JP3712441B2 - Controller increase / decrease device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば原子力プラントなどを操作するための調節計増減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、原子力プラントなどにおいて、プロセス量などの出力を調整する調節計を操作する上では調節計増減装置が用いられているが、近年、この調節計増減装置もユーザインターフェイス、つまりスイッチなどが機械式からタッチパネル形式に変更されつつあり、操作形態の改善が急務になっている。
【0003】
ここで、図7を参照して従来の調節計増減装置について説明する。
【0004】
図7において、従来の調節計増減装置は、コントロールパネル70と制御装置80とから構成されている。コントロールパネル70上には、調節計71と、この調節計71を増減させるためのハードスイッチ(増スイッチ72、減スイッチ73および高速スイッチ74など)とが配置されている。このコントロールパネル70の各スイッチ72、73、74には、制御装置80の制御演算部81が接続されている。この制御演算部81は増スイッチ72、減スイッチ73、高速スイッチ74から送信される増指令G、減指令H、高速指令Iに基づいて調節計71の値を設定するものである。また制御装置80には出力処理部82が設けられている。この出力処理部82は制御演算部81で設定された値を調節計71に表示するための処理を行うものである。
【0005】
この調節計増減装置において、調節計71の増減レート(増減ピッチ)として通常レートと高速レートの 2種類がある。
【0006】
例えば増減レートの選択は、増スイッチ72のみ使用した場合に通常レートが選択され、増スイッチ72と高速スイッチ74とを一緒に使用した場合に高速レートが選択され、再度、増スイッチ72のみを使用すれば、通常レートが選択されるといったように容易に選択が行える仕組みになっている。
【0007】
例えば調節計71を通常レートで増加させる場合、ユーザは増スイッチ72のみを押す。
【0008】
すると、この増スイッチ72が押されている間だけ増スイッチ72より増指令Gが制御演算部81に送信される。制御演算部81ではこの増指令Gが送信されてきている間、調節計の値を通常レートで増加させる。
【0009】
また高速レートで調節計を増加させる場合、ユーザは増スイッチ72と高速スイッチ74とを同時に押す。
【0010】
すると、それぞれのスイッチ72、74が押されている間だけ増指令Gと高速指令Iとが制御演算部81へ送信される。制御演算部81では増指令Gと高速指令Iとが送信されてきている間、調節計71の値を高速レートで増加させる。
【0011】
さらに、調節計71の値を減少させる場合は、増スイッチ72を減スイッチ73に、増指令Gを減指令Hに置き換えることによって実現できる。
【0012】
すなわち、調節計71の値は増スイッチ72、減スイッチ73、高速スイッチ74から送信される増指令G、減指令H、高速指令Iに基づいて制御演算部81において設定される。
【0013】
そして制御演算部81で設定された値Jは出力処理部82に送信され、この出力処理部82において調節計71に表示するための処理が行われる。この表示処理結果、つまり調節計の値Kはコントロールパネル70に送信され、その調節計71において値Kが表示される。
【0014】
一方、近年では、上述した増/減/高速などのハードスイッチに替えて増/減/高速の指令をタッチパネルを用いて入力することが実施されつつある。
【0015】
この場合、タッチパネル上には増/減/高速の三つのタッチエリアが設定され、それぞれのエリアをタッチすることにより、対応する増指令、減指令、高速指令が出力される。
【0016】
このタッチパネルにて、従来と同じ操作で調節計71の値を増減する場合、通常レートと高速レートとがあるため、特に高速レートなどで調節計71の値を増加させるには、ユーザは高速と増との二箇所のタッチエリアを同時に押することになる。
【0017】
しかしながら、この種のタッチパネルの場合、ユーザは複数のタッチエリアを正確に同時には押せないため、タッチパネルへの操作が必ず時間的にずれることになり連続タッチが発生する。
【0018】
この連続タッチでは、増をタッチした後に高速をタッチすることになるが、この場合、制御装置80には、最後にタッチしたタッチエリアの指令しか出力されないという制約があるため、増タッチをした段階で増指令が出力され、その後、高速がタッチされると、増指令の出力が取り消されて高速指令が出力されることになり、結局、一つの指令しか出力されなくなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上述した従来の調節計増減装置では、タッチパネルの仕組みと、制御装置上の制約とから高速と増の指令を同時に出力させることは不可能であり、増または高速のうち、いずれか一方しか出力できず、高速レートでの増減指令の操作が行えないという問題があった。
【0020】
またタッチパネルの制約に反するが、仮に二箇所のタッチエリアの指令が出力できるとした場合、増タッチのみを行えば通常レートによる調節計の値の増加を行え、この増タッチに加えて高速タッチをさらに行えば高速レートで調節計の値を増加させられる。しかし、この高速レートでの調節後、再度通常レートで増加させるには、高速のタッチを解除して増タッチのみを成立させなければならない。 一般にタッチパネルの動作は、タッチされたエリアに対応する指令を出力することであり、タッチされたエリアの指令を取り消すことは不可能である。
【0021】
したがって、高速レートから再度通常レートの増を行うためには、ユーザはタッチデータを全てクリアした後、増エリアをタッチして通常レートの増を行うといった、従来と異なる操作を行わなければならない。
