JP3712276B2 - ロボット - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、モジュール構造を有し、自律的に構成を変更することができるロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロボットを愛玩のため、あるいは、鑑賞のために用いるというアイディアが古くからある。このような用途のロボットとして、例えば人の呼びかけに対して簡単な反応を示したり、歩いたりといった単純な機能を有するロボットが従来から実用化されている。
また、このような用途のロボットの一種として、例えば特公平01−9873号公報(文献1)に開示された「ロボット玩具」、あるいは、特公平04−17075号公報(文献2)に開示された「合体ロボット玩具」に開示されたロボットが知られている。
【0003】
文献1,2に開示されたロボットは、例えば、アニメーションフィルムに登場する戦闘用ロボットに似せて形成されており、その腕等を任意に着脱してロボットの形状の変化を楽しむように構成されている。また、ロボットから外した腕を組み合わせて、さらに他のロボットを作って楽しむこともできる。
【0004】
また、アパート等ではペット等を飼うことが禁じられている場合が多く、また、都市住民にとって動物に触れる機会が非常に少なくなってきている。一方、都市住民にはペットを飼いたいという願望を持つ者が多い。
かかる現状の下、生身の動物ではなく、好みの動物の動作を真似する、いわばペットもどきの愛玩用ロボットが商品化され、愛玩用ロボットを身近に置く都市住民も増えてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、文献1,2に開示されたロボットは、いわば、ロボット型の玩具といったものであり、人手により部品が着脱されて構成が変化しても、自律的に構成が変化することはなく、いくつかの決まった形状以外をとりえない。
また、現在までに実現化されている愛玩用ロボットのほとんどは、極めて限られた運動機能および応答機能しか有さない。つまり、愛玩用ロボットとしては、現在の所、例えば、手を叩くと吠える犬の形をしたロボット程度のものしか実現されていない。
【0006】
ここで、愛玩用あるいは鑑賞用ではないが、構成が自律的に変化するロボットとして、例えば「自己修復する機械システム(村田他、第11回日本ロボット学会学術講演会予稿集149頁〜152頁、(社)日本ロボット学会発行、発行日1993年11月12日)」(文献3)、あるいは、「モジュール型ロボットの開発試作(松丸他、第11回日本ロボット学会学術講演会予稿集153頁〜154頁、発行者、発行日は文献3に同じ)」(文献4)に開示されたロボットが知られている。
これらのモジュール構造のロボットに関する技術を応用することにより、愛玩・鑑賞用のロボットの形状変化、動作および反応等を複雑化することができ、例えば障害物を避けて動き回るような愛玩・鑑賞用ロボットを実現することができると考えられている。
【0007】
しかし、このような複雑な形状変化等が可能なロボットであっても、従来のモジュール構造のロボットの延長上の技術によっては、成長、増殖あるいは死といった、生物に特有な現象を模倣することはできない。
本発明は以上述べたような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複雑な形状変化、動作および反応等を実現することができ、しかも、成長、増殖あるいは死といった、生物に特有な現象をも模倣することができるロボットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のロボットは、複数の単位モジュールが一体に接続され、該複数の単位モジュールの1つが頭脳モジュールとして機能するロボットであって、前記単位モジュールそれぞれは、該単位モジュールそれぞれを頭脳モジュールが指示する方向に移動させる移動手段と、他の単位モジュール、または、複数の単位モジュールが一体に接続された他のロボットを検出する検出手段と、前記頭脳モジュールの指示に基づいて、前記他の単位モジュール、または、前記他のロボットを検出した場合に、これらを捕捉する捕捉手段と、前記頭脳モジュールの指示に従って、捕捉または他のロボットから分離した他の単位モジュールと当該単位モジュールとを該頭脳モジュールの指示が伝達されるように接続し、または、当該単位モジュールに接続されている他の単位モジュールを分離する接続・分離手段とを有する。
