JP3715336B2 - システム動作方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は一般にプロセッサベースの(プロセッサで制御される)システムでのデータの画像形態表示に関し、より詳細にはアレイ構成が可能なデータのグラフィカルな表現を表形態の画像で効果的に表示することに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報システムデザイナーの1主眼は、プロセッサベースのシステムのメモリデバイスに記憶されたデータを表す情報を効果的な画像フォーマットで該システムの(ヒューマン)ユーザーに表示することであり、そのようなフォーマットは空間的に効率的な効果的方法で情報の理解を導き、促進するものであり、また特に関心のある情報をユーザーが短時間で効率的に特定および配置することを可能とするものである。
【0003】
特定タイプの構造化された情報を表示するための良く知られた効果的表示形態は表画像であり、本文ではこれを「テーブルイメージ」と呼ぶ。本文で用いられる「テーブル」は、順序付けられ直線で囲まれた情報配列であり、必ずしもそうある必要はないが、通常は行および列から成る矩形形態で順序付けられ、ラベルのような周辺に付加される識別子を有する。テーブル内の行と列との交差部分はデータの位置を定義し、通常は「セル」と呼ばれ、アルファベットおよび数字のキャラクターデータまたは数学的演算子または数式を含むことが可能である。テーブルに見られるような順序付けられ直線で囲まれた情報配列の有する特性を全く有していない様々なタイプのグラフも存在するが、テーブルはそのようなグラフとは異質のものとして取り扱うことが可能である。テーブルイメージの広く用いられているアプリケーションはスプレッドシートであり、これはコンピュータで実行されるスプレッドシートアプリケーションプログラムを用いて使用される表示フォーマットである。該アプリケーションプログラムはシステムのメモリ内に記憶されたベースデータのテーブルイメージを表示し、ユーザーが該データにアクセスすることを可能にする。データヘのアクセスはプログラムのキャラクター表示機能の操作を通して行われ、該機能によりスプレッドシートのセル内にベースデータが表示される。テーブルイメージは様々なアプリケーションプログラムで使用されることが可能であり、その場合情報構造が線型素子を含み、該構造がn次元アレイデータ構造に構成されるか、または構成されることが可能である。
【0004】
データのテーブルイメージ表示に付きまとう共通の問題は、テキストと数字から成る行および列が、情報のパターンを検出する、即ちデータの全体的トレンドを見ることができるような形態で必ずしもデータ構造の情報を表示しないことである。テキストと数字から成る行および列がシステムユーザーが関心のある特定な情報を反映するようにソートされて(所定の規則に従って置き換えられて)順序付けられていたとしてもこの問題は生じる。
【0005】
この他の問題は特に、大きな情報構造を表す大きなテーブルイメージの表示に関し、この場合システムディスプレイデバイスのディスプレイ領域内に適合するテーブルイメージ内に表示されなければならないデータが多量となるため、これら全てのデータがクリアに表示されなくなる。この現象はテーブルズワイドまたはエクストリームアスペクトレシオと呼ばれる。通常、アプリケーションプログラムはテーブルの1部分のみをディスプレイ領域内に表示し、テーブルイメージをスクロールする機能をシステムユーザーに与える。ユーザーはこの機能によりディスプレイ領域内に現在表示されていない部分にたどり着き、キャラクターイメージによりテーブルセル内に表示されているデータにアクセスする。スクロールによりテーブルイメージの新たなセルがディスプレイ領域内に現れると、ラベルのような行および列の識別子を含む、以前に表示されていたセルは通常、ディスプレイ領域から消え、テーブルイメージ内のナビゲーションや現在表示されているデータの理解のために重要となる全体的内容情報がシステムユーザーの視界から失われる。
【0006】
George W.Furnas による "Generalized Fisheye Views" (Proceedings of theACM SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems,April 1986,ACM,pp.16-23)には、大きな情報構造の表示のためのコンピュータインターフェイスデザインを意図した、情報の「魚眼視」のアプリケーションが記載されている。該文献では「関心の度合い」(以下「DOI」と呼ぶ)関数に基づき魚眼視を定義するための簡潔な論理形式が示されており、DOIはどの様な情報構造においても魚眼視を定義することを可能とし、その場合該論理形式の必要とされる要素が定義されることが可能である。大きな構造の表示のための基本的方法として、現行タスクで情報構造内のある地点を見ているユーザーの関心の程度を示す番号をDOI関数を使用して該地点に与えることをFurnasはさらに記述している。従って、DOI関数により記述される「最も関心のある地点」を単に表示することにより、いずれのサイズの表示も可能となる。
【0007】
Manojit SarkarとMarc H.Brownによる "Graphical Fisheye Views of Graphs"(Proceedings of the ACM SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems,April 1992,ACM,pp.83-91)には、魚眼視情報表示方法のグラフへの拡張が記載されている。SarkarとBrown はレイアウトの考慮を魚眼論理形式に導入し、その結果表示物の詳細な位置、サイズ、およびレベルがクライアント指定関数に基づき算出される。該関数はユーザーが現在関心のある地点、これは「フォーカス」と呼ばれる、から表示物までの距離の関数であり、また全体構造内で予め指定された物体の重要性の関数である。
【0008】
J.D.Mackinlay 、G.G.Robertson 、およびS.K.Cardによる "The perspective wall:Detail and context smoothly integrated" (Proceedings of the ACM SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems,April 1991,ACM,pp.173-179) には、ディテイルと背景とをスムースに組み合わせることにより、高いアスペクト比を有する線型で一時的に構造化された情報を効果的に視覚化するための「パースペクティブウオール(透視壁)」と呼ばれる技法が記載されている。3次元(3D)の対話型アニメーションのための特別なハードウェアサポートが用いられ、2次元(2D)の幅の広いレイアウトが折り畳まれて3Dイメージが形成される。該イメージは、ディテイルのためのセンターパネル、および背景のための2つの透視パネルを有し、これらによりディテイルと背景とが組み合わされて単一ワークスペース表示が形成され、ディテイルと背景との比がスムースに調整されることが可能となる。
【0009】
Robert Spence とMark Apperley による "Database Navigation:An Office Environment for the Professional" (Behavior and Information Technology,1982,pp.43-54, 特にpp.48-52) には、バイフォーカルディスプレイと呼ばれる2ディスプレイが記載されている。該ディスプレイは2つの歪められた表示領域と結合した詳細情報表示領域を有し、該詳細情報表示の両側の表示項目は水平方向に歪められて幅の狭い表示となっている。該結合表示によりユーザーは全体のデータ構造を見ることが可能となる。バイフォーカルディスプレイの技法はデータ項目をグラフィカルに表現する表示を用いて関心のある情報の識別と配置を促進し、より詳細な検討のために該情報を中央の「クローズアップ」領域に引き出すことを可能とする。
