JP3713857B2

JP3713857B2 - Front and rear wheel interlocking brake device for motorcycles

Info

Publication number: JP3713857B2
Application number: JP33821696A
Authority: JP
Inventors: 紀久笹野井
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 1996-12-18
Filing date: 1996-12-18
Publication date: 2005-11-09
Anticipated expiration: 2016-12-18
Also published as: JPH10175533A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクータ型の軽排気量で油圧ブレーキシステムをもつ自動二輪車の前後輪連動ブレーキ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動二輪車の前後輪連動ブレーキ装置について、特公平３−６０７０１号が開示されている。この連動ブレーキ装置においては、図５に示すように、ブレーキペダルａへの作用力により圧力を発生する単一のマスターシリンダーｂに前輪、後輪のブレーキユニットｃ、ｄを連結する。そして、前輪、後輪のブレーキユニットｃ、ｄへの油圧の送給により前輪、後輪を制動するが、この際には、図示しない制御弁で前輪、後輪の回転速度に応じて制動力を変化させるアンチロック機能を果たし、また、プロポーショニングバルブｅで前輪、後輪の制動力を所定比率で変化させるプロポーショニング機能を果たす。
【０００３】
図５の連動ブレーキ装置においては、前輪ブレーキユニットｃが対向ピストン型であって、前輪左右に配設されたダブルディスクブレーキになっており、そのうちの一方のディスクブレーキユニットが、前記連動ブレーキ装置のブレーキユニットｃ１になっている。
したがって、前記従来の連動ブレーキ装置においては、単一の制御弁で、前輪、後輪のブレーキ圧力を制御し、プロポーショニングバルブで所定の比率で前輪、後輪ブレーキにブレーキ圧力を分配している。
【０００４】
また、他方のディスクブレーキユニットｃ２が、ハンドルｆのブレーキレバーｇの操作によりフロントマスターシリンダーｈから油圧を発生させてキャリパｉのブレーキピストンｊを進退動させる通常のブレーキユニットｃ２になっている。
したがって、アンチロック機能の制御弁は前記ブレーキユニットｃ１についての一組しかなく、前記ブレーキユニットｃ２は前輪単独の制御系であって、アンチロック機能は設けられていない。
なお、図５で符号ｋはディスクパッド、ｍはディスクである。また、前記一方のディスクブレーキユニットｃ１と後輪（リア）ディスクブレーキユニットｄも他方のブレーキユニットｃ２と同様構成であって同一の符号を付している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記連動ブレーキ装置においては、前輪、後輪のブレーキ圧力を制御弁で独立して制御していないので、制動減速度の変化や路面状況の変化により、前輪と後輪のどちらかがロックしたときに、他側のブレーキ圧力も低下してしまうので、制動距離が長くなってしまうという問題点が生じる。
【０００６】
また、前輪ブレーキが図５のようにダブルディスクの場合はよいが、前輪ブレーキがシングルディスクの場合には、図６のように６ピストンタイプのディスクブレーキが必要になる。なお、図６のディスクブレーキでは、フロントディスクブレーキｎとリアディスクブレーキｏは、それぞれ６ポッドのキャリパｎ１、ｏ１とピストンｎ２、ｏ２とを有しており、フロントマスターシリンダーｈからの油圧は２対のピストンに作用しかつフロントプロポーシャナルバルブｐ介してリアディスクブレーキｏを作動させて、前後輪を同時に制動する。また、リアブレーキペダルａでリアマスターシリンダーｂからの油圧はリアディスクブレーキｏに供給されると共にリアプロポーショナルバルブｑを介してフロントディスクブレーキｎに供給されて前後輪を同時に制動する。
しかるに、上記のように６ピストンタイプのディスクブレーキは、パッドの偏摩耗等を異形サイズ化で回避するためコストが高くなる。
【０００７】
また、連動ブレーキの前・後輪の圧力配分は油圧径の圧力比によって変動する機械的なバルブを使用していたため、可変的に細かくコントロールできない。
さらに、６ピストンのリヤキャリパは、大型車のようなモデルにはサイズ的に使えるがスクーターのようにホイールが小型化したものは径サイズの関係で使用するのは困難である等の問題点もあった。
【０００８】
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたものであって、前輪のアンチロック機能と前輪、後輪の連動ブレーキ機能との双方を発揮して最適なブレーキ制御ができる自動二輪車の前後輪連動ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため次の構成を有する。
請求項１の発明は、前輪および後輪を同時に制動する第１ブレーキ系と前輪のみを制動する第２ブレーキ系とを備えた自動二輪車において、前記第１ブレーキ系と第２ブレーキ系にはそれぞれ車輪のロックを防止するアンチロックブレーキ装置を介装し、アンチロックブレーキ装置は、第１ブレーキ系と第２ブレーキ系で独立した油圧回路を形成して、それぞれのブレーキ油圧を上昇させる油圧ポンプユニットを備え、第１ブレーキ系の前輪ブレーキおよび後輪ブレーキには、それぞれ油圧の給排をコントロールする制御弁を設け、
前輪ブレーキは、第１ブレーキ系に属する一対のピストンと第２ブレーキ系に属する他の一対のピストンを有する４ポッドタイプのキャリパーおよびブレーキディスクからなるフロントディスクブレーキによって構成されており、前記キャリパーのピストンの先端部には前記ブレーキディスクに摺接するパッドが各々別に設けられていることを特徴とする自動二輪車の前後輪連動ブレーキ装置である。
