JP3699054B2 - 経路情報提供システムおよび装置、ならびに、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、経路情報提供システムおよび装置、ならびに、プログラムに関し、特に、詳細な経路情報を簡易に提供できる経路情報提供システムおよび装置、ならびに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、カーナビゲーションシステムなど地図画面上に目的までの経路を表示する手法(以下、「ナビゲーションシステム」とする)が実用化されている。このような経路情報表示システムでは通常、地図画像上に経路が視覚的に表示されるので、経路を容易に認識しやすい反面、正確なナビゲーションのためには表示範囲の広い表示装置が必要となったり、各地点における異なる縮尺の地図情報を広範囲に渡って用意する必要があり、装置のコストやシステムの規模が大きくなってしまうという問題があった。
【0003】
また、地図画面上ではおおまかな経路を視覚的に認識することができても、経路について、例えば、勾配や段差の有無、道幅の狭さなどの詳細を表現することが困難であり、歩行者用のナビゲーションとしては不便であり、ナビゲーションシステムの用途が制限されていた。
【0004】
さらに、地図情報は通常CD−ROMなどの記録媒体に記録されていることが多い。そのため、内容を更新する際にはメディア毎更新する必要があり、更新期間が長くなり最新情報が迅速に反映されないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、詳細な経路情報を簡易に提供できる経路情報提供システムおよび装置、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる経路情報提供システムは、
現在位置を示す現在位置情報を順次取得し、電気通信回線を介して順次送信する位置情報取得手段と、
目的地を示す目的地情報を入力し、前記電気通信回線を介して送信する目的地情報入力手段と、
地理情報を取得する地理情報取得手段と、
経路の特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記位置情報取得手段が送信した現在位置情報と、前記目的地情報入力手段が送信した目的地情報とに基づいて、当該現在位置から目的地までの経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段と、
前記経路情報取得手段が取得した経路情報を、所定地点毎に分割する経路分割手段と、
前記位置情報取得手段が送信する現在位置情報に基づいて、前記経路分割手段が分割した各経路情報と、該経路情報に対応する地理情報および特徴情報とを、前記電気通信回線を介して順次前記位置情報取得手段にテキスト形式で送信する経路情報送信手段と、
前記経路情報送信手段が送信した経路情報、地理情報、および、特徴情報を前記電気通信回線を介して受信し、受信した経路情報、地理情報、および、特徴情報を表示する経路情報受信手段と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
上記経路情報提供システムにおいて、
前記地理情報取得手段は、利用者が登録した地理情報を取得してもよく、
前記特徴情報取得手段は、利用者が登録した特徴情報を取得してもよい。
【0008】
上記経路情報提供システムにおいて、
前記経路情報送信手段は、前記位置情報取得手段が前記電気通信回線に接続されているか否かを確認し、接続されている場合に該位置情報取得手段に情報を送信するものとすることができる。
【0009】
上記経路情報提供システムにおいて、
前記位置情報取得手段および前記経路情報受信手段は、前記電気通信回線にワイヤレス接続されることが望ましい。
【0010】
上記のような構成によれば、例えば、GPS機能などの位置検出機能を備えた移動体通信端末などの端末装置から現在位置情報を取得し、さらに、利用者の目的地を指定することで、現在位置から目的地までの経路情報が取得され、当該経路を、例えば、交差点数や距離などで所定数に分割し、その経路および対応する特徴を示す情報を、例えば、インスタントメッセージなどのテキスト形式で端末装置に送信するので、詳細な経路情報を簡易に提供することができる。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる経路情報提供装置は、
電気通信回線と接続する接続部と、
地理情報を蓄積する地理情報蓄積部と、
前記地理情報蓄積部に蓄積されている地理情報に示される領域について特徴を示す特徴情報を蓄積する特徴情報蓄積部と、
前記接続部を制御し、前記接続部に前記電気通信回線を介してワイヤレス接続される端末装置から、該端末装置の現在位置を示す情報を順次受信する位置情報受信部と、
前記接続部を制御し、目的地を示す目的地情報を前記電気通信回線を介して前記端末装置から受信する目的地情報受信部と、
前記位置情報受信部が受信した現在位置情報と前記目的地情報受信部が受信した目的地情報と、前記地理情報と、に基づいて、当該現在位置から目的地までの経路を示す算出する経路情報算出部と、
前記経路算出部が算出した経路を、所定の地点毎に分割する経路分割部と、
前記位置情報受信部による現在位置情報の受信に応じて、前記接続部を制御し、前記経路分割部が分割した各経路を示す分割経路情報と該分割経路情報に対応する地理情報および特徴情報とを、前記電気通信回線を介して順次前記端末装置にテキスト形式で送信する経路情報送信部と、を備え、
前記地理情報蓄積部が蓄積する地理情報は、利用者が登録した地理情報を含み、
