JP3700745B2 - Engine cooling system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に搭載するエンジンの冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載するエンジンの冷却は、冷却水を使用した水冷式のものが一般的である。この水冷式は、エンジンのウォータジャケットに冷却水を導いて熱を吸収させ、高温となった冷却水をラジエータに導いて前方からの走行風と冷却ファンによる吸入風で大気中に放熱させるサイクルで行う。ラジエータの一般的な構造は、アッパタンクとロアタンクの間を細いパイプで連結し、この細いパイプの外周に取付けたフィンの間に風を通過させるようになっている。
【0003】
ところで冷却系路に充填された冷却水は、エンジンが暖機状態にあるときには膨張等により圧力が上昇し、冷機状態になると圧力が低下する。したがって冷機状態においてラジエータのアッパタンクにほぼ一杯に給水すると、エンジンが暖機状態になったときには溢れてしまうことになる。過去においてはラジエータのアッパタンクの注水用キャップを装着する部分にチューブの上端を取付け、溢れた冷却水は地面に廃棄するようにしていた。しかしながらこのような構造では、冷却水の量が減ることはあっても補充されるようなことはないので、定期的に冷却水の量を検査し、必要に応じて補給をするようにしていた。
【0004】
このように定期的に冷却水の量を検査し、補給をするのは非常に煩雑であることから、現在ではラジエータとは別体でリザーバタンクを設け、エンジンが暖機状態で冷却水が膨張したときには、その余剰分をリザーバタンクに導いてそこに貯留し、エンジンが冷機状態で冷却水が収縮したときには、その不足分をリザーバタンクから引き出して補うような構造になっている。
【0005】
このために設けられるリザーバタンクは、エンジンルーム内のラジエータに近接したところに、ラジエータとほぼ同じ高さで配設されるが、車種によってはレイアウトの関係上、リザーバタンクをラジエータの上方に配設するものがある。このような車種としては、エンジンを床下に置き、ラジエータをキャビンの前部に配設した小型自動車のトラックなどを挙げることができる(特開平8−74576号公報、特開平8−226328号公報等参照)。これらの公報のものは、リザーバタンクのキャップがラジエータへの注水口を兼ねている。
【0006】
図5に示すものは本発明が対象とする形式の貨物自動車である。この貨物自動車1は、シャーシフレーム2の上部にキャビン3と荷台4を搭載した構造となっており、キャビン3の後方下部にエンジン5が、キャビン3の前部でダッシュパネル6で画成されたフロントルーム7内にラジエータ8とリザーバタンク9がそれぞれ配設されている。10はフロントルーム7の前部を覆うフロントフードである。
【0007】
図6は図5のうちのフロントルーム7の部分を拡大したものである。この図に示すようにリザーバタンク9はラジエータ8の直上方に配設されており、リザーバタンク9の内部に設けられ、下端をリザーバタンク9の底部近くに開口したパイプ11の上端と、ラジエータ8のアッパタンク12に設けられた注水用キャップ13に隣接した部分とをパイプ14で連通させている。
【0008】
15はラジエータ8のロアタンク、16はリザーバタンク9の注水用キャップである。17はアッパタンク12に、18はロアタンク15にそれぞれ一端が接続されたパイプであり、図示しない他端がエンジン5(図5参照)のウオータジャケットに連通するものである。これらのパイプ17,18の循環系路の一部にはウオータポンプが接続され、このウオータポンプによって冷却水が循環するようになっている。そして平常状態では、リザーバタンク9内の冷却水の水位とラジエータ8の注水用キャップ13との間には、Hなる水位差が存在する。19は注水用のポットである。
【0009】
図7は、ラジエータ8のアッパタンク12と注水用キャップ13の部分の一般的な構造を示すものである。アッパタンク12の上部は筒状に開口してキャップ受部12aに形成されており、ここに注水用キャップ13が嵌合するようになっている。注水用キャップ13の保持構造の説明は省略するが、アッパタンク12に取付けるときには、内部のプレート20がキャップ受部12aに接するように押し、その後に適当角度回動させることによって結合する。
【0010】
注水用キャップ13には弁体21が設けられており、ガイド部材22に外周が押えられて昇降するようになっている。弁体21の下面外周部にはシール部材23が貼着されており、アッパタンク12に形成された弁座12bに着座して加圧弁24を形成するようになっている。25はスプリングであり、弁体21を図における下方に押すものである。アッパタンク12には側方に延びるパイプ12cが一体に形成されており、これらの間は、加圧弁24によって開閉するようになっている。
【0011】
弁体21の中央部には段付きの孔21aが設けられており、その外周下面には環状のシール部材26が貼着されている。そしてシール部材26には、皿状の弁体27が軸28で支持されて圧接している。軸28の上端にはプレート29が取付けられており、このプレート29と段付きの孔21aの段部の間に介装されたスプリング30によって、弁体27はシール部材26に圧接し、負圧弁31を形成している。
【0012】
