JP3708627B2

JP3708627B2 - Construction insert

Info

Publication number: JP3708627B2
Application number: JP11973996A
Authority: JP
Inventors: 英雄松山; 信孝平井
Original assignee: 岡部株式会社
Priority date: 1996-04-17
Filing date: 1996-04-17
Publication date: 2005-10-19
Anticipated expiration: 2016-04-17
Also published as: JPH09279694A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてコンクリート造建築物を構築する際に、壁つなぎ金具や足場などの取付け手段として予めコンクリート中に埋設される構築用インサートに関する。より詳しくは、型枠に形成した取付孔に対して外側からハンマー等により打込むことにより装着可能な構築用インサートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
型枠に形成した取付孔部にインサート本体を装着してコンクリートを打設することにより所定位置に埋設するこの種の構築用インサートに関しては、従来から前記インサート本体を型枠の内側の所定位置に支持しながら、型枠の外側から前記取付孔を介して取付ボルトを螺合して締付け固定する装着方法が広く慣用されている。しかしながら、この従来方法は、型枠の内側でインサート本体を所定位置に支持する作業者と、型枠の外側で取付ボルトを型枠に形成した前記取付孔に挿通して前記インサート本体を締付け固定する作業者の二人の作業者を必要としたため、作業性がよくなかった。そこで、近時、型枠の外側から一人の作業者によって装着し得るように改良された種々の構築用インサートが開示されるに至っている。
【０００３】
例えば、実公平４−６４０１号公報や実公平７−２６４８４号公報には、型枠に形成された取付孔の孔径より大きい外形に形成した弾性体からなる係止用部材を使用し、その係止用部材に取付ボルトを挿通して一体化した状態で、弾性変形させながら前記取付孔を通過させ、その弾性による復元力により、取付孔を通過後、原形に復元させて取付孔の内側縁部に係止させることにより、前記取付ボルトの頭部側との間に型枠を狭持してインサート本体を型枠に固定するという技術手段が開示されている。また、実開平７−２３１１４号公報には、取付ボルトに挿通されるスリーブの外周にスプライン状の突条と係止用突起を設け、型枠に形成された取付孔に挿通した場合に、前記係止用突起を取付孔内面に喰い込ませることにより取付ボルトを強固に取付けて、インサート本体を取付孔に固定するという技術手段が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、弾性体からなる係止用部材を使用する前者の従来技術は、その係止用部材を型枠に形成された取付孔を通過後、原形に復元させてその内側縁部に係止させることにより固定するという装着構造を採用していたため、型枠の板厚の変化に対する対応が困難であるとともに、取付孔のバリなどにより弾性部材の復元作用が阻害され、確実な係止状態が得られないという不具合が生じやすいといった欠点があった。また、係止用突起を用いる後者の従来技術は、その係止用突起を取付孔内面に喰い込ませて固定する装着構造を採用しているが、十分な固定効果が得られる程度に突起部を取付孔内面に確実に喰い込ませること自体、実際にはそれほど簡単なことではなく、他方、逆に型枠の脱型後、型枠からスリーブを抜取って再使用する場合の支障にもなりかねないといった問題があった。さらに、両従来技術に共通した問題点として、爪状の小片からなる弾性係止部を形成する場合には、その小さな形状から十分な弾性力を保障し得るように成形すること自体に技術上の難点を伴うばかりでなく、その係止部が破損されやすく耐久性上の問題が多く、再使用の可能回数がきわめて低いといった欠点があった。
【０００５】
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、型枠に形成された取付孔に対して外側からハンマー等により打込むことにより簡便に装着し得るとともに、その部材の製造が比較的容易で、しかも耐久性が改善されて再使用回数が増大し、さらにコンクリート打設後のインサート本体の入口側の傾斜面の形成も同時に可能な、使い勝手のきわめて良好な構築用インサートを提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、少なくとも、型枠に形成された取付孔に挿通可能な取付ボルトと、前記取付孔に挿通可能なアンカー部及び断面形状が円形以外の回り止め部を有し、前記取付ボルトに螺合可能な雌ネジを形成したインサート本体と、弾性変形可能な材料からなり、先端側が徐々に小径に形成されたテーパーなどの先細部に連続した筒状に形成され、その最大径部分の直径が前記取付孔より大径に形成された外形を有し、内方に前記取付ボルトの挿通部を形成した圧着スリーブとを備え、前記圧着スリーブの挿通部に前記取付ボルトを挿通して前記インサート本体の雌ネジに螺合して一体化した状態で、前記圧着スリーブを型枠に形成された前記取付孔に対して外側から圧入することにより、その圧着スリーブの外面を前記取付孔の内面に圧着することによって、インサート本体を型枠に固定するという技術手段を採用した。特に、前記圧着スリーブの内方に形成される前記取付ボルトの挿通孔は、その圧着スリーブの軸心部に向けて放射状に形成した複数のリブの内端部により形成した点を特徴とする。さらに、前記圧着スリーブの先端部に形成された前記先細部の端部に、前記取付ボルトの軸部外径と略同径の中央開口部を有する薄壁部を一体的に形成して、コンクリートのろの浸入をより確実に防止し得るように構成してもよい。
【０００７】
【発明の実施の形態】