【0010】
Baker らによる米国特許第5,226,118 号には、データ解析コンピュータシステムが記載されており、該システムは複数の測定プロセスから得られる測定データおよび多くのデータ解析チャートの定義を記憶することが可能である。さらに該特許には、コンピュータディスプレイをグラフィカルスプレッドシートまたはガレー(ゲラ)と呼ばれる2次元セルアレイに分割するデータ表示ガレー特性が記載されており、ガレーは少なくとも1つのセルサブセットに与えられるセル定義を有している。各セル定義は、ユニットとして表示されることが可能な測定データセットか、または複数の指定された測定データセットの数学的組み合わせから成る。各表示セルは通常、対応するセル定義に従ったデータセットを表すデータマップを有する。
【0011】
Jacques Bertinによる "Semiology of Graphics" (1973年仏国第2版の1983年英訳版) は符号システムとしてのグラフィクスの研究に関し、この第2章ではダイヤグラムと呼ばれるグラフ形態を構築する理論が記述されている。ダイヤグラムは「イメージ」、テーブル、即ち「マトリクス」、ファイルを含み、グラフィック情報処理技法が用いられて単一のグラフ内に大量な関連情報が効果的に表示される。
【0012】
行および列により配列されたデータの位置関係が該データに関する情報を導き、イメージとの対話を通してベースデータ構造内のデータに正確にアクセスするために行および列で配列された関連情報セットの有する全ての詳細情報の表示がシステムユーザーに必要とされるような2次元(2D)テーブルまたはスプレッドシート表示に適合する効果的な情報表示のためにデザインされたプロセッサベースのシステムに関連する特定な問題に関して、情報表示技法に関する前述の個々の参照例、またはそれらの組み合わせはこれを処理するものでない。情報表示技法に関する前述の参照例の多くは、全体およびフォーカスモード間の移行、およびテーブルイメージ内を効率的にナビゲートして関心のあるデータを短時間に配置するための機構を与えない。さらに、個々のセル内データへの効率的アクセスをシステムユーザーに与えるにもかかわらず大きすぎてディスプレイ領域に適合しないようなテーブルイメージを効果的に表示することの問題に関して、情報表示技法に関する前述の参照例はいづれもこれを処理するものでない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は特に、行および列により配列されたデータの位置関係が該データに関する情報を導き、イメージとの対話を通してベースデータ構造内のデータに正確にアクセスするために行および列で配列された関連情報セットの有する全ての詳細情報の表示がシステムユーザーに必要とされるようなテーブルまたはスプレッドシート表示に適合するn次元(nD)データアレイに構造化される情報領域のための情報表示技法に関し、このような情報表示のための既存の表示技法に関する前述の欠点を処理するものである。本発明はグラフィカルマッピング(写像)技法を利用して非フォーカス領域(ユーザーが現時点で注目していない領域)データの一般的表示方法を与え、該マッピング技法は、情報データ構造の非グラフィカルデータの代わりとなりこれと対となる該データを表すグラフィックイメージをデータセルで用いることにより、情報データ構造を表すテーブルイメージを表示する。このグラフィカルマッピング技法はベースデータのパターンおよびトレンドを視覚的に検出するための有効な機構を与える。
【0014】
加えて、本発明のユーザーインターフェイスは、行および列のソート、行および列の再順序付け、および既存の行および列とは異なる新たな行および列を定義することによる行および列の追加のような機能をシステムユーザーに与え、該追加機能によりグラフィカルイメージが再配置されてベースデータ情報の付加的パターンおよびトレンドが表される。
【0015】
さらに、本発明の方法およびシステムに依るグラフィカルマッピング技法は、大きすぎてディスプレイ領域に適合しないような通常とは異なるテーブルイメージの表示に対し特に効果的である。本発明の方法およびシステムは効果的なグラフィカルマッピング技法により、関心のある個々のセルデータへの効率的アクセスをユーザーに与えるにもかかわらずユーザーが関心のないようなセルの非グラフィカルデータのグラフィックイメージをセル内で使用して全体的情報データ構造を表すテーブルイメージを表示する。
【0016】
さらに本発明は、テーブルイメージ内でシステムユーザーが特に関心のある領域であるフォーカスセル領域の選択を可能とし、またテーブルイメージの該セル領域のサイズ設定をユーザーが制御することを可能にすることで1つまたはそれ以上のセル領域におけるシステムユーザーの関心のレベルが反映される。本発明のこのフォーカスと背景を組み合わせた特性はグラフィカルマッピング技法と組み合わされることが可能であり、その結果関心のある個々のセルデータへの効率的アクセスをユーザーに与えるにもかかわらずユーザーが関心のないようなセルの非グラフィカルデータのグラフィックイメージをセル内で使用してテーブルイメージが生成される。従って本発明はシンボリック(記号的)な、即ち直接的な表現とグラフィカルな、即ち間接的な表現とを併合し、対話環境においてユーザーが容易に調整可能な単一の表示を形成する。以上の特性を全て組み合わせることにより、高度に対話的で自然な形態で診断的データ解析を行うことが可能となる。
【0017】
本発明の方法およびシステムから幾つかの利点が直ちに明らかとなる。本発明は、テーブルイメージを表示してその操作を可能とするアプリケーションプログラムの使用ですでに得られたスキルを越えるようなシステムユーザーの特別なスキルをほとんど必要としない。さらに、本発明の技法はキャラクターデータをグラフィカルな形態で与えることによりユーザーの認識および理解能力を利用して全体的内容におけるデータパターンおよびトレンドの検出を可能とする。加えて、本発明のテーブルイメージ表示技法は、情報についてのユーザーベースのフォーカスおよび全体的内容表示の組み合わせを維持することにより、情報データ構造内のデータへの空間的および時間的に効率的な改善されたアクセスを可能とする。本発明の技法は従来のスプレッドシートおよび他のテーブルベースのアプリケーションプログラムに容易に組み込まれることが可能である。
【0018】
【課題を解決するための手段】
従って本発明に依り、システムを動作させる方法が与えられる。該システムは、イメージ表示リクエストを示す信号を生成するための、ユーザー入力デバイスのような入力信号源と、イメージを表示するための表示領域を有するディスプレイと、プロセッサが実行する命令を示す命令データを含むデータを記憶するためのメモリと、入力信号源からの信号を受信し、ディスプレイへイメージを与え、メモリ内に記憶されたデータにアクセスするための、これら各デバイスに接続されるプロセッサとを含む。本発明の方法は、表示リクエストを示すリクエスト信号データを入力信号源から受信して表示領域内にイメージ、即ちテーブルイメージを表示するようにプロセッサを動作させることを含む。テーブルイメージは、複数の列識別子領域、複数の行識別子領域、および複数のセル領域を含む。セル領域の数は、メモリに記憶されている少なくとも2次元のn次元(nD)データアレイに含まれるソースデータ項目の数により決定される。これは各ソースデータ項目がテーブルイメージ内のセル領域と対となるためである。nDデータアレイの各次元に対応するデータは、関連する情報を示す関連するソースデータ項目の組を示し、各ソースデータ項目は非グラフィカル情報を示すソースデータ値を有する。各ソースデータ項目はまた、テーブルイメージにおいて該項目と対となるセル内に表示されるグラフィカル表示物のセル表示タイプを示すル表示タイプデータ項目を示す。