JP3714783B2 - 歯科用鑢の検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は歯科治療時に歯根管をクリーニングするTi−Ni製やステンレス鋼製の歯科用鑢の耐用強度の検査を非破壊的に行う歯科用鑢の検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歯の噛合部は、ほうろう質の冠状体で形成され、この冠状体の内部にセメント質の歯根管が存在しているが、虫歯になると冠状体が侵食されて、歯根管が露出してくる。この場合の歯科治療では、歯科用鑢を使用して、露出した歯根管に固着している異物を削り取って、治療部分をクリーニングした後に疾患部に必要な薬物を塗布、あるいは注入して治療を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
歯科治療時に歯科用鑢によりクリーニングを施す歯根管は、個人によってその形状が著しく異なり、同一人であってもそれぞれの歯で形状を異にしており、かなり大きく変化をする屈曲部や突起部さらには捻れ部を有している。
このために、歯科用鑢により、歯根管に固着している異物を削り取ってクリーニングを施す場合に、歯科用鑢には複雑に外力が印加され、歯科用鑢が捻れ曲がったり、疲労の限界強度を越えると破断したりすることもある。また、歯科用鑢は、使用後にオートクレーブによって消毒処理をするが、このオートクレーブによる加熱も歯科用鑢の強度や寿命を低下させる原因になり得る。
【0004】
歯科治療時に歯科用鑢が破断し、その破断片が歯根管部分に、除去不能な状態で入り込んでしまうと、特に超弾性であるTi−Ni製の歯科用鑢を使用した場合には、患者がニッケルアレルギーを起こすことがあり、またニッケルによって発癌物質が形成される恐れもある。
【0005】
このために従来は、歯科医師が、歯科用鑢の使用累積時間を考慮した上で、目視によって歯科用鑢の変形の度合いを判定し、限界強度に近付いていると判断して廃棄処理をすることにより歯科用鑢の歯根管内部での破断事故の発生を防止していた。
【0006】
本発明は、前述したような歯科用鑢を使用する歯科治療の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、歯科用鑢の限界強度への到達を、定量的に適確に判定することが可能な歯科用鑢の検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る歯科用鑢の検査装置は、歯科治療時に歯根管をクリーニングする歯科用鑢の耐用強度の検査を行う歯科用鑢の検査装置であって、
被検歯科用鑢がセットされる試料保持手段と、該試料保持手段に保持される被検歯科用鑢の被検データを入力する被検データ入力手段と
前記被検歯科用鑢の抵抗値に関するデータを測定する抵抗値データ測定手段と、歯科用鑢の被検データと対応する限界強度の抵抗値データとを格納する検査情報記憶手段と、前記抵抗値データ測定手段により測定された抵抗値に関するデータと、前記検査情報記憶手段から読出された前記被検歯科用鑢の被検データに対応する限界強度の抵抗値データとに基づき、前記被検歯科用鑢の強度が限界強度に達しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって前記被検歯科用鑢の強度が限界強度に達していると判定されると、警報を発する警報手段とからなることを特徴とするものである。
【000
また本発明に係る歯科用鑢の検査装置において本発明の第2の実施の形態は、セットとなる複数サイズの歯科用鑢が収容保持される保持体と、前記試料保持手段とを備えたキットケースとが、さらに設けられていることを特徴とする。
【000
さらに本発明に係る歯科用鑢の検査装置においては、前記抵抗値に関するデータが、前記抵抗値データ測定手段により測定される前記被検歯科用鑢の抵抗値データであることを特徴とする。
【0010