【００１０】
請求項１の発明においては、第１ブレーキ系と第２ブレーキ系にはそれぞれ車輪のロックを防止するアンチロックブレーキ装置を介装し、かつ、アンチロックブレーキ装置は、第１ブレーキ系と第２ブレーキ系で独立した油圧回路を形成して、それぞれのブレーキ油圧を上昇させる油圧ポンプユニットを備えるので、第１ブレーキ系と第２ブレーキ系の双方でアンチロック作動を独立に行うことができ、かつ、ブレーキ油圧を最適に制御することができる。
【００１１】
また、第１ブレーキ系の前輪ブレーキおよび後輪ブレーキには、それぞれ油圧の給排をコントロールする制御弁を設けたので、前後輪連動ブレーキを行う場合に、前輪と後輪のどちらかがロックしたときに他側のブレーキ圧力の低下が生じることがなく、制動距離も延びることはなくなる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図１〜図４は、実施形態にかかるスクータ型自動二輪車に搭載された前後輪連動ブレーキ装置の説明図である。
【００１３】
図１に示すように、自動二輪車には、前輪１０にはディスク１２ａとキャリパー１２ｂからなるフロントディスクブレーキ１２が設けられ、後輪１４にはレバー１６ａ、ブレーキドラム１６ｂ等からなるリアドラムブレーキ１６が設けられる。
【００１４】
また、図１ないし図３に示すように、前後輪連動ブレーキ装置において、ハンドル１８には、右側と左側にそれぞれブレーキレバー２０と２２が設けられており、左側ブレーキレバー２２の操作でフロントディスクブレーキ１２およびリアドラムブレーキ１６を同時に作動させて前輪１０および後輪１４を同時に制動する第１ブレーキ系２４と、右側ブレーキレバー２０の操作でフロントディスクブレーキ１２のみを作動して前輪１０を制動する第２ブレーキ系２６とが設けられる。
【００１５】
そして、前記第１ブレーキ系２４と第２ブレーキ系２６には、それぞれ車輪のロックを防止するアンチロックブレーキ機能を有するブレーキ油圧制御部２８と３０を介装しており、ブレーキ油圧制御部２８と３０は、第１ブレーキ系２４と第２ブレーキ系２６で独立した油圧回路を形成して、それぞれのブレーキ油圧を上昇させる油圧ポンプユニット３２と３４を備えている。
【００１６】
また、第１ブレーキ系２４のブレーキ油圧制御部２８は、フロントディスクブレーキ１２およびリアドラムブレーキ１６のそれぞれ油圧の給排をコントロールして、フロントディスクブレーキ１２とリアドラムブレーキ１６圧力配分をタイムリーにコントロール可能になっている。
【００１７】
（フロントディスクブレーキの機構）
フロントディスクブレーキ１２は、図３および図４に示すように、４つのピストン１２ｃ…１２ｃが２つずつ対向して対で作動する（図示しない油路で各ポッドが繋がっている）４ポッド（４ポット）タイプのものであって、１対のピストン１２ｃ、１２ｃは第１ブレーキ系２４に属し、他の一対のピストン１２ｃ、１２ｃは第２ブレーキ系２６に属する。図３では平面断面視し、図４では正面断面視している。そして、ピストン１２ｃのそれぞれの先端部にはブレーキディスク１２ａに摺接するパッド１２ｄがそれぞれ設けられている。なお、レバー２０の操作によるフロントブレーキ１２単独制動と、レバー２２の操作によるフロントリアそれぞれのブレーキ１２、１６の連動制動の時の制動力設定が異なるときには、それぞれの対のブレーキピストン１２ｃ、１２ｃと１２ｃ、１２ｃの径に差を設けることができる。
【００１８】
（右側ブレーキレバーによるブレーキ作動機構）
右側ブレーキレバー２０は、その操作によりブレーキ油圧を第２ブレーキ系２６のブレーキ油圧制御部３０に送り出すマスターシリンダ３６が設けられており、ブレーキ油圧制御部３０においては、マスターシリンダ３６からフロントディスクブレーキ１２の一対のピストン１２ｃ、１２ｃのポッドに繋がる送油管路４０に、前記油圧ポンプユニット３４のポンプ３４ａの吐出側をワンウェイバルブ（逆止弁）４２を介して接続している。
【００１９】
前記送油管路４０の途中には、該管路４０を開路（以下「ＯＮ」と記す）／閉路（以下「ＯＦＦ」と記す）する送油用ソレノイドバルブ４４が設けられており、該管路４０のソレノイドバルブ４４のディスクブレーキ１２側には、枝分かれしてリザーブタンク４６に向かう戻り管路４８が設けられる。この戻り管路４８の途中には該管路４８をＯＮ／ＯＦＦする戻油用ソレノイドバルブ５０が設けられており、戻り管路４８は、リザーブタンク４６と共に、ワンウェイバルブ５２を介して油圧ポンプユニット３４のポンプ３４ａ吸い込み側に繋がっている。
なお、前記送油用ソレノイドバルブ４４には並列に戻り方向にバイパスするプレッシャーバルブ５４が接続されていて、このプレッシャーバルブ５４により、右側レバー２０を戻したときにすぐに圧力が抜けてマスターシリンダ３６に油が戻るようになっている。
【００２０】
（左側ブレーキレバー２２によるブレーキ作動機構）
左側ブレーキレバー２２は、その操作によりブレーキ油圧を第１ブレーキ系２４のブレーキ油圧制御部２８に送り出すマスターシリンダ３８が設けられており、ブレーキ油圧制御部２８においては、マスターシリンダ３８からリアドラムブレーキ１６作動用のリアピストンシリンダー５６に繋がる送油管路５８に、前記油圧ポンプユニット３２のポンプ３２ａの吐出側をワンウェイバルブ（逆止弁）６０を介して接続している。
【００２１】
前記送油管路５８の途中には、該管路５８をＯＮ／ＯＦＦする送油用ソレノイドバルブ６２が設けられており、該管路５８のソレノイドバルブ６２のリアピストンシリンダー５６側には、枝分かれしてリザーブタンク６４に向かう戻り管路６６が設けられる。この戻り管路６６の途中には該管路６６をＯＮ／ＯＦＦする戻油用ソレノイドバルブ６８が設けられており、戻り管路６６は、リザーブタンク６４と共に、ワンウェイバルブ７０を介して油圧ポンプユニット３２のポンプ３２ａ吸い込み側に繋がっている。
【００２２】