前記特徴情報蓄積部が蓄積する特徴情報は、利用者が登録した特徴情報を含む、
ことを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、上記経路情報提供装置として機能させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明の実施の形態にかかる経路情報提供システムを示す図である。図示するように、本実施の形態にかかる経路情報提供システム1は、センタ100と、端末装置200と、から構成され、それぞれが、通信ネットワーク10を介して相互接続されている。
【0015】
ここで、通信ネットワーク10は、例えば、インターネットなどの所定の通信プロトコル(例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
Protocol)など)を用いて情報伝達を行う電気通信回線である。
【0016】
センタ100は、例えば、メインフレームやワークステーションなどの所定のコンピュータ装置から構成され、後述する各処理を実行することにより、端末装置200に経路情報を提供するものである。本実施の形態では、歩行者用の経路情報提供サービス(ナビゲーションサービス)を提供するものとする。なお、センタ100は、インスタントメッセージサーバとしての機能を有するものとし、端末装置200とインスタントメッセージの送受信が可能であるものとする。センタ100の構成を図2を参照して説明する。
【0017】
図2はセンタ100の構成を示すブロック図である。図示するように、センタ100は、制御部110と、通信制御部120と、ユーザ情報データベース130と、地理情報データベース140と、特徴情報データベース150と、入力部160と、出力部170と、から構成される。
【0018】
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、センタ100の各部を制御するとともに、所定の動作プログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。
【0019】
通信制御部120は、例えば、ルータなどの所定の通信装置から構成され、センタ100と通信ネットワーク10とを接続し、センタ100と端末装置200との間の情報通信を行う。
【0020】
ユーザ情報データベース130は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、本実施の形態にかかる経路情報提供システム1による経路情報提供サービスを利用するユーザに関する情報が蓄積されている。図3に、ユーザ情報データベース130に記録される情報の例を示す。
【0021】
図示するように、ユーザ情報データベース130には、各ユーザのユーザID毎にレコードが作成され、各レコードには、センタ100へのアクセス時の認証に用いられるパスワードや当該ユーザの端末装置200が受信できる電子メールのアドレス、を示す情報などが記録されている。
【0022】
地理情報データベース140は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、本実施の形態にかかる経路情報提供システム1が経路情報を提供する地域(以下、「サービス提供地域」とする)の地理情報が蓄積される。図4に、地理情報データベース140に記録される情報の例を示す。
【0023】
図4(a)は、地理情報データベース140に作成されるエリアIDテーブルの例を示す図である。本実施の形態では、サービス提供地域を所定数に分割することとし、エリアIDテーブルには、各分割領域の範囲を緯度・経度で示した座標情報と、当該分割領域に割り当てられているエリアID情報とが対応付けて記録されている。
【0024】
図4(b)は、地理情報データベース140に作成される道路情報テーブルの例を示すものであり、分割領域のエリアID毎に、当該領域内の各道路に関する情報が記録されている。より詳細には、当該領域内の道路の名称情報、および各地点間の座標や高度、距離、方角などを示す詳細情報が記録される。
【0025】
図4(c)は、地理情報データベース140に作成されるランドマーク情報テーブルの例を示すものであり、分割領域のエリアID毎に、当該領域内のランドマークについて、その名称情報、および座標などの詳細情報などが記録されている。
【0026】
特徴情報データベース150は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、図5に例示するように、各経路を細分した分割経路毎に、その始点と終点を示す座標情報と、当該分割経路の特徴を示す情報(例えば、勾配がある、段差がある、工事中、など)が記録されている。
【0027】
端末装置200は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末から構成され、通信ネットワーク10を介して情報を送受信可能に構成されている。より詳細には、端末装置200は少なくとも、通信ネットワーク10を介して、センタ100が提供するインスタントメッセージサービスを利用可能に構成されているものとする。すなわち、インスタントメッセージサービスを利用するための所定のプログラムが端末装置200にインストールされているものとする。
【0028】
