JP3709468B2 - Electronic endoscope system with switchable between normal light illumination and special wavelength light illumination - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スコープの遠位端に撮像センサを設け、その撮像センサで被写体を撮像してTVモニタ装置で再現する電子内視鏡システムに関し、一層詳しくは被写体の撮像のために通常光照明と特殊波長光照明とを選択的に切り換え得るように構成された電子内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、電子内視鏡システムは可撓性導管からなるスコープと、このスコープを着脱自在に接続する画像信号処理ユニットとから成る。スコープの遠位端には固体撮像素子例えばCCD(charge coupled device)撮像素子から成る撮像センサが設けられ、この撮像センサは対物レンズ系と組み合わされる。また、スコープ内には光ファイバー束から成る光ガイドケーブルが挿通させられ、その遠位端面は照明用レンズと組み合わされる。更に、スコープには鉗子等の処置具を挿通させるための処置具挿通路が設けられ、鉗子等の処置具は該処置具挿通路を通してスコープの遠位端面から突出させて所望の処置を行い得るようになっている。
【0003】
画像信号処理ユニット内には通常光源即ち白色光源、例えばハロゲンランプやキセノンランプが設けられ、スコープと画像信号処理ユニットとの接続時に光ガイドケーブルの近位端は白色光源に光学的に接続される。かくして、患者の体腔内へのスコープの挿入時、その遠位端の対物レンズ系の前方が該スコープ内の光ガイドケーブルの遠位端面から射出させられる照明光で照明され、これにより被写体は撮像センサの受光面に光学的被写体像として結像させられてそこで画素信号として光電変換される。画素信号は撮像センサから読み出されて画像信号処理ユニットに送られ、そこでビデオ信号が該画素信号に基づいて作成される。次いで、ビデオ信号は画像信号処理ユニットからTVモニタ装置に対して出力され、そこで光学的被写体像がTVモニタ装置上で再現される。
【0004】
ところで、近年、電子内視鏡システムの分野では、診断或いは治療のために特殊波長光を照明光として利用することが試みられている。この場合、特殊波長光用の光ガイドケーブルが別途必要となるが、しかしスコープの設計上の問題として、そのような光ガイドケーブルをスコープに予め設けておくことはできないので、特殊波長光用の光ガイドケーブルを鉗子等の処置具のための処置具挿通路に挿通させて特殊波長光による照明が行われる。
【0005】
特殊波長光の照明による診断の一例としては、癌組織の早期発見のために紫外線を照明光として利用することが試みられている。紫外線を体内組織に照明すると、そこから蛍光を発することが知られており、その蛍光の発光強度は癌組織に比べて健全な組織の方が強い。体内組織を紫外線で照明して蛍光の発光強度を観察することにより癌組織を早期に発見し得る。
【0006】
いずれにしても、従来では、特殊波長光用の光ガイドケーブルの近位端を特殊波長光源(紫外線ランプ)に光学的に接続させ、その光ガイドケーブルを鉗子等の処置具のための処置具挿通路に挿通させて、体内組織を特殊波長光で照明することが行われている。勿論、患者の体腔内が特殊波長光で照明されたときは、その特殊波長光の照明により得られた光学的被写体像がTVモニタ装置上で再現されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上で述べたような電子内視鏡システムによる診察及び治療では、通常光による照明と特殊波長光による照明とを屡々頻繁に切り換えることが要求され、このような要求に速やかに応えるためには、スコープを操る術者(医者)自身が照明切換を手際よく行えるようにすることが好ましい。しかし、従来では、照明切換スイッチは画像信号処理ユニットの筐体のフロントパネルに設けられており、術者が照明スイッチを一々操作することは非常に面倒である。勿論、例えば、看護婦等の補助者に照明切換を指示して照明切換スイッチを操作してもらうことは可能であるが、しかし照明切換指示を頻繁に行うような場合には照明切換指示を行うこと自体が非常に煩わしいものとなる。
【0008】
一方、通常光による照明の利用頻度は特殊波長光による照明に比べると遙かに高く、特殊波長光源の点灯及び消灯を適正に行うことが好ましい。例えば、通常光による照明で診断を行った後に特殊波長光による照明で診断を行うような場合には、特殊波長光による照明での診断の直前に特殊波長光源を点灯することが省エネルギー化及びその寿命の延命化のためには好ましい。また、特殊波長光による照明が必要とされなくなったときには、特殊波長光源を速やかに消灯させることが好ましい。このような特殊波長光源の点灯及び消灯も看護婦等の補助者に指示して行うことは可能であるが、しかし術者自身が特殊波長光源の点灯及び消灯を適宜行い得るようにすることが望まれる。
【0009】
従って、本発明の目的は、通常光照明と特殊波長光照明とを選択的に切り換え得るように構成された電子内視鏡システムであって、スコープを操る術者が照明切換を望むとき術者自身により直ちに行えるだけでなく特殊波長光源の点灯及び消灯を術者自身によって行い得るように構成された電子内視鏡システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による電子内視鏡システムは、スコープと、このスコープの遠位端に設けられた撮像センサと、スコープの近位端に接続させられた画像信号処理ユニットとから成り、該画像信号処理ユニットでは、撮像センサで得られる画素信号に基づいてビデオ信号が作成される。本発明による電子内視鏡システムは更にスコープの遠位端の前方側を通常光によって照明するための第1の照明手段と、スコープの遠位端の前方を特殊波長光によって照明するための第2の照明手段と、第1の照明手段による通常光照明と第2の照明手段による特殊波長光照明とを選択的に切り換える照明切換制御手段と、この照明切換制御手段による照明切換を指示する照明切換スイッチとを具備し、該照明切換スイッチはスコープを操る術者によって容易に操作し得る箇所に配置される。本発明による電子内視鏡システムは更に第2の照明手段に含まれる特殊波長光源の点灯及び消灯を制御する点灯/消灯制御手段を具備し、この点灯/消灯制御手段が、照明切換スイッチを所定時間にわたって操作し続けることにより、該特殊波長光源の消灯時にはその点灯を成し、特殊波長光源の点灯時にはその消灯を成すように構成される。
【0011】
本発明によれば、切換スイッチは術者の足で切換操作を行い得るように床上に適宜置かれたフットスイッチとして構成され得る。また、切換スイッチは術者の手で切換操作を行い得る手動操作可能なスイッチとしても構成され得る。この場合、手動操作可能なスイッチはスコープの処置具挿通路の導入口に配置されてもよいし、或いはスコープの操作部に配置されてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による電子内視鏡システムの一実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0013】
図1を参照すると、本発明による電子内視鏡システムがブロック図として図示される。電子内視鏡システムは可撓性導管からなるスコープ10を具備し、このスコープ10の近位端はコネクタ12を介してはプロセッサと呼ばれる画像信号処理ユニット14に着脱自在に接続されるようになっている。スコープ10の遠位端には固体撮像素子例えばCCD(charge-coupled device) 撮像素子から成る撮像センサ16が設けられ、この撮像センサ16はそのCCD撮像素子と組み合わされた対物レンズ系18を備える。また、スコープ10には鉗子等の処置具を挿通させるための処置具挿通路20が形成され、鉗子等の処置具は処置具挿通路20を通してスコープ10の遠位端面から突出させられる。
【0014】
スコープ10内には光ファイバー束から成る白色光(通常光)照明用の光ガイドケーブル22が挿通させられ、この光ガイドケーブル22の遠位端はスコープ10の遠位端まで延びる。光ガイドケーブル22の遠位端面には照明用配光レンズ24が組み込まれ、光ガイドケーブル22の近位端には適当な接続アダプタ25が装着され、その近位端は画像信号処理ユニット14に対するスコープ10の接続時に画像信号処理ユニット14内のキセノンランプ或いはハロゲンランプ等の白色光源ランプ26と接続アダプタ25により光学的に接続されられる。なお、図1では、光ガイドケーブル22の一部は図示の便宜上二点鎖線で略示しされている。図1に示すように、画像信号処理ユニット14内では、白色光源ランプ26の白色光射出側に集光レンズ28及び絞り30が順次配置され、集光レンズ28は白色光源ランプ26から射出された白色光を光ガイドケーブル22の近位端面に集光させるために用いられ、また絞り30はその開度を調節することにより該端面への白色光の入射光量を適宜調節する。
【0015】
図1に示す電子内視鏡システムでは、カラー映像を得るために面順次方式が採用されており、このため光ケーブル22の近位端面と絞り30との間に回転式三原色カラーフィルタとして回転式RGBカラーフィルタ32が介在させられる。図2に示すように、回転式RGBカラーフィルタ32は円板要素から成り、この円板要素には赤色フィルタ要素32R、緑色フィルタ要素32G及び青色フィルタ要素32Bが設けられ、これら色フィルタ要素はそれぞれセクタ状の形態とされる。カラーフィルタ要素32R、32G及び32Bはそれぞれの中心が120 °の角度間隔となるように円板要素の円周方向に沿って配置され、互いに隣接する2つの色フィルタ要素間の領域は遮光領域とされる。
【0016】
図3に最もよく図示するように、カラーフィルタ32はサーボモータ或いはステップモータのような駆動モータ34によって回転させられる。回転式RGBカラーフィルタ32の回転周波数は電子内視鏡で採用されるTV映像再現方式に応じて決められる。例えば、NTSC方式が採用されている場合には、その回転周波数は仕様により適宜決められるものであるが、代表的には30Hzとされ、またPAL方式が採用されている場合には、回転式RGBカラーフィルタ24の回転周波数は仕様により適宜決められるものであるが、代表的には25Hzとされる。
【0017】
例えば、カラーフィルタ32が回転周波数30Hzで回転させられると(NTSC方式)、その1回転に要する時間は約33.3ms(1/30sec) となり、各色フィルタ要素(32R、32G、32B)による照明時間はほぼ33/6msとなる。光ガイドケーブル22の遠位端面からは赤色光、緑色光及び青色光が毎33.3ms(1/30sec) 間にほぼ33/6msだけ順次射出させられて、光学的被写体は三原色光即ち赤色光、緑色光及び青色光でもって順次照明され、その各色の光学的被写体が撮像センサ16の対物レンズ系18によってそのCCD撮像素子の受光面に順次結像させられる。撮像センサ16はその受光面に結像された各色の光学的被写体像を1フレーム分のアナログ画素信号に光電変換し、その各色の1フレーム分のアナログ画素信号は各色の照明時間(33/6ms)に続く次の遮光時間(33/6ms)に亘って撮像センサ16から順次読み出される。撮像センサ16から読み出された各色の1フレーム分のアナログ画素信号は画像信号処理ユニット14内の画像信号処理回路35に送られ、そこで適宜処理された後にカラービデオ信号として画像信号処理回路35からTVモニタ装置(図示されない)に対して出力され、光学的被写体像は該TVモニタ装置によってカラー映像として再現される。