また、マスターシリンダ３８からフロントディスクブレーキ１２のもう一対のピストン１２ｃ、１２ｃのポッドに繋がる送油管路７２は、ポンプユニット３２のポンプ３２ａ吐出側が前記リアピストンシリンダー５６に繋がる送油管路５８と共通に繋がっており、前記送油管路７２の途中には、該管路７２をＯＮ／ＯＦＦする送油用ソレノイドバルブ７４が設けられており、該管路７２のソレノイドバルブ７４のフロントディスクブレーキ１２側には、枝分かれしてリザーブタンク６４に向かう戻り管路７６が設けられる。この戻り管路７６の途中にも該管路７６をＯＮ／ＯＦＦする戻油用ソレノイドバルブ７８が設けられており、戻り管路７６は、前記リザーブタンク６４と共に、前記ワンウェイバルブ７０入側に繋がっている。
【００２３】
なお、前記送油用ソレノイドバルブ６２、７４にはそれぞれ並列に戻り方向にバイパスするプレッシャーバルブ８０、８２が接続されていて、このプレッシャーバルブ８０、８２により、左側レバー２２を戻したときにすぐに圧力が抜けてマスターシリンダ３８に油が速やかに戻るようになっている。
【００２４】
（リアピストンシリンダー５６によるリアドラムブレーキ１６の作動機構）
リアドラムブレーキ１６はドラム１６ｂ内周面にシュー（図示省略）を押し当てて後輪１４を制動するが、シューを押し当てるように駆動するリアブレーキカムレバー１６ａは、リアピストンシリンダー５６のロッド５６ａにワイヤーケーブル８０で繋がっていて、このケーブル８０で該シリンダー５６の駆動をリアブレーキカムレバー１６ａに伝達する。該ワイヤケーブル８０には、例えばボーデワイヤーを使用でき、両端が車体側ストッパー８２とスイングアーム側ストッパー８４で支持される。また、ワイヤケーブル８０のリアブレーキカムレバーの取付け位置はアジャスタスクリュー８６で調整可能になっている。
なお、ワイヤーケーブルは一例であり、リアブレーキカムレバー１６ａを棒状体（ロッド）でリアピストンシリンダー５６に繋げるようにしてもよい。
【００２５】
上記の他、前輪１０と後輪１４とにはそれぞれスピードセンサを配設して、それらの信号および予め格納されているプログラムにしたがって図示しない電子制御ユニット（およびリレー等のインターフェイス）により各ソレノイドバルブ４４、５０、６２、６８、７４、７８およびポンプユニット３２、３４を制御してアンチロックブレーキ機能と前後輪連動ブレーキ機能を果たす。
【００２６】
次に、実施形態の前後輪連動ブレーキ装置の作用を説明する。
自動二輪車の乗員が右ブレーキレバー２０を操作すると、マスターシリンダー３６から油圧が送油管路４０を介して、フロントディスクブレーキ１２の一対のピストン１２ｃ、１２ｃを作動させて前輪の制動を行う。この際に、前輪１０と後輪１４の車輪速度の速度差等から前輪ロックを検出すると、第２ブレーキ系２６のブレーキ油圧制御部３０がアンチロックブレーキの作動を行う。
【００２７】
すなわち、前輪１０のロックを検出すると、ソレノイドバルブ４４をＯＦＦ状態にしかつソレノイドバルブ５０をＯＮ状態にして、フロントディスクブレーキ１２のブレーキ圧を抜き、そして、前輪１０の接地力が回復したならば、ソレノイドバルブ４４をＯＮ状態にしかつソレノイドバルブ５０をＯＦＦ状態にして、油圧ポンプユニット３４の油圧をディスクブレーキ１２に供給して制動力を回復するというアンチロックブレーキ動作を繰り返す。各ソレノイドバルブ４４、５０のＯＮ／ＯＦＦの切替えのタイミングでアンチロックブレーキ作動を設定できる。
【００２８】
したがって、右ブレーキレバー２０の操作で前輪のみの制動時にアンチロックブレーキの作動ができる。
【００２９】
また、自動二輪車の乗員が左ブレーキレバー２２を操作すると、マスターシリンダー３８から油圧が送油管路７２を介して、フロントディスクブレーキ１２の他の一対のピストン１２ｃ、１２ｃを作動させて前輪１０の制動を行う。送油管路７２と連通する送油管路５８を介してリアピストンシリンダー５６に作動油圧を供給する。
前輪１０と後輪１４との制動力配分はフロントディスクブレーキ１２のピストン１２ｃ、１２ｃやリアドラムブレーキ１６のドラム径の設定変更などで種々に決定できる。
【００３０】
この際に、前輪１０と後輪１４の車輪速度の速度差等から前輪ロックを検出すると、第１ブレーキ系２４のブレーキ油圧制御部２８がアンチロックブレーキの作動を行う。
すなわち、前輪１０のロックを検出すると、ソレノイドバルブ７４をＯＦＦ状態にしかつソレノイドバルブ７８をＯＮ状態にして、フロントディスクブレーキ１２のブレーキ圧を抜き、そして、前輪１０の接地力が回復したならば、ソレノイドバルブ７４をＯＮ状態にしかつソレノイドバルブ７８をＯＦＦ状態にして、油圧ポンプユニット３２の油圧をディスクブレーキ１２に供給して制動力を回復するというアンチロックブレーキ動作を繰り返す。
【００３１】
また、後輪ロックを検出すると、第１ブレーキ系２４ブレーキ油圧制御部２８がアンチロックブレーキの作動を行う。
すなわち、後輪１４のロックを検出すると、ソレノイドバルブ６２をＯＦＦ状態にしかつソレノイドバルブ６８をＯＮ状態にして、リアドラムブレーキ１６のブレーキ圧を抜き、そして、後輪１４の接地力が回復したならば、ソレノイドバルブ６２をＯＮ状態にしかつソレノイドバルブ６８をＯＦＦ状態にして、油圧ポンプユニット３２の油圧をリアドラムブレーキ１６に供給して制動力を回復するというアンチロックブレーキ動作を繰り返す。
【００３２】
したがって、左ブレーキレバー２２を操作したときには、前輪１０と後輪１４を適切な割合で制動力を発揮させることができると共に、いずれか一方または双方がロック状態になっても、そのロックした車輪に対応して独立にアンチロックブレーキの作用を適切に行うことができる。
【００３３】
実施形態によれば、第１ブレーキ系２４と第２ブレーキ系２６にはそれぞれ車輪１０、１４のロックを防止するアンチロックブレーキ機能を有するブレーキ油圧制御部２８と３０とを介装し、かつ、各ブレーキ油圧制御部２８と３０は、第１ブレーキ系２４と第２ブレーキ系２６で独立した油圧回路を形成して、それぞれのブレーキ油圧を上昇させる油圧ポンプユニット３２と３４を備えるので、第１ブレーキ系２４と第２ブレーキ系２６の双方でアンチロック作動を独立に行うことができ、かつ、ブレーキ油圧を最適に制御することができる。
【００３４】
