JP3706888B2

JP3706888B2 - Folding device for sliced meat pieces

Info

Publication number: JP3706888B2
Application number: JP20897296A
Authority: JP
Inventors: 整仲野; 憲章橋本; 秀明大西; 始松本
Original assignee: Nippon Career Industry Co Ltd
Current assignee: Nippon Career Industry Co Ltd
Priority date: 1996-07-19
Filing date: 1996-07-19
Publication date: 2005-10-19
Anticipated expiration: 2016-07-19
Also published as: JPH1028519A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、牛肉、豚肉等を薄切りしたスライス肉片を二つに折畳むための折畳み装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
食肉をスライスしたスライス肉片を所定方向に搬送しつつ折畳む装置が種々開発されている（例えば、実公昭５７−４８３８２号、特公平３−６６２１２号、特公平６−３１１２４号公報参照）。このうち、実公昭５７−４８３８２号公報に記載されているものは、スライス肉片を搬送するコンベアの下側（裏側）から折畳み用バーがコンベアに設けられた走行方向の隙間を通って起ち上り、コンベア上の肉片を持ち上げて走行方向へ折畳んだのち、再度コンベアの下側に隠れるようになっている。しかしながら、この装置は、折畳み用バーがコンベアの隙間を通って出没する構造であるから、構造的に複雑となり、メインテナンスや清掃等の面で問題があった。
【０００３】
一方、特公平３−６６２１２号に記載されているものは、コンベアの上側に該コンベアの搬送方向と直行する回転軸を設け、該回転軸の外周面一側に設けた折り返し片をほぼ１８０度回動させることにより、該折り返し片上に掛けられた肉片を折り返すものである。さらに、特公平６−３１１２４号公報に記載されているものは、前記特公平３−６６２１２号に記載されている折り返し片の肉片載置面に多数の凹凸を設けたもので、折畳み動作は前記のものと同様である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
２〜３ｍｍの厚さに薄く切断された摂氏−２度乃至５度のスライス肉片は、柔らかくて粘着力が強いうえ、破れ易い。そのため、従来の装置では、厚く切断したスライス肉片や、加工したスライス肉片は二つに折畳むことができたが、薄くて柔らかいスライス肉片の二つ折りは至難であった。そこで、生肉状態の薄いスライス肉片の折畳みを可能とする装置として、搬送コンベアの上方に折り曲げ具であるロータを設け、これらコンベアとロータの上に跨がるようにスライス肉片を供給して、ロータを転動させながらコンベアの肉片上にロータ側の肉片を重ね合わせ、該重ね合わされた肉片をロータの下側を通して送り出す装置が開発されている（特願平８−１３４２５３号、特願平８−１３４２５４号）。
【０００５】
スライス肉片を折り畳む場合、通常はスライス肉片の前後幅のほぼ中心あたりを折曲げ中心として折り畳むことが多いが、豚肉のロースなどでは、脂身の分布位置によって折曲げ位置を変えることが多く、偏った位置を折曲げ線とする場合がある。すなわち、図１１、図１２に示すように、スライス肉片の中央付近に脂身Ｆが分布している場合は、これを避けて赤身のところ（Ａ−Ａ線）に折曲げ線をずらしている。これは、脂身は赤身に比べて固くて割れ易いので、脂身のところで折り曲げると、折曲げ部分が見苦しくなり、トレイに盛り付けた時に商品価値が下がるからである。
【０００６】
ところで、上記コンベアの上方に折曲げ具であるロータを設けた折畳み装置で、折曲げ線を中心からずらせて折り曲げる場合、前後幅の短い方がコンベア側となると、スライス肉片の端部がコンベアに届かず、折曲げ具が移動してもそのままスライス肉片を引っ張ってしまって折曲げができないという問題があった。また、折り曲げ線をずらさない場合でも、スライス肉片の前後幅が小さい場合は同様な現象が起こっていた。そこで、本発明は、上記コンベアと折曲げ具とでスライス肉片を折り曲げる折畳み装置における上記問題点を解決することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本発明にかかるスライス肉片の折畳み装置は、スライス肉片を載せて搬送するコンベアと、該コンベアの上方に設けられたスライス肉片の折曲げ具とを備え、前記コンベアと折曲げ具とでスライス肉片を折り曲げるように構成されたスライス肉片の折畳み装置において、スライス肉片の受取り時に接近し、折畳まれた肉片の移送時には復帰するように前記コンベアと折曲げ具とを接近させる接近装置を設けたことを特徴としている。
【０００８】
上記接近装置を、スライス肉片の受取り時にコンベアの搬送面を折曲げ具に向かって局部的に押し上げる押上げ装置を備えているものとすれば、構造的に簡単で作動が確実となるので好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の態様について図面を参照しつつ具体的に説明する。このスライス肉片の折畳み装置Ｍは、−２〜５℃のブロック肉を２〜３ｍｍにスライスする薄切り装置Ｓに組み合わせて使用される。この薄切り装置Ｓは、機枠１を備え、筒状のホルダ２を保持する揺動枠３が該機枠の上部に設けた軸３ａによって前後（図１における左右方向）に揺動自在に支持されている。
【００１０】
４は前記揺動枠３を揺動させるクランク装置であって、これが軸４ａ回りに回転することにより、前記揺動枠３とホルダ２とが一体となって所定範囲で揺動する。
【００１１】
ホルダ２は、奥側の壁面２ａが平面視凹状に形成された上下に長い筒状体として形成されている。奥側の壁面２ａは、幅調節装置５によって図１の左右方向に移動させることが可能となっている。そして、前記奥側の壁面２ａに対向する面が平面視凹面６ａとして形成された押圧具６が、ホルダ２に取り付けられたエアシリンダ１０のロッドに取り付けられている。
【００１２】
上記エアシリンダ１０は、押圧具６の加圧駆動装置であり、これを伸縮させることにより押圧具６が前後に移動する。なお、１台の揺動枠３に取り付けるホルダ２の数は、図示例では２台であり（図２参照）、同時に２枚ずつスライスすることができるようになっているが、ホルダを１台だけ取り付けてもよく、３台以上取り付けてもよい。このスライス装置は、後述の如く帯状刃体を用いるので、複数のホルダを並設して同時に切断することができる。
