JP3710395B2

JP3710395B2 - Seat belt device

Info

Publication number: JP3710395B2
Application number: JP2001099207A
Authority: JP
Inventors: 勝竹内; 敏久猪飼
Original assignee: 日産車体株式会社
Priority date: 2001-03-30
Filing date: 2001-03-30
Publication date: 2005-10-26
Anticipated expiration: 2021-03-30
Also published as: JP2002293214A

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、ラップベルト、ショルダーベルトが連続して構成され、このベルト端と、ベルトの中間にタングが設けられ、天井などに設けられた巻取装置に、両タングもベルトとともに巻き取られ、シートバック部にベルトが残らないシートベルト装置のタングとバックルの改良に関する。
【従来の技術】
図７に示すようなワゴン車など後席中央の３点式シートベルトで、シートベルト００４の巻取装置００２が天井００１に設けられているものがある。その場合、後席シートバック００３を前倒可能にするため、シートベルト００４が巻き取られ、タング００５，タング００６とも巻取装置００２の所まで移動させる必要がある。
シートベルト００４を装着するときは、図８に示すように、タング００５をバックル００７にラッチさせ、タング００６をバックル００８にラッチさせて装着する。このとき、タング００５はバックル００７に対応した形状であり、タング００６はバックル００８に対応した形状となっている。すなわちタングとバックルの種類を１種類に設定すると、タング００５とバックル００８やタング００６とバックル００７というような誤着となる組み合わせでもラッチ可能となるので、誤着を防止するために、タング００５，００６はそれぞれ対応しているバックル００７，００８以外にはラッチできない構造となっている。それにより、シートベルトの誤着を防止し、乗員に正常な装着を促すことができる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、上述のように誤着を防止するためにタングとバックルが２種類必要となる。また、中央座席用の他に、左右座席用のバックルが配されるので、この左右座席用のバックルへの誤着防止を考慮すると、タングとバックルの種類は最低３種類必要となる。しかし、タング、バックルは、その精度や品質を厳しくするため、部品の種類を増やすと品質管理が難しくなるという問題があった。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、タングのラッチ部構造や、これに対応するバックル構造の種類を増やすことなく、シートベルトの誤着を防止することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明は、シートベルト（５）の端部に第１のタング（６）が設けられているとともに、前記シートベルト（５）の中間に第２のタング（７）がシートベルトを移動可能に挿通し設けられ、前記第１のタング（６）と前記第２のタング（７）を含む前記シートベルト（５）が、車両天井（１）に設けられた巻取装置（４）によって巻き取り可能に設けられているとともに、乗員着座部の両側に前記第１のタング（６）と前記第２のタング（７）をそれぞれ係合する第１のバックル（８）と第２のバックル（９）が配設され、シートベルト（５）を装着する際、前記第１のタング（６）と前記第２のタング（７）の間の部分が、乗員の腰部付近表面に配索されるラップベルト部（５２）とし、前記巻取装置（４）から腰部にかけて斜めに配索される部分がショルダーベルト部（５１）として装着されるシートベルト装置において、前記第１のタング（６）と前記第２タング（７）のいずれか一方の、シートベルト装着の際に把持するタング把持部に、別体または一体で第１のインジケータが設けられ、前記第１のインジケータが設けられていない方のタングが係合される第１または第２のバックル（８），（９）には、第１または第２のバックル（８），（９）を内包した筒状の第２のインジケータが設けられ、前記第１のインジケータの幅または厚さが、前記第２のインジケータの先端の幅または厚さより大きく形成され、前記第２のインジケータの先端に、前記第１のインジケータが当接した際、前記第２のインジケータの先端とバックルまでの深さが、このバックルに設けられたタング係合部まで前記第１のインジケータが設けられたタングのバックル係合部が届かない深さに設定されていることを特徴とするシートベルト装置とした。
【発明の作用および効果】
シートベルトの誤着となるタングとバックルのラッチができないように、誤着となる組み合わせのタングに第１のインジケータを設け、バックルに第２のインジケータを設け、誤着となる組み合わせのタングをバックルにラッチさせようとすると、第１のインジケータと第２のインジケータが当接して、誤着となる組み合わせのタングのバックル係合部が、バックルのタング係合部に届かないようになる。そのため誤着となる組み合わせのタングとバックルがラッチすることができないので、シートベルト装着の際の誤着を防止することができる。よって第１，第２のタングと第１，第２のバックルは、それぞれ同じものを用いても、インジケータの有無のみで誤着防止に対応することができ、誤着防止のためにタングとバックルの種類を増やさなくてもよい。また、タングとバックルの種類を増やさなくてもよいことから、１種類のタングとバックルの精度や品質の管理をするだけでよいという効果を得ることができる。
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
（実施の形態１）
まず、構成を説明する。
図１は、本発明の実施の形態１を示す全体構成図である。
図は、車両後部座席を示し、３人掛けの座席に対応した形状を有している。この後部座席の中央には中央座席３が設けられている。また、２は、シートバックであり、前倒可能に設けられている。