上記構造の注水用キャップ13は、図7に示すのが平常時の状態である。エンジンが暖機状態になって冷却水の温度が上昇すると圧力が上昇し、図8に示すようにスプリング25の弾発力に打ち勝って弁体21を押し上げ、矢印で示すように冷却水の一部がパイプ12cを通ってリザーバタンク9(図5参照)側に流れて蓄積される。
【0013】
エンジンを停止させて時間が経過し、冷気状態になるとアッパタンク12の内部(ラジエータ8の内部)は負圧状態になるので、図9に示すように負圧弁31の弁体27がスプリング30の弾発力に抗して下方に引かれる。これにより図9に矢印で示すようにパイプ12側(リザーバタンク9側)から冷却水がアッパタンク12内に入ってくる。このようにしてラジエータ8内の冷却水の量が一定に保たれることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、ラジエータ8のアッパタンク12とパイプ12cの間には注水用キャップ13の加圧弁24が設けられているが、点検作業等でこの注水用キャップ13を取り外してしまうと連通状態になり、したがってアッパタンク12より高所に設けられたリザーバタンク9内の冷却水は全部吸い出されて流出することになる。エンジンの冷却水は一般に、水にクーラントと称する不凍液を混入しているので、流出するとこれを補充しなければならず、煩雑になる。
【0015】
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、ラジエータの上方にリザーバタンクを配設した構造のエンジンの冷却装置において、アッパタンクの注水用のキャップを外しても、冷却水が外部に流出することがないようにしたエンジンの冷却装置を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載された発明においては、アッパタンクに注水用のキャップを設けたラジエータの上方にリザーバタンクを配設し、該リザーバタンクの内部と前記ラジエータのアッパタンクとをパイプで連通させたエンジンの冷却装置において、前記パイプの一部あるいはリザーバタンクの部分に、ラジエータのアッパタンクとリザーバタンクとの間の冷却水の流れを遮断する遮断手段を設け、該遮断手段を、前記パイプの一部あるいはリザーバタンクの部分に設けた大気開口部で形成したことを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載された発明においては、請求項1に記載されたものにおいて、前記パイプの一部あるいはリザーバタンクの部分に設けた大気開口部がキャップで閉塞できるように構成したことを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載された発明においては、アッパタンクに注水用のキャップを設けたラジエータの上方にリザーバタンクを配設し、該リザーバタンクの内部と前記ラジエータのアッパタンクとをパイプで連通させたエンジンの冷却装置において、前記パイプの一部あるいはリザーバタンクの部分に、ラジエータのアッパタンクとリザーバタンクとの間の冷却水の流れを遮断する遮断手段を設け、該遮断手段を、前記リザーバタンクのオーバーフローパイプの部分に設けた大気閉塞部で形成したことを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載された発明においては、請求項3に記載されたものにおいて、前記リザーバタンクのオーバーフローパイプ部分に設けた大気閉塞部が、リザーバタンクの一部に設けたオーバーフローパイプを嵌合する突起であることを特徴とする。
【0020】
請求項1及び2に記載された発明によれば、ラジエータの注水用キャップを外すときに、パイプの一部あるいはリザーバタンクの部分に設けられた大気開口部からパイプ内に大気が入るので、リザーバタンク内の冷却水を吸い上げることができなくなる。したがって外部に流出しない。また請求項3及び4のものでは、オーバーフローパイプの部分から大気が吸入できなくなるので、リザーバタンク内の冷却水がラジエータ側に流れなくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1について説明する。9はリザーバタンクであり、上部に注水口9aを有し、その注水口9aに注水用キャップ16が嵌着される構造である。リザーバタンク9には「FULL」と「LOW」の文字が記載されており、冷却水の量がこの範囲に納まるようにしてある。リザーバタンク9の内部には、下端をリザーバタンク9の底部近くに開口したパイプ11が設けられている。
【0022】
このパイプ11の上端は、注水用キャップ16に形成されたL字状のパイプ部16aの下方に向けた部分に嵌合している。パイプ部16aの側方に向けた部分にはパイプ14が嵌合し、ラジエータ8のアッパタンク12に連通するようになっている。注水用キャップ16には、一端がリザーバタンク9の内部に連通するもう一つのパイプ部16bがあり、このパイプ部16bには、オーバーフローパイプ32の基端が嵌合している。オーバーフローパイプ32の先端は大気中に開口している。
【0023】
注水用キャップ16の一部には、L字状のパイプ部16aの一部を突出させて大気開口部16cが設けられている。そしてこの大気開口部16cにはゴム製のキャップ33が被せられるようになっており、外したときパイプ部16aが大気中に連通し、被せたとき大気中とは遮断されるようになっている。この実施の形態では、キャップ33を外してパイプ部16aが大気中に連通するようにしたとき、ラジエータ8のアッパタンク12とリザーバタンク9との間の冷却水の流れを遮断する遮断手段として機能する。