【００１３】
ホルダ２の側壁２ｄ，２ｄの下端部は、側面視において下に凸な円弧状に形成されている。この円弧状曲線の曲率半径は、ホルダ２の揺動半径と近似している。そして、このホルダ下端部の曲線に沿うように上に凹な曲面の受け板１１が該ホルダの下端部との間に所定の間隔ｔをおいて設けられている。この受け板１１の高さ（ホルダ下端部との間隔）を調節することにより、切断されるスライス片の肉厚を調節することができる。
【００１４】
ホルダ２の前側には切断用の刃体８が設けられている。この刃体８は環状に繋ぎ合わされた帯状の刃体で、図２に示すように、機枠１の一方の側部に設けられた駆動用モータ９の回転軸に取り付けられている駆動ドラム２２と、機枠の反対側の側部に設けられた従動ドラム２３との間に張架され、駆動用モータ９の回転によって所定の速度で一定方向に循環走行するようになっている。帯状の刃体８の一方の側縁部には、全周にわたって断面楔状の尖った刃先が形成されている。
【００１５】
前記ホルダ２がその前向きの揺動行程でこの刃体８の位置を通過する時に、該ホルダの下側に突出したブロック肉が該刃体によってスライスされるのである。なお、刃体８は、少なくとも切り上がり部（図１におけるＺ部）では、ホルダ２の下端部と実質的に接触し、該ホルダ下端部との間の剪断効果により、繊維等を切り離すようになっている。
【００１６】
前記刃体８は、ホルダ２下端部付近の切断位置では、刃物保持板１２の端縁部に設けた溝に摺動自在に嵌合した状態で案内される。このため、薄肉の帯状刃体を用いても該刃体８が振れることなく、正確な切断を行うことができる。この刃物保持板１２の上面は、前記受け板の場合と同様に、ホルダ２の揺動半径と近似した曲率半径の凹状曲面として形成されており、ホルダ２は、該刃物保持板の直上部をその上面に沿って揺動する。
【００１７】
前記刃体８の下側には、表面に多数の針状突起２６，…を備えた複数の突起付き搬送帯（搬送体）１３ａ，…を有する受取装置１３が設けられている。この受取装置１３の搬送帯１３ａ，…は、互いに等しい間隔をおいて平行に設けられ、それぞれが、上下のローラ３０，３１に巻き掛けられている。
【００１８】
支持フレーム２７には駆動装置取り付け部材１５ａが固着されており、これに受取装置用駆動装置（図示例ではモータ）１５が取り付けられている。このモータ１５のプーリ（またはスプロケット）と前記ローラ３１を固着したローラ軸１４ｃの軸端に取り付けたプーリ（またはスプロケット）との間にベルト（またはチェーン）がかけられている。このモータ１５の回転により、複数の突起付き搬送帯１３ａ，…が同時に矢印方向に循環移動する。なお、搬送帯１３ａ，…は、スライス片を下向きに搬送する搬送体であるが、このような搬送帯の代わりに、外周部に突起を植付けた回転ドラム等の搬送体を用いることもできる。
【００１９】
前記受取装置１３の突起付き搬送帯１３ａ，…の内側には、取り外し装置（はたき装置）１４が設けられている。はたき装置１４は、図２に示すように、前記突起付き搬送帯１３ａ，…の間隔部を通って内外に揺動する複数のはたき棒１４ａ，…を備え、該はたき棒の基部は、ローラ軸１４ｃに遊嵌された取付具に固着され、櫛歯状に構成されている。前記取付具には半径方向に突出するアーム１４ｄが一体に設けられ、これにエアシリンダ１６のロッド先端部に取り付けた連結具がピンで取り付けられている。エアシリンダ１６は、はたき装置駆動用手段であり、その伸縮によって前記取付具が正逆回動し、これに取り付けられている前記はたき棒１４ａ…が突起付き搬送帯１３ａ，…の間隔部を通って内外に揺動する。
【００２０】
前記受取装置１３の下側には、折畳み装置Ｍが設置されている。この折畳み装置Ｍは、搬送装置であるベルトコンベア２１と、該コンベアの上側に設けた折曲げ具である回転ロータ７０、折曲げ案内棒７１、押圧具７２および補助受け具７３を備えている。
【００２１】
コンベア２１のフレーム７５には、支持フレーム２５０がガイドレール２５１，２５１に沿ってスライド可能に取り付けられている。支持フレーム２５０には、可動フレーム８０がガイドレール８１，８１によってスライド可能に支持されている。一方、支持フレーム２５０に設けた前後のブラケット７６，７６にねじ棒７９が前記コンベア２１と平行に差し渡されており、このねじ棒７９に前記可動フレーム８０のナット部材７９ａが螺合している。ねじ棒７９の端部には自在継手８２を介して前後位置調節ハンドル８５が取り付けられている。このハンドル８５を回せば、その回転方向に応じて可動フレーム８０が前後に移動する。
【００２２】
前記可動フレーム８０には、コンベア２１の搬送面よりも上方へ突出する前後一対のブラケット８７，８７が設けられている。そして、これら前後のブラケット８７，８７に左右一対のガイド棒８９，８９が支持されており、さらに、該一対のガイド棒の左右中間部やや下側には、下面側に歯列の切られたラック部材９０が支持されている。
【００２３】
前記ガイド棒８９，８９には、ロータ支持部材９３がスライドベアリングを介して取り付けられている。また、このロータ支持部材９３には、前記前側のブラケット８７に取り付けられたエアシリンダ９５のロッド９５ａが連結されており、該シリンダ９５の伸縮により、ロータ支持部材９３がガイド棒８９に沿って前後に移動するようになっている。
【００２４】
ロータ支持部材９３には、コンベア２１の搬送方向と直交する上下２本の回転軸９６，９７がそれぞれの軸受によって回転自在に取り付けられている。上側の回転軸９６の中間部には、前記ラック部材９０の歯列９０ａに噛み合うピニオン９８が取り付けられている。また、上下の回転軸９６，９７の端部にはギヤ（プーリ）９６ｂ，９７ｂがそれぞれ取り付けられ、これらにタイミングベルト９９が掛けられている。このため、ロータ支持部材９３がロッド９５ａで押引きされると、回転軸９７と一体のロータ７０が転がる方向に回転しながら前後に移動する。
【００２５】
前記下側の回転軸９７には、前記回転ロータ７０が、コンベア２１の搬送面の上方に延びるように一体に設けられている。このロータ７０は、その軸方向に沿って複数の溝７０ａ，…を有する断面星形に形成されている。実験によると、溝７０ａが深くて傾斜が急になると、スライス肉片の付着が少なくなってその折畳みに好結果が得られた。なお、軸方向の溝を設ける代わりに、円周方向の溝を設けておいてもよい。
【００２６】
前記可動フレーム８０には、支持フレーム１００が設けられている。この支持フレーム１００にはＬ字状の屈曲部が設けられており、この部分にモータ１０５が取り付けられている。モータ１０５は、折曲げ案内棒７１を回動させる回動手段であり、その回転軸に直角方向に延びるアーム１０６が取り付けられている。このアーム１０６には、折曲げ案内棒７１をその軸方向に前進、後退させるエアシリンダ１０７が取り付けられている。