【0009】
好適には、前記ロボットを構成する単位モジュールのいずれかの接続・分離手段は、前記頭脳モジュールの指示に従って、該ロボットを構成する単位モジュールの数が所定の数を超えた場合に、該ロボットを構成する単位モジュールの一部を分離する。
【0010】
好適には、前記ロボットを構成する単位モジュールのいずれかの接続・分離手段は、前記頭脳モジュールの指示に従って、該単位モジュールの接続・分離手段それぞれに、該ロボットが所定の形状になるように他の単位モジュールを接続させ、あるいは、分離させる。
好適には、前記ロボットを構成する単位モジュールそれぞれの接続・分離手段は、前記ロボットを構成する単位モジュールの数が基準値以下になった場合に、前記頭脳モジュールの指示に従って、他の単位モジュールをそれぞれ分離する。
【0011】
【作用】
ロボットを構成する単位モジュールそれぞれの移動手段は、それぞれ任意の方向に単位モジュールを移動させる。
検出手段は、周囲の他の単位モジュール等がある方向を検出する。
ロボットを構成する単位モジュールのいずれかの移動手段、つまり後述する頭脳モジュールの移動手段は、他の単位モジュールの移動手段をも制御して、ロボットが全体として動こうとする方向に単位モジュールそれぞれを、検出手段が検出した他の単位モジュール等の方向に単位モジュールそれぞれを移動させる。
捕捉手段は、検出手段が検出した単位モジュールを捕捉し、あるいは、他のロボットから単位モジュールをむりやりにでも分離させて捕捉する。さらに、捕捉手段は、必要な場合には、捕捉した単位モジュールを、接続・分離手段が接続可能な位置まで移送する。
【0012】
接続・分離手段は、捕捉手段が捕捉した単位モジュール等を機械的接続し、さらに、頭脳モジュールからの制御信号が伝達可能に電気的に接続する。
また、接続分離手段は、所定の条件において、接続されている単位モジュールを分離する。つまり、例えば、ロボットを構成する単位モジュールのいずれかの接続・分離手段は、ロボットを構成する単位モジュール数が所定の数を超えた場合にロボットの単位モジュールの一部を分離する。
【0013】
【実施例1】
以下、図1〜図8を参照して本発明の第1の実施例を説明する。
まず、図1〜図5を参照してロボット1およびロボット1を構成する単位モジュール10i (iは整数、以下同じ)の構成を説明する。
図1は、本発明のロボット1の構成を例示する図であって、(A)は最小数(3個)の単位モジュール101 〜103 から構成されるロボット1aを示し、(B)は(A)に示したロボット1aに2個の単位モジュール104 ,105 が接続されたロボット1bを示す。
【0014】
図2は、図1に示した単位モジュール10i の構成を例示する斜視図である。
図3は、図2に示した単位モジュール10i を第1の接続装置1201 の方向から見た側面図である。
図4は、図2に示した単位モジュール10i の底面図である。
図5は、図2に示した単位モジュール10i の内部構成を示す図である。
【0015】
図1(A),(B)のロボット1a,1bに例示するように、ロボット1は、いわばロボシャクトリムシと呼ぶべきロボットであり、3個以上の任意の数の単位モジュール10i が一列に接続されて構成される。ロボット1を構成する単位モジュール10i は、例えば全て同一の構成となっている。
単位モジュール10i は、例えば図2に示すように、上面および底面が同一の正方形である箱型に形成された筐体100に組み立てられており、各側面に単位モジュール10i と他の単位モジュール10i-1 ,10i+1 とを接続し、あるいは、分離する接続装置120が配設されている。
【0016】
また、単位モジュール10i の上面には、第1および第2のアーム1021 ,1022 およびセンサ104が配設されている。
アーム1021 ,1022 は、それぞれ図2中の矢印a、bに示すように、関節を任意の角度に折り曲げることができ、回転軸の回りに自在に回転することができる腕と、物を掴むことができる爪とを有している。
ロボット1は、アーム1021 ,1022 を、図6を参照して後述する捕食動作を行う際に、他の単独の単位モジュール10j (jは整数,j≠i、以下同じ)、あるいは、他のロボット1を構成している単位モジュール10j を捕捉するために用いる。
