JP3706124B1 - 健康増進装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者に電圧をかけたり、運動を強制したりすることなく、体の新陳代謝を高めて健康増進に寄与し得るとともに、植物の成長を促進する機能を兼ね備える健康増進装置を提供することを課題とする。
【解決手段】人が出入り可能な第1ハウジング1と、その第1ハウジング内に負圧を生じさせる負圧発生装置2と、その第1ハウジング内の上部に形成されて、負圧発生装置の作用により該第1ハウジング内の空気を吸引する空気吸引部3と、第1ハウジングに形成され、負圧発生装置の作動により第1ハウジング内に負圧が作用することに基づき、第1ハウジングの外から内へ一定の空気の通過を許容して負圧状態を所定の範囲に維持する通気部4と、負圧発生装置に設けられ、第1ハウジングの空気吸引部から吸引した空気を排出する排出口15と、その排出口と連通する空気取入部23を有し第1ハウジング内を通過した空気が供給される、植物を収容して栽培する第2ハウジング21とを含む。第1ハウジング内を負圧雰囲気に維持し人体の新陳代謝を促進するとともに、その第1ハウジング内を通過した空気が供給される第2ハウジング内の植物の成長を促進する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体の例えば老廃物の排出を促進し、新陳代謝を高める健康増進装置に関し、特に植物の成長を促進する機能を兼ね備えた健康増進装置に関する。
従来、健康増進器具として、直流負電圧を発生する装身用具を四肢、腰等に装着した状態で、その使用者に負電圧を印加して、体調の改善を図るものが提案されている(特許文献1)。また別のものとして、ほぼ水平な横棒と、その横棒を床面から所定の高さに支える左右の支柱と、それら支柱間に設置された腰マットとを備え、利用者が腰マットに腰を当てて背骨を矯正するとともに、両手で横棒を握って上体を上下動することにより、中高年あるいはリハビリ中の体力を付け、健康の増進や体力の回復に役立てる健康増進器具も提案されている(特許文献2)。
特開2002−113114号公報 特開2002−052092号公報
特許文献1では、直流負電圧を人体の一部に直接作用させるものであるが、電圧を感じることに抵抗のある利用者にとっては、簡単に利用できない欠点がある。 また、特許文献2では、利用者が上体を上下動させて背骨や四肢等の強化をするものであるが、運動用具の延長上のものであって、一定の運動量をこなすのが容易でない。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、利用者に電圧をかけたり、運動を強制したりすることなく、人体の新陳代謝を高めて健康増進に寄与し得るとともに、植物の成長を促進する機能を兼ね備える健康増進装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明の健康増進装置は、人が出入り可能な第1ハウジングと、
この第1ハウジング内に負圧を生じさせる負圧発生装置と、
この負圧発生装置の作用により第1ハウジング内の空気を吸引する空気吸引部と、
第1ハウジングの少なくとも一部に形成され、負圧発生装置の作動により第1ハウジング内に負圧が作用することに基づき、第1ハウジング外から第1ハウジング内へ一定の空気の通過を許容して第1ハウジング内の負圧状態を所定の範囲に維持する通気部と、
負圧発生装置に設けられ、第1ハウジングの空気吸引部から吸引した空気を排出する排出部と
その排出部と連通する空気取入部を有し、第1ハウジング内を通過した空気が供給される、植物を収容して栽培する第2ハウジングとを含み、
空気吸引部から空気を吸引して負圧状態が保たれる第1ハウジング内に入った人の体の新陳代謝を促進するとともに、その第1ハウジング内を通過した空気が供給される第2ハウジング内に収容した植物の成長を促進する機能を兼ね備えたことを特徴とする。