【００２７】
また、可動フレーム８０には支持フレーム２００が設けられ、これにモータ２０１が取り付けられている。このモータ２０１の回転軸にはアーム２０２が取り付けられ、該アーム２０２には押圧具７２が取り付けられている。押圧具７２は、ステンレス鋼等の弾性体で作るのが好ましく、その形状は、退避時にスライス肉片が付着して持ち上げられるようなことがないよう、スライス肉片との接触部の面積ができるだけ小さい棒状または先端部が刃物状に尖った板状体とするのが好ましい。また、その長さは、スライス肉片の幅一杯にわたる長さで、スライス肉片の幅方向全体を一様に押圧するようにしてもよく、必要な箇所（例えば脂身部分等）だけを部分的に押圧するようにしてもよい。
【００２８】
さらに、前記コンベア２１の上方には、前記補助受け具７３が設けられている。この補助受け具７３は、棒状の枠材４００に複数のアーム４０１，…を櫛状に取り付けたもので、前記可動フレーム８０に螺子４０２によって着脱可能に取り付けられている。この補助受け具７３を前記ロータ支持部材９３に取り付けて、回転ロータ７０と一緒に移動するようにしてもよい。
【００２９】
また、前記コンベア２１のコンベアベルト２１ａの下側には、スライス肉片の受取り時にコンベアと折曲げ具とを接近させる接近装置として、コンベアベルト２１ａを前記折曲げ具（回転ロータ）７０に向かって局部的に押し上げる押上げ装置３００が設けられている。すなわち、前記支持フレーム２５０に設けた回動メタル３０１，３０１に支承された回動軸３０２にアーム３０３，３０３が固着され、その先端部に円筒状の押上具３０５が取り付けられている。
【００３０】
一方、前記回動軸３０２の中間部に突出させた揺動アーム３０７には、前記回動軸の正逆回転により押上具３０５を矢印Ｐ方向に揺動させるシリンダ３０４が設けられている。このシリンダ３０４が伸長すると、押上具３０５が上動してコンベアベルト２１ａを押し上げ（図７の鎖線で示す）、前記回転ロータ７０と該コンベアベルトとの間隔が狭くなる。逆に、シリンダ３０４が収縮すると、押上具３０５が下動してコンベアベルト２１ａが通常の搬送レベルとなり、回転ロータとの間に折り畳まれたスライス肉片が通過するに十分な間隔が生じる。なお、このシリンダ３０４は、前記はたき装置１４の作動信号によって伸長する。３０８は、この押上げ装置（接近装置）３００とコンベアフレームとの相対位置関係を調節するための調節螺子である。
【００３１】
つぎに、上記ブロック肉の薄切り装置Ｓとスライス肉片の折り畳み装置Ｍの動作について説明する。まず、薄切り装置Ｓの受け板１１の高さを所望のスライス肉片の厚みとなるよう調節し、筒状のホルダ２内にブロック肉２５を入れる。この状態で各シリンダ、モータ等の駆動手段を作動させると、ブロック肉２５がその下端部から順に薄く切断され、スライス肉片２０が得られる。上記シリンダ、モータ等の動作は、図示を省略した制御装置によって制御される。
【００３２】
上記切断は、具体的にはつぎのような手順で行われる。まず、ホルダ２が刃体８から後退した状態でエアシリンダ１０が収縮し、押圧具６によるブロック肉２５外周部への押圧が緩められる。すると、ブロック肉２５が自重で受け板１１上に落下し、該受け板によって位置決めされる。しかるのち、シリンダ１０が再度伸長して、押圧具６がブロック肉の外周面を押圧する。これによりブロック肉２５がホルダの他の壁面と押圧具６との間で殆ど隙間なく締め付けられるとともに、肉塊が幾分固化し肉自体の剛性が向上する。ブロック肉２５は、柔らかい生肉状態であるから変形し易く、ホルダ２と押圧具６との間で殆ど隙間なく締め付けることができるのである。
【００３３】
この状態でホルダが前進すると、モータ９によって循環走行している帯状の刃体８によって切断が行われる。この時、切断によって垂れ下がった肉片は、受取装置１３の突起付き搬送帯１３ａ，…の突起２６，…に突き刺されて該搬送帯１３ａ，…の移動とともに下方へ引き離される。このため、刃体８等への肉片の付着が防止される。また、刃体８は、ホルダ２の側壁下端面と殆ど接触する状態で該下端面に沿って相対移動するため、切断部における肉の変形や逃げ等が生じない。さらに、切り上がり部（Ｚ）では、刃体８がホルダ下端部（特に内部側エッジ部）と実質的に接触し、鋏効果により切り離しが行なわれるので、肉に繊維や脂身等があってもうまく切り離される。
【００３４】
ホルダ２が十分に前進して、切断が完了すると、ホルダ２は再度後退し、押圧具６が緩められてブロック肉２５が同寸法だけ受け板１１上に繰り出される。切り離されたスライス肉片２０は受取装置１３の搬送帯１３ａ，…によって取り出し装置のコンベア２１の直上部まで運ばれる。すると、はたき装置１４が作動し、搬送帯１３ａ，…の間隔部から突出したはたき棒１４ａ，…がスライス肉片２０を取り出し用搬送帯（コンベアベルト）２１ａと折り曲げ具（回転ロータ）７０上にはたき落とすのである。
【００３５】
この時、折畳み装置Ｍの折曲げ案内棒７１は、図１３に示すように、コンベア２１の搬送面の側端部へ退避して上方に支持されており、ロータ７０がコンベアベルト２１ａよりも上方でその前後移動範囲の前端部付近に位置した待機状態となっている。さらに、前記補助受け具７３はロータ７０の直前部にあって端部が該ロータとほぼ接する状態で若干傾斜して保持され、前記押圧具７２はロータ７０よりも後方に位置している。また、前記はたき装置１４の作動信号を受けてシリンダ３０４が伸長し、押上具３０５がコンベアベルト２１ａを押し上げた状態となっている。
【００３６】
前記ロータ７０は、コンベア２１の搬送面よりも若干高い位置に保持されているが、前記の通り押上具３０５がコンベアベルト２１ａを押し上げているので、該コンベアベルト上面（搬送面）はロータ７０に接近しており、上記はたき装置１４によってはたき落とされた肉片２０は、搬送方向前端部がロータ７０と補助受け具７３上に打ち掛けられ、後端部はコンベア２１上に載った状態、すなわち、ロータ７０とコンベア２１上に跨がった状態となる。コンベア２１は間欠的に移動するもので、この状態では停止している。
【００３７】
つぎに、図１４に示すように、シリンダ１０７が伸長し、折曲げ案内棒７１が上方位置のままコンベア上に進出する。そして、図１５に示すように、モータ１０５の所定量の回転により、折曲げ案内棒７１が後方下側に回動し、スライス肉片２０の後端部付近をコンベア上に押さえ付ける。
【００３８】