また、第１ブレーキ系２４のフロントディスクブレーキ１２およびリアドラムブレーキ１６には、それぞれ油圧の給排をコントロールするソレノイドバイブ７４、７８と６２、６８を設けたので、前後輪連動ブレーキを行う場合に、前輪と後輪のどちらかがロックしたときに他側のブレーキ圧力の低下が生じることがなく、制動距離も延びることはなくなる。また、６ピストンのディスクブレーキではなく４ピストン方式のディスクブレーキで連動制動とアンチロックブレーキ機能を果たすことができ、構造が簡単になる。
【００３５】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項１の発明によれば、第１ブレーキ系と第２のブレーキ系の双方でアンチロック作動を独立に行うことができ、かつ、ブレーキ油圧を最適に制御することができる。また、前後輪連動ブレーキを行う場合に、前輪と後輪のどちらかがロックしたときに他側のブレーキ圧力の低下が生じることがなく、制動距離も延びることはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施形態にかかるスクータ型自動二輪車に搭載された前後輪連動ブレーキ装置の説明図である。
【図２】ハンドルのブレーキレバーの配置説明図である。
【図３】図１の前後輪連動ブレーキ装置の油圧回路説明図である。
【図４】ディスクブレーキの縦断面視の詳細図である。
【図５】従来の前後輪連動ブレーキ装置の説明図である。
【図６】他の説明図である。
【符号の説明】
１０前輪
１２フロントディスクブレーキ
１４後輪
１６リアドラムブレーキ
２４第１ブレーキ系
２６第２ブレーキ系
２８ブレーキ油圧制御部（第１ブレーキ系）
３０ブレーキ油圧制御部（第２ブレーキ系）
３２油圧ポンプユニット（第１ブレーキ系）
３４油圧ポンプユニット（第２ブレーキ系）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a front and rear wheel interlocking brake device for a motorcycle having a scooter type light displacement and a hydraulic brake system.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, Japanese Patent Publication No. 3-60701 has been disclosed for a front and rear wheel interlocking brake device of a motorcycle. In this interlocking brake device, as shown in FIG. 5, brake units c and d for front wheels and rear wheels are connected to a single master cylinder b that generates pressure by an acting force on a brake pedal a. The front and rear wheels are braked by supplying hydraulic pressure to the brake units c and d for the front and rear wheels. At this time, the braking force is controlled by a control valve (not shown) according to the rotational speed of the front and rear wheels. An anti-lock function that changes the braking force of the front wheel and the rear wheel is changed by a proportioning valve e, and a proportioning function that changes the braking force of the front and rear wheels at a predetermined ratio.
[0003]
In the interlocking brake device of FIG. 5, the front wheel brake unit c is an opposed piston type and is a double disc brake disposed on the left and right of the front wheel, and one of the disc brake units is the same as that of the interlocking brake device. It is a brake unit c1.
Therefore, in the conventional interlocking brake device, the brake pressure of the front wheel and the rear wheel is controlled by a single control valve, and the brake pressure is distributed to the front wheel and the rear wheel brake at a predetermined ratio by the proportioning valve. .
[0004]
The other disc brake unit c2 is a normal brake unit c2 that generates hydraulic pressure from the front master cylinder h by operating the brake lever g of the handle f to move the brake piston j of the caliper i forward and backward.