前記圧着スリーブの成形材料としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンからなる合成樹脂が好適であるが、硬質ゴムなどから形成することも可能である。要は、圧着スリーブを型枠に形成された前記取付孔に対して打込み等により強制的に圧入した場合に、その圧着スリーブの外径の縮小に伴う弾性変形に基づく復元力によって、その外面が前記取付孔の内面に対して圧着して十分な固定力を得られるものであればよい。また、圧着スリーブの外形に関しても、前記取付孔に圧入した場合に、その取付孔の内面に対する十分な圧着作用が得られる外径部分が一部でもあればよく、前記先細部に連続して形成される筒状部分は円筒状でもテーパー状でもよい。また、その外形表面は、平滑面でも凹凸面でもよい。さらに、圧着スリーブの外径と取付孔の内径との差は、その成形材料などとの関係を勘案して、十分な固定力が得られ、しかも取付孔への圧入が比較的容易な直径差を選定すればよい。なお、その場合、前記先細部が取付孔への圧入の案内作用を奏することはいうまでもない。また、圧着スリーブの取付孔への圧入に伴う取付孔の多少の変形は問題ない。
【０００８】
その他の前記インサート本体や取付ボルトに関しては、従来公知のものを用いればよい。また、取付ボルトの頭部と圧着スリーブとの間に型枠表面に当接する適宜の座金を用いてもよいことはいうまでもない。また、前記圧着スリーブの後端部に座金に代るフランジ部を一体的に形成することも可能である。さらに、インサート本体の具体的な形状や寸法などは適宜選定すればよく、要は前記取付孔に挿通可能なアンカー部及び断面形状が円形以外の回り止め部を有し、前記取付ボルトに螺合可能な雌ネジを形成したものであれば選択が可能である。その回り止め手段としては、公知のように、インサート本体の軸部の断面形状を六角形や楕円などの偏平形状に形成したものでよい。また、インサート本体を構成する回り止め部やアンカー部などを一体的に形成したものでもよいことはいうまでもない。
【０００９】
【実施例】
以下、図面を用いて本発明の実施例に関して説明する。図１〜図５は本発明の一実施例を示したもので、図１は本構築用インサートを型枠へ装着した状態を示した縦断面図、図２はその要部拡大図である。また、図３は同構築用インサートの組立状態図、図４は同構築用インサートに使用されている圧着スリーブの縦断面図、図５は同圧着スリーブを一部破断して示した右側面図である。図中、１は本構築用インサートで、図３はその組立状態を示したものである。構築用インサート１は、インサート本体２と、取付ボルト３と、それらの間に狭持される圧着スリーブ４を主要素として構成される。本実施例においては、取付ボルト３の頭部と圧着スリーブ４との間に座金５を介在しているが、前述のように、圧着スリーブ４の後端部に一体的にフランジ部を形成することにより座金５に代えることも可能である。図１及び図２に示すように、前記インサート本体２及び取付ボルト３の雄ネジ部は、合板等から構成される型枠６に形成された取付孔７に挿通可能に構成されている。
【００１０】
前記インサート本体２は、図１及び図２に示すように、前記取付孔７に挿通可能なアンカー部８を備えたアンカー軸部９と、断面形状が円形以外の形状、本実施例では六角形に形成された回り止め部１０とから構成され、前記回り止め部１０の内方には前記取付ボルト３に螺合可能な雌ネジ１１が形成されており、その雌ネジ１１の他端部に前記アンカー軸部９の雄ネジ部１２を螺合することにより一体化し得るように構成されている。なお、雌ネジ１１と雄ネジ１２の螺合後、その螺合部分をカシメ等により固定することにより強固な一体化を図ることが望ましい。
【００１１】
前記圧着スリーブ４は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂や硬質ゴムなどのように弾性変形可能な材料から適度の強度を有するものを選定して成形される。図４及び図５に示すように、その外形は、先端側が徐々に小径に形成された先細部１３に連続した筒状に形成され、その最大径部分の直径Ｄが前記取付孔７の直径ｄより大径に形成されている。本実施例においては、最大径部分は先端側に偏って形成され、その最大径部分を挟んで両側が共に緩やかなテーパー状に形成され、先端部分が前記先細部１３を形成している。また、圧着スリーブ４の内方には、その軸心部に向けて放射状に形成された複数のリブ１４が形成されており、それらのリブ１４の内端部により前記取付ボルト３の挿通部１５が形成されている。さらに、圧着スリーブ４の先端部に形成された先細部１３の端部には、前記取付ボルト３の軸部外径と略同径の中央開口部１６を有する薄壁部１７が一体的に形成されている。この薄壁部１７の外表面は前記インサート本体２を構成する回り止め部１０の端部に接合してコンクリートのろの取付ボルト３部分への浸入をより確実に防止する。
【００１２】
次に、本実施例の使用の仕方に関して説明する。前述のように、先ず前記回り止め部１０の内方に形成された雌ネジ１１に前記アンカー軸部９の雄ネジ部１２を螺合し、その螺合部分を必要に応じてカシメ等により強固に一体化したインサート本体２を形成しておく。このインサート本体２の雌ネジ１１に、図１及び図２に示すように、座金５及び圧着スリーブ４に挿通した取付ボルト３の雄ネジ部を螺合して締付け一体化することにより、図３に示した構築用インサート１を組立てる。そして、型枠６に形成された取付孔７に構築用インサート１を装着する場合には、図３に示した組立状態のまま、図１及び図２に示したように、取付孔７にアンカー部８及び回り止め部１０を挿通し、その状態で取付ボルト３の頭部を介してハンマー等により打込むことにより、前記圧着スリーブ４を前記取付孔７に圧入することにより装着する。すなわち、この圧着スリーブ４の取付孔７に対する圧入により、圧着スリーブ４の外面が取付孔７の内面に圧着され、その間の摩擦力によって構築用インサート１が型枠６に固定されることになる。
【００１３】
型枠６の所定の取付孔７に対する構築用インサート１の装着が終了したならば公知のようにコンクリートの打設が行われる。コンクリートの固化後には、図６に示したように、取付ボルト３を緩めて圧着スリーブ４の部分まで取外す。この場合、図示のように、圧着スリーブ４の先端部の前記先細部１３により、インサート本体２の入口側の傾斜面１８が同時に形成される。そして、インサートとして壁つなぎ金具や足場などの取付け手段として使用した後、不要になった場合には、図７に示したようにプラグ１９を前記雌ネジ１１部分に打込んだり、モルタルなどを充填したり、モルタル仕上げなどによってインサート本体２の入口側の開口部を塞ぐことにより雨水等の浸入を防止する。