次にプロセッサは表示リクエストを示すリクエスト信号データに応答し、表示領域にあるテーブルイメージ内に表示される各セル領域のセル領域幅と高さを決定し、この結果表示領域に表示されるテーブルイメージは必要とされる全てのセル領域を含むこととなる。次にプロセッサは、テーブルイメージを定義するイメージ定義データを生成する。テーブルイメージは複数の列識別子領域、複数の行識別子領域、および複数のセル領域を含み、各セル領域はそれぞれ決定されたセル領域幅と高さを有する。次にプロセッサは、テーブルイメージ内の各セル領域について、nDデータアレイ内の該セル領域に対応するソースデータ項目にアクセスし、ソースデータ項目のソースデータ値およびソースデータ項目により示されるセル表示タイプデータ項目のセル表示タイプを得、そしてテーブルイメージのセル領域内表示に適合するサイズを有するグラフィカル表示物を定義するイメージ定義データを生成する。グラフィカル表示物は、ソースデータ項目により示されるセル表示タイプにより決定される第1の表示特性と、ソースデータ項目のソースデータ値により決定される第2の表示特性とを含む。プロセッサはディスプレイの表示領域内にテーブルイメージを表示し、テーブルイメージの各セル領域にグラフィカル表示物をそれぞれ表示する。
【0019】
本発明のこの他の態様においては、イメージ表示リクエストはセル領域選択を示す表示領域選択信号を含む。プロセッサは表示リクエストを示すリクエスト信号データに応答し、テーブルイメージ内の各次元について、メモリに記憶されたDOI関数データにアクセスおよびこれを変更し、選択されたセル領域により示されるフォーカス領域に対する関心のレベルを示す変更されたDOI関数データを生成し、そして、出力テーブルイメージサイズと、予め定められたフォーカスセル領域自然サイズと、テーブルイメージのフォーカス領域に対する関心のレベルを示す変更されたDOI関数データとを用いて第2のテーブルイメージ内のフォーカスセル領域サイズを決定する。次にプロセッサは、サイズ決定されたフォーカスセル領域を含むテーブルイメージを定義するイメージ定義データを生成し、メモリに記憶されたnDデータアレイ内のそれぞれ対となるソースデータ項目より示されるソースデータ値を得、これによりフォーカスセル領域のセル内表示が行われる。
【0020】
【実施例】
図に示される本発明の実施例の説明に先立ち、本文中で用いられる幾つかの用語に関し、本文中におけるその意味について以下に説明を行う。
【0021】
「データ」は、情報を示すかまたは含む物理的信号を意味する。「データ」は、任意の物理的形態で存在するデータを含み、一時的、または記憶されている、または伝送されているデータを含む。
【0022】
「データの項目」または「データ項目」は、ユニット(単位)としてプロセッサがアクセス可能かさもなくば処理可能なデータの量である。
【0023】
「データのアレイ」、「データアレイ」または「アレイ」は、アレイ形態に配置(マッピング)されることが可能なデータ項目の組み合わせである。
【0024】
「プロセッサベースの(プロセッサで制御される)装置」、「プロセッサベースのシステム」、または「プロセッサ」は、データを処理することが可能な任意の装置、装置要素、またはシステムであり、1つまたはそれ以上の中央処理ユニット、または他の処理装置要素を含むことが可能である。
【0025】
データ項目は、物、事象、または特性を「示し」、この場合項目は、物、事象、または特性の存在または発生に依存する、または物、事象、または特性の計量に依存する値を有する。データ項目が多くの可能な選択肢の内の1つを示す場合、データ項目は多くの「値」の内の1つを有する。加えて、第1のデータ項目から第2のデータ項目が得られることが可能であるか、第1のデータ項目を用いて第2のデータ項目へのアクセスが可能であるか、第1のデータ項目をデコードすることにより第2のデータ項目が得られることが可能であるか、または第1のデータ項目が第2のデータ項目の識別子となることが可能である場合、第1のデータ項目は第2のデータ項目を「示す」。
【0026】
「イメージ」は光のパターンである。イメージは、文字、単語、テキスト、および図形のようなその他の特性を含むことが可能である。
【0027】
ディスプレイ上への「イメージの表示」は、ユーザーがイメージを知覚することが可能となるようディスプレイを操作することである。
【0028】
ディスプレイ上へのイメージの表示によるような、イメージを直接生成するための充分な情報をデータが含む場合、データはイメージを「定義」することが可能である。イメージを定義するデータはまた本文中で、「イメージ定義」、または「イメージ定義データ」と呼ばれる。例えば、2次元アレイはイメージ定義であり、該定義はイメージのそれぞれの位置のカラーを示す値を与えるアレイ内の各項目を用いてイメージ全体または任意の部分を定義する。
【0029】
「表示特性」は、プロセッサベースの装置またはシステムのディスプレイにより生成されるユーザーの知覚を意味する。「表示物」または「物体」は、密着した単一物として知覚されることが可能な表示特性である。表示物は「領域(リジョン)」と呼ばれる境界づけられた範囲を有する。イメージの表示が表示特性または物体の知覚を生成することが可能な場合、イメージは表示特性または物体を「含む」。
【0030】
表示特性または表示物は厳格に絵画的な表示には限定されない。イメージは「キャラクター表示特性」を含むことが可能である。ディスプレイデバイスの表示領域内にイメージ形態で表示される場合、「キャラクター」は「キャラクター表示特性」を意味することが可能である。本文中で用いられる「キャラクター」は、特定な言語の書式または印刷様式に現れる離散的素子を意味し、特定な言語を理解するユーザーにより直接知覚されるシンボリックな情報表示である。
【0031】
本発明の方法により生成される「テーブルイメージ」は、複数の行識別子領域、複数の列識別子領域、および複数のセル領域を含む。セル領域は行および列に順序づけられてテーブルイメージ内に配列される。この場合、任意の列にあるセル領域の幅はその列の列識別子領域の幅と同一であり、任意の行にあるセル領域の高さはその行の行識別子領域の高さと同一であり、表示領域内にあるセル領域のx座標の範囲はそのセル領域の列識別子領域のx座標の範囲と同一であり、表示領域内にあるセル領域のy座標の範囲はそのセル領域の行識別子領域のy座標の範囲と同一である。
【0032】
表示特性がデータ本体内の1つまたはそれ以上のデータ項目へ写像されることが可能な場合、表示特性はデータ本体を「表す」。別の言い方をすれば、表示特性はそれが写像されることが可能なデータ項目(単数または複数)を「表す」。例えばテーブルイメージにおいて、セル領域内へのエントリーとしてイメージ表示されるキャラクター表示特性は通常、データアレイのようなデータ構造内のデータ項目を「直接表す」か、またはそれに写像されることが可能である。各キャラクター表示特性が、該特性が写像されることが可能なキャラクターデータ値を有するデータ項目またはその部分と1対1の写像関係にある場合、イメージのキャラクター表示特性はデータ項目を「直接表す」。この場合キャラクター表示特性はキャラクターデータ値の直接的表現となる。従って、例えば従来のアプリケーションプログラムは通常、セル領域にキャラクター表示特性を含むテーブルイメージを生成し、図14に示されるように、該イメージはベースデータ構造内に含まれる文字と数字から成る情報を直接表す。セル領域26はキャラクター表示特性を示しており、これはデータアレイ内のデータ項目からの直接的写像となっている。
【0033】