Therefore, there is only one set of anti-lock function control valves for the brake unit c1, and the brake unit c2 is a control system for the front wheel alone and is not provided with an anti-lock function.
In FIG. 5, k is a disk pad and m is a disk. The one disc brake unit c1 and the rear wheel (rear) disc brake unit d have the same configuration as the other brake unit c2 and are given the same reference numerals.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the interlocking brake device, the brake pressure of the front wheels and the rear wheels is not controlled independently by the control valve, so either the front wheels or the rear wheels are locked due to changes in braking deceleration or changes in road surface conditions. When this is done, the brake pressure on the other side also decreases, resulting in a problem that the braking distance becomes longer.
[0006]
Further, although the front wheel brake is a double disc as shown in FIG. 5, when the front wheel brake is a single disc, a 6 piston type disc brake is required as shown in FIG. In the disc brake shown in FIG. 6, the front disc brake n and the rear disc brake o each have 6-pod calipers n1 and o1 and pistons n2 and o2, and the hydraulic pressure from the front master cylinder h is two pairs. And the rear disc brake o is operated via the front proportional valve p to brake the front and rear wheels simultaneously. The rear brake pedal a supplies hydraulic pressure from the rear master cylinder b to the rear disc brake o and also to the front disc brake n through the rear proportional valve q to simultaneously brake the front and rear wheels.
However, as described above, the 6-piston type disc brake is expensive because it avoids uneven wear of the pad by deforming the size.
[0007]
In addition, the pressure distribution of the front and rear wheels of the interlocking brake used a mechanical valve that fluctuates depending on the pressure ratio of the hydraulic diameter, so it cannot be variably controlled.
In addition, the 6-piston rear caliper can be used in size for models such as large vehicles, but it is difficult to use a smaller wheel like a scooter due to its size. It was.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-described conventional problems, and is a motorcycle that can perform optimum brake control by exhibiting both an anti-lock function of a front wheel and an interlocking brake function of a front wheel and a rear wheel. An object is to provide a front and rear wheel interlocking brake device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration in order to solve the above problems.
