JP3712636B2 - 番組案内情報送出装置及び番組案内情報伝送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、番組案内情報送出装置及び番組案内情報伝送システムに係り、特に上位放送局用の番組案内情報から自局用の番組案内情報を生成して送出する番組案内情報送出装置及び番組案内情報伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、映像・音声等の番組と共に番組案内情報を提供する放送サービスとして、DVB/SI規格(EST 468 Digital Broadcasting systems for television, sound and data service; Specification for Service Information in Digital Video Broadcasting Systems(1988-2))及びARIB(社団法人 電波産業会)規格「ARIB STD-B10;平成11年5月27日1.3版策定」で規格化されたものが知られている。この番組案内情報は、MPEG2−Systems(ITU-T H.222.0、ISO/IEC13818-1)で規定されるトランスポートストリームパケット(以下、TSパケットという)で伝送される。
【0003】
近年、デジタル放送を実施する1つ以上の放送局を階層的に配置し、映像・音声等の番組と番組案内情報とを上位放送局から下位放送局に提供する放送局ネットワークの構築が検討されている。
【0004】
図15は、放送局ネットワークの一例の構成図を示す。図15の放送局ネットワークでは、上位のA局101の配下に中位のB局102及びB2局103が配置されている。また、中位のB局102の配下に下位のC局104,C2局105及びC3局106が配置されている。同様に、中位のB2局103の配下に下位のC4局107,C5局108及びC6局109が配置されている。
【0005】
上位のA局101は、映像・音声等の番組をB局102及びB2局103に配信する。中位のB局102は、A局101から配信された映像・音声等の番組を下位のC局104,C2局105及びC3局106に配信する。同様に、中位のB2局103は、上位のA局101から配信された映像・音声等の番組を下位のC4局107,C5局108及びC6局109に配信する。
【0006】
以下、説明の容易の為に、上位のA局101の配下に中位のB局102が配置され、中位のB局102の配下に下位のC局104が配置された放送局ネットワークについて説明する。
【0007】
図16は、放送局ネットワークの詳細について説明する一例の構成図を示す。図16において、A局101,B局102及びC局104に接続される番組編成情報管理システム110は、放送局ネットワーク内の全放送局の番組送出枠・送出内容や番組案内情報の元になる番組編成情報を、放送局ネットワーク内の全放送局が利用できるように管理している。
【0008】
A局101,B局102及びC局104は同一の構成であり、映像信号及び音声信号を受けて符号化等を行い、映像・音声の番組をTSパケット化して出力するエンコーダ111と、番組編成情報をテキスト形式で受信し、番組編成情報から生成した番組案内情報をセクション形式で出力する番組案内情報生成装置112と、セクション形式の番組案内情報を受信し、受信したセクション形式の番組案内情報をTSパケット化して出力する番組案内情報送出装置113と、多重化装置114と、多重化装置114の出力を制御する送出制御装置115とを備えるように構成される。
【0009】
なお、セクションとは、番組配列情報(Service Information:SI)をTSにマッピングする為に使用されるシンタックス構造である。番組選択の利便性のために規定された各種情報が郵政省令で定義され、内容はARIBで規格化されている。
【0010】
A局101の多重化装置114は、エンコーダ111の出力と番組案内情報送出装置113の出力とを多重化して放送エリアへ送出すると共に、B局102への伝送路116に送出する。B局102の多重化装置114は、エンコーダ111の出力,番組案内情報送出装置113の出力及び上位の放送局101からの情報を多重化して放送エリアへ送出すると共に、C局104への伝送路117に送出する。C局104の多重化装置114は、エンコーダ111の出力,番組案内情報送出装置113の出力及び中位の放送局102からの情報を多重化して放送エリアへ送出する。
【0011】
以上の構成において、放送局101,102,104が映像・音声の番組及び番組案内情報を送出する場合について説明する。A局101は、映像・音声の番組(▲1▼)及び図17(a)のような番組案内情報(1)を放送エリア及びB局102に送出する。
【0012】
B局102は、A局101から受信した映像・音声の番組(▲1▼)と自局で生成した映像・音声の番組(▲2▼)との何れかを選択して放送エリア及びC局104に送出する。また、B局102は、番組編成情報管理システム110から自局が使用できる時間帯及びA局101と同様の番組編成情報を取得し、取得した番組編成情報の自局が使用できる時間帯に自局用の番組案内情報を組み込んだ図17(b)のような番組案内情報(2)を放送エリア及びC局104に送出する。
【0013】
C局104は、B局102から受信した映像・音声の番組(▲1▼),映像・音声の番組(▲2▼)及び自局で生成した映像・音声の番組(▲3▼)の何れかを選択して放送エリアに送出する。また、C局104は、番組編成情報管理システム110から自局が使用できる時間帯及びB局102と同様の番組編成情報を取得し、取得した番組編成情報の自局が使用できる時間帯に自局用の番組案内情報を組み込んだ図17(c)のような番組案内情報(3)を放送エリアに送出する。
【0014】
図18は、放送局ネットワークの詳細について説明する他の一例の構成図を示す。図18の放送ネットワークは、B局102及びC局104がデコーダ120を備える点で図16の放送ネットワークと異なる。
【0015】
B局102のデコーダ120は、TSパケット化されたA局用の番組案内情報(1)を受信する。デコーダ120は受信したA局用の番組案内情報(1)をデコードし、セクション形式の番組案内情報(1)を番組案内情報生成装置112に供給する。番組案内情報生成装置112は、供給されたセクション形式の番組案内情報(1)と、自局で生成したセクション形式の番組案内情報(2)とを合成してB局用の番組案内情報{(1)+(2)}を作成している。