このように第1ハウジング内の気圧が周りより低く維持されるように、負圧吸引して、その第1ハウジング内に形成される負圧室で人体をその負圧雰囲気に所定時間保持することにより、その人体の例えば炭酸ガス、新陳代謝による代謝老廃物等が負圧吸引の雰囲気により体外に排出されやすくなり、また体表面からも気化しやすくなる。このような老廃物の排出が促進されることで、酸素、その他の新しいものが体内へ吸収されやすくなり、新陳代謝が促進されて健康増進に寄与できる。一方、第1ハウジングを通過し人体から排出される、例えば炭酸ガスや水蒸気などを含む空気が第2ハウジング内に供給されることにより、第2ハウジング内に収容された植物の光合成が活発になり、植物の成長が促進される効果を奏する。
その際、第2ハウジングに設けられ、その第2ハウジング内が一定圧以上に達したときに、その第2ハウジング内を通過した空気を第2ハウジング外に逃がす逃がし部を備えるようにできる。このように第2ハウジング内が一定圧以上に達したときに、その第2ハウジング内を通過した空気を外に逃がす逃がし部を備えることにより、第2ハウジングを通過し植物の光合成により放出される、例えば酸素を含む空気などが第2ハウジングの外に排出され、例えば第2ハウジングの置かれた部屋に酸素の濃度が高められた空気が排出され、そこにいる人の新陳代謝を促進し健康増進に寄与することが可能である。
また、その際、第2ハウジングに、その第2ハウジング内の空気を排出する第2ハウジング排出部を備えることができる。また、第1ハウジングに、第2ハウジング排出部と連通する第1ハウジング空気取入部を備えることができる。そして、第2ハウジング内を通過した空気が第1ハウジング内に取入れられ、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に空気の循環路を形成するようにできる。このように第2ハウジングを通過し、太陽光または植物の育成に最適な人工光による光合成により放出される、例えば酸素を含む空気や植物の揮発成分が第1ハウジング内に供給されることにより、すなわち酸素の濃度が高められた空気が第1ハウジング内に供給され、森林浴の状態を作り出し、さらに人体の新陳代謝が促進され健康増進効果を高められる。
さらに、その際、第2ハウジング排出部と第1ハウジング空気取入部との間には、第2ハウジング内の空気を吸引し、第1ハウジング内に送出するファン装置を備えるようにできる。このように第2ハウジング排出部と第1ハウジング空気取入部との間にファン装置を備えることにより、第1ハウジングと第2ハウジングとの間の空気の循環が円滑な循環路を形成できる。
またこの発明のより具体的な構成は、骨格部と、それに被せられた、空気の通過を一定の抵抗を生じつつ許容する通気性を有するシートとを有する第1テントと、
この第1テントのシートに形成された人の出入り口と、
第1テントに形成された空気吸引部と、
この空気吸引部から第1テント内の空気を吸引することにより第1テント内を負圧にするとともに、その負圧により通気性のあるシートを通じて第1テント外から第1テント内へ空気を吸引して、第1テント内を所定範囲の負圧状態に維持する負圧発生装置と、
この負圧発生装置に設けられ、第1テント内の空気吸引部から吸引した空気を排出する排出部と、
第2の骨格部と、それに被せられた第2のシートと、その第2のシートに形成され排出部と連通する空気取入部とを有し、第1テント内を通過した空気が供給される、植物を収容して栽培する第2テントとを含み、
空気吸引部から空気を吸引して負圧状態が保たれる第1テント内に入った人の体の新陳代謝を促進するとともに、その第1テント内を通過した空気が供給される第2テント内に収容した植物の成長を促進する機能を兼ね備えたことを特徴とする。
