JP3704076B2 - Car seat fabric - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーシートに適した新規なトリコット編地に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーシートは、シートに合わせて伸縮させて使用し、しかも伸縮させた状態でも外観が全体に均一な状態に仕上げる必要があるため、従来、パイル布帛からなるものに限られており、フラットな織物調の製品は存在しなかった。
【0003】
例えば、特開平4−202836号公報には、車両座席の表面被覆材料として使用される高伸縮性のパイル地として、マルチフィラメント仮撚加工糸の地組織部にパイル糸を編込んだ経編地が開示されている。また、特開平3−51343号公報及び特開平7−243154号公報には、車両等の内装用パイル布帛として、染色性の異なるポリエステルを貼り合わせた複合糸を使用したものが開示されており、特開平10−259543号公報及び特開平10−259543号公報には、パイル織物であるモケット布帛が開示されている。
【0004】
更に、ウレタン弾性糸を含む特殊加工糸を使用してストレッチ性を出したものも存在するが、これは耐熱性に問題があり、また高価になるため、カーシートとしては利用し難いものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、トリコット編物で、外観が織物調である、カーシート用布帛を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、3枚以上の筬を使用して製造したトリコット編地において、バック糸に熱収縮性の異なる成分を貼り合わせたサイドバイサイドの複合糸を使用し、縦横いずれの方向にも5〜30%の伸長が可能であり、かつ伸びの回復率が90%以上であるトリコット編地を得ることによって、前記課題を解決した。なお、本発明における伸長の値は、後述の定荷重伸び率測定法によるものである。
【0007】
このトリコット編地は実質的に起毛されていない状態でも、外観が織物調の均一な状態で、適度のストレッチ特性と成形性、防皺性を有し、カーシートに非常に有効に利用できるのである。
【0008】
通常、無起毛の状態では、起毛した場合と異なり、繊維の絡みが少なく、密度が低くなり、カーシートに必要とされる物性を得難いが、バック糸に、熱収縮性の異なる成分を貼り合わせたサイドバイサイド糸を使用することにより、織物調でありながら、ストレッチセット性を維持したまま、必要な強度を得易くなる。
【0009】
本発明における編地は引裂強度が60N以上であるのが好ましく、ウエールが35〜39本/2.54cm、コースが56〜64本/2.54cm、編地密度が、ループ数1500〜2600個/(2.54cm)2 に仕上げられるのが好ましい。
【0010】
本発明では、地組織の複合糸として、バック糸に立体捲縮等により伸縮性あるものとなるサイドバイサイド型の複合糸を有する糸を使用することにより、適度の伸縮性を有するものとし、しかも、ミドル糸やフロント糸には、通常の糸を使用して織物調の外観に仕上げるのがよい。バック糸に伸縮性ある糸を使用することで最終製品のたるみ防止や成型性が良くなるが、ミドル糸には耐光性をもたせるために、セミダル糸、フルダル糸、レギュラー糸等を使用するのが好ましい。なお、フロント糸にはどのような糸を使用してもよいが、セミダル糸や加工糸等を使用するのが好ましい。
【0011】
なお、ミドル糸及びフロント糸をいずれも、前記複合糸より細いものとするのが好ましく、編地は、4枚筬で製造したトリコット編地とするのが、ストライプのない、無地状の生地を得ることできるため、デザインし易く、また取り扱い易い等の利点があり、好ましい。
【0012】
かかる本発明の製品は、3枚以上の筬で製造された、非パイル性のトリコット編地からなるため、デザイン及び風合い共に多重織物と同様のものとなり、しかも適度のストレッチ特性を有するため、シート成形やアッセンブリー時の防皺性に優れ、カーシートに美しい外観を保った状態で安定して使用できるものとなる。
【0013】
本発明では、熱収縮性の異なる成分を貼り合わせたサイドバイサイドの複合糸を使用するが、これを、インターレース糸とすることで、糸切れや毛羽立ちを気にすることなく、品質のよいトリコット編が可能となり、また、この場合、生糸でも、均一なストレッチ性が得られる。
【0014】
次に、本発明ではバック糸に、サイドバイサイドの複合糸を使用するが、この複合糸としては、例えば、熱収縮特性の小さなポリエステル(a)と熱収縮特性の大きなポリエステル(b)をサイドバイサイド型に接合したもので、ポリエステル(a)として、フィラメントの沸収値が10%未満(好ましくは5%以下)のものを使用し、ポリエステル(b)として、フィラメントの沸収値が10%以上(好ましくは15%以上)のものを使用したものが好ましい。
【0015】
更に、十分な捲縮性を発現するためには、ポリエステル(a)とポリエステル(b)に、粘度差のあるものを使用する必要があり、前者の粘度が後者の粘度より高く、その粘度差は0.20〜0.40程度であるのがよい。
【0016】