１は、車両内の天井であり、シートバック２の上部付近の天井１に巻取装置４が設けられている。この巻取装置４には、シートベルト５の基端が巻き取り可能に繋がれている。シートベルト５は、その先端に第１タング６が設けられているとともに、シートベルト５の中間には、第２タング７がシートベルト５を移動可能に挿通し設けられている。このシートベルト５は、第１タング６と第２タング７の間の部分が、乗員の腰部付近表面に配索されるラップベルト部５２となっており、巻取装置４から腰部にかけて斜めに配索される部分がショルダーベルト部５１となっており、このラップベルト部５２と、ショルダーベルト部５１が連続して形成されている。
乗員着座部となる中央座席３の両側に第１バックル８と第２バックル９が配設されており、第１バックル８に第１タング６が係合し、第２バックル９に第２タング７が係合する。
次に第１タング６の構成を説明する。
図２において、（ａ）は、本発明の実施の形態における第１タング６を示す正面図であり、（ｂ）は、本発明の実施の形態における第１タング６を示す側面図である。
６１は、把持部であり、ラップベルト部５２の先端に取り付けられている。また、ラップベルト部５２の同じ先端に、ラップベルト部５２の幅方向に延在した第１のインジケータを構成する板状のタングインジケータ６４が把持部６１とは別体で取り付けられている。このタングインジケータ６４の横幅は、把持部６１の横幅より長く構成されている。
把持部６１の先端には、ラッチ部６２が設けられており、このラッチ部６２には、第１バックル８に内包されている図外の係合爪と係合するバックル係合部となる係合孔６３が設けられている。なお、５２ａはラップベルト部５２の先端が、把持部６１とタングインジケータ６４を共に通して巻き付け取り付けている縫製部である。
次に第２バックル９の構成を説明する。
図３において、（ａ）は、本発明の実施の形態における第２バックル９を示す正面図であり、（ｂ）は、本発明の実施の形態における第２バックル９を示す側面図でる。
９３は第２のインジケータを構成するバックルインジケータであり、開口部９６を有する略筒形状であり、内部にバックル本体９１を内包しており、開口部９６とは反対の端部をインジケータ止め部９５でシートベルトに取り付けられ、このシートベルトの基端が車体に固定されたアンカーに取り付けられている。
９２は、タング係合部の位置を示すものであり、このタング係合部位置９２に前記第２タング７のラッチ部と係合する係合爪（図示せず）が設けられている。
Ｄ１（図２）は、タングインジケータ６４の横幅であり、この横幅Ｄ１は、バックルインジケータ９３の開口部の幅方向長さＤ２より大きい値、すなわちＤ１＞Ｄ２となっている。Ｌ１（図２）は、タングインジケータ６４の端部６５から係合孔６３までの挿入長さであり、この挿入長さＬ１は、バックルインジケータ９３の開口部９６の先端からバックル本体９１内部のタング係合部位置９２までのバックル深さＬ２より大きい値、すなわちＬ１＜Ｌ２となっている。
次に、シートベルト５を装着する手順を説明する。
まず、第１タング６を、第１バックル８に係合する。この場合、把持部６１を把持し、そのまま、シートベルト５を引っ張りながら、ラッチ部６２を第１バックル８に挿入する。このとき、間違って第１タング６を第２バックル９に挿入しようとした場合、タングインジケータ６４がバックルインジケータ９３の開口部９６の先端に当接し、ラッチ部６２が第２バックル９内部に進入するのを阻止するので、係合孔６３が、第２バックル９内の係合爪と係合しない（タング係合部位置９２に達しない。（図４参照）
次に、第２タング７を、第２バックル９に係合する。この場合、第２タング７には、タングインジケータが設けられていないので、第２タング７を第２バックル９に挿入すると、ラッチ部が第２バックル９内部に進入し、係合孔が第２バックル９内の係合爪と係合する。
以上でシートベルトの装着を終える。
以上は、正常な組み合わせで装着した場合であるが、誤った組み合わせで装着しようとした場合には、タングインジケータ６４の横幅寸法と、バックルインジケータ９３の開口部９６の幅方向の寸法の関係がＤ１＞Ｄ２となっているので、タングインジケータ６４がバックルインジケータ９３の開口部に当接して、タングがバックル内部にそれ以上進入できない。このとき、タングインジケータ６４の端部６５から係合孔６３までの挿入長さＬ１とバックルインジケータ９３の開口部９６の先端からタング係合部位置９２までのバックル深さＬ２の関係が、Ｌ１＜Ｌ２となっており、係合することができないので、誤着を防止することができる。
（実施の形態２）
次に、図５に基づいて実施の形態２を説明するが、実施の形態２は、実施の形態１のシートベルト５に設けられているタングインジケータ６４を設けた第１タング６と、タングインジケータを設けていない第２タング７の位置を入れ替えたものとなっている。さらに、実施の形態１においてバックルインジケータ９３を設けた第２バックル９と、バックルインジケータを設けていない第１バックル８の位置を入れ替えたものとなっている。また、実施の形態２を説明するにあたり、実施の形態１と同じ構成には同じ符号を付与し、説明を省略する。
図５は、本発明の実施の形態２を示す全体図である。
まず構成を説明する。
巻取装置４に、シートベルト５の基端が巻き取り可能に繋がれており、シートベルト５には、ラップベルト部５２と、ショルダーベルト部５１が連続して形成されており、シートベルト５の先端にはタングインジケータを設けていない第２タング７が設けられており、シートベルト５の中間には、タングインジケータ６４を設けている第１タング６がシートベルト５を移動可能に挿通し設けられている。この場合、第１タング６に設けられるタングインジケータ６４は、第１タング６に固定され、第１タング６とタングインジケータ６４が共にシートベルト５を移動可能に挿通する。中央座席３の両側にバックルインジケータを設けていない第１バックル８とバックルインジケータ９３を設けている第２バックル９が配設されており、この第１バックル８は第１タング６に，第２バックル９は第２タング７にそれぞれ対応して係合する。
次にシートベルト５を装着する手順を説明する。
まず、第２タング７を、第２バックル９に係合し、次に第１タング６を、第１バックル８に係合してシートベルトを装着するが、このとき、第２タング７にはタングインジケータが設けられていないので、バックルインジケータ９３が設けられている第２バックル９にも、バックルインジケータが設けられていない第１バックル８にもラッチ可能となっている。
しかし、仮に第２タング７を第１バックル８にラッチさせた場合、タングインジケータ６４が設けられた第１タング６は、バックルインジケータ９３を有する第２バックル９には係合できないため、第１タング６は、係合する相手がいなくなってしまう。そのため、乗員は誤着に気付くのでシートベルト５の誤着を防止することができる。