上記第1テントは第1ハウジングの一態様であり、その第1テントのシートが一定の通気性、つまり空気吸引部の吸引作用に基づき、第1テントのシートを介して第1テント外から第1テント内へ空気を吸引しつつ、第1テント内を所定範囲の負圧状態に保つことにより、第1テント内で人体に過度の負圧状態を与えることなく、上述のように新陳代謝を促進することができる。また、第2テントは第2ハウジングの一態様であり、第2のシートに形成され、排出部と連通する空気取入部とを有し、第1テント内を通過した空気が第2テントに供給されることにより、内部に収容された植物の成長を促進することができる。これら第1及び第2ハウジングがテント形態であるから、軽量で場所も余りとらず、移動も容易であり、また分解・収納等も可能となって、保管や流通にも便利である。
発明の実施の形態
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照しつつ説明する。図1は本発明の健康増進装置を概念的に示す断面図である。健康増進装置100は、内部に負圧室を形成するとともに、人が出入り可能な第1ハウジング1と、この第1ハウジング1内に負圧を生じさせる負圧発生装置2と、その第1ハウジング1内の上部に形成されて、負圧発生装置2の作用により該第1ハウジング1内の空気を吸引する空気吸引部3と、第1ハウジング1に形成され、負圧発生装置2の作動により第1ハウジング1内に負圧が作用することに基づき、第1ハウジング1外から第1ハウジング1内へ一定の空気の通過を許容して第1ハウジング1内の負圧状態を所定の範囲に維持する通気部4と、負圧発生装置2に設けられ、第1ハウジング1の通気部4から吸引した空気を排出する排出口15と、排出口15から排出される空気が供給される、栽培のための植物が収容可能な第2ハウジング21とを含んでいる。
そして、この装置の上記第1ハウジング1内に人5が入り、第1ハウジング1の上部の空気吸引部3から空気を吸引することにより、第1ハウジング1を負圧状態にするとともに通気部4から一定の空気を第1ハウジング1外から第1ハウジング1内へ吸引して所定範囲の負圧状態が保たれるなかで、第1ハウジング1内の人体5の新陳代謝を促進するものである。
上記第1ハウジング1の内部は、底部から上部に向かって水平断面積が小さくなる形態で形成され、空気吸引部3は水平断面積が小さくなる上部に形成されて、第1ハウジング1内の底部から上部に向かう上昇気流が生じるようにされ、その上昇気流に触れるように第1ハウジング1内に人5が収容される。
そして、第2ハウジング21の上部には、負圧発生装置2の排出口15とフレキシブルなホース22を介し連通する空気取入部23が形成されている。第2ハウジング21内には、栽培容器24の土25の中に植えられた植物26(例えば花、野菜など)が収容されている。
第2ハウジング21の下部側部には、第2ハウジング内の空気を排出する排出部27(第2ハウジング排出部)を形成している。一方、第1ハウジング1の下部側部には、第2ハウジング21からの空気を取入れる空気取入部18(第1ハウジング空気取入部)を形成している。排出部27と空気取入部18との間には、第2ハウジング21内の空気を吸引し、第1ハウジング1に送出するファン装置28が設けられている。ファン装置28と排出部27とは、フレキシブルなホース29で接続され、またファン装置28と空気取入部18とは、同じくフレキシブルなホース30で接続されている。このように第1ハウジング1と第2ハウジング21との間には空気の循環路19が形成される。
この例で第1ハウジング1はテントで形成され、この第1テント1は骨組みを構成する骨格部6(図6参照)を備える。この例の骨格部6は、底部の枠、この例では四角い底部枠を形成する底部骨部6a、6b、6c及び6dと、その底部枠から上方の空気吸引部3に向かって延びる複数本の側部骨部、この例では四角い底部枠の4つの角部から四角錐状にかつ外側に膨らむように円弧状に湾曲した4本の側部骨部6e、6f、6g及び6hとを備え、それら側部骨部の上部が上記空気吸引部3の基材3aに接続されている。そして、底部骨部のうちの1辺、この例では底部骨部6bと空気吸引部3の基材3aとの間に、空気取入部18に向けて掛け渡された連結骨部6i、6jを備え、それら連結骨部6i、6jが空気取入部18の基材18aと接続されている。上記骨部6a〜6jの各端部は互いに一体的に連結され、上述のような角錐状(円錐状又は円錐台状、若しくはこれらを外側に膨らませるように湾曲させたものでもよい)、特にこの例では外側に膨らんだ四角錐状の骨格部6が形成されている。