【００１４】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果を得ることができる。
（１）前記圧着スリーブの少なくとも最大径の部分が、その全周面において型枠側の取付孔の内面に対して圧着されるので、両者間の摩擦力により強固かつ安定した装着状態が得られる。したがって、打込み等により型枠の外側から簡便かつ確実に装着することができる。
（２）また、筒状の圧着スリーブの少なくとも最大径の部分が、その全周面において型枠側の取付孔の内面に対して連続的に圧着されることから、それらの圧着スリーブと型枠側の取付孔の内面との間からのコンクリートのろの流出は確実に防止される。
（３）しかも、圧着スリーブの内方に軸心部に向けて放射状に形成した複数のリブの内端部により取付ボルトの挿通部を形成したので、それらのリブを介して圧着スリーブを取付ボルトに対して弾性変形可能に支持し得るとともに、その材料を節約することができる。
（４）さらに、圧着スリーブの外周面に従来のような局部的な突出部は存在しないので、型枠側の取付孔に対する挿入がきわめてスムースで、取付孔のバリ等にも影響されないため、装着作業の作業性が改善される。
（５）圧着スリーブの外周面の摩擦力によりインサート本体を固定するので、型枠の板厚に対する融通性があり、その適応範囲が広い。
（６）圧着スリーブの先端側にテーパーなどの先細部を形成したので、型枠に形成された取付孔に対する挿入がきわめてスムースになるとともに、インサート本体の入口側の傾斜面を形成することができる。しかも、それらの作用効果が１個の部材によって可能なことから使い勝手がよい。
（７）圧着スリーブの外周面で圧着することにより固定するものであって、従来のように局部的な変形を介して装着するものではないから、再使用の繰返しに対する耐久性が大幅に改善され、使用回数が増大される。
（８）圧着スリーブの先端部に形成された先細部の端部に取付ボルトの軸部外径と略同径の中央開口部を有する薄壁部を一体的に形成すれば、コンクリートのろの取付ボルト部分への浸入をより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の装着状態を示した縦断面図である。
【図２】図１の要部拡大図である。
【図３】前記実施例の組立状態図である。
【図４】同実施例に使用されている圧着スリーブの縦断面図である。
【図５】同圧着スリーブを一部破断して示した右側面図である。
【図６】前記実施例の埋設状態を示した縦断面図である。
【図７】前記実施例の使用済の場合を示した縦断面図である。
【符号の説明】
１…構築用インサート、２…インサート本体、３…取付ボルト、４…圧着スリーブ、５…座金、６…型枠、７…取付孔、８…アンカー部、９…アンカー軸部、１０…回り止め部、１１…雌ネジ、１２…雄ネジ部、１３…先細部、１４…リブ、１５…挿通部、１６…中央開口部、１７…薄壁部、１８…傾斜面、１９…プラグ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to a construction insert that is embedded in concrete in advance as an attachment means such as a wall-connecting bracket or a scaffold when a concrete building is constructed. More specifically, the present invention relates to a construction insert that can be attached by being hammered into the attachment hole formed in the mold from the outside.
[0002]
[Prior art]
With regard to this type of construction insert that is embedded in a predetermined position by mounting an insert main body in a mounting hole formed in a mold and placing concrete, the insert main body is conventionally positioned at a predetermined position inside the mold. A mounting method is widely used in which a mounting bolt is screwed and fixed through the mounting hole from the outside of the mold while being supported. However, in this conventional method, an operator who supports the insert body at a predetermined position inside the mold frame and an insertion bolt formed in the mold frame outside the mold frame are inserted into the mounting hole to fix the insert body. The workability was not good because two workers were required. Thus, recently, various construction inserts improved so as to be mounted by one worker from the outside of the formwork have been disclosed.