【0018】
本実施形態では、電子内視鏡システムは更に特殊波長光源ユニット36を包含し、この特殊波長光源ユニット36内には特殊波長光源として紫外線(UV)ランプ38が設けられる。特殊波長光源ユニット36には特殊波長光照明用の光ガイドケーブル40の近位端が着脱自在に接続されるようになっている。即ち、光ガイドケーブル40の近位端には適当な接続アダプタ41が装着され、この接続アダプタ41が特殊波長光源ユニット36の筐体壁に形成された接続孔に挿通させられると、光ガイドケーブル40の近位端がUVランプ38と光学的に接続させられる。なお、図1において、参照符号42は上述の接続孔に設けられた開閉蓋を示し、この開閉蓋42は通常は閉鎖位置にばね付勢させられているが、接続アダプタ41の挿通により、開閉蓋42が閉鎖位置から図1に示すような開放位置に押し遣られるようになっている。
【0019】
一方、特殊波長光照明用の光ガイドケーブル40の遠位端面には必要に応じて照明用レンズ系(図示されない)が組み込まれ、その遠位端側は図1に示されるようにスコープ10の処置具挿通路20内に挿通させられる。光ガイドケーブル40の遠位端が処置具通路20の先端口に到達すると、スコープ10の遠位端の前方が該光ガイドケーブル40の遠位端面から射出させられる紫外線で照明される。光ガイドケーブル40は鉗子等の処置具の場合と同様に処置具挿通路20内で出入自在となっており、光ガイドケーブル40を処置具挿通路20に沿って前後に移動させることにより紫外線の照明強度を適宜調節することができる。なお、図1では、白色光照明用ケーブル22の場合と同様に、特殊波長光照明用光ガイドケーブル40の一部も図示の便宜上二点鎖線で略示しされている。
【0020】
図1から明らかなように、特殊波長光源ユニット36内では、UVランプ38の紫外線射出側には集光レンズ44が配置され、集光レンズ44はUVランプ38から射出された紫外線を光ガイドケーブル40の近位端面に集光させるために用いられる。また、光ガイドケーブル40の近位端面と集光レンズ44との間には回転式シャッタ46及び開閉シャッタ48が介在させられる。
【0021】
回転式シャッタ46は回転式RGBカラーフィルタ32から三原色のカラーフィルタ要素32R、32G及び32Bを除去してそこを開口領域としたものに相当し、この回転式シャッタ46の回転周波数も電子内視鏡システムで採用されてるTV映像再現方式(例えば、NTSC方式では30Hz、PAL方式では25Hz)に応じて決められる。なお、図1において、参照符号50は回転式シャッタ46を回転駆動させるための駆動モータ、例えばサーボモータ或いはステップモータ等を示す。
【0022】
要するに、例えば、回転式シャッタ46が回転周波数30Hzで回転させられると(NTSC方式)、その1回転に要する時間は約33.3ms(1/30sec)となり、各開口領域による照明時間はほぼ33/6msとなる。即ち、光ガイドケーブル40の遠位端面からは紫外線がほぼ33/6msの時間間隔で順次射出させられて、光学的被写体はその時間間隔で紫外線により順次照明され、その光学的被写体が撮像センサ16の対物レンズ系18によってその受光面に順次結像させられる。撮像センサ16はその受光面に結像された光学的被写体像を1フレーム分の単色(蛍光)アナログ画素信号に光電変換し、その1フレーム分の単色アナログ画素信号は各紫外線の照明時間(33/6ms)に続く次の遮光時間(33/6ms)に亘って撮像センサ16から順次読み出される。撮像センサ16から順次読み出された1フレーム分の単色アナログ画素信号は画像信号処理ユニット14内の画像信号処理回路35に送られ、そこで適宜画像処理された後に単色ビデオ信号として画像信号処理回路35からTVモニタ装置に対して出力され、光学的被写体像は該TVモニタ装置によって紫外線照明による単色蛍光映像として再現される。
【0023】
開閉シャッタ48はUVランプ38から光ガイドケーブル40の近位端面への紫外線の導入を制御するものであって、三原色光照明によるカラー映像再現時には開閉シャッタ48は閉鎖され、これによりUVランプ38から光ガイドケーブル40の近位端面への紫外線の導入が阻止される。一方、紫外線照明による蛍光映像再現時だけ開閉シャッタ48は開放され、これにより光ガイドケーブル40の遠位端面からの紫外線照射が行われる。要するに、図1に示す実施形態では、電子内視鏡システムの作動として紫外線照明による蛍光映像再現が伴う場合には、UVランプ38は点灯状態とされ、三原色光照明によるカラー映像再現時に光ガイドケーブル40の遠位端面からの紫外線照射が開閉シャッタ48によって阻止され、一方紫外線照明による蛍光映像再現時には白色光源ランプ26は消灯させられる。なお、開閉シャッタ48はその開閉作動を制御するアクチュエータ51を備え、このアクチュエータ51はシステムコントローラ52の制御下で駆動させられる。
【0024】
図1に示すように、画像信号処理ユニット14にはシステムコントローラ52が設けられ、このシステムコントローラ52は例えばマイクロコンピュータから構成される。即ち、システムコントローラ52は中央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行するためのプログラム、常数等を格納する読出し専用メモリ(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/読出し自在なメモリ(RAM)、入出力インターフェース(I/O)から成り、電子内視鏡システムの作動全般を制御する。
【0025】
図4を参照すると、画像信号処理回路35の一実施形態が示され、この実施形態では、画像信号処理回路35には2つの入力系統、即ち第1の入力系統54及び第2の入力系統56が設けられ、この双方の入力系統54及び56は互いに並列に配置される。第1の入力系統54は互いに直列に配置されたプリアンプ54a及び前処理回路54bを包含し、同様に第2の入力系統56も互いに直列に配置されたプリアンプ56a及び前処理回路56bを包含する。また、画像信号処理回路35には切換スイッチ回路58及びアナログ/デジタル(A/D)変換器60が設けられ、第1及び第2の入力系統54及び56の出力端子側(即ち、前処理回路54a及び56bの出力端子)が切換スイッチ回路60を介して選択的にA/D変換器60の入力端子に接続される。
【0026】
図4から明らかなように、三原色光照明及び紫外線照明の如何に拘らず、撮像センサ16から読み出された1フレーム分のアナログ画素信号は第1及び第2の入力系統54及び56の双方に入力されるが、しかし第1及び第2の入力系統54及び56から出力される1フレーム分のアナログ画素信号のいずれをA/D変換器60に出力するかについては、三原色光照明及び紫外線照明のいずれかが行われているかに依る。即ち、三原色光照明時には第1の入力系統54の出力端子は切換スイッチ回路58によってA/D変換器60の入力端子に接続され、一方紫外線照明時には第2の入力系統56の出力端子は切換スイッチ回路58によってA/D変換器60の入力端子に接続される。要するに、第1の入力系統54は三原色光照明から得られる各色のアナログ画素信号の処理のために用意されるものであり、第2の入力系統56は紫外線照明から得られる単色アナログ画素信号の処理のために用意されるものである。なお、後述するように、切換スイッチ回路58の切換動作はシステムコントローラ52から出力される切換制御信号によって行われる。
【0027】
三原色光照明時に撮像センサ16から順次読み出される各色の1フレーム分のアナログ画素信号はプリアンプ54aで所定の増幅率で増幅された後に前処理回路54bで所定の画像処理、例えばフィルタリング処理、ホワイトバランス補正処理、ガンマ補正処理、輪郭強調処理、クランプ処理等を受ける。所定の画像処理を受けた各色の1フレーム分のアナログ画素信号はA/D変換器60によって1フレーム分のデジタル画素信号に変換された後にフレームメモリ62R、62G及び62Bのいずれかに一旦書き込まれて格納される。即ち、1フレーム分の赤色デジタル画素信号はフレームメモリ62Rに書き込まれ、1フレーム分の緑色デジタル画素信号はフレーム62Gに書き込まれ、1フレーム分の青色デジタル画素信号はフレームメモリ62Bに書き込まれる。
【0028】
フレームメモリ62R、62G及び62Bからは三原色のデジタル画像信号、即ち赤色デジタル画像信号、緑色デジタル画像信号及びの青色デジタル画像信号が同時に読み出され、このとき各色のデジタル画像信号には水平同期信号、垂直同期信号を含む種々の同期信号が適宜付加される。即ち、1フレーム分の三原色のデジタル画像信号はフレームメモリ62R、62G及び62Bから1フレーム分のカラー(三原色)デジタルビデオ信号として出力される。次いで、赤色デジタルビデオ信号、緑色デジタルビデオ信号及び青色デジタルビデオ信号はそれぞれデジタル/アナログ(D/A)変換器64R、64G及び64Bによって赤色アナログビデオ信号、緑色アナログビデオ信号及び青色アナログビデオ信号に変換された後に後処理回路66R、66G及び66Bに入力される。
【0029】
各後処理回路(66R、66G、66B)では、その該当色のアナログビデオ信号が所定の画像処理、例えばフィルタリング処理、カラーバランス処理、ガンマ補正処理、輪郭強調処理等を受ける。所定の画像処理を受けた赤色アナログビデオ信号、緑色アナログビデオ信号及び青色アナログビデオ信号はカラービデオ信号として画像信号処理回路35からTVモニタ装置に対して出力され、そこで撮像センサ16によって撮られた被写体像がカラー映像として該TVモニタ装置上で再現される。
【0030】
図4に示すように、画像信号処理回路35にはタイミングジェネレータ68が含まれ、このタイミングジェネレータ68からは、前処理回路54b、A/D変換器60、フレームメモリ62R、62G及び62B、D/A変換器64R、64G及び64B並びに後処理回路66R、66G及び66Bのそれぞれに対して所定の周波数のクロックパルスが出力され、それら構成要素の各々で行われる処理及び動作はタイミングジェネレータ68からそこに入力されるクロックパルスに従って行われる。即ち、前処理回路54bで行われる種々の画像処理はそこに入力されるクロックパルスに従って行われ、A/D変換器60からのデジタル画素信号のサンプリングはそこに入力されるクロックパルスに従って行われ、各フレームメモリ(62R、62G、62B)へのデジタル画素信号の書込み及び読出しはそこに入力される書込みクロックパルス及び読出しクロックパルスに従って行われ、各D/A変換(64R、64G、64B)からのアナログビデオ信号のサンプリングはそこに入力されるクロックパルスに従って行われ、各後処理回路(66R、66G、66B4)で行われる種々の画像処理はそこに入力されるクロックパルスに従って行われる。
【0031】