さらに第1テント1は、骨格部6に形成されたシート7を備え、シート7は空気の通過を一定の抵抗を生じつつ許容する通気性を有するもので、内部に負圧室8を形成する。第1テント1のシート7には、人の出入り口9(図2)が形成され、その第1テント1の頂部に上記空気吸引部3が位置する形態となっている。
人の出入り口9は、図2、図3に示すように、第1テント1のシート7の一部が本体から分離されて開閉可能に形成されたものである。つまり図3に示すように、シート7の一部に人の出入り可能な開口9aが形成され、これを開閉可能に塞ぐように設けられたカバーシート9bにより、人の出入り口9が形成される。この例で開口9aは、四角錐状の形態の一つの側面に形成され、シートカバー9bは上端がシートの本体部に接合され、下側から跳ね上げるように開くことができる。この形態は一例に過ぎず、シートカバー9bが横へ開く方式のものでも、下端を接合部として下側へ開くものなど、適宜の形態を採用できる。
図3に示すように、開口9aを塞ぐカバーシート9bは、開口9aより一回り大きく形成されたもので、外縁部が開口9a周辺のシート部に重なり、気密が保ちやすくされている。なお、開口9aの周縁部に沿ってシール部をシート7に設けることもできる。例えば、その開口9a周辺のシート部分に、ゴム状の弾性部材を線又は帯状に固着し、シート7内が負圧状態になると、カバーシート9bがそのシール部に密着して、開口9aから第1テント1内に空気が流入することを防止ないしは抑制するようにできる。
図1に戻って、空気吸引部3から第1テント1内の空気が吸引されるが、その空気吸引部3は、図6に示すように、第1テント1の骨格部6及び第1テント1の上端と結合する基材3aと、その基材3aに形成された開口3bとを備えている。基材3aはブロック状の部材で、その開口3bには吸引管としてのフレキシブルなホース10が結合され、このホース10の他端部が、図1に示す負圧発生装置2に接続されている。また、空気取入部18は、基材18aと、その基材18aに形成された開口18bとを備えている。基材18aはブロック状の部材で、その開口18bには、図1に示すファン装置28と繋ぐホース30が結合されている。
負圧発生装置2は、ホース10が接続されたケーシング11と、その内部に設けられた吸引ファン12と、このファン12を回転駆動する吸引モータ13と、そのモータ13の回転速度を調節しひいては負圧の程度を調節する調節操作部14とを備えたものであり、そのモータ13により吸引ファン12が回転することによって、ホース10を経てテント1内の空気が吸引されるようになっている。なお、負圧発生装置2が、第1テント1の上方に配置される場合、図1に示すように、これを支持する支柱付きの支持部材17を設けることができる。
また、この例では第2ハウジング21はテントで形成され、この第2テント21は骨組みを構成する骨格部32(図7参照)を備える。この例の骨格部32は、底部枠、この例では四角い底部枠を形成する底部骨部32a、32b、32c及び32dと、その底部枠の4つの角部から上方に延びる側部枠、この例では四角柱状の側部枠を形成する側部骨部32e、32f、32gおよび32hと、その側部枠の上端に連設された天部枠、この例では天部骨部32i、32j、32k及び32lとを備えている。そして、この天部骨部のうちの相対向する2辺、この例では天部骨部32jと32lとの間に、空気取入部23に向けて掛け渡された連結骨部32m、32nと、天部骨部のうちの1辺及びその辺に相対向する底部骨部のうちの1辺、この例では天部骨部32lと底部骨部32dとの間に、排出部27に向けて掛け渡された連結骨部32o、32pとを備え、連結骨部32m、32nが空気取入部23の基材23aに接続されるとともに、連結骨部32o、32pが排出部27の基材27aに接続されている。上記骨部32a〜32pの各は互いに一体的に連結され、四角柱状の骨格部32が形成されている。