【0024】
この実施の形態では、平常状態においてはキャップ33を被せておく。すると大気開口部16cからパイプ部16aの内部に空気が入ることはないから、ラジエータ8のアッパタンク12側が負圧になれば冷却水がパイプ11、パイプ部16aおよびパイプ14を通ってアッパタンク12側に流れる。このときオーバーフローパイプ32からは大気が吸入される。
【0025】
整備点検等の必要があってラジエータ8の注水用キャップ13を外すときには、図2に示すように、大気開口部16cからキャップ33を取り外す。するとパイプ部16aとパイプ11の内部には空気が入り、リザーバタンク9内の圧力は大気圧と同じになり、ラジエータ8の注水用キャップ13を外しても、パイプ14内に残留している冷却水のみがラジエータ8側に流れ、それ以外の冷却水がラジエータ8側に流れることがない。これによって冷却水の流出は防止される。
【0026】
図3に示すものは、本発明の実施の形態の他の例である。この実施の形態では、ラジエータ8のアッパタンク12とリザーバタンク9との間の冷却水の流れを遮断する遮断手段として、リザーバタンク12のオーバーフローパイプ32の部分に設けた大気閉塞部で形成したものであり、具体的には、図示するようにリザーバタンク12の一部にオーバーフローパイプ32を嵌合する突起34を設け、この突起34にオーバーフローパイプ32の先端を嵌合する。この嵌合は、この部分から空気が入らないように密に行うため、突起34の外形寸法Aを、オーバーフローパイプ32の内径寸法Bより僅かに大きくしてある。
【0027】
この実施の形態において、整備点検等の必要があってラジエータ8の注水用キャップ13を外すときには、図4に示すように、リザーバタンク9に形成した突起34にオーバーフローパイプ32の先端を嵌合する。するとオーバーフローパイプ32は大気中から遮断されるから、たとえラジエータ8の注水用キャップ13を外してパイプ14が大気中に開口しても、冷却水がラジエータ8側に流れることがない。これによって冷却水の流出は防止される。
【0028】
以上説明した実施の形態では、リザーバタンク9の注水用キャップ16の一部の構造を変え、あるいはリザーバタンク9に突起34を設けるようにしたが、本発明においてラジエータ8のアッパタンク12とリザーバタンク9との間の冷却水の流れを遮断する遮断手段としてはこれに限られるものではなく、たとえば注水用キャップ16の部分に三方コックを取付け、これによってパイプ14側に空気が入るのを許容し、あるいは遮断するように切り換えてもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されたエンジンの冷却装置であるから、請求項1に記載された発明によれば、ラジエータのアッパタンクとリザーバタンクとの間の冷却水の流れを遮断する遮断手段、つまりリザーバタンクの内部とアッパタンクとを連通させるパイプの一部あるいはリザーバタンクの部分に設けた大気開口部によって、アッパタンクの注水用キャップを外したときのリザーバタンクからの冷却水の流出を確実に防止でき、部品点数が少ないきわめて簡単な構造によって、冷却水流出防止の大きな効果を奏することができる。
また、請求項2に記載された発明によれば、前記大気開口部をキャップによって閉塞するだけで平常状態に戻すことができ、構造がきわめて簡単となっている。
さらに、請求項3に記載された発明によれば、ラジエータのアッパタンクとリザーバタンクとの間の冷却水の流れを遮断する遮断手段、つまりリザーバタンクのオーバーフローパイプの部分に設けた大気閉鎖部によって、アッパタンクの注水用キャップを外したときのリザーバタンクからの冷却水の流出を確実に防止できる。
さらにまた、請求項4に記載された発明によれば、前記大気閉鎖部をリザーバタンクの一部に設けたオーバーフリーパイプを嵌合する突起としたので、部品点数が少ない簡単な構造によって、冷却水流出防止の大きな効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の要部を示す断面図である。
【図2】 図1のものの異なった状態を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の他の例の要部を示す断面図である。
【図4】 図3のものの異なった状態を示す断面図である。
【図5】 本発明を適用する貨物自動車の一部を透視状態で示した側面図である。
【図6】 図5のうちのフロントルームの部分を拡大した側面図である。
【図7】 ラジエータのアッパタンクと注水用キャップの部分の一般的な構造を示す断面図である。
【図8】 図7のものの異なった状態を示す断面図である。
【図9】 図7のもののさらに異なった状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 貨物自動車
8 ラジエータ
9 リザーバタンク
11 パイプ
12 アッパタンク
13 注水用キャップ
14 パイプ
16 注水用キャップ
16a パイプ部
16b パイプ部
16c 大気開口部
32 オーバーフローパイプ
33 キャップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cooling device for an engine mounted on a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