[0003]
For example, in Japanese Utility Model Publication Nos. 4-6401 and 7-26484, a locking member made of an elastic body having an outer shape larger than the diameter of the mounting hole formed in the mold is used. In the state where the mounting bolt is inserted into the stopper member and integrated, the mounting hole is allowed to pass while being elastically deformed, and is restored to the original shape after passing through the mounting hole by the restoring force due to the elasticity, and the inner edge of the mounting hole A technical means is disclosed in which the insert body is fixed to the mold frame by holding the mold body between the mounting bolt and the head side of the mounting bolt. In addition, in Japanese Utility Model Laid-Open No. 7-23114, when a spline-like protrusion and a locking protrusion are provided on the outer periphery of a sleeve inserted through the mounting bolt, and inserted through an attachment hole formed in the mold, The technical means of fixing the insert main body to the mounting hole by firmly mounting the mounting bolt by causing the locking projection to bite into the inner surface of the mounting hole is disclosed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the former prior art using a locking member made of an elastic body, the locking member is restored to its original shape after passing through an attachment hole formed in the mold, and locked to its inner edge. Since the mounting structure is fixed, it is difficult to cope with changes in the plate thickness of the formwork, and the restoring action of the elastic member is hindered by burrs in the mounting holes, and a reliable locking state is obtained. There is a drawback that it is easy to cause a problem that it cannot be performed. In addition, the latter prior art using the locking projection employs a mounting structure in which the locking projection is inserted into the inner surface of the mounting hole and fixed, but the protruding portion has a sufficient fixing effect. In fact, it is not so easy to actually bite into the inner surface of the mounting hole. On the other hand, after removing the mold from the mold, it can be a problem when removing the sleeve from the mold and reusing it. There was a problem that could be. Furthermore, as a problem common to both prior arts, in the case of forming an elastic locking portion composed of a claw-shaped piece, it is technically necessary to form a small shape so as to ensure sufficient elastic force. In addition to the above disadvantages, there are drawbacks in that the engaging portion is easily damaged and there are many problems in durability, and the number of possible reuses is extremely low.