なお、図1には撮像センサ16とタイミングジェネレータ68との接続関係は図示されていないが、撮像センサ16から1フレーム分のアナログ画素信号が読み出されるときも、その読出しはタイミングジェネレータ68から出力される所定の周波数のクロックパルスに従って行われる。
【0032】
一方、紫外線照明時に撮像センサ16から順次読み出される1フレーム分の単色(蛍光)アナログ画素信号はプリアンプ56aで所定の増幅率で増幅された後に前処理回路56bで所定の画像処理、例えばフィルタリング処理、ガンマ補正処理、輪郭強調処理、クランプ処理等を受ける。所定の画像処理を受けた1フレーム分の単色アナログ画素信号はA/D変換器60によって1フレーム分の単色デジタル画素信号に変換された後にフレームメモリ62R、62G及び62Bのいずれかに一旦書き込まれて格納される。
【0033】
ところで、撮像センサ16は可視光の帯域に対して高感度となっているので、その感度は紫外線に対しては鈍く、このためプリアンプ56aでの増幅率はプリアンプ54aでの増幅率よりも大きく設定される。また、プリアンプ56aでの増幅率が大きいために、そこで増幅された単色アナログ画素信号のノイズレベルも高く、このため前処理回路56bでのフィルタリング処理によるノイズ除去帯域設定も前処理回路54bでのフィルタリング処理によるノイズ除去帯域設定とは異なる。更に、撮像センサ16の感度が可視光と紫外線とでは異なるために、前処理回路56bでのクランプ処理、即ちアナログ画素信号のペデスタルレベルを決定する設定処理も前処理回路54bでアナログ画素信号のペデスタルレベルを決定する設定処理とは異なる。要するに、第1の入力系統54のプリアンプ54a及び前処理回路54bでは、三原色光照明によって得られるアナログ画素信号に対して、その特性に応じた処理が施され、第2の入力系統56のプリアンプ56a及び前処理回路56bでは、紫外線照明によって得られるアナログ画素信号に対して、その特性に応じた処理が施されることになる。
【0034】
フレームメモリ62R、62G及び62Bからは3フレーム分の単色デジタル画像信号が同時に読み出され、このとき各フレームメモリからのデジタル画像信号には水平同期信号、垂直同期信号を含む種々の同期信号が適宜付加される。即ち、フレームメモリ62R、62G及び62Bの各々からは単色デジタル画素信号が単色デジタルビデオ信号として出力される。次いで、各単色デジタルビデオ信号は該当するD/A変換器(64R、64G、64B)によって単色アナログビデオ信号に変換された後に該当する後処理回路(66R、66G、66B)に入力され、そこで所定の画像処理を受けることになる。
【0035】
先に説明したように、回転式シャッタ46は回転式RGBカラーフィルタ32から三原色のカラーフィルタ要素32R、32G及び32Bを除去してそこを開口領域としたものに相当するので、紫外線照明時には、回転式シャッタ46の一回転毎に1フレーム分のカラー(三原色)アナログビデオ信号に相当する3フレーム分の単色アナログビデオ信号が得られ、これら3フレーム分の単色アナログ画素信号がA/D変換器60によって3フレーム分の単色デジタル画素信号に変換された後にフレームメモリ62R、62G及び62Bに振り分けられて格納される。要するに、回転式RGBカラーフィルタ32から三原色のカラーフィルタ要素32R、32G及び32Bを除去したものを回転式シャッタ46として用いることにより、三原色のカラービデオ信号を作成するために設計された画像信号処理回路35に大幅な変更を加えることなくその画像信号処理回路35を利用して紫外線照明による単色アナログビデオ信号が得られる。なお、紫外線照明時に得られる3つの単色アナログビデオ信号のうちの1つだけが単色映像即ち蛍光映像の再現に利用される。
【0036】
図1に示すように、画像信号処理ユニット14にはランプ電源回路70が設けられ、このランプ電源回路70によって白色光源ランプ26に対する給電が行われる。なお、ランプ電源回路70は図示されない接続プラグを介して商用電源に接続され、かつランプ電源回路70から白色光源ランプ26への給電はステムコントローラ52の制御下で行われる。
【0037】
また、図1に示すように、絞り30はその開度を調節するアクチュエータ72を備え、このアクチュエータ72はシステムコントローラ52の制御下で駆動させられる。詳述すると、第1の入力系統54の前処理回路54bには積分回路が組み込まれ、その積分回路ではカラーフィルタ32の一回転毎に得られる1フレーム分の三原色のアナログ画素信号の全体的な輝度を評価する輝度評価信号が得られ、その輝度評価信号はデジタル輝度評価データとして適宜変換された後にシステムコントローラ52に取り込まれ、そのデジタル輝度評価データが常に所定の参照輝度データと一致するように絞り30の開度がアクチュエータ72の駆動により調節させられる。かくして、そのような絞り30の開度の調節により、スコープ10の遠位端に対する被写体の遠近に拘らず、TVモニタ装置上の再現カラー映像の明るさが常に一定に維持され得ることになる。
【0038】
更に、図1に示すように、画像信号処理ユニット14には回転式RGBカラーフィルタ32の駆動モータ34を回転駆動させるためのモータ駆動回路74が設けられ、駆動モータ34はモータ駆動回路74から出力される駆動パルスに従って回転駆動させられる。駆動モータ34の回転駆動周波数、即ち回転式三原色カラーフィルタ32の回転周波数は上述したように電子内視鏡システムで採用されているTV映像再現方式(例えば、NTSC方式では30Hz、PAL方式では25Hz)に応じて決められる。勿論、回転式三原色カラーフィルタ32の回転駆動は画像信号処理回路35での画像信号処理に同期させることが必要であり、このためモータ駆動回路74から駆動モータ34への駆動パルスの出力タイミングは画像信号処理回路35内のタイミングジェネレータ68から出力される所定の周波数のクロックパルスに従って制御される。
【0039】
図1において、画像信号処理ユニット14の筐体の外部に設けられるフロントパネルが参照符号76で示され、このフロントパネル76には種々のスイッチ及び表示/指示ランプ等が設けられる。特に本発明に係わるスイッチとしては、三原色光照明と紫外線照明と切換を行うための照明切換スイッチ78、白色光ランプ26の点灯スイッチ80及び画像信号処理ユニット14自体の電源ON/OFFスイッチ82が挙げられる。
【0040】
図1に示すように、特殊波長光源ユニット36にはUVランプ38に対して給電を行うランプ電源回路84が設けられ、このランプ電源回路84も図示されない接続プラグを介して商用電源に接続される。ランプ電源回路84は外部配線を介して画像信号処理ユニット14のシステムコントローラ52に接続され、ランプ電源回路84からUVランプ38への給電はシステムコントローラ52の制御下で行われる。また、ランプ電源回路84には手動操作可能な点灯スイッチ85が接続され、この点灯スイッチ85は特殊波長光源ユニット36の筐体の適当な箇所に設けられる。点灯スイッチ85の操作により、ランプ電源回路84のオン及びオフが制御される。即ち、点灯スイッチ85によりランプ電源回路84がオンされると、UVランプ38が点灯され、点灯スイッチ85によりランプ電源回路84がオフされると、UVランプ38は消灯される。なお、UVランプ38の点灯及び消灯については、後で詳しく説明するように点灯スイッチ85に依らずに別の様態でも制御される。
【0041】
また、図1に示すように、特殊波長光源ユニット36には回転式シャッタ46の駆動モータ50を回転駆動させるためのモータ駆動回路86が設けられ、駆動モータ50はモータ駆動回路86から出力される駆動パルスに従って回転駆動させられる。駆動モータ50の回転駆動周波数、即ち回転式シャッタ46の回転周波数は上述したように電子内視鏡システムで採用されているTV映像再現方式(例えば、NTSC方式では30Hz、PAL方式では25Hz)に応じて決められる。勿論、回転式三原色カラーフィルタ32の場合と同様に、回転式シャッタ46の回転駆動についても画像信号処理回路35での画像信号処理に同期させることが必要であり、この目的のためにモータ駆動回路86は画像信号処理ユニット14内のモータ駆動回路74と外部配線により接続させられ、これによりモータ駆動回路86から駆動モータ50への駆動パルスの出力タイミングは画像信号処理回路35内のタイミングジェネレータ68から出力される所定の周波数のクロックパルスに従って制御される。
【0042】
上述したように、画像信号処理ユニット14の筐体の外部に設けられるフロントパネル76には三原色光照明と紫外線照明と切換を行うための照明切換スイッチ78が設けられているが、本実施形態では、同じ機能を持つ照明切換スイッチが更に3つ用意され、これら照明切換スイッチはいずれもスコープ10を操る術者が照明切換を望むときに術者自身により直ちに行えるように配置される。
【0043】
詳述すると、先ず、3つの照明切換スイッチの1つは術者の足で照明切換操作を行い得るようになったフットスイッチ88として用意され、このフットスイッチ88は電子内視鏡システムを設置する床上に配置される。フットスイッチ88は適当な着脱自在のコネクタ89を介してシステムコントローラ52に接続され、フットスイッチ88を術者の足で押下する度毎に照明切換が行われる。
【0044】
3つの照明切換スイッチのうちのもう一方は術者の手で手動操作し得るようになった手動操作スイッチ90として用意され、この手動操作スイッチ90はスコープ10の処置具挿通路20の導入口に近接して配置される。手動操作スイッチ90は画像信号処理ユニット14に対するスコープ10の接続時にコネクタ12を介してシステムコントローラ52に接続され、手動操作スイッチ90を術者の指で押下する度毎に照明切換が行われる。
【0045】
3つの照明切換スイッチのうちの残りのもう一方も術者の手で手動操作し得るようになった手動操作スイッチ92として用意され、この手動操作スイッチ92はスコープ10の操作部94に配置される。手動操作スイッチ92も画像信号処理ユニット14に対するスコープ10の接続時にコネクタ12を介してシステムコントローラ52に接続され、手動操作スイッチ92を術者の指で押下する度毎に照明切換が行われる。なお、操作部94はスコープ10を操る際に必要とされる操作稈や種々のスイッチ等が設けられる所である。
【0046】
本実施形態にあっては、図5に模式的に示すように、システムコントローラ52の入出力インターフェース(I/O)では、4つの照明切換スイッチ78、88、90及び92に対して8ビット分の入力ポートが割り当てられる。即ち、フロントパネル76上の照明切換スイッチ78には8ビットのうちの最下位ビットに対応する第1位の入力ポートが割り当てられ、フットスイッチ88にはその最下位ビットの次位ビットに対応する第2位の入力ポートが割り当てられ、手動操作スイッチ90及び92にはその次位ビットの次のビットに対応する第3位の入力ポートが割り当てられる。なお、図1から明らかなように、本実施形態では、手動操作スイッチ90及び92は共通の信号ラインに接続され、この共通の信号ラインがコネクタ12を介して上述の第3位の入力ポートに接続される。
【0047】