The cooling of an engine mounted on a vehicle is generally a water cooling type using cooling water. This water cooling system is a cycle in which cooling water is guided to the water jacket of the engine to absorb heat, and the high-temperature cooling water is guided to the radiator to dissipate heat to the atmosphere with the wind from the front and the intake air from the cooling fan. Do. In the general structure of a radiator, an upper tank and a lower tank are connected by a thin pipe, and wind is passed between fins attached to the outer periphery of the thin pipe.
[0003]
By the way, the cooling water filled in the cooling system passage increases in pressure due to expansion or the like when the engine is in a warm-up state, and decreases in pressure when the engine is in a cool-down state. Therefore, if the upper tank of the radiator is fully filled in the cold state, it will overflow when the engine is warmed up. In the past, the upper end of the tube was attached to the portion of the radiator upper tank where the cap for water injection was mounted, and the overflowing cooling water was discarded on the ground. However, in such a structure, even if the amount of cooling water is reduced, it is not replenished. Therefore, the amount of cooling water is periodically inspected and replenished as necessary. .
[0004]
Since it is very complicated to periodically check and replenish the amount of cooling water in this way, a reservoir tank is provided separately from the radiator, and the cooling water expands when the engine is warmed up. In such a case, the surplus is led to the reservoir tank and stored there, and when the cooling water contracts while the engine is in a cold state, the deficiency is drawn out from the reservoir tank to compensate.
[0005]
The reservoir tank provided for this purpose is located near the radiator in the engine room at almost the same height as the radiator, but depending on the model, the reservoir tank is located above the radiator for layout reasons. There is something to do. Examples of such a vehicle model include a truck of a small automobile in which an engine is placed under the floor and a radiator is disposed in the front part of the cabin (JP-A-8-74576, JP-A-8-226328, etc.). reference). In these publications, the reservoir tank cap also serves as a water inlet to the radiator.