かかる本発明の製品は、製編後、熱処理により、複合糸に立体捲縮を付与することで、適度の伸縮性ある布帛となしうるもので、織物調の外観を有しながら、ストレッチによる防皺特性と成形特性を兼ね備えており、カーシートに品質よく適用できるものとなる。
【0017】
なお、本発明において、トリコット編地の伸び率が、縦横いずれの方向にも5〜30%に限定されるのは、伸び率が5%未満では、編地を車の椅子等に合わせて適合性よく成型し難く、また30%を越すと、伸びが戻った時に弛みができ、皺を生じるため、カーシートとして商品価値ある使用が困難となるからである。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を次に示す。
実施例1
下記の糸使いで、4枚筬でトリコットを製造した。
〔バック〕
高収縮性ポリエチレンテレフタレート(粘度:0.46)と低収縮性ポリエチレンテレフタレート(粘度:0.69)を1:1の比率でサイドバイサイドに貼り合わせた複合繊維からなるマルチフィラメント(110dtex/24f)。該マルチフィラメントの強伸度(JIS−L−1013に準じ、島津製作所製のAGS−1KNGオートグラフ引張試験機で、試料糸長20cm、定速引張速度20cm/分の条件下で測定した、試料の伸長破断時の強伸度)は、強度2.63cN/dT、伸度28.1%であった。
〔ミドル〕
ポリエチレンテレフタレートのフルダル繊維(酸化チタン含有量1.4%)からなるマルチフィラメント(84dtex/36f)。
〔フロント〕
レギュラー加工糸(84dtex/36f)、2枚。
【0019】
編み立て、染色及び仕上げの条件は下記の通りとした。
〔編み立て〕
トリコット編
ウエール:28本/2.54cm、コース:54本/2.54cm
ループ数:1512個/(2.54cm)2
編地サイズ:経58.7m、幅211.5cm
〔染色〕
通常の染色処理
湿熱温度:130℃、45分間
〔仕上げ〕
ファイナルテンターを使用
〔仕上げ編地〕
ウエール:37本/2.54cm、コース:60本/2.54cm
ループ数:2220個/(2.54cm)2
編地サイズ:経52.8m、幅155cm
【0020】
このようにして得た製品は、経にも緯にも線のない、無地状態の織物調の生地で、耐光性に優れたものであった。
この製品の引裂強さは縦191.1N、横245.0Nで、いずれもカーシート用の布帛の基準値68.6Nを大きく上回るものであり、また、その定荷重伸び率は、縦横共に25.0%で、セット率は、縦7.5%、横7.0%で、それぞれ基準値(伸び率30%以下、セット率8%以下)を満たすものであり、伸びの回復率は縦92.5%、横93.0%となった。
【0021】
なお、引裂強さは下記の方法で測定した。
(1)試験片の準備
試験片は、幅50mm、長さ250mmの大きさで、縦、横の方向の合計2方向からそれぞれ5枚ずつ準備し、各試験片に長辺が150mm、短辺が100mmで、高さが試験辺の幅となる等脚台形のマークを付け、このマークの短辺の中央に辺と垂直に10mmの切り込みを入れる。
(2)引裂強さの測定
試験片は、つかみ間隔100mmで定速度伸長型の引張試験機に取り付け(ただし、短辺は張り、長辺は緩めてつかむ)、200mm/minの引張速度で引き裂き、強度を測定する。なお、引裂強さは平均値(N)で表し、それぞれ5枚の試験片のうち、最小値を試験結果として示す。
【0022】
また、定荷重伸び率及びセット率は下記の方法で測定した値である。
(1)試験片の準備
試験片は、幅80mm、長さ250mmの大きさで、縦、横の方向の合計2方向からそれぞれ5枚ずつ準備し、長さ方向の中央部に100mm間隔の標点を印す。
(2)定荷重伸び率の測定
試験片の上部を試験機に締め付け、下部に、締め具を含んだ合計の質量が10kgとなる錘を取り付け、10分間放置した後、錘を吊るした状態で、試験片の標点間隔を測定する。
この測定値(L1 )に基づき、下記式で、定荷重伸び率を算出し、それぞれ5枚の試験片のうち、最大値を試験結果として示す。
. 定荷重伸び率=〔(L1 −100)/100〕×100
(3)セット率の測定
定荷重伸び率を測定した後、締め具から取り外した試験片を、水平台上に10分間放置した後、そのままの状態で、標点間隔を測定する。
この測定値(L2 )に基づき、下記式で、セット率を算出し、それぞれ5枚の試験片のうち、最大値を試験結果として示す。
. セット率=〔(L2 −100)/100〕×100
なお、伸びの回復率(%)は(100−セット率)となる。
【0023】
実施例2
フロントに84dtex/12fの偏平糸を使用した以外は、実施例1と同様の糸使いで、4枚筬でトリコットを製造した。光沢に優れた外観を有し、実施例1の製品と同様に優れた物性を有する製品が得られた。
【0024】
実施例3
実施例1と同様の糸使いで、フロントを1枚とした3枚筬で縦縞タイプのトリコットを製造した。
【0025】
実施例1〜3で得たトリコット編地は、無起毛の織物調の外観を有するものであり、いずれも縦横いずれの方向にも5〜30%の伸長が可能で、かつ伸びの回復率が90%以上であった。
【0026】
【発明の効果】