本発明の方法はテーブルイメージ内への表示のために「グラフィカル」表示物を生成する。本文中で用いられるグラフィカル表示物は、ベースデータ構造内に含まれる情報の「間接的」表現である。必ずしもそうある必要はないが、一般にグラフィカル表示物はキャラクター表示特性以外の表示特性を含み、この場合グラフィカル表示物へ写像されるベースデータはキャラクター情報である。グラフィカル表示物の例は、充填カラーを有するかまたは有さない円、矩形および三角形、様々な太さの線、図形と線の組み合わせ、物理的物体として知覚可能な特性、およびそれに類するものを含むが、これらに限定されるものでない。従って、グラフィカル表示物は、キャラクターにより導かれる情報の直接的でシンボリックな表現よりもよりピクセルベースの情報表現である。しかし、後により詳細に説明するように、キャラクター表示特性を含むグラフィカル表示物によりベースデータが効果的で間接的に表される例がある。例えば、データ項目が合成構造体、またはビットマップ、または他の複雑なデータ構造である場合、単一のキャラクター表示特性がテーブルイメージのセル領域内に複雑なデータ構造を間接的に表現することが可能である。このような用いられ方をする場合、キャラクター表示特性は、本質的グラフィカルイメージにおけるグラフィカル素子(要素)として用いられる。
【0034】
図1は、本発明の方法により生成されるテーブルイメージ10の実施例を示す。テーブルイメージ10はディスプレイデバイス170(図16参照)の表示領域180内に表示されており、多くの列(コラム)識別子領域18、行(ロー)識別子領域22、点線で示されるオプショナルな次元識別子領域14、および多くのセル領域26を含む。テーブル内の波線による空白は、イメージ10のサイズが固定されていないことを示しており、該サイズは後により詳細に説明する幾つかのファクターにより決定される。行および列識別子領域18および22のそれぞれは、行および列にある情報内容を識別するキャラクターラベル情報を有することが可能である。次元識別子領域14は、行または列またはテーブル全体の有する情報に関する共通特性を識別するキャラクターラベル情報を有することが可能である。
【0035】
テーブルイメージ内の各セルは、システムのメモリに記憶されたそれぞれのソースデータ項目と対となり、従来のテーブルイメージでは、それぞれの対となるデータ項目内の情報がそれぞれの対となるセルに表示される。そのような情報は通常、量や日時のような数字データ、テキストデータ、および数字と文字でコード化された様々なタイプのデータを含み、該コード化データは、デコードされた場合、2つまたはそれ以上の情報のカテゴリーの内の1つを示す。通常、単一行内にあるセルグループに現れるデータは、なんらかの関係により支配される関連する情報素子を表し、即ち行識別子領域で識別される共通主題(時に「インバリアント(不変量)」または「ケース」と呼ばれる)に関係し、単一列内にあるセルグループに現れるデータは、全ての主題に共通な同一タイプの情報の例(時に「コンポーネント」または「バリアブル(変量)」と呼ばれる)であり、列識別子領域で識別される。このような方法での行および列の使用は、当然のことながらベースデータの構成に依存して逆転されることが可能である。
【0036】
本発明の方法により生成されるテーブルイメージ10の各セル領域は、従来のテーブルイメージで通常表示されるキャラクター情報の代わりに、グラフィカル表示物を含む。図にはこの例が示されており、黒色充填バー30、黒色充填矩形小物体32、カラー充填バー36、カラー充填正方形40、および黒色または白色充填正方形42を含む。なおグラフィカル表示物はこの例に限定されない。セルに現れる各グラフィカル表示物の少なくとも1つの表示特性は「セル表示タイプ」を表しており、このタイプは対応するソースデータのキャラクター、即ち非グラフィカルデータに関連する、即ちそれにより示されるデータタイプにより決定されていたものである。一般に、必ずしもそうある必要がないとはいえ、単一列内にある全てのソースデータ項目は同一のデータタイプを有し、従って列内にある全てのグラフィカル表示物は同一の表示タイプとなる。加えて、セルに現れる各グラフィカル表示物のその他の表示特性は、対応するソースデータ項目のソースデータ値をグラフィカルに表すことが可能であり、その結果単一なグラフィカル表示物がベースとなる対応するソースデータ項目のデータタイプおよびデータ値の両者を表すこととなる。
【0037】
引き続き図1を参照し、図1のグラフィカル表示物の例で示される表示タイプを表1に要約して示す。表1に列記されている例としての表示タイプは、表示タイプを制限することを意図していない。これら表示タイプの様々な変形およびこの他の多くの表示タイプが可能である。例えば、セル表示タイプから生成されるグラフィカル表示物の可変な表示特性、即ちパラメータは、物体長または幅、色相、彩度、輝度、または強度のような物体のカラーバリエーション、セル領域内の物体位置、物体の面積、物体の傾き、および物体の角度を含む。一般に、表示タイプのデザインは、グラフィックデザインの理論を用いて特定なデータタイプおよびデータ値の範囲に最も適合するグラフィカル特性を選択し、そのことはグラフィカル情報を最も効果的にデコードするためにユーザーの知覚能力を利用する。より複雑なデータタイプおよびデータ値についてのセル表示タイプの例をさらに表2に示す。
【0038】
【表1】
Figure 0003715336
【0039】
【表2】
Figure 0003715336
【0040】
写像されたセル表示タイプから生成される各グラフィカル表示物は、ソースデータ項目のデータタイプを表す少なくとも1つの識別される表示特性を有する。
【0041】
図2は、図1に示される実施例のテーブルイメージ10を生成するために用いられるデータ構造の概略を示す。モデルデータは少なくとも2次元であるn次元(nD)データアレイで構成され、図2の例では2Dデータアレイ810として示されている。行812のような個々の第1の次元の例に構成されたデータは、インバリアントの例についての関連情報を表す。列814のような個々の第2の次元の例に現れるデータは、各インバリアントについての情報の同一タイプコンポーネントを表す。nDデータアレイ810内の各データ項目は、本文中で「ソースデータ項目」と呼ばれる。一般に、前記のような特性を有し、n次元(nD)データアレイの構成に適合する任意のモデルデータは、本発明の方法を利用することが可能である。加えて、従来の任意のアレイインデックスプログラミング技法がシステムプロセッサにより使用されることが可能であり、これによりテーブルイメージ10のセル領域26内の表示のためのような更なる処理のためにnDデータアレイ810内の個々のソースデータ項目がアクセスされてこれら項目が得られる。nDデータアレイ810内の情報をテーブルイメージ10内に表示することを目的として、従来のアレイインデックスプログラミング技法によっても各ソースデータ項目はテーブルイメージ10内のそれぞれのセル領域26に整合され、テーブルイメージ10内のそれぞれのセル領域26についてインデックス技法を通してアクセスされて得られたソースデータ項目は、本文中で「それぞれ対となる」ソースデータ項目と呼ばれる。
【0042】
矢印818で示されるように、データアレイ810はデータタイプデータ項目のデータ構造820を示し、各データ項目は1つまたはそれ以上のソースデータ項目を記述する値を有する。この結果各ソースデータ項目はそれぞれ対となるデータタイプデータ項目を示すこととなる。データタイプはソースデータ項目内のデータの値(ソースデータ値と呼ばれる)をどの様に翻訳するかを記述する。データアレイ810内のデータのソースデータ値は通常、キャラクター情報を直接含むか、またはキャラクター情報にデコードされることが可能な(例えばビットのような)1つまたはそれ以上の信号を含む。しかし、データアレイ810は、個々のソースデータ値として、単一または合成ドキュメント物、セット(レコード集合)、またはビットマップのような複合コンピュータ物を含むことも可能である。例えば、データアレイ810は、行および列形態の構成に適合する合成ドキュメント集合、または画像を表し、行および列形態の構成に適合するビットマップの集合を定義することが可能である。