（実施の形態３）
次に、図６に基づいて実施の形態３を説明する。実施の形態３は、実施の形態１，２で第１タング６に設けられていたタングインジケータ６４を、把持部６１と一体成形したものである。
図６は本発明の実施の形態３を示すタングインジケータの正面図である。
まずタングの構成を説明する。
１０は、タングであり、ラップベルト部５２の先端に取り付けられている。
１０１は把持部であり、把持部１０１は、シートベルト装着の際に手で把持するが、同時に実施の形態１，２でいうところのタングインジケータ６４と同様の機能を兼ねている。この把持部１０１の先端には、ラッチ部１０２が設けられており、このラッチ部１０２には、バックル内の係合爪と係合する係合孔１０３が設けられている。
このタング１０は、シートベルトの先端部、もしくは中間位置に設けられるが、そのタング１０の設けられている位置により、実施の形態１と実施の形態２でタングインジケータ６４を設けた第１タング６の取付位置が変わり、その第１タング６に対応して、第１バックル８，第２バックル９の配置が入れ替わったのと同様に、実施の形態３でも、タング１０の設けられる位置により、対応するバックルの配置も変わる。
以上、図面により実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施例において、タングインジケータ６４の横幅Ｄ１と、バックルインジケータ９３の開口部の幅方向長さＤ２との関係を、Ｄ１＞Ｄ２としたが、この場合、タングインジケータ６４が、バックルインジケータ９３の内部に進入しなければよいのであって、この進入を防ぐために、図２の（ｂ）および図３の（ｂ）に図示するように、タングインジケータ６４が取り付けられている第１タング６の厚さａ１が、バックルインジケータ９３の開口部９６の先端の厚さ（側面幅）ａ２より大きい値、すなわちａ１＞ａ２としてもよい。
【符号の説明】
００１天井
００２巻取装置
００３後席シートバック
００４シートベルト
００５，００６タング
００７，００８バックル
１天井
２シートバック
３中央座席
４巻取装置
５シートベルト
６第１タング
７第２タング
８第１バックル
９第２バックル
１０タング
５１ショルダーベルト部
５２ラップベルト部
６１把持部
６２ラッチ部
６３係合孔
６４タングインジケータ
６５端部
９１バックル本体
９２タング係合部位置
９３バックルインジケータ
９５インジケータ止め部
９６開口部
１０１把持部
１０２ラッチ部
１０３係合孔
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１を示す全体図である。
【図２】本発明の実施の形態における第１タング６の正面図および側面図である。
【図３】本発明の実施の形態における第２バックル９の正面図および側面図である。
【図４】本発明の実施の形態１における誤着防止時の状態を示す図である。
【図５】本発明の実施の形態２を示す全体図である。
【図６】本発明の実施の形態３におけるインジケータの正面図である。
【図７】従来技術を示す全体図である。
【図８】従来技術のタングとバックルの関係を示す図である。BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a lap belt and a shoulder belt are continuously formed, a tongue is provided between the belt end and the belt, and both tongues are wound together with the belt on a winding device provided on a ceiling or the like. The present invention relates to an improvement of a tongue and a buckle of a seat belt device in which a belt does not remain in a seat back portion.
[Prior art]
There is a three-point seat belt in the center of the rear seat, such as a wagon car as shown in FIG. 7, in which a winding device 002 for the seat belt 004 is provided on the ceiling 001. In that case, in order to enable the rear seat back 003 to be moved forward, the seat belt 004 is wound, and it is necessary to move both the tongue 005 and the tongue 006 to the winding device 002.
When the seat belt 004 is mounted, the tongue 005 is latched to the buckle 007 and the tongue 006 is latched to the buckle 008 as shown in FIG. At this time, the tongue 005 has a shape corresponding to the buckle 007, and the tongue 006 has a shape corresponding to the buckle 008. In other words, if the type of tongue and buckle is set to one, it is possible to latch even combinations such as tongue 005 and buckle 008 or tongue 006 and buckle 007. Therefore, in order to prevent erroneous attachment, 006 has a structure that cannot be latched except for the corresponding buckles 007 and 008. Thereby, it is possible to prevent the seat belt from being erroneously attached and to prompt the occupant to properly attach the seat belt.