アーム1021 ,1022 は、例えば工作機械のアームを単位モジュール10i の大きさに合わせて小型化したような構成になっており、爪の部分に物体が触れた場合には、このことを検出して制御回路200に通知する。
【0017】
センサ104は、例えば、それぞれ前後左右を写すテレビカメラ1061 〜1064 を有しており、テレビカメラ1061 〜1064 それぞれが向いている方向の映像を写す。
接続装置1201 〜1204 は、それぞれ接続部材1221 〜1224 ,1241 〜1244 と接続コネクタ1261 〜1264 とを有しており、単位モジュール10i の接続装置1201 〜1204 は、他の単位モジュール10j の接続装置1201 〜1204 と当接されて、単位モジュール10i と単位モジュール10j とを機械的および電気的に接続する。
【0018】
つまり、単位モジュール10i ,10j が移動して、これらの接続装置1201 同士が当接されると、図5を参照して後述する単位モジュール10i ,10j の制御回路200の制御に従って、接続部材1221 ,1241 同士および接続部材1222 ,1242 が機械的に接続して単位モジュール10i ,10j を機械的に接続し、接続コネクタ1261 の接点(図示せず)同士が電気的に接触して単位モジュール10i ,10j 間で制御信号等を送受信させる。また、逆に、所定の条件下では、制御回路200の制御に従って、単位モジュール10i ,10j の接続部材122,124は互いに機械的な接続を解き、単位モジュール10i ,10j を機械的および電気的に分離する。
【0019】
図3および図4に示すように、単位モジュール10i の底面には、キャスタ1301 〜1304 および移動装置140が配設されている。
キャスタ1301 〜1304 は、それぞれ車輪を有しており、図4の矢印に示すように、車輪が単位モジュール10i の進行方向を向くように保持する。
移動装置140は、モーターと車輪1421 ,1422 とを有しており、図5を参照して後述する制御回路200の制御に従って、図4の矢印に示すように、単位モジュール10i の進行方向に向けて車輪1421 ,1422 を回転させ、単位モジュール10i を移動させる。
【0020】
単位モジュール10i は、図5に示すような内部構成になっている。
制御回路200は、図2および図3に示したセンサ104のテレビカメラ1061 〜1064 がそれぞれ写した単位モジュール10i の周囲、それぞれの方向の映像を画像処理し、単位モジュール10i の周囲にあるロボット1を構成しない単独の単位モジュール10j または他のロボット1(以下、「単位モジュール10j 等」と記す)の方向を算出し、移動装置駆動回路204を介して移動装置140を制御して、算出した方向に単位モジュール10i を移動させる。
【0021】
また、制御回路200は、左アーム駆動回路2021 および右アーム駆動回路2022 を介してアーム1021 ,1022 をそれぞれ制御して、単位モジュール10j 等を捕捉させる。
また、制御回路200は、ロボット1の形状に関するデータ(ロボットタイプ情報)、つまり、ロボット1は単位モジュール10i が一列に接続されて構成されるといった情報を記憶しており、ロボット1を構成する他の単位モジュール10i との接続関係を認識し、ロボット1のロボットタイプ情報に従って、アーム1021 ,1022 が捕捉した単位モジュール10i を接続装置1201 〜1204 のいずれに接続するか、あるいは、接続装置1201 〜1204 のいずれに接続されている単位モジュール10i を分離するかを決定し、接続装置1201 〜1204 を制御して他の単位モジュール10i を接続または分離する。
【0022】
なお、ロボット1を構成する単位モジュール10i のいずれかの制御回路200、例えば図1(A)のロボット1aに最初から含まれる3個の単位モジュール101 〜103 の中央に位置する単位モジュール102 の制御回路200は、ロボット1a全体を制御するマスタ制御回路として動作する。
以下、マスタ制御回路として動作する制御回路200を有する単位モジュール10i を、頭脳モジュールとも称する。
頭脳モジュール(単位モジュール102 )の制御回路200は、他の単位モジュール10i からも、ロボット1を構成する単位モジュール10i の数等、ロボット1の動作を決定するために必要なデータを接続コネクタ1261 〜1264 を介して受け入れ、図6〜図8を参照して後述するロボット1の動作を制御する制御データを生成して他の単位モジュール10i に対して出力する。