また本発明に係る歯科用鑢の検査装置において、前記抵抗値に関するデータが、前記抵抗値データ測定手段により測定される前記被検歯科用鑢の抵抗変化率であることを特徴とする。
【0011
さらに本発明に係る歯科用鑢の検査装置においては、前記抵抗値データ測定手段の測定時に、前記被検歯科用鑢に曲げ変位を付与する曲げ変位付与手段が、さらに設けられていることを特徴とする。
【0012
また本発明に係る歯科用鑢の検査装置においては、前記抵抗値データ測定手段の測定後及び/又は測定時に、前記被検歯科用鑢に曲げ変位を付与する曲げ変位付与手段が、さらに設けられていることを特徴とする。
【0013
さらに本発明に係る歯科用鑢の検査装置においては、前記警報手段の警報時に、前記被検歯科用鑢を使用不能にする使用不能設定手段が、さらに設けられていることを特徴とする。
【0014
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施例のキットケースの構成を示す説明図、図3はこの実施例の検査ユニットの構成を示す斜視図、図4はこの実施例の歯科用鑢の構成を示す説明図、図5は歯科用鑢の限界強度と抵抗値との関係を示す説明図である。
【0015
本発明では、図1に示すように被検歯科用鑢がセットされる保持片9、10からなる試料保持部5が設けられ、保持片9、10には、被検歯科用鑢の鑢部の端部とそれぞれ接触する検出電極9a、10aが固定されている。一方検出電極9a、10aには、リード線15、16を介して検査ユニット30が接続されている。
また、キットケース1の壁部には、試料保持部5にセットされる被検歯科用鑢の先端位置に対応して、不良と判定された被検歯科用鑢の先端部を、焼鈍して使用不能にする誘導加熱部Aが内蔵されている。さらに、蓋2には、試料保持部にセットされる被検歯科用鑢の先端位置に対応して、検査中の被検歯科用鑢に曲げ変位を付与する押圧部Cが設けられている。
【0016
検査ユニット30においては、全体の動作を制御するCPU21が、バスB及び抵抗測定部20を介して入力端子にリード線15、16により接続され、歯科用鑢部の抵抗が抵抗測定部20によって測定されるように接続されている。またCPU21には、バスBを介してオペレータによって、被検歯科用鑢のサイズや、材質などの被検データが入力されるデータ入力部22と、検査動作時に各種のデータが表示されるディスプレイ18とが接続されている。
【0017
同様に、CPU21には、バスBを介して検査動作の制御プログラムが格納されたROM24、歯科用鑢の限界強度の抵抗値データが、サイズ、材質などの被検データに対応して格納され、さらに検査動作時に各種のデータが書込まれ、また読出されるRAM23が接続されている。
さらにCPU21には、バスBを介して抵抗測定部20が測定した抵抗値と、RAM23から被検データに対応して読出された限界強度の抵抗値データとに基づいて、被検歯科用鑢の強度が限界強度に達しているか否かを判定する演算判定部25と、被検歯科用鑢の強度が限界強度に達していると判定されると、警報を発する警報器19とが接続されている。
本発明においては、不良と判定された被検歯科用鑢を使用不能にするための手段は、必ずしも実施例に示す誘導加熱部Aとする必要はなく適宜他の手段を用いることができ、また前記誘導加熱部Aを試料保持部5と兼用することなく検査ユニット30内の他の箇所に設けたり、あるいは検査ユニット30内に配設せず、他のユニットに設けることもできる。
【0018
そして、CPU21には、バスBを介して、試料保持部5にセットされる被検歯科用鑢の先端位置に対応して、不良と判定された被検歯科用鑢の先端部を、焼鈍して使用不能にするリード線31、32に接続された誘導加熱部Aと、試料保持部にセットされる被検歯科用鑢の先端位置に対応して、検査中の被検歯科用鑢に曲げ変位を付与するリード線31、32に接続された押圧部Cとが接続されている。
【0019
この実施例にかかる検査ユニット30は、図3に示すように長方体のケース17に収容されており、ケース17の前面パネルのほぼ中央位置に、ディスプレイ18が配置され、前面パネルの一端側にデータ入力部22が配置され、ディスプレイ18の下方に警報器19が配置されている。