図1及び図4に示すように、第2テント21は、骨格部32(図7)に被せられ、天部及び側部を被うシート33を備える。この例のシート33は、透光性を有するもので、内部に植物26が植えられた栽培容器24を収容する収容室34を形成する。そして、第2テント21のシート33には、栽培容器24の出し入れ部35が形成されている。その出し入れ部35は、第2テント21のシート33の一部が本体から分離されて開閉可能に形成されたものである。図4に示すように、シート33の一部に栽培容器24の出し入れ可能な四角形状の開口35aが形成され、これを開閉可能に塞ぐように設けられたカバーシート35bにより、出し入れ部35が形成される。この例では開口35aは、四角柱状の形態の一側面に形成され、シートカバー35bは一側端がシートの本体部に接合され、他側端から左右に開くことができる。なお、このような開閉構造は、ファスナー式の噛み合い構造で開閉できるものが採用できる。
図1及び図7に示すように、空気取入部23は、第2テント21の骨格部32とシート33と結合する基材23aと、その基材23aに形成された開口23bとを備えている。基材23aはブロック状の部材で、その開口23bには、負圧発生装置2の排出口15と繋ぐホース22が結合されている。また、第2テント21の排出部27は、基材27aと、その基材27aに形成された開口27bとを備えている。基材27aはブロック状の部材で、その開口27bには、ファン装置28と繋ぐホース29が結合されている。
さらに、第2テント21の下部には、その第2テント21内が一定圧以上に達したときに、第2テント21内を通過した空気を第2テント21の外に逃がす逃がし部36が備えられている。すなわちシート33の裾部33aは、骨格部32の底部枠より四方外方に張出した状態で第2テント21の設置面37と接触している。そして、第2テント21内が一定圧以上に達したときに、柔軟性のあるシート33の裾部33aが押し上げられて、その裾部33aと設置面37との間に隙間36aができ、その隙間36aから収容室34の空気が第2テント21の外に流出する状態となる(図5参照)。
そして、ファン装置28は、内部に設けられた吸引ファン38と、このファン38を回転駆動する吸引モータ39と、このモータ39の回転速度を調節する調節操作部40とを備えたものであり、モータ39により吸引ファン38が回転することにより、第2テント21内の空気を吸引して第1テント1に送出する。なお、第1テント1内の負圧の程度にあわせて、調節操作部40によりモータ39の回転速度が調節される。
次に、以上のように構成された健康増進装置100の使用方法を説明する。まず、第1ハウジングを構成する第1テント1内に、出入り口9(図2)を開けて人5が入る。そして、負圧発生装置2の吸引モータ13の作動により、吸引ファン12を回転させて、ホース10を介して第1テント1内の空気を吸引する。
それにより第1テント1内が負圧になり、負圧室が形成される。かつ、その負圧により、通気性のあるシート7を通じて第1テント1の外から中へ空気が吸引され、第1テント1内に一定の空気が補填されて、第1テント1内が所定範囲の負圧状態に維持される。このような所定範囲の負圧状態に保たれる雰囲気に人5が座る等して所定の時間、例えば30分〜1時間程度の適宜の時間中収容されることにより、人体の新陳代謝を促進して、老廃物を排出する。具体的には、人体5の例えば炭酸ガス、新陳代謝による代謝老廃物等が負圧吸引の雰囲気により吸引されて体外に排出されやすくなり、また体表面からも気化しやすくなる。このような老廃物の排出が促進されることで、代わって酸素、その他の新しいものが体内へ吸収されやすくなり、新陳代謝が促進されて健康増進に寄与できる。
そして、負圧発生装置2の吸引モータ13の作動により、排出口15からホース22を介して、第1テント1を通過した空気を第2テント21内に送り込む。第1テント1を通過し人体から排出される炭酸ガスや水蒸気などを含む空気が第2テント21内に供給されることにより、第2テント21内に収容された植物の光合成が活発になり、植物の成長が促進される。第2テント21の上部に空気取入部23が形成され、第1テント1からの空気が上部から下部へ向かい植物の葉によくあたり植物の成長がより促進される。