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described prior art, two types of tongues and buckles are required to prevent erroneous attachment as described above. Further, since buckles for left and right seats are arranged in addition to the central seat, at least three types of tongues and buckles are required in consideration of preventing erroneous attachment to the right and left seat buckles. However, tongues and buckles have a problem that quality control becomes difficult if the types of parts are increased in order to tighten the accuracy and quality.
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problems, and it is an object of the present invention to prevent seat belts from being mistakenly attached without increasing the number of tongue latch structures and corresponding buckle structures. .
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention is provided with a first tongue (6) at the end of a seat belt (5) and a second tongue (5) in the middle of the seat belt (5). 7) is movably inserted through the seat belt, and the seat belt (5) including the first tongue (6) and the second tongue (7) is provided on the vehicle ceiling (1). A first buckle that is provided so as to be able to be wound by a winding device (4) and that engages the first tongue (6) and the second tongue (7) on both sides of the occupant seating portion ( 8) and the second buckle (9) are disposed, and when the seat belt (5) is mounted, the portion between the first tongue (6) and the second tongue (7) A lap belt portion (52) arranged on the surface near the waist and the winding device (4) In the seat belt device in which a portion that is obliquely routed from the waist to the waist is mounted as a shoulder belt portion (51), the seat belt of any one of the first tongue (6) and the second tongue (7) A first or second buckle (a first or second buckle) that is provided with a first indicator separately or integrally with a tongue gripping portion that is gripped at the time of mounting and that is not provided with the first indicator. 8), (9) is provided with a cylindrical second indicator containing the first or second buckle (8), (9), the width or thickness of the first indicator It is formed larger than the width or thickness of the tip of the second indicator, and when the first indicator comes into contact with the tip of the second indicator, the depth between the tip of the second indicator and the buckle There was a seat belt apparatus, wherein said up tongue engaging portion provided first indicator is set to the buckle engaging portion does not reach the depth of the tongue provided in the buckle.