According to a first aspect of the present invention, there is provided a motorcycle including a first brake system for braking the front wheels and the rear wheels at the same time and a second brake system for braking only the front wheels. A hydraulic pump unit that includes an anti-lock brake device that prevents the wheels from being locked. The anti-lock brake device forms an independent hydraulic circuit in the first brake system and the second brake system to increase the brake hydraulic pressure. The front brake and the rear brake of the first brake system are each provided with a control valve that controls the supply and discharge of hydraulic pressure,
The front wheel brake is composed of a four-pod type caliper having a pair of pistons belonging to the first brake system and another pair of pistons belonging to the second brake system, and a front disc brake comprising a brake disk, and the piston of the caliper The front-rear wheel interlocking brake device for a motorcycle is provided with a pad for sliding contact with the brake disc at the front end of the motorcycle.
[0010]
In the first aspect of the present invention, the first brake system and the second brake system are provided with anti-lock brake devices for preventing the wheels from being locked, respectively, and the anti-lock brake devices include the first brake system and the second brake system. Since an independent hydraulic circuit is formed in the brake system and each hydraulic pressure pump unit increases the brake hydraulic pressure, the anti-lock operation can be independently performed in both the first brake system and the second brake system, and The brake hydraulic pressure can be optimally controlled.
[0011]
In addition, the front brake and the rear brake of the first brake system are each provided with a control valve that controls the supply and discharge of hydraulic pressure, so that either the front wheel or the rear wheel is locked when the front and rear wheel interlocking brake is performed. Sometimes the brake pressure on the other side does not decrease, and the braking distance does not increase.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 to 4 are explanatory views of a front and rear wheel interlocking brake device mounted on a scooter type motorcycle according to an embodiment.
[0013]
As shown in FIG. 1, in a motorcycle, a front disc brake 12 including a disc 12a and a caliper 12b is provided on a front wheel 10, and a rear drum brake 16 including a lever 16a and a brake drum 16b is provided on a rear wheel 14. It is done.
[0014]
Further, as shown in FIGS. 1 to 3, in the front and rear wheel interlocking brake device, the handle 18 is provided with brake levers 20 and 22 on the right side and the left side, respectively. 12 and the rear drum brake 16 are simultaneously operated to brake the front wheel 10 and the rear wheel 14 at the same time, and the second brake lever 20 is operated to operate only the front disc brake 12 to brake the front wheel 10. A brake system 26 is provided.
[0015]
The first brake system 24 and the second brake system 26 are respectively provided with brake hydraulic control units 28 and 30 having an anti-lock brake function for preventing the wheels from being locked. 30 includes hydraulic pump units 32 and 34 that form an independent hydraulic circuit by the first brake system 24 and the second brake system 26 and increase the respective brake hydraulic pressures.
[0016]
In addition, the brake hydraulic pressure control unit 28 of the first brake system 24 can control the pressure distribution of the front disc brake 12 and the rear drum brake 16 in a timely manner by controlling the supply and discharge of the hydraulic pressure of each of the front disc brake 12 and the rear drum brake 16. It has become.
[0017]
(Front disc brake mechanism)
As shown in FIGS. 3 and 4, the front disc brake 12 operates in pairs with four pistons 12c... 12c facing each other (each pod is connected by an oil passage (not shown)). The pair of pistons 12c, 12c belongs to the first brake system 24, and the other pair of pistons 12c, 12c belongs to the second brake system 26. 3 is a plan sectional view, and FIG. 4 is a front sectional view. Pads 12d that are in sliding contact with the brake disc 12a are provided at the respective distal ends of the pistons 12c. In addition, when the braking force setting at the time of the front brake 12 independent braking by the operation of the lever 20 and the interlocking braking of the brakes 12 and 16 of the front rear by the operation of the lever 22 is different, the pair of brake pistons 12c and 12c A difference can be provided in the diameters of 12c and 12c.
[0018]
(Brake operating mechanism with right brake lever)
The right brake lever 20 is provided with a master cylinder 36 that sends the brake hydraulic pressure to the brake hydraulic pressure control unit 30 of the second brake system 26 by the operation thereof. In the brake hydraulic pressure control unit 30, the front disc brake 12 The discharge side of the pump 34a of the hydraulic pump unit 34 is connected via a one-way valve (check valve) 42 to an oil feed conduit 40 connected to the pods of the pair of pistons 12c, 12c.
[0019]
An oil feed solenoid valve 44 for opening (hereinafter referred to as “ON”) / closing (hereinafter referred to as “OFF”) of the pipeline 40 is provided in the middle of the oil feed pipeline 40. On the disc brake 12 side of the 40 solenoid valve 44, a return pipe 48 is provided that branches to the reserve tank 46. A return oil solenoid valve 50 for turning ON / OFF the pipe line 48 is provided in the middle of the return pipe line 48, and the return pipe line 48 together with the reserve tank 46 is connected to the hydraulic pump unit via a one-way valve 52. 34 is connected to the suction side of the pump 34a.