【0022】
さらに、タッチパネルを利用した場合、タッチされたタッチエリアの指令を任意の時間だけ出力させることはできない。例えば増をタッチした場合は増指令が出力される。しかし、この増指令は増以外のタッチが行われるまで出力され続けるため、この指令をそのまま用いた場合、調節計の値を任意の値に設定することは困難である。
【0023】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、タッチパネルを利用する上で、従来のハードスイッチの操作性を大きく変えることなく、複数の指令を複合して調節計の値を増減することのできる調節計増減装置を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1記載の調節計増減装置は、複数のタッチエリアを有し、各エリアがタッチされたとき、それぞれに対応するタッチデータを出力させるためのタッチパネルと、ハードスイッチとを備える入力手段と、前記入力手段が備える前記タッチパネルのあるタッチエリアがタッチされたことにより出力されたタッチデータを制御命令に変換する変換手段と、前記変換手段により変換された制御命令を所定期間保持する保持手段と、前記保持手段により制御命令が保持されている期間中、前記タッチ入力手段からタッチデータが出力された場合、前記保持手段により保持されていた制御命令と前記変換手段により変換された制御命令とを同時に成立させる命令成立手段と、前記命令成立手段が成立させた制御命令と、前記ハードスイッチがオンされている間出力される信号とから1つの指令を作成する指令作成手段と、を具備している。
【0026】
請求項2記載の調節計増減装置は、請求項1記載の調節計増減装置において、前記指令作成手段により作成された指令に基づいて調節計の増減値を演算する演算手段と、前記演算手段より演算された増減値に応じて調節計の値を表示する表示手段とを具備している。
【0027】
【作用】
請求項1記載の発明では、タッチ入力手段から出力されたタッチデータを変換して制御命令とし、それを保持手段に所定期間保持しておき、その間に変換された制御命令と保持されている制御命令との二つ命令を成立させる。
【0028】
したがって、従来のハードスイッチで行われていた同時押しと同じ制御ができるようになり、従来の場合と比較して操作性を大きく変えることなく、調節計の値を増減することができる。
【0031】
さらに、請求項1記載の発明では、タッチパネルとハードスイッチとを併用したことによって、タッチパネルをタッチして作成した指令をハードスイッチを押して実行させることができる。
【0032】
したがって、誤操作なく安全に調節計の値を増減することができる。
【0033】
また、請求項2記載の発明では、作成された指令に基づいて調節計の増減値が演算され、その演算結果の増減値に応じて調節計の値が表示手段により表示される。したがって、ユーザは表示手段の値を見ながら、タッチパネルとハードスイッチとを併用して調節計の値を容易に増減できる。
【0034】
以上により、従来のハードスイッチのみで行っていたスイッチ操作を大きく変えることなくタッチパネルを利用した調節計の増減ができるようになる。
【0035】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0036】
図1は本発明に係る一実施例の調節計増減装置の構成を示す図である。
【0037】
同図において、10はコントロールパネルである。このコントロールパネル10上には、制御状態を表示する表示画面11と、この表示画面11上に配設されたタッチパネル12と、ハードスイッチ13とが設置されている。表示画面11には、増/減/高速などの複数の操作画像、調節計の目盛り11a、調節値のバー11bなどが表示されている。それぞれの操作画像(増/減/高速など)に対応するタッチパネル12の位置には所定幅のタッチエリア12a、12b、12cが設けられている。
【0038】
20は制御装置であり、コントロールパネル10を制御する。この制御装置20は入力処理部30、制御演算部21および出力処理部22などから構成されている。入力処理部30はタッチデータ処理部31、命令処理部32および複数のアンド回路33、34、35などからなる。制御演算部21は命令処理部32から指令を受信し、調節計の値の増減演算を行うものである。出力処理部22は調節計の増減結果を表示画面11上に表示するためのデータを作成するものである。タッチデータ処理部31はタッチパネル12から出力された信号Aを命令に変換処理するものである。命令処理部32はタッチデータ処理部31で処理された命令を受信し、その命令の種類を判定し、増/減などの方向決定および通常/高速などのレート決定などを行うものである。各アンド回路33、34、35には、命令処理部32が決定した方向およびレートに応じて出力される指令信号とハードスイッチ13からの信号とが入力される。したがって、各AND(アンド)回路33、34、35からは増指令または減指令が単独で出力されるだけでなく、増指令と高速指令の組み合わせや、減指令と高速指令との組み合わせなど、二つの指令が同時に出力される場合がある。
【0039】
図2に示すように、上記入力処理部30の命令処理部32は、増タッチ40a、減タッチ40b、高速タッチ40cおよびその他のタッチ40dなどに区分された制御命令格納場所を有するメモリ40と、このメモリ40の各制御命令格納場所から出力される信号によって各命令を成立または不成立にさせる成立条件部41および不成立条件部42と、各条件成立または不成立の結果をホールドする増ホールド回路43、減ホールド回路44および高速ホールド回路45と、高速解除回路46などから構成されている。
【0040】