Operation and effect of the invention
To avoid latching of the tongue and buckle that will cause the seat belt to be mistakenly attached, a first indicator is provided for the tongue that is to be misfitted, and a second indicator is provided for the buckle to buckle the tongue that is to be misfitted. If the first indicator and the second indicator are brought into contact with each other, the buckle engagement portion of the combination of tongues that are erroneously attached will not reach the tongue engagement portion of the buckle. For this reason, the tongue and buckle of the combination that causes erroneous attachment cannot be latched, so that erroneous attachment at the time of wearing the seat belt can be prevented. Therefore, even if the same first and second tongues and the first and second buckles are used, it is possible to prevent erroneous attachment only by the presence or absence of an indicator. There is no need to increase the number of types. In addition, since it is not necessary to increase the types of tongues and buckles, it is possible to obtain an effect that only one type of tongue and buckle need only be managed for accuracy and quality.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
First, the configuration will be described.
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing Embodiment 1 of the present invention.
The figure shows a rear seat of the vehicle and has a shape corresponding to a seat for three persons. A central seat 3 is provided in the center of the rear seat. Reference numeral 2 denotes a seat back, which is provided to be able to be moved forward.
Reference numeral 1 denotes a ceiling inside the vehicle, and a winding device 4 is provided on the ceiling 1 near the upper part of the seat back 2. The winding device 4 is connected so that the base end of the seat belt 5 can be wound. The seat belt 5 is provided with a first tongue 6 at the front end thereof, and a second tongue 7 is inserted in the middle of the seat belt 5 so as to be movable. In the seat belt 5, a portion between the first tongue 6 and the second tongue 7 is a lap belt portion 52 that is routed on the surface near the waist of the occupant, and is disposed obliquely from the winding device 4 to the waist. A portion to be corded is a shoulder belt portion 51, and the lap belt portion 52 and the shoulder belt portion 51 are continuously formed.
A first buckle 8 and a second buckle 9 are disposed on both sides of the central seat 3 serving as an occupant seat, and the first tongue 6 is engaged with the first buckle 8 and the second tongue 7 is engaged with the second buckle 9. Engage.
Next, the configuration of the first tongue 6 will be described.
In FIG. 2, (a) is a front view showing the first tongue 6 in the embodiment of the present invention, and (b) is a side view showing the first tongue 6 in the embodiment of the present invention.
Reference numeral 61 denotes a gripping part, which is attached to the tip of the lap belt part 52. In addition, a plate-like tongue indicator 64 constituting a first indicator extending in the width direction of the lap belt portion 52 is attached to the same tip of the lap belt portion 52 as a separate body from the grip portion 61. The lateral width of the tongue indicator 64 is longer than the lateral width of the grip portion 61.
A latch portion 62 is provided at the tip of the grip portion 61, and the latch portion 62 serves as a buckle engaging portion that engages with an engaging claw (not shown) included in the first buckle 8. A joint hole 63 is provided. Reference numeral 52a denotes a sewing portion in which the tip of the lap belt portion 52 is wound and attached through the grip portion 61 and the tongue indicator 64 together.
Next, the configuration of the second buckle 9 will be described.
3, (a) is a front view showing the second buckle 9 in the embodiment of the present invention, and (b) is a side view showing the second buckle 9 in the embodiment of the present invention.
Reference numeral 93 denotes a buckle indicator constituting the second indicator, which has a substantially cylindrical shape having an opening 96, includes a buckle body 91 inside, and has an indicator stopper 95 at the end opposite to the opening 96. And the base end of the seat belt is attached to an anchor fixed to the vehicle body.