【0016】
また、C局104のデコーダ120は、TSパケット化されたB局用の番組案内情報{(1)+(2)}を受信する。デコーダ120は受信したB局用の番組案内情報{(1)+(2)}をデコードし、セクション形式の番組案内情報{(1)+(2)}を番組案内情報生成装置112に供給する。番組案内情報生成装置112は、供給された番組案内情報{(1)+(2)}と、自局で生成したセクション形式の番組案内情報(3)とを合成してC局用の番組案内情報{(1)+(2)+(3)}を作成している。
【0017】
図18のように、上位放送局で生成された番組案内情報と下位放送局で生成した番組案内情報とを合成する方法として、例えば特願2000−312096号があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
図16の放送局ネットワークでは、全ての放送局が番組編成情報管理システム110から番組編成情報を取得して自局用の番組案内情報を生成する。したがって、全ての放送局は同規模の番組案内情報生成装置112及び番組案内情報送出装置113が必要となる。
【0019】
また、B局102及びC局104は、上位のA局101から配信される番組を送出している場合であっても番組案内情報を自局から送出する必要がある為、設備の高い信頼性が要求される。さらに、上位のA局101で生じた急な番組編成情報の変更に追従する為、B局102及びC局104の番組案内情報生成装置112は高速な処理が要求される。
【0020】
したがって、図16の放送局ネットワークでは、設備規模が大きくなるという問題があった。
【0021】
一方、図18の放送局ネットワークのように、上位放送局で生成された番組案内情報と下位放送局で生成した番組案内情報とを合成する場合、以下のような問題がある。
【0022】
番組案内情報は、EIT〔schedule〕及びEIT〔present/following〕を含むように構成される。ここで、EIT〔schedule〕とは、放送局から送出される番組のスケジュールを表すものである。また、EIT〔present/following〕とは、放送局から現在送出されている番組と次に送出される番組とを表すものである。
【0023】
EIT〔schedule〕は、所定時間(例えば、3時間等)毎のセグメント構造を持つ為、所定時間の中に一つでも下位放送局が放送する番組があるとセグメント単位で生成し直す必要がある。したがって、下位放送局が放送する番組が全てのセグメントにある場合、EIT〔schedule〕を全て生成し直さなければならず、リアルタイムに処理することが困難となる。
【0024】
また、上位放送局で生成された番組案内情報と下位放送局で生成した番組案内情報とを合成する特願2000−312096号の方法は、上位放送局から送出される番組案内情報のうち下位放送局で差し替える箇所を、上位放送局が明示する必要があった。
【0025】
さらに、上位放送局から送出される番組案内情報の一部を差し替える場合、EIT〔present/following〕のVersion_numberが重複しないようにする必要があった。
【0026】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、下位の放送局の設備規模を縮小することができ、番組案内情報サービスを適切に実施することが可能な番組案内情報送出装置及び番組案内情報伝送システムを提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、上位放送局から伝送される前記上位放送局用の番組案内情報を受信し、受信した番組案内情報から自局用の番組案内情報を生成して送出する番組案内情報送出装置であって、前記上位放送局が放送中の番組及び次に放送する番組と自局が放送中の番組及び次に放送する番組とを比較する比較手段と、前記比較手段で比較した結果に基づき、前記上位放送局用の番組案内情報の一部を前記自局用の番組案内情報に差し替え、前記上位放送局用の番組案内情報又は前記自局用の番組案内情報を送出する送出手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
また、本発明は、1つ以上の放送局が階層的に配置されており、上位放送局から1つ以上の下位放送局に番組案内情報を伝送する番組案内情報伝送システムであって、前記上位放送局は、上位放送局用の番組案内情報を生成する番組案内情報生成手段と、生成した番組案内情報を下位放送局に伝送する番組案内情報伝送手段とを備え、前記下位放送局は、前記上位放送局が放送中の番組及び次に放送する番組と自局が放送中の番組及び次に放送する番組とを比較する比較手段と、前記比較手段で比較した結果に基づき、前記上位放送局用の番組案内情報の一部を前記自局用の番組案内情報に差し替え、前記上位放送局用の番組案内情報又は前記自局用の番組案内情報を送出する送出手段とを備えることを特徴とする。
【0029】
本発明では、上位放送局が放送中の番組及び次に放送する番組と下位放送局が放送中の番組及び次に放送する番組とを比較することで、上位放送局から送出される番組案内情報を下位放送局用の番組案内情報として、そのまま送出できるか否かを判定している。
【0030】
上位放送局から送出される番組案内情報を下位放送局用の番組案内情報として送出すれば、下位放送局で番組案内情報を加工又は生成する必要がなくなり、高い信頼性を保つことができる。また、上位放送局から送出される番組案内情報を下位放送局用の番組案内情報として送出している間は、上位放送局の番組案内情報に変更があっても下位放送局で番組案内情報を加工する必要がなく、リアルタイムに番組案内情報を送出することができる。
【0031】
一方、上位放送局から送出される番組案内情報を下位放送局用の番組案内情報としてそのまま送出することができなければ、番組案内情報の一部を下位放送局用の番組案内情報に差し替えて下位放送局用の番組案内情報として送出する。したがって、下位放送局では上位放送局から送出された番組案内情報の一部を下位放送局用の番組案内情報に差し替える為の設備を設ければよく、設備規模を縮小することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、本実施例では、番組案内情報をEIT〔schedule〕とEIT〔present/following〕とに分けて説明する。