データタイプ情報は、nDデータアレイ810内の特定なデータに従って変化し、データタイプの例(例えば「数量」および「カテゴリー」)が表1に示されている。カテゴリーデータは通常、コード化方法として扱われ、その場合ソースデータ項目内のキャラクター、数字、またはビット値が、データ項目が有することが可能な幾つかのデータ値の内の1つを示す。他のデータタイプは、例えば「テキスト」、「(カレンダーの)日付」、および「合成物」ソースデータ項目の記述を含むことが可能である。例えば1つの列のようなnDデータアレイ810の第2の次元の例に構成されたデータは通常、インバリアントの各例についての情報の同一コンポーネントを表すため、図2の矢印824および他の同様な矢印により示されるように、データタイプ構造820は1データコンポーネント、即ち1列当たり1データタイプを有する。
【0043】
引き続き図2を参照し、セル表示タイプデータ構造830は、セル領域26へ表示するグラフィカル表示物を生成するのに充分な表示タイプ情報を定義された表示タイプそれぞれについて有しており、セル領域26は、ソースデータ項目に1対1対応するデータタイプおよびソースデータ値によりそれぞれ決定される第1および第2の表示特性を含む。図2において、表示タイプを表し、線型1次元アレイに構成される様々なグラフィカル表示物であるピクセルベースの素子は、単にセル表示タイプデータ構造830のシンボリック(記号)である。図の実施例においては、セル表示タイプデータ構造830は、実際はソフトウェアルーチンの集合、またはソフトウェアルーチンのポインタの集合であり、これらへのエントリーは、図2の矢印850で示されるデータタイプから表示タイプへの1対1写像ルーチンにより制御される。
【0044】
表2は、セット(レコード集合)や合成データ物のようなより複雑なデータ構造を有するソースデータ項目についてのセル表示タイプの例を示す。図3は、ソースデータ項目816および817に関するデータアレイ860からの写像を概略的に示しており、該データ項目はデータ項目のセットであり、「セット」データタイプを有する。テーブルイメージ10のセル領域26は、グラフィカル表示物44および46を示しており、該表示物は各セットのメンバー数を表す表示特性となっている。従って、メンバーデータ項目のセットから成る複合ソースデータ項目816全体は、テーブルイメージ10のセル領域26にグラフィカル表示物44として間接的にグラフィカルに表される。
【0045】
関連するデータベースにより、テーブルイメージ10を構成するソースデータ項目を得ることが可能である。本発明の方法は、表示されたデータを動的に視覚化および操作するためのツールを関連するデータベースに与える。同様に、従来のスプレッドシートプログラムで与えられるデータ構造により、テーブルイメージ10を構成するソースデータ項目を得ることが可能である。
【0046】
図4は、図1のテーブルイメージ10を生成するための本発明の方法200の一般的ステップを示す。ボックス240において、テーブルイメージ全体のレイアウトが決定され、イメージ定義データが生成される。該定義データは、テーブル境界、即ち外枠、行および列識別子領域およびセル領域のグリッドラインを定義する。ボックス280において、テーブルイメージに含まれる各セル領域について、nDデータアレイ810内のソースデータ項目がアクセスされ、各ソースデータ項目のデータタイプとソースデータ値が得られる。次にボックス300において、含まれるセル領域に表示されるグラフィカル表示物を定義するイメージ定義データが生成される。この場合各対応するソースデータ項目のデータタイプおよびデータ値に対するセル表示タイプが使用される。次にボックス340において、生成されたイメージ定義データを用いて、テーブルイメージ10およびグラフィカル表示物がシステムディスプレイデバイスの表示領域180に表示される。
【0047】
図5は、テーブルイメージ10を表示するための、拡張されたステップを有する方法202のフローチャートを示す。この方法により、テーブルイメージ10の表示のためのイメージ表示リクエストを示す入力信号に応答して、nDデータアレイ810内のいづれのソースデータ項目についてもセル領域およびグラフィカル表示物が単一のイメージで表示される。図4の方法200は、含まれるセル領域内のデータについての間接的、即ちグラフィカルな表現を用いてテーブルの一部分を表示するために効果的に用いられることが可能である。しかし、本発明のより効果的な使用は、nDデータアレイ810内のソースデータ項目の間接的グラフィカルな表現により与えられる表示領域圧縮を利用することであり、該圧縮はテーブルイメージ10のテーブルレイアウトを算出することにより与えられ、この結果、ボックス250に示されるように、完全なテーブルを表示するために必要な全てのセル領域が収容される。ボックス280、310、314、および316は処理ループを示しており、これら処理ループにより、表示される全てのセルについての全てのソースデータ項目がアクセスされ、それぞれ対となる各ソースデータ項目のデータタイプおよびデータ値についてのセル表示タイプが用いられて、各セル領域に表示されるグラフィカル表示物を定義するイメージ定義データが生成される。各列814(図2参照)の全てのソースデータ項目が同一のタイプを有するようにnDデータアレイ810が構成されている場合、図5のボックス280から始まる処理ループの効率および機能は、列ごとに行を処理することにより非常に改善されることが可能となる。
【0048】
図6は、本発明の方法のこの他の態様を示し、既存のスプレッドシートまたは関連するデータベースアプリケーション、または直接的にデータを示すような従来のテーブルイメージを表示するアプリケーション類へ本発明の方法を組み込む場合、該態様は有用となる。方法204において、従来の第1のテーブルイメージがボックス220で表示される。システムユーザーは入力デバイスを用いて、テーブルイメージ10を表示するためのイメージ表示リクエストを示す信号を生成する。方法204において、テーブルイメージ10は、アプリケーションに関してベースとなるnDデータアレイ810内の全てのソースデータ項目を間接的に表すセル領域を含む。システムユーザーによるイメージ表示リクエストに応答して、ボックス320においてイメージ定義データが生成される。該データは、ベースデータ構造内のそれぞれ対となるソースデータ項目の間接的表現として、セル領域内にグラフィカル表示物を有する第2のテーブルイメージを定義し、この結果単一イメージ内に全てのセル領域が表示可能となる。方法204は、従来のスプレッドシートまたは関連するデータベースプログラムのシステムユーザーがテーブル全体を単一のテーブルイメージに圧縮してデータをグラフィカルな形態で見ることを可能とする。従来のスクローリングまたはページング技法によりテーブル全体を見るためには幾つかのテーブルイメージが必要とされていた。グラフィカル表示はデータのパターンおよびトレンドをより容易に見ることを可能とし、テーブル全体を単一のイメージで見ることはシステムユーザーが関心のある情報をより容易に配置することを可能とする。
【0049】
本発明は、テーブルイメージのセル領域のサイズ設定をユーザーが制御することを可能とし、これにより1つまたはそれ以上のセル領域におけるシステムユーザーの関心のレベルが反映される。本発明の方法のこの態様は、本文中で「フォーカスと背景を組み合わせた」テーブルイメージ特性と呼ばれる。読み出しまたはアップデートによりシステムユーザーが現在使用しているセル領域は大きくなり、現在使用されておらず、また現在あまり関心の無い他のセルは小さくなる。この動作は、フォーカスと背景を組み合わせた特性についてのユーザー呼び出し信号に応答して行われ、その場合テーブルイメージの全体サイズは必ずしも変化されない。
【0050】