[0006]
FIG. 5 shows a freight vehicle of the type targeted by the present invention. The lorry 1 has a structure in which a
[0007]
FIG. 6 is an enlarged view of the
[0008]
[0009]
FIG. 7 shows a general structure of the
[0010]
The
[0011]
A
[0012]
The
[0013]
When the engine is stopped and time elapses and the engine is in a cold state, the inside of the upper tank 12 (inside the radiator 8) is in a negative pressure state. Therefore, as shown in FIG. Pulled downward against the force. As a result, the cooling water enters the
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the
[0015]
The present invention has been made in view of this point, and in an engine cooling apparatus having a structure in which a reservoir tank is disposed above a radiator, the cooling water flows out to the outside even if the cap for water injection of the upper tank is removed. An object of the present invention is to provide a cooling device for an engine that prevents this from happening.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, as means for solving the above-mentioned problems, in the invention described in claim 1, a reservoir tank is disposed above a radiator in which a cap for water injection is provided in the upper tank, and the interior of the reservoir tank is And a cooling tank for the engine in which the upper tank of the radiator is connected by a pipe, a blocking means for blocking a flow of the cooling water between the upper tank and the reservoir tank of the radiator in a part of the pipe or a portion of the reservoir tank. The blocking means is formed by an atmospheric opening provided in a part of the pipe or a reservoir tank .
[0017]
The invention described in claim 2 is characterized in that in the structure described in claim 1, the atmospheric opening provided in a part of the pipe or the reservoir tank is configured to be closed with a cap. To do.
[0018]
According to a third aspect of the present invention, there is provided an engine in which a reservoir tank is disposed above a radiator in which a water injection cap is provided in the upper tank, and the inside of the reservoir tank and the upper tank of the radiator are connected by a pipe. In the cooling apparatus, a part of the pipe or a part of the reservoir tank is provided with a blocking means for blocking a flow of the cooling water between the upper tank and the reservoir tank of the radiator, and the blocking means is connected to the overflow pipe of the reservoir tank. It is characterized in that it is formed by an atmospheric blocking part provided in the part.
[0019]
According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect of the present invention, the atmospheric block provided in the overflow pipe portion of the reservoir tank fits the overflow pipe provided in a part of the reservoir tank. It is a protrusion .
[0020]
According to the first and second aspects of the present invention, when the water injection cap of the radiator is removed, the atmosphere enters the pipe from the atmospheric opening provided in a part of the pipe or the reservoir tank. The cooling water in the tank cannot be sucked up. Therefore, it does not flow out. According to the third and fourth aspects of the present invention, since the atmosphere cannot be sucked from the overflow pipe portion, the cooling water in the reservoir tank does not flow to the radiator side.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG.
[0022]
The upper end of the
[0023]
A part of the
[0024]
In this embodiment, the
[0025]
When removing the
[0026]
FIG. 3 shows another example of the embodiment of the present invention. In this embodiment, the blocking means for blocking the flow of the cooling water between the
[0027]
In this embodiment, when the maintenance inspection or the like is necessary and the
[0028]
In the embodiment described above, the structure of a part of the
[0029]
【The invention's effect】
Since the present invention is an engine cooling apparatus configured as described above, according to the first aspect of the present invention, the blocking of the cooling water flow between the upper tank and the reservoir tank of the radiator is performed. Means , that is, the part of the pipe that connects the interior of the reservoir tank and the upper tank, or the atmospheric opening provided in the reservoir tank ensures that the cooling water flows out of the reservoir tank when the upper tank water injection cap is removed. can be prevented in, by very simple structure the number of components is small, it is possible to obtain the great effect of the cooling water outflow prevention.
According to the second aspect of the present invention, the atmospheric opening can be returned to the normal state only by closing it with the cap, and the structure is extremely simple.
Further, according to the invention described in
Furthermore, according to the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a main part of an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a different state of that of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a main part of another example of the embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view showing a different state of that of FIG. 3;
FIG. 5 is a side view showing a part of a lorry to which the present invention is applied in a transparent state.
6 is an enlarged side view of the front room portion of FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a sectional view showing a general structure of a radiator upper tank and a water injection cap.
8 is a cross-sectional view showing a different state of that of FIG.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a further different state from that of FIG. 7;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
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