【0023】
頭脳モジュールに隣接しない単位モジュール10i には、その間に接続された単位モジュール10i が制御信号を中継する。
つまり、例えば、頭脳モジュールの制御回路200は、ロボット1全体の移動方向を決定し、制御信号を介して他の単位モジュール10i の制御回路200に移動方向を指示し、同じ方向に単位モジュール10i それぞれを移動させる。
【0024】
左アーム駆動回路2021 および右アーム駆動回路2022 は、制御回路200の制御に従って、それぞれアーム1021 ,102を駆動する。
移動装置駆動回路204は、制御回路200の制御に従って、移動装置140を駆動する。
なお、上述したロボット1の各構成要素の内、移動装置140が本発明に係る移動手段に相当し、センサ104が本発明に係る検出手段に相当し、アーム1021 ,1022 本発明に係る捕捉手段に相当し、接続装置120が本発明に係る接続・分離手段に相当する。また、制御回路200は、これらのロボット1の各構成要素を制御する。
【0025】
以下、図6〜図8を参照してロボット1の動作を説明する。
図6は、図1に示したロボット1の捕食行動および成長を示す図であって、(A)はロボット1aと単位モジュール104 の最初の状態を示し、(B)はロボット1aが単位モジュール104 を捕食する動作を示し、(C)は単位モジュール103 に単位モジュール104 が接続されて成長したロボット1fを示す。
図6(A)に示すように、最小数(3個)の単位モジュール10i から構成され、単位モジュール104 を頭脳モジュールとするロボット1aが、任意の方向に移動している。
また、単位モジュール104 も、それ自身の制御回路200の制御に従って、任意の方向に移動している。
【0026】
ある時点で、ロボット1aの単位モジュール102 のセンサ104を介して制御回路200が単位モジュール104 の存在を検出し、単位モジュール104 がある方向を算出し、その方向を移動方向に決定する。
単位モジュール102 の制御回路200は、接続装置120を介して単位モジュール101 ,103 の制御回路200に対して、制御信号を介して移動方向をを通知する。単位モジュール10i の制御回路200は移動装置140を制御して、それぞれ図6(A)に示す矢印aの方向に移動させる。
移動の間、単位モジュール10i それぞれは、単位モジュール104 がアーム1021 ,1022 の爪に触れた場合に検出することができるように、それぞれアーム1021 ,1022 を振り回す。
【0027】
図6(B)に示すように、単位モジュール103 のアーム1021 ,1022 のいずれかが単位モジュール104 に触れると、単位モジュール103 の制御回路200は、単位モジュール104 に触れたアーム1021 ,1022 を制御して単位モジュール103 を捕捉し、開いている接続装置1201 〜1204 のいずれかの位置、つまり、接続後のロボット1fの形状が一列になるように、単位モジュール103 が接続装置1201 で単位モジュール102 と接続している場合には、接続装置1203 の位置に単位モジュール104 を移送して接続する。このようなロボット1の行動を、例えばロボット1の捕食行動という。
図6(C)に示すように、単位モジュール103 ,104 の接続が終わると、ロボット1は4個の単位モジュール10i から構成されるロボット1fに成長する。
【0028】
図7は、図1に示したロボット1が増殖する動作を説明する図である。
図8は、図7に示したロボット1の増殖動作における制御回路200の処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、2個の単位モジュール10i から構成されるロボット1(記号a)を、例えばロボット1の「幼虫」と呼ぶ。
ロボット1の幼虫は、他の単位モジュール103 を捕食して(矢印b)、3個の単位モジュール10i から構成されるロボット1に成長する(矢印c,d)。ロボット1はさらに成長して(矢印e)、7個の単位モジュール10i から構成されるロボット1に成長する(記号f)。
ロボット1は、3個の単位モジュール10i から構成されるようになった時点で一人前になり、また幼虫は2個の単位モジュール10から構成されるので、例えば幼虫を生むことができる5個以上の単位モジュール10i から構成されるロボット1を、例えばロボット1の「成虫」と呼ぶ。
【0029】