【0020
またこの実施例では、図2に代表的に示すように大径サイズの歯科用鑢11、中径サイズの歯科用鑢12、小径サイズの歯科用鑢13が1セットとして、キットケース1に収容されており、キットケース1の底面に配設された保持片6a〜6c7a〜7cに、歯科用鑢11、12、13がそれぞれ保持収容されており、キットケース1の底面の一端側には、前述したように電極9a、10aがそれぞれ固定された保持片9、10からなる試料保持部5が設けられている。この試料保持部5は、全てのサイズの歯科用鑢11〜13が保持可能で、保持された歯科用鑢の鑢部の両端部位置が、電極9a、10aにそれぞれ接触するように構成されている。
【0021
キットケース1は、歯科用鑢11〜13の収容時には蓋2が閉じられているが、歯科治療に際しては、蓋2が開かれて患者の歯のサイズに応じて、歯科用鑢11〜13から選択された歯科用鑢が試料保持部5にセットされ、該歯科用鑢の強度が限界強度に達していないことを検査確認することが可能な構成になっている。
【0022
また、歯科用鑢11〜13には、それぞれ鑢部11a〜13aが形成され、歯科用鑢11〜13の端部には、共通サイズの装着軸14が取付けられていて、歯科治療に際しては、図4に示すように選択された、例えば歯科用鑢13を装着軸14で共通に使用されるモータ27に取付け、電源に接続されて回転するモータ27によって歯科用鑢13を高速回転し、鑢部13aによって歯根管に固着している異物を削り取るように構成されている。なお歯科用鑢は捩じり用ボディー(図示せず)に装着されて、歯科医の手により使用されることもある。
【0023
このような構成の実施例の動作を説明する。
オペレータである歯科医師は、患者の治療部位の歯のサイズに応じて、キットケース1に収容されている歯科用鑢11〜13のうちから、例えば先端部が0.3mmφφ、基端部が1.0mmφ、長さ30mmの歯科用鑢13を選択した場合には歯科用鑢13をキットケース1に設けられている試料保持部5に保持させる。
【0024】
歯科用鑢13の試料保持部5へのセットに次いで、オペレータは、データ入力部22を操作して、試料保持部5にセットした歯科用鑢13の被検データとして歯科用鑢13の材質に基づく導電率k、サイズに基づく断面積Sc、長さLを入力し、スタート釦を操作し装置を始動させる。
【0025
また、被検歯科用鑢に曲げ変位を付与しながら、被検歯科用鑢の抵抗値に関するデータを検査測定することもできる。この場合は、データ入力部22を操作して、押圧検査のデータを入力し、蓋2を閉じた状態でスタート釦を操作して装置を始動させる。この状態で、CPU21の指令によって、歯科用鑢13の鑢部13aの両端がリード線15、16を介して接続される抵抗測定部20により歯科用鑢13の鑢部13aの抵抗値が測定され、得られた測定値データがRAM23に格納される。
【0026
一般に、患者の歯根管部分のクリーニングを行うと、歯科用鑢11〜13には複雑に外力が印加され、歯科用鑢が捻れ曲がったり、一部が延びたり、表面が磨耗して強度が低下し、限界強度に達すると破断することがある。
この場合、歯科用鑢13の磨耗破断に至る過程で、鑢部13aに捻れや曲がりと表面の磨耗によって、図5に示すように狭幅部35が形成されると、狭幅部35の長さをΔ又はΔL、断面積Sc、鑢部13aの断面積をSo、長さをL、鑢部13aの導電率をkとし、説明上で簡単のために狭幅部35の発生時に、狭幅部35以外の断面積は変化しないものとすると、狭幅部35の抵抗値をRc、狭幅部35以外の鑢部13aの抵抗値をRo、鑢部13a全体の抵抗値をRとして次の数式が成立する。
【0027
[数1]
R=Ro+Rc
=1/k{(1−Δ又はΔ)/So+Δ又はΔL/Sc}
=Ro+Δ又はΔL/k(1/Sc−1/So)
【0028