高速解除回路46はAND(アンド)回路およびNAND(ナンド)回路などから構成されており、高速タッチ出力(高速指令)が入力中、再び高速指令が入力されたときに高速指令が出力されなくなる、いわゆる高速条件を解除するためのものである。成立条件部41および不成立条件部42と各ホールド回路43、44、45とは指令を任意の時間だけ成立または不成立させるものである。
【0041】
この調節計増減装置の場合、操作員(ユーザ)によりタッチパネル12が操作されたときの指令は、表示画面11を確認しながらタッチパネル12内のタッチエリア12a、12b、12cおよびハードスイッチ13を通して制御装置20に伝えられる。タッチパネル12からのタッチデータは制御装置20内の入力処理部30のタッチデータ処理部9へ入力される。タッチデータ処理部9では、入力されたタッチデータを基にどのエリアがタッチされたのかを認識し制御命令を選択し命令処理部32へ送信する。命令処理部32では、制御命令に基づいて制御演算部21へ送信する指令を作成する。
【0042】
以下、図3を参照して命令処理部32の指令作成処理について説明する。
【0043】
命令処理部32では、タッチデータ処理部31より制御命令を受信すると(ステップ301 )、まず、受信した制御命令の種類、例えば制御命令が増/減/高速あるいはそれ以外の命令であるかなどが識別される(ステップ302 )。
【0044】
ここで、制御命令がメモリ40の増タッチ領域40aに格納され、そこから出力された命令(増タッチ命令)であり、かつ以前に「増」が選択されていない状態でこの増タッチ命令が入力された場合、命令処理部32は増方向の選択処理を行い(ステップ303 )、減方向の選択を解除する(ステップ304 )。そして命令処理部32は増選択指令Cを成立させ増減方向を増方向に決定する(ステップ305 )。
【0045】
また増選択処理が行われた後に、制御命令が減タッチ領域40bから入力されると(ステップ306 )、命令処理部32は減選択処理を行い(ステップ307 )、減選択指令Dを成立させる。なおステップ307 の減選択処理においては、前回の増選択指令Cを不成立、つまり解除にする。
【0046】
さらに増選択指令Cのみが成立している状態で、入力された制御命令の種類が、高速タッチ領域40cから入力された高速命令であった場合(ステップ302 )、命令処理部32は、現在、高速選択指令Eが成立しているか否かを判定する(ステップ308 )。
【0047】
ここで、上述したようなスイッチ選択の経過であった場合、以前に高速選択指令Eは成立していないので(ステップ308 のNo)、命令処理部32は、高速選択処理を行い(ステップ309 )、高速選択指令Eを成立させ、レートを高速に決定する(ステップ310 )。このとき、増選択指令Cは成立させたままにしておく。これにより増選択指令Cと高速選択指令Eの二つの選択指令が成立し、成立した選択指令はアンド回路33、34、35へ出力される。
【0048】
この選択指令成立後、ユーザがハードスイッチ13の操作を行う(スイッチ13をONする)ことにより(ステップ311 )、実行指令Fがアンド回路33、34、35へ出力され、アンド回路33、34、35により実行指令Fと増選択指令C、減選択指令D、高速選択指令Eとの論理積(アンド)がとられ、命令が実行される(ステップ312 )。
【0049】
またステップ308 において、以前に高速選択指令Eが成立していた場合は(ステップ308 のYes )、高速解除回路46により高速選択が解除され(ステップ313 )、レートが通常レートに決定される。
【0050】
さらにステップ302 において、制御命令が増/減/高速以外のその他の命令であった場合は、現在成立している全ての指令(増選択指令C、減選択指令D、高速選択指令Eなど)が解除される(不成立になる)(ステップ314 )。これにより調節計の増減が行われないようになる。
【0051】
一方、各アンド回路33、34、35で論理積をとった結果はそれぞれ増指令G、減指令H、高速指令Iとなり制御演算部21へ入力される。増選択指令Cのみが成立している場合は増指令Gのみを制御演算部21へ出力し、通常レートで調節計の値を増加させる。
【0052】
また増選択指令Cと高速選択指令Eとが成立している場合は、増指令Gと高速指令Iを制御演算部21へ出力し、高速レートで調節計の値を増加させる。
【0053】
ここで増指令G、減指令H、高速指令Iはいずれも実行指令Fと各選択指令との論理積であるので、各選択指令の成立状態に変化がない場合に増指令G、減指令H、高速指令Iの成立時間は実行指令Fが成立している時間である。このため実行指令Fはハードスイッチ13を押している間だけ成立し、ハードスイッチ13によって増指令G、減指令H、高速指令Iの制御演算部21に入力する時間を調節することができる。制御演算部21は、増減を行った調節計の値Jを出力処理部22へ送信する。出力処理部22では表示画面11に調節計の値を表示するためのデータ処理を行い表示データを作成する。出力処理部22は処理された表示データKをコントロールパネル1上の表示画面3に送信する。表示画面11では、受信した表示データKに基づき調節計の目盛り11aに対してバー11bが変更表示される。
【0054】
次に、初めにタッチ入力された制御命令が「高速」であった場合について説明する。
【0055】
初めに各タッチエリアが選択されていない状態で、高速が表示されたタッチエリア12cがタッチされ、タッチパネル12から命令処理部32に高速制御命令が出力されると、ステップ308 において、命令処理部32は高速選択指令Eが成立しているか否かを判定する。この場合、高速選択指令Eは成立していないので、ステップ309 において、命令処理部32は高速選択処理を行い、高速選択指令Eを成立させる。
【0056】