フロントパネル76上の電源ON/OFFスイッチ82がオンされると、照明切換スイッチ78の信号ライン、フットスイッチ88の信号ライン並びに手動操作スイッチ90及び92の共通の信号ラインのそれぞれには所定電圧例えば5ボルトが印加される。即ち、照明切換スイッチ78、88、90及び92の各々からの出力レベルは高レベル“1”に維持され、このため図5に示すように8ビット分の入力ポートのうち下位3ビットに対応した入力ポートだけに高レベル信号として“1”が入力され、その他の上位5ビットに対応する入力ポートには低レベル信号として“0”が入力される。照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されると、該当照明切換スイッチからの出力レベルは高レベル“1”から低レベル“0”に変化し、これにより照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作された否かが判断される。なお、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作され続けると、その押下操作の間、該当照明切換スイッチからの出力レベルは低レベル“0”に維持される。
【0048】
照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作された否かが判断するために、システムコントローラ52の中央処理ユニット(CPU)では、所定の時間間隔例えば50ms毎に8ビット分の入力ポートの入力値が16進数として取り込まれ、このとき照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれもが押下操作されていなければ、その16進数は07h[00000111] となる。一方、例えば、照明切換スイッチ78が押下されていれば、8ビット分の入力ポートから取り込まれる16進数は06h[00000110]となり、フットスイッチ88が押下されていれば、8ビット分の入力ポートから取り込まれる16進数は05h[00000101]となり、手動操作スイッチ90及び92のいずれかが押下されていれば、8ビット分の入力ポートから取り込まれる16進数は03h[00000011]となる。要するに、8ビット分の入力ポートから取り込まれた16進数が07h[00000111] 以外であれば、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されと判断し得る。
【0049】
図6を参照すると、システムコントローラ52のCPUで実行される初期設定ルーチンのフローチャートが示され、この初期設定ルーチンはフロントパネル76上の電源ON/OFFスイッチ82のオン時に一度だけ実行される。
【0050】
ステップ601では、フラグCF、WF、IF及びFFの初期化が行われる。即ち、フラグCF、WF、IF及びFFは共に“0”として初期化される。
【0051】
フラグCFは電子内視鏡システムで三原色光照明即ち通常光照明及び紫外線照明のいずれが選択されているかを指示する照明選択指示フラグであり、CF=0のとき、通常光照明が選択されていることを指示し、CF=1のとき、紫外線照明が選択されていることを指示する。要するに、電子内視鏡システムの立上げ時、即ち電源ON/OFFスイッチ82のオン時には、通常光照明が強制的に選択される。
【0052】
また、フラグWFは図8に示す照明切換監視処理ルーチンの実行時に利用されるものであって、照明切換の確認時に図8の照明切換監視処理ルーチンが所定時間例えば2秒間だけ待機状態に入ることを指示する待機指示フラグである。即ち、照明切換が行われる度毎にフラグWFは“0”から“1”に書き換えられ、その後2秒間は図8の照明切換監視処理ルーチンは待機状態に入り、その間に照明切換に伴う動作が行われ、このとき照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されても、その押下操作は無効とされる。要するに、照明切換に伴う動作が完了するまでに必要とされる時間例えば2秒間にわたって図8の照明切換監視処理ルーチンは待機状態に入ることになる。
【0053】
フラグIFも図8に示す照明切換監視処理ルーチンの実行時に利用されるものであって、図9に示すUVランプON/OFF処理ルーチンを割込みで実行させるための割込み指示フラグである。即ち、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されたことが確認されると、フラグIFは“0”から“1”に書き換えられ、IF=1に維持されている限り、適当な時間間隔例えば1秒毎にシステムコントローラのCPUに割込み信号が入力され、その割込み信号の入力の度毎に図9のUVランプON/OFF処理ルーチンが一度だけ実行される。
【0054】
更に、フラグFFは図9のUVランプON/OFF処理ルーチンの実行時に利用されるものであって、後述される時間計測カウンタTCの時間計測の適正化を行うための時間計測適正化フラグとして機能するものである。
【0055】
ステップ602では、変数pに初期値として07h(16進数) が設定され、また待機時間カウンタWCに初期値として“40”が設定され、更に時間計測カウンタTCに初期値として“0”が設定される。変数p及び待機時間カウンタWCは共に図8の照明切換監視処理ルーチンの実行時に用いられるのである。なお、待機時間カウンタWCは減算カウンタとして構成され、図8の照明切換監視処理ルーチンの待機時間を設定するものである。また、時間計測カウンタTCは図9のUVランプON/OFF処理ルーチンの実行時に用いられるものであって、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作された際にその押下操作の持続時間を計測するためのものである。
【0056】
ステップ603では、画像信号処理回路35内の切換スイッチ回路58が第1の入力系統54側に接続され、次いでステップ604では、開閉シャッタ46が閉鎖させられる。勿論、このような切換スイッチ回路58及び開閉シャッタ46の初期設定は電子内視鏡システムの立上げ時に通常光照明が強制的に選択されることに依る。
【0057】
図7を参照すると、システムコントローラ52のCPUで実行されるUVランプ点灯監視ルーチンのフローチャートが示され、このUVランプ点灯監視ルーチンは適当な時間間隔例えば1秒毎に実行される時間割込みルーチンとして構成され、フロントパネル76上の電源ON/OFFスイッチ82がオンされている限り、1秒毎に繰り返し実行される。
【0058】
ステップ702では、電源回路84がオン状態であるかオフ状態であるかが、即ちUVランプ38が点灯されているか消灯されているか判断される。もしUVランプ38が点灯されていれば、ステップ702に進み、そこで点灯指示フラグOFが“1”とされる。一方、もしUVランプ38が消灯されていれば、ステップ703に進み、そこで点灯指示フラグOFが“0”とされる。即ち、電子内視鏡システムの作動中、システムコントローラは点灯指示フラグOFの値を見ることによりUVランプ38が点灯されているか消灯されているかを判断することができる。
【0059】
図8を参照すると、システムコントローラ52のCPUで実行される照明切換監視処理ルーチンのフローチャートが示され、この照明切換監視処理ルーチンは所定の時間間隔例えば50ms毎に繰り返し実行される時間割込みルーチンであり、その実行はフロントパネル76上の点灯スイッチ80(白色光ランプ26)のオンにより開始される。なお、後述するように、通常光による照明が紫外線による照明に切り換わったとき、白色光ランプ26の電源回路70は一時的にオフ状態とされ、白色光ランプ26は消灯状態となるが、しかし点灯スイッチ80がオン位置に維持されている限り、照明切換監視処理ルーチンは50ms毎に繰り返し実行される。
【0060】
ステップ801では、照明待機指示フラグWFが“0”であるか“1”であるかが判断される。初期段階では、WF=0であるので(図6)、ステップ802に進み、そこで上述した8ビット分の入力ポート(図5)から入力値pinが(16進数)が読み出され、その入力値pinが変数pに与えられる。次いで、ステップ803では、変数pが07h [00000111]に等しいか否かが判断される。もしp=07h であれば、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれもが押下操作されていないことになるので、本ルーチンは一旦終了する。その後、50ms経過毎に本ルーチンは繰り返し実行されることになるが、ステップ803でp=07h である限り、何等の進展もない。
【0061】
ステップ803でp≠07h [00000111]であるとき、即ち照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されたとき、ステップ803からステップ804に進み、そこで割込み指示フラグIFが“0”から“1”に書き換えられる。なお、上述したように、割込み指示フラグIFが“0”から“1”に書き換えられると、図9のUVランプON/OFF処理ルーチンの実行が開始される。
【0062】
ステップ805では、点灯指示フラグOFが“1”であるか“0”であるかが判断される。もしOF=0であれば、即ちUVランプ38が消灯状態であれば、照明切換自体が無意味であるので、ルーチンは一旦終了する。要するに、UVランプ38が消灯状態のときには、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されても、その押下操作自体が無効となる。
【0063】
ステップ805で、点灯指示フラグOFが“1”であるとき、即ちUVランプ38が点灯されているとき、ステップ806に進み、そこで待機指示フラグWFは“0”から“1”に書き換えられる。次いで、ステップ807では、照明選択指示フラグCFが“0”であるか“1”であるかが判断される。上述したように、初期設定では、CF=0であるので、即ち通常光照明が選択されているので、ステップ808に進み、そこで照明選択指示フラグCFが“0”から“1”に書き換えられ、これにより通常光照明から紫外線照明に切り換わることが指示される。
【0064】
続いて、ステップ809で開閉シャッタ48が開放され、ステップ810で白色光ランプ26が消灯され、ステップ811で切換スイッチ回路58の接続切換、即ち第1の入力系統54側から第2の入力系統56側の接続切換が行われる。その後、ステップ812で変数pに07h が与えられると、本ルーチンは一旦終了する。
【0065】
50ms後に本ルーチンは再び実行されるが、このときステップ801から813に進み(WF=1)、そこで待機時間カウンタWC(初期設定値40)から“1”だけ減算され、次いでステップ814で待機時間カウンタWCの減算値が“0”に到達したか否かが判断される。もしWC>0であれば、本ルーチンは一旦終了する。その後、50ms経過後毎に本ルーチンは実行されるが、ステップ814で待機時間カウンタWCの減算値が“0”に到達するまで、何等の進展もない。要するに、本ルーチンはステップ803で照明切換が確認されると待機状態下に入り(WF=1)、その待機状態の間に照明切換に伴う動作、即ち開閉シャッタ48の開放動作、白色光ランプ26の消灯動作及び切換スイッチ回路58の切換動作が完了させられ、このとき照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されても、その押下操作は無効とされる。
【0066】