[0005]
The present invention was made to solve the problems of the prior art as described above, and can be easily mounted by driving it into the mounting hole formed in the mold with a hammer or the like from the outside. The parts are relatively easy to manufacture, and the durability is improved, the number of reuses is increased, and an inclined surface on the inlet side of the insert body after the concrete is placed can be formed at the same time. The object is to provide a building insert.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention has at least a mounting bolt that can be inserted into a mounting hole formed in a mold, an anchor portion that can be inserted into the mounting hole, and a rotation-preventing portion having a cross-sectional shape other than circular. And an insert body formed with an internal thread that can be screwed onto the mounting bolt, and an elastically deformable material, and the tip side is formed in a cylindrical shape that is continuous with a taper formed gradually with a small diameter, A crimping sleeve having an outer shape in which the diameter of the maximum diameter portion is larger than the mounting hole and having an insertion portion for the mounting bolt formed therein, and the mounting bolt at the insertion portion of the crimping sleeve in an insertion to an integrated state screwed in a female thread of the insert body, by press-fitting from the outside against the mounting hole formed the crimp sleeve into a mold, the outer surface of the crimp sleeve Previous By crimping the inner surface of the mounting hole, adopting the technical means of fastening the insert body into a mold. In particular, the insertion hole of the mounting bolt that is formed inwardly of the crimp sleeve is characterized in that formed by the inner ends of a plurality of ribs formed radially toward the axial center of the compression sleeve . Furthermore , a thin wall portion having a central opening portion having substantially the same diameter as the outer diameter of the shaft portion of the mounting bolt is integrally formed at the end portion of the tapered portion formed at the distal end portion of the crimp sleeve, You may comprise so that the penetration | invasion of a sludge can be prevented more reliably .
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The molding material for the crimp sleeve is preferably a synthetic resin made of polyolefin such as polyethylene or polypropylene, but can also be made of hard rubber or the like. In short, when the crimping sleeve is forcibly press-fitted into the mounting hole formed in the mold by, for example, driving in, the outer surface of the crimping sleeve is restored by the restoring force based on the elastic deformation accompanying the reduction of the outer diameter of the crimping sleeve. What is necessary is just to be able to obtain a sufficient fixing force by pressure bonding to the inner surface of the mounting hole. Further, regarding the outer shape of the crimp sleeve, it is only necessary to have a part of the outer diameter that can provide a sufficient crimping action to the inner surface of the mounting hole when it is press-fitted into the mounting hole, and it is formed continuously with the tapered portion. The cylindrical portion to be formed may be cylindrical or tapered. Further, the outer surface may be a smooth surface or an uneven surface. Furthermore, the difference between the outer diameter of the crimping sleeve and the inner diameter of the mounting hole is a difference in diameter that allows sufficient fixing force and relatively easy press-fitting into the mounting hole, taking into account the relationship with the molding material. Should be selected. In this case, it is needless to say that the tapered portion has a guide action for press-fitting into the mounting hole. Further, there is no problem with some deformation of the mounting hole due to the press-fitting of the crimp sleeve into the mounting hole.
[0008]
For the other insert body and mounting bolt, conventionally known ones may be used. Needless to say, an appropriate washer that contacts the surface of the mold frame may be used between the head of the mounting bolt and the crimp sleeve. Further, it is possible to integrally form a flange portion instead of a washer at the rear end portion of the crimp sleeve. In addition, the specific shape and dimensions of the insert body may be appropriately selected. In short, the insert body has an anchor portion that can be inserted into the mounting hole and a non-circular cross-sectional shape, and is screwed onto the mounting bolt. Selection is possible as long as possible female threads are formed. As the anti-rotation means, the cross-sectional shape of the shaft portion of the insert main body may be a flat shape such as a hexagon or an ellipse, as is well known. Needless to say, the rotation preventing portion, the anchor portion and the like constituting the insert body may be integrally formed.