この高速選択指令Eが成立しているときに、増制御命令が入力されると、ステップ303 において、命令処理部32は増選択処理を行い、増選択指令Cを成立させる。このとき高速選択指令Eは成立させたままにしておく。この方法によっても、増選択指令Cと高速選択指令Eの二つの命令が成立する。
【0057】
このように二つの命令、例えば増と高速などを成立させる場合、タッチする順序に関係なく増タッチした後に高速をタッチしても、また高速をタッチした後に増をタッチしても、増選択指令Cと高速選択指令Eとを同時に成立させることができる。
【0058】
次に、一度選択処理した高速選択指令Eを取り消す場合について説明する。
【0059】
例えば既に高速のタッチエリア12cがタッチされて、高速選択指令Eが成立している状態であるとする。
【0060】
この状態でさらに高速のタッチエリア12cがタッチされると、ステップ308 において、命令処理部32は高速選択指令が成立しているか否かを判定する。このとき、既に高速選択指令Eは成立しているので、ステップ313 において、命令処理部32は高速選択解除処理を行い、高速選択指令Eを不成立にする。これにより増減レートが高速レートから通常レートに変更される。
【0061】
続いて、他の例として、初めに増選択指令Cと高速選択指令Eとが成立している場合について説明する。
【0062】
この場合、高速のタッチエリア12cがタッチされて、命令処理部32に制御命令として高速制御命令が入力されると、ステップ308 において、命令処理部32は高速選択指令Eが成立しているか否かを判定する。このとき高速選択指令Eは成立しているので、ステップ313 に進み命令処理部32は高速選択解除処理を行い、高速選択指令Eを不成立にする。このときも増選択指令Cは成立させたままにしておく。これにより増選択指令Cだけが成立しているので、高速レートによる増から、通常レートによる増へとレート変更を行うことができる。このときも増選択指令Cと高速選択指令Eの成立順序には関係なく、高速→増の順序で二つの命令を成立させた後に高速をタッチしても高速選択指令Eを不成立とすることは可能であり、また増→高速の順序で二つの命令を成立させた後に、高速をタッチすることにより高速選択指令Eを不成立とすることができる。
【0063】
以下、図4〜図6を参照して制御命令が入力されたときの各指令成立タイミングについて説明する。
【0064】
タッチパネル12より入力されたタッチデータは、タッチデータ処理部31に転送される。タッチデータ処理部31ではタッチパネル12より入力された命令が何の命令かを判断し、命令処理部32へ送信する。このときタッチデータ処理部31から命令処理部32への制御命令は一つしか送信されない。次にタッチデータ処理部31から違う制御命令が命令処理部32へ送信されるとき前回送信した制御命令はクリアされる。命令処理部32ではタッチデータ処理部31から受信した制御命令を、メモリ40の対応する制御命令格納場所40a〜40cなどに格納する。
【0065】
例えばメモリ40に格納された制御命令が増の場合、増ホールド回路43は、図4に示すようなタイミングで増選択指令Cを成立させる。そして次のタッチパネル12からの入力が減の場合、増ホールド回路43は増選択指令Cを不成立にし、減ホールド回路44は減選択指令Dを成立させる。また次のタッチ入力が高速の場合は増ホールド回路43は増選択指令Cを不成立とはせず、高速ホールド回路45は高速選択指令Eを成立させる。
【0066】
また通常レートで調節計の値を増加させているときにメモリ40に高速の制御命令が格納されると、図5に示すように、増ホールド回路43が成立させている増選択指令Cの他に高速ホールド回路45が高速選択指令Eを成立させる。増選択指令Cと高速選択指令Eが成立しているときに再び高速制御命令がメモリ13に格納されると、増ホールド回路43は増選択指令Cを成立させたままにするが、高速ホールド回路45は高速選択指令Eを不成立にする。
【0067】
さらに、タッチ選択が何も行われていない状態で高速をタッチすると、図6に示すように、高速ホールド回路45は高速選択指令Eを成立させる。そして、再び高速がタッチされると、高速ホールド回路45は高速選択指令Eを不成立にする。なお減と高速との組み合わせの場合は上記増を減と入れ替えることによって実現できる。いずれのホールド回路43、44、45も、増/減/高速以外のタッチが行なわれると、それぞれ増選択指令C、減選択指令D、高速選択指令Eを不成立にする。
【0068】
上記によりタッチ入力を行って指令が成立した後は、ハードスイッチ13を押している期間その指令が実行される。例えば増選択指令Cが成立している場合、ハードスイッチ13からの実行指令Fと増選択指令Cの論理積をとったものを増指令Gとして制御演算部21へ送信する。減選択指令Dや高速選択指令Eも増選択指令Cと同様に、実行指令Fと論理積をとり、それぞれ減指令H、高速指令Iとして制御演算部21へ送信する。
【0069】
すなわち、ハードスイッチ13の出力信号である実行指令Fと、増選択指令C、減選択指令D、高速選択指令Eの論理積をとった増指令G、減指令H、高速指令Iを制御演算部21へ出力することにより、実行指令Fが成立している間、すなわちハードスイッチを押している間だけ増指令G、減指令H、高速指令Iが制御演算部21へ出力され、調節計の増減ができる。
【0070】
このように本実施例の調節計増減装置によれば、タッチパネル12の複数のタッチエリア12a、12b、12cなどからの連続タッチ入力で、例えば増と高速あるいは減と高速などのように二つの命令を、組み合わせ(複合して)成立させることができる。
【0071】
またユーザがタッチパネル12で誤って高速指令などのレートを選択操作してしまった場合など、同じエリアを再度選択することにより高速解除回路46により高速の選択指令が不成立になり高速レートが解除されるので、誤った選択が取り消され、その後、正しい選択を行うことにより、誤操作なく調節計の設定値の入力操作を行うことができる。