数式1から明らかなように、歯科用鑢13の鑢部13aに狭幅部35が形成されると、狭幅部35の長さΔ又はΔLに比例し、狭幅部35の断面積Scに反比例して、鑢部13aの抵抗値は増大して行くが、狭幅部35は形成されなくても金属疲労によって内部抵抗値の変化が表れる。
【0029
この実施例では、歯科用鑢11〜13の材質に基づく導電率k、サイズに基づく断面積Sc、長さLの被検データに対応する限界強度の抵抗値が予め測定され、RAM23に歯科用鑢11〜13の導電率k、断面積Scおよび長さLの被検データに対応する限界強度の抵抗値データが格納されている。
【0030
そこでこの実施例では、抵抗測定部20の測定値データが、RAM23に格納されると、CPU21の指令によって被検対象である歯科用鑢13の導電率k、断面積Scおよび長さLの被検データに対応する限界強度の抵抗値と、歯科用鑢13の抵抗測定部20による抵抗値の測定データとが、RAM23から読出され、CPU21の指令で作動する演算判定部25によって歯科用鑢23の測定抵抗値が、対応する限界強度の抵抗値に達しているか否かが判定される。
【0031
演算判定部25によって、歯科用鑢13の測定抵抗値が、対応する限界強度の抵抗値に対して予め設定された危険領域内にあると判定されると、CPU21の指令によって、警報器19から警報音が発せられると共に、ディスプレイ18に「この歯科用鑢は、強度が限界に達しているので、使用しないで下さい」とのメッセージが表示される。
【0032
また、誘導加熱部Aによって、歯科用鑢13の先端部が焼鈍され、歯科用鑢13は使用不能な状態に設定される。この場合、抵抗値データに基づいて、被検歯科用鑢の余寿命を推定して、ディスプレイ18に表示することも可能であり、この場合には、抵抗変化率のデータを取込むようにすると、余寿命の推定精度を高めることが可能になる。
【0033
そして、演算判定部25によって、歯科用鑢13の測定抵抗値が、対応する限界強度の抵抗値に対して予め設定された危険領域の外にあると判定されると、CPU21の指令によって、ディスプレイ18に「この歯科用鑢は(再)使用可能です」とのメッセージが表示される。
【0034
このように、本発明によると、オペレータである歯科医師が、歯科治療時にキットケース1に収容されている歯科用鑢11〜13から、患者の歯に対応して選択した歯科用鑢を、被検歯科用鑢としてキットケース1の試料保持部5にセットし、データ入力部22から、被検歯科用鑢に対応する被検データを入力すると、検査ユニット30によって、抵抗測定部20で測定される被検歯科用鑢の鑢部の抵抗値と、RAM23から読出される被検歯科用鑢の被検データに対応する限界強度の抵抗値とが比較され、演算判定部25が被検歯科用鑢が、限界強度に達していると判定すると、警報器19が警報を発するので、歯科医師は、歯科治療時の歯根管のクリーニング時の歯科用鑢の破断事故を防止し、歯科治療を常に安全に行うことが可能になる。
【0035
なお、以上に説明した実施例では、強度が限界強度に達していると判定された歯科用鑢の先端部を焼鈍して使用不能状態を設定する場合を説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、強度が限界強度に達していると判定された歯科用鑢の先端部を折損し或いは屈曲することも可能である。また以上の実施例では、被検歯科用鑢の抵抗値に基づいて、強度の判定をする場合を説明したが、本発明では被検歯科用鑢の抵抗変化率に基づいて、強度の判定をすることも可能である。
さらに以上の実施例では、データ入力部から、導電率k、サイズに基づく断面積Sc、長さLを被検データとして入力する場合を説明したが、本発明では被検データとして、バーコードなどにより歯科用鑢に予め設定された型式のデータを入力するようにすることも可能である。
【0036
【発明の効果】