ロボット1の成虫は、上述のように、例えば単位モジュール102 を頭脳モジュールとして動作する。成虫(親)となると、単位モジュール102 の制御回路200は、単位モジュール105 ,106 の制御回路200に対して制御情報を送出し、単位モジュール105 ,106 間の接続を切らせ、新たな幼虫を放出する(矢印g,h)。なお、幼虫は、親(成虫)と同じ形に成長するようなロボットタイプ情報を有している。
つまり、成虫の単位モジュール101 〜105 は、そのまま成虫として存在を続け、再び成長して幼虫を発生する。また、成虫から切り離された単位モジュール106 ,107 は、新たな幼虫として成長して親と同じ形状の成虫となり、幼虫を発生する。
【0030】
図8を参照してロボット1の増殖動作を説明する。
新たな単位モジュール10i がロボット1に接続されるたびに、その情報が単位モジュール102 の制御回路200に入力される。
ステップ10(S10)において、単位モジュール102 の制御回路200は、ロボット1を構成する単位モジュール10i の数が所定の数、例えば7個以上となったか否かを判断する。
7個以上である場合にはS11の処理に進み、7個未満である場合には処理を終了する。
ステップ11(S11)において、単位モジュール102 の制御回路200は、単位モジュール105 ,106 の制御回路200に、単位モジュール105 ,106 間の接続を切らせる。
以上のように、ロボット1は、ロボット1を構成する単位モジュール10i の数を変更し、また、単位モジュール10i を一列に接続した形状であるというロボット1の構成を自律的に保つことができる。また、ロボット1によれば、生物の捕食、成長および増殖を模倣することができる。
【0031】
【実施例2】
以下、図9〜図14を参照して本発明の第2の実施例を説明する。
図9は、本発明のロボット1の構成を例示する図であって、(A)は最小数(5個)の単位モジュール101 〜105 から構成されるロボット2aを示し、(B)は(A)に示したロボット2aに4個の単位モジュール106 〜109 が接続されたロボット2bを示す。
なお、単位モジュール10i は、第1の実施例に示した単位モジュール10i と同じ構成であり、アーム1021 ,1022 は適宜、省略して示してある。
図9に示したロボット2は、ロボット1と同様な機能を有しながら形状が異なる、いわばロボヒトデと呼ぶべきものであり、ロボット2を構成する単位モジュール10i は十字形に接続される。
【0032】
以下、図10〜図13を参照してロボット2の動作を説明する。
図10は、図9に示したロボット2cが他のロボット1cを捕食する動作を示す図であって、(A)は捕食前のロボット2cとロボット1cを示し、(B)はロボット2がロボット1cを分離、捕食する動作を示す。
図11は、図10に示した捕食動作の結果成長したロボット2dの構成を示す図である。
図9に示したロボット2は、例えば単位モジュール101 の制御回路200を頭脳モジュールとして動作する。
図10(A)に示すように、ロボット2cは、ロボット1cを検出すると、その方向に移動してゆく(矢印a)。
【0033】
図10(B)に示すように、ロボット2cは、ロボット1cを捕捉すると、ロボット1cをロボット1d,1eに分解して、それぞれ接続しようとする位置に移送して接続する(矢印b,c)。
以上の捕食動作が終了すると、ロボット2cは、図11に示すように、13個の単位モジュール10i から構成されるロボット2dに成長する。
第1の実施例に示したロボット1と同様に、ロボット2を用いても生物の捕食動作および成長を模倣することができる。
【0034】
図12は、11個の単位モジュール10i から構成されるロボット2fが分裂して増殖する様子を示す図であって、(A)は分裂前のロボット2fを示し、(B)は分裂して生じたロボット2g,2hを示し、(C)はロボット2g,2hがそれぞれ再配列されて生じたロボット2k,2mを示す。
図12(A)に示すように、ロボット2fの単位モジュール101 が、ロボット2fを構成する単位モジュール10i の数が所定数、例えば13個以上になったことを検出すると、分裂を開始する。つまり、単位モジュール101 は、ロボット2fを図12(A)の点線aで示すように分裂させるために、単位モジュール108 と単位モジュール1010を分離する。
【0035】
この分裂により、図12(B)に示すように、ロボット2g,2hが発生する。