ステップ814で待機時間カウンタWCの減算値が“0”に到達したとき、即ち待機状態に入ってから2秒が経過したとき、ステップ814からステップ815に進み、そこで待機指示フラグWFが“1”から“0”に戻され、次いでステップ816で待機時間カウンタWCに初期設定値“40”が設定され、本ルーチンは一旦終了する。その後、50ms経過後毎に本ルーチンは実行されるが、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されない限り、何等の進展もない。
【0067】
通常光照明から紫外線照明に切り換えられた後に、ステップ803で照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかの押下操作が確認されると(p≠07h )、ステップ803からステップ804に進み、そこで割込み指示フラグIFが“0”から“1”に書き換えられる。次いで、ステップ805では、点灯指示フラグOFが“1”であるか“0”であるかが判断される。現段階では、OF=1(紫外線照明中)であるので、ステップ806に進み、そこで待機指示フラグWFは“0”から“1”に書き換えられる。続いて、ステップ807では、照明選択指示フラグCFが“0”であるか“1”であるかが判断される。現段階では、紫外線照明が選択されているので(CF=1)、ステップ807からステップ817に進み、そこで照明選択指示フラグCFが“1”から“0”に書き換えられ、これにより紫外線照明から通常光照明に切り換わることが指示される。
【0068】
続いて、ステップ818で開閉シャッタ48が閉鎖され、ステップ819で白色光ランプ26が点灯され、ステップ820で切換スイッチ回路58の接続切換、即ち第2の入力系統56側から第1の入力系統54側の接続切換が行われる。その後、ステップ812で変数pに07h が与えられると、本ルーチンは一旦終了する。
【0069】
50ms後に本ルーチンは再び実行されるが、このとき本ルーチンは上述の場合と同様に2秒間の待機状態下に入り(WF=1)、その待機状態の間に照明切換に伴う動作、即ち開閉シャッタ48の閉鎖動作、白色光ランプ26の点灯動作及び切換スイッチ回路58の切換動作が完了させられ、このとき照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されても、その押下操作は無効とされる。
【0070】
以上の説明から明らかなように、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されると、照明切換が速やかに行われると共にその照明切換に伴う種々の動作は確実に保証される。
【0071】
図9を参照すると、UVランプON/OFF処理ルーチンのフローチャートが示され、このルーチンは、既に述べたように照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下された際の割込み指示フラグIFの“0”から“1”への書換えにより(ステップ804)、1秒間隔に実行される時間割込みルーチンである。
【0072】
ステップ901では、時間計測適正化フラグFFが“0”であるか“1”であるかが判断される。初期段階では、FF=0であるので(図6)、ステップ902に進み、そこで時間計測適正化フラグFFは“0”から“1”に書き換えられた後、本ルーチンは一旦終了する。
【0073】
1秒経過後に再び本ルーチンが実行されると、ステップ901からステップ903に進み(FF=1)、そこで上述した8ビット分の入力ポート(図5)から入力値pinが(16進数)が読み出され、その入力値pinが変数pに与えられる。次いで、ステップ904では、変数pが07h [00000111]に等しいか否かが判断される。もしp≠07h であれば、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかの押下操作が持続されていると判断され、ステップ905に進み、時間計測カウンタTCのカウント値が“1”だけカウントアップされ、次いでステップ906に進み、そこで時間計測カウンタTCのカウント値が“5”に到達したか否かが判断される。もしTC<5であれば、本ルーチンは一旦終了する。
【0074】
その後1秒経過後毎に本ルーチンは実行されるが、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかの押下操作が持続された状態(ステップ904)の儘であれば、時間計測カウンタTCのカウント値が5に到達するまでは(ステップ906)、何等の進展もない。
【0075】
ステップ706で照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかの押下操作が持続された状態で時間計測カウンタTCのカウント値が5に到達したとき、換言すれば照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかの押下操作が5秒間にわたって維持されたとき、ステップ906からステップ907に進み、そこで点灯指示フラグOFが“0”であるか“1”であるかが、即ちUVランプ38が消灯状態であるか点灯状態であるかが判断される。
【0076】
ステップ907でOF=0であれば、即ちUVランプ38が消灯状態であれば、ステップ907からステップ908に進み、そこで電源回路84がオンされてUVランプ38は点灯される。次いで、ステップ909で点灯指示フラグOFが“0”から“1”に書き換えられ、続いてステップ910に進み、そこでフラグIF及びFFが共に“0”に書き直され、かつ時間計測カウンタTCのカウント値が“0”に初期化された後、本ルーチンは終了する。その後、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されて、割込み指示フラグIFが“0”から“1”に書き換えられるまで(ステップ804)、本ルーチンが実行されることはない。
【0077】
また、ステップ907でOF=1であれば、即ちUVランプ38が点灯状態であれば、ステップ907からステップ911に進み、そこで電源回路84がオフされてUVランプ38は消灯される。次いで、ステップ912で点灯指示フラグOFが“1”から“0”に書き直され、続いてステップ910に進み、そこでフラグIF及びFFが共に“0”に書き直され、かつ時間計測カウンタTCのカウント値が“0”に初期化された後、本ルーチンは終了する。その後、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されて、割込み指示フラグIFが“0”から“1”に書き換えられるまで(ステップ804)、本ルーチンが実行されることはない。
【0078】
一方、ステップ904でp=07h となったとき、、即ちステップ906で時間計測カウンタTCのカウント値が5に到達する前に照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかの押下操作が停止されたときは、ステップ904からステップ910までスキップし、そこでフラグIF及びFFが共に“0”に書き直され、かつ時間計測カウンタTCのカウント値が“0”に初期化された後、本ルーチンは終了する。その後、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかが押下操作されて、割込み指示フラグIFが“0”から“1”に書き換えられるまで(ステップ804)、本ルーチンが実行されることはない。
【0079】
要するに、UVランプ38が消灯状態であるときに、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかの押下操作が5秒間にわたって維持されると、UVランプ38は点灯されるが、もしその押下操作が5秒経過前に止められると、UVランプ38の消灯状態がその儘維持され、これとは反対にUVランプ38が点灯状態であるときに、照明切換スイッチ78、88、90及び92のいずれかの押下操作が5秒間にわたって維持されると、UVランプ38は消灯されるが、もしその押下操作が5秒経過前に止められると、UVランプ38の点灯状態がその儘維持される。
【0080】
以上で述べた本発明による電子内視鏡システムの実施形態にあっては、特殊波長光源ユニット36で特殊波長光源としてUVランプ38が使用されているが、その他の特殊波長光源が使用されてもよい。また、特殊波長光源ユニット36は画像信号処理ユニット14と独立したものとして構成されているが、特殊波長光源ユニット36を画像信号処理ユニット14内に組み込むことも可能である。
【0081】
【発明の効果】
以上の記載から明らかなように、本発明による電子内視鏡システムによれば、スコープを操る術者が通常光照明と特殊波長光照明との間の照明切換を望む際には照明切換スイッチを術者自身で操作することによりより直ちに行うことができるだけでなく、該照明切換スイッチの操作を所定時間持続させることにより特殊波長光源の点灯及び消灯も術者自身で行うことができるので、特殊波長光照明による観察及び治療を効率的にしかも手際よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子内視鏡システムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理ユニット内の回転式RGBカラーフィルタの正面図である。
【図3】図2に示す回転式RGBカラーフィルタの側面図である。
【図4】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理ユニット内の画像信号処理回路の一実施形態を示す詳細ブロック図である。
【図5】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理ユニット内のシステムコントローラの入出力インターフェース(I/O)の入力ポートの一部を照明切換スイッチとの関係で模式的に示す模式図である。
【図6】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理ユニット内のシステムコントローラで実行される初期設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理ユニット内のシステムコントローラで実行されるUVランプ点灯監視ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理ユニット内のシステムコントローラで実行される照明切換監視処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理ユニット内のシステムコントローラで実行されるUVランプON/OFF処理ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 スコープ
14 画像信号処理ユニット
16 撮像センサ
20 処置具挿通路
22 光ガイドケーブル
26 白色光ランプ
32 回転式RGBカラーフィルタ
35 画像信号処理回路
36 特殊波長光源ユニット
38 紫外線(UV)ランプ
40 光ガイドケーブル
46 回転式シャッタ
48 開閉シャッタ
52 システムコントローラ
76 フロントパネル
78 照明切換スイッチ
80 点灯スイッチ
82 電源ON/OFFスイッチ
88 照明切換スイッチ(フットスイッチ)