The oil supply solenoid valve 44 is connected to a pressure valve 54 that bypasses in the return direction in parallel. The pressure valve 54 immediately releases the pressure when the right lever 20 is returned, and the master cylinder 36 The oil comes back to the back.
[0020]
(Brake operating mechanism with left brake lever 22)
The left brake lever 22 is provided with a master cylinder 38 that sends the brake hydraulic pressure to the brake hydraulic pressure control unit 28 of the first brake system 24 by the operation thereof. The brake hydraulic pressure control unit 28 operates the rear drum brake 16 from the master cylinder 38. The discharge side of the pump 32 a of the hydraulic pump unit 32 is connected to an oil feed pipe 58 connected to the rear piston cylinder 56 for use via a one-way valve (check valve) 60.
[0021]
An oil feeding solenoid valve 62 for turning the pipe 58 on and off is provided in the middle of the oil feeding pipe 58. The solenoid valve 62 of the pipe 58 is branched on the rear piston cylinder 56 side. Thus, a return line 66 directed to the reserve tank 64 is provided. A return oil solenoid valve 68 for turning the pipe 66 ON / OFF is provided in the middle of the return pipe 66, and the return pipe 66 together with the reserve tank 64 is connected to the hydraulic pump unit via the one-way valve 70. 32 pumps 32a are connected to the suction side.
[0022]
An oil feed line 72 connected from the master cylinder 38 to the pods of the other pair of pistons 12 c and 12 c of the front disc brake 12 is common to the oil feed line 58 connected to the rear piston cylinder 56 on the pump 32 a discharge side of the pump unit 32. An oil feed solenoid valve 74 for turning the pipe 72 ON / OFF is provided in the middle of the oil feed pipe 72, and the solenoid valve 74 of the pipe 72 has a front disc brake 12 side. Is provided with a return line 76 that branches off toward the reserve tank 64. A return oil solenoid valve 78 for turning ON / OFF the pipe 76 is also provided in the middle of the return pipe 76, and the return pipe 76 is connected to the inlet side of the one-way valve 70 together with the reserve tank 64. ing.
[0023]
The oil supply solenoid valves 62 and 74 are connected in parallel with pressure valves 80 and 82, respectively, that bypass in the return direction in parallel, and immediately after the left lever 22 is returned by the pressure valves 80 and 82, respectively. The pressure is released and the oil quickly returns to the master cylinder 38.
[0024]
(Operation mechanism of the rear drum brake 16 by the rear piston cylinder 56)
The rear drum brake 16 presses a shoe (not shown) against the inner peripheral surface of the drum 16 b to brake the rear wheel 14. The rear brake cam lever 16 a that drives the shoe to press the wire is connected to the rod 56 a of the rear piston cylinder 56. The cable 80 is connected to transmit the drive of the cylinder 56 to the rear brake cam lever 16a. For example, a Bode wire can be used for the wire cable 80, and both ends thereof are supported by a vehicle body side stopper 82 and a swing arm side stopper 84. Further, the mounting position of the rear brake cam lever of the wire cable 80 can be adjusted by an adjuster screw 86.
The wire cable is an example, and the rear brake cam lever 16a may be connected to the rear piston cylinder 56 with a rod-like body (rod).
[0025]
In addition to the above, a speed sensor is provided for each of the front wheel 10 and the rear wheel 14, and each solenoid valve is operated by an electronic control unit (and an interface such as a relay) (not shown) in accordance with the signals and a prestored program. 44, 50, 62, 68, 74, 78 and pump units 32, 34 are controlled to perform an anti-lock brake function and a front-rear wheel interlock brake function.
[0026]
Next, the operation of the front and rear wheel interlocking brake device of the embodiment will be described.
When a motorcycle occupant operates the right brake lever 20, the hydraulic pressure from the master cylinder 36 operates the pair of pistons 12 c , 12 c of the front disc brake 12 via the oil feed conduit 40 to brake the front wheels. At this time, when the front wheel lock is detected from the speed difference between the wheel speeds of the front wheel 10 and the rear wheel 14, the brake hydraulic pressure control unit 30 of the second brake system 26 operates the anti-lock brake.
[0027]
That is, when the lock of the front wheel 10 is detected, the solenoid valve 44 is turned off and the solenoid valve 50 is turned on, the brake pressure of the front disc brake 12 is released, and the grounding force of the front wheel 10 is restored. The antilock brake operation is repeated in which the solenoid valve 44 is turned on and the solenoid valve 50 is turned off, and the hydraulic pressure of the hydraulic pump unit 34 is supplied to the disc brake 12 to recover the braking force. The anti-lock brake operation can be set at the ON / OFF switching timing of each solenoid valve 44, 50.
[0028]
Therefore, the anti-lock brake can be activated when braking the front wheel only by operating the right brake lever 20.
[0029]
Further, when a motorcycle occupant operates the left brake lever 22, the hydraulic pressure from the master cylinder 38 operates the other pair of pistons 12 c and 12 c of the front disc brake 12 via the oil supply conduit 72 to operate the front wheel 10. Perform braking. The hydraulic pressure is supplied to the rear piston cylinder 56 through an oil feed line 58 communicating with the oil feed line 72.