そして、第2テント21内が一定圧以上に達したときに、その第2テント21内を通過した空気(第2テント21内において植物の光合成により放出される酸素を含む空気)が逃がし部36から第2テント21の外に排出され、酸素の濃度が高められたその空気により、第2テント21の置かれた部屋などにいる人の新陳代謝を促進し健康増進に寄与することができる。
第2テント21内を通過した空気は、吸引ファン28の作動により、第1テント1に送出される。第1テント1と第2テント21との間に空気の循環路19が形成されることにより、第2テント21を通過し、太陽光または植物の育成に最適な人工光による光合成により放出される酸素を含む空気や植物の揮発成分が第1テント1に供給され、すなわち酸素の濃度が高められた空気が第1テント1に供給され、森林浴の状態を作り出し、さらに人体の新陳代謝が促進され健康増進効果を高められる。
また、第1テント1が錐体形状をなし、その頂部に空気吸引部3が形成されるとともに、その錐体形状の第1テント1内に、そのテントの底部から頂部への空気流を生じさせるとともに、その空気流が例えばらせん状に旋回しつつ上昇するように空気吸引部3が第1テント1内の空気を吸引することができる。その場合、例えば、空気吸引部3の吸引側にらせん状のフィン(風向板)を設けたり、吸引口自体の形状をらせん状に形成し、らせん気流16が生じて、概念的にはこの中に人5が位置するように、吸引作用を働かせることができる。さらに、第1テント1の内部は、底部から上部に向かって水平断面積が小さくなる形態で形成され、空気吸引部3は水平断面積が小さくなる上部に形成されて、第1テント1内の底部から上部に向かう上昇気流が生じるようにされ、その上昇気流に触れるように第1テント1内に人が収容されるようにすることができる。第1テント1の下部に空気取入部18が形成され、第2テント21からの空気が第1テント1内の底部から上部へ向かい人体の下肢から全身にあたり、人体の代謝物(老廃物等)の排出(吸引)、気化等が一層促進され、新陳代謝を高める上で有効となる。
第1テント1のシート7は、所定の目の粗さ(細かさ:メッシュ)を有する通気性のある素材からなり、第1テント1内が負圧発生装置2により吸引されるのに伴って、外部の空気が一定の抵抗を受けながら第1テント1内に侵入することで、第1テント1内が過度に負圧になる(真空に近くなる)ことが防止され、第1テント1内にいる人5の呼吸も差し支えない程度にできる。具体的には、例えば第1テント1の外が1気圧であるとすれば、第1テント1内の負圧は、0.9〜0.995気圧程度に維持されることが望ましく、そうすれば、第1テント1内の人の呼吸にさほど影響が出ず、かつ人5の体から老廃物を蒸発・吸引その他により排出しやすくする効果を両立することが可能となる。つまり、第1テント1内の気圧が下がった負圧雰囲気にいることで、肺から出てくる炭酸ガス、皮膚等から出てくる炭酸ガス等を排出させやすくなり、そういった老廃物の排出が、新たな酸素等を人体に取り込みやすくなる。
なお、本実施例に次のような変形を加えてもよい。
(1)第1テント1内の負圧調整は、図1に示した吸引モータ13の回転量を調節する調節操作部14を適宜操作して、第1テント1内を適度の負圧状態に維持することができ、第1テント1の内部又は外側に気圧計(負圧計)等を設けて、負圧の程度を表示するようにしてもよい。
(2)第2テント21の裾部33aは、図4に示すように、栽培容器24の出し入れ部35が設けられた側面において、出し入れ部35の開閉に関係なく、第2テント21の下部に底部枠より外方に張り出した形態を呈しているが、出し入れ部35の下端部に位置する裾部がシートカバー35bと一体的に形成され、それと一体に開閉されるようにしてもよい。