以上述べた通り本発明によると、被検歯科用鑢が試料保持手段にセットされ、試料保持手段にセットされた被歯科用鑢の被検データが、被検データ入力手段によって入力され、抵抗値測定手段によって、被検歯科用鑢の抵抗値が測定され、抵抗値測定手段により測定された抵抗値と、歯科用鑢の被検データと対応する限界強度の抵抗値データとが格納された検査情報記憶手段から読出された被検歯科用鑢の被検データに対応する限界強度の抵抗値データとに基づいて、判定手段によって、被検歯科用鑢の強度が限界強度に達しているか否かが判定され、被検歯科用鑢の強度が限界強度に達していると判定されると、警報手段が警報を発するので、歯根管をクリーニングする歯科用鑢の耐用強度の検査を、歯科治療前に定量的に適確に行って、歯科治療時の歯根管のクリーニング時の歯科用鑢の破断事故を防止し、歯科治療を安全に行うことが可能になる。
【0037
さらに本発明によると、セットとなる複数サイズの歯科用鑢が収容保持される保持体と、試料保持手段とを備えたキットケースが設けられているので、キットケース内の歯科用鑢をキットケース内の試料保持手段に保持させて、簡単かつ迅速に歯科用鑢の検査を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例のキットケースの構成を示す説明図である。
【図3】 本発明の一実施例の検査ユニットの構成を示す斜視図である。
【図4】 本発明の歯科用鑢の構成を示す説明図である。
【図5】 歯科用鑢の限界強度と抵抗値との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 キットケース
5 試料保持部
6 保持片
7 保持片
9 保持片
10 保持片
11 歯科用鑢
11a 鑢部
12 歯科用鑢
12a 鑢部
13 歯科用鑢
13a 鑢部
18 ディスプレイ
19 警報器
20 抵抗測定部
21 CPU
22 データ入力部
23 RAM
24 ROM
25 演算判定部

Claims (7)

  1. 歯科治療時に歯根管をクリーニングする歯科用鑢の耐用強度の検査を行う歯科用鑢の検査装置であって、
    被検歯科用鑢がセットされる試料保持手段と、
    該試料保持手段に保持される被検歯科用鑢の被検データを入力する被検データ入力手段と、
    前記被検歯科用鑢の抵抗値に関するデータを測定する抵抗値データ測定手段と、
    歯科用鑢の被検データと対応する限界強度の抵抗値データとを格納する検査情報記憶手段と、
    前記抵抗値データ測定手段により測定された抵抗値に関するデータと、前記検査情報記憶手段から読出された前記被検歯科用鑢の被検データに対応する限界強度の抵抗値データとに基づき、前記被検歯科用鑢の強度が限界強度に達しているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記被検歯科用鑢の強度が限界強度に達していると判定されると、警報を発する警報手段とからなることを特徴とする歯科用鑢の検査装置。
  2. セットとなる複数サイズの歯科用鑢が収容保持される保持体と、前記試料保持手段とを備えたキットケースとがさらに設けられていることを特徴とする請求項記載の歯科用鑢の検査装置。
  3. 前記抵抗値に関するデータが、前記抵抗値データ測定手段により測定される前記被検歯科用鑢の抵抗値データであることを特徴とする請求項記載の歯科用鑢の検査装置。
  4. 前記抵抗値に関するデータが、前記抵抗値データ測定手段により測定される前記被検歯科用鑢の抵抗変化率であることを特徴とする請求項記載の歯科用鑢の検査装置。
  5. 前記抵抗値データ測定手段の測定時に、前記被検歯科用鑢に曲げ変位を付与する曲げ変位付与手段が、さらに設けられていることを特徴とする請求項記載の歯科用鑢の検査装置。
  6. 前記抵抗値データ測定手段の測定後及び / 又は測定時に、前記被検歯科用鑢に曲げ変位を付与する曲げ変位付与手段が、さらに設けられていることを特徴とする請求項1記載の歯科用鑢の検査装置。
  7. 前記警報手段の警報時に、前記被検歯科用鑢を使用不能にする使用不能設定手段が、さらに設けられていることを特徴とする請求項記載の歯科用鑢の検査装置。
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