The braking force distribution between the front wheels 10 and the rear wheels 14 can be determined variously by changing the setting of the pistons 12c and 12c of the front disc brake 12 and the drum diameter of the rear drum brake 16.
[0030]
At this time, if the front wheel lock is detected from the speed difference between the wheel speeds of the front wheel 10 and the rear wheel 14, the brake hydraulic pressure control unit 28 of the first brake system 24 operates the antilock brake.
That is, when the lock of the front wheel 10 is detected, the solenoid valve 74 is turned off and the solenoid valve 78 is turned on, the brake pressure of the front disc brake 12 is released, and the grounding force of the front wheel 10 is restored. The antilock brake operation is repeated in which the solenoid valve 74 is turned on and the solenoid valve 78 is turned off, and the hydraulic pressure of the hydraulic pump unit 32 is supplied to the disc brake 12 to recover the braking force.
[0031]
When the rear wheel lock is detected, the first brake system 24 brake hydraulic pressure control unit 28 operates the antilock brake.
That is, if the lock of the rear wheel 14 is detected, the solenoid valve 62 is turned off and the solenoid valve 68 is turned on, the brake pressure of the rear drum brake 16 is released, and the grounding force of the rear wheel 14 is restored. Then, the anti-lock brake operation in which the solenoid valve 62 is turned on and the solenoid valve 68 is turned off to supply the hydraulic pressure of the hydraulic pump unit 32 to the rear drum brake 16 to recover the braking force is repeated.
[0032]
Therefore, when the left brake lever 22 is operated, the front wheel 10 and the rear wheel 14 can exert a braking force at an appropriate ratio, and even if one or both of them are locked, the locked wheel Correspondingly, the action of the antilock brake can be appropriately performed independently.
[0033]
According to the embodiment, the first brake system 24 and the second brake system 26 are respectively provided with brake hydraulic control units 28 and 30 having an anti-lock brake function for preventing the wheels 10 and 14 from being locked, and Each of the brake hydraulic pressure control units 28 and 30 includes hydraulic pump units 32 and 34 that form independent hydraulic circuits in the first brake system 24 and the second brake system 26 and increase the respective brake hydraulic pressures. Both the brake system 24 and the second brake system 26 can perform the anti-lock operation independently, and can optimally control the brake hydraulic pressure.
[0034]
Further, since the front disc brake 12 and the rear drum brake 16 of the first brake system 24 are provided with solenoid vibes 74, 78 and 62, 68 for controlling the supply and discharge of hydraulic pressure, respectively, When either the front wheel or the rear wheel is locked, the brake pressure on the other side does not decrease, and the braking distance does not increase. In addition, a 4-piston disc brake, not a 6-piston disc brake, can perform interlocking braking and anti-lock braking functions, thus simplifying the structure.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the antilock operation can be independently performed in both the first brake system and the second brake system, and the brake hydraulic pressure can be optimally controlled. Further, when performing front / rear wheel interlocking braking, when either the front wheel or the rear wheel is locked, the brake pressure on the other side does not decrease, and the braking distance does not increase.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a front and rear wheel interlocking brake device mounted on a scooter type motorcycle according to an embodiment.
FIG. 2 is an explanatory diagram of an arrangement of a brake lever of a handle.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a hydraulic circuit of the front and rear wheel interlocking brake device of FIG. 1;
FIG. 4 is a detailed view of the disc brake in a longitudinal sectional view.
FIG. 5 is an explanatory view of a conventional front and rear wheel interlocking brake device.
FIG. 6 is another explanatory diagram.
[Explanation of symbols]
10 Front wheel 12 Front disc brake 14 Rear wheel 16 Rear drum brake 24 First brake system 26 Second brake system 28 Brake hydraulic control unit (first brake system)
30 Brake hydraulic control unit (second brake system)
32 Hydraulic pump unit (first brake system)
34 Hydraulic pump unit (second brake system)

Claims

In a motorcycle having a first brake system that brakes the front wheels and the rear wheels simultaneously and a second brake system that brakes only the front wheels,
The first brake system and the second brake system are each provided with an anti-lock brake device for preventing the wheels from being locked,
The anti-lock brake device includes a hydraulic pump unit that forms an independent hydraulic circuit in the first brake system and the second brake system and raises each brake hydraulic pressure,
The front brake and rear wheel brake of the first brake system are each provided with a control valve that controls the supply and discharge of hydraulic pressure.
The front wheel brake is constituted by a front disc brake composed of a 4-pod type caliper and a brake disc having a pair of pistons belonging to the first brake system and another pair of pistons belonging to the second brake system.
A front-rear wheel interlocking brake device for a motorcycle, wherein pads for sliding contact with the brake disc are separately provided at the tip of the piston of the caliper .