本発明の製品は、外観が織物調でありながら、適度の伸縮性を有するため、成型性よく使用できる。また、比較的安価に製造できるにもかかわらず、適度のボリューム感もあり、耐光性、強度などカーシートに要求される物性を備えたものとなる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a novel tricot knitted fabric suitable for a car seat.
[0002]
[Prior art]
Car seats are used by being expanded and contracted according to the sheet, and since it is necessary to finish the entire appearance evenly in a stretched state, it has been conventionally limited to those made of pile fabrics, and flat fabrics There were no toned products.
[0003]
For example, Japanese Patent Laid-Open No. Hei 4-202836 discloses a warp knitted fabric in which pile yarn is knitted into a ground structure portion of a multifilament false twisted yarn as a highly stretchable pile fabric used as a surface covering material for a vehicle seat. Is disclosed. In addition, JP-A-3-51343 and JP-A-7-243154 disclose that a composite yarn in which polyesters having different dyeability are bonded is used as an interior pile fabric such as a vehicle. Japanese Patent Laid-Open No. 10-259543 and Japanese Patent Laid-Open No. 10-259543 disclose a moquette fabric that is a pile fabric.
[0004]
Furthermore, there are some that have stretch properties using specially processed yarns including urethane elastic yarns, but this has problems with heat resistance and is expensive, making it difficult to use as a car seat. It was.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a fabric for a car seat that is a tricot knitted fabric and has an appearance of a woven fabric.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in a tricot knitted fabric manufactured using three or more rivets, a side-by-side composite yarn in which components having different heat shrinkage properties are bonded to a back yarn is used, and 5-30 in both longitudinal and lateral directions. %, And the above problem was solved by obtaining a tricot knitted fabric having an elongation recovery rate of 90% or more. The elongation value in the present invention is based on the constant load elongation measurement method described later.
[0007]
Even when the tricot knitted fabric are not substantially raised, appearance in a uniform state of the fabric tone, moderate stretch characteristics moldability, has a wrinkle resistance, it is possible to very effectively used in Kersey DOO is there.