図7のテーブルイメージ80は、本発明の方法であるフォーカスと背景を組み合わせた特性に従ってテーブルイメージのセル領域が変化される様子を示す。本発明の方法であるフォーカスと背景を組み合わせた特性がテーブルイメージ80で動作される以前のテーブルイメージ80のサイズは、本文中で「自然」サイズと呼ばれ、これは図7に必ずしも示されていない。テーブルイメージの自然サイズはアプリケーションプログラムにより予め定められているか、またはシステムユーザーに制御されることが可能である。テーブルイメージ80の自然サイズは各セル領域を自然サイズとし、ベースデータアレイからの1対1対応するデータが意味のある形態で直接的に該セル領域に表されることが可能である。図7に示されるテーブルイメージ80の「出力」サイズは、予め定められているサイズであり、異なるタイプのセル領域を適正に配置するために本発明の処理ステップで用いられる。テーブルイメージ80の出力サイズは、自然サイズ、現行のウィンドウサイズ、システム決定サイズ、ユーザー決定サイズ、または表示領域全体のサイズとなることが可能である。図の実施例において、テーブルの出力サイズは、表示領域180のサイズとして示される現行のウィンドウサイズにより決められている。
【0051】
図7において、それぞれ太い境界線でマークされた4つのタイプのセル領域が形成されている(マーキングは説明のため以外の意味を持たない)。領域84は「フォーカス領域」と呼ばれ、「フォーカスセル領域」と呼ばれる少なくとも1つのセル領域を有する。図に示されたフォーカス領域84内の6つのフォーカスセル領域のそれぞれのサイズは、多くのファクタにより算出され、該ファクタは各フォーカスセル領域の自然サイズ、フォーカスセル領域に含まれるセル領域数を含む。領域87は「背景セル領域」または「背景領域」と呼ばれる。背景領域は、フォーカス領域のセル領域の行および列と異なる行および列にあるセル領域である。背景セル領域は、フォーカスと背景を組み合わせた方法により形成される4つのタイプのセル領域の内の最小サイズを有している。領域85は「行フォーカス領域」と呼ばれ、同一列内にある背景領域のセル幅と等しいx軸に沿ったセル幅を有し、また同一行内にあるフォーカスセル領域のセル高さと等しいy軸に沿ったセル高さを有する。領域86は「列フォーカス領域」と呼ばれ、同一行内にある背景領域のセル高さと等しいy軸に沿ったセル高さを有し、同一列内にあるフォーカス領域のセル幅と等しいx軸に沿ったセル幅を有する。
【0052】
フォーカス領域84に選択されたセル領域は、他のセル領域よりも高い「関心のレベル」を有するセル領域である。セル領域の関心のレベルは、各次元において「関心の度合い(DOI)」関数により表され、該関数はその次元における各セルの関心のレベルを示す。DOI関数は、与えられた領域におけるセル番号をアーギュメント(引数)として受け取り、そのセルの関心のレベルを戻すような形態に適合する任意の方法により実行されることが可能である。DOI関数の簡単な実行はアレイであり、その場合アレイはその次元のセル数であればよい。初期状態において、各エントリーは初期値ゼロを有し、各セルが同一の関心レベルを有することを示し、従って、その次元におけるテーブルイメージ80のスペースの量を示す。フォーカス領域が選択される場合、DOI関数を表す各次元についてのアレイは、そのセルに対する関心のレベルを反映して変更される。例えば、フォーカス領域の部分として選択されたセルはアップデートされて値1を有するようになる。
【0053】
n次元テーブルの各次元についてDOI関数が存在し、各関数は互いに独立である。図8は、テーブルイメージ92の1つの次元(行の次元)についてのDOI関数90の概略を示す。DOI関数90はグラフ95のx軸に揃えられている。テーブルイメージ92は12の行を有しており、各行は領域アレイ91により表され、またそのDOI関数90はグラフ95のx軸に揃えられている。DOI関数90のパルス93は、テーブルイメージ92の行の次元にあるフォーカスセル領域についての関心のレベルを示し、3つの行を広げている。グラフ95は「伝達関数」を表しており、これにより行フォーカスセル領域それぞれに適正サイズが与えられ、またその行内の該セル領域以外のサイズが決定される。配置結果が単一列96内に見られ、テーブルイメージ92は、列96内に配置されたセル領域サイズが全ての列に伝達された結果を示す。
【0054】
1つの次元内のセル領域における関心のレベルを表すためにDOI関数を用いることは、各次元において複数の関心のレベルを導入することを可能とする。図9は3レベルDOI関数97を示し、該関数は領域アレイ91により表される同一の12行テーブルイメージに適用される関心のレベル98および99を有する。DOI関数のレベルがいくつであっても、「レベル」は「関心のある」セル領域の異なるサイズ数に一致し、該セル領域は背景、即ち非フォーカス領域と共に生成される。従って、図8のDOI関数90の場合では、1つの次元内に合計2つのセルサイズ、即ちフォーカスと背景が存在する。3レベルDOI関数97では、DOI関数が適用される次元内に3つのセルサイズ、即ち最も高い関心のレベルを表す最も大きいフォーカスセルと、第2の関心のレベルの中間サイズのフォーカスセルと、第3の関心のレベルの最も小さい背景、即ち非フォーカスセルとが存在する。
【0055】
DOI関数を用いることはまた、テーブルイメージ内に生成されているフォーカスセルの便利な操作を可能とする。図の実施例では3つの操作形態がサポートされており、これらの概略を図10に示す。DOI関数94は矩形パルスによる単一レベルのDOI関数であり、図8のDOI関数90に類似の関数である。チャート500により表される「ズーム」フォーカス領域操作は、フォーカス領域が有するセル数を変えずに、フォーカス領域に与えられたスペースの量を変更し、従って、フォーカス領域の幅と高さを増加させる。チャート502により表される「アジャスト」フォーカス領域操作は、フォーカス領域に与えられたサイズ、即ちスペース量を変えずに、フォーカス領域内に見られる内容の量を変更し、従って、フォーカス領域内により多くのセルを「引き込む」。チャート504により表される「スライド」フォーカス領域操作は、フォーカス領域に与えられたサイズ、即ちスペース量を同一に保ったまま、テーブルイメージ内のフォーカス領域の位置を変更し、従って、光学的拡大レンズに似た方法でテーブルイメージ内でフォーカス領域を「スライド」させる感覚を与える。
【0056】
図11は、本発明のフォーカスと背景を組み合わせた方法520の一般的ステップを表すフローチャートである。ボックス522において、フォーカス領域を有する第2のテーブルイメージの表示に対するリクエストを表す信号が信号源から受信され、該フォーカス領域は、表示領域に表示されている第1のテーブルイメージの少なくとも1つのセル領域を示すことにより選択される。イメージ表示リクエストに応答して、ボックス526において、各次元についてのDOI関数データがアップデートされ、第1の関心のレベルを有するものとして少なくとも1つの選択されたセル領域が示される。次にボックス530において、テーブルの各次元についてのアップデートされたDOI関数および自然セルサイズデータを用いて、第2のテーブルイメージの新たなテーブルレイアウトのための4つのセル領域サイズが決定される。ボックス534において、選択されたフォーカス領域を含む新たなテーブルレイアウトを定義するイメージ定義データが、第2のテーブルイメージに対して生成される。ボックス538は、ベースとなるnDデータアレイを検索すること、および第2のテーブルイメージのフォーカス領域内のソースデータ値を得ることを含む。ボックス542において、第2のテーブルイメージを定義するイメージ定義データがディスプレイに与えられる。
【0057】
DOI関数および与えられた次元内のセルの「自然」サイズに従って1つの次元内のセルサイズを決定するためのボックス530のステップ要素は次のようになる。セルは次元内に調和して配置される。最初に、フォーカスされる関心のレベルにあるセル数が決定され、これらセルは自然サイズで配置される。次に、フォーカスセル領域に必要となる総スペースが、与えられた次元の総スペースから差し引かれる。次元内の残りのスペースは該次元内の残りのセルに均等に分割される。
【0058】