本実施の形態のおいてはさらに、端末装置200は、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)機能を有するものとし、図1に示すようにGPS衛星から所定の信号を受信することで、位置情報を取得可能に構成されているものとする。また、端末装置200にインストールされているインスタントメッセージ用プログラムは、このGPS機能と連動するものとし、プログラムからの指示に基づいて、位置情報の取得等を行うものとする。なお、本実施の形態では、端末装置200として移動体通信端末が用いられる場合を例に以下説明する。
【0029】
次に、本実施の形態にかかる経路情報提供システム1のセンタ100が行う各処理を図面を参照して説明する。
【0030】
まず、本実施の形態にかかるサービス開始処理を図6のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施の形態にかかる経路情報提供サービスの利用者は、予めセンタ100のユーザ情報データベース130にユーザ登録されているものとする。
【0031】
利用者は端末装置200を操作してセンタ100にアクセスし、インスタントメッセージの利用および経路情報の提供を要求する。センタ100では、通信制御部120がサービス提供要求を受信すると(ステップS101)、図7(a)に示すようなユーザ認証画面を当該端末装置200に送信する(ステップS102)。
【0032】
利用者は端末装置200を操作して、自身のユーザIDおよびパスワード(以下、「認証情報」とする)を入力してセンタ100に送信する。センタ100では、通信制御部120が認証情報を受信すると(ステップS103)、制御部110がユーザ情報データベース130にアクセスし、登録されている情報と受信した認証情報とを照合することでユーザ認証を行う。ここで認証されない場合(ステップS104:No)、制御部110は当該アクセス者は登録ユーザではないと判断して処理を終了する。一方、認証された場合(ステップS104:Yes)、制御部110は、図7(b)に示すような位置情報要求画面を端末装置200に送信することで、位置情報の送信を要求する(ステップS105)。
【0033】
利用者は端末装置200を操作して、位置情報要求画面に示される「送信」ボタンを選択することにより、端末装置200のGPS機能が起動し、端末装置200の現在位置を示す情報(例えば、緯度・経度による座標情報:以下「現在位置情報」とする)が取得され、センタ100に送信される。
【0034】
センタ100では、通信制御部120が現在位置情報を受信すると(ステップS106)、制御部110が地理情報データベース140にアクセスし、エリアIDテーブルから受信した現在位置情報に対応するエリアIDを取得する。制御部110はさらに、取得したエリアIDに基づいて、ランドマーク情報テーブルから当該エリアのランドマーク情報を取得する。制御部110は取得したランドマーク情報を周辺情報として配した目的地情報要求ページを作成して端末装置200に送信する(ステップS107)。図7(c)に目的地要求画面の例を示す。図示するように、目的地要求画面には、取得したランドマーク情報が、ラジオボタンなどによって選択可能に表示される。利用者は、所望する目的地がある場合にはそのランドマーク情報を選択する。ない場合は、「その他」を選択し、テキストボックスに所望の目的地情報を入力する。目的地が選択・入力された後に「送信」ボタンを選択することにより、目的地を示す情報(以下、「目的地情報」とする)がセンタ100に送信される。
【0035】
センタ100では、通信制御部120が目的地情報を受信すると(ステップS108)、制御部110が、現在位置情報および目的地情報に基づいて経路検索・提供処理(ステップS200)を行う。ステップS200の経路検索・提供処理を図8、9のフローチャートを参照して説明する。
【0036】
制御部110は、地図データベース140にアクセスし、ステップS106で受信した現在位置情報を始点、ステップS108で受信した目的地情報を終点とした経路を道路情報およびランドマーク情報に基づいて算出する(ステップS201、S202)。
【0037】
制御部110は、ステップS202で算出した経路を所定の規則に基づいて所定数に分割する(ステップS203)。ここでは、例えば、交差点数や所定距離毎に経路をn個分割し、分割された経路のそれぞれ(以下、「分割経路」とする)に、始点〜終点の順に経路番号を付番する。
【0038】
制御部110は、経路番号nを初期値1に設定し(ステップS204)、当該n番目の分割経路の座標情報を取得する(ステップS205)。すなわち、分割経路nの始点・終点の座標情報を取得する。
【0039】
制御部110は、特徴情報データベース150にアクセスし、ステップS205で取得した分割経路nの座標情報に対応する特徴情報を取得する(ステップS206)。
【0040】
制御部110は、所定のインスタントメッセージ送信プログラムを起動し、当該n番目の分割経路情報およびステップS206で取得した特徴情報(以下、「ナビゲーション情報」とする)をインスタントメッセージにて端末装置200に送信する(ステップS207)。すなわち、図10に示すように、分割経路nのナビゲーション情報がテキスト情報によって端末装置200に送信される。
【0041】
図示するように、端末装置200に表示されるナビゲーション情報は、分割経路nについて、道路名情報やランドマーク情報などが「」で示され、特徴情報が()で示されている。すなわち、その他の部分については、定型句が複数種類用意され、算出された経路に基づいて、それらが適宜選択され、その中に取得されたランドマーク情報等を適宜埋め込むことでナビゲーション情報が作成される。
【0042】