90・92 照明切換スイッチ(手動操作スイッチ)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electronic endoscope system in which an imaging sensor is provided at the distal end of a scope, and an object is imaged by the imaging sensor and reproduced by a TV monitor device. The present invention relates to an electronic endoscope system configured to be capable of selectively switching between special wavelength light illumination.
[0002]
[Prior art]
As is well known, an electronic endoscope system includes a scope made of a flexible conduit and an image signal processing unit for detachably connecting the scope. At the distal end of the scope, an image sensor comprising a solid-state image sensor, for example, a CCD (charge coupled device) image sensor, is provided, which is combined with an objective lens system. In addition, a light guide cable made of an optical fiber bundle is inserted into the scope, and its distal end face is combined with an illumination lens. Furthermore, the scope is provided with a treatment instrument insertion passage for inserting a treatment instrument such as forceps, and the treatment instrument such as forceps can be projected from the distal end surface of the scope through the treatment instrument insertion path to perform a desired treatment. It is like that.
[0003]
A normal light source, that is, a white light source such as a halogen lamp or a xenon lamp is provided in the image signal processing unit, and the proximal end of the light guide cable is optically connected to the white light source when the scope and the image signal processing unit are connected. . Thus, when the scope is inserted into the body cavity of the patient, the front of the objective lens system at the distal end is illuminated with the illumination light emitted from the distal end face of the light guide cable in the scope, whereby the subject is imaged. An optical subject image is formed on the light receiving surface of the sensor, and is photoelectrically converted as a pixel signal there. The pixel signal is read from the image sensor and sent to the image signal processing unit, where a video signal is created based on the pixel signal. The video signal is then output from the image signal processing unit to the TV monitor device, where an optical subject image is reproduced on the TV monitor device.
[0004]
Recently, in the field of electronic endoscope systems, attempts have been made to use special wavelength light as illumination light for diagnosis or treatment. In this case, an optical guide cable for special wavelength light is separately required, but as a design problem of the scope, such a light guide cable cannot be provided in the scope in advance. The light guide cable is inserted into a treatment instrument insertion path for a treatment instrument such as forceps, and illumination with special wavelength light is performed.
[0005]
As an example of diagnosis by illumination with special wavelength light, attempts have been made to use ultraviolet rays as illumination light for early detection of cancer tissue. It is known that when a body tissue is irradiated with ultraviolet rays, fluorescence is emitted from the tissue, and the intensity of the emitted fluorescence is stronger in a healthy tissue than in a cancer tissue. Cancer tissue can be detected early by illuminating internal tissues with ultraviolet light and observing the fluorescence emission intensity.
[0006]
In any case, conventionally, the proximal end of the light guide cable for special wavelength light is connected to the special wavelength light source (ultraviolet lamp).P)The optical guide cable is inserted into a treatment instrument insertion path for a treatment instrument such as forceps to illuminate a body tissue with special wavelength light. Of course, when the patient's body cavity is illuminated with special wavelength light, an optical subject image obtained by illumination of the special wavelength light is reproduced on the TV monitor device.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the examination and treatment by the electronic endoscope system as described above, it is often required to switch between illumination with normal light and illumination with special wavelength light, and in order to respond quickly to such a request. It is preferable that the operator (doctor) who operates the scope himself can switch the lighting skillfully. However, conventionally, the illumination changeover switch is provided on the front panel of the casing of the image signal processing unit, and it is very troublesome for the operator to operate the illumination switch one by one. Of course, for example, it is possible to instruct an assistant such as a nurse to operate the illumination changeover switch by instructing the illumination changeover. However, if the illumination changeover instruction is frequently performed, the illumination changeover instruction is issued. That itself is very annoying.