【0072】
この他、例えば操作Aの後の選択として、操作Bまたは操作Cが選択可能な場合、実際は操作Bを選択しなければならないが操作Cを選択してしまったとき、操作Aは不成立とならず操作Aと操作Cとが成立してしまうことになる。
【0073】
そこで、操作Cを再度選択を行えば、操作Cは不成立となり、ここで改めて操作Bを選択することにより本来行うべき操作Aと操作Bの選択が行えるようになる。
【0074】
さらにタッチパネル12とハードスイッチ13とを併用したことにより、タッチパネル12へのタッチで決定した指令(増指令、減指令、高速指令など)が、ハードスイッチ13を押している間だけ制御演算部21へ出力され、これにより調節計の値Kが増減されるので、従来のハードスイッチの操作性を大きく変えることなく、調節計の値の増減を容易に、かつ誤操作なく確実に行えるようになる。 また増制御命令、減制御命令、高速制御命令以外の命令が入力された場合は、いままで選択された指令が全て不成立となるので、命令が複合されることがなくなり、誤操作を防ぐことができる。
【0075】
上記ハードスイッチ13はタッチパネル12と併用して指令を任意の時間成立させるといった動作の他に、タッチパネル12によって選択された制御命令の最終的な実行指令を開始させる手段として用いることもできる。
【0076】
例えばタッチ選択したものをそのまま操作指令として実行した場合、ユーザがタッチパネル12を誤操作した時点で指令が実行されてしまい、原子力プラントなどの出力制御を行う場合、大変危険である。
【0077】
そこで、タッチパネル12とハードスイッチ13とを併用すれば、タッチパネル12で選択操作した時点で入力内容をすべて確認し、その後、ハードスイッチ13を押すことにより最終的な調節計の値の増減を行うようにすれば、正しい指令を出力できる。
【0078】
この結果、タッチパネル12を利用する上で、従来のハードスイッチのみの場合と比較して操作性を大きく変えることなく、複数の指令を組み合わせ複合して調節計の値を増減することができる。
【0079】
なお上述した実施例では増/減/高速などの三つの指令の制御に利用したが、本発明は上述した実施例以外にも一般的なタッチ操作にも適用できる。
【0080】
すなわち、三つの命令を例えば操作A、操作B、操作Cなどのように置き換え、ある制御装置を制御するために操作A+操作B、操作A+操作Cといったような二つの操作を行う。この二つの操作は誤操作を防ぐという目的で連続して行うことする。しかしタッチパネルの制約上、二つ指令は同時に成立させることはできないので、この場合も上記実施例同様にこの発明を適用することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、タッチ入力手段から出力されたタッチデータを変換して制御命令とし、それを保持手段に所定期間保持しておき、その間に変換された制御命令と保持されている制御命令との二つ命令を成立させるので、従来のハードスイッチで行われていた同時押しと同じ制御ができるようになり、従来の場合と比較して操作性を大きく変えることなく、調節計の値を増減することができる。
【0083】
さらに、請求項1記載の発明によれば、タッチパネルとハードスイッチとの併用によって、タッチパネルをタッチして作成した指令をハードスイッチを押して実行させることができるので、誤操作なく安全に調節計の値を増減することができる。
【0084】
また、請求項2記載の発明によれば、作成された指令に基づいて調節計の増減値が演算され、その演算結果の増減値に応じて調節計の値が表示手段により表示されるので、ユーザは表示手段の値を見ながら、タッチパネルとハードスイッチとを併用して調節計の値を容易に増減できる。
【0085】
以上により、従来の操作性を大きく変えることなくタッチパネルを利用して調節計を増減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の調節計増減装置の概要構成を示す図である。
【図2】この調節計増減装置の命令処理部の詳細構成を示す図である。
【図3】この調節計増減装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】増/減指令が選択された場合のタイミングチャートである。
【図5】増/高速指令が選択された場合のタイミングチャートである。
【図6】高速指令が二度選択された場合のタイミングチャートである。
【図7】従来の調節計増減装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10…コントロールパネル、11…表示画面、11a…目盛り、11b…バー、12…タッチパネル、13…ハードスイッチ、21…制御演算部、22…出力処理部、30…入力処理部、31…タッチデータ処理部、32…命令処理部、33、34、35…アンド回路。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a controller increase / decrease device for operating a nuclear power plant, for example.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a nuclear power plant or the like, a controller increasing / decreasing device has been used to operate a controller for adjusting an output such as a process amount. In recent years, this controller increasing / decreasing device also has a user interface, that is, a switch or the like. There is an urgent need to improve the operation mode.