【0033】
図1は、本発明の番組案内情報伝送システムの一実施例の構成図を示す。図1の番組案内情報伝送システムは、A局1の配下にB局2が配置され、B局2の配下にC局3が配置された放送局ネットワークを構成する。
【0034】
放送局ネットワークの上位放送局であるA局1は、エンコーダ11と、番組案内情報生成装置12と、A局EIT〔schedule〕送出装置13と、B局EIT〔schedule〕送出装置14と、C局EIT〔schedule〕送出装置15と、EIT〔present/following〕送出装置16と、多重化装置17と、TSパケットフィルタリング装置18とを備えるように構成される。
【0035】
エンコーダ11は映像信号及び音声信号を受けて符号化等を行い、TSパケット化された映像・音声の番組(▲1▼)を出力する。番組案内情報生成装置12は、放送局ネットワーク内のA局1,B局2及びC局3の番組送出枠・送出内容や番組案内情報の元になる番組編成情報をテキスト形式で受信し、受信した番組編成情報から生成したA局用のEIT〔schedule〕,B局用のEIT〔schedule〕,C局用のEIT〔schedule〕及びA局用のEIT〔present/following〕をセクション形式で出力する。
【0036】
例えばA局1,B局2及びC局3から送出される映像・音声の番組として図2(a)〜図2(c)のような番組編成情報が設定されている場合、番組案内情報生成装置12は図3(a)のようなA局用のEIT〔schedule〕,図3(b)のようなB局用のEIT〔schedule〕,図3(c)のようなC局用のEIT〔schedule〕及び図4(a)のようなA局用のEIT〔present/following〕をセクション形式で出力する。
【0037】
ここで、図2(b)及び図2(c)のネットとは、上位放送局から配信された番組を自局の番組としてそのまま放送エリアに送出する時間帯を表す。例えば図2(b)は、B局2がA局1から配信された番組「ドラマ(A局発)」,「プロ野球(A局発)」,「映画(A局発)」及び「ニュース(A局発)」を自局の番組としてそのまま放送エリアに送出することを表している。
【0038】
また、EIT〔schedule〕とは、放送局から送出される番組のスケジュールを表す。例えば図3(b)は、B局2から送出される番組の順番が「ドラマ(A局発)」,「プロ野球(A局発)」,「ブロックニュース(B局発)」,「ローカルニュース(B局発)」,「映画(A局発)」及び「ニュース(A局発)」であることを表している。
【0039】
また、EIT〔present/following〕とは、放送局から現在送出されている番組と次に送出される番組とを表すものである。例えば図4(b)は、B局2から番組「ドラマ(A局発)」が送出されている場合、次に送出される番組が「プロ野球(A局発)」であることを表している。このEIT〔present/following〕は、VTR等の録画制御に使用されるものであり、番組編成情報の変更にリアルタイムに追従する必要がある。
【0040】
A局EIT〔schedule〕送出装置13はA局用のEIT〔schedule〕をセクション形式で受信し、受信したA局用のEIT〔schedule〕をTSパケット化して多重化装置17に出力する。B局EIT〔schedule〕送出装置14はB局用のEIT〔schedule〕をセクション形式で受信し、受信したB局用のEIT〔schedule〕をTSパケット化して多重化装置17に出力する。
【0041】
また、C局EIT〔schedule〕送出装置15はC局用のEIT〔schedule〕をセクション形式で受信し、受信したC局用のEIT〔schedule〕をTSパケット化して多重化装置17に出力する。EIT〔present/following〕送出装置16は、A局用のEIT〔present/following〕をセクション形式で受信し、受信したA局用のEIT〔present/following〕をTSパケット化して多重化装置17に出力する。
【0042】
A局EIT〔schedule〕送出装置13,B局EIT〔schedule〕送出装置14,C局EIT〔schedule〕送出装置15及びEIT〔present/following〕送出装置16から出力されるTSパケットは、夫々異なるPIDが付与されている。
【0043】
多重化装置17は、エンコーダ11から受信した映像・音声の番組(▲1▼),A局EIT〔schedule〕送出装置13から受信したEIT〔schedule〕(1),B局EIT〔schedule〕送出装置14から受信したEIT〔schedule〕(2),C局EIT〔schedule〕送出装置15から受信したEIT〔schedule〕(3)及びEIT〔present/following〕送出装置16から受信したEIT〔present/following〕(4)を多重してTSパケットフィルタリング装置18及びB局2への伝送路20に送出する。
【0044】
TSパケットフィルタリング装置18は、受信したTSパケットのPIDに基づきA局用の映像・音声の番組(▲1▼),A局用のEIT〔schedule〕(1)及びA局用のEIT〔present/following〕(4)を選択し、選択したA局用の映像・音声の番組(▲1▼),A局用のEIT〔schedule〕(1)及びA局用のEIT〔present/following〕(4)を放送エリアに出力する。
【0045】
放送局ネットワークの中位放送局であるB局2は、エンコーダ21と、TSパケット分離部22と、EIT〔present/following〕差し替え送出装置23と、多重化装置24と、迂回切替スイッチ25と、TSパケットフィルタリング装置26と、送出制御装置27とを備えるように構成される。
【0046】
エンコーダ21は映像信号及び音声信号を受けて符号化等を行い、TSパケット化された映像・音声の番組(▲2▼)を出力する。TSパケット分離部22は、受信したTSパケットのPIDに基づき映像・音声の番組(▲1▼),EIT〔schedule〕(1),EIT〔schedule〕(2),EIT〔schedule〕(3)と、EIT〔present/following〕(4)とを分離する。