また、図示するように、ナビゲーション情報には、当該分割経路nの終点付近のランドマーク(以下、「終点確認ランドマーク」とする)を確認する旨の文が記載され、利用者が当該ランドマークを確認できた場合は「はい」ボタンを選択し、確認できない場合は「いいえ」ボタンを選択する。
【0043】
ここで、例えば、道に迷うなどして終点確認ランドマークが見つからない場合、「いいえ」ボタンが選択され、その旨を示す情報(以下、「未確認連絡情報」とする)が端末装置200からセンタ100に送信される。センタ100では、通信制御部120が未確認連絡情報を受信すると、制御部110は当該利用者は分割経路nの終点に到着していないと判断し(ステップS208:No)、図7(b)に示すような位置情報要求画面を端末装置200に送信することで、端末装置200の現在位置情報を取得する(ステップS209)。
【0044】
端末装置200から現在位置情報を受信すると、上述のステップS201からS207と同様の処理を行うことにより、現在位置から目的地までの経路を再度算出し、その分割経路を示すインスタントメッセージを端末装置200に送信する(ステップS210)。
【0045】
一方、当初提示した分割経路nの終点確認ランドマークが確認され、「はい」ボタンが選択されると、その旨を示す情報(以下、「確認連絡情報」とする)が端末装置200からセンタ100に送信される。センタ100では通信制御部120が確認連絡情報を受信すると、制御部110は、当該利用者が分割経路nの終点に到着したと判断し(ステップS208:Yes)、分割経路番号を+1し(ステップS211)、次の分割経路について、上述のステップS205からS207の処理を行うことで、端末装置200にナビゲーション情報を送信する(ステップS212)。そしてこの動作を最終分割経路を提示するまで繰り返す(ステップS213:No)。
【0046】
最終分割経路が提示され(ステップS213:Yes)、当該最終分割経路の終点確認ランドマーク(すなわち、目的地)について未確認連絡情報を受信すると(ステップS214:No)、ステップS209およびS210と同様の処理を行うことで、経路が再度算出されて提示される。
【0047】
一方、最終分割経路について確認連絡情報を受信した場合(ステップS214:Yes)は、当該利用者は目的地に到着したことになるので、制御部110は本処理を終了する。
【0048】
以上説明したように、本発明の実施の形態にかかる経路情報提供システムによれば、ナビゲーション情報をテキスト情報で提供するので、表示装置の小さい移動体通信端末であっても、詳細なナビゲーション情報を提供することができる。また、地理情報や特徴情報はセンタ100に蓄積され、端末装置200は必要な情報のみを随時取得するので、最新の情報を容易に取得することができる。
【0049】
また、テキスト情報で提供するため、地図画像では認識できないような詳細な特徴情報を伝えることができ、より確実にナビゲーションすることができるとともに、データ容量が小さくて済むためネットワークへの負荷も小さく、移動体通信端末などの装置であっても受信および表示が容易にできる。
【0050】
さらに、算出した経路を分割し、各分割経路の終点への到着後、次の経路情報を提供するので、利用者が認識しやすく、確実にナビゲーションすることができる。
【0051】
上記実施の形態では、端末装置200として移動体通信端末を用いた場合を例に説明したが、センタとワイヤレス接続ができ、可搬性のある情報端末装置であれば、任意の装置を本実施の形態にかかる端末装置200として採用して本発明を実施することが可能である。
【0052】
上記実施の形態では、ナビゲーション情報をインスタントメッセージとして提供する場合を例に説明したが、テキスト情報であればよく、例えば、電子メールによってナビゲーション情報を提供するようにしてもよい。
【0053】
上記実施の形態では、終点確認ランドマークに対する確認連絡情報または未確認連絡情報を利用者が送信することによって、利用者が各終点に到着したか否かを判別したが、例えば、端末装置200のGPS機能により、端末装置200の位置情報をセンタ100が随時受信することで、利用者が各終点に到着したか否かを自動的に判別するようにしてもよい。
【0054】
上記実施の形態では、端末装置200の位置情報を取得する手段としてGPS機能を例に説明したが、端末装置200の位置情報が取得可能であれば、任意の方法を採用することでも本発明を実施することができる。
【0055】
また、上記実施の形態における地理情報や特徴情報を、各利用者が登録するようにしてもよい。この場合、各利用者が対象となるランドマーク等の位置から端末装置200の位置情報を送信するとともに、その名称等の情報を入力することで、当該情報が地理情報データベース140や特徴情報データベース150に登録されるように構成することができる。このようにして登録された情報は、各利用者によって共有されるよう構成してもよく、あるいは、登録した利用者のみが利用できるように構成してもよい。このような構成によれば、地理情報や特徴情報について、最新の情報が広範囲に取得でき、より正確なナビゲーション情報の提供に資することができる。
【0056】
なお、本発明の実施の形態にかかるセンタ100は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した媒体(フレキシブルディスク、CD−ROMなど)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するセンタ100を構成することができる。
【0057】