[0003]
Here, a conventional controller increasing / decreasing device will be described with reference to FIG.
[0004]
In FIG. 7, the conventional controller increasing / decreasing device includes a
[0005]
In this controller increase / decrease device, there are two types of increase / decrease rate (increase / decrease pitch) of the controller 71: normal rate and high speed rate.
[0006]
For example, the increase / decrease rate is selected by selecting the normal rate when only the
[0007]
For example, when the controller 71 is increased at a normal rate, the user presses only the
[0008]
Then, the increase command G is transmitted from the
[0009]
When the controller is increased at a high rate, the user presses the
[0010]
Then, the increase command G and the high speed command I are transmitted to the
[0011]
Further, the value of the controller 71 can be reduced by replacing the
[0012]
That is, the value of the controller 71 is set in the
[0013]
The value J set by the
[0014]
On the other hand, in recent years, instead of the above-described hard switches such as increase / decrease / high speed, input of increase / decrease / high speed commands using a touch panel is being implemented.
[0015]
In this case, three touch areas of increase / decrease / high speed are set on the touch panel, and by touching each area, a corresponding increase command, decrease command, and high speed command are output.
[0016]
In this touch panel, when the value of the controller 71 is increased or decreased by the same operation as before, there are a normal rate and a high speed rate. You will be pressing two touch areas at the same time.
[0017]
However, in the case of this type of touch panel, the user cannot press a plurality of touch areas accurately at the same time, so that the operation on the touch panel always shifts in time and a continuous touch occurs.
[0018]
In this continuous touch, high-speed touch is made after touching an increase. In this case, the
[0019]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional controller increase / decrease device described above, it is impossible to output high speed and increase commands simultaneously due to the mechanism of the touch panel and restrictions on the control device. There was a problem that only one of them could be output and the increase / decrease command could not be operated at a high rate.