DOI関数の実行は次のような一般的ステップを含む。最初に、全てのフォーカスセルに必要とされる総スペースが決定され、該スペースが、有効な総スペースから差し引かれる。次に残りのスペースが背景セル数で分割される。セルに対する処理が順に繰り返されて、フォーカスセルおよびセルに対して要求スペースが与えられ、背景スペースに対して背景セルについての算出量が与えられる。
【0059】
フォーカスと背景を組み合わせた特性をサポートするディスプレイデバイス上の適正なセル領域内において、異なるグレーレベルを背景カラーとして用いることにより、フォーカス、背景、行フォーカス、および列フォーカス領域の間の視覚的差異が表示領域において更に強調されることが可能である。
【0060】
図4、5、および6のそれぞれの方法200、202、および204のいづれかと図11の方法520を共に用いることにより、nDデータアレイ810内のソースデータ項目のグラフィカルな表現を表示するテーブルイメージ10を生成することの利点がさらに強調される。図12に示されるこの組み合わせの結果による方法は、広く多様なアプリケーションおよび内容を有する効果的テーブルイメージ表示技法を与える。
【0061】
100ピクセルx15ピクセルの個々のセルを有するスプレッドシートでは、最大660セルが19インチディスプレイ上に表示可能であることが簡単な計算により示される。図13のグラフ50は、テーブルイメージの進化した例を示し、該テーブルイメージではより多くのセルが背景セルとなり、ベースとなるソースデータを表すために間接的でグラフィカルな方法が用いられている。y軸52は、通常の19インチディスプレイについて算出された660セルを示している。横線で埋められたバンドは、通常のスプレッドシートの表示可能領域を示し、その場合全てのセルはフォーカスセルであり、ベースデータの直接的表現を有する。直線56は表示可能セル数とフォーカスセル数との関係を示し、より多くのセルがフォーカスセルから非フォーカスセルへ変換される。グラフ50から、本発明の方法は約68,400セル、即ち従来のスプレッドシートテーブルイメージよりも2桁以上多いセルを表示可能であることがわかる。
【0062】
図14および15は、本発明の方法により生成されるテーブルイメージ60および70をそれぞれ示す。各テーブルは323行23列、総セル数7429セルを有する。このセル数は、図13のグラフ50に示される従来のテーブルについての推定最大セル数660セルの11倍、即ち1桁以上多いセル数となっている。
【0063】
図14のテーブルイメージ60は、フォーカス領域62のような幾つかのフォーカス領域を示している。フォーカス領域のセル領域でのデータの直接的シンボリックな表現、および背景領域のセル領域でのデータの間接的グラフィカルな表現の例として、2つのセル領域26および27が図14に示されている。テーブルイメージ60はまた、ソートされた列としての列64を示しており、該列ではベースデータが減少する順にソートされている。
【0064】
図15のテーブルイメージ70は、本発明の方法を用いて実行されることが可能なデータ解析技法の例を示す。
【0065】
図14および15のテーブルイメージ60および70の視覚的検出に際し、システムユーザーの理解および認識能力は、個々のセル内の個々のグラフィカル表示物を全体的パターンおよび図形へ凝集することを可能とし、またこのようなことは往々にして必要とされ、必ずしもそうある必要はないが、これは列により通常行われる。ベースデータのデータタイプについてセル表示タイプが注意深くデザインされ、選択されている場合、ユーザーインターフェイス特性により与えられる機能に従いシステムユーザーが行および列の配列を操作すると、個々のグラフィカル表示物の表示からパターンおよび図形が「出現する」。このことは、実際にデータ内に直接含まれていないような、ベースデータに関する情報を検出、理解、および認識する能力をユーザーに与える。
【0066】
本発明の方法は、プロセッサベースの様々なシステムを動作させ、そのようなシステムのそれぞれは、図16に示されるシステム100の構成要素、特性、および構成を共通に有する。システム100は、イメージ表示リクエストを示す1つまたはそれ以上の信号源154からの入力「リクエスト」信号を受信するための入力回路152を含む。
【0067】
信号源154は、本発明の方法に必要とされるタイプの信号を発生する任意の信号発生源を含むことが可能である。そのような信号源はユーザーにより制御される様々な入力デバイスを含み、またそのような信号を与えるためにシステム100に接続される他のデバイスを含むことが可能であり、そのような接続されるデバイスは、有線または、リモート/ローカル通信ネットワークおよび赤外/無線接続のような無線通信装置により接続されるデバイスを含む。信号源154はまた、デジタルコンピュータのオペレーティングシステムまたはデジタルコンピュータにより実行される他のアプリケーションのような、システム100により実行される動作を含むことが可能である。
【0068】
入力回路152に接続される信号源154は、例えばキーボードまたはポインタデバイスのようなシステムユーザー動作が用いられるデバイスを含むことが可能である。適正なポインタデバイスは、マウス、スタイラスまたはペン、およびトラックボールを含むが、これらに限定されるものでない。ポインタデバイスは、システムユーザーとディスプレイデバイス170に表示される表示特性および表示物との間の対話を制御するための(図には示されていない)回路を有する。
【0069】
引き続き図16を参照して、システム100はまたデータ記憶のためのメモリ110を含む。プロセッサ140は、メモリ110に記憶されたデータにアクセスするため、またはメモリ110に記憶するためのデータを与えるために接続される。メモリ110はプロセッサが実行する命令を示す命令データを記憶し、該データは本発明の方法に従いシステム100を動作させるための命令データを含む。
【0070】
プロセッサ140はまた、テーブルイメージ10を定義するデータを与えるために、ディスプレイデバイス170の表示領域180への表示のための出力回路160へ接続される。プロセッサ140はさらに、本発明の方法に従い生成されるイメージを定義するデータを与えるために、ディスプレイデバイス170の表示領域180への表示のための出力回路160へ接続される。図に示される実施例の説明において、表示領域はディスプレイスクリーンの可視領域に相当し、本発明の方法は、(図1に示すような)グラフィカル表示物を有するテーブルイメージ10、および(図7、14、および15に示すような)フォーカス領域と背景領域の組み合わせを有するテーブルイメージ80の該領域への可視表示を与える。しかし、本発明の方法はまた、仮想スクリーンまたはウィンドウ表示スペース、または印刷/ファックス伝送のためのバッファ領域、またはそれらに類するものにおいて生成されるテーブルイメージ表示を与える。
【0071】
【発明の効果】
本発明により、情報のパターン、即ちデータの全体的トレンドを見ることができると同時に詳細な情報検索が可能であるような、データのテーブルイメージ表示が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法により生成される、各セル領域内にグラフィカル表示物を表示するテーブルイメージ10を示す。
【図2】図2は、本発明の方法により用いられる、メモリ内におけるデータの構成要素および一般的構成の概略を示す。
【図3】図3は、図2に示されるnDデータアレイの、より複雑なデータ構成に対する変形を示す。
【図4】図4は、本発明の方法に従って、セル領域のベースデータのグラフィカル表示を有するテーブルイメージを生成するステップを示すフローチャートである。
【図5】図5は、本発明の方法に従って、図1のテーブルイメージ10を生成するステップを示すフローチャートである。
【図6】図6は、従来のスプレッドシートアプリケーションに適用される、図5に示される方法の変形を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の方法により生成される、イメージのフォーカスおよび背景領域として異なるサイズのセル領域を表示する、例としてのテーブルイメージ80の概略を示す。