また、コンピュータにプログラムを供給するための手段は任意である。例えば通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。一例を挙げると、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して提供する。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、詳細な経路情報を簡易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる経路情報提供システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示すセンタの構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すユーザ情報データベースに蓄積される情報の例を示す図である。
【図4】図2に示す地理情報データベースに蓄積される情報の例を示す図である。
【図5】図2に示す特徴情報データベースに蓄積される情報の例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかるサービス開始処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6に示すサービス開始処理で送信される画面の表示例を示す図であり、(a)はユーザ認証画面の表示例を示し、(b)は位置情報要求画面の行事例を示し、(c)は目的地要求画面の表示例を示す。
【図8】本発明の実施の形態にかかる経路検索・提供処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態にかかる経路検索・提供処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】図8に示す経路検索・提供処理で送信されるナビゲーション情報の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 通信ネットワーク
100 センタ
200 端末装置
Claims (5)
- 現在位置を示す現在位置情報を順次取得し、電気通信回線を介して順次送信する位置情報取得手段と、
目的地を示す目的地情報を入力し、前記電気通信回線を介して送信する目的地情報入力手段と、
地理情報を取得する地理情報取得手段と、
経路の特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記位置情報取得手段が送信した現在位置情報と、前記目的地情報入力手段が送信した目的地情報とに基づいて、当該現在位置から目的地までの経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段と、
前記経路情報取得手段が取得した経路情報を、所定地点毎に分割する経路分割手段と、
前記位置情報取得手段が送信する現在位置情報に基づいて、前記経路分割手段が分割した各経路情報と、該経路情報に対応する地理情報および特徴情報とを、前記電気通信回線を介して順次前記位置情報取得手段にテキスト形式で送信する経路情報送信手段と、
前記経路情報送信手段が送信した経路情報、地理情報、および、特徴情報を前記電気通信回線を介して受信し、受信した経路情報、地理情報、および、特徴情報を表示する経路情報受信手段と、を備え、
前記地理情報取得手段は、利用者が登録した地理情報を取得し、
前記特徴情報取得手段は、利用者が登録した特徴情報を取得する、
ことを特徴とする経路情報提供システム。 - 前記経路情報送信手段は、前記位置情報取得手段が前記電気通信回線に接続されているか否かを確認し、接続されている場合に該位置情報取得手段に情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の経路情報提供システム。 - 前記位置情報取得手段および前記経路情報受信手段は、前記電気通信回線にワイヤレス接続される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の経路情報提供システム。 - 電気通信回線と接続する接続部と、
地理情報を蓄積する地理情報蓄積部と、
前記地理情報蓄積部に蓄積されている地理情報に示される領域について特徴を示す特徴情報を蓄積する特徴情報蓄積部と、
前記接続部を制御し、前記接続部に前記電気通信回線を介してワイヤレス接続される端末装置から、該端末装置の現在位置を示す情報を順次受信する位置情報受信部と、
前記接続部を制御し、目的地を示す目的地情報を前記電気通信回線を介して前記端末装置から受信する目的地情報受信部と、
前記位置情報受信部が受信した現在位置情報と前記目的地情報受信部が受信した目的地情報と、前記地理情報と、に基づいて、当該現在位置から目的地までの経路を示す算出する経路情報算出部と、
前記経路算出部が算出した経路を、所定の地点毎に分割する経路分割部と、
前記位置情報受信部による現在位置情報の受信に応じて、前記接続部を制御し、前記経路分割部が分割した各経路を示す分割経路情報と該分割経路情報に対応する地理情報および特徴情報とを、前記電気通信回線を介して順次前記端末装置にテキスト形式で送信する経路情報送信部と、を備え、
前記地理情報蓄積部が蓄積する地理情報は、利用者が登録した地理情報を含み、
前記特徴情報蓄積部が蓄積する特徴情報は、利用者が登録した特徴情報を含む、
ことを特徴とする経路情報提供装置。 - コンピュータを、請求項4に記載の経路情報提供装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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