次いで、図１６に示すように、ロータ７０が転がる方向に回転しながら搬送方向後向きに移動し（ロッド９５ａで押されて後方に移動すると、ラック９０ａとピニオン９８の咬合でロータ７０が回転する）、その上に打ち掛けられていた肉片の前端部を折曲げ案内棒７１で押さえ付けられている肉片の後端部上に重ね合わせて、さらに後方へ移動する。
【００３９】
すると、図１７に示すように、押圧具７２が前向きに回動して、折り畳まれたスライス肉片の所定位置を上から押えつける。然る後、図１８に示すように、折曲げ案内棒７１が肉片から引き抜かれてコンベア搬送面の側部へ引っ込み、図１９に示すように、押圧具７２も後方へ回動してスライス肉片２０上から離れる。その後、図２０に示すように、ロータ７０が前向きに移動して待機位置に復帰すると共に、押上具３０５が下動してコンベアベルト２１ａを通常の搬送レベルに復帰させ、コンベア２１が所定量移動（矢印Ｋ方向）する。この移動により、折畳まれた肉片２０がこれらロータと補助受け具の下を通って１ピッチ分だけ前向きに送られる。さらに、案内棒７１が上向きに回動し、図２０に示すように、再度待機状態となる。
【００４０】
以下、同様な動作が繰り返され、図２３に示すように、折曲げ部２０ａが前側に位置し、端部２０ｂ，２０ｃが後側に位置した状態で、順次重ね合わされた状態で、スライス肉片２０，…がコンベア２１上を運ばれて行く。折曲げ部が上になり、凹凸のある端部が下側になるので、見栄え良く並べられる。なお、コンベア２１の進行方向を逆向きにすれば、折り曲げ部を下側に、端部を上側にして並べることもできる。
【００４１】
図８〜図１０は、上記と異なる実施例を表すもので、前記と同様な部材には同一記号を付している。この折畳み装置では、回転ロータ７０、案内棒７１、押圧具７２、補助受け具７３等で構成される折曲げ装置が上下可動フレーム５００に取り付けられている。この上下可動フレーム５００は、ガイドロッド５０１，５０１によって案内され、エアシリンダ５０３によって上下動する。この実施例ではコンベアベルト２１ａは上下に移動しないが、スライス肉片の受け取り時には、はたき装置１４の作動信号を受けてシリンダ５０３が収縮し、上記折曲げ装置を支架する上下可動フレーム５００が下降するので、折曲げ具であるロータ７０等とコンベアベルト２１ａとの間隔が小さくなる。受け取ったスライス肉片の折畳みが終了すると、上下可動フレーム５００が上昇し、折曲げ具とコンベアベルトとの間隔が広くなるので、スライス肉片の搬送の邪魔にならない。
【００４２】
上記各図に示すスライス肉片の折畳み装置は、スライス肉片２０の受取り時に折曲げ具とコンベアの搬送面とが接近するので、スライス肉片の前後幅が短い場合や、折曲げ線をスライス肉片の中心線よりも偏らせて折り畳む場合でもスライス肉片の一方の端部が必ずコンベア面に載せられた状態となり、うまく折り畳むことができる。すなわち、図２１に示すように、スライス肉片２０の前後幅が短い場合は、端部が宙吊りとなってコンベアベルト１２ａに届かない場合（隙間ｍ）があるが、上記図７に示す押上げ装置を有するものでは、図２２に示すように、コンベアベルト１２ａが上昇して回転ロータ７０との間隔がＨからｈになった状態でスライス肉片を受け取るので、端部がうまくコンベア上に載置されるのである。折り畳んだ後は、折曲げ具とコンベア面との間隔が元通りに復帰するので、搬送の邪魔にならず、折り畳まれたスライス肉片を折曲げ具の下側を通して送り出すことができる。
【００４３】
折り畳まれたスライス肉片を鱗列状にして数枚づつまとめて取り出し、トレイに盛り付ける作業を行う場合などで、図２３に示すように、次々と折り畳まれたスライス肉片が重なり合ってスライス肉片の受取部が高くなり、折曲げ具に近付いてきてコンベアを近付ける必要がなくなれば、接近装置の作動を途中で停止し、コンベアベルトの持ち上げ動作または折曲げ具の下降動作を途中で停止するようにしてもよい。折曲げ具とコンベアとの接近時における間隔は、供給されるスライス肉片が折曲げ具とコンベアの上にうまく載せられるようなものであればよく、両者が離れた時の間隔は、折り畳まれたスライス肉片の搬送の邪魔にならないようなものであればよい。
【００４４】
なお、上記図示例の装置では、細い針状の折曲げ案内棒７１、押圧具７２、補助受け具７３等を使用して折り畳んだが、場合によっては、このような部材を用いなくてもうまく折り畳むことができる。また、折曲げ具としては、図示例のような前後進する回転ロータを使用するものに限らず、揺動して折り曲げる方式のもの等であってもよい。
【００４５】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかるスライス肉片の折畳み装置は、コンベアと折曲げ具とでスライス肉片を受け取って折り曲げるもので、そのスライス肉片の受取り時に接近し、折畳まれた肉片の移送時には復帰するように前記コンベアと折曲げ具とを接近させる接近装置が設けられているので、スライス肉片の前後幅が短い場合や折曲げ線が前後方向中心線よりも偏っている場合であっても該肉片が両者にうまく跨がるように載せられるようになり、美麗に折畳んで並べることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１例の全体を表す側面図である。
【図２】要部の拡大正面図である。
【図３】要部の拡大側面図である。
【図４】要部の正面図である。
【図５】要部の平面図である。
【図６】要部の拡大説明図である。
【図７】要部の動作を表す側面図である。
【図８】異なる実施例の動作を表す側面図である。
【図９】その正面図である。
【図１０】その平面図である。
【図１１】スライス肉片の平面図である。
【図１２】その折曲げ状態の側面図である。
【図１３】動作の説明図である。
【図１４】動作の説明図である。
【図１５】動作の説明図である。
【図１６】動作の説明図である。
【図１７】動作の説明図である。
【図１８】動作の説明図である。
【図１９】動作の説明図である。
【図２０】動作の説明図である。
【図２１】折曲げできない場合の説明図である。
【図２２】コンベアベルト持上げ状態の説明図である。
【図２３】接近装置を作動停止する場合の説明図である
【符号の説明】
１機枠
２ホルダ
３揺動枠
６押圧具
８刃体
９刃物駆動用モータ
１０加圧装置
１１受け板
１２刃物保持板
１３受取装置
１４はたき装置
２０スライス肉片
２１コンベア
２２刃物駆動用ドラム
２５ブロック肉
７０回転ロータ
７１折曲げ案内棒
７２押圧具
７３補助受け具
３００接近装置[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a folding apparatus for folding a slice of meat sliced from beef, pork or the like into two.