【図8】図8は、本発明の方法に従う、DOI関数の自然セル領域サイズからフォーカス領域への写像を示す。
【図9】図9は、3レベルDOI関数をグラフィカルに示す。
【図10】図10は、3つの方法によりテーブルイメージ内のフォーカス領域を操作した場合の、単一レベルDOI関数への効果を示す。
【図11】図11は、本発明の方法に従って、フォーカス領域を含むテーブルイメージを生成するためのステップを示すフローチャートである。
【図12】図12は、図4および11に示す方法を組み合わせた方法に従って、セル領域のベースデータのグラフィカルな表現を有してフォーカス領域を含むテーブルイメージを生成するステップを示すフローチャートである。
【図13】図13は、図4、5、または6に示される方法のいづれかに従って、単一のテーブルイメージ内に表されることが可能なセル領域数に関するグラフを示す。
【図14】図14は、図12に示される本発明の方法に従って生成されるテーブルイメージを表示するディスプレイスクリーンである。
【図15】図15は、図12に示される本発明の方法に従って生成される第2のテーブルイメージを表示するディスプレイスクリーンである。
【図16】図16は、本発明の方法の任意の態様を実施するためのシステム環境を示す、簡素化されたブロック図である。
【符号の説明】
10 テーブルイメージ
26 セル領域
30 グラッフック表示物
84 フォーカス領域
90 DOI関数

Claims (3)

  1. システムを動作させるための方法であって、
    前記システムが、
    イメージを表示するための表示領域を有するディスプレイと、
    イメージを与えるためにディスプレイに接続されるプロセッサと、
    データを記憶するためのメモリと、
    を含み、
    メモリに記憶されるデータが、プロセッサが実行する命令を示す命令データを含み、
    メモリに記憶されたデータにアクセスするために、さらにプロセッサがメモリに接続される、
    システムであり、
    前記方法が、
    メモリに記憶されたn次元(nD)データアレイから第1のソースデータ項目を得るためにプロセッサを動作させることであって、nDデータアレイの各次元に沿うデータが、関連する情報を示す一組の関連するソースデータ項目を示し、各ソースデータ項目が非グラフィカル情報を示すソースデータ値を有し、各ソースデータ項目が、そのデータタイプを示すデータタイプデータを示し、さらにプロセッサが、第1のソースデータ項目により示されるデータタイプを得る、プロセッサ動作と、
    ソースデータ項目により示されるデータタイプからセル表示タイプを決定するためにプロセッサを動作させることと、
    ディスプレイの表示領域内での表示を目的としてテーブルイメージと呼ばれるイメージを定義するイメージ定義データを生成するためにプロセッサを動作させることであって、テーブルイメージが列識別子領域、行識別子領域、およびセル領域を含む、プロセッサ動作と、
    グラフィカル表示物を定義するイメージ定義データをセル表示タイプから生成するためにプロセッサを動作させることであって、グラフィカル表示物が、テーブルイメージのセル領域内の表示に適合するサイズを有し、グラフィカル表示物が、セル表示タイプにより決定される第1の表示特性を含む、プロセッサ動作と、
    表示領域にテーブルイメージを表示するためにプロセッサを動作させることであって、プロセッサがテーブルイメージのセル領域にグラフィカル表示物を表示する、プロセッサ動作と、
    を含み、
    前記グラフィカル表示物は前記ソースデータ値によって決定される第2の表示特性を含む、
    システム動作方法。
  2. システムを動作させるための方法であって、
    前記システムが、
    イメージ表示リクエストを示す信号を生成するための信号源と、
    イメージを表示するための表示領域を有するディスプレイと、
    データを記憶するためのメモリであって、メモリに記憶されるデータが、プロセッサが実行する命令を示す命令データと、n次元(nD)データアレイとを含み、nDデータアレイの各次元が、関連する情報を示す一組の関連するソースデータ項目を含み、各ソースデータ項目がソースデータ値を有する、メモリと、
    信号源からの信号を受信するため、およびディスプレイにイメージを与えるため、およびメモリに記憶されたデータにアクセスするために接続されるプロセッサと、
    を含み、
    前記方法が、
    信号源からのリクエスト信号データを受信するためにプロセッサを動作させることであって、リクエスト信号データが、表示領域内にテーブルイメージを表示するためのイメージ表示リクエストを示し、イメージ表示リクエストが、テーブルイメージ内のフォーカスセル領域選択を示すセル選択信号を含む、プロセッサ動作と、
    テーブルイメージ内の各次元について、イメージ表示リクエストを表すリクエスト信号データに応答するためにプロセッサを動作させることであって、テーブルイメージ内のフォーカスセル領域選択により示されるフォーカスセル領域についての関心のレベルを示す変更された関心の度合い(DOI)関数データを生成するために、メモリ内に記憶されたDOI関数データにアクセスし、これを変更することによって、および、テーブルイメージ内の各次元について、出力テーブルイメージサイズと、予め定められたフォーカスセル領域自然サイズと、テーブルイメージ内のフォーカスセル領域についての関心のレベルを示す変更されたDOI関数データとを用いて、テーブルイメージ内のフォーカスセル領域のフォーカスセル領域サイズを決定することによって、該応答が行われる、プロセッサ動作と、
    フォーカスセル領域サイズを有するフォーカスセル領域を含むテーブルイメージを定義するイメージ定義データを生成することと、
    フォーカスセル領域について、メモリに記憶されたnDデータアレイ内のそれぞれに対となるソースデータ項目により示されるソースデータ値を得ることと、
    フォーカスセル領域と対となるソースデータ項目のソースデータ値を表すソースデータ値イメージを定義するイメージ定義データを生成することであって、ソースデータ値イメージがフォーカスセル領域サイズを越えないサイズを有する、イメージ定義データの生成と、
    フォーカスセル領域サイズを有するフォーカスセル領域を含むテーブルイメージをディスプレイの表示領域内に表示すること、およびフォーカスセル領域内のソースデータ値イメージを表示することと、
    を含む、
    システム動作方法。
  3. テーブルイメージがさらに非フォーカスセル領域を含み、
    イメージ表示リクエストを示すリクエスト信号データに応答するためにプロセッサを動作させることが、さらに、
    第1のテーブルイメージ内の各次元について、出力テーブルイメージサイズからフォーカスセル領域サイズを差し引くことから算出される残りのスペース量を用いて、テーブルイメージ内の非フォーカスセル領域サイズを決定することと、
    非フォーカスセル領域について、メモリに記憶されたnDデータアレイ内のそれぞれ対となるソースデータ項目により示されるデータタイプを得ることと、
    非フォーカスセル領域について、それぞれ対となるソースデータ項目のセル表示タイプをデータタイプから決定することと、
    非フォーカスセル領域について、グラフィカル表示物を定義するイメージ定義データをセル表示タイプから生成することであって、グラフィカル表示物が、非フォーカスセル領域内の表示に適合するサイズを有し、セル表示タイプにより決定される第1の表示特性を含む、イメージ定義データの生成と、を含み、
    テーブルイメージの非フォーカスセル領域が、セル表示タイプにより決定される第1の表示特性を含むグラフィカル表示物を定義するイメージ定義データの表示を有する、
    請求項の方法。
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