ロボット2gの形状が十字形になっていないので、分裂の後、ロボット2gの頭脳モジュール(単位モジュール101 )は、ロボット2の構成上必要ではあるがその接続位置が適切でない単位モジュール104 ,106 を、アーム1021 ,1022 により分離させ、所定の位置に移送し、さらに接続装置1201 〜1204 のいずれかを介して接続するという動作を図12(C)に示すロボット2kの形になるまで行う。
【0036】
また、ロボット2hは、互いに上述の捕食行動をとり、例えば、最初に三方に他の単位モジュール10i が接続された単位モジュール10i を頭脳モジュールとして、ロボット2gと同様の動作を行う。
以上で、ロボット2fが分裂し、増殖してロボット2k,2mを生じる動作を終了する。
【0037】
図13は、図9に示したロボット2が死ぬ場合を説明する図であって、(A)は最小数(5個)の単位モジュール10i から構成されたロボット2nの構成を示し、(B)は他のロボット1,2により、ロボット2nの単位モジュール105 が捕食された後に残ったロボット2pを示し、(C)はロボット2pが分解した後を示す図である。
図13(B)に示すように、上述の分裂を行う場合以外であって、5個の単位モジュール10i から構成されるロボット2nを構成する単位モジュール10iが、他のロボット1,2により捕食されてしまうことがある(矢印a)。
【0038】
図13(B)に示すように、ロボット2nの単位モジュール105 が捕食されて、4個の単位モジュールから構成されるロボット2pが残ることになる。ロボット2pは、もはや十字形をとりえない。
このような場合には、単位モジュール101 は、他の単位モジュール102 〜104 の動きをとめて分離する(矢印b,c,d)。このように、ロボット2は生物の死を模倣する。
上述のように分離された単位モジュール101 〜104 は、それぞれ任意の方向に動いても、あるいは、移動せずにその場所に留まっていてもよい。
【0039】
図14は、図9に示したロボット2が死ぬ場合の制御回路200の処理を示す図である。
ステップ20(S20)において、単位モジュール101 の制御回路200は、ロボット2を構成する単位モジュール10i の数が最小数未満であるか否かを判断する。最小数未満である場合にはS21の処理に進み、最小数以上である場合には処理を終了する。
ステップ21(S21)において、単位モジュール101 の制御回路200は、単位モジュール102 〜単位モジュール104 を分離する。
【0040】
【実施例3】
以下、本発明の第3の実施例を説明する。
第3の実施例においては、ロボット1,2の単位モジュール10i からキャスタ1301 〜1304 および移動装置140を取り外した、図15に示す構成の単位モジュール20i により、ロボット1,2と同様な形状のロボット3を構成する。
ロボット3を構成する単位モジュール20i は、頭脳モジュールの制御回路200の制御によりそれぞれ機能分化する。
つまり、ロボット3は、例えばロボット3がロボット1と同様な形態である場合には、ロボット3の一端の単位モジュール201 が頭脳モジュールとして動作し、単位モジュール201 以外の単位モジュール20i のアーム1021 ,1022 を制御して、あたかもムカデの脚のように動かすことにより移動する。
【0041】
このように、アーム1021 ,1022 を用いてロボット3を移動させることにより、ロボット3は、車輪を用いて移動するロボット1,2が移動不可能な場所にも移動することができる。
なお、単位モジュール201 以外の単位モジュール20i のアーム1021 ,1022 が本発明に係る移動手段であり、単位モジュール201 のアーム1021 ,1022 は本発明に係る捕捉手段である。
【0042】
また、ロボット3は、先頭の単位モジュール20i のアーム1021 ,1022 のみを腕として用い、他の単位モジュール20j を捕捉する。
ロボット3も、ロボット1,2と同様に、生物の捕食、成長、増殖、および、死を模倣する。特に、ロボット3が死ぬ場合に、単位モジュール20i それぞれの機能分化をも消失させ、他のロボット3に接続された場合に新たに機能分化するように単位モジュール20i 構成することにより、ロボット1,2の単位モジュール10i と同様に他のロボット3の構成要素として再利用され得ることになる。
【0043】