【0047】
TSパケット分離部22は、映像・音声の番組(▲1▼),EIT〔schedule〕(1),EIT〔schedule〕(2),EIT〔schedule〕(3)を多重化装置24に出力する一方、EIT〔present/following〕(4)をEIT〔present/following〕差し替え送出装置23に出力する。
【0048】
EIT〔present/following〕差し替え送出装置23は、図4(a)のようなEIT〔present/following〕(4)のうちB局発の番組に対応する部分を差し替えて図4(b)のようなEIT〔present/following〕(5)を生成する。なお、EIT〔present/following〕差し替え送出装置23で行われる処理の詳細は、後述する。
【0049】
EIT〔present/following〕差し替え送出装置23は、生成したEIT〔present/following〕(5)をTSパケット化して多重化装置24に出力する。なお、EIT〔present/following〕差し替え送出装置23から出力されるTSパケットは、A局EIT〔schedule〕送出装置13,B局EIT〔schedule〕送出装置14,C局EIT〔schedule〕送出装置15及びEIT〔present/following〕送出装置16から出力されるTSパケットと異なるPIDが付与されている。
【0050】
多重化装置24は、エンコーダ21から受信した映像・音声の番組(▲2▼)又はTSパケット分離部22から受信した映像・音声の番組(▲1▼)のうち何れか一方と,TSパケット分離部22から受信したEIT〔schedule〕(1),EIT〔schedule〕(2),EIT〔schedule〕(3)及びEIT〔present/following〕差し替え送出装置23から受信したEIT〔present/following〕(5)を多重して迂回スイッチ25及びC局3への伝送路28に送出する。
【0051】
迂回切替スイッチ25は、B局発の番組の時刻がA局用のEIT〔present/following〕に全く関係の無い時間帯(例えば、図4(b)のA,Eに対応する時間帯)であれば、伝送路20から受信した映像・音声の番組(▲1▼),EIT〔schedule〕(1),EIT〔schedule〕(2),EIT〔schedule〕(3),EIT〔present/following〕(4)をそのままTSパケットフィルタリング装置26に出力する。
【0052】
一方、迂回切替スイッチ25は、B局発の番組の時刻がA局用のEIT〔present/following〕に関係のある時間帯(例えば、図4(b)のB〜Dに対応する時間帯)であれば、多重化装置24の出力をTSパケットフィルタリング装置26に出力する。
【0053】
TSパケットフィルタリング装置26は、受信したTSパケットのPIDに基づきA局用の映像・音声の番組(▲1▼),B局用の映像・音声の番組(▲2▼),B局用のEIT〔schedule〕(2),A局用のEIT〔present/following〕(4)及びB局用のEIT〔present/following〕(5)を選択し、選択したA局用の映像・音声の番組(▲1▼),B局用の映像・音声の番組(▲2▼),B局用のEIT〔schedule〕(2),A局用のEIT〔present/following〕(4)及びB局用のEIT〔present/following〕(5)を放送エリアに出力する。
【0054】
送出制御装置27は番組編成情報管理システム4からテキスト形式の送出制御データを受信し、受信した送出制御データに基づきEIT〔present/following〕差し替え送出装置23及び多重化装置24の処理を制御する。
【0055】
なお、B局2では、送出制御装置27を利用してB局2の番組送出枠・送出内容や番組案内情報の元になる番組編成情報を番組編成情報管理システム4に登録する。すると、A局1の番組案内情報生成装置12は、B局2の番組送出枠・送出内容や番組案内情報の元になる番組編成情報をテキスト形式で受信し、EIT〔present/following〕(4)からEIT〔present/following〕(5)を生成する為に必要な情報をセクション形式で生成する。
【0056】
例えば番組案内情報生成装置12は、番組「ブロックニュース(B局発)」,「ローカルニュース(B局発)」に対応するセクション形式の情報(以下、セクションデータという)を生成する。A局1の番組案内情報生成装置12は、生成したセクションデータをEIT〔present/following〕差し替え送出装置23に送出している。したがって、番組編成情報管理システム4は、B局発の番組のセクションデータのみB局2に送出すればよい為、セクションデータの伝送量を削減することができる。
【0057】
放送局ネットワークの下位放送局であるC局3は、エンコーダ29と、TSパケット分離部30と、EIT〔present/following〕差し替え送出装置31と、多重化装置32と、迂回切替スイッチ33と、TSパケットフィルタリング装置34と、送出制御装置35とを備えるように構成される。
【0058】
エンコーダ29は映像信号及び音声信号を受けて符号化等を行い、TSパケット化された映像・音声の番組(▲3▼)を出力する。TSパケット分離部30は、受信したTSパケットのPIDに基づき映像・音声の番組(▲1▼),映像・音声の番組(▲2▼),EIT〔schedule〕(1),EIT〔schedule〕(2),EIT〔schedule〕(3)と、EIT〔present/following〕(5)とを分離する。
【0059】
TSパケット分離部30は、映像・音声の番組(▲1▼),映像・音声の番組(▲2▼),EIT〔schedule〕(1),EIT〔schedule〕(2),EIT〔schedule〕(3)を多重化装置32に出力する一方、EIT〔present/following〕(5)をEIT〔present/following〕差し替え送出装置31に出力する。
【0060】
EIT〔present/following〕差し替え送出装置31は、図4(b)のようなEIT〔present/following〕(5)のうちC局発の番組に対応する部分を差し替えて図4(c)のようなEIT〔present/following〕(6)を生成する。なお、EIT〔present/following〕差し替え送出装置31で行われる処理の詳細は、後述する。