[0020]
Also, contrary to the restrictions of the touch panel, if it is possible to output commands for two touch areas, the controller value can be increased at the normal rate if only the increased touch is performed. If done further, the value of the controller can be increased at a high rate. However, after the adjustment at the high rate, in order to increase the normal rate again, it is necessary to release the high-speed touch and establish only the increased touch. In general, the operation of the touch panel is to output a command corresponding to the touched area, and it is impossible to cancel the command of the touched area.
[0021]
Therefore, in order to increase the normal rate again from the high speed rate, the user must perform an operation different from the conventional one, such as clearing all touch data and then touching the increased area to increase the normal rate.
[0022]
Furthermore, when a touch panel is used, the touched touch area command cannot be output for an arbitrary time. For example, when increasing is touched, an increase command is output. However, since this increase command continues to be output until a touch other than an increase is made, when this command is used as it is, it is difficult to set the value of the controller to an arbitrary value.
[0023]
The present invention has been made to solve such problems, and when using a touch panel, the controller value is increased or decreased by combining a plurality of commands without greatly changing the operability of the conventional hard switch. It aims at providing the controller increase / decrease apparatus which can be performed.
[0024]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the controller increase / decrease device according to
[0026]
Claim 2 The controller increase / decrease device described is
[0027]
[Action]
According to the first aspect of the present invention, the touch data output from the touch input means is converted into a control command, which is held in the holding means for a predetermined period, and the control command and the control held during that time are held. Establish two instructions with the instruction.
[0028]
Therefore, the same control as that performed simultaneously with the conventional hard switch can be performed, and the value of the controller can be increased or decreased without greatly changing the operability as compared with the conventional case.
[0031]
further ,
[0032]
Therefore, the value of the controller can be increased or decreased safely without erroneous operation.
[0033]
Also , Claim 2 In the described invention, the increase / decrease value of the controller is calculated based on the created command, and the value of the controller is displayed by the display means according to the increase / decrease value of the calculation result. Therefore, the user can easily increase or decrease the value of the controller while using the touch panel and the hard switch while watching the value of the display means.
[0034]
As described above, it is possible to increase or decrease the controller using the touch panel without greatly changing the switch operation which has been performed only with the conventional hard switch.
[0035]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0036]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a controller increase / decrease device according to an embodiment of the present invention.
[0037]
In the figure,
[0038]
[0039]
As shown in FIG. 2, the
[0040]
The high-
[0041]
In the case of this controller increase / decrease device, a command when the
[0042]
Hereinafter, the command creation processing of the
[0043]
When the
[0044]
Here, the control command is stored in the increased
[0045]
When the control command is input from the
[0046]
Further, when only the increase selection command C is established and the type of the control command input is a high-speed command input from the high-speed touch area 40c (step 302), the
[0047]
Here, when the switch selection has progressed as described above, since the high-speed selection command E has not been established before (No in Step 308), the
[0048]
After the selection command is established, when the user operates the hard switch 13 (turns on the switch 13) (step 311), the execution command F is output to the AND
[0049]
In
[0050]
Further, in
[0051]
On the other hand, the logical product obtained by each AND
[0052]
When the increase selection command C and the high speed selection command E are established, the increase command G and the high speed command I are output to the
[0053]
Here, the increase command G, the decrease command H, and the high-speed command I are all the logical products of the execution command F and each selection command. The establishment time of the high speed command I is the time when the execution command F is established. For this reason, the execution command F is established only while the
[0054]
Next, a case where the control command first input by touching is “high speed” will be described.
[0055]
First, when each touch area is not selected and the touch area 12c on which high speed is displayed is touched and a high speed control command is output from the
[0056]
If an increase control command is input while the high-speed selection command E is established, the
[0057]
When two commands such as increase and high speed are established in this way, an increase selection command can be made by touching high speed after increasing touch regardless of the order of touching or touching increase after touching high speed. C and the high-speed selection command E can be established at the same time.
[0058]
Next, the case where the high-speed selection command E once selected is canceled will be described.
[0059]
For example, it is assumed that the high-speed touch area 12c has already been touched and the high-speed selection command E has been established.
[0060]
If the touch area 12c with a higher speed is touched in this state, in
[0061]
Subsequently, as another example, a case where an increase selection command C and a high-speed selection command E are first established will be described.
[0062]
In this case, when the high-speed touch area 12c is touched and a high-speed control command is input as a control command to the
[0063]
Hereinafter, each command establishment timing when a control command is input will be described with reference to FIGS.