以上説明した実施例1〜3に示した本発明のロボット1〜3によれば、例えば分裂により生じた幼虫ロボットが成長することを観者に示すことができ、あるいは、成虫ロボット2から生じた直後の、小さく、何の機能もない幼虫ロボットが成長するにつれて大きくなり、種々の機能を獲得することを観者に示すことができる。
従って、最初から完成されており変化しないロボットではなく、時間の経過につれて変化するロボットを構成することができるので、観者に生物の成長を見守る場合と同様な感動を与えることができる。
【0044】
また、本発明のロボット1〜3によれば、生物の捕食、成長、増殖および死を模倣することができるので、例えば観者にロボット1〜3の集団の任意の組み合わせを一緒に、一定の範囲内に置くことにより、ロボット1〜3それぞれの集団の変化を観者に示すことができる。具体的には、ロボット1〜3の集団を置いた範囲を自然界の生態系に類似するものとして考えて、ロボット1〜3それぞれの集団の盛衰、つまり、ある集団の数が大きくなる一方、ある集団が他の集団に全て捕食されて消滅する等の現象を観者に示し、自然界の生態系についての深い洞察を与えることができる。
【0045】
また、ロボット1〜3によれば、制御回路200のプログラミングあるいはアーム1021 ,1022 の大きさ、強さ等をロボットの種類ごとに変更することにより、強力な武器で獲物を狩るロボット、あるいは、物陰に隠れて獲物を待つロボット等を実現することができ、自然界のスペクタクルを再現することができる。
【0046】
また、ロボット1〜3によれば、コンピュータ上で生物集団の生態をシュミレートするプログラムを実行するのと異なり、実体あるロボットの集団が、大きな音をたてたり、食いついたりする光景を観者に見せることができるので、観者に大きなインパクトを与えることができる。また、ロボット集団の盛衰には、偶然の要素が強く働くので、個々のロボットの運命や、一種類のロボットの運命が全く予想できず、観者はその意外性を楽しむことができる。
【0047】
以上説明した第1〜第3の実施例に示したほか、本発明のロボット1〜3は、単位モジュール10i ,20i の接続を容易にするために、例えば、接続装置120の角度あるいは位置を変更可能に構成してもよい。
また、ロボット1,2を構成する単位モジュール10i も、ロボット3を構成する単位モジュール20i と同様に、ロボット1,2における位置によって機能が分化するように構成してもよい。
【0048】
また、単位モジュール10i ,20i の接続が、外部の操作、例えば単位モジュール10i ,20i の表面の所定のスイッチが押された場合に解けるように構成し、他のロボット1〜3を構成する単位モジュール10i ,20を捕食しやすいようにしてもよい。
また、ロボット1〜3の形状を、直線状あるいは十字形のほか、例えばT字形等としてもよい。
【0049】
また、センサ104には、テレビカメラ106の他に、例えば磁気センサ、熱センサおよびマイク等をさらに付加することができ、これらのセンサ類からのデータに基づいて他の単位モジュール10i ,20i を検出するように制御回路200を構成してもよい。
また、例えば接続装置120を介して単位モジュール10i ,20i 間で、制御信号の他に、電力を供給するように構成してもよい。
また、単位モジュール10i ,20i の形状は、箱型に限らず、例えば円柱形であってもよい。
【0050】
また、単位モジュール10i ,20i の形状を2種類とし、ロボット2のような形状をとる場合には、4方向に単位モジュール10i ,20i が接続される単位モジュールのみに上面および底面が正方形の箱型の単位モジュールを用い、他の単位モジュールには、幅が狭く、接続装置を2つしか有さない単位モジュールを用いられるようにロボット1〜3を構成してもよい。
また、単位モジュール10i には、車輪の他、例えばキャタピラあるいは昆虫の節足状の脚を移動手段として用いてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように本発明のロボットによれば、ロボットの形状の複雑な変化、あるいは、複雑な動作および反応等を実現することができる。
また、本発明のロボットによれば、成長、増殖あるいは死といった、生物に特有な現象をもロボットに模倣させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボットの構成を例示する図であって、(A)は最小数(3個)の単位モジュールから構成されるロボットを示し、(B)は(A)に示したロボットに2個の単位モジュールが接続されたロボットを示す。