[0002]
[Prior art]
Various apparatuses have been developed that fold sliced meat slices while transporting them in a predetermined direction (see, for example, Japanese Utility Model Publication Nos. 57-48382, 3-66212, and 6-31124). Among these, what is described in Japanese Utility Model Publication No. 57-48382 is raised from the lower side (back side) of the conveyor that conveys the sliced meat pieces through the gap in the traveling direction provided in the conveyor, After the meat pieces on the conveyor are lifted and folded in the running direction, they are hidden again under the conveyor. However, since this apparatus has a structure in which the folding bar protrudes and protrudes through the gap of the conveyor, it is structurally complicated and has problems in terms of maintenance and cleaning.
[0003]
On the other hand, what is described in Japanese Examined Patent Publication No. 3-66212 is provided with a rotating shaft orthogonal to the conveying direction of the conveyor on the upper side of the conveyor, and the folded piece provided on one side of the outer peripheral surface of the rotating shaft is approximately 180 degrees. By turning, the meat piece hung on the folded piece is folded. Furthermore, what is described in Japanese Patent Publication No. 6-31124 is provided with a large number of irregularities on the meat piece placement surface of the folded piece described in Japanese Patent Publication No. 3-66212, and the folding operation is performed as described above. Is the same as
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The sliced meat pieces of −2 to 5 degrees Celsius thinly cut to a thickness of 2 to 3 mm are soft and have strong adhesive strength and are easily broken. Therefore, in the conventional apparatus, the sliced meat piece cut thick and the processed sliced meat piece could be folded in two, but it was difficult to fold the thin and soft sliced meat piece in half. Therefore, as a device that enables folding of thin sliced meat pieces in a raw meat state, a rotor as a bending tool is provided above the conveyor, and the sliced meat pieces are supplied so as to straddle the conveyor and the rotor. Has been developed to superimpose the meat pieces on the rotor side on the meat pieces of the conveyor while rolling them, and to feed the superposed meat pieces through the lower side of the rotor (Japanese Patent Application No. 8-134253, Japanese Patent Application No. 8- 134254).
[0005]
When folding sliced meat pieces, it is usually folded around the center of the front and back width of the sliced meat pieces, but in the case of pork loin etc., the folding position is often changed depending on the distribution position of fat, and it is biased The position may be a fold line. That is, as shown in FIGS. 11 and 12, when the fat F is distributed near the center of the sliced meat piece, the folding line is shifted to the red portion (AA line) avoiding this. This is because fat is harder and easier to break than red, so if it is folded at the fat, the folded part becomes unsightly and the product value drops when placed on a tray.
[0006]
By the way, in the folding device provided with a rotor as a folding tool above the conveyor, when folding the folding line away from the center, when the shorter front and rear width is on the conveyor side, the end of the sliced meat piece is on the conveyor Even if the folding tool moves, the sliced meat piece is pulled as it is and cannot be folded. Even when the fold line is not shifted, the same phenomenon occurs when the front and rear widths of the sliced meat pieces are small. Then, this invention makes it the subject to solve the said problem in the folding apparatus which bends a slice meat piece with the said conveyor and a bending tool.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following configuration. That is, the folding apparatus for sliced meat pieces according to the present invention includes a conveyor for loading and conveying the sliced meat pieces, and a sliced meat piece folding tool provided above the conveyor, and is sliced by the conveyor and the folding tool. In the folding apparatus for slicing meat pieces configured to bend a piece of meat, an access device is provided for approaching the conveyor and the folding tool so as to approach when the sliced meat piece is received and return when the folded piece of meat is transferred . It is characterized by that.
[0008]
It is preferable that the access device includes a push-up device that locally pushes the conveying surface of the conveyor toward the bending tool at the time of receiving the sliced meat pieces because the structure is simple and the operation is reliable.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings. This sliced meat piece folding apparatus M is used in combination with a slicer S that slices a block meat of −2 to 5 ° C. into 2 to 3 mm. The slicer S includes a machine frame 1 and a swing frame 3 that holds a cylindrical holder 2 is supported by a shaft 3a provided at the upper part of the machine frame so as to swing back and forth (left and right in FIG. 1). Has been.
[0010]
Reference numeral 4 denotes a crank device that swings the swing frame 3. When the crank device rotates about the shaft 4 a, the swing frame 3 and the holder 2 swing together within a predetermined range.
[0011]
The holder 2 is formed as a cylindrical body that is long in the vertical direction, with the back wall surface 2a formed in a concave shape in plan view. The inner wall surface 2a can be moved in the left-right direction in FIG. A pressing tool 6 having a surface facing the inner wall surface 2 a as the concave surface 6 a in plan view is attached to a rod of an air cylinder 10 attached to the holder 2.
[0012]
The air cylinder 10 is a pressure driving device for the pressing tool 6, and the pressing tool 6 moves back and forth by expanding and contracting the air cylinder 10. The number of holders 2 attached to one swing frame 3 is two in the illustrated example (see FIG. 2) and can be sliced two by two at the same time. You may attach only 3 units or more. Since this slicing apparatus uses a band-shaped blade as will be described later, a plurality of holders can be arranged in parallel and cut simultaneously.
[0013]
The lower end portions of the side walls 2d and 2d of the holder 2 are formed in an arc shape that protrudes downward in a side view. The radius of curvature of the arcuate curve approximates the swing radius of the holder 2. A curved receiving plate 11 that is concave upward is provided at a predetermined interval t between the lower end of the holder so as to follow the curve of the lower end of the holder. By adjusting the height of the receiving plate 11 (the distance from the lower end of the holder), the thickness of the slice piece to be cut can be adjusted.