Reference numeral 92 denotes a position of the tongue engaging portion, and an engaging claw (not shown) that engages with the latch portion of the second tongue 7 is provided at the tongue engaging portion position 92.
D1 (FIG. 2) is the lateral width of the tongue indicator 64, and this lateral width D1 is larger than the width direction length D2 of the opening of the buckle indicator 93, that is, D1> D2. L1 (FIG. 2) is an insertion length from the end portion 65 of the tongue indicator 64 to the engagement hole 63. This insertion length L1 is a tongue inside the buckle body 91 from the tip of the opening 96 of the buckle indicator 93. A value larger than the buckle depth L2 up to the engaging portion position 92, that is, L1 <L2.
Next, a procedure for mounting the seat belt 5 will be described.
First, the first tongue 6 is engaged with the first buckle 8. In this case, the grip portion 61 is gripped, and the latch portion 62 is inserted into the first buckle 8 while pulling the seat belt 5 as it is. At this time, if the first tongue 6 is erroneously inserted into the second buckle 9, the tongue indicator 64 comes into contact with the tip of the opening 96 of the buckle indicator 93 and the latch 62 enters the second buckle 9. Therefore, the engagement hole 63 does not engage with the engagement claw in the second buckle 9 (the tongue engagement portion position 92 is not reached (see FIG. 4)).
Next, the second tongue 7 is engaged with the second buckle 9. In this case, since the second tongue 7 is not provided with a tongue indicator, when the second tongue 7 is inserted into the second buckle 9, the latch portion enters the second buckle 9, and the engagement hole becomes the second hole. Engages with an engaging claw in the buckle 9.
This completes the seat belt installation.
The above is a case of mounting in a normal combination, but when mounting in an incorrect combination, the relationship between the lateral width dimension of the tongue indicator 64 and the dimension in the width direction of the opening 96 of the buckle indicator 93 is D1. Since> D2, the tongue indicator 64 comes into contact with the opening of the buckle indicator 93 and the tongue cannot enter the buckle any more. At this time, the relationship between the insertion length L1 from the end portion 65 of the tongue indicator 64 to the engagement hole 63 and the buckle depth L2 from the tip of the opening 96 of the buckle indicator 93 to the tongue engagement portion position 92 is L1 < Since it is L2 and cannot be engaged, erroneous attachment can be prevented.
(Embodiment 2)
Next, the second embodiment will be described with reference to FIG. 5. In the second embodiment, the first tongue 6 provided with the tongue indicator 64 provided in the seat belt 5 of the first embodiment, and the tongue indicator. The position of the 2nd tongue 7 which is not provided is replaced. Furthermore, the position of the 2nd buckle 9 which provided the buckle indicator 93 in Embodiment 1, and the 1st buckle 8 which does not provide the buckle indicator is replaced. In describing the second embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
FIG. 5 is an overall view showing Embodiment 2 of the present invention.
First, the configuration will be described.
A base end of the seat belt 5 is connected to the winding device 4 so that the seat belt 5 can be wound, and a lap belt portion 52 and a shoulder belt portion 51 are continuously formed on the seat belt 5. A second tongue 7 not provided with a tongue indicator is provided at the tip of the seat belt, and a first tongue 6 provided with a tongue indicator 64 is inserted in the middle of the seat belt 5 so that the seat belt 5 can be moved. It has been. In this case, the tongue indicator 64 provided on the first tongue 6 is fixed to the first tongue 6, and both the first tongue 6 and the tongue indicator 64 are movably inserted through the seat belt 5. A first buckle 8 not provided with a buckle indicator and a second buckle 9 provided with a buckle indicator 93 are disposed on both sides of the central seat 3, and the first buckle 8 is attached to the first tongue 6 and the second buckle. 9 engages with the second tongue 7 respectively.
Next, a procedure for mounting the seat belt 5 will be described.
First, the second tongue 7 is engaged with the second buckle 9, then the first tongue 6 is engaged with the first buckle 8, and the seat belt is mounted. At this time, the second tongue 7 Since the tongue indicator is not provided, the second buckle 9 provided with the buckle indicator 93 and the first buckle 8 provided with no buckle indicator can be latched.
However, if the second tongue 7 is latched to the first buckle 8, the first tongue 6 provided with the tongue indicator 64 cannot be engaged with the second buckle 9 having the buckle indicator 93. 6, there will be no partner to engage with. Therefore, the occupant notices the erroneous attachment, so that the erroneous attachment of the seat belt 5 can be prevented.