[0064]
Touch data input from the
[0065]
For example, when the control command stored in the
[0066]
If a high-speed control command is stored in the
[0067]
Further, when a high speed is touched when no touch selection is performed, the high
[0068]
After the touch input is performed as described above and the command is established, the command is executed while the
[0069]
That is, an increase command G, a decrease command H, and a high-speed command I obtained by ANDing an execution command F, which is an output signal of the
[0070]
As described above, according to the controller increase / decrease device of the present embodiment, two commands such as increase and high speed or decrease and high speed can be performed by continuous touch input from a plurality of
[0071]
In addition, when the user accidentally selects a rate such as a high-speed command on the
[0072]
In addition, for example, when the operation B or the operation C can be selected as the selection after the operation A, the operation A must actually be selected, but when the operation C is selected, the operation A is not established. Operation A and operation C are established.
[0073]
Therefore, if the operation C is selected again, the operation C is not established, and the operation A and the operation B to be originally performed can be selected by selecting the operation B again.
[0074]
Furthermore, by using the
[0075]
The
[0076]
For example, if the touch-selected one is executed as it is as an operation command, the command is executed when the user erroneously operates the
[0077]
Therefore, if the
[0078]
As a result, when the
[0079]
In the above-described embodiment, it is used to control three commands such as increase / decrease / high speed. However, the present invention can be applied to general touch operations other than the above-described embodiment.
[0080]
That is, the three commands are replaced with, for example, operation A, operation B, operation C, and the like, and two operations such as operation A + operation B and operation A + operation C are performed to control a certain control device. These two operations are performed continuously for the purpose of preventing erroneous operations. However, because of restrictions on the touch panel, the two commands cannot be established at the same time, and in this case as well, the present invention can be applied as in the above embodiment.
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the invention, the touch data output from the touch input means is converted into a control command, which is held in the holding means for a predetermined period, and the control converted during that time is converted. Since the two commands of the command and the held control command are established, the same control as the simultaneous pressing performed by the conventional hard switch can be performed, and the operability is greatly changed compared to the conventional case. Without changing the value of the controller.
[0083]
further ,
[0084]
Also , Claim 2 According to the described invention, the increase / decrease value of the controller is calculated based on the created command, and the value of the controller is displayed by the display unit according to the increase / decrease value of the calculation result. While looking at the value, the value of the controller can be easily increased or decreased by using the touch panel and the hard switch together.
[0085]
As described above, the controller can be increased or decreased using the touch panel without greatly changing the conventional operability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a controller increase / decrease device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a detailed configuration of an instruction processing unit of the controller increasing / decreasing device.
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the controller increase / decrease device.
FIG. 4 is a timing chart when an increase / decrease command is selected.
FIG. 5 is a timing chart when an increase / high speed command is selected.
FIG. 6 is a timing chart when a high-speed command is selected twice.
FIG. 7 is a diagram showing a configuration of a conventional controller increasing / decreasing device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記入力手段が備える前記タッチパネルのあるタッチエリアがタッチされたことにより出力されたタッチデータを制御命令に変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された制御命令を所定期間保持する保持手段と、
前記保持手段により制御命令が保持されている期間中、前記タッチ入力手段からタッチデータが出力された場合、前記保持手段により保持されていた制御命令と前記変換手段により変換された制御命令とを同時に成立させる命令成立手段と、
前記命令成立手段が成立させた制御命令と、前記ハードスイッチがオンされている間出力される信号とから1つの指令を作成する指令作成手段と、
を具備したことを特徴とする調節計増減装置。An input unit having a plurality of touch areas, and when each area is touched, a touch panel for outputting touch data corresponding to each area, and a hard switch;
Conversion means for converting touch data output by touching a touch area with the touch panel included in the input means into a control command;
Holding means for holding the control command converted by the converting means for a predetermined period;
When touch data is output from the touch input unit during a period in which the control command is held by the holding unit, the control command held by the holding unit and the control command converted by the conversion unit are simultaneously A command establishment means to establish;
Command creation means for creating one command from a control command established by the command establishment means and a signal output while the hard switch is ON;
The controller increase / decrease device characterized by comprising.
前記指令作成手段により作成された指令に基づいて調節計の増減値を演算する演算手段と、
前記演算手段より演算された増減値に応じて調節計の値を表示する表示手段と
を具備したことを特徴とする調節計増減装置。The controller increase / decrease device according to claim 1 ,
Calculation means for calculating an increase / decrease value of the controller based on the command created by the command creation means;
A controller increase / decrease device comprising: display means for displaying a value of the controller in accordance with the increase / decrease value calculated by the calculation means.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP09680395A JP3712441B2 (en) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | Controller increase / decrease device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH08292807A JPH08292807A (en) | 1996-11-05 |
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Family Applications (1)
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JP09680395A Expired - Lifetime JP3712441B2 (en) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | Controller increase / decrease device |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3712441B2 (en) |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP09680395A patent/JP3712441B2/en not_active Expired - Lifetime
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