[0014]
A cutting blade 8 is provided on the front side of the holder 2. The blade body 8 is a band-shaped blade body connected in an annular shape, and as shown in FIG. 2, a drive drum 22 attached to a rotation shaft of a drive motor 9 provided on one side of the machine frame 1. And a driven drum 23 provided on the opposite side of the machine frame, and circulates in a predetermined direction at a predetermined speed by the rotation of the driving motor 9. On one side edge of the band-shaped blade body 8, a sharp cutting edge having a wedge-shaped cross section is formed over the entire circumference.
[0015]
When the holder 2 passes through the position of the blade body 8 in its forward swing stroke, the block meat protruding downward from the holder is sliced by the blade body. Note that the blade body 8 is substantially in contact with the lower end portion of the holder 2 at least at the rounded-up portion (Z portion in FIG. 1), and the fibers and the like are separated by the shearing effect between the lower end portion of the holder 2 and the blade body 8. It has become.
[0016]
The blade body 8 is guided in a state of being slidably fitted in a groove provided in an edge portion of the blade holding plate 12 at a cutting position near the lower end portion of the holder 2. For this reason, even if a thin strip-shaped blade is used, the blade 8 can be accurately cut without being shaken. The upper surface of the blade holding plate 12 is formed as a concave curved surface having a radius of curvature approximating the swing radius of the holder 2 as in the case of the receiving plate, and the holder 2 has a portion directly above the blade holding plate. It swings along its upper surface.
[0017]
A receiving device 13 having a plurality of protruding transport bands (transport bodies) 13a having a plurality of needle-like protrusions 26 on the surface is provided below the blade body 8. The transport belts 13a,... Of the receiving device 13 are provided in parallel at equal intervals, and are respectively wound around upper and lower rollers 30 and 31.
[0018]
A driving device attaching member 15a is fixed to the support frame 27, and a receiving device driving device (motor in the illustrated example) 15 is attached thereto. A belt (or chain) is placed between the pulley (or sprocket) of the motor 15 and a pulley (or sprocket) attached to the shaft end of the roller shaft 14c to which the roller 31 is fixed. The rotation of the motor 15 causes the plurality of protruding transport bands 13a,... In addition, although the conveyance belt | band | zone 13a is a conveyance body which conveys a slice piece downward, conveyance bodies, such as a rotating drum which planted the protrusion on the outer peripheral part, can also be used instead of such a conveyance belt | band | zone.
[0019]
On the inner side of the transport belt 13a with projections of the receiving device 13, a removing device (a knocking device) 14 is provided. As shown in FIG. 2, the hitting device 14 includes a plurality of hitting bars 14a,... Swinging inward and outward through the interval between the protruding transport bands 13a,. It is fixed to a fixture loosely fitted to 14c and is configured in a comb shape. The mounting tool is integrally provided with a radially projecting arm 14d, and a connecting tool attached to the tip of the rod of the air cylinder 16 is mounted with a pin. The air cylinder 16 is a means for driving the hammering device, and the mounting tool rotates forward and backward by expansion and contraction thereof, and the hammering bar 14a attached thereto passes through the gap between the protruding transport bands 13a. Swings in and out.
[0020]
A folding device M is installed below the receiving device 13. The folding device M includes a belt conveyor 21 that is a conveying device, a rotating rotor 70 that is a folding tool provided on the upper side of the conveyor, a folding guide rod 71, a pressing tool 72, and an auxiliary receiving tool 73.
[0021]
A support frame 250 is slidably attached to the frame 75 of the conveyor 21 along the guide rails 251 and 251. A movable frame 80 is slidably supported on the support frame 250 by guide rails 81 and 81. On the other hand, a screw rod 79 is passed in parallel with the conveyor 21 to the front and rear brackets 76, 76 provided on the support frame 250, and the nut member 79 a of the movable frame 80 is screwed to the screw rod 79. . A front / rear position adjusting handle 85 is attached to the end of the screw rod 79 via a universal joint 82. When the handle 85 is turned, the movable frame 80 moves back and forth according to the rotation direction.
[0022]
The movable frame 80 is provided with a pair of front and rear brackets 87 and 87 protruding upward from the conveying surface of the conveyor 21. A pair of left and right guide rods 89, 89 are supported by the front and rear brackets 87, 87, and further, a tooth row is cut on the lower surface side slightly below the left and right middle portion of the pair of guide rods. A rack member 90 is supported.
[0023]
A rotor support member 93 is attached to the guide rods 89, 89 via a slide bearing. The rotor support member 93 is connected to a rod 95a of an air cylinder 95 attached to the front bracket 87, and the rotor support member 93 is moved back and forth along the guide rod 89 by the expansion and contraction of the cylinder 95. To move to.
[0024]
Two upper and lower rotary shafts 96 and 97 orthogonal to the conveying direction of the conveyor 21 are rotatably attached to the rotor support member 93 by respective bearings. A pinion 98 that meshes with the tooth row 90 a of the rack member 90 is attached to an intermediate portion of the upper rotating shaft 96. Further, gears (pulleys) 96b and 97b are respectively attached to end portions of the upper and lower rotary shafts 96 and 97, and a timing belt 99 is hung on these. For this reason, when the rotor support member 93 is pushed and pulled by the rod 95a, the rotor 70 integrated with the rotary shaft 97 moves back and forth while rotating in the rolling direction.
[0025]
The rotating rotor 70 is integrally provided on the lower rotating shaft 97 so as to extend above the conveying surface of the conveyor 21. The rotor 70 is formed in a star shape having a plurality of grooves 70a along the axial direction. According to the experiment, when the groove 70a is deep and the inclination is steep, adhesion of sliced meat pieces is reduced, and the folding is successful. Instead of providing an axial groove, a circumferential groove may be provided.
[0026]
The movable frame 80 is provided with a support frame 100. The support frame 100 is provided with an L-shaped bent portion, and a motor 105 is attached to this portion. The motor 105 is a rotating means for rotating the bending guide rod 71, and an arm 106 extending in a direction perpendicular to the rotation axis is attached. An air cylinder 107 is attached to the arm 106 to move the bending guide rod 71 forward and backward in the axial direction.
[0027]
The movable frame 80 is provided with a support frame 200 to which a motor 201 is attached. An arm 202 is attached to the rotation shaft of the motor 201, and a pressing tool 72 is attached to the arm 202. The pressing tool 72 is preferably made of an elastic body such as stainless steel, and the shape of the pressing tool 72 is a rod shape in which the area of the contact portion with the sliced meat piece is as small as possible so that the sliced meat piece is not attached and lifted during retraction. Or it is preferable to set it as the plate-shaped body which the front-end | tip part sharpened to the blade shape. The length of the sliced meat piece extends over the entire width, and the entire sliced meat piece width direction may be uniformly pressed, and only a necessary part (for example, a fat part) is partially pressed. You may make it do.