[0009]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 5 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a state where the construction insert is mounted on a mold, and FIG. 2 is an enlarged view of a main part thereof. 3 is an assembly state diagram of the construction insert, FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a crimping sleeve used in the construction insert, and FIG. 5 is a right side view of the crimping sleeve partially broken. It is. In the figure, reference numeral 1 denotes the construction insert, and FIG. 3 shows its assembled state. The construction insert 1 includes an insert body 2, a mounting bolt 3, and a crimp sleeve 4 held between them as main elements. In this embodiment, the washer 5 is interposed between the head of the mounting bolt 3 and the crimping sleeve 4, but as described above, a flange portion is integrally formed at the rear end of the crimping sleeve 4. It is also possible to replace the washer 5 by this. As shown in FIG.1 and FIG.2, the external thread part of the said insert main body 2 and the attachment bolt 3 is comprised so that insertion is possible in the attachment hole 7 formed in the mold 6 comprised from a plywood etc. As shown in FIG.
[0010]
As shown in FIGS. 1 and 2, the insert body 2 includes an anchor shaft portion 9 having an anchor portion 8 that can be inserted into the mounting hole 7, a cross-sectional shape other than a circle, and in this embodiment, a hexagonal shape. And a female screw 11 that can be screwed into the mounting bolt 3 is formed inside the anti-rotation portion 10, and the other end of the female screw 11 is formed at the other end of the female screw 11. The anchor shaft portion 9 is configured to be integrated by screwing the male screw portion 12. In addition, after screwing of the female screw 11 and the male screw 12, it is desirable to aim at firm integration by fixing the screwing part by crimping etc.
[0011]
The crimp sleeve 4 is formed by selecting a material having an appropriate strength from an elastically deformable material such as a synthetic resin such as polyethylene or polypropylene, or hard rubber. As shown in FIGS. 4 and 5, the outer shape is formed in a cylindrical shape that is continuous with a tapered portion 13 that is gradually formed with a small diameter on the tip side, and the diameter D of the maximum diameter portion is the diameter d of the mounting hole 7. It has a larger diameter. In this embodiment, the maximum diameter portion is formed so as to be biased toward the tip side, both sides of the maximum diameter portion are formed in a gently tapered shape, and the tip portion forms the tapered portion 13. Further, a plurality of ribs 14 formed radially toward the axial center portion are formed inside the crimp sleeve 4, and the insertion portion 15 of the mounting bolt 3 is formed by the inner end portions of the ribs 14. Is formed. Further, a thin wall portion 17 having a central opening portion 16 having substantially the same diameter as the shaft outer diameter of the mounting bolt 3 is integrally formed at the end portion of the tapered portion 13 formed at the distal end portion of the crimp sleeve 4. Has been. The outer surface of the thin wall portion 17 is joined to the end portion of the anti-rotation portion 10 constituting the insert main body 2 to more reliably prevent the infiltration of the concrete filter into the mounting bolt 3 portion .
[0012]
Next, how to use the present embodiment will be described. As described above, the male screw portion 12 of the anchor shaft portion 9 is first screwed into the female screw 11 formed inward of the detent portion 10 and the screwed portion is tightened by caulking or the like as necessary. The insert main body 2 integrated with is formed. As shown in FIGS. 1 and 2, the male screw portion of the mounting bolt 3 inserted through the washer 5 and the crimping sleeve 4 is screwed into the female screw 11 of the insert body 2 so as to be tightened and integrated. The construction insert 1 shown in FIG. When the construction insert 1 is mounted in the mounting hole 7 formed in the mold 6, the anchor is inserted into the mounting hole 7 as shown in FIGS. 1 and 2 with the assembled state shown in FIG. 3. The crimping sleeve 4 is inserted into the mounting hole 7 by being inserted into the mounting hole 7 by inserting the portion 8 and the rotation stopper 10 through the head of the mounting bolt 3 with a hammer or the like. That is, by press-fitting the crimping sleeve 4 into the mounting hole 7, the outer surface of the crimping sleeve 4 is crimped to the inner surface of the mounting hole 7, and the construction insert 1 is fixed to the mold 6 by the frictional force therebetween.
[0013]
When the installation of the construction insert 1 to the predetermined mounting hole 7 of the mold 6 is completed, concrete is placed as is well known. After the concrete is solidified, as shown in FIG. 6, the mounting bolt 3 is loosened and removed to the crimp sleeve 4 portion. In this case, as shown in the drawing, an inclined surface 18 on the inlet side of the insert body 2 is simultaneously formed by the tapered portion 13 at the distal end portion of the crimp sleeve 4. Then, when it becomes unnecessary after being used as an attachment means such as a wall fitting or scaffolding as an insert, the plug 19 is driven into the female screw 11 portion or filled with mortar or the like as shown in FIG. Intrusion of rainwater or the like is prevented by closing the opening on the inlet side of the insert body 2 by mortar finishing or the like.