本発明の一実施例である健康増進装置を概念的に示す断面図。 図1の第1テント部分の斜視図。 人の出入り口のカバーを開けた、図2に対応する斜視図。 図1の第2テント部分における栽培容器の出し入れ部を開けた状態を示す斜視図。 第2テントの逃がし部の説明図。 第1テントの骨格部の一例を示す斜視図。 第2テントの骨格部の一例を示す斜視図。
符号の説明
1 第1テント(第1ハウジング)
2 負圧発送装置
3 空気吸引部
4 通気部
5 人
6 骨格部
7 シート
9 出入り口
15 排出口(排出部)
18 空気取入部(第1ハウジング空気取入部)
21 第2テント(第2ハウジング)
23 空気取入部(第2ハウジング空気取入部)
27 排出部(第2ハウジング排出部)
28 ファン装置
32 骨格部(第2の骨格部)
33 シート(第2のシート)
36 逃がし部

Claims (5)

  1. 人が出入り可能な第1ハウジングと、
    この第1ハウジング内に負圧を生じさせる負圧発生装置と、
    この負圧発生装置の作用により第1ハウジング内の空気を吸引する空気吸引部と、
    前記第1ハウジングの少なくとも一部に形成され、前記負圧発生装置の作動により第1ハウジング内に負圧が作用することに基づき、第1ハウジング外から第1ハウジング内へ一定の空気の通過を許容して第1ハウジング内の負圧状態を所定の範囲に維持する通気部と、
    前記負圧発生装置に設けられ、前記第1ハウジングの空気吸引部から吸引した空気を排出する排出部と
    その排出部と連通する空気取入部を有し、前記第1ハウジング内を通過した空気が供給される、植物を収容して栽培する第2ハウジングとを含み、
    前記空気吸引部から空気を吸引して負圧状態が保たれる第1ハウジング内に入った人の体の新陳代謝を促進するとともに、その第1ハウジング内を通過した空気が供給される第2ハウジング内に収容した植物の成長を促進する機能を兼ね備えたことを特徴とする健康増進装置。
  2. 前記第2ハウジングに設けられ、その第2ハウジング内が一定圧以上に達したときに、その第2ハウジング内を通過した空気を第2ハウジング外に逃がす逃がし部を備える請求項1に記載の健康増進装置。
  3. 前記第2ハウジングに設けられ、その第2ハウジング内の空気を排出する第2ハウジング排出部と、
    前記第1ハウジングに設けられ、前記第2ハウジング排出部と連通する第1ハウジング空気取入部とを備え、
    前記第2ハウジング内を通過した空気が前記第1ハウジング内に取入れられ、前記第1ハウジングと第2ハウジングとの間に空気の循環路が形成される請求項1または2に記載の健康増進装置。
  4. 前記第2ハウジング排出部と第1ハウジング空気取入部との間には、前記第2ハウジング内の空気を吸引し、前記第1ハウジング内に送出するファン装置を備える請求項2または3に記載の健康増進装置。
  5. 骨格部と、それに被せられた、空気の通過を一定の抵抗を生じつつ許容する通気性を有するシートとを有する第1テントと、
    この第1テントのシートに形成された人の出入り口と、
    前記第1テントに形成された空気吸引部と、
    この空気吸引部から第1テント内の空気を吸引することにより第1テント内を負圧にするとともに、その負圧により前記通気性のあるシートを通じて第1テント外から第1テント内へ空気を吸引して、第1テント内を所定範囲の負圧状態に維持する負圧発生装置と、
    この負圧発生装置に設けられ、前記第1テント内の空気吸引部から吸引した空気を排出する排出部と、
    第2の骨格部と、それに被せられた第2のシートと、その第2のシートに形成され前記排出部と連通する空気取入部とを有し、前記第1テント内を通過した空気が供給される、植物を収容して栽培する第2テントとを含み、
    前記空気吸引部から空気を吸引して負圧状態が保たれる第1テント内に入った人の体の新陳代謝を促進するとともに、その第1テント内を通過した空気が供給される第2テント内に収容した植物の成長を促進する機能を兼ね備えたことを特徴とする健康増進装置。
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