【0061】
EIT〔present/following〕差し替え送出装置31は、生成したEIT〔present/following〕(6)をTSパケット化して多重化装置32に出力する。なお、EIT〔present/following〕差し替え送出装置31から出力されるTSパケットは、A局EIT〔schedule〕送出装置13,B局EIT〔schedule〕送出装置14,C局EIT〔schedule〕送出装置15,EIT〔present/following〕送出装置16,EIT〔present/following〕差し替え送出装置23から出力されるTSパケットと異なるPIDが付与されている。
【0062】
多重化装置32は、エンコーダ29から受信した映像・音声の番組(▲3▼),TSパケット分離部30から受信した映像・音声の番組(▲1▼)及び映像・音声の番組(▲2▼)のうち何れかと,TSパケット分離部30から受信したEIT〔schedule〕(1),EIT〔schedule〕(2),EIT〔schedule〕(3)及びEIT〔present/following〕差し替え送出装置31から受信したEIT〔present/following〕(6)を多重して迂回スイッチ33に送出する。
【0063】
迂回切替スイッチ33は、C局発の番組の時刻がB局用のEIT〔present/following〕に全く関係の無い時間帯(例えば、図4(c)のA,B及びEに対応する時間帯)であれば、伝送路28から受信した映像・音声の番組(▲1▼),映像・音声の番組(▲2▼),EIT〔schedule〕(1),EIT〔schedule〕(2),EIT〔schedule〕(3),EIT〔present/following〕(5)をそのままTSパケットフィルタリング装置34に出力する。
【0064】
一方、迂回切替スイッチ33は、C局発の番組の時刻がB局用のEIT〔present/following〕に関係のある時間帯(例えば、図4(c)のC,Dに対応する時間帯)であれば、多重化装置32の出力をTSパケットフィルタリング装置34に出力する。
【0065】
TSパケットフィルタリング装置34は、受信したTSパケットのPIDに基づきA局用の映像・音声の番組(▲1▼),B局用の映像・音声の番組(▲2▼),C局用の映像・音声の番組(▲3▼),C局用のEIT〔schedule〕(3),B局用のEIT〔present/following〕(5)及びC局用のEIT〔present/following〕(6)を選択し、選択したA局用の映像・音声の番組(▲1▼),B局用の映像・音声の番組(▲2▼),C局用の映像・音声の番組(▲3▼),C局用のEIT〔schedule〕(3),B局用のEIT〔present/following〕(5)及びC局用のEIT〔present/following〕(6)を放送エリアに出力する。
【0066】
送出制御装置35は番組編成情報管理システム4からテキスト形式の送出制御データを受信し、受信した送出制御データに基づきEIT〔present/following〕差し替え送出装置31及び多重化装置32の処理を制御する。
【0067】
なお、C局3では、送出制御装置35を利用してC局3の番組送出枠・送出内容や番組案内情報の元になる番組編成情報を番組編成情報管理システム4に登録する。すると、A局1の番組案内情報生成装置12は、C局3の番組送出枠・送出内容や番組案内情報の元になる番組編成情報をテキスト形式で受信し、EIT〔present/following〕(5)からEIT〔present/following〕(6)を生成する為に必要な番組「ローカルニュース(C局発)」のセクションデータを生成する。A局1の番組案内情報生成装置12は、生成したセクションデータをEIT〔present/following〕差し替え送出装置31に送出する。
【0068】
図5は、EIT〔present/following〕差し替え送出装置の一実施例の構成図を示す。なお、図5では、EIT〔present/following〕差し替え送出装置の一例としてB局2のEIT〔present/following〕差し替え送出装置23について説明する。
【0069】
EIT〔present/following〕差し替え送出装置23は、TS−Section合成部51と、切替スイッチ52と、判定部53と、差し替え部54と、Section−TS分解部55と、EIT〔present/following〕出力部56と、送出データテーブル57と、Sectionデータテーブル58とを備えるように構成される。
【0070】
TS−Section合成部51は、TSパケット分離部22からTSパケット化されたEIT〔present/following〕(4)を受信し、受信したEIT〔present/following〕(4)をセクション形式に合成する。TS−Section合成部51はセクション形式に合成したEIT〔present/following〕(4)を判定部53に出力する。
【0071】
送出データテーブル57は送出制御装置27から送出制御データを受信し、B局2から現在送出されている番組(以下、OAという)と、次に送出される番組(以下、Nextという)とをevent_id,start_time,durutionで管理する。OAが上位放送局としてのA局1から配信されている番組(以下、ネット番組という)である場合、event_idはネット番組を表す所定の値が格納される。
【0072】
判定部53は、送出データテーブル57を参照し、受信したEIT〔present/following〕のstart_time,durutionを差し替える必要があるか否かを後述する処理に基づき判定する。差し替える必要がないと判定すると、判定部53はセクション形式のEIT〔present/following〕(4)をSection−TS分解部55に出力する。一方、差し替える必要があると判定すると、判定部53はセクション形式のEIT〔present/following〕(4)を差し替え部54に出力する。
【0073】
Sectionデータテーブル58は、A局1の番組案内情報生成装置12からネット以外の番組のセクションデータを所定日数分(例えば、8日分)受信し、受信したセクションデータをevent_idをキー情報として格納している。