[0028]
Furthermore, the auxiliary receptacle 73 is provided above the conveyor 21. The auxiliary receiver 73 is a rod-shaped frame member 400 having a plurality of arms 401 attached in a comb shape, and is detachably attached to the movable frame 80 by screws 402. The auxiliary receiver 73 may be attached to the rotor support member 93 and moved together with the rotary rotor 70.
[0029]
Further, below the conveyor belt 21 a of the conveyor 21, the conveyor belt 21 a is locally directed toward the bending tool (rotating rotor) 70 as an approach device for bringing the conveyor and the bending tool closer when receiving sliced meat pieces. A push-up device 300 that pushes up automatically is provided. In other words, the arms 303 and 303 are fixed to the rotating shaft 302 supported by the rotating metals 301 and 301 provided on the support frame 250, and the cylindrical push-up tool 305 is attached to the tip portion thereof.
[0030]
On the other hand, a swinging arm 307 protruding from the intermediate portion of the rotating shaft 302 is provided with a cylinder 304 that swings the push-up tool 305 in the direction of arrow P by forward and reverse rotation of the rotating shaft. When the cylinder 304 extends, the push-up tool 305 moves upward to push up the conveyor belt 21a (indicated by a chain line in FIG. 7), and the interval between the rotary rotor 70 and the conveyor belt becomes narrow. Conversely, when the cylinder 304 contracts, the push-up tool 305 moves downward to bring the conveyor belt 21a to the normal conveyance level, and a sufficient interval is generated between the sliced meat pieces folded between the conveyor belt 21a and the rotating rotor. The cylinder 304 is extended by an operation signal from the hitting device 14. Reference numeral 308 denotes an adjusting screw for adjusting the relative positional relationship between the push-up device (approach device) 300 and the conveyor frame.
[0031]
Next, the operations of the block meat thinning device S and the sliced meat folding device M will be described. First, the height of the receiving plate 11 of the slicing apparatus S is adjusted so as to have a desired sliced meat thickness, and the block meat 25 is put into the cylindrical holder 2. When driving means such as each cylinder and motor are operated in this state, the block meat 25 is cut thinly in order from the lower end portion, and the slice meat pieces 20 are obtained. The operations of the cylinder, motor, etc. are controlled by a control device (not shown).
[0032]
Specifically, the cutting is performed in the following procedure. First, the air cylinder 10 contracts in a state where the holder 2 is retracted from the blade body 8, and the pressing to the outer periphery of the block meat 25 by the pressing tool 6 is loosened. Then, the block meat 25 falls on the receiving plate 11 by its own weight and is positioned by the receiving plate. After that, the cylinder 10 extends again and the pressing tool 6 presses the outer peripheral surface of the block meat. As a result, the block meat 25 is clamped between the other wall surface of the holder and the pressing tool 6 with almost no gap, and the meat lump is somewhat solidified to improve the rigidity of the meat itself. Since the block meat 25 is in a soft raw meat state, it is easily deformed and can be clamped between the holder 2 and the pressing tool 6 with almost no gap.
[0033]
When the holder moves forward in this state, cutting is performed by the belt-like blade body 8 that circulates and runs by the motor 9. At this time, the piece of meat that hangs down by cutting is stabbed into the protrusions 26,... Of the conveyance band 13a with projections of the receiving device 13, and is pulled downward as the conveyance bands 13a,. For this reason, adhesion of the meat piece to the blade body 8 etc. is prevented. Further, since the blade body 8 is relatively moved along the lower end surface in a state where it is almost in contact with the lower end surface of the side wall of the holder 2, there is no deformation or escape of meat at the cut portion. Furthermore, at the cut-up portion (Z), the blade body 8 is substantially in contact with the lower end portion of the holder (especially the inner edge portion) and is cut off by the wrinkle effect. Well separated.
[0034]
When the holder 2 is sufficiently advanced and the cutting is completed, the holder 2 is retracted again, the pressing tool 6 is loosened, and the block meat 25 is fed onto the receiving plate 11 by the same dimension. The sliced meat pieces 20 that have been cut off are conveyed to a position directly above the conveyor 21 of the take-out device by the transport band 13a of the receiving device 13. Then, the hammering device 14 is activated, and the sticks 14a,... Projecting from the interval between the conveyor bands 13a,... Take the sliced meat pieces 20 and take them on the conveyor belt (conveyor belt) 21a and the folding tool (rotary rotor) 70. Drop it.
[0035]
At this time, as shown in FIG. 13, the folding guide rod 71 of the folding apparatus M is retracted to the side end of the conveying surface of the conveyor 21 and supported upward, and the rotor 70 is located above the conveyor belt 21a. Thus, it is in a standby state located in the vicinity of the front end portion of the forward / backward movement range. Further, the auxiliary receiving member 73 is held at an immediately preceding portion of the rotor 70 and is slightly inclined with the end portion being substantially in contact with the rotor, and the pressing member 72 is located behind the rotor 70. In addition, the cylinder 304 is extended in response to the operation signal from the hammering device 14, and the lifting tool 305 pushes up the conveyor belt 21a.
[0036]
The rotor 70 is held at a position slightly higher than the conveying surface of the conveyor 21. However, since the lifting tool 305 pushes up the conveyor belt 21 a as described above, the upper surface (conveying surface) of the conveyor belt is not connected to the rotor 70. The meat piece 20 that has been approached and has been scraped off by the hitting device 14 is hit on the rotor 70 and the auxiliary receptacle 73 at the front end in the conveying direction, and the rear end is placed on the conveyor 21, that is, the rotor. 70 and on the conveyor 21. The conveyor 21 moves intermittently and is stopped in this state.
[0037]
Next, as shown in FIG. 14, the cylinder 107 extends, and the bending guide rod 71 advances onto the conveyor while maintaining the upper position. Then, as shown in FIG. 15, the bending guide rod 71 is rotated rearward and downward by a predetermined amount of rotation of the motor 105, and the vicinity of the rear end portion of the sliced meat piece 20 is pressed onto the conveyor.
[0038]
Next, as shown in FIG. 16, the rotor 70 moves backward while rotating in the rolling direction (when pushed by the rod 95a and moved backward, the rotor 70 rotates by the engagement of the rack 90a and the pinion 98). Then, the front end portion of the meat piece that has been laid thereon is superimposed on the rear end portion of the meat piece that is pressed by the bending guide rod 71, and further moved rearward.