[0008]
On the other hand, the use frequency of illumination with normal light is much higher than illumination with special wavelength light, and it is preferable to appropriately turn on and off the special wavelength light source. For example, in the case where diagnosis is performed with illumination using special wavelength light after diagnosis is performed using illumination using normal light, it is possible to save energy and to turn on the special wavelength light source immediately before diagnosis using illumination using special wavelength light. It is preferable for extending the life. In addition, when illumination with special wavelength light is no longer required, it is preferable to quickly turn off the special wavelength light source. It is possible to turn on and off the special wavelength light source by instructing an assistant such as a nurse, but it is possible for the surgeon himself to appropriately turn on and off the special wavelength light source. desired.
[0009]
Accordingly, an object of the present invention is an electronic endoscope system configured to be able to selectively switch between normal light illumination and special wavelength light illumination, and when the operator who operates the scope wants to switch illumination, To provide an electronic endoscope system configured not only to be able to be performed by itself but also to be able to turn on and off a special wavelength light source by the surgeon himself.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
An electronic endoscope system according to the present invention includes a scope, an imaging sensor provided at the distal end of the scope, and an image signal processing unit connected to the proximal end of the scope, the image signal processing unit. Then, a video signal is created based on the pixel signal obtained by the imaging sensor. The electronic endoscope system according to the present invention further includes a first illumination means for illuminating the front side of the distal end of the scope with normal light, and a first illumination means for illuminating the front of the distal end of the scope with special wavelength light. 2 illumination means, illumination switching control means for selectively switching between normal light illumination by the first illumination means and special wavelength light illumination by the second illumination means, and illumination instructing illumination switching by the illumination switch control means The illumination changeover switch is disposed at a location that can be easily operated by an operator who operates the scope. The electronic endoscope system according to the present invention further includes lighting / extinguishing control means for controlling turning on and off of the special wavelength light source included in the second illumination means, and the lighting / extinguishing control means sets the illumination changeover switch to a predetermined value. By continuing the operation over time, the special wavelength light source is turned on when the special wavelength light source is turned off, and is turned off when the special wavelength light source is turned on.
[0011]
According to the present invention, the changeover switch can be configured as a footswitch that is appropriately placed on the floor so that the changeover operation can be performed with the operator's foot. The changeover switch can also be configured as a manually operable switch that can be changed over by the operator. In this case, the manually operable switch may be disposed at the introduction port of the treatment instrument insertion passage of the scope, or may be disposed at the operation portion of the scope.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of an electronic endoscope system according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0013]
Referring to FIG. 1, an electronic endoscope system according to the present invention is illustrated as a block diagram. The electronic endoscope system includes a
[0014]
A
[0015]
In the electronic endoscope system shown in FIG. 1, a frame sequential method is adopted to obtain a color image. Therefore, a rotary RGB filter is used as a rotary tri-primary color filter between the proximal end face of the
[0016]
As best shown in FIG. 3, the
[0017]
For example, when the
[0018]
In the present embodiment, the electronic endoscope system further includes a special wavelength
[0019]
On the other hand, an illumination lens system (not shown) is incorporated in the distal end face of the
[0020]
As is clear from FIG. 1, in the special wavelength
[0021]
The
[0022]
In short, for example, when the
[0023]
The open /
[0024]
As shown in FIG. 1, the image
[0025]
Referring to FIG. 4, an embodiment of the image
[0026]
As can be seen from FIG. 4, the analog pixel signal for one frame read from the
[0027]
An analog pixel signal for one frame of each color sequentially read out from the
[0028]
From the
[0029]
In each post-processing circuit (66R, 66G, 66B), the analog video signal of the corresponding color is subjected to predetermined image processing such as filtering processing, color balance processing, gamma correction processing, contour enhancement processing, and the like. The red analog video signal, the green analog video signal, and the blue analog video signal that have undergone predetermined image processing are output as color video signals from the image
[0030]
As shown in FIG. 4, the image
[0031]
Although the connection relationship between the
[0032]
On the other hand, a single color for one frame (sequentially read from the
[0033]
WhenRollerSince the
[0034]
Single-frame digital image signals for three frames are simultaneously read from the
[0035]
As described above, the
[0036]
As shown in FIG. 1, the image
[0037]
As shown in FIG. 1, the
[0038]
Further, as shown in FIG. 1, the image
[0039]
In FIG. 1, a front panel provided outside the housing of the image
[0040]
As shown in FIG. 1, the special wavelength
[0041]
As shown in FIG. 1, the special wavelength
[0042]
As described above, the
[0043]
More specifically, first, one of the three illumination change-over switches is prepared as a
[0044]
The other of the three illumination change-over switches is prepared as a
[0045]
The other one of the three illumination change-over switches is also prepared as a
[0046]
In this embodiment, as schematically shown in FIG. 5, the input / output interface (I / O) of the
[0047]
When the power ON / OFF switch 82 on the
[0048]
In order to determine whether or not any of the illumination changeover switches 78, 88, 90, and 92 has been pressed, the central processing unit (CPU) of the
[0049]
Referring to FIG. 6, a flowchart of an initial setting routine executed by the CPU of the
[0050]
In
[0051]
The flag CF is an illumination selection instruction flag that indicates which of the three primary color illuminations, that is, normal light illumination and ultraviolet illumination is selected in the electronic endoscope system. When CF = 0, the normal light illumination is selected. When CF = 1, it is indicated that ultraviolet illumination is selected. In short, the normal light illumination is forcibly selected when the electronic endoscope system is started up, that is, when the power ON / OFF switch 82 is turned on.
[0052]
The flag WF is used when the illumination switching monitoring process routine shown in FIG. 8 is executed. When the illumination switching is confirmed, the illumination switching monitoring process routine of FIG. 8 enters a standby state for a predetermined time, for example, 2 seconds. Is a standby instruction flag. That is, every time the illumination is switched, the flag WF is rewritten from “0” to “1”, and then the illumination switching monitoring processing routine of FIG. 8 enters the standby state for 2 seconds, during which the operation associated with the illumination switching is performed. At this time, even if any one of the illumination changeover switches 78, 88, 90 and 92 is pressed, the pressing operation is invalidated. In short, the illumination switching monitoring processing routine of FIG. 8 enters a standby state for a time required for completing the operation associated with illumination switching, for example, 2 seconds.
[0053]
The flag IF is also used when the illumination switching monitoring process routine shown in FIG. 8 is executed, and is an interrupt instruction flag for executing the UV lamp ON / OFF process routine shown in FIG. 9 as an interrupt. That is, when it is confirmed that any one of the illumination changeover switches 78, 88, 90, and 92 has been pressed, the flag IF is rewritten from “0” to “1”, as long as IF = 1 is maintained. An interrupt signal is input to the CPU of the system controller at an appropriate time interval, for example, every second, and the UV lamp ON / OFF processing routine of FIG. 9 is executed only once each time the interrupt signal is input.
[0054]
Further, the flag FF is used when the UV lamp ON / OFF processing routine of FIG. 9 is executed, and functions as a time measurement optimization flag for optimizing time measurement of a time measurement counter TC described later. To do.
[0055]
In
[0056]
In
[0057]
Referring to FIG. 7, there is shown a flowchart of a UV lamp lighting monitoring routine executed by the CPU of the
[0058]
In
[0059]
Referring to FIG. 8, there is shown a flowchart of a lighting switching monitoring processing routine executed by the CPU of the
[0060]
In
[0061]
When p ≠ 07h [00000111] in
[0062]
In
[0063]
When the lighting instruction flag OF is “1” in
[0064]
Subsequently, the opening /
[0065]
This routine is executed again after 50 ms. At this time, the routine proceeds from
[0066]
When the subtraction value of the standby time counter WC reaches “0” in
[0067]
After the switch from the normal light illumination to the ultraviolet light illumination, if it is confirmed in
[0068]
Subsequently, the open /
[0069]
After 50 ms, this routine is executed again. At this time, the routine enters a standby state for 2 seconds (WF = 1) as in the case described above, and during the standby state, the operation associated with the illumination switching, that is, opening and closing. The closing operation of the
[0070]
As is apparent from the above description, when any one of the illumination changeover switches 78, 88, 90, and 92 is pressed, the illumination is quickly switched and various operations associated with the illumination change are reliably ensured. The
[0071]
Referring to FIG. 9, there is shown a flowchart of a UV lamp ON / OFF processing routine, which is an interrupt instruction flag when one of the illumination changeover switches 78, 88, 90, and 92 is pressed as described above. This is a time interrupt routine executed at intervals of 1 second by rewriting IF from “0” to “1” (step 804).