[0008]
Normally, the non-brushed state, unlike the case of brushed, less entanglement of the fibers, the density is low, difficult to obtain physical properties necessary for Carthy bets, but the back yarn, bonding a heat-shrinkable different components By using the side-by-side yarn, it becomes easy to obtain the required strength while maintaining the stretch set property while being in the woven form.
[0009]
The knitted fabric in the present invention preferably has a tear strength of 60 N or more, a wale of 35 to 39 / 2.54 cm, a course of 56 to 64 / 2.54 cm, and a knitted fabric density of 1500 to 2600 loops. /(2.54 cm) 2 is preferable.
[0010]
In the present invention, by using a yarn having a side-by-side type composite yarn that becomes elastic due to three-dimensional crimp or the like as a back yarn as a composite yarn of the ground texture, it has moderate elasticity, For the middle yarn and front yarn, it is recommended to use normal yarn and finish it in a fabric-like appearance. By using a stretchable yarn for the back yarn, the sagging prevention and moldability of the final product will be improved, but in order to give light resistance to the middle yarn, it is necessary to use semi-dal yarn, full dull yarn, regular yarn, etc. preferable. Note that any yarn may be used as the front yarn, but it is preferable to use a semi-dal yarn or a processed yarn.
[0011]
In addition, it is preferable that both the middle yarn and the front yarn are thinner than the composite yarn, and the knitted fabric is a tricot knitted fabric manufactured with 4 sheets of cocoon. Since it can be obtained, there are advantages such as easy design and easy handling, which is preferable.
[0012]
Since the product of the present invention is made of a non-pile tricot knitted fabric manufactured with three or more folds, the design and texture are the same as those of the multi-woven fabric, and the sheet has an appropriate stretch characteristic. excellent wrinkle resistance during molding and assembly, and which can be stably used while maintaining beautiful appearance Carthy and.
[0013]
In the present invention , a side-by-side composite yarn in which components having different heat-shrink properties are bonded is used. By using this as an interlaced yarn, a high-quality tricot knitting can be performed without worrying about yarn breakage and fluffing. In this case, even with raw silk, uniform stretchability can be obtained.
[0014]
Next, in the present invention, a side-by-side composite yarn is used for the back yarn . As this composite yarn, for example, a polyester (a) having a small heat shrinkage characteristic and a polyester (b) having a large heat shrinkage characteristic are formed into a side-by-side type. A polyester having a filament yield of less than 10% (preferably 5% or less) is used as polyester (a), and a filament having a yield of 10% or more (preferably polyester (b)). Is preferably 15% or more).
[0015]
Furthermore, in order to develop sufficient crimpability, it is necessary to use polyester (a) and polyester (b) having a viscosity difference, the former having a higher viscosity than the latter, and the difference in viscosity. Is preferably about 0.20 to 0.40.
[0016]
Such a product of the present invention can be formed into a moderately stretchable fabric by imparting three-dimensional crimps to the composite yarn by heat treatment after knitting, and has a fabric-like appearance and is prevented by stretching. it combines the wrinkle properties and molding properties, and can be applied better quality Carthy and.
[0017]
In the present invention, the stretch rate of the tricot knitted fabric is limited to 5 to 30% in both the vertical and horizontal directions. If the stretch rate is less than 5%, the knitted fabric is adapted to the chair of the car. sex may hardly molded and it exceeds 30%, it is slack when the elongation returns, to produce wrinkles, because use in commercial value as a Kersey bets becomes difficult.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the present invention will be described below.
Example 1
Tricots were manufactured with 4 pieces of thread using the following thread.
〔back〕
A multifilament (110 dtex / 24f) comprising a composite fiber in which high-shrinkage polyethylene terephthalate (viscosity: 0.46) and low-shrinkage polyethylene terephthalate (viscosity: 0.69) are bonded side by side at a ratio of 1: 1. Tensile elongation of the multifilament (in accordance with JIS-L-1013, measured with AGS-1KNG autograph tensile tester manufactured by Shimadzu Corporation under the condition of a sample yarn length of 20 cm and a constant speed tensile rate of 20 cm / min. The strength and elongation at the time of elongation fracture were strength 2.63 cN / dT and elongation 28.1%.
〔Middle〕
A multifilament (84 dtex / 36f) made of fuller fiber of polyethylene terephthalate (titanium oxide content 1.4%).