【0074】
差し替え部54は、送出データテーブル57のOA及びNextのevent_id,start_time,durutionに応じて差し替えるべきセクションデータを、Sectionデータテーブル58からevent_idをキー情報として検索する。差し替え部54は検索したセクションデータに基づき、EIT〔present/following〕を後述する処理に基づき差し替える。差し替え部54で差し替えられたEIT〔present/following〕は、Section−TS分解部55に出力される。
【0075】
Section−TS分解部55は、判定部53又は差し替え部54の出力をTSパケット化してEIT〔present/following〕出力部56に出力する。EIT〔present/following〕出力部56は、TSパケット化されたEIT〔present/following〕を一定周期毎に送出する。
【0076】
切替スイッチ52は、判定部53の判定に応じてTSパケット分離部22から受信したEIT〔present/following〕又はEIT〔present/following〕出力部56から受信したEIT〔present/following〕を出力する。具体的には、差し替える必要がないと判定されると、切替スイッチ52はTSパケット分離部22から受信したEIT〔present/following〕を出力する。一方、差し替える必要があると判定されると、切替スイッチ52はEIT〔present/following〕出力部56から受信したEIT〔present/following〕を出力する。
【0077】
以下、判定部53で行う処理について図6を参照しつつ詳細に説明する。なお、図6において、上位放送局から受信するEIT〔present/following〕をネットEIT〔present/following〕と呼ぶ。また、EIT〔present/following〕のうち、presentを「P」,Followingを「F」と略称する。
【0078】
図6に示すように、OAがネット番組で、OA開始時刻(N)≦Pの開始時刻(a)≦Fの終了時刻(b+y)≦OA終了時刻(N+n)の関係がある場合、判定部53は差し替え無しと判定する。それ以外の関係がある場合、判定部53は差し替え無しと判定する。
【0079】
次に、差し替え部54で行う処理について図7〜図13を参照しつつ詳細に説明する。なお、図7〜図13において、上位放送局から受信するEIT〔present/following〕をネットEIT〔present/following〕と呼ぶ。また、EIT〔present/following〕のうち、presentを「P」,Followingを「F」と略称する。
【0080】
図7に示すように、OAがネット番組で、Pの開始時刻(a)≦OA開始時刻(N)≦Pの終了時刻(a+x)、且つFの終了時刻(b+y)≦OA終了時刻(N+n)の関係がある場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0081】
まず、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のうち、Pのstart_timeをOA開始時刻(N)に差し替え、Pのdurationを(x+a−N)に差し替え、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。
【0082】
そして、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のFをネットEIT〔present/following〕のFとする。したがって、差し替え部54から出力されるEIT〔present/following〕は図7(E)のようになる。
【0083】
図8に示すように、OAがネット番組で、OA開始時刻(N)≦Pの開始時刻(a)≦Fの開始時刻(b)≦OA終了時刻(N+n)≦Fの終了時刻(b+y)の関係がある場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0084】
まず、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のPをネットEIT〔present/following〕のPとする。そして、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のうち、Fのdurationを(N+n―b)に差し替え、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。したがって、差し替え部54から出力されるEIT〔present/following〕は図8(E)のようになる。
【0085】
図9に示すように、OAがネット番組で、Pの開始時刻(a)≦OA開始時刻(N)≦Fの開始時刻(b)≦OA終了時刻(N+n)の関係がある場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0086】
まず、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のうち、Pのstart_timeをOA開始時刻(N)に差し替え、Pのdurationを(x+a−N)に差し替え、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。
【0087】
また、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のうち、Fのdurationを(N+n―b)に差し替え、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。したがって、差し替え部54から出力されるEIT〔present/following〕は図9(E)のようになる。
【0088】
図10に示すように、OAがネット番組且つNextがローカル番組で、OA開始時刻(N)≦Pの開始時刻(a)≦Next開始時刻(α)≦Pの終了時刻(a+x)の関係がある場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0089】