(Embodiment 3)
Next, Embodiment 3 will be described with reference to FIG. In the third embodiment, the tongue indicator 64 provided on the first tongue 6 in the first and second embodiments is integrally formed with the grip portion 61.
FIG. 6 is a front view of a tongue indicator showing Embodiment 3 of the present invention.
First, the configuration of the tongue will be described.
Reference numeral 10 denotes a tongue, which is attached to the tip of the lap belt portion 52.
Reference numeral 101 denotes a gripping part. The gripping part 101 is gripped by hand when the seat belt is worn, and simultaneously has the same function as the tongue indicator 64 in the first and second embodiments. A latch portion 102 is provided at the tip of the grip portion 101, and the latch portion 102 is provided with an engagement hole 103 that engages with an engagement claw in the buckle.
The tongue 10 is provided at the front end of the seat belt or at an intermediate position. Depending on the position where the tongue 10 is provided, the first tongue 6 provided with the tongue indicator 64 in the first and second embodiments. In the same manner as the arrangement of the first buckle 8 and the second buckle 9 is changed corresponding to the first tongue 6 in the third embodiment, the position of the tongue 10 is changed. The arrangement of the buckle is also changed.
As mentioned above, although embodiment was described with drawing, this invention is not limited to this. For example, in this embodiment, the relationship between the lateral width D1 of the tongue indicator 64 and the width direction length D2 of the opening portion of the buckle indicator 93 is D1> D2. In order to prevent this entry, as shown in FIGS. 2B and 3B, the first tongue 6 to which the tongue indicator 64 is attached is installed. The thickness a1 may be larger than the thickness (side width) a2 of the tip of the opening 96 of the buckle indicator 93, that is, a1> a2.
[Explanation of symbols]
001 Ceiling 002 Winding device 003 Rear seat seat back 004 Seat belt 005,006 Tangue 007,008 Buckle 1 Ceiling 2 Seat back 3 Central seat 4 Winding device 5 Seat belt 6 First tongue 7 Second tongue 8 First buckle 9 2nd buckle 10 tongue 51 shoulder belt part 52 lap belt part 61 gripping part 62 latching part 63 engagement hole 64 tongue indicator 65 end part 91 buckle body 92 tongue engaging part position 93 buckle indicator 95 indicator stop part 96 opening 101 gripping Part 102 Latch part 103 Engagement hole [Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view showing a first embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are a front view and a side view of a first tongue 6 in the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view and a side view of a second buckle 9 according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a state when preventing erroneous attachment in Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 5 is an overall view showing Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 6 is a front view of an indicator according to Embodiment 3 of the present invention.
FIG. 7 is an overall view showing a conventional technique.
FIG. 8 is a diagram showing a relationship between a tongue and a buckle in the prior art.

Claims

A first tongue (6) is provided at the end of the seat belt (5), and a second tongue (7) is provided in the middle of the seat belt (5) so as to be movable through the seat belt. ,
The seat belt (5) including the first tongue (6) and the second tongue (7) is provided so as to be able to be wound by a winding device (4) provided on the vehicle ceiling (1). And a first buckle (8) and a second buckle (9) for engaging the first tongue (6) and the second tongue (7), respectively, on both sides of the occupant seat. ,
When the seat belt (5) is mounted, a portion between the first tongue (6) and the second tongue (7) is a lap belt portion (52) routed on the surface near the waist of the occupant. In the seat belt device in which a portion that is routed obliquely from the winding device (4) to the waist is mounted as a shoulder belt portion (51),
The first grip (6) and the second tongue (7) are provided with a first indicator separately or integrally with the tongue gripping portion gripped when the seat belt is worn,
The first or second buckle (8), (9) is connected to the first or second buckle (8), (9) to which the tongue on which the first indicator is not provided is engaged. A cylindrical second indicator is provided,
The width or thickness of the first indicator is formed larger than the width or thickness of the tip of the second indicator;
When the first indicator comes into contact with the tip of the second indicator, the depth between the tip of the second indicator and the buckle reaches the tongue engaging portion provided on the buckle. A seatbelt device characterized in that the seatbelt device is set to a depth that does not reach a buckle engagement portion of a tongue provided with an indicator.