[0039]
Then, as shown in FIG. 17, the pressing tool 72 is rotated forward to press the predetermined position of the folded sliced meat piece from above. After that, as shown in FIG. 18, the bending guide rod 71 is pulled out from the meat piece and retracted to the side of the conveyor transport surface, and as shown in FIG. 20 Move away from the top. Thereafter, as shown in FIG. 20, the rotor 70 moves forward and returns to the standby position, and the push-up tool 305 moves down to return the conveyor belt 21a to the normal conveyance level, and the conveyor 21 moves by a predetermined amount. (Arrow K direction). As a result of this movement, the folded meat piece 20 passes forward under these rotors and auxiliary receptacles and is sent forward by one pitch. Further, the guide rod 71 rotates upward, and again enters a standby state as shown in FIG.
[0040]
Thereafter, the same operation is repeated, and as shown in FIG. 23, the sliced meat pieces 20 are sequentially overlapped with the bent portion 20a positioned on the front side and the end portions 20b and 20c positioned on the rear side. ,... Are carried on the conveyor 21. Since the bent part is on the upper side and the uneven part is on the lower side, they are arranged nicely. In addition, if the advancing direction of the conveyor 21 is reversed, it is also possible to arrange the bent portions on the lower side and the end portions on the upper side.
[0041]
8 to 10 show an embodiment different from the above, and members similar to those described above are given the same symbols. In this folding device, a folding device including a rotary rotor 70, a guide rod 71, a pressing tool 72, an auxiliary receiving tool 73, and the like is attached to the vertically movable frame 500. The vertically movable frame 500 is guided by guide rods 501 and 501 and moves up and down by an air cylinder 503. In this embodiment, the conveyor belt 21a does not move up and down. However, when receiving the sliced meat piece, the cylinder 503 contracts in response to the operation signal of the hammering device 14, and the vertically movable frame 500 that supports the folding device is lowered. In addition, the distance between the rotor 70, which is a bending tool, and the conveyor belt 21a is reduced. When folding of the received sliced meat piece is completed, the vertically movable frame 500 is raised and the distance between the folding tool and the conveyor belt is widened, so that the sliced meat piece is not obstructed.
[0042]
In the slice meat piece folding apparatus shown in each of the above figures, the folding tool and the conveyor transport surface come close to each other when the slice meat piece 20 is received. Even when folded with a bias from the line, one end of the sliced meat piece is always placed on the conveyor surface and can be folded well. That is, as shown in FIG. 21, when the front and rear width of the sliced meat piece 20 is short, there is a case where the end is suspended in the air and does not reach the conveyor belt 12a (gap m). 22, as shown in FIG. 22, the sliced meat pieces are received in a state where the conveyor belt 12 a is lifted and the distance from the rotary rotor 70 is changed from H to h, so that the end portion is successfully placed on the conveyor. It is. After the folding, the interval between the folding tool and the conveyor surface is restored to the original state, so that the folded sliced meat piece can be sent out through the lower side of the folding tool without interfering with the conveyance.
[0043]
As shown in FIG. 23, when the sliced slices of the folded slices are taken out in batches and taken out in batches and placed on a tray, the sliced slices are received one after the other, as shown in FIG. If it becomes higher and it is no longer necessary to approach the folding tool and approach the conveyor, the operation of the access device is stopped halfway, and the lifting operation of the conveyor belt or the lowering operation of the folding tool is stopped halfway. Good. The spacing when the folding tool and the conveyor are close may be such that the sliced slices to be fed can be placed on the folding tool and the conveyor, and the spacing when the two are separated is folded. Anything that does not interfere with the transfer of sliced meat pieces may be used.
[0044]
In the above-described example of the apparatus, the folding is performed using the thin needle-shaped bending guide rod 71, the pressing tool 72, the auxiliary receiving tool 73, and the like. However, in some cases, the folding is performed well without using such a member. be able to. Further, the bending tool is not limited to the one using a rotary rotor that moves forward and backward as in the illustrated example, but may be one that swings and bends.
[0045]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the sliced meat piece folding apparatus according to the present invention receives and folds the sliced meat pieces with the conveyor and the folding tool, and approaches and folds the sliced meat pieces that are approached when the sliced meat pieces are received. Since the approach device for bringing the conveyor and the bending tool closer so as to return at the time of transfer is provided, when the front and rear width of the sliced meat piece is short or when the folding line is deviated from the center line in the front-rear direction Even if it exists, the meat pieces can be placed so as to straddle both sides and can be folded and arranged beautifully.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an entire example of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged front view of a main part.
FIG. 3 is an enlarged side view of a main part.
FIG. 4 is a front view of the main part.
FIG. 5 is a plan view of a main part.
FIG. 6 is an enlarged explanatory view of a main part.
FIG. 7 is a side view showing the operation of the main part.
FIG. 8 is a side view showing the operation of a different embodiment.
FIG. 9 is a front view thereof.
FIG. 10 is a plan view thereof.
FIG. 11 is a plan view of a sliced meat piece.
FIG. 12 is a side view of the bent state.
FIG. 13 is an explanatory diagram of the operation.
FIG. 14 is an explanatory diagram of the operation.
FIG. 15 is an explanatory diagram of the operation.
FIG. 16 is an explanatory diagram of the operation.
FIG. 17 is an explanatory diagram of the operation.
FIG. 18 is an explanatory diagram of the operation.
FIG. 19 is an explanatory diagram of the operation.
FIG. 20 is an explanatory diagram of the operation.
FIG. 21 is an explanatory diagram when bending is not possible.
FIG. 22 is an explanatory diagram of a conveyor belt lifted state.
FIG. 23 is an explanatory diagram when the approach device is deactivated.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Machine frame 2 Holder 3 Oscillating frame 6 Pressing tool 8 Blade body 9 Blade driving motor 10 Pressurizing device 11 Receiving plate 12 Blade holding plate 13 Receiving device 14 Burning device 20 Slice meat piece 21 Conveyor 22 Blade driving drum 25 Block meat 70 Rotating rotor 71 Bending guide rod 72 Pressing tool 73 Auxiliary receiving tool 300 Access device

Claims

A slice meat piece folding apparatus, comprising: a conveyor for loading and conveying sliced meat pieces; and a sliced meat piece folding tool provided above the conveyor, wherein the sliced meat pieces are folded by the conveyor and the folding tool. The apparatus for folding a sliced meat piece according to claim 1, further comprising an approach device for approaching the conveyor and the folding tool so as to approach when the sliced meat piece is received and return when the folded meat piece is transferred .

The apparatus for folding sliced meat pieces according to claim 1, wherein the access device includes a push-up device that locally pushes up the conveying surface of the conveyor toward the folding tool when receiving the sliced meat pieces.