まず、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のうち、Pのdurationを(α−a)に差し替え、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。
そして、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のFをNextのローカル番組とする。したがって、差し替え部54から出力されるEIT〔present/following〕は図10(E)のようになる。
【0090】
図11に示すように、OAがネット番組且つNextがローカル番組で、Pの開始時刻(a)≦OA開始時刻(N)≦OA終了時刻(N+n)≦Pの終了時刻(a+x)の関係がある場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0091】
まず、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のうち、Pのstart_timeをOA開始時刻(N)に差し替え、durationをOAのduration(n)に差し替え、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。
そして、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のFをNextのローカル番組とする。したがって、差し替え部54から出力されるEIT〔present/following〕は図11(E)のようになる。
【0092】
図12に示すように、OAがローカル番組且つNextがローカル番組である場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0093】
まず、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のPをOAのローカル番組とする。また、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のFをNextのローカル番組とする。したがって、差し替え部54から出力されるEIT〔present/following〕は図12(C)のようになる。
【0094】
図13のAの時間帯のように、OAがローカル番組且つNextがネット番組で、Fの終了時刻(b+y)≦OA終了時刻(α+λ)の関係がある場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0095】
まず、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のPをOAのローカル番組とすると共に、Fを未定とする。そして、差し替え部54は、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。
【0096】
Bの時間帯のように、OAがローカル番組且つNextがネット番組で、Fの開始時刻(c)≦OA終了時刻(α+λ)≦Fの終了時刻(c+z)の関係がある場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0097】
差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のPをOAのローカル番組とすると共に、出力するEIT〔present/following〕のFをネットEIT〔present/following〕のFに差し替える。さらに、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のうち、Fのstart_timeをOA終了時刻(α+λ)に差し替え、durationをOAの終了時刻(c+z−α−λ)に差し替え、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。
【0098】
Cの時間帯のように、OAがローカル番組且つNextがネット番組で、Pの開始時刻(c)≦OA終了時刻(α+λ)≦Pの終了時刻(c+z)の関係がある場合、差し替え部54は以下のような処理を行う。
【0099】
差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のPをOAのローカル番組とすると共に、出力するEIT〔present/following〕のFをネットEIT〔present/following〕のFに差し替える。さらに、差し替え部54は、出力するEIT〔present/following〕のうち、Fのstart_timeをOA終了時刻(α+λ)に差し替え、durationをOAの終了時刻(c+z−α−λ)に差し替え、Version_numberを差し替えると共に、CRCの再計算を行う。したがって、差し替え部54から出力されるEIT〔present/following〕は図13(E)のようになる。
【0100】
図14は、番組案内情報生成装置12からEIT〔present/following〕差し替え送出装置23に伝送されるセクションデータの一例のデータ構造図を示す。番組案内情報生成装置12は、B局発の番組に関するevent_id単位のセクションデータを所定日数分、伝送する。
【0101】
EIT〔present/following〕差し替え送出装置23は、図14のセクションデータのうち差し替え可能なversion_number,section_number,start_time,durationを差し替えてEIT〔present/following〕を再構築する。
【0102】
なお、section_numberは、EIT〔present/following〕のpresent又はfollowingを識別するものである。start_timeは、番組開始時間を表すものである。また、durationは番組長を表すものである。
【0103】
このとき、version_numberは、上位放送局としてのA局1,中位放送局としてのB局2及び下位放送局としてのC局3で重複しないように予め範囲を設定しておく。例えばversion_numberが5ビットである場合、A局1の上位2ビットを「00」,B局2の上位2ビットを「01」,C局3の上位2ビットを「11」の固定とし、下位3ビットの中でインクリメントすることが考えられる。