【図2】図1に示した単位モジュールの構成を例示する斜視図である。
【図3】図2に示した単位モジュールを第1の接続装置の方向から見た側面図である。
【図4】図2に示した単位モジュールの底面図である。
【図5】図2に示した単位モジュールの内部構成を示す図である。
【図6】図1に示したロボットの捕食行動および成長を示す図であって、(A)はロボットと単位モジュールの最初の状態を示し、(B)はロボットが単位モジュールを捕食する動作を示し、(C)は単位モジュールに単位モジュールが接続されて成長したロボットを示す。
【図7】図1に示したロボットが増殖する動作を説明する図である。
【図8】図7に示したロボットの増殖動作における制御回路の処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明のロボットの構成を例示する図であって、(A)は最小数(5個)の単位モジュールから構成されるロボットを示し、(B)は(A)に示したロボットに4個の単位モジュールが接続されたロボットを示す。
【図10】図9に示したロボットが他のロボットを捕食する動作を示す図であって、(A)は捕食前のロボットとロボットを示し、(B)はロボットがロボットを分離、捕食する動作を示す。
【図11】図10に示した捕食動作の結果成長したロボットの構成を示す図である。
【図12】11個の単位モジュールから構成されるロボットが分裂して増殖する様子を示す図であって、(A)は分裂前のロボットを示し、(B)は分裂して生じた2つのロボットを示し、(C)はロボットがそれぞれ再配列されて生じたロボットを示す。
【図13】図9に示したロボットが死ぬ場合を説明する図であって、(A)は最小数(5個)の単位モジュールから構成されたロボットの構成を示し、(B)は他のロボットにより、ロボットの単位モジュールが捕食された後に残ったロボットを示し、(C)はロボットが分解した後を示す図である。
【図14】図9に示したロボットが死ぬ場合の制御回路の処理を示す図である。
【図15】第3の実施例における単位モジュールの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3…ロボット、10,20…単位モジュール、100…筐体、102…アーム、104…センサ、106…テレビカメラ、120…接続装置、122,124…接続部材、126…接続コネクタ、130…キャスタ、140…移動装置、142,144…車輪

Claims (4)

  1. 複数の単位モジュールが一体に接続され、該複数の単位モジュールの1つが頭脳モジュールとして機能するロボットであって、
    前記単位モジュールそれぞれは、
    該単位モジュールそれぞれを、前記頭脳モジュールが指示する方向に移動させる移動手段と、
    の単位モジュール、または、複数の単位モジュールが一体に接続された他のロボットを検出する検出手段と、
    前記頭脳モジュールの指示に基づいて、前記他の単位モジュール、または、前記他のロボットを検出した場合に、これらを捕捉する捕捉手段と、
    前記頭脳モジュールの指示に従って、捕捉または他のロボットから分離した単位モジュールと当該単位モジュールとを該頭脳モジュールの指示が伝達されるように接続し、または、当該単位モジュールに接続されている他の単位モジュールを分離する接続・分離手段とを有する
    ロボット。
  2. 前記ロボットを構成する単位モジュールのいずれかの接続・分離手段は、前記頭脳モジュールの指示に従って、該ロボットを構成する単位モジュールの数が所定の数を超えた場合に、該ロボットを構成する単位モジュールの一部を分離する
    請求項1に記載のロボット。
  3. 前記ロボットを構成する単位モジュールのいずれかの接続・分離手段は、前記頭脳モジュールの指示に従って、該単位モジュールの接続・分離手段それぞれに、該ロボットが所定の形状になるように他の単位モジュールを接続させ、あるいは、分離させる
    請求項1または2に記載のロボット。
  4. 前記ロボットを構成する単位モジュールそれぞれの接続・分離手段は、前記ロボットを構成する単位モジュールの数が基準値以下になった場合に、前記頭脳モジュールの指示に従って、他の単位モジュールをそれぞれ分離する
    請求項1〜3いずれかに記載のロボット。
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