[0072]
In
[0073]
When this routine is executed again after one second has elapsed, the routine proceeds from
[0074]
After that, this routine is executed every 1 second, but if it is a state where the pressing operation of any one of the illumination change-over
[0075]
In step 706, when the count value of the time measurement counter TC reaches 5 in a state in which any one of the illumination changeover switches 78, 88, 90, and 92 has been pressed, in other words, the illumination changeover switches 78, 88, 90. When the pressing operation of any one of No. 92 and No. 92 is maintained for 5 seconds, the process proceeds from
[0076]
If OF = 0 in
[0077]
If OF = 1 in
[0078]
On the other hand, when p = 07h is obtained in
[0079]
In short, when the
[0080]
In the embodiment of the electronic endoscope system according to the present invention described above, the special wavelength
[0081]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, according to the electronic endoscope system of the present invention, when the operator who operates the scope desires to switch the illumination between the normal light illumination and the special wavelength light illumination, the illumination changeover switch is set. Not only can it be performed immediately by operating the surgeon himself, but also the special wavelength light source can be turned on and off by maintaining the operation of the illumination changeover switch for a predetermined time. Observation and treatment with light illumination can be performed efficiently and skillfully.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an electronic endoscope system according to the present invention.
2 is a front view of a rotary RGB color filter in an image signal processing unit of the electronic endoscope system shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a side view of the rotary RGB color filter shown in FIG.
4 is a detailed block diagram showing an embodiment of an image signal processing circuit in an image signal processing unit of the electronic endoscope system shown in FIG. 1. FIG.
5 is a schematic diagram schematically showing a part of an input port of an input / output interface (I / O) of a system controller in the image signal processing unit of the electronic endoscope system shown in FIG. 1 in relation to an illumination changeover switch. FIG.
6 is a flowchart showing an initial setting routine executed by a system controller in the image signal processing unit of the electronic endoscope system shown in FIG. 1;
7 is a flowchart showing a UV lamp lighting monitoring routine executed by a system controller in the image signal processing unit of the electronic endoscope system shown in FIG. 1; FIG.
8 is a flowchart showing an illumination switching monitoring processing routine executed by a system controller in the image signal processing unit of the electronic endoscope system shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 9 is a flowchart showing a UV lamp ON / OFF processing routine executed by a system controller in the image signal processing unit of the electronic endoscope system shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
10 Scope
14 Image signal processing unit
16 Imaging sensor
20 Treatment tool insertion passage
22 Light guide cable
26 White light lamp
32 Rotating RGB color filter
35 Image signal processing circuit
36 Special Wavelength Light Source Unit
38 Ultraviolet (UV) lamp
40 Light guide cable
46 Rotating shutter
48 Open / close shutter
52 System Controller
76 Front panel
78 Lighting switch
80 Light switch
82 Power ON / OFF switch
88 Lighting switch (foot switch)
90/92 Lighting switch (manual operation switch)
Claims (3)
前記スコープの遠位端の前方側を通常光によって照明するための第1の照明手段と、
前記スコープの遠位端の前方を特殊波長光によって照明するための第2の照明手段と、
前記第1の照明手段による通常光照明と前記第2の照明手段による特殊波長光照明とを選択的に切り換える照明切換制御手段と、
前記照明切換制御手段による照明切換を指示する照明切換スイッチとを具備し、この照明切換スイッチが前記スコープを操る術者によって容易に操作し得る箇所に配置され、
前記切換スイッチが前記術者の足で切換操作を行い得るように床上に適宜置かれたフットスイッチとして構成され、
更に、前記第2の照明手段に含まれる特殊波長光源の点灯及び消灯を制御する点灯/消灯制御手段を具備し、この点灯/消灯制御手段が、前記照明切換スイッチを所定時間にわたって操作し続けることにより、前記特殊波長光源の消灯時にはその点灯を成し、前記特殊波長光源の点灯時にはその消灯を成すように構成されていることを特徴とする電子内視鏡システム。A scope, an imaging sensor provided at the distal end of the scope, and an image signal processing unit connected to the proximal end of the scope, and a video signal based on a pixel signal obtained by the imaging sensor An electronic endoscope system created by the image signal processing unit,
First illumination means for illuminating the front side of the distal end of the scope with normal light;
Second illumination means for illuminating the front of the distal end of the scope with special wavelength light;
Illumination switching control means for selectively switching between normal light illumination by the first illumination means and special wavelength light illumination by the second illumination means;
An illumination changeover switch that instructs illumination changeover by the illumination changeover control means, and the illumination changeover switch is disposed at a location that can be easily operated by an operator operating the scope;
The switch is configured as a foot switch appropriately placed on the floor so that the switching operation can be performed with the operator's foot,
Furthermore, it has a lighting / extinguishing control means for controlling turning on and off of the special wavelength light source included in the second lighting means, and this lighting / extinguishing control means keeps operating the illumination changeover switch for a predetermined time. Thus, the electronic endoscope system is configured so that the special wavelength light source is turned on when the special wavelength light source is turned off, and is turned off when the special wavelength light source is turned on.
前記スコープの遠位端の前方側を通常光によって照明するための第1の照明手段と、
前記スコープの遠位端の前方を特殊波長光によって照明するための第2の照明手段と、
前記第1の照明手段による通常光照明と前記第2の照明手段による特殊波長光照明とを選択的に切り換える照明切換制御手段と、
前記照明切換制御手段による照明切換を指示する照明切換スイッチとを具備し、この照明切換スイッチが前記スコープを操る術者によって容易に操作し得る箇所に配置され、
前記切換スイッチが前記術者の手で切換操作を行い得るように前記スコープの処置具挿通路の導入口に配置された手動操作可能なスイッチとして構成され、
更に、前記第2の照明手段に含まれる特殊波長光源の点灯及び消灯を制御する点灯/消灯制御手段を具備し、この点灯/消灯制御手段が、前記照明切換スイッチを所定時間にわたって操作し続けることにより、前記特殊波長光源の消灯時にはその点灯を成し、前記特殊波長光源の点灯時にはその消灯を成すように構成されていることを特徴とする電子内視鏡システム。A scope, an imaging sensor provided at the distal end of the scope, and an image signal processing unit connected to the proximal end of the scope, and a video signal based on a pixel signal obtained by the imaging sensor An electronic endoscope system created by the image signal processing unit,
First illumination means for illuminating the front side of the distal end of the scope with normal light;
Second illumination means for illuminating the front of the distal end of the scope with special wavelength light;
Illumination switching control means for selectively switching between normal light illumination by the first illumination means and special wavelength light illumination by the second illumination means;
An illumination changeover switch that instructs illumination changeover by the illumination changeover control means, and the illumination changeover switch is disposed at a location that can be easily operated by an operator operating the scope;
The switch is configured as a manually operable switch disposed at the introduction port of the treatment instrument insertion path of the scope so that the switching operation can be performed by the operator's hand,
Furthermore, it has a lighting / extinguishing control means for controlling turning on and off of the special wavelength light source included in the second lighting means, and this lighting / extinguishing control means keeps operating the illumination changeover switch for a predetermined time. Thus, the electronic endoscope system is configured so that the special wavelength light source is turned on when the special wavelength light source is turned off, and is turned off when the special wavelength light source is turned on.
前記スコープの遠位端の前方側を通常光によって照明するための第1の照明手段と、
前記スコープの遠位端の前方を特殊波長光によって照明するための第2の照明手段と、
前記第1の照明手段による通常光照明と前記第2の照明手段による特殊波長光照明とを選択的に切り換える照明切換制御手段と、
前記照明切換制御手段による照明切換を指示する照明切換スイッチとを具備し、この照明切換スイッチが前記スコープを操る術者によって容易に操作し得る箇所に配置され、
前記切換スイッチが前記術者の手で切換操作を行い得るように前記スコープの操作部に配置された手動操作可能なスイッチとして構成され、
更に、前記第2の照明手段に含まれる特殊波長光源の点灯及び消灯を制御する点灯/消灯制御手段を具備し、この点灯/消灯制御手段が、前記照明切換スイッチを所定時間にわたって操作し続けることにより、前記特殊波長光源の消灯時にはその点灯を成し、前記特殊波長光源の点灯時にはその消灯を成すように構成されていることを特徴とする電子内視鏡システム。A scope, an imaging sensor provided at the distal end of the scope, and an image signal processing unit connected to the proximal end of the scope, and a video signal based on a pixel signal obtained by the imaging sensor An electronic endoscope system created by the image signal processing unit,
First illumination means for illuminating the front side of the distal end of the scope with normal light;
Second illumination means for illuminating the front of the distal end of the scope with special wavelength light;
Illumination switching control means for selectively switching between normal light illumination by the first illumination means and special wavelength light illumination by the second illumination means;
An illumination changeover switch that instructs illumination changeover by the illumination changeover control means, and the illumination changeover switch is disposed at a location that can be easily operated by an operator operating the scope;
The switch is configured as a manually operable switch disposed in the operation unit of the scope so that the switching operation can be performed by the operator's hand,
Furthermore, it has a lighting / extinguishing control means for controlling turning on and off of the special wavelength light source included in the second lighting means, and this lighting / extinguishing control means keeps operating the illumination changeover switch for a predetermined time. Thus, the electronic endoscope system is configured so that the special wavelength light source is turned on when the special wavelength light source is turned off, and is turned off when the special wavelength light source is turned on.
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