【0104】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、下位放送局で番組案内情報を加工又は生成する必要がなくなり、高い信頼性を保つことができる。また、上位放送局から送出される番組案内情報を下位放送局用の番組案内情報として送出している間は、上位放送局の番組案内情報に変更があっても下位放送局で番組案内情報を加工する必要がなく、リアルタイムに番組案内情報を送出することができる。
【0105】
また、下位放送局では上位放送局から送出された番組案内情報の一部を下位放送局用の番組案内情報に差し替える為の設備を設ければよく、設備規模を縮小することができる。
【0106】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の番組案内情報伝送システムの一実施例の構成図
【図2】番組編成情報の一例について説明する図である。
【図3】EIT〔schedule〕の一例について説明する図である。
【図4】EIT〔present/following〕の一例について説明する図である。
【図5】EIT〔present/following〕差し替え送出装置の一実施例の構成図である。
【図6】判定部の処理の一例について説明する図である。
【図7】差し替え部の処理の一例について説明する図である。
【図8】差し替え部の処理の一例について説明する図である。
【図9】差し替え部の処理の一例について説明する図である。
【図10】差し替え部の処理の一例について説明する図である。
【図11】差し替え部の処理の一例について説明する図である。
【図12】差し替え部の処理の一例について説明する図である。
【図13】差し替え部の処理の一例について説明する図である。
【図14】番組案内情報生成装置からEIT〔present/following〕差し替え送出装置に伝送されるセクションデータの一例のデータ構造図である。
【図15】放送局ネットワークの一例の構成図である。
【図16】放送局ネットワークの詳細について説明する一例の構成図である。
【図17】番組案内情報の一例について説明する図である。
【図18】放送局ネットワークの詳細について説明する他の一例の構成図である。
【符号の説明】
1 A局(上位放送局)
2 B局(中位放送局)
3 C局(下位放送局)
4 番組編成情報管理システム
11,21,29 エンコーダ
12 番組案内情報生成装置
13 A局EIT〔schedule〕送出装置
14 B局EIT〔schedule〕送出装置
15 C局EIT〔schedule〕送出装置
16 EIT〔present/following〕送出装置
17,24,32 多重化装置
18,26,34 TSパケットフィルタリング装置
19,27,35 送出制御装置
22,30 TSパケット分離部
23,31 EIT〔present/following〕差し替え送出装置
25,33 迂回切替スイッチ
53 判定部
54 差し替え部
57 送出データテーブル
58 sectionデータテーブル
Claims (8)
- 上位放送局から伝送される前記上位放送局用の番組案内情報を受信し、受信した番組案内情報から自局用の番組案内情報を生成して送出する番組案内情報送出装置であって、
前記上位放送局が放送中の番組及び次に放送する番組と自局が放送中の番組及び次に放送する番組とを比較する比較手段と、
前記比較手段で比較した結果に基づき、前記上位放送局用の番組案内情報の一部を前記自局用の番組案内情報に差し替え、前記上位放送局用の番組案内情報又は前記自局用の番組案内情報を送出する送出手段と
を備えることを特徴とする番組案内情報送出装置。 - 前記送出手段は、前記比較手段で比較した結果が不一致を示すとき、前記上位放送局用の番組案内情報の一部を前記自局用の番組案内情報に差し替える差し替え手段と、
前記比較手段で比較した結果が一致を示すときに前記上位放送局用の番組案内情報を選択し、前記比較手段で比較した結果が不一致を示すときに前記自局用の番組案内情報を選択する選択手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載の番組案内情報送出装置。 - 前記比較手段は、番組開始時刻,番組長に応じて前記上位放送局が放送中の番組及び次に放送する番組と自局が放送中の番組及び次に放送する番組とを比較することを特徴とする請求項1又は2記載の番組案内情報送出装置。
- 前記番組案内情報は、放送中の番組及び次に放送する番組に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の番組案内情報送出装置。
- 1つ以上の放送局が階層的に配置されており、上位放送局から1つ以上の下位放送局に番組案内情報を伝送する番組案内情報伝送システムであって、
前記上位放送局は、上位放送局用の番組案内情報を生成する番組案内情報生成手段と、生成した番組案内情報を下位放送局に伝送する番組案内情報伝送手段とを備え、
前記下位放送局は、前記上位放送局が放送中の番組及び次に放送する番組と自局が放送中の番組及び次に放送する番組とを比較する比較手段と、前記比較手段で比較した結果に基づき、前記上位放送局用の番組案内情報の一部を前記自局用の番組案内情報に差し替え、前記上位放送局用の番組案内情報又は前記自局用の番組案内情報を送出する送出手段とを備える
ことを特徴とする番組案内情報伝送システム。 - 前記送出手段は、前記比較手段で比較した結果が不一致を示すとき、前記上位放送局用の番組案内情報の一部を前記自局用の番組案内情報に差し替える差し替え手段と、
前記比較手段で比較した結果が一致を示すときに前記上位放送局用の番組案内情報を選択し、前記比較手段で比較した結果が不一致を示すときに前記自局用の番組案内情報を選択する選択手段と
を備えることを特徴とする請求項5記載の番組案内情報伝送システム。 - 前記比較手段は、番組開始時刻,番組長に応じて前記上位放送局が放送中の番組及び次に放送する番組と自局が放送中の番組及び次に放送する番組とを比較することを特徴とする請求項5又は6記載の番組案内情報伝送システム。
- 前記番組案内情報は、放送中の番組及び次に放送する番組に関する情報であることを特徴とする請求項5乃至7何れか一項記載の番組案内情報伝送システム。
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