〔front〕
Regular processed yarn (84 dtex / 36f), 2 sheets.
[0019]
The conditions for knitting, dyeing and finishing were as follows.
[Knitting]
Tricot wales: 28 / 2.54cm, Course: 54 / 2.54cm
Number of loops: 1512 pieces / (2.54 cm) 2
Knitted fabric size: Warp 58.7m, Width 211.5cm
〔staining〕
Normal dyeing wet heat temperature: 130 ° C, 45 minutes [finish]
Use final tenter (finished knitted fabric)
Wale: 37 / 2.54cm, Course: 60 / 2.54cm
Number of loops: 2220 / (2.54 cm) 2
Knitted fabric size: Warp 52.8m, Width 155cm
[0020]
The product thus obtained was a plain fabric-like fabric with no lines of warp or weft, and was excellent in light resistance.
The tear strength of this product is 191.1 N in length and 245.0 N in width, both greatly exceeding the standard value of 68.6 N for fabric for car seats, and the constant load elongation is 25 in both length and width. 0.0%, the set rate is 7.5% in length and 7.0% in width, satisfying the standard values (elongation rate 30% or less, set rate 8% or less). It became 92.5% and horizontal 93.0%.
[0021]
The tear strength was measured by the following method.
(1) Preparation of test pieces Five test pieces each having a width of 50 mm and a length of 250 mm are prepared from a total of two directions in the vertical and horizontal directions. Each test piece has a long side of 150 mm and a short side. An isosceles trapezoidal mark having a height of 100 mm and a height of the test side is attached, and a 10 mm cut is made in the center of the short side of the mark perpendicular to the side.
(2) Measurement of tear strength The test piece is attached to a constant-speed extension type tensile tester with a grip interval of 100 mm (however, the short side is stretched and the long side is loosened) and is torn at a pulling rate of 200 mm / min. , Measure the strength. In addition, tear strength is represented by an average value (N), and the minimum value among the five test pieces is shown as a test result.
[0022]
The constant load elongation rate and the set rate are values measured by the following methods.
(1) Preparation of test pieces Prepare test pieces each having a width of 80 mm and a length of 250 mm, 5 pieces each from a total of 2 directions in the vertical and horizontal directions, and 100 mm intervals at the center in the length direction. Mark the point.
(2) Measurement of constant load elongation rate The upper part of the test piece is fastened to the testing machine, and a weight with a total mass of 10 kg including the fasteners is attached to the lower part, and after standing for 10 minutes, the weight is suspended. Measure the gauge interval of the test piece.
Based on this measured value (L 1 ), the constant load elongation rate is calculated by the following formula, and the maximum value of each of the five test pieces is shown as the test result.
. Constant load elongation = [(L 1 −100) / 100] × 100
(3) Measurement of set rate After measuring the constant load elongation rate, the test piece removed from the fastener is left on the horizontal table for 10 minutes, and then the gauge interval is measured as it is.
Based on this measured value (L 2 ), the set rate is calculated by the following formula, and the maximum value of each of the five test pieces is shown as the test result.
. Set rate = [(L 2 −100) / 100] × 100
The elongation recovery rate (%) is (100-set rate).
[0023]
Example 2
A tricot was manufactured in four pieces with the same yarn usage as in Example 1 except that a flat yarn of 84 dtex / 12f was used at the front. A product having an appearance with excellent gloss and excellent physical properties similar to the product of Example 1 was obtained.
[0024]
Example 3
Using the same thread as in Example 1, a vertical stripe type tricot was manufactured with a three-piece kite with one front.
[0025]
The tricot knitted fabrics obtained in Examples 1 to 3 have a brushed fabric-like appearance, and can be stretched by 5 to 30% in both the longitudinal and lateral directions, and have a recovery rate of elongation. It was 90% or more.
[0026]
【The invention's effect】
The product of the present invention can be used with good moldability because it has a fabric-like appearance and an appropriate stretchability. Moreover, although it can be manufactured at a relatively low cost, it also has an appropriate volume feeling and has physical properties required for a car seat such as light resistance and strength.
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