[0014]
【The invention's effect】
According to the present invention, the following effects can be obtained.
(1) Since at least the maximum diameter portion of the crimping sleeve is crimped to the inner surface of the mounting hole on the mold side on the entire circumferential surface, a strong and stable mounting state can be obtained by the frictional force between the two. . Therefore, it can be simply and reliably mounted from the outside of the mold by driving or the like.
(2) Since at least the maximum diameter portion of the cylindrical crimp sleeve is continuously crimped to the inner surface of the mounting hole on the mold side on the entire circumferential surface thereof, the crimp sleeve and the mold frame The outflow of the concrete filter from between the inner surfaces of the side mounting holes is reliably prevented.
(3) Moreover, since the formation of the insertion portion of the mounting bolt by the inner ends of a plurality of ribs formed radially toward the axial center to the inside of the crimp sleeve, mounting bolts crimp sleeve via their rib It can be supported elastically deformable, and the material can be saved.
( 4 ) Furthermore, since there is no local protrusion on the outer peripheral surface of the crimping sleeve as in the past, the insertion into the mounting hole on the mold side is extremely smooth, and it is not affected by burrs in the mounting hole. Workability of work is improved.
( 5 ) Since the insert body is fixed by the frictional force of the outer peripheral surface of the crimping sleeve, there is flexibility with respect to the plate thickness of the mold, and the applicable range is wide.
( 6 ) Since a taper or other tapered portion is formed on the distal end side of the crimping sleeve, the insertion into the mounting hole formed in the mold is extremely smooth, and an inclined surface on the inlet side of the insert body can be formed. . In addition, these functions and effects are possible with a single member, which is convenient.
( 7 ) Since it is fixed by crimping on the outer peripheral surface of the crimping sleeve and not attached through local deformation as in the past, the durability against repeated reuse is greatly improved. The number of uses is increased.
( 8 ) If a thin wall portion having a central opening substantially the same diameter as the outer diameter of the shaft of the mounting bolt is integrally formed at the end of the tapered portion formed at the tip of the crimp sleeve, Intrusion to the mounting bolt can be prevented more reliably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a mounting state of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of FIG.
FIG. 3 is an assembly state diagram of the embodiment.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a pressure-bonding sleeve used in the embodiment.
FIG. 5 is a right side view showing the crimp sleeve in a partially broken view.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing an embedded state of the embodiment.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a used case of the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Construction insert, 2 ... Insert body, 3 ... Mounting bolt, 4 ... Crimp sleeve, 5 ... Washer, 6 ... Formwork, 7 ... Mounting hole, 8 ... Anchor part, 9 ... Anchor shaft part, 10 ... Non-rotating 11, female screw 12, male screw portion 13, fine tip 14, rib 15, insertion portion 16 central opening portion 17 thin wall portion 18 inclined surface 19 plug

Claims

At least a mounting bolt that can be inserted into a mounting hole formed in a mold, an anchor portion that can be inserted into the mounting hole, and a non-circular cross-section locking section, and a female screw that can be screwed into the mounting bolt It is made of an insert body with a screw and an elastically deformable material, and the tip side is formed into a cylindrical shape that is continuous with a tapered shape that is gradually formed into a small diameter, and the diameter of the maximum diameter portion is larger than the mounting hole. A crimping sleeve having a formed outer shape and having a plurality of ribs formed radially inwardly toward the axial center portion and having the insertion portion of the mounting bolt formed by an inner end of the rib. wherein by inserting the mounting bolt into parts in a state of integrally screwed into a female thread of the insert body, by press-fitting from the outside against the mounting hole formed the crimp sleeve into a mold, the Crimp sleeve By crimping the outer surface to the inner surface of the mounting hole, constructed insert, wherein the insert body is configured to be secured to the formwork.

The thin wall portion having a central opening portion having a diameter substantially the same as the outer diameter of the shaft portion of the mounting bolt is integrally formed at the end portion of the tapered portion formed at the distal end portion of the crimp sleeve. Item 2. The construction insert according to Item 1 .