 送信抑制部
18 パケット生成部
Claims (12)
- 端末を収容するエッジ型パケット転送装置と、エッジ型パケット転送装置を収容するコア型パケット転送装置とを具えるパケット転送ネットワークに用いられるエッジ型パケット転送装置であって、
輻輳が発生した際、輻輳を示す識別子並びに輻輳の原因となったパケットの宛先アドレス及び送信元アドレスを含む輻輳通知パケットを生成する輻輳通知パケット生成手段と、
前記輻輳通知パケットを、輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスを宛先アドレスとして送信する手段と、
当該エッジ型パケット転送装置が収容する端末を宛先とする輻輳通知パケットを受信した場合、受信した輻輳通知パケットに含まれる輻輳の原因となったパケットの送信元アドレス及び宛先アドレスを特定し、特定された送信元及び宛先アドレスのパケットの転送について送信規制を行う送信規制手段とを具えることを特徴とするエッジ型パケット転送装置。 - 端末を収容する複数のエッジ型パケット転送装置と、エッジ型パケット転送装置を収容するコア型パケット転送装置とを具えるパケット転送ネットワークにおいて、
前記エッジ型パケット転送装置が、
輻輳が発生した際、輻輳を示す識別子並びに輻輳の原因となったパケットの宛先アドレス及び送信元アドレスを含む輻輳通知パケットを生成する輻輳通知パケット生成手段と、
前記輻輳通知パケットを、輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスを宛先アドレスとして送信する手段と、
前記輻輳通知パケットを受信した場合、受信した輻輳通知パケットに含まれる輻輳の原因となったパケットの送信元のアドレス及び宛先アドレスを特定し、特定された送信元及び宛先アドレスのパケット転送について送信規制を行う送信規制手段とを具え、
輻輳を検出したエッジ型パケット転送装置は、輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスを宛先アドレスとして輻輳通知パケットを送信し、
輻輳通知パケットを受信したエッジ型パケット転送装置は、輻輳の原因となったパケットの送信元アドレス及び宛先アドレスを特定し、特定された送信元及び宛先アドレスのパケット転送について送信規制を行うことを特徴とするパケット転送ネットワーク。 - 請求項2に記載のパケット転送ネットワークにおける転送規制方法であって、
着信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、輻輳が発生した際、輻輳を示す識別子並びに輻輳の原因となったパケットの宛先アドレス及び送信元アドレスを含む輻輳通知パケットを生成し、当該輻輳通知パケットを輻輳の原因となったパケットの送信元アドレスを宛先アドレスとして送信し、
発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、収容する発信端末を宛先とする輻輳通知パケットを受信した場合、受信した輻輳通知パケットに含まれる輻輳の原因となったパケットの送信元アドレス及び宛先アドレスを特定し、これらの特定された情報に該当するパケット転送について送信規制を行うこと特徴とする転送規制方法。 - 請求項3に記載の転送規制方法において、前記着信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、前記輻輳通知パケットに、輻輳の原因となったパケットの宛先及び送信元アドレスを含める手段として、輻輳の原因となったパケットのヘッダ情報の一部又は全部を前記輻輳通知パケットのペイロードに含める手段を有し、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、受信した輻輳通知パケットに含まれる輻輳の原因となったパケット送信元アドレス及び宛先アドレスを特定する手段として、受信した輻輳通知パケットのペイロードを参照する手段を有することを特徴とする転送規制方法。
- 請求項3又は4に記載の転送規制方法において、着信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、輻輳通知パケットに輻輳の原因となったパケットのヘッダ情報に加えて、上位プロトコルのヘッダ情報と参照すべきヘッダ情報の範囲を示す識別子をペイロードに含め、
発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、受信した輻輳通知パケットに含まれる輻輳の原因となったパケットの送信元アドレス及び宛先アドレスを特定する手段として、輻輳通知パケットで指示される参照すべきヘッダ情報の範囲に基づいて上位プロトコルのヘッダ情報も特定する手段を有し、この特定された情報に該当するパケットの転送について転送規制を行うことを特徴とする転送規制方法。 - 請求項3から5までのいずれか1項に記載の転送規制方法において着信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、輻輳を検出した場合に、輻輳の原因となるパケットを複数種類抽出し、これらのパケットに対して、ヘッダ情報および上位プロトコルのヘッダ情報を参照することにより輻輳通知の優先度を定め、輻輳通知の優先度の高いパケットの送信元に対してのみ輻輳通知パケットを送信することを特徴とする転送規制方法。
- 請求項3から6までのいずれか1項に記載の転送規制方法において、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、輻輳通知パケットの指示内容に基づいて送信規制を行う際に、転送するパケットに付与されている転送優先度が高いものについては、送信規制の対象から除外し、転送するパケットに付与されている転送優先度が低いものについてのみ送信規制の対象に含めることを特徴とする転送規制方法。
- 請求項3から7までのいずれか1項に記載の転送規制方法において、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置が行う転送規制手段として、パケット廃棄手段を有することを特徴とする転送規制方法。
- 請求項3から7までのいずれか1項に記載の転送規制方法において、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、転送規制を行う手段として、パケット転送レートを削減する手段を有することを特徴とする転送規制方法。
- 請求項3から7までのいずれか1項に記載の転送規制方法において、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、転送規制を行う手段として、所定の時間内に受信した輻輳通知パケット数に応じて転送帯域を増加させ又は減少させる手段を有することを特徴とする転送規制方法。
- 請求項3から7までのいずれか1項に記載の転送規制方法において、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、転送規制を行う手段として、所定の時間内に輻輳通知パケットを受信した場合転送帯域を一定量だけ減少させ、所定の時間期間中に輻輳通知パケットを受信しない場合転送帯域を一定量だけ増加させる手段を有することを特徴とする転送規制方法。
- 請求項3から11までのいずれか1項に記載の転送規制方法において、発信端末を収容するエッジ型パケット転送装置は、所定の時間内に輻輳通知パケットを受信しない場合転送規制を解除する手段を有することを特